56
LEADING THE CHANGE AIMING TO BE THE NO. 1 LOGISTICS PROVIDER ANNUAL REPORT 2007 2007 3 月期

Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の トップ企業へと成長を加速しています

日本国内シェア

日本通運グループの国内海外子会社関連会社

合計

海外

国内

28968

357

日本通運グループは子会社300社(連結子会社273社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会社18社)で構成されています

国際航空貨物

アジア地域と日本欧米間の貨物の取扱いの

増加にともない収益性の高い航空輸送も

拡大しています

国内航空貨物

トラック輸送航空輸送海上輸送や鉄道輸送など

あらゆる輸送モード倉庫業などとの連携により

安定した取扱量を確保しています

鉄道輸送

環境への負荷を削減するためトラック輸送から

鉄道輸送へのシフトが続いています

倉庫21社統計

グループ力を鍵に拡大を続けています

218

274

427

377

No 1

No 1

No 1

No 1

(2007年3月末JAFAJr FrEiGHtMlit発表)

No 1

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0

1500000

1000000

500000

2000000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

売上高

0

50000

40000

30000

20000

10000

60000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

営業利益

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益

0

1000000

500000

1500000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

総資産

0

400000

300000

200000

100000

600000

500000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

純資産

0

30

20

10

40

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

1株当たり当期純利益

財務ハイライト

合計

186667(百万円)

合計

1316001(百万円)

合計

186667(百万円)

販売事業

150 運送事業

847

航空

164

鉄道取扱

73

その他の事業

03

米州 

4

アジアオセアニア

51

欧州 3

重量品建設

43

海運

109

付帯事業他

166

自動車

398

倉庫

47

日本

893

事業の種類別セグメント売上高(連結)

所在地別セグメント売上高(連結)

事業別売上内訳(単体)

(百万円) (百万円) (百万円)

(百万円)(百万円) (円) 

種類別所在地別セグメント売上高(連結)および事業別売上内訳(単体)

会計年度

売上高

営業利益

当期純利益

会計年度末

純資産

総資産

1株当たり当期純利益(円米ドル)

(金額百万円) (金額千米ドル)

yen186667

5035

3308

517516

1360694

3184

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

2208

$1580914

46305

81307

4383878

11564

0697

007 0072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

2593

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

3064

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

1771

2006

米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

目 次

社長インタビュー

特集

  1加速する海外展開

  2総合ロジスティクス体制の強化

  差別化事業の展開

海外所在地別セグメントの概況

  米州

  欧州

  アジアオセアニア

CSR推進体制

環境と社会貢献への取り組み

取締役執行役員監査役

財務セクション

グローバルネットワーク

会社情報

株式情報

4

10

12

14

16

18

20

22

25

28

29

50

52

53

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

順調なスタートとなった中計初年度

新中期経営計画のスタートということで

確かに当期は重要な期となりました結

果を先にお話しさせていただければ各

部門の努力もあり売上高1兆 8662

億円(前期比 40増)営業利益503

億円(同165増)経常利益574億

円(同172増)当期純利益332億

円(同779増)の増収増益で売上

高および当期純利益は過去最高の

数字を達成することができました

emsp営業利益率は27経常利益

率は31でいずれも新中期経

営計画に掲げた最終年度の目標

数値を達成しており計画達成

に向け順調な歩み出しになった

と思っています

2桁の伸びを続ける

海外関連事業

手応えとしてはまず1つに海

外関連事業が好調だったことが

あげられます当期はロシアポー

ランドアラブ首長国連邦でも営業を開

始し事業地域が大きく拡大しました

emsp一方すでに事業を行っている国での事

業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ

ンで現地法人を増やしたほかベトナムの

ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ

ストなどで新たに倉庫を開設しています

emspさらに中国では三菱商事との提携で

内陸部の拠点網を拡充台湾では現地

企業の立欧股 有限公司から海運事業

を買い取り海運貨物のフォワーディング

を直接手がけられる体制を築きました

emspこのような積極的な施策を展開した

結果海外関連事業は前々期および前

期に続く2桁の伸び率を示し連結売

上高(単体の海外関連売上高と海外セ

グメント米州欧州アジアオセアニ

アの売上高の和)における海外比率も

282まで高まりました

差別化商品に手応えのあった国内事業

またここ2年ほど厳しい状況だった国内

事業についても当期は売上利益とも回

復基調に転じることができました中で

も当社グループの優位性を際だたせる差

別化商品と位置づけた「重機建設」「警備

輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調

に伸び国内事業の回復を牽引しています

200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の

初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q

代表取締役社長

「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を

基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である

200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により

海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ

過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました

社長インタビュー

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

emsp重機建設についてはおおむね4年に

1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ

トダウンメンテナンス(石油化学工場な

どで製造を止めて行う定期保全工事)の

ピーク時期に乗ったという環境面の追い

風もありますが組織改編により重機建

設事業部として独立させたことも成長の

加速に寄与したと考えています

emspまた警備輸送については集配金業務

をアウトソーシングする金融機関が増え

ておりそうしたニーズをとらえ当社の

CSD(キャッシュセーフティデリバリー)

サービスが順調に伸びています

emsp引越事業については2005年度から

大都市圏で導入を始めた反復使用が可

能な梱包資材を用いて引越における環

境面と労力の負荷を軽減する「えころじ

こんぽ」が非常に好評で2007年5月1

日から全国に展開を広げています

emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減

に貢献できるということで活用される

お客さまが当期から本格的に増えてき

ましたジャストインタイムの納入が

基本となっている自動車や電機精密関

連製品の部品輸送では万が一列車の

運行にトラブルが起きた場合の緊急輸

送体制が問題となりますがその点で

総合的な輸送力を備え発着一貫体制を

取っている当社への信頼は厚く他社に

対する大きな競争力となっています

日本通運グループ「パワーアップカ年計画」

改革への挑戦お客さまとともに

新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します

当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが

200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ

この1年で小口貨物の改革方針を決断

国内事業の一番の課題は小口貨物事

業の再編にあると認識しています当社

のペリカン便は現在の状況から迅速に

能率効率の向上を図るには自社の力

だけでは限界があると思われるため他

社とのアライアンスにより規模を拡大す

るか非効率な部分をアウトソーシング

に委ねるかどちらかに進む先を定めな

ければならないと考えています重要な

問題なのでさまざまな角度から検討を

重ね本年度中には方向性を決めます

emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路

線貨物「アロー便」がありますが現在こ

れについて日本トラックや備後通運徳島

通運東北トラックといった関連会社を含

めグループ一体で路線配送網を構築しよ

うと体制の整備を進めているところです

emspまた2006年度に手応えを得た差別化

商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ

トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた

り売上の減少を予想していますしかし収

益構造の転換が進んでおり売上は落とし

ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗

り越えられそうですこの他の警備輸送や

引越鉄道輸送などは拡大するニーズに

しっかりと対応しているので引き続き好調

を維持できるものと考えています

人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します

コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します

経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します

営業のパワーアップ

現場力のパワーアップ

CSR実践のパワーアップ

経営体質のパワーアップ

小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北米での倉庫新設とロシア事業の強化

地域別にあげていくとまず北米では

自社で保有する航空機を使い陸上輸送

と組み合わせて運輸サービスを提供す

るインテグレーターにどう対抗していく

かが課題の1つですこれに対して当社

は現在ロサンゼルスシカゴニュー

ヨークを起点に北米をカバーし夜間の

トラック継送でインテグレーターに劣ら

ないスピードを実現すべく体制を整え

ていますさらにサービス力を高める

ためロサンゼルスとシカゴに新たな自

社倉庫の建設を進めています

emsp欧州については近年日本企業が相

次いで進出しているロシアでの事業拡

大が大きな課題です同国では2006年

にサンクトペテルブルグに現地法人を

設けていますが2007年度に入りモス

クワにも営業拠点を設けました東欧で

はハンガリーの好調が続く一方ロシア

の重要性が今後さらに増してくるはずで

すこのほか当社が欧州エリアとして

いる中では中東のドバイにも現地法人

を設立しましたし当面はトルコを事業

化するかどうかの判断が課題だと思って

います

社長インタビュー

PL不動産金融などで成長を加速

一方新たな伸びが期待できるものの

1つが倉庫を基軸とした3PL(サード

パーティーロジスティクス)事業です

2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な

く停滞した感もありましたがこの間に

計画を進めてきたものが順次稼働を始

めるため2007年度から3PL事業の拡

大が加速します

emspまた2006年度の機構改革で新たに

発足した不動産開発部の活動も本格化

します当社グループが持つ不動産資産

の有効活用を主な目的にしておりすで

に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ

クトが進行中です

emsp2006年10月に設立した金融子会社

の日通キャピタルも今年 4月から営

業を開始しました金融サービスを加え

ることで3PL事業のさらなる高度化な

どさまざまな期待を持って設立した会

社ですがまずはCSDの資金管理やグ

ループ内金融など基本的な業務をこな

しながらスムーズな事業立ち上げを図

りたいと考えています

emspさらに2007年3月に事業買収した人

材派遣会社の「キャリアロード」について

も人材派遣の内製化や人口減少時代

における作業人材の確保など将来にわ

たる事業基盤を固める上で大きな役割

を果たしてくれるものと期待しています

200年度実績 200年度実績 200年度目標

売上高 17939 18662 20000

営業利益 431 503 545

売上高営業利益率() 24 27 27

経常利益 490 574 600

売上高経常利益率() 27 31 30

当期純利益 186 332 353

売上高当期純利益率() 10 18 18

総資本利益率(ROA)() 14 24 27

株主資本利益率(ROE)() 40 67 66

順調な拡大が続いている海外事業については

200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ

パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0年度実績

0年度実績

0年度目標

0

1794

1296

18662000

13841316

連結単体

連結単体売上高実績と目標(十億円)

成長するアジアで着実に事業を拡大

アジアは2007年 4月にインドの物流

会社を買収し同国で最大規模の日系物

流企業となり本格進出を果たしまし

たインドでは日系自動車関連企業の進

出が続いておりIT関連や電機精密関

連の倉庫配送業務の需要も高まって

いることから今後の事業拡大を期待し

ています

emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡

充が進んだ拠点網を活用してさらに事

業を伸ばしていきたいと考えています

また台湾では2007年1月に現地企業

の海運事業を買収したことで航空海

運とも直接手がけられるようになった効

果を本格的に発揮していきます台湾で

はこれまで日本企業のお客さまがほと

んどでしたが今後は買収した事業会社

がもともと持っていた台湾のお客さまと

の接点も活かし事業拡大に取り組む考

えです

emspこのほかでは当社が事業化していな

い地域としてアフリカがありますが需

要動向のリサーチを続け適宜必要に

応じて対応してまいります

目標のいち早い達成を目指して

2008年3月期については連結で売上

高1兆9050億円(前期比21増)営

業利益492億円(同22減)経常利益

560億円(同25減)当期純利益335

億円(同09増)という見通しを発表さ

せていただきましたこれには税制改革

に伴う減価償却費の負担増として40億

円を見込んでおり営業利益および経常

利益における前期比減の大きな要因に

もなっていますその点を勘案すれば

中期経営計画で最終年度目標とした経

常利益 600億円を1年前倒しで達成す

ることになります

emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと

ですが私どもは目標数字を1つの通過

点ととらえていますいずれ通過するの

であればなるべく早く通過すべきだと

考えこれからもより未来の成長を視野

に入れながら経営にあたってまいります

そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で

200年月期の業績はどのように予測していますかQ

国際的な総合物流企業へ

中長期的にはこれまでに培った総合力

を活かし事業ミックスを進めていくこ

とを目指しています

emsp具体的には管理費の負担が軽くコス

ト面で優位な中小事業者と直接競合する

ことになるトラック単独から当社の資産

やシステム幅広い対応力などを活かした

「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進

化を遂げたいと考えています同時に実

運送中心から資産リスクが低く収益性の

高い「フォワーディングを中心とした事業

日本通運が中長期的な将来に目指しているのは

どのような企業像なのでしょうか Q

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 2: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の トップ企業へと成長を加速しています

日本国内シェア

日本通運グループの国内海外子会社関連会社

合計

海外

国内

28968

357

日本通運グループは子会社300社(連結子会社273社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会社18社)で構成されています

国際航空貨物

アジア地域と日本欧米間の貨物の取扱いの

増加にともない収益性の高い航空輸送も

拡大しています

国内航空貨物

トラック輸送航空輸送海上輸送や鉄道輸送など

あらゆる輸送モード倉庫業などとの連携により

安定した取扱量を確保しています

鉄道輸送

環境への負荷を削減するためトラック輸送から

鉄道輸送へのシフトが続いています

倉庫21社統計

グループ力を鍵に拡大を続けています

218

274

427

377

No 1

No 1

No 1

No 1

(2007年3月末JAFAJr FrEiGHtMlit発表)

No 1

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0

1500000

1000000

500000

2000000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

売上高

0

50000

40000

30000

20000

10000

60000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

営業利益

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益

0

1000000

500000

1500000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

総資産

0

400000

300000

200000

100000

600000

500000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

純資産

0

30

20

10

40

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

1株当たり当期純利益

財務ハイライト

合計

186667(百万円)

合計

1316001(百万円)

合計

186667(百万円)

販売事業

150 運送事業

847

航空

164

鉄道取扱

73

その他の事業

03

米州 

4

アジアオセアニア

51

欧州 3

重量品建設

43

海運

109

付帯事業他

166

自動車

398

倉庫

47

日本

893

事業の種類別セグメント売上高(連結)

所在地別セグメント売上高(連結)

事業別売上内訳(単体)

(百万円) (百万円) (百万円)

(百万円)(百万円) (円) 

種類別所在地別セグメント売上高(連結)および事業別売上内訳(単体)

会計年度

売上高

営業利益

当期純利益

会計年度末

純資産

総資産

1株当たり当期純利益(円米ドル)

(金額百万円) (金額千米ドル)

yen186667

5035

3308

517516

1360694

3184

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

2208

$1580914

46305

81307

4383878

11564

0697

007 0072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

2593

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

3064

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

1771

2006

米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

目 次

社長インタビュー

特集

  1加速する海外展開

  2総合ロジスティクス体制の強化

  差別化事業の展開

海外所在地別セグメントの概況

  米州

  欧州

  アジアオセアニア

CSR推進体制

環境と社会貢献への取り組み

取締役執行役員監査役

財務セクション

グローバルネットワーク

会社情報

株式情報

4

10

12

14

16

18

20

22

25

28

29

50

52

53

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

順調なスタートとなった中計初年度

新中期経営計画のスタートということで

確かに当期は重要な期となりました結

果を先にお話しさせていただければ各

部門の努力もあり売上高1兆 8662

億円(前期比 40増)営業利益503

億円(同165増)経常利益574億

円(同172増)当期純利益332億

円(同779増)の増収増益で売上

高および当期純利益は過去最高の

数字を達成することができました

emsp営業利益率は27経常利益

率は31でいずれも新中期経

営計画に掲げた最終年度の目標

数値を達成しており計画達成

に向け順調な歩み出しになった

と思っています

2桁の伸びを続ける

海外関連事業

手応えとしてはまず1つに海

外関連事業が好調だったことが

あげられます当期はロシアポー

ランドアラブ首長国連邦でも営業を開

始し事業地域が大きく拡大しました

emsp一方すでに事業を行っている国での事

業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ

ンで現地法人を増やしたほかベトナムの

ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ

ストなどで新たに倉庫を開設しています

emspさらに中国では三菱商事との提携で

内陸部の拠点網を拡充台湾では現地

企業の立欧股 有限公司から海運事業

を買い取り海運貨物のフォワーディング

を直接手がけられる体制を築きました

emspこのような積極的な施策を展開した

結果海外関連事業は前々期および前

期に続く2桁の伸び率を示し連結売

上高(単体の海外関連売上高と海外セ

グメント米州欧州アジアオセアニ

アの売上高の和)における海外比率も

282まで高まりました

差別化商品に手応えのあった国内事業

またここ2年ほど厳しい状況だった国内

事業についても当期は売上利益とも回

復基調に転じることができました中で

も当社グループの優位性を際だたせる差

別化商品と位置づけた「重機建設」「警備

輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調

に伸び国内事業の回復を牽引しています

200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の

初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q

代表取締役社長

「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を

基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である

200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により

海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ

過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました

社長インタビュー

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

emsp重機建設についてはおおむね4年に

1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ

トダウンメンテナンス(石油化学工場な

どで製造を止めて行う定期保全工事)の

ピーク時期に乗ったという環境面の追い

風もありますが組織改編により重機建

設事業部として独立させたことも成長の

加速に寄与したと考えています

emspまた警備輸送については集配金業務

をアウトソーシングする金融機関が増え

ておりそうしたニーズをとらえ当社の

CSD(キャッシュセーフティデリバリー)

サービスが順調に伸びています

emsp引越事業については2005年度から

大都市圏で導入を始めた反復使用が可

能な梱包資材を用いて引越における環

境面と労力の負荷を軽減する「えころじ

こんぽ」が非常に好評で2007年5月1

日から全国に展開を広げています

emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減

に貢献できるということで活用される

お客さまが当期から本格的に増えてき

ましたジャストインタイムの納入が

基本となっている自動車や電機精密関

連製品の部品輸送では万が一列車の

運行にトラブルが起きた場合の緊急輸

送体制が問題となりますがその点で

総合的な輸送力を備え発着一貫体制を

取っている当社への信頼は厚く他社に

対する大きな競争力となっています

日本通運グループ「パワーアップカ年計画」

改革への挑戦お客さまとともに

新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します

当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが

200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ

この1年で小口貨物の改革方針を決断

国内事業の一番の課題は小口貨物事

業の再編にあると認識しています当社

のペリカン便は現在の状況から迅速に

能率効率の向上を図るには自社の力

だけでは限界があると思われるため他

社とのアライアンスにより規模を拡大す

るか非効率な部分をアウトソーシング

に委ねるかどちらかに進む先を定めな

ければならないと考えています重要な

問題なのでさまざまな角度から検討を

重ね本年度中には方向性を決めます

emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路

線貨物「アロー便」がありますが現在こ

れについて日本トラックや備後通運徳島

通運東北トラックといった関連会社を含

めグループ一体で路線配送網を構築しよ

うと体制の整備を進めているところです

emspまた2006年度に手応えを得た差別化

商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ

トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた

り売上の減少を予想していますしかし収

益構造の転換が進んでおり売上は落とし

ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗

り越えられそうですこの他の警備輸送や

引越鉄道輸送などは拡大するニーズに

しっかりと対応しているので引き続き好調

を維持できるものと考えています

人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します

コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します

経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します

営業のパワーアップ

現場力のパワーアップ

CSR実践のパワーアップ

経営体質のパワーアップ

小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北米での倉庫新設とロシア事業の強化

地域別にあげていくとまず北米では

自社で保有する航空機を使い陸上輸送

と組み合わせて運輸サービスを提供す

るインテグレーターにどう対抗していく

かが課題の1つですこれに対して当社

は現在ロサンゼルスシカゴニュー

ヨークを起点に北米をカバーし夜間の

トラック継送でインテグレーターに劣ら

ないスピードを実現すべく体制を整え

ていますさらにサービス力を高める

ためロサンゼルスとシカゴに新たな自

社倉庫の建設を進めています

emsp欧州については近年日本企業が相

次いで進出しているロシアでの事業拡

大が大きな課題です同国では2006年

にサンクトペテルブルグに現地法人を

設けていますが2007年度に入りモス

クワにも営業拠点を設けました東欧で

はハンガリーの好調が続く一方ロシア

の重要性が今後さらに増してくるはずで

すこのほか当社が欧州エリアとして

いる中では中東のドバイにも現地法人

を設立しましたし当面はトルコを事業

化するかどうかの判断が課題だと思って

います

社長インタビュー

PL不動産金融などで成長を加速

一方新たな伸びが期待できるものの

1つが倉庫を基軸とした3PL(サード

パーティーロジスティクス)事業です

2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な

く停滞した感もありましたがこの間に

計画を進めてきたものが順次稼働を始

めるため2007年度から3PL事業の拡

大が加速します

emspまた2006年度の機構改革で新たに

発足した不動産開発部の活動も本格化

します当社グループが持つ不動産資産

の有効活用を主な目的にしておりすで

に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ

クトが進行中です

emsp2006年10月に設立した金融子会社

の日通キャピタルも今年 4月から営

業を開始しました金融サービスを加え

ることで3PL事業のさらなる高度化な

どさまざまな期待を持って設立した会

社ですがまずはCSDの資金管理やグ

ループ内金融など基本的な業務をこな

しながらスムーズな事業立ち上げを図

りたいと考えています

emspさらに2007年3月に事業買収した人

材派遣会社の「キャリアロード」について

も人材派遣の内製化や人口減少時代

における作業人材の確保など将来にわ

たる事業基盤を固める上で大きな役割

を果たしてくれるものと期待しています

200年度実績 200年度実績 200年度目標

売上高 17939 18662 20000

営業利益 431 503 545

売上高営業利益率() 24 27 27

経常利益 490 574 600

売上高経常利益率() 27 31 30

当期純利益 186 332 353

売上高当期純利益率() 10 18 18

総資本利益率(ROA)() 14 24 27

株主資本利益率(ROE)() 40 67 66

順調な拡大が続いている海外事業については

200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ

パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0年度実績

0年度実績

0年度目標

0

1794

1296

18662000

13841316

連結単体

連結単体売上高実績と目標(十億円)

成長するアジアで着実に事業を拡大

アジアは2007年 4月にインドの物流

会社を買収し同国で最大規模の日系物

流企業となり本格進出を果たしまし

たインドでは日系自動車関連企業の進

出が続いておりIT関連や電機精密関

連の倉庫配送業務の需要も高まって

いることから今後の事業拡大を期待し

ています

emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡

充が進んだ拠点網を活用してさらに事

業を伸ばしていきたいと考えています

また台湾では2007年1月に現地企業

の海運事業を買収したことで航空海

運とも直接手がけられるようになった効

果を本格的に発揮していきます台湾で

はこれまで日本企業のお客さまがほと

んどでしたが今後は買収した事業会社

がもともと持っていた台湾のお客さまと

の接点も活かし事業拡大に取り組む考

えです

emspこのほかでは当社が事業化していな

い地域としてアフリカがありますが需

要動向のリサーチを続け適宜必要に

応じて対応してまいります

目標のいち早い達成を目指して

2008年3月期については連結で売上

高1兆9050億円(前期比21増)営

業利益492億円(同22減)経常利益

560億円(同25減)当期純利益335

億円(同09増)という見通しを発表さ

せていただきましたこれには税制改革

に伴う減価償却費の負担増として40億

円を見込んでおり営業利益および経常

利益における前期比減の大きな要因に

もなっていますその点を勘案すれば

中期経営計画で最終年度目標とした経

常利益 600億円を1年前倒しで達成す

ることになります

emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと

ですが私どもは目標数字を1つの通過

点ととらえていますいずれ通過するの

であればなるべく早く通過すべきだと

考えこれからもより未来の成長を視野

に入れながら経営にあたってまいります

そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で

200年月期の業績はどのように予測していますかQ

国際的な総合物流企業へ

中長期的にはこれまでに培った総合力

を活かし事業ミックスを進めていくこ

とを目指しています

emsp具体的には管理費の負担が軽くコス

ト面で優位な中小事業者と直接競合する

ことになるトラック単独から当社の資産

やシステム幅広い対応力などを活かした

「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進

化を遂げたいと考えています同時に実

運送中心から資産リスクが低く収益性の

高い「フォワーディングを中心とした事業

日本通運が中長期的な将来に目指しているのは

どのような企業像なのでしょうか Q

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 3: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の トップ企業へと成長を加速しています

日本国内シェア

日本通運グループの国内海外子会社関連会社

合計

海外

国内

28968

357

日本通運グループは子会社300社(連結子会社273社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会社18社)で構成されています

国際航空貨物

アジア地域と日本欧米間の貨物の取扱いの

増加にともない収益性の高い航空輸送も

拡大しています

国内航空貨物

トラック輸送航空輸送海上輸送や鉄道輸送など

あらゆる輸送モード倉庫業などとの連携により

安定した取扱量を確保しています

鉄道輸送

環境への負荷を削減するためトラック輸送から

鉄道輸送へのシフトが続いています

倉庫21社統計

グループ力を鍵に拡大を続けています

218

274

427

377

No 1

No 1

No 1

No 1

(2007年3月末JAFAJr FrEiGHtMlit発表)

No 1

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0

1500000

1000000

500000

2000000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

売上高

0

50000

40000

30000

20000

10000

60000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

営業利益

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益

0

1000000

500000

1500000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

総資産

0

400000

300000

200000

100000

600000

500000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

純資産

0

30

20

10

40

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

1株当たり当期純利益

財務ハイライト

合計

186667(百万円)

合計

1316001(百万円)

合計

186667(百万円)

販売事業

150 運送事業

847

航空

164

鉄道取扱

73

その他の事業

03

米州 

4

アジアオセアニア

51

欧州 3

重量品建設

43

海運

109

付帯事業他

166

自動車

398

倉庫

47

日本

893

事業の種類別セグメント売上高(連結)

所在地別セグメント売上高(連結)

事業別売上内訳(単体)

(百万円) (百万円) (百万円)

(百万円)(百万円) (円) 

種類別所在地別セグメント売上高(連結)および事業別売上内訳(単体)

会計年度

売上高

営業利益

当期純利益

会計年度末

純資産

総資産

1株当たり当期純利益(円米ドル)

(金額百万円) (金額千米ドル)

yen186667

5035

3308

517516

1360694

3184

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

2208

$1580914

46305

81307

4383878

11564

0697

007 0072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

2593

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

3064

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

1771

2006

米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

目 次

社長インタビュー

特集

  1加速する海外展開

  2総合ロジスティクス体制の強化

  差別化事業の展開

海外所在地別セグメントの概況

  米州

  欧州

  アジアオセアニア

CSR推進体制

環境と社会貢献への取り組み

取締役執行役員監査役

財務セクション

グローバルネットワーク

会社情報

株式情報

4

10

12

14

16

18

20

22

25

28

29

50

52

53

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

順調なスタートとなった中計初年度

新中期経営計画のスタートということで

確かに当期は重要な期となりました結

果を先にお話しさせていただければ各

部門の努力もあり売上高1兆 8662

億円(前期比 40増)営業利益503

億円(同165増)経常利益574億

円(同172増)当期純利益332億

円(同779増)の増収増益で売上

高および当期純利益は過去最高の

数字を達成することができました

emsp営業利益率は27経常利益

率は31でいずれも新中期経

営計画に掲げた最終年度の目標

数値を達成しており計画達成

に向け順調な歩み出しになった

と思っています

2桁の伸びを続ける

海外関連事業

手応えとしてはまず1つに海

外関連事業が好調だったことが

あげられます当期はロシアポー

ランドアラブ首長国連邦でも営業を開

始し事業地域が大きく拡大しました

emsp一方すでに事業を行っている国での事

業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ

ンで現地法人を増やしたほかベトナムの

ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ

ストなどで新たに倉庫を開設しています

emspさらに中国では三菱商事との提携で

内陸部の拠点網を拡充台湾では現地

企業の立欧股 有限公司から海運事業

を買い取り海運貨物のフォワーディング

を直接手がけられる体制を築きました

emspこのような積極的な施策を展開した

結果海外関連事業は前々期および前

期に続く2桁の伸び率を示し連結売

上高(単体の海外関連売上高と海外セ

グメント米州欧州アジアオセアニ

アの売上高の和)における海外比率も

282まで高まりました

差別化商品に手応えのあった国内事業

またここ2年ほど厳しい状況だった国内

事業についても当期は売上利益とも回

復基調に転じることができました中で

も当社グループの優位性を際だたせる差

別化商品と位置づけた「重機建設」「警備

輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調

に伸び国内事業の回復を牽引しています

200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の

初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q

代表取締役社長

「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を

基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である

200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により

海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ

過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました

社長インタビュー

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

emsp重機建設についてはおおむね4年に

1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ

トダウンメンテナンス(石油化学工場な

どで製造を止めて行う定期保全工事)の

ピーク時期に乗ったという環境面の追い

風もありますが組織改編により重機建

設事業部として独立させたことも成長の

加速に寄与したと考えています

emspまた警備輸送については集配金業務

をアウトソーシングする金融機関が増え

ておりそうしたニーズをとらえ当社の

CSD(キャッシュセーフティデリバリー)

サービスが順調に伸びています

emsp引越事業については2005年度から

大都市圏で導入を始めた反復使用が可

能な梱包資材を用いて引越における環

境面と労力の負荷を軽減する「えころじ

こんぽ」が非常に好評で2007年5月1

日から全国に展開を広げています

emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減

に貢献できるということで活用される

お客さまが当期から本格的に増えてき

ましたジャストインタイムの納入が

基本となっている自動車や電機精密関

連製品の部品輸送では万が一列車の

運行にトラブルが起きた場合の緊急輸

送体制が問題となりますがその点で

総合的な輸送力を備え発着一貫体制を

取っている当社への信頼は厚く他社に

対する大きな競争力となっています

日本通運グループ「パワーアップカ年計画」

改革への挑戦お客さまとともに

新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します

当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが

200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ

この1年で小口貨物の改革方針を決断

国内事業の一番の課題は小口貨物事

業の再編にあると認識しています当社

のペリカン便は現在の状況から迅速に

能率効率の向上を図るには自社の力

だけでは限界があると思われるため他

社とのアライアンスにより規模を拡大す

るか非効率な部分をアウトソーシング

に委ねるかどちらかに進む先を定めな

ければならないと考えています重要な

問題なのでさまざまな角度から検討を

重ね本年度中には方向性を決めます

emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路

線貨物「アロー便」がありますが現在こ

れについて日本トラックや備後通運徳島

通運東北トラックといった関連会社を含

めグループ一体で路線配送網を構築しよ

うと体制の整備を進めているところです

emspまた2006年度に手応えを得た差別化

商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ

トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた

り売上の減少を予想していますしかし収

益構造の転換が進んでおり売上は落とし

ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗

り越えられそうですこの他の警備輸送や

引越鉄道輸送などは拡大するニーズに

しっかりと対応しているので引き続き好調

を維持できるものと考えています

人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します

コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します

経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します

営業のパワーアップ

現場力のパワーアップ

CSR実践のパワーアップ

経営体質のパワーアップ

小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北米での倉庫新設とロシア事業の強化

地域別にあげていくとまず北米では

自社で保有する航空機を使い陸上輸送

と組み合わせて運輸サービスを提供す

るインテグレーターにどう対抗していく

かが課題の1つですこれに対して当社

は現在ロサンゼルスシカゴニュー

ヨークを起点に北米をカバーし夜間の

トラック継送でインテグレーターに劣ら

ないスピードを実現すべく体制を整え

ていますさらにサービス力を高める

ためロサンゼルスとシカゴに新たな自

社倉庫の建設を進めています

emsp欧州については近年日本企業が相

次いで進出しているロシアでの事業拡

大が大きな課題です同国では2006年

にサンクトペテルブルグに現地法人を

設けていますが2007年度に入りモス

クワにも営業拠点を設けました東欧で

はハンガリーの好調が続く一方ロシア

の重要性が今後さらに増してくるはずで

すこのほか当社が欧州エリアとして

いる中では中東のドバイにも現地法人

を設立しましたし当面はトルコを事業

化するかどうかの判断が課題だと思って

います

社長インタビュー

PL不動産金融などで成長を加速

一方新たな伸びが期待できるものの

1つが倉庫を基軸とした3PL(サード

パーティーロジスティクス)事業です

2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な

く停滞した感もありましたがこの間に

計画を進めてきたものが順次稼働を始

めるため2007年度から3PL事業の拡

大が加速します

emspまた2006年度の機構改革で新たに

発足した不動産開発部の活動も本格化

します当社グループが持つ不動産資産

の有効活用を主な目的にしておりすで

に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ

クトが進行中です

emsp2006年10月に設立した金融子会社

の日通キャピタルも今年 4月から営

業を開始しました金融サービスを加え

ることで3PL事業のさらなる高度化な

どさまざまな期待を持って設立した会

社ですがまずはCSDの資金管理やグ

ループ内金融など基本的な業務をこな

しながらスムーズな事業立ち上げを図

りたいと考えています

emspさらに2007年3月に事業買収した人

材派遣会社の「キャリアロード」について

も人材派遣の内製化や人口減少時代

における作業人材の確保など将来にわ

たる事業基盤を固める上で大きな役割

を果たしてくれるものと期待しています

200年度実績 200年度実績 200年度目標

売上高 17939 18662 20000

営業利益 431 503 545

売上高営業利益率() 24 27 27

経常利益 490 574 600

売上高経常利益率() 27 31 30

当期純利益 186 332 353

売上高当期純利益率() 10 18 18

総資本利益率(ROA)() 14 24 27

株主資本利益率(ROE)() 40 67 66

順調な拡大が続いている海外事業については

200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ

パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0年度実績

0年度実績

0年度目標

0

1794

1296

18662000

13841316

連結単体

連結単体売上高実績と目標(十億円)

成長するアジアで着実に事業を拡大

アジアは2007年 4月にインドの物流

会社を買収し同国で最大規模の日系物

流企業となり本格進出を果たしまし

たインドでは日系自動車関連企業の進

出が続いておりIT関連や電機精密関

連の倉庫配送業務の需要も高まって

いることから今後の事業拡大を期待し

ています

emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡

充が進んだ拠点網を活用してさらに事

業を伸ばしていきたいと考えています

また台湾では2007年1月に現地企業

の海運事業を買収したことで航空海

運とも直接手がけられるようになった効

果を本格的に発揮していきます台湾で

はこれまで日本企業のお客さまがほと

んどでしたが今後は買収した事業会社

がもともと持っていた台湾のお客さまと

の接点も活かし事業拡大に取り組む考

えです

emspこのほかでは当社が事業化していな

い地域としてアフリカがありますが需

要動向のリサーチを続け適宜必要に

応じて対応してまいります

目標のいち早い達成を目指して

2008年3月期については連結で売上

高1兆9050億円(前期比21増)営

業利益492億円(同22減)経常利益

560億円(同25減)当期純利益335

億円(同09増)という見通しを発表さ

せていただきましたこれには税制改革

に伴う減価償却費の負担増として40億

円を見込んでおり営業利益および経常

利益における前期比減の大きな要因に

もなっていますその点を勘案すれば

中期経営計画で最終年度目標とした経

常利益 600億円を1年前倒しで達成す

ることになります

emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと

ですが私どもは目標数字を1つの通過

点ととらえていますいずれ通過するの

であればなるべく早く通過すべきだと

考えこれからもより未来の成長を視野

に入れながら経営にあたってまいります

そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で

200年月期の業績はどのように予測していますかQ

国際的な総合物流企業へ

中長期的にはこれまでに培った総合力

を活かし事業ミックスを進めていくこ

とを目指しています

emsp具体的には管理費の負担が軽くコス

ト面で優位な中小事業者と直接競合する

ことになるトラック単独から当社の資産

やシステム幅広い対応力などを活かした

「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進

化を遂げたいと考えています同時に実

運送中心から資産リスクが低く収益性の

高い「フォワーディングを中心とした事業

日本通運が中長期的な将来に目指しているのは

どのような企業像なのでしょうか Q

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 4: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0

1500000

1000000

500000

2000000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

売上高

0

50000

40000

30000

20000

10000

60000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

営業利益

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益

0

1000000

500000

1500000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

総資産

0

400000

300000

200000

100000

600000

500000

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

純資産

0

30

20

10

40

rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07

1株当たり当期純利益

財務ハイライト

合計

186667(百万円)

合計

1316001(百万円)

合計

186667(百万円)

販売事業

150 運送事業

847

航空

164

鉄道取扱

73

その他の事業

03

米州 

4

アジアオセアニア

51

欧州 3

重量品建設

43

海運

109

付帯事業他

166

自動車

398

倉庫

47

日本

893

事業の種類別セグメント売上高(連結)

所在地別セグメント売上高(連結)

事業別売上内訳(単体)

(百万円) (百万円) (百万円)

(百万円)(百万円) (円) 

種類別所在地別セグメント売上高(連結)および事業別売上内訳(単体)

会計年度

売上高

営業利益

当期純利益

会計年度末

純資産

総資産

1株当たり当期純利益(円米ドル)

(金額百万円) (金額千米ドル)

yen186667

5035

3308

517516

1360694

3184

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

2208

$1580914

46305

81307

4383878

11564

0697

007 0072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

2593

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

3064

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

1771

2006

米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

目 次

社長インタビュー

特集

  1加速する海外展開

  2総合ロジスティクス体制の強化

  差別化事業の展開

海外所在地別セグメントの概況

  米州

  欧州

  アジアオセアニア

CSR推進体制

環境と社会貢献への取り組み

取締役執行役員監査役

財務セクション

グローバルネットワーク

会社情報

株式情報

4

10

12

14

16

18

20

22

25

28

29

50

52

53

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

順調なスタートとなった中計初年度

新中期経営計画のスタートということで

確かに当期は重要な期となりました結

果を先にお話しさせていただければ各

部門の努力もあり売上高1兆 8662

億円(前期比 40増)営業利益503

億円(同165増)経常利益574億

円(同172増)当期純利益332億

円(同779増)の増収増益で売上

高および当期純利益は過去最高の

数字を達成することができました

emsp営業利益率は27経常利益

率は31でいずれも新中期経

営計画に掲げた最終年度の目標

数値を達成しており計画達成

に向け順調な歩み出しになった

と思っています

2桁の伸びを続ける

海外関連事業

手応えとしてはまず1つに海

外関連事業が好調だったことが

あげられます当期はロシアポー

ランドアラブ首長国連邦でも営業を開

始し事業地域が大きく拡大しました

emsp一方すでに事業を行っている国での事

業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ

ンで現地法人を増やしたほかベトナムの

ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ

ストなどで新たに倉庫を開設しています

emspさらに中国では三菱商事との提携で

内陸部の拠点網を拡充台湾では現地

企業の立欧股 有限公司から海運事業

を買い取り海運貨物のフォワーディング

を直接手がけられる体制を築きました

emspこのような積極的な施策を展開した

結果海外関連事業は前々期および前

期に続く2桁の伸び率を示し連結売

上高(単体の海外関連売上高と海外セ

グメント米州欧州アジアオセアニ

アの売上高の和)における海外比率も

282まで高まりました

差別化商品に手応えのあった国内事業

またここ2年ほど厳しい状況だった国内

事業についても当期は売上利益とも回

復基調に転じることができました中で

も当社グループの優位性を際だたせる差

別化商品と位置づけた「重機建設」「警備

輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調

に伸び国内事業の回復を牽引しています

200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の

初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q

代表取締役社長

「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を

基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である

200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により

海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ

過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました

社長インタビュー

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

emsp重機建設についてはおおむね4年に

1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ

トダウンメンテナンス(石油化学工場な

どで製造を止めて行う定期保全工事)の

ピーク時期に乗ったという環境面の追い

風もありますが組織改編により重機建

設事業部として独立させたことも成長の

加速に寄与したと考えています

emspまた警備輸送については集配金業務

をアウトソーシングする金融機関が増え

ておりそうしたニーズをとらえ当社の

CSD(キャッシュセーフティデリバリー)

サービスが順調に伸びています

emsp引越事業については2005年度から

大都市圏で導入を始めた反復使用が可

能な梱包資材を用いて引越における環

境面と労力の負荷を軽減する「えころじ

こんぽ」が非常に好評で2007年5月1

日から全国に展開を広げています

emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減

に貢献できるということで活用される

お客さまが当期から本格的に増えてき

ましたジャストインタイムの納入が

基本となっている自動車や電機精密関

連製品の部品輸送では万が一列車の

運行にトラブルが起きた場合の緊急輸

送体制が問題となりますがその点で

総合的な輸送力を備え発着一貫体制を

取っている当社への信頼は厚く他社に

対する大きな競争力となっています

日本通運グループ「パワーアップカ年計画」

改革への挑戦お客さまとともに

新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します

当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが

200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ

この1年で小口貨物の改革方針を決断

国内事業の一番の課題は小口貨物事

業の再編にあると認識しています当社

のペリカン便は現在の状況から迅速に

能率効率の向上を図るには自社の力

だけでは限界があると思われるため他

社とのアライアンスにより規模を拡大す

るか非効率な部分をアウトソーシング

に委ねるかどちらかに進む先を定めな

ければならないと考えています重要な

問題なのでさまざまな角度から検討を

重ね本年度中には方向性を決めます

emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路

線貨物「アロー便」がありますが現在こ

れについて日本トラックや備後通運徳島

通運東北トラックといった関連会社を含

めグループ一体で路線配送網を構築しよ

うと体制の整備を進めているところです

emspまた2006年度に手応えを得た差別化

商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ

トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた

り売上の減少を予想していますしかし収

益構造の転換が進んでおり売上は落とし

ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗

り越えられそうですこの他の警備輸送や

引越鉄道輸送などは拡大するニーズに

しっかりと対応しているので引き続き好調

を維持できるものと考えています

人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します

コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します

経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します

営業のパワーアップ

現場力のパワーアップ

CSR実践のパワーアップ

経営体質のパワーアップ

小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北米での倉庫新設とロシア事業の強化

地域別にあげていくとまず北米では

自社で保有する航空機を使い陸上輸送

と組み合わせて運輸サービスを提供す

るインテグレーターにどう対抗していく

かが課題の1つですこれに対して当社

は現在ロサンゼルスシカゴニュー

ヨークを起点に北米をカバーし夜間の

トラック継送でインテグレーターに劣ら

ないスピードを実現すべく体制を整え

ていますさらにサービス力を高める

ためロサンゼルスとシカゴに新たな自

社倉庫の建設を進めています

emsp欧州については近年日本企業が相

次いで進出しているロシアでの事業拡

大が大きな課題です同国では2006年

にサンクトペテルブルグに現地法人を

設けていますが2007年度に入りモス

クワにも営業拠点を設けました東欧で

はハンガリーの好調が続く一方ロシア

の重要性が今後さらに増してくるはずで

すこのほか当社が欧州エリアとして

いる中では中東のドバイにも現地法人

を設立しましたし当面はトルコを事業

化するかどうかの判断が課題だと思って

います

社長インタビュー

PL不動産金融などで成長を加速

一方新たな伸びが期待できるものの

1つが倉庫を基軸とした3PL(サード

パーティーロジスティクス)事業です

2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な

く停滞した感もありましたがこの間に

計画を進めてきたものが順次稼働を始

めるため2007年度から3PL事業の拡

大が加速します

emspまた2006年度の機構改革で新たに

発足した不動産開発部の活動も本格化

します当社グループが持つ不動産資産

の有効活用を主な目的にしておりすで

に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ

クトが進行中です

emsp2006年10月に設立した金融子会社

の日通キャピタルも今年 4月から営

業を開始しました金融サービスを加え

ることで3PL事業のさらなる高度化な

どさまざまな期待を持って設立した会

社ですがまずはCSDの資金管理やグ

ループ内金融など基本的な業務をこな

しながらスムーズな事業立ち上げを図

りたいと考えています

emspさらに2007年3月に事業買収した人

材派遣会社の「キャリアロード」について

も人材派遣の内製化や人口減少時代

における作業人材の確保など将来にわ

たる事業基盤を固める上で大きな役割

を果たしてくれるものと期待しています

200年度実績 200年度実績 200年度目標

売上高 17939 18662 20000

営業利益 431 503 545

売上高営業利益率() 24 27 27

経常利益 490 574 600

売上高経常利益率() 27 31 30

当期純利益 186 332 353

売上高当期純利益率() 10 18 18

総資本利益率(ROA)() 14 24 27

株主資本利益率(ROE)() 40 67 66

順調な拡大が続いている海外事業については

200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ

パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0年度実績

0年度実績

0年度目標

0

1794

1296

18662000

13841316

連結単体

連結単体売上高実績と目標(十億円)

成長するアジアで着実に事業を拡大

アジアは2007年 4月にインドの物流

会社を買収し同国で最大規模の日系物

流企業となり本格進出を果たしまし

たインドでは日系自動車関連企業の進

出が続いておりIT関連や電機精密関

連の倉庫配送業務の需要も高まって

いることから今後の事業拡大を期待し

ています

emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡

充が進んだ拠点網を活用してさらに事

業を伸ばしていきたいと考えています

また台湾では2007年1月に現地企業

の海運事業を買収したことで航空海

運とも直接手がけられるようになった効

果を本格的に発揮していきます台湾で

はこれまで日本企業のお客さまがほと

んどでしたが今後は買収した事業会社

がもともと持っていた台湾のお客さまと

の接点も活かし事業拡大に取り組む考

えです

emspこのほかでは当社が事業化していな

い地域としてアフリカがありますが需

要動向のリサーチを続け適宜必要に

応じて対応してまいります

目標のいち早い達成を目指して

2008年3月期については連結で売上

高1兆9050億円(前期比21増)営

業利益492億円(同22減)経常利益

560億円(同25減)当期純利益335

億円(同09増)という見通しを発表さ

せていただきましたこれには税制改革

に伴う減価償却費の負担増として40億

円を見込んでおり営業利益および経常

利益における前期比減の大きな要因に

もなっていますその点を勘案すれば

中期経営計画で最終年度目標とした経

常利益 600億円を1年前倒しで達成す

ることになります

emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと

ですが私どもは目標数字を1つの通過

点ととらえていますいずれ通過するの

であればなるべく早く通過すべきだと

考えこれからもより未来の成長を視野

に入れながら経営にあたってまいります

そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で

200年月期の業績はどのように予測していますかQ

国際的な総合物流企業へ

中長期的にはこれまでに培った総合力

を活かし事業ミックスを進めていくこ

とを目指しています

emsp具体的には管理費の負担が軽くコス

ト面で優位な中小事業者と直接競合する

ことになるトラック単独から当社の資産

やシステム幅広い対応力などを活かした

「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進

化を遂げたいと考えています同時に実

運送中心から資産リスクが低く収益性の

高い「フォワーディングを中心とした事業

日本通運が中長期的な将来に目指しているのは

どのような企業像なのでしょうか Q

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 5: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

目 次

社長インタビュー

特集

  1加速する海外展開

  2総合ロジスティクス体制の強化

  差別化事業の展開

海外所在地別セグメントの概況

  米州

  欧州

  アジアオセアニア

CSR推進体制

環境と社会貢献への取り組み

取締役執行役員監査役

財務セクション

グローバルネットワーク

会社情報

株式情報

4

10

12

14

16

18

20

22

25

28

29

50

52

53

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

順調なスタートとなった中計初年度

新中期経営計画のスタートということで

確かに当期は重要な期となりました結

果を先にお話しさせていただければ各

部門の努力もあり売上高1兆 8662

億円(前期比 40増)営業利益503

億円(同165増)経常利益574億

円(同172増)当期純利益332億

円(同779増)の増収増益で売上

高および当期純利益は過去最高の

数字を達成することができました

emsp営業利益率は27経常利益

率は31でいずれも新中期経

営計画に掲げた最終年度の目標

数値を達成しており計画達成

に向け順調な歩み出しになった

と思っています

2桁の伸びを続ける

海外関連事業

手応えとしてはまず1つに海

外関連事業が好調だったことが

あげられます当期はロシアポー

ランドアラブ首長国連邦でも営業を開

始し事業地域が大きく拡大しました

emsp一方すでに事業を行っている国での事

業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ

ンで現地法人を増やしたほかベトナムの

ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ

ストなどで新たに倉庫を開設しています

emspさらに中国では三菱商事との提携で

内陸部の拠点網を拡充台湾では現地

企業の立欧股 有限公司から海運事業

を買い取り海運貨物のフォワーディング

を直接手がけられる体制を築きました

emspこのような積極的な施策を展開した

結果海外関連事業は前々期および前

期に続く2桁の伸び率を示し連結売

上高(単体の海外関連売上高と海外セ

グメント米州欧州アジアオセアニ

アの売上高の和)における海外比率も

282まで高まりました

差別化商品に手応えのあった国内事業

またここ2年ほど厳しい状況だった国内

事業についても当期は売上利益とも回

復基調に転じることができました中で

も当社グループの優位性を際だたせる差

別化商品と位置づけた「重機建設」「警備

輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調

に伸び国内事業の回復を牽引しています

200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の

初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q

代表取締役社長

「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を

基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である

200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により

海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ

過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました

社長インタビュー

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

emsp重機建設についてはおおむね4年に

1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ

トダウンメンテナンス(石油化学工場な

どで製造を止めて行う定期保全工事)の

ピーク時期に乗ったという環境面の追い

風もありますが組織改編により重機建

設事業部として独立させたことも成長の

加速に寄与したと考えています

emspまた警備輸送については集配金業務

をアウトソーシングする金融機関が増え

ておりそうしたニーズをとらえ当社の

CSD(キャッシュセーフティデリバリー)

サービスが順調に伸びています

emsp引越事業については2005年度から

大都市圏で導入を始めた反復使用が可

能な梱包資材を用いて引越における環

境面と労力の負荷を軽減する「えころじ

こんぽ」が非常に好評で2007年5月1

日から全国に展開を広げています

emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減

に貢献できるということで活用される

お客さまが当期から本格的に増えてき

ましたジャストインタイムの納入が

基本となっている自動車や電機精密関

連製品の部品輸送では万が一列車の

運行にトラブルが起きた場合の緊急輸

送体制が問題となりますがその点で

総合的な輸送力を備え発着一貫体制を

取っている当社への信頼は厚く他社に

対する大きな競争力となっています

日本通運グループ「パワーアップカ年計画」

改革への挑戦お客さまとともに

新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します

当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが

200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ

この1年で小口貨物の改革方針を決断

国内事業の一番の課題は小口貨物事

業の再編にあると認識しています当社

のペリカン便は現在の状況から迅速に

能率効率の向上を図るには自社の力

だけでは限界があると思われるため他

社とのアライアンスにより規模を拡大す

るか非効率な部分をアウトソーシング

に委ねるかどちらかに進む先を定めな

ければならないと考えています重要な

問題なのでさまざまな角度から検討を

重ね本年度中には方向性を決めます

emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路

線貨物「アロー便」がありますが現在こ

れについて日本トラックや備後通運徳島

通運東北トラックといった関連会社を含

めグループ一体で路線配送網を構築しよ

うと体制の整備を進めているところです

emspまた2006年度に手応えを得た差別化

商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ

トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた

り売上の減少を予想していますしかし収

益構造の転換が進んでおり売上は落とし

ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗

り越えられそうですこの他の警備輸送や

引越鉄道輸送などは拡大するニーズに

しっかりと対応しているので引き続き好調

を維持できるものと考えています

人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します

コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します

経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します

営業のパワーアップ

現場力のパワーアップ

CSR実践のパワーアップ

経営体質のパワーアップ

小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北米での倉庫新設とロシア事業の強化

地域別にあげていくとまず北米では

自社で保有する航空機を使い陸上輸送

と組み合わせて運輸サービスを提供す

るインテグレーターにどう対抗していく

かが課題の1つですこれに対して当社

は現在ロサンゼルスシカゴニュー

ヨークを起点に北米をカバーし夜間の

トラック継送でインテグレーターに劣ら

ないスピードを実現すべく体制を整え

ていますさらにサービス力を高める

ためロサンゼルスとシカゴに新たな自

社倉庫の建設を進めています

emsp欧州については近年日本企業が相

次いで進出しているロシアでの事業拡

大が大きな課題です同国では2006年

にサンクトペテルブルグに現地法人を

設けていますが2007年度に入りモス

クワにも営業拠点を設けました東欧で

はハンガリーの好調が続く一方ロシア

の重要性が今後さらに増してくるはずで

すこのほか当社が欧州エリアとして

いる中では中東のドバイにも現地法人

を設立しましたし当面はトルコを事業

化するかどうかの判断が課題だと思って

います

社長インタビュー

PL不動産金融などで成長を加速

一方新たな伸びが期待できるものの

1つが倉庫を基軸とした3PL(サード

パーティーロジスティクス)事業です

2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な

く停滞した感もありましたがこの間に

計画を進めてきたものが順次稼働を始

めるため2007年度から3PL事業の拡

大が加速します

emspまた2006年度の機構改革で新たに

発足した不動産開発部の活動も本格化

します当社グループが持つ不動産資産

の有効活用を主な目的にしておりすで

に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ

クトが進行中です

emsp2006年10月に設立した金融子会社

の日通キャピタルも今年 4月から営

業を開始しました金融サービスを加え

ることで3PL事業のさらなる高度化な

どさまざまな期待を持って設立した会

社ですがまずはCSDの資金管理やグ

ループ内金融など基本的な業務をこな

しながらスムーズな事業立ち上げを図

りたいと考えています

emspさらに2007年3月に事業買収した人

材派遣会社の「キャリアロード」について

も人材派遣の内製化や人口減少時代

における作業人材の確保など将来にわ

たる事業基盤を固める上で大きな役割

を果たしてくれるものと期待しています

200年度実績 200年度実績 200年度目標

売上高 17939 18662 20000

営業利益 431 503 545

売上高営業利益率() 24 27 27

経常利益 490 574 600

売上高経常利益率() 27 31 30

当期純利益 186 332 353

売上高当期純利益率() 10 18 18

総資本利益率(ROA)() 14 24 27

株主資本利益率(ROE)() 40 67 66

順調な拡大が続いている海外事業については

200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ

パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0年度実績

0年度実績

0年度目標

0

1794

1296

18662000

13841316

連結単体

連結単体売上高実績と目標(十億円)

成長するアジアで着実に事業を拡大

アジアは2007年 4月にインドの物流

会社を買収し同国で最大規模の日系物

流企業となり本格進出を果たしまし

たインドでは日系自動車関連企業の進

出が続いておりIT関連や電機精密関

連の倉庫配送業務の需要も高まって

いることから今後の事業拡大を期待し

ています

emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡

充が進んだ拠点網を活用してさらに事

業を伸ばしていきたいと考えています

また台湾では2007年1月に現地企業

の海運事業を買収したことで航空海

運とも直接手がけられるようになった効

果を本格的に発揮していきます台湾で

はこれまで日本企業のお客さまがほと

んどでしたが今後は買収した事業会社

がもともと持っていた台湾のお客さまと

の接点も活かし事業拡大に取り組む考

えです

emspこのほかでは当社が事業化していな

い地域としてアフリカがありますが需

要動向のリサーチを続け適宜必要に

応じて対応してまいります

目標のいち早い達成を目指して

2008年3月期については連結で売上

高1兆9050億円(前期比21増)営

業利益492億円(同22減)経常利益

560億円(同25減)当期純利益335

億円(同09増)という見通しを発表さ

せていただきましたこれには税制改革

に伴う減価償却費の負担増として40億

円を見込んでおり営業利益および経常

利益における前期比減の大きな要因に

もなっていますその点を勘案すれば

中期経営計画で最終年度目標とした経

常利益 600億円を1年前倒しで達成す

ることになります

emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと

ですが私どもは目標数字を1つの通過

点ととらえていますいずれ通過するの

であればなるべく早く通過すべきだと

考えこれからもより未来の成長を視野

に入れながら経営にあたってまいります

そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で

200年月期の業績はどのように予測していますかQ

国際的な総合物流企業へ

中長期的にはこれまでに培った総合力

を活かし事業ミックスを進めていくこ

とを目指しています

emsp具体的には管理費の負担が軽くコス

ト面で優位な中小事業者と直接競合する

ことになるトラック単独から当社の資産

やシステム幅広い対応力などを活かした

「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進

化を遂げたいと考えています同時に実

運送中心から資産リスクが低く収益性の

高い「フォワーディングを中心とした事業

日本通運が中長期的な将来に目指しているのは

どのような企業像なのでしょうか Q

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 6: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

順調なスタートとなった中計初年度

新中期経営計画のスタートということで

確かに当期は重要な期となりました結

果を先にお話しさせていただければ各

部門の努力もあり売上高1兆 8662

億円(前期比 40増)営業利益503

億円(同165増)経常利益574億

円(同172増)当期純利益332億

円(同779増)の増収増益で売上

高および当期純利益は過去最高の

数字を達成することができました

emsp営業利益率は27経常利益

率は31でいずれも新中期経

営計画に掲げた最終年度の目標

数値を達成しており計画達成

に向け順調な歩み出しになった

と思っています

2桁の伸びを続ける

海外関連事業

手応えとしてはまず1つに海

外関連事業が好調だったことが

あげられます当期はロシアポー

ランドアラブ首長国連邦でも営業を開

始し事業地域が大きく拡大しました

emsp一方すでに事業を行っている国での事

業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ

ンで現地法人を増やしたほかベトナムの

ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ

ストなどで新たに倉庫を開設しています

emspさらに中国では三菱商事との提携で

内陸部の拠点網を拡充台湾では現地

企業の立欧股 有限公司から海運事業

を買い取り海運貨物のフォワーディング

を直接手がけられる体制を築きました

emspこのような積極的な施策を展開した

結果海外関連事業は前々期および前

期に続く2桁の伸び率を示し連結売

上高(単体の海外関連売上高と海外セ

グメント米州欧州アジアオセアニ

アの売上高の和)における海外比率も

282まで高まりました

差別化商品に手応えのあった国内事業

またここ2年ほど厳しい状況だった国内

事業についても当期は売上利益とも回

復基調に転じることができました中で

も当社グループの優位性を際だたせる差

別化商品と位置づけた「重機建設」「警備

輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調

に伸び国内事業の回復を牽引しています

200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の

初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q

代表取締役社長

「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を

基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である

200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により

海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ

過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました

社長インタビュー

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

emsp重機建設についてはおおむね4年に

1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ

トダウンメンテナンス(石油化学工場な

どで製造を止めて行う定期保全工事)の

ピーク時期に乗ったという環境面の追い

風もありますが組織改編により重機建

設事業部として独立させたことも成長の

加速に寄与したと考えています

emspまた警備輸送については集配金業務

をアウトソーシングする金融機関が増え

ておりそうしたニーズをとらえ当社の

CSD(キャッシュセーフティデリバリー)

サービスが順調に伸びています

emsp引越事業については2005年度から

大都市圏で導入を始めた反復使用が可

能な梱包資材を用いて引越における環

境面と労力の負荷を軽減する「えころじ

こんぽ」が非常に好評で2007年5月1

日から全国に展開を広げています

emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減

に貢献できるということで活用される

お客さまが当期から本格的に増えてき

ましたジャストインタイムの納入が

基本となっている自動車や電機精密関

連製品の部品輸送では万が一列車の

運行にトラブルが起きた場合の緊急輸

送体制が問題となりますがその点で

総合的な輸送力を備え発着一貫体制を

取っている当社への信頼は厚く他社に

対する大きな競争力となっています

日本通運グループ「パワーアップカ年計画」

改革への挑戦お客さまとともに

新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します

当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが

200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ

この1年で小口貨物の改革方針を決断

国内事業の一番の課題は小口貨物事

業の再編にあると認識しています当社

のペリカン便は現在の状況から迅速に

能率効率の向上を図るには自社の力

だけでは限界があると思われるため他

社とのアライアンスにより規模を拡大す

るか非効率な部分をアウトソーシング

に委ねるかどちらかに進む先を定めな

ければならないと考えています重要な

問題なのでさまざまな角度から検討を

重ね本年度中には方向性を決めます

emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路

線貨物「アロー便」がありますが現在こ

れについて日本トラックや備後通運徳島

通運東北トラックといった関連会社を含

めグループ一体で路線配送網を構築しよ

うと体制の整備を進めているところです

emspまた2006年度に手応えを得た差別化

商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ

トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた

り売上の減少を予想していますしかし収

益構造の転換が進んでおり売上は落とし

ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗

り越えられそうですこの他の警備輸送や

引越鉄道輸送などは拡大するニーズに

しっかりと対応しているので引き続き好調

を維持できるものと考えています

人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します

コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します

経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します

営業のパワーアップ

現場力のパワーアップ

CSR実践のパワーアップ

経営体質のパワーアップ

小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北米での倉庫新設とロシア事業の強化

地域別にあげていくとまず北米では

自社で保有する航空機を使い陸上輸送

と組み合わせて運輸サービスを提供す

るインテグレーターにどう対抗していく

かが課題の1つですこれに対して当社

は現在ロサンゼルスシカゴニュー

ヨークを起点に北米をカバーし夜間の

トラック継送でインテグレーターに劣ら

ないスピードを実現すべく体制を整え

ていますさらにサービス力を高める

ためロサンゼルスとシカゴに新たな自

社倉庫の建設を進めています

emsp欧州については近年日本企業が相

次いで進出しているロシアでの事業拡

大が大きな課題です同国では2006年

にサンクトペテルブルグに現地法人を

設けていますが2007年度に入りモス

クワにも営業拠点を設けました東欧で

はハンガリーの好調が続く一方ロシア

の重要性が今後さらに増してくるはずで

すこのほか当社が欧州エリアとして

いる中では中東のドバイにも現地法人

を設立しましたし当面はトルコを事業

化するかどうかの判断が課題だと思って

います

社長インタビュー

PL不動産金融などで成長を加速

一方新たな伸びが期待できるものの

1つが倉庫を基軸とした3PL(サード

パーティーロジスティクス)事業です

2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な

く停滞した感もありましたがこの間に

計画を進めてきたものが順次稼働を始

めるため2007年度から3PL事業の拡

大が加速します

emspまた2006年度の機構改革で新たに

発足した不動産開発部の活動も本格化

します当社グループが持つ不動産資産

の有効活用を主な目的にしておりすで

に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ

クトが進行中です

emsp2006年10月に設立した金融子会社

の日通キャピタルも今年 4月から営

業を開始しました金融サービスを加え

ることで3PL事業のさらなる高度化な

どさまざまな期待を持って設立した会

社ですがまずはCSDの資金管理やグ

ループ内金融など基本的な業務をこな

しながらスムーズな事業立ち上げを図

りたいと考えています

emspさらに2007年3月に事業買収した人

材派遣会社の「キャリアロード」について

も人材派遣の内製化や人口減少時代

における作業人材の確保など将来にわ

たる事業基盤を固める上で大きな役割

を果たしてくれるものと期待しています

200年度実績 200年度実績 200年度目標

売上高 17939 18662 20000

営業利益 431 503 545

売上高営業利益率() 24 27 27

経常利益 490 574 600

売上高経常利益率() 27 31 30

当期純利益 186 332 353

売上高当期純利益率() 10 18 18

総資本利益率(ROA)() 14 24 27

株主資本利益率(ROE)() 40 67 66

順調な拡大が続いている海外事業については

200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ

パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0年度実績

0年度実績

0年度目標

0

1794

1296

18662000

13841316

連結単体

連結単体売上高実績と目標(十億円)

成長するアジアで着実に事業を拡大

アジアは2007年 4月にインドの物流

会社を買収し同国で最大規模の日系物

流企業となり本格進出を果たしまし

たインドでは日系自動車関連企業の進

出が続いておりIT関連や電機精密関

連の倉庫配送業務の需要も高まって

いることから今後の事業拡大を期待し

ています

emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡

充が進んだ拠点網を活用してさらに事

業を伸ばしていきたいと考えています

また台湾では2007年1月に現地企業

の海運事業を買収したことで航空海

運とも直接手がけられるようになった効

果を本格的に発揮していきます台湾で

はこれまで日本企業のお客さまがほと

んどでしたが今後は買収した事業会社

がもともと持っていた台湾のお客さまと

の接点も活かし事業拡大に取り組む考

えです

emspこのほかでは当社が事業化していな

い地域としてアフリカがありますが需

要動向のリサーチを続け適宜必要に

応じて対応してまいります

目標のいち早い達成を目指して

2008年3月期については連結で売上

高1兆9050億円(前期比21増)営

業利益492億円(同22減)経常利益

560億円(同25減)当期純利益335

億円(同09増)という見通しを発表さ

せていただきましたこれには税制改革

に伴う減価償却費の負担増として40億

円を見込んでおり営業利益および経常

利益における前期比減の大きな要因に

もなっていますその点を勘案すれば

中期経営計画で最終年度目標とした経

常利益 600億円を1年前倒しで達成す

ることになります

emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと

ですが私どもは目標数字を1つの通過

点ととらえていますいずれ通過するの

であればなるべく早く通過すべきだと

考えこれからもより未来の成長を視野

に入れながら経営にあたってまいります

そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で

200年月期の業績はどのように予測していますかQ

国際的な総合物流企業へ

中長期的にはこれまでに培った総合力

を活かし事業ミックスを進めていくこ

とを目指しています

emsp具体的には管理費の負担が軽くコス

ト面で優位な中小事業者と直接競合する

ことになるトラック単独から当社の資産

やシステム幅広い対応力などを活かした

「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進

化を遂げたいと考えています同時に実

運送中心から資産リスクが低く収益性の

高い「フォワーディングを中心とした事業

日本通運が中長期的な将来に目指しているのは

どのような企業像なのでしょうか Q

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 7: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

emsp重機建設についてはおおむね4年に

1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ

トダウンメンテナンス(石油化学工場な

どで製造を止めて行う定期保全工事)の

ピーク時期に乗ったという環境面の追い

風もありますが組織改編により重機建

設事業部として独立させたことも成長の

加速に寄与したと考えています

emspまた警備輸送については集配金業務

をアウトソーシングする金融機関が増え

ておりそうしたニーズをとらえ当社の

CSD(キャッシュセーフティデリバリー)

サービスが順調に伸びています

emsp引越事業については2005年度から

大都市圏で導入を始めた反復使用が可

能な梱包資材を用いて引越における環

境面と労力の負荷を軽減する「えころじ

こんぽ」が非常に好評で2007年5月1

日から全国に展開を広げています

emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減

に貢献できるということで活用される

お客さまが当期から本格的に増えてき

ましたジャストインタイムの納入が

基本となっている自動車や電機精密関

連製品の部品輸送では万が一列車の

運行にトラブルが起きた場合の緊急輸

送体制が問題となりますがその点で

総合的な輸送力を備え発着一貫体制を

取っている当社への信頼は厚く他社に

対する大きな競争力となっています

日本通運グループ「パワーアップカ年計画」

改革への挑戦お客さまとともに

新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します

当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが

200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ

この1年で小口貨物の改革方針を決断

国内事業の一番の課題は小口貨物事

業の再編にあると認識しています当社

のペリカン便は現在の状況から迅速に

能率効率の向上を図るには自社の力

だけでは限界があると思われるため他

社とのアライアンスにより規模を拡大す

るか非効率な部分をアウトソーシング

に委ねるかどちらかに進む先を定めな

ければならないと考えています重要な

問題なのでさまざまな角度から検討を

重ね本年度中には方向性を決めます

emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路

線貨物「アロー便」がありますが現在こ

れについて日本トラックや備後通運徳島

通運東北トラックといった関連会社を含

めグループ一体で路線配送網を構築しよ

うと体制の整備を進めているところです

emspまた2006年度に手応えを得た差別化

商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ

トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた

り売上の減少を予想していますしかし収

益構造の転換が進んでおり売上は落とし

ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗

り越えられそうですこの他の警備輸送や

引越鉄道輸送などは拡大するニーズに

しっかりと対応しているので引き続き好調

を維持できるものと考えています

人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します

コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します

経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します

営業のパワーアップ

現場力のパワーアップ

CSR実践のパワーアップ

経営体質のパワーアップ

小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北米での倉庫新設とロシア事業の強化

地域別にあげていくとまず北米では

自社で保有する航空機を使い陸上輸送

と組み合わせて運輸サービスを提供す

るインテグレーターにどう対抗していく

かが課題の1つですこれに対して当社

は現在ロサンゼルスシカゴニュー

ヨークを起点に北米をカバーし夜間の

トラック継送でインテグレーターに劣ら

ないスピードを実現すべく体制を整え

ていますさらにサービス力を高める

ためロサンゼルスとシカゴに新たな自

社倉庫の建設を進めています

emsp欧州については近年日本企業が相

次いで進出しているロシアでの事業拡

大が大きな課題です同国では2006年

にサンクトペテルブルグに現地法人を

設けていますが2007年度に入りモス

クワにも営業拠点を設けました東欧で

はハンガリーの好調が続く一方ロシア

の重要性が今後さらに増してくるはずで

すこのほか当社が欧州エリアとして

いる中では中東のドバイにも現地法人

を設立しましたし当面はトルコを事業

化するかどうかの判断が課題だと思って

います

社長インタビュー

PL不動産金融などで成長を加速

一方新たな伸びが期待できるものの

1つが倉庫を基軸とした3PL(サード

パーティーロジスティクス)事業です

2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な

く停滞した感もありましたがこの間に

計画を進めてきたものが順次稼働を始

めるため2007年度から3PL事業の拡

大が加速します

emspまた2006年度の機構改革で新たに

発足した不動産開発部の活動も本格化

します当社グループが持つ不動産資産

の有効活用を主な目的にしておりすで

に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ

クトが進行中です

emsp2006年10月に設立した金融子会社

の日通キャピタルも今年 4月から営

業を開始しました金融サービスを加え

ることで3PL事業のさらなる高度化な

どさまざまな期待を持って設立した会

社ですがまずはCSDの資金管理やグ

ループ内金融など基本的な業務をこな

しながらスムーズな事業立ち上げを図

りたいと考えています

emspさらに2007年3月に事業買収した人

材派遣会社の「キャリアロード」について

も人材派遣の内製化や人口減少時代

における作業人材の確保など将来にわ

たる事業基盤を固める上で大きな役割

を果たしてくれるものと期待しています

200年度実績 200年度実績 200年度目標

売上高 17939 18662 20000

営業利益 431 503 545

売上高営業利益率() 24 27 27

経常利益 490 574 600

売上高経常利益率() 27 31 30

当期純利益 186 332 353

売上高当期純利益率() 10 18 18

総資本利益率(ROA)() 14 24 27

株主資本利益率(ROE)() 40 67 66

順調な拡大が続いている海外事業については

200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ

パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0年度実績

0年度実績

0年度目標

0

1794

1296

18662000

13841316

連結単体

連結単体売上高実績と目標(十億円)

成長するアジアで着実に事業を拡大

アジアは2007年 4月にインドの物流

会社を買収し同国で最大規模の日系物

流企業となり本格進出を果たしまし

たインドでは日系自動車関連企業の進

出が続いておりIT関連や電機精密関

連の倉庫配送業務の需要も高まって

いることから今後の事業拡大を期待し

ています

emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡

充が進んだ拠点網を活用してさらに事

業を伸ばしていきたいと考えています

また台湾では2007年1月に現地企業

の海運事業を買収したことで航空海

運とも直接手がけられるようになった効

果を本格的に発揮していきます台湾で

はこれまで日本企業のお客さまがほと

んどでしたが今後は買収した事業会社

がもともと持っていた台湾のお客さまと

の接点も活かし事業拡大に取り組む考

えです

emspこのほかでは当社が事業化していな

い地域としてアフリカがありますが需

要動向のリサーチを続け適宜必要に

応じて対応してまいります

目標のいち早い達成を目指して

2008年3月期については連結で売上

高1兆9050億円(前期比21増)営

業利益492億円(同22減)経常利益

560億円(同25減)当期純利益335

億円(同09増)という見通しを発表さ

せていただきましたこれには税制改革

に伴う減価償却費の負担増として40億

円を見込んでおり営業利益および経常

利益における前期比減の大きな要因に

もなっていますその点を勘案すれば

中期経営計画で最終年度目標とした経

常利益 600億円を1年前倒しで達成す

ることになります

emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと

ですが私どもは目標数字を1つの通過

点ととらえていますいずれ通過するの

であればなるべく早く通過すべきだと

考えこれからもより未来の成長を視野

に入れながら経営にあたってまいります

そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で

200年月期の業績はどのように予測していますかQ

国際的な総合物流企業へ

中長期的にはこれまでに培った総合力

を活かし事業ミックスを進めていくこ

とを目指しています

emsp具体的には管理費の負担が軽くコス

ト面で優位な中小事業者と直接競合する

ことになるトラック単独から当社の資産

やシステム幅広い対応力などを活かした

「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進

化を遂げたいと考えています同時に実

運送中心から資産リスクが低く収益性の

高い「フォワーディングを中心とした事業

日本通運が中長期的な将来に目指しているのは

どのような企業像なのでしょうか Q

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 8: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

北米での倉庫新設とロシア事業の強化

地域別にあげていくとまず北米では

自社で保有する航空機を使い陸上輸送

と組み合わせて運輸サービスを提供す

るインテグレーターにどう対抗していく

かが課題の1つですこれに対して当社

は現在ロサンゼルスシカゴニュー

ヨークを起点に北米をカバーし夜間の

トラック継送でインテグレーターに劣ら

ないスピードを実現すべく体制を整え

ていますさらにサービス力を高める

ためロサンゼルスとシカゴに新たな自

社倉庫の建設を進めています

emsp欧州については近年日本企業が相

次いで進出しているロシアでの事業拡

大が大きな課題です同国では2006年

にサンクトペテルブルグに現地法人を

設けていますが2007年度に入りモス

クワにも営業拠点を設けました東欧で

はハンガリーの好調が続く一方ロシア

の重要性が今後さらに増してくるはずで

すこのほか当社が欧州エリアとして

いる中では中東のドバイにも現地法人

を設立しましたし当面はトルコを事業

化するかどうかの判断が課題だと思って

います

社長インタビュー

PL不動産金融などで成長を加速

一方新たな伸びが期待できるものの

1つが倉庫を基軸とした3PL(サード

パーティーロジスティクス)事業です

2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な

く停滞した感もありましたがこの間に

計画を進めてきたものが順次稼働を始

めるため2007年度から3PL事業の拡

大が加速します

emspまた2006年度の機構改革で新たに

発足した不動産開発部の活動も本格化

します当社グループが持つ不動産資産

の有効活用を主な目的にしておりすで

に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ

クトが進行中です

emsp2006年10月に設立した金融子会社

の日通キャピタルも今年 4月から営

業を開始しました金融サービスを加え

ることで3PL事業のさらなる高度化な

どさまざまな期待を持って設立した会

社ですがまずはCSDの資金管理やグ

ループ内金融など基本的な業務をこな

しながらスムーズな事業立ち上げを図

りたいと考えています

emspさらに2007年3月に事業買収した人

材派遣会社の「キャリアロード」について

も人材派遣の内製化や人口減少時代

における作業人材の確保など将来にわ

たる事業基盤を固める上で大きな役割

を果たしてくれるものと期待しています

200年度実績 200年度実績 200年度目標

売上高 17939 18662 20000

営業利益 431 503 545

売上高営業利益率() 24 27 27

経常利益 490 574 600

売上高経常利益率() 27 31 30

当期純利益 186 332 353

売上高当期純利益率() 10 18 18

総資本利益率(ROA)() 14 24 27

株主資本利益率(ROE)() 40 67 66

順調な拡大が続いている海外事業については

200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ

パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

0年度実績

0年度実績

0年度目標

0

1794

1296

18662000

13841316

連結単体

連結単体売上高実績と目標(十億円)

成長するアジアで着実に事業を拡大

アジアは2007年 4月にインドの物流

会社を買収し同国で最大規模の日系物

流企業となり本格進出を果たしまし

たインドでは日系自動車関連企業の進

出が続いておりIT関連や電機精密関

連の倉庫配送業務の需要も高まって

いることから今後の事業拡大を期待し

ています

emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡

充が進んだ拠点網を活用してさらに事

業を伸ばしていきたいと考えています

また台湾では2007年1月に現地企業

の海運事業を買収したことで航空海

運とも直接手がけられるようになった効

果を本格的に発揮していきます台湾で

はこれまで日本企業のお客さまがほと

んどでしたが今後は買収した事業会社

がもともと持っていた台湾のお客さまと

の接点も活かし事業拡大に取り組む考

えです

emspこのほかでは当社が事業化していな

い地域としてアフリカがありますが需

要動向のリサーチを続け適宜必要に

応じて対応してまいります

目標のいち早い達成を目指して

2008年3月期については連結で売上

高1兆9050億円(前期比21増)営

業利益492億円(同22減)経常利益

560億円(同25減)当期純利益335

億円(同09増)という見通しを発表さ

せていただきましたこれには税制改革

に伴う減価償却費の負担増として40億

円を見込んでおり営業利益および経常

利益における前期比減の大きな要因に

もなっていますその点を勘案すれば

中期経営計画で最終年度目標とした経

常利益 600億円を1年前倒しで達成す

ることになります

emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと

ですが私どもは目標数字を1つの通過

点ととらえていますいずれ通過するの

であればなるべく早く通過すべきだと

考えこれからもより未来の成長を視野

に入れながら経営にあたってまいります

そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で

200年月期の業績はどのように予測していますかQ

国際的な総合物流企業へ

中長期的にはこれまでに培った総合力

を活かし事業ミックスを進めていくこ

とを目指しています

emsp具体的には管理費の負担が軽くコス

ト面で優位な中小事業者と直接競合する

ことになるトラック単独から当社の資産

やシステム幅広い対応力などを活かした

「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進

化を遂げたいと考えています同時に実

運送中心から資産リスクが低く収益性の

高い「フォワーディングを中心とした事業

日本通運が中長期的な将来に目指しているのは

どのような企業像なのでしょうか Q

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 9: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

0年度実績

0年度実績

0年度目標

0

1794

1296

18662000

13841316

連結単体

連結単体売上高実績と目標(十億円)

成長するアジアで着実に事業を拡大

アジアは2007年 4月にインドの物流

会社を買収し同国で最大規模の日系物

流企業となり本格進出を果たしまし

たインドでは日系自動車関連企業の進

出が続いておりIT関連や電機精密関

連の倉庫配送業務の需要も高まって

いることから今後の事業拡大を期待し

ています

emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡

充が進んだ拠点網を活用してさらに事

業を伸ばしていきたいと考えています

また台湾では2007年1月に現地企業

の海運事業を買収したことで航空海

運とも直接手がけられるようになった効

果を本格的に発揮していきます台湾で

はこれまで日本企業のお客さまがほと

んどでしたが今後は買収した事業会社

がもともと持っていた台湾のお客さまと

の接点も活かし事業拡大に取り組む考

えです

emspこのほかでは当社が事業化していな

い地域としてアフリカがありますが需

要動向のリサーチを続け適宜必要に

応じて対応してまいります

目標のいち早い達成を目指して

2008年3月期については連結で売上

高1兆9050億円(前期比21増)営

業利益492億円(同22減)経常利益

560億円(同25減)当期純利益335

億円(同09増)という見通しを発表さ

せていただきましたこれには税制改革

に伴う減価償却費の負担増として40億

円を見込んでおり営業利益および経常

利益における前期比減の大きな要因に

もなっていますその点を勘案すれば

中期経営計画で最終年度目標とした経

常利益 600億円を1年前倒しで達成す

ることになります

emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと

ですが私どもは目標数字を1つの通過

点ととらえていますいずれ通過するの

であればなるべく早く通過すべきだと

考えこれからもより未来の成長を視野

に入れながら経営にあたってまいります

そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で

200年月期の業績はどのように予測していますかQ

国際的な総合物流企業へ

中長期的にはこれまでに培った総合力

を活かし事業ミックスを進めていくこ

とを目指しています

emsp具体的には管理費の負担が軽くコス

ト面で優位な中小事業者と直接競合する

ことになるトラック単独から当社の資産

やシステム幅広い対応力などを活かした

「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進

化を遂げたいと考えています同時に実

運送中心から資産リスクが低く収益性の

高い「フォワーディングを中心とした事業

日本通運が中長期的な将来に目指しているのは

どのような企業像なのでしょうか Q

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 10: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

創立0周年を記念に年間10円への

増配を予定

利益還元については株主の皆さま従

業員などのステークホルダーへの還元

とともに会社の成長に必要な再投資

資金についても考慮しつつ安定した配

当を続けることを基本姿勢としておりま

すそして的確な投資によって利益を

高め配当水準をより高めていきたいと

考えています

emspなお2008年3月期の配当について

は当社が2007年10月に創立70周年

を迎えることもあり通常配当の8円

に中間期末とも1円の記念配当を

加え年間10円の配当とさせてい

ただく予定です

さらなる利益向上と株主

還元のために

運輸業は日々の実直な努

力の継続により成り立つも

のであり一晩で多大な利益を手にするこ

とができるような業種ではありませんま

た競争環境も厳しさを増していますが

当社はそうした中にあっても着実に利益を

生み出せる体制を作り上げてきました

emspさらに現在力を注いでいる3PL事

業や海外関連事業などは収益性が高く

これらの事業を広げることが当社の利

益率の向上に結びつきます現在の中

期経営計画で最終年度の目標としてい

る売上高2兆円経常利益 600億円

の数値は達成に目途が立ってまいりま

したがこれでも売上高経常利益率は

3であり満足して良いレベルではな

いことは十分に認識しております

emsp当社は今後ともさらなる収益向上を

目指しより高い水準の利益還元を安定

して行えるよう努めてまいります株主

投資家の皆さまにおかれましては引き

続きご支援を賜りますようお願い申し上

げます

株主投資家の皆さまへの利益還元方針と

メッセージをお願いしますQ

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

社長インタビュー

構造」へと転換を図りますさらに今後

の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ

かりと確保しつつより成長性の高い「国

際事業へのシフト」を加速させる考えです

emspこうした新たな企業に生まれ変わるに

は企業風土の変革も欠かせませんしか

しこれは一朝一夕に成るものではなくそ

のために私は折に触れ従業員たちに「有

言実行」ということを語り続けています

emsp運輸業はある面で労働集約型の産業

であり従業員1人ひとりがいかに情熱を

持って自分の仕事に取り組めるかで結

果が大きく異なってきますまたお客さ

まのニーズを最も早くとらえることがで

きるのが最前線にいる従業員であり皆

がお客さまの立場ですべきことを自由に

話し合い成長の原動力とするような企

業風土を作り上げたいと考えています

国内+日本発着国際輸送

主な事業展開 国際物流

投資

日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開

日本向け日本発の国際物流

日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流

個別のモードによる物流

3PL

資本の充実グループの育成

グループ会社による再投資

パートナーシップMampAを含む多彩な展開

国際的金融サービスを含む多角的総合物流

日本通運グループの事業変遷

サービス

以前

現在

今後

国内物流

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 11: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に

実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています

特 集

Globalization 10

特集1 加速する海外展開

Logistics 12

特集2 総合ロジスティクス体制の強化

Differentiation 1

特集 差別化事業の展開

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 12: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング

地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした

Globalization特集1 加速する海外展開

円の大きさは取扱額の大きさです

米国

メキシコ

スペイン

フランス

英国

ブラジル

ベルギー

オランダ

ドイツ

タイ

シンガポール

マレーシア

フィリピン

香港

1

22

22

1 1

10 1

ハンガリー

インドネシア

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 13: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運は世界37ヵ国196都市に340

拠点を展開し(2007年 3月末現在)日

本の運輸会社では最大規模の国際ネット

ワークを有する企業です

emsp海外での事業展開は歴史も長く1962

年に米国日本通運株式会社を設立して米

国での事業を本格化し1977年のオラン

ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地

域でも拠点を拡充さらに1990年代以降

はアジア地域の拠点網も急速に充実させ

当社は日本を代表するグローバルな物流

企業グループへと成長を遂げました

emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な

営業ネットワークを活かし現在では世界の生

産拠点となったアジア地域と日本北米欧州

との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ

らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当

社グループの倉庫や配送網を流れることで各

地域の事業拡大を加速させていますその結果

当社グループの海外事業関連事業は2007年3

月期で連結売上高の282を占めるまでにな

りました加えて海外貨物の増加は収益性が

高い航空および海上輸送の拡大につながり当

社グループの利益率の向上にも寄与しています

emspこうした強みと実績を活かし当社グルー

プは今後も海外事業の展開に積極的に取り

組みさらなる成長を目指す考えです具体

的には海外での事業を活発化させる日系企

業を中心としたお客さまのニーズを的確にと

らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA

も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設

備物流ネットワークの充実を加速商流管

理機能やファイナンス機能の付加など総合

力の強化も海外事業に活かしていきます

emsp地域別の主な戦略としては北米では自

社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率

化とスピードアップを推進欧州では日系

企業の進出が積極化している中東欧など

でのサービス力を強化していきます

emspアジアでは重要な市場となっている中国

において陸上海上輸送を合わせて80都市

を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付

加価値の高い新サービスを導入して売上を伸

ばしていきますまた台湾韓国では現地企業

との提携MampAにより通関対応力や営業力を

強化インドでも現地企業の買収により日系

物流会社で最大の営業基盤を持つに至って

おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

海外セグメント日本発着海外比率

0

5

10

15

20

25

30

35

()

個別の海外関連売上

海外セグメントの売上推移と

その連結総売上に占める割合

Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 14: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

商物流システムの提案構築

ソフト ハード

お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築

商物流システムの管理運用

商物流オペレーションを日本通運グループで完結

日本通運グループの人材資産

(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用

商流オペレーション 物流オペレーション

受発注調達

輸出入代行在庫管理販売

梱包倉庫管理

フォワーディング輸送

Jit納入

商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します

PL事業

Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 15: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

日本通運グループはトラック輸送航

空輸送海上輸送鉄道輸送というあら

ゆる輸送モードを揃えスピードやコス

トジャストインタイム納入など多種

多様なニーズに応えることで幅広いお

客さまと信頼関係を築いてきました

emspまた在庫管理や通関業務関係など

で高度な情報システムを構築運用し

ているほか業種ごとに専門の知識と

経験を備えた人材の育成にも力を注い

できたことによるハードソフト両面で

の総合力がお客さまの事業の効率化

を物流面から支援するSCM(サプライ

チェーンマネジメント)の構築サポート

や3PL(サードパーティーロジスティ

クス)といった新たなビジネスへと広が

り市場における競争力の強化に結びつ

いています

emspそして競争の厳しさが増す運輸業界

で一段と高い成長を実現するために重

要な戦略の1つとしているのがあらゆ

る輸送モードを揃えた強みと積極的な

拡充を図っている倉庫事業を組み合わ

せた総合物流企業への進化です

emspSCMの広がりとともに近年倉庫

に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ

ることのできる大型化集中化へと向

かっており当社グループではこうした

要望に応える大規模な倉庫の開設を積

極化していきます2007年3月期には

約300億円を投資して倉庫建設を加速

当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛

知)などに加えてこの間に投資した施

設のほとんどが2008年3月期中に稼働

を始め当社グループが国内で運営する

営業倉庫の営業所管面積は従来より約

1割増えることになりますさらに倉庫

への積極投資は2008年3月期も継続し

ていく計画です

emspまた2006年10月には金融子会社と

して日通キャピタルを設立しましたこ

れにより従来からの日通商事による商

流管理機能に加えファイナンス機能も提

供できることになり総合物流企業とし

てのサービスの幅を広げています

総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics

00 0 00

600

500

400

300

200

100

700

(億円)

倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分

個別倉庫関連売上と「建物」投資実績

(PL事業拡大への布石)

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 16: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

Differentiation日本通運物流管理機能

物流

日通商事商品流通管理機能

日通キャピタル金融機能

バイヤーベンダー

物流

融資

発注計画物流作業指示

発注計画発注

発注計画

入出荷在庫情報

発注計画発注

融資融資

グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します

「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大

特集 差別化事業の展開

次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 17: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

Differentiation

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

あらゆる輸送モードに対応しロジス

ティクスに関する多様なサービスを提供

する総合力その強固な競争力を背景に

日本通運グループは鉄道輸送事業重機

建設事業警備輸送事業引越事業を

他社との差別化を図る分野に位置づけ

その拡大を図ることでグループ全体の成

長に結びつけていきます

emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と

なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない

環境配慮型の輸送として関心が高まって

おり国内の大手企業の間でも利用拡大

の動きが本格化してきましたこうした

動きに対応して当社は10トントラックと

同量の貨物が積み込める31フィート鉄道

コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨

物列車「トヨタロングパスエクスプレス」

や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国

際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」

などを運行しており今後もニーズに応

じて鉄道輸送の拡充を図っていきます

emspまた重機建設事業については当社

は発電所設備石油化学等のプラント設

備大型産業機械など重量品の輸送か

ら据付工事までを一貫して担える事業

者として多くの実績を築いており2005

年10月には重機建設事業部を発足こ

の体制整備を機にシャットダウンメ

ンテナンス(石油化学工場などでの定期

保全工事)のほか風力発電所建設やプ

ラント建設液晶半導体工場の建設な

ど国内外の大型設備投資の伸びを確

実にとらえ業績を伸ばしています

emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門

業者へのアウトソーシング化という追い風

もあって需要が拡大しました当社は多

くの現金を扱う量販店や外食店などに機

器を設置し警備輸送車が定期的に回収

して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ

セイフティデリバリー)や銀行ATMへの

配金業務への対応など付加価値の高い

サービスを武器に受注を広げていきます

emspさらに引越事業では環境に配慮し反

復利用が可能な梱包資材を使う「えころ

じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ

らにラインアップを充実させることで

引越における「えころじこんぽ」ブラン

ドの確立と浸透を図ります

独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大

00 00

3000

2500

2000

1500

1000

500

3500

(億円)

鉄道引越警備輸送重機建設

0

差別化商品の拡販の実績

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 18: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

The AmericAs全体概況

米州地域においては米国カナダメ

キシコブラジルチリの5カ国13社の

現地法人が事業を展開しており堅調な

米国経済および拡大基調にある中南米

地域の経済を背景に米州地域におけ

る事業は順調に拡大していますこの事

業の拡大にともない同地域ではメキシ

コティファナに新現地法人ティファナ

日本通運を設立また米国日本通運の

コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン

バッカー航空貨物営業所を開設するな

ど新事業拠点の積極的な展開を推進し

ました同時に各拠点における ISO認

証や米国日本通運のC-TPAT実証取得

優秀な人材の育成や品質管理の徹底等

品質に裏付けられたサービスの向上に

努め競争力の強化を図っています

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比150増の5682億円となり

営業利益も前年度比 493増の331

億円を達成するなど順調な展開を見

せました

航空貨物輸出

米国日本通運は自動車関連の取扱いが

減少したものの電子機器が堅調で営業

収入は前年同期比78億円43増とな

りましたまたカナダ日本通運は新規

顧客の開拓とチャーター便の獲得などが

あり同19億円311の伸びとなってい

ますメキシコはメキシコ日本通運が生

鮮品輸出の好調を維持するとともに新規

顧客の開拓に努めて同08億円173

増当期の2006年 4月に開設したティ

ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月

間を顧客開拓に費やしたものの徐々に

業務を軌道に乗せ始めました

航空貨物輸入

米国日本通運が機械電子機器の堅調

な推移により営業収入で前年同期比

39億円52増となった一方カナダ

日本通運は電子機器の取扱いの減少が

響き同 06億円195減となりまし

たメキシコ日本通運は2005年末から

の大幅な増加が続いて好調を維持し同

03億円317ティファナ日本通運も

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

120

22

0

100

200

300

400

500

(億円)

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 19: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な

立ち上がりとなっています

海運貨物輸出

米国日本通運は食品飼料が堅調だった

ものの電子機器が減少し全体の営業

収入は前年同期比 01億円02減と

なりましたメキシコ日本通運も海運の

輸出については不振でした

海運貨物輸入

米国日本通運は自動車関連や電子機器

が好調で営業収入は前年同期比117

億円241増の大幅増を達成しまし

たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ

の自動車関連工場の進出が続いて設備

輸送等が増え増収となっていますメキ

シコ日本通運でも工場の新規開設に伴

う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得

があり前年同期比19億円

336増という大幅な増収に

なりました

倉庫配送

米国日本通運で電

子機器関連や中堅

顧客からの受注が

増え営業収入は

前年同期比151億

円224増となりました

カナダ日本通運では大手顧客

を失った分を新規顧客の開拓で補っ

たもののわずかな補完に留まりました

メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って

取扱いを増やし同01億円121増を

達成しています

チリ

アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ

カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ

サンティアゴ

カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー

カナダ

ブラジル

メキシコ

アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー

ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン

米国

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 20: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

europe全体概況

欧州地域では14社の現地法人がEU

主要国において事業を展開しています

EU加盟国の拡大により同地域ならび

に周辺地域における市場は急速に拡大

しており日本通運グループにおいても

ロシアでサンクトペテルブルグ日本通

運を設立したのに加えドイツ日本通

運のポーランド支店中近東のドバイで

現地法人中東日本通運合同会社を設立

するなど営業地域の拡大に積極的に

取り組みましたまたドイツ日本通運

がブダペストにハンガリー BILK倉庫を

完成させる等物流拠点の整備に努め

ました

emsp2006年度の同地域の売上高は前

年度比138増の 6640億円となり

営業利益は前年度比 67増の 343

億円となりました

航空貨物輸出

ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客

の単価下落などにより前年同期比 44

億円71減となった一方ベルギー日

本通運が中国向けを中心にブラジル

インド向けも好調で同 38億円107

増となりましたフランスも早期から

の顧客対応および付帯事業の取り込

みに努めた結果前期を大幅に上回る

83億円226増の営業収入となり

ましたスイス日本通運は大手顧客の

喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大

きく影響し同 05億円

74減となっています

アイルランド日本通運

は主力の航空貨物輸出で大幅

な値下げ要求輸送モードの変

更生産ラインの移管といった

厳しい環境にあったものの既

存顧客の深耕や新規ビジネス

の獲得などで補完し01億円

05増を確保しています

航空貨物輸入

オランダ日本通運で電子機器

の増加があり営業収入は前年

同期比 08億円63増

ドイツ日本通運もとくに

1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

海外所在地別セグメントの概況

所在地別セグメントによる営業利益の推移

オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ

英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン

ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト

アイルランドコークダブリン

ハンガリーブダペスト

フィンランドヘルシンキ

ベルギーアントワープブリュッセル

イタリアフィレンツェミラノローマチュリン

フランスリヨンミュルーズパリ

南アフリカヨハネスブルク

アラブ首長国連邦ドバイ

オーストリアウィーン

チェコプラハ

ポーランドブロツラフ

スイスジュネーブチューリッヒ

ルクセンブルグルクセンブルグ

スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ

ポルトガルリスボンオポルト

トルコイスタンブール

ロシアモスクワサンクトペテルブルグ

00 0 00

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

12

2

2

0

100

200

300

400

500

(億円)

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 21: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

europe東欧(ハンガリーチェコポーランド

など)向けの転送貨物が好調で営業収

入は前期より30億円132増とな

りましたフランス日本通運はアジアか

らの電子機器が好調に推移し2桁台の

増収となったものの転送

料金の値下げなどの影響

を受け全体では06億円

38減となりました

海運貨物輸出

ドイツ日本通運は一部

に新規案件の獲得もあ

りましたがユーロ高に

よる輸出総量の減少お

よび競争の激化により

総じて低調に推移しましたベルギー

日本通運は中国をはじめとするアジア

向けや米国向けの貨物取扱いが安定し

ており前期比15億円152増とな

りましたフランス日本通運は前期に

ミネラルウォーターの集中出荷があっ

た反動を受ける懸念があったものの

ワインおよびアンティーク関連での新

規顧客の開拓が奏功し減少を最低限

にとどめましたアイルランド日本通運

も既存顧客の輸出が比較的好調で営業

収入は前期比増となりました

倉庫配送

オランダ日本通運で前期比 269億円

399増の大幅な増収となりました

ベルギー日本通運でも同 03億円

240増スペイン日本通運も新拠

点の共用開始や業務拡大により12

億円169増その他アイルランド

日本通運やポルトガル日本通運なども

伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調

でした

1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 22: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

AsiA amp oceAniA

海外所在地別セグメントの概況

全体概況

アジアオセアニアにおける日本通運グルー

プは34社の海外現地法人による総合ロジ

スティックサービスを展開しております特

に経済成長の著しい中国においては19社

の現地法人により30都市71におよぶ拠

点を展開しておりますこのネットワークを

活かし自動車関連を中心とした日系進出

企業を中心に積極的に事業を推進してい

ますまたベトナムインドネシアマレーシ

アなど他のアジア諸国においても日系企業

を中心に着実に事業の拡大を図っています

 2006年度における同地域の売上高は

前年度比291増の10361億円となり

順調な拡大をみせました営業利益も前期

比 339増の452億円となり収益性の

高い事業展開の効果が現れました

航空貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分

法適用関連会社)が電子機器の日本北米向

け大口契約を受注したのに加え情報通信端

末やOA機器デジタル家電が好調さらに自

動車関連部品も増え営業収入は前期比555

億円425の大幅増となりました一方上

海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会

社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱

いの移管などもあり同57億円305減で

した香港日本通運は電子機器の取扱い減な

どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本

通運は同50億円97増となっています

 その他のアジア地域では全般的に好調な

ベトナム日本通運が同46億円449の大幅

増インドネシア日本通運が同45億円224

増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関

連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145

増マレーシア日本通運も同90億円147

増とアジア地域の好調ぶりを示しています

航空貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空

輸入の営業収入についても前期より287

億円120増上海通運国際物流有限

公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして

前期増となりました香港日本通運も通期

でアジア域内からの入荷が活況を呈し37

億円95増台湾日本通運国際物流は

従来の勢いは若干弱まったものの同20

所在地別セグメントによる営業利益の推移

073043 053 0630

40

30

20

10

50

(億円)

米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)

17

29

33

45

0

100

200

300

400

500

(億円)

20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 23: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は既存顧客

の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ

り同12億円219増を達成しました

またベトナム日本通運は輸入も好調で

65億円485の大幅増を達成インド

ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入

は輸入については前期減となりました

海運貨物輸出

中国では天宇客貨運輸服務有限公司が

海運輸出の営業収入でも前期比57億円

316増となりました上海通運国際物

流有限公司も同56億円208増を達

成香港日本通運台湾日本通運はともに

前期並みでした一方NEXグローバルロ

ジスティクス韓国は同11億円761

の大幅な伸びとなっていますその他で

はシンガポール日本通運が大手顧客の

輸送モードの変更などで前期比29億円

204の大幅な減収となりましたがマ

レーシア日本通運インドネシア日本通運

タイ日本通運では増収を維持しています

海運貨物輸入

中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営

業収入を前期比18億円629伸ばしま

した上海通運国際物流有限公司は同05

億円35の減収となりました香港日

本通運は工場設備や部材の搬入が好調

で同38億円135増台湾日本通運は

同26億円571減となりましたNEXグ

ローバルロジスティクス韓国は同05億

円2272という大きな伸びになりまし

たこの他のアジアではマレーシア日本通

運が同10億円211増となりましたな

おオセアニア地域のオーストラリア日本通

運ニュージーランド日本通運は輸出輸

入とも前期より減収の結果となりました

倉庫配送

中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営

業収入が前期比 41億円1929増と大幅

に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉

興)が08億円582増と大きく伸び香

港日本通運も同27億円284増となっ

ていますまたマレーシア日本通運が前期

比06億円85増と伸びています

21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波

中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園

ベトナムハノイホーチミン

オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー

メルボルン

タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー

マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン

韓国インチョンマサンプサンソウルシフン

フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク

インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ

インドバンガロールニューデリー

青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海

シンガポールシンガポール

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 24: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

CSR推進体制

日本通運は『グローバルロジスティック

ス企業』として企業の社会的責任を果

たしその持続的成長を維持していくこ

とを重要な経営課題のひとつと位置づ

けており全グループをあげて「CSR経

営」のパワーアップに取り組んでいます

emsp2005年2月には本社にCSR部門を

設立しその下に『法務コンプライアンス

部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門

を設置しCSR推進体制を整備しました

また2007年5月にコンプライアンス担

当専任組織としてコンプライアンス部

に変更しました

emspこの体制のもと

1 法令やルールの熟知順守

emsp(コンプライアンス経営の実践)

2 危機管理安全管理の徹底

3 環境経営の推進

を重要課題とし全グループ会社および

その全社員に向けたさまざまな活動を

展開しています

CSR推進体制の状況

当社は取締役および従業員が法令

定款その他の社内規則および社会通念

などを順守した行動をとるための規範と

して「日本通運行動憲章」を規定し当

社が企業活動を行っていくうえで果たす

べき役割と責任を明確にしています

emspこの行動憲章を具体化して全従業員

が法令を順守して倫理性を確保するため

の行動指針として「コンプライアンス規

程」を制定しています

emsp具体的な活動としては本社に社長を

委員長とする「コンプライアンス委員会」

を設置して全社的なコンプライアンス

の推進を図ると同時に本社および各支

店にコンプライアンス責任者コンプラ

イアンス推進者を配置し従業員のコン

プライアンスの徹底を図っています

emspまた従業員の法令等の違反および不

正行為その他の企業倫理に違反する行

為を防止もしくは早期に発見して是正

するために内部通報制度「ニッツウス

ピークアップ」を導入し運用しています

emspなお会社法施行に伴い2006年5

月に「内部統制システムの整備に関する

基本方針」について決議制定を行って

います

内部統制システムの整備の状況

コンプライアンス委員会

委員長

副委員長

委員

事務局

コンプライアンス部

顧問

企画教育指導

コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム

12

3

コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)

1 リーダー2 メンバー

3 顧問4 事務局

コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部

1 委員長2 副委員長3 委員(常時)

4 委員(随時)

5 顧問(随時)6 事務局

内部通報相談受付調査

(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)

総括支店支店

総括支店支店内体制

支店長

総務業務部門担当課長等

監査部

地域総括監査部門

コンプライアンス責任者

コンプライアンス推進者

内部通報相談外部受付

社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部

コンプライアンス体制

22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 25: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

当社はコーポレートガバナンスの充実

強化コンプライアンスの徹底経営の

透明性確保が重要であるとの認識に立

ち「迅速な意思決定によるスピード経

営の実現」と「責任体制の明確化」を基

本方針としていますこれらを実現する

ために経営上の組織体制を整備し必

要な施策を実施していくことを最も重

要な課題の一つと位置づけています

コーポレートガバナンスの状況

当社は監査役会設置会社であります

また当社では取締役会監査役会に

加え迅速な意思決定および業務執行

を目的として執行役員制度を導入して

います

emsp取締役会は取締役15名(2007年 6

月28日現在)で構成され原則として毎

月1回および必要に応じて随時開催して

おり経営上の重要な事項の決定業務

執行の監督を行っています取締役の任

期は1年とし取締役の各事業年度の経

営に対する責任の明確化を図っています

emsp監査役会は社外監査役 3名を含む

監査役4名(2007年 6月28日現在)で

構成され原則として3カ月に1回およ

び必要に応じて随時開催しています監

査役は取締役会をはじめとする重要な

会議へ出席し経営全般並びに個別案

件に関して客観的かつ公平に意見を述

べまた適法性や内部統制の状況を調

査することなどによって取締役の職務

の執行を監査していますさらに重要

な書類などの閲覧主要な事業所への

往査子会社の調査を通じた監査を行

いこれらの結果を監査役会および取締

役会に報告しており業務執行部門の職

務の執行を監査しています

emsp執行役員会は取締役兼務者14名を

含む執行役員 27名(2007年 6月28日

現在)で構成され原則として毎月1回

および必要に応じて随時開催しており

取締役会での決定事項の伝達指示を

行うと同時に業務執行状況の報告

重要事項の協議を行っています執行

役員の任期は取締役と同様に1年と

しています

会社の機関の内容

株主総会

監査役会 取締役会

社長

執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会

危機管理委員会

監査部門

会計監査人

選任解任

答申

報告

報告

報告

監査

監査

監督

選任

会計監査

選任解任 選任解任

執行部門

本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社

業務執行

監査

社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部

コーポレートガバナンス体制

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 26: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

当社は企業経営に重要な影響をおよ

ぼすリスクの未然防止や万一発生する

非常事態への迅速かつ的確な対応を可

能とする危機管理体制の確立を目的と

して「危機管理規程」を制定していま

すまた本社に「危機管理委員会」を

設置しリスク管理体制の整備に努め

ています

リスク管理体制の整備の状況

内部監査につきましては本社に監査部

を設置し各事業部支店にも監査担当

者を配置しています内部監査部門は

監査規程に従い従業員の職務の執行

が法令および定款等に基づいて適正に

行われているか臨店監査および書面監

査等の内部監査を実施し適宜監査役

へ報告していますまた内部監査部門

は経営上発生する損失の危険を防止す

るために監査規程に従って指導助言

勧告を行っています

emsp監査役監査は監査部および各事業

部支店の監査担当者と連携しながら

主要な事業所への往査子会社の調査

を通じた監査を行っています

emsp会計監査人は新日本監査法人を選

任しています同監査法人は独立の第

三者の立場から監査を実施しており当

社の内部監査部門監査役会との連携を

図りながら年間会計監査計画に基づ

き当社および連結子会社等の監査を

行っています

emsp内部監査監査役監査および会計監

査を独立的かつ相互補完的に遂行する

ことにより客観性を維持した監査体制

を構築しています

内部監査監査役監査および会計監査の状況

この度個人情報保護の強化を目的に

個人情報保護に関する法令およびその

他の規範を順守し当社の企業理念事

業内容にふさわしい自主的なルールと

体制を整備するとともに『個人情報保

護方針』を定めていますまた当社は

本方針に基づいて策定した『個人情報保

護方針順守プログラム』(本方針個人

情報保護に関わる社内規程規則等)を

全ての役員および従業員が順守し個人

情報保護に努めています

個人情報保護方針

日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘

柄指標であるFtsE4Good  indexに選定されましたこのイン

デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ

投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ

クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評

価を得ていることの証明でもあります

 当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客

株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク

ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます

FTSEGood Index Seriesへの選定

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 27: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

環境と社会貢献への取り組み

日本通運は事業活動における燃料の

使用量各事業所の施設での電力ガス

水道水の使用量などを把握しその低

減に取り組むととともに環境配慮車両

の導入や梱包資材の省資源化オフィス

用品のリサイクル産業廃棄物の安全な

処理や再利用の推進荷主企業と連携

したモーダルシフトの推進など事業活

動全般におよぶ環境へ配慮した施策を

実施しています

emspまた日本が官民をあげて取り組んで

いる『京都議定書』の目標達成に向け

2006年4月に運輸部門を対象とする『エ

ネルギー使用の合理化に関する法律』

(改正省エネ法)が施行され日本通運

も法的報告義務を有する『特定輸送事業

者』として指定されました

emspこれを受け日本通運は今まで以上の

環境とエネルギーに配慮した業務を推

進し地球温暖化防止に向けた取り組み

を強化していきます

環境に配慮した事業の推進

当社はCO2排出量を算出するソフト「コ

コCALC(ココカルク)」を開発しまし

た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ

でなく荷主企業についてもCO2の排出

削減を求めておりその排出量の算出が

負担になっていました本ソフトは日々

の出荷データからCO2排出量を算出す

るだけでなく輸送モードを変更した算

出シミュレーションによりモーダルシ

フトの効果を認識することも可能です

「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発

200年度の取り組み

2006年10月より販売を開始した「エコ

リサイクル便」(機密書類リサイクルシス

テム)に加え大口出荷に対応できる新

商品「エコリサイクルBOX」を2006年

12月より販売開始しました「エコリサ

イクルBOX」は企業向けに販売していた

「アローボックス」を利用し書類を完全

溶解処理するサービスでこれまで処理

が困難だった複写式伝票等裏カーボン

紙の書類についても取扱いが可能にな

りました

「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売

2006年11月「第 3回エコプロダクツ

大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進

協議会後援財務省厚生労働省農

林水産省経済産業省国土交通省環

境省)のエコサービス部門において当社

の引越商品「えころじこんぽ」が国土交

通大臣賞を受賞しました同賞は環境

負荷の低減に配慮した製品サービスの

表彰を通じてその普及を図ることを目

的にしており当社はこの受賞を機によ

り一層環境問題への取り組みを強化し

ていきます

日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞

エコリサイクル便

食器トランク君

エコリサイクルBOX

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 28: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

当社は2007年1月1日より2カ月間

「モーダルシフトキャンペーン」を実施し

ましたこのキャンペーンはモーダル

シフトの優位性に関するPRを強化する

とともに当社が促進する「グリーン物流

パートナーシップ会議」のモデル事業へ

の応募を促進する目的で2002年度か

ら年2回実施しています

「モーダルシフトキャンペーン」の実施

当社はグリーン商品のWEB発注シス

テム「GREEN COOPS(グリーンクープ

ス)」を2007年 4月より本格稼動させま

したこれは文具や事務機器の購入に

あたってグリーン商品を中心に選択

発注できるシステムでグリーン商品の

購入促進だけでなく当社の経理システ

ムとも連動事務の簡素化も図れます

当社は同システムの稼働によってグリー

ン購入をさらに促進していきます

日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始

日本通運はかねてからさまざまな社会

貢献活動を行なっています次世代を担

う青少年との交流や海外からの視察団

の受け入れ日本および地域社会の伝統

行事の支援などさまざまな活動を通じ

よき企業市民として社会との共生を目指

しています

幅広い社会貢献活動の推進

社会貢献活動

日本通運が協賛している由紀さおり安

田祥子姉妹による童謡コンサート「日通

ファミリーコンサート」は1986年以来

20年2000回記念公演を迎えるにい

たり全国の多くのファンを魅了し続け

ています

emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若

いひとたちに伝えたい」と2002年より

全国各地の中学校へ出向いて開催して

いる「手づくり学校コンサート」にも協賛

しています

日通ファミリーコンサート

日通ファミリーコンサートポスター

日本通運では全国各地の支店において

その地域の祭礼に企業または個人とし

て参加し地域社会との共生や日本の伝

統文化を次世代へつなげる活動を続け

ています例えば青森のねぶた祭りに参

加している青森支店では毎年大型ねぶ

たを制作し1947年から今年まで60年

連続で出場しています

地域の祭礼への参加

青森ねぶた祭り

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 29: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

物流博物館は財団法人利用運送振興

会により設立された日本で初めての物

流専門の博物館です「物流」を広く社会

にアピールすることを目的に1998年 8

月東京都港区高輪に誕生しました

emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保

有する資料で文書資料史料約10000

点実質資料約2000点写真資料約

40000点映像資料約100点を収蔵し

ています

物流博物館

日本通運は2006年 8月に開催された

「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に

協賛しました日常生活環境を織り込ん

だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド

とともに体験するワークショップ形式の

展覧会で1989年からヨーロッパを中

心に70都市で開催すでに200万人が

体験しています

「ダイアログインザダーク」への協賛

長崎県では事件や事故に巻き込まれ

そうになったこどもや女性高齢者の保

護と警察への通報支援を目的とした「こ

どもトラック110番」の制度が教育委

員会と警察の協力を得てスタートしまし

た日本通運はグループ会社とともに

その趣旨に賛同トラックの車体に「こ

どもトラック110番」のステッカーを貼

り助けを求められた時の対応マニュア

ルや通報のためのチェックリストを用

意するなど協力体制を実施しています

こどもトラック110番

日本通運は社会貢献活動の一環として

各種運動部の運営を通じ国民スポーツ

の振興に寄与しています日通野球部を

はじめ柔道部相撲部剣道部も各種

大会で好成績を収めるとともに地域の

青少年への指導なども行なっており日

本の伝統文化である武道の継承にも貢

献しています

運動部の活躍

2004年の環境月間に合わせて日本通運

全社で始めた美化活動は環境月間だけ

でなく定期的に実施する支店や地域の

さまざま団体と協働する日本全国の支

店や日通グループ各社の営業所などの取

り組みによりさらにその活動の幅を広

げています

美化活動

地域の祭礼への参加

東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図

こどもトラック110番ステッカー

野球部の活躍

2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 30: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

取締役執行役員監査役

岡部 正彦代表取締役会長

川合 正矩代表取締役社長社長執行役員

中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員

渡邉 健二取締役専務執行役員

海野 孝取締役常務執行役員

瀬川 光藏取締役常務執行役員

大前 隆一取締役常務執行役員

大原 孝雄取締役常務執行役員

伊藤 康生取締役常務執行役員

横堀 正司取締役常務執行役員

佐野 弘明取締役執行役員

萩尾 計二取締役執行役員

細越 雅雄取締役執行役員

三井田 實取締役執行役員

常務執行役員

丸本 智運

山下 義憲

佐藤 克實

木村 潤

執行役員

淡路 

中村 次郎

横山 敬一郎

釣  洋一郎

宮原 敏

竹内 努

千田 賢了

植松 榮

守屋 正太郎

常勤監査役

橋本 良一

関  貴雄

安部 修武

監査役

藤田 譲

泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員

毅 瓶

2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 31: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

財務セクション

主要経営指標5カ年推移

財政状態および経営成績の検討と分析

連結貸借対照表

連結損益計算書

連結株主資本等変動計算書

連結キャッシュフロー計算書

連結財務諸表注記

独立監査人の監査報告書(翻訳)

30

31

34

36

37

38

39

49

29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 32: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

主要経営指標5カ年推移

03 04 05 06 070

1500000

1000000

500000

2000000

売上高

03 04 05 06 070

50000

40000

30000

20000

10000

60000

営業利益

03 04 05 06 070

30000

25000

20000

15000

10000

5000

35000

当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)

会計年度

 売上高

 営業利益

 当期純利益

会計年度末

 純資産

 総資産

 営業活動によるキャッシュフロー

 現金及び現金同等物の期末残高

1株当たり(円米ドル)

 純資産

 当期純利益

比率()

 自己資本比率()

 自己資本利益率()

その他(名)

 従業員数 (平均臨時雇用者数)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267

50325

33208

517516

1360694

123058

170109

48694

3184

3733

667

67773 (23796)

yen 1676918

42802

23330

367551

1205103

48315

136149

35202

2208

3050

628

65160 (25701)

$15809124

426305

281307

4383878

11526422

1042426

1440994

41249

02697

2007 20072003

yen 1666945

46156

27263

421128

1262383

83108

138236

40338

2593

3336

691

64699 (25321)

2004

yen 1753306

43025

32190

444940

1287351

83139

145983

42624

3064

3456

743

65321 (24400)

2005

yen 1793925

43187

18663

488205

1315599

63966

150615

46780

1771

3711

400

65562 (24190)

2006

売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています

30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 33: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

財政状態および経営成績の分析

企業連結と事業の状況

日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273

社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会

社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車

運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連

する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています

 運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする

238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)

オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ

ール日本通運(株)等 60社が担当しています

 販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商

事USA(株)以下6社が担当しています

 その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担

当しています

業績等の概要

経営環境と期中の取り組み

当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの

輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収

益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続

け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続

く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました

 物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向

を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど

厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流

合理化などにより業者間競争が激化しました

 当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新

しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと

もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました

 営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに

グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り

グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空

のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム

を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国

内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました

 また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の

確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め

ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周

知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア

ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育

制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました

経営成績

売上高および売上原価

以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円

40の増収となりました

  所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア

ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし

た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率

は210となり15ポイント上昇しました

 売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移

し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取

り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ

り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです

 売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増

となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61

増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主

な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の

増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上

昇等によるものです

販売費および一般管理費および営業利益

販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円

05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので

す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています

 以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165

増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています

その他損益および当期純利益

特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損

失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました

特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので

すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損

失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです

03 04 05 06 070

1000000

500000

1500000

総資産(百万円)

03 04 05 06 070

400000

300000

200000

100000

600000

500000

純資産(百万円)

03 04 05 06 070

120000

90000

30000

60000

150000

営業活動によるキャッシュフロー(百万円)

31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 34: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

 税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業

税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億

円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました

 一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413

円増加しました

 自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ

イント向上しています

事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです

運送事業

国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な

設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました

また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱

いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1

兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし

た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト

増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459

億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました

販売事業

石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門

が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円

43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円

68の増益となりました

その他の事業

売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな

り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と

なりました

 また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです

日本

航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増

加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確

保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21

の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円

135の増益となりました

米州

航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の

取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円

150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億

円493の増益となりました

欧州

航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も

好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ

80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業

費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億

円67の増益にとどまりました

アジアオセアニア

航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた

連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度

に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計

年度に比べ11億円338の増益となりました

(注)記載金額には消費税等は含まれていません

キャッシュフロー

当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」

という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う

影響額6億円を加えて1701億円となりました

営業活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連

結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期

純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247

億円などによるものです

03 04 05 06 070

30

20

25

5

10

15

35

1株当たり当期純利益(円)

03 04 05 06 070

150000

50000

100000

200000

現金及び現金同等物の期末残高(百万円)

(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

1526259

350427

14705

1891392

1584476

365578

20115

1970171

58217

15151

5409

78779

38

43

368

42

(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()

運送事業

販売事業

その他の事業

合計

39654

5011

1030

45695

45940

5351

1275

52567

6286

340

245

6872

159

68

238

150

(百万円)

(百万円)

03 04 05 06 070

400

300

100

200

500

1株当たり純資産(円)

32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 35: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計

固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計

少数株主持分

偶発債務(11)

純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計

負債及び純資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898

245513 87342 24658 15763 373279 843177

mdash

70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694

yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046

266499 94106 27236 13384 401227 819273

8120

70175 26908 316506

(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599

$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502

2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544

mdash

594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422

2007 20072006

35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 36: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

連結貸借対照表

3月31日に終了した各連結会計年度

流動資産

現金及び預金(23)

営業債権(24)

受取手形及び売掛金

貸倒引当金

たな卸資産(2)

繰延税金資産(29)

その他流動資産

流動資産合計

有形固定資産(248)

土地

車両運搬具

建物及び構築物

機械装置工具器具備品及び船舶

リース資産

建設仮勘定

減価償却累計額

有形固定資産合計

その他固定資産

投資有価証券及び出資金(24)

関係会社株式及び出資金(2)

従業員に対する長期債権

その他(2)

その他固定資産合計

資産合計

資産

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507

309635

(1805)

7130

14920

28521

531908

165327

245289

538863

224440

143719

11391

(756013)

573018

177279

11946

3192

63348

255767

yen1360694

yen 153342

287012

(2082)

7996

15424

26409

488103

163427

244722

527966

222557

134223

3376

(735029)

561244

189754

13036

3873

59587

266251

yen 1315599

$ 1469775

2622917

(15292)

60399

126389

241602

4505791

1400485

2077843

4564704

1901236

1217443

96495

(6404180)

4854027

1501735

101197

27047

536623

2166602

$11526422

2007 20072006

については注記をご参照ください

34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 37: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

投資活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結

会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の

整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に

よる収入122億などによるものです

財務活動によるキャッシュフロー

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結

会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ

による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億

円などによるものです

財政状態

資産の状況

当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末

に比べ 450億円34増となりました

 流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定

資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました

 流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金

の増加等によるものです

 固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の

減少等により投資有価証券が147億円減少しております

 当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ

239億円29増となりました

負債および純資産の状況

 流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固

定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり

ました

 流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以

内返済長期借入金の増加等によるものです

 固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです

 当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株

主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました

 純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他

有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです

 一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円

増加しています

 自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました

有利子負債

当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの

減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と

なりました

設備投資

当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流

に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客

とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年

度においては総額105923百万円の投資を実施しました

事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです

配当政策

当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお

り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上

を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です

 当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と

しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です

 当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら

安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007

年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決

され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました

 内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率

の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す

るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます

 なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主

の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中

間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です

03 04 05 06 070

4

2

10

8

6

自己資本利益率()

03 04 05 06 070

60000

20000

40000

80000

従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)

2006年度 前年同期比()

運送事業

販売事業

その他の事業

消去又は全社

合計

52719

52144

1142

106006

82

105923

427

153

3116

285

286

(百万円)

03 04 05 06 0720

30

40

自己資本比率()

33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 38: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

連結損益計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益

その他の損益

受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益

法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額

少数株主利益当期純利益利益剰余金

利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1866267 1735242 131024 80699 50325

3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918

20961 4141 25102

(607) 33208

mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash

yen 3184 800

yen 1793925

1670473

123451

80264

43187

2406

(4232)

14963

8861

(13731)

604

(12538)

6010

45531

23799

2220

26020

(847)

18663

306642

(230)

(8346)

(222)

0

yen 316506

yen 1771

800

$15809124 14699213 1109910 683605 426305

26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095

177564 35079 212643

(5143) 281307

mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash

$ 02697 00678

2007 20072006

(金額円) (金額米ドル)

については注記をご参照ください

36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 39: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

連結株主資本等変動計算書

3月31日に終了した連結会計年度

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

(金額百万円)

yen496326

(8345)

(182)

33208

(125)

16

62

641

(4084)

yen517516

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

yen8120

1497

yen9617

yen1617

3241

yen4858

yenmdash

5

yen5

yen84314

(8828)

yen75485

yen(11316)

(125)

14

yen(11426)

yen316506

(8345)

(182)

33208

62

641

yen341890

yen26908

1

yen26909

yen70175

yen70175

2006年3月31日残高

剰余金の配当

利益処分による役員賞与

当期純利益

自己株式の取得

自己株式の処分

連結範囲の変動

持分法の適用範囲の変動

株主資本以外の項目の変動

2007年3月31日残高

$4204381

(70693)

(1546)

281305

(1059)

127

529

5435

(34600)

$4383878

$68792

12681

$81473

$13706

27454

$41160

$mdash

46

$46

$714222

(74782)

$639440

$(95857)

(1059)

119

$(96797)

$2681121

(70693)

(1546)

281305

529

5435

$2896153

$227940

8

$227948

$594453

$594453

(金額千米ドル)(1)

については注記をご参照ください

純資産合計少数株主持分

為替換算調整勘定

繰延ヘッジ損益

その他有価証券評価差額金

自己株式利益剰余金資本剰余金資本金

37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 40: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー

投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー

財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058

(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)

167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109

yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966

(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)

(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615

$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426

(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)

1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994

2007 20072006

については注記をご参照ください

連結キャッシュフロー計算書

3月31日に終了した各連結会計年度

38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 41: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

1 連結財務諸表作成上の基礎

 日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義

務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に

よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります

 海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正

妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています

 円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります

 米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し

千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております

2 重要な会計方針の要約

(a)連結範囲

 2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月

期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております

 のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております

 2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に

おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております

 重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております

(b)現金及び現金同等物

 連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に

換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する

短期投資からなっております

(c)投資

 その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評

価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお

りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております

(d)たな卸資産

 主として移動平均法による原価法によっております

(e)貸倒引当金

 債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております

 固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月

期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております

連結財務諸表注記

39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 42: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

(f)固定資産及びリース資産

 有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております

 建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年

数によって減価償却を行っております

 収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価

額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84

百万円計上しております

 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理によっております

(g)固定資産の減損

 2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企

業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第

6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731

百万円減少しております

 なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております

(h)退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して

おります

 過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております

 数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分

した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております

(i)1株当たり情報

 基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって

計算しております

 なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません

(j)消費税等

 当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております

(k)役員賞与に関する会計基準

 2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)

を適用しております

 これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して

おります

40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 43: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

3 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです

現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 173507 (3206) (190) yen 170109

yen 153342

(2481)

(244)

yen 150615

$1469775 (27157) (1615) $ 1440

200720062007

第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513

yen 200

40000

100

274794

315094

(48594)

yen 266499

$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744

2006 20072007

4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金

(a)短期借入金

 短期借入金は運転資金として利用しております

(b)コマーシャルペーパー

 コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル

ドル)2006年3月期は105億円計上しております

(c)長期借入金社債

 長期借入金社債の内訳は次のとおりです

2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです

2008年2009年2010年2011年2012年以降

(金額百万円)(金額千米ドル)

(1)

yen 68114 25777 68959 719 41843

$576994 218357 584157 6093 354455

3月31日に終了する年度

41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 44: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

(d)担保提供資産

 担保に供している資産は次のとおりです

有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 10902 190 1201 2574

$ 92358 1615 10181 21805

5 退職給付関係

 退職給付債務に関する事項は次のとおりです

退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)

yen (181832)

91573

3251

(6195)

yen (93203)

$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)

2006 20072007

 退職給付費用に関する事項は次のとおりです

勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846

yen 8875

4615

(597)

3096

(665)

12538

27862

669

yen 28532

$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297

2006 20072007

 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです

割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数

主として25 主として25 15年 12~15年

主として25 主として25 15年 12~15年

20062007

 上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447

万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております

42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 45: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

6 自己株式

2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です

7 リース取引関係

(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引

借主側

(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 821 1033 yen 1854

yen 885

1341

yen 2226

$ 6959 8752 $ 15712

2006 20072007

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen1795

2488 226 yen4511

2006 20072007

yen891

1652 112 yen2656

yen904

836 114 yen1854

yen1761

3108

320

yen5189

yen884

1893

185

yen2963

yen876

1214

135

yen2226

$15213 21082 1921 $43962

$7555 13995 954 $22504

$7658 7087 967 $15712

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

期末残高相当額

減価償却累計額相当額

取得価額相当額

(c)支払リース料(減価償却費相当額)

支払リース料(減価償却費相当額)

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 897 (897)

yen 999

(999)

$ 7598 (7598)

2006 20072007

 減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております

 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占

める割合が低いため支払利子込み法によっております

43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 46: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

貸主側

(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高

車両運搬具

機械装置及び

工具器具備品

その他

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen39345

102408

20301

yen162056

2006 20072007

yen24026

59059

10618

yen93704

yen15318

43349

9683

yen68352

yen37254

95171

16802

yen149227

yen22186

55476

9721

yen87385

yen15067

39694

7080

yen61842

$333295

867504

171975

$1372775

$203529

500288

89947

$793765

$129766

367215

82028

$579010

期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却

累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額

(b)未経過リース料期末残高相当額

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 23560 48996 yen 72557

yen 21701

41822

yen 63523

$ 199583 415050 $ 614633

2006 20072007

(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額

受取リース料減価償却費受取利息相当額

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 27337 23858 2591

yen 26110

20988

2653

$ 231575 202109 21953

2006 20072007

 リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法

によっております

(2)オペレーティングリース取引

借主側

一年以内一年超合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 8411 57892 yen 66303

yen 6654

54042

yen 60696

$ 71256 490402 $ 561658

2006 20072007

44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 47: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

8 減損損失

 2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております

物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 5759 2628 754 4588 yen 13731

$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893

用途 種類 場所

(減損損失の認識に至った経緯)

 事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能

性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです

(資産のグルーピングの方法)

 事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に

ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております

(回収可能価額の算定方法)

 当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し

ております

9 税効果会計

 法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月

期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と

なっております

 当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです

国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率

407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426

407

32

(16)

131

53

(13)

(23)

571

20062007

45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 48: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです

繰延税金資産(流動)

貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計

(固定)

貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 445 8576 927 3670 2516 16136

534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472

yen 517

8264

1137

4168

2334

16422

713

63189

1988

5588

5731

(6424)

70786

yen 87209

$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692

4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569

2006 20072007

繰延税金負債(流動)

固定資産圧縮積立金 その他 計

(固定)

固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計

繰延税金資産負債の純額

流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 793 364 1158

17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211

yen 14920 (24658) yen (9738)

yen 678

319

997

15786

20653

58072

3511

98023

yen 99021

yen 15424

(27236)

yen (11811)

$ 6723 3089 9813

145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065

$ 126389 (208885) $ (82496)

2006 20072007

46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 49: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

10 セグメント情報

(a)事業の種類別セグメント情報

 事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております

 運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬

架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております

 販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります

 その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります

 事業の種類別セグメント情報は次のとおりです

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額百万円)

yen1866267 50325 1360694 80054 105923

連結

yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)

消去又は全社

yen1970171 52567 1390632 80442 106006

yen20115 1275 17516 283 1142

その他の事業

yen365578 5351 243601 45230 52144

販売事業

yen1584476 45940 1129514 34928 52719

運送事業

2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出

(金額百万円)

yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391

yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)

yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472

yen14705 1030 13418 551 6 277

yen350427 5011 240994 44636 781 45239

yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出

(金額千米ドル)(1)

$15809124 426305 11526422 678142 897278

$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)

$16689297 445297 11780031 681428 897975

$170401 10801 148385 2404 9681

$3096813 45332 2063542 383147 441712

$13422081 389164 9568102 295876 446582

連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業

47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 50: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

(b)海外売上高

 海外売上高は次のとおりです

海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen392948 210

yen349821

195

$3328664 210

2006 20072007

 偶発債務残高の内訳は次のとおりです

受取手形割引高保証債務

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 88 2118

$ 749 17949

11 偶発債務

 下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され

た定時株主総会において承認されました

利益処分

配当金(¥40株) 役員賞与

(金額百万円) (金額千米ドル)(1)

yen 4172 186

$ 35340 1576

12 後発事象

48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 51: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

独立監査人の監査報告書

日本通運株式会社

取締役会 御中

我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸

借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ

シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々

の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある

我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査

基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求

めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営

者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで

いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している

我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に

準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって

終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において

適切に表示している

添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者

の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で

は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている

新日本監査法人

2007年6月28日

和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財

務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監

査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です

独立監査人の監査報告書

49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 52: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

グローバルネットワーク

主な海外子会社海外駐在員事務所

アメリカ

NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100

NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822

NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333

NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011

NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759

ヨーロッパ

NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470

NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300

NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00

NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273

NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808

NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1

NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840

NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520

NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626

NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247

アジアオセアニア

NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272

NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001

NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511

NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422

NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511

NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202

50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 53: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830

NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588

NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000

NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301

NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979

SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022

NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202

NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD

10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111

NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199

NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340

NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500

NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000

NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699

HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343

NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)

COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688

NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104

NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606

PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423

PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551

NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211

NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922

海外駐在員事務所

MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631

JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549

NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358

SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485

51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 54: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

会社情報(2007年3月31日現在)

m会社名

m本社住所

m設立

m資本金

m従業員数

mURL

日本通運株式会社

105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号

1937年10月1日

70175百万円

37963名

httpwwwnittsucojp

m主要事業

1鉄道利用運送事業

2貨物自動車運送事業

3貨物自動車利用運送事業

4海上運送事業

5内航海運業

6港湾運送事業

7船舶利用運送事業

8利用航空運送事業

9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業

10貨物運送取次事業

11倉庫業

12建設業

13通関業

14通運計算事業

15航空運送代理店業

16損害保険代理業

17荷造包装事業

18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業

19旅行業

20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業

21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業

22警備業

23一般労働者派遣事業

24廃棄物処理業

25特定信書便事業

26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業

27前各号に関連する事業

28前各号の事業への投資および融資

52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 55: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の

日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の

国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い

多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します

インド

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

インドネシア

マレーシア

中国

台湾

韓国

オーストラリア

ニュージーランド

英国

アイルランド

フィンランド

ベルギー

ドイツ

オランダ

フランス

イタリア

ハンガリー

南アフリカ

アラブ首長国連邦

スペイン

米国

メキシコ

チリ

カナダ

ブラジル

米州 欧州 アジアオセアニア

ポルトガル

オーストリア

スイス

チェコ

ルクセンブルグ

ポーランド

トルコ

ロシア

カ国

都市

拠点

37196340

(2007年3月末)

株式情報 (2007年3月31日現在)

m上場証券取引所

m株式数

m株主数

m株主名簿管理人

東京大阪

発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数   1062299281株

64734名

三菱UFJ信託銀行

m所有者別株主数 m所有者別保有株式数

m大株主の状況(2007年3月31日現在)

m株価の推移と出来高

朝日生命保険相互会社

ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)

株式会社みずほ銀行

日本興亜損害保険株式会社

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)

株式会社みずほコーポレート銀行

日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)

日通株式貯蓄会

株式会社三菱東京UFJ銀行

所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合()

65474

56236

51766

50294

44706

43464

41477

32976

23252

20554

616

529

487

473

421

409

390

310

219

193

0

30000

60000

90000

120000

150000

(千株)

(円)

0

200

400

800

600

1000

19974

19984

19994

20004

20014

20024

20034

20044

20054

20064

20074

個人その他 976

その他の法人 14

外国法人 06

金融機関 03

証券会社 01

金融機関 437

個人その他 212

外国法人 271

その他の法人 65

証券会社 15

氏名又は名称

NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07

Page 56: Leading the Change...2007/11/05  · Leading the Change aiming to be the no. 1 LogistiCs Provider 〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 TEL:03-6251-1111 URL:

Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider

105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号

TEL03-6251-1111

URLhttpwwwnittsucojp

1515

Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています

このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています

annuaL rePort 20072007年3月期

日本通運株式会社  

an

nu

aL r

eP

or

t 20

07