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ボリンジャーバンド2020年12月16日
株式会社インベストラスト代表取締役国際テクニカルアナリスト連盟国際検定テクニカルアナリスト
福 永 博 之
1
おことわり
本冊子に記載されている事項は証券投資に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。
本冊子の解説は一般的な解釈・通説を紹介したもので、その内容通りに投資したとしても投資収益があげられるとは限りません。
最終的な投資決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
なお、予告なしに内容が変更または廃止される場合がありますので、あらかじめご承知おきください。
本冊子に掲載されている内容の著作権は、原則として弊社に帰属します。著作権法により、弊社に無断で転用、複製等することは
できません。但し、個別に条件が提示されている場合は、当該条件が優先するものとします。
目 次
■ボリンジャーバンドの概要
■ボリンジャーバンドの見方と売買判断について
2
ボリンジャーバンドとは?
■ 米国人のジョン・A・ボリンジャーが考案したテクニカル分析チャート
■ 標準偏差の公式から作られる
■ 株価の移動平均線とその標準偏差から当日の株価の変動範囲を求め、その範囲の中に収まるかどうかという観点から売買判断を行おうとしたもの
3
正規分布表
4
ボリンジャーバンドの作り方
■ TP(ティピカルプライス)の移動平均線や単純移動平均線と、その標準偏差から作られている
■ TP(中心線)とは・・・
– 高値、安値、終値の平均値
– 移動平均線を使う場合もある
■ 全体は5~7本の線から構成される
– TP(または移動平均線)&±1σ~±3σ
5
ボリンジャーバンドの考え方
■ 統計学上から以下のようなことが言える
– 標準偏差±1σの中に株価が収まる確率
■ ≒68%
– 標準偏差±2σの中に株価が収まる確率
■ ≒95%
■ したがって
– +2σに近づいたり、上抜いたら売り
– -2σに近づいたり、下抜いたら買い
と判断される
6
ボリンジャーバンドの主な設定期間
■ 日足
– 20日~25日
■ 週足
– 26週
■ 月足
– 9ヵ月
■ ジョン・ボリンジャーが推奨している日数
– 10(乗数1.9)、20(同2.0)、50日(同2.1)
※全て自由に設定可能
7
売買判断(基礎編)
■ +σや+2σに近づいたら売り
■ -σや-2σに近づいたら買い
8
実際の例(日足)
9
売買タイミングの注意点
■ 横ばいトレンド(一定のレンジ内)の時
– +σや+2σに近づいたら売り
– -σや-2σに近づいたら買い
■ 上昇トレンドが弱い時
– +2σに達しないで株価が下落することがある
■ 上昇トレンドが強い時
– +2σを上抜いてそのまま上昇することがある
■ 下降トレンドが弱い時
– -2σに達しないで株価が上昇することがある
■ 下降トレンドが強い時
– -2σを下抜いてそのまま下落することがある
10
売買判断
■ ブレークアウト
– 例:直近の高値を上抜く&バンドの広がりがポイント
■ パターンとの併用分析
– 例:トリプルトップとボリンジャーバンドの下放れ
■ バンドだけでは見えない抵抗帯をチェック
– 例:反発が急に止まる
11
ドル円(ブレイクアウト&バンドウォーク)
12
※インベストラスト、アイチャートより
ブレークアウト
バンドウォーク
ドル円:日足(トリプルトップ&下放れ)
13
ブレークアウト
バンドウォーク
ドル円(日足):ボリンジャーバンド&一目均衡表
14
本映像及び資料は信頼できると思われる情報・データに基づいて作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、本映像および資料は情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。売買に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさいますようお願いいたします。なお、その目的を問わず本資料を無断で引用または複製することを禁じます。