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駿西生田キャンパス Ikuta Campus 校歌誕生秘話 1920 校歌の本格的な作成が始められたのは、大正9年のことであり、そのきっかけは、当時 の花形スポーツ〈隅田川端艇レース〉の対抗試合に応援歌が必要だったことでした。校歌 「白雲なびく駿河台」(作詞児玉花外・作曲山田耕筰)は、数ある校歌のなかでも屈指の、大 学校歌らしい歌として知られ、明大関係者はもちろんのこと、世の中の多くの人々に親 しまれています。 理工学研究科 Graduate School of Science and Technology 100 農学研究科 Graduate School of Agriculture 124 Roots of Meiji Meiji University Graduate School 097

Ikuta Campus 1920...校歌誕生秘話 1920 校歌の本格的な作成が始められたのは、大正9年のことであり、そのきっかけは、当時 の花形スポーツ〈隅田川端艇レース〉の対抗試合に応援歌が必要だったことでした。校歌

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Page 1: Ikuta Campus 1920...校歌誕生秘話 1920 校歌の本格的な作成が始められたのは、大正9年のことであり、そのきっかけは、当時 の花形スポーツ〈隅田川端艇レース〉の対抗試合に応援歌が必要だったことでした。校歌

白雲なびく駿河台

眉秀でたる若人が

撞くや時代の暁の鐘

文化の潮みちびきて

遂げし維新の栄になふ

明治その名ぞ吾等が母校

明治その名ぞ吾等が母校

権利自由の揺籃の

歴史は古く今もなほ 

強き光に輝けり

独立自治の旗翳し 

高き理想の道を行く 

我等が健児の意気をば知るや

我等が健児の意気をば知るや

霊峰不二を仰ぎつつ 

刻苦研鑚他念なき 

我等に燃ゆる希望あり

いでや東亜の一角に 

時代の夢を破るべく 

正義の鐘を打ちて鳴らさむ

正義の鐘を打ちて鳴らさむ

一、

二、

三、 明

治大学校歌児

花外 作詞

西條

八十 補作

山田

耕筰 作曲

生 田 キ ャ ン パ スIkuta Campus

校歌誕生秘話 1920校歌の本格的な作成が始められたのは、大正9年のことであり、そのきっかけは、当時

の花形スポーツ〈隅田川端艇レース〉の対抗試合に応援歌が必要だったことでした。校歌

「白雲なびく駿河台」(作詞児玉花外・作曲山田耕筰)は、数ある校歌のなかでも屈指の、大

学校歌らしい歌として知られ、明大関係者はもちろんのこと、世の中の多くの人々に親

しまれています。

理工学研究科Graduate School of Science and Technology

100

農学研究科Graduate School of Agriculture

124

Roots of Meiji

Meiji University Graduate School 097

Page 2: Ikuta Campus 1920...校歌誕生秘話 1920 校歌の本格的な作成が始められたのは、大正9年のことであり、そのきっかけは、当時 の花形スポーツ〈隅田川端艇レース〉の対抗試合に応援歌が必要だったことでした。校歌

098 Meiji University Graduate School

第二校舎2号館

体育館

弓道場

中央校舎

食堂館スクエア 21

登戸研究所資料館

射撃場

37号棟

25号棟

第一校舎2号館

第一校舎5号館

第一校舎 6号館

第一校舎1号館

第二校舎4号館

第二校舎5号館第二校舎D館

第二校舎D館別館

振動実験解析棟

構造物試験棟

第一校舎4号館

第一校舎3号館

バイオ施設棟温室植物工場基盤技術研究センター

テニスコートC

テニスコートB

テニスコートA

バレーコート

生田図書館

第二校舎6号館

ハイテク・リサーチ・センター

第二校舎2号館

体育館

弓道場

中央校舎

ハイテク・リサーチ・センター 食堂館スクエア 21

登戸研究所資料館

射撃場

37号棟

25号棟

第一校舎2号館

第一校舎5号館

第一校舎 6号館

第一校舎1号館

第二校舎A館第二校舎A館

第二校舎4号館

第二校舎5号館第二校舎D館

第二校舎D館別館

振動実験解析棟

構造物試験棟

第一校舎4号館

第一校舎3号館

バイオ施設棟温室植物工場基盤技術研究センター

テニスコートC

テニスコートB

テニスコートA

バレーコート

生田図書館

第二校舎6号館

C

C

B

A

A

農学研究科 使用設備

この施設は、2011年3月に経済産業省事業として設置された研究センターです。太陽の光を使わず人工照明だけで植物を育てる技術研究

や植物工場普及のための啓蒙活動を行っています。

C 充実の研究環境

明治大学植物工場基盤技術研究センター1

3 4

6

2

1

4

3

1

2

2

1

5

6

2農学研究科 使用設備

土壌分析の研究や作物栽培の研究などで利用されています。また、水耕栽培としての施設園芸を行っている研究実験用の温室では、品種改良などの試験栽培などに使用されています。

温室

理工学研究科 使用設備

工作実習を目的とした汎用の旋盤・フライス盤をはじめ多数の工作機械が設置されています。また、コンピュータ数値制御(CNC)された旋盤・フライス盤・精密成形研削盤・放電加工機・ワイヤカット放電加工機などは実験装置の試作などに広く活用されています。

1F ものつくりセンター(工作工場)

理工学研究科 使用設備

文部科学省の助成を受けて1999年に完成した生田構造物試験棟には、反力床と反力壁が直交方向に2面、それぞれに加力装置(油圧アクチュエーター3台)を取り付けることにより一軸、二軸、三軸加力が可能です。また、近時の地震に対する構造物の実挙動の解明を前提とする実験データ計測·収録装置があり、新しい耐震および補強設計の手法を研究開発する主要な施設となっています。

生田構造物試験棟

理工学研究科·農学研究科窓口のほか、診療所、学生相談室、情報処理教室、メディアホールなどがあります。

中央校舎

生田キャンパスには教育·研究のための最新情報機器が揃っています。これらを効果的に利用するための、コンピュータやネットワーク、プログラミング、統計解析などの講習会が開催されています。また、実用的な語学教育のためのメディア教室、メディアゼミ室や、将来の語学教育の形態を革新し実験的に模索出来るスタジオ教室を用意しています。自主学習のためのメディアライブラリーやインターネットによりどこからでも利用出来る英語学習教材も用意されています。

情報教育設備・語学教育設備

理工学研究科 使用設備

この装置は戦略的研究基盤形成支援事業「機能的ナノ構造体の創成と応用」のプロジェクトで使用している透過型電子顕微鏡で、ナノメートルより小さな構造まで観察することが出来ます。「ナノメートル」とは10億分の1メートルのことで原子数個分の大きさです。ナノメートルの大きさの粒子をナノ粒子と言い、大きな粒子では見られなかった新しい性質が現れます。図は磁石の性質を持つ鉄のナノ粒子をこの電子顕微鏡で観察した例で、原子が並んで出来たきれいな格子模様が観察されます。この顕微鏡ではこの小さな粒子がどのような元素から構成されているかということも知ることができます。

1F 高分解能透過電子顕微鏡

緑豊かな多摩丘陵の高台に位置する

恵まれた環境の広大なキャンパス多摩丘陵の高台に広い敷地を持つ

生田キャンパスは、理工学研究科、農

学研究科の拠点。ハイテク・リサー

チ・センター、生田構造物試験棟、情

報処理教室、バイオテクノロジー実

験装置など最新の設備が整っていま

す。21世紀をリードする教育研究環

境の整備・充実を目的とした新施設

の建設も計画されています。

1

2

文部科学省の私立大学高度化推進事業の助成を受けて1997年度に完成しました。ハイテク・リサーチ・センター整備事業や学術フロンティア推進事業などの大型プロジェクトをこの施設を拠点に進めています。

ハイテク・リサーチ・センター5

生田キャンパ

施設・設備案

自然豊かなキャンパスに、

最先端の研究設備が整っています。

B 学びを支える施設

A 講義に参加する・研究に打ち込む21

創立130周年記念施設整備計画の一つとして建設され、快適な実験環境を実現した教育実験棟です。安全への取り組みとして免震構造を採用し、実験・研究における特殊ガスや薬品管理などを含めた作業環境の安全・衛生に配慮した校舎になっています。

第二校舎D館

2014年4月に完成した農学研究科全専攻の利用を目的とした校舎です。6号館の特色としては、一般の実験、研究室以外に遺伝子組換え体を扱う培養室を有すること、最上階に日影の影響を受けない軽鎖系の温室を設け、遺伝子組換え体の培養、貯蔵、作業室を計画したことが挙げられます。

第一校舎6号館

Page 3: Ikuta Campus 1920...校歌誕生秘話 1920 校歌の本格的な作成が始められたのは、大正9年のことであり、そのきっかけは、当時 の花形スポーツ〈隅田川端艇レース〉の対抗試合に応援歌が必要だったことでした。校歌

Meiji University Graduate School 099

第二校舎2号館

体育館

弓道場

中央校舎

食堂館スクエア 21

登戸研究所資料館

射撃場

37号棟

25号棟

第一校舎2号館

第一校舎5号館

第一校舎 6号館

第一校舎1号館

第二校舎4号館

第二校舎5号館第二校舎D館

第二校舎D館別館

振動実験解析棟

構造物試験棟

第一校舎4号館

第一校舎3号館

バイオ施設棟温室植物工場基盤技術研究センター

テニスコートC

テニスコートB

テニスコートA

バレーコート

生田図書館

第二校舎6号館

ハイテク・リサーチ・センター

第二校舎2号館

体育館

弓道場

中央校舎

ハイテク・リサーチ・センター 食堂館スクエア 21

登戸研究所資料館

射撃場

37号棟

25号棟

第一校舎2号館

第一校舎5号館

第一校舎 6号館

第一校舎1号館

第二校舎A館第二校舎A館

第二校舎4号館

第二校舎5号館第二校舎D館

第二校舎D館別館

振動実験解析棟

構造物試験棟

第一校舎4号館

第一校舎3号館

バイオ施設棟温室植物工場基盤技術研究センター

テニスコートC

テニスコートB

テニスコートA

バレーコート

生田図書館

第二校舎6号館

C

C

B

A

A

農学研究科 使用設備

この施設は、2011年3月に経済産業省事業として設置された研究センターです。太陽の光を使わず人工照明だけで植物を育てる技術研究

や植物工場普及のための啓蒙活動を行っています。

C 充実の研究環境

明治大学植物工場基盤技術研究センター1

3 4

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1

2

2

1

5

6

2農学研究科 使用設備

土壌分析の研究や作物栽培の研究などで利用されています。また、水耕栽培としての施設園芸を行っている研究実験用の温室では、品種改良などの試験栽培などに使用されています。

温室

理工学研究科 使用設備

工作実習を目的とした汎用の旋盤・フライス盤をはじめ多数の工作機械が設置されています。また、コンピュータ数値制御(CNC)された旋盤・フライス盤・精密成形研削盤・放電加工機・ワイヤカット放電加工機などは実験装置の試作などに広く活用されています。

1F ものつくりセンター(工作工場)

理工学研究科 使用設備

文部科学省の助成を受けて1999年に完成した生田構造物試験棟には、反力床と反力壁が直交方向に2面、それぞれに加力装置(油圧アクチュエーター3台)を取り付けることにより一軸、二軸、三軸加力が可能です。また、近時の地震に対する構造物の実挙動の解明を前提とする実験データ計測·収録装置があり、新しい耐震および補強設計の手法を研究開発する主要な施設となっています。

生田構造物試験棟

理工学研究科·農学研究科窓口のほか、診療所、学生相談室、情報処理教室、メディアホールなどがあります。

中央校舎

生田キャンパスには教育·研究のための最新情報機器が揃っています。これらを効果的に利用するための、コンピュータやネットワーク、プログラミング、統計解析などの講習会が開催されています。また、実用的な語学教育のためのメディア教室、メディアゼミ室や、将来の語学教育の形態を革新し実験的に模索出来るスタジオ教室を用意しています。自主学習のためのメディアライブラリーやインターネットによりどこからでも利用出来る英語学習教材も用意されています。

情報教育設備・語学教育設備

理工学研究科 使用設備

この装置は戦略的研究基盤形成支援事業「機能的ナノ構造体の創成と応用」のプロジェクトで使用している透過型電子顕微鏡で、ナノメートルより小さな構造まで観察することが出来ます。「ナノメートル」とは10億分の1メートルのことで原子数個分の大きさです。ナノメートルの大きさの粒子をナノ粒子と言い、大きな粒子では見られなかった新しい性質が現れます。図は磁石の性質を持つ鉄のナノ粒子をこの電子顕微鏡で観察した例で、原子が並んで出来たきれいな格子模様が観察されます。この顕微鏡ではこの小さな粒子がどのような元素から構成されているかということも知ることができます。

1F 高分解能透過電子顕微鏡

緑豊かな多摩丘陵の高台に位置する

恵まれた環境の広大なキャンパス多摩丘陵の高台に広い敷地を持つ

生田キャンパスは、理工学研究科、農

学研究科の拠点。ハイテク・リサー

チ・センター、生田構造物試験棟、情

報処理教室、バイオテクノロジー実

験装置など最新の設備が整っていま

す。21世紀をリードする教育研究環

境の整備・充実を目的とした新施設

の建設も計画されています。

1

2

文部科学省の私立大学高度化推進事業の助成を受けて1997年度に完成しました。ハイテク・リサーチ・センター整備事業や学術フロンティア推進事業などの大型プロジェクトをこの施設を拠点に進めています。

ハイテク・リサーチ・センター5

生田キャンパ

施設・設備案

自然豊かなキャンパスに、

最先端の研究設備が整っています。

B 学びを支える施設

A 講義に参加する・研究に打ち込む21

創立130周年記念施設整備計画の一つとして建設され、快適な実験環境を実現した教育実験棟です。安全への取り組みとして免震構造を採用し、実験・研究における特殊ガスや薬品管理などを含めた作業環境の安全・衛生に配慮した校舎になっています。

第二校舎D館

2014年4月に完成した農学研究科全専攻の利用を目的とした校舎です。6号館の特色としては、一般の実験、研究室以外に遺伝子組換え体を扱う培養室を有すること、最上階に日影の影響を受けない軽鎖系の温室を設け、遺伝子組換え体の培養、貯蔵、作業室を計画したことが挙げられます。

第一校舎6号館