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Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceの使⽤ Release 20172

Field Service Cloud Routing Cloud ServiceOracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceには、会社のコミットメントを履 できるように、顧客に連絡するリソースの到着時

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OracleField Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤

Release 2017年2⽉

Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceの使⽤

部品番号: E83352-03

Copyright © 2017年, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

作成者: Field Service Cloud情報開発チーム

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使⽤と開⽰は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明⽰的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、⼿段に関係なく、いかなる部分も使⽤、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実⾏、公開または表⽰することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁⽌されています。

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U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware,and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal AcquisitionRegulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, includingany operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and licenserestrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの⼀般的な使⽤のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(⼈的傷害を発⽣させる可能性があるアプリケーションを含む)への⽤途を⽬的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使⽤する際、安全に使⽤するために、適切な安全装置、バックアップ、冗⻑性(redundancy)、その他の対策を講じることは使⽤者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使⽤したことに起因して損害が発⽣しても、Oracle Corporationおよびその関連会社は⼀切の責任を負いかねます。

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このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。適⽤されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に別段の定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して⼀切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。適⽤されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使⽤によって損失、費⽤、あるいは損害が発⽣しても⼀切の責任を負いかねます。

このドキュメントで使⽤している企業名は架空の名称であり、現在実在するまたは過去に実在した企業とは⼀切関係がありません。

Oracleのアクセシビリティへの取組みについては、Oracle Accessibility Program Webサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccをご参照ください。

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電⼦⽀援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤

⽬次

  まえがき i

1 章 : ルーティングの概要 1

モジュールを使⽤する利点 1

モジュールの機能 1

ルーティングに使⽤されるリソース・ロケーションの特定 2

2 章 : ルーティング⽤のアプリケーションの構成 3

ルーティング⽤のリソース・ツリーの準備 3

ルーティング⽤のリソース・カレンダの準備 3

ルーティング⽤の作業スキルおよび作業スキル条件の準備 3

ルーティング⽤の作業ゾーンの準備 4

ルーティング⽤のリソースの開始および終了ロケーションの準備 4

ルーティング⽤のリソース・プリファレンスの準備 4

フィルタの作成 5

カレンダ表⽰の使⽤ 5

3 章 : ルーティング・プロファイルおよびプラン 6

ルーティング・プロファイルおよびプランの設定 6

複数⽇ルーティング 6

ルーティング・プロファイルの追加 7

ルーティング・プロファイルへのルーティング・プランの追加 9

バケットへのルーティング・プロファイルの割当 12

4 章 : ルーティング・プランの構成 13

ルーティング・プランの「ルーティング・プラン」セクションの構成 13

ルーティング・プランに対する実⾏スケジュールの構成 14

連続ルーティング実⾏ 15

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤

即時アクティビティ割当 17

割当パラメータを使⽤したルーティング・プランの微調整 24

ルーティングに対するアクティビティ・フィルタ 27

ルーティング・プランへのアクティビティ・フィルタの追加 28

ルーティングに対するアクティビティ・フィルタの構成 30

ルーティング・プランを使⽤したルートの再最適化 31

ルーティング・プランでの動的ルーティングの使⽤ 34

5 章 : ルーティング⽅法 43

ルーティング⽅法のテスト 43

ルーティング実⾏のエラーの識別 43

ルーティングのメッセージ・コード 44

2つのルーティング実⾏の⽐較 46

ルーティング⽅法に関する要約データの評価 47

ルーティング実⾏のロールバック 49

6 章 : ルーティングの表⽰ 51

ルーティングの表⽰の概要 51

ルーティングの構成 54

⼿動および⾃動ルーティング実⾏ 54

ルーティング実⾏ログ 58

オラクル社からルーティング・アドバイスを受ける⽅法 59

7 章 : ルーティングの実⾏と管理 60

ルーティング・プランの⾃動開始 60

ルーティング・プランの⼿動開始 60

個々のアクティビティの⼿動ルーティング 61

8 章 : トラブルシューティング 62

ルーティングのトラブルシューティング 62

改訂履歴 64

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤Preface

i

序⽂

まえがきこの序⽂では、アプリケーションやこのマニュアルを使⽤するうえで役⽴つ情報ソースを⽰します。

Oracle Applicationsの各種ガイドOracleアプリケーションの各種ガイドについては、Oracle Help Center (http://docs.oracle.com/)を参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティオラクル社のアクセシビリティへの取組みについては、Oracle Accessibility Program Webサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

ご意⾒およびご提案不具合が⾒つかった場合や、ドキュメントの改善をご提案いただく場合は、次のいずれかのサーベイをご利⽤ください。

• Webベースのユーザー・ガイドの場合: http://documentation.custhelp.com/ci/documents/detail/5/4/12

• チュートリアルの場合: http://documentation.custhelp.com/ci/documents/detail/5/3/12

弊社のドキュメント改善にご協⼒いただき、ありがとうございます。

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 1

ルーティングの概要

1

1 ルーティングの概要ルーティングの概要

モジュールを使⽤する利点アクティビティは、アクティビティ・ロケーション、スキル・セットおよびリソースの作業履歴に基づいてリソースに割り当てられます。継続的に使⽤すると、⼿動ルーティングより優れた次のような利点が得られます。

• 約束したサービス時間枠内でより多くの顧客アクティビティを満たします。

• 適切なスキルのあるリソースにその作業エリア内のアクティビティが確実に割り当てられます。

• 多数のルーティング・タスクが⾃動化され、処理がより早くより簡単になります。

• リソースの移動時間、作業時間、アイドル時間および超過時間を最短にして、サービスのデリバリ・コストを最⼩化します。

モジュールの機能Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceは、洗練されたアルゴリズムを利⽤してリソース稼働率を最適化します。リソースとアクティビティについて、ユーザーが⼊⼒した情報、およびリソースとアクティビティに関して収集したリアルタイム・データを使⽤して知識を得ます。次に、アプリケーションでこの情報を使⽤して、モバイル・ワークフォースの稼働詳細を最適化するルートが⽣成されます。Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceには、会社のコミットメントを履⾏できるように、顧客に連絡するリソースの到着時間を考慮するロジックが含まれています。顧客に到着期間が通知され(到着期間の開始時間と終了時間の両⽅が連絡されます)、当該到着期間がサービス時間枠と重複している場合、モジュールでは、アクティビティ開始のスケジュール対象とする間隔としてこの重複が使⽤されます。

ルーティング・プロセスのデータ・フローは次のとおりです。

• Oracle Field Service Cloudで、アクティビティ予約システムからアクティビティを受信します。アプリケーションによって、アクティビティに必要なスキルとスキル・レベルおよその他の要件が識別され、次に、スキル、スキル・レベル、作業エリア、その他の制約に⼀致するセットがあるリソースが識別されます。その後、Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceによって、要件に最も⼀致するリソースにアクティビティが割り当てられます。リソースがアクティビティに対して「優先」リソースとして選択されると、そのリソースが優先されます。ただし、「優先」リソースが⾮アクティブまたは使⽤不可である場合は、適切な他のリソースが選択されます。会社は効率によってコスト節約を認識し、リソースはそのスキル・レベルとロケーションに合ったルートを受け⼊れ、顧客は時間どおりに質の⾼いサービスを受けます。

• Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceでは常に、Oracle Field Service Cloudでアクティビティおよびリソースに対して設定された割当要件が考慮されます。これには、作業スキル、作業ゾーン、禁⽌アクティビティ、必須リソース、アクティビティ・リンク制約およびリソース・カレンダが含まれます。ルーティング・プラン・レベルの設定を使⽤すると、追加の制約および優先度を構成できます。ただし、標準の制約をプラン・レベルで最⼩化することはできません。

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 1

ルーティングの概要

2

注 ルートは、選択した⽬標のみでなく、多数の様々な⽬標を使⽤して最適化されます。たとえば、移動時間と作業時間を最適化するルーティング⽅法を作成した場合、アプリケーションでは移動時間と作業の最適化を優先するのみでなく、追加の最適化⽬標として、割り当てられるアクティビティの数を最⼤にして、リソース超過時間を最⼩にします。

ルーティングに使⽤されるリソース・ロケーションの特定リソースがフィールドにいるときは、アプリケーションがリソースのGPS座標をルーティング・エンジンに送信します(使⽤可能な場合)。これは、ルーティングでリソースのロケーションを判断するのに役⽴ちます。次のルールが使⽤されます。

ルートが開始されていない場合、またはルートでアクティビティが開始されていない場合、ルーティング・エンジンに送信される座標は、次のようになります。

• リソースのGPS座標が0–20分の間に取得された場合は、GPS座標が使⽤されます。

• GPS座標が使⽤可能でない場合、またはGPS座標が20分より新しい場合は、リソースの開始ロケーションが使⽤されます(使⽤可能な場合)。

• GPS座標が使⽤可能でない場合、またはGPS座標が20分より新しい場合に、開始ロケーションがリソースに割り当てられていないと、リソースのロケーションは未定義のままになります。

ルートが開始された場合、またはアクティビティが完了した場合は、次のようになります。

• リソースのGPS座標が開始済または完了済アクティビティの最新の変更より新しい場合は、GPS座標が使⽤されます。

• GPS座標が使⽤可能でない場合、またはGPS座標が開始済または完了済アクティビティの最新の変更より古い場合は、開始済または完了済アクティビティの住所が使⽤されます。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 2

ルーティング⽤のアプリケーションの構成

3

2 ルーティング⽤のアプリケーションの構成ルーティング⽤のアプリケーションの構成

ルーティング⽤のリソース・ツリーの準備Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceは、多数の設定を使⽤してアクティビティをリソースに⼀致させる⽅法を決定します。これらの設定の構成は、ルーティング結果に⼤きな影響を与える場合があります。アクティビティを受け⼊れる必要があるリソースが、これらのリソースを受⼊先とするアクティビティと同じバケット内にあることを確認してください。リソース・ツリーの編成時に、次の制限を考慮してください。

• ルーティングはルーティング・バケット(バケット・ロールがあるリソース・タイプ)から開始されます。

• ルーティングでは、ルーティング・バケットから⼦リソースにのみアクティビティを配分できます

• これらの⼦リソースのみが、リソース・タイプ・レベルで「ルーティングでアクティビティを割当可能」オプションが選択されているルーティングに対して考慮されます

リソース・ツリーの構成の詳細な⼿順は、『Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービス User Guide』を参照してください。

ルーティング⽤のリソース・カレンダの準備カレンダが最新データ正確であることを確認します。この情報は、適格なリソースがアクティビティを実⾏できるかどうかを決定するために使⽤されます。

注 リソースは、下位レベルで設定を上書きしていないかぎり、グループまたはバケットなどの親オブジェクトからカレンダを継承します。

ヒント 同じカレンダを使⽤するすべてのリソースを1つのバケットに配置し、バケットにカレンダを割り当てます。リソースは、バケットからカレンダ設定を継承するため、カレンダを構成する必要があるのは1回のみです。

ルーティング⽤の作業スキルおよび作業スキル条件の準備構成した作業スキル、作業スキル・レベルおよび作業スキル条件が正確であることを確認します。リソースに作業スキルを割り当てない場合は、リソースに最⾼レベルのすべての作業スキルがあると想定されます。作業スキル: リソースの専⾨技術を識別します。作業スキルは、Oracle Field Service Cloudでアクティビティをリソースと⼀致させることができるリンクです。

作業スキル条件: 各アクティビティを完了するために必要な作業スキルを識別します。

作業スキルの必須レベルの設定と優先レベルの設定は、ルーティングに⼤きな影響を与えます。必須レベルでは、リソースがアクティビティに適格であるために必要な最低限の作業スキル・レベルが識別されます。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 2

ルーティング⽤のアプリケーションの構成

4

ヒント アプリケーションでアクティビティをリソースに⼀致させることができない場合は、より多くのリソースがアクティビティに必要な作業スキルおよび作業スキル・レベルに⼀致するように、作業スキル・レベルおよび作業スキル条件の緩和を考慮してください。

作業スキルおよび作業スキル条件の構成の詳細な⼿順は、『Oracle Field Service Cloud Capacity Cloud Service User Guide』を参照してください。

ルーティング⽤の作業ゾーンの準備作業ゾーンを使⽤している場合は、作業ゾーンとアクティビティがリソースに対して正確に構成されていることを確認してください。さらに、作業ゾーン辞書が、正しい作業ゾーンでアクティビティを割り当てるように正しく構成されていることを確認してください。アクティビティ・タイプ・レベルで作業ゾーンをサポートしているアクティビティでは、作業ゾーン・キーで使⽤されるすべてのフィールドが正しく移⼊されている必要があります。作業を受け⼊れる作業ゾーンに影響を与える作業ゾーン・レベルを使⽤できます。より希望する作業ゾーンに⾼いレベルを割り当て、あまり希望しない作業ゾーンには低いレベルを割り当てます。リソースは、下位レベルで設定を上書きしていないかぎり、グループまたはバケットなどの親オブジェクトから作業ゾーンを継承します。

ヒント Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceでアクティビティをリソースに⼀致させることができない場合は、各作業ゾーンのアクティビティにより多くのリソースを使⽤できるように、その作業ゾーンをより多くのリソースに割り当てることを考慮してください。

ルーティング⽤のリソースの開始および終了ロケーションの準備リソースに対して開始および終了ロケーションを定義できます。Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceでは、開始ロケーションから最初のアクティビティまでの移動時間、および最終アクティビティから終了ロケーションまでの移動時間が考慮されます。ロケーションを構成するには、「設定」 > 「ロケーション」の順にクリックします。ホーム・ゾーン中⼼ロケーションもここで定義できます。

ロケーションの構成の詳細な⼿順は、『Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービス User Guide』を参照してください。

ルーティング⽤のリソース・プリファレンスの準備様々なアクティビティに対して優先リソースを指定できます。これらの要件は、アクティビティをルーティングする際に考慮されます。これらの設定はアクティビティ・タイプで有効化され、個々のアクティビティに設定されます。次のプリファレンス設定を使⽤できます。

• 必須: 必須と指定されているリソースにのみ、当該アクティビティを割り当てることができます。

• 優先: 「必須」と指定されているリソースがない場合は、「優先」と定義されているリソースがリソース・プールの他のリソースより優先されます。ただし、「優先」リソースが⾮アクティブまたは使⽤不可である場合は、適切な他のリソースが選択されます。

• 禁⽌: アクティビティに対して「禁⽌」と定義されているリソースは、そのアクティビティに割り当てることはできません。

詳細な⼿順は、『Oracle Field Service Cloud Core Manage Cloud Service User Guide』を参照してください。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 2

ルーティング⽤のアプリケーションの構成

5

フィルタの作成ルーティング・プロセスの⼀部としてフィルタを使⽤すると、リソースまたはアクティビティの特定のグループを他のリソースまたはアクティビティより優先できます。最初にフィルタを作成する必要があります。次に、それをルーティング・プランに追加して、そのプランに対して構成できます。次のプリファレンス設定が重要です。

• 「ルーティング・プランの追加」画⾯にフィルタを表⽰するには、「ルーティング」チェック・ボックスを選択します。

• フィルタ条件が「動的」に設定されていないフィルタに対してのみ「ルーティング」チェック・ボックスを選択します。

Related Topics

•  ルーティング・プランへのアクティビティ・フィルタの追加

•  ルーティングに対するアクティビティ・フィルタの構成

カレンダ表⽰の使⽤「ルーティング」画⾯で別の⽇付を選択すると、選択したバケットに対するルーティング実⾏がリフレッシュされます。

⼿順1. 「ルーティング」画⾯のカレンダ・アイコンをクリックします。2. 使⽤する⽇付を選択します。

選択したバケット、およびリソース・ツリーで選択された⼦バケット(ある場合)に対するルーティング実⾏が更新されます。

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 3

ルーティング・プロファイルおよびプラン

6

3 ルーティング・プロファイルおよびプランルーティング・プロファイルおよびプラン

ルーティング・プロファイルおよびプランの設定カスタム・ルーティング・プロファイルまたはプランを作成または変更できます。ルーティング・プラン

ルーティング・プランでは、会社の最適化戦略が定義されます。会社は次のような複数の戦略を設定する場合があります。

• 顧客対応アクティビティと従業員に関する戦略

• 社内保守アクティビティと従業員に関する戦略(グループが個別に管理されている場合)

• 朝、昼および時間外に関する戦略(たとえば、朝の戦略では移動最適化を最優先し、昼の戦略では3⽇より前のアクティビティを優先し、時間外戦略ではVIP顧客アクティビティ、または最⾼優先度の問題のみを処理します)

• 平⽇に関する戦略

• 週末に関する戦略(週末には、異なる数のフィールド従業員、異なるサービス・レイヤー契約が設定され、これは朝、昼および時間外の実⾏以外の朝に類似している場合があります)

ルーティング・プロファイル

ルーティング・プロファイルは、すべての必須ルーティング・プランのグループです。ルーティング・プロファイルは多数のバケットに割り当てることができるため、顧客は各バケットに対してプランをコピーする必要がなく、割り当られたプロファイルからのプランのみをバケットで使⽤できます。この結果、様々な業務または地域に関連する、様々なバケットに対する戦略が、他のバケットと混同されないことが保証されます。バケットでルーティングを実⾏するには、バケットに空以外のルーティング・プロファイルを割り当てている必要があります。

複数⽇ルーティングビジネス環境によっては、数⽇間の作業負荷が処理されます。この場合、残りの作業を処理するために必要な⽇数を理解できる必要があります。さらに、ビジネスでは、各アクティビティを処理できる時期を予想し、スキルとゾーンの割当の不⾜を認識し、部品やツールの要求などのロジスティックスを管理する必要があります。これらの作業をすべて実⾏するために、ビジネスでは、予約済アクティビティの⼤半またはすべてをルーティングできる必要があります。これには、複数⽇ルーティング機能が役⽴ちます。名前が⽰すとおり、複数⽇ルーティング・プランは複数⽇に対して実⾏されます。⼿動で開始、1⽇に1回実⾏または繰返し実⾏できる複数⽇ルーティング・プランを作成できます。さらに複数⽇のルーティング・プランを単⼀のアクティビティとしてロールバックできます。既存のプランを移⾏できますが、これらは単⼀⽇プランとして移⾏され、複数⽇に⼿動で変更する必要があります。さらに、単⼀⽇から複数⽇へのプランの変更では、アクティビティは⽇付間で⾃動的に再スケジュールされません。各アクティビティ・フィルタに対して「ルーティング・プラン期間内の⽇付間におけるアクティビティの再スケジュールの許可」の設定を個別に選択する必要があります。複数⽇ルーティングの利点は次のとおりです。

• すべてのジョブが割り当てられ、継続的に再最適化されます。

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 3

ルーティング・プロファイルおよびプラン

7

• 重要なアクティビティが将来からそれより前の⽇に戻されます。

• 作成する必要があるルーティング・プランの数が削減されます。

• 複数⽇のルーティング・プランを単⼀の処理としてロールバックできます。

• 複数⽇ルーティングを含むルーティング結果の要約レポートを表⽰できます。

複数⽇ルーティングの再最適化および再スケジュール: デフォルトで、複数⽇ルーティングでは、各⽇の間でアクティビティの再最適化または再スケジュールは許可されていません。このため、複数⽇ルーティング実⾏を再スケジュールなしで実⾏した結果は、同じ⽇数に対する単⼀⽇実⾏を実⾏した場合と同じです。ただし、「フィルタ」セクションのフィルタを使⽤して各アクティビティを再スケジュールできます。このフィルタを使⽤できるのは、ルーティング実⾏中に⽇付間を移動される、複数⽇再スケジュールに適合するアクティビティのみです。ただし、この制限は⼀連のルーティング実⾏には適⽤されません。

「ルーティング」画⾯のウィジェットおよび実⾏要約レポート: 「ルーティング」画⾯のウィジェットに、複数⽇ルーティング結果が表⽰されます。単⼀の複数⽇ルーティング実⾏と⼀連の単⼀⽇ルーティング実⾏で同じ結果ルートが⽰される場合、単⼀の複数⽇ルーティング実⾏の結果は、⼀連の単⼀⽇ルーティング実⾏の結果と同じです。実⾏要約には、ルーティング・プランが実⾏された期間が含まれます。また、ルーティング実⾏アプリケーション期間の⽇数に関係なく、実⾏ごとに1つのエントリが表⽰されます。エントリの⽇付は、プランが開始した⽇付です。次の表に、これらの値の計算⽅法を⽰します。

実⾏全体の合計値に対して計算 現在の実⾏の合計値に対して計算(プロバイダ数は(プロバイダ * ⽇数))

⽇次の値の合計として計算

平均作業時間平均超過時間平均移動時間平均ダウンタイムリソース稼働率

使⽤済リソースルーティング・アクティビティリソースアクティビティ

作業時間最適化による節約超過時間最適化による節約移動時間最適化による節約節約合計

ルーティング・プラン

ルーティング・プランの作成時に、__⽇間隔内のアクティビティに適⽤フィールドに値を⼊⼒します。このフィールドを使⽤して、複数⽇ルーティング・プランを作成します。ルーティング・プランのリストのルーティング・プラン数には、複数⽇ルーティング・プランも含まれます。

ロール・バック

複数⽇ルーティングは単⼀の処理としてロールバックされ、実⾏結果全体がロールバックされます。プランの実⾏中に「停⽌」をクリックすると、このルーティング実⾏中にルーティングされたすべてのアクティビティがその初期状態に戻されます。実⾏アプリケーション期間の最終⽇まで、ルーティング実⾏結果をロールバックできます。たとえば、3⽇間の複数⽇ルーティング実⾏を昨⽇実⾏した場合は、今⽇ロールバックできます。この場合、部分ロールバックが適⽤され、未開始のアクティビティがすべてロールバックされます。

ルーティング・プロファイルの追加ルーティング・プロファイルには、バケットに対して実⾏される1つ以上のルーティング・プランが含まれています。

⼿順

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 3

ルーティング・プロファイルおよびプラン

8

1. 「構成」をクリックして、「構成」画⾯をオープンします。2. 「サブシステムおよび統合」セクションで「ルーティング・プロファイル」を選択します。

「ルーティング・プロファイル」画⾯に、ルーティング・プロファイルとルーティング・プランのリストが表⽰されます。

3. ツールバーにある「ルーティング・プロファイルの追加」をクリックします。「ルーティング・プロファイルの追加」ダイアログが表⽰されます。

4. 「ルーティング・プロファイル名」フィールドにルーティング・プロファイルの名前を⼊⼒します。5. 「有効」チェック・ボックスを選択します。6. 「追加」をクリックします。

新しいプロファイルが「ルーティング・プロファイル」リストに表⽰されます。

既存ルーティング・プロファイルの複製既存のルーティング・プロファイルに類似したルーティング・プロファイルを追加する場合は、複製を作成できます。複製は、既存のルーティング・プロファイルの正確なコピーです。複製を既存のルーティング・プロファイルと異なるように変更できます。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートします。2. 複製するルーティング・プロファイルをリストで探します。3. 「複製」をクリックします。

「ルーティング・プロファイルの複製」ダイアログが表⽰されます。4. 「ルーティング・プロファイル名」フィールドに新しいプロファイルの名前を⼊⼒します。5. 「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。6. 「複製」をクリックします。

新しいプロファイルが「ルーティング・プロファイル」リストに表⽰されます。

ルーティング・プロファイルの変更「ルーティング・プロファイル」画⾯でルーティング・プロファイルを変更できます。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートします。

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 3

ルーティング・プロファイルおよびプラン

9

2. 変更するルーティング・プロファイルをリストで探します。3. 「変更」リンクをクリックして、「ルーティング・プロファイルの変更」ダイアログを表⽰します。4. オプションで、「ルーティング・プロファイル名」を変更します。5. オプションで、「アクティブ」チェック・ボックスを選択して、プロファイルのステータスを変更します。6. 「更新」をクリックして変更内容を保存します。

ルーティング・プロファイルのアクティブ化および⾮アクティブ化リソースへのアクティビティのルーティングには、アクティブなルーティング・プロファイルが使⽤されます。⾮アクティブなルーティング・プロファイルは使⽤されません。ルーティング・プロファイルを将来使⽤するために保存するが、すぐに使⽤しない場合は、ルーティング・プロファイルを⾮アクティブ化します。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートします。2. アクティブ化または⾮アクティブ化するルーティング・プロファイルに対する⾏を探して、「変更」をクリックします。

「ルーティング・プロファイルの変更」ダイアログが表⽰されます。3. 「アクティブ」 チェック・ボックスを選択または選択解除して、プロファイルをアクティブ化または⾮アクティブ化します。4. 「更新」をクリックします。

ルーティング・プロファイルへのルーティング・プランの追加ルーティング・プランでは、アクティビティをリソースにルーティングするために使⽤されるルールが提供されます。ルールは、組織のビジネス⽬標に基づきます。ルーティング・プランはルーティング・プロファイルに割り当てられます。ルーティング・プロファイルは、ルーティング・プランが実⾏されるバケットに割り当てられます。

ルーティング・プロファイルに割り当てるルーティング・プランの選択ルーティング・プロファイルは、複数のルーティング・プランをすべて同じバケットに対して実⾏できるようにグループ化するために使⽤されます。

複数のルーティング・プランを1つのバケットに対して実⾏できるように、複数のプランをルーティング・プロファイルに割り当てることができます。

バケットに対して複数のプランを実⾏する場合は、共有リソースおよびアクティビティについてプラン間で競合しないように注意してください。プランが相互に競合する、または同じリソースおよびアクティビティを使⽤しようとすると、通常ルーティング結果が最適ではなくなります。

最善の結果を得るには:

• 同じリソースに対して複数のルーティング・プランを実⾏する場合は⼗分注意します。2番⽬およびその後の⽣成ルーティング・プランは、前の実⾏の残りのリソースに対して実⾏されるため、あまり良くない結果となります。

Oracle Field Service Cloud

Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 3

ルーティング・プロファイルおよびプラン

10

• 同じバケットに対して実⾏される複数のプランを介して同じリソースを実⾏しますが、その際には注意して実⾏してください。たとえば、夜間にバケットに対して1つのルーティング・プランを実⾏して、その⽇のほとんどのアクティビティを割り当てるとします。次に、午前中にバケットに対して2番⽬のルーティング・プランを実⾏します。この2番⽬の実⾏では、最初の実⾏で割り当てられなかった⼀部のアクティビティについて割当先が検出される場合があります。また、最初の実⾏後に発⽣したアクティビティを割り当てることもできます。

• 必要となる最少の数のルーティング・プランを使⽤してください。このようにすることで、リソースおよびアクティビティをプラン間で誤って共有する可能性を最⼩にできます。

• リソースおよびアクティビティの⼤規模なグループに対してルーティング・プランを実⾏してください。リソースおよびアクティビティのプールが⼩さいと、アプリケーションで適した⼀致にするための選択肢が少なくなります。結果として、ルートは最適ではなくなり、未割当のアクティビティが多くなります。

ルーティング・プランの作成ルーティング・プランでは、アクティビティをリソースにルーティングする⽅法を決定する際に使⽤するルールが提供されます。新しいルーティング・プランを作成する場合は、それを割り当てるルーティング・プロファイルを最初のステップで選択します。

始める前にルーティング・プランを作成する前に、ルーティング・プロファイルを作成する必要があります。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートします。2. ルーティング・プランを追加するルーティング・プロファイルを探します。3. 「処理」列の「ルーティング・プランの追加」をクリックします。

新しいルーティング・プラン・テンプレートが表⽰されます。4. 各セクションを展開し、必要に応じて値を追加します。5. 「追加」をクリックします。

バケットに対してルーティング・プランを実⾏するには、ルーティング・プランを含むルーティング・プロファイルをバケットに割り当てる必要があります。

Related Topics

•  ルーティング・プロファイルの追加

•  バケットへのルーティング・プロファイルの割当

既存ルーティング・プランの複製既存のルーティング・プランに類似したルーティング・プランを追加する場合は、複製を作成できます。複製は、既存のルーティング・プランの正確なコピーです。複製の作成後、元のルーティング・プランと異なるように変更できます。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートします。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 3

ルーティング・プロファイルおよびプラン

11

2. 複製するルーティング・プランを探します。3. 「処理」列で、「複製」をクリックします。

複製するプランが表⽰されます。4. 必要に応じて値を変更します。5. 「複製」をクリックします。

次のタスクバケットに対してルーティング・プランを実⾏するには、ルーティング・プランを含むルーティング・プロファイルをバケットに割り当てる必要があります。

Related Topics

•  バケットへのルーティング・プロファイルの割当

•  ルーティング・プランの「ルーティング・プラン」セクションの構成

•  ルーティング・プランに対する実⾏スケジュールの構成

ルーティング・プランの変更「ルーティング・プロファイル」画⾯からルーティング・プランを変更できます。バケットに対してルーティング・プランを実⾏するには、ルーティング・プランを含むルーティング・プロファイルをバケットに割り当てる必要があります。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートします。2. 変更するルーティング・プランを探します。3. 「処理」列の「変更」リンクをクリックします。

「ルーティング・プランの編集」画⾯が表⽰されます。4. セクションを展開し、必要に応じて値を変更します。5. 「更新」をクリックして変更内容を保存します。

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•  バケットへのルーティング・プロファイルの割当

•  ルーティング・プランの「ルーティング・プラン」セクションの構成

•  ルーティング・プランに対する実⾏スケジュールの構成

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 3

ルーティング・プロファイルおよびプラン

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ルーティング・プランのアクティブ化および⾮アクティブ化リソースへのアクティビティのルーティングには、アクティブなルーティング・プランが使⽤されます。⾮アクティブなルーティング・プランは使⽤されません。ルーティング・プランを将来使⽤するために保存するが、すぐに使⽤しない場合は、ルーティング・プランを⾮アクティブ化することを決定する場合があります。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートします。2. アクティブ化または⾮アクティブ化するルーティング・プランに対する⾏を探して、その⾏の「変更」リンクをクリックします。3. 「ルーティング・プラン」をクリックしてセクションを展開します。4. 「アクティブ」の横にあるチェック・ボックスを選択または選択解除します。5. 「更新」をクリックします。

バケットへのルーティング・プロファイルの割当ルーティング・プロファイルをバケットに割り当てて、そのプロファイル内のルーティング・プランをバケットに対して実⾏できるようにする必要があります。

⼿順1. ルーティング・プロファイルを割り当てるバケットをリソース・ツリーから選択します。2. 「ディスパッチ」をクリックします。3. ドロップダウン・メニューから「ルーティング」を選択します。

「ルーティング」画⾯に、デフォルトで「実⾏要約」ブロックが表⽰されます。4. 「ルーティング・プラン」をクリックします。

「システム内にルーティング・プランがありません」というメッセージが表⽰されます。5. 「ルーティング・プロファイルの割当」リンクをクリックします。

「ルーティング・プロファイルの選択」ダイアログが表⽰されます。6. このバケットに割り当てるルーティング・プロファイルをドロップダウン・リストから選択します。7. 「更新」をクリックします。

注 「ルーティング・プロファイル」ドロップダウン・リストから空⽩の値を選択して「更新」をクリックすると、選択したバケットに対する以前のプロファイル割当が削除されます。

タスクの結果「ルーティング・プラン」ブロックに、選択したバケットに対するルーティング・プランが表⽰されます。

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ルーティング・プランの構成

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4 ルーティング・プランの構成ルーティング・プランの構成

ルーティング・プランの「ルーティング・プラン」セクションの構成ルーティング・プランの追加または複製後、ルーティング・プランを構成する必要があります。これには、実⾏スケジュールの定義、および様々な条件や状況的要因に基づいてアクティビティの優先度を決定するフィルタの作成などがあります。ベースとなるプロファイル、ルーティング⽅法および実⾏される分数や秒数など、プランに関する⼀般的な詳細を提供します。

⼿順1. 「構成」をクリックして、「構成」画⾯をオープンします。2. 「サブシステムおよび統合」セクションで「ルーティング・プロファイル」を選択します。

「ルーティング・プロファイル」画⾯に、ルーティング・プロファイルとルーティング・プランのリストが表⽰されます。3. 「変更」 リンクをクリックして、「ルーティング・プランの編集」画⾯をオープンします。4. 「ルーティング・プラン」をクリックしてそのセクションを展開します。

5. ルーティング名とプロファイルを確認し、他の基本詳細を指定します。

• ルーティング・プラン名: このプランを簡単に識別できる名前を⼊⼒します。

• ルーティング・プロファイル: このルーティング・プランが属しているプロファイルを確認します。

• アクティブ: このプランをルーティングに使⽤できるようにする場合は、チェック・ボックスを選択します。誤って実⾏されないようにするために、ルーティング・プランを⾮アクティブにできます。たとえば、1年の中で特定の季節やその他の繁忙期に実⾏するルーティング・プランがある場合は、使⽤する時期になるまで⾮アクティブにできます。

6. 「追加」をクリックします。

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ルーティング・プランの構成

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ヒント ルーティングが時間制限まで定期的に実⾏されていることがわかった場合は、時間制限を増やすことを検討し、結果をモニターしてより効率的かどうかを確認してください。

ルーティング・プランに対する実⾏スケジュールの構成実⾏スケジュールによって、プランを実⾏する時期、実⾏する頻度、および複数⽇にわたって実⾏するかどうかを指定します。プランを実⾏するその⽇のアクティビティを指定することもできます。選択した実⾏スケジュールは、通知を使⽤して顧客と共有できる情報に影響を与えます。たとえば、アクティビティ前の午後に通知を起動するが、夜までルーティングを実⾏しない場合、通知にはタイム・スロットは含まれません。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートし、構成するルーティング・プランを探します。2. 「処理」列で、「変更」をクリックします。

「ルーティング・プランの編集」画⾯が表⽰されます。3. 「スケジュールの実⾏」を展開します。4. 次のいずれかのルーティング・プランを構成します。

a. ルーティングを⼿動で開始するプランの作成:

1. 「ルーティングの実⾏」ドロップダウン・リストから「⼿動」を選択します。2. ⽇間隔内のアクティビティに適⽤フィールドに数値を⼊⼒します。このルーティング・プランに

対して選択したアクティビティは、選択した⽇に開始し、このフィールドで選択した⽇数内で実⾏されます。

3. 「時間制限」フィールドで、プランを実⾏する必要がある期間を選択します。b. 繰返しルーティング・プランの作成:

1. 「ルーティングの実⾏」ドロップダウン・リストから「繰返し」を選択します。2. ⽇間隔内のアクティビティに適⽤フィールドに数値を⼊⼒します。このルーティング・プランに

対して選択したアクティビティは、選択した⽇に開始し、このフィールドで選択した⽇数内で実⾏されます。

3. 「開始時間」および「終了時間」フィールドで、ルーティング・プランを実⾏する必要がある開始時間と終了時間を選択します。

4. 「実⾏の間隔(分)」フィールドに、各実⾏間の間隔を⼊⼒します。5. 「アクティビティ⽇」フィールドで、ルーティング・プランを実⾏する必要がある⽇数を選択しま

す。6. 「時間制限」フィールドで、プランを実⾏する必要がある期間を選択します。この時間は、

結果を⽣成するまでにルーティング・プランが実⾏される最⼤分数と秒数を⽰します。アプリケーションによってルーティング・プランが起動される場合は、最適な⼀致が検出されるか、時間制限に達するかのいずれか早い⽅まで何度も繰り返しプランが実⾏されます。通常は3分で⼗分です。設定可能な最⼤時間制限は20分です。

c. 1⽇1回実⾏するプランの作成:

1. 「ルーティングの実⾏」ドロップダウン・リストから「1⽇1回」を選択します。

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ルーティング・プランの構成

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2. ⽇間隔内のアクティビティに適⽤フィールドに数値を⼊⼒します。このルーティング・プランに対して選択したアクティビティは、選択した⽇に開始し、このフィールドで選択した⽇数内で実⾏されます。

3. 「実⾏時間」フィールドに、ルーティング・プランを実⾏する必要がある時間を⼊⼒します。4. 「アクティビティ⽇」フィールドで、ルーティング・プランを実⾏する必要がある⽇数を選択しま

す。5. 「時間制限」フィールドで、プランを実⾏する必要がある期間を選択します。この時間は、

結果を⽣成するまでにルーティング・プランが実⾏される最⼤分数と秒数を⽰します。アプリケーションによってルーティング・プランが起動される場合は、最適な⼀致が検出されるか、時間制限に達するかのいずれか早い⽅まで何度も繰り返しプランが実⾏されます。通常は3分で⼗分です。設定可能な最⼤時間制限は20分です。

d. 即時実⾏するプランの作成:

1. 「ルーティングの実⾏」ドロップダウン・リストから「即時」を選択します。2. 次のいずれかのオプションを選択します。

○ 緊急アクティビティ⽤: アクティビティは、この割当が他のスケジュール済アクティビティを中断するかどうかに関係なく、同⽇に割り当てられてスケジュールされます。この場合、SLAはそのアクティビティについて考慮されません。

○ フィルタに対応するアクティビティ: 選択したフィルタに対応するアクティビティのみが即時に割り当てられます。このようなアクティビティは、近い将来に同じ場所とバケットに対してスケジュールされている他のアクティビティとバンドルすることもできます。

注 未スケジュール・アクティビティは即時割当に対して考慮されません。3. 次で開始する__⽇間隔内の割当およびバンドル・フィールドを使⽤して、バンドル・アクティビ

ティを構成します。e. 別のプランの後に連続して実⾏するプランの作成:

1. 「ルーティングの実⾏」ドロップダウン・リストから「連続」を選択します。2. 「次の完了後」ドロップダウン・リストから、現在のプランの前に実⾏する必要があるプランを

選択します。3. 「時間制限」フィールドで、プランを実⾏する必要がある期間を選択します。この時間は、

結果を⽣成するまでにルーティング・プランが実⾏される最⼤分数と秒数を⽰します。アプリケーションによってルーティング・プランが起動される場合は、最適な⼀致が検出されるか、時間制限に達するかのいずれか早い⽅まで何度も繰り返しプランが実⾏されます。通常は3分で⼗分です。設定可能な最⼤時間制限は20分です。

5. 「追加」をクリックして変更内容を保存します。

連続ルーティング実⾏バージョン16.2で、Oracle Field Service Routing Cloud Serviceは、厳密な終了後に開始の順序で⾃動的に実⾏されるルーティング・プランを構成するオプションによって拡張されました。このような連続割当は、⼀部のアクティビティを別のカテゴリのアクティビティが割り当てられた後にのみ割り当てる必要がある、特定のビジネス環境で⾮常に重要な場合があります。

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ルーティング・プランの構成

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ルーティング・プランが相互に続くように、複数のルーティング・プランを指定した時間に実⾏するように構成することが解決策となる場合があります。ただし、この解決策はあまり信頼できません。バケット内のアクティビティの数によって、ルーティング実⾏の時間が予想より⻑くまたは短くなる可能性があり、ルーティング操作に⾮⽣産的な空⽩が⽣じる場合や順番に実⾏されなくなる場合もあります。連続ルーティング実⾏は、この問題に対する最適な解決策になります。2つ以上のルーティング・プランが順番に開始するように構成されます。順序は⾃動であるため、通常より⻑いまたは短いルーティング実⾏でも影響を与えることはありません。

「ルーティング・プラン」構成ウィンドウには現在、追加の「ルーティングの実⾏」オプションである「連続」があります。選択すると、「ルーティング実⾏」ウィンドウは、先⾏するルーティング・プランを選択するフィールドを含むように変更されます。連続ルーティング・プランの場合、先⾏作業の選択が必須であるため、必然的に、少なくとも1つのルーティング・プランが先に作成されている必要があります。

連続ルーティング・プランの構成連続ルーティング実⾏の構成には、先⾏作業ルーティング・プラン(つまり、現在のルーティング・プランの開始前に完了されるルーティング・プラン)の選択が必ず含まれます。任意のルーティング・プランをそのスケジュールに関係なく先⾏作業として選択できます。ただし、ルーティング・プランに設定できる後続作業は1つのみであるため、順序がすでに作成されている場合は常に、当該順序の先⾏作業ルーティング・プランは他の順序に対して選択できなくなります。その名前はリストで使⽤不可になります。次の図で、SEQ_1は別の順序で先⾏作業としてすでに使⽤されているため、新しい順序の作成で先⾏作業として選択できません。

ビジネス・ニーズで必要な場合は、連続ルーティング・プランを先⾏作業として使⽤してより⻑い順序を作成できます。その他のルーティング・プランの設定は会社の特性に依存し、ルーティング・プランの連続的な性質の影響は受けません。

注 ルーティング・プランの順序は、1つのルーティング・プロファイル内でのみ作成できます。異なるルーティング・プロファイル間のルーティング・プランの順序はサポートされていません。ルーティング・プラン・ヘッダーに⽰されるルーティング・プラン要約には、そのスケジュールが含まれます – 次の後に順次[predecessor_Routing_plan_name]。

順序に属しているルーティング・プランは、順序から連結解除しないかぎり削除できません。このようなルーティング・プランを削除しようとすると、「[Routing_plan_name]はすでに使⽤中のため、削除できません」というエラー・メッセージで処理が拒否されます。ルーティング・プランの連結を解除するには、順序の最後のプランから開始して、スケジュールを「連続」から任意の他の項⽬に変更します。この制限は、順序内のすべてのプランにその位置に関係なく適⽤されます。最初のプランが最後のプランの完了後に開始されるクローズ・ループを形成するルー

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ルーティング・プランの構成

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ティング・プラン・チェーンは作成できません。順序内の最初のルーティング・プランが同じ順序内の最後のプランの完了後に開始する連続スケジュールに変更されると、「ルーティング・プラン「{plan_name}」は処理できません」というエラー・メッセージで変更が拒否されます。

連続ルーティング・プランの実⾏ルーティング・プランの順序は、最初のルーティング・プランの開始で始まります。最初のプランはそのスケジュール設定に従って(⾃動的に(指定時刻に)、⼿動、またはバケットに特定のアクティビティが出現した直後に)開始されます。その完了後に2番⽬のルーティング・プランが⾃動的に開始され、後続のルーティング・プラン(ある場合)が続きます。「アクティビティ」画⾯の「ルーティング」ウィジェットには、順序の最初のルーティング・プランがそのスケジュールに応じたアイコンで表⽰されます。後続のルーティング・プランには、そのプランが順序の⼀部であることを⽰すチェーン・アイコンのマークが付けられます。順序内の最初のルーティング・プランが開始されると、ユーザーに、現在のルーティング・プランのみを実⾏するか、順序全体を実⾏するかの2つのオプションが提供されます。ユーザーが現在のルーティング・プランのみの実⾏を選択すると、任意の他のルーティング・プランとして実⾏されます。ユーザーが順序全体の実⾏を選択すると、最初のルーティング・プランの完了によって、2番⽬のプランが⾃動的にトリガーされ、以下同様にトリガーされます。連続ルーティング・プランの実⾏は、「ルーティング」画⾯で、「開始済」列のチェーン・アイコン、および「ルーティング・プラン」列の「次の後に実⾏」[predecessor_Routing_plan_name]ノートによって識別されます。

順序に属しているルーティング・プランは、同じ順序内の他のプランに影響を与えることなくロールバックできます。順序内の他のプランの結果として割り当てられたまたは割り当てられなかったアクティビティは、その場所に残ります。⾮アクティブ化されたルーティング・プランは連続ルーティング実⾏でスキップされます。順序内の他のプランはその設定に従って開始されます。

即時アクティビティ割当ルーティング・モジュールでは、アクティビティに優先度を設定して、他のアクティビティを犠牲にする場合でも、緊急アクティビティを技術者に即時に割り当てることができるようになりました。新しいアクティビティの優先度が⼗分に⾼い場合、ルーティングでは、技術者のルートを再編成して、他のアクティビティの前に緊急アクティビティを挿⼊できます。この再編成は、技術者がすでにアクティビティへの移動途中である場合やアクティビティの実⾏中でも発⽣します。Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceでは、バケットに作成されたアクティビティが、当該アクティビティの要件に⼀致するリソースに⾃動的に割り当てられます。会社の要件に応じて、特定のバケットに最適なルーティング・スケジュールを選択できます。ルーティングは、⼿動、1⽇1回または指定した間隔で繰り返し開始できます。これらのオプションで、様々な会社で使⽤される操作パターンのほとんどに対応できました。会社で、前⽇に作業負荷を配分し、稼働⽇の開始時に完全なルートをその技術者に提供する場合は、1⽇1回のルーティングが最適なオプションです。会社でその⽇に受け⼊れた新しいタスクに迅速に対応する必要がある場合の解決策は、1⽇に複数回実⾏される繰返しルーティングです。

緊急アクティビティを処理するために設計された解決策に対する要望によって、ルーティング・スケジュール・オプションのさらなる拡張が必要になりました。ルーティング・モジュールでは、特定の基準に⼀致するアクティビティがバケットに作成または移動された直後に、それらのアクティビティを割り当てることができるようになりました。この⽅法では、アクティビティの作成からその割当までの時間が最⼩です。ルーティングには現在、即時というもう1つのスケジュール・オプションがあります。スケジュールの設定に応じて、ルーティングでは、アクティビティ優先度で識別された緊急アクティビティを割り当てるか、または割当までの時間を最短にする特定のアクティビティをバケットから割り当てます。

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ルーティング・プランの構成

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即時アクティビティ割当の基本原則即時割当機能は、特定アクティビティのバケットでの作成後またはバケットへの移動後すぐに、それらのアクティビティを割り当てることを⽬的としています。これは2つの⽬的を果たします。

• 考えられる最⼩のETAによるアクティビティの割当。割当対象のアクティビティは、「アクティビティの優先度」の設定によって決定されます

• 構成された間隔内でのアクティビティの割当。割当対象のアクティビティは、フィルタを適⽤することによって決定されます

注 未スケジュール・アクティビティは即時割当に対して考慮されません。

アクティビティの優先度緊急アクティビティを割り当てるためにルーティングによって使⽤されるアクティビティ優先度は、ビジネス・ルール設定の1つとして会社全体に対して定義されます。会社では、アクティビティの優先度を設定することによって、アクティビティを緊急にするアクティビティ・プロパティとその値を定義します。たとえば、会社で常に、サービスの途絶を最⼩限にするために可能なかぎり早く修理を実⾏する必要があるとします。この場合、会社では、アクティビティを緊急とみなすために、プロパティとして「アクティビティ・タイプ」、その値として「修理」を選択できます。緊急アクティビティの識別に使⽤できるアクティビティ・プロパティは1つのみです。同じプロパティの複数の値を、アクティビティが緊急である基準として使⽤できます。この場合、「緊急」フィールドの値は、カンマまたはキャリッジ・リターン(新規⾏)で区切る必要があります。

注 プロパティ値の順序によって、優先度レベルが定義されます。最初にリストされた値の優先度が最⾼で、その他の値は降順に続きます。

ルーティング・プランの設定緊急アクティビティを割り当てるには、特別なルーティング・プランを作成する必要があります。現在、「スケジュールの実⾏」フィールドには「即時」オプションがあり、これは、定義済の基準を満たすアクティビティがバケットに出現したときに、そのアクティビティを割り当てるために使⽤されます。「即時」が選択されると、アクティビティ選択の2つのオプションが表⽰されます。ここで、ユーザーは、即時に割り当てられるアクティビティのグループを選択する必要があります。次のオプションがあります。

• 緊急アクティビティ⽤(ルーティングによって、「アクティビティの優先度」フィールドで定義されたプロパティ+値の組合せに⼀致するアクティビティが割り当てられます)

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ルーティング・プランの構成

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• {filter_name}フィルタに対応するアクティビティ⽤(ルーティングによって、選択したアクティビティ・フィルタに⼀致するアクティビティが割り当てられます)

フィルタに⼀致するアクティビティを割り当てるオプションは、顧客のオーダーから割当確認までの時間が最短になるように、特定のカテゴリのアクティビティを可能なかぎり早く割り当てる必要がある場合に有効です。また、バケット内の残りの使⽤可能時間をすばやく⾒積る必要がある場合があります。主な⽬標は、このような割当が準最適ルートになる場合でも、すべてのアクティビティを割り当てることです。ルートは後続のルーティング実⾏で再最適化できます。定義済の基準に⼀致しないすべてのアクティビティは、別のルーティング・プランに従って次のルーティング実⾏がスケジュールされるまでバケット内に残ります。

緊急アクティビティは可能なかぎり早く割り当てられる必要があるため、リソース超過時間、割当または未割当のコスト、ルート最適化および再最適化などのその他の要因は無視されます。ルーティング・モードとして「即時」が選択されると、他の設定(「割当パラメータ」、「フィルタ」、「再最適化」、「リソース超過時間」および「移動時間」)を含むセクションは無関係のため⾮表⽰となります。

注 緊急アクティビティを割り当てることを⽬的としたルーティング・プランは、ルーティング・プロファイルごとに1つのみ作成できます。緊急アクティビティを割り当てることを⽬的とした複数のルーティング・プランは、相互に⼲渉する場合があります。ルーティング・プランが1つ作成されるとすぐに、「緊急アクティビティ⽤」オプションは後続のルーティング・プランに対して⾮アクティブになります。同じ理由で、「複製」オプションは、緊急アクティビティの割当⽤に構成されたルーティング・プランに対しては使⽤できません。

緊急アクティビティの割当ルーティング・プランが「緊急アクティビティ」に設定されている場合、ルーティングでは、緊急アクティビティ・プロパティを定義しているビジネス・ルール設定が参照されます。バケットで作成またはバケットに移動されたアクティビティが緊急アクティビティ・パラメータに⼀致する場合は、その割当がリソースのルートにある他のアクティビティのSLAの割当に違反する場合でも、ルーティングによって最も適切なリソースに即時に割り当てられます。緊急アクティビティ割当では、次の制約が遵守されます。

• 作業ゾーン—リソースの作業ゾーンがアクティビティの作業ゾーンと⼀致していること

• 作業スキル—リソースの作業スキルがアクティビティに必要な作業スキルと⼀致していること

• リソース・プリファレンス-アクティビティは、必須または優先リソース・プリファレンス(指定されている場合)と⼀致するリソースにのみ割当可能です。

• サービス時間枠—アクティビティ・サービス時間枠を遵守する必要があります。

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ルーティング・プランの構成

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• SLA終了—アクティビティのSLA終了を遵守する必要があります。失効済のSLAが含まれるアクティビティは、即時ルーティングを使⽤してルーティングされません。

• 作業カレンダ: リソースには割当の対象となるために作業カレンダが必要です。

緊急アクティビティ割当⽤のリソースの選択緊急アクティビティ割当の主な⽬的は、そのETAを最⼩限にすることであるため、アクティビティ・サイトに最も近く、移動時間が最短になるリソースに割り当てることが重要です。これらの優先度(優先度プロパティ値)に応じて、緊急アクティビティはルート内の様々なポイントに配置できます。

• ルートの開始時

• 開始または完了したアクティビティの後

• 保留中のアクティビティの後

緊急アクティビティが実⾏されるルート内の位置によって、リソース・ロケーションを決定する⽅法が定義されます。次のケースが考えられます。

• 緊急アクティビティがルートの開始に配置される場合:

• リソースに20分未満のGPS座標がある場合は、そのGPS座標が使⽤されます。

• GPS座標が使⽤できないかGPS座標が20分より前である場合は、リソースの開始ロケーションが使⽤されます。

• GPS座標が使⽤できないかGPS座標が20分より前で、アクティビティ要件に⼀致するリソースの中で最⼩ETAを保証できるリソースに開始ロケーションが割り当てられていない場合、リソースのロケーションは未定義になります。

• 緊急アクティビティが開始または完了したアクティビティの後に配置される場合:

• リソースのGPS座標がアクティビティの開始または完了住所より新しい場合は、GPS座標が使⽤されます。

• GPS座標が使⽤できないかGPS座標が開始または完了したアクティビティの住所より古い場合は、開始または完了したアクティビティの住所が使⽤されます。

• 緊急アクティビティが保留中のアクティビティの後に配置される場合:

• 保留中のアクティビティの住所が使⽤されます。

緊急アクティビティは、別のアクティビティにすでに移動中のリソース、別のアクティビティの実⾏中のリソースにも割り当てることができます。この場合でも、緊急アクティビティが優先され、リソースは宛先を変更または別のアクティビティを中断する必要があります。別のプロパティ値が設定されているアプリケーションは緊急とみなされず、通常の⽅法で割り当てられます。

⾮緊急アクティビティの割当「次に対応するアクティビティ⽤」{filter}オプションを選択した場合、ユーザーはフィルタを選択する必要があり、それに従ってルーティングによって即時に割り当てられるアクティビティが識別されます。ドロップダウン・リストには、「フィルタ」画⾯で作成された、ルーティングに適⽤可能なすべてのアクティビティ・フィルタが含まれています。選択したフィルタに⼀致するアクティビティがバケットで作成されると、ルーティングによって、適切なリソースに即時に割り当てられます。ただし、緊急アクティビティとは異なり、⾮緊急アクティビティは、ト(他のアクティビティの制約に違反しない)使⽤可能なタイム・スロッに、リソースの超過時間の原因にならない場合にのみ割り当てられます。ルーティング・プロファイルには、⾮緊急アクティビティを即時に割り当てるために設計されたルーティ

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ルーティング・プランの構成

21

ング・プランが複数含まれている場合があります。このようなプランはそれぞれ異なるアクティビティ・フィルタに基づいている場合があるため、いくつかのフィルタの基準を満たすアクティビティが作成後に即時に割り当てられます。

フィルタ・リストから「すべて」オプションが選択されている場合は、バケットに出現するすべてのアクティビティが即時に割り当てられます。⾮緊急アクティビティの割当では、次の制約が遵守されます。

• 作業ゾーン—リソースの作業ゾーンがアクティビティの作業ゾーンと⼀致していること

• 作業スキル—リソースの作業スキルがアクティビティに必要な作業スキルと⼀致していること

• リソース・プリファレンス—アクティビティは、必須リソースまたは優先リソース(指定されている場合)にのみ割当可能であること

• サービス時間枠—アクティビティ・サービス時間枠を遵守する必要があること

• SLA開始—アクティビティのSLA開始を遵守する必要があること

• SLA終了—アクティビティのSLA終了を遵守する必要があること

ルーティングが⾮緊急アクティビティを割り当てるように設定されている場合、ルート最適化は実⾏されません。⽬標は、すべてのアクティビティを可能なかぎり早く割り当てることです。次にスケジュールされるルーティング実⾏では、その設定に従った即時割当の結果として作成されたルートが最適化される場合があります。

アクティビティのバンドル即時アクティビティ割当では、他のアクティビティSLAの違反、または別のロケーションへのリソースの移動に関連する特定の追加コストが発⽣する可能性があります。このような追加コストを補償するために、緊急アクティビティを同じ場所に位置している他のアクティビティと結合すると合理的な場合があります。別の状況として、制限されたエリアへの⼊場が緊急アクティビティに必要な場合があります。この場合、会社では、同じ施設内の他のアクティビティを同じリソースに割り当てると、アクセスの要求を1回のみにできます。このような割当タイプはバンドルと呼ばれます。ルーティングでは、訪問の作成に使⽤される同じ基準によって、どのアクティビティを⼀緒にバンドルできるかが決定されます。たとえば、訪問バンドル・キーとしてアクティビティの住所が使⽤される場合は、緊急アクティビティの割当時にアクティビティの住所も考慮され、緊急アクティビティと同じ住所でアクティビティが検出された場合は、当該アクティビティがバンドルされ、同じリソースに⼀緒に、同じ⽇に、⼀⽅の直後にもう⼀⽅が割り当てられます。

バンドル条件⼀緒にバンドルできるアクティビティを決定する際には、次の基準が使⽤されます。

• アクティビティが「保留中」ステータスであること

• アクティビティに同じバンドル・キーがあること

• アクティビティが⽇付の定義済間隔内であること(下記参照)

• 未スケジュール・アクティビティの「SLA開始」値が空であるか、「SLA開始」値が⽇付の定義済間隔内であること(下記参照)

許容可能な⽬的地ルートが⾒つかった場合は、バンドル内のすべてのアクティビティについて割当制約がチェックされます。

• 作業ゾーン—リソースの作業ゾーンがアクティビティの作業ゾーンと⼀致していること

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ルーティング・プランの構成

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• 作業スキル—リソースの作業スキルがアクティビティに必要な作業スキルと⼀致していること

• リソース・プリファレンス—アクティビティは、必須リソースまたは優先リソース(指定されている場合)にのみ割当可能であること

• サービス時間枠—アクティビティ・サービス時間枠を遵守する必要があること

• SLA開始—アクティビティのSLA開始を遵守する必要があること

• SLA終了—アクティビティのSLA終了を遵守する必要があること

• 単⼀バンドルの場合の最⼤所要時間—8時間

バンドル内のアクティビティの順序バンドルが形成されている場合は、その中のアクティビティの順序が次の制約に従って決定されます。

1. アクティビティ・リンクの制約2. アクティビティの優先度3. サービス時間枠の終了4. サービス時間枠の開始5. SLA終了6. SLA開始7. アクティビティID

すべてのバンドル済アクティビティが制約に対して前述の順序で分析されます。いずれのリンクに属するアクティビティもない場合は、アクティビティの優先度(設定されている場合)によって順序が決定されます。バンドル済アクティビティに優先度が設定されていない場合は、サービス時間枠の終了が最も早いアクティビティが最初に配置され、以下同様に配置されます。

緊急アクティビティのバンドルアクティビティが緊急アクティビティ(「ビジネス・ルール」画⾯で優先度が定義されたアクティビティ)にバンドルされる場合は、緊急アクティビティが最初に割り当てられます。緊急アクティビティに対する⽬的地ルートが⾒つかった場合は、他のアクティビティが分析され、ルートを緊急アクティビティと結合できるかどうかが判断されます。即時アクティビティ割当に対するルーティング・プランの作成時に、ユーザーは期間を定義でき、この期間内にルーティングでは緊急アクティビティとバンドルするアクティビティを検索する必要があります。この⽬的のために、「スケジュールの実⾏」の設定には、[ ]⽇間隔内でバンドル・フィールドが含まれています。[ ]⽇間隔内でバンドル・フィールドでは期間を定義でき、ルーティングではこの期間内に緊急アクティビティとバンドルするアクティビティを検索する必要があります。間隔は、1から99⽇の範囲で設定できます。バンドル基準に⼀致するアクティビティがバンドル範囲内に⾒つからなかった場合、バンドルは作成されません。

⾮緊急アクティビティのバンドル⾮緊急アクティビティが即時に割り当てられる場合は、すでに既存ルートにあるアクティビティに同じバンドル・キーがあるかどうかチェックされます。このようなルートが検出されると、他の割当制約がチェックされ、すべての割当制約が満たされる場合にのみ⾮緊急アクティビティが割り当てられます。⾮緊急アクティビティは、同じバンドル・キーがある最⼤数のアクティビティを含むルート、または⽇付が最も早いルートに割り当てられます。このようなルートが検出されない場合、⾮緊急アクティビティは最初に受⼊可能なルートにバンドルなしで割り当てられます。バンドルの⽇付範囲は、ルーティング・プランの設定の⼀部として定義されます。次の割当およびバンドルの設定を作成できます。

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ルーティング・プランの構成

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[ ]開始の[ ]⽇間隔内の割当およびバンドル – 期間の開始と所要時間であり、この範囲内で、アプリケーションによってスケジュール済アクティビティが割り当てられ、すでに割り当てられたアクティビティとともにバンドルが作成される必要があります。バンドル間隔は、1から99⽇の範囲で設定できます。アクティビティの割当およびバンドルは、選択した⽇に開始し、定義した間隔の期間続きます。たとえば、本⽇+2開始の10⽇間隔内の割当およびバンドルのように設定されている場合は、本⽇から2⽇後に訪問バンドル・キーと⼀致し、10⽇間続くアクティビティが検索されます。⾮緊急アクティビティは、同じ期間内で検出されたアクティビティとともにバンドルを形成するように割り当てられます。バンドルを形成できない場合、⾮緊急アクティビティは同じ期間内のルートに割り当てられます。

即時ルーティング・プランの実⾏即時ルーティング・プランは、緊急アクティビティまたはバケット内のフィルタに⼀致するアクティビティの作成によってトリガーされます。即時ルーティング・プランは⼿動で開始することはできないため、バケットに対するルーティング・プランのリストに「実⾏」リンクはありません。即時ルーティング実⾏の結果には次のデータが含まれます。

• プランが緊急アクティビティを割り当てるように設定された場合:

• 割当済アクティビティ – 正常に割り当てられた緊急アクティビティの数

• バンドル済アクティビティ – 緊急アクティビティと結合された他のアクティビティの数

• プランが選択したフィルタに⼀致する⾮緊急アクティビティを割り当てるように設定された場合:

• 割当済アクティビティ – バンドルを作成せずに割り当てられた緊急アクティビティの数

• バンドルで割当済アクティビティ – バンドルに割り当てられた、選択したフィルタに⼀致するアクティビティの数

• バンドル済アクティビティ – バンドルを作成するためにフィルタ済アクティビティと結合された、バケットまたは未スケジュール・プールのアクティビティの数

アクティビティのブロードキャスト⽤の「割当およびフォールバック」オプション「割当およびフォールバック」セクションは、「ルーティングの実⾏」ドロップダウン・リストからオプション「即時」を指定してルーティング・プロファイルを作成すると表⽰されます。

注 「割当およびフォールバック」セクションを表⽰するには、コラボレーション・サービスを有効にする必要があります。サービスが有効かどうかを確認するには、「情報」画⾯を表⽰します。

「割当およびフォールバック」セクションは、次の設定を構成するために使⽤されます。

• 複数ユーザーへのアクティビティのブロードキャストをトリガーするには、次のいずれかのオプションを使⽤します。

• ⾃動: バケット内の⼀致するリソースに直接アクティビティを割り当てます。

• コラボレーション経由: ユーザーへのアクティビティのブロードキャストをコラボレーションでトリガーします。

注 「バンドル」オプションは、アクティビティを「コラボレーション経由」オプションを使⽤して割り当てている場合は使⽤できません。

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• 「アクティビティを_分以内に割り当てる必要があります」フィールドに時間を分数で⼊⼒して、ブロードキャストのタイムアウト期間を設定します。定義した期間内にアクティビティを受け⼊れるユーザーがいない場合、ブロードキャストはタイムアウトします。制限は99分に設定されます。

• 「フォールバック」オプション: アクティビティの失敗時またはシステムのタイムアウト時に実⾏する必要がある、「フォールバック」オプションに対する構成済メッセージ・シナリオを選択します。『Oracle Field Service Cloud Administering Oracle Field ServiceCloud』の「Create a Message Scenario」の項を参照してください。構成済メッセージ・シナリオによって、失敗メッセージがユーザーに送信されます。

割当パラメータを使⽤したルーティング・プランの微調整割当パラメータを設定して、ルーティング・プロセスをさらにカスタマイズします。

⼿順1. 「ルーティング」画⾯にナビゲートし、構成するルーティング・プランを探します。2. 「処理」をクリックし、「変更」を選択して「ルーティング・プランの編集」画⾯をオープンします。3. 「割当パラメータ」セクションを展開します。4. 必要に応じて次のオプションを選択します。

• 在庫別ルーティングの有効化: このチェック・ボックスを選択すると、ルーティングでは、ルーティングに送信されるすべてのアクティビティに対して必要な在庫が考慮され、これらの要件を満たすことができるリソースにのみアクティビティが割り当てられます。この場合、⼀部のアクティビティが未割当のままになる可能性があります。在庫要件のないアクティビティはこの設定の影響を受けません。これらは以前と同じ⽅法でルーティングされます。在庫要件を満たすリソースがない場合、アクティビティは未割当のままになります。このようなアクティビティは、事由コード: 6003および適切なリソースがありませんというメッセージで否認されます。標準のアクティビティ・フィルタおよびリソース・フィルタ、作業ゾーン、作業スキルの制限は従来どおり適⽤されます。たとえば、在庫Xがあるリソースが、在庫Xを必要とするアクティビティに対するフィルタによって選択されない場合、そのアクティビティはそのリソースに割り当てられません。

• 動的ルーティング: 分数またはルーティングされたアクティビティ数(あるいはその両⽅)に基づいて、モジュールが実⾏される⻑さに制限を設定できます。イメージ(次の図)は、分数/アクティビティ数を設定するための別の場所を⽰しています(「ルーティング・プランの追加/ルーティング・プランの編集」ダイアログの「動的ルーティング」チェック・ボックスで説明)。

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• ポイント別作業の制限: 技術者がそのルートに設定できるアクティビティの数をルーティングで制限できるようにするにはボックスを選択します。次の点に注意してください。

• アクティビティがルートに追加されたり、ルーティング実⾏後に更新された場合は、ポイントによる過負荷がまだ発⽣する可能性があります。

• ルーティングの実⾏前にルートがすでに過負荷であった場合は、ルーティングによって、以前に割り当てられたアクティビティがバケットに戻されて削除されたり、他のリソースに割り当てられることはありません。

• ゼロ・ポイントのアクティビティは、すでにルートが過負荷になっているリソースやゼロまたはマイナス・ポイントのキャパシティがあるリソースを含む(ただし、これらに限定されない)任意のリソースに割り当てることができます。

• サービス時間枠の開始にアクティビティをスケジュールしてください:このオプション(以前の「ルート統⼀性」)では、可能なかぎりサービス時間枠の開始近くでアクティビティがスケジュールされます。結果として、通常はルーティング・オプションに、より広範囲のリソースの選択肢が含まれ、多数のアクティビティによる⼀部のリソースの過負荷およびその他のリソースの不⼗分な稼働の可能性が最⼩限になります。ただし、次の結果に注意してください。

• アイドル時間がサービス時間枠終了近くに集中する可能性があります。

• 合計移動時間が増加する可能性があります。

• 合計作業時間が増加する可能性があります。

• デフォルトのサービス時間枠予約値の上書き: サービス時間枠予約の変更を可能にするには、ボックスを選択します。

• サービス時間枠予約、%: このフィールドでは、予約する必要があるサービス時間枠の終了からの割合が決まります。サービス時間枠の予約された部分ではアクティビティは開始されません。たとえば、アクティビティのサービス時間枠が午前10:00から午後5:00であるとします。このフィールドに20%を選択すると、最後の72分が予約されます。午後3:48までにサービス時間枠を失うことが警告されるため、仕上げる時間がまだ72分あります。これは、ルーティング・プランの⼀部であるすべてのアクティビティに適⽤されます。このため、割合を⾼くするほど、合計バッファ時間が⻑くなり、理想的ではない可能性があります。

• 中⼼点ホーム・ゾーン・サポート: このオプションでは、ホーム・ゾーン半径、つまり開始ポイントからの任意の⽅向のマイル数、およびリソースがアクティビティを完了するためにホーム・ゾーンを離れる必要がある場合に適⽤されるペナルティが定義されます。デフォルトのペナルティ(超過の重み)は4です。

• ⾃動順序付け: このオプションでは、サービス時間枠なしでアクティビティが最も効率的な順序でルートに配置されます。選択を解除すると、ルート上にこれらのアクティビティが配置されますがタイム・スロットは割り当てられません。この場合、作業をいつ実⾏するかはリソースが決定します。

⾃動順序付けは、1⽇の中でより多くのアクティビティを完了するために役⽴つ場合がありますが、アクティビティの完了でリソース⾃⾝の判断を使⽤する機会を減少させることにもなります。

• ポイント別作業の制限: このオプションは、アクティビティの⾒積にポイントを使⽤する場合にのみ必要です。リソースに割り当てられるアクティビティの数が、リソースのシフト内で許容される最⼤ポイントに基づいて制限されます。また、ビジネス・ルールでポイント・サポートを有効にし、ポイント・プロパティを有効にして、APIを介してアクティビティに対するポイント値を送信する必要があります。

• アクティビティを契約者のリソースに割り当てるかわりにバケットに移動: このオプションでは、関連アクティビティが契約者のリソースではなく契約者のバケットに割り当てられます。このオプションが機能するには、契約者バケッ

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ト(および場合によっては社内バケット)がある社内組織バケットからプランを⼦として実⾏する必要があります。この場合、社内技術者にルーティングされるアクティビティは技術者に割り当てられますが、契約者技術者にルーティングされるアクティビティは契約者バケットに割り当てられます。ただし、契約者バケットからプランを実⾏すると、アクティビティはその中の契約者の技術者に割り当てられます。

注 契約者バケットには新しいアクティビティのみを割り当てる必要があります。「再最適化」オプションが選択されている場合は、契約者バケットにアクティビティを割り当てないでください。これを実⾏した場合、既存の契約者リソースのルートにあるすべてのアクティビティが親バケットに割り当てられます。

「割当パラメータ」をクローズすると、選択内容が画⾯に要約されて表⽰されます。5. ルーティング・プランの「再最適化」セクションを「オープン」します。6. 「再最適化の有効化」チェック・ボックスをクリックし、「⽬標」ドロップダウン・リストから再最適化⽬標を選択します。7. 「⽬標」には、デフォルトで「ルートの最適化」が表⽰されます。ドロップダウン・リストから次のいずれかの⽬標を選択できま

す。

• 期限超過の削減 再最適化が開始されるのは、処理対象であり、最⾼(または⾼い)到着遅延ペナルティが設定されているアクティビティの少なくとも1つが遅延する場合のみです。その結果が適⽤されるのは、該当するアクティビティの期限超過合計が指定した割合減少する場合のみです。期限超過合計を減少させる割合を⼊⼒します。

• ルートの最適化 再最適化が開始されるのは、新規アクティビティの割当または既存ルートの変更が可能な場合のみです。受⼊基準はありません。

• 再最適化の有効化 再最適化が開始されるのは、この実⾏に対して選択される未割当アクティビティの少なくとも1つに、未割当の最⾼(または⾼い)コストが設定されている場合のみです。その結果が適⽤されるのは、これらのアクティビティの少なくとも1つが割り当てられている場合のみです。

8. 「デフォルトの再最適化ペナルティ値の上書き」チェック・ボックスを選択して、「再最適化ペナルティ、%」フィールドの変更を可能にします。

9. 「再最適化ペナルティ、%」フィールドに値を⼊⼒します。このフィールドは、再最適化時にアクティビティを削除または他のリソースに再割当する場合のペナルティの計算に関するルールに影響を与えます。同じまたは多少良い結果になるアクティビティに対して、再最適化時にルートを変更できるかどうかを決定します。

10. 「再最適化フィルタの追加」をクリックしてバケットに戻り、特定のアクティビティを他より優先することによって、ルートのバランスを取り直します。「フィルタ・パラメータ」ダイアログが表⽰されます。

11. 優先する必要がある優先アクティビティを選択します。12. 「未割当アクティビティの宛先」列で、割り当てられていないアクティビティで実⾏する処理を選択します。

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13. 「追加」をクリックします。

14. ルーティング・プランを再実⾏して、フィルタによって結果がどのように変わるかを確認します。

注 再最適化では、元のルーティング・プランは変更されません。次回再最適化するときに使⽤できる追加のフィルタ(⼩規模ルーティング・プラン)を追加するのみです。

ルーティングに対するアクティビティ・フィルタ次のフィルタを使⽤して、値またはコストに基づいてアクティビティの優先度を設定できます。

• アクティビティ – これらのフィルタでは、考慮順、到着遅延ペナルティ、遅延許容レベルおよび未割当のコストに基づいて、割当に対して特定のタイプのアクティビティに優先度が設定されます。

• リソース – これらのフィルタでは、リソース間のコスト差異に基づいた割当決定が可能になります。

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ルーティング・フィルタを使⽤する場合は、ルーティング・フィルタが、処理にどのような影響を与え、アプリケーションによる割当決定にどのように作⽤するかを理解する必要があります。たとえば、ルーティング・プラン内の複数フィルタの順序に注意してください。アクティビティで検出される最初のフィルタによってその処理⽅法が決まります。アクティビティが複数のフィルタの基準を満たす場合でも、最初のフィルタが他のフィルタより優先されます。

• 通常、* (その他)フィルタは可能なアクティビティの残り(いずれのフィルタにも⼀致しないアクティビティ)に対するルールの定義に使⽤され、常に最後に表⽰されて、順序変更はできません。

• 「削除」をクリックすると、特定のルーティング・プランからのみフィルタが削除されます。他のルーティング・プランまたはアプリケーションからフィルタが削除されることはありません。

ルーティング・プランへのアクティビティ・フィルタの追加フィルタを使⽤すると、ルーティング・プロセス中に、特定のタイプのアクティビティまたはリソースを他のアクティビティまたはリソースより優先できます。フィルタは、優先度に対する別のルーティング・プラン使⽤の代替⽅法です。

始める前に最初に、フィルタを作成し、条件を設定して、フィルタをルーティングに対して使⽤可能にする必要があります。詳細は、フィルタの作成を参照してください。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートし、フィルタを追加するルーティング・プランを探します。2. 「変更」リンクをクリックします。3. 「ルーティング・プランの編集」画⾯の「フィルタ」セクションを展開します。4. 「アクティビティ・フィルタの追加」ボタンをクリックします。

「割り当てる⼀連のアクティビティ」ダイアログが表⽰されます。

5. 「アクティビティ」の下にあるドロップダウン・メニューから、ルーティング・プランに追加するフィルタを選択します。2番⽬のドロップダウン・リストが表⽰されます。

6. 2番⽬のドロップダウン・リスト(ある場合)から、フィルタの適⽤対象となるアクティビティのタイプを選択します。

• ルーティング・バケット内の未スケジュール・アクティビティ。これらのアクティビティは、現在いずれのルート上にもありません。これらはタイム・スロットまたはリソースに割り当てられません。ルーティングによって、次回実⾏時にこれらのルーティングが試⾏されます。

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• ルーティング・バケット内のアクティビティ。これらのアクティビティは、現在いずれのルート上にもありません。これらはタイム・スロットに割り当てられますが、リソースには割り当てられません。ルーティングによって、次回実⾏時にこれらのルーティングが試⾏されます。

• 事前割当済の未スケジュール・アクティビティ。これらのアクティビティは、すでにリソースに割り当てられていますが、タイム・スロットには割り当てられていません。再最適化を使⽤すると、これらのアクティビティをルーティング・プロセス中に⾃動的に移動できます。

「アクティビティ・フィルタの追加」リンクをクリックすることによって、「既存ルート内のアクティビティ」に対するフィルタを追加できます。これらのアクティビティは、すでにリソースおよびタイム・スロットに割り当てられています。再最適化を使⽤すると、これらのアクティビティをルーティング・プロセス中に⾃動的に移動できます。

7. オプション: 「割当コスト」で、このフィルタにコストを割り当てます。通常、コストが⾼くなるほど、割当の価値が低下します。「割り当てない」を選択した場合、このフィルタ条件を満たすリソースにそのタイプのアクティビティを割り当てることはできません。

8. これらのステップを繰り返して、ルーティング・プランにその他のフィルタを追加します。ドラッグ・アンド・ドロップを使⽤して、フィルタが適⽤される順序にフィルタを編成します。フィルタは、リストの先頭から編成順に適⽤されます。* (その他)フィルタは常に最後に適⽤されます。

9. 「OK」をクリックします。

複数のアクティビティ・フィルタに対する割当コスト

この例のルーティング⽅法は次のとおりです。

• 契約者に作業を割り当てません。

• 他のすべてのリソースの前に社内リソースにアクティビティを割り当てます。

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「契約者」フィルタには割当コスト「割り当てない」が設定されているため、アクティビティが契約者に割り当てられることはありません。「社内」フィルタには「* (その他)」フィルタより低い割当コストが設定されているため、他のすべてのリソースより前に社内の個⼈がアクティビティを受信します。

「契約者」フィルタには割当コスト「割り当てない」が設定されているため、アクティビティが契約者に割り当てられることはありません。「社内」フィルタには「* (その他)」フィルタより低い割当コストが設定されているため、他のすべてのリソースより前に社内の個⼈がアクティビティを受信します。

ルーティングに対するアクティビティ・フィルタの構成プランにフィルタを追加すると、Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceモジュールによるフィルタ済アクティビティの処理⽅法に影響を与えるいくつかの追加設定を調整できます。

注 これらの設定は、変更する前に慎重に評価してください。これらによってルーティング・プロセスに制約が追加され、ルートに割り当てられるアクティビティの数が⼤幅に制限される可能性があります。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートし、フィルタを追加するルーティング・プランを探します。2. 「処理」をクリックし、「変更」を選択して「ルーティング・プランの編集」画⾯をオープンします。3. 「ルーティング・プランの編集」画⾯の「フィルタ」セクションを展開します。4. 構成するフィルタを探して、「設定」をクリックします。

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ルーティング・プランの構成

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「フィルタ・パラメータ」画⾯が表⽰されます。

5. ビジネス⽬標に基づいてこのフィルタに対するオプションを選択します。

• 到着遅延ペナルティ: 遅延ペナルティに関する重み付けオプションの範囲は「最⼩」から「最⾼」です。最適なオプションを選択できるように例が⽤意されています。アプリケーションでは、リソースがアクティビティに遅れて到着する可能性がある場合に、この情報を使⽤してアクティビティ割当の決定に重みが付けられます。

• 遅延の可能性があるアクティビティの割当: 新規アクティビティをリソースに割り当てる際にアプリケーションで受け⼊れる遅延許容を設定できます。

• アクティビティの未割当コスト: このフィルタの条件を満たすアクティビティが割り当てられない可能性がある場合、このオプションは、他の考慮事項に対して重み付けをして、誰にどのジョブを割り当て、どのアクティビティがバケットに残るかを決定するための設定をアプリケーションに提供します。実質的には、アプリケーションで特定のタイプのアクティビティに優先度を設定できるようにします。

ヒント 「通常」の設定では、多数のアクティビティが未割当のままになる場合があります。このような場合は、「⾼」設定または「最⾼」設定で結果をテストしてください。

• ルーティング・プラン期間内の⽇付間におけるアクティビティの再スケジュールの許可 このオプションは、複数⽇ルーティング・プランのアクティビティを再スケジュールする場合に使⽤します。このオプションを選択すると、オプションが選択されているアクティビティのみが、ルーティング・プランが実⾏される期間内で再スケジュールされます。たとえば、5⽇間にわたる複数⽇プランがあり、2⽇⽬に開始する予定だったアクティビティを再スケジュールする場合、アクティビティは3⽇⽬、4⽇⽬または5⽇⽬のいずれかに再スケジュールされます。アクティビティを再スケジュールできない場合は、対応するメッセージが表⽰されます。複数⽇ルーティング実⾏を再スケジュールなしで実⾏した結果は、同じ⽇数に対する単⼀⽇実⾏を実⾏した場合と同じであることに注意してください。

ルーティング・プランを使⽤したルートの再最適化再最適化フィルタを使⽤すると、既存のルートを⾃動調整できます。

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始める前に次の前提条件に従います。

• 最初に、フィルタを作成し、条件を設定して、フィルタをルーティングに対して使⽤可能にする必要があります。

• 実⾏対象のアクティビティのセットにフィルタを割り当てる必要があります。

• アクティビティを再最適化するには、アクティビティ・タイプを移動および作成できるようにする必要があります。「アクティビティ・タイプ」画⾯の「構成」で、次の設定が選択されていることを確認します。

• バケットでの作成の許可

• リソース間の移動の許可

• 未スケジュールの許可

再最適化フィルタでは、ルーティング結果とバケット内のアクティビティが⽐較され、新しいフィルタに設定された優先度に基づいてアクティビティが再割当されます。再最適化では、優先度および新規アクティビティの別のセットを使⽤してルートを再評価する機会が与えられます。次の例は、再最適化が役に⽴つ可能性がある状況を⽰しています。

• バケットに少数の技術者が含まれていて、それぞれのスキルが⾮常に異なる場合。

• 緊急アクティビティ、またはすでにルーティングされているアクティビティより優先する必要があるその他のアクティビティを受信した場合。

• 特定の技術者の在庫でのみ使⽤できる機器が必要となるアクティビティを受信した場合。

注 ⼀括アクティビティまたは繰返しアクティビティは再最適化できません。

⼿順1. 「ルーティング・プロファイル」画⾯にナビゲートし、フィルタを追加するルーティング・プランを探します。2. 「処理」をクリックし、「変更」を選択して「ルーティング・プランの編集」画⾯をオープンします。3. 「再最適化」セクションを展開します。

4. 複数⽇再最適化の有効化チェック・ボックスをクリックします。5. 「⽬標」ドロップダウン・リストから再最適化⽬標を選択します。6. 「再最適化フィルタの追加」リンクをクリックして、割当対象のアクティビティのセットを表⽰します。

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ルーティング・プランの構成

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「フィルタ・パラメータ」ダイアログが表⽰されます。

a. 「アクティビティ」の下で、バケット内のアクティビティに対して実⾏するフィルタを選択します。b. 「未割当アクティビティの宛先」の下で、ルートに割り当てられず、かわりにバケットに戻されるアクティビティに

割り当てるステータスを選択します。c. 「追加」をクリックします。

7. 「更新」をクリックします。ルーティング・プランの次回実⾏時に、アプリケーションによって、バケット内のアクティビティに再最適化フィルタが適⽤されます。

Related Topics

•  フィルタの作成

•  ルーティングに対するアクティビティ・フィルタの構成

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ルーティング・プランでの動的ルーティングの使⽤動的ルーティングを使⽤すると、このプランからルーティングする必要がある、アクティビティの数またはリソースのスケジュールの時間を制御できます。通常、動的ルーティング・プランは1⽇を通して頻繁に実⾏されます。

X分: この設定では、リソースのスケジュールで埋める必要がある分数を定義します。アプリケーションでは、ルーティング・プランが開始する時間からスケジュールを埋め始めます。アクティビティがこの期間外に開始されると予想される場合は、リソースに割り当てられません。たとえば、ルーティング・プランが8:00 amに実⾏される場合、ルーティング・プランは即時に実⾏され、8:00 amから10:00 amの間に開始するリソースのスケジュールにアクティビティが追加されます。アクティビティが10:15に開始されると予想される場合は、スケジュールに追加されません。

ヒント リソースのカレンダで埋める分数を指定する場合は、ルートにさらにアクティビティを追加する前に、必ず⼗分な頻度でルーティング・プランを実⾏して、リソースがアクティビティを実⾏する時間がなくならないようにしてください。たとえば、120分のスケジュールをアクティビティで埋める場合は、30分から60分間隔でルーティング・プランを実⾏することをお薦めします。

スケジュールされるアクティビティの数を制限するために動的ルーティングを使⽤する場合は、ディスパッチャまたはリソースにガント表で表⽰されるアクティビティ数に影響を与えることも理解してください。ルート全体をスケジュールすると、ディスパッチャは全⽇を表⽰できます。ただし、リソースに表⽰されるアクティビティ数は制限してください。⼀度に表⽰されるアクティビティ数を制限するユーザー・タイプをリソースに対して作成できます。

Xアクティビティ数: この設定では、リソースのルート上の保留中のアクティビティの数が制限されます。

ロードを停⽌する条件ドロップダウン・リストからオプションを選択して、制限をどのように組み合せる必要があるかを定義します。

• いずれかの制限を超えた場合

• 両⽅の制限を超えた場合

たとえば、120分間リソースをロードする場合(アクティビティ・ロードの指定なし)は、次のようになります。

• ルーティングがリソースの稼働⽇が開始する120分前に開始する場合は、何も追加されません。

• ルーティングの開始前にリソースに120分の作業がある場合は、何も追加されません。

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ルーティング・プランの構成

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ルーティング・プランを使⽤したリソース超過時間の制御超過時間は、組織ごとに別々に計算されます。したがって、Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceモジュールでは、超過時間は絶対的なドルの値として計算されませんが、アクティビティの履⾏に必要となる可能性がある、リソースの割当済作業スケジュールを超える時間として計算されます。ルーティング・プラン内で「リソース超過時間」オプションを使⽤すると、リソースのシフト終了を過ぎて延⻑する可能性があるアクティビティをどのように処理するかを決定できます。

次のオプションから選択します。

• 割当によって超過時間が発⽣してもアクティビティを割り当てる: このオプションでは、⼀部のアクティビティがシフト終了を過ぎて延⻑する可能性がある場合でも、多数のアクティビティを割り当てる最⼤の機会が提供されます。

最善の結果を得るには、リソースが標準の稼働⽇で完了できる作業を⼤幅に上回る作業がある場合、この設定を使⽤しないでください。ルーティングを実⾏すると、結果には⼤量の超過時間が含まれます。この設定が最も有効であるのは、VIP作業など、追加コストを受け⼊れてもかまわない特定のタイプの作業の場合です。

• 「超過時間」アクティビティを割り当てずにバケット内に残す: これは、リソースが超過時間になるサービス時間枠または予測期間(あるいはその両⽅)があるジョブがバケットに残されることを意味します。

• _____分を超える超過時間があるアクティビティを割り当てない: この設定では、許容する超過時間の量を制御でき、実質的にはより多くの作業割当に対応するためにシフトを延⻑できます。

• リソースの⼀⽇の終了____分前までに完了できる⾒込みがないアクティビティを割り当てない: この設定では、超過時間の可能性も制限されますが、リソースのシフト終了前に、リソースに追加時間(倉庫戻り、⾞による帰宅など)が必要であるかどうかも考慮されます。

注 制限のある超過時間設定を使⽤する場合は、適した⼀致が⾒つかる可能性が低くなり、より多くのアクティビティがバケットに残されて⼿動ルーティングの対象となります。

ルーティング・プランを使⽤した移動時間の制御Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceモジュールには、リソースがアクティビティに到着するまでの移動時間を制限するオプションが⽤意されています。

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2つのオプションがあります。

• 特定のアクティビティの移動が⻑くなったとしても合計移動を最⼩限にする。 このオプションはデフォルトであり、最も最適なルートとなります。いくつかのアクティビティは最も最適なルートとなります。いくつかのアクティビティには⻑い移動が必要となる場合がありますが、バケット全体の合計移動時間は最適です。

• いくつかのアクティビティが未割当のままで残り、合計移動が増加しても、__分を超える移動は避ける。リソースが1つのアクティビティの移動に費やすことができる時間を制限できます。この結果、割り当てられるアクティビティは少なくなり、最適なルートが減少しますが、指定した時間を超える移動は排除されます。

バルク・ルーティング(⾼均⼀性)ルーティング・プロファイルバルク・ルーティング(⾼均⼀性)ルーティング・プロファイルのルーティング・プランでは、ワークフォース全体に均⼀にアクティビティが配分されますが、可能な場合は移動コストおよび作業コストも最⼩化されます。

表 1 : ルーティング・プラン

設定 値 説明

ルーティング・プラン名 均⼀ – バルク・ルーティング N/A

ルーティング・プロファイル バルク・ルーティング(⾼均⼀性) N/A

アクティブ 選択済 ルーティング・プランは、アプリケーションでルーティングの実⾏に使⽤するにはアクティブである必要があります。

時間制限 3分 プランが実⾏される時間。通常は3分で⼗分です。場合によっては、プランがより⻑く実⾏されると、より⽬的に⼀致する結果となることがあります。

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ルーティング・プランの構成

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表 2 : 実⾏スケジュール

設定 値 説明

ルーティングの実⾏ N/A N/A

この⽬標で任意の実⾏スケジュールを使⽤できます。バルク・ルーティング実⾏を使⽤するほとんどの会社では、夜間または早朝に1⽇に1回プランを実⾏します。

表 3 : フィルタ

設定 値 説明

リソース アクティビティ *バルク・ルーティングではフィルタは使⽤されません。フィルタを追加すると、特定のタイプのアクティビティまたは特定のリソースを他のアクティビティまたはリソースより優先できます。

スケジュール済 割当コスト 通常

設定 到着遅延ペナルティ 通常 - 到着遅延は、顧客が不在となった場合に、再スケジュールとなる場合があります

表 4 : フィルタ

設定 値

遅延の可能性があるアクティビティの割当 「期限超過」アクティビティを割り当てずにバケット内に残す

アクティビティの未割当コスト 通常 - デフォルト設定

表 5 : 割当パラメータ

設定 値 説明

在庫別ルーティングの有効化 • ルーティングでは、ルーティングに送信されるすべてのアクティビティに対する必須在庫が考慮されます。在庫要件のないアクティビティはこの設定の影響を受けません。

• これらは以前と同じ⽅法でルーティングされます。在庫要件のあるアクティビティは、すべての在庫要件を満たすリソースにのみ割り当てることができます。

• 在庫要件を満たすリソースがない場合、アクティビティは未割当のままになります。

動的ルーティング 動的ルーティングを使⽤すると、リソースのスケジュールで満たす必要があるアクティビティの数または時間を制御できます。通常、動的ルーティングを使⽤するルーティング・プランは1⽇を通して繰返し実⾏されます。

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ルーティング・プランの構成

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設定 値 説明

ポイント別作業の制限 • このオプションは、アクティビティの⾒積にポイントを使⽤する場合にのみ必要です。

• このオプションでは、リソースに割り当てられるアクティビティの数が、シフト内で許容される最⼤ポイントに基づいて制限されます。

• 各アクティビティのポイント値は、APIを介して送信される必要があります。

サービス時間枠の開始にアクティビティをスケジュールしてください

このオプションでは、可能なかぎりサービス時間枠の開始近くでアクティビティがスケジュールされます。結果として、アクティビティは、バケット内のすべてのリソース全体で均⼀に分割されます。通常、アクティビティはより均⼀に配分されますが、ルートの効率は低下する場合があります。

中⼼点ホーム・ゾーン・サポートおよびホーム・ゾーン半径

4 技術者の開始ロケーションにまたがる半径の指定を許可するオプションの設定。ペナルティは、定義された半径のサークル外でアクティビティを割り当てる場合に評価されます。アクティビティの距離が遠くなるほど、ペナルティが⾼くなります。

ホーム・ゾーン半径の超過の重み 4 このオプションでは、リソースがアクティビティを完了するためにホーム・エリアを離れた場合に適⽤されるペナルティが定義されます。このオプションは、「中⼼点ホーム・ゾーン・サポート」が選択された場合に表⽰されます。

⾃動順序付け このオプションでは、サービス時間枠なしでアクティビティが最も効率的な順序でルートに配置されます。このオプションを選択するとルートがより効率的になりますが、アクティビティの完了でリソースによる判断の⾃由度が低下します。

表 6 : 再最適化

設定 説明

再最適化の有効化 再最適化を有効にするかどうかを決定するボックスを選択します。

再最適化では、優先度および新規アクティビティの別のセットを使⽤してルートを再評価する機会が与えられます。

⽬標 再最適化の⽬標を、「期限超過の削減」、「ルートの最適化」または「優先度の⾼いアクティビティの割当」から選択します。

再最適化フィルタ 再最適化フィルタでは、ルーティング結果とバケット内のアクティビティが⽐較され、新しいフィルタに設定された優先度に基づいてアクティビティが再割当されます。

最適化フィルタの追加をクリックして、再最適化可能なアクティビティを追加します。

「アクティビティ」の下で、バケット内のアクティビティに対して実⾏するフィルタを選択します。「未割当アクティビティの宛先」の下で、ルートに割り当てられず、かわりにバケットに戻されるアクティビティに割り当てるステータスを選択します。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 4

ルーティング・プランの構成

39

表 7 : リソース超過時間

設定 値

割当によって超過時間が発⽣してもアクティビティを割り当てる

「超過時間」アクティビティを割り当てずにバケット内に残す

注 このオプションを選択すると、リソースは、スケジュールされた作業時間を過ぎて稼働⽇を延⻑するアクティビティを受け⼊れません。

__分を超える超過時間があるアクティビティを割り当てない

リソースの⼀⽇の終了__分前までに完了できる⾒込みがないアクティビティを割り当てない

表 8 : 移動時間

設定 値

特定のアクティビティの移動が⻑くなったとしても合計移動を最⼩限にする。

注 このオプションでは、グループに対して最適な移動時間でルートが作成されますが、個々の各リソースについては必ずしも最適ではありません。その結果、いくつかのアクティビティには⻑い移動時間が必要となる場合がありますが、グループ全体の移動量は最適化されています。

いくつかのアクティビティが未割当のままで残り、合計移動が増加しても、__分を超える移動は避ける。

Related Topics

•  ルーティング・プランの「ルーティング・プラン」セクションの構成

•  ルーティング・プランに対する実⾏スケジュールの構成

•  ルーティング・プランへのアクティビティ・フィルタの追加

•  割当パラメータを使⽤したルーティング・プランの微調整

•  ルーティング・プランでの動的ルーティングの使⽤

•  ルーティング・プランを使⽤したリソース超過時間の制御

•  ルーティング・プランを使⽤した移動時間の制御

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ルーティング・プランの構成

40

動的ルーティング・プロファイル動的ルーティング(2アクティビティ/120分)のルーティング・プランでは、アクティビティが頻繁にルーティングされます。このルーティング・プランは、アクティビティ時間の直前にアクティビティが予約される場合、またはアクティビティの受⼊が可能なリソースが事前にわからない場合に有効です。ルーティング結果は、バルク・ルーティングを使⽤した場合と⽐較すると最適ではありませんが、アクティビティは、その実際のアクティビティ時間により近い時間にルーティングされます。

設定 値 説明

ルーティング・プラン名 2時間前 - 動的ルーティング N/A

ルーティング・プロファイル 動的ルーティング(2アクティビティ / 120分) N/A

アクティブ ルーティング・プランは、アプリケーションでルーティングの実⾏に使⽤するにはアクティブである必要があります。

表 9 : 実⾏スケジュール

設定 値

ルーティングの実⾏ 繰返し

次の範囲のアクティビティに適⽤ 1⽇間隔

開始 本⽇

開始時間 6:00

終了時間 20:00

実⾏の間隔 30分

アクティビティ⽇ ⽉、⽕、⽔、⽊、⾦

時間制限 5分

通常は3分で⼗分です。場合によっては、プランがより⻑く実⾏されると、より⽬的に⼀致する結果となることがあります。アクティビティが⼀⽇中システムに追加され、迅速な変更が必要である場合は、ルーティング・プランを頻繁に実⾏する必要があります。繰返しオプションを選択して、本⽇のアクティビティに対してプランを実⾏してください。実⾏間隔を短い間隔で設定してください(通常は30分から60分が最適です)。

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ルーティング・プランの構成

41

表 10 : 割当パラメータ

設定 値 説明

ホーム・ゾーン半径の超過の重み 4 このオプションでは、リソースがアクティビティを完了するためにホーム・エリアを離れた場合に適⽤されるペナルティが定義されます。このオプションは、「中⼼点ホーム・ゾーン・サポート」が選択された場合にのみ表⽰されます。デフォルト値は4です。

サービス時間枠の開始にアクティビティをスケジュールしてください

このオプションでは、可能なかぎりサービス時間枠の開始近くでアクティビティがスケジュールされます。結果として、アクティビティは、バケット内のすべてのリソース全体で均⼀に分割されます。通常、アクティビティはより均⼀に配分されますが、ルートの効率は低下する場合があります。

⾃動順序付け このオプションでは、サービス時間枠なしでアクティビティが最も効率的な順序でルートに配置されます。このオプションを選択するとルートがより効率的になりますが、リソースが希望したときにアクティビティを完了するリソースの⾃由度が低下します。

中⼼点ホーム・ゾーン・サポートおよびホーム・ゾーン半径

技術者の開始ロケーションにまたがる半径を指定できるオプションの設定。ルーティング・プロセス時に、この半径より外のアクティビティを割り当てる場合にペナルティが評価されます。アクティビティの距離が遠くなるほど、ペナルティが⾼くなります。

ポイント別作業の制限 このオプションは、アクティビティの⾒積にポイントを使⽤する場合にのみ必要です。このオプションでは、リソースに割り当てられるアクティビティの数が、リソースのシフト内で許容される最⼤ポイントに基づいて制限されます。各アクティビティのポイント値をAPIを介して送信する必要があります。このオプションは、「中⼼点ホーム・ゾーン・サポート」が選択された場合にのみ表⽰されます。

設定 値 説明

リソースのロード 120分

2アクティビティ

動的ルーティングを使⽤すると、リソースのスケジュールに配置する必要があるアクティビティ数、またはリソースのスケジュールで埋める必要がある時間を制御できます。120分は、ルーティング・プランによってリソースの次の120分間がアクティビティで埋められることを意味し、2アクティビティは、ルーティング・プランによって最⼤2つのアクティビティがリソースに割り当てられることを意味します。

ロードを停⽌する条件: いずれかの制限を超えた場合

選択すると、このオプションは、アクティビティ制限または時間制限のいずれかに達した場合、リソースのスケジュールへのアクティビティの追加を停⽌するようにルーティング・プランに指⽰します。

ロードを停⽌する条件: 両⽅の制限を超えた場合 選択すると、このオプションは、アクティビティ制限および時間制限の両⽅に達した場合、リソースのスケジュールへのアクティビティの追加を停⽌するようにルーティング・プランに指⽰します。

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ルーティング・プランの構成

42

設定 値 説明

割当によって超過時間が発⽣してもアクティビティを割り当てる

割当によって超過時間が発⽣してもアクティビティを割り当てるを選択すると、ルートは移動時間および作業に対して最適化されますが、リソースはスケジュールされた作業時間を過ぎて作業する必要がある場合があります。

「超過時間」アクティビティを割り当てずにバケット内に残す

選択すると、このオプションは、アクティビティ制限および時間制限の両⽅に達した場合、リソースのスケジュールへのアクティビティの追加を停⽌するようにルーティング・プランに指⽰します。

表 11 : リソース超過時間

設定 値

__分を超える超過時間があるアクティビティを割り当てない

リソースの⼀⽇の終了__分前までに完了できる⾒込みがないアクティビティを割り当てない

注 割当によって超過時間が発⽣してもアクティビティを割り当てるを選択すると、ルートは移動時間および作業に対して最適化されますが、リソースはスケジュールされた作業時間を過ぎて作業する必要がある場合があります。

この設定の通常の選択は、「特定のアクティビティの移動が⻑くなったとしても合計移動を最⼩限にする」です。このオプションでは、グループに対して最適な移動時間でルートが作成されますが、個々の各リソースについては必ずしも最適ではありません。その結果、いくつかのアクティビティには⻑い移動時間が必要となる場合がありますが、グループ全体の移動量は最適化されています。

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•  ルーティング・プランでの動的ルーティングの使⽤

•  ルーティング・プランを使⽤したリソース超過時間の制御

•  ルーティング・プランを使⽤した移動時間の制御

•  バルク・ルーティング(⾼均⼀性)ルーティング・プロファイル

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ルーティング⽅法

43

5 ルーティング⽅法ルーティング⽅法

ルーティング⽅法のテスト新しいルーティング⽅法の設定後、または既存のルーティング⽅法の変更後に、3つの異なるレポートを使⽤してその有効性をレビューできます。レポートは次のとおりです。

• ルーティング実⾏ログ: このレポートには、ルーティング実⾏の結果が表⽰されます。詳細は、「ルーティング実⾏のエラーの識別」を参照してください。

• ルーティング⽐較レポート: このレポートには、2つの別々のルーティング実⾏に関する同じ統計データが表⽰されるため、結果を⽐較できます。詳細は、「2つのルーティング実⾏の⽐較」を参照してください。

• ルーティング・モジュール・レポート: このレポートには、ルーティング結果に関する統計が表⽰されるため、ルーティング⽅法の有効性を評価できます。詳細は、「ルーティング⽅法に関する要約データの評価」を参照してください。

ヒント

• 最低5⽇間のデータを集積するまでは、ルーティング⽅法を変更しないでください。システムで解釈する必要があるデータが増えるほど、有意義な結果となります。

• ⼀度に変更するルーティング設定は1つにしてください。⼀度に複数の設定を変更すると、どの設定が結果から分かる効果の要因であるかを確認できません。

ルーティング実⾏のエラーの識別「ルーティング」画⾯の「実⾏要約」ブロックの下にあるルーティング実⾏リストに、ルーティング結果を表⽰できます。ルーティング・プロセス中に発⽣する可能性があるエラーを表⽰する詳細レポートを表⽰するには、次のステップに従います。

⼿順1. リソース・ツリーで、ルーティング実⾏に使⽤されるバケットを選択します。2. 「ルーティング」 画⾯にナビゲートします。3. 「実⾏要約」をクリックして、ルーティング実⾏のリストを表⽰します。4. 表⽰するルーティング実⾏を探して選択します。5. 「レポート」タブをクリックします。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 5

ルーティング⽅法

44

ルーティング結果ウィンドウが表⽰され、各アクティビティのルーティング元、およびルーティング先のリソースがリストされます。エラーもこの画⾯に表⽰されます。

ルーティングのメッセージ・コード次のメッセージ・コードがルーティング実⾏ログに表⽰される場合があります。

表 12 : エラー・コード

エラー・コード エラー 説明

6000 動的ルーティング これは、動的ルーティングの使⽤時に表⽰される⼀般的なエラーです。これは、アクティビティが動的ルーティング時間またはアクティビティ制限の範囲外であるために除外されたことを意味します。アクティビティをルーティングする場合は、動的ルーティング時間またはアクティビティ制限を変更するか、動的ルーティングを無効にします。

6001 作業の⻑さとキーの両⽅が定義されていません

これはデータ検証エラーです。アプリケーションでは、予想されるアクティビティの⻑さを認識する必要があります。これは、統計を使⽤してまたはアクティビティについては直接指定できます。このエラー・メッセージが表⽰される場合は、この値が指定されていないためアクティビティをルーティングできないことを意味します。通常の状況ではこのメッセージが表⽰されることはありません。このエラーを修正するには、予想されるアクティビティの⻑さを指定します。

6002 マイナスのコストは許可されていません これはデータ検証エラーです。アクティビティ・コストは、すべてのアクティビティ関連ペナルティの乗数として、アクティビティ優先度を実装するために使⽤されます。通常の状況ではこのメッセージが表⽰されることはありません。

6003 適切なリソースがありません これは、使⽤可能なリソースで満たすことのできない要件がアクティビティにあることを意味します。このメッセージは、必ずしもエラーを⽰しているわけではありません。アクティビティに⼀致するリソースを検出できなかったことを通知するものです。次の設定をチェックして、それらがモバイル・ワークフォースに対して正確であることを確認してください。

• 作業ゾーン• 作業スキル• ポイント(使⽤する場合)

• リソース・カレンダ

6005 サービス時間枠の開始がサービス時間枠の終了より⼤きい値です

これはデータ検証エラーです。アクティビティのサービス時間枠の終了時間がサービス時間枠の開始時間より前です。

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ルーティング⽅法

45

エラー・コード エラー 説明

6007 許容できない期限超過 アクティビティは、遅延して、フィルタ・パラメータで指定した遅延設定より後に開始するため、スケジュールされませんでした。

フィルタ・パラメータの設定をチェックしてください。ルーティング・プランの「フィルタ」セクションに移動し、「設定」をクリックしてフィルタ・パラメータを表⽰します。

6008 リソースが過負荷または⼗分なリソースがありません

アクティビティは、「ポイント別作業の制限」が原因で未スケジュールのままになりました。このジョブを割り当てると、ポイントが技術者の最⼤しきい値を超えることになります。⽇次表⽰でリソースのポイント割当を調整できます。

6009 リソース稼働⽇の停⽌ アクティビティは、リソースが超過時間になるため未スケジュールのままになりました。リソースの超過時間を許可する場合は、ルーティング・プランの「リソース超過時間」の設定を変更します。

6010 許容できない移動時間 アクティビティは、移動時間が許容されている最⼤移動時間を超えるため未スケジュールのままになりました。⻑い移動を許可する場合は、ルーティング・プランの「移動時間」の設定を変更します。

6011 リンクされたアクティビティはスケジュールできません

アクティビティは、リンクされたアクティビティ(アクティビティ・リンク)階層のマスター・アクティビティのため未スケジュールになりました。アクティビティはリンク要件のため未割当になりました。

6012 リンク・サイクル アクティビティは、リンクされたアクティビティ(アクティビティ・リンク)間の依存サイクル破損のため未スケジュールになりました。

6013 アクティビティ・リンクに適合不可 アクティビティは、アプリケーションで、リンク済アクティビティ要件に違反しないルートを検出できなかったため未スケジュールになりました。

6014 有効なサービス時間枠の開始が有効なサービス時間枠の終了より⼤きい値です

これはデータ検証エラーです。時間関連のすべての制約を適⽤した結果、アクティビティは開始前に終了する必要があります。通常、これはデータのエラーが原因で発⽣します。

6015 SLA時間枠の開始がSLA時間枠の終了より⼤きい値です

これはデータ検証エラーです。アクティビティは、SLA時間枠の開始以前にSLA時間枠が終了することを要求します。通常、これはデータのエラーが原因で発⽣します。

6016 SLA違反になる可能性があります アクティビティは、別の後続のアクティビティによってSLA違反の原因となるため未スケジュールになりました。SLA時間枠の使⽤時にこの未スケジュール事由を取得するのは通常の動作です。

6017 その他 他の特定のまたは正確な未スケジュール事由がない場合のために予約されています。このエラー・コードが表⽰されることはほとんどありません。

6018 その他 アクティビティは、それ⾃⾝またはその結果として準最適ルートを⽣成したためルーティングされませんでした。

6019 許容できないSLA期限超過 「許容できないSLA期限超過」保護に対応します。

6020 プロバイダ・プリファレンス プロバイダ・プリファレンス違反なしでアクティビティを割り当てることはできません。

不⼗分なキャパシティ: 必要/許可されている従業員の中に、アクティビティの処理が可能な従業員がいません。

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ルーティング⽅法

46

エラー・コード エラー 説明

6021 別のアクティビティで許容できない期限超過となる可能性があります

割り当てると他のアクティビティで許容できない期限超過の原因になります

不⼗分なキャパシティ: アクティビティ割当によって、より重要または移動不可の別のアクティビティが「許容できない期限超過」に移動しました。

6022 別のアクティビティで許容できない超過時間となる可能性があります

割り当てると他のアクティビティで許容できない超過時間の原因になります

不⼗分なキャパシティ: アクティビティ割当によって、より重要または移動不可の別のアクティビティが「許容できない超過時間」に移動しました。

6063 リンク制約違反 リンクされたアクティビティ: 割り当てるとリンク制約違反の原因になります

6067 必要な作業ゾーンがありません 必要な作業ゾーンがある技術者がいません

不⼗分なキャパシティ: アクティビティを処理するための⼗分なリソースが必須作業ゾーンにありません。

6068 必要な作業スキルがありません 必要な作業スキルがある技術者がいません

不⼗分なキャパシティ: アクティビティを処理するための必須作業スキル・セットがある⼗分なリソースがありません。

6069 必要な在庫がありません 技術者に必要な在庫がありません

不⼗分なキャパシティ: アクティビティを処理するために使⽤可能な必須在庫がある⼗分なリソースがありません。

6070 リソース・プリファレンス 割り当てるとリソース・プリファレンス違反の原因になります。このエラーを理解および解決するには、エラー・コード6003を参照してください。

6071 ⼗分なポイントがありません 技術者にこのアクティビティを実⾏するための⼗分なポイントがありません

6072 カレンダ 作業カレンダがあるプロバイダがありません

2つのルーティング実⾏の⽐較同じ⽇の2つの実⾏を⽐較すると、どちらの実⾏がより最適であったかがわかります。この情報は、組織にとって最適なルーティング⽅法またはルーティング設定を決定するために役⽴ちます。

このレポートは、同じリソースとアクティビティのセットを使⽤する実⾏を⽐較するために使⽤すると⾮常に有効です。ルーティング・プラン以外の影響が結果に作⽤する可能性が最⼩限になります。

注 このレポートは、アクティビティとリソースのセットが24時間ごとに1回のみ変更される研修インスタンスで実⾏してください。相違点を限定した実⾏を⽐較すると、希望の結果となる設定を簡単に識別できます。

⼿順

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ルーティング⽅法

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1. リソース・ツリーで、ルーティング結果を表⽰するバケットを選択します。2. 「ルーティング」画⾯にナビゲートします。3. ルーティング実⾏が⾏われた⽇付を選択します。4. 「実⾏要約」をクリックします。

「ルーティング」画⾯の「実⾏要約」ブロックの下にルーティングのリストが表⽰されます。5. ⽐較するルーティング実⾏の⾏を探してクリックします。6. 「⽐較」タブをクリックします。7. 「⽐較対象」ドロップダウン・リストから⽐較する実⾏を選択します。

ルーティング⽐較レポートが表⽰されます。8. 結果をレビューします。

緑⾊のチェック・マークが付いた結果が最も適しています。⾚⾊のXが付いた結果は最も適していません。

ルーティング⽅法に関する要約データの評価ルーティング・レポートでは、ルーティング実⾏の結果に関する統計が提供されます。個別の実⾏またはルートを調べている場合、ルーティング⽅法の成功を評価するのは困難です。このレポートでは、複数の実⾏の情報を統合し、結合した結果を⽰すため、⽣産性および稼働時間を測定できます。

ほとんどすべての時間枠でレポート・データを⽣成でき、履歴データと将来のデータの両⽅を含めることができます。

データの中でも特に、このレポートには、移動時間、作業時間およびアクティビティ数が⽰されます。このレポートには、バケット内の各リソースに対するルート統計、およびバケット全体の統計の合計が表⽰されます。レポートは次のことに役⽴ちます。

• ルートの品質の判定。

• 過去のルーティング・パフォーマンスおよび客観的な⽅法による将来のルートの受⼊可能性の理解。

• ルーティング・エンジンのパフォーマンスの経時的測定。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 5

ルーティング⽅法

48

ルーティング・レポートには、各リソースのルートに関する次の情報の要約が⽰されます。

• 移動時間(分)

• 作業

• アクティビティ適合%

• 超過時間

• アイドル時間

レポートには、実⾏した時刻に応じて、保留中のアクティビティのデータ、または完了したアクティビティのデータのいずれかが⽰されます。

1⽇の終了時、または後⽇: 完了したアクティビティ

1⽇の開始時: 保留中のアクティビティ

⽇中: ⼀部は保留中アクティビティ、⼀部は完了したアクティビティ

ルーティング・レポートを表⽰する⼿順は、次のとおりです。

⼿順1. リソース・ツリーからルーティング・バケットを選択します。2. 「レポート」をクリックします。3. ドロップダウン・メニューから「ルーティング・レポート」を選択します。

ルーティング・レポートが表⽰されます。4. 「表⽰」をクリックして、レポートの⽇付範囲を選択します。5. オプションで、表⽰可能なレポート⾏数を変更するには、「⾏数」フィールドの値を変更します。6. 「適⽤」をクリックします。7. 「ルーティング・レポート」をレビューします。

• アグリゲータ: リソースが割り当てられたグループの名前を表⽰します。

• 技術者: リソースの名前をリソース・ツリーに表⽰されるとおりに表⽰します。

• ⽇付: ルートの⽇付を⽉/⽇/年の書式で⽰します。

• ジョブ: その⽇のリソースのルート上にあるジョブ数を表⽰します。

• 移動: その⽇のリソースの移動時間を表⽰します。移動時間は、既知のロケーションとの往復の合計移動時間を⽰します。アクティビティ(昼休みなど)が既知のロケーションではない場合、その時間は移動時間には⽰されません。同様に、アクティビティ(会議または昼休み)に費やした時間は、ルーティング・レポートには⽰されません。

• 作業: その⽇にアクティビティの作業に費やしたリソースの時間を表⽰します。

• ジョブ適合%: アクティビティに必要なスキルと⽐較した、リソースのスキルに基づいたリソースの適合度の割合を表⽰します。

• 超過時間: その⽇のリソースのシフトを超過すると予想される分数を表⽰します。超過時間は、その⽇のリソースのシフト外で実⾏される作業として定義されます。アプリケーションでは、週の前半に作業した時間数やその

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 5

ルーティング⽅法

49

⽇にスケジュールされたシフトの⻑さは考慮されません。アプリケーションで調べるのは、その⽇の作業カレンダで⽰されたシフト外に実⾏される作業のみです。

• アイドル時間: アクティビティまたは移動時間に割り当てられない、ルート上の分数を指定します。

タスクの結果レポート下部で、全体の表⽰されたページの合計およびレポートの合計を確認してください。

ルーティング実⾏のロールバックアクティビティおよびリソースを、ルーティング・プランを実⾏する前の状態に戻すことができます。単⼀⽇または複数⽇のルーティング・プランをロールバックできます。ルーティング・プランをロールバックすると、ルーティング・アクティビティがバケットに戻され、リソースのカレンダからルートが削除されます。テスト中、または構成の誤りによって最適ではないルーティング結果となる場合は、ルーティング実⾏をロールバックすることもできます。

始める前にロールバックが成功するには、次の条件を満たす必要があります。

• アクティビティがまだ保留中ステータスであること。

• アクティビティが、アプリケーションが割り当てたリソースにまだ割り当てられていること。これらの条件を満たさないアクティビティは、ロールバック後もリソースのルートの所定の位置にそのまま残ります。これらをバケットに⼿動で戻すことができます。

⼿順1. リソース・ツリーで、ルーティング実⾏に使⽤されるバケットを選択します。2. 「ルーティング」 画⾯にナビゲートします。3. 「実⾏要約」をクリックして、ルーティング実⾏のリストを表⽰します。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 5

ルーティング⽅法

50

4. ロールバックする実⾏に対する⾏をクリックします。

5. ルーティング結果ウィンドウで、「ロールバック」 ボタンをクリックします。

タスクの結果すべてのアクティビティおよびリソースが、ルーティング実⾏前の状態に戻されます。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 6

ルーティングの表⽰

51

6 ルーティングの表⽰ルーティングの表⽰

ルーティングの表⽰の概要「ルーティング」画⾯では、ルーティング・モジュールで実際に発⽣している内容が、グラフィック表⽰、ビジュアル表⽰および透明表⽰で⽰されます。「ルーティング」画⾯を⾒ると、選択したバケットに割り当てられたルーティング・プランの要約、⾃動ルーティングの効率、リソース稼働率、およびルーティングの結果として達成された実際の節約を確認できます。「ルーティング実⾏ログ」に含まれている情報は、「ルーティング」画⾯にも表⽰されます。

「ルーティング」画⾯をオープンするには、「ディスパッチ」 > 「ルーティング」を使⽤します。

「ルーティング」画⾯は、リソース・ツリー、要約バーおよびルーティング実⾏ログで構成されます。

画⾯の左側にあるリソース・ツリーでは、データを表⽰するバケットを選択できます。リソース・ツリーは階層構造であり、親バケットが選択された場合、画⾯にはその⼦バケットの集計データが表⽰されます。

現在、「ルーティング」画⾯のリソース・ツリーには、「ルーティングでアクティビティを割当可能」チェック・ボックスが有効化されているリソース・タイプ「バケット」のリソースのみが含まれています。

リソース・ツリーで選択した各リソースについて、「ルーティング」画⾯には、そのリソースのアクティビティ量が表⽰されます。

画⾯の上部にあるカレンダ・ウィジェットは、ルーティング・データを表⽰する⽇付を選択するために使⽤されます。

要約バーの読取り要約バーには、選択したバケットに対するルーティング結果が表⽰されます。各ケースで、要約バーに表⽰されるデータは、ルーティング実⾏の結果として作成された、すべての個別リソースのルートを集計したデータです。

「ルーティング・プラン」ブロックの読取り「ルーティング・プラン」ブロックには、スケジュール済ルーティング・プランの数が表⽰されます。パズル・アイコンの横の数字は、選択したバケットまたはその⼦バケット(ある場合)に割り当てられたルーティング・プランの数です。

「ルーティング・プラン」ブロックをクリックすると、現在のバケットとその⼦バケット(ある場合)に割り当てられたプロファイルのリストがオープンします。

• ⼦バケットがない場合は、現在のバケットのプロファイルとリスト・プランのみが表⽰されます。

• ルーティング・プロファイルがバケットに割り当てられていない場合は、「割当」リンクを使⽤してルーティング・プランを割り当てることができます。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 6

ルーティングの表⽰

52

「実⾏要約」ブロックの読取り「実⾏要約」ブロックには、アクティブである使⽤可能なリソース・プランおよびリソース・プロファイルのリストが表⽰されます。「実⾏要約」ブロックには、選択したバケットに割り当てられたルーティング・プランのステータスの集計データが表⽰されます。次のステータスを使⽤できます。

• スケジュール済: スケジュールに従って実⾏されるルーティング・プランを⽰します

• 完了済 完了したルーティング・プランを⽰します

• 実⾏中: 現在実⾏中のルーティング・プラン実⾏です

注 新規アクティビティのブロードキャストでは、「実⾏要約」ブロックで「ロールバック」オプションを使⽤できません。コラボレーション経由の即時ルーティング・オプションを選択すると、「⾃動ルーティング」ウィンドウの「レポート」タブが次の詳細で更新されます。

• ⽬的地リソース: アクティビティの割当先のユーザーを表⽰します。

• エラー/コメント: アクティビティ・ステータス、つまりエラー・メッセージまたは成功メッセージを表⽰します。

リソース・ツリーから別のバケットを選択すると、「実⾏要約」ブロックがリフレッシュされ、選択したリソースに対して使⽤できるリソース・プロファイルおよびリソース・プランのみが表⽰されます。

「⾃動ルーティング」ブロックの読取り「⾃動ルーティング」ブロックには、⾃動ルーティングの効率が割合で表⽰されます。⾃動ルーティングの効率は、ルーティング・アクティビティ(⾃動と⼿動の両⽅)の合計数に対する⾃動ルーティング・アクティビティの数の⽐率として計算されます。この統計では、アクティビティ・ルーティングに有意義な変更となった、つまりルートの⽇付、またはそのルートにアクティビティが割り当てられたリソースが変更された操作の数が考慮されます。アクティビティ⽇付、またはアクティビティの割当先のリソースが変更されない操作は無視されます。同様に、初期アクティビティ割当が変更されない取消操作も無視されます。

「⾃動ルーティング」ブロックに⽰されている数字は、選択したバケットとその⼦バケット(ある場合)にあるすべてのリソースの集計結果です。⼿動でルーティングされたアクティビティがない場合、⾃動ルーティングの効率は100%です。「⾃動ルーティング」ドロップダウン・メニューには、次のデータが含まれています。

• ⼿動処理済: ⼿動でルーティングされたアクティビティの数を表⽰します

• ディスパッチャ別 / リソース別: ディスパッチャまたはリソースによって実⾏された⼿動操作の数を表⽰できます。このセクションには、⼿動操作の内訳が次のタイプで含まれています。

• 割当済: バケットからリソースのルートに移動されたアクティビティ

• 再割当済: リソース間で移動されたアクティビティ

• 未割当: リソースのルートからバケットに移動されたアクティビティ

• オーダー変更済: ルート内の異なる位置に移動されたアクティビティ。「オーダー変更済」カテゴリは、⼿動で処理された「リソース別」列では使⽤できません

• ⼿動で処理されたアクティビティ量: {数} (合計処理量: {数}) {number} (of {number})

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 6

ルーティングの表⽰

53

「リソース稼働率」ブロックの読取り「リソース稼働率」ブロックには、リソースの作業時間の効率が割合で表⽰されます。リソース稼働率の⽐率は、ベースライン設定によって定義された実質的な時間に対する実際のリソースの実質的な時間の⽐率として計算されます。「リソース稼働率」ブロックには、選択したバケット内でルーティングの結果として作成されたすべてのルートの集計結果が表⽰されます。

「リソース稼働率」ブロックの下の左列に表⽰される「実質的な時間」列は、「作業時間」(実際のアクティビティ・パフォーマンスにリソースが費やした時間)、「超過時間」および「移動時間」で構成されます。ウィンドウの右列には、ルーティング実⾏の結果として作成される、アクティビティ間の待機時間である「アイドル時間」も表⽰されます。

「節約」ブロックの読取り「節約」ブロックには、選択したバケットでルーティング実⾏によって達成された節約の値が表⽰されます。コスト節約(ルーティング結果の適⽤によって会社で節約可能な⾦額)、または時間節約(ルーティング結果の適⽤によって増加可能な作業時間、または削減可能な移動時間および超過時間)を表⽰できます。節約⾦額は、同じウィンドウで定義されるベースライン設定に基づいて計算されます。「コスト節約」と「時間節約」の両⽅のオプションに、節約合計とその内訳が次のように表⽰されます。

• 作業時間の増加: 実際のアクティビティ・パフォーマンスで費やした時間の増加であり、実際の時間として時間数と分数で表すか(時間節約)、またはベースライン設定に従って⾦額に変換できます(コスト節約)

• 移動時間の短縮: アクティビティ間の移動に費やした時間の短縮であり、実際の時間として時間数と分数で表すか(時間節約)、またはベースライン設定に従って⾦額に変換できます(コスト節約)

• 超過時間の削減: ルーティング実⾏の結果としてリソースに対して作成された超過時間の削減であり、実際の時間として時間数と分数で表すか(時間節約)、またはベースライン設定に従って⾦額に変換できます(コスト節約)

「節約」ブロックの値は、前述の3つの値の合計です。

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ルーティングの表⽰

54

場合によって、バケット内の⼀部の技術者がその1⽇分の給与を得るための⼗分なアクティビティを割り当てられなかった場合は、節約の値がマイナスになる場合があります。ただし、このようなマイナスの結果は他の最適化によって補償され、ルーティング結果全体はプラスになる場合があります。

ルーティングの構成ルーティング機能には、ルーティング実⾏の結果として、選択したバケットに対して達成された節約が表⽰されます。これには、会社のビジネスの既存の統計に基づいた平均の会社パラメータの設定が必要です。Oracle Field Service Cloudでは、これらはベースライン設定と呼ばれます。

「ベースライン設定」は、「ルーティング」画⾯の「節約」ブロックの下の右上隅にあります。

⼿順1. 「ベースライン設定」ボタンをクリックして、構成する必要があるパラメータのリストをオープンします。2. 次のパラメータを設定します。

• フル・ロードされたリソースの1時間当たりのコスト: リソースの給与、福利厚⽣、研修、間接費、機器コストまたは減価償却に基づいた、リソースの1時間当たりの作業コスト(⽶国ドル)。「時間節約表⽰」が選択されると、この設定は時間節約には影響を与えないため使⽤不可になります

• マイル当たりのコスト: リソースの1マイル当たりの移動コスト(⽶国ドル)(または現地通貨によるリソースの1キロメートル当たりの移動コスト)。「時間節約表⽰」が選択されると、この設定は時間節約には影響を与えないため使⽤不可になります

• 超過時間の増加: 超過時間の場合の割合によるリソースの1時間当たりのコスト増加

• リソースの作業時間の⽇次平均: リソースが1⽇にアクティビティ・パフォーマンスに費やした平均時間(時間数)

• リソースの移動時間の⽇次平均: リソースが1⽇にアクティビティ間の移動に費やした平均時間(時間数)

• リソースの平均超過時間: リソース当たりの許容可能な平均超過時間(時間数)

• 移動速度: リソースが1時間当たりに移動する平均速度(マイル)

⼿動および⾃動ルーティング実⾏「スケジュールの実⾏」の設定に従って実⾏するようにスケジュールされたルーティング・プランは、スケジュールされた時間に⾃動的に実⾏されます。ただし、選択したバケットに割り当てられた各ルーティング・プランは、必要に応じて⼿動で開始できます。

ルーティング・プランの⼿動実⾏バケットに割り当てられたルーティング・プランを⼿動または⾃動で実⾏できます。この⼿順では、ルーティング・プランを⼿動で実⾏する⽅法について説明します。

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ルーティングの表⽰

55

始める前にルーティング・プランを⼿動で実⾏するために使⽤されるパズル・アイコンは、「ルーティング」表⽰および「ルーティング実⾏ログ」表⽰によって制御されます。いずれかまたは両⽅の表⽰がユーザーに対して使⽤不可である場合、パズル・アイコンは表⽰されず、ユーザーはルーティング・プランを⼿動で開始できません。

⼿順1. 「アクティビティ」画⾯(時間表⽰、リスト表⽰およびマップ表⽰)にナビゲートします。2. リソース・ツリーでバケットを選択し、パズル・アイコンをクリックします。

バケットに割り当てられているすべてのルーティング・プランのリストが表⽰されます。リストには、バケット内の未割当アクティビティの数および使⽤可能なリソースの数も表⽰されます。ルーティング・プランのタイプも(アイコンで)表⽰されます。

注 バケット以外のリソースが選択された場合、パズル・アイコンは表⽰されません。3. 「実⾏」をクリックします。

確認ダイアログが表⽰され、選択したプランを⼿動で開始することを確認するよう求められます。4. 「OK」をクリックします。

処理アイコンを含む「⼿動ルーティング」ウィンドウが表⽰されます。ウィンドウのタイトルにルーティング・プラン名とIDが表⽰されます。ルーティング・プランの実⾏中は、ウィンドウにシャッフルするパズルが表⽰され、ルーティング実⾏の進捗が⽰されます。右側のペインにルーティング実⾏の統計が表⽰されます。

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ルーティングの表⽰

56

5. (オプション)ルーティング実⾏を中断するには、「ルーティング実⾏」画⾯で「停⽌」をクリックします。

ルーティング・プランが中断されると、すべてのアクティビティがバケット内に残ります。ルーティング・プランの実⾏が停⽌し、すべてのアクティビティがバケットに戻されます。ルーティング・プランが中断なしに実⾏されると、結果ウィンドウが表⽰されます。

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ルーティングの表⽰

57

6. 結果ウィンドウで次のフィールドをレビューしてください。

フィールド 摘要

使⽤済リソース アクティビティが割り当てられているリソースの合計数を⽰します。

ルーティング・アクティビティ

ルーティングによって割り当てられたアクティビティの合計数を⽰します。このセクションには、バケット内のアクティビティの合計数における割当済アクティビティの割合、およびSLA期限超過で割り当てられたアクティビティの割合も含まれます。

⾮ルーティング・アクティビティ

現在の実⾏でルーティングによって割り当てられなかったアクティビティの合計数を⾮ルーティング事由別の内訳とともに⽰します。

否認アクティビティ 現在の条件で割り当てることのできないアクティビティの数とその未割当の事由を⽰します。たとえば、選択したバケット内にすべての要件を満たすリソースがないために⼀部のアクティビティを割り当てることができない場合、このようなアクティビティは否認されます。否認アクティビティの数は、⾮ルーティング・アクティビティの合計数に含まれます。

平均作業時間 リソースが稼働⽇にアクティビティの実⾏に費やした平均時間とそのベースライン値に対する⽐率を⽰します。

平均超過時間 ルーティング実⾏の結果として作成された平均超過時間とそのベースライン値に対する⽐率を⽰します。

平均移動時間 ルーティング実⾏の結果としてリソースによって実⾏される平均移動とそのベースライン値に対する⽐率を⽰します。

平均ダウンタイム ルーティング実⾏の結果として作成された平均アイドル時間とそのベースライン値に対する⽐率を⽰します。

リソース稼働率 リソース作業時間の使⽤効率を割合で⽰します。

ルーティング実⾏時間 ルーティング実⾏が完了した時間を⽰します。

リソース バケット内のリソースの合計数を⽰します。

アクティビティ バケット内のアクティビティの合計数を⽰します。

節約 ルーティング実⾏によって達成された財務上の節約を次のように分類して⽰します。

• 作業時間最適化による節約: リソースの作業時間増加の結果として達成された節約• 超過時間最適化による節約: 超過時間の削減の結果として達成された節約• 移動時間最適化による節約: 移動時間の短縮の結果として達成された節約

節約合計 「作業時間最適化による節約」、「超過時間最適化による節約」「移動時間最適化による節約」の合計を⽰します。

ルーティング実⾏が完了すると、その結果は即時に適⽤され、アクティビティはリソースのルートに配置されます。ルーティング実⾏の結果を否認するには、「ロールバック」をクリックします(アクティビティはバケットに戻されます)。ロールバック処理は、「ルーティング実⾏ログ」の「ロールバック」処理リンクの処理と同じです。

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ルーティングの表⽰

58

⾃動ルーティング実⾏⾃動ルーティング実⾏では、開始するためにユーザーによる処理は必要ありません。ルーティング・プランが⾃動的に実⾏される場合、ポップアップ・ウィンドウは表⽰されません。現在実⾏中のルーティング・プランは、「実⾏要約」ブロックの下の「実⾏中」ステータスに表⽰されます。実⾏中のルーティング・プランの⾏をクリックすると「⾃動ルーティング」ウィンドウがオープンし、このウィンドウには、以前に説明した「⼿動ルーティング」ウィンドウと同じ動作および機能があります。

ルーティング実⾏ログ「ルーティング実⾏ログ」にルーティング実⾏の結果が表⽰されます。ルーティング実⾏ログは、次の列を含む表として編成されます。

• 時間: ルーティング実⾏の時間を⽰します。この列に時間のみ表⽰される場合、ルーティング実⾏の⽇付は当⽇です。⽇付と時間の両⽅が表⽰される場合、ルーティング実⾏の⽇付は過去です

• バケット: アクティビティの割当元のバケットを指定します

• ルーティング・プラン: ルーティング・プランの名前を⽰します

• 開始済: ルーティング・プランを⼿動で開始したユーザーの名前(⼿動実⾏の場合のみ)、および⾃動実⾏に対応するアイコン(1⽇1回、繰返し、即時または連続)を⽰します。

• 割当済アクティビティ: すべてのアクティビティの中の割当済アクティビティの数を⽰します

• リソース: 使⽤可能なすべてのリソースの中で使⽤されたリソースの数を⽰します

• 状態: ルーティング・プラン実⾏のステータスを⽰します

ルーティング・プランの⾏をクリックすると、ステータス・ウィンドウがオープンします。次のルーティング・プラン・ステータスを使⽤できます。

• スケジュール済: スケジュールに従って実⾏されるルーティング・プラン。

ウィンドウには、バケット名、ルーティング実⾏のステータス(スケジュール済)、およびルーティング実⾏がスケジュールされている⽇時が含まれています。

• 完了済 完了したルーティング・プラン

ウィンドウには、ルーティング実⾏の結果、および必要な場合にアクティビティをバケットに戻すための「ロールバック」ボタンが含まれています。

• 実⾏中: 現在実⾏中のルーティング・プラン実⾏。

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ルーティングの表⽰

59

ウィンドウには、ルーティング実⾏の統計、および処理を中断するための「停⽌」ボタンが含まれています。

• ロールバック済: 結果がユーザーによって受け⼊れられなかったルーティング・プラン実⾏。ルーティング・プラン実⾏がロールバックされると、すべてのアクティビティがバケットに戻され、次のルーティング・プラン実⾏で再度割り当てることができます。

• 完了済:

• ⼿動で中断されたルーティング・プラン実⾏。ウィンドウには、バケット名、ルーティング実⾏のステータス(完了済)、およびルーティング実⾏の開始⽇時と終了⽇時が含まれています。

• アクティビティが割り当てられなかった完了済ルーティング・プラン実⾏(例: バケット内にアクティビティが存在しないなど)。

ウィンドウには、バケット名、ルーティング実⾏のステータス(完了済)、ルーティング・プランがスキップされた事由の摘要、およびルーティング実⾏の開始⽇時と終了⽇時が含まれています。

• 失敗: サーバー応答が受信されなかったルーティング・プラン実⾏。

ウィンドウには、バケット名、ルーティング実⾏のステータス(失敗)、ルーティング・プランが失敗した事由の摘要、およびルーティング実⾏の開始⽇時と終了⽇時が含まれています。

オラクル社からルーティング・アドバイスを受ける⽅法オラクル社は、ルーティングのニーズの評価、ルーティング⽅法の開発、およびその⽅法のOracle Field Service Cloudでの実装を⽀援するサービスを提供しています。オラクル社の担当者は、現在のルーティング⽅法を評価し、結果の改善を⽀援することもできます。これらのサービスの詳細は、Oracleサポートに連絡してください。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 7

ルーティングの実⾏と管理

60

7 ルーティングの実⾏と管理ルーティングの実⾏と管理

ルーティング・プランの⾃動開始ルーティング⽅法にモジュールの⾃動実⾏が含まれている場合は、管理の点でルーティング・プロセスに必要なことはほとんどありません。特別な状況では、ルーティング結果の微調整またはルーティングの⼿動実⾏が必要になる場合があります。この項には、⼿動ルーティング・タスクの実⾏に関する⼿順が含まれています。ルーティングを⾃動的に実⾏するように構成できます。

ルーティング・プランの⼿動開始ルーティングは通常、ビジネス⽬標で決定されたとおりに特定の時間に⾃動的に実⾏されます。ただし、ルーティングを⼿動で実⾏する必要がある場合があります。たとえば、テスト・フェーズ中、またはバケットが予想以上にシフト中央部を埋めた場合に、ルーティングを⼿動で実⾏する必要がある場合があります。即時ルーティング・プラン以外のすべてのルーティング・プランを⼿動で実⾏できます。また、通常は⾃動的に実⾏されるプラン、または繰り返すようにスケジュールされているプランがある場合もあります。

⼿順1. リソース・ツリーで、ルーティングを実⾏するバケットをクリックします。2. 「ディスパッチ」をクリックします。3. ドロップダウン・メニューから「ルーティング」 をクリックします。

「ルーティング」画⾯が表⽰されます。4. オプションで、「ルーティング・プラン」 をクリックして、「ルーティング・プラン」ブロックをオープンします。5. 開始するルーティング・プランの⾏を探します。6. 「処理」をクリックし、「⼿動で開始」を選択します。

7. 「OK」をクリックします。アクティビティが適切な個⼈にルーティングされ、ルーティング統計が更新されます。「ロールバック」ボタンが表⽰されます。

8. 「実⾏要約」ブロックの下にあるルーティング実⾏ログでルーティング結果をレビューして、エラーがないことを確認します。

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•  ルーティング実⾏のエラーの識別

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ルーティングの実⾏と管理

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個々のアクティビティの⼿動ルーティングアクティビティがルーティング実⾏時にルーティングされない場合、またはルーティングされた⽅法に問題がある場合は、アクティビティをリソースのルートに⼿動で移動できます。詳細は、『Using Core Manage Cloud Service』の「Moving an activity」を参照してください。

注 スケジュール済アクティビティが1⽇の終了までに完了しない場合は、次の⽇に再作成する必要があります。アクティビティは1⽇の終了後に移動またはルーティングすることはできません。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 8

トラブルシューティング

62

8 トラブルシューティングトラブルシューティング

ルーティングのトラブルシューティングルーティング結果が予想通りでない場合は、この項の解決策を試⾏してください。

表 13 : リソース

症状 考えられる原因の説明と解決策

複数のリソースが1⽇の中で同じ地域にいます。どのようにすれば最も効率的なルートにできますか。

1⽇の中で複数のリソースが遭遇しています。どのようにすれば効率的なルートにできますか。

リソースが、別のリソースがアクティビティのより近くにいると思われる場合でも、アクティビティに到着するために⻑い距離を移動しています。どのようにすれば効率的なルートにできますか。

リソースのアクティビティがマップ全体にわたっていると思われます。どのようにすれば効率的なルートにできますか。

• アプリケーションでは、アクティビティをルーティングする際に、作業スキルや優先リソースなどの多数の要因が考慮されます。すでに地域にいたリソースがその地域の他のアクティビティに適格ではないか、同時に別のロケーションのアクティビティに必要である場合があります。

• アプリケーションでは、1つや2つの個々のリソースのみではなく、ワークフォース全体のルーティングが最適化されます。その結果、最適ではないと思われる個別のルートに気付く場合がありますが、全体としては、ルーティング実⾏全体の結果は最適化されています。

• バケット全体のルーティング実⾏の最適化を検証するには、ルーティング・レポートの統計を調べてください。

表 14 : ルーティング結果

症状 考えられる原因の説明と解決策

ルーティングを2回⽬に実⾏した場合は、結果が同じになりませんでした。

• アプリケーションでは、アクティビティをルーティングする際に多数の要因が考慮されますが、これらの多くは絶えず変化しています。システムで、リソース、そのスキル・レベルおよびアクティビティに関する知識が増えるのに従って、より情報に基づいた異なる選択となります。

• 考えられるルーティングの組合せは⾮常に多いため、アプリケーションによって、すべてのビジネス⽬標が考慮された後、可能なかぎり⽬標に近いルーティング結果が提供されます。同じように効率的なルーティング結果が複数ある場合があります。2つのルーティング実⾏の結果は、⼊⼒がすべて同じ場合でも完全に同じになることはほとんどありません。

表 15 : ルーティングが実⾏されない場合

症状 考えられる原因の説明と解決策

ルーティングが予想した時刻または頻度で実⾏されません。 実⾏スケジュールが正しく構成されていません。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter 8

トラブルシューティング

63

表 16 : ⾃動: 割り当てられないアクティビティがある場合

症状 考えられる原因の説明と解決策

⾃動ルーティングが実⾏されましたが、リソースに割り当てられなかったアクティビティがあります。

• アプリケーションで、資格および可⽤性がアクティビティに⼀致するリソースが検出されませんでした。

• ルーティング・プロセス中にエラーが発⽣しました。• ルーティング実⾏ログを表⽰して、アクティビティがリソースに割り当てられなかった理由

を識別できるメッセージを調べます。

表 17 : リソースにルーティングされないアクティビティ

症状 考えられる原因の説明と解決策

アクティビティが予想したリソースにルーティングされませんでした。

• リソースとアクティビティが同じバケットにありません。リソース・ツリーをチェックして、アクティビティが送信された同じバケットにリソースがあることを確認してください。

• リソースにアクティビティを実⾏する資格がないか、またはリソースを使⽤できません。作業ゾーン、作業スキル、作業スキル条件およびリソース・カレンダがすべて正確であることを確認してください。

• アプリケーションでは、個々のルートのみではなく、ワークフォース全体に対するルートを最適化する複雑なアルゴリズムが使⽤されます。また、アプリケーションでは、アクティビティをルーティングする際に多数の要因が考慮されます。ワークフォース全体ですべてのパラメータが考慮された結果、そのリソースは最適な⼀致ではありませんでした。

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Routing Cloud Serviceの使⽤Chapter

改訂履歴

64

改訂履歴このドキュメントは、既存の項の変更および新規情報の追加に合せて発展を続けます。更新内容はすべて次の表に記録されており、最新の更新内容が最下部に置かれています。

⽇付 変更内容 注意

2016年4⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

2016年8⽉ カレンダ表⽰に関する新規情報および「ルーティング」画⾯のルーティング機能に関する詳細を追加しました。

• カレンダ表⽰の操作• ルーティング⽤のアプリケーションの構成• ルーティング・プロファイルおよびプラン• ルーティング・プランの構成• ルーティングの表⽰

2016年9⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

2016年10⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

2016年11⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

2017年1⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

2017年2⽉ 次のトピックが追加されました。

• 複数⽇ルーティング• ルーティングに使⽤されるリソース・ロケーション

の特定• アクティビティのブロードキャスト⽤の「割当およ

びフォールバック」オプション

次のトピックが更新されました。

ルーティング・プランに対する実⾏スケジュールの構成ルーティングに対するアクティビティ・フィルタの構成ルーティング・プランを使⽤したルートの再最適化割当パラメータを使⽤したルーティング・プランの微調整ルーティング実⾏のロールバック「実⾏要約」ブロックの読取り

2017年3⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

2017年4⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

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改訂履歴

65

⽇付 変更内容 注意

2017年5⽉