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【ユニバーサルデザインの視点を取り入れた言語活動の充実】資料1
<焦点化>・・・ねらいや活動をしぼる
ゴールに近づくための見通しをもたせる
児童が分かりやすい課題設定
学習の見通しをもたせるための学習計画・学習予定
課題達成のためのゴールの確認
<視覚化>・・・視覚的な理解を重視する
自力解決終わり
の時刻の提示
実物(風呂敷)の提示
教科書拡大図・既習事項の掲示
ひと目で分かる板書構成の工夫
視覚的に児童の思考を助け
るための手立てをすることに
よって,どの児童も理解しや
すくなります。
児童による役割演技
<共有化>・・・人の思いや考えを知り,つながる
児童の思考を助けるためのワークシート
発表の仕方
カード
グループでの話合いの視点を明確にしたワークシート
自分の考えを伝えるためのハンドサイン
児童の話合いの様子
資料2
単元名
たんげんめい
(赤で書く。)
◆単元
たんげん
のめあて
←単元
たんげん
のはじめに書く。
○課
その時間の課 か
題 だい
を書く。(青で書く。)
○見
課 か
題 だい
に対 た
い
する予 よ
想 そう
や、その理 り
由 ゆう
を書く。
○自
教科書などの文から大 だ
い
事 じ
な言 こ
と
葉 ば
や文をぬき出して書く。
自分の
考かんが
えを書く。
○比
自分とちがう友 と
も
達 だち
の意 い
見 けん
や
考かんが
えを書く。
○ま
学習のまとめを書く。(赤い線でかこむ。)
○練
学習した言 こ
と
葉 ば
や、漢 か
ん
字 じ
の練 れ
ん
習しゅう
をする。
○ふ
学習をふり返り、反 は
ん
省 せい
や感 か
ん
想 そう
を書く。
◎よくできた
○だいたいできた
△よくわからない
一、
二、
三、は記号でつける。
四、思ったこと。(一言)
一
音読しよう
すいせんのラッパ
◆場面のようすを思いうかべて、音読する。
○課
グローブみたいなかえるの会話文をどう音読するか、話し合お
う。
○見
おきたばかりだから、ゆっくり読むといいと思う。
○自
○理由
・「あくびをして」と書かれているから、このかえるはねむい。
だから、ゆっくりと読む。
○比
○友だちの考え
・「どっすん」とあるから、おもい。うごきがおそい。
→声もゆっくり。
・「おすもうさんだ。」
・「よこづなだ!」
○ま
ねむそうに、体がおもそうに、ゆっくりと音読する。
○練
~たり、~たり
きのうは晴れたり、雨がふったりした天気だった。
○ふ
一、◎
二、○
三、◎
四、
【学習の流れ】
課:課題
見:見通し
自:自力解決
比:比較
ま:まとめ
練:練習
ふ:振り返り
全児童・全職員で共通理解して,
学習を進めています。
第6学年○組 国語科学習指導案 資料3
指導者 ○○ ○○
1 単元名 人物と人物との関係を考えよう 教材名「風切るつばさ」(東京書籍6年)
2 単元の目標
(1)人物と人物との関係を手がかりに,人物の心情を考えながら読もうとする。(国語への関心・意欲・態度)
(2)登場人物の相互関係や心情の変化を,人物どうしの関わりを考えながら読むことができる。 (読むこと)
(3)比喩や反復などの表現の工夫に気づき,人物の心情を考える手がかりにすることができる。
(伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項)
3 単元について
本学級の児童は男女の仲が良く,授業や休み時間などに交流する様子も多々見られる。授業では,ペアやグルー
プで積極的に意見交換をするが,なかなか自信がもてず発言できない児童が多い。しかし,ノートやワークシート
に鋭い視点で考えを書く児童もおり,机間指導を通して考えを引き出しているところである。また,下表の調査結
果から,考えをノートに表したり,発表したりすることに苦手意識のある児童が多い事が分かる。児童に考えさせ
たいことを明確にし,焦点を絞って考えさせることが重要であると考える。
意識調査(対称人数○名)(平成○年○月○日実施) とても思う 思う あまり思わない 思わない
①国語の勉強は好きですか。 ・名 ・名 ・名 ・名
②国語の学習はよく分かりますか。 ・名 ・名 ・名 ・名
③自分の考えをノートに書くことは得意ですか。 ・名 ・名 ・名 ・名
④自分の考えを発表することは得意ですか。 ・名 ・名 ・名 ・名
本単元では,中心人物であるクルルの心情の変化を心情曲線に表し,友達と交流するという言語活動を設定した。
クルルの心情の変化を視覚的に捉えられるようにしていくことで,中心となる人物の心情がどのように変化したの
か,なぜ変化したのかを深く考えさせることができると考えた。活動を行うためには,物語中の叙述をもとにして,
クルルの心情変化と人物どうしの関わりを読み取っていく必要がある。
本教材は,中心となる人物の心情がほかの人物との関わりを通して大きく変容する物語である。中心となる人物
の心情が心内語に多く表れており,心情の変化がとらえやすい。さらに,登場人物が限られており,それぞれの関
係や行動が中心となる人物に大きく影響を与えることが分かりやすい教材である。人物の心情が,翼の音や情景描
写にも表れており,文章表現の効果を味わうこともできる。
児童は,これまでの学習において,「物語の山場を考える」や「情景描写から人物の心情を考える」などの力を身
につけてきている。そこで本単元では,今までの学習を生かして,中心となる人物の心情の変化を人物どうしの関
わりや叙述をもとにして読み取る力を身につけることをねらいとした。本時は,(中略)ができるようにしていく。
4 単元の評価規準
国語への関心・意欲・態度 読む能力 言語についての知識・理解・技能
人物と人物との関係を手がかり
に,中心人物の心情を考えながら
読もうとしている。
中心となる人物の心情の変化を,人物
どうしの関わりを考えながら読み取り,
心情曲線にまとめている。C(1)エ
物語の中で使われている比喩や反復など
の表現の工夫に気づき,人物の心情を考
える手がかりにしている。伝国(1)イ(ケ)
5 単元の指導計画(8時間扱い) ○は本時
次 時 主な学習活動 主な評価規準(評価方法)
一 1 ○人物どうしの関係をとらえながら,中心となる人物の心情
の変化を考えるという学習課題を確かめ,学習計画を立てる。
(関)物語を読むことに関心を持ち,人物と人物との関係に着目して物語を読も
うとしている。(発言・行動観察)
二 2
3
④
5
○文章を4つのまとまりに分け,見出しをつける。
○第一・二場面を読み,叙述をもとにしてクルルの
心情の変化を読み取り,心情曲線にまとめる。
○第三・四場面を読み,叙述をもとにしてクルルの心情の
変化を読み取り,心情曲線にまとめ,意見交流をする。
○物語を一文で表して図解化し,物語の感想をまとめる。
(読)クルルと群れのみんな,カララとの関係を確かめ,それぞれがどのような
気持ちかを想像しながら読んでいる。(ノート・発言)
(読)クルルとカララとの関係を手がかりにクルルの心情の変化を読み取って
いる。(発言・心情曲線)
(言)物語の中で使われている表現の工夫に気づき,人物の心情を考える手がか
りにしている。(発言・ノート)
(書)物語を読んで考えたことを,本文の叙述と自分の感想との関係を考えなが
らまとめている。(発言・ノート)
三 6 ~
8
○並行読書で選んだ物語の中心人物の心情の変化を心情曲線にま
とめる。
(読)前時までの学習を生かして,並行読書で読んだ物語の中心人物の心情の変
化を読み取っている。(発言・心情曲線)
並行読書
・内容の理解
項目立てをせず,段落で書く。
書く内容は,「児童観」「言語活動とその
特徴」「教材観」「指導観」を段落でまと
める。
本時でやる指導時間をくわしく書く。
この指導案の場合,二次をくわしく,
一次と三次は,簡単に。
「指導観」にユニバーサルデザインの視点
を入れる。
評価の観点を「読むこと」だったら,
文の始めに,(読)と入れる。
6 本時の指導
(1)目標
本文の叙述をもとにして中心人物の心情の変化をとらえ,心情曲線にまとめることができる。(読むこと)
(2)準備・資料
学習計画表,振り返りシート,ワークシート,拡大教材,付箋,マーカー
(3)展開 ◎個に対する指導の手だて
学習活動・内容 指導上の留意点【焦・視・共】・評価
1 前時までの学習を振り返る。
2 本時の学習課題をつかむ。
第三・四場面のクルルの心情の変化を読み取ろう。
3 第三・四場面を読み,クルルの心情の変化を心情
曲線にまとめる。
○+
○-
4 考えを共有する。
[話し合う視点]
・どの叙述をもとにして心情曲線を描いたのか。
[話し合いの広がり]
ペア→グループ→全体
5 話し合いをもとに,自分の考えた心情曲線を再考
する。
6 本時の学習内容をまとめ,振り返りをする。
・ワークシートから,人物の心情を,叙述をもと
に捉えたことを確認し,学習の進め方を振り返る。
・学習のゴールを確認することで,本時の学習の見通しを
もてるようにする。【焦】
・教師の範読を聞きながら線を引かせることで,物語の展
開や出来事を意識して心情の変化を捉えさせたい。
・心情曲線を用いることで,物語全体の中でクルルの心情
がどう変化していったのか捉えやすくする。
・心情の変化が分かる文を付箋に書かせ,心情曲線に貼ら
せることで,変化の根拠が分かるようにする。【視】
◎線を上手く引くことのできない児童に寄り添い,クルル
の行動や心内語を一緒に確認し,付箋に書かせる。
・話し合う視点を提示し,円滑に話し合いが進められるよ
うにする。
・ペアやグループで出た意見を全体に投げかけ,グループ
での話し合いがより活発になるよう促す。【共】
(評)本文の叙述をもとにして中心人物の心情の変化を捉
え,心情曲線にまとめている。(発言・心情曲線)
・友達の考えを聞いて再考したことを,違う色で書かせる
ことで児童の思考の変化を捉えやすくする。
・まとめた心情曲線をもとにして,次時では物語を一文で
表すことを伝え,意欲喚起を図る。
4場面 3場面 2場面 1場面
こいつ覚悟して
いるんだ
みんなと飛ぶこ
とが辛くなった
「本時の指導」は,右ページの頭から。
指導上の留意点に,ユニバーサルデザイ
ンの3つの視点を入れる。
【言語感覚を育むための環境の工夫】 資料4
国語コーナーの設置
ノート展コーナーの設置
読書コーナーの設置
児童は,友達と関わりながら
「言葉」に触れています。
朝の読書や並行読書で,進んで
読書活動をしています。