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Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter

Multi Asset Portfolio Strategy - SMBC信託銀行Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter 5 6 7 (%) 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 (年) 4 3 1 0 2-1

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Multi AssetPortfolio Strategy 2020 Winter

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米金融政策は利上げと利下げのどちらに動くか? 米金融政策は利上げと利下げのどちらに動くか?

米中貿易戦争、大統領選挙など大きなトピックを複数抱える米国の経済動向は、2020年も世界経済に大きな影響を与えると考えられます。2020年1月3日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨から、米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の金融政策の手がかりを探ります。

現在の金融政策は適切だが多方面で慎重な見方を維持

米金融政策は金融市場を下支えする余力を残している

● 各方面で好材料があり、現在の緩和的な金融政策運営は適切と考えられている。

● 景気は底堅いが今後の懸念材料も多く、先行きについては慎重な見方を維持すると考えられる。

景気動向、リスクバランス、インフレの各方面におけるFOMCメンバーの見解を分析します。 <利上げの可能性>個人消費支出(PCE)デフレーターが目標値に届かない状況で(図表2)、FRBが「平均的にみて2%」のインフレを目指す方向に舵を切り始めていることを踏まえると、利上げ開始までには相当の距離があると考えられます。

<利下げの可能性>米中通商協議や英国とEUの貿易協定締結、米国の大統領選など不透明感が続くなど、リスクバランスが下振れ方向に傾斜しているとの判断から、利下げが必要となれば迅速に対処する政策余地があることがうかがえます。

Topics P1-2

Economic & Monetary PolicyOutlook

P3

Market Outlook P4

Risk Assessment P5-6

Asset Class Views P7

<参考>

FX Rate/Stock Price Chart P9-10

Model Portfolio P11-12

Portfolio of Institutional Investor P13

P8Schedule

Contents

21

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

作成基準日 2020年1月28日

本資料に関する注意事項 P17

分析 考察

● FRBの物価目標の達成には長い時間がかかると思われ、当面利上げの可能性は低い。

● 米国の金融政策は依然として金融市場を下支えする余力を残している。

最近数カ月でリスクはやや和らぎましたが、引き続き下振れ方向に幾分傾斜しているとの認識が示されました。

インフレを抑制している要因は一時的となる可能性が高い一方、個人消費支出(PCE)デフレーターが金融政策目標の2%を下回り続けていることや、長期のインフレ期待の水準が低過ぎることに対して懸念が示されました。

低失業率・実質賃金の拡大傾向や高水準の家計資産、低金利が個人消費に好影響を及ぼし、住宅投資も底入れした一方、設備投資や輸出など、企業部門に対して慎重な見方が維持されました(図表1)。

2020 WinterMulti Asset Portfolio Strategy

567(%)

2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 (年)

43

1 0

2

-1 -2

出所:米商務省、FactSetのデータをもとにSMBC信託銀行作成

出所:米商務省のデータをもとにSMBC信託銀行作成

【図表2】 政策金利とインフレ率

2015/4Q 2016/4Q 2017/4Q 2018/4Q

【図表 1】 需要項目別実質GDPの推移(2015年10-12月期=100)

(年/四半期)

1 1 0

105

1 1 5

100

95米国政策金利(FFレート)個人消費支出(PCE)デフレーター(前年比)

個人消費

輸出

設備投資

住宅投資

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Economic & Monetary Policy Outlook Market Outlook経済・金融政策見通し 市場見通し経済や金融政策の今後の見通しについてご説明します。 各資産クラスと為替の相場見通しについてご説明します。

◯方向感について各国・地域の経済成長率や政策金利、市場指標の先行きの変化を示しています。

減速・マイナス傾向の場合

横ばい傾向の場合

加速・プラス傾向の場合

2019年12月末時点

各国・地域の経済見通し

株式・REIT・債券の市場価格の見通し

各国・地域の中央銀行の金融政策見通し

円に対する米ドル、ユーロ、豪ドルの為替見通し

資産クラス 足元からの方向感 見 通 し3カ月 1年

先進国株式

新興国株式

先進国REIT

中央銀行 足元からの方向感 見 通 し3カ月 1年FRB米連邦準備制度理事会

1.75% 1.75%

ECB欧州中央銀行

-0.5% -0.5%

BOJ日本銀行

-0.1% -0.1%

実 体 経 済

市場見通し

金融政策の動 向

為替見通し

足元からの方向感3カ月 1年

足元からの方向感3カ月 1年

足元からの方向感3カ月 1年

上 昇

米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円

●米中貿易摩擦の一段の激化に歯止めがかかり、米国景気は底入れに向かう見通し。●FRBは景気・物価動向や国際情勢を見極める姿勢を維持し、政策金利は当面据え置かれると予想。

●ラガルドECB総裁は現在の包括緩和措置を1年かけて見直すことを表明し、景気と物価双方に配意するスタンスを明確にした。●景気や金融市場に大きな変化は見込まれず、金融政策は現状維持を予想。

●景気減速懸念から、日銀は金融緩和方向を意識しつつも、一段の金融緩和手段が乏しいため、追加緩和の可能性は低いと予想。

●日米の金利差縮小に歯止めがかかり、相対的に高金利である米ドルの下値は限定的。●日銀は様子見姿勢を続けるとみられ、ドル円はおおむね105-110円でのレンジ推移が続くと予想。

●ECBの金融緩和期待の後退や、ユーロ圏各国の財政支出の拡大を受けて、ユーロは対米ドル、対円ともに緩やかに上昇すると予想。

●豪中銀による追加利下げ観測を背景に、金利先安観はくすぶるが、中国景気の減速懸念が和らぎ、豪ドルは対米ドル、対円ともに底入れ感を強めていくと予想。

REIT

債券

43

2019年12月末時点

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

政策金利

政策金利

政策金利

株式

上 昇 下 落下 落 下 落横ばい

Multi Asset Portfolio Strategy

国 方向感 見 通 し2020年 2021年

米国

実質GDP成長率 1.8% 1.9%

ユーロ圏

1.0% 1.3%

日本

実質GDP成長率 0.5% 0.8%

中国(新興国)

実質GDP成長率 5.9% 5.8%

●良好な雇用環境や緩和的な金融環境、株価上昇による資産効果から、個人消費は底堅く推移する。●一方、米ドル高や米中貿易摩擦の余波から、製造業の設備投資や生産活動、景況感の持ち直しは鈍いとみられ、米国経済は当面1%台後半での低成長が続くと予想。

●雇用・所得環境の改善を背景に、ユーロ圏の内需は堅調に推移している。●一方、米中貿易摩擦や英国の欧州連合離脱をめぐる不透明感が重しとなり、ユーロ圏経済は1%近辺の低成長が続く見込み。

● 自然災害や消費増税の影響が一巡するが、所得環境は引き続き厳しく、個人消費の基調は弱い。● 政府による経済対策が景気を支えるが、海外経済の停滞や米中貿易摩擦の長期化が製造業の景況感悪化につながり、日本経済は1%をはさんだ低成長が続く見込み。

●米中通商協議は2019年12月に第一段階の合意に達したが、香港情勢やハイテク産業をめぐる対立は残り、不透明な状況が続く。●豚肉価格の上昇をきっかけとする食品インフレが個人消費の重しとなり、中国経済は6%近辺まで減速するが、政府による積極的な財政政策や、穏健な金融政策運営が奏功し、景気底割れは回避される見込み。

実質GDP成長率

先進国債券

ハイイールド債券

新興国債券

●主要先進国の利下げには一巡感がみられるが、低金利の投資環境のもとで、相対的に利回り水準の高い米国債に対する需要は根強く、先進国債券指数は小幅上昇を見込む。

●低金利環境の長期化が意識される中、利回り期待の投資需要は根強く、ハイイールド債券指数は小幅上昇を見込む。

●主要国の金融緩和や、新興国の追加金融緩和観測を背景に、新興国債券指数は小幅上昇を見込む。

●米国金利が低位で安定する中、相対的に高いREITの配当利回りに着目した資金流入が見込まれる。●米国ではテナント賃料の伸びが鈍化しつつあるが、空室率や借入金利息は低位で安定しており、REIT指数は底堅く推移すると予想。

●緩和的な金融政策運営を背景に、米国株価は当面底堅く推移する。景気・企業業績の先行き不透明感が意識され、先進国株価は年央にかけて調整するが、その後景気・企業業績の回復期待が高まり、先進国株価は持ち直すと予想。

●産業政策や安全保障分野における米中間の対立は深刻であり、米中通商協議をめぐる不透明感は引き続き残る見通し。

●景気減速懸念が投資家心理の重しとなるが、政策発動への期待が支えとなり、新興国株価はおおむねレンジでの推移を見込む。

2020 Winter

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影響度

影響度

影響度

Risk Assessment

欧州

アメリカグローバルアジア

リスクシナリオ想定されるリスク要因とその影響についてご説明します。

米中貿易摩擦の一段の拡大

想定されるマーケットの反応

債 券

新興国株式

米中相互の関税引き上げの動きは一巡するが、先進技術や知的財産、安全保障をめぐる中国への懸念が米国内で高まり、中国製品が米国市場から締め出されるなど、規制強化をめぐる米中間の対立が一段と激しくなる。

想定されるマーケットの反応

欧州通貨安

円高

欧州株式

欧州債券

発現可能性中

65

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

●影響度 リスクが顕在化した際の相場に及ぼす影響の大きさを示す。

●発現可能性 リスクが実現する可能性の高さを示す。

欧州金融不安再燃

想定されるマーケットの反応

ユーロ安

株 式

国 債 社 債

発現可能性低

欧州景気の停滞やECBによる低金利政策等を背景に、ユーロ域内で金融機関の経営不安が浮上。公的資金投入や再編等の救済策についてユーロ加盟国間で意見がまとまらず、欧州の金融システムに対する懸念が広がる。

発現可能性高

矢印の方向の定義説明 収益率

マイナスの場合

プラスの場合

英国のE U離脱をめぐる混乱

2019年12月の英総選挙で、EU離脱を進める与党保守党が圧勝。その後、2020年末のEU離脱の移行期間が延長されず、EUとの新たな貿易協定の締結が間に合わない事態に陥った場合、合意なき離脱への懸念が再燃し、英国経済の先行き不透明感が強まる。

米ドル高

影響度

大影響度

先進国の財政拡大と国債格下げ

発現可能性低

先進国における金融緩和の景気刺激効果の限界が意識され、各国で財政支出・減税が打ち出される。低成長下で歳入が伸び悩む中、政府債務拡大への懸念が強まり、格付け会社が先進国国債の格下げに踏み切り、国債利回りが上昇。社債やハイイールド債券、新興国債券の各市場に債券売りの動きが広がる。

想定されるマーケットの反応

円高

株 式

債 券

米大統領選における対立候補の躍進

米ドル安

発現可能性

想定されるマーケットの反応

株 式

2020年秋の米大統領選に向けて、現政権に批判的な対立候補が支持を集める。富裕層向け増税や金融規制強化などを打ち出し、経済成長への逆風が強まるとの懸念が投資家に広がり、株価が調整する。

債 券

米ドル高

Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter

Page 5: Multi Asset Portfolio Strategy - SMBC信託銀行Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter 5 6 7 (%) 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 (年) 4 3 1 0 2-1

資産クラス 相対的投資魅力度 見 通 し

先進国株式

新興国株式

先進国REIT

先進国債券

各資産クラスの相対的な投資魅力度についてご説明します。

魅力度 +1

魅力度 +1

FRBの緩和的な金融政策運営を背景に米国株価は底堅く推移するが、景気減速への警戒感や英国のEU離脱をめぐる不透明感等は根強く、日本・ユーロ圏を中心に先進国株価は調整含みの展開が見込まれるため、先進国株式全体の投資魅力度は中立と判断する。

中国政府による景気刺激策への期待が株価を下支えするが、産業政策や安全保障分野における米中間の対立は根強く、新興国株式に対して当面慎重な投資スタンスを推奨する。

景気減速を受けて、米国ではテナント賃料の伸びが鈍化しているが、空室率や借入金利は低位で安定していることから、REITはレンジでの推移が見込まれ、投資魅力度は中立と判断する。

利回りが相対的に高く、金融緩和が維持される中で米国債の投資魅力度は相対的に高いが、マイナス金利となっている日本債や欧州債の投資魅力度は低く、先進国債券全体の投資魅力度はやや低いと判断する。

REIT

87

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

魅力度±0

魅力度 -1

新興国債券先進国の緩和的な金融政策運営や、新興国の追加金融緩和期待を背景に、収益確保に向けた新興国債券での運用ニーズは強く、新興国債券の投資魅力度はやや高いと判断する。

ハイイールド債券景気減速に伴う企業のバランスシート悪化懸念がハイイールド債券の価格を抑えるが、主要国の緩和的な金融政策を受けて国債利回りの水準は低く、インカム収益獲得に向けたハイイールド債券の相対的な投資魅力度はやや高いと判断する。

株式

債券

Asset Class Views〈 参 考 〉

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

資産クラス別見通し

Schedule

魅力度±0

魅力度 -1

Multi Asset Portfolio Strategy

北米 欧州 アジア・オセアニア

2月

3日 (米)アイオワ州党員集会    (米大統領選挙スタート)

7日 (加) 失業率(米) 失業率

10日 (中) CPI

1 1日 (英) 月次GDP(英) 四半期GDP(速報)

13日 (米) CPI (独) CPI14日 (欧) 四半期GDP(改定)17日 (日) 四半期GDP(一次速報)19日 (加) CPI (英) CPI20日 (豪) 失業率2 1日 (欧) CPI (日) CPI27日 (米) 四半期GDP(改定)28日 (加) 月次GDP (独) CPI (日) 失業率

3月

3日 (欧) 失業率4日 (豪) 四半期GDP

6日 (加) 失業率(米) 失業率

9日 (日) 四半期GDP(二次速報)10日 (欧) 四半期GDP(確報) (中) CPI1 1日 (米) CPI (英) 月次GDP12日 (欧) ECB金融政策決定会合※13日 (独) CPI17日 (米) FOMC(-3/18)※18日 (加) CPI (欧) CPI (日) 日銀金融政策決定会合(-3/19)

19日(NZ)四半期GDP(日) CPI(豪) 失業率

25日 (英) CPI

26日 (米) 四半期GDP(確報) (日) 東京オリンピック聖火リレー開始(福島県から)

30日 (独) CPI3 1日 (加) 月次GDP (英) 四半期GDP(改定) (日) 失業率

8日 (米) 失業率(加) 失業率

12日(中) CPI(米) CPI(英) 月次GDP(英) 四半期GDP(速報)

14日 (独) CPI15日 (欧) 四半期GDP(改定)

20日(加) CPI(英) CPI(欧) CPI

28日 (米) 四半期GDP(改定)(独) CPI

29日 (加) 月次GDP

1日 (欧) 失業率3日 (米) 失業率

9日 (英) 月次GDP(加) 失業率

10日 (中) CPI(米) CPI

16日 (豪) 失業率(独) CPI

17日 (中)四半期GDP(欧) CPI

22日 (英) CPI(加) CPI

27日 (日) 日銀金融政策決定会合(-4/28)※

28日 (米) FOMC(-4/29)

29日 (独) CPI(米) 四半期GDP(速報)

30日(欧) 四半期GDP(速報)(欧) ECB金融政策決定会合(欧) 失業率(加) 月次GDP

3日 (欧) 失業率(豪) 四半期GDP

4日 (欧) ECB金融政策決定会合※

5日 (加) 失業率(米) 失業率

9日 (欧) 四半期GDP(確報)(米) FOMC(-6/10)※

10日(米) CPI(中) CPI(英) 月次GDP

15日 (日) 日銀金融政策決定会合(-6/16)

16日 (独) CPI

1 7日(欧) CPI(加) CPI(英) CPI

18日 (NZ)四半期GDP25日 (米) 四半期GDP(確報)29日 (独) CPI

30日 (英) 四半期GDP(改定)(加) 月次GDP

5月4月 6月

2020 Winter

※は、日銀は展望レポート、FRBは景気・物価・政策金利見通し、ECBはスタッフ経済見通しの発表がある会合を示す

Page 6: Multi Asset Portfolio Strategy - SMBC信託銀行Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter 5 6 7 (%) 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 (年) 4 3 1 0 2-1

2019 Summer

FX Rate/Stock Price Chart

世界的な金融危機と不況につながったリーマン・ショックから10年以上が経ち、世界経済は緩やかに回復しつつも、中国経済の減速や、イギリスのEU離脱問題など新たなリスクを抱えています。さまざまな世界情勢を踏まえ、長期的な目線で資産運用を考えていくことが大切です。

為替相場と株価を振り返る

〈 参 考 〉

2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

40

100

200

300

400

500

70

100

130

160

50

80

110

140

170

60

90

120

150

180

豪ドル/円

ストックス欧州600指数(右軸)

為替相場

世界の株価

109

9月 リーマン・ショック

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

平均為替レート(2009年12月末~2019年12月末)●米ドル/円 101.23円●ユーロ/円 123.41円●豪ドル/円 85.17円

日経平均株価(左軸・円) ダウ工業株30種平均株価(左軸・ドル)

米ドル/円 ユーロ/円

10月 ギリシャ危機顕在化 (財政赤字を大幅下方修正)

12月 第2次安倍内閣発足 アベノミクススタート 4月 日本 消費税率

8%へ引き上げ

11月 米大統領選で トランプ氏勝利 6月 米朝首脳会談 10月 日本 消費税率

10%へ引き上げ

6月 英国国民投票 BREXIT可決6月 チャイナショック

勃発(中国株暴落)

6月 ECBが中銀預金金利を マイナス金利に引き下げ4月 日銀

「異次元緩和」決定9月 日銀 円売り介入 (6年半ぶり) 10月 米ドル円 75円台

   史上最安値記録 1月 日銀、マイナス 金利導入決定

3月 東日本大震災11月 ドバイショック 10月 衆院選 与党大勝 7月 FRBが10年ぶりの

利下げ

2.385 mm Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter

Page 7: Multi Asset Portfolio Strategy - SMBC信託銀行Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter 5 6 7 (%) 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 (年) 4 3 1 0 2-1

Model Portfolio

米ドル建て

4.4%

2.6%

4.0%

5.1%

期待リターン

期待リターン

リスク6.3% 9.0%

ポートフォリオの構築には、資産運用の目的や運用期間、希望するリターン水準等、資産運用に対するニーズの再確認をしつつ、分散投資の割合に関して、定期的なチェックが必要です。必要であれば内容を見直し、そのときの最適なポートフォリオをつくっていきましょう。

モデルポートフォリオ

ポートフォリオは、一度つくって終わりではありません。

ポートフォリオの見直しによって、常に最適な配分を

保つ必要があります。

相場の変動によってズレが生じてしまった。

年齢や家計状況の変化によってズレが生じてしまった。

〈 参 考 〉

株式や債券などの金融商品は価格が変動することによって、当初の資産配分のバランスが崩れてしまうことがあります。定期的に確認してバランスを調整しましょう。

年齢や家族構成、収入の変化などによって、理想的な資産バランスは変化していきます。そのときの状況を踏まえ、適切なバランスに調整しましょう。

家族が増えて出費も増えるので、リスクを減らして運用したい。

Case1 Case2

比率を調整し、最適な配分を保持 年齢・家計に合わせて配分を変更

崩れた比率をそのままにしておくと思わぬリスクになることがあります。定期的な見直しによって比率を調整し、最適な資産配分を維持することが大切です。

リスク許容度が高い場合は積極的に投資性の高い金融商品割合を増やし、リスク許容度が低い場合は安全性の高い金融商品割合を増やすなど、適宜調整していくことが大切です。

資産運用ニーズとリスク許容度によって、安定型、中間型、積極型の3つのポートフォリオをご用意しています。

安 定 型 中 間 型 積 極 型

25% 20%

国内債券25%

25% 30%

国内株式 国内株式

海外株式 海外株式

国内債券 国内債券

海外債券 海外債券

国内株式25%

25% 20%

海外債券25%

25% 30%

海外株式25%

株式16%

債券等84%

株式45%債券

55%

株式77%

債券23%

円 建 て

3.6%

2.3%

3.8%

5.2%

リスク6.8% 10.3%

株式19%

債券81%

株式51%債券

49%

株式83%

債券17%

運用を続けるうちに株式比率が変化

1211

老後資金の確保などに向けて、債券等、ローリスク・ローリターンの安全資産を中心に、安定的な収益確保を目指す。

株式と債券を同程度組み入れ、安全性と収益性のバランスのとれた運用を目指す。

余裕資金の運用や資産形成に向けて、株式等、ハイリスク・ハイリターンのリスク資産を中心に、積極的な収益獲得を目指す。

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

積 極 型

安定型先進国株式 3%新興国株式 8%先進国REIT 5%

【 株 式 】

先進国債券 51%ハイイールド債券 14%新興国債券 11%現預金 8%

【債券等】

先進国株式 58%新興国株式 3%先進国REIT 16%

【 株 式 】

先進国債券 6%ハイイールド債券 ー%新興国債券 17%現預金 ー%

【債券等】

中 間 型先進国株式 31%新興国株式 3%先進国REIT 11%

【 株 式 】

先進国債券 27%ハイイールド債券 11%新興国債券 17%現預金 ー%

【債券等】

安定型 中 間 型

積 極 型

先進国株式 3%先進国株式(ヘッジ付き) 13%新興国株式 3%先進国REIT ー%先進国REIT(ヘッジ付き) ー%

【 株 式 】

先進国債券 3%先進国債券(ヘッジ付き) 53%ハイイールド債券 ー%ハイイールド債券(ヘッジ付き) 15%新興国債券 10%

【債券等】

先進国株式 14%先進国株式(ヘッジ付き) 51%新興国株式 9%先進国REIT ー%先進国REIT(ヘッジ付き) 9%

【 株 式 】

先進国債券 3%先進国債券(ヘッジ付き) 3%ハイイールド債券 ー%ハイイールド債券(ヘッジ付き) ー%新興国債券 11%

【債券等】

先進国株式 3%先進国株式(ヘッジ付き) 38%新興国株式 3%先進国REIT ー%先進国REIT(ヘッジ付き) 7%

【 株 式 】

先進国債券 3%先進国債券(ヘッジ付き) 25%ハイイールド債券 ー%ハイイールド債券(ヘッジ付き) 4%新興国債券 17%

【債券等】

Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter

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Portfolio of Institutional Investor国内外の主要機関投資家のポートフォリオをご紹介します。皆さまのポートフォリオ構築の参考にご活用ください。

〈 参 考 〉

国内参考例:GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)

海外参考例:CalPERS(カリフォルニア州職員退職年金基金)

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)とは…日本の公的年金のうち、厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用を行う独立行政法人です。運用で得た収益を国庫に納付することにより、年金事業の運営の安定に資することを目的としています。GPIFでは2019年3月末現在、約159兆円の資産を運用しており、世界最大の機関投資家と言われています。

CalPERS(カリフォルニア州職員退職年金基金)とは…アメリカ合衆国カリフォルニア州の公務員の公的年金基金です。公的年金の中では米国最大で、総資産は約3540億ドル(2018年6月30日現在)におよびます。巨大な運用額と積極的な運用姿勢から、その投資動向に世界中の金融関係者や投資家が常に注目しています。

GPIFの基本ポートフォリオは、国内債券が資産配分の35%を占めており、CalPERSと比べると保守的な運用志向といえます。長年、国内債券中心に運用をしてきましたが、デフレ脱却後の経済環境の変化に対応し収益向上を目指すため、2014年に株式の割合を引き上げ、現在の資産配分となりました。

【 株 式 】外国株式25%、国内株式25%【債券等】外国債券15%、国内債券35%

※資産構成割合

【 株 式 】上場株式50%、プライベートエクイティ8%【債券等】債券28%、実物資産13%、流動性資産1%

※資産構成割合

国内債券35%

外国債券15% 国内株式

25%

外国株式25%

上場株式50%

プライベートエクイティ8%

債券28%

実物資産 13%流動性資産 1%

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CalPERSのポートフォリオは、株式が資産配分の58%を占めており、GPIFと比べると積極的な運用志向といえます。新興国への投資やプライベートエクイティ投資、不動産投資などの「オルタナティブ投資」を積極的に行っており、ポートフォリオのリスク分散・収益源泉の多様化を図っています。

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

上記は本資料作成日現在のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。将来予告なく変更される場合があります。資料巻末ページの「本資料に関する注意事項」を必ずご確認ください。

資産クラス 現 在

先進国株式 %

新興国株式 %

先進国REIT %

先進国債券 %

新興国債券

期待リターン/リスク

将 来

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ポートフォリオツールでは、まず、お客さまが現在保有している資産の「見える化」を行い、投資目的や投資スタイルのヒアリングを行ったうえで、当行独自の資産配分モデルを参考に、お客さま一人ひとりのご要望に合わせた資産配分プランを提案させていただきます。本ツールでは米ドル建てのポートフォリオをシミュレートすることも可能です。

REIT

/% % /% %

株式

債券 ハイイールド債券

Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter

2019年4月末時点

2019年4月末時点

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Multi Asset Portfolio Strategy 2020 Winter

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【本資料に関するご注意】●本資料は情報提供を目的に株式会社SMBC信託銀行(以下「SMBC信託銀行」といいます。)が作成しており、特定の投資を推奨・勧誘するものではありません。

●本資料に記載された内容は作成時点のものであり、今後予告なしに変更される可能性があります。

●本資料に記載された分析・シミュレーションの前提・条件等はあくまで仮定に基づくものです。本資料に記載されたいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。

●本資料に記載された情報は、十分信頼に足ると考えられる情報源に基づいておりますが、その情報の正確性、完全性および公平性については、SMBC信託銀行並びにその関連会社が保証するものではありません。また、その情報を使用することにより生ずる、直接または間接のいかなる損失に対しても、SMBC信託銀行は一切の責任を負いません。

●本資料のうち過去実績に基づくものについては、将来の実績を保証するものではありません。

●本資料に記載された分析・シミュレーションは、資料内に記載している外部データ・分析手法を用いて行っていますが、お客さまが投資されている資産・ファンドの運用手法、各種手数料、信託報酬、トレーディングコスト、税金等を反映するものではないため、実際の運用成果とは異なる可能性があります。

●投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、目論見書、各商品の説明書等を必ずご覧いただき、お客さま自身の判断でなさるようお願い致します。

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