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子どもたちを放射能汚染から守り、原発から自然エネルギーへの転換をめざす女性ネットワークみやぎ 「女性ネットみやぎ」ニュース No.72 2018.4.3 ブログ:joseinet-miyagi メール[email protected] Tel /fax 022‐215-3120 女川原発再稼動 STOP! ■女川原発の稼動については、県民投票を経てから決めよ!! 東北電力は、2018 年度の後半には再稼働させたい、と準備を進めていましたが、この3月 29 日、「規制委員会の求める安全対策の諸工事に時間を要するため、審査で電力側が論点 説明する時期を2ヶ月延期した」と発表しました。全ての審査に合格した段階で、他県の原発 再稼動の場合と同様に、県知事や立地自治体に同意を求めますが、その時、知事や議会がどう 対応するかは、決定的に重要です。今、近隣自治体に再稼働の同意を求める東海村での変化 など、原発をめぐって大きな変化が生まれています。 昨年、河北新報社が実施したアンケート調査では「県民の6割以上が再稼動に反対」という 結果でした。福島事故を経験した私たちは、いったん原発事故が起きたら、計り知れない被害や 困難をもたらすことを体験しましたが、7 年過ぎた今も大きな不安と怒りの中で暮らしています。 「知事は県民の意向をきいて判断してほしい。県民投票を実施して、再稼動の「是・非」を 県民に問うべき」と、県民投票の実施を求める住民運動の準備が始まっています。再稼動に 賛成の方も反対の方も、県民の意向を集約するための全県民投票を求めてとりくみます。 賛同者会議では、住民投票の目的や段取り、と疑問点などを話し合います。ご参加ください。 3・11 の福島原発事故から 7 年過ぎた 3 月 25 日、『よなら原発!2018in みやぎ』の集会が県庁前野外音楽 堂で開催され、350 人が参加しました。 福島原発被災者の関久雄さん、女川町議阿部美紀子 さん、「再稼動の是非は住民投票で」と訴える多々良哲さ ん、脱原発県議の会の岸田さんなど 8 人の方がそれぞれの 立場から、原発再稼動 STOP!と現状や引き続く運動に ついて報告し、連帯と共同を訴えました。 いまだにふるさとに帰れない 7 万以上の人々、甲状腺が んの発症や再発も増え続ける中、電力各社は原発再稼動 を急いでいます。東北電力も、この 2018 年度中の女川再 稼動を発表しましたが、被災でキズだらけの原発に対する 不安や不十分な避難計画など、住民が納得できる対策は 示されていません。 宮城では、原発事故でまき散らされた放射能による汚染 廃棄物を焼却や埋め込みによる処分計画が急がれており、 放射能汚染をさらに広げるな!と、焼却処分場近隣住民 さよなら原発! in みやぎ を中心とした反対運動の広がりが、参加者を励ましました。 青空が広がるこの日、集会の後はデモ行進。「原発いらない!女 川原発は廃炉に!」とかわいい女の子が描かれた新しいのぼり旗高く掲げて、220 人が出発しました。「女川原発再稼動反対!」 原発無くても電気は足りる」「放射能のゴミを燃やすな!」とコール し、買い物客や学生さんでにぎわう街で、元気にアピールしました。

[email protected] さよなら原発! …...メール:[email protected] Tel /fax 022‐215-3120 女川原発再稼動STOP! 女川原発の 稼動については、県民投票を経てから決めよ!!

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Page 1: housyanoujoseinet@hotmail.co.jp さよなら原発! …...メール:housyanoujoseinet@hotmail.co.jp Tel /fax 022‐215-3120 女川原発再稼動STOP! 女川原発の 稼動については、県民投票を経てから決めよ!!

子どもたちを放射能汚染から守り、原発から自然エネルギーへの転換をめざす女性ネットワークみやぎ

「女性ネットみやぎ」ニュース No.72 2018.4.3

ブログ:joseinet-miyagi メール:[email protected] Tel /fax 022‐215-3120

女川原発再稼動 STOP!

■女川原発の稼動については、県民投票を経てから決めよ!! 東北電力は、2018年度の後半には再稼働させたい、と準備を進めていましたが、この3月

29日、「規制委員会の求める安全対策の諸工事に時間を要するため、審査で電力側が論点

説明する時期を2ヶ月延期した」と発表しました。全ての審査に合格した段階で、他県の原発

再稼動の場合と同様に、県知事や立地自治体に同意を求めますが、その時、知事や議会がどう

対応するかは、決定的に重要です。今、近隣自治体に再稼働の同意を求める東海村での変化

など、原発をめぐって大きな変化が生まれています。

昨年、河北新報社が実施したアンケート調査では、「県民の6割以上が再稼動に反対」という

結果でした。福島事故を経験した私たちは、いったん原発事故が起きたら、計り知れない被害や

困難をもたらすことを体験しましたが、7年過ぎた今も大きな不安と怒りの中で暮らしています。

「知事は県民の意向をきいて判断してほしい。県民投票を実施して、再稼動の「是・非」を

県民に問うべき」と、県民投票の実施を求める住民運動の準備が始まっています。再稼動に

賛成の方も反対の方も、県民の意向を集約するための全県民投票を求めてとりくみます。

賛同者会議では、住民投票の目的や段取り、と疑問点などを話し合います。ご参加ください。

3・11の福島原発事故から 7年過ぎた 3月 25日、『さ

よなら原発!2018in みやぎ』の集会が県庁前野外音楽

堂で開催され、350人が参加しました。

福島原発被災者の関久雄さん、女川町議阿部美紀子

さん、「再稼動の是非は住民投票で」と訴える多々良哲さ

ん、脱原発県議の会の岸田さんなど 8 人の方がそれぞれの

立場から、原発再稼動 STOP!と現状や引き続く運動に

ついて報告し、連帯と共同を訴えました。

いまだにふるさとに帰れない 7 万以上の人々、甲状腺が

んの発症や再発も増え続ける中、電力各社は原発再稼動

を急いでいます。東北電力も、この 2018年度中の女川再

稼動を発表しましたが、被災でキズだらけの原発に対する

不安や不十分な避難計画など、住民が納得できる対策は

示されていません。

宮城では、原発事故でまき散らされた放射能による汚染

廃棄物を焼却や埋め込みによる処分計画が急がれており、

放射能汚染をさらに広げるな!と、焼却処分場近隣住民

さよなら原発!

in みやぎ

を中心とした反対運動の広がりが、参加者を励ましました。

青空が広がるこの日、集会の後はデモ行進。「原発いらない!女

川原発は廃炉に!」とかわいい女の子が描かれた新しいのぼり旗を

高く掲げて、220 人が出発しました。「女川原発再稼動反対!」

「原発無くても電気は足りる」「放射能のゴミを燃やすな!」とコール

し、買い物客や学生さんでにぎわう街で、元気にアピールしました。

Page 2: housyanoujoseinet@hotmail.co.jp さよなら原発! …...メール:housyanoujoseinet@hotmail.co.jp Tel /fax 022‐215-3120 女川原発再稼動STOP! 女川原発の 稼動については、県民投票を経てから決めよ!!

女川原発再稼動 STOP!放射能汚染ゴミ焼却反対!さらに強く大きな声をあげよう!

◆脱原発デモ・金曜デモなど *旧古川地域:大崎 demo金曜デモ・毎週金曜 17時半 ・あさひ中央公園集合後デモ *塩釜地域:塩釜きん発デモ・金曜 17時半集合・下馬駅裏宮城民医連事業協前 17 時 45分デモ出発 *岩沼市:「原発ゼロ戦争させない岩沼歩き隊」毎月第 3金曜日 14時岩沼駅東口広場で集会後デモ *仙台長町地域:第3水曜0時半~原発も戦争も NO!たいはくアクション:仙台長町・蛸薬師境内集会後デモ *仙台中央部:脱原発みやぎ金曜デモ(女川原発再稼働するな!子供を守れ!汚染はいらない!みやぎ金曜デモ)

4月は、6日(金)18時半~錦町公園集会・18時半デモ出発13・20・27日(金曜)要・会場確認

◆4月5・15・25日12~13時 「女の平和」ピースアクション街頭宣伝署名行動 於・フォーラス前

◆4月5日(木)16時~ 放射能汚染廃棄物焼却反対連絡会の事務局会議 於・御譜代ビル305

◆4月8日(日)13時半~安倍政権にレッドカード!塩釜地域集会(講演:小野寺義象弁護士)於・マリンゲート塩釜3F アピール行進も

◆4月9日(月)18時半~みんなで決める(県民投票) 呼びかけ人会議 於・御譜代ビル306

◆4月14日(土)10時~栗原放射能ネット学習交流会 於・栗原市市民活動支援センター2F 主催・放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク

◆4月14日(土)13時半~みんなで決めよう!女川原発再稼動YES or NO

女川原発再稼動の是非をみんなで決める県民投票を実現する会 第1回賛同者会議

於・仙台シルバーセンター6F 主愛:県民投票を実現する会準備会

◆4月15日(日)14時~ 市民が問う!仙台市は女川原発とどう向き合うのか? 於・戦災復興記念館4F 主催:脱原発仙台市民会議

◆4月20日(金)18時~東北女性弁護士9条の会講演会「安倍政権とジャーナリズムの危機」望月衣塑子さん(東京新聞・記者)於・仙台弁護士会館

◆4月21日(土)13時半~総会 & 原発問題学習会 「みんなで決めよう!再稼動の是非」 講師・多々良 哲氏 於・東松島市コミセン2F

主催・「女川原発の再稼働に反対する東松島市民の会」

◆4月21日(土)11時半~ 災対連(被災者支援) 炊き出し何でも相談会・お茶っこ会 於・多賀城市鶴ケ谷公営住宅

◆4月22日(日)14時半~ 放射能の拡散ストップを求める県民集会 於・宮城県民会館601 集会後アピール行進(羽生ゆずるのパレード後)

主催:放射能汚染廃棄物「「一斉焼却」反対する宮城県民連絡会

◆4月29日(日)13時半~放射能汚染廃棄物「焼却問題」学習会 講師:大槻憲四郎氏(東北大学名誉教授) 参加費無料

於・大河原駅前オーガ2Fイベントホール 主催:放射能汚染廃棄物の焼却に反対する仙南の会

◆5月3日(木)13時~5・3憲法を活かす宮城県民集会 記念講演「安全保障関連法の行方」半田滋さん(東京新聞論説兼編集委員)

於・仙台国際センター主催:宮城憲法会議・憲法を守る市民委員会・宮城県護憲平和センター・みやぎ9条懇話会

◆5月20日(日)13時半~「原発ゼロ社会への道標」意見交換会 於・仙台弁護士会館 主催・新しい市民政治をつくる宮城県民の会

◆6月10日(日)13時~安倍9条改憲NO!ストップ!国会発議6・10県民大集会 於・仙台市勾当台公園 主催:実行委員会

◆6月16日(土)13時半~東日大震災復旧復興支援みやぎ県民センター2018年度総会 於・仙台弁護士会館

放射能の拡散 STOPを求める

4・22宮城県民集会

4月 22 日(日)14 時半~16 時

宮城県民会館6階会議室601 (東京エレクトロンホール宮城)

集会の後、一番町をデモ行進して、市民にアピールします。

昨年の4月2日に結成された「放射能汚染廃棄物の県内い

っせい焼却に反対する宮城県民連絡会」は、この一年、各地の

住民運動の中で結成された反対する会や考える会などとともに

「放射能汚染を拡散するな!」と県に対する質問や申し入れ、回

答説明の交渉などにとりくんできました。仙南地域や大崎での活

発な活動に続き、黒川や石巻でも、放射能拡散への不安や県と

自治体の強引な進め方に納得できず、反対運動が広がり、連絡

会などが結成され、20 以上の地域・団体が県民連絡会に参加

しています。

県は、「いっせい焼却」方針を取り下げ」て、4広域行政事務

組合(仙南・黒川・石巻・大崎)での焼却を決めました。焼却を考

えている自治体はこの行政組合に参加しているなかの11自治体

と思われます。3月下旬には仙南クリーンセンターでの試験焼却が

実施され、近隣の放射能モニターのデータが上がったことが問題視

されています。県内の焼却場や処分場は、放射能に対応する仕

様にはなっていないので、焼却によるセシウムの空中飛散、焼却

灰を埋め立て後の滲出水による拡散―低線量被曝や子どもたち

への健康被害など長期的な内部被ばくや環境汚染には誰が対

処するのでしょうか?

「焼却・埋込みをスルナ!」と、みんなで声を上げていきましょう。