Upload
others
View
1
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
GK Enchanted Farmとは
<目的>1. 実践的なインターンシップを通して、実際に自分が将来ビジネスを始めるときに必要なノウハウを体験から学ぶ。2. GK Enchanted Farmとはいったいどんなところで、何が起きているのかをリサーチする。3. 英語を使って、フィリピン人学生、世界各地からのインターン生、ファーム内の住人と国際交流をする。4. 1ケ月間住人としてファームに滞在する中で、フィリピンの文化を体感する。学ぶ。
<目標>1.大学三年生になったから就活を始めるという将来を選ぶのではなく、自分が心から満足して生きることが出来そうな別の人生の道を見つける。2. GK Enchanted Farmはどんなところで、そこでは何が起きているのかを説明できるようになる。3.世界で通用する英語力を身に付ける。とにかく自分から話しかけまくる。コミュニティ内の全員と話す。4.フィリピン文化を自分の価値観・生き方に取り込む。人として人間味を磨いて帰国する。
フィリピンの貧困をなくす為に、フィリピン全土に渡って活動しているフィリピン最大のNPO団体。貧困問題の解決に取り組み、社会起業家を育成するための活動をフィリピン広域で行っている。
目標:2024年までに5000万“家族”の貧困を無くす。 現在:フィリピン内に3500以上ののコミュニティを持つ。3500万“家族”に影響を与えている。
ピラミッドをひっくり返す
・第一言語は地方によって異なり、島が異なればコミュニケーションが取れないことさえあるらしい。英語を第二言語として学んでいる。・国民性として、とにかくダンスと歌が好き。いつでもどこでも歌って踊っている印象だった。セブンイレブンでは爆音の音楽が流れていて、店員は楽しそうに踊っていた。・いつでもどこでもライスを食べなければ食事をした気にならない。マクドナルドに行っても単品ライスがあった。・田舎に近づくに連れて、トライシクルが主要な交通手段となる。・ウベ(スイートポテト)味のスナックが人気。・多くの人が日本のアニメを見ている。日本人より見ていて、日本人より詳しい気がする。・バスケが国民的スポーツで、絶大な人気を誇る。・ショッピングモールに入るのに、警察に持ち物検査を受ける必要がある。・Jollibeeというファーストフード店の人気が止まらない。・醬油味の料理が多かった。・日本製のバイクがたくさん走っていた。・売店でジュースを買うと、ビニール袋に入れて渡される。ビニール袋にストローを差し込んで飲む。・ゲームセンターの一角に、バスケットボールゲームのような扱いでオープンのカラオケがあった。・女子は18歳、男子は21歳の誕生日を盛大に祝う。招待された人がスーツやドレスなどの正装を着て出席する。
英語力は、一カ月間でかなりスピーキング力とリスニング力の伸びを実感できた。正直、初日に全部英語でスケジュールを説明されたときは半分しか理解できなかったが、最終的にはすべてすんなりわかるようになり、英語で10分間のプレゼンテーションをすることもできた。英語を伸ばした方法として、
アメリカ人インターン生を捕まえて仲良くなって、たくさん話したり、音楽の流行からスラングの何から何まで教えてもらったりしていた。かつ、英語で考える練習をしていた。人間的面でもかなり成長することが出来た。毎日、食堂や外ですれ違ったインターン生や学生、子供やコミュニティの住人に毎回必ず話しかけていたので、いろんな出会いがあったし、沢山の事を吸収出来た。途中からコミュニケーションにおける言語の重要性に気づき、タガル語を勉強して話すようになった。すると、マザーやファザーたちとの距離が一気に縮まった。一ヶ月生活する中で、自分が以前よりも陽気で、心がよりオープンになった。何より、音楽を愛するようになった。今、第二の家族がフィリピンにいるように感じている。それほど密な人間関係を多くの人と築くことが出来た。また、学ぶことにストイックになった。フィリピン人の学生は、みんな勉強に対して必死だった。生きるために、自分の夢を叶えたくて心から勉強したい。自分が貧しい思いをしたから、social entrepreneurになってそういう境遇の人を助けたい。みん
な必死になって、藁をもつかむ勢いで勉強していた。とにかく騒いで楽しむと同時に、全力で勉強する。自分の将来の可能性を開くために、もちろん英語はさらに勉強するし、フランス語も話せるように勉強する。そんなSEED Philippineの学生に感化された。この学びに対する姿勢をもって何事も学ぼうと思っている。
●2nd week● SEED Philippineという学校に通うフィリピン人学生と、毎朝6時から農業をした。バナナの木を切って収
穫したり、サツマイモの花壇を作って種を植えたりする中で、フィリピンにおける農業の方法を学んだ。かつ、フィリピンにおける農業に対する人々の考えを知ることが出来た。また、SEED Philippineの授業に何度か参加した。内容は
とてもユニークだった。例えば英語の発音の授業の内容は、生徒がグループを作り、発音の難しい単語を取り入れた歌や詩を授業までに作って発表するというものだった。今までの人生で体験したことがないほど活発で、情熱的で、授業というよりかは自分たちで先生と共にクラスを作り上げているようだった。1.生産し、2.加工して製品にする。3.ラベル・広告により商品販売の3つのセクションを体験。一連の流れを体験した。
一週間ごとに様々な場所で、毎週新しいことを体験し、学んできました。●1st week● マニラにあるGKのコミュニティに滞在し、スラム街に住む人がこれから住む予定になっている新しい家、
コミュニティ作りを体験した。家の土台を作る段階から機械などを一切使わないので、スコップで土を掘ることから始めた。現地の住民と共に汗をかきながら、Bayanihanというフィリピン独自の精神を体験した。ホストファミリーの家に
滞在するという経験の中で、このコミュニティではどんな暮らしをしているのか、以前引っ越してくる前はどのような暮らしをしていたのかを知ることが出来た。毎日子供達と交流する時間があり、おんぶをして走り回ったり、鬼ごっこをしたりして全力で遊んだ。週末にはマニラの歴史的建造物を訪れ、過去のフィリピンの歴史を学んだ。
●3rd week● GK Enchanted Farm内にある、Plush & Playという、ソーシャルビジネスを目的として建てられた施設で実際に働いた。より労働環境をよくするためのアイデアを考えながら、実際に製品を作る過程を体験した。英語が通じない環境の中、コミュニティに住むパワー溢れるマザー達と一週間働くという素晴らしい体験をすることが出来た。社会起業家とは何なのかについて学んだ。
●4th week● final presentation作成に力を注いだ。今までと引き続き、毎朝の農業、コミュニティの子供達、SEEDPhilippineの学生、フランス・アメリカ・シンガポールからのインターン生との交流をした。GK Enchanted Farmで過ごせる最後の時間を全力で生きた。
GK Enchanted Farmで学んだこと~フィリピン農村発 起業家育成インターンシップ~
東洋大学 文学部国際文化コミュニケーション学科 1年 増子泰河
目的と目標 GKの考え方
経験・何をしたのか
考察・振り返り
一カ月で見たフィリピン事情・気づき成果・何を学んだのか
220 cm ×20 cm
今回の研修を振り返ってみて、ここに書ききれないほどのありとあらゆる事を体験しそして学んだ。その中でも一番宝物になったものは、人との出会いだった。自分は人生の中で大切なことを学んだ。一カ月間、人の温かさに触れる中で、人生観、友情観が急激に変わった。彼らのおかげで、たった一カ月でも世界の広さと自由さを実感出来た。〝自然が好きだから農家になって、畑と青い空に囲まれて過ごしたい!それが俺の夢!〟と熱く語るフランス人インターン生の話を聞いて、夢って何でもいいんだな。社会でマジョリティの生き方から外れても、自分が生きたい夢を生きていいんだな、思うようになった。かつ、本当にこのプログラムに参加できてよかった。なぜなら、村人の一人として、住人としての生活を送れたからである。人との距離が近く、毎日いろんなことに招待されるので一日がどうなるかは予想がつかない。ギターに合わせてみんなでEd Sheeranを熱唱する夜もあれば、サリサリストアのマザーに家庭料理を教えてもらう日もある。ゆったり
と美しい星を見る日もあれば、子供達とサッカーに明け暮れる日もある。誕生日パーティやズンバ教室、ムービーナイトにも参加した。とにかく最高だった。行動次第でいくらでも面白くなる日常がそこには広がっていた。また、今回、このGK Enchanted Farmの活動に関わることが出来たことを誇りに思っている。なぜなら、GKはとてつもないミッションを成し遂げようとしているからだ。それは、国を、世界を変えうる力を持ちうる。将来フィリピン国内におけるGKの影響力はより大きく
なるだろうし、世界の貧困問題解決の先駆けとなるだろう。今回体験したことはただの思い出として保存しておくのはすごくもったいない気がする。そうではなくて、フィリピンで種を植え付けられて、これからの人生でその種が開花するという気持ちをもって生きていきたい。