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NI Volume License Manager 3.0 スタートアップガイド このスタートアップガイドは、NI Volume License Manager 3.0(以下、VLM)のセットアップ手順を説明し たものです。契約ライセンスファイルがあることを前提に進めています。ライセンスファイルがない 場合は、VLM のインストール後 NI VLM スタートアップウィザードより要求することができます。 目次 1. VLMのインストール.............................................................................................................................. 2 2. NI VLM設定の流れ .............................................................................................................................. 8 3. NI VLMを起動し、スタートアップウィザードを完了する ................................................................. 9 4. ボリュームライセンスファイルの取得 ............................................................................................ 13 5. NI VLMの環境設定を構成する........................................................................................................ 16 6. グループを追加および編集する .................................................................................................... 19 7. ボリュームライセンスインストーラを作成する ............................................................................. 22 8. 権限要求の処理を設定する ........................................................................................................... 31 9. 権限要求を処理する ........................................................................................................................ 33 10. クライアントデータを収集する......................................................................................................... 34 11. クライアントデータをインポートする ............................................................................................... 35 12. 非接続ライセンスファイルを管理する ........................................................................................... 36 13. 非接続ライセンスファイルをインストールする ............................................................................. 37 14. アクティビティ適合ログをNIに送信する......................................................................................... 37

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NI Volume License Manager 3.0 スタートアップガイド このスタートアップガイドは、NI Volume License Manager 3.0(以下、VLM)のセットアップ手順を説明し

たものです。契約ライセンスファイルがあることを前提に進めています。ライセンスファイルがない 場合は、VLM のインストール後 NI VLM スタートアップウィザードより要求することができます。

目次 1. VLMのインストール .............................................................................................................................. 2

2. NI VLM設定の流れ .............................................................................................................................. 8

3. NI VLMを起動し、スタートアップウィザードを完了する ................................................................. 9

4. ボリュームライセンスファイルの取得 ............................................................................................ 13

5. NI VLMの環境設定を構成する ........................................................................................................ 16

6. グループを追加および編集する .................................................................................................... 19

7. ボリュームライセンスインストーラを作成する ............................................................................. 22

8. 権限要求の処理を設定する ........................................................................................................... 31

9. 権限要求を処理する ........................................................................................................................ 33

10. クライアントデータを収集する ......................................................................................................... 34

11. クライアントデータをインポートする ............................................................................................... 35

12. 非接続ライセンスファイルを管理する ........................................................................................... 36

13. 非接続ライセンスファイルをインストールする ............................................................................. 37

14. アクティビティ適合ログをNIに送信する ......................................................................................... 37

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1. VLMのインストール

はじめにVLMをPC(以下、ライセンスサーバ)にインストールします。ライセンスサーバは、ネットワ

ークに接続されていて下記の要件を満たしている必要があります。

Pentium 1 GHz 以上のプロセッサを搭載したサーバ 以下のいずれかの Microsoft オペレーションシステム:

Windows 7 (32 ビットもしくは 64 ビット) Windows Vista SP1 以降 (32 ビットもしくは 64 ビット) Windows XP SP2 以降 (32 ビット) Windows Server 2008 R2 (64 ビット) Windows Server 2008 R3 (32 ビット)

ビデオアダプタ: 1024×768 以上の解像度 メモリ: 最低 256 MB RAM (512 MB を推奨) ハードディスク空き容量: 400 MB

VLM の CD にある Setup.exe、もしくはウェブサイトからダウンロードした VLM の NIVLM3.0.0f1.exe を

ダブルクリックし、インストーラを起動します。以下の画面が表示されますので、「Install NI Volume License manager 3.0」をクリックして次に進みます。

図 1-1. インストーラ初期画面

以下の画面でインストール先を指定します。「次へ(N) >>」ボタンをクリックして次に進みます。

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図 1-2. インストール先ディレクトリを選択

製品の通知では、チェックボックスにチェックを入れるとインストールしている製品に関する情報を

インストール前に確認することができます。「次へ(N) >>」ボタンをクリックして次に進みます。

図 1-3. 製品の通知

チェックボックスにチェックを入れた場合は以下のような画面が表示されます(このドキュメント作

成時には関連情報はありませんので情報は表示されていません)。「次へ(N) >>」ボタンをクリック

して、次に進みます。

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図 1-4. 製品の通知結果

続いて、ライセンスの同意を求める画面になりますのでライセンス契約書をお読みください。同意

して本ソフトウェアを使用する場合は、「ライセンス契約書に同意します。」を選択し、「次へ(N) >>」ボタンをクリックして次に進みます。

図 1-5. NI ライセンス契約書

マイクロソフト.NET Framework 3.5 SP1 のライセンス契約書も同様です。

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図 1-6. マイクロソフト.NET Framework 3.5 SP1 のライセンス契約書

インストール前に確認画面が表示されます。「次へ(N) >>」ボタンをクリックして次に進みます。

図 1-7. インストールする製品の確認画面

以下の画面に変わり、インストールが実行されます。.NET Framework 3.5 SP1 が既にインストールさ

れている場合は、時間がかかりますのでしばらくそのままでお待ち下さい。

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図 1-8. NI LVM をインストールプロセス中

しばらくするとインストールが終了し、以下の画面が表示されますので、「次へ(N) >>」ボタンをクリ

ックして次に進みます。

図 1-9. インストール完了

次の画面で NI 更新サービスを有効にする場合は、「はい(Y)」を選択します。不要の場合は「いい

え(N)」を選択します。

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図 1-10. NI 更新サービスの有効/無効を選択

インストールを完了するにはコンピュータの再起動が必要です。すぐセットアップを行う場合は「再

起動(R)」を選択して、PC を再起動します。

図 1-11. 再起動の選択

以上でインストールは終了です。

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2. NI VLM 設定の流れ

NI VLM 3.0 では以下のような流れでセットアップを行います。クライアントマシンのネットワーク接続

状態によってプロセスが異なりますのでご注意ください。

図 2-1. NI VLM 設定のプロセスチャート

はい

NI VLM を起動し、NI VLMスタートアップウィザード

を完了する

NI VLM の環境設定を 構成する

グループを追加および 編集する

クライアントデータを 収集する

クライアントデータを NI VLM にインポートする

非接続ライセンスファイルを作成する

クライアントが 非接続ライセンスファイル

をインストールする アクティビティ適合ログを

NI に送信する

権限要求を処理する

ボリュームライセンス インストーラを作成する

クライアントマシンは ネットワークに 接続されている

いいえ

・・・・・・・・・・・・・・P. 9

・・・・・・・・・・・・・・P.16

・・・・・・・・・・・・・・P.19

・・・・・・・・・P.22

・・・・・・・・・・P.33

・・・・・・・・・・・・・P.37

・・・・・・・・・・・・・・P.34

・・・・・・・・・P.35

・・・・・・・・・・・・・・P.36

・・・・・・・・・P.37

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3. NI VLM を起動し、スタートアップウィザードを完了する

NI VLM を初めて実行すると、新しいスタートアップウィザードが起動します。このウィザードを使用

すると、契約ライセンスファイルの入手およびインストールのプロセスを簡単に行うことができます。

また、このウィザードは基本サーバ構成を完了するのに役立ちます。

Windows のスタートメニューから、すべてのプログラム>>National Instruments>>NI Volume License Manager と選択して、VLM を起動します。NI VLM スタートアップウィザードが起動しますので、「次

へ(N) >>」ボタンをクリックして次に進みます。

図 3-1. NI VLM スタートアップウィザードの起動画面

このコンピュータに対する NI VLM 契約ライセンスファイルがあるかどうかを選択する必要がありま

す。ボリュームライセンスサーバとして使用するコンピュータに対して契約ライセンスファイルを既

に受信している場合は、「このコンピュータに対する契約ライセンスファイルがある」を選択しま

す。

「...」ボタンをクリックして保存場所に移動し、契約ライセンスファイルを選択します。

メモ: ボリュームライセンスサーバとして使用するコンピュータに対して契約ライセンスファ

イルがない場合は、「このコンピュータに対する契約ライセンスファイルがない」を選

択して契約ライセンスファイルを要求することができます。詳しくは次のセッションを

参照してください。

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図 3-2. 契約ライセンスファイルをインストール

次のページでは、基本サーバ設定をセットアップするか、以前の NI VLM インストールから設定をイ

ンポートするかを選択します。NI VLM を初めて実行した場合は、「基本ボリュームライセンスサー

バ設定をセットアップ」を選択します。「次へ(N) >>」ボタンをクリックして次に進みます。

メモ: NI VLM 3.x のバックアップファイルまたは以前のバージョンのプログラムディレクトリに

アクセス権があり、そのインストールからデータおよび設定をインポートする場合は、

「前回のインストールから設定をインポート」を選択します。

図 3-3. ボリュームライセンスサーバのセットアップもしくはインポート

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ライセンスポートおよび管理者情報を入力します。デフォルトでポート番号が記載されていますが、

両方のポートに対して、またプロセス nilm.exe と lmgrd.exe に対して、ファイアウォールがオープンに

なっていることを確認してください。

管理者情報を入力します。ボリュームライセンスインストーラからソフトウェアをインストールすると、

クライアントにこの連絡情報が表示されます。

図 3-4. ボリュームライセンスサーバの基本環境設定

有効な契約ライセンスファイルをインストールしたら、「終了(F)」をクリックしてスタートアップウィ

ザードを閉じ、NI VLM を起動します。NI VLM の構成を続行できます。

図 3-5. NI VLM スタートアップウィザードの終了画面

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メモ: NI VLMスタートアップウィザードは、はじめてNI VLMを起動したときのみ表示されます。

再インストールした場合でもアプリケーションデータフォルダに情報が残っている場合

は、以前設定した情報を参照します。

再度ウィザードを起動したい場合は、下記の場所にある nivlm.lic を削除するか別の場

所に移動してから、NI VLM を起動してください。

C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥National Instruments¥Volume License Manager

VLM スターアップウィザードが完了すると、以下の画面になります。

図 3-6. NI VLM の起動画面.

以上で、NI VLM スタートアップウィザードは終了です。

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4. ボリュームライセンスファイルの取得

VLMは、ボリュームライセンスファイルによってライセンスを管理します。したがって、はじめに、ボ

リュームライセンスファイルを取得する必要があります。ボリュームライセンスファイルを取得する

には、NIにEメール([email protected]宛)を送信します。Eメールには、コンピュータID、コンピュー

タ名(ライセンスサーバ名)を記入します。

E メールを送信すると、ボリュームライセンスファイルが添付されたメールが、返信されてきますの

で、そのファイルを VLM にインストールします。(自動返信ではありません。担当者がライセンスフ

ァイルを作成し、返信しますので、時間がかかる場合があります。)

スタートアップウィザードの下記の画面で、「このコンピュータに対する契約ライセンスファイルが

ない」を選択し、「次へ(N) >>」ボタンをクリックして次に進みます。

図 4-1. 契約ライセンスがない場合の選択

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次の画面では、デフォルトの E メールプログラムから新規の契約ライセンスファイルを要求するか、

後で、手動で送信できるようにテキストファイルとして保存するかを選択します。

図 4-2. 契約ライセンスファイル要求の連絡方法を選択

E メールを送信を選択した場合は、以下の画面になります。

図 4-3. E メール送信を選択した場合

テキストファイルに保存を選択した場合は、以下の画面になります。いずれの場合も必要な情報

を記入して弊社にご連絡ください。

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図 4-4. テキスト保存を選択した場合

送信もしくは保存すると、スタートアップウィザードは終了します。

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5. NI VLMの環境設定を構成する

スタートアップウィザードで行ったサーバ設定は、以下の項目で変更することができます。

特定のニーズに合わせて変更してください。

ボリュームライセンスサーバ設定を構成するには、ツール→環境設定メニュー項目を選

択します。次の設定を構成することができます。

A) 一般

ボリュームライセンスサーバの起動状態、管理者情報、デフォルトのバックアップ場

所、使用ログ状態などの設定を含む一般設定を行います。

図 5-1. 環境設定 : 一般

B) オーバードラフト

ボリュームライセンス契約に新規のシートを自動的に追加して後ほど支払いするために、オ

ーバードラフトを有効にするかどうかを選択します。また、オーバードラフトの数の指定や利

用時払いの設定も行えます。

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図 5-2. 環境設定 : オーバードラフト

C) E メールサーバ

アカウントがある SMTP サーバを介して NI VLM で非接続ライセンスファイルを E メール送信で

きる機能を使用可能にします。

図 5-3. 環境設定 : E メールサーバ

D) カスタムフィールド

クライアントとコンピュータの情報を格納するカスタムフィールドを構成します。

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図 5-4. 環境設定 : E メールサーバ

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6. グループを追加および編集する

NI Volume License Manager にグループを追加するには、以下の手順に従ってください。

メモ: コンピュータベースライセンスのみ、またはユーザベースライセンスのみがグル

ープに組み込めます。これらのライセンスタイプを混在させることはできません。

以下の画面はユーザベースライセンスを使用しているため、ユーザグループを

作成します。

1. 「グループ」ビューで、「ユーザグループを追加」または「コンピュータグループを追加」をクリッ

クします。ユーザベースライセンスの場合はユーザグループを、コンピュータベースライセン

スの場合は、コンピュータグループを選択してください。

図 6-1. グループビュー画面

2. グループ情報を以下のように入力します。

名前 — グループの名前。

表示 — グループがパブリックかプライベートかを選択します。パブリックグループは、クライ

アントがボリュームライセンスインストーラ、または NI License Manager 3.5以降を実行

する場合に表示されます。プライベートグループは、クライアントには表示されませ

ん。

権限要求を処理する — NI VLM がこのグループに対する権限要求を処理する方法で手動ま

たは自動のいずれかを選択します。

説明 — グループの説明を入力します(オプション)。この説明は、クライアントがボリュームラ

イセンスインストーラを実行する際および NI License Manager のグループリスト内でク

ライアントに表示されます。

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図 6-2. ユーザグループ情報を入力

3. 「ライセンス」ボックスの隣にある「追加」ボタンをクリックして、ライセンスをグループに追加し

ます。

図 6-3. ライセンスの右側にある追加をクリック

追加するライセンスにチェックを入れて、「追加」ボタンをクリックします。

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図 6-4. ライセンスをグループに追加

4. メンバーを事前に作成しているメンバーボックスの隣にある追加ボタンをクリックして、ユーザ

またはコンピュータをグループに追加することができます。今回は、まだメンバーを作成して

いないため、クリックしてもメンバーを追加できません。 保存をクリックして新規グループを保存します。

図 6-5. グループを保存

NI Volume License Manager にグループを追加するには、以下の手順に従ってください。

E) 「グループ」ビューでグループを選択し、「グループを編集」をクリックします。 F) 編集したいグループをダブルクリックします。

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7. ボリュームライセンスインストーラを作成する

このステップは、クライアントマシンがネットワークに接続している場合の構成です。

ボリュームライセンスインストーラウィザードを使用して、NI 製品に対するボリュームライセンス対

応のインストーラを作成します。通常のNIソフトウェアをソフトウェアメディアからクライアントマシン

に直接インストールすると、ボリュームライセンスサーバのライセンスを使用できるよう構成されま

せん。

接続されてい

ない場合は、「クライアントデータを収集する」を参照してください。

ボリュームライセンスインストーラウィザードは、以下の機能を持つようにインストーラを変更しま

す。

ライセンス付与のために NI VLM に接続できるようにクライアントマシンを構成する クライアント情報を NI VLM へ送信する 権限要求を NI VLM へ送信する クライアントの権限に基づいて、複数のパッケージ製品にあるすべての製品に対するデフ

ォルトのインストール状態を設定する ライセンスサポート用に管理者情報をクライアントに表示する

メモ: ボリュームライセンスインストーラウィザードの最初のページに、現在の管理者情

報が表示されます。この情報を変更するには、ツール→環境設定→一般にある

「管理者情報」を開いて変更をおこなってください。

クライアントがボリュームライセンスインストーラを実行すると、インストーラは NI VLM に連絡して

以下の情報をアップデートします。

グループ情報 管理者情報 シリアル番号

ボリュームライセンスインストーラの作成および配布を行うには、以下の手順に従ってください。

1. 「ツール→ボリュームライセンスインストーラを作成」メニュー項目を選択してウィザードを起

動します。「次へ(N) >>」ボタンをクリックして次に進みます。

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図 7-1. ボリュームライセンスインストーラウィザードの起動画面

2. ソフトウェアソースと出力先のパスを設定し、ボリュームライセンスインストーラに名前を付け

ます。「次へ(N) >」ボタンをクリックして次に進みます。

インストールするソフトウェアのCDやDVD、もしくはネットワーク上にあるそのソフトウェアのイ

ンストーラが保存されているフォルダの情報が必要となります。作成したインストーラは、ネッ

トワークドライブに保存して、ネットワーク経由でクライアント PC にインストールすることもでき

ますし、DVD-R や CD-R などに焼いて、それらのメディアからインストールすることも可能です。

メモ: 出力先フォルダの指定時にあまり長いパスを指定すると、ファイルシステムのパ

ス長制限によるエラーが発生する場合があります。

LabVIEW 8.6 以降の Suite Installer(LabVIEW および、関連モジュール、ToolKit が含まれている

Installer)の Volume License インストーラを作成する場合は、ソースフォルダとして指定するフォ

ルダが正しくないと、後の手順で“製品の選択”ができなくなります。その場合、下記のダイア

ログが表示されます。DVD をソースとして選択する場合は、DVD のルートフォルダを指定して

ください。

図 7-2. ダイアログメッセージ

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図 7-3. インストーラソース、出力先、および名称を指定

3. このボリュームライセンスインストーラの配布方法を指定します。任意の項目を選択し、「次

へ(N) >」ボタンをクリックして次に進みます。 ディスクを挿入するように指示するプロンプトをクライアントに表示せず、インストーラをネット

ワーク上の場所から実行するように準備するには、「ボリュームライセンスインストーラをネッ

トワークドライブから実行するように構成」を選択します。 インストーラのサイズをメディアのサイズ制限内に確実に収められるようにするには、「ボリュ

ームライセンスインストーラを CD または DVD から実行するように構成」を選択します。ボリュ

ームライセンスインストーラをメディアに焼きたい場合は、このオプションを使用してください。

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図 7-4. ボリュームライセンスインストーラの配布方法を指定

4. ボリュームライセンスサーバを選択します。入力したら、「次へ(N) >」ボタンをクリックして次に

進みます。 ここで入力するネットワークサーバ名には、サーバ名、サーバのネットワーク名、サーバの IPアドレスのいずれかを使用できます。ボリュームライセンスサーバ上の特定のポート(メイン

のライセンスポート)を参照するように製品を構成することもできます。ボリュームライセンス

サーバ名を入力し、続けてコロンとメインのライセンスポート番号を入力します(サーバ名[:ポート番号])。たとえば以下のいずれかのように入力します。 server server:27000 server.domain.com:28432 127.0.0.2 メインのライセンスポートが指定されていない場合、27000 が使用されます。メインのライセン

スポート範囲は 1~64000 です。

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© National Instruments Japan 26 NI VLM 3.0 スタートアップガイド

図 7-5.ボリュームライセンスサーバを指定

クライアントマシンをボリュームライセンスサーバにポイントするように構成しない場合はこの

オプションを選択します。所属する組織が非接続ライセンスのみを使用している場合は、この

オプションを選択してください。

5. ボリュームライセンスインストーラに対する権限要求の処理方法を指定します。任意の項目

を選択し、「次へ(N) >」ボタンをクリックして次に進みます。 任意のパブリックグループへの参加のために、クライアントに権限を要求させる

クライアントのボリュームライセンスインストーラ実行時に、ボリュームライセンスサーバ

に存在するすべてのパブリックグループのリストをクライアントに表示するには、このオ

プションを選択します。これらのグループのいずれかへ参加するために、クライアントは

権限を要求できます。このボリュームライセンスインストーラはまた、クライアント情報を

収集して NI Volume License Manager へ送信します。 任意のパブリックグループとこのウィザードで指定するプライベートグループへの参加

のために、クライアントに権限を要求させる このオプションを選択し、クライアントが参加を要求できる 1 つ以上のグループのチェック

マークをオンにします。このオプションで作成されたボリュームライセンスインストーラは

クライアント情報を収集して NI Volume License Manager へ送信します。

メモ: このオプションを使用する場合、ウィザードを続行するには最低 1 つのグループ

を選択する必要があります。

任意のグループへの参加のために、クライアントに権限を要求させない 手動で権限を指定する場合、またはこのボリュームライセンスインストーラを自動化する

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意図がある場合は、このオプションを選択します。ボリュームライセンスインストーラを使

用してクライアント情報の収集を続行するには、オプションで、クライアント情報を収集し

て NI Volume License Manager へ送信のチェックマークをオンにします。

図 7-6. ボリュームライセンスインストーラの権限要求動作を指定

6. ボリュームライセンスインストーラに含める製品を指定します。任意の項目を選択し、「次へ

(N) >」ボタンをクリックして次に進みます。 インストーラソースにあるすべての製品を含める

元の NI ソフトウェアメディアにあるすべてをボリュームライセンスインストーラに含めるに

はこのオプションを選択します。 インストーラソースにある製品のサブセットを含める(上級)

元の NI ソフトウェアメディアにあるソフトウェア製品の一部のみを含める場合はこのオプ

ションを選択します。クライアントが必要な製品のみを含めてボリュームライセンスインス

トーラのサイズを小さくしたい場合は、このオプションを使用してください。

メモ: クライアントがボリュームライセンスインストーラに含まれていない製品を使用す

ることを要求した場合、このウィザードを再度実行して新規のボリュームライセン

スインストーラを作成する必要があります。

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© National Instruments Japan 28 NI VLM 3.0 スタートアップガイド

図 7-7. ボリュームライセンスインストーラに含めたい製品を指定

7. ボリュームライセンスインストーラの選択項目を確認します。このボリュームライセンスインス

トーラを作成するのに必要なソースディスクのリストを確認します。必要なソースディスクがす

べて揃っていることを確認してください。 指定項目が正しく、必要なソースディスクがすべて揃っている場合は、「ビルド(U) >」ボタンを

クリックして次に進みます。

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© National Instruments Japan 29 NI VLM 3.0 スタートアップガイド

図 7-8. ボリュームライセンスインストーラの情報を確認

8. ボリュームライセンスインストーラをビルドします。 ボリュームライセンスインストーラをビルドするには、数分間から数時間かかることがありま

す。ボリュームライセンスインストーラのビルド中でも、継続して NI VLM を使用できます。

図 7-9. ビルド中の画面

9. 「よくある質問」を確認した後、新規のボリュームライセンスインストーラを配布します。

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© National Instruments Japan 30 NI VLM 3.0 スタートアップガイド

インストーラの作成が終了したら、「終了(F)」ボタンをクリックして、ボリュームライセンスイン

ストーラの作成を終了します。

図 7-10. ボリュームライセンスインストーラウィザードの終了画面

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8. 権限要求の処理を設定する

デフォルトでは、クライアントがボリュームライセンスインストーラを実行している場合、NI VLM によ

りクライアントは権限を要求できます。ボリュームライセンスインストーラはクライアントにダイアロ

グボックスを提示し、このダイアログボックスでユーザおよびコンピュータ情報を入力して、権限を

要求する対象のグループを選択できます。その情報を含む権限要求が NI VLM へ送信されます。

NI VLM 3.0 以降では、以下のタイプの権限要求を処理できます。

A) NI VLM 3.0 用にフォーマットされた権限要求の処理を設定する

選択された設定によって、NI VLM は以下の 3 つの方法の 1 つを使用して、グループを含む権限要

求を処理します。

手動(システム全体に関する設定) — すべてのグループに対して権限要求を手動で処

理できるようにします。 自動(システム全体に関する設定) — すべてのグループに対して権限要求を NI VLM が

自動で処理できるように設定します。 個別に設定 — 権限要求処理をグループごとに設定できるようにします。このオプション

を選択した場合、グループを作成または編集する際に権限要求処理を設定します。

グループを含む権限要求を NI VLM で処理する方法を決定するには、以下の手順に従ってくださ

い。

1. 「ツール→環境設定」メニュー項目を選択します。 2. ナビゲーションツリーの「一般」を選択します。 3. 「グループ」セクションで、「権限要求処理を手動(システム全体に関する設定)、自動(システ

ム全体に関する設定)」、または「個別に設定」に設定します。 4. 「保存」をクリックします。

選択された設定によって、NI VLM は 3.0 用にフォーマットされたクライアント情報のみの権限要求

を自動または手動で処理します。クライアント情報のみの権限要求を NI VLM で処理する方法を決

定するには、以下の手順に従ってください。

1. 「ツール→環境設定」メニュー項目を選択します。 2. ナビゲーションツリーの「一般」を選択します。 3. 「その他」セクションで、「クライアント情報のみの要求を自動処理」を「はい」または「いいえ」

のいずれかに設定します。 4. 「保存」をクリックします。

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B) レガシー権限要求の処理を設定する

選択された設定によって、NI VLM はレガシー権限要求を自動または手動で処理します。レガシー

権限要求は、NI VLM 2.x 以前で作成されたボリュームライセンスインストーラで生成された権限要

求です。これらの要求にはグループ要求は含まれません。

レガシー権限要求を NI VLM で処理する方法を決定するには、以下の手順に従ってください。

1. 「ツール→環境設定」メニュー項目を選択します。 2. ナビゲーションツリーの「一般」を選択します。 3. 「その他」セクションで、「レガシー権限要求を自動処理」を「はい」または「いいえ」のいずれ

かに設定します。 4. 「保存」をクリックします。

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9. 権限要求を処理する

権限要求を NI VLMに自動で処理させるかライセンス管理者が手動で処理するかを NI VLMで設定

できます。

A) 要求を自動処理

権限要求を受信すると、要求元のクライアント情報が追加、更新され、使用可能なシートがある限

り、要求されたグループとライセンスにクライアントが自動で追加されます。シートがすべて使用さ

れている場合や、問題があり自動処理できない要求は、ライセンス管理者が手動で処理するまで

権限キューに残ります。

メモ: 自動権限要求処理は、ユーザインタフェースが開いている間は無効になってい

ます。受信された要求は権限キューに保存され、NI VLMを開いている間はライセ

ンス管理者が手動で承認または却下し、NI VLM が閉じられている時は自動的に

処理されます。

B) 要求を手動処理

手動処理として選択された要求は、権限キューに追加されます。ライセンス管理者は、各要求を

手動で承認、変更を適用して承認、または却下します。

メモ: 複数の権限要求を同時に選択するには、<Ctrl>キーと<Shift>キーを押しながらク

リックします。

すべての要求を「承認」または「却下」するよう選択できます。要求を承認すると、すべてのクライ

アント情報が NI VLM にインポートされ、要求されたグループおよびライセンスに対する権限が付

与されます。要求を却下すると、NI VLM には何もインポートされません。

また、ユーザまたはコンピュータの権限要求に「変更を適用して承認」するよう選択することもでき

ます。この選択により、権限を承認する前にユーザ情報またはコンピュータ情報を編集したり、権

限を追加したり削除できます。「変更を適用して承認」はレガシー権限要求には使用できません。

メモ: NI VLM が手動および自動の両方の権限要求を含むグループを持つ権限要求を

検出した場合、NI VLM は自動要求を処理しますが、手動処理の要求はライセン

ス管理者が個別に処理する必要があります。

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10. クライアントデータを収集する

このステップは、クライアントマシンがネットワークに接続されていない場合の構成です。

NI VLM インポートユーティリティを使用してクライアントデータを収集するには、以下の手順に従っ

てください。

接続して

いる場合は、「ボリュームライセンスインストーラを作成する」を参照してください。

1. Import Utility ディレクトリにあるすべてのファイルを、ネットワークドライブ、USB ドライブなどの

ポータブルメディア、またはクライアントマシンにコピーします。このユーティリティは以下の場

所にあります。 Windows 7/Windows Vista C:¥ProgramData¥National Instruments¥Volume License Manager¥Import Utility¥

Windows XP C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥National Instruments¥Volume License Manager¥Import Utility¥

メモ: NI VLM インポートユーティリティは、nivlmImportUtility.xml という XML ファイルを使用

して、有効なカスタムフィールド、入力必須フィールド、任意入力フィールドなどの

情報を認識します。nivlmImportUtility.xml は、ライセンス管理者がカスタムフィール

ドを変更するたびに更新されます。

NI VLM インポートユーティリティは、ネットワークドライブなどの別の場所へ移動

することもできますが、その際 nivlmImportUtility.xml も同じ場所に移動する必要が

あります。また、カスタムフィールドを変更するたびに、更新後の

nivlmImportUtility.xml を NI VLM インポートユーティリティのディレクトリにコピーしな

おす必要があります。

2. 以下の手順をクライアントに実行してもらいます。

1. NI VLM に追加するコンピュータで nivlmImportUtility.exe を実行します。

2. 情報を送信をクリックしてフォームに記入します。入力必須フィールドには、アスタリスク

(*)が付けられています。

3. 結果として得られた XML ファイルをネットワーク上の場所などのパブリックな場所に保存

するか、またはファイルを E メールで送信してもらうようにクライアントに指示します。

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11. クライアントデータをインポートする

NI VLM インポートユーティリティを使用してすべての必要なクライアントの情報を取得したら、それ

らの情報を NI VLM に追加します。

クライアントデータを NI VLM にインポートするには、以下の手順に従ってください。

1. NI VLM から、ファイル→NI VLM インポートユーティリティのデータをロードを選択します。 2. インポートユーティリティファイルの場所を参照し、インポートするファイルをすべて選択しま

す。複数のファイルを一度に選択するには、<Shift>または<Ctrl>キーを押しながら各ファイルを

クリックします。 3. 開くをクリックします。

インポートユーティリティのデータをロードすると、権限キューにエントリが追加されます。

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12. 非接続ライセンスファイルを管理する

非接続ライセンスは、ネットワークに接続していないクライアントマシン(ノートブックコンピュータ、

ファイアウォールで保護されたクライアントマシン、ネットワークカードを装備していないクライアン

トマシンなど)を使用するクライアントに適しています。クライアントは、非接続ライセンスがなけれ

ば NI ソフトウェアを使用できません。非接続ライセンスはボリュームライセンスサーバのライセン

スを使用します。

メモ: コンピュータをネットワークから接続解除する期間が 14日未満の場合は、非接続

ライセンスファイルを作成する必要はありません。

ユーザベースまたはコンピュータベースのライセンスが非接続状態でも、クライ

アントはサーバからライセンスをチェックアウトできます。

コンピュータベースライセンスとユーザベースライセンスに対して別々の非接続

ライセンスファイルを作成する必要があります。クライアントが両方のタイプの権

限を持っている場合は、ユーザとコンピュータの両方を接続解除する必要があり

ます。

A) コンピュータベースの非接続ライセンスファイルを作成する

コンピュータベースの非接続ライセンスファイルを作成するには、以下の手順に従ってください。

1. コンピュータビューで、接続解除する 1 台以上のコンピュータを選択します。 2. 接続解除をクリックします。 3. 非接続ウィザードを完了します。 4. クライアントマシンにライセンスファイルをインストールします。

B) ユーザベースの非接続ライセンスファイルを作成する

ユーザベースの非接続ライセンスファイルを作成するには、以下の手順に従ってください。

1. ユーザビューで、接続解除する 1 人以上のユーザを選択します。 2. 接続解除をクリックします。 3. 非接続ウィザードを完了します。 4. クライアントマシンにライセンスファイルをインストールします。

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13. 非接続ライセンスファイルをインストールする

非接続ライセンスファイルは、NI License Manager または NI VLM インポートユーティリティのいずれ

かを使用してクライアントコンピュータにインストールすることができます。

NI License Manager を使用して非接続ライセンスファイルをインストールするには、以下の手順に従

ってください。

1. クライアントコンピュータで、「スタート→すべてのプログラム→National Instruments→NI License Manager」を選択して、NI License Manager を起動します。

2. メニューから「オプション→ライセンスファイルをインストール」を選択します。 3. 非接続ライセンスファイルを選択して「OK」をクリックします。

メモ: 非接続ライセンスファイルをNI License Managerのユーザインタフェース部分にドラ

ッグ&ドロップしてインストールすることもできます。

14. アクティビティ適合ログを NI に送信する

NI VLM の構成が完了したら、クライアントが技術サポートを利用できるようにするために、ナショナ

ルインスツルメンツにアクティビティ適合ログを送信する必要があります。

1. 「ツール→環境設定」メニュー項目を選択します。 2. ナビゲーションツリーの「一般」を選択します。 3. 「その他の設定」で「はい」を選択して「クライアント情報をアクティビティ適合ログに含める」を

有効にし、クライアントが技術サポートをアクセスできるようにします。 4. 「保存」をクリックします。 5. 「ファイル→アクティビティ適合ログを保存」メニュー項目を選択します。 6. アクティビティ適合ログの保存場所を選択して「OK」をクリックします。 7. [email protected] 宛の E メールを作成し、件名に送信理由を記入します。 8. アクティビティ適合ログを保存した場所を参照し、そのログを E メールに添付します。

メモ: アクティビティ適合ログには使用データは記録されません。

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15. サポート情報

技術サポートリソースの一覧は、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトでご覧いただけます。

ni.com/jp/support では、トラブルシューティングやアプリケーション開発のセルフヘルプリソースから、

ナショナルインスツルメンツのアプリケーションエンジニアの E メール/ 電話の連絡先まで、あら

ゆるリソースを参照することができます。

ナショナルインスツルメンツでは、米国本社(11500 North Mopac Expressway, Austin, Texas, 78759-3504)および各国の現地オフィスにてお客様にサポート対応しています。日本国内でのサポ

ートについては、ni.com/jp/support でサポートリクエストを作成するか、0120-527196(フリーダイヤル)

または 03-5472-2970(大代表)までお電話ください。

日本国外でのサポートについては、各国の営業所にご連絡ください。

イスラエル 972 3 6393737, イタリア 39 02 41309277, インド 91 80 41190000, 英国 44 (0) 1635 523545, オーストラリア 1800 300 800, オーストリア 43 662 457990-0, オランダ 31 (0) 348 433 466, カナダ 800 433 3488, 韓国 82 02 3451 3400, シンガポール 1800 226 5886, スイス 41 56 2005151, スウェーデン 46 (0) 8 587 895 00, スペイン 34 91 640 0085, スロベニア 386 3 425 42 00, タイ 662 278 6777, 台湾 886 02 2377 2222, チェコ 420 224 235 774, 中国 86 21 5050 9800, デンマーク 45 45 76 26 00, ドイツ 49 89 7413130, トルコ 90 212 279 3031, ニュージーランド 0800 553 322, ノルウェー47 (0) 66 90 76 60, フィンランド 358 (0) 9 725 72511, フランス 01 57 66 24 24, ブラジル 55 11 3262 3599, ベルギー32 (0) 2 757 0020, ポーランド 48 22 328 90 10, ポルトガル 351 210 311 210, マレーシア 1800 887710, 南アフリカ 27 0 11 805 8197, メキシコ 01 800 010 0793, レバノン 961 (0) 1 33 28 28, ロシア 7 495 783 6851

LabVIEW、National Instruments、NI、ni.com、National Instruments のコーポレートロゴ及びイーグ

ルロゴは、National Instruments Corporation の商標です。 その他の National Instruments の商標に

ついては、ni.com/trademarks に掲載されている「Trademark Information」 をご覧下さい。

本文書中に記載されたその他の 製品名および企業名は、それぞれの企業の商標または商号

です。 National Instruments の製品/ 技術を保護する特許については、ソフトウェアで参照でき

る特許情報( ヘルプ→特許情報)、メディアに含まれている patents.txt ファイル、また

は「National Instruments Patent Notice」(ni.com/patents)のうち、該当するリソースから参

照してください。

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