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105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の トップ企業へと成長を加速しています
日本国内シェア
日本通運グループの国内海外子会社関連会社
合計
海外
国内
28968
357
日本通運グループは子会社300社(連結子会社273社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会社18社)で構成されています
国際航空貨物
アジア地域と日本欧米間の貨物の取扱いの
増加にともない収益性の高い航空輸送も
拡大しています
国内航空貨物
トラック輸送航空輸送海上輸送や鉄道輸送など
あらゆる輸送モード倉庫業などとの連携により
安定した取扱量を確保しています
鉄道輸送
環境への負荷を削減するためトラック輸送から
鉄道輸送へのシフトが続いています
倉庫21社統計
グループ力を鍵に拡大を続けています
218
274
427
377
No 1
No 1
No 1
No 1
(2007年3月末JAFAJr FrEiGHtMlit発表)
No 1
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0
1500000
1000000
500000
2000000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
売上高
0
50000
40000
30000
20000
10000
60000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
営業利益
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益
0
1000000
500000
1500000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
総資産
0
400000
300000
200000
100000
600000
500000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
純資産
0
30
20
10
40
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
1株当たり当期純利益
財務ハイライト
合計
186667(百万円)
合計
1316001(百万円)
合計
186667(百万円)
販売事業
150 運送事業
847
航空
164
鉄道取扱
73
その他の事業
03
米州
4
アジアオセアニア
51
欧州 3
重量品建設
43
海運
109
付帯事業他
166
自動車
398
倉庫
47
日本
893
事業の種類別セグメント売上高(連結)
所在地別セグメント売上高(連結)
事業別売上内訳(単体)
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円)(百万円) (円)
種類別所在地別セグメント売上高(連結)および事業別売上内訳(単体)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
1株当たり当期純利益(円米ドル)
(金額百万円) (金額千米ドル)
yen186667
5035
3308
517516
1360694
3184
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
2208
$1580914
46305
81307
4383878
11564
0697
007 0072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
2593
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
3064
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
1771
2006
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
目 次
社長インタビュー
特集
1加速する海外展開
2総合ロジスティクス体制の強化
差別化事業の展開
海外所在地別セグメントの概況
米州
欧州
アジアオセアニア
CSR推進体制
環境と社会貢献への取り組み
取締役執行役員監査役
財務セクション
グローバルネットワーク
会社情報
株式情報
4
10
12
14
16
18
20
22
25
28
29
50
52
53
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
順調なスタートとなった中計初年度
新中期経営計画のスタートということで
確かに当期は重要な期となりました結
果を先にお話しさせていただければ各
部門の努力もあり売上高1兆 8662
億円(前期比 40増)営業利益503
億円(同165増)経常利益574億
円(同172増)当期純利益332億
円(同779増)の増収増益で売上
高および当期純利益は過去最高の
数字を達成することができました
emsp営業利益率は27経常利益
率は31でいずれも新中期経
営計画に掲げた最終年度の目標
数値を達成しており計画達成
に向け順調な歩み出しになった
と思っています
2桁の伸びを続ける
海外関連事業
手応えとしてはまず1つに海
外関連事業が好調だったことが
あげられます当期はロシアポー
ランドアラブ首長国連邦でも営業を開
始し事業地域が大きく拡大しました
emsp一方すでに事業を行っている国での事
業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ
ンで現地法人を増やしたほかベトナムの
ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ
ストなどで新たに倉庫を開設しています
emspさらに中国では三菱商事との提携で
内陸部の拠点網を拡充台湾では現地
企業の立欧股 有限公司から海運事業
を買い取り海運貨物のフォワーディング
を直接手がけられる体制を築きました
emspこのような積極的な施策を展開した
結果海外関連事業は前々期および前
期に続く2桁の伸び率を示し連結売
上高(単体の海外関連売上高と海外セ
グメント米州欧州アジアオセアニ
アの売上高の和)における海外比率も
282まで高まりました
差別化商品に手応えのあった国内事業
またここ2年ほど厳しい状況だった国内
事業についても当期は売上利益とも回
復基調に転じることができました中で
も当社グループの優位性を際だたせる差
別化商品と位置づけた「重機建設」「警備
輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調
に伸び国内事業の回復を牽引しています
200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の
初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q
代表取締役社長
「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を
基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である
200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により
海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ
過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました
社長インタビュー
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
emsp重機建設についてはおおむね4年に
1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ
トダウンメンテナンス(石油化学工場な
どで製造を止めて行う定期保全工事)の
ピーク時期に乗ったという環境面の追い
風もありますが組織改編により重機建
設事業部として独立させたことも成長の
加速に寄与したと考えています
emspまた警備輸送については集配金業務
をアウトソーシングする金融機関が増え
ておりそうしたニーズをとらえ当社の
CSD(キャッシュセーフティデリバリー)
サービスが順調に伸びています
emsp引越事業については2005年度から
大都市圏で導入を始めた反復使用が可
能な梱包資材を用いて引越における環
境面と労力の負荷を軽減する「えころじ
こんぽ」が非常に好評で2007年5月1
日から全国に展開を広げています
emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減
に貢献できるということで活用される
お客さまが当期から本格的に増えてき
ましたジャストインタイムの納入が
基本となっている自動車や電機精密関
連製品の部品輸送では万が一列車の
運行にトラブルが起きた場合の緊急輸
送体制が問題となりますがその点で
総合的な輸送力を備え発着一貫体制を
取っている当社への信頼は厚く他社に
対する大きな競争力となっています
日本通運グループ「パワーアップカ年計画」
改革への挑戦お客さまとともに
新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します
当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが
200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ
この1年で小口貨物の改革方針を決断
国内事業の一番の課題は小口貨物事
業の再編にあると認識しています当社
のペリカン便は現在の状況から迅速に
能率効率の向上を図るには自社の力
だけでは限界があると思われるため他
社とのアライアンスにより規模を拡大す
るか非効率な部分をアウトソーシング
に委ねるかどちらかに進む先を定めな
ければならないと考えています重要な
問題なのでさまざまな角度から検討を
重ね本年度中には方向性を決めます
emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路
線貨物「アロー便」がありますが現在こ
れについて日本トラックや備後通運徳島
通運東北トラックといった関連会社を含
めグループ一体で路線配送網を構築しよ
うと体制の整備を進めているところです
emspまた2006年度に手応えを得た差別化
商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ
トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた
り売上の減少を予想していますしかし収
益構造の転換が進んでおり売上は落とし
ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗
り越えられそうですこの他の警備輸送や
引越鉄道輸送などは拡大するニーズに
しっかりと対応しているので引き続き好調
を維持できるものと考えています
人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します
コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します
経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します
営業のパワーアップ
現場力のパワーアップ
CSR実践のパワーアップ
経営体質のパワーアップ
小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北米での倉庫新設とロシア事業の強化
地域別にあげていくとまず北米では
自社で保有する航空機を使い陸上輸送
と組み合わせて運輸サービスを提供す
るインテグレーターにどう対抗していく
かが課題の1つですこれに対して当社
は現在ロサンゼルスシカゴニュー
ヨークを起点に北米をカバーし夜間の
トラック継送でインテグレーターに劣ら
ないスピードを実現すべく体制を整え
ていますさらにサービス力を高める
ためロサンゼルスとシカゴに新たな自
社倉庫の建設を進めています
emsp欧州については近年日本企業が相
次いで進出しているロシアでの事業拡
大が大きな課題です同国では2006年
にサンクトペテルブルグに現地法人を
設けていますが2007年度に入りモス
クワにも営業拠点を設けました東欧で
はハンガリーの好調が続く一方ロシア
の重要性が今後さらに増してくるはずで
すこのほか当社が欧州エリアとして
いる中では中東のドバイにも現地法人
を設立しましたし当面はトルコを事業
化するかどうかの判断が課題だと思って
います
社長インタビュー
PL不動産金融などで成長を加速
一方新たな伸びが期待できるものの
1つが倉庫を基軸とした3PL(サード
パーティーロジスティクス)事業です
2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な
く停滞した感もありましたがこの間に
計画を進めてきたものが順次稼働を始
めるため2007年度から3PL事業の拡
大が加速します
emspまた2006年度の機構改革で新たに
発足した不動産開発部の活動も本格化
します当社グループが持つ不動産資産
の有効活用を主な目的にしておりすで
に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ
クトが進行中です
emsp2006年10月に設立した金融子会社
の日通キャピタルも今年 4月から営
業を開始しました金融サービスを加え
ることで3PL事業のさらなる高度化な
どさまざまな期待を持って設立した会
社ですがまずはCSDの資金管理やグ
ループ内金融など基本的な業務をこな
しながらスムーズな事業立ち上げを図
りたいと考えています
emspさらに2007年3月に事業買収した人
材派遣会社の「キャリアロード」について
も人材派遣の内製化や人口減少時代
における作業人材の確保など将来にわ
たる事業基盤を固める上で大きな役割
を果たしてくれるものと期待しています
200年度実績 200年度実績 200年度目標
売上高 17939 18662 20000
営業利益 431 503 545
売上高営業利益率() 24 27 27
経常利益 490 574 600
売上高経常利益率() 27 31 30
当期純利益 186 332 353
売上高当期純利益率() 10 18 18
総資本利益率(ROA)() 14 24 27
株主資本利益率(ROE)() 40 67 66
順調な拡大が続いている海外事業については
200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ
パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0年度実績
0年度実績
0年度目標
0
1794
1296
18662000
13841316
連結単体
連結単体売上高実績と目標(十億円)
成長するアジアで着実に事業を拡大
アジアは2007年 4月にインドの物流
会社を買収し同国で最大規模の日系物
流企業となり本格進出を果たしまし
たインドでは日系自動車関連企業の進
出が続いておりIT関連や電機精密関
連の倉庫配送業務の需要も高まって
いることから今後の事業拡大を期待し
ています
emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡
充が進んだ拠点網を活用してさらに事
業を伸ばしていきたいと考えています
また台湾では2007年1月に現地企業
の海運事業を買収したことで航空海
運とも直接手がけられるようになった効
果を本格的に発揮していきます台湾で
はこれまで日本企業のお客さまがほと
んどでしたが今後は買収した事業会社
がもともと持っていた台湾のお客さまと
の接点も活かし事業拡大に取り組む考
えです
emspこのほかでは当社が事業化していな
い地域としてアフリカがありますが需
要動向のリサーチを続け適宜必要に
応じて対応してまいります
目標のいち早い達成を目指して
2008年3月期については連結で売上
高1兆9050億円(前期比21増)営
業利益492億円(同22減)経常利益
560億円(同25減)当期純利益335
億円(同09増)という見通しを発表さ
せていただきましたこれには税制改革
に伴う減価償却費の負担増として40億
円を見込んでおり営業利益および経常
利益における前期比減の大きな要因に
もなっていますその点を勘案すれば
中期経営計画で最終年度目標とした経
常利益 600億円を1年前倒しで達成す
ることになります
emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと
ですが私どもは目標数字を1つの通過
点ととらえていますいずれ通過するの
であればなるべく早く通過すべきだと
考えこれからもより未来の成長を視野
に入れながら経営にあたってまいります
そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で
200年月期の業績はどのように予測していますかQ
国際的な総合物流企業へ
中長期的にはこれまでに培った総合力
を活かし事業ミックスを進めていくこ
とを目指しています
emsp具体的には管理費の負担が軽くコス
ト面で優位な中小事業者と直接競合する
ことになるトラック単独から当社の資産
やシステム幅広い対応力などを活かした
「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進
化を遂げたいと考えています同時に実
運送中心から資産リスクが低く収益性の
高い「フォワーディングを中心とした事業
日本通運が中長期的な将来に目指しているのは
どのような企業像なのでしょうか Q
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
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30000
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(千株)
(円)
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19974
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20004
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20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の トップ企業へと成長を加速しています
日本国内シェア
日本通運グループの国内海外子会社関連会社
合計
海外
国内
28968
357
日本通運グループは子会社300社(連結子会社273社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会社18社)で構成されています
国際航空貨物
アジア地域と日本欧米間の貨物の取扱いの
増加にともない収益性の高い航空輸送も
拡大しています
国内航空貨物
トラック輸送航空輸送海上輸送や鉄道輸送など
あらゆる輸送モード倉庫業などとの連携により
安定した取扱量を確保しています
鉄道輸送
環境への負荷を削減するためトラック輸送から
鉄道輸送へのシフトが続いています
倉庫21社統計
グループ力を鍵に拡大を続けています
218
274
427
377
No 1
No 1
No 1
No 1
(2007年3月末JAFAJr FrEiGHtMlit発表)
No 1
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0
1500000
1000000
500000
2000000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
売上高
0
50000
40000
30000
20000
10000
60000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
営業利益
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益
0
1000000
500000
1500000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
総資産
0
400000
300000
200000
100000
600000
500000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
純資産
0
30
20
10
40
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
1株当たり当期純利益
財務ハイライト
合計
186667(百万円)
合計
1316001(百万円)
合計
186667(百万円)
販売事業
150 運送事業
847
航空
164
鉄道取扱
73
その他の事業
03
米州
4
アジアオセアニア
51
欧州 3
重量品建設
43
海運
109
付帯事業他
166
自動車
398
倉庫
47
日本
893
事業の種類別セグメント売上高(連結)
所在地別セグメント売上高(連結)
事業別売上内訳(単体)
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円)(百万円) (円)
種類別所在地別セグメント売上高(連結)および事業別売上内訳(単体)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
1株当たり当期純利益(円米ドル)
(金額百万円) (金額千米ドル)
yen186667
5035
3308
517516
1360694
3184
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
2208
$1580914
46305
81307
4383878
11564
0697
007 0072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
2593
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
3064
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
1771
2006
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
目 次
社長インタビュー
特集
1加速する海外展開
2総合ロジスティクス体制の強化
差別化事業の展開
海外所在地別セグメントの概況
米州
欧州
アジアオセアニア
CSR推進体制
環境と社会貢献への取り組み
取締役執行役員監査役
財務セクション
グローバルネットワーク
会社情報
株式情報
4
10
12
14
16
18
20
22
25
28
29
50
52
53
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
順調なスタートとなった中計初年度
新中期経営計画のスタートということで
確かに当期は重要な期となりました結
果を先にお話しさせていただければ各
部門の努力もあり売上高1兆 8662
億円(前期比 40増)営業利益503
億円(同165増)経常利益574億
円(同172増)当期純利益332億
円(同779増)の増収増益で売上
高および当期純利益は過去最高の
数字を達成することができました
emsp営業利益率は27経常利益
率は31でいずれも新中期経
営計画に掲げた最終年度の目標
数値を達成しており計画達成
に向け順調な歩み出しになった
と思っています
2桁の伸びを続ける
海外関連事業
手応えとしてはまず1つに海
外関連事業が好調だったことが
あげられます当期はロシアポー
ランドアラブ首長国連邦でも営業を開
始し事業地域が大きく拡大しました
emsp一方すでに事業を行っている国での事
業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ
ンで現地法人を増やしたほかベトナムの
ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ
ストなどで新たに倉庫を開設しています
emspさらに中国では三菱商事との提携で
内陸部の拠点網を拡充台湾では現地
企業の立欧股 有限公司から海運事業
を買い取り海運貨物のフォワーディング
を直接手がけられる体制を築きました
emspこのような積極的な施策を展開した
結果海外関連事業は前々期および前
期に続く2桁の伸び率を示し連結売
上高(単体の海外関連売上高と海外セ
グメント米州欧州アジアオセアニ
アの売上高の和)における海外比率も
282まで高まりました
差別化商品に手応えのあった国内事業
またここ2年ほど厳しい状況だった国内
事業についても当期は売上利益とも回
復基調に転じることができました中で
も当社グループの優位性を際だたせる差
別化商品と位置づけた「重機建設」「警備
輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調
に伸び国内事業の回復を牽引しています
200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の
初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q
代表取締役社長
「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を
基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である
200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により
海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ
過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました
社長インタビュー
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
emsp重機建設についてはおおむね4年に
1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ
トダウンメンテナンス(石油化学工場な
どで製造を止めて行う定期保全工事)の
ピーク時期に乗ったという環境面の追い
風もありますが組織改編により重機建
設事業部として独立させたことも成長の
加速に寄与したと考えています
emspまた警備輸送については集配金業務
をアウトソーシングする金融機関が増え
ておりそうしたニーズをとらえ当社の
CSD(キャッシュセーフティデリバリー)
サービスが順調に伸びています
emsp引越事業については2005年度から
大都市圏で導入を始めた反復使用が可
能な梱包資材を用いて引越における環
境面と労力の負荷を軽減する「えころじ
こんぽ」が非常に好評で2007年5月1
日から全国に展開を広げています
emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減
に貢献できるということで活用される
お客さまが当期から本格的に増えてき
ましたジャストインタイムの納入が
基本となっている自動車や電機精密関
連製品の部品輸送では万が一列車の
運行にトラブルが起きた場合の緊急輸
送体制が問題となりますがその点で
総合的な輸送力を備え発着一貫体制を
取っている当社への信頼は厚く他社に
対する大きな競争力となっています
日本通運グループ「パワーアップカ年計画」
改革への挑戦お客さまとともに
新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します
当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが
200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ
この1年で小口貨物の改革方針を決断
国内事業の一番の課題は小口貨物事
業の再編にあると認識しています当社
のペリカン便は現在の状況から迅速に
能率効率の向上を図るには自社の力
だけでは限界があると思われるため他
社とのアライアンスにより規模を拡大す
るか非効率な部分をアウトソーシング
に委ねるかどちらかに進む先を定めな
ければならないと考えています重要な
問題なのでさまざまな角度から検討を
重ね本年度中には方向性を決めます
emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路
線貨物「アロー便」がありますが現在こ
れについて日本トラックや備後通運徳島
通運東北トラックといった関連会社を含
めグループ一体で路線配送網を構築しよ
うと体制の整備を進めているところです
emspまた2006年度に手応えを得た差別化
商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ
トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた
り売上の減少を予想していますしかし収
益構造の転換が進んでおり売上は落とし
ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗
り越えられそうですこの他の警備輸送や
引越鉄道輸送などは拡大するニーズに
しっかりと対応しているので引き続き好調
を維持できるものと考えています
人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します
コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します
経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します
営業のパワーアップ
現場力のパワーアップ
CSR実践のパワーアップ
経営体質のパワーアップ
小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北米での倉庫新設とロシア事業の強化
地域別にあげていくとまず北米では
自社で保有する航空機を使い陸上輸送
と組み合わせて運輸サービスを提供す
るインテグレーターにどう対抗していく
かが課題の1つですこれに対して当社
は現在ロサンゼルスシカゴニュー
ヨークを起点に北米をカバーし夜間の
トラック継送でインテグレーターに劣ら
ないスピードを実現すべく体制を整え
ていますさらにサービス力を高める
ためロサンゼルスとシカゴに新たな自
社倉庫の建設を進めています
emsp欧州については近年日本企業が相
次いで進出しているロシアでの事業拡
大が大きな課題です同国では2006年
にサンクトペテルブルグに現地法人を
設けていますが2007年度に入りモス
クワにも営業拠点を設けました東欧で
はハンガリーの好調が続く一方ロシア
の重要性が今後さらに増してくるはずで
すこのほか当社が欧州エリアとして
いる中では中東のドバイにも現地法人
を設立しましたし当面はトルコを事業
化するかどうかの判断が課題だと思って
います
社長インタビュー
PL不動産金融などで成長を加速
一方新たな伸びが期待できるものの
1つが倉庫を基軸とした3PL(サード
パーティーロジスティクス)事業です
2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な
く停滞した感もありましたがこの間に
計画を進めてきたものが順次稼働を始
めるため2007年度から3PL事業の拡
大が加速します
emspまた2006年度の機構改革で新たに
発足した不動産開発部の活動も本格化
します当社グループが持つ不動産資産
の有効活用を主な目的にしておりすで
に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ
クトが進行中です
emsp2006年10月に設立した金融子会社
の日通キャピタルも今年 4月から営
業を開始しました金融サービスを加え
ることで3PL事業のさらなる高度化な
どさまざまな期待を持って設立した会
社ですがまずはCSDの資金管理やグ
ループ内金融など基本的な業務をこな
しながらスムーズな事業立ち上げを図
りたいと考えています
emspさらに2007年3月に事業買収した人
材派遣会社の「キャリアロード」について
も人材派遣の内製化や人口減少時代
における作業人材の確保など将来にわ
たる事業基盤を固める上で大きな役割
を果たしてくれるものと期待しています
200年度実績 200年度実績 200年度目標
売上高 17939 18662 20000
営業利益 431 503 545
売上高営業利益率() 24 27 27
経常利益 490 574 600
売上高経常利益率() 27 31 30
当期純利益 186 332 353
売上高当期純利益率() 10 18 18
総資本利益率(ROA)() 14 24 27
株主資本利益率(ROE)() 40 67 66
順調な拡大が続いている海外事業については
200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ
パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0年度実績
0年度実績
0年度目標
0
1794
1296
18662000
13841316
連結単体
連結単体売上高実績と目標(十億円)
成長するアジアで着実に事業を拡大
アジアは2007年 4月にインドの物流
会社を買収し同国で最大規模の日系物
流企業となり本格進出を果たしまし
たインドでは日系自動車関連企業の進
出が続いておりIT関連や電機精密関
連の倉庫配送業務の需要も高まって
いることから今後の事業拡大を期待し
ています
emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡
充が進んだ拠点網を活用してさらに事
業を伸ばしていきたいと考えています
また台湾では2007年1月に現地企業
の海運事業を買収したことで航空海
運とも直接手がけられるようになった効
果を本格的に発揮していきます台湾で
はこれまで日本企業のお客さまがほと
んどでしたが今後は買収した事業会社
がもともと持っていた台湾のお客さまと
の接点も活かし事業拡大に取り組む考
えです
emspこのほかでは当社が事業化していな
い地域としてアフリカがありますが需
要動向のリサーチを続け適宜必要に
応じて対応してまいります
目標のいち早い達成を目指して
2008年3月期については連結で売上
高1兆9050億円(前期比21増)営
業利益492億円(同22減)経常利益
560億円(同25減)当期純利益335
億円(同09増)という見通しを発表さ
せていただきましたこれには税制改革
に伴う減価償却費の負担増として40億
円を見込んでおり営業利益および経常
利益における前期比減の大きな要因に
もなっていますその点を勘案すれば
中期経営計画で最終年度目標とした経
常利益 600億円を1年前倒しで達成す
ることになります
emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと
ですが私どもは目標数字を1つの通過
点ととらえていますいずれ通過するの
であればなるべく早く通過すべきだと
考えこれからもより未来の成長を視野
に入れながら経営にあたってまいります
そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で
200年月期の業績はどのように予測していますかQ
国際的な総合物流企業へ
中長期的にはこれまでに培った総合力
を活かし事業ミックスを進めていくこ
とを目指しています
emsp具体的には管理費の負担が軽くコス
ト面で優位な中小事業者と直接競合する
ことになるトラック単独から当社の資産
やシステム幅広い対応力などを活かした
「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進
化を遂げたいと考えています同時に実
運送中心から資産リスクが低く収益性の
高い「フォワーディングを中心とした事業
日本通運が中長期的な将来に目指しているのは
どのような企業像なのでしょうか Q
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の トップ企業へと成長を加速しています
日本国内シェア
日本通運グループの国内海外子会社関連会社
合計
海外
国内
28968
357
日本通運グループは子会社300社(連結子会社273社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会社18社)で構成されています
国際航空貨物
アジア地域と日本欧米間の貨物の取扱いの
増加にともない収益性の高い航空輸送も
拡大しています
国内航空貨物
トラック輸送航空輸送海上輸送や鉄道輸送など
あらゆる輸送モード倉庫業などとの連携により
安定した取扱量を確保しています
鉄道輸送
環境への負荷を削減するためトラック輸送から
鉄道輸送へのシフトが続いています
倉庫21社統計
グループ力を鍵に拡大を続けています
218
274
427
377
No 1
No 1
No 1
No 1
(2007年3月末JAFAJr FrEiGHtMlit発表)
No 1
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0
1500000
1000000
500000
2000000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
売上高
0
50000
40000
30000
20000
10000
60000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
営業利益
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益
0
1000000
500000
1500000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
総資産
0
400000
300000
200000
100000
600000
500000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
純資産
0
30
20
10
40
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
1株当たり当期純利益
財務ハイライト
合計
186667(百万円)
合計
1316001(百万円)
合計
186667(百万円)
販売事業
150 運送事業
847
航空
164
鉄道取扱
73
その他の事業
03
米州
4
アジアオセアニア
51
欧州 3
重量品建設
43
海運
109
付帯事業他
166
自動車
398
倉庫
47
日本
893
事業の種類別セグメント売上高(連結)
所在地別セグメント売上高(連結)
事業別売上内訳(単体)
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円)(百万円) (円)
種類別所在地別セグメント売上高(連結)および事業別売上内訳(単体)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
1株当たり当期純利益(円米ドル)
(金額百万円) (金額千米ドル)
yen186667
5035
3308
517516
1360694
3184
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
2208
$1580914
46305
81307
4383878
11564
0697
007 0072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
2593
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
3064
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
1771
2006
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
目 次
社長インタビュー
特集
1加速する海外展開
2総合ロジスティクス体制の強化
差別化事業の展開
海外所在地別セグメントの概況
米州
欧州
アジアオセアニア
CSR推進体制
環境と社会貢献への取り組み
取締役執行役員監査役
財務セクション
グローバルネットワーク
会社情報
株式情報
4
10
12
14
16
18
20
22
25
28
29
50
52
53
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
順調なスタートとなった中計初年度
新中期経営計画のスタートということで
確かに当期は重要な期となりました結
果を先にお話しさせていただければ各
部門の努力もあり売上高1兆 8662
億円(前期比 40増)営業利益503
億円(同165増)経常利益574億
円(同172増)当期純利益332億
円(同779増)の増収増益で売上
高および当期純利益は過去最高の
数字を達成することができました
emsp営業利益率は27経常利益
率は31でいずれも新中期経
営計画に掲げた最終年度の目標
数値を達成しており計画達成
に向け順調な歩み出しになった
と思っています
2桁の伸びを続ける
海外関連事業
手応えとしてはまず1つに海
外関連事業が好調だったことが
あげられます当期はロシアポー
ランドアラブ首長国連邦でも営業を開
始し事業地域が大きく拡大しました
emsp一方すでに事業を行っている国での事
業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ
ンで現地法人を増やしたほかベトナムの
ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ
ストなどで新たに倉庫を開設しています
emspさらに中国では三菱商事との提携で
内陸部の拠点網を拡充台湾では現地
企業の立欧股 有限公司から海運事業
を買い取り海運貨物のフォワーディング
を直接手がけられる体制を築きました
emspこのような積極的な施策を展開した
結果海外関連事業は前々期および前
期に続く2桁の伸び率を示し連結売
上高(単体の海外関連売上高と海外セ
グメント米州欧州アジアオセアニ
アの売上高の和)における海外比率も
282まで高まりました
差別化商品に手応えのあった国内事業
またここ2年ほど厳しい状況だった国内
事業についても当期は売上利益とも回
復基調に転じることができました中で
も当社グループの優位性を際だたせる差
別化商品と位置づけた「重機建設」「警備
輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調
に伸び国内事業の回復を牽引しています
200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の
初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q
代表取締役社長
「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を
基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である
200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により
海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ
過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました
社長インタビュー
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
emsp重機建設についてはおおむね4年に
1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ
トダウンメンテナンス(石油化学工場な
どで製造を止めて行う定期保全工事)の
ピーク時期に乗ったという環境面の追い
風もありますが組織改編により重機建
設事業部として独立させたことも成長の
加速に寄与したと考えています
emspまた警備輸送については集配金業務
をアウトソーシングする金融機関が増え
ておりそうしたニーズをとらえ当社の
CSD(キャッシュセーフティデリバリー)
サービスが順調に伸びています
emsp引越事業については2005年度から
大都市圏で導入を始めた反復使用が可
能な梱包資材を用いて引越における環
境面と労力の負荷を軽減する「えころじ
こんぽ」が非常に好評で2007年5月1
日から全国に展開を広げています
emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減
に貢献できるということで活用される
お客さまが当期から本格的に増えてき
ましたジャストインタイムの納入が
基本となっている自動車や電機精密関
連製品の部品輸送では万が一列車の
運行にトラブルが起きた場合の緊急輸
送体制が問題となりますがその点で
総合的な輸送力を備え発着一貫体制を
取っている当社への信頼は厚く他社に
対する大きな競争力となっています
日本通運グループ「パワーアップカ年計画」
改革への挑戦お客さまとともに
新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します
当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが
200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ
この1年で小口貨物の改革方針を決断
国内事業の一番の課題は小口貨物事
業の再編にあると認識しています当社
のペリカン便は現在の状況から迅速に
能率効率の向上を図るには自社の力
だけでは限界があると思われるため他
社とのアライアンスにより規模を拡大す
るか非効率な部分をアウトソーシング
に委ねるかどちらかに進む先を定めな
ければならないと考えています重要な
問題なのでさまざまな角度から検討を
重ね本年度中には方向性を決めます
emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路
線貨物「アロー便」がありますが現在こ
れについて日本トラックや備後通運徳島
通運東北トラックといった関連会社を含
めグループ一体で路線配送網を構築しよ
うと体制の整備を進めているところです
emspまた2006年度に手応えを得た差別化
商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ
トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた
り売上の減少を予想していますしかし収
益構造の転換が進んでおり売上は落とし
ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗
り越えられそうですこの他の警備輸送や
引越鉄道輸送などは拡大するニーズに
しっかりと対応しているので引き続き好調
を維持できるものと考えています
人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します
コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します
経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します
営業のパワーアップ
現場力のパワーアップ
CSR実践のパワーアップ
経営体質のパワーアップ
小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北米での倉庫新設とロシア事業の強化
地域別にあげていくとまず北米では
自社で保有する航空機を使い陸上輸送
と組み合わせて運輸サービスを提供す
るインテグレーターにどう対抗していく
かが課題の1つですこれに対して当社
は現在ロサンゼルスシカゴニュー
ヨークを起点に北米をカバーし夜間の
トラック継送でインテグレーターに劣ら
ないスピードを実現すべく体制を整え
ていますさらにサービス力を高める
ためロサンゼルスとシカゴに新たな自
社倉庫の建設を進めています
emsp欧州については近年日本企業が相
次いで進出しているロシアでの事業拡
大が大きな課題です同国では2006年
にサンクトペテルブルグに現地法人を
設けていますが2007年度に入りモス
クワにも営業拠点を設けました東欧で
はハンガリーの好調が続く一方ロシア
の重要性が今後さらに増してくるはずで
すこのほか当社が欧州エリアとして
いる中では中東のドバイにも現地法人
を設立しましたし当面はトルコを事業
化するかどうかの判断が課題だと思って
います
社長インタビュー
PL不動産金融などで成長を加速
一方新たな伸びが期待できるものの
1つが倉庫を基軸とした3PL(サード
パーティーロジスティクス)事業です
2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な
く停滞した感もありましたがこの間に
計画を進めてきたものが順次稼働を始
めるため2007年度から3PL事業の拡
大が加速します
emspまた2006年度の機構改革で新たに
発足した不動産開発部の活動も本格化
します当社グループが持つ不動産資産
の有効活用を主な目的にしておりすで
に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ
クトが進行中です
emsp2006年10月に設立した金融子会社
の日通キャピタルも今年 4月から営
業を開始しました金融サービスを加え
ることで3PL事業のさらなる高度化な
どさまざまな期待を持って設立した会
社ですがまずはCSDの資金管理やグ
ループ内金融など基本的な業務をこな
しながらスムーズな事業立ち上げを図
りたいと考えています
emspさらに2007年3月に事業買収した人
材派遣会社の「キャリアロード」について
も人材派遣の内製化や人口減少時代
における作業人材の確保など将来にわ
たる事業基盤を固める上で大きな役割
を果たしてくれるものと期待しています
200年度実績 200年度実績 200年度目標
売上高 17939 18662 20000
営業利益 431 503 545
売上高営業利益率() 24 27 27
経常利益 490 574 600
売上高経常利益率() 27 31 30
当期純利益 186 332 353
売上高当期純利益率() 10 18 18
総資本利益率(ROA)() 14 24 27
株主資本利益率(ROE)() 40 67 66
順調な拡大が続いている海外事業については
200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ
パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0年度実績
0年度実績
0年度目標
0
1794
1296
18662000
13841316
連結単体
連結単体売上高実績と目標(十億円)
成長するアジアで着実に事業を拡大
アジアは2007年 4月にインドの物流
会社を買収し同国で最大規模の日系物
流企業となり本格進出を果たしまし
たインドでは日系自動車関連企業の進
出が続いておりIT関連や電機精密関
連の倉庫配送業務の需要も高まって
いることから今後の事業拡大を期待し
ています
emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡
充が進んだ拠点網を活用してさらに事
業を伸ばしていきたいと考えています
また台湾では2007年1月に現地企業
の海運事業を買収したことで航空海
運とも直接手がけられるようになった効
果を本格的に発揮していきます台湾で
はこれまで日本企業のお客さまがほと
んどでしたが今後は買収した事業会社
がもともと持っていた台湾のお客さまと
の接点も活かし事業拡大に取り組む考
えです
emspこのほかでは当社が事業化していな
い地域としてアフリカがありますが需
要動向のリサーチを続け適宜必要に
応じて対応してまいります
目標のいち早い達成を目指して
2008年3月期については連結で売上
高1兆9050億円(前期比21増)営
業利益492億円(同22減)経常利益
560億円(同25減)当期純利益335
億円(同09増)という見通しを発表さ
せていただきましたこれには税制改革
に伴う減価償却費の負担増として40億
円を見込んでおり営業利益および経常
利益における前期比減の大きな要因に
もなっていますその点を勘案すれば
中期経営計画で最終年度目標とした経
常利益 600億円を1年前倒しで達成す
ることになります
emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと
ですが私どもは目標数字を1つの通過
点ととらえていますいずれ通過するの
であればなるべく早く通過すべきだと
考えこれからもより未来の成長を視野
に入れながら経営にあたってまいります
そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で
200年月期の業績はどのように予測していますかQ
国際的な総合物流企業へ
中長期的にはこれまでに培った総合力
を活かし事業ミックスを進めていくこ
とを目指しています
emsp具体的には管理費の負担が軽くコス
ト面で優位な中小事業者と直接競合する
ことになるトラック単独から当社の資産
やシステム幅広い対応力などを活かした
「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進
化を遂げたいと考えています同時に実
運送中心から資産リスクが低く収益性の
高い「フォワーディングを中心とした事業
日本通運が中長期的な将来に目指しているのは
どのような企業像なのでしょうか Q
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0
1500000
1000000
500000
2000000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
売上高
0
50000
40000
30000
20000
10000
60000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
営業利益
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益
0
1000000
500000
1500000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
総資産
0
400000
300000
200000
100000
600000
500000
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
純資産
0
30
20
10
40
rsquo03 rsquo04 rsquo05 rsquo06 rsquo07
1株当たり当期純利益
財務ハイライト
合計
186667(百万円)
合計
1316001(百万円)
合計
186667(百万円)
販売事業
150 運送事業
847
航空
164
鉄道取扱
73
その他の事業
03
米州
4
アジアオセアニア
51
欧州 3
重量品建設
43
海運
109
付帯事業他
166
自動車
398
倉庫
47
日本
893
事業の種類別セグメント売上高(連結)
所在地別セグメント売上高(連結)
事業別売上内訳(単体)
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円)(百万円) (円)
種類別所在地別セグメント売上高(連結)および事業別売上内訳(単体)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
1株当たり当期純利益(円米ドル)
(金額百万円) (金額千米ドル)
yen186667
5035
3308
517516
1360694
3184
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
2208
$1580914
46305
81307
4383878
11564
0697
007 0072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
2593
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
3064
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
1771
2006
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
目 次
社長インタビュー
特集
1加速する海外展開
2総合ロジスティクス体制の強化
差別化事業の展開
海外所在地別セグメントの概況
米州
欧州
アジアオセアニア
CSR推進体制
環境と社会貢献への取り組み
取締役執行役員監査役
財務セクション
グローバルネットワーク
会社情報
株式情報
4
10
12
14
16
18
20
22
25
28
29
50
52
53
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
順調なスタートとなった中計初年度
新中期経営計画のスタートということで
確かに当期は重要な期となりました結
果を先にお話しさせていただければ各
部門の努力もあり売上高1兆 8662
億円(前期比 40増)営業利益503
億円(同165増)経常利益574億
円(同172増)当期純利益332億
円(同779増)の増収増益で売上
高および当期純利益は過去最高の
数字を達成することができました
emsp営業利益率は27経常利益
率は31でいずれも新中期経
営計画に掲げた最終年度の目標
数値を達成しており計画達成
に向け順調な歩み出しになった
と思っています
2桁の伸びを続ける
海外関連事業
手応えとしてはまず1つに海
外関連事業が好調だったことが
あげられます当期はロシアポー
ランドアラブ首長国連邦でも営業を開
始し事業地域が大きく拡大しました
emsp一方すでに事業を行っている国での事
業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ
ンで現地法人を増やしたほかベトナムの
ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ
ストなどで新たに倉庫を開設しています
emspさらに中国では三菱商事との提携で
内陸部の拠点網を拡充台湾では現地
企業の立欧股 有限公司から海運事業
を買い取り海運貨物のフォワーディング
を直接手がけられる体制を築きました
emspこのような積極的な施策を展開した
結果海外関連事業は前々期および前
期に続く2桁の伸び率を示し連結売
上高(単体の海外関連売上高と海外セ
グメント米州欧州アジアオセアニ
アの売上高の和)における海外比率も
282まで高まりました
差別化商品に手応えのあった国内事業
またここ2年ほど厳しい状況だった国内
事業についても当期は売上利益とも回
復基調に転じることができました中で
も当社グループの優位性を際だたせる差
別化商品と位置づけた「重機建設」「警備
輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調
に伸び国内事業の回復を牽引しています
200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の
初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q
代表取締役社長
「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を
基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である
200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により
海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ
過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました
社長インタビュー
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
emsp重機建設についてはおおむね4年に
1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ
トダウンメンテナンス(石油化学工場な
どで製造を止めて行う定期保全工事)の
ピーク時期に乗ったという環境面の追い
風もありますが組織改編により重機建
設事業部として独立させたことも成長の
加速に寄与したと考えています
emspまた警備輸送については集配金業務
をアウトソーシングする金融機関が増え
ておりそうしたニーズをとらえ当社の
CSD(キャッシュセーフティデリバリー)
サービスが順調に伸びています
emsp引越事業については2005年度から
大都市圏で導入を始めた反復使用が可
能な梱包資材を用いて引越における環
境面と労力の負荷を軽減する「えころじ
こんぽ」が非常に好評で2007年5月1
日から全国に展開を広げています
emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減
に貢献できるということで活用される
お客さまが当期から本格的に増えてき
ましたジャストインタイムの納入が
基本となっている自動車や電機精密関
連製品の部品輸送では万が一列車の
運行にトラブルが起きた場合の緊急輸
送体制が問題となりますがその点で
総合的な輸送力を備え発着一貫体制を
取っている当社への信頼は厚く他社に
対する大きな競争力となっています
日本通運グループ「パワーアップカ年計画」
改革への挑戦お客さまとともに
新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します
当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが
200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ
この1年で小口貨物の改革方針を決断
国内事業の一番の課題は小口貨物事
業の再編にあると認識しています当社
のペリカン便は現在の状況から迅速に
能率効率の向上を図るには自社の力
だけでは限界があると思われるため他
社とのアライアンスにより規模を拡大す
るか非効率な部分をアウトソーシング
に委ねるかどちらかに進む先を定めな
ければならないと考えています重要な
問題なのでさまざまな角度から検討を
重ね本年度中には方向性を決めます
emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路
線貨物「アロー便」がありますが現在こ
れについて日本トラックや備後通運徳島
通運東北トラックといった関連会社を含
めグループ一体で路線配送網を構築しよ
うと体制の整備を進めているところです
emspまた2006年度に手応えを得た差別化
商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ
トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた
り売上の減少を予想していますしかし収
益構造の転換が進んでおり売上は落とし
ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗
り越えられそうですこの他の警備輸送や
引越鉄道輸送などは拡大するニーズに
しっかりと対応しているので引き続き好調
を維持できるものと考えています
人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します
コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します
経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します
営業のパワーアップ
現場力のパワーアップ
CSR実践のパワーアップ
経営体質のパワーアップ
小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北米での倉庫新設とロシア事業の強化
地域別にあげていくとまず北米では
自社で保有する航空機を使い陸上輸送
と組み合わせて運輸サービスを提供す
るインテグレーターにどう対抗していく
かが課題の1つですこれに対して当社
は現在ロサンゼルスシカゴニュー
ヨークを起点に北米をカバーし夜間の
トラック継送でインテグレーターに劣ら
ないスピードを実現すべく体制を整え
ていますさらにサービス力を高める
ためロサンゼルスとシカゴに新たな自
社倉庫の建設を進めています
emsp欧州については近年日本企業が相
次いで進出しているロシアでの事業拡
大が大きな課題です同国では2006年
にサンクトペテルブルグに現地法人を
設けていますが2007年度に入りモス
クワにも営業拠点を設けました東欧で
はハンガリーの好調が続く一方ロシア
の重要性が今後さらに増してくるはずで
すこのほか当社が欧州エリアとして
いる中では中東のドバイにも現地法人
を設立しましたし当面はトルコを事業
化するかどうかの判断が課題だと思って
います
社長インタビュー
PL不動産金融などで成長を加速
一方新たな伸びが期待できるものの
1つが倉庫を基軸とした3PL(サード
パーティーロジスティクス)事業です
2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な
く停滞した感もありましたがこの間に
計画を進めてきたものが順次稼働を始
めるため2007年度から3PL事業の拡
大が加速します
emspまた2006年度の機構改革で新たに
発足した不動産開発部の活動も本格化
します当社グループが持つ不動産資産
の有効活用を主な目的にしておりすで
に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ
クトが進行中です
emsp2006年10月に設立した金融子会社
の日通キャピタルも今年 4月から営
業を開始しました金融サービスを加え
ることで3PL事業のさらなる高度化な
どさまざまな期待を持って設立した会
社ですがまずはCSDの資金管理やグ
ループ内金融など基本的な業務をこな
しながらスムーズな事業立ち上げを図
りたいと考えています
emspさらに2007年3月に事業買収した人
材派遣会社の「キャリアロード」について
も人材派遣の内製化や人口減少時代
における作業人材の確保など将来にわ
たる事業基盤を固める上で大きな役割
を果たしてくれるものと期待しています
200年度実績 200年度実績 200年度目標
売上高 17939 18662 20000
営業利益 431 503 545
売上高営業利益率() 24 27 27
経常利益 490 574 600
売上高経常利益率() 27 31 30
当期純利益 186 332 353
売上高当期純利益率() 10 18 18
総資本利益率(ROA)() 14 24 27
株主資本利益率(ROE)() 40 67 66
順調な拡大が続いている海外事業については
200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ
パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0年度実績
0年度実績
0年度目標
0
1794
1296
18662000
13841316
連結単体
連結単体売上高実績と目標(十億円)
成長するアジアで着実に事業を拡大
アジアは2007年 4月にインドの物流
会社を買収し同国で最大規模の日系物
流企業となり本格進出を果たしまし
たインドでは日系自動車関連企業の進
出が続いておりIT関連や電機精密関
連の倉庫配送業務の需要も高まって
いることから今後の事業拡大を期待し
ています
emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡
充が進んだ拠点網を活用してさらに事
業を伸ばしていきたいと考えています
また台湾では2007年1月に現地企業
の海運事業を買収したことで航空海
運とも直接手がけられるようになった効
果を本格的に発揮していきます台湾で
はこれまで日本企業のお客さまがほと
んどでしたが今後は買収した事業会社
がもともと持っていた台湾のお客さまと
の接点も活かし事業拡大に取り組む考
えです
emspこのほかでは当社が事業化していな
い地域としてアフリカがありますが需
要動向のリサーチを続け適宜必要に
応じて対応してまいります
目標のいち早い達成を目指して
2008年3月期については連結で売上
高1兆9050億円(前期比21増)営
業利益492億円(同22減)経常利益
560億円(同25減)当期純利益335
億円(同09増)という見通しを発表さ
せていただきましたこれには税制改革
に伴う減価償却費の負担増として40億
円を見込んでおり営業利益および経常
利益における前期比減の大きな要因に
もなっていますその点を勘案すれば
中期経営計画で最終年度目標とした経
常利益 600億円を1年前倒しで達成す
ることになります
emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと
ですが私どもは目標数字を1つの通過
点ととらえていますいずれ通過するの
であればなるべく早く通過すべきだと
考えこれからもより未来の成長を視野
に入れながら経営にあたってまいります
そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で
200年月期の業績はどのように予測していますかQ
国際的な総合物流企業へ
中長期的にはこれまでに培った総合力
を活かし事業ミックスを進めていくこ
とを目指しています
emsp具体的には管理費の負担が軽くコス
ト面で優位な中小事業者と直接競合する
ことになるトラック単独から当社の資産
やシステム幅広い対応力などを活かした
「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進
化を遂げたいと考えています同時に実
運送中心から資産リスクが低く収益性の
高い「フォワーディングを中心とした事業
日本通運が中長期的な将来に目指しているのは
どのような企業像なのでしょうか Q
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
目 次
社長インタビュー
特集
1加速する海外展開
2総合ロジスティクス体制の強化
差別化事業の展開
海外所在地別セグメントの概況
米州
欧州
アジアオセアニア
CSR推進体制
環境と社会貢献への取り組み
取締役執行役員監査役
財務セクション
グローバルネットワーク
会社情報
株式情報
4
10
12
14
16
18
20
22
25
28
29
50
52
53
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
順調なスタートとなった中計初年度
新中期経営計画のスタートということで
確かに当期は重要な期となりました結
果を先にお話しさせていただければ各
部門の努力もあり売上高1兆 8662
億円(前期比 40増)営業利益503
億円(同165増)経常利益574億
円(同172増)当期純利益332億
円(同779増)の増収増益で売上
高および当期純利益は過去最高の
数字を達成することができました
emsp営業利益率は27経常利益
率は31でいずれも新中期経
営計画に掲げた最終年度の目標
数値を達成しており計画達成
に向け順調な歩み出しになった
と思っています
2桁の伸びを続ける
海外関連事業
手応えとしてはまず1つに海
外関連事業が好調だったことが
あげられます当期はロシアポー
ランドアラブ首長国連邦でも営業を開
始し事業地域が大きく拡大しました
emsp一方すでに事業を行っている国での事
業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ
ンで現地法人を増やしたほかベトナムの
ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ
ストなどで新たに倉庫を開設しています
emspさらに中国では三菱商事との提携で
内陸部の拠点網を拡充台湾では現地
企業の立欧股 有限公司から海運事業
を買い取り海運貨物のフォワーディング
を直接手がけられる体制を築きました
emspこのような積極的な施策を展開した
結果海外関連事業は前々期および前
期に続く2桁の伸び率を示し連結売
上高(単体の海外関連売上高と海外セ
グメント米州欧州アジアオセアニ
アの売上高の和)における海外比率も
282まで高まりました
差別化商品に手応えのあった国内事業
またここ2年ほど厳しい状況だった国内
事業についても当期は売上利益とも回
復基調に転じることができました中で
も当社グループの優位性を際だたせる差
別化商品と位置づけた「重機建設」「警備
輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調
に伸び国内事業の回復を牽引しています
200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の
初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q
代表取締役社長
「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を
基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である
200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により
海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ
過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました
社長インタビュー
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
emsp重機建設についてはおおむね4年に
1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ
トダウンメンテナンス(石油化学工場な
どで製造を止めて行う定期保全工事)の
ピーク時期に乗ったという環境面の追い
風もありますが組織改編により重機建
設事業部として独立させたことも成長の
加速に寄与したと考えています
emspまた警備輸送については集配金業務
をアウトソーシングする金融機関が増え
ておりそうしたニーズをとらえ当社の
CSD(キャッシュセーフティデリバリー)
サービスが順調に伸びています
emsp引越事業については2005年度から
大都市圏で導入を始めた反復使用が可
能な梱包資材を用いて引越における環
境面と労力の負荷を軽減する「えころじ
こんぽ」が非常に好評で2007年5月1
日から全国に展開を広げています
emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減
に貢献できるということで活用される
お客さまが当期から本格的に増えてき
ましたジャストインタイムの納入が
基本となっている自動車や電機精密関
連製品の部品輸送では万が一列車の
運行にトラブルが起きた場合の緊急輸
送体制が問題となりますがその点で
総合的な輸送力を備え発着一貫体制を
取っている当社への信頼は厚く他社に
対する大きな競争力となっています
日本通運グループ「パワーアップカ年計画」
改革への挑戦お客さまとともに
新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します
当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが
200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ
この1年で小口貨物の改革方針を決断
国内事業の一番の課題は小口貨物事
業の再編にあると認識しています当社
のペリカン便は現在の状況から迅速に
能率効率の向上を図るには自社の力
だけでは限界があると思われるため他
社とのアライアンスにより規模を拡大す
るか非効率な部分をアウトソーシング
に委ねるかどちらかに進む先を定めな
ければならないと考えています重要な
問題なのでさまざまな角度から検討を
重ね本年度中には方向性を決めます
emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路
線貨物「アロー便」がありますが現在こ
れについて日本トラックや備後通運徳島
通運東北トラックといった関連会社を含
めグループ一体で路線配送網を構築しよ
うと体制の整備を進めているところです
emspまた2006年度に手応えを得た差別化
商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ
トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた
り売上の減少を予想していますしかし収
益構造の転換が進んでおり売上は落とし
ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗
り越えられそうですこの他の警備輸送や
引越鉄道輸送などは拡大するニーズに
しっかりと対応しているので引き続き好調
を維持できるものと考えています
人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します
コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します
経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します
営業のパワーアップ
現場力のパワーアップ
CSR実践のパワーアップ
経営体質のパワーアップ
小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北米での倉庫新設とロシア事業の強化
地域別にあげていくとまず北米では
自社で保有する航空機を使い陸上輸送
と組み合わせて運輸サービスを提供す
るインテグレーターにどう対抗していく
かが課題の1つですこれに対して当社
は現在ロサンゼルスシカゴニュー
ヨークを起点に北米をカバーし夜間の
トラック継送でインテグレーターに劣ら
ないスピードを実現すべく体制を整え
ていますさらにサービス力を高める
ためロサンゼルスとシカゴに新たな自
社倉庫の建設を進めています
emsp欧州については近年日本企業が相
次いで進出しているロシアでの事業拡
大が大きな課題です同国では2006年
にサンクトペテルブルグに現地法人を
設けていますが2007年度に入りモス
クワにも営業拠点を設けました東欧で
はハンガリーの好調が続く一方ロシア
の重要性が今後さらに増してくるはずで
すこのほか当社が欧州エリアとして
いる中では中東のドバイにも現地法人
を設立しましたし当面はトルコを事業
化するかどうかの判断が課題だと思って
います
社長インタビュー
PL不動産金融などで成長を加速
一方新たな伸びが期待できるものの
1つが倉庫を基軸とした3PL(サード
パーティーロジスティクス)事業です
2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な
く停滞した感もありましたがこの間に
計画を進めてきたものが順次稼働を始
めるため2007年度から3PL事業の拡
大が加速します
emspまた2006年度の機構改革で新たに
発足した不動産開発部の活動も本格化
します当社グループが持つ不動産資産
の有効活用を主な目的にしておりすで
に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ
クトが進行中です
emsp2006年10月に設立した金融子会社
の日通キャピタルも今年 4月から営
業を開始しました金融サービスを加え
ることで3PL事業のさらなる高度化な
どさまざまな期待を持って設立した会
社ですがまずはCSDの資金管理やグ
ループ内金融など基本的な業務をこな
しながらスムーズな事業立ち上げを図
りたいと考えています
emspさらに2007年3月に事業買収した人
材派遣会社の「キャリアロード」について
も人材派遣の内製化や人口減少時代
における作業人材の確保など将来にわ
たる事業基盤を固める上で大きな役割
を果たしてくれるものと期待しています
200年度実績 200年度実績 200年度目標
売上高 17939 18662 20000
営業利益 431 503 545
売上高営業利益率() 24 27 27
経常利益 490 574 600
売上高経常利益率() 27 31 30
当期純利益 186 332 353
売上高当期純利益率() 10 18 18
総資本利益率(ROA)() 14 24 27
株主資本利益率(ROE)() 40 67 66
順調な拡大が続いている海外事業については
200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ
パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0年度実績
0年度実績
0年度目標
0
1794
1296
18662000
13841316
連結単体
連結単体売上高実績と目標(十億円)
成長するアジアで着実に事業を拡大
アジアは2007年 4月にインドの物流
会社を買収し同国で最大規模の日系物
流企業となり本格進出を果たしまし
たインドでは日系自動車関連企業の進
出が続いておりIT関連や電機精密関
連の倉庫配送業務の需要も高まって
いることから今後の事業拡大を期待し
ています
emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡
充が進んだ拠点網を活用してさらに事
業を伸ばしていきたいと考えています
また台湾では2007年1月に現地企業
の海運事業を買収したことで航空海
運とも直接手がけられるようになった効
果を本格的に発揮していきます台湾で
はこれまで日本企業のお客さまがほと
んどでしたが今後は買収した事業会社
がもともと持っていた台湾のお客さまと
の接点も活かし事業拡大に取り組む考
えです
emspこのほかでは当社が事業化していな
い地域としてアフリカがありますが需
要動向のリサーチを続け適宜必要に
応じて対応してまいります
目標のいち早い達成を目指して
2008年3月期については連結で売上
高1兆9050億円(前期比21増)営
業利益492億円(同22減)経常利益
560億円(同25減)当期純利益335
億円(同09増)という見通しを発表さ
せていただきましたこれには税制改革
に伴う減価償却費の負担増として40億
円を見込んでおり営業利益および経常
利益における前期比減の大きな要因に
もなっていますその点を勘案すれば
中期経営計画で最終年度目標とした経
常利益 600億円を1年前倒しで達成す
ることになります
emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと
ですが私どもは目標数字を1つの通過
点ととらえていますいずれ通過するの
であればなるべく早く通過すべきだと
考えこれからもより未来の成長を視野
に入れながら経営にあたってまいります
そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で
200年月期の業績はどのように予測していますかQ
国際的な総合物流企業へ
中長期的にはこれまでに培った総合力
を活かし事業ミックスを進めていくこ
とを目指しています
emsp具体的には管理費の負担が軽くコス
ト面で優位な中小事業者と直接競合する
ことになるトラック単独から当社の資産
やシステム幅広い対応力などを活かした
「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進
化を遂げたいと考えています同時に実
運送中心から資産リスクが低く収益性の
高い「フォワーディングを中心とした事業
日本通運が中長期的な将来に目指しているのは
どのような企業像なのでしょうか Q
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
順調なスタートとなった中計初年度
新中期経営計画のスタートということで
確かに当期は重要な期となりました結
果を先にお話しさせていただければ各
部門の努力もあり売上高1兆 8662
億円(前期比 40増)営業利益503
億円(同165増)経常利益574億
円(同172増)当期純利益332億
円(同779増)の増収増益で売上
高および当期純利益は過去最高の
数字を達成することができました
emsp営業利益率は27経常利益
率は31でいずれも新中期経
営計画に掲げた最終年度の目標
数値を達成しており計画達成
に向け順調な歩み出しになった
と思っています
2桁の伸びを続ける
海外関連事業
手応えとしてはまず1つに海
外関連事業が好調だったことが
あげられます当期はロシアポー
ランドアラブ首長国連邦でも営業を開
始し事業地域が大きく拡大しました
emsp一方すでに事業を行っている国での事
業拡大にも取り組みメキシコやフィリピ
ンで現地法人を増やしたほかベトナムの
ホーチミンとハノイハンガリーのブダペ
ストなどで新たに倉庫を開設しています
emspさらに中国では三菱商事との提携で
内陸部の拠点網を拡充台湾では現地
企業の立欧股 有限公司から海運事業
を買い取り海運貨物のフォワーディング
を直接手がけられる体制を築きました
emspこのような積極的な施策を展開した
結果海外関連事業は前々期および前
期に続く2桁の伸び率を示し連結売
上高(単体の海外関連売上高と海外セ
グメント米州欧州アジアオセアニ
アの売上高の和)における海外比率も
282まで高まりました
差別化商品に手応えのあった国内事業
またここ2年ほど厳しい状況だった国内
事業についても当期は売上利益とも回
復基調に転じることができました中で
も当社グループの優位性を際だたせる差
別化商品と位置づけた「重機建設」「警備
輸送」「引越」「鉄道輸送」がいずれも順調
に伸び国内事業の回復を牽引しています
200年月期は新中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の
初年度でしたまずこの1年を終えての手応えをお聞かせください Q
代表取締役社長
「もう一回り大きく強い日本通運グループを創りさらなる躍進を期す」を
基本目標とする中期経営計画「パワーアップヵ年計画」の初年度である
200年月期は同計画に基づくさまざまな施策の実施により
海外関連事業が2桁の成長を維持するとともに国内事業も回復へと転じ
過去最高の売上高当期純利益の達成など大きな成果を得ることができました
社長インタビュー
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
emsp重機建設についてはおおむね4年に
1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ
トダウンメンテナンス(石油化学工場な
どで製造を止めて行う定期保全工事)の
ピーク時期に乗ったという環境面の追い
風もありますが組織改編により重機建
設事業部として独立させたことも成長の
加速に寄与したと考えています
emspまた警備輸送については集配金業務
をアウトソーシングする金融機関が増え
ておりそうしたニーズをとらえ当社の
CSD(キャッシュセーフティデリバリー)
サービスが順調に伸びています
emsp引越事業については2005年度から
大都市圏で導入を始めた反復使用が可
能な梱包資材を用いて引越における環
境面と労力の負荷を軽減する「えころじ
こんぽ」が非常に好評で2007年5月1
日から全国に展開を広げています
emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減
に貢献できるということで活用される
お客さまが当期から本格的に増えてき
ましたジャストインタイムの納入が
基本となっている自動車や電機精密関
連製品の部品輸送では万が一列車の
運行にトラブルが起きた場合の緊急輸
送体制が問題となりますがその点で
総合的な輸送力を備え発着一貫体制を
取っている当社への信頼は厚く他社に
対する大きな競争力となっています
日本通運グループ「パワーアップカ年計画」
改革への挑戦お客さまとともに
新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します
当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが
200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ
この1年で小口貨物の改革方針を決断
国内事業の一番の課題は小口貨物事
業の再編にあると認識しています当社
のペリカン便は現在の状況から迅速に
能率効率の向上を図るには自社の力
だけでは限界があると思われるため他
社とのアライアンスにより規模を拡大す
るか非効率な部分をアウトソーシング
に委ねるかどちらかに進む先を定めな
ければならないと考えています重要な
問題なのでさまざまな角度から検討を
重ね本年度中には方向性を決めます
emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路
線貨物「アロー便」がありますが現在こ
れについて日本トラックや備後通運徳島
通運東北トラックといった関連会社を含
めグループ一体で路線配送網を構築しよ
うと体制の整備を進めているところです
emspまた2006年度に手応えを得た差別化
商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ
トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた
り売上の減少を予想していますしかし収
益構造の転換が進んでおり売上は落とし
ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗
り越えられそうですこの他の警備輸送や
引越鉄道輸送などは拡大するニーズに
しっかりと対応しているので引き続き好調
を維持できるものと考えています
人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します
コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します
経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します
営業のパワーアップ
現場力のパワーアップ
CSR実践のパワーアップ
経営体質のパワーアップ
小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北米での倉庫新設とロシア事業の強化
地域別にあげていくとまず北米では
自社で保有する航空機を使い陸上輸送
と組み合わせて運輸サービスを提供す
るインテグレーターにどう対抗していく
かが課題の1つですこれに対して当社
は現在ロサンゼルスシカゴニュー
ヨークを起点に北米をカバーし夜間の
トラック継送でインテグレーターに劣ら
ないスピードを実現すべく体制を整え
ていますさらにサービス力を高める
ためロサンゼルスとシカゴに新たな自
社倉庫の建設を進めています
emsp欧州については近年日本企業が相
次いで進出しているロシアでの事業拡
大が大きな課題です同国では2006年
にサンクトペテルブルグに現地法人を
設けていますが2007年度に入りモス
クワにも営業拠点を設けました東欧で
はハンガリーの好調が続く一方ロシア
の重要性が今後さらに増してくるはずで
すこのほか当社が欧州エリアとして
いる中では中東のドバイにも現地法人
を設立しましたし当面はトルコを事業
化するかどうかの判断が課題だと思って
います
社長インタビュー
PL不動産金融などで成長を加速
一方新たな伸びが期待できるものの
1つが倉庫を基軸とした3PL(サード
パーティーロジスティクス)事業です
2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な
く停滞した感もありましたがこの間に
計画を進めてきたものが順次稼働を始
めるため2007年度から3PL事業の拡
大が加速します
emspまた2006年度の機構改革で新たに
発足した不動産開発部の活動も本格化
します当社グループが持つ不動産資産
の有効活用を主な目的にしておりすで
に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ
クトが進行中です
emsp2006年10月に設立した金融子会社
の日通キャピタルも今年 4月から営
業を開始しました金融サービスを加え
ることで3PL事業のさらなる高度化な
どさまざまな期待を持って設立した会
社ですがまずはCSDの資金管理やグ
ループ内金融など基本的な業務をこな
しながらスムーズな事業立ち上げを図
りたいと考えています
emspさらに2007年3月に事業買収した人
材派遣会社の「キャリアロード」について
も人材派遣の内製化や人口減少時代
における作業人材の確保など将来にわ
たる事業基盤を固める上で大きな役割
を果たしてくれるものと期待しています
200年度実績 200年度実績 200年度目標
売上高 17939 18662 20000
営業利益 431 503 545
売上高営業利益率() 24 27 27
経常利益 490 574 600
売上高経常利益率() 27 31 30
当期純利益 186 332 353
売上高当期純利益率() 10 18 18
総資本利益率(ROA)() 14 24 27
株主資本利益率(ROE)() 40 67 66
順調な拡大が続いている海外事業については
200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ
パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0年度実績
0年度実績
0年度目標
0
1794
1296
18662000
13841316
連結単体
連結単体売上高実績と目標(十億円)
成長するアジアで着実に事業を拡大
アジアは2007年 4月にインドの物流
会社を買収し同国で最大規模の日系物
流企業となり本格進出を果たしまし
たインドでは日系自動車関連企業の進
出が続いておりIT関連や電機精密関
連の倉庫配送業務の需要も高まって
いることから今後の事業拡大を期待し
ています
emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡
充が進んだ拠点網を活用してさらに事
業を伸ばしていきたいと考えています
また台湾では2007年1月に現地企業
の海運事業を買収したことで航空海
運とも直接手がけられるようになった効
果を本格的に発揮していきます台湾で
はこれまで日本企業のお客さまがほと
んどでしたが今後は買収した事業会社
がもともと持っていた台湾のお客さまと
の接点も活かし事業拡大に取り組む考
えです
emspこのほかでは当社が事業化していな
い地域としてアフリカがありますが需
要動向のリサーチを続け適宜必要に
応じて対応してまいります
目標のいち早い達成を目指して
2008年3月期については連結で売上
高1兆9050億円(前期比21増)営
業利益492億円(同22減)経常利益
560億円(同25減)当期純利益335
億円(同09増)という見通しを発表さ
せていただきましたこれには税制改革
に伴う減価償却費の負担増として40億
円を見込んでおり営業利益および経常
利益における前期比減の大きな要因に
もなっていますその点を勘案すれば
中期経営計画で最終年度目標とした経
常利益 600億円を1年前倒しで達成す
ることになります
emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと
ですが私どもは目標数字を1つの通過
点ととらえていますいずれ通過するの
であればなるべく早く通過すべきだと
考えこれからもより未来の成長を視野
に入れながら経営にあたってまいります
そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で
200年月期の業績はどのように予測していますかQ
国際的な総合物流企業へ
中長期的にはこれまでに培った総合力
を活かし事業ミックスを進めていくこ
とを目指しています
emsp具体的には管理費の負担が軽くコス
ト面で優位な中小事業者と直接競合する
ことになるトラック単独から当社の資産
やシステム幅広い対応力などを活かした
「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進
化を遂げたいと考えています同時に実
運送中心から資産リスクが低く収益性の
高い「フォワーディングを中心とした事業
日本通運が中長期的な将来に目指しているのは
どのような企業像なのでしょうか Q
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
emsp重機建設についてはおおむね4年に
1度のサイクルで需要の山が訪れるシャッ
トダウンメンテナンス(石油化学工場な
どで製造を止めて行う定期保全工事)の
ピーク時期に乗ったという環境面の追い
風もありますが組織改編により重機建
設事業部として独立させたことも成長の
加速に寄与したと考えています
emspまた警備輸送については集配金業務
をアウトソーシングする金融機関が増え
ておりそうしたニーズをとらえ当社の
CSD(キャッシュセーフティデリバリー)
サービスが順調に伸びています
emsp引越事業については2005年度から
大都市圏で導入を始めた反復使用が可
能な梱包資材を用いて引越における環
境面と労力の負荷を軽減する「えころじ
こんぽ」が非常に好評で2007年5月1
日から全国に展開を広げています
emsp鉄道輸送についても環境負荷の低減
に貢献できるということで活用される
お客さまが当期から本格的に増えてき
ましたジャストインタイムの納入が
基本となっている自動車や電機精密関
連製品の部品輸送では万が一列車の
運行にトラブルが起きた場合の緊急輸
送体制が問題となりますがその点で
総合的な輸送力を備え発着一貫体制を
取っている当社への信頼は厚く他社に
対する大きな競争力となっています
日本通運グループ「パワーアップカ年計画」
改革への挑戦お客さまとともに
新しい事業や専門特化分野新しいサービスの営業に果敢に挑戦します
当期の好調を今後につなげることが重要になると思いますが
200年月期の国内事業における課題と施策を教えてくださいQ
この1年で小口貨物の改革方針を決断
国内事業の一番の課題は小口貨物事
業の再編にあると認識しています当社
のペリカン便は現在の状況から迅速に
能率効率の向上を図るには自社の力
だけでは限界があると思われるため他
社とのアライアンスにより規模を拡大す
るか非効率な部分をアウトソーシング
に委ねるかどちらかに進む先を定めな
ければならないと考えています重要な
問題なのでさまざまな角度から検討を
重ね本年度中には方向性を決めます
emsp小口貨物にはこの他B to B中心の路
線貨物「アロー便」がありますが現在こ
れについて日本トラックや備後通運徳島
通運東北トラックといった関連会社を含
めグループ一体で路線配送網を構築しよ
うと体制の整備を進めているところです
emspまた2006年度に手応えを得た差別化
商品ですが重機輸送は2007年度はシャッ
トダウンメンテナンスの需要停滞期にあた
り売上の減少を予想していますしかし収
益構造の転換が進んでおり売上は落とし
ても利益面ではそれほどのダウンはなく乗
り越えられそうですこの他の警備輸送や
引越鉄道輸送などは拡大するニーズに
しっかりと対応しているので引き続き好調
を維持できるものと考えています
人材の確保や育成品質の即時改善業務の効率化を推進します
コンプライアンス経営の徹底危機安全管理や環境経営を徹底して推進します
経営資源の効率的運用コスト構造改革資金効率の追求など利益の拡大を目指します
営業のパワーアップ
現場力のパワーアップ
CSR実践のパワーアップ
経営体質のパワーアップ
小口貨物事業のパワーアップ改革推進販売体制の再構築品質とサービスを徹底します
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北米での倉庫新設とロシア事業の強化
地域別にあげていくとまず北米では
自社で保有する航空機を使い陸上輸送
と組み合わせて運輸サービスを提供す
るインテグレーターにどう対抗していく
かが課題の1つですこれに対して当社
は現在ロサンゼルスシカゴニュー
ヨークを起点に北米をカバーし夜間の
トラック継送でインテグレーターに劣ら
ないスピードを実現すべく体制を整え
ていますさらにサービス力を高める
ためロサンゼルスとシカゴに新たな自
社倉庫の建設を進めています
emsp欧州については近年日本企業が相
次いで進出しているロシアでの事業拡
大が大きな課題です同国では2006年
にサンクトペテルブルグに現地法人を
設けていますが2007年度に入りモス
クワにも営業拠点を設けました東欧で
はハンガリーの好調が続く一方ロシア
の重要性が今後さらに増してくるはずで
すこのほか当社が欧州エリアとして
いる中では中東のドバイにも現地法人
を設立しましたし当面はトルコを事業
化するかどうかの判断が課題だと思って
います
社長インタビュー
PL不動産金融などで成長を加速
一方新たな伸びが期待できるものの
1つが倉庫を基軸とした3PL(サード
パーティーロジスティクス)事業です
2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な
く停滞した感もありましたがこの間に
計画を進めてきたものが順次稼働を始
めるため2007年度から3PL事業の拡
大が加速します
emspまた2006年度の機構改革で新たに
発足した不動産開発部の活動も本格化
します当社グループが持つ不動産資産
の有効活用を主な目的にしておりすで
に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ
クトが進行中です
emsp2006年10月に設立した金融子会社
の日通キャピタルも今年 4月から営
業を開始しました金融サービスを加え
ることで3PL事業のさらなる高度化な
どさまざまな期待を持って設立した会
社ですがまずはCSDの資金管理やグ
ループ内金融など基本的な業務をこな
しながらスムーズな事業立ち上げを図
りたいと考えています
emspさらに2007年3月に事業買収した人
材派遣会社の「キャリアロード」について
も人材派遣の内製化や人口減少時代
における作業人材の確保など将来にわ
たる事業基盤を固める上で大きな役割
を果たしてくれるものと期待しています
200年度実績 200年度実績 200年度目標
売上高 17939 18662 20000
営業利益 431 503 545
売上高営業利益率() 24 27 27
経常利益 490 574 600
売上高経常利益率() 27 31 30
当期純利益 186 332 353
売上高当期純利益率() 10 18 18
総資本利益率(ROA)() 14 24 27
株主資本利益率(ROE)() 40 67 66
順調な拡大が続いている海外事業については
200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ
パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0年度実績
0年度実績
0年度目標
0
1794
1296
18662000
13841316
連結単体
連結単体売上高実績と目標(十億円)
成長するアジアで着実に事業を拡大
アジアは2007年 4月にインドの物流
会社を買収し同国で最大規模の日系物
流企業となり本格進出を果たしまし
たインドでは日系自動車関連企業の進
出が続いておりIT関連や電機精密関
連の倉庫配送業務の需要も高まって
いることから今後の事業拡大を期待し
ています
emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡
充が進んだ拠点網を活用してさらに事
業を伸ばしていきたいと考えています
また台湾では2007年1月に現地企業
の海運事業を買収したことで航空海
運とも直接手がけられるようになった効
果を本格的に発揮していきます台湾で
はこれまで日本企業のお客さまがほと
んどでしたが今後は買収した事業会社
がもともと持っていた台湾のお客さまと
の接点も活かし事業拡大に取り組む考
えです
emspこのほかでは当社が事業化していな
い地域としてアフリカがありますが需
要動向のリサーチを続け適宜必要に
応じて対応してまいります
目標のいち早い達成を目指して
2008年3月期については連結で売上
高1兆9050億円(前期比21増)営
業利益492億円(同22減)経常利益
560億円(同25減)当期純利益335
億円(同09増)という見通しを発表さ
せていただきましたこれには税制改革
に伴う減価償却費の負担増として40億
円を見込んでおり営業利益および経常
利益における前期比減の大きな要因に
もなっていますその点を勘案すれば
中期経営計画で最終年度目標とした経
常利益 600億円を1年前倒しで達成す
ることになります
emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと
ですが私どもは目標数字を1つの通過
点ととらえていますいずれ通過するの
であればなるべく早く通過すべきだと
考えこれからもより未来の成長を視野
に入れながら経営にあたってまいります
そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で
200年月期の業績はどのように予測していますかQ
国際的な総合物流企業へ
中長期的にはこれまでに培った総合力
を活かし事業ミックスを進めていくこ
とを目指しています
emsp具体的には管理費の負担が軽くコス
ト面で優位な中小事業者と直接競合する
ことになるトラック単独から当社の資産
やシステム幅広い対応力などを活かした
「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進
化を遂げたいと考えています同時に実
運送中心から資産リスクが低く収益性の
高い「フォワーディングを中心とした事業
日本通運が中長期的な将来に目指しているのは
どのような企業像なのでしょうか Q
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
北米での倉庫新設とロシア事業の強化
地域別にあげていくとまず北米では
自社で保有する航空機を使い陸上輸送
と組み合わせて運輸サービスを提供す
るインテグレーターにどう対抗していく
かが課題の1つですこれに対して当社
は現在ロサンゼルスシカゴニュー
ヨークを起点に北米をカバーし夜間の
トラック継送でインテグレーターに劣ら
ないスピードを実現すべく体制を整え
ていますさらにサービス力を高める
ためロサンゼルスとシカゴに新たな自
社倉庫の建設を進めています
emsp欧州については近年日本企業が相
次いで進出しているロシアでの事業拡
大が大きな課題です同国では2006年
にサンクトペテルブルグに現地法人を
設けていますが2007年度に入りモス
クワにも営業拠点を設けました東欧で
はハンガリーの好調が続く一方ロシア
の重要性が今後さらに増してくるはずで
すこのほか当社が欧州エリアとして
いる中では中東のドバイにも現地法人
を設立しましたし当面はトルコを事業
化するかどうかの判断が課題だと思って
います
社長インタビュー
PL不動産金融などで成長を加速
一方新たな伸びが期待できるものの
1つが倉庫を基軸とした3PL(サード
パーティーロジスティクス)事業です
2006年度は新規倉庫の立ち上げが少な
く停滞した感もありましたがこの間に
計画を進めてきたものが順次稼働を始
めるため2007年度から3PL事業の拡
大が加速します
emspまた2006年度の機構改革で新たに
発足した不動産開発部の活動も本格化
します当社グループが持つ不動産資産
の有効活用を主な目的にしておりすで
に新宿や横浜大阪などで開発プロジェ
クトが進行中です
emsp2006年10月に設立した金融子会社
の日通キャピタルも今年 4月から営
業を開始しました金融サービスを加え
ることで3PL事業のさらなる高度化な
どさまざまな期待を持って設立した会
社ですがまずはCSDの資金管理やグ
ループ内金融など基本的な業務をこな
しながらスムーズな事業立ち上げを図
りたいと考えています
emspさらに2007年3月に事業買収した人
材派遣会社の「キャリアロード」について
も人材派遣の内製化や人口減少時代
における作業人材の確保など将来にわ
たる事業基盤を固める上で大きな役割
を果たしてくれるものと期待しています
200年度実績 200年度実績 200年度目標
売上高 17939 18662 20000
営業利益 431 503 545
売上高営業利益率() 24 27 27
経常利益 490 574 600
売上高経常利益率() 27 31 30
当期純利益 186 332 353
売上高当期純利益率() 10 18 18
総資本利益率(ROA)() 14 24 27
株主資本利益率(ROE)() 40 67 66
順調な拡大が続いている海外事業については
200年月期はどのような課題と施策を考えていますかQ
パワーアップカ年計画経営数値の実績と目標 (十億円)
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
0年度実績
0年度実績
0年度目標
0
1794
1296
18662000
13841316
連結単体
連結単体売上高実績と目標(十億円)
成長するアジアで着実に事業を拡大
アジアは2007年 4月にインドの物流
会社を買収し同国で最大規模の日系物
流企業となり本格進出を果たしまし
たインドでは日系自動車関連企業の進
出が続いておりIT関連や電機精密関
連の倉庫配送業務の需要も高まって
いることから今後の事業拡大を期待し
ています
emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡
充が進んだ拠点網を活用してさらに事
業を伸ばしていきたいと考えています
また台湾では2007年1月に現地企業
の海運事業を買収したことで航空海
運とも直接手がけられるようになった効
果を本格的に発揮していきます台湾で
はこれまで日本企業のお客さまがほと
んどでしたが今後は買収した事業会社
がもともと持っていた台湾のお客さまと
の接点も活かし事業拡大に取り組む考
えです
emspこのほかでは当社が事業化していな
い地域としてアフリカがありますが需
要動向のリサーチを続け適宜必要に
応じて対応してまいります
目標のいち早い達成を目指して
2008年3月期については連結で売上
高1兆9050億円(前期比21増)営
業利益492億円(同22減)経常利益
560億円(同25減)当期純利益335
億円(同09増)という見通しを発表さ
せていただきましたこれには税制改革
に伴う減価償却費の負担増として40億
円を見込んでおり営業利益および経常
利益における前期比減の大きな要因に
もなっていますその点を勘案すれば
中期経営計画で最終年度目標とした経
常利益 600億円を1年前倒しで達成す
ることになります
emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと
ですが私どもは目標数字を1つの通過
点ととらえていますいずれ通過するの
であればなるべく早く通過すべきだと
考えこれからもより未来の成長を視野
に入れながら経営にあたってまいります
そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で
200年月期の業績はどのように予測していますかQ
国際的な総合物流企業へ
中長期的にはこれまでに培った総合力
を活かし事業ミックスを進めていくこ
とを目指しています
emsp具体的には管理費の負担が軽くコス
ト面で優位な中小事業者と直接競合する
ことになるトラック単独から当社の資産
やシステム幅広い対応力などを活かした
「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進
化を遂げたいと考えています同時に実
運送中心から資産リスクが低く収益性の
高い「フォワーディングを中心とした事業
日本通運が中長期的な将来に目指しているのは
どのような企業像なのでしょうか Q
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
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このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
0年度実績
0年度実績
0年度目標
0
1794
1296
18662000
13841316
連結単体
連結単体売上高実績と目標(十億円)
成長するアジアで着実に事業を拡大
アジアは2007年 4月にインドの物流
会社を買収し同国で最大規模の日系物
流企業となり本格進出を果たしまし
たインドでは日系自動車関連企業の進
出が続いておりIT関連や電機精密関
連の倉庫配送業務の需要も高まって
いることから今後の事業拡大を期待し
ています
emsp中国は三菱商事との提携で一気に拡
充が進んだ拠点網を活用してさらに事
業を伸ばしていきたいと考えています
また台湾では2007年1月に現地企業
の海運事業を買収したことで航空海
運とも直接手がけられるようになった効
果を本格的に発揮していきます台湾で
はこれまで日本企業のお客さまがほと
んどでしたが今後は買収した事業会社
がもともと持っていた台湾のお客さまと
の接点も活かし事業拡大に取り組む考
えです
emspこのほかでは当社が事業化していな
い地域としてアフリカがありますが需
要動向のリサーチを続け適宜必要に
応じて対応してまいります
目標のいち早い達成を目指して
2008年3月期については連結で売上
高1兆9050億円(前期比21増)営
業利益492億円(同22減)経常利益
560億円(同25減)当期純利益335
億円(同09増)という見通しを発表さ
せていただきましたこれには税制改革
に伴う減価償却費の負担増として40億
円を見込んでおり営業利益および経常
利益における前期比減の大きな要因に
もなっていますその点を勘案すれば
中期経営計画で最終年度目標とした経
常利益 600億円を1年前倒しで達成す
ることになります
emsp計画目標の達成はもちろん重要なこと
ですが私どもは目標数字を1つの通過
点ととらえていますいずれ通過するの
であればなるべく早く通過すべきだと
考えこれからもより未来の成長を視野
に入れながら経営にあたってまいります
そうした国内海外でのさまざまな施策を実施した上で
200年月期の業績はどのように予測していますかQ
国際的な総合物流企業へ
中長期的にはこれまでに培った総合力
を活かし事業ミックスを進めていくこ
とを目指しています
emsp具体的には管理費の負担が軽くコス
ト面で優位な中小事業者と直接競合する
ことになるトラック単独から当社の資産
やシステム幅広い対応力などを活かした
「倉庫を基軸とする総合物流企業」へと進
化を遂げたいと考えています同時に実
運送中心から資産リスクが低く収益性の
高い「フォワーディングを中心とした事業
日本通運が中長期的な将来に目指しているのは
どのような企業像なのでしょうか Q
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
創立0周年を記念に年間10円への
増配を予定
利益還元については株主の皆さま従
業員などのステークホルダーへの還元
とともに会社の成長に必要な再投資
資金についても考慮しつつ安定した配
当を続けることを基本姿勢としておりま
すそして的確な投資によって利益を
高め配当水準をより高めていきたいと
考えています
emspなお2008年3月期の配当について
は当社が2007年10月に創立70周年
を迎えることもあり通常配当の8円
に中間期末とも1円の記念配当を
加え年間10円の配当とさせてい
ただく予定です
さらなる利益向上と株主
還元のために
運輸業は日々の実直な努
力の継続により成り立つも
のであり一晩で多大な利益を手にするこ
とができるような業種ではありませんま
た競争環境も厳しさを増していますが
当社はそうした中にあっても着実に利益を
生み出せる体制を作り上げてきました
emspさらに現在力を注いでいる3PL事
業や海外関連事業などは収益性が高く
これらの事業を広げることが当社の利
益率の向上に結びつきます現在の中
期経営計画で最終年度の目標としてい
る売上高2兆円経常利益 600億円
の数値は達成に目途が立ってまいりま
したがこれでも売上高経常利益率は
3であり満足して良いレベルではな
いことは十分に認識しております
emsp当社は今後ともさらなる収益向上を
目指しより高い水準の利益還元を安定
して行えるよう努めてまいります株主
投資家の皆さまにおかれましては引き
続きご支援を賜りますようお願い申し上
げます
株主投資家の皆さまへの利益還元方針と
メッセージをお願いしますQ
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
社長インタビュー
構造」へと転換を図りますさらに今後
の大きな伸びが難しい国内は基盤をしっ
かりと確保しつつより成長性の高い「国
際事業へのシフト」を加速させる考えです
emspこうした新たな企業に生まれ変わるに
は企業風土の変革も欠かせませんしか
しこれは一朝一夕に成るものではなくそ
のために私は折に触れ従業員たちに「有
言実行」ということを語り続けています
emsp運輸業はある面で労働集約型の産業
であり従業員1人ひとりがいかに情熱を
持って自分の仕事に取り組めるかで結
果が大きく異なってきますまたお客さ
まのニーズを最も早くとらえることがで
きるのが最前線にいる従業員であり皆
がお客さまの立場ですべきことを自由に
話し合い成長の原動力とするような企
業風土を作り上げたいと考えています
国内+日本発着国際輸送
主な事業展開 国際物流
投資
日本および世界3極間の国際運送世界各国で地域に根づいた事業展開
日本向け日本発の国際物流
日本米州欧州アジアを拠点とした国際物流
個別のモードによる物流
3PL
資本の充実グループの育成
グループ会社による再投資
パートナーシップMampAを含む多彩な展開
国際的金融サービスを含む多角的総合物流
日本通運グループの事業変遷
サービス
以前
現在
今後
国内物流
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
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海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
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このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Stronger by the Minute 日本通運グループは「パワーアップ3カ年計画」を確実に
実現するため速やかに着実に新しい事業を推進しています
特 集
Globalization 10
特集1 加速する海外展開
Logistics 12
特集2 総合ロジスティクス体制の強化
Differentiation 1
特集 差別化事業の展開
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
10 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
200年 IATA(国際航空運送協会)ランキング
地図中の数字はそれぞれの国における現地法人のランキングです全世界エアーフォワーダーランキングでは2位アジアパシフィックエリアでは1位でした
Globalization特集1 加速する海外展開
円の大きさは取扱額の大きさです
米国
メキシコ
スペイン
フランス
英国
ブラジル
ベルギー
オランダ
ドイツ
タイ
シンガポール
マレーシア
フィリピン
香港
1
22
22
1 1
10 1
ハンガリー
インドネシア
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
11NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運は世界37ヵ国196都市に340
拠点を展開し(2007年 3月末現在)日
本の運輸会社では最大規模の国際ネット
ワークを有する企業です
emsp海外での事業展開は歴史も長く1962
年に米国日本通運株式会社を設立して米
国での事業を本格化し1977年のオラン
ダ日本通運株式会社の設立を機に欧州地
域でも拠点を拡充さらに1990年代以降
はアジア地域の拠点網も急速に充実させ
当社は日本を代表するグローバルな物流
企業グループへと成長を遂げました
emspこうして早くから構築を進めてきた国際的な
営業ネットワークを活かし現在では世界の生
産拠点となったアジア地域と日本北米欧州
との貨物の取扱いを大きく拡大さらにそれ
らの貨物が日米欧をきめ細かく網羅した当
社グループの倉庫や配送網を流れることで各
地域の事業拡大を加速させていますその結果
当社グループの海外事業関連事業は2007年3
月期で連結売上高の282を占めるまでにな
りました加えて海外貨物の増加は収益性が
高い航空および海上輸送の拡大につながり当
社グループの利益率の向上にも寄与しています
emspこうした強みと実績を活かし当社グルー
プは今後も海外事業の展開に積極的に取り
組みさらなる成長を目指す考えです具体
的には海外での事業を活発化させる日系企
業を中心としたお客さまのニーズを的確にと
らえ現地の運輸関連企業との提携やMampA
も活用して事業エリアの拡大倉庫などの設
備物流ネットワークの充実を加速商流管
理機能やファイナンス機能の付加など総合
力の強化も海外事業に活かしていきます
emsp地域別の主な戦略としては北米では自
社倉庫の拡充を図ると同時に輸送の効率
化とスピードアップを推進欧州では日系
企業の進出が積極化している中東欧など
でのサービス力を強化していきます
emspアジアでは重要な市場となっている中国
において陸上海上輸送を合わせて80都市
を結ぶ充実した配送網を活かすとともに付
加価値の高い新サービスを導入して売上を伸
ばしていきますまた台湾韓国では現地企業
との提携MampAにより通関対応力や営業力を
強化インドでも現地企業の買収により日系
物流会社で最大の営業基盤を持つに至って
おりこの体制拡充を事業拡大につなげます 00 0 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
海外セグメント日本発着海外比率
0
5
10
15
20
25
30
35
()
個別の海外関連売上
海外セグメントの売上推移と
その連結総売上に占める割合
Globalization さらなる収益性の向上と成長のために海外事業の展開を加速
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
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NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
12 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
商物流システムの提案構築
ソフト ハード
お客さまの商物流形態にカスタマイズした情報運用システムを提案構築
商物流システムの管理運用
商物流オペレーションを日本通運グループで完結
日本通運グループの人材資産
(国内海外拠点設備)資金情報システムで管理運用
商流オペレーション 物流オペレーション
受発注調達
輸出入代行在庫管理販売
梱包倉庫管理
フォワーディング輸送
Jit納入
商物流を連結統合化してお客さまのサプライチェーンを完結します
PL事業
Logistics特集2 総合ロジスティクス体制の強化
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
日本通運グループはトラック輸送航
空輸送海上輸送鉄道輸送というあら
ゆる輸送モードを揃えスピードやコス
トジャストインタイム納入など多種
多様なニーズに応えることで幅広いお
客さまと信頼関係を築いてきました
emspまた在庫管理や通関業務関係など
で高度な情報システムを構築運用し
ているほか業種ごとに専門の知識と
経験を備えた人材の育成にも力を注い
できたことによるハードソフト両面で
の総合力がお客さまの事業の効率化
を物流面から支援するSCM(サプライ
チェーンマネジメント)の構築サポート
や3PL(サードパーティーロジスティ
クス)といった新たなビジネスへと広が
り市場における競争力の強化に結びつ
いています
emspそして競争の厳しさが増す運輸業界
で一段と高い成長を実現するために重
要な戦略の1つとしているのがあらゆ
る輸送モードを揃えた強みと積極的な
拡充を図っている倉庫事業を組み合わ
せた総合物流企業への進化です
emspSCMの広がりとともに近年倉庫
に対するニーズは在庫を1ヵ所にまとめ
ることのできる大型化集中化へと向
かっており当社グループではこうした
要望に応える大規模な倉庫の開設を積
極化していきます2007年3月期には
約300億円を投資して倉庫建設を加速
当期中に竣工した原木(千葉)富浜(愛
知)などに加えてこの間に投資した施
設のほとんどが2008年3月期中に稼働
を始め当社グループが国内で運営する
営業倉庫の営業所管面積は従来より約
1割増えることになりますさらに倉庫
への積極投資は2008年3月期も継続し
ていく計画です
emspまた2006年10月には金融子会社と
して日通キャピタルを設立しましたこ
れにより従来からの日通商事による商
流管理機能に加えファイナンス機能も提
供できることになり総合物流企業とし
てのサービスの幅を広げています
総合物流企業への進化を目指し全国各地で物流拠点を増強Logistics
00 0 00
600
500
400
300
200
100
700
(億円)
倉庫付帯-保管庫「建物」投資科目変更分
個別倉庫関連売上と「建物」投資実績
(PL事業拡大への布石)
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
Differentiation日本通運物流管理機能
物流
日通商事商品流通管理機能
日通キャピタル金融機能
バイヤーベンダー
物流
融資
発注計画物流作業指示
発注計画発注
発注計画
入出荷在庫情報
発注計画発注
融資融資
グループ内金融の効率化および物流事業に金融サービスを付加します
「物流+金融サービス」でさらなる事業拡大
特集 差別化事業の展開
次世代新幹線N700系電車は2007年7月1日からの営業運転開始に備え日本通運が輸送しています
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
Differentiation
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
あらゆる輸送モードに対応しロジス
ティクスに関する多様なサービスを提供
する総合力その強固な競争力を背景に
日本通運グループは鉄道輸送事業重機
建設事業警備輸送事業引越事業を
他社との差別化を図る分野に位置づけ
その拡大を図ることでグループ全体の成
長に結びつけていきます
emsp鉄道輸送は近年地球温暖化の要因と
なるCO2(二酸化炭素)の排出が少ない
環境配慮型の輸送として関心が高まって
おり国内の大手企業の間でも利用拡大
の動きが本格化してきましたこうした
動きに対応して当社は10トントラックと
同量の貨物が積み込める31フィート鉄道
コンテナを増強トヨタ自動車の専用貨
物列車「トヨタロングパスエクスプレス」
や列車と船で日本各地と韓国を結ぶ国
際複合一貫輸送「Rail-Sea-Railサービス」
などを運行しており今後もニーズに応
じて鉄道輸送の拡充を図っていきます
emspまた重機建設事業については当社
は発電所設備石油化学等のプラント設
備大型産業機械など重量品の輸送か
ら据付工事までを一貫して担える事業
者として多くの実績を築いており2005
年10月には重機建設事業部を発足こ
の体制整備を機にシャットダウンメ
ンテナンス(石油化学工場などでの定期
保全工事)のほか風力発電所建設やプ
ラント建設液晶半導体工場の建設な
ど国内外の大型設備投資の伸びを確
実にとらえ業績を伸ばしています
emsp警備輸送は法規制の強化に伴う専門
業者へのアウトソーシング化という追い風
もあって需要が拡大しました当社は多
くの現金を扱う量販店や外食店などに機
器を設置し警備輸送車が定期的に回収
して両替金の配送も行うCSD(キャッシュ
セイフティデリバリー)や銀行ATMへの
配金業務への対応など付加価値の高い
サービスを武器に受注を広げていきます
emspさらに引越事業では環境に配慮し反
復利用が可能な梱包資材を使う「えころ
じこんぽ」の独自性と好評を活かしさ
らにラインアップを充実させることで
引越における「えころじこんぽ」ブラン
ドの確立と浸透を図ります
独自の強みを活かし差別化商品のldquo差rdquoをさらに拡大
00 00
3000
2500
2000
1500
1000
500
3500
(億円)
鉄道引越警備輸送重機建設
0
差別化商品の拡販の実績
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
The AmericAs全体概況
米州地域においては米国カナダメ
キシコブラジルチリの5カ国13社の
現地法人が事業を展開しており堅調な
米国経済および拡大基調にある中南米
地域の経済を背景に米州地域におけ
る事業は順調に拡大していますこの事
業の拡大にともない同地域ではメキシ
コティファナに新現地法人ティファナ
日本通運を設立また米国日本通運の
コロンバス支店(オハイオ州)がリッケン
バッカー航空貨物営業所を開設するな
ど新事業拠点の積極的な展開を推進し
ました同時に各拠点における ISO認
証や米国日本通運のC-TPAT実証取得
優秀な人材の育成や品質管理の徹底等
品質に裏付けられたサービスの向上に
努め競争力の強化を図っています
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比150増の5682億円となり
営業利益も前年度比 493増の331
億円を達成するなど順調な展開を見
せました
航空貨物輸出
米国日本通運は自動車関連の取扱いが
減少したものの電子機器が堅調で営業
収入は前年同期比78億円43増とな
りましたまたカナダ日本通運は新規
顧客の開拓とチャーター便の獲得などが
あり同19億円311の伸びとなってい
ますメキシコはメキシコ日本通運が生
鮮品輸出の好調を維持するとともに新規
顧客の開拓に努めて同08億円173
増当期の2006年 4月に開設したティ
ファナ日本通運は営業開始後約3ヵ月
間を顧客開拓に費やしたものの徐々に
業務を軌道に乗せ始めました
航空貨物輸入
米国日本通運が機械電子機器の堅調
な推移により営業収入で前年同期比
39億円52増となった一方カナダ
日本通運は電子機器の取扱いの減少が
響き同 06億円195減となりまし
たメキシコ日本通運は2005年末から
の大幅な増加が続いて好調を維持し同
03億円317ティファナ日本通運も
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
120
22
0
100
200
300
400
500
(億円)
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
The AmericAs電子機器の受注があり全般的に順調な
立ち上がりとなっています
海運貨物輸出
米国日本通運は食品飼料が堅調だった
ものの電子機器が減少し全体の営業
収入は前年同期比 01億円02減と
なりましたメキシコ日本通運も海運の
輸出については不振でした
海運貨物輸入
米国日本通運は自動車関連や電子機器
が好調で営業収入は前年同期比117
億円241増の大幅増を達成しまし
たカナダ日本通運でもオンタリオ州へ
の自動車関連工場の進出が続いて設備
輸送等が増え増収となっていますメキ
シコ日本通運でも工場の新規開設に伴
う機械輸送プロジェクトの相次ぐ獲得
があり前年同期比19億円
336増という大幅な増収に
なりました
倉庫配送
米国日本通運で電
子機器関連や中堅
顧客からの受注が
増え営業収入は
前年同期比151億
円224増となりました
カナダ日本通運では大手顧客
を失った分を新規顧客の開拓で補っ
たもののわずかな補完に留まりました
メキシコ日本通運は倉庫の増床に伴って
取扱いを増やし同01億円121増を
達成しています
チリ
アグアスカリエンテスグアダラハラマンサニヨメキシコシティーモンテレイティフアナ
カンピナスマナウスリオデジャネイロサントスサンパウロ
サンティアゴ
カルガリーフォートエリーハリファックスモントリオールトロントバンクーバーウィンザー
カナダ
ブラジル
メキシコ
アンカレッジアトランタオースティンボストンシャーロットシカゴシンシナティクリーブランドコロンバスダラスデンバーデトロイトエルパソハートフォードホノルルヒューストンインディアナポリスラレードレキシントンロサンゼルスマッカレンメンフィスマイアミミルウォーキー
ミネアポリスナッシュビルニューヨーク(ampニュージャージー)ニューポートニューズオマハフィラデルフィアフェニックスピッツバーグポートランドローリーロチェスターソルトレークシティーサンアントニオサンディエゴサンフランシスコサンファン(プエルトリコ)サバナシアトルセントルイストロイワシントン
米国
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
europe全体概況
欧州地域では14社の現地法人がEU
主要国において事業を展開しています
EU加盟国の拡大により同地域ならび
に周辺地域における市場は急速に拡大
しており日本通運グループにおいても
ロシアでサンクトペテルブルグ日本通
運を設立したのに加えドイツ日本通
運のポーランド支店中近東のドバイで
現地法人中東日本通運合同会社を設立
するなど営業地域の拡大に積極的に
取り組みましたまたドイツ日本通運
がブダペストにハンガリー BILK倉庫を
完成させる等物流拠点の整備に努め
ました
emsp2006年度の同地域の売上高は前
年度比138増の 6640億円となり
営業利益は前年度比 67増の 343
億円となりました
航空貨物輸出
ドイツ日本通運の営業収入が大手顧客
の単価下落などにより前年同期比 44
億円71減となった一方ベルギー日
本通運が中国向けを中心にブラジル
インド向けも好調で同 38億円107
増となりましたフランスも早期から
の顧客対応および付帯事業の取り込
みに努めた結果前期を大幅に上回る
83億円226増の営業収入となり
ましたスイス日本通運は大手顧客の
喪失と出荷先の変更に伴い数量減が大
きく影響し同 05億円
74減となっています
アイルランド日本通運
は主力の航空貨物輸出で大幅
な値下げ要求輸送モードの変
更生産ラインの移管といった
厳しい環境にあったものの既
存顧客の深耕や新規ビジネス
の獲得などで補完し01億円
05増を確保しています
航空貨物輸入
オランダ日本通運で電子機器
の増加があり営業収入は前年
同期比 08億円63増
ドイツ日本通運もとくに
1 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
海外所在地別セグメントの概況
所在地別セグメントによる営業利益の推移
オランダアムステルダムロッテルダムフェンラユ
英国ダービー(イーストミッドランド)グラスゴーレスターロンドンマンチェスターニューカッスルスウィンドン
ドイツコローニュデュッセルドルフフランクフルトハンブルクハノーバーミュンヘンニュルンベルクシュトゥットガルト
アイルランドコークダブリン
ハンガリーブダペスト
フィンランドヘルシンキ
ベルギーアントワープブリュッセル
イタリアフィレンツェミラノローマチュリン
フランスリヨンミュルーズパリ
南アフリカヨハネスブルク
アラブ首長国連邦ドバイ
オーストリアウィーン
チェコプラハ
ポーランドブロツラフ
スイスジュネーブチューリッヒ
ルクセンブルグルクセンブルグ
スペインバルセロナビルバオマドリッドマラガ
ポルトガルリスボンオポルト
トルコイスタンブール
ロシアモスクワサンクトペテルブルグ
00 0 00
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
12
2
2
0
100
200
300
400
500
(億円)
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
europe東欧(ハンガリーチェコポーランド
など)向けの転送貨物が好調で営業収
入は前期より30億円132増とな
りましたフランス日本通運はアジアか
らの電子機器が好調に推移し2桁台の
増収となったものの転送
料金の値下げなどの影響
を受け全体では06億円
38減となりました
海運貨物輸出
ドイツ日本通運は一部
に新規案件の獲得もあ
りましたがユーロ高に
よる輸出総量の減少お
よび競争の激化により
総じて低調に推移しましたベルギー
日本通運は中国をはじめとするアジア
向けや米国向けの貨物取扱いが安定し
ており前期比15億円152増とな
りましたフランス日本通運は前期に
ミネラルウォーターの集中出荷があっ
た反動を受ける懸念があったものの
ワインおよびアンティーク関連での新
規顧客の開拓が奏功し減少を最低限
にとどめましたアイルランド日本通運
も既存顧客の輸出が比較的好調で営業
収入は前期比増となりました
倉庫配送
オランダ日本通運で前期比 269億円
399増の大幅な増収となりました
ベルギー日本通運でも同 03億円
240増スペイン日本通運も新拠
点の共用開始や業務拡大により12
億円169増その他アイルランド
日本通運やポルトガル日本通運なども
伸び欧州の倉庫配送は全般的に好調
でした
1NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
AsiA amp oceAniA
海外所在地別セグメントの概況
全体概況
アジアオセアニアにおける日本通運グルー
プは34社の海外現地法人による総合ロジ
スティックサービスを展開しております特
に経済成長の著しい中国においては19社
の現地法人により30都市71におよぶ拠
点を展開しておりますこのネットワークを
活かし自動車関連を中心とした日系進出
企業を中心に積極的に事業を推進してい
ますまたベトナムインドネシアマレーシ
アなど他のアジア諸国においても日系企業
を中心に着実に事業の拡大を図っています
2006年度における同地域の売上高は
前年度比291増の10361億円となり
順調な拡大をみせました営業利益も前期
比 339増の452億円となり収益性の
高い事業展開の効果が現れました
航空貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司(持分
法適用関連会社)が電子機器の日本北米向
け大口契約を受注したのに加え情報通信端
末やOA機器デジタル家電が好調さらに自
動車関連部品も増え営業収入は前期比555
億円425の大幅増となりました一方上
海通運国際物流有限公司(持分法適用関連会
社)は天宇客貨運輸服務有限公司への取扱
いの移管などもあり同57億円305減で
した香港日本通運は電子機器の取扱い減な
どがあり営業収入は前年同期並み台湾日本
通運は同50億円97増となっています
その他のアジア地域では全般的に好調な
ベトナム日本通運が同46億円449の大幅
増インドネシア日本通運が同45億円224
増タイ日本通運が IT関連部品や光学機器関
連を中心に取扱いを伸ばし同78億円145
増マレーシア日本通運も同90億円147
増とアジア地域の好調ぶりを示しています
航空貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は航空
輸入の営業収入についても前期より287
億円120増上海通運国際物流有限
公司も既存顧客の貨物取扱いを伸ばして
前期増となりました香港日本通運も通期
でアジア域内からの入荷が活況を呈し37
億円95増台湾日本通運国際物流は
従来の勢いは若干弱まったものの同20
所在地別セグメントによる営業利益の推移
073043 053 0630
40
30
20
10
50
(億円)
米州欧州アジアオセアニア日本(右軸)
17
29
33
45
0
100
200
300
400
500
(億円)
20 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
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annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
AsiA amp oceAniA億円69増を確保していますNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は既存顧客
の取扱い増と新規トラフィックの開拓があ
り同12億円219増を達成しました
またベトナム日本通運は輸入も好調で
65億円485の大幅増を達成インド
ネシア日本通運タイ日本通運の営業収入
は輸入については前期減となりました
海運貨物輸出
中国では天宇客貨運輸服務有限公司が
海運輸出の営業収入でも前期比57億円
316増となりました上海通運国際物
流有限公司も同56億円208増を達
成香港日本通運台湾日本通運はともに
前期並みでした一方NEXグローバルロ
ジスティクス韓国は同11億円761
の大幅な伸びとなっていますその他で
はシンガポール日本通運が大手顧客の
輸送モードの変更などで前期比29億円
204の大幅な減収となりましたがマ
レーシア日本通運インドネシア日本通運
タイ日本通運では増収を維持しています
海運貨物輸入
中国の天宇客貨運輸服務有限公司は営
業収入を前期比18億円629伸ばしま
した上海通運国際物流有限公司は同05
億円35の減収となりました香港日
本通運は工場設備や部材の搬入が好調
で同38億円135増台湾日本通運は
同26億円571減となりましたNEXグ
ローバルロジスティクス韓国は同05億
円2272という大きな伸びになりまし
たこの他のアジアではマレーシア日本通
運が同10億円211増となりましたな
おオセアニア地域のオーストラリア日本通
運ニュージーランド日本通運は輸出輸
入とも前期より減収の結果となりました
倉庫配送
中国では天宇客貨運輸服務有限公司の営
業収入が前期比 41億円1929増と大幅
に伸張しましたその他では日通倉庫(嘉
興)が08億円582増と大きく伸び香
港日本通運も同27億円284増となっ
ていますまたマレーシア日本通運が前期
比06億円85増と伸びています
21NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
北京長春重慶市大連東莞福州広州杭州香港恵州嘉興南京南通寧波
中国 台湾新竹高雄台中台南台北桃園
ベトナムハノイホーチミン
オーストラリア ニュージーランドオークランドシドニー
メルボルン
タイアユタヤバンコクチエンマイチョンブリープランチンブリラヨーンソンクラー
マレーシアイポージョホールバルークアラルンプールクチンマラッカペナン
韓国インチョンマサンプサンソウルシフン
フィリピンアンヘレスビニャンカブヤオセブラプラプリパーマカティマルヴァールマニラパラニャケロサリオスビク
インドネシアバリバンドンバタムチカンペックジャカルタスラバヤ
インドバンガロールニューデリー
青島上海瀋陽深川蘇州天津武漢無錫厦門煙台張家港中山珠海
シンガポールシンガポール
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
CSR推進体制
日本通運は『グローバルロジスティック
ス企業』として企業の社会的責任を果
たしその持続的成長を維持していくこ
とを重要な経営課題のひとつと位置づ
けており全グループをあげて「CSR経
営」のパワーアップに取り組んでいます
emsp2005年2月には本社にCSR部門を
設立しその下に『法務コンプライアンス
部』『個人情報管理部』『環境部』の3部門
を設置しCSR推進体制を整備しました
また2007年5月にコンプライアンス担
当専任組織としてコンプライアンス部
に変更しました
emspこの体制のもと
1 法令やルールの熟知順守
emsp(コンプライアンス経営の実践)
2 危機管理安全管理の徹底
3 環境経営の推進
を重要課題とし全グループ会社および
その全社員に向けたさまざまな活動を
展開しています
CSR推進体制の状況
当社は取締役および従業員が法令
定款その他の社内規則および社会通念
などを順守した行動をとるための規範と
して「日本通運行動憲章」を規定し当
社が企業活動を行っていくうえで果たす
べき役割と責任を明確にしています
emspこの行動憲章を具体化して全従業員
が法令を順守して倫理性を確保するため
の行動指針として「コンプライアンス規
程」を制定しています
emsp具体的な活動としては本社に社長を
委員長とする「コンプライアンス委員会」
を設置して全社的なコンプライアンス
の推進を図ると同時に本社および各支
店にコンプライアンス責任者コンプラ
イアンス推進者を配置し従業員のコン
プライアンスの徹底を図っています
emspまた従業員の法令等の違反および不
正行為その他の企業倫理に違反する行
為を防止もしくは早期に発見して是正
するために内部通報制度「ニッツウス
ピークアップ」を導入し運用しています
emspなお会社法施行に伴い2006年5
月に「内部統制システムの整備に関する
基本方針」について決議制定を行って
います
内部統制システムの整備の状況
コンプライアンス委員会
委員長
副委員長
委員
事務局
コンプライアンス部
顧問
企画教育指導
コンプライアンス本社推進グループ 社内調査チーム
12
3
コンプライアンス部員コンプライアンス部長が指名した一部の者弁護士等(必要に応じ)
1 リーダー2 メンバー
3 顧問4 事務局
コンプライアンス部長関係する本社の部事業部のコンプライアンス推進者弁護士等(必要に応じ)コンプライアンス部
1 委員長2 副委員長3 委員(常時)
4 委員(随時)
5 顧問(随時)6 事務局
内部通報相談受付調査
(社内受付窓口) (当社顧問弁護士受付窓口)
総括支店支店
総括支店支店内体制
支店長
総務業務部門担当課長等
監査部
地域総括監査部門
コンプライアンス責任者
コンプライアンス推進者
内部通報相談外部受付
社長副社長(コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)コンプライアンス部担当執行役員コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行役員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等コンプライアンス部
コンプライアンス体制
22 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
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annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
当社はコーポレートガバナンスの充実
強化コンプライアンスの徹底経営の
透明性確保が重要であるとの認識に立
ち「迅速な意思決定によるスピード経
営の実現」と「責任体制の明確化」を基
本方針としていますこれらを実現する
ために経営上の組織体制を整備し必
要な施策を実施していくことを最も重
要な課題の一つと位置づけています
コーポレートガバナンスの状況
当社は監査役会設置会社であります
また当社では取締役会監査役会に
加え迅速な意思決定および業務執行
を目的として執行役員制度を導入して
います
emsp取締役会は取締役15名(2007年 6
月28日現在)で構成され原則として毎
月1回および必要に応じて随時開催して
おり経営上の重要な事項の決定業務
執行の監督を行っています取締役の任
期は1年とし取締役の各事業年度の経
営に対する責任の明確化を図っています
emsp監査役会は社外監査役 3名を含む
監査役4名(2007年 6月28日現在)で
構成され原則として3カ月に1回およ
び必要に応じて随時開催しています監
査役は取締役会をはじめとする重要な
会議へ出席し経営全般並びに個別案
件に関して客観的かつ公平に意見を述
べまた適法性や内部統制の状況を調
査することなどによって取締役の職務
の執行を監査していますさらに重要
な書類などの閲覧主要な事業所への
往査子会社の調査を通じた監査を行
いこれらの結果を監査役会および取締
役会に報告しており業務執行部門の職
務の執行を監査しています
emsp執行役員会は取締役兼務者14名を
含む執行役員 27名(2007年 6月28日
現在)で構成され原則として毎月1回
および必要に応じて随時開催しており
取締役会での決定事項の伝達指示を
行うと同時に業務執行状況の報告
重要事項の協議を行っています執行
役員の任期は取締役と同様に1年と
しています
会社の機関の内容
株主総会
監査役会 取締役会
社長
執行役会顧問弁護士 コンプライアンス委員会
危機管理委員会
監査部門
会計監査人
選任解任
答申
報告
報告
報告
監査
監査
監督
選任
会計監査
選任解任 選任解任
執行部門
本社各本部本社各部各地域総括(国内海外)各事業部各支店グループ各社
業務執行
監査
社長副社長(法務コンプライアンス部所管)副社長(副委員長を除く)法務コンプライアンス部担当執行委員法務コンプライアンス部長総務労働部長監査部長関係する本社の部事業部担当執行委員関係する本社の部事業部長顧問弁護士公認会計士税理士等法務コンプライアンス部
コーポレートガバナンス体制
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
当社は企業経営に重要な影響をおよ
ぼすリスクの未然防止や万一発生する
非常事態への迅速かつ的確な対応を可
能とする危機管理体制の確立を目的と
して「危機管理規程」を制定していま
すまた本社に「危機管理委員会」を
設置しリスク管理体制の整備に努め
ています
リスク管理体制の整備の状況
内部監査につきましては本社に監査部
を設置し各事業部支店にも監査担当
者を配置しています内部監査部門は
監査規程に従い従業員の職務の執行
が法令および定款等に基づいて適正に
行われているか臨店監査および書面監
査等の内部監査を実施し適宜監査役
へ報告していますまた内部監査部門
は経営上発生する損失の危険を防止す
るために監査規程に従って指導助言
勧告を行っています
emsp監査役監査は監査部および各事業
部支店の監査担当者と連携しながら
主要な事業所への往査子会社の調査
を通じた監査を行っています
emsp会計監査人は新日本監査法人を選
任しています同監査法人は独立の第
三者の立場から監査を実施しており当
社の内部監査部門監査役会との連携を
図りながら年間会計監査計画に基づ
き当社および連結子会社等の監査を
行っています
emsp内部監査監査役監査および会計監
査を独立的かつ相互補完的に遂行する
ことにより客観性を維持した監査体制
を構築しています
内部監査監査役監査および会計監査の状況
この度個人情報保護の強化を目的に
個人情報保護に関する法令およびその
他の規範を順守し当社の企業理念事
業内容にふさわしい自主的なルールと
体制を整備するとともに『個人情報保
護方針』を定めていますまた当社は
本方針に基づいて策定した『個人情報保
護方針順守プログラム』(本方針個人
情報保護に関わる社内規程規則等)を
全ての役員および従業員が順守し個人
情報保護に努めています
個人情報保護方針
日本通運は2006年9月社会的責任投資(sri)の国際的銘
柄指標であるFtsE4Good indexに選定されましたこのイン
デックスは企業の社会的責任や持続可能性に高い関心を持つ
投資家にとって重要な投資選択基準になっており同インデッ
クスに採択されたことは当社のCsr活動が国際的に高い評
価を得ていることの証明でもあります
当社は今後も『グローバルロジスティクス企業』として顧客
株主取引先社員地域社会の皆さまなどあらゆるステーク
ホルダーとの関係に配慮しCsr経営を強化していきます
FTSEGood Index Seriesへの選定
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
環境と社会貢献への取り組み
日本通運は事業活動における燃料の
使用量各事業所の施設での電力ガス
水道水の使用量などを把握しその低
減に取り組むととともに環境配慮車両
の導入や梱包資材の省資源化オフィス
用品のリサイクル産業廃棄物の安全な
処理や再利用の推進荷主企業と連携
したモーダルシフトの推進など事業活
動全般におよぶ環境へ配慮した施策を
実施しています
emspまた日本が官民をあげて取り組んで
いる『京都議定書』の目標達成に向け
2006年4月に運輸部門を対象とする『エ
ネルギー使用の合理化に関する法律』
(改正省エネ法)が施行され日本通運
も法的報告義務を有する『特定輸送事業
者』として指定されました
emspこれを受け日本通運は今まで以上の
環境とエネルギーに配慮した業務を推
進し地球温暖化防止に向けた取り組み
を強化していきます
環境に配慮した事業の推進
当社はCO2排出量を算出するソフト「コ
コCALC(ココカルク)」を開発しまし
た「改正省エネ法」は輸送事業者だけ
でなく荷主企業についてもCO2の排出
削減を求めておりその排出量の算出が
負担になっていました本ソフトは日々
の出荷データからCO2排出量を算出す
るだけでなく輸送モードを変更した算
出シミュレーションによりモーダルシ
フトの効果を認識することも可能です
「改正省エネ法」対応CO2排出量算出ソフトを開発
200年度の取り組み
2006年10月より販売を開始した「エコ
リサイクル便」(機密書類リサイクルシス
テム)に加え大口出荷に対応できる新
商品「エコリサイクルBOX」を2006年
12月より販売開始しました「エコリサ
イクルBOX」は企業向けに販売していた
「アローボックス」を利用し書類を完全
溶解処理するサービスでこれまで処理
が困難だった複写式伝票等裏カーボン
紙の書類についても取扱いが可能にな
りました
「エコリサイクル便」に新サービスを追加発売
2006年11月「第 3回エコプロダクツ
大賞」(主催エコプロダクツ大賞推進
協議会後援財務省厚生労働省農
林水産省経済産業省国土交通省環
境省)のエコサービス部門において当社
の引越商品「えころじこんぽ」が国土交
通大臣賞を受賞しました同賞は環境
負荷の低減に配慮した製品サービスの
表彰を通じてその普及を図ることを目
的にしており当社はこの受賞を機によ
り一層環境問題への取り組みを強化し
ていきます
日通の引越商品「えころじこんぽ」が国土交通大臣賞受賞
エコリサイクル便
食器トランク君
エコリサイクルBOX
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
当社は2007年1月1日より2カ月間
「モーダルシフトキャンペーン」を実施し
ましたこのキャンペーンはモーダル
シフトの優位性に関するPRを強化する
とともに当社が促進する「グリーン物流
パートナーシップ会議」のモデル事業へ
の応募を促進する目的で2002年度か
ら年2回実施しています
「モーダルシフトキャンペーン」の実施
当社はグリーン商品のWEB発注シス
テム「GREEN COOPS(グリーンクープ
ス)」を2007年 4月より本格稼動させま
したこれは文具や事務機器の購入に
あたってグリーン商品を中心に選択
発注できるシステムでグリーン商品の
購入促進だけでなく当社の経理システ
ムとも連動事務の簡素化も図れます
当社は同システムの稼働によってグリー
ン購入をさらに促進していきます
日通グループでグリーン購入「GREEN COOPS」を開始
日本通運はかねてからさまざまな社会
貢献活動を行なっています次世代を担
う青少年との交流や海外からの視察団
の受け入れ日本および地域社会の伝統
行事の支援などさまざまな活動を通じ
よき企業市民として社会との共生を目指
しています
幅広い社会貢献活動の推進
社会貢献活動
日本通運が協賛している由紀さおり安
田祥子姉妹による童謡コンサート「日通
ファミリーコンサート」は1986年以来
20年2000回記念公演を迎えるにい
たり全国の多くのファンを魅了し続け
ています
emspまた日通は姉妹が「童謡や唱歌を若
いひとたちに伝えたい」と2002年より
全国各地の中学校へ出向いて開催して
いる「手づくり学校コンサート」にも協賛
しています
日通ファミリーコンサート
日通ファミリーコンサートポスター
日本通運では全国各地の支店において
その地域の祭礼に企業または個人とし
て参加し地域社会との共生や日本の伝
統文化を次世代へつなげる活動を続け
ています例えば青森のねぶた祭りに参
加している青森支店では毎年大型ねぶ
たを制作し1947年から今年まで60年
連続で出場しています
地域の祭礼への参加
青森ねぶた祭り
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 20072
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
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このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
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or
t 20
07
物流博物館は財団法人利用運送振興
会により設立された日本で初めての物
流専門の博物館です「物流」を広く社会
にアピールすることを目的に1998年 8
月東京都港区高輪に誕生しました
emsp収蔵資料はその多くが日本通運の保
有する資料で文書資料史料約10000
点実質資料約2000点写真資料約
40000点映像資料約100点を収蔵し
ています
物流博物館
日本通運は2006年 8月に開催された
「Dialog in the Dark 2006 TOKYO」に
協賛しました日常生活環境を織り込ん
だ真っ暗な空間を視覚障害者のガイド
とともに体験するワークショップ形式の
展覧会で1989年からヨーロッパを中
心に70都市で開催すでに200万人が
体験しています
「ダイアログインザダーク」への協賛
長崎県では事件や事故に巻き込まれ
そうになったこどもや女性高齢者の保
護と警察への通報支援を目的とした「こ
どもトラック110番」の制度が教育委
員会と警察の協力を得てスタートしまし
た日本通運はグループ会社とともに
その趣旨に賛同トラックの車体に「こ
どもトラック110番」のステッカーを貼
り助けを求められた時の対応マニュア
ルや通報のためのチェックリストを用
意するなど協力体制を実施しています
こどもトラック110番
日本通運は社会貢献活動の一環として
各種運動部の運営を通じ国民スポーツ
の振興に寄与しています日通野球部を
はじめ柔道部相撲部剣道部も各種
大会で好成績を収めるとともに地域の
青少年への指導なども行なっており日
本の伝統文化である武道の継承にも貢
献しています
運動部の活躍
2004年の環境月間に合わせて日本通運
全社で始めた美化活動は環境月間だけ
でなく定期的に実施する支店や地域の
さまざま団体と協働する日本全国の支
店や日通グループ各社の営業所などの取
り組みによりさらにその活動の幅を広
げています
美化活動
地域の祭礼への参加
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
こどもトラック110番ステッカー
野球部の活躍
2NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
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1515
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annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
取締役執行役員監査役
岡部 正彦代表取締役会長
川合 正矩代表取締役社長社長執行役員
中谷 桂一代表取締役副社長副社長執行役員
渡邉 健二取締役専務執行役員
海野 孝取締役常務執行役員
瀬川 光藏取締役常務執行役員
大前 隆一取締役常務執行役員
大原 孝雄取締役常務執行役員
伊藤 康生取締役常務執行役員
横堀 正司取締役常務執行役員
佐野 弘明取締役執行役員
萩尾 計二取締役執行役員
細越 雅雄取締役執行役員
三井田 實取締役執行役員
常務執行役員
丸本 智運
山下 義憲
佐藤 克實
木村 潤
執行役員
淡路
中村 次郎
横山 敬一郎
釣 洋一郎
宮原 敏
竹内 努
千田 賢了
植松 榮
守屋 正太郎
常勤監査役
橋本 良一
関 貴雄
安部 修武
監査役
藤田 譲
泉川 正代表取締役副社長副社長執行役員
毅 瓶
均
2 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
財務セクション
主要経営指標5カ年推移
財政状態および経営成績の検討と分析
連結貸借対照表
連結損益計算書
連結株主資本等変動計算書
連結キャッシュフロー計算書
連結財務諸表注記
独立監査人の監査報告書(翻訳)
30
31
34
36
37
38
39
49
29NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
主要経営指標5カ年推移
03 04 05 06 070
1500000
1000000
500000
2000000
売上高
03 04 05 06 070
50000
40000
30000
20000
10000
60000
営業利益
03 04 05 06 070
30000
25000
20000
15000
10000
5000
35000
当期純利益(百万円) (百万円) (百万円)
会計年度
売上高
営業利益
当期純利益
会計年度末
純資産
総資産
営業活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
1株当たり(円米ドル)
純資産
当期純利益
比率()
自己資本比率()
自己資本利益率()
その他(名)
従業員数 (平均臨時雇用者数)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267
50325
33208
517516
1360694
123058
170109
48694
3184
3733
667
67773 (23796)
yen 1676918
42802
23330
367551
1205103
48315
136149
35202
2208
3050
628
65160 (25701)
$15809124
426305
281307
4383878
11526422
1042426
1440994
41249
02697
2007 20072003
yen 1666945
46156
27263
421128
1262383
83108
138236
40338
2593
3336
691
64699 (25321)
2004
yen 1753306
43025
32190
444940
1287351
83139
145983
42624
3064
3456
743
65321 (24400)
2005
yen 1793925
43187
18663
488205
1315599
63966
150615
46780
1771
3711
400
65562 (24190)
2006
売上高には消費税等は含まれていません米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し千米ドル単位未満を切り捨てて表示してあります純資産額の算定にあたり2007年3月期連結会計年度から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用しています
30 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
財政状態および経営成績の分析
企業連結と事業の状況
日本通運グループは日本通運とその子会社 300社(うち連結子会社 273
社持分法適用子会社1社)および関連会社56社(うち持分法適用関連会
社18社)の合計357社(国内289社海外 68社)で構成され貨物自動車
運送業鉄道利用運送業等の「運送事業」を主軸としさらに各事業に関連
する「販売事業」および不動産業他の「その他の事業」を展開しています
運送事業は国内では日本通運(株)日本トラック(株)をはじめとする
238社がまた海外においては米国日本通運(株)以下英国日本通運(株)
オランダ日本通運(株)ドイツ日本通運(有)香港日本通運(株)シンガポ
ール日本通運(株)等 60社が担当しています
販売事業は国内では日通商事(株)以下28社がまた海外では日通商
事USA(株)以下6社が担当しています
その他の事業は国内では日通不動産(株)等22社海外では2社が担
当しています
業績等の概要
経営環境と期中の取り組み
当連結会計年度のわが国経済は公共投資は減少基調をたどったものの
輸出は海外経済の拡大を背景に増加を続け設備投資も高水準の企業収
益を背景に引き続き増加いたしました雇用者所得も緩やかな増加を続
け個人消費も増加基調をたどりましたこのように内外需要の増加が続
く中で生産も増加を続け景気は緩やかに拡大しました
物流業界においては国際貨物の輸送需要は輸出貨物を中心に回復傾向
を示したものの国内貨物の輸送需要は総輸送量の減少傾向が続くなど
厳しい状況のまま推移しましたまた燃油費の高騰お客様企業の物流
合理化などにより業者間競争が激化しました
当社グループはこのような厳しい経営環境のもと2006年 4月から新
しい経営計画である「パワーアップ3カ年計画改革への挑戦お客様とと
もに」をスタートさせ総力をあげて取り組みました
営業面におきましては海外ネットワークのさらなる拡充を図るとともに
グローバル規模でのモード連携システム連携による競争力の強化を図り
グローバル事業の拡大に取り組みましたさらに世界を網羅する陸海空
のあらゆる輸送モードを提供し豊富なノウハウおよび多彩な情報システム
を持つという当社の優位性を活かした3PL事業の拡充に努めるとともに国
内外のそれぞれの地域に根差したサービスの提供と営業拡大に努めました
また経営面におきましては経営資源の効率的運用ローコスト構造の
確立資金効率の追求ITの推進およびグループ経営の効率化推進に努め
ましたさらに企業としての社会的責任を完遂するため法令ルールの周
知徹底CSR教育の実施現場点検指導の強化等を通じてコンプライア
ンス経営の推進に努める一方さらなる品質の追求を図るため社内教育
制度の充実や人材の育成に取り組み現場力の強化を推進しました
経営成績
売上高および売上原価
以上の結果売上高は1兆 8662億円と前連結会計年度に比べ723億円
40の増収となりました
所在地別では国内21米州150欧州138アジアオセア
ニア291増と前連結会計年度に引き続き各地域において増収となりまし
た海外売上高全体では123増収の3929億円となり海外売上比率
は210となり15ポイント上昇しました
売上高増加の主な内容は運送事業においては国際関連貨物が堅調に推移
し航空海運部門の売上高が増加したこと国内での重量品建設部門の取
り扱いが増加したこと海外での連結子会社が増加したこと等によるものであ
り販売事業においては石油部門およびLPガス部門等の増収によるものです
売上原価は1兆7352億円で前連結会計年度に比べ 647億円39増
となり売上総利益は1310億円で前連結会計年度に比べ75億円61
増売上総利益率は70と01ポイント増加しました売上原価増加の主
な内容は運送事業での売上高増加に伴う利用運送費傭車費下請費の
増加燃油費の高騰および販売事業における石油部門での仕入価格の上
昇等によるものです
販売費および一般管理費および営業利益
販売費および一般管理費は 806億円で前連結会計年度に比べ 4億円
05増となりましたが主に連結子会社が増加したこと等によるもので
す売上高に対する販管費比率は43と02ポイント低下しています
以上の結果営業利益は503億円で前連結会計年度に比べ71億円165
増となりました営業利益率は27となり03ポイント上昇しています
その他損益および当期純利益
特別利益は 83億円で前連結会計年度に比べ229億円735減特別損
失は68億円で前連結会計年度に比べ279億円803減となりました
特別利益減少の主な内容は投資有価証券売却益の減少等によるもので
すまた特別損失減少の主な内容は前連結会計年度において減損損
失137億円特別加算退職金125億円を計上したこと等によるものです
03 04 05 06 070
1000000
500000
1500000
総資産(百万円)
03 04 05 06 070
400000
300000
200000
100000
600000
500000
純資産(百万円)
03 04 05 06 070
120000
90000
30000
60000
150000
営業活動によるキャッシュフロー(百万円)
31NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
税金等調整前当期純利益は589億円となり法人税住民税および事業
税法人税等調整額さらに少数株主利益を加減した当期純利益は 332億
円となり前連結会計年度に比べ145億円779増となりました
一株当たり当期純利益は3184円となり前連結会計年度に比べ1413
円増加しました
自己資本当期純利益率は67ととなり前連結会計年度に比べ27ポ
イント向上しています
事業の種類別セグメントの業績概況は以下のとおりです
運送事業
国内においては航空海運部門の輸出の取り扱いおよび企業の好調な
設備投資を背景とした重量品建設部門の取り扱いが好調に推移しました
また海外においては米州欧州アジアオセアニアの各地域で取り扱
いが伸長したことに加えて連結子会社が増加したこと等から売上高は1
兆 5844億円と前連結会計年度に比べ582億円38の増収となりまし
た利益面においてはほぼ年間を通じて燃油費の高騰などによるコスト
増があったものの国内海外ともに概ね好調に推移し営業利益は 459
億円と前連結会計年度に比べ 62億円159の増益となりました
販売事業
石油LPガス部門において販売単価が上昇したほか物流機器販売部門
が順調に推移し売上高は 3655億円と前連結会計年度に比べ151億円
43の増収となり営業利益は53億円と前連結会計年度に比べ 3億円
68の増益となりました
その他の事業
売上高は201億円と前連結会計年度に比べ 54億円368の増収とな
り営業利益は12億円と前連結会計年度に比べ2億円238の増益と
なりました
また所在地別セグメントの業績概況は以下のとおりです
日本
航空海運部門の輸出の取り扱いおよび重量品建設部門の取り扱い増
加等による運送事業の増収に加え販売事業その他の事業とも増収を確
保し売上高は1兆 6774億円と前連結会計年度に比べ 342億円21
の増収となり営業利益は 410億円と前連結会計年度に比べ 48億円
135の増益となりました
米州
航空部門が輸出入とも伸長するとともに海運部門の輸入や倉庫部門の
取り扱いが増加し売上高は 568億円と前連結会計年度に比べ74億円
150の増収となり営業利益は 33億円と前連結会計年度に比べ10億
円493の増益となりました
欧州
航空海運部門が輸出入とも伸長するとともに倉庫部門や自動車部門も
好調に推移したこと等から売上高は664億円と前連結会計年度に比べ
80億円138の増収となりましたが利用運送費の増加等により営業
費用が142増加し営業利益は 34億円と前連結会計年度に比べ2億
円67の増益にとどまりました
アジアオセアニア
航空部門の輸入の取り扱いおよび自動車部門の取り扱いが増加しまた
連結子会社が増加したこと等から売上高は1036億円と前連結会計年度
に比べ233億円291の増収となり営業利益は 45億円と前連結会計
年度に比べ11億円338の増益となりました
(注)記載金額には消費税等は含まれていません
キャッシュフロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」
という)は前連結会計年度に比べ188億円増加し連結範囲の変更に伴う
影響額6億円を加えて1701億円となりました
営業活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1230億円(前連
結会計年度は639億円の収入)となりましたこれは税金等調整前当期
純利益589億円減価償却費 800億円となったほか法人税等の支払 247
億円などによるものです
03 04 05 06 070
30
20
25
5
10
15
35
1株当たり当期純利益(円)
03 04 05 06 070
150000
50000
100000
200000
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
(売上高の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
1526259
350427
14705
1891392
1584476
365578
20115
1970171
58217
15151
5409
78779
38
43
368
42
(営業利益の明細) 2005年度 2006年度 増減 増減率()
運送事業
販売事業
その他の事業
合計
39654
5011
1030
45695
45940
5351
1275
52567
6286
340
245
6872
159
68
238
150
(百万円)
(百万円)
03 04 05 06 070
400
300
100
200
500
1株当たり純資産(円)
32 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
流動負債 短期借入金及び短期償還社債(4) 一年内に返済予定の長期借入金(4) 支払手形及び買掛金 従業員預り金 未払法人税等(29) その他流動負債(24) 流動負債合計
固定負債 長期借入金及び社債(4) 退職給付引当金及び役員退職慰労引当金(25) 繰延税金負債(29) その他固定負債 固定負債合計 負債合計
少数株主持分
偶発債務(11)
純資産(12) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式(6) その他有価証券評価差額金(2) 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計
負債及び純資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4986 63660 186770 32176 10585 171719 469898
245513 87342 24658 15763 373279 843177
mdash
70175 26909 341890 (11426) 75485 5 4858 9617 517516 yen1360694
yen 3972 48594 171443 32998 14229 146806 418046
266499 94106 27236 13384 401227 819273
8120
70175 26908 316506
(11316) 84314 mdash 1617 mdash 488205 yen 1315599
$ 42238 539269 1582126 272565 89668 1454632 3980502
2079744 739875 208885 133535 3162042 7142544
mdash
594453 227948 2896153 (96797) 639440 46 41160 81473 4383878 $11526422
2007 20072006
35NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
連結貸借対照表
3月31日に終了した各連結会計年度
流動資産
現金及び預金(23)
営業債権(24)
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
たな卸資産(2)
繰延税金資産(29)
その他流動資産
流動資産合計
有形固定資産(248)
土地
車両運搬具
建物及び構築物
機械装置工具器具備品及び船舶
リース資産
建設仮勘定
減価償却累計額
有形固定資産合計
その他固定資産
投資有価証券及び出資金(24)
関係会社株式及び出資金(2)
従業員に対する長期債権
その他(2)
その他固定資産合計
資産合計
資産
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507
309635
(1805)
7130
14920
28521
531908
165327
245289
538863
224440
143719
11391
(756013)
573018
177279
11946
3192
63348
255767
yen1360694
yen 153342
287012
(2082)
7996
15424
26409
488103
163427
244722
527966
222557
134223
3376
(735029)
561244
189754
13036
3873
59587
266251
yen 1315599
$ 1469775
2622917
(15292)
60399
126389
241602
4505791
1400485
2077843
4564704
1901236
1217443
96495
(6404180)
4854027
1501735
101197
27047
536623
2166602
$11526422
2007 20072006
については注記をご参照ください
34 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
投資活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は 894億円(前連結
会計年度は 375億円の支出)となりましたこれは物流拠点営業倉庫の
整備車両の取得など設備投資の実施 961億円および固定資産の売却に
よる収入122億などによるものです
財務活動によるキャッシュフロー
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は163億円(前連結
会計年度は242億円の支出)となりましたこれは長期借入金の借入れ
による収入416億円および返済による支出 490億円配当金の支払 84億
円などによるものです
財政状態
資産の状況
当連結会計年度末の総資産は1兆 3606億円となり前連結会計年度末
に比べ 450億円34増となりました
流動資産は5319億円で前連結会計年度末に比べ 438億円90増固定
資産は8287億円で前連結会計年度末に比べ12億円02増となりました
流動資産増加の主な要因は現金および預金営業未収金および売掛金
の増加等によるものです
固定資産については建設仮勘定が 80億円増加し期末時価評価額の
減少等により投資有価証券が147億円減少しております
当連結会計年度末の負債合計は 8431億円で前連結会計年度末に比べ
239億円29増となりました
負債および純資産の状況
流動負債は4698億円で前連結会計年度末に比べ518億円124増固
定負債は 3732億円で前連結会計年度末に比べ279億円70減となり
ました
流動負債増加の主な要因は預り金および短期借入金に含まれる1年以
内返済長期借入金の増加等によるものです
固定負債減少の主な要因は長期借入金の減少等によるものです
当連結会計年度末の純資産は5175億円で前連結会計年度末の少数株
主持分と資本の部の合計額に比べ211億円43増となりました
純資産増加の主な要因は当期純利益を332億円計上したことその他
有価証券評価差額金が 88億円減少したこと等によるものです
一株当たり純資産額は48694円となり前連結会計年度に比べ1914円
増加しています
自己資本比率は3733と前連結会計年度に比べ022ポイント上昇しました
有利子負債
当連結会計年度末における有利子負債は借入金コマーシャルペーパーの
減少などから前連結会計年度末より63億円18減少し3562億円と
なりました
設備投資
当社グループの当連結会計年度の設備投資は物流構造の変革や国際物流
に対応した流通拠点営業倉庫などの整備車両運搬具の代替並びに顧客
とのリース取引に応じるための賃貸設備が主な内容であり当連結会計年
度においては総額105923百万円の投資を実施しました
事業の種類別セグメントごとの設備投資額は以下のとおりです
配当政策
当社は株主の皆様への利益還元を最重要施策の一つとして認識してお
り営業の拡充と企業体質の強化に努め株主資本の拡充と利益率の向上
を図るとともに安定的配当を重視し利益還元の充実に努める方針です
当社の剰余金の配当は中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針と
しています配当の決定機関は中間配当は取締役会期末配当は株主総会です
当期末の剰余金の株主配当金については企業体質の強化を図りながら
安定的配当を重視し前期と同様1株につき普通配当 4円として2007
年 6月28日開催の第101回定時株主総会に提案し原案どおり承認可決
され中間配当金4円を含めた年間配当金は1株につき8円となりました
内部留保資金の使途につきましては各種輸送商品の拡販並びに輸送効率
の改善に向けた物流拠点の整備および車両の代替などの設備投資に活用す
るとともに財務体質の強化を図り安定的経営基盤の確立に努めていきます
なお当社は2007年10月に創立70周年を迎えますこれを記念し株主
の皆様のご支援にお応えすべく翌事業年度の配当として通常配当8円に中
間期末ともに1円の記念配当を加え年間10円の配当を実施する予定です
03 04 05 06 070
4
2
10
8
6
自己資本利益率()
03 04 05 06 070
60000
20000
40000
80000
従業員数(平均臨時雇用者数)(百万円)
2006年度 前年同期比()
運送事業
販売事業
その他の事業
計
消去又は全社
合計
52719
52144
1142
106006
82
105923
427
153
3116
285
286
(百万円)
03 04 05 06 0720
30
40
自己資本比率()
33NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
連結損益計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
売上高(2)売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益
その他の損益
受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 固定資産除売却損益 減損損失 持分法による投資利益(2) 特別加算退職金 その他税金等調整前当期純利益
法人税(29) 法人税住民税及び事業税 法人税等調整額
少数株主利益当期純利益利益剰余金
利益剰余金期首残高 連結会社増加に伴う剰余金減少高 配当金 役員賞与 自己株式処分差損 利益剰余金期末残高 1株当たり情報(2) 1株当たり当期純利益 1株当たり配当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1866267 1735242 131024 80699 50325
3168 (4078) 475 2125 mdash 1034 mdash 5866 58918
20961 4141 25102
(607) 33208
mdash mdash mdash mdash mdash yen mdash
yen 3184 800
yen 1793925
1670473
123451
80264
43187
2406
(4232)
14963
8861
(13731)
604
(12538)
6010
45531
23799
2220
26020
(847)
18663
306642
(230)
(8346)
(222)
0
yen 316506
yen 1771
800
$15809124 14699213 1109910 683605 426305
26839 (34547) 4029 18007 mdash 8762 mdash 49698 499095
177564 35079 212643
(5143) 281307
mdash mdash mdash mdash mdash $ mdash
$ 02697 00678
2007 20072006
(金額円) (金額米ドル)
については注記をご参照ください
36 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
連結株主資本等変動計算書
3月31日に終了した連結会計年度
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
(金額百万円)
yen496326
(8345)
(182)
33208
(125)
16
62
641
(4084)
yen517516
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
yen8120
1497
yen9617
yen1617
3241
yen4858
yenmdash
5
yen5
yen84314
(8828)
yen75485
yen(11316)
(125)
14
yen(11426)
yen316506
(8345)
(182)
33208
62
641
yen341890
yen26908
1
yen26909
yen70175
yen70175
2006年3月31日残高
剰余金の配当
利益処分による役員賞与
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
株主資本以外の項目の変動
2007年3月31日残高
$4204381
(70693)
(1546)
281305
(1059)
127
529
5435
(34600)
$4383878
$68792
12681
$81473
$13706
27454
$41160
$mdash
46
$46
$714222
(74782)
$639440
$(95857)
(1059)
119
$(96797)
$2681121
(70693)
(1546)
281305
529
5435
$2896153
$227940
8
$227948
$594453
$594453
(金額千米ドル)(1)
については注記をご参照ください
純資産合計少数株主持分
為替換算調整勘定
繰延ヘッジ損益
その他有価証券評価差額金
自己株式利益剰余金資本剰余金資本金
37NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
営業活動によるキャッシュフロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 貸倒引当金の増減額 退職給付引当金役員退職慰労引当金の増減額 固定資産売却損益 有価証券売却評価損益 持分法による投資利益 減損損失 特別加算退職金 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 その他の流動資産の増減額 仕入債務の増減額 未払法人税等の増減額 その他の流動負債の増減額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 特別加算退職金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得による支出 固定資産の売却による収入 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー 短期借入金の増減 コマーシャルペーパーの増減 債権譲渡による純収入額 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 配当金の支払額 自己株式の取得売却による収支 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の影響額 現金及び現金同等物の期末残高(23)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 58918 80054 (1004) (6920) (2111) 1154 (1034) mdash mdash (13925) 875 (2279) 10704 (3644) 23672 4108 148568 3317 (4082) mdash (24745) 123058
(96152) 12287 (4083) 2454 (3955) (89449)
167 (5500) 4883 41683 (49095) (200) (8443) (109) 308 (16305) 1518 18821 150615 672 yen 170109
yen 45531 78062 223 (8893) (8859) (14817) (604) 13731 12538 9052 812 (895) (11229) 807 (9880) (4324) 101254 2596 (4249) (12538) (23095) 63966
(83848) 31400 (2340) 17050 141 (37596)
(4183) 1500 mdash 71199 (54250) (30000) (8438) (79) mdash (24252) 1962 4080 145983 551 yen 150615
$ 499095 678142 (8505) (58626) (17882) 9780 (8762) mdash mdash (117959) 7416 (19310) 90675 (30873) 200530 34805 1258525 28099 (36178) mdash (209618) 1042426
(814505) 104083 (34588) 20788 (33507) (757728)
1422 (46590) 41365 353096 (415890) (1694) (71521) (927) 2614 (138125) 12863 159435 1275866 5693 $ 1440994
2007 20072006
については注記をご参照ください
連結キャッシュフロー計算書
3月31日に終了した各連結会計年度
38 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
1 連結財務諸表作成上の基礎
日本通運株式会社(以下「当社」)及び連結子会社による添付の連結財務諸表は日本の証券取引法により作成を義
務づけられた連結財務諸表を基に作成されたものでありますこれは一般に公正妥当と認められる日本の会計基準に
よって作成されており国際財務報告基準で求められているものとは一部相違があります
海外の読者の理解のために一部の科目について表示の組替えを行っておりますまた一部の注記には一般に公正
妥当と認められている日本の会計原則では求められていない情報も含まれています
円貨の記載は金額単位未満切捨として表示しているため単純に合算しても合計値と一致しない場合があります
米ドルの記載は参考情報です2007年3月31日のレートである1米ドル=11805円を換算レートとして採用し
千米ドル単位未満を切り捨てて表示しております
2 重要な会計方針の要約
(a)連結範囲
2007年3月期においては国内子会社218社海外子会社55社を連結の範囲に含めておりますまた2006年3月
期においては国内子会社215社海外子会社38社を連結の範囲に含めております
のれん及び負ののれんの償却については5年間の均等償却を行っております
2007年3月期においては子会社1社関連会社18社について持分法を適用しておりますまた2006年3月期に
おいては子会社2社関連会社16社について持分法を適用しております
重要性の乏しい子会社及び関連会社は原価法を採用しております
(b)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は手許現金随時引出可能な預金及び容易に
換金可能でありかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する
短期投資からなっております
(c)投資
その他有価証券のうち時価のある有価証券は決算日の市場価格による時価法(売却原価は移動平均法)により評
価しその評価差額は全部純資産直入法により税効果会計を適用した上で「その他有価証券評価差額金」に計上してお
りますまた時価のない有価証券は移動平均法による原価法によっております
(d)たな卸資産
主として移動平均法による原価法によっております
(e)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため一般債権については貸倒実績率により貸倒懸念債権等特定の債権については個別
に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しております
固定資産に計上した債権に係る貸倒引当金は投資その他の資産の「その他」に含めて計上しており2007年3月
期は16億32百万円(1383万1千米ドル)2006年3月期は23億32百万円計上しております
連結財務諸表注記
39NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
(f)固定資産及びリース資産
有形固定資産は取得原価を基礎に計上しております
建物及びリース資産は主として定額法をその他の有形固定資産は主として定率法を採用しており経済的耐用年
数によって減価償却を行っております
収用等に伴い譲渡した資産の代替として取得した資産の取得価額は当該譲渡資産の帳簿価額を付しており譲渡価
額と帳簿価額との差(圧縮損)について2007年3月期は61億83百万円(5238万2千米ドル)2006年は46億84
百万円計上しております
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引については通常の賃貸
借取引に係る方法に準じた会計処理によっております
(g)固定資産の減損
2006年3月期より固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企
業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
6号 平成15年10月31日)を適用しておりますこれにより2006年3月期の税金等調整前当期純利益は13731
百万円減少しております
なお減損損失累計額については当該資産の金額から直接控除しております
(h)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります
過去勤務債務はその発生時の従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により費用処理しております
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間の年数による定額法により按分
した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております
(i)1株当たり情報
基本的1株当たり当期純利益は普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で割ることによって
計算しております
なお2007年3月期及び2006年3月期について潜在株式はありません
(j)消費税等
当社及び国内連結子会社は税抜方式を採用しております
(k)役員賞与に関する会計基準
2007年3月期から「役員賞与に関する会計基準(企業会計審議会 企業会計基準第4号 平成17年11月29日)
を適用しております
これにより営業利益経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ186百万円(157万6千米ドル)減少して
おります
40 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
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NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
3 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりです
現金及び預金勘定預入期間が3ヶ月を越える定期預金担保に供している定期預金現金及び現金同等物
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 173507 (3206) (190) yen 170109
yen 153342
(2481)
(244)
yen 150615
$1469775 (27157) (1615) $ 1440
200720062007
第4回無担保社債(最終償還2007年) 利率070第2回無担保普通社債(最終償還2008年) 利率193第5回無担保社債(最終償還2009年) 利率084長期借入金(返済期限2006年~2016年) 利率0249~3382合計控除一年内に返済予定の長期借入金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen mdash 40000 100 269074 309174 (63660) yen 245513
yen 200
40000
100
274794
315094
(48594)
yen 266499
$ mdash 338839 847 2279327 2619014 (539269) $2079744
2006 20072007
4 短期借入金コマーシャルペーパー及び長期借入金
(a)短期借入金
短期借入金は運転資金として利用しております
(b)コマーシャルペーパー
コマーシャルペーパーはその他流動負債に含めて計上しており2007年3月期は50億円(4235万4千米ドル
ドル)2006年3月期は105億円計上しております
(c)長期借入金社債
長期借入金社債の内訳は次のとおりです
2007年3月期の長期借入金の返済予定は次のとおりです
2008年2009年2010年2011年2012年以降
(金額百万円)(金額千米ドル)
(1)
yen 68114 25777 68959 719 41843
$576994 218357 584157 6093 354455
3月31日に終了する年度
41NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
(d)担保提供資産
担保に供している資産は次のとおりです
有形固定資産定期預金リース料債権投資有価証券
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 10902 190 1201 2574
$ 92358 1615 10181 21805
5 退職給付関係
退職給付債務に関する事項は次のとおりです
退職給付債務年金資産未認識数理計算上の差異未認識過去勤務債務退職給付引当金
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen (178043) 85909 9946 (4625) yen (86813)
yen (181832)
91573
3251
(6195)
yen (93203)
$(1508202) 727735 84256 (39185) $ (735396)
2006 20072007
退職給付費用に関する事項は次のとおりです
勤務費用利息費用期待運用収益数理計算上の差異の費用処理額過去勤務債務の費用処理額臨時に支払った割増退職金退職給付費用その他計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8711 4545 (706) 1254 (601) mdash 13204 642 yen 13846
yen 8875
4615
(597)
3096
(665)
12538
27862
669
yen 28532
$ 73795 38506 (5984) 10626 (5093) mdash 111850 5446 $ 117297
2006 20072007
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は次のとおりです
割引率期待運用収益過去勤務債務の額の費用処理額数理計算上の差異の処理年数
主として25 主として25 15年 12~15年
主として25 主として25 15年 12~15年
20062007
上記のほか連結貸借対照表の退職給付引当金には役員退職慰労金を含めており2007年3月期は528百万円(447
万9千米ドル)2006年3月期は903百万円が含まれております
42 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
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1515
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このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
6 自己株式
2007年3月期に保有している自己株式は19264千株です
7 リース取引関係
(1)リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンスリース取引
借主側
(a)リース物件の取得価額相当額減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 821 1033 yen 1854
yen 885
1341
yen 2226
$ 6959 8752 $ 15712
2006 20072007
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen1795
2488 226 yen4511
2006 20072007
yen891
1652 112 yen2656
yen904
836 114 yen1854
yen1761
3108
320
yen5189
yen884
1893
185
yen2963
yen876
1214
135
yen2226
$15213 21082 1921 $43962
$7555 13995 954 $22504
$7658 7087 967 $15712
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
期末残高相当額
減価償却累計額相当額
取得価額相当額
(c)支払リース料(減価償却費相当額)
支払リース料(減価償却費相当額)
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 897 (897)
yen 999
(999)
$ 7598 (7598)
2006 20072007
減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法により算定しております
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額は未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占
める割合が低いため支払利子込み法によっております
43NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
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NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
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NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
貸主側
(a)リース物件の取得価額減価償却累計額及び期末残高
車両運搬具
機械装置及び
工具器具備品
その他
計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen39345
102408
20301
yen162056
2006 20072007
yen24026
59059
10618
yen93704
yen15318
43349
9683
yen68352
yen37254
95171
16802
yen149227
yen22186
55476
9721
yen87385
yen15067
39694
7080
yen61842
$333295
867504
171975
$1372775
$203529
500288
89947
$793765
$129766
367215
82028
$579010
期末残高減価償却累計額取得価額期末残高減価償却
累計額取得価額期末残高減価償却累計額取得価額
(b)未経過リース料期末残高相当額
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 23560 48996 yen 72557
yen 21701
41822
yen 63523
$ 199583 415050 $ 614633
2006 20072007
(c)受取リース料減価償却費及び受取利息相当額
受取リース料減価償却費受取利息相当額
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 27337 23858 2591
yen 26110
20988
2653
$ 231575 202109 21953
2006 20072007
リース料総額とリース物件の取得価額との差額を利息相当額とし各連結会計年度への配分方法については利息法
によっております
(2)オペレーティングリース取引
借主側
一年以内一年超合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 8411 57892 yen 66303
yen 6654
54042
yen 60696
$ 71256 490402 $ 561658
2006 20072007
44 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
8 減損損失
2006年3月期において以下の資産グループについて減損損失を計上しております
物流倉庫 土地 神奈川県相模原市埠頭港湾用地 土地 北海道室蘭市整備工場 土地 新潟県新潟市遊休地 土地 静岡県伊豆の国市 他8件計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 5759 2628 754 4588 yen 13731
$ 49027 22374 6426 39064 $ 116893
用途 種類 場所
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産については地価の大幅な下落等から将来キャッシュフローにより帳簿価額を全額回収できる可能
性が低いと判断されるためまた遊休資産については地価の大幅な下落によるものです
(資産のグルーピングの方法)
事業用資産については管理会計上の事業または事業拠点ごとに資産のグルーピングを行っており遊休資産に
ついては個別の資産ごとにグルーピングを行っております
(回収可能価額の算定方法)
当該資産グループの回収可能価額は正味売却価額によっており不動産鑑定士による鑑定評価額等により評価し
ております
9 税効果会計
法人税等は当社及び連結子会社の法人税住民税及び事業税で構成されております法定実効税率は2007年3月
期及び2006年3月期とも407であり実際の税金負担率は2007年3月期が4262006年3月期が571と
なっております
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳は次のとおりです
国内の法定実効税率永久に損金負算入の費用受取配当金等永久に益金に算入されない項目減損損失住民税均等割情報通信機器等を取得した場合の法人税額の特別控除その他税効果会計適用後の法人税等の負担率
407 22 (13) mdash 26 mdash (16) 426
407
32
(16)
131
53
(13)
(23)
571
20062007
45NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりです
繰延税金資産(流動)
貸倒引当金損金算入限度超過額 賞与引当金計上額 未払事業税否認 売買取引認定リース取引 その他 計
(固定)
貸倒引当金損金算入限度超過額 退職給付引当金損金算入限度超過額 未実現利益の消去に伴う繰延税金 減損損失 その他 評価性引当額 計 繰延税金資産合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 445 8576 927 3670 2516 16136
534 61325 1959 5588 6069 (7140) 68336 yen 84472
yen 517
8264
1137
4168
2334
16422
713
63189
1988
5588
5731
(6424)
70786
yen 87209
$ 3771 72652 7856 31090 21321 136692
4526 519486 16601 47339 51414 (60489) 578876 $ 715569
2006 20072007
繰延税金負債(流動)
固定資産圧縮積立金 その他 計
(固定)
固定資産圧縮積立金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 その他 計 繰延税金負債合計
繰延税金資産負債の純額
流動資産-繰延税金資産 固定負債-繰延税金負債 合計
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 793 364 1158
17182 20653 51998 3218 93053 yen 94211
yen 14920 (24658) yen (9738)
yen 678
319
997
15786
20653
58072
3511
98023
yen 99021
yen 15424
(27236)
yen (11811)
$ 6723 3089 9813
145553 174958 440474 27259 788252 $ 798065
$ 126389 (208885) $ (82496)
2006 20072007
46 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
10 セグメント情報
(a)事業の種類別セグメント情報
事業区分の方法は運送事業販売事業及びその他の事業の3区分としております
運送事業セグメントには鉄道利用運送業貨物自動車運送業海上運送業利用航空運送業倉庫業重量物運搬
架設設置業工場内運搬作業及びその他運送業が含まれております
販売事業セグメントには車両販売物流機器石油LPガス等の販売その他リースや車両整備業を含んでおります
その他のセグメントには不動産の仲介設計管理業自動車運転教習業等を含んでおります
事業の種類別セグメント情報は次のとおりです
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額百万円)
yen1866267 50325 1360694 80054 105923
連結
yen(103904) (2242) (29938) (387) (82)
消去又は全社
yen1970171 52567 1390632 80442 106006
計
yen20115 1275 17516 283 1142
その他の事業
yen365578 5351 243601 45230 52144
販売事業
yen1584476 45940 1129514 34928 52719
運送事業
2006 売上高 営業利益 資産 減価償却費 減損損失 資本的支出
(金額百万円)
yen1793925 43187 1315599 78062 13731 82391
yen(97467) (2508) (26835) (70) 1672 (81)
yen1891392 45695 1342435 78132 12058 82472
yen14705 1030 13418 551 6 277
yen350427 5011 240994 44636 781 45239
yen1526259 39654 1088022 32944 11269 36955
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
2007 売上高 営業利益 資産 減価償却費 資本的支出
(金額千米ドル)(1)
$15809124 426305 11526422 678142 897278
$(880173) (18992) (253608) (3285) (697)
$16689297 445297 11780031 681428 897975
$170401 10801 148385 2404 9681
$3096813 45332 2063542 383147 441712
$13422081 389164 9568102 295876 446582
連結消去又は全社計その他の事業販売事業運送事業
47NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
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MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
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日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
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韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
(b)海外売上高
海外売上高は次のとおりです
海外売上高連結売上高に占める海外売上高の割合
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen392948 210
yen349821
195
$3328664 210
2006 20072007
偶発債務残高の内訳は次のとおりです
受取手形割引高保証債務
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 88 2118
$ 749 17949
11 偶発債務
下記の利益処分は2007年 3月期の連結財務諸表には反映されておりませんが2007年 6月 28日に開催され
た定時株主総会において承認されました
利益処分
配当金(¥40株) 役員賞与
(金額百万円) (金額千米ドル)(1)
yen 4172 186
$ 35340 1576
12 後発事象
48 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
査報告書は英文が正文であり日本語の監査報告書はその和訳です
独立監査人の監査報告書
49NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
NIPPONEXPRESS(ZHUHAI)COLTDNo1PingDong5RoadNanPinHigh-TechnologyIndustryAreaZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)867-5511
NIPPONEXPRESS(JIAXING)COLTDRm415BoYuangBldgNo6DongFangRdZhaPuDevelopmentZoneJiaXingZheJiang314201ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(573)8558-2422
NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
NIPPONEXPRESS(CHINA)COLTDRoom301BjaBuildingTianzhuAirportIndustrialZone10TianzhuRoadShunyiDistrictBeijing101312ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(10)8048-0202
50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
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390
310
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30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
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600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
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annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
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t 20
07
独立監査人の監査報告書
日本通運株式会社
取締役会 御中
我々は円貨で表示された添付の日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結貸
借対照表並びに同日に終了した会計年度の連結損益計算書連結株主資本等計算書及び連結キャッ
シュフロー計算書について監査を行ったこれらの連結財務諸表の作成責任は経営者にあり我々
の責任は監査に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある
我々は日本において一般に公正妥当と認められた監査基準に従って監査を実施したこれらの監査
基準は我々に連結財務諸表に重要な虚偽の記載がないかどうかについて合理的保証を得ることを求
めている監査は試査を基礎として行われ経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積もりの評価も含め連結財務諸表全体としての表示を検討することを含んで
いる我々は監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している
我々の意見によれば上記の連結財務諸表は日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に
準拠し日本通運株式会社の2007年及び2006年3月31日現在の連結財政状態並びに同日をもって
終了した会計年度の連結経営成績及び連結キャッシュフローの状況をすべての重要な点において
適切に表示している
添付の2007年3月31日に終了した会計年度の連結財務諸表に記載されている米ドル金額は読者
の便宜のため示したものである我々の監査は円金額の米ドルへの換算を含んでおり我々の意見で
は当該換算は注記1に述べられている方法により行われている
新日本監査法人
2007年6月28日
和文アニュアルレポートの連結財務諸表については監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しております和訳された英文財
務諸表の日本語の記載自体は新日本監査法人の監査対象とはなっておりませんしたがって和文アニュアルレポートの監
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独立監査人の監査報告書
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NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
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NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
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NIPPONEXPRESS(ZHUHAIFTZ)COLTDNo27-1-1ZhuhaiFreeTradeZoneHongWanZhuhaiGuangDongThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(756)868-7511
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50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
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SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
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10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
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NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
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NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
0
30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
0
200
400
800
600
1000
19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
nu
aL r
eP
or
t 20
07
グローバルネットワーク
主な海外子会社海外駐在員事務所
アメリカ
NIPPONEXPRESSUSAINC590MadisonAvenue24thFloorNewYorkNY10022USATel+1-(212)758-6100
NIPPONEXPRESSTRAVELUSAINC720MarketStreet6thFloorSanFranciscoCA94102USATel+1-(415)421-1822
NEXTRANSPORTINC13900StateRoute287EastLibertyOH43319USATel+1-(937)642-8333
NIPPONEXPRESSDOBRASILRuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEP01325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011
NITTSUDOBRASILCOMERCIALLTDARuaFortaleza53BelaVistaSatildeoPauloSPCEPO1325-010BrazilTel+55-(11)3105-3011NIPPONEXPRESSCHILESALoEchevers891ModuloA-13MercocentroLoEcheversQuilicuraSantiagoChileTel+56-(2)739-1759
ヨーロッパ
NIPPONEXPRESS(IRELAND)LTDUnit1NorthernCrossBuisinessParkNorthRoadDublin11IrelandTel+353-(1)864-5470
NIPPONEXPRESS(UK)LTDHeathrow3602MillingtonRoadHayesMiddlesexUB34AZUKTel+44-(20)8737-4300
NIPPONEXPRESSFRANCESA1RueDuChapelierBP1817795702RoissyAeroportCharlesDeGaulleFranceTel+33-(1)4184-6363NIPPONEXPRESS(BELGIUM)NVSABrucargoBldg7231931ZaventemBelgiumTel+32-(2)753-0202NIPPONEXPRESS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)406-65-00
NIPPONEXPRESSCANADALTD6250EdwardsBoulvardMississaugaOntarioL5T2X3CanadaTel+1-(905)565-7525NIPPONEXPRESSDEMEXICOSADECVAvenidaMichoacanNo20Nave9CColoniaRenovacionCP09209MexicoDFMexicoTel+52-(55)5804-62726273
NIPPONEXPRESSUSADETIJUANASADECVBlvdBellasArtes20240ByCCiudadIndustrialDelegacioacutenMesadeOtayTijuanaBajaCalifornia22444MexicoTel+52-664-231-4808
NIPPONEXPRESSEUROCARGOBVCessnalaan241119NlSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)500-51-00NIPPONEXPRESSTOURS(NEDERLAND)BVCessnalaan241119NLSchiphol-RijkTheNetherlandsTel+31-(20)640-39-90NIPPONEXPRESS(DEUTSCHLAND)GMBHMarie-Bernays-Ring2341199MoenchengladbachFRGERMANYTel+49-(2166)966-960NIPPONEXPRESS(SCHWEIZ)AGGrindelStrasse198303BassersdorfSwitzerlandTel+41-(44)836-9966NIPPONEXPRESS(ITALIA)SRLViaLondra1220090Segrate(Mi)ItalyTel+39-(02)21698-1
NIPPONEXPRESSDEESPANASACentrodeCargaAereaAeropuertodeBarajasParcela21Nave228042MadridSpainTel+34-(91)748-0840
NIPPONEXPRESSPORTUGALSAAeroportoDeLisboaEdificio125Piso3Gab61700LisbonPortugalTel+351-(21)842-9520
NIPPONEXPRESS(RUSSIA)LIMITEDLIABILITYCOMPANYGapsalskayastreet5litAStPetersburg198035RussiaTel+7-(812)335-7626
NIPPONEXPRESS(MIDDLEEAST)LLCLob21RoomNo31POBox17341JebelAliDubaiUnitedArabEmiratesTel+971-(4)283-3247
アジアオセアニア
NIPPONEXPRESS(HK)COLTD1101ChinachemGoldenPlaza77ModyRoadTsimShaTsuiEastKowloonHongKongTel+852-2723-2272
NIPPONEXPRESS(SHENZHEN)COLTDB105-36FutianFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)8359-0001
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50 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
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NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
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NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
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NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
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NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
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PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
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海外駐在員事務所
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51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
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m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
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30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
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19974
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20004
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20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
Leading the Changeaiming to be the no 1 LogistiCs Provider
105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
1515
Printed in Japan本文用紙にFSC認証紙が使用されています
このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
annuaL rePort 20072007年3月期
日本通運株式会社
an
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07
NITTSUSINOTRANSLOGISTICDALIANLTDNo6HaitianRdFreeTradeZoneOfDalianDalian116600ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(411)87316830
NIPPONEXPRESSCARGOSERVICE(SHENZHEN)COLTD2FWestSideNipponExpressWarehouseYantainPortFreeTradeZoneShenzhenThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(755)2529-1588
NIPPONEXPRESS(SHANGHAI)COLTD11FJinanTowerNo908EastDamingRoadShanghai200082ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)6595-8000
NIPPONEXPRESSGLOBALLOGISTICS(SHANGHAI)COLTD11DeBaoLuWaiGaoQiaoFreeTradeZoneShanghaiThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5048-3301
NIPPONEXPRESS(SUZHOU)COLTDNo622ChangjiangRdSuzhouNewDistrictSuzhouJiangsuProvince215011ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(512)6665-0979
SHANGHAIe-technologyCOLTD6FUC-Tower500FushanRoadPudongNewAreaShanghai200122ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(21)5081-0022
NIPPONEXPRESS(XIAMEN)COLTDNo23-1BXiangxing1RoadXiangyuFreeTradeZoneXiamen361006ThePeoplersquosRepublicofChinaTel+86-(592)568-0202
NIPPONEXPRESS(SINGAPORE)PTELTD40ALPSAvenueSingapore498781Tel+65-6361-7107NIPPONEXPRESS(MALAYSIA)SDNBHD
10thFloorWestTowerWismaConsplant1No2JalanSs16447500SubangJayaSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)5033-1111
NITTSUTRANSPORTSERVICE(M)SDNBHDLot4286Batu12JalanBalakong43300SriKembanganSelangorDarulEhsanMalaysiaTel+60-(3)8943-3388NIPPONEXPRESS(AUSTRALIA)PTYLTDUnit1154OrsquoriordanStreetMascotNSW2020AustraliaTel+61-(2)9669-5199
NIPPONEXPRESS(NEWZEALAND)LTD37AndrewBaxterDriveAirportOaksMangereNewZealandTel+64-(9)256-0340
NipponExpress(INDIA)PTELTDlsquoLogisticsParkrsquoPlotno-7Roadno10ExportpromotionIndlParkWhitefieldBangalore-560066IndiaTel+91-8041353500
NIPPONEXPRESS(TAIWAN)COLTD5FlNo100Section3MinshengERdSongshanDistrictTaipeiCity105TaiwanROCTel+886-(2)2719-1000
NIPPONEXPRESS(THAILAND)COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6699
HI-TECHNITTSU(THAILAND)COLTDLakeRajadaOfficeComplex1938821stFlRachadapisekRoadKlong-ToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)302-6343
NIPPONEXPRESSENGINEERING(THAILAND)
COLTD31951611thFloorVibulthaniTower1Rama4RoadKlongTonKlongToeyBangkok10110ThailandTel+66-(2)665-6688
NIPPONEXPRESS(PHILIPPINES)CORPORATIONUnit20BTrafalgarPlaza105HVDelaCostaStSalcedoVillageMakatiCity1227PhilippinesTel+63-(2)752-1111NEPLOGISTICSINCUnit1Lot10Phase4EastScienceAveLagunaTechnoparkIncBinanLagunaPhilippinesTel+63-(49)541-2104
NEPDISTRIBUTORSSYSTEMINCUnit3EliscoWarehouse74EliscoRoadKalawaanPasigCityPhilippinesTel+63-(2)640-5606
PTNITTSULEMOINDONESIALOGISTIKJlRayaCakungCilincingKav14Cakung-TimurCakungJakarta13910IndonesiaTel+62-(21)4682-39124423
PTNIPPONEXPRESSINDONESIASoewarnaBusinessParkBlockJlot12BandaraInternationalSoekarno-HattaJakarta19110IndonesiaTel+62-(21)5591-1551
NEXGLOBALLOGISTICSKOREACOLTD11FKyoboSecuritiesBD26-4Yeouido-DongYeoungdeungpo-GuSeoul150-737RepublicofKoreaTel+82-(2)3775-32211211
NIPPONEXPRESS(VIETNAM)COLTDRoom53E-TOWN364CongHoaStreetTanBinhDistrictHoChiMinhCitySocialistRepublicofVietnamTel+84-(8)812-2922
海外駐在員事務所
MoscowRepresentativeOfficeMillenniumHouseOfficeldquoHrdquo(5F)Trubnayastr12Moscow103045RussiaTel+7-(495)795-0631
JohannesburgRepresentativeOffice11PomonaRoadCnrHawthoneRoadKemptonPark1619SouthAfricaTel+27-(11)979-455645574549
NewDelhiRepresentativeOfficeCOJayemImpexPrivateLimitedPlotNo422Phase-IIIUdyogViharGurgaonHaryana122016IndiaTel+91-(124)4001357-4001358
SeoulRepresentativeOfficeCOTheKoreaExpressCoLtd58-12Seosomun-DongChung-KuSeoul100-110RepublicofKoreaTel+82-(2)753-2691PusanRepresentativeOfficeKoreaExpressBldgRoomNo9091211-1Choryang-DongDong-KuPusan601-714RepublicofKoreaTel+82-(51)466-8485
51NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
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44706
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(千株)
(円)
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19974
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20004
20014
20024
20034
20044
20054
20064
20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007 53
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105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号
TEL03-6251-1111
URLhttpwwwnittsucojp
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このリーフレットは環境対応大豆 油使用インキを使用しています
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日本通運株式会社
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会社情報(2007年3月31日現在)
m会社名
m本社住所
m設立
m資本金
m従業員数
mURL
日本通運株式会社
105-8322東京都港区東新橋一丁目9番3号
1937年10月1日
70175百万円
37963名
httpwwwnittsucojp
m主要事業
1鉄道利用運送事業
2貨物自動車運送事業
3貨物自動車利用運送事業
4海上運送事業
5内航海運業
6港湾運送事業
7船舶利用運送事業
8利用航空運送事業
9前各号以外の貨物運送事業および利用運送事業
10貨物運送取次事業
11倉庫業
12建設業
13通関業
14通運計算事業
15航空運送代理店業
16損害保険代理業
17荷造包装事業
18医薬品医薬部外品化粧品および医療機器の包装表示および保管業
19旅行業
20重量物の運搬架設設置およびこれに付随する事業
21不動産の売買賃貸およびこれに付随する事業
22警備業
23一般労働者派遣事業
24廃棄物処理業
25特定信書便事業
26物流情報の収集処理およびこれに付随する事業
27前各号に関連する事業
28前各号の事業への投資および融資
52 NippoN ExprEss ANNuAl rEport 2007
付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
拠点
37196340
(2007年3月末)
株式情報 (2007年3月31日現在)
m上場証券取引所
m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
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20074
個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
証券会社 15
氏名又は名称
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付加価値を高めたサービスを拡大し業界日本No1企業から世界の
日本通運株式会社は日本と世界37カ国で総合物流サービスを提供する日本の運輸会社では最大規模の
国際ネットワークを有する企業です日本では多くの事業でNo1のシェアを誇ります国際的で付加価値の高い
多角的な総合物流に対する需要がますます高まる中日本通運グループはお客様満足の向上のためさらなる成長を目指します
インド
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
台湾
韓国
オーストラリア
ニュージーランド
英国
アイルランド
フィンランド
ベルギー
ドイツ
オランダ
フランス
イタリア
ハンガリー
南アフリカ
アラブ首長国連邦
スペイン
米国
メキシコ
チリ
カナダ
ブラジル
米州 欧州 アジアオセアニア
ポルトガル
オーストリア
スイス
チェコ
ルクセンブルグ
ポーランド
トルコ
ロシア
カ国
都市
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37196340
(2007年3月末)
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m株式数
m株主数
m株主名簿管理人
東京大阪
発行可能株式総数 3988000000株 発行済株式総数 1062299281株
64734名
三菱UFJ信託銀行
m所有者別株主数 m所有者別保有株式数
m大株主の状況(2007年3月31日現在)
m株価の推移と出来高
朝日生命保険相互会社
ザチエースマンハツタンバンクエヌエイロンドン (常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)
株式会社みずほ銀行
日本興亜損害保険株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社みずほコーポレート銀行
日本トラスティサービス信託銀行株式会社(信託口4)
日通株式貯蓄会
株式会社三菱東京UFJ銀行
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合()
65474
56236
51766
50294
44706
43464
41477
32976
23252
20554
616
529
487
473
421
409
390
310
219
193
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30000
60000
90000
120000
150000
(千株)
(円)
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19974
19984
19994
20004
20014
20024
20034
20044
20054
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個人その他 976
その他の法人 14
外国法人 06
金融機関 03
証券会社 01
金融機関 437
個人その他 212
外国法人 271
その他の法人 65
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氏名又は名称
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