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平成 29 年度ウチナーネットワークサポート事業 ウチナーネットワーク活性化推進助成事業 採択事業事例集 団体名 事業名 名護市 ムルマジュン!「世界のウチナーンチュの日」 ~「世界のウチナーンチュの日」制定 1 周年記念イベント~ (一社)世界若者ウチナーンチュ連合会 第 6 回世界若者ウチナーンチュ大会ペルー・2018 ウチナーネットワーク拡大強化事業(OBOG 派遣助成) (公社)青年海外協力協会 世界人合宿 2018

ウチナーネットワーク活性化推進助成事業 採択事業事例集 · 2018-04-23 · 平成29年度ウチナーネットワークサポート事業 ウチナーネットワーク活性化推進助成事業

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平成 29年度ウチナーネットワークサポート事業

ウチナーネットワーク活性化推進助成事業 採択事業事例集

団体名 事業名

名護市 ムルマジュン!「世界のウチナーンチュの日」

~「世界のウチナーンチュの日」制定 1周年記念イベント~

(一社)世界若者ウチナーンチュ連合会 第 6回世界若者ウチナーンチュ大会ペルー・2018

ウチナーネットワーク拡大強化事業(OBOG派遣助成)

(公社)青年海外協力協会 世界人合宿 2018

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●事業名 ムルマジュン!「世界のウチナーンチュの日」制定1周年記念イベント

●概要  1899年に沖縄から世界に移民として雄飛して以来、海外で暮らす世界のウチナーンチュは42万人と推計されており、世界各国の様々な分野で活躍している。 昨年、第6回世界のウチナーンチュ大会において「世界のウチナーンチュの日」が10月30日と制定されたことを受け、同日を世界中で沖縄の風土や伝統文化等に想いを馳せる象徴的な日として定着させ、ウチナーンチュネットワークの継承・発展をより効果的に進めることを目的とする

●宣言内容 我々は今日、世界のウチナーンチュのみなさんに伝えたい。我々ウチナーンチュは、持っている。我々ウチナーンチュは、未来を創造する力を持っている。我々ウチナーンチュは、未来への希望を持っている。我々ウチナーンチュは、世界へ飛び立つ勇気を持っている。我々ウチナーンチュは、互いを許し合う寛容な心を持っている。我々ウチナーンチュは、互いを助け合う相互扶助の心を持っている。我々ウチナーンチュは、豊かな伝統文化を持っている。我々ウチナーンチュは、困難に打ち勝つ不屈の精神を持っている。我々ウチナーンチュは、先祖への感謝の心を持っている。我々ウチナーンチュは、家族を愛する心を持っている。我々ウチナーンチュは、出会った人を愛する心を持っている。我々ウチナーンチュは、郷土を愛する心を持っている。我々ウチナーンチュは、平和を愛する心を持っている。我々ウチナーンチュは、ウチナーンチュであることに誇りを持っている。

ウチナーンチュは一つになる。5年の時を経て、今日、また、世界中からウチナーンチュが集い、心が一つになった。ウチナーンチュがウチナーンチュであることを祝おう再び世界中からウチナーンチュが集まった今日10月30日を祝い、「世界のウチナーンチュの日」としようではないか。今日10月30日を「世界のウチナーンチュの日」とし、この誇りを我々ウチナーンチュの魂に刻み込もうではないか。ここに、誇りを持って宣言します。

今日は「世界のウチナーンチュの日」です。

●主旨 昨年10月30日に制定された「世界のウチナーンチュの日」を市民へ周知し、国内のみならず、世界各地で活躍するウチナーンチュの誇りを次世代へ継承する

●テーマ ワラビンチャーが紡ぐ ウチナーの心を世界へ

●日時 平成29年10月30日(月)18:00~20:00

●主催者 名護市 ・ 名護市国際交流協会

●会場 名護市役所 中庭

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●参加者 延べ500人

●ステージプログラム

オープニング 映像と音での演出

1 たすきリレーセレモニー 名護中学校駅伝部・市長

2 かぎやで風 研修生・留学生

3 市長あいさつ 市長 稲嶺進

4 子どもエイサー キリン保育園あおぞらの子保育園あすなろ認定こども園

5 沖縄県祭典会場と中継

6 プロジェクションマッピング

7 コーラス 沖縄・名護ジュニアコーラス

8 チアリーディング 名桜大学応援団チアリーディング部

9 提案者あいさつ 比嘉アンドレス・伊佐正アンドレス

10 ウチナーンチュコール

11 カチャーシー

12 閉会 司会

●フィールドプログラム

1 インターネット配信

2 フード販売ブース

3 来場者メッセージ撮影

4 名護市中学生海外短期留学同窓会開催(主催:名護市教育委員会)

5 学校給食での各国料理提供(協力:名護市教育委員会)

●事前プログラム

1 移民関連展示ブース設置(協力:沖縄NGOセンター)日時:平成29年10月7日(土)~8日(日)場所:やんばる産業まつり 屋内ドーム

2 FMやんばる(コミュニティFM)への出演日時:平成29年10月20日(金)19:00~20:00出演番組:バイヤンツリーの木の下で出演者:比嘉アンドレス、仲里幸一郎

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●各イベント詳細1)司会

Mr.マービン・クロマル上原尚子島袋省吾(通訳サポート:名護高校フロンティア科2年)比嘉百恵(通訳サポート:名護高校フロンティア科2年)

2)オープニング昨年開催の世界のウチナーンチュ大会、ナグンチュ大会の様子を10分にまとめたものをオープニング映像として、会場で放映

制作:合資会社サンライズフィルム

3)たすきリレー選定:久志駅伝による市内上位校名護中学校へ依頼

参加人数:駅伝部20人と伴走14人の中学生が参加

実施日時:平成29年10月30日(月)16:00~18:00

コース:聖火宿泊地から名護市役所中庭(20.6km)

内容(1)中学生駅伝部が「世界のウチナーンチュの日」と書かれたタスキ   をかけ、聖火宿泊碑前から、世界のウチナーンチュの日一周年記   念祝賀イベント会場の名護市役所中庭に向けてリレーを行い、中   学生徒から名護市長へタスキをリレーし祝賀会がスタートする   (2)1人おおむね1㎞を、6分を目安にリレーを行う

(3)走行について、車道左側を走行し信号機遵守で行う

(4)生徒配置、収容は主催者で行う

(5)先導車として、パトカーへ協力要請を行う

運営スタッフ統括 久志支所 比嘉陽平

久志支所 松尾太士マイクロバス運転手 総務課 宮城雅也ワゴン車運転手 秘書渉外課 岸本圭太広報車運転手 文化スポーツ振興課 荻堂盛生アナウンサー 市民課 松田末子安全確認者(原付) 文化スポーツ振興課 大嶺英生安全確認員(二見・世冨慶)総務課 久高哲矢安全確認員(二見・世冨慶)総務課 長嶺篤

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4)かぎやで風 沖縄の伝統芸能を県系である研修生、名桜大学留学生が行う

参加者 <名護市研修生>上原アグスティン・エセキエル(アルゼンチン)安慶名マリア・クリスティナ(ペルー)<恩納村研修生>棚原 国広 アンドレ(ブラジル)渡久地 ミシェル 清子(アメリカ)<本部町研修生>仲宗根 マリア フロレンシア(アルゼンチン)ヘルシシチ 玉城 ダニエラ ベアトリス(アルゼンチン)<名桜大留学生>金城ひかり・ビアンカ(ブラジル)

指導 玉城流扇寿妙の会 会主 比嘉美好

運営スタッフ誘導、待機中の対応 秘書渉外課 照屋亜希乃通訳、案内 国際交流協会 永塚佐紀子

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6)子どもエイサー 市内保育園3園でエイサー演舞を実施参加園、演目

①キリン保育園(安和区)・園長:安里久代・参加園児:3歳10人、4歳8人計18人・演目:あしびな、島中七月、ヒヤミカチ節

②あおぞらの子保育園(為又区)・施設長:渡慶次カヨ子・参加園児:3歳、4歳、計18人・演目:かりゆしぬ夜、ぐすーじさびら、カシャシードンドン

③あすなろ認定こども園(大東区)・園長:具志堅千賀子・参加園児:4歳クラス30人・演目:獅子舞、ダイナミック琉球、シンカヌチャー

運営スタッフ業務 当日ステージ出演の誘導(駐車場→会議室→ステージ)

待機中の対応、控え室片づけ統括 子育て支援課 饒平名知巳キリン保育園 子育て支援課 饒平名知巳あおぞらの子保育園 子ども家庭課 當山和美あすなろ認定こども園 子ども家庭課 池間亮太郎コーラス 子育て支援課 中山 哲チア 子育て支援課 島袋望司会(4名) 子育て支援課 金城麻友

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7)沖縄県祭典と中継インターネット-HUB-ビデオミキサ-カメラ1・マイク       |      |_UstreamPC       |       |_スカイプ用PC-カメラ2・マイク           |_プロジェクター

インターネットへは700M閲覧件数:117件

運営スタッフ業務 ネット配信・中継に係る運営統括 企画情報課 倉富和幸

企画情報課 岸本隆司企画情報課 土原朋代サンライズフィルム 須藤トラストコミュニケーション 宮城・比嘉

8)プロジェクションマッピング制作 合同会社H20映像制作 原 寛

運営スタッフ統括 久志支所 岸本かおり

9)コーラス 沖縄もしくは世界をテーマにしたコーラス出演団体:沖縄・名護ジュニアコーラス参加者:小学生・中学生・高校生40人演目:今日から明日へ、てぃんさぐぬ花、だんじゅかりゆし、島唄指揮:野原樹子

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10)チアリーディング名桜大学応援団チアリーディング部参加者:8人演目:ハイサイおじさん、今、名護市民の歌

11)フードブース出店:シークヮーサー笑費隊商品:ドリンク類(シークヮーサージュース等)200円~

出店:羽地の駅商品:全て羽地鶏使用

鶏半身焼き 500円ニューハーフ(鶏と魚のつくね)2本 300円タコス2個 400円タコライス 300円ハンバーガー 300円

出店:わんさか大浦パーク商品:デザート、スイーツ類 200円~

出店:美ら島キッチン商品:ハンバーガー 500円 

職員を対象に100円5枚綴りの食券、200セット完売

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運営スタッフ統括 農業政策課 宮城聖

12)メッセージ撮影 来場者がメッセージボードにメッセージを記入し、撮影を行う記入内容 ・世界にいるウチナーンチュへ     ・世界とつながる自分自身へ     ・ウチナーンチュの自分自身へ

メッセージ撮影数 15 件

運営スタッフ撮影・呼びかけ 総務課 仲本千秋撮影・呼びかけ 総務課 岸本千秋横幕設営 総務課 赤嶺雄治

13)ステージ ステージの設営、運営統括 久志支所 平得薫設営・運営 久志支所 宮城拓也設営・運営 文化スポーツ振興課 運天優希設営・運営 文化スポーツ振興課 大兼久智美設営・運営 文化スポーツ振興課 神谷しょうご協力 花の里づくりの会 津波協力 花の里づくりの会 大城協力 会計課 玉城智代協力 会計課 金城由美協力 会計課 岸本祥子

14)会場設営・撤去統括 都市計画課 仲嶺真吾ビールケース搬入・撤去 教委総務課 伊禮健吾テント借用・返却 教育施設課 比嘉剛志31日ステージ資材運び 学校教育課 糸数幸司

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文化課 運天寛弥教委総務課 當山貴将教育施設課 底原靖博物館 稲福英希中央図書館 城田辰也建設部職員 20人

15)駐車場 主演者駐車スペース案内及び車両誘導統括 税務課 金城真悟出演者用駐車スペース案内 税務課 佐渡山一成出演者用駐車スペース案内 税務課 金城真悟車両の誘導 税務課 仲宗根健斗車両の誘導 税務課 玉城翔麻車両の誘導 税務課 荻堂盛辰車両の誘導 税務課 山城勇斗

16)会場 控室の準備片づけ、案内、立入禁止場所警備統括 財政課 国吉拓真控え室飲み物準備・片付け 財政課 比嘉亜希会場準備・片づけ 財政課 比嘉一文会場準備・片づけ 財政課 伊野波盛満会場準備・片づけ 財政課 新田宗達会場準備・片づけ 財政課 大城智会場準備・片づけ 財政課 国吉拓真案内 工事契約検査課 岸本康孝案内 工事契約検査課 阿波根昌道

17) 救護ブース 来場者、ステージ主演者等の救護対応統括 健康増進課 諸見里真樹

健康増進課 石川夏姫

18)運営 統括 秘書渉外課 仲里幸一郎統括補助 秘書渉外課 髙良美夏タイムキーパー 秘書渉外課 島袋幸子ステージ補助 秘書渉外課 仲間進一郎ステージ補助 秘書渉外課 岸本圭太ステージ補助 用地課 岸本正平ステージ補助 文化スポーツ振興課 宮里力ステージ補助 秘書渉外課 三宅真広

Special Thanks イベントに携わっていただいた全ての方

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イベント会場 配置図

ゴミ分別場所・かご5個用意 可燃、不燃2、缶、ペット・一か所にまとめる・90ℓ指定袋2袋・90ℓ透明袋1ロール

名護市役所救急ブース・場所:市民課フロア・救急車両は水道部入口・消防本部内で、職員へ イベント開催周知済・救急搬送が必要とする 場合、119番対応

音響関係テント・ステージ音響・照明・ネット配信・県との中継関係担当・テーブル4、いす7

保育所荷物置き場

司会テント・テーブル1、いす4

2Fマッピング用テント事務局待機・テーブル1、いす2・出演者支給物品受渡

フード販売場所・テーブル8

マッピング操作テント・テーブル1、いす1

マッピング用プロジェクター

保育所荷物置き場・ブルーシート1

メッセージ撮影場所・羽地内海横幕・照明2・メッセージボード、マーカー

のぼり バルーン型投光器 控室役所60本 会場2台 ・かぎやで風:庁議室久志支所20本 駐車場1台 ・子どもエイサー:第2・3会議室市営市場 ・チアリーディング:第1会議室市街地 ・ジュニアコーラス:委員会室

水道部 その他

58号線

歩道

いそはん

優先駐車場

プレハブ

歩道

ATM

道路

フード

救急事務

投光器

投光器

投光器

投光器

立入禁止

救急

事務

フード

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ムルマジュン!「世界のウチナーンチュの日」アンケート集計結果

お住まい名護市 北部 中部 南部 それ以外

16 4 0 0 1山口県

性別 男性 女性14 8

年代 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代5 7 3 5 0 2 0

Q1.10月30日が「世界のウチナーンチュの日」だと知っていましたか。

いいえ 4

  はい 18何で知りましたか。 ・昨年のイベントに参加したから

・踊りをしていて。またハワイ短期留学事業で。・庁内広報・市民のひろば・地元(伊江島でも)今日ウチナーンチュの日しました。・のぼり旗で・パンフレット・テレビで。・チラシで。・新聞、ニュース、広報誌等。

Q2.「世界のウチナーンチュの日」が名護市発信だということを知っていましたか。

  いいえ 12

はい 10何で知りましたか ・庁内広報

・市民のひろば・世界のウチナンフェスティバルで。・去年のこの日に大会に参加していたから

Q3.「世界のウチナーンチュの日」は海外在住の県系人だけでなく、沖縄に住む人や  海外でも沖縄(ウチナー)に想いをよせる全ての人が対象だと知っていましたか。

いいえ 10

はい 12何で知りましたか ・昨年のイベントに参加したから

・去年親戚と巡り会えたから・庁内広報・会場で。・テレビで。・新聞等。

11 11 11 1112

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Q4.「世界のウチナーンチュの日」を広く知ってもらうためにどういったことをしたらいいと 思いますか。

・今回の企画でいいと思います。・SNSで拡散。・自分ができることを幅広く活用、活躍する。・CMをつくる・SNS発信。CM・沢山の外国の方が来た際にアピール!!・宣伝したらいいと思う。・世界的なイベントで紹介する。・小中学生に世界で活躍するウチナンチュ 平和を愛するウチナンチュを知らせる活動をする・毎年イベントをする・名護市や沖縄県でブログを作ったりインターネットを使う。・発信を強めていく、名桜大学の生徒をかくとして行う。・広報に力を入れる。・どんどんアピールしてほしい

Q5.「世界のウチナーンチュの日」のモニュメントを作成したほうがいいと思いますか。はい 15 どうして? ・記念として。

・皆にわかってもらうため。・楽しいと思いますよ。・したほうがいいと思うから。・広く周知するため。・発祥の地として。・もっと知ってほしいから。・一目でわかるから。・ないよりはあったほうが良い。

いいえ 5 どうして? ・もっと必要なことがある。

・そんな必要とおもわないから。・なぜ必要ですか?・費用がかかる。

Q6.本日のムルマジュン!「世界のウチナーンチュの日」は良かったですか。はい 9どういったところが? ・開催したところ

・たのしかった!・舞台とか、ちっちゃい屋台とか。・こんなに人数が集まると思っていなかったので盛り上がって良かった。・明るい、ごはんがおいしかった。・賑やかできちんと”お祭り”していました。 野外なのでお客さんも遊びに行きやすかったと思います。・子どもから大人まで楽しめました。・楽しくしたらみんなが楽しくなるから。・多くの人が参加していたこと。・たくさんの人がきた。・いろんなプログラムがあって楽しかったです。・県系の人ががぎやで風を踊っていた。・出店がもう少しあっていい、各字から出店した方がいい。

いいえ 0

その他・市商工会、観光協会ももっと力を入れるべき。・夜のアンケートにするには字がちいさすぎる!!

※回答ナシがあるため回答合計数は一致しない。

12 12 12 1213

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平成 29 年度ウチナーネットワーク活性化推進事業

第 6 回世界若者ウチナーンチュ大会 ペルー・2018

ウチナーネットワーク拡大・強化事業 実施報告書

一般社団法人世界若者ウチナーンチュ連合会

1.事業実施の背景・目的

今日、海外には約42万人の沖縄県系人が在住しているが、4 世、5世と世代が移りゆく中で、海

外の県系人コミュニティーを担う次世代の育成や文化継承、ウチナーネットワークに対する県民の

理解促進は県系社会に関して通年の課題となっている。これまで何度も若者代表者会議や県人

会長・民間大使会議で次世代継承について議論が繰り返されてきたが、ひとつの方法として、「三

線や芸能など沖縄文化を担う若者をもっと派遣をし、文化の指導をしてほしい」との要望があった。

そこで、本事業では、「ウチナーネットワークの拡大と強化」を目指し、海外から多くの若者が集まる

「世界若者ウチナーンチュ大会」に、地域で文化継承を担う沖縄県内の青年を派遣する。

2.事業内容

平成 30(2018)年 2 月 6 日〜10 日にかけて、南米・ペルーで開催された「第 6 回世界若者ウチナ

ーンチュ大会 ペルー・2018(以下、ペルー大会)」は、世界の若い世代のウチナーンチュとの交流

を深め、様々なプログラムを通して、「ウチナーネットワークの拡大と発展」及び「地域に目を向けた

アクティブな若者の創出」を目的としている。本事業では、ウチナーネットワークの拡大と強化を目

指し、沖縄県が主催する国際交流事業の県内の過去参加者を対象に、地域で文化継承を担う青

年を、海外から多くの若者ウチナーンチュが集まるペルー大会へ派遣する。

派遣期間:平成 30(2018)年 2 月 5 日(月)〜2 月 14 日(水)

3.派遣者紹介・選定理由

【派遣者】

末吉 りんか (沖縄尚学高等学校 3 年)

(平成 28 年度ウチナージュニアスタディー事業参加者)

【選定理由】

琉球舞踊に 16 年間携わっており、文化・芸能の面において、他大会参加者(国内・海外問わず)

へ刺激を与えられる人材であると判断した。また、本事業の応募条件・応募資格を全て満たしてお

り、大会参加に懸ける熱意を十分に持ち、今後のウチナーネットワークの拡大・強化及び地域活動

に寄与できる者であると判断し、若者大会への派遣者として選定した。

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4.具体的な成果

①世界のウチナーンチュへ沖縄の伝統文化を披露・発信することができた。

派遣者が長年習っている琉球舞踊を活かし、ペルー大会 1 日目のプログラム「オープニングセレ

モニー」において、海外からの参加者 3 名と共に、「かぎやで風」の演舞を行なった。また、大会 2

日目のプログラム「世界の芸能フェス」においては、他沖縄参加者とともに「かぎやで風」の演舞を

行なった。演舞者の中で、派遣者が最も経験が長く、本場の沖縄の伝統芸能を見ることができたと

好評であった。

海外の同世代のウチナーンチュと一緒に沖縄の伝統文化を披露・発信することができ、「沖縄」

にルーツを持っていることの再認識ができ、また、同世代のウチナーンチュへ文化継承の面で刺

激を与えることができた。

【オープニングセレモニーでの演舞の様⼦】

【世界の芸能フェスでの演舞の様⼦】

②世界のウチナーンチュ、特にペルーの沖縄コミュニティーについて把握することができた。

若者だけでなく幅広い世代で組織化されているペルー沖縄県人会の仕組みや、婦人会、老人会、

青年部、市町村人会、その他関連する日系人協会など、県内では得られなかった情報を、派遣者

自身の目で見て、感じ、知ることができた。

また、大会 2 日目の「世界のオキナワ」では、参加国のオキナワコミュニティーの紹介を行い、そ

れぞれの国の沖縄コミュニティーの紹介・情報交換を行ない、世界に広がるウチナーネットワーク

への理解を深めることができた。

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【ペルー沖縄県人会見学の様子】

【世界のオキナワの様⼦】

③ウチナーネットワークの今後を担う同世代の若者ウチナーンチュとの交流を通し、ウチナーネット

ワークの拡大・強化を図ることができた。

海外・沖縄の参加者を合わせて100 名以上が参加したペルー大会では、各国の現状や課題を知

るプログラムを設けたり、情報交換ができるように同じ宿泊所の手配を行い、大会参加者同士が密

に繋がるように取り組んでおり、今後のウチナーネットワークを担う、同世代の若者ウチナーンチュ

と密に交流することができた。

各国の同世代のウチナーンチュと繋がり、交流を通して、ウチナーネットワークの拡大・強化を図

ることができた。

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5.派遣者感想

【派遣者】末吉 りんか(沖縄尚学高等学校 3 年)

(平成 28 年度ウチナージュニアスタディ事業参加者)

私は 2 年前に参加したウチナージュニアスタディーツアーで世界にいるウチナーンチュが持つ沖

縄の文化を軸にしたウチナーンチュアイディンティティにとても衝撃を受け、感動しました。

今回の大会では実際にペルー行き、改めてウチナーンチュは沖縄に住んでいる私たちだけでな

く、世界中にいるんだということを実感し、再確認することができました。オープニングセレモニーで

は、他国に住むウチナーンチュとかぎやで風を踊り、沖縄祭りでは、琉球芸能がたくさん披露され

ているのを見て、これからの琉球芸能の将来の可能性を確信しました。

私は沖縄をもっと多角的に見て、今学んでいる琉球舞踊、三線をもっと勉強し、県外・海外の

人々の琉球芸能に対する理解と尊敬の念を深めることができる人材になっていきたいです。

6.総括

①ウチナーネットワークの拡大・強化への貢献

海外・沖縄を合わせて 100 名以上の若者ウチナーンチュが集まったペルー大会において、大会

プログラムや自由時間での参加者同士の密な交流を通して、今後のウチナーネットワークを担う多

くの同世代のウチナーンチュと新たに繋がることができた。

また、ペルー大会のオープニングセレモニーにおいて、一緒に演舞を行なった海外のウチナー

ンチュや、伝統文化(空手や三線)を継承している同世代のウチナーンチュへ、本場沖縄の伝統

芸能を披露することができ、今後の彼らの沖縄文化継承への取り組みに大いに刺激を与えること

ができた。お互いに「沖縄」をルーツに持つことを再認識でき、今後の彼らの文化継承の活動に刺

激を与えることができたことは、ウチナーネットワークの強化に大いに貢献したと言えるであろう。

帰国後も、他の大会参加者と SNS 等を通じ、これからもウチナーネットワークを盛り上げようと連絡

を取り合っている姿から、ウチナーネットワークの広がりと繋がりの深まり(拡大と強化)を感じること

ができる。

②今後の展望

本事業でのペルー大会への派遣を通し、大会で得たネットワークを活用して、今後も文化継承に

取り組むことで、ウチナーネットワークの繋がりが持続できると考える。また、帰国後も SNS 等を通じ

て連絡を取り合っており、お互いに文化継承、ウチナーネットワークの拡大・強化、そして発展のた

めに、切磋琢磨する姿を見せ、刺激を受け合うことで、地域の未来を担う人材となることが期待でき

る。

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また、具体的な成果 3 点からの展望として、以下を挙げる。

1)派遣者自身は、これを機に沖縄の伝統芸能の可能性を確信したと述べている。今後は、沖縄

の伝統芸能分野においても、世界と沖縄を結ぶ架け橋として活躍する人材になることが期待で

きる。

2)実際に自身の目で見たことを、同世代や次の世代に発信する大きな役割を担っていくことがで

きると考える。

3)今後、さらなるウチナーネットワークの形成・拡大・強化に向けて、今回繋がった様々な国の参

加者と連携してイベントやプロジェクトを企画したり、県主催の国際交流事業において、本経験

を活かし積極的に参加することが期待できる。

今回、ペルー大会への派遣によって築かれた世界各国の同世代のウチナーンチュとの繋がりが、

今後の沖縄・ウチナーネットワークを担い、支えていく力となっていくと考えることから、本事業の効

果は高いと言える。

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ウチナーネットワーク活性化推進事業

世界人合宿 2018 実施報告書

1.事業の内容 (1)目 的:

沖縄県の国際交流事業経験者を主な対象に、国際協力・交流に関心のある若者が共に学

び合える“場”を提供し、同じような志を持つ仲間とつながることを目的とする。 (2)内 容:

沖縄県の国際交流事業経験者や、国際協力・交流に関心のある若者(高校生、大学生、

社会人)を対象に、国際協力・交流に必要な知識や沖縄と世界をつなぐ視点、コミュニケ

ーション能力を養う 1 泊 2 日の合宿を行う。フィールドワークを取り入れ、コミュニティ

における課題を発見する 2 日間となった。

2.プログラム概要 (1)日 時:2 月 24 日(土)10:00~25 日(日)16:30 (2)場 所:コザ・インターナショナル・プラザ「以降、KIP」(沖縄市)

アーケード・リゾート・オキナワ「以降、ARO」(沖縄市) 沖縄県小児保健センター(那覇市)

(3)対象者:沖縄県の国際交流事業経験者を中心に 24 名(主に高校~大学生/社会人含む) 外国人協力者:9 名

別添 2 外部講師紹介

別添 3 参加者感想抜粋、参加者名簿

別紙 1

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合宿 1 日目 2 月 24 日(土) 10:30~21:15 @KIP、商店街及び周辺、ARO

講 師:沖縄市観光物産振興会 観光ガイド 森口康秀

NPO 法人沖縄 NGO センター 大仲るみ子

株式会社 がちゆん 當銘大樹

(公社)青年海外協力協会 加藤秀一、他 JOCA スタッフ 5名

目 的:①沖縄市・コザの町の戦後を中心とした歴史、どのような経緯で外国人が流入してきたかを知り、実

際に在住外国人と共にまちを歩き、意見を交わしながら外国人の視点で課題を発見し、共生のまち

づくりについて考える。

②1 日目・2 日目午前中で考えた課題・視点をもとに、シンポジウム「だれもが楽しく暮らせる地域

福祉のしくみづくり」を経て、マイノリティを含む多様な人々が共にいきる「ごちゃまぜ」の地域

社会づくりを考える。

時間 所要時間 プログラム 担当

10:30~10:45 45 分 開校式 JOCA 我如古

10:45~11:00 15 分 参加者自己紹介・スタッフ紹介 各自

11:00~11:30 30 分 アイスブレイク がちゆん 當銘

11:30~11:40 10 分 休憩

11:40~12:40 60 分 【講話】コザの歴史 沖縄市観光ガイド森口康

12:40~13:00 20 分 フィールドワークの説明 JOCA 金城

13:00~15:30 150 分 フィールドワーク(グループで移動)

15:30~16:00 30 分 グループ内で気づき・感想の共有 ONC 大仲

16:00~17:00 60 分 【ワーク】沖縄県内の多文化共生の取組と課題 ONC 大仲

17:00~18:00 60 分 振り返り

18:00~18:15 15 分 【まとめ】「平気の幅」を広げる JOCA 加藤

18:15~18:45 30 分 チェックイン・施設利用説明 ARO スタッフ

18:45~20:15 90 分 夕食

20:15~21:15 60 分 参加者企画・懇親会 西 かおり

宿泊、ワークショップの会場@アーケード商店街

の中にある“Arcade Resort Okinawa”(ARO)

1 日目講義の会場@パルミラ通りに位置する“コ

ザ・インターナショナル・プラザ”(KIP)

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【1 日目の様子】

緊張をほぐすため、コザ・インターナショナル・プラザ前の通りを使ってアイスブレイク。

フィールドワーク:外国人の相談窓口や在住外国人に話を聞き、沖縄で暮らす外国人の様子を知る。

フィールドワーク:地元沖縄市の人々にもインタビューしながら沖縄市・コザの情報を得る。

沖縄 NGO センターによるワークショップ がちゆんによる 1 日目振り返り

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合宿 2 日目 2 月 25 日(日)7:30~16:30

@アーケード・リゾート・オキナワ、沖縄県小児保健センター

時間 所要時間 プログラム 担当

7:30~8:30 60 分 朝食、片付け

8:30~8:45 15 分 チェックアウト

8:45~10:45 120 分 振り返り・ディスカッション がちゆん 當銘

10:45~11:00 15 分 【まとめ】課題発見力について JOCA 加藤

11:00~11:30 75 分 沖縄市国際交流フェスティバル

外国人へのインタビュー

沖縄市国際交流協会

ONC

11:30~12:15 45 分 那覇へ移動

12:15~13:00 45 分 昼食

13:00~16:00 180 分 【シンポジウム】

「だれもが楽しく暮らせる地域福祉のしくみ

づくり」

主催:一般社団法人 Kukuru

登壇者:JOCA 地方創生・

地域戦略部部長 堀田直揮

16:00~16:30 30 分 閉講式、解散

【2 日目の様子】

1 日目の多文化共生から「ごちゃまぜの社会」づくりについて考える。

多文化共生から「ごちゃまぜの社会づくり」の視点を持ってシンポジウムに参加。

2 日間のプログラムを終え、閉講式へ。

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グローバルリーダー育成合宿プログラム

講師紹介

大仲 るみ子(NPO 法人沖縄 NGO センター)

●2/24(土) ワーク担当

【活動内容】

国際協力のイベント、日本語サークルなどを行う沖縄 NGO センターの事務局ス

タッフ。県内在住外国人が抱える困りごとの対応や、ネットワークづくりとい

った多文化共生の視点から地域とも連携し、「共に生きる仲間」として国籍や宗

教などを超えた生き方への理解を深める活動を続けている。

當銘 大樹(株式会社がちゆん)

●2/24(土)、25(日) 振返り担当

【活動内容】

「がちでゆんたく(本気で語り合う)を文化にする」をコンセプトに沖縄県内

でディスカッション、ダイアログの場を作っている会社。主に修学旅行生向け

の平和学習プログラムを開発・実施しており、ディスカッションやダイアログ

を通して生まれる「学び」に力を入れている。さらに、沖縄ならではの学習プ

ログラムの開発や、企業や行政の課題を解決するためのファシリテーション業

務などを提供。2014 年創業。

森口 康秀(沖縄市観光ガイド、フリーカメラマン)

●2/24(土)コザの歴史担当

【活動内容】

80 年代よりモデル、役者として活動。92 年からは中東、旧共産圏を中心に紛争地で

の人々の暮らしを撮影する。近年は講演・執筆活動及び、学生などの若い世代に現地

参加型プロジェクトの指導も実践中。

現在は、沖縄県うるま市とポーランドに居を構え、フリーカメラマンとして活躍。ポ

ーランドの教育機関で日本の文化紹介講演や沖縄市観光ガイドとして、観光客、修学

旅行生などに沖縄市の魅力を発信している。学研『教育ジャーナル』のコラム「旅暮

らし、島暮らし」を担当。無類のビール好き。

別添 2

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平成 29 年 2 月 24 日(土)~25 日(日)

~参加者からの声(抜粋)~

今回のプログラムで普段は考えないようなことを、高校生や大学生、留学生が混ざって、意見交換をしていく

ことを経験できたことをうれしく思います。1 つの市町村でも、たくさんの歴史があって今が成り立っている

ことを、強く感じました。私の地元も、元は米軍基地でそれが返還されて今の町があることをもっと深く考え

たいと思ったし、今の北谷で多文化共生や自分と違う人と共生していくには、どうしたら良いのだろうと考え

なくてはいけないと思いました。まずは北谷の歴史を知っていこうと思っています。(大学生、女性)

2 日間だけで自分の考えが変わると思っていなかった。1 日目の夜、障害者に対しての差別の話になり、健常

者と障害者を隔離した社会は、果たして悪なのか?という議論を持ち掛けた。共存することを良しとしている

のは健常者の一方的な押し付けだと考えていたから。2 日目の講義で、“障害者からの目線”を感じることが

出来た。共存は必要だと感じた。“立場が変わると、考えが変わる”ことをとても強く感じた。今まで知って

いたが、体現していなかったと感じた。(大学生、男性)

今回のプログラムでは色んな刺激を受けました。まず一番ショックだったのは、講義や街歩きを通して、沖縄

に住んでいるのに知らないことや気づかなかったことが少し離れた地域にあることが分かったことです。どれ

だけ今まで狭い視野で生活していたかと思い知らされた気がしました。そして、一番うれしかったのは、ネパ

ール人留学生と言葉はあまり通じなくても、ジェスチャーや表情などを通して、同じ物事や状況を共有できた

ことです。今回のプログラムで受けた色んな刺激を普段の生活でアウトプットできるようにしようと思いまし

た。生まれ故郷、年齢、性別が違った人と考えを共有できて、良い経験になったと思います。(高校生、女性)

今回の研修では、普段の学校生活で考える、感じることができないことに触れることで、今後こういうことを

してみたい、普段からこういうところに意識を持とう、もっとこれを勉強してみたい、もっと知ってもらいた

い、~したいという、少しまだモヤモヤしていますが、欲求が生まれました。この欲求を、そのままにするの

ではなく、今回参加したスタッフやメンバー、大人の人を巻き込んで行動に移したり、シェア金沢に足を運ん

だりすることができたらと思いました。(高校生、男性)

別添 3

外国人の方と交流する機会を頂いて、自分の英語力を知るとても良い機会でした。この交流をこれからの大学

生活に生かしていきたいと思います。また、コザの歴史、コザの町について知り、よく来るコザについて初め

て知りました。自分の中ではとても意義のある発見、学習でした。ONC のワークでは、交流することとは何

か、文化交流とは何か改めて知り、感じることが出来ました。2 日目に入り、ディベートをして物事を考え、

文化について考えるとき、一方向から見るだけでなく多方面から見ることの大切さを知りました。最後にシン

ポジウムに参加して、社会福祉と街づくりのごちゃまぜな例を知り、こんな例があったのかと驚き、また障害

を持っている人も町の人も一緒になっている姿というのはとても良いものだと感じました。様々な考え、様々

な疑問を貰ったので、自分で考え、糧にしたいと思います。(大学生、男性)

中部、コザの歴史を勉強する事は、沖縄の歴史の勉強もできて、とても自分にとって良い活動でした。また、

シリアの方と交流できて、話を聞くことで、生の声も聞くことができたし、英語を使うことでコミュニケーシ

ョンを取る楽しさを実感できました。“ごちゃまぜ”というワードで、たくさんの人と話すことが出来たのも

すごく考えさせられたし、今まで思いもしなかった意見も聞けて楽しかったです。(高校生、女性)

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参加者名簿

氏名 所属 経歴

1 林 花 那覇商業高校 ウチナーネットワーク大合宿

OIC YOUTH 2017 モンゴル

2 黒山 真弓 コープおきなわ jocv グアテマラ、短期ペルー、oicyouths 2016、

2017 ラオス同行看護師

3 西 かおり 大手前栄養製菓学院専門学校 OIC YOUTH 2017 ファシリ

5 中川 友希 沖縄尚学高校 ウチナージュニアスタディー/グローバルリーダ

ーシップスタディー/OGOBリーダーシップト

ータルスキルアップ体験型研修/移民学習

5 山中 理央 沖縄尚学高校 OIC YOUTH 2017 ラオス

6 島袋 芽衣 向陽高校 2年 OIC YOUTH 2017 ラオス

7 野原 真子 那覇国際高校 OIC YOUTH 2015 カンボジア

8 宮城 杏菜 那覇国際高校 県費留学アメリカ

9 宮城 二千夏 向陽高校 2年 OIC YOUTH 2017 モンゴル

10 阿武 真帆 沖縄国際大学 総合文化学部 人間福祉学

科 心理カウンセリング専攻

ウチナージュニアスタディー2015

11 仲濱 美海 沖縄県立芸術大学 音楽学部音楽学科

音楽文化専攻 沖縄文化コース

ウチナージュニアスタディー

12 徳比嘉 大地 中部農林高校 OIC YOUTH 2017 モンゴル

13 宇栄原 麻珠 沖縄国際大学 FB を見て参加希望

14 玉那覇 双葉 那覇国際高校 国際性に富む人材育成事業 アメリカ派遣

15 上原 拓也 興南高等学校 3 年 Ryukyufrogs/全国高校生未来会議/沖縄ユネスコ

英語交流/マイプロ北九州会議 /高校生英語合

宿

16 眞壁 純也 沖縄キリスト教学院大学 ウチナージュニアスタディー

17 ⼭内 優貴 OIST がちゆん

18 ⽴⽯ 巧海 琉球⼤学 がちゆん

19 狩俣 ⽇姫 がちゆん

20 ⼭内 可林 興南⾼校 がちゆん

21 花城 宇 沖縄キリスト教学院⼤学 がちゆん

22 ⽥村 政宗 琉球⼤学 がちゆん

23 古田 健太 琉球大学工学部電気電子工学科 JOCA 世界塾参加者の紹介

24 町田 恵子 沖縄国際大学 JOCA 世界塾参加者

外国人協力者

1 Waseem fares Syria 6 Bimala Nepal

2 Hugo Mendoza Cruz Bolivia 7 Goma Nepal

3 Alanbro Guillermo Spain 8 Anita Nepal

4 Oja Neha Nepal 9 Sabina Nepal

5 Kripa Nepal

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世界人合宿2018

プログラム予定(変更になる場合があります)

ウチナーネットワーク活性化推進事業

×

1日目

2日目

せ か い び と

AM 開講式&アイスブレイク【講義:戦後の歴史】一番街を含むコザの歴史講話

PM【演習:フィールドワーク】県内在住外国人の視点でまちあるき

【講義:沖縄県内の多文化共生の取り組み現状と課題】

参加者企画の大交流会!

AM前日のフィールドワーク全体共有【振り返り】今回の学び、今後の目標

PM「だれもが楽しく暮らせる地域福祉のしくみづくり‐障がい児者がいきいきと暮らせる地域社会を考えるシンポジウム-」(場所:沖縄県小児保健センター)※終了後、現地解散

日時:2018年 2月24日(土)受付10:00 プログラム開始10:30 ~ 2月25日(日)16:30 1泊2日

場所:Arcade Resort Okinawa(沖縄県沖縄市中央1-8-5 )※駐車場は公共駐車場を案内いたします

対象:沖縄県の国際協力・交流事業参加者 専門学校生/大学生~ 一般(高校生の参加もできますが、定員に達した場合、専門学校生/大学生以上を優先します)

定員:25名参加費:2,500円(食費3食分) ※宿泊費などは不要です。

×

株式会社がちゆん

がちゆん用意写真

那覇へ移動

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本事業に参加ご希望の方は、下記必要事項をご記入の上、メールにてご連絡下さい。締切2月12日(月・祝日)

【申込】公益社団法人青年海外協力協会沖縄事務所(JOCA)〒901-2132 浦添市伊祖1-1-21 502 TEL:098-943-7801

E-mail:[email protected]

記載事項

①氏名:②学校または所属先:③過去に参加した国際協力・交流事業:④連絡先 TEL: E-mail:⑤車持ち込みの有無(公共駐車場を案内します)⑥あなたが今回の合宿に参加する意気込みをお聞かせください

注1:定員25名を超えた場合、事務局にて選考の上、メール又は電話にて結果をお知らせいたします。

注2:個人情報の取り扱いについてご登録頂いたデータは(公社)青年海外協力協会が責任を持って管理し、許可なく第三者に開示しません。また、登録データを本事業以外の目的に流用いたしません。

昨年度の参加者の声(2017年2月実施)

「一見して出来なさそうな課題も、自身がどういった形で、チームに貢献できるかあれこれ考え、それをチームでシェアしあうことで解決することができ、達成感を得られました」(一般)

この合宿で一番に気付かされたのが、集団の中での自分の置かれている立ち位置です。内に持っていたリーダーシップの素質や、コミュニケーションの力に自分自身が一番驚きました(大学生)

世界人スキル

対話力

課題解決力

ネットワーク

世界の情報

適応力

「がちでゆんたく(本気で語り合う)を文化にする」をコンセプトに沖縄県内でディスカッション、ダイアログの場を作っている会社。主に修学旅行生向けの平和学習プログラムを開発・実施しており、ディスカッションやダイアログを通して生まれる「学び」に力を入れている。さらに、沖縄ならではの学習プログラムの開発や、企業や行政の課題を解決するためのファシリテーション業務などを提供。2014年創業。

国際協力のイベント、日本語サークルなどを行う沖縄NGOセンターの事務局スタッフ。県内在住外国人が抱える困りごとの対応や、ネットワークづくりといった多文化共生の視点から地域とも連携し、「共に生きる仲間」として国籍や宗教などを超えた生き方への理解を深める活動を続けている。

講師:大仲るみ子(沖縄NGOセンター)

協力:

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