27
Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導入ガイド ヒント集 INDEX 1導入前の作業 1.1 必要となるコンポーネント 1.2 uEFI/BIOSCMM レベルの確認 1.2.1 uEFI/BIOS バージョンの確認方法 1.3 メモリの増設 1.4 CPU の取り付け 1.5 ハードディスクの取り付け 1.6 I/O 拡張カードの取り付け 1.7 デバイス・ドライバの用意 1.7.1 デバイス・ドライバの入手 1.7.2 Web からダウンロードするデバイス・ドライバの作成方法 1.8 RAID の構成 1.9 NIC の設定情報確認 2OS の導入 2.1 Windows Server 2008 R2 SP1 の導入 3デバイス・ドライバの導入・更新 3.1 Intel Chipset Software Installation Utility 3.2 LSI SAS2004 controller driver 3.3 Emulex NIC device driver 3.4 USB Remote NDIS Network Device 3.5 Matrox Video driver 1導入前の作業 当ガイドは、ServerGuide を使用しないで Windows Server 2008 R2 SP1 フルインストール オプ

Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008

R2 SP1 導入ガイド

ヒント集

INDEX

1. 導入前の作業

1.1 必要となるコンポーネント

1.2 uEFI/BIOS、CMM レベルの確認

1.2.1 uEFI/BIOS バージョンの確認方法

1.3 メモリの増設

1.4 CPU の取り付け

1.5 ハードディスクの取り付け

1.6 I/O 拡張カードの取り付け

1.7 デバイス・ドライバの用意

1.7.1 デバイス・ドライバの入手

1.7.2 Web からダウンロードするデバイス・ドライバの作成方法

1.8 RAID の構成

1.9 NIC の設定情報確認

2. OS の導入

2.1 Windows Server 2008 R2 SP1 の導入

3. デバイス・ドライバの導入・更新

3.1 Intel Chipset Software Installation Utility

3.2 LSI SAS2004 controller driver

3.3 Emulex NIC device driver

3.4 USB Remote NDIS Network Device

3.5 Matrox Video driver

1. 導入前の作業

当ガイドは、ServerGuide を使用しないで Windows Server 2008 R2 SP1 を フルインストール オプ

Page 2: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

ション を選択して導入する手順を記述しています。

ServerGuide を使用してのインストールにつきましては以下を参考にしてください (x240 と

ServerGuide 9.21 にて以下の手順でインストール可能な事を確認しています)。

ServerGuide 8 を使用しての Windows Server 2008 のインストールガイド

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-02A2472

参考:IBM ServerGuide Setup and Installation CD v9.21 - IBM BladeCenter and System x

http://www-947.ibm.com/support/entry/portal/docdisplay?lndocid=migr-5088993

【電源投入の前お読みください!】

x240をシャーシ搭載後に初めて電源を投入する場合、内部を初期化するために約 2分間が必要です。

(環境などにより時間の誤差はあります。)

初期化完了後より電源を投入することが可能になります。次回以降の起動では、x240 への電源供給

が途絶えない限り、この初期化は不要です。

1.1 必要となるコンポーネント

導入には以下のメディア、およびソフトウェアが必要になります。

OS 導入前に用意が必要なもの

・Windows Server 2008 R2 SP1 DVD

OS 導入後に必要になるデバイス・ドライバ

・Intel Chipset Software installation utility

・LSI SAS2004 controller driver

・Emulex NIC device driver

・Matrox Video Driver

リモートでインストールする場合に必要なもの

・CMM もしくは IMM2 にネットワーク接続可能な作業用コンピュータで

上記 DVD メディアを読み込める USB 接続形式の光学ドライブを備えるもの

Page 3: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

ローカルでインストールする場合に追加で必要なもの

・Flex System コンソール・ブレイクアウト・ケーブル(81Y5286)

・外付け用 USB 光学ドライブ

・ディスプレイおよび USB キーボード/USB マウス

1.2 uEFI/BIOS、CMM レベルの確認

電源を投入し、システム uEFI/BIOS、 IMM2(Intergrated Management Module2)、CMM(Chassis

Management Module)のレベルを確認してください。

このガイドでは下記のレベルでの導入実績が確認されています。

下記のバージョンより新しいものがリリースされている場合、新しいバージョンを適用してください。

x240(8737)

システム uEFI/BIOS : Version: 1.00 BUILD ID: B2E114AUS

IMM2 : Version: 1.34 BUILD ID: 1A0028Q

CMM

CMM : Revision: 62 BUILD ID: 2PET10A

1.2.1 uEFI/BIOS、IMM2、CMM バージョンの確認方法

(1) 管理 PC より CMM の IP アドレスを入力し、ログインをしてトップメニューの Chassis

Page 4: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

Management - Compute Nodes をクリックし、x240 を装着した Bay 番号の項目に対応する Device

Name 項目のリンクをクリックし表示される、Compute Node Properties より Firmware をクリック

し、システム uEFI/BIOS、IMM2 のバージョンを確認してください。

Page 5: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

(2)同様にトップメニューの Mgt Module Monitors - Firmware をクリックし、CMM のバージョンを確

認してください。

Page 6: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

※x240(8737)の UEFI と IMM2 のバージョンについて別の確認方法として、電源 ON 後、System x

のロゴが表示されるので、<F1>キーを押して「Setup Utility」を起動し(画面下に「<F1> Setup」と

表示される前に以下の System x のロゴが表示される時点で<F1>キーを押す事が可能です)、System

Information を選択し<Enter>キーを押し Product Data を選択し<Enter>キーを押す方法もあります。

1.3 メモリの増設

x240(8737) は、1CPU あたり 4 チャネル、最大 8 チャネルで構成された DIMM ソケットを装備しま

す。それぞれのチャネルには 3 枚の DIMM コネクターがあります。

DIMM ソケット 13-24 は、2CPU 構成時のみ導入可能です。

1CPU 搭載時にはメモリー1 枚以上、2CPU 搭載時にはメモリー2 枚以上(最低限の枚数)を搭載してく

ださい。

※詳細についてはシステムガイドのメモリー構成ガイドをご参照ください。

Flex System x240(8737)

http://www.ibm.com/systems/jp/x/system/guide.shtml#9

Page 7: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

1.4 CPU の取り付け

2-way SMP 構成をサポートしています。

現在取り付けられているマイクロプロセッサーと同じキャッシュ・サイズとタイプ、同じクロック・

スピード、および同じ内部と外部のクロック周波数(システム・バス・スピードを含む) のものを必ず

取り付けてください。

1.5 ハードディスクの取り付け

x240(8737) は、オプションのホット・スワップ SAS ハード・ディスクを取り付けるための 2 つの

内蔵ストレージ・ベイが装備されています。

1.6 I/O 拡張カードの取り付け

コンピュート・ノードに I/O 拡張カードを追加すると、コンピュート・ノードにネットワーク通信の

為の追加接続機能が装備されます。

Flex System x240 には、I/O拡張カードを最大 2 枚まで搭載可能です。

(標準で 2 ポート 10Gb Ethernet (Emulex BE3)搭載モデルの場合、マザー・ボードにオンボード LAN

チップと、接続用コネクター(オンボード LAN コネクタ)が標準装備されます。I/O 拡張コネクター

1 に拡張カードを接続する場合、オンボード LAN 用コネクターは取り外す必要があります)

オンボード LAN用コネクターあるいは、I/O拡張コネクター1に I/O拡張カードを追加する場合、 Flex

System Enterprise Chassis 格納装置のスイッチ・モジュール・ベイ 1 と 2 のスイッチ・モジュール

が、両方ともオンボード LAN 用コネクターあるいは拡張カードのネットワーク・インターフェース・

タイプをサポートしていることを確認する必要があります。

例えば、イーサネット拡張カードをコンピュート・ノードに追加する場合、Flex System Enterprise

Chassis 格納装置のスイッチ・モジュール・ベイ 1 と 2 にあるモジュールは、その両方が拡張カー

ドとの互換性を備えている必要があります。

同様に、I/O拡張コネクター2 に I/O拡張カードを追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis 格

納装置のスイッチ・モジュール・ベイ 3 と 4 のスイッチ・モジュールが、両方とも拡張カードのネ

ットワーク・インターフェース・タイプをサポートしていることを確認する必要があります。

Page 8: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

即ち、その Flex System Enterprise Chassis 格納装置内で別の各コンピュート・ノードに取り付けら

れているその他の全ての拡張カードも、これらのスイッチ・モジュールとの互換性を備えている必要

があります。

※メモリを含む、各オプションの取り付けに関しましては、下記をご参照ください。

[Removing and replacing consumable and structural parts]

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/flexsys/information/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.acc.8737.doc%2F

removing_and_replacing_consumable_and_structural_parts.html

[Removing and replacing Tier 1 customer replaceable units (CRUs)]

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/flexsys/information/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.acc.8737.doc%2F

removing_and_replacing_t1crus.html

[Removing and replacing Tier 2 customer replaceable units (CRUs)]

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/flexsys/information/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.acc.8737.doc%2F

removing_and_replacing_t2crus.html

1.7 デバイス・ドライバの用意

当ガイドで使用するデバイス・ドライバと、その入手方法について説明します。

1.7.1 デバイス・ドライバの入手

当ガイドで使用するデバイス・ドライバなどは、以下の通りです。

(1) Chipset driver

Intel Chipset Software Installation Utility v9.2.3.1020

http://www.ibm.com/support/entry/portal/docdisplay?lndocid=migr-5089856

(1.7.2 Web からダウンロードするデバイス・ドライバの作成方法の Fix Central でも入手可能です)

Page 9: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

(2) LSI SAS2004 controller driver

IBM HBA/LSI 6 Gigabit SAS/SATA/SSD driver v2.00.45

(1.7.2 Web からダウンロードするデバイス・ドライバの作成方法の Fix Central で入手可能です)

(3) Ethernet controller driver

Emulex NIC Device Driver for Windows 2008 - 4.1.370.0 - Release 4.0.1

http://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5090635

(4) USB Remote NDIS Network Device

当ガイドでは Windows Server 2008 R2 SP1 DVD に含まれているものを使用します。

(5) Video driver

Matrox Video Driver v2.04.001 for Microsoft Windows - IBM System x3100 M4 (Type 2582), x3250 M4

(Type 2583), and IBM PureFlex System

https://www-947.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=migr-5088759

上記以外のコンポーネントのドライバは基本的に OS が標準で持つものが適用されますが、弊社 Web

サイトにて最新版のドライバが公開されている場合がございます。

それぞれ最新版をダウンロードして別途適用してください。

1.7.2 Web からダウンロードするデバイス・ドライバの作成方法

下記のいずれかのサイトにアクセスし、上記デバイス・ドライバをダウンロードしてください。(上

記よりも新しいバージョンが出ている場合はそちらをダウンロードしてください。)

・ 日本のサイト

Page 10: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

下記サイトの「ダウンロード・ファイル」のリンクをクリックしてください。

System x 各機種に関連するデバイスのドライバやファームウェアの最新版等をダウンロードできま

す。

http://www.ibm.com/jp/servers/eserver/xseries/tech/

・ 米国のサイト

下記サイトからSystem x 各機種に関連するデバイスのドライバやファームウェアの最新版等をダウ

ンロードできます。

Fix Central

http://www.ibm.com/support/fixcentral/

米国サイトからダウンロードする場合には、製品グループに・Pure Systems、以下から選択 システ

ムに・PureFlexSystem、以下から選択 Conpute Node に x240 Compute Node、以下から選択

BladeCenter x240 に 8737 、オペレーティング・システムに Windows Server 2008 x86-64 & 2008 R2

をそれぞれ選択し、次へ進むをクリックします。

ダウンロード・オプションの変更をクリックするとダウンロード・オプションを選択する画面が表示

されますので ・Download Director ・一括 FTP ・ブラウザー(HTTP) のいずれかを選択し、次

へ進むをクリックします。

次に、ダウンロードを行いたいものの左端のチェックボックスにチェックをして次へ進むをクリック

します。My IBM のログインとパスワードの入力画面が表示された場合は入力し、送信するをクリ

ックします(My IBM に登録していない場合は必要に応じて登録をします)。ダウンロードを行いたい

ファイルをクリックしてダウンロードを行います。

ダウンロードしたファイルが、ZIP 形式で圧縮されている(拡張子が.zip になっている)場合、ファイ

ルをダブルクリックして展開してください。

CD イメージである(拡張子が.iso になっている)場合は、お手持ちの PC についている CD-R ドライブ

に対応し、かつ iso image を書き込み可能なライティングソフトにて CD を作成してください。

※詳細についてはライティングソフトの供給元にお問い合わせください。

1.8 RAID の構成

Page 11: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

Flex System x240(8737) は、標準で LSI SAS2004 コントローラが搭載されております。

Flex System x240(8737) では OS のインストールを行う前に RAID の構成を行う必要があります。

OS の導入前の RAID の構成は、電源 ON 後、System x のロゴが表示されるので、<F1>キーを押し

て入れる uEFI の System Settings の Storage の設定で行う必要があります。

ご利用になられる RAID コントローラによって、構成を行うための設定ツールが異なります。それぞ

れの環境にあわせて構成を行ってください。

当ガイドでは LSI SAS2004 コントローラでの RAID 1 構成を、uEFI の System Settings の Storage

の設定で行います。

ここでは Flex System x240(8737) オンボード SAS RAIDコントローラ(LSI SAS2004 コントローラ)

の RAID 機能を使用して構成を行っております。

当ガイドでは uEFI モードにてインストールを行うものとします。

【参考情報】Windows Server 2008 x64 の導入における uEFI モードと BIOS モードの違いについて

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-014C664

1.電源 ON 後、System x のロゴが表示されるので、<F1>キーを押して「Setup Utility」を起動します。

2. 「System Settings」を選択し、<Enter>キーを押します。

Page 12: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

3. 「Storage」を選択し、<Enter>キーを押します。

4. 「LSI SAS2 MPT Controller SAS2004,・・・」を選択し、<Enter>キーを押します。

Page 13: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

5. 「LSI SAS2 MPT Controller Version 07.18.04.03」を選択し、<Enter>キーを押します。

6. 「Controller Management」を選択し、<Enter>キーを押します。

Page 14: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

7. 「Create Configuration」を選択し、<Enter>キーを押します。

8. 「Select RAID level」で<Enter>キーを押し、当ガイドでは「RAID 1」を選択し、<Enter>キーを

押します。

Page 15: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

9. 「Select Physical Disks」を選択し、<Enter>キーを押します。

10. 「0:1:0, SAS HDD, 279GB」を選択し、<Space>キーを押します。同様に「0:1:1, SAS HDD, 279GB」

を選択し、<Space>キーを押し、「Apply Changes」を選択し、<Enter>キーを押します。

Page 16: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

11. 「Confirm」を選択し、<Space>キーを押し、「Yes」を選択し、<Enter>キーを押します。

12. <OK>キーを押します。

Page 17: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

以上で LSI SAS2004 コントローラの構成は終了です。

※12.の手順後 6.の画面に戻ります。Virtual Disk Management → Manage Virtual Disk Properties と

選択できるようになり、作成した RAID 1 の Virtual Disk を確認する事が可能です。

1.9 NIC の設定情報確認

コンピュート・ノードにて、vNIC 設定を確認します。

uEFI の「Setup Utility」から、「System Settings」 -> 「Network」 -> 「Network Device List」から

該当するネットワーク・デバイスを選択 -> [Emulex 10G NIC: Bus:Dev:Func 0C:0:0 –

xx:xx:xx:xx:xx:xx]を選択し、 「Multichannel」欄を確認します。vNIC を使用する場合は【Enable】、

vNIC を使用しない場合は【Disable】となっていることを確認、設定します。

(「xx:xx:xx:xx:xx:xx」は MAC アドレス)

Page 18: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

※vNIC 機能の詳細な設定に関しては、下記資料をご参照ください。

Virtual Fabric Adapter/vNIC 環境構築ガイド Flex System 版

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-018C2AF

続けて「2.1 Windows Server 2008 R2 SP1 の導入」を開始します。

2. OS の導入

2.1 Windows Server 2008 R2 SP1 の導入

ここではWindows Server 2008 R2 SP1 の DVD メディアを使用して、導入を行っております。

1-a. リモートで実施する場合

下記資料をご参照いただき、管理 PC より、CMM 経由で当該コンピュート・ノードの IMM2 にアク

セスして、メディアをマウントしてください。

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/flexsys/information/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.acc.cmm.doc%2F

cmm_ui_starting_remote_compute_node_session.html

Page 19: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

その上で、サーバー本体の電源を投入してください。サーバーは リモートマウントされた

DVD-ROM からブートします。

1-b. ローカルで実施する場合

サーバー本体の電源を投入し、直ちにWindows Server 2008 R2 SP1 の DVD-ROM をドライブに挿

入します。サーバーは DVD-ROM からブートします。

2. 「Windows のインストール」ウィンドウが表示されるまで待ちます。表示されたら、言語とその

他の項目を選択して「次へ」ボタンを押します。

※ここでは、初期設定のまま導入を行います。

「インストールする言語」 :日本語

「時刻と通貨の形式」 :日本語(日本)

「キーボードまたは入力方式」 :Microsoft IME

「キーボードの種類」 :日本語キーボード(106/109 キー)

3. 「今すぐインストール」のメッセージが表示されます。矢印のマークを押します。

4. 「ライセンス認証のためのプロダクト キーの入力」画面が表示されます。

メッセージに従ってプロダクト キーを入力し、「次へ」ボタンを押します。

※プロダクト キーが正しく入力されていると、購入した Windows のエディションが選択されます。

5. 「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項」が表示されます。

内容を確認の上「条項に同意します」にチェックを入れて、「次へ」ボタンを押します。同意できな

い場合には、インストールはできません。

6. 「インストールの種類」画面が表示されますので、「カスタム」を押します。

7. 「Windows のインストール場所を選択します。」画面が表示されます。

ここではまだインストール可能なパーティションを作成していないので、「ディスク 0 未割り当て領

域」を選択して「ドライブ オプション」を押し、インストール可能なパーティションの作成を行い

ます。

8. 「ディスク 0 未割り当て領域」が選択されている状態で、「ドライブ オプション (詳細)」を押し

ます。続いて「新規」を押します。

Page 20: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

※ ディスクがオフライン状態では Windows をインストールすることができず、画面下部に「この

ディスクに Windows をインストールすることはできません(詳細の表示)」と表示される場合があ

ります。

文字部分を押して詳細を確認し、「OK」ボタンを押します。

9. 作成するパーティションのサイズを入力し「適用」ボタンを押します。

10. 作成されたパーティションを選択して、「次へ」ボタンを押すと、インストールが開始されます。

インストール中に数回、自動的に再起動されます。インストールが完了するまでしばらく待ちます。

11. インストール完了後、最初にログオンする前にパスワードを変更する必要があります。

「ユーザーは最初にログオンする前にパスワードを変更しなければなりません。」のメッセージが表

示されたら、「OK」ボタンを押します。

12. Administrator の新しいパスワードを入力して、矢印のボタンを押します。

正しく変更されると「パスワードは変更されました。」と表示されるので、「OK」を押します。

13. ログオン後に、「初期構成タスク」ウィンドウが表示されます。

コンピュータ名やネットワークの設定などは、自動的に行われています。これらの変更が必要であれ

ば、ここで行うことができます。

以上の手順で Windows Server 2008 R2 SP1 のセットアップ が正しく完了しました。

<スタート> - <すべてのプログラム> - <アクセサリ> - <システム ツール> - <システム情報>で、OS

名が「Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise」等と 表示されることで Windows Server 2008

R2 が正しく導入されたことを確認できます。

3. デバイス・ドライバの導入・更新

Windows Server 2008 R2 SP1 の導入が完了した段階で、デバイス・ドライバなどの不足によりデバ

イス マネージャ上で以下の様な「ほかのデバイス」が表示されます。

この項では不足しているデバイス・ドライバのインストール方法を示します。既にインストールされ

ているデバイス・ドライバに関しても、Web 上に最新のものが存在した場合は、アップグレードす

ることをお勧めいたします。

Page 21: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

デバイス・マネージャー

3.1 Intel Chipset Software Installation Utility

Flex System x240(8737) のシステムボードのデバイス・ドライバを適用します。デバイス マネージ

ャ上のほかのデバイスでは「SM バス コントローラ」、「基本システム デバイス」に適用されます。

1. 「1.7.1 デバイス・ドライバの入手」で用意した”Intel Chipset Software Installation Utility v9.2.3.1020”

のファイル を CD-R や USB メモリ等のメディアを使い、Flex System x240(8737) 上でファイルを

ダブルクリックして起動します。

Page 22: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

2. インストーラが起動し、「Querying System Package Information」画面が表示されますので、

「Perform Update」が選択されていることを確認して、「Next >」ボタンを押します。

3. 「Package and System Match Ready to Update System」画面が表示されますので、「Update」ボ

タンを押します。

4. 「Success」画面が表示されていることを確認して、「Exit」ボタンを押します。

デバイス マネージャ上でほかのデバイスに 表示されていた「基本システムデバイス」などにド

ライバーが適用され、ほかのデバイスから消えたことが確認できます。

3.2 LSI SAS2004 controller driver

Flex System x240(8737)では、Windows Server 2008 R2 SP1 を導入することで LSI SAS2004

controller ドライバが適用されております。

Windows Server 2008 R2 SP1 導入時のデバイスマネージャ上では記憶域コントローラーの「LSI

Adapter, SAS2 2004 Spitfire」に適用されます。

1. 「1.7.1 デバイス・ドライバの入手」で用意した”IBM HBA/LSI 6 Gigabit SAS/SATA/SSD driver

v2.00.45” のファイル を CD-R や USB メモリ等のメディアを使い、Flex System x240(8737) 上でフ

ァイルをダブルクリックして起動します。

2. インストーラが起動し、「Querying System Package Information」画面が表示されますので、

「Perform Update」が選択されていることを確認して、「Next >」ボタンを押します。

3. 「Package and System Match Ready to Update System」画面が表示されますので、「Update」ボ

タンを押します。

4. 「Success」画面が表示されていることを確認して、「Exit」ボタンを押します。

※再起動を促された場合は再起動します。

Page 23: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

3.3 Emulex NIC device driver

Flex System x240(8737) のオンボード Ethernet アダプタのデバイス・ドライバを適用します。デバ

イス マネージャ上のほかのデバイスでは「イーサネット コントローラ」に適用されます。

1. 「1.7.1 デバイス・ドライバの入手」で用意した”Emulex NIC Device Driver for Windows 2008 -

4.1.370.0 - Release 4.0.1” のファイル を CD-R や USB メモリ等のメディアを使い、Flex System

x240(8737) 上でファイルをダブルクリックして起動します。

2. インストーラが起動し、「Querying System Package Information」画面が表示されますので、

「Perform Update」がチェックされていることを確認して、「Next >」ボタンを押します。

3. 「Package and System Match Ready to Update System」画面が表示されますので、「Update」ボ

タンを押します。

4. 「Success」画面が表示されていることを確認して、「Exit」ボタンを押します。

デバイス マネージャ上でほかのデバイスに 表示されていた「イーサネット コントローラ」にド

ライバーが適用され、ほかのデバイスから消えたことが確認できます。

※デバイス・ドライバー導入後、イーサネット・ポートがリンクアップしない場合

vNIC 設定が有効になっている可能性があります。”1.9 NIC の設定情報確認 ”をご参照ください。

3.4 SB Remote NDIS Network Device

当ガイドでは Windows Server 2008 R2 SP1 DVD に含まれているものを使用します。

注意:QoS パケットスケジューラの設定について

USB Remote NDIS Network Device のドライバの標準設定では、システムのパフォーマンスが低下す

Page 24: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

る場合があります。

この現象は、USB Remote NDIS Network Device に対して、QoS パケットスケジューラが設定がさ

れている場合に発生しうる可能性があります。

そのため、USB Remote NDIS Network Device のプロパティから QoS パケットスケジューラの設定

を外します。

手順については以下を参照してください。

<QoS パケットスケジューラ確認手順>

1. 「コントロール パネル」より、「ネットワークとインターネット」の「ネットワークの状態とタ

スクの表示」をクリックします。

2. 「ネットワークと共有センター」より、「アダプターの設定の変更」をクリックします。

3. 「IBM USB Remote RNDIS Network Device」と表示されている「ローカル エリア接続」を右ク

リックして、プロパティを選択します。

※下図では、「ローカル エリア接続」になります。

4. 「ローカル エリア接続のプロパティ」ウィンドウが表示されますので、「ネットワーク」タブを

表示させ、「この接続は次の項目を使用します」の項に表示される一覧のうち、「QoS パケット スケ

ジューラ」のチェックをはずして、「OK」ボタンを押します。

※QoS パケットスケジューラの項目自体が無い場合は、以降の手順は不要となります。

Page 25: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

3.5 Matrox Video driver

1. 「1.7.1 デバイス・ドライバの入手」で用意した”Matrox Video Driver v2.04.001 for Microsoft

Windows ” のファイル を CD-R や USB メモリ等のメディアを使い、Flex System x240(8737) 上で

ファイルをダブルクリックして起動します。

2. インストーラが起動し、「Querying System Package Information」画面が表示されますので、

「Perform Update」がチェックされていることを確認して、「Next >」ボタンを押します。

3. 「Package and System Match Ready to Update System」画面が表示されますので、「Update」ボ

タンを押します。

4. 「Success」画面が表示されていることを確認して、「Exit」ボタンを押します。

デバイス マネージャ上のディスプレイアダプターにドライバーが適用され、「Matrox G200eR」が表

示されたことが確認できます。

※デバイスマネージャ上の表示が変更されない場合、一旦デバイスマネージャを閉じて、再度接続し

てください。

最新の状態に更新されます。

Page 26: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

以上

【更新履歴】

2012-07-24 公開

2013-02-19 追記

【免責】

当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex System などを活用するこ

とを目的として作成しました。

詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照くださ

い。

当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社およびLenovo

Enterprise Solutions (以下総称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダー

より提供されたものであり、LES はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負

いません。

当技術資料の個々の項目は、LES にて検証されていますが、お客様の環境において全く同

一または同様な結果が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって

Page 27: Flex System x240 (8737) - Windows Server 2008 R2 SP1 導 … · Flex System x240(8737) ... を追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis ... 製品グループに・Pure

異なる場合があります。お客様自身の環境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自

身の責任と費用において行なってくださいますようお願いいたします。

Copyright 2015 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社