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ため池ワークフロー(ため池データベース更新システム)
2019年 4月(4月9日改訂)
国立研究開発法人農研機構
農村工学研究部門
資料3
目次1-1.ため池ワークフローとは1-2.これまでのため池データベース更新作業の課題1-3.ため池ワークフローの操作2-1.ため池ワークフロー画面の起動①2-2.ため池ワークフロー画面の起動②
市町村3-1.初期画面3-2.編集リスト4-1.ため池データを新規作成する①4-2.ため池データを新規作成する②4-3.ため池データを現地で新規作成する
ため池データを編集する5-1.一時保存した新規ため池5-2.既存のため池5-3.差戻しされたため池
6.ため池データの提出と編集リストの確認
7.編集作業の停止
都道府県8-1.初期画面8-2.編集リスト
9-1.ため池データの受付9-2.ため池データの承認9-3.ため池データの差戻し9-4.ため池データの承認解除
都道府県本庁10.農政局に提出
2
1-1.ため池ワークフローとは
ため池ワークフローとは、毎年実施されるため池データベースの更新を支援するシステムです。市町村から都道府県、農政局、本省へと、データベースの更新作業が順次、受け渡されるシステムをワークフローシステムと呼びます。
3
市町村
農政局
本
省
データの新規作成・修正
次年度版編集許可
(ため池防災支援システムの
データ更新を確定)
差し戻しデータの訂正
全市町村のデータを
確認し承認
局内の全都道府県からデータ
が提出されたことを確認
都道府県
(操作の流れは1-3参照)
ため池データベースの更新は毎年、3月31日付でエクセルデータの収集をしてきた。そこには次のような課題がある。
各機関でエクセルデータで管理していると、機関ごとのデータが乖離していく可能性がある。
エクセルでデータを収集する際に、誤入力が発生する(例えば、全角と半角、数値の後のスペース、ため池コードの重複など)。誤入力されたデータは、ため池防災支援システムにそのまま反映できず、修正に多大な労力と費用が発生する。
登録ため池数が超え、エクセルで扱うことが困難となった。
ため池の位置(緯度、経度)に間違いが多くある。
⇒ため池防災支援システムではオンラインで一つのデータベースにアクセス
⇒ため池防災支援システムではシステムが誤入力を自動チェック
⇒サーバーのデータベースシステムで素早く検索
⇒スマホのGPS機能で位置登録したり、地図上で位置修正可能
1-2.これまでのため池データベース更新作業の課題
4
1-3.ため池ワークフローの操作
市町村
農政局
本
省
データの新規作成・修正
提出(個々のため池)
提出(都道府県内の全ため池)
編集許可(都道府県ごと)
提出(局内の全ため池)
差戻し(個々のため池)
次年度版編集許可
(ため池防災支援システムの
データ更新を確定)
差し戻しデータの訂正
① ④
②
③
⑥
⑤
全市町村のデータを
確認し承認
局内の全都道府県からデータ
が提出されたことを確認
⑪
⑧
⑦
⑭
①② 市町村 :データの新規作成・修正を行い、都道府県に提出します。③ 都道府県:修正が必要な場合は、市町村にデータを差し戻します。④⑤ 市町村 :差戻されたデータを訂正し、再度、都道府県に提出します。⑦ 都道府県:各市町村から提出されたデータを承認し、農政局に提出します。⑧ 農政局 :都道府県から修正の要望があった場合は編集許可をします。⑨ 都道府県:市町村から再提出されたデータを確認し、農政局に再提出します。⑩⑪ 農政局 :局管轄内の全都道府県のデータが揃ったら本省に提出します⑫ 本省 :農政局から修正の要望があった場合は、編集許可をします。⑬ 農政局 :都道府県から再提出されたデータを確認し、農政局に再提出します。⑭ 本省 :全国の農政局からデータが提出されたら、次年度版編集許可をします。
⑨
⑩
5
都道府県
編集許可(都道府県ごと)
⑫
⑬
2-1.ため池ワークフロー画面の起動①
6
ため池ワークフロー画面を起動するには以下の4つの方法があります。① 全体メニューの「設定」を選択し表示される管理
画面の「ワークフロー」を選択する。② 台帳ボタンで表示されたため池台帳画面の最下部
の「台帳編集」ボタンを選択する。③ ため池防災支援システムの ボタンが
(点滅)に変わっているときに選択する。④ ブラウザに直接、URLを入力する。
http://sipbase.iotm2m.in/tameike/list/mtameikea/
①
2-2.ため池ワークフロー画面の起動②
④ブラウザを起動し、URLに以下を入力後Enterを押す(http://sipbase.iotm2m.in/tameike/list/mtameikea/)
③地図表示画面で ボタンが (点滅)に変わっているときに を選択。ワークフローに作業が発生しているときにが表示される。
②地図表示画面で台帳を変更したいため池のアイコンを選択して名称を表示⇒ ボタンを選択⇒ため池台帳(ため池諸元)が表示されるので最下部の「台帳編集」を選択⇒再度表示されたため池台帳の最下部の「ため池リスト」「編集リスト」を選択する
編集リスト
7
3-1.初期画面(市町村)
①
ため池ワークフローを起動すると「編集リスト」を表示します。① 「ため池リスト」:担当地域のため池を一覧で表示する。
「編集リスト」:新規作成や変更など、編集作業中のため池を一覧で表示する。「ジョブリスト」:CSVダウンロードやデータベースへの最終変更手続きなどの処理の状態を表示(主に国が使用します)「地図」:「ため池ワークフロー」から「ため池防災支援システム」の地図表示に移動
② ログインしているユーザーと種別の表示。③ 編集したデータ「ため池コード -名称 -所在地 -状態」をリスト表示する。
状態には「編集中」「都道府県から差戻し」「都道府県に提出済み」があり赤字は編集作業があることを表す。
④ 「新規作成」「現地で新規作成」:新たにため池を登録する。「最終版csvダウンロード」「編集csvダウンロード」:データのダウンロード。
②
8
④
③
3-2.編集リスト(市町村)
① ②
① 編集リストを表示し(初期画面、もしくは全体メニューの「編集リスト」を選択する)リスト内のため池名称を選択する。
② 「ため池諸元 -編集」画面が表示される。編集した項目には色がつく。
③ ため池諸元の下部には編集メニューが表示される。「コメント」は都道府県からデータが差戻された際に、県からの差戻し理由を確認、修正した際の返信などの連絡に使用する。
都道府県に提出済みのデータを選択した場合には、「一時保存」「編集リストから削除」「都道府県に提出」は選択できません。
9
③編集メニュー
4-1.ため池データを新規作成する①(市町村)
過去の一斉点検には登録されていないため池をため池データベースに登録する作業です。① 「編集リスト」を選択し表示する。② 「新規作成」を選択し「ため池諸元 -編集」
画面を表示する。③ 必須項目(ため池名称、所在地)を入力する。④ 「検索」ボタンで位置情報を入力する。⑤ 位置情報を検索する地図が別ウィンドウで表
示される。⑥ 地図を移動して、現在地マークにため池を合
わせる。⑦ 「元画面に反映」ボタンを選択すると位置が
修正され、ため池諸元画面に戻る。⑧ 最下部の「一時保存」ボタンを選択する。
⑧
10
⑦
⑥
⑤
④
③
①
②
4-2.ため池データを新規作成する②(市町村)
① 一時保存すると「保存しました(ため池コード)」と表示される。ため池コードは、既に登録されているため池番号の[最大値+1]が付与される。(廃止されたため池コードに上書きされることはない)
② 「編集リスト」を選択すると、一時保存したため池がリストに表示される。
③ 続けて新規作成する場合には、「新規作成」または「現地で新規作成」ボタンを選択する。
②
11
③
①
4-3.ため池データを現地で新規作成する(市町村)
スマートフォンやタブレットなど、位置情報を取得できるモバイル端末を使い、ため池現地で新規データを作成する作業です。現地でワークフローシステムにログインして開始します。① 初期画面で「現地で新規作成」を選択する。② 「ため池実地登録」画面が表示される。画面上部と「ため池名称」欄の下に緯度経度が表示されている
ことを確認する。ため池名称を入力し「登録」ボタンを選択する。③ 名称と緯度経度を反映した「ため池諸元ー編集」画面が表示される。必須項目の所在地を入力する。④ 最下部までスクロールし「一時保存」ボタンを選択する。(以降の表示は4-2同様) 一時保存したため池の詳細データの入力(5-1参照)は役所で行うことを勧奨します。
12
①
② ③
④
5-1.ため池データを編集する~一時保存した新規ため池(市町村)
新規作成したため池のデータを、管轄の都道府県に提出できるように編集します。① 編集リストで新規作成したため池を選択すると、ため池の諸元データが2列で表示される。「ため池
諸元 -現在」は編集時の確定データ、「ため池諸元 -編集」は新規データを表示している。(新規作成なので「ため池諸元- 現在」は空欄です)
② 新規作成で入力しなかった項目を編集する。③ 最下部の「その他」の項目は、システムの内部データです。④ 「一時保存」入力したデータを保存して終了する。
「編集リストから削除」編集データを残さず終了する。「都道府県に提出」編集を終了しデータを提出する。「コメント」一時保存の際のメモや、編集内容について都道府県に連絡をする。(コメントを入力するとボタンの色が変わる)「編集リスト」入力したデータを反映せず終了する。(各説明の終了とは初期画面に戻ることです)
①
③
②④
13
②
5-2.ため池データを編集する~既存のため池(市町村)
14
既存のため池のデータを修正、追加などの編集をします。① 全体メニュー、または閲覧中の「ため池諸元」画面最下部
の「ため池リスト」を選択し、ため池リストを表示する。② 変更したいため池を選択し「ため池諸元 -編集」画面を表
示する。③ 画面最下部の編集メニューの「編集開始」を選択し、確認
メッセージでOKする。(この時点で編集リストに表示されるようになる)
④ 「ため池諸元 -編集」の各項目に編集したいデータを入力する。「ため池諸元 -現在」には編集時に確定しているデータが表示される。
⑤ 「一時保存」入力したデータを保存して終了する。「編集リストから削除」編集データを残さず終了する。「都道府県に提出」編集を終了しデータを提出する。「コメント」一時保存の際のメモや、編集内容について都道府県に連絡をする。(コメントを入力するとボタンの色が変わる)「編集リスト」入力したデータを反映せず編集リスト画面に戻る。(各説明の終了とは初期画面に戻ることです)
③
①
②
④
⑤
①
都道府県から「市町村に対して差戻し」があると「ため池防災支援システム」の「台帳」ボタンが点滅します。① ボタンを選択するとワークフローに移動し編
集リストを表示する。「都道府県から差戻し」の表示があるため池を選択する。
② 「ため池諸元 –編集」が表示される。③ 編集メニューの「コメント」ボタンの内容を確認す
る(入力があればボタンに色がついています)④ データを修正する(5-1、5-2同様)⑤ 必要に応じてコメントを入力し「都道府県に提出」
する。 点滅している台帳ボタンは、ため池の名称を表示して選
択すると、通常の台帳ボタンと同じように台帳を表示します。
②
③
④
15
①
5-3.ため池データを編集する~差戻しされたため池(市町村)
⑤
6.ため池データの提出と編集リストの確認(市町村)
① 都道府県にため池のデータを提出すると「提出しました(ため池コード)」と表示される。
② 入力内容に不備(必須項目の未入力、全角の英数字など)があると赤枠で囲まれたエラー画面を表示する。訂正して再度「都道府県に提出」する。
③ 提出後は編集リストを表示して(3-2参照)データの状態を確認する。「都道府県に提出済み」と黒字で表示され、このデータに対する作業が終了となる。
提出については、新規、変更、差戻しなど内容に関わらず操作は同様です。
16
①
②
③
入力もれ
全角入力
7.編集作業の停止(市町村)
① 都道府県にデータを提出すると、そのデータは編集不可となる。編集リストのため池データを選択して「ため池諸元 –変更」を表示する。編集はできるが「一時保存」「編集リストから削除」「都道府県に提出」することはできない。
② 都道府県本庁で「農政局に提出」をすると、ワークフローの操作が停止する。本省で「次年度版編集開始」を行うか、農政局で「編集許可」を行うまで、新規作成を含め、すべての機能が停止する。
修正や追加が発生した際には、都道府県の本庁担当者に電話やメール等で直接ご連絡をお願いします。①の場合は都道府県が差戻しの操作、②の場合は農政局が編集許可の操作後に都道府県で承認解除、差戻しの操作をして市町村で編集ができるようになります。 17
①提出したため池 ②既存のため池
選択できない 選択できない
選択できない
18
8-1.初期画面(都道府県)
①
ため池ワークフローを起動すると「編集リスト」を表示します。① 「ため池リスト」:市町村を一覧で表示する。
「編集リスト」:市町村から提出されたデータ数を表示。「ジョブリスト」:CSVダウンロードやデータベースへの最終変更手続きなどの処理の状態を表示(主に国が使用します)「地図」:「ため池ワークフロー」から「ため池防災支援システム」の地図表示に移動。
② ログインしているユーザーと種別の表示。③ 「農政局に提出」:管轄の都道府県からのデータが揃ったら農政局に提出する。
「一括承認」:提出されたデータを一括で承認する。「最新版csvダウンロード」「編集csvダウンロード」:データのダウンロード。
②
③
8-2.編集リスト(都道府県)
初期画面、もしくは全体メニューの「編集リスト」を選択し、編集リストを表示する。
① 市町村名を選択し、編集しているため池リストと編集状態「市町村から受付」「承認済(農政局に提出待ち)」が表示される。(市町村で編集中のデータに状態は表示されません)
② ため池を選択すると「ため池諸元 -編集」画面が表示される。
③ 下部にはため池ごとに行う編集メニューが表示される。「コメント」は都道府県からデータを差戻しする際に、差戻し理由などの連絡に使用する。
承認したデータは「承認」ボタン、承認前のデータは「承認解除」ボタンは選択できません。
① ②
③
19
9-1.ため池データの受付(都道府県)
市町村からデータの提出があると「ため池防災支援システム」の「台帳」ボタンが点滅します。① をクリックすると、ため池ワークフローに
移動し都道府県の編集リストが表示される。② 市町村リストに[処理済数/受付数]が表示され
る。同数になれば、全データの処理が終了し農政局に提出できる。処理済数・・・承認または差戻しした数受付数・・・市町村から提出されたため池数
農政局に提出するまでは処理済数は赤字で表示される。
③ 市町村を選択すると、編集中のため池のリストが表示される。
20
②
①
③
9-2.ため池データの承認(都道府県)
21
市町村から提出されたデータを確認し、問題がなければ承認します。提出されたため池データを表示します(9-1参照)① データを確認し「承認」ボタンを選択する。② 編集リストを表示する。「承認済み(農政局に提出
待ち)」が赤字で表示される。
初期画面の最下部に「一括承認」ボタンがあります。個々のため池データを確認し、まとめて承認できますが、県本庁担当者のみ使用してください。
①
②
9-3.ため池データの差戻し(都道府県)
市町村から提出されたデータを確認し、修正事項がある場合には、データを差戻します。提出されたため池データを表示します(9-1参照)① 「コメント」ボタンを選択し、差戻し理由を記入する。② 差戻し理由を記載し保存する。③ 「ため池諸元 –編集」画面に戻り「市町村に対して差戻
し」ボタンを選択する。(コメントを入力するとボタンの色が変わる)
④ 編集リストが表示され、差戻したため池データの状態表示がなくなる。
④
②
22
①③
市町村では、提出したため池データの編集ができなくなります。市町村から修正の申し出があった場合には、データを差戻します。(承認済みのため池データは、まず9-4で承認解除をします)
都道府県でため池データを承認した後、市町村から修正の申し出があった場合には、ため池データの承認を解除して差戻します。① 編集リストを表示し(9-1参照)承認済みのため池
データを選択する。② 「承認解除」ボタンを選択する。③ 編集状態が「市町村から受付」に変わったことを確
認し、差戻し(9-3参照)をする
23
9-4.ため池データの承認解除(都道府県)
②
①
③
農政局に提出済みの場合は、農政局に編集許可を依頼します。その後、承認解除、差戻しをします。
10.農政局に提出(都道府県本庁)
① 編集リストを表示する。市町村名の右の数字を確認し「処理済み数/受付数」(9-1参照)が同数になっているか確認する。
② 「農政局に提出」ボタンを選択する。(「処理済み数/受付数」が同数になっていなくても提出できるので注意します)
③ 市町村別の(処理済数/受付数)が黒に変わり、都道府県の作業が終了する。
ため池データを農政局に提出すると、ワークフローの編集機能が停止します(7参照)
①
②
24
③