IBM i 上のPHPを活用した業務改善事例のご紹介 · （Webブラウザ）照会者（Webブラウザ）基幹系/情報系システム照会対象DB DB2/400 IBM i

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2017年9月14日Ver.1.0.0

IBM i 上のPHPを活用した業務改善事例のご紹介

omniscience株式会社オムニサイエンス

Copyright 2017 omniscience Co., Ltd. All Rights Reserved. 2

omniscience会社概要

会社名株式会社オムニサイエンス（英文名 omniscience Co.,Ltd.）

所在地〒104-0033東京都中央区新川1-16-4茅場町グラスゲート3FTEL:03-3553-6211 FAX:03-3553-6213

設立 2005年8月1日（創業:1987年6月18日）

代表者代表取締役藤井星多

資本金 3,000万円

従業員数 61名（2016年12月現在）※正社員（45名）および契約社員数（16名）

事業内容ソリューション・メディアサービスインテグレーションサービス（受託開発）

届出受理番号:（派）13-306646ISMS:ISO27001（認証登録番号:IS539022）

加盟団体 OpenSource協議会 – IBM iiBIアライアンスユーオス・グループ関東IBMユーザー研究会LANSAコンソーシアム

子会社 OMNIASIA Co.,Ltd.（ミャンマー現地法人）

１．IBM i システムの設計・受託開発

２．IBM i ソリューションの企画開発・販売

３．開発支援サービス


omniscience自己紹介

田嶋彰

年齢： 42歳（1975年生まれ）所属：サービス開発部２G

経験： 17年（2000年～）- 40歳で初めてRPGに出会いました

趣味：マラソン- 東京マラソンは過去5回出走来年も出走予定です


omniscienceお客様プロフィール

本社京都府京都市

創業 1875年

設立 1917年

資本金約266億円

売上高 3424億円（2017年3月、連結）

従業員数 1万1528名（2017年3月、連結）

事業内容分析・計測機器、医用機器、航空機器、産業機器等の設計・製造・販売

ＨＰ http://www.shimadzu.co.jp/

株式会社島津製作所分析計測工場様


omniscienceアジェンダ

1. 経緯

2. 新しい開発・運用環境のポイント

3. 環境構成

4. 開発成果

5. 今後の展開

6. まとめ



1. 経緯


3. 環境構成

4. 開発成果

5. 今後の展開

6. まとめ


omniscience１．経緯～過去の分析計測工場におけるITへの取り組み～

本社

工場

メインフレーム系基幹システム

生産進捗管理など

工場独自のニーズに対応したシステムを構築

データ連携

COBOLIBM i

全社の生産管理及び販売管理の各業務を支援

1985年～

2006年～本社

Oracle E-Business Suiteへ移行

工場の分散系システムは全社に統合

将来的にIBM i の撤去を視野に

データ連携

工場IBM i

Windows

Accessを利用した個別プログラムを作成

COBOL新規開発の凍結


omniscience１．経緯～浮かび上がってきた問題点～

選択

１．ASP＋ Accessシステムの煩雑化

２．属人化の課題

３．Windowsサーバー、Access（Office製品）の

バージョンアップ対応



１．ASP＋ Accessシステムの煩雑化

・ツールの構造・仕様がバラバラ

・同一マスターデータが散乱し、誰が何を使用しているか管理ができていない

・気が付いたらシステム全体が複雑になってしまった



２．属人化の課題

・開発者がいないとわからない事が多すぎる

・開発者が異動・退職すると引継ぎが大変

・日々のエラー処理、リカバリ作業に追われ本来やるべき

業務を進められない



３．Windowsサーバー、Access（Office製品）の

バージョンアップ対応

・WindowsUpdate後何かしら動かなくなる

・将来的な運用性や拡張性に疑問

・Windows、Accessのバージョンアップのたびに移行

テストが必要


omniscience１．経緯～Windowsサーバー、Access（Office製品）のサポート期限～

Office 2003

Office 2007

Office 2010

2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021

延長サポート

延長サポート（～2017年10月）

メインストリームサポート

2013


Windows

Server 2003

Windows

Server 2008

Windows

Server 2012

延長サポート


メインストリームサポート延長サポート

★現在★


omniscience

本社

工場

メインフレーム系基幹システム

生産進捗管理など

工場独自のニーズに対応したシステムを構築

データ連携

COBOLIBM i

全社の生産管理及び販売管理の各業務を支援

1985年～ 2006年～本社

Oracle E-Business Suiteへ移行

工場の分散系システムは全社に統合

将来的にIBM I の撤去を視野に

データ連携

工場IBM i

Windows

Accessを利用した個別プログラムを作成

１．経緯～IBM iの継続利用の決定～

もう一度、工場のニーズに即したシステムをきちんと作る

COBOL新規開発の凍結

２０１２年IBM i の継続利用を決定



1. 経緯


3. 環境構成

4. 開発成果

5. 今後の展開

6. まとめ


omniscience２．新しい開発・運用環境のポイント

選択

１．堅牢性や運用管理性の保持

２．標準化された開発手法

３．レスポンスの追求

４．共通ツールの利用


omniscience２．新しい開発・運用環境のポイント～堅牢性や運用管理性の保持～

現状のWindowsサーバー・PCでの運用トラブル

堅牢なIBM i 上で稼働するWebアプリケーション

PHP on IBM i を選択



IBM i (AS/400)

PHP（2006年）http://www.zend.co.jp/

Node.js（2015年4月発表）https://ibm.biz/BdXY8E

Python（2015年4月発表）Ruby（2013年）http://powerruby.com/

PHPはIBM i で稼働するOSSの中で１０年以上の実績があり、開発事例も豊富である

PHP on IBM i の利点



http://w3techs.com/

【PHPとは】PHPはWebのために開発された言語として生まれました。コンピューターによる出力をより手軽に出力可能で、簡単なWebページ作成から本格的なWebシステム作成まで、比較的簡単に習得できることから人気となっている言語です。多くのサイトでHTMLやJavaScriptと合わせてPHPが活用されています。

PHPシェア

83%

PHPはサーバーサイドの言語として、世界でダントツのシェアを誇り、開発者も多く、扱いやすい



PASE環境で稼働するので、IBM i 一台でネイティブな資産との柔軟な連携を取りながら、自由度の高い画面開発が可能

ネイティブな資産オープン環境（PASE）

OSS言語CL/RPG/COBOL

DB2

柔軟な連携


omniscience２．新しい開発・運用環境のポイント～標準化された開発手法～

開発方法が標準化されてない

開発テンプレートを作成

照会系・更新系・帳票系毎に開発ベースとなるテンプレートを作成➡開発がスピードアップメンテナンスも容易に

標準化ドキュメントを作成

命名規則・共通関数等をドキュメント化➡問題発生時の調査がし易い修正がし易い


omniscience２．新しい開発・運用環境のポイント～レスポンスの追求～

ユーザーからの

高度なレスポンス要求

非フレームワーク

処理の遅延と開発スキルの偏りを懸念➡フレームワークは非採用シンプルな作りでレスポンスを確保

RPGの利用

ロジックによっては、PHPだと処理が重いケースも…COBOLで記述？➡高速且つ、記述統一し易いRPGを利用


omniscience

CL/RPG

PHP

db2_connect / SQL

トランザクション・マスタ

Web画面

ワークファイル

ストアドプロシージャ

QTEMPAjax（非同期）

db2_connect / SQL

CALL

HTML5 + jQuery

２．新しい開発・運用環境のポイント～レスポンスの追求～

レスポンスを考慮した開発モデル


omniscience２．新しい開発・運用環境のポイント～共通ツールの利用～

・照会画面などユーザー要求が多岐で、開発量が多いもの➡共通ツールでノンプログラミングで作成して、開発の統一化と効率化を図る

利用目的

ツールの選定基準

・高機能で高額な製品ではなく、シンプルでユーザーが使いやすいもの・ CSVファイルのエクスポートやＷｅｂ画面（社内サイト）からのリンクが可能であること・Ｗｅｂ開発スキルを持たない担当者でも容易に作成できること・ IBM i 上で稼働し、他にサーバーを必要としないこと



PHPQUERYとは、オムニサイエンスが開発・販売する、IBM i 上で稼働するBIツール

1. シンプルで直感的に使えるレポート画面

2. Query/400ライクなクエリー定義作成

3. SQL直接記述によるクエリー定義作成

4. Excel・CSVへエクスポート

5. クロス集計/グループ集計

6. クエリー連携（ドリルダウン）/明細詳細画面

7. グラフ/ダッシュボード

8. スケジュール実行/メール配信/IFS出力

9. 5250コマンド/URLパラメータ連携

10. CL/RPGと連携してデータ抽出

11. 多言語対応

12. セキュリティ対策機能

【主な機能】PHPQUERYを採用



どの照会対象DBをどのように抽出するか

誰が使うのか

管理者（Webブラウザ）

照会者（Webブラウザ）

基幹系/情報系システム

照会対象DB

DB2/400

IBM i

（AS/400）

• 作成したクエリーが自動的にメニュー化

• ユーザーは見たいクエリーを選んでクリック

• 検索条件を指定してピンポイントに抽出

• 実行結果をWeb画面上で自由に編集

• ブラウザから直接Excel・CSVにエクスポート

Excel・CSVへエクスポート

メール配信

IFSフォルダ出力

スケジュール自動実行

PHPQUERYの基本利用イメージ



1. 経緯


3. 環境構成

4. 開発成果

5. 今後の展開

6. まとめ


omniscience３．環境構成～（旧） COBOL + Active Server Pages (ASP)～

FTPサーバー

基幹データ FTPデータ転送

IBM i

COBOL

DB

基幹データ

バッチ処理

入出力

工場サーバー(Windows)

HTTPサーバー(IIS)

ACCESS

ACCESS

バッチ処理専用PC

入出力

コピー

データ転送

ACCESS

基幹データ

ACCESS


ASP


omniscience３．環境構成～（新） RPG + PHP + PHPQUERY～

FTPサーバー

基幹データ FTPデータ転送

工場サーバー(Windows)

HTTPサーバー(IIS)

ASP

ACCESS

ACCESS


入出力

コピー

ACCESS

CSVデータ

ACCESS


IBM i

DB DB

COBOL

Zend Server (PHP)

PHPQUERYPHP 入出力入出力

Webデータ

24時間監視【取込機能】

即時処理【公開用データ作成】

バッチ処理

RPG

PHP



1. 経緯


3. 環境構成

4. 開発成果

5. 今後の展開

6. まとめ


omniscience４．開発成果

１．進捗検索機能

・製品を構成する部品の発注状況や需要／供給情報の検索

２．依頼書発行機能

・生産活動における「発注の取消」「納期変更」「受入部品の返品」などの手続きに必要な書類の作成・メール配信、CSVファイル出力による関連部署への情報連携

３．各種検索機能

・発注番号に紐付く発注情報や品目コードに紐付く品目の詳細情報の検索

手配進捗管理ツール


omniscience４．開発成果～進捗検索機能～

検索条件

検索結果

抽出処理CL(RPG)



抽出処理CL(RPG)




omniscience４．開発成果～依頼書発行機能～

更新処理CL(RPG)

抽出処理CL(RPG)

関連ファイル

PDF作成(PHP)

IFS 自動印刷

非同期


omniscience

スケジュール [一定間隔]

メール配信IFS出力

４．開発成果～依頼書発行機能～

関連ファイル

抽出処理CL(RPG)

結果ファイル

IFS

関係者


omniscience４．開発成果～各種検索機能～

検索条件


omniscience４．開発成果～スケジュール～

2016年

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

現行システム（WINDOWS）

新システム（PHP on IBM i ）

お客様

弊社

稼働中

テスト機

稼働中

稼働中

切替

・ツール開発・でき上がったものからテスト機へリリース・頂いた修正点を反映しテスト機へリリース

・既存ツールの仕様見直し・要件が確定したものから開発を依頼・テスト機に反映された機能を稼働中現行システムと並行稼動で確認・使用感含め、改善点を挙げ修正を依頼

自力開発開始・PHPQUERY・WEB画面（PHP、RPG）・バッチ処理（RPG）

リリースリリース

・自力開発における技術サポート

リリースリリースリリース


omniscience４．開発成果～評価～

工数削減

安定稼動

これまで不安定なAccessアプリケーションによるトラブルに悩まされていたが、堅牢なIBM i 上で稼働するWebアプリケーション（PHP on IBM i ）を採用したことで、トラブルが解消され安定稼動が実現

単純な照会画面はPHPQUERYを使用したことで大幅な工数削減に成功→従来通り（PHP＋RPG／PHP＋SQL）の開発手法と比較し約90％を削減



1. 経緯


3. 環境構成

4. 開発成果

5. 今後の展開

6. まとめ


omniscience４．今後の展開

高低

改善効果

高

低

改善要望

優先３

優先４

優先１

優先２



1. 経緯


3. 環境構成

4. 開発成果

5. 今後の展開

6. まとめ


omniscience５．まとめ

・Windows ASP ＋ Access アプリケーションから、PHP on IBM i アプリケーションへの切替によってデータの堅牢性を向上させ、安定稼動による運用トラブルの解消という効果を得る事ができた。

・標準化された開発手法を取り入れた事で生産性／保守性が向上した。

・フロントはPHPでシンプルに、複雑な処理はバックエンドでRPGに任せる事で高速処理を実現しフロントエンドのレスポンスを格段に向上させた。

・共通ツール（PHPQUERY)を利用する事でWeb開発スキルを持たない担当者でも容易に開発ができる環境を提供できた。


omniscience

ご清聴ありがとうございました。

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