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World Information Company World Information Company Copyright © 2010 All Rights Reserved By World-Info® クラウドコンピューティング対応 コンサルティングサービスのご案内 平成22年1月1日 (改訂版) 株式会社 ワールド情報 システム開発事業部 インフラストラクチャチーム 《「所有」するから「利用」するへ

クラウドコンピューティング対応 コンサルティング …これらを実現できる環境が昨今のIT変革によって実現しはじめています。過去、メインフレームコンピ

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クラウドコンピューティング対応

コンサルティングサービスのご案内

平成22年1月1日

(改訂版)

株式会社

ワールド情報

システム開発事業部

インフラストラクチャチーム

《「所有」するから「利用」するへ

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貴社、益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。

平素は、格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。

また、この度はご説明の機会を頂き誠にありがとうございます。

つきましては、弊社が過去に積上げてきた経験とノウハウを活かし、貴社の業務の一助

となりますれば幸甚の極みに存じます。

ご用命の際には、万全の体制にて遂行させて戴く所存に御座いますので、

ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。

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【目

次】

【今後のIT投資に対する弊社の考え】

3 ページ

【IT業界のクラウドコンピューティングへの対応状況と弊社の取組】

4 ページ

【クラウドコンピューティングについて】

5 ページ

【クラウドコンピューティング利用のメリットとデメリット】

6 ページ

【パブリッククラウド・コンピューティング提供企業】

7 ページ

【パブリッククラウド・コンピューティングのサービス状況について①~③】

8 ~10 ページ

【クラウドコンピューティングの利用状況について】

11 ページ

【プライベートクラウド構築によるメリットとは】

12 ペーシ

【プライベートクラウド構築への6フェーズ】

13 ページ

【クラウド化主要製品(x86、x64互換)比較紹介】

14 ~

15 ページ

【クラウド構築サーバーハードウェアー/ソフトウェアー構成例①~④】

16 ~

19

ページ

【弊社の対応内容】

20

ページ

【弊社チーム構成】

21

ページ

【本件に関するお問い合わせ】

ページ

2

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【今後のIT投資に対する弊社の考え】

2008年のリーマンショク以来、国内の景気は低迷しており、企業活動に欠かせない無停止システムの更改

であっても更改を先送りし再リース等により対応するなど苦しい状況に至っています。今後の経済回復が見

えない状況でIT投資はどのようにすべきなのでしょうか? 企業の要求としては「もっと少ない構築費用・

運用コストで 大の効果を挙げられるシステム」、「コストだけではなく収益に貢献してくれるシステム」、

「昨今の『省エネ法』、『パンデミック』にも対応でき、 新の機能を簡単に備えることが出来るシステ

ム」ではないでしょうか、これらの要求は無理なことでしょうか?

「いえ、そのようなことはありません」

これらを実現できる環境が昨今のIT変革によって実現しはじめています。過去、メインフレームコンピ

ュータからクライアントサーバー型へ、専門化が利用する共同利用型コンピュータ(TSS)から1人1台の誰も

が自由に扱えるパーソナルコンピュータ(PC)へと変革し利用環境は大きく変化してきました。

そして今、利用環境はパーソナルでありながら、システムは強固な集中共有方式へ、合わせてユキピタス

な環境も実現できるようになってきています。このような新たな利用環境のことを「クラウドコンピューテ

ィング」と言い、世界中に広がりはじめています。弊社では、これまで培ってきたIT構築コンサルティング

の経験を生かし、「クラウドコンピューティング」がもたらすメリットと、今後

企業が求めるITの役割を長

期的視点から探り

(実証検証を含む)

、効果が上がる仕組みを検討してまいりました。そしてこの度これら

に対応できるチームを結成しサービスを開始いたしました。御社にとっても「クラウド・コンピューティン

グ」の利用は必ずや大きなメリットをもたらすものであると確信しております。是非、弊社の「クラウドコ

ンピューティング・コンサルティングサービス」をご用命頂き、大きな成果に結びつけて頂ければ幸いです。

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【IT業界のクラウドコンピューティングへの対応状況と弊社の取組】

昨今のIT業界の現状は、リーマンショクから続く国内の景気低迷に比例し大変需要の低い状況となっています。また、新興

国(インド・中国)の台頭により市場は奪われ、今までと同様のサービス展開では生き残ることさえ難しい状況に至っています。

今やIT業界も成熟産業となり、これまでとは違う大きな変革が求められる時期に来ています。

さて、これらの状況を踏まえ、今後IT業界がなすべきこと(企業や一般の人々がITに求めるもの)はいったい何でしょうか?

IT先進国である米国は、景気低迷が も深刻な国でしたが、打開の為に新たなこと(ITに求めることを研究し果敢に挑戦)に積

極的に取組みました。その一つが「クラウド・コンピューティング」です。IT各企業がさまざまな取組を実施しています。

ITの巨人IBMでは、これまでのハード・ソフト販売からITサービスの販売に早々に戦略方針を転換し、過去のメインフレーム

技術やサポート力を生かしながら、他のIT企業が保有していないコンサルティング力を武器に、企業向けのクラウドサービス

を展開しています。また、HPやDELLはクラウドによる企業の設備投資が外部依存になることに対応すべくクラウドサービスを

提供するベンターに対してクラウド設備の提供を推進しています。

Oracleは

Sun Microsystems (以下Sun)との合併によりIBMと並ぶハードウェアーからソフトウエアーまでを取扱う巨大企業

となりました。これによりSunの持っていたクラウド環境「Open Cloud Platform」に自社の持つ協力なDBをクラウドサービス

として提供することにより、企業システムの乗換を推進していく計画です。(SunのサーバーとOracleDBの顧客は巨大市場)

これに対し国内ベンダーは米国に比べ非常に遅れています「SaaS」、「IaaS」は 近開始されたばかりで、「PaaS」にあた

っては未だ一般提供はありません。このような状況から国内業者を利用しなければならない国の事業(経済産業省のエコポテ

ントシステム、郵政グループの顧客情報管理システム等)でさえ海外の業者に依託しなければならない状況です。また、国内

の大手企業も海外クラウドサービスに移行しつつあります。このままの状況では国内IT産業は埋没する恐れがあります。これ

らの状況の打開には国内大規模クラウドサービスセンターの早期構築はもとより、これまでのITシステム構築提供サービスか

らクラウドサービスへの転換を海外企業より先んじて国内企業に促していく必要があります。弊社ではこのような状況を早く

から見据え、クラウド化の推進に取組んでまいりました。弊社のもつこれまでの経験・実績が御社のサービス展開の一端とな

れれば幸いです。

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【クラウドコンピューティングとは】

近話題のクラウドコンピューティングとはいったい何なんでしょうか?「クラウド(Cloud)」とは日本語に訳すと雲(実際

の英語の意味合は「向こう側の世界」)を表し、それを「コンピューティング(Computing)」する。直訳すと「雲(向こう側の

見えない世界)のコンピューターを利用する」となります。なぜそのような名前が付いたのでしょうか?それはサービスについ

てユーザーが知る必要がなく、全てのサービスが見えないところで実行され(実際はインターネット上にOS・DB・SOFTWARE・ID・

DATAがありネットワークを通じて利用する)

、まるで雲の中で行われるようなことから、そのように言われています。例えば、

車・電気・水道などは構造や施設の場所を知る必要なく、利用したい時に利用したいだけ使うことができます。それと同様で、

利用者は自前で設備(ソフトウェアーを含む)を持つ必要がありません。自前で設備を持たないことにより、エコ化にも繋がり、

運用費用(人件費・電力・サプライ費用等)も押さえることができます。また、クラウドの利用により今後必要とされるBCP

(事業継続計画)

で必要なDR(被害復旧措置)センターも安価に構築することが可能となり、このような多くのメリットから採

用(クラウドを利用)する企業は後をたちません。

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ハブリック・・・・公共水道・電気・レンタカープライベート・・・自家用車、自家発電、井戸

クラウドを他のもので表現すると

雲の中には巨大なスーパーコンピューターが入っている

(一般に公開されたクラウドサービスをパブリッククラウド、非公開なものをプライベートクラウドと言います)

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【クラウドコンピューティング利用のメリットとデメリット】

・ハードウェアーの調達・セットアップが不要で初期投資が大幅に削減できることにより、投資コストの早期回収が図れる。

・変化する経営環境や事業構造に迅速にIT資源の調達でき、先行する企業の追随も容易。

・追加のIT資源調達や 適配分も容易。(今までのITシステム構築は時間と費用が掛かり変更も困難)

・運用コストの大幅削減も可能となり、システム部門はIT戦略に傾注可能。(パブリックの場合)

・場所を選ばすグローバルなITインフラの利用が可能。

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メリット

・インターネットに繋がらないと利用できない。(パブリックの場合)

・システム構成が不明な為、安定性やセキュリティ対策に不安がある。(パブリックの場合)

・サービス会社の倒産などによりサービスが停止する恐れがある。(パブリックの場合)

・性能特性が不明な為、サービスレベル(パフォーマンス性能)に不安がある。(パブリックの場合)

・海外サービスの場合は通信遅延がありレスポンスに不安がある。

デメリット

上手に利用するには、多種多様なサービスを見極める目が必要

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【パブリッククラウドコンピューティング提供企業】

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★クラウドサービスのリーダー企業★

・「ソフトウェアパッケージ(アプリケーション)提供サービス

(Software as a Service :SaaS)

---業務アプリケーション、その他アプリケーション提供

代表企業…Salesforce.com/Salesforce,NetSuite/NetSuite,SAP/ERP,Google/App,MS/BPOS,MS/Live,Zoho)

・「アプリケーション構築・実行環境提供サービス(Platform as a Service :PaaS) 」

---OS や

RDBMS、ランタイム提供(ミドルウェアー提供)

代表企業…Google/AppsEngine,Salesforce.com/Force.com,MS/WindowsAzurePlatform

・「ハードウェアー・ネットワーク基盤提供サービス(Infrastructure as a Service :IaaS) 」

---PC、ディスクストレージ、収容施設提供

体表企業…CPU:Amazon.com/EC2/S3,ServePath/GoGrid,Rackspace/Cloud Servers, MS/WindowsAzureVM

ストレージ:Amazon.S3,Nirvanix/Storage,Delivery Network, EMC/Mozy,NTT/Bizストレージ

2009

主サービスとハブリッククラウド代表企業

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【参考1:クラウドコンピューティング利用による自由度と負担度】

運用管理負担

自由度

プライベートクラウド(ホスタークラウド)

大小

コミュニティクラウド(共同センター・マルチテナント)

Platform as a Service :PaaS

Infrastructure as a Service :IaaS

オンプレミス型システム(自社保有・自社運用型

) (一部インターナルクラウド)

Software as a Service :SaaS

「バブリッククラウド」

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【参考2: WindowsAzureのサービス体系】

MicroSoftは、「IaaS」、

「PaaS」、

「SaaS」それぞれ要望にあったサービスを提供している。

PaaS「Azure Platform」の主なサービス内容

Windows Azure コンピュートサービス(WebRole

WorkerRole)

Web Role サーバ

IIS と

.NET Framework がインストールされた

Web サーバ

Worker Role サーバ

.NET Framework がインストールされた汎用サーバ②

SQL Azure データベースサービス

10GB の容量制限を持つデータベース、主に業務データを保存する

カスタムレプリケーションによる

3 多重化により

99.9% の高可用性を保障してくれる。主にトランザクショナルな業務データの保存に利用③

Windows Azure ストレージサービス

主にログデータやバイナリデータを保存するためのストレージシステム

A. BLOB (巨大なバイナリデータ)

: メディアファイルなどの格納に 適

B. Table (ハッシュテーブル的なデータ)

: キー付きのデータの保存に 適

C. Queue (メッセージキュー)

: Azure サーバ間の通信に利用

D. Drive (NTFS ドライブ)

: あたかも

NTFS ドライブのように扱えるストレージ

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【パブリッククラウド・コンピューティングのサービスに状況ついて①・・・ハードウェアーリソース提供サービス(HaaS・IaaS)

今現在、国内に一般ユーザー向けにサービスを提供している業者はCTCの「Techno CUVIC Pro 」、ビープラッツの「Op Source Cloud」、株式会社

IDCフロンティアの「NOAHプラットフォームサービス」、ソフトバンクの「ホワイトクラウド」、NTTコミュニケーションの「BiZホスティング」、IIJ

の「GIO」、日立情報システムズ

の「BusinessStage」、富士通の「ニフティクラウド」などが中規模向けサービスを提供しています。また、GMOホス

ティング&セキュリティが「True CLOUD」、

㈱ITコアが「GrowServer2010」として小規模企業向サービスを提供しています。

メリットは何といっても必要な時に必要なだけITシスムテ(CPUやストレージ)を利用できる点です。また、ハードウェアーの機器寿命や製品寿命、ネッ

トワーク構成、温度・湿度・電源管理、物理アクセス(入退出管理等)について考慮する必要がない点もメリットとなっています

Amazonのサービス(EC2/S3)であれば1時間程度あれば即利用可能です。※Amazonのサービス(AWS)は基本的に欧米国のみ(欧米国の法律に準拠すれば国

内で利用可能)2010年上半期にはアジアでの提供を予定しています(シンガポールセンターの稼動)。IBMは法人顧客のみサービス(Blue Cloud、MCCS)を提供中で

す。(MSはAzure-VMで近々提供予定)

ハードウェアーの利用状況:CPU数、メモリー量、サーバー数

ストレージの利用状況:ディスク使用量

ネットワークの利用状況:利用量・データ通信・負荷分散に伴うもの

1時間~利用状況に応じて課金

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※クラウドの先駆者であるAmazonは当初自社のショッピングサイト運営の為に開発したAUTOリソース割り当てシステム(必要なときのみリソースを割り当て、不要

になったら解放できる巨大な分散システム)をAmazonWebService(通称AWS)として一般に提供、その提供機能の一部のことを「Amazon Elastic Compute Cloud

(Amazon EC2)」、「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)」と言い

New York Times、twitter、Second Life、NASDAQなどで利用されています。

また、Netflix' streaming video serviceや、今話題の3D映画の製作現場などでは頻繁に利用されています。

Amazon 日本郵政グループ

(委託;㈱リプレックス)

年賀状作成システム(ウェブポ)

国内大手利用者

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メモリ 計算ユニット ストレージ アーキテクチャ 料金(SQLなし) 料金(SQLあり)

Standard Instance(標準のインスタンス)

Small(32bit版のデフォルト) 1.7Gbytes 1基 160Gbytes 32bit 0.12ドル/時 -

Large(64bit版のデフォルト) 7.5Gbytes 4基 850Gbytes 64bit 0.48ドル/時 1.08ドル/時

Extra Large 15Gbytes 8基 1690Gbytes 64bit 0.96ドル/時 1.56ドル/時

High-Memory Instance(メモリ容量を増やしたインスタンス)

Double Extra Large 34.2Gbytes 13基 850Gbytes 64bit 1.44ドル/時 2.04ドル/時

Quadruple Extra Large 68.4Gbytes 26基 1690Gbytes 64bit 2.88ドル/時 4.08ドル/時

High-CPU Instance(プロセッサ性能を高めたインスタンス)

Medium 1.7Gbytes 5基 350Gbytes 32bit 0.29ドル/時 -

Extra Large 7Gbytes 20基 1690Gbytes 64bit 1.16ドル/時 2.36ドル/時

【参考①:Amazon EC2のインスタンス料金体系(従量制課金) for Windows Server 】

1カ月当たりの使用容量 料金

初の50Tbytesまで 0.15ドル/Gbytes

次の50Tbytesまで 0.14ドル/Gbytes

次の400Tbytesまで 0.13ドル/Gbytes

500Tbytes以降 0.12ドル/Gbytes

1カ月当たりのダウンロード容量 料金

初の10Tbytesまで 0.17ドル/Gbytes

次の40Tbytesまで 0.13ドル/Gbytes

次の100Tbytesまで 0.11ドル/Gbytes

150Tbytes以降 0.10ドル/Gbytes

【参考②:Amazon S3のストレージ利用料金(従量制課金)

】 【参考③:Amazon データ転送量別利用料金(従量制課金)

※現時点は、通信遅延が発生することがあります。

※1.AmazonWebServiceの課金方式には、「従量制課金」以外に、「年間予約制課金」と「入札制課金」があり利用用途によって契約可能となっています。

※2.ハブリッククラウドサービスをプライベートクラウドサービス(社内サーバーの一部)として扱える「仮想プライベートクラウドサービス…Amazon

Virtual Private Cloud(VPC)」も近々本格稼働予定です。(現在は試験サービス中)

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[自社構築]

【初期費用】・サーバ

13万円×3台・OSライセンス

18万円・サーバーラック

10,500×3・回線費用

52,500×3【ランニング費用(月額) 】・運用人件費

2×210,000円

(2交代)・回線費用

3×26,250円

初期費用

759,000円ランニング費用

498,750

[Amazon利用]

インスタンス費用

3台・リクエストサイズ…30.0KB・1ページサイズ…300.0KB・利用時間…720.0時間(30日)・全体のPV数…14,000,000ページ/月・保存データ(EBS,S3共通)…300.0GB・転送量(アップロード)…420.0GB・転送量(ダウンロード)…4,200.0GB・I/O回数(EBS)…280.0100万回・環境構築時転送データ…300GB

月額12万円

【オンプレミスとハブリッククラウドコスト比較例】

※小規模であれば「Rackspace

Cloud Server」+ 「EMC Mozy」利用にてさらに低価格にて構築利用可能

メモリ ディスク CPU数 アーキテクチャ 料金/時間

256MB 10GB - 64bit $0.015

512MB 20GB - 64bit $0.030

1GB 40GB - 64bit $0.060

【参考④:Rackspace

Cloud Serverのインスタンス料金体系(従量制課金) 】

※調査試算の為実際の利用条件とは異なります。また

、為替変動等の影響により現在の試算と異なることがあります。

Amazon

の利用料金は「http://calculator.s3.amazonaws.com/calc5.html」サイトにて試算可能

無停止サーバー3台立ち上げた場合(特に付加機能(オプション)は入れていません)

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【パブリッククラウド・コンピューティングのサービス状況について②・・・アプリケーション構築・実行環境提供サービス(PaaS)】

国内では、Googleが「Google App Engine」名で、Salesforce.comが「Force.com」名でサービスを提供しています。また、MicroSoftも本年「Windows

Azure Services Platform」として世界同時提供を開始しました。メリットは何と言ってもシステム基盤に対する作業が不要(アップデートやセキュリテ

ィ対策)であることに加え、大規模なDBも自由に利用でき、負荷分散や障害対応(可用性)についても提供者側で実施される点です。現在の主な利用者は

企業のIT部門で、小規模なシステム開発が行われている状況です。まだ利用が大きく拡大する状況までには至っていません。この理由は、利用制限が多

いことやサービス言語が、Java(フレームワークとして「Slim3」も利用可能) 、.NET、Python、Ruby(提供環境はRuby on Rails)であり専門知識が必要

な環境となっている為です。一般ユーザーが利用するにはまだ敷居が高いと状況といえます。 近は、利用制限が大きく緩和され大規模開発も可能な環

境となりましたが、クラウドの持つ並列分散処理機能を活用した開発にはかなり高度な技術力が必要となることから、これも利用拡大のネックとなって

います。しかしながら、近々宣言型言語(理論や使い方、方法を定義、プログラムコードの記述は不要、ビジネスロジックを定義すると自動的にコード

を生成する[表計算ソフトの演算設定やマクロ機能に近くMS-ACCESSは宣言型の先駆け製品、(例)多くの人々が利用しているブログ(Blog)は

HTMLを知ら

なくても文章を記述すると自動的にHTMLが生成されるのと同様]※MSは本格的な開発用製品を2011年販売提供を予定している。)が登場する予定で一般ユ

ーザーも利用し易くなることから急激な利用拡大が予想されています。

ビジネスロジックの定義 プログラムの自動生成画面デザイン

必要項目を配置 画面デザインで作成した必要項

目に利用目的・利用形式・算式

・他項目との関係などを定義

利用したい言語・DBを選択

宣言型言語とは

※ビジネスロジックの定義を保存する為、ビジネスの変更に柔軟に対応可能

過去のデータの依存関係や移行も自動化されている

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【参考1: Google App Engineの料金体系】

単価

ストレージ容量 $0.005/1Gバイト×1日

ネットワーク帯域(上り) $0.10/1Gバイト

ネットワーク帯域(下り) $0.12/1Gバイト

CPU時間 $0.10/1時間

メール受信件数 $0.0001/1件

※1.セキュリティーについて

データセンターの管理者は限定的な権限しか持っておらず、ユーザーデータを参照することはできないようになっています。

※2.パフォーマンスについて

6秒遅延で6億円の損失が出ると言われるパブリッククラウドサービスはパフォーマンスには細心の注意を払って運用しています。

(「Amazon.com」は、Webページのレスポンスが0.1秒遅くなると、1%売り上げが減少、Googleも0.5秒遅くなると、検索数が20%減少と言われています。)

【参考2: Azure Platformの料金体系】

【参考3: Foce.com(Enterprise)の料金体系】

6,000円/ユーザ/月

・アプリケーション数:

大10

・ユーザ数:

制限なし

・データベースオブジェクト:

大200

・ディスク容量: 1GB

・Site ページビュー:

250,000/月

単価

CPU/メモリ $0.12/ 時間

ストレージ $0.15/ 1GB/ 月

ストレージのトランザクション $0.01/1万トランザクション

トラフィック $0.10/ GB(in)

$0.15/ GB(out)

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【パブリッククラウド・コンピューティングのサービス状況について③・・・ソフトウェアパッケージ提供サービス

(SaaS)

海外では多くのベンダーがサービスを行っています。国内でも大手ITベンダーがサービスを開始しています。

メリットはなんと言っても即アプリケーションが利用できる点です。

経済産業省(中小企業庁)は「J-SaaS」として中小企業向けサービスを展開(支援)し利用拡大に努めています。

ただ大手国内企業の国内SaaS利用は少なく、海外のサービス(Salesforce、SAP、Google、Zoho、MS等)が利用されているのが現状です。

参考:EDIの国内標準方式を定めた「ビジネスインフラEDI」は2011年経済産業省が認定制度を施工後、J-Saasにて提供予定

Salesforce.com

2010年1月現在

全世界で7万社100万ユーザーが利用中

99.97%/年の稼働率を実現

経済産業省 エコポイントシステム

(約1ヶ月で構築)

定額給付金管理システム

日本郵政グループ お問い合わせ等報告システム

ローソン 製品情報、お客様情報共有システム

(Notesからの移行)

損保ジャパン 社内システム

東京海上日動 コールセンターシステム

キヤノンマーケティングジャパン 商談マネジメントシステム

みずほ情報総研 利益相反管理システム

昭和シェル 特約店との情報共有システム

甲府市役所 定額給付金管理システム

(約300万円で1カ月構築)

MS-OnlineServices/Azure JTB 写真共有システム

一般テストユーザー MS-Office 2010-β

Google 東急ハンズ メールシステム

JTB メールシステム

ハドソン 携帯電話向けシステム

国内大手SaaS利用者

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※2009年12月15日

NEC、日立ソフトウェアエンジニアリング、富士通、ジラッファ、日本オプロは、

SalesforceのOEMパートナーとしてForce.comサービス(PaaS)を利用し独自の商用アプリケーションを開発し、SaaSとして一般市場に提供することを決定している。

※セールフォースはシステムの稼働状況を「trust.salesforce.com」にて一般公開されている。

※GoogleApp

国内契約の場合Mail 一人当たり6千円/25GB

(1000人以上企業の場合)となっている。

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ショップ事業者名 サービス名

株式会社アークインターナショナル 勤怠課長lite J-SaaS

アースインターシステムズ株式会社 Project Collaboration for J-SaaS

ウイングアークテクノロジーズ株式会社 経営分析ソフトDr.Sum EA

電子申告の達人(J-SaaS版)

達人J-SaaS連携ツール

株式会社エムケイシステム SaaS de 社労夢J

勘定奉行 for J-SaaS

給与奉行 for J-SaaS

OFFICE BANK for J-SaaS

蔵奉行 for J-SaaS

ガーデンネットワーク株式会社 Garden-会計

ISM(セキュリティ維持管理サービス)

ISM-RC(ISMリモートコントロール)

株式会社スマイルワークス ClearWorks

会計王10 SaaS Edition

給料王10 SaaS Edition

株式会社タイガー トラックメイトPro/J-SaaS

FX2個人事業用財務会計J-SaaS対応版

PX2給与計算J-SaaS対応版

日本ビズアップ株式会社 SaaS発展会計

株式会社ネオジャパン desknet's + desknet's LiRaku

株式会社ビーイング さくさく・ICoT

ビジネスオンライン株式会社 ネットde会計J

ツカエル会計 J-SaaS版

ツカエル経理 J-SaaS版

プロジェクト管理システム・BAPS(バップス)

まめセールス

株式会社みずほ銀行 みずほビジネスWEB for J-SaaS

株式会社ミロク情報サービス 記帳くん for J-SaaS

ラクラス株式会社 Lacrasio J-SaaS(ラクラスイオ ジェイサース)

株式会社TKC

ビズソフト株式会社

株式会社豆蔵

株式会社NTTデータ

株式会社オービックビジネスコンサルタント

クオリティ株式会社

ソリマチ株式会社

【参考1: J-SaaS提供サービス】

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【参考2:クラウドへの移行】

SaaS

PaaS

IaaS

既存のシステムは汎用的サービスであり、より効率的なシステムへの移行が可能な場合

(Email、ERP、顧客管理、営業支援、財務管理、販売管理、給与計算・・・)

既存のシステムの更改が必要であり、一般にない独自サービスの為、構築が必要な場合、

また、大規模演算(投資が大きいシステム)が必要な場合

(金融派生商品(デリバティブ)演算、宇宙工学・ロケット軌道計算など、特殊演算・・・)

既存のシステムは更改時期でなく、また完成されたシステムであり、現状を維持し、経費を節減

したい場合

(人材派遣システム、金融関連システム、)

既存のシステム

プライベートクラウド

既存のシステムは自社固有の独自のシステムであり、情報を厳密に管理する必要があるシステム

(基幹業務システム)

※プライベートクラウドとは、「仮想化」、「従量課金」、「動的なリソース割当て」が組み込まれたデータセンターに配置された社内システム

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大手企業ではクラウド・コンピューティングの浸透に伴うSOAサービスが普及したことにより、レガシーラッピング技術を

「SaaS」に適用し、短期間でシステム更改( 新の環境をユーザーに提供)を行うことに成功している企業もあります。

また社内のみにサービスを提供するプライベートクラウド(インターナルクラウド、イントラクラウド)を構築している企業

(富士フィルム等)もあり、社内の各部門や協力会社がシステムを利用した場合に利用料を課金するサービスを開始し、システム部

門を昔のコストセンターのイメージから払拭させている企業もあります。

(これにより部門毎の収支をより明確に把握できるようにもなりました。)

【クラウドコンピューティングの利用状況について】

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メール

プライベートクラウドの利用バブリッククラウドの利用

ポータルサイト ファイル共有 財務システム人事システム

戦略・分析システム

既存のシステム

利用者

連携

利用料の徴収

エンタープライズクラウド

ハイブリットクラウドの実現

汎用的情報システム 企業特有の情報システム

※仮想化環境の一論理区画の基本料金と、CPUとメモリー、

ディスクの使用容量によって従量課金するクラウドの料金

体系(タリフ)を設定

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【プライベートクラウド構築のメリットとは…既存システムからの移行の利点】

[仮想化レベル]

(1)既存のシステムの効率的な利用環境への移行

クラウドの仮想化技術を用いることによりサーバー台数を削減することによるコスト低減とグリーン化「省エネ法」

への対応も期待でき、将来のシステム拡張(システムの入替・増設)も柔軟になります。

(2)BCPで必要なDRセンターとして利用

2011年のBCPのISO化に対応したい企業としては災害対策としてのDR(災害時稼動データセンター)を構築したい、

しかし、現在稼動中のセンターと同等のセンターを構築することは費用が掛りすぎで対応しにくい。また、データ

保存のみの対応では、災害時からの復帰に時間が掛りすぎてビジネス継続策として意味をなさないなどの解決策と

して仮想化したクラウドセンターを利用する方法があります。

ことによりビジネスで重要な部分のみを運用する縮退運用(デグレード)の対応が可能となります。

(なお、縮退運用として必要なシステムの洗出し作業(BIA)を弊社で実施することも可能です。)

(3)データの一元管理先として利用

既存のクラアイントを利用しつつ実際の操作環境やデータの

保存場所をクラウドセンターに統合し、情報漏えいのリスク

を回避できます。また、昨今の新型インフルエザ流行などの

「パンデミック」に備えた遠隔操作なども可能となります。

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1.サーバーの仮想化

2.ストレージの仮想化

3.ネットワークの仮想化

4.アプリケーションの仮想化

ソフトウェアーはカプセル化され、必要な時にダウンロードして利用「Microsoft Application Virtualization (Microsoft App-V)」「Chrome OS」「Citrix XenApp」「Symantec SVS Pro」「VMware ThinApp」

)

物理的なネツトワークはほとんど存在せずサーバー内にて論理的にネットワークを構築(「VMware ESX」「CitrixXenServer」「Hyper-V」)

パーテーションの共有化やディスク分割・増設をシステムを止めることなく必要な時に必要な量を利用(「VMware vStorage」等)

DBはシェアードナッシング型のKeyValueデータストアータイプ(「OracleCoherence」、「hBase」、「Hypertable」、「memcached」)

ハードウェアーの制約から解放、必要なリソースを必要な時だけ利用できる(「VMware ESX」「CitrixXenServer」「Hyper-V」)

(どこまで実施するか入念な設計が必要)

5.クライアントの仮想化操作端末は携帯端末やMiniPCなどシンクライアント化され全てはクラウド内で実行

「Citrix XenDesktop」「VMwareView」「MS-RemoteDesktopService、MS-VDI」「LTE規格

インフラストラクチャーサービス

アプリケーションサービス

【プライベートクラウド構築への6フェーズ】

6.AP開発環境の仮想化(宣言型言語) ユーザーは必要なアプリケーションを専門的知識がなくても定義のみで構築できるまた、標準で分散処理機能(Hadoop等)を備えている。「MS-Access」「MS-Excel-Macro」「GeneXus」「AppScale」「MS次世代開発ツール」

プラットフォームサービス

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【クラウド化主要製品(x86、x64互換)比較・紹介】

弊社が取組んでおりますクラウド化IAサーバー向け主要3製品についてご紹介します。

・VMware社

VMware vSphere

4 (64bit用) 、VMware Infrastructure 3 (32bit用)

・Microsoft社

Windows Server 2008 R2(Hyper-V) (64bit用) + System Center Virtual Machine Manager 2008 R2

・Citrix社

Citrix XenServer

5.5 (64bit用) +

Essentials for XenServer

(機能拡張)

※他クラウド化製品としては、

AmazonEC2と同一機能を実現したOSSの「Eucalyptus」、「Nimbus」、「OPEN NEBULA」、Xen.orgの「Xen

Cloud Platform」

ハードからソフトまで一体化製品のIBM 「CloudBurst」、Morphlabsの「mCloudシリーズ」企業間コミュニテイテーによるVMwareの「vCloud」などがあります。

※仮想化製品としては「KVM(OS一体型)」+「QEMU」、「OpenVZ

」、「Virtuozzo」、「Xen」+「Kemari」、「Vserver」、「AlacrityVM」、「Luvalley」、「WinKVM

」、

国内製品の「BitVisor」などがあります。

また、ホスト型仮想化製品(VirtualServer、VMwareServer、VirtualBOX)はハブリッククラウド(IaaS)内で、更なる仮想化を行う場合に利用されています。

も古くからx86の仮想化製品を製造している「VMware社」は、仮想化用のソリューションも多く「Binary Translation」や

「Shadow Page Table」など他には真似のできない一歩進んだ技術を提供しており、仮想化技術に関しては一日の長があります。

「MicroSoft社」はデスクトップ型仮想化製品を長年製造しており、それらの実績から作成した「Hyper-V」はゲストOSを

Windowsとした場合の愛称は非常に良くなっています。また、MicroSoftのパブリッククラウドサービス(本年1月に本格サービ

ス提供)Azureはカスタマイズされた「Hyper-V」に専用OS(Windows

Server 2008カスタマイズ)を付加したものであり、企業シ

ステムのP2V(物理環境から仮想環境へシステム環境を維持したまま移行)も可能なサービスとして提供されています。「Citrix

社」はオープンソース仮想化製品を開発していた「Xen

Source社」を買収し、実績ある自社のThinClientソリューション

「MetaFrame」との統合を進めており、クライアント仮想化はNo.1の実績を誇っています。なお、「Xen」に関しては過去オー

プンソースであったことから「Oracle VM」や「Sun xVM

Server」、「Virtual Iron」など同一技術を用いた製品が多数あり、

パブリッククラウドのAmazon「Elastic Compute Cloud」(EC2)

もこの製品を利用しています。またMS

の「Hyper-V」も過去

「Xen

Source社」へ出資していた関係で基本概念は同一のものを採用しています。

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VMware Citrix Microsoft

要件 デュアルCPU(デュアルコア)以上

32bit用VMM…VMware ESX 3.5(i) 64bit用VMM…VMware ESX 4(i)

x64ベースのプロセッサ

(Intel EM64T、AD64)

x64ベースのプロセッサ

(Intel EM64T、AMD64)

プロセッサの仮想化支援機能

(Intel VT、AMD-V)

データ実行防止機能(DEP)

完全/準仮想化 完全(バイナリトランスレーションまたはチップの仮

想化機能)

完全(チップの仮想化機能のみ) /準仮

想化

完全(チップの仮想化機能のみ) /準

仮想化

アーキテクチャ

[ノードコントローラー(NC、VMM)]

地金型(ベアメタル型)

・モノリシックハイパーバイザー型--ESXFull-virtualization(Dynamic

Translationまたはチップの仮想化機能

にて実現)…OSのタイプを選ばないが、

デバイスドライバー等を全てハイパー

バイザーに組込必要がある。(ファット型)

・シンモノシリックハイパーバイザー型(ベアメタルハイパーバイザー) --ESXiFull-virtualizationで超小型の管理

OS(vMA)を持つタイプ。(軽量・セキュア

で、ハードウェアーに組込可能)

・マイクロハイブリッドバイザー型適環境適応タイプでFull-

virtualization (チップによる仮想化)

の機能とPara-virtualization機能

(ゲストOSのカーネルを仮想化向けに

変更、特権命令やセンシティブ命令

はVMMを呼び出すように変更し 適化

するタイプ(現状ではLinuxのみ対

応))が利用可能、管理OSのデバイス

ドライバーを流用することができる

為ドライバーを組み込む必要がない。Para-virtualization機能が利用でき

ないOSはFull-virtualization (チップ

の仮想化機能)にて対応※現行のXenバージョンは3.3

・マイクロハイブリッドバイザー型Para-virtualizationはWindowsXP以

降のWindowsOSとSUSE Linux 10/11

Enterprise Server SP1 以降または、

RHEL5.2/5.3のみ対応可能。なお、

LinuxOS利用の場合は時間同期機能

の利用は不可他のOSはFull-virtualization(チップ

の仮想化機能)にて対応

・シンマイクロハイブリットバイザー型--Hyper-V Server 2008 R2小型の管理OSを持つタイプ(ハードウェアー組込可能製品)

大物理プロセッサ数 64/320 コア 無制限 4~24(ソケット)

64/384コア

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主要3製品比較表※無償で利用できる仮想化機能については比較しない

【クラウド化主要製品(x86、x64互換)比較・紹介】

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VMware Citrix Microsoft

仮想化支援機能の有無(Intel VT/AMD-V)

64bitゲストを利用する場合のみプロ

セッサの仮想化支援機能(Intel VT、

AMD-V)が必要

WindowsOSを利用する場合はプロセッサの仮想化支援機能(Intel VT、AMD-V)

が必要

必須

管理コンソール[クラウドコントローラー(CLC)]

VMware Infrastructure Client Citrix Xen

Center Windows Server 2008 R2 付属Hyper-Vマネージャ

複数サーバの集中管理[クラスターコントローラー(CC)]

VMware vCenter(別途サーバーが必要)

Citrix Essentials for XenServe※XenServeの拡張機能版(有償製品)※Essentials for Hyper-Vにより

Hyper-Vの管理も可能

System CenterVirtual Machine Manager(別途サーバーが必要)※パブリッククラウド(Azure)とのフェ

デレーション

(連携)が可能

クライアント仮想化ソリューション

VMware View Citrix Xen

Desktop Xen

Client VDI、EDVMED-V(β)、Windows7

主要メリット・デメリット メリット:VMwareFT(Fault

Tolerance )によりシ

ステムの停止が許されないミッション

クリティカル環境でも利用可能

デメリット:他製品に比べて高額

メリット:VMMがXenである為、インターネット

で配布されている多数のXenイメージ

を利用できる。また、パブリックク

ラウドであるAmazonEC2に移行しやす

い。

デメリット:管理、付加機能が少ない。無停止機能は、次期Xenにて対応予定

メリット:Windowsで多数の仮想環境の構築に

おいてコストメリットが高い。CPUの省電力機能を効率よく利用StandardEdition・1物理サーバーライセンス+・1仮想サーバーライセンス

EnterpriseEdition・1物理サーバーセイセンス+・4仮想サーバーライセンス

DataCenterEdition・1物理サーバーライセンス+・無制限仮想サーバーライセンス

デメリット:Windows以外のOSのサーポート力が

弱い

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【クラウド構築サーバーハードウェアー/ソフトウェアー構成例

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クラウドコントローラー(利用者コンソール管理)

クラスターコントローラークラスターコントローラー

ノードコントローラー

(VMM)

クラスターコントローラークラスターコントローラー

ノードコントローラー

インスタンス

インスタンス

インスタンス

クラスターノード(サーバー)ノード

インスタンス

インスタンス

ノードコントローラー ノードコントローラー

インスタンス

インスタンス

ノード ノードインスタンス

(

仮想マ

シーン)

インスタンス

(

仮想マ

シーン)

クラスター

クラウド全体構成

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SANストレージDB : Key Valueデータストアー

型SANストレージ SANストレージ

(ストレージプール) (ストレージプール) (ストレージプール)

ブレードサーバー ブレードサーバーブレードサーバー

【クラウド構築サーバーハードウェアー/ソフトウェアー構成例

「iSCSI」

または「FCoE」

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クラスター

(リソースプール)

シン・プロビジョニング

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ハイパーバイザー

【クラウド構築サーバーハードウェアー/ソフトウェアー構成例

ハイパーバイザー

管理OS 仮

想マシーン

仮想マシーン

仮想マシーン

サーバーブレード(常時本番稼動)

管理OS 仮

想マシーン

仮想マシーン

仮想マシーン

サーバーブレード(高負荷時、障害時稼動)

AMD Opteron

32Gメモリー

SSD 30G SSD 30G

AMD Opteron AMD Opteron

32Gメモリー

SSD 30G SSD 30G

AMD Opteron

FCスイッチ(12ポート) インテリジェントスイッチ(L2)

シン

バイザー

チップ

シン

バイザー

チップ

ストレージ

ブレートサーバー

(本番) ブレートサーバー(バックアップ)

クラスター(

リソースプール)

SANストレージSANストレージ

クラスター(

リソースプール)

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CNA(12ポート)

ストレージ

ハートビートライブマイグレーション

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【クラウド構築サーバーハードウェアー/ソフトウェアー構成例

Windows Server 2008 R2

vRanger

Pro

VMware Converter 4.0.1

(仮想マシーン管理/バックアップ管理

vCenterの場合) (仮想マシーン管理/バックアップ管理

SCVMMの場合)

Quad Xeon

4Gメモリー

SATAⅡ

1T SATAⅡ

1T

VMware vCenter

Server

VMware Consolidated Backup

SATAⅡ

1T

VI CLIENT

4G FCスイッチ(12ポート)

.NET Framework 3.0

Windows Server 2008 R2

Symantec Backup Exec System Recovery Server Edition

Quad Xeon

4Gメモリー

SATAⅡ

1T SATAⅡ

1T

System Center Virtual Machine Manager 2008 R2

WAIK

SATAⅡ

1T

SQL Server 2005 Express SP2

4G FCスイッチ(12ポート)

Symantec Backup Exec System Recovery Server Edition

System Center Data Protection Manager 2007

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CNA(12ポート) CNA(12ポート)

-

クラスターコントローラー(CC) -

System Center Essentials 2010

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【弊社の対応内容】

弊社では、過去の経験とノウハウを活かし多数のソリューションの中から顧客に 適なソリューションを選択し、構築・移

行・運用までをインフラストラクチャーチームが一丸となって実施して参ります

[本番サーバーからの移行(P2V)]現在稼働中のサーバーを移行いたします。

[プライベートクラウドの構築]プライベートクラウドシステムの導入、 適化を実施いた

します。

[ 適システム選択]各種ソリュションから 適なサービス・製品を選定し、必

要な費用をご提示いたします。

[現状システム分析]現在稼働中のシステムがパブリッククラウド/プライベー

トクラウドへ移行が可能か分析し、可能なものについて必

要なパフォーマンスを洗い出します。

[運用の実施]システムの運用を代行いたします。

[改善案の提示]運用状況から改善案をご提示いたします。

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[パブリッククラウドへの移行]既存システムをハブリッククラウドへ移行いたします。

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【弊社チーム構成】

プロジェクト計画・管理・推進者

構築作業者A主にクラウド環境構築に従事(クラウド申込、ハード設定・

ソフトウェアーインストール)

御 社

構築作業者C主にテスト・チューニングに従事(ベンチマーク・ソフトウェアを実行し、非

仮想化環境との比較、リソースプル/クラス

タープルの設定ライブマイグレーション試験)

構築作業者B主にゲストOS構築に従事(P2Vを含む)(既存環境の移行については自動移行ツ

ール「PlateSpin」、「Acronis True Image」、「Virt-p2v」などを利用)

弊 社

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プライベートクラウド構築の場合

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株式会社

ワールド情報

営業担当

佐武

伸雄

: 〒101-0051

東京都千代田区神田神保町3-4-29

九段下SSTビル4F

T E L :

03-6272-6870

F A X :

03-6272-6871

E-Mail : [email protected]

【本件に関するお問い合わせ】

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