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議長随想 分権時代における地方議会の在り方 ……………………………………………… 2 群馬県議会議長 本会等の活動 第130回定例総会を開催 ……………………………………………………………… 3 -平成20年度政府予算編成に関する重点要望を決定- 第130回定例総会議決事項について要望運動を実施 ……………………………… 7 議会三団体、自由民主党・総務部会・地方自治に関する 検討プロジェクトチームと意見交換 ……………………………………………… 9 地方分権改革をめぐる動き ………………………………………………………… 9 平成19年度市区町村議会議員総務大臣感謝状贈呈式 …………………………… 13 第7回都道府県議会議員研究交流大会を開催 …………………………………… 13 全国都道府県議会事務局長会を開催 ……………………………………………… 13 資料等の説明 高齢者医療の負担のあり方について ……………………………………………… 14 (与党高齢者医療制度に関するプロジェクトチーム) トピックス 多自然居住地域の再考と都道府県の役割 ………………………………………… 15 -違いを価値に育てるという発想の重要性- 早稲田大学教授 とし みち 意見書・決議の動向 平成19年9月定例会における意見書・決議の動向 ……………………………… 16 お知らせ 行事予定(12月)……………………………………………………………………… 17 地方公営企業等金融機構関係資料(地方六団体)………………………………… 18 平成19年第26回経済財政諮問会議(11月8日開催)関係資料 ………………… 20 地方分権改革推進委員会の「中間的な取りまとめ」について (地方六団体会長コメント) ………………………………………………………… 25 参考:地方分権改革推進委員会「中間的な取りまとめ」(概要) No. 380 平成19年11月16日 全国都道府県議会議長会 〒102-0093 東京都千代田区平河町 2-6-3 都道府県会館5階 電話03(5212)9158 http://www.gichokai.gr.jp/

380No.380 ~分権時代における地方議会の在り方~ 群馬県議会議長の中沢丈一でございます。私は、本年5月に第81代群馬県議会議長に選出されました。さらに、6月には、伝統ある全国都道府県議会議長会の副会

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  • 議長随想

    分権時代における地方議会の在り方……………………………………………… 2   中 沢 丈 一 群馬県議会議長

    本会等の活動

    第130回定例総会を開催……………………………………………………………… 3  -平成20年度政府予算編成に関する重点要望を決定-

    第130回定例総会議決事項について要望運動を実施……………………………… 7議会三団体、自由民主党・総務部会・地方自治に関する

    検討プロジェクトチームと意見交換……………………………………………… 9地方分権改革をめぐる動き………………………………………………………… 9平成19年度市区町村議会議員総務大臣感謝状贈呈式…………………………… 13第7回都道府県議会議員研究交流大会を開催…………………………………… 13全国都道府県議会事務局長会を開催……………………………………………… 13

    資料等の説明

    高齢者医療の負担のあり方について……………………………………………… 14 (与党高齢者医療制度に関するプロジェクトチーム)

    トピックス

    多自然居住地域の再考と都道府県の役割………………………………………… 15  -違いを価値に育てるという発想の重要性-

           早稲田大学教授 宮 口 侗とし

     廸みち

     氏

    意見書・決議の動向

    平成19年9月定例会における意見書・決議の動向……………………………… 16

    お知らせ

    行事予定(12月)……………………………………………………………………… 17

    資 料

    地方公営企業等金融機構関係資料(地方六団体)………………………………… 18平成19年第26回経済財政諮問会議(11月8日開催)関係資料………………… 20地方分権改革推進委員会の「中間的な取りまとめ」について

    (地方六団体会長コメント)………………………………………………………… 25   参考:地方分権改革推進委員会「中間的な取りまとめ」(概要) 

    No. 380 平成19年11月16日

    全国都道府県議会議長会

    〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-3  都道府県会館5階 電話03(5212)9158  http://www.gichokai.gr.jp/

    http://www.gichokai.gr.jp/

  • �  No.380

    ~分権時代における地方議会の在り方~

    群馬県議会議長の中沢丈一でございます。

    私は、本年5月に第81代群馬県議会議長に選出されました。

    さらに、6月には、伝統ある全国都道府県議会議長会の副会

    長を拝命いたしました。誠に光栄であるとともに、職責の重大

    さを痛感しております。皆様方の御指導、御鞭撻を賜りながら、

    精一杯努めてまいる所存でありますので、よろしくお願い申し

    上げます。

    さて、地方の時代と言われ、「三位一体改革」、「平成の大合併」

    等が行われてまいりましたが、地域間格差はますます拡大する

    傾向にあります。

    こうした状況の中、去る9月に、本県出身の4人目の総理大

    臣として、福田康夫 衆議院議員が第91代内閣総理大臣に就任

    されました。福田首相は、「自立と共生」を基本理念に地方の

    再生に取り組む決意を示し、地域間格差の是正や地方分権の推

    進を重点政策課題として位置付けておりますので、その活躍に期待を寄せているところ

    であります。

    しかし、地方が自立し、自らの手で地方の時代を築いていくためには、二元代表制の

    一翼である議会が、県民の代表としてその役割と責任を自覚し、果たしていくことが何

    よりも重要であります。

    本県では、分権時代に適合した議会を実現するため、平成17年度から議会改革検討委

    員会を設置し、種々の自己改革を行ってまいりました。この間、本会議の対面演壇によ

    る一問一答方式の導入、費用弁償の削減、政務調査費の収支報告書への領収書添付など

    の見直しを行ったところですが、今後は、執行機関の監視機能や政策立案機能の充実強

    化を図り県民の声を的確に県政に反映させるなど、更なる議会の活性化・改革に取り組

    んでまいりたいと考えております。

    今、我が国は人口減少時代に突入し、少子高齢化の進展や経済社会活動のグローバル

    化、地球環境問題の深刻化など、

    社会構造の大きな変化や様々な

    分野での課題に直面しておりま

    す。こういう中で、自立と共生

    の理念のもと、地方が自らの判

    断、責任、創意工夫により、個

    性豊かな地域社会を構築してい

    かなければなりません。私は、

    地方議会の役割をしっかりと認

    識し、分権時代に相応しい活力

    ある議会の実現に全力を尽くし

    てまいる所存であります。皆様

    方の御支援、御協力を心よりお

    願い申し上げます。

    議長随想

    ◇プロフィール

    生 年 月 日 昭和�3年10月�0日

    主な議員歴 昭和60年2月~平成3年3月

    前橋市議会議員(2期)

    平成3年4月 群馬県議会議員に初当選

    現在5期目

    総務企画常任委員会委員長、農

    林常任委員会委員長、保健福祉

    常任委員会委員長、県監査委員、

    議会運営委員会委員長等を歴任

    平成17年5月 第79代群馬県議会副議長に就任

    平成19年5月 第81代群馬県議会議長に就任

    群馬県議会議長

    中なか

     沢ざわ

     丈じょう

     一いち

  •   No.380 3

    第130回定例総会を開催

     -平成20年度政府予算編成に関する重点要望を決定-

    10月�3日(火)、第130回全国都道府県議会議長会定例総会を徳

    島県において開催した。

    定例総会では、まず、地元徳島県の北島議長、家元本会会長(京

    都府議会議長)の挨拶ののち、飯泉嘉門 徳島県知事、原秀樹 徳

    島市長が歓迎の挨拶を述べた。続いて福田康夫 内閣総理大臣の

    メッセージを横田愛媛県議会議長が、増田寛也 総務大臣の祝辞

    を榮畑潤 総務省大臣官房審議官が代読したのち、衆・参両議院

    議長の祝電が披露された。

    こののち、自治功労者の表彰に移り、永年在職議員��名及び永年在職職員66名の計

    1�1名を自治功労者として表彰したのち、一旦休憩に入った。

    再開後、総会議長に北島徳島県議会議長を選任したのち議事に入り、本会の会務及び

    会計報告の承認を経て、「地方の再生と地方分権改革の推進を求める決議」及び「被災

    者生活再建支援制度の見直しを求める決議」並びに「平成�0年度政府予算編成に関する

    重点要望」3�件、さらに「地方議会議員の位置付けの明確化に関する重点要望」のほか、

    明年度秋に開催予定の第13�回定例総会を北海道東北ブロックの北海道において開催す

    ることを決定した。その後、横石知二 ㈱いろどり代表取締役副社長より「人は誰でも

    主役になれる~世界中探したってこんな楽しい仕事ないでよ~」と題する講演を聴取し、

    最後に昨年度開催された島田山口県議会議長が本総会における謝辞を述べ閉会した。

    なお、内閣総理大臣メッセージ、総務大臣祝辞並びに定例総会で議決された決議及び

    地方議会議員の位置付けの明確化に関する重点要望は次のとおりである。

    本会等の活動

    挨拶を行う家元本会会長

    受章者を代表し謝辞を述べる仲里沖縄県議会議長(議員在職15年表彰を受章)(右側)

  • �  No.380

    〔福田内閣総理大臣メッセージ〕

    第130回全国都道府県議会議長会定例総会の開催に当たり、日頃から、住民福祉の増進

    と地域社会の発展に尽力しておられる皆様方の御労苦に敬意を表します。

    構造改革を進める中で、格差といわれる様々な問題が生じています。地方は人口が減少

    し、その結果、雇用の場や医療機関が減少し、さらに人口が減るという悪循環に陥ってい

    ます。この構造を断ち切るには、それぞれの地方の状況に応じ、生活の維持や産業の活性

    化のためには何が必要かを考え、道筋をつけていかなければなりません。

    私は、就任当初、閣僚に対して、各地方の状況を把握するため、地方に進んで足を運ぶ

    ように指示をいたしました。国と地方が定期的に意見交換を行うなど地方の皆様の声に真

    摯に耳を傾け、地域再生への構造改革を進めてまいります。

    今月9日には、地方の皆様から見て、地域の課題についての一元的な窓口となるよう、

    地域活性化統合本部を設置いたしました。11月中を目途に地域再生のための総合的な戦略

    をとりまとめたいと考えております。皆様が不安を感じておられる格差の問題から目をそ

    らさず、地域が自立する気持ちを基に、地域の実情に応じた支援を立案・実施してまいり

    ます。

    また、地方と都会がともに支え合う「共生」の考え方の下、地方が自ら考え、実行でき

    る体制の整備に向け、一層の権限移譲に取り組むとともに、財政面からも地方が自立でき

    るよう地方税財政の改革に取り組みます。

    そのためには、皆様の御支援が不可欠であります。皆様の御理解と御協力を心からお願

    い申し上げます。

    〔増田総務大臣祝辞〕

    全国都道府県議会議長会第130回定例総会が開催されるに当たり、日頃から地方自治の

    発展のため御尽力いただいております都道府県議会議長の皆様方に対し、心から敬意を表

    します。

    さて、地方は、構造改革を進める中で生じた格差問題など、様々な課題に直面しており

    ます。

    先日の福田内閣発足に際して、総理からは、特に「地方の声によく耳を傾けて地方の再

    生に全力で取り組むこと」、また、「地方自治体に対して、一層の権限移譲や税財政改革を

    行うこと」などの御指示をいただいたところです。

    本年4月まで、岩手県知事として1�年間にわたり地方政府に奉職した経験を生かし、

    「地方の元気が日本の力」を基本理念として、虚心に民意に耳を傾け、地方分権改革の推

    進や地方の新たな活力の創出に取り組んでまいりたいと考えております。

    今月9日には、内閣に置かれた地域再生などの実施体制が統合され、政府では、全国各

    地で元気な地域づくりを進めるため、総合的な支援策を実行することとしております。総

    務省としても、「頑張る地方応援プログラム」の充実強化や集落の維持活性化対策、デジ

    タルディバイドの解消等を盛り込んだ、地方の活性化・地域間格差是正のための新たな戦

    略を早急に検討し、その実現に向けて全力で取り組んでまいります。

    また、直接地方の現場を見て、地方の御意見を伺う「くるまざ対話」を始めたところで

    あり、今後、地方の声を反映しながら、地域の活性化に向けて全力で取り組んでまいり

    ます。

  •   No.380 �

    地方分権改革については、「地方分権改革推進にあたっての基本的な考え方」に基づき、

    地方分権改革推進委員会において、「新地方分権一括法案」の3年以内の国会提出に向け

    た精力的な検討が行われているところです。

    あわせて、第�9次地方制度調査会においては、地方分権の進展に対応した地方行財政制

    度のあり方について審議されているところであり、両者の議論が相まって、地方分権改革

    が強力に推進されるものと考えております。

    国と地方の役割分担等を徹底して見直すとともに、地方税財政制度が分権型社会にふさ

    わしい姿になるよう、国庫補助負担金、地方交付税、税源移譲を含めた税源配分の見直し

    を一体的に推進することが必要と考えております。

    税源配分の見直しについては、当面、国と地方の税収比1:1を目指して、地方消費税

    の充実などにより地方税の充実を図ります。

    また、法人二税の急速な税収回復を背景に、地方公共団体間の財政力格差が拡大する傾

    向にあることを踏まえ、地方消費税の充実とあわせ、法人課税の在り方を検討するなどに

    よって、地域間の税源偏在の是正に取り組んでまいります。

    なお、「ふるさと」に対する納税者の貢献や、関わりの深い地域への応援を可能とする

    ふるさと納税について、研究会における検討結果を踏まえ、わかりやすく、使いやすい制

    度の導入に向け、検討してまいります。

    さらに、今後、年末に向けて、国の予算編成の動向や税制改正の内容等を踏まえ、地方

    公共団体の安定的な財政運営に必要となる地方税、地方交付税等の一般財源の総額の確保

    に取り組んでまいります。

    消防防災については、大規模地震やテロ災害の発生も懸念される中、国民の安心・安全

    を確保するため、緊急消防援助隊の充実と機動力の強化を図るとともに、消防法の改正を

    踏まえた民間事業所における自衛消防力の確保や危険物事故防止対策の充実強化など、消

    防防災対策を積極的に展開してまいります。

    現在、地方が抱える課題は多岐にわたり、また、いずれも難題であります。私も、現場

    をよく知る者として、皆様とともに悩み、ともに乗り越えて行きたいと考えておりますの

    で、御支援と御協力をどうぞよろしくお願いします。

    最後に、皆様方のますますの御健勝と御活躍、地域社会の発展を祈念しまして、あいさ

    つとさせていただきます。

    地方の再生と地方分権改革の推進を求める決議

    人口減少と高齢化が同時進行する中で、中央と地方、特に大都市と農山漁村において地

    域間の格差が拡大しており、その早急な是正が課題となっている。また、個性豊かで活力

    ある地域社会を実現するためには、地方分権改革を強力に推進し、それぞれの地方が自ら

    の創意工夫を存分に発揮できる行財政基盤を確立することが不可欠である。

    福田内閣においては、「自立と共生」を基本理念とし、地方再生への構造改革を進めて

    いくとともに、地方自治体に対する一層の権限移譲と地方税財政の改革に取り組むこと

    としている。政府においては、「豊かな自治」の実現に向け、地方と十分協議をしながら、

    これら改革の実現に全力で取り組むことを望むものである。

    よって、地方の再生と地方分権改革を推進するため、特に下記の事項について強く要請

    する。

  • 6  No.380

    1 地域経済を活性化し、地方の活力を取り戻すため、地方の声に真摯に耳を傾け、地方

    の再生に全力で取り組むこと。

    2 地方の自己決定権を確立するため、国と地方の役割分担を見直し、地方に権限・事務・

    財源を一体的に移譲すること。

    3 消費税等の税源移譲により、地方税源の充実を図るとともに、偏在性が少なく、税収

    の安定性を備えた地方税体系を構築すること。

    4 地方交付税については、地方財政計画に地方の財政需要を適切に反映した上で総額を

    増額するとともに、財源調整・財源保障機能を堅持すること。

    以上、決議する。

      平成19年10月�3日

    全国都道府県議会議長会

    被災者生活再建支援制度の見直しを求める決議

    被災者生活再建支援制度は、阪神・淡路大震災を契機として平成10年11月に施行され、

    平成16年には居住安定支援制度が付加されるなど、能登半島地震や新潟県中越沖地震等を

    はじめ日本各地で発生した自然災害において、被災者の自立した生活のスタートを支援し、

    被災地の復興に寄与してきた。

    しかしながら、居住安定支援制度については、支援金の支給率が支給限度額の約�8%に

    とどまり、住宅本体の建築及び補修等に要する経費が支援対象とならないことなど、未だ

    大きな課題が残されていると言わざるを得ない。

    平成16年の「被災者生活再建支援法」改正の際に、施行後4年を目途として、制度の施

    行状況等を勘案して、見直しを行うことについて附帯決議がなされ、現在、国会に改正法

    案が提出されているところである。

    よって、国におかれては、住宅は全ての生活の基点となるものであり、その再建なくし

    ては地域の復興もなし得ないことを十分認識し、一刻も早く法改正等を行い、特に下記の

    事項について強く要請する。

    1 住宅本体の建築費、補修費を支給対象とすること。

    2 全壊家屋の補修費を支給対象とすること。

    3 適用要件となっている自然災害の規模を緩和すること。

    4 年齢・年収要件等を緩和すること。

    以上、決議する。

      平成19年10月�3日

    全国都道府県議会議長会

  •   No.380 7

    地方議会議員の位置付けの明確化に関する重点要望

    地方議会議員の活動は、単に本会議などの会議に出席し、議案の審議などを行うだけで

    はなく、当該地方公共団体の事務に関し調査研究するための活動や、住民代表として住民

    意思を把握するための活動などいわゆる議員活動があり、とりわけ都道府県議会議員は、

    活動区域が広域であることや審議事項が広範多岐にわたることから、その職務は、常勤化、

    専業化している。

    また、地方分権時代において議会に期待されている利害調整機能、政策形成機能及び監

    視機能を十分に発揮するためには、議会改革や政策立案など今まで以上に積極的に議員活

    動を展開していく必要がある。

    しかしながら、現在、地方議会議員の職務や位置付けは法的に明確にされておらず、議

    員活動は一般的に議員の職務として認知されていない実態にある。このことが議員の活動

    に対する期待や評価において議員と住民との意識の乖離を生み出し、さまざまな問題の原

    因となっており、早急な対応が必要となっている。

    ついては、住民代表として政治にかかわる地方議会議員の職責又は職務を法律上明確に

    定義し、それら職務等を遂行するために必要な経費を受けることができるようにするなど、

    地方分権時代にふさわしい議員活動を保障するため所要の措置を講ずる必要があるが、当

    面、地方自治法について、以下のような改正を行われたい。

    1 地方議会議員の職責又は職務を明確にするため、地方自治法に新たに、例えば「議会

    の議員は、議会の権能と責務を認識し、その議会の会議に出席し議案の審議等を行うほ

    か、当該普通地方公共団体の事務に関する調査研究及び住民意思の把握等のための諸活

    動を行い 、その職務の遂行に努めなければならない 。」旨の規定を設けること。

    2 地方自治法第�03条から議会の議員に関する規定を他の非常勤職と分離し、独立の条文

    として規定するとともに、議会の議員 、 とりわけ都道府県議会議員の議員活動の実態に

    対応し 、 職務遂行の対価について、単なる役務の提供に対する対価ではなく、広範な職

    務遂行に対する補償をあらわす名称とするため、「報酬」を「歳費」に改めること。

      平成19年10月�3日

    全国都道府県議会議長会

    第130回定例総会議決事項について要望運動を実施

     第130回定例総会の議決事項の実現を図るため、役員会、各委員会はそれぞれ次のと

    おり関係方面に要望運動を実施した。

    役員会

    11月1�日(水)、会長及び副会長が、大野松茂 内閣官房副長官、自由民主党の伊吹文

    明 幹事長、谷垣禎一 政務調査会長、坂本剛二 組織本部長、二田孝治 団体総局長と面

    談し、第130回定例総会で議決された「地方議会議員の位置付けの明確化に関する重点

    要望」及び「地方の再生と地方分権改革の推進を求める決議」の実現方について要望した。

  • 8  No.380

    要望運動には、会長の家元京都府議会議長、副会長の釣部北海道議会議長、岩見大阪

    府議会議長、北島徳島県議会議長、石丸佐賀県議会が参加した。

    経済産業委員会

    11月9日(金)、委員長の青山愛知県議会議長、副委員長の天野岡山県議会議長、委

    員の山本高知県議会議長が、中野正志 経済産業副大臣、自由民主党の山際大志郎 経済

    産業部会長代理、鈴木淳司 経済産業部会副部会長と面談し、「中小企業の活性化と地域

    経済の再生」、「エネルギー政策の推進」及び「原油価格の高騰対策」について要望した。

    国土交通委員会

    11月2日(金)、委員長の服部長野県議会議長、委員の尾崎

    香川県議会議長、逢澤埼玉議会副議長(議長代理)が、国土

    交通省の平井たくや 副大臣、金子善次郎 政務官、宮田年耕

    道路局長、吉田博美 参議院国土交通委員長、自由民主党国土

    交通部会の脇雅史 副部会長と面談し、「道路整備の促進」、「鉄

    道整備における並行在来線に対する財政支援措置」等につい

    て要望した。

    坂本組織本部長(右)

    中野副大臣(左奥) 山際部会長代理(右) 鈴木副部会長(右)

    平井副大臣(右から二人目)

    金子政務官(右) 吉田委員長(右) 脇副部会長(左)

    大野副長官(中央) 伊吹幹事長(右) 谷垣政務調査会長(中央右)

    二田団体総局長(左)

  •   No.380 9

    農林環境委員会

    11月5日(月)、委員長の阿部山形県議会議長が、岩永浩美 農林水産副大臣、自由民

    主党の加藤紘一 総合農政調査会最高顧問 ( 漂流・漂着物対策特別委員長 )、北川知克

    環境部会長代理と面談し、「食料・農業・農村政策の推進」、「食の安全・安心を確保す

    る制度の拡充強化」、「環境保全対策の推進」、「廃棄物処理対策等の推進について」等に

    ついて要望した。

    議会三団体、自由民主党・総務部会・地方自治に関する検討プロジェクトチームと意見交換

    本会など議会三団体の代表は、10月30日(火)、自由民主党・総務部会・地方自治に

    関する検討プロジェクトチーム(座長:吉川貴盛 衆議院議員)の会議(「地方3議長会

    からヒアリング」)に出席し、同プロジェクトチームメンバーである国会議員と意見交

    換をした。

    本会からは、家元会長(京都府議会議長)が出席(全国市議会議長会からは大野地方

    行政委員長(小田原市議会議長)、全国町村議会議長会からは原会長(福岡県田川郡赤

    村議会議長)が出席)し、議員活動を保障するため、地方議会議員の位置付けの明確化

    に関する所要の法改正を要望した。

    当日は、同プロジェクトチームから西川公也 元同プロジェクトチーム座長、吉田六

    左エ門 総務部会長ら

    1�名が、総務省から佐

    藤勉 総務副大臣及び

    二之湯智 政務官らが

    出席した。

    10月23日(火)

    ◇ 自由民主党の「地域活性化に関する特命委員会」(委員長:野田毅 衆議院議員)

    において、地方の財政力格差の是正について審議。

    ◇ 地方分権改革推進委員会(委員長:丹羽宇一郎 伊藤忠商事㈱取締役会長)が

    第��回会合を開催し、厚生労働省(老人福祉、生活保護、医療、医療保険等)から

    ヒアリング。

    地方分権改革をめぐる動き地方分権改革をめぐる動き地方分権改革をめぐる動き

    岩永副大臣(左) 加藤最高顧問(左) 北川部会長代理(右)

    会議の模様(右端が家元本会会長)

  • 10  No.380

    10月26日(金)

    ◇ 自由民主党の「地域活性化に関する特命委員会」が、執行三団体の代表(※)か

    ら財政力格差等についてヒアリング。

    ※福田栃木県知事(全国知事会総務常任委員会委員)、佐藤秋田県男鹿市長、藤原長野県川上村

    長(全国町村会政務調査会行政部会長)

    10月31日(水)

    ◇ 地方分権改革推進委員会が第��回会合を開催し、総務省、財務省からヒアリング

    (地方税財政、地方公共団体の財政規律の確保、特別会計改革等)を行うとともに、

    小早川委員が法制問題の検討状況について報告。

    ◇ 第�9次地方制度調査会(会長:中村邦夫 松下電器産業㈱代表取締役会長)が第3回専門小委員会を開催し、市町村長等(※)から合併について意見聴取。

    ※熊坂岩手県宮古市長、石岡秋田県藤里町長、矢嶋長野県富士見町長、池田大分県旧山国町長、

    德田鹿児島県薩摩川内市峰山地区コミュニティー協議会会長

    11月2日(金)

    ◇ 地方分権改革推進委員会が第�6回会合を開催し、地域集落(限界集落)について

    市町村長(※)からヒアリングを行うとともに、中間的な取りまとめの構成案につ

    いて審議。

    中間的な取りまとめの審議開始に当たり、会議冒頭、麻生全国知事会会長(福岡

    県知事)が要請を行うとともに、増田寛也 地方分権改革担当大臣(総務大臣 )が挨拶。

    ※四方京都府綾部市長、今井岐阜県白川町長、石橋島根県邑南町長

    11月7日(水)

    ◇ 本会など地方六団体の代表は、自由民主党「総務部会・地方行政調査会・法務・

    自治関係団体委員会合同会議」に出席し、平成�0年度税制改正等について要望。

    本会からは家元会長(京都府議会議長)が出席し、「平成�0年度税制改正に関す

    る要望」(9月�1日に同党に提出したもの。№379参照)、「地方の再生と地方分権改

    革の推進を求める決議」(10月�3日の第130回定例総会で議決したもの)に基づき、「偏

    在の少ない安定的な地方税体系の構築」、「地方財政計画に地方の財政需要を適切に

    反映することによる地方交付税総額の増額、財源保障機能・財源調整機能の堅持」、

    「道路特定財源の確保」等を要望。

    挨拶を述べる吉田六左エ門 総務部会長(奥右が家元本会会長) 発言する家元本会会長

  •   No.380 11

    ◇ 本会など地方六団体は、平成�0年10月に新設する地方公営企業等金融機構の発起

    人会(第1回)を開催(18頁参照)。

    発起人に推薦された地方六団体会長の中から、代表に麻生全国知事会会長(福岡

    県知事)、代表代理に佐竹全国市長会会長(秋田市長)、山本全国町村会会長(福岡

    県添田町長)を選任。

    発起人推薦に伴い解散した設立準備委員会において執行三団体代表の委員であっ

    た伊藤鹿児島県知事、岡村川口市長、近藤愛知県幸田町長が設立委員に就任。併せ

    て地方団体職員等から成る準備室を設置。

    事務局から今後のスケ

    ジュール、総務省から機

    構に係る平成�0年度予算

    関連の主要課題について

    説明。

    本会からは家元会長

    (京都府議会議長)が出席。

    ◇ 本会など地方六団体の

    代表は、「国・地方の定期意見交換会」(第1回)に出席し、町村信孝 内閣官房長官、

    増田寛也 総務大臣、額賀福志郎 財務大臣、大田弘子 経済財政政策担当大臣と地

    方税財政等について意見交換。

    本会からは家元会長(京都府議会議長)が出席し、京都府における地域活性化の

    現状について説明を行うとともに、「地方交付税の増額」、「道路特定財源の確保」

    を要望。

    地方六団体は、終了後に記者会見を開催。

    発起人会の模様(左列手前から2人目が家元本会会長)

    六団体側出席者(左から3人目が家元本会会長)

    政府側出席者(右から額賀財務大臣、町村官房長官、増田総務大臣、大田経済財政政策担当大臣)

    記者会見で発言する家元本会会長

  • 1�  No.380

    11月8日(木)

    ◇ 地方分権改革推進委員会が第�7回会合を開催し、中間的な取りまとめの素案につ

    いて審議。

    ◇ 「平成19年第�6回経済財政諮問会議」において、地域経済の建て直しの新プラン

    等について審議。

    増田寛也 地方再生担当大臣・総務大臣が、地方再生に向けた取組(省庁・施策

    横断による支援策)、「地方と都市の共生」プログラム(地方税財政上の対応)に関

    する資料を提出(�0頁参照)。

    額賀福志郎 財務大臣が、地域間の財政力格差の問題に関する資料を提出(�0頁

    参照)。

    11月13日(火)

    ◇ 地方分権改革推進委員会が第�8回会合を開催し、中間的な取りまとめの原案につ

    いて審議。

    ◇ 本会など地方六団体の代表は、「地方財政に関する総務大臣・地方六団体会合」(平

    成19年度第3回)に出席。

    総務省から、増田大臣が11月8日の経済財政諮問会議に提出した地方再生に関す

    る資料(上記参照)について説明。

    本会からは家元会長(京都府議会議長)が出席し、地方交付税の大幅削減により

    地方が疲弊している現状を踏まえ、地方交付税総額の増額、地方議会議員の位置付

    けの明確化を図るための地方自治法の改正等を要請。

    地方六団体は終了後に記者会見を開催。

    11月16日(金)

    ◇ 地方分権改革推進委員会が第�9回会合を開催し、中間的な取りまとめを決定。本

    会など地方六団体は、これに対し連名の会長コメントを発表(��頁参照)。

    (参考)中間的な取りまとめにつきましては、地方分権改革推進委員会のホームページ

    (http://www.cao.go.jp/bunken-kaikaku/iinkai/torimatome/torimatome-index.

    html)に掲載されております。

    挨拶を述べる増田総務大臣(右列手前から2人目が家元本会会長)

    記者会見で発言する家元本会会長

    http://www.cao.go.jp/bunken-kaikaku/iinkai/torimatome/torimatome-index.htmlhttp://www.cao.go.jp/bunken-kaikaku/iinkai/torimatome/torimatome-index.html

  •   No.380 13

    平成19年度市区町村議会議員総務大臣感謝状贈呈式

    10月17日(水)、平成19年度市区町村議会議員総務大臣感謝状贈呈式が東京・ルポー

    ル麹町において挙行された。

    本贈呈式では、まず谷口総務副大臣が式辞を述べたのち、市区町村議会議員として通

    算3�年以上在職し、地方自治の発展に顕著な功労があったと認められた73名(市区議会

    議員�0名、町村議会議員�3名)のうち、当日出席された�0名に対し谷口総務副大臣より

    感謝状及び記念品が贈呈された。こののち、渡辺博道 衆議院総務委員長、高嶋良充 参

    議院総務委員長、針ヶ谷照夫 全国町村会常任理事並びに家元本会会長がそれぞれ来賓

    として祝辞を述べた。

    第7回都道府県議会議員研究交流大会を開催

     11月16日(金)、東京・都市センターホテルにおいて、約6�0名の都道府県議会議員及

    び議会事務局職員の参加を得て、第7回都道府県議会議員研究交流大会を開催した。

     ※同大会の詳細な模様は、次号(№381)で紹介させていただきます。

    全国都道府県議会事務局長会を開催

    11月7日(水)、全国都道府県議会事務局長会を開催し、次の講演及び説明を聴くと

    ともに、新任職員研修の実施について協議を行ったのち、事務局より、地方分権等をめ

    ぐる最近の動きについて報告が行われた。

     ○講 演

      「政務調査費について」    弁護士 橋 本   勇 氏

     ○説 明

      「衆議院事務局と都道府県議会事務局との交流について」

                    衆議院事務局庶務部人事課長 阿 部 優 子 氏

    祝辞を述べる家元本会会長

  • 1�  No.380

    資料等の説明

    高齢者医療の負担のあり方について

    (与党高齢者医療制度に関するプロジェクトチーム)

    「与党高齢者医療制度に関するプロジェクトチーム」(座長:鈴木俊一 自由民主党衆

    議院議員)は、10月30日、「高齢者医療の負担のあり方について」を取りまとめた。

    現在、後期高齢者医療広域連合や医療保険者においては、平成�0年4月から実施が予

    定されている新たな高齢者医療制度の実施に向け、新たな保険料の決定や電算システム

    の開発・改修等について、住民や議会の理解を得て、準備を進めているところである。

    しかしながら、去る9月��日の「自由民主党・公明党連立政権合意」において、「高

    齢者医療制度については、来年4月に実施が予定されている70歳から7�歳までの窓口負

    担の1割から2割への引き上げ及び7�歳以上の新たな後期高齢者医療制度における被扶

    養者からの保険料徴収の凍結について、早急に結論を得て措置する」とされたことから、

    10月2日、与党はプロジェクトチームを設け、協議していたものである。

    これに対して、知事会、市長会、町村会は、10月5日、連名で、与党プロジェクトチー

    ムに対して次の3項目について申し入れを行っていた。

    ① 住民、市町村及び制度運営の主体である広域連合の保険者に混乱が生ずることのない

    よう、早急に方針を示すとともに、制度運営に支障が生じないよう、万全の措置を講じ

    ること。

    ② 窓口負担引き上げの凍結に伴って必要となる保健者の保険給付費の増加分及び保険料

    徴収の凍結に伴う財源の減少については、全額国において措置を講じること。

    ③ 制度創設に伴う電算システムの開発・改修には、既に多額の財政負担が発生している

    ことから、今回の凍結に伴って必要となる改修費などの新たな負担も含めて、国の責任

    において財政措置を講じること。

    今回、取りまとめられた与党プロジェクトチームの決定は、次のとおりである。

    ① 70歳から7�歳の医療費の自己負担増(1割→2割)については、平成�0年4月から�1

    年3月までの1年間凍結する。この措置に係る財源は国が負担する。

    ② 7�歳以上の後期高齢者医療制度で被扶養者に求める保険料負担については、平成�0年

    4月から9月までの6ケ月間これを凍結し、�0年10月から�1年3月までの6ケ月間は9

    割軽減する。この措置に係る財源については国が負担する。

    ③ 以上の予算措置については、システム改修経費等の取扱いや概算要求基準との関係を

    含め、予算編成過程で検討する。

    今後、与党プロジェクトチームの決定を受けて、予算措置や凍結の仕組みなどの具体

    的検討が政府部内で進められることとなる。

    (参考)「高齢者医療の負担のあり方について」は、平成19年11月2日発行、全議資料 No.�9で各

    都道府県議会事務局に送付しております。

  •   No.380 1�

    トピックス

    多自然居住地域の再考と都道府県の役割-違いを価値に育てるという発想の重要性-

    早稲田大学教授 宮 口 侗とし

     廸みち

     5番目の全総計画「�1世紀の国土のグランドデザイン」において、四つの戦略として

    立てられた柱の一つに「多自然居住地域の創造」があった。すでに新しい国土形成計画

    が策定されようとしている時期ではあるが、その発案者の一人としてあらためて当時の

    議論を思い起こし、都道府県の役割について考えてみたい。

     高度成長期以降の全国的な都市化は、一般に県庁所在都市の成長となって結果した。こ

    こには、ある程度以上の人口集積がさらに現代的な産業を含む都市機能の成立を促すこ

    とに加え、わが国の都道府県制度が極めて強力な存在であることがかかわっている。平

    成の大合併以前においてすでに、県によっては、4割を超える人口が県庁所在都市に集

    中した。これは、国レベルにおける東京大都市圏をはるかに上回る比率の一極集中である。

     地方においては、県庁所在地一人勝ちなどといわれる展開の中で、人口減少の続く過

    疎地域が多く誕生したが、その動向は、基本的には県庁所在地からの時間距離に多く左

    右されてのことであった。当時は、一般の県庁所在地を地方中核都市と呼び、別格とし

    て札幌・仙台・広島・福岡の各市を地方中枢都市と呼んでいたが、これらの都市から1

    時間以上かかるような地域は、都市への通勤が困難な地域であり、例外なく過疎地域と

    なった。

     かつては、全国各地に商業で栄えた小都市があり、そこには個性ある文化が育ってい

    た。しかし人の流れを伴いつつ実現した経済成長は、3大都市圏の拡大成長をもたらし

    たのみならず、それぞれの都道府県を、成長する中枢・中核都市圏域と、その経済的価

    値が及ばない周辺地域に二分することとなった。この結果、地域の価値が、そこがどの

    程度大きな都市であるのか、または中枢・中核都市からどのくらい近いのかという、大

    小・遠近という画一的なものさしで理解されるようになってしまったと、筆者は考えて

    いる。

     地域の価値は本来多様であるべきものである。大都市にさまざまなビジネスが成長し、

    小都市には違う価値が息づき、農山村が都市では生まれないものを生み出す確固たる存

    在であることこそ、国の理想の姿である。当時筆者が強く主張した「多自然居住地域」

    という概念はこの考えに基づくものであり、中枢・中核都市から遠くにある小都市・農

    山村は、漠然と都市化や人口増をめざすのではなく、少数化した人口を前提に、拡大成

    長型の都市とは異なる地域発展の方式を創造していくべきことを謳ったものである。

     わが国の人々は元来画一的な思考に流れやすい傾向があり、高度成長期を経て、地域

    の違いが格差としてのみ受けとめられるようになってしまった。しかし幸い�0世紀の終

    わりになって、違いを価値として主張しようという地域づくりの取り組みが各地で生ま

    れてきた。この流れを重視し、それぞれの地域の相対的な価値と可能性を見極め、違い

    を価値ある個性に育てていく施策こそ、都道府県に求められるのではあるまいか。

  • 16  No.380

    意見書・決議の動向

    平成19年9月定例会における意見書・決議の動向

    平成19年9月定例会においては、全ての都道府県議会において意見書・決議が可決さ

    れ、その総件数は33�件(意見書316件、決議16件)となっており、このうち意見書につ

    いては、関係行政庁のほか、衆参両院にも提出されており、その件数は30�件である。

     意見書・決議の内容から見た所管府省別の分類によると、最も多いのは、経済産業省

    関係 86 件、厚生労働省関係 6� 件となっている。

     

     本定例会において、比較的多数可決された意見書の件名とその概要は次のとおりである。

    意見書件名 件数 意見書の概要(主な所管府省)

    中小企業振興対策に関する意見書 �� 中小企業経営者の高齢化が進行する中、意欲あ

    る後継者への事業承継を図ることは極めて重要

    であるが、事業用資産に対する過度な相続税の

    課税や民法の遺留分制度などの問題により、後

    継者への円滑な事業承継がなされていないのが

    実情であることから、事業承継者の相続税減免、

    相続税法上の評価制度の見直し、民法の遺留分

    制度の改善等の税制措置に加え、金融支援等、

    中小企業の事業承継円滑化のための総合的な対

    策を講じること(経済産業省関係)

    消費者保護に関する意見書 39 クレジット契約を悪用した不当に高額な商品の

    訪問販売や、不当なマルチ商法その他の詐欺的

    商法の被害が急増していることから、支払い能

    力を超えるクレジット契約を提供しないよう、

    具体的な与信基準を伴う、実効性がある規制を

    求めること(経済産業省関係)

    道路関係予算の確保及び道路特定

    財源の堅持等に関する意見書

    �� 道路特定財源を見直す動きがある中、地域の実

    情に配慮し、道路特定財源については道路整備

    の財源として確保すること(国土交通省関係)

    私学助成の充実に関する意見書 18 少子化の進展などにより私立学校を取り巻く環

    境が厳しいことから、私立学校における教育条

    件の維持向上と修学上の経済的負担の軽減を図

    ること(文部科学省)

    医療・福祉の充実に関する意見書 17 平成 �0 年4月から実施予定の後期高齢者医療制

    度について、後期高齢者の医療費負担増に対す

    る配慮を求める等(厚生労働省)

    地域医療の支援に関する意見書 16 医師の地域偏在化や産科・小児科等特定診療科の

    医師不足が問題となっていることから、地域医療

    を支える医師確保対策の推進を求めること等(厚

    生労働省)

  •   No.380 17

    行事予定(12月)

    全国議長会関係

     1�月下旬  在京議長会

    第7回都道府県議会議員研究交流大会(11月16日)の内容は、

    (財)自治体衛星通信機構の地域衛星通信ネットワークにおいて

    以下のとおり放映する予定です。

    ・パネルディスカッション及び第1分科会

     11/�9(木)13:00~17:�0(予定)、再放映:1�/5(水)13:00~17:�0(予定)

    ・第2分科会

     11/30(金)10:00~1�:00(予定)、再放映:1�/7(金)10:00~1�:00(予定)

    ・第3分科会

     11/30(金)1�:00~17:00(予定)、再放映:1�/7(金)1�:00~17:00(予定)

    ・第4分科会

     1�/3(月)1�:00~16:00(予定)、再放映:1�/10(月)10:00~1�:00(予定)

    ・第5分科会

     1�/4(火)10:00~1�:00(予定)、再放映:1�/10(月)1�:00~16:00(予定)

    お知らせ

  • 18  No.380

    資 料

    地方公営企業等金融機構関係資料(地方六団体)

    地方公営企業等金融機構 発起人(会) 名簿

                               平成19年11月7日

    全国知事会 会長 麻 生   渡(福岡県知事)   (代  表)

    全国都道府県議会議長会 会長 家 元 丈 夫(京都府議会議長)

    全国市長会 会長 佐 竹 敬 久(秋田市長)    (代表代理)

    全国市議会議長会 会長 藤 田   之(広島市議会議長)

    全国町村会 会長 山 本 文 男(福岡県添田町長) (代表代理)

    全国町村議会議長会 会長 原   伸 一(福岡県赤村議会議長)

    地方公営企業等金融機構 発起人会規約

    1 目的及び名称

    地方公営企業等金融機構法(平成19年法律第6�号、以下「機構法」という。)第8条

    第1項による発起人は、地方公営企業等金融機構(以下「機構」という。)の設立に向

    けて協同して業務を行うため、合議機関として、発起人会を組織する。

    2 組 織

    (1)発起人会に、代表1人、代表代理2人を置き、互選によって選任する。

    (2)代表は、発起人会の事務を総理する。

    (3)代表に事故あるとき、又は代表が欠けたときは、代表代理が代表の職務を行う。

    3 業 務

    発起人会は、発起人の業務として機構法に定める事項を行う。

    4 運 営

    (1)発起人会は、代表が招集する。

    (2)発起人会は、代表が議事を総理する。

    (3)代表は、必要と認めるときは、発起人以外の者に会議に出席を求め、意見を述べ、

    又は説明をさせることができる。

  •   No.380 19

    5 発起人を補佐するとともに、機構設立の準備を行うために、発起人会に設立委員を置く。

    6 解 散

    発起人会は、発起人が、理事長となるべき者に事務を引き継いだとき、解散する。

    7 その他

    この規約に定めるもののほか、発起人会の運営に関し、必要な事項は代表が定める。

    (附 則)

    この規約は、平成19年11月7日から施行する。

    地方公営企業等金融機構の業務開始までのスケジュール

    ( 平成19年11月7日 )

    平成19年9月

    10月

    11月

    1�月

    平成�0年1月

    2月

    3月

    4月

    5月

    6月

    7月

    8月

    9月

    10月1日

    □ 地方六団体代表者会議(発起人の推薦等について申し合わせ)

    ○ 発起人会(発起人会規約、設立準備室の設置等 )

    ○ 発起人会(平成�0年度政府予算関連事項、定款・事業計画書の検討等)

    ○ 発起人会(平成�0年度政府予算関連事項等)□ 政府(地方債計画案、公庫予算案、管理勘定政府保証枠等の決定)

    ○ 発起人会(定款・事業計画書案、出資の事前案内)

    ○ 発起人会(組織・運営の検討等 )

    ○ 発起人会(定款・事業計画書の決定、出資の募集等)

    ○ 発起人会(出資の応募状況の確認、設立認可申請等)

    □ 総務大臣(設立の認可)○ 発起人会(理事長となるべき者への事務引継)□ 理事長となるべき者(出資金の払込の請求)□ 地方公共団体(出資金の払込)

    地方公営企業等金融機構の設立登記・成立○ 知事会・市長会・町村会(代表者会議委員の選任)□ 代表者会議

    役員の任命・任命同意、経営審議委員会委員の任命、会計監査人の選任、予算・事業計画・資金計画及び収支に関する中期的な計画の議決、業務方法書の議決等

    公営企業金融公庫の解散・地方公営企業等金融機構の業務開始

  • �0  No.380

    平成19年第26回経済財政諮問会議(11月8日開催)関係資料

    ・地方の元気が日本の力(( 第1)地方再生に向けた取組

    (省庁・施策横断による支援策))(増田臨時議員提出資料)…(�0頁 資料1)

    ※増田地方再生担当大臣資料

    ・地方の元気が日本の力(( 第2)「地方と都市の共生」プログラム

    (地方税財政上の対応))(増田議員提出資料)…………………(��頁 資料2)

    ※増田総務大臣資料

    ・額賀議員提出資料……………………………………………………(�3頁 資料3)

    ※額賀財務大臣資料

    (資料1)

    1.基本理念 ~ 地方と都市の「共生」

    ○ 構造改革を進める中で、地域間の格差といわれる問題が生じている。我が国に様々な地域があるように、それらが抱える課題も様々。地方の実情に応じ、生活の維持や魅力あるまちづくり、産業の活性化に道筋をつける必要。

    ○ この地方再生の取組に当たっては、生活者の暮らしの確保、交流人口の拡大、中小企業振興、農林水産業振興等それぞれについて進めていく中で、地方と都市がともに支え合う「共生」の考え方に立つことが重要。二地域居住、観光、体験交流など生き生きとした交流を実現しながら、国民全体がこの考え方を共有し、国の基本方針として明確化することが必要。

    ○ 地方の活力の低下は、森林の荒廃など国土の防災・保全機能の劣化、食料・水など国民生活の安全保障機能の低下、恵まれた自然環境の下での環境課題にも適合した暮らしの崩壊、地域コミュニティの衰退がもたらす安全・安心な生活の場、ひいては次世代の人材を涵養する場の縮小などにつながりかねない。

    ○ 人口減少時代に突入した我が国において、この地方の衰退を食い止めるための道筋を明確に定め、地方再生に向けた取組を長期にわたって継続することにより、福田内閣が目指す「希望と安心の国づくり」を実現することが必要。

    2.地方再生五原則

    1.「補完性」の原則

    地域の実情にもっとも精通した住民、NPO、企業等が中心となり、地方公共団体との連携の下で立案された実現性の高い効果的な計画に対し、国は集中的に支援。

    2.「自立」の原則

    地域の資源や知恵を生かして、経済的に、また、社会的に自立に向けてがんばる計画を集中的に支援。

    3.「共生」の原則

    地方と都市とがヒト・モノ・カネの交流・連携を通じて、ともに支え合い、共生を目指す取組を優先的に支援。

    4.「総合性」の原則

    国の支援は、各府省の縦割りを排し、地域の創意に基づく計画を総合的に支援。

    5.「透明性」の原則

    支援の対象とする計画の選定、支援の継続及び計画終了時の評価については、第三者の目を入れて客観的な基準に基づき実施。

    地方の元気が日本の力(( 第1)地方再生に向けた取組( 省庁・施策横断による支援策))

    (増田臨時議員提出資料)

  •   No.380 �1

    3.具体的な方策の方向性

    (1) 地域の課題と施策の方向①地域類型

    「地方都市」:コンパクトシティの推進等による経済活動の活性化等

    「農山漁村」:農林水産業などの持続的な発展等

    「中山間地域等の集落」:高齢化に直面する中で交通手段の確保等の生活機能の維持等

    ②省庁横断的、総合的な施策

    生活者の暮らし(医療、福祉、交通、通信等)、産業(中小企業、農林水産業、コミュニティビジネス等)、交流(二地域居住、

    観光等)などの課題について省庁横断的に一体的な施策を策定。その際、雇用、教育、都市機能、地域コミュニティ(例えば

    ソーシャルキャピタル)などの各課題についても各地方の実情に応じて一体的に対応できるよう体系化。

    ③地方財政

    上記の地方再生に向けた総合的な戦略と連携して、地方税財政面における取組を一体で進める。

    (2) 総合的な支援策(「地方再生プロジェクト」(仮称))

    ・ 別添資料を参照。

    ※ 来年度予算により、地方再生のプロジェクトの立ち上がり段階について包括的に支援

    ・ なお、本年度においては、「平成19年度 地方再生モデルプロジェクト」を先行的実施。

    ※ 雇用情勢の厳しい8道県(有効求人倍率が0.7未満の北海道、青森県、秋田県、高知県、長崎県、宮崎県、鹿児島

    県、沖縄県)を対象として、民間の発意を公とのパートナーシップにより後押しするなど、地域の創意工夫あるモデル的

    な取組に対して、平成19年度予算において、追加支援を緊急かつ総合的に実施することにより、地域経済の下支えを

    図る。

    地方再生プロジェクト(仮称)

    地域産業振興農林漁業振興

    生活交通の確保

    地元の資源を活かした観光振興

    大学と地域との連携

    高齢者に対する福祉・介護サービス

    地域住民をはじめ、地域活性化の民の担い手の創意工夫や発想を「起点」とした自由な取組を、公が民とのパートナーシップによるプロジェクトとして後押しし、支援する。

    地域からの幅広い取組に関するプロジェクト提案を受付

    第三者の目を入れたプロジェクトの選定

    プロジェクトの立ち上がり段階における人材派遣、社会実験等地域をあげた取組を包括的に支援

    ○選択と集中の視点に立って民間有識者等第三者の目も入れてプロジェクトを公平中立に選定。

    まちづくり・都市機能向上

    ○「省庁横断・施策横断」の視点に立って国が包括的に支援。

    ○1プロジェクト数千万円程度の取組を支援(平成20年度から3箇年を予定)。

    第三者の目を入れた成果の評価

    ○立ち上がり段階の成果の評価を実施・公表。

    継続するプロジェクトに対する支援

    ○評価に基づき継続して本格実施されるプロジェクトに対し、関連する交付金等を含め、地域活性化統合事務局とりまとめの下で、全省庁を挙げて重点的かつ継続的に支援。 3

  • ��  No.380

    (資料2)地方の元気が日本の力(( 第2)「地方と都市の共生」プログラム(地方税財政上の対応))

    (増田議員提出資料)

  •   No.380 �3

    「地方と都市の共生」プログラム(実施イメージ)

    ○ 地 「うあえ支にもとが市都と方 、下の方え考の」生共 税付交方地な要必に策施化性活な的体主・的主自の方地税方地、は源財のそ。保確を枠別特の 。用活を源財るず生りよに正是在偏の

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    3

    2

    6

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    2

    (資料3)額賀議員提出資料

  • ��  No.380

    19

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    199 56.4 3.5 5.4

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    201 199 2

  •   No.380 ��

    地方分権改革推進委員会の「中間的な取りまとめ」について

    (地方六団体会長コメント) 参考:地方分権改革推進委員会「中間的な取りまとめ」(概要)

    地方分権改革推進委員会の「中間的な取りまとめ」について

     地方分権改革推進委員会におかれては、丹羽委員長のリーダーシップの下、精力的に議

    論を重ねられ、「地方分権改革推進に当たっての中間的な取りまとめ」を取りまとめられた。

     この「中間的な取りまとめ」においては、地方分権改革の理念や検討の方向性を明確に

    しつつ、義務付け・枠付けについては、具体的な見直しの方策が示された。また、国税と

    地方税の税源配分については5:5が明記され、個別の行政分野においても、地方の意見

    を踏まえた大胆な見直しの方向が示されているところであり、これらの点については評価

    するものである。

     他方、義務付け・枠付けの見直しを除いては、改革の実現に向けた具体的な方策が明ら

    かになっておらず、また、地方六団体が求めていた「地方共有税の導入」や「(仮)地方

    行財政会議の法律による設置」などについては触れられていない。

     さらに、医療、生活保護等地方公共団体の行財政運営に多大な影響を与える制度の見直

    しも提起されているが、例えば、生活保護における医療費扶助の分離等の指摘については、

    国が国民に健康で文化的な最低限度の生活を保障するための制度であることや現状の制度

    運用の実態を踏まえより慎重であるべきである。

     「中間的な取りまとめ」は、勧告に向けた羅針盤と位置づけられているが、今後、順次

    なされる勧告においては、改革の具体的な内容及び実現のためのスケジュールを必ず盛り

    こむべきである。

     地方六団体は、第二期改革の実現に全力で取り組む覚悟である。委員会においても、今

    後、都道府県・市町村と積極的に意見交換を行い、それぞれの意見を十分に踏まえつつ、

    真の地方分権改革の実現に向けて更に尽力されることを期待する。

      平成19年11月16日

                  地 方 六 団 体

    全 国 知 事 会 会 長  麻 生   渡

    全国都道府県議会議長会会長  家 元 丈 夫

    全 国 市 長 会 会 長  佐 竹 敬 久

    全 国 市 議 会 議 長 会 会 長  藤 田   之

    全 国 町 村 会 会 長  山 本 文 男

    全 国 町 村 議 長 会 会 長  原   伸 一

  • 地方分権改革推進委員会「中間的な取りまとめ」(概要)

     平成19年11月16日

    11

    45

    11

    20

    3

    29

    �6  No.380

  • 個別の行政分野・事務事業の抜本的見直し・検討等

    所管府省においても早急に検討に着手し、具体的な改革案を取りまとめるよう要請

    当面年度末を目途に検討結果の報告を依頼

      No.380 �7

  • 議長随想

    分権時代における地方議会の在り方……………………………………………… 2   中 沢 丈 一 群馬県議会議長

    本会等の活動

    第130回定例総会を開催……………………………………………………………… 3  -平成20年度政府予算編成に関する重点要望を決定-

    第130回定例総会議決事項について要望運動を実施……………………………… 7議会三団体、自由民主党・総務部会・地方自治に関する

    検討プロジェクトチームと意見交換……………………………………………… 9地方分権改革をめぐる動き………………………………………………………… 9平成19年度市区町村議会議員総務大臣感謝状贈呈式…………………………… 13第7回都道府県議会議員研究交流大会を開催…………………………………… 13全国都道府県議会事務局長会を開催……………………………………………… 13

    資料等の説明

    高齢者医療の負担のあり方について……………………………………………… 14 (与党高齢者医療制度に関するプロジェクトチーム)

    トピックス

    多自然居住地域の再考と都道府県の役割………………………………………… 15  -違いを価値に育てるという発想の重要性-

           早稲田大学教授 宮 口 侗とし

     廸みち

     氏

    意見書・決議の動向

    平成19年9月定例会における意見書・決議の動向……………………………… 16

    お知らせ

    行事予定(12月)……………………………………………………………………… 17

    資 料

    地方公営企業等金融機構関係資料(地方六団体)………………………………… 18平成19年第26回経済財政諮問会議(11月8日開催)関係資料………………… 20地方分権改革推進委員会の「中間的な取りまとめ」について

    (地方六団体会長コメント)………………………………………………………… 25   参考:地方分権改革推進委員会「中間的な取りまとめ」(概要) 

    No. 380 平成19年11月16日

    全国都道府県議会議長会

    〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-3  都道府県会館5階 電話03(5212)9158  http://www.gichokai.gr.jp/

    議長随想~分権時代における地方議会の在り方~ 群馬県議会議長 中沢丈一本会等の活動第130回定例総会を開催 -平成20年度政府予算編成に関する重点要望を決定-第130回定例総会議決事項について要望運動を実施議会三団体、自由民主党・総務部会・地方自治に関する検討プロジェクトチームと意見交換地方分権改革をめぐる動き平成19年度市区町村議会議員総務大臣感謝状贈呈式第7回都道府県議会議員研究交流大会を開催全国都道府県議会事務局長会を開催

    資料等の説明高齢者医療の負担のあり方について(与党高齢者医療制度に関するプロジェクトチーム)

    トピックス多自然居住地域の再考と都道府県の役割-違いを価値に育てるという発想の重要性-

    意見書・決議の動向平成19年9月定例会における意見書・決議の動向

    お知らせ行事予定(12月)

    資 料地方公営企業等金融機構関係資料(地方六団体)平成19年第26回経済財政諮問会議(11月8日開催)関係資料地方分権改革推進委員会の「中間的な取りまとめ」について(地方六団体会長コメント)