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“ターゲット・バードゴルフ”ってどんなスポーツ!?

今から 40 数年前、「いつでも、誰でも、手軽に、安全に、そして安価なプレー料金でゴルフが楽しめないものか？」と、一人のゴルフ愛好者が思案していました。そんな彼は、

まずは、準備運動から！

準備運動では、ストレッチなどで肩・腕・手首・腰・膝・足など関節や筋肉など重点に行い、特に上半身のひねりや前後左右の屈伸運動なども十分に行いましょう。ラジオ体操などもおススメです。

きれいなフォームのコツ！

きれいなフォームはスイングの基本を正しく学び、基本を忠実に守りながら練習を重ねるとともに、“ ゆっくりリズム ” を習得することが「きれいなフォームつくり」のためには必要です。根気よく練習を重ねることは、ちょっと面倒臭いと思うかも知れませんが、基本練習から逃げない（楽をしない）ことが大切です。グッドショットは、「きれいなフォ－ムとゆっくりリズム」から生まれますよ！

1969 年にアポロ 11 号ロケットが地球から飛び立ち、月面着陸に成功したときの映像を見たことで、「バシっと打って、狙った位置にボールがフワリと着地」のアイデアが浮かんだと言われています。そして、試行錯誤のうえ誕生したのが「ターゲット・バードゴルフ」です。

ゴルフクラブで羽根つきボールを打つ、ターゲット・バードゴルフは、狭い場所でも楽しめるゴルフに大変よく似た競技です。ゴルフ経験者はもちろん、初心者でも手軽にゴルフの醍醐味と爽快感が味わえますが、技術的には奥が深いスポーツなのです。また、技術面やマナーなどはゴルフとほぼ同じですので、ゴルフの上達や、これからゴルフを始めようとする人にも大変役に立ちます。

みなさんもこれを機会に、ぜひ日本生まれのターゲット・バードゴルフにトライしてみませんか！

根岸仙太郎「全日本ターゲット・バードゴルフ選手権大会」

2005 年、2014 年ＧＳクラス　チャンピオン

ターゲット・バードゴルフ体育

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〈クラブの握り方〉　ゴルフでは正しい握り方（グリップ）が上達のための大切な要因になります。クラブの握り

方はいろいろありますが、その中の一つ、「インターロックグリップ」という握り方を紹介します。　　　　　　　　　　　　

※左打ちの人は、左右の手が逆になります。

〈構え方〉⃝白線の入ったマットを目標に正しく向けてセットし、その

上にボールを置く。⃝両足は肩幅程度に開き、マットの白線と平行になるように

立つ。⃝背筋を伸ばしてお尻を突き出す感じでやや前かがみに構える。⃝ボールはスタンスの真ん中、グリップは左太腿の前、そして、クラブのエッジは白線に直

角に構える。（「スタンス」とは、両足を開いた幅や立つ位置のこと。）

〈打ち方〉クラブを振り上げるバックスイングは…⃝左腕を中心に、左肘を曲げないでトップまで押し上げる。⃝トップでは全体重をほぼ右足に乗せる感じで、顎の下に左肩が入るまで背筋を軸にひねる。⃝トップでの手の甲は手前に折れないようにする。

クラブを振り下ろすダウンスイングは…⃝両膝のリードで左腕を中心に引き下ろし、一挙に身体のひねりを解きほぐして、全パワー

をクラブヘッドに集中させる。⃝このとき、特に注意することは、頭を上下左右に動かさないことと、ヘッドアップしない

（ボールを打つ前にボールから目を離さない）こと。

ボールを打った後（インパクトの後）は…⃝左肘は地面を向いたまま（脇を絞める）右腕を目いっぱい目標に向けて伸ばし、フィニッ

シュはヘソが目標に向くまで腰を回し、全体重がほぼ左足に乗るように体重移動する。

⃝左手の中・薬・小指で握り、親指は真上よりやや右に添える。

⃝右手は親指と人さし指で握り、左手の親指を右手のひらで包むようにし、左の人差し指と右の小指を絡ませる。

⃝このとき、雑巾を絞るようにして両手を内側にひねり、肩から手につながる線がＶ字になるように構える。

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　ポイント

この一連のスイングは頭を主軸に一本の棒のように伸ばした背骨を軸にして上体を捻転させることが肝腎です。またきれいなフォームで打つためには、リズムも大切です。大きな柱時計の振り子のように「ゆったり＝ゆっくり」余計な力を入れずシャープに振り抜きましょう。

遠くに打ったり、近くに打ったり、ふわり上げたり

ターゲット・バードゴルフは、クラブ一本だけで長い飛距離のボールから、短い飛距離のボールまで打ち分けます。力加減で飛距離を変えようとしないでください。フォームやリズムを崩す原因になります。

〈飛距離を打ち分けるコツ〉⃝クラブを長く持ってフルスイングすれば、一番遠くに飛ぶ。⃝短く持ってフルスイングすれば、やや短いボールになります。⃝短く持ってだんだん振り幅を小さくして行けば、飛距離はだんだん短くなってゆく。

〈ホールインを狙うコツ〉ホールの近くから打つときは、ボールをふわりと打ち上げてホールインを狙ってみよう！⃝ホールまで５ｍ：打つ方向に対してスタンスの向きをやや外側に開く。このとき、スタン

スの開きに合わせて、クラブのフェイスも自動的に傾く。マットとボールの間にクラブを軟らかく打ち込む。　　　　　　　　　参照→

⃝ホールまで３ｍ：スタンスは約３０度（角度）外側に開く。このときのフェイスの傾きは「ホールまで5 ｍ」のときと同じくらいに。

⃝ホールまで 1m：至近距離からホールインを狙うときは、スタンスは 70 ～ 80 度（角度）外側に開く。フェイスは目いっぱい傾け、ゆっくり軟らかく打つ。

基本ルール＆エチケット

お互いに楽しく気持ち良くプレーするため、ルールやエチケットを守りましょう！⃝プレーは、通常４人１組。打つ順番は、ジャンケンやくじ引きなどで決める。⃝ボールは必ずマットにセットして打つ。⃝各ホールでの第１打はティーグランドから打つ。2 打目以降はホールから遠い人から打つ。

■ 5ページ、イラスト参照（OBのとき次打のボールを置く位置）

⃝ボールが境界線（白ロープ等）の外に出たら OB。１罰打を付加。

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⃝次打を打つ場所は、図のように OB になった場所から（ホールを中心にコンパス方式で）ボールを移動させ、ホールに近寄らないコース内（フェアウェイ）に戻す。

例えば、図のボール②のように、ボールの落ちた場所は違っても、ホールからの距離が同じであれば、コース内の次打を打つ位置は同じ。

⃝ボールが池に入ったときは、１罰打を付加して池の手前から次打を打つ。⃝ OB・池・ホール・セカンドホールなどでの判定は、球の部分で行う。例えば、「球がロー

プなどに触れているか？」での判定となる。

　 　判定はマイジャッジです。自分に有利な判定は慎み、きわどい判定は必ず一緒にプレーしている人の同意を得ましょう。

⃝ホールマークより先のホールエリア（例えば、図の格子部分をホールエリアという）のときは、１罰打を付加して、ホールエリアマークから次打を打つ。OB をした人が複数いるときは、先にＯＢをした人が、先に打つ。

⃝ネットの中（アドバンテージホール）にボールが入ればホールイン。そのホールは終了。ネット下の円の内側（セカンドホール）にボールが入ったときは、１罰打を付加してホールインです。

■ 6ページ、イラスト参照（コースの説明イラスト）

危ないので注意してください！

①クラブを振るときは、必ず近くに（3 ｍ以内に）人がいないことを確認する。他のプレーヤーもクラブを振ろうとしている人には近づかない。（素振りをするときも同様に注意）

② ボールを打つ人より前に出ない。ボールを打つ人も、前方（ボールが届く範囲）に人がいたらボールを打たない。

■東京都ＴＢＧ協会　　tokyotbg.a.la9.jp/　

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OBのとき次打のボールを置く位置　

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コースの説明