実用発電用原子炉に対する保安検査結果等について(平成２１年度第４四半期)

平成２２年 ５ 月１７日経 済 産 業 省原子力安全・保安院

核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(以下、「原子炉等規制法」という。)第７２条の３第２項の規定に基づき、１７原子力発電所に対する平成２１年度第４回保安検査の結果、平成２１年度第４四半期において実施された安全確保上重要な行為の保安検査の結果等を報告する。

１．平成２１年度第４回保安検査結果について

(１)検査の目的原子力発電所の安全を確保するために実用発電用原子炉設置者（以下「原子炉設置者」という。）及びその従業者が守らなければならない保安規定の遵守状況に関して、原子炉等規制法第３７条第５項の規定に基づき、確認を行うものである。

(２)検査実施期間及び検査実施者別表１に示す期間において、全国の原子力保安検査官事務所(１７事務所)に駐在している原子力保安検査官他が実施した。

(３)検査内容今回の検査においては、別表１に示すとおり発電所毎に、保安活動の実施状況に着目した検査項目及び重点検査項目を設定し、施設への立入り、物件検査、関係者への質問を行い、保安規定の遵守状況を確認した。

(４)検査結果施設への立入り、物件検査、関係者への質問により検査を実施した結果は、別表１に示すとおり、すべての原子力発電所において、「実用発電用原子炉保安検査実施要領」(原子力安全・保安院 内規)に定める保安規定違反の判定区分(以下「保安規定違反判定区分」という。)のうち、「違反１」、「違反２」、「違反３」及び「監視」に該当する事項は認められなかった。

２．安全確保上重要な行為の保安検査結果について(１)検査の目的原子力発電所の安全を確保するために実用発電用原子炉設置者（以下「原子炉設置者」という。）及びその従業者が守らなければならない保安規定の遵守状況に関して、原子炉等規制法第３７条第５項の規定に基づき、確認を行うものである。

(２)検査実施期間及び検査実施者平成２１年度第４四半期(平成２２年１月１日～３月３１日)においては、別表２の発電所（号機）に対する安全確保上重要な行為の保安活動の実施状況について、原子力保安検査官事務所に駐在している原子力保安検査官が実施した。

－1－

(３)検査内容今回の検査においては、別表２に示す発電所（号機）に対し、保安活動の実施状況に着目した検査項目を設定し、施設への立入り、物件検査、関係者への質問を行い、保安規定の遵守状況を確認した。

(４)検査結果検査の結果、各発電所（号機）においては、所内で定められた手順書等に従い、安全確保上重要な重要な行為の保安活動が適切に実施されており、保安規定違反判定区分の「違反１」、「違反２」、「違反３」及び「監視」に該当する事項は認められなかった。

３．保安検査期間外の保安規定違反について

平成２１年度第４四半期(平成２２年１月１日～３月３１日)では、保安検査期間外においては、以下に示す保安規定違反判定区分の「違反３」に該当する事項が認められたので報告する。

（１）東京電力株式会社福島第一、福島第二及び柏崎刈羽原子力発電所における放射性液体廃棄物を非放射性液体廃棄物処理系排水管へ誤接続し放出した事象に係る保安規定違反について（違反３）

東京電力(株)より、非放射性廃棄物を処理する排水管に放射性物質を処理する排水管が誤接続されたことにより、一部トリチウムを含む水が放出されていた旨の報告を受けた。東京電力(株)に対し、放射性廃棄物を処理する排水管への誤接続が見られたことについて、同様な誤接続の有無を確認し、報告するよう指示した。その結果、誤接続のあった３０件他に対し、技術基準の不適合が３０箇所、保安規定の不適合が１８箇所あることが判明した。設計・施工管理及び放射性廃棄物管理上の問題があるとして、昭和６２年以降、排出実績のあった箇所（トリチウムを取り扱う部屋の空気を含む）については、測定などの管理がされていない状態で、定められた放出経路と異なる箇所から放射性液体廃棄物を放出したものであり、保安規定の要求事項に抵触する。このため当院は、同社に対し厳重注意を行うとともに当該保安規定違反について、根本原因を究明しそれを踏まえた再発防止対策を策定し、報告するよう指示した。

（２）中部電力株式会社浜岡３号機補助建屋地下２階における管理区域内での放射性廃液の漏えいにに係る保安規定違反について(違反３）

平成２１年１２月１日、浜岡原子力発電所３号機の放射線管理区域内において、濃縮廃液貯蔵タンク（Ｂ)室内での廃液漏えいを示す「床漏えい検出系盤故障」、「Ax／ B濃縮廃液貯蔵タンク（Ｂ）室」の警報が点灯したため確認したところ、濃縮廃液貯蔵タンク（Ｂ）室の床ファンネル等４箇所から濃縮廃液が溢水した。発生の原因は、濃縮廃液貯蔵タンク（Ｃ）の点検作業のため、タンク内に貯蔵中の濃縮廃液を、タンク底部の排水弁から排水系配管を経由して、高電導度廃液サンプタンク（Ｂ）へ移送したことによるものである。濃縮廃液貯蔵タンクの濃縮廃液は、プラスチック固化装置で処理していたが、平成７年４月から高電導度廃液サンプタンク（Ｂ）に移送、濃縮装置で再濃縮が行われ、平成１７年にプラスチック固化装置が不調したことにより、濃縮廃液の固化処理が出来なくなった後は、濃縮廃液貯蔵タンクの点検時に、タンク内に貯蔵されていた濃縮廃液を、高電導度廃液サンプタンク（Ｂ）に移送、再濃縮を行っていた。この日の作業では、数日前に攪拌したタンク内にある廃液を、排水系配管の機器ファンネルから高電導度廃液サンプタンク（Ｂ）に移送した。その後、懸濁物濃度が徐々に高くなり、排水系配管で詰まらせた。このような懸濁物濃度の高い廃液は、固体廃棄物として固化設備によって処理すべきところを配水系配管に流し廃液の処理を行ったことから、法令に基づく保安規定に違反していることが確認された。このため当院は、同社に対し注意するとともに当該保安規定違反について、根本原因を究明しそれを踏まえた再発防止対策を策定し、報告するよう指示した。

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発電所名 検査実施期間 検査項目 検査結果

北陸電力 １）基本検査実施 １）基本検査項目（下線の検査項目 今回の保安検査においては、「発電設備の総点検の結果に係る再発防止対策の実施状況」

株式会社 期間 は重点検査項目とする。） 等を基本検査項目として選定し、検査を実施した。

志賀 ３月１日（月） ①発電設備の総点検の結果に係る再 基本検査の結果、「発電設備の総点検の結果に係る再発防止対策の実施状況」に関して、

原子力発電所 ～３月１２日（金） 発防止対策の実施状況（本店検査含 平成２１年度の再発防止対策に係る計画に基づき、ＰＤＣＡサイクルを回した活動が行われ

む） ていること、再発防止対策の日常業務化については、「迅速かつ確実な対外通報・報告の実

②安全文化を醸成するための活動状 施」等の活動が継続的に実施されていること、担当部署において社内のコミットメントに明

況（本店検査含む） 示することなど、行動計画の内容の日常業務化を推進していることを確認した。

③不適合管理、是正処置及び予防処 その他の検査項目については、保安規定に基づき、各保安活動が適切に実施されており、

置に係る原因分析等の実施状況 保安規定違反となる事項は認められなかった。

④原子炉施設保安規定の変更に伴う 保安検査実施期間中の日々の運転管理状況については、原子炉設置者からの施設の運転管

対応状況 理状況の聴取、運転記録の確認、原子炉施設の巡視、定例試験（１号機高圧炉心スプレイポ

⑤定例試験（１号機高圧炉心スプレ ンプ手動起動試験等）の立会、ヒューマンパフォーマンス向上推進委員会の立会等を行った

イポンプ手動起動試験等）の実施状 結果、特に問題がないことを確認した。

況（立会）（抜き打ち検査） 以上のことから、今回の保安検査を総括すると、選定した検査項目に係る保安活動は、良

⑥保安活動に係る会議体の運営状況 好なものであったと判断する。

（ヒューマンパフォーマンス向上推

進委員会）（立会）（抜き打ち検査）

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安全確保上重要な行為の保安検査の結果について

安全確保上重要な行為の保安検査原子炉の停止時の保安検査 2010/1/8 ～ 2010/1/12ミッドループ運転時の保安検査 2010/1/13 ～ 2010/1/18燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/1/18 ～ 2010/1/21燃料取替え（装荷）時の保安検査 2010/2/26 ～ 2010/3/2ミッドループ運転時の保安検査 2010/3/1 ～ 2010/3/8原子炉の起動時の保安検査 2010/3/12 ～ 2010/3/24原子炉の停止時の保安検査 2010/2/22 ～ 2010/2/25燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/2/25 ～ 2010/3/9

東京電力 福島第一 1号 原子炉の停止時の保安検査 2010/3/23 ～ 2010/3/26原子炉の停止時の保安検査 2010/3/4 ～ 2010/3/8燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/3/11 ～ 2010/3/18原子炉の停止時の保安検査 2010/1/5 ～ 2010/1/8燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/1/11 ～ 2010/1/19燃料取替え（装荷）時の保安検査 2010/2/8 ～ 2010/2/16原子炉の起動時の保安検査 2010/3/9 ～ 2010/3/23

5号 燃料取替え（装荷）時の保安検査 2010/1/14 ～ 2010/1/266号 原子炉の起動時の保安検査 2010/1/5 ～ 2010/1/13

日本原子力発電 東海第二 燃料取替え（装荷）時の保安検査 2010/1/29 ～ 2010/2/10中部電力 浜岡 5号 燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/3/17 ～ 2010/3/26北陸電力 志賀 2号 原子炉の起動時の保安検査 2010/1/26 ～ 2010/2/9

原子炉の停止時の保安検査 2010/2/19 ～ 2010/2/22ミッドループ運転時の保安検査 2010/2/26 ～ 2010/3/8燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/3/5 ～ 2010/3/10燃料取替え（装荷）時の保安検査 2010/2/19 ～ 2010/2/24ミッドループ運転時の保安検査 2010/2/24 ～ 2010/3/2原子炉の起動時の保安検査 2010/3/15 ～ 2010/3/26燃料取替え（装荷）時の保安検査 2009/12/28 ～ 2010/1/12ミッドループ運転時の保安検査 2010/1/7 ～ 2010/1/18原子炉の起動時の保安検査 2010/1/18 ～ 2010/1/28原子炉の停止時の保安検査 2010/2/5 ～ 2010/2/10ミッドループ運転時の保安検査 2010/2/9 ～ 2010/2/16燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/2/12 ～ 2010/2/18原子炉の停止時の保安検査 2010/2/3 ～ 2010/2/8ミッドループ運転時の保安検査 2010/2/5 ～ 2010/2/12燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/2/10 ～ 2010/2/15原子炉の停止時の保安検査 2010/3/17 ～ 2010/3/19燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/3/19 ～ 2010/3/29原子炉の停止時の保安検査 2010/1/5 ～ 2010/1/8ミッドループ運転時の保安検査 2010/1/8 ～ 2010/1/13燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/1/12 ～ 2010/1/18燃料取替え（装荷）時の保安検査 2010/2/4 ～ 2010/2/15ミッドループ運転時の保安検査 2010/2/12 ～ 2010/2/19原子炉の起動時の保安検査 2010/2/25 ～ 2010/3/8原子炉の停止時の保安検査 2009/12/25 ～ 2010/1/6ミッドループ運転時の保安検査 2010/1/7 ～ 2010/1/12燃料取替え（取出）時の保安検査 2010/1/12 ～ 2010/1/15燃料取替え（装荷）時の保安検査 2010/3/26 ～ 2010/3/29

日本原子力発電 敦賀 2号

九州電力 川内 1号

関西電力

4号

中国電力 島根 2号

四国電力 伊方 3号

柏崎刈羽東京電力

関西電力

関西電力 4号高浜

美浜 3号

3号大飯

東北電力 女川 1号

2号東京電力 福島第二

3号

北海道電力 1号発電所 検査実施期間

泊

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（別添１）

北陸電力株式会社志賀原子力発電所

平成２１年度（第４回)保安検査報告書

平成２２年３月原子力安全・保安院

目 次

１．実施概要 1

(1)保安検査実施期間 1

(2)保安検査実施者 1

２．志賀原子力発電所の設備及び運転概要 1

３．保安検査内容 2

４．保安検査結果 2

(1)総合評価 2

(2)検査結果 2

(3)違反事項（違反１/違反２/違反３) 4

５．特記事項 4

１．実施概要

(1)保安検査実施期間（詳細日程は別添１参照）

①基本検査実施期間

自 平成２２年３月１日 （月）

至 平成２２年３月１２日（金）

②追加検査実施期間

なし

(2)保安検査実施者

西湖 忠史

川岸 隆之

山元 智成

堂本 悦朗

権田 純虎

２．志賀原子力発電所の設備及び運転概要

号 機 出力(万kW) 運転開始年月 過去１年間の運転状況

１号機 ５４．０ 平成５年７月 運転期間

（平成 21 年 4 月 11 日～）

停止期間

(～平成 21 年 4 月 10 日）

定期事業者検査期間

（～平成 21 年 5 月 13 日）

２号機 １２０．６ 平成１８年３月 運転期間

（～平成 21 年 7 月 9 日、 10 月 25 日～ 11 月 13

日、平成 22 年 1 月 31 日～）

停止期間

（平成 21 年 7 月 10 日～ 10 月 24 日、 11 月 14

日～平成 22 年 1 月 30 日）

定期事業者検査期間

（平成 21 年 7 月 10 日～平成 22 年 2 月 18 日）

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３．保安検査内容

今回の保安検査では、下記に示す検査項目について、立入り、物件検査、関係者質問により、

保安規定の遵守状況を確認するとともに、日々実施している運転管理状況の聴取、記録確認、原

子炉施設の巡視等についても保安検査として実施した。

(1)基本検査項目（下線の検査項目は重点検査項目とする。）

①発電設備の総点検の結果に係る再発防止対策の実施状況（本店検査含む）

②安全文化を醸成するための活動状況（本店検査含む）

③不適合管理、是正処置及び予防処置に係る原因分析等の実施状況

④原子炉施設保安規定の変更に伴う対応状況

⑤定例試験（１号機高圧炉心スプレイポンプ手動起動試験等）の実施状況（立会）（抜き打ち検査）

⑥保安活動に係る会議体の運営状況（ヒューマンパフォーマンス向上推進委員会）（立会）（抜き打ち

検査）

４．保安検査結果

(1)総合評価

今回の保安検査においては、「発電設備の総点検の結果に係る再発防止対策の実施状況」等

を基本検査項目として選定し、検査を実施した。

基本検査の結果、「発電設備の総点検の結果に係る再発防止対策の実施状況」に関して、平

成２１年度の再発防止対策に係る計画に基づき、ＰＤＣＡサイクルを回した活動が行われていること、

再発防止対策の日常業務化については、「迅速かつ確実な対外通報・報告の実施」等の活動

が継続的に実施されていること、担当部署において社内のコミットメントに明示することなど、行動

計画の内容の日常業務化を推進していることを確認した。

その他の検査項目については、保安規定に基づき、各保安活動が適切に実施されており、保安規

定違反となる事項は認められなかった。

保安検査実施期間中の日々の運転管理状況については、原子炉設置者からの施設の運転管

理状況の聴取、運転記録の確認、原子炉施設の巡視、定例試験（１号機高圧炉心スプレイポンプ

手動起動試験等）の立会、ヒューマンパフォーマンス向上推進委員会の立会等を行った結果、特に問

題がないことを確認した。

以上のことから、今回の保安検査を総括すると、選定した検査項目に係る保安活動は、良好なも

のであったと判断する。

(2)検査結果

1)基本検査結果

①発電設備の総点検の結果に係る再発防止対策の実施状況（本店検査含む）

本検査項目では、原子炉設置者が平成１９年５月から活動を行っている「発電設備の総点検に

係る再発防止対策の具体的な行動計画（以下、「行動計画」という。）について、本年度の活動実

績を確認するとともに、再発防止対策に掲げる原子力安全の基盤となる諸活動が日常業務として定

着している状況を確認する観点から、検査を実施した。

検査の結果、平成２１年度第１回保安検査で確認した平成２１年度の行動計画に基づ

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いて、再発防止対策の各施策が担当する部署でＰＤＣＡサイクルを回して実施されていること

を、実績管理月報及び各種記録類にて確認した。社内の原子力安全信頼回復推進委員

会において進捗管理を行っている状況及び委員会において行動計画の内容について審議、

指示を行っている状況について確認した。

再発防止対策の日常業務化については、「迅速かつ確実な対外通報・報告の実施」、

「経営層と現場第一線社員とのフランクな対話の実施」、「原子力を支えるプロを育成する仕

組みの推進」等の各活動が本年度においても継続的に実施されていることを確認した。また、

活動内容を社内文書（要領書等）に規定したり、担当部署において社内のコミットメントに明

示するなど、行動計画の内容の日常業務化を推進していることを確認した。

以上のことから、当該検査項目に係る保安規定の遵守状況は良好であると判断する。

②安全文化を醸成するための活動状況（本店検査含む）

本検査項目では、原子炉設置者が活動を行っている「安全文化を醸成するための活動の実施

計画」について、本年度の活動実績を確認するとともに、志賀原子力発電所を運営する組織の安

全文化構築の状況を確認する。

検査の結果、平成２１年度第１回保安検査で確認した平成２１年度の法令遵守・安全

文化醸成活動計画書に基づいて、各活動がＰＤＣＡサイクルを回して実施されていることを

確認した。

活動の結果について、原子炉設置者が自ら設定した４つの視点（関係法令・保安規定

遵守、トップの安全優先の方針の表明・浸透、コミュニケーション、学習する姿勢）から評価

指標（各種アンケート調査等）を用いて活動の有効性を評価していることを確認した。評価

においては、特にヒューマンファクターに係る不適合発生件数の増加や社内外のコミュニケーシ

ョンに対しての問題意識から、類似不適合事象の再発防止対策の実施や協力会社従業

員とのコミュニケーション等について改善の余地があると評価し、次年度の計画への反映事項

としていることを確認した。

以上のことから、当該検査項目に係る保安規定の遵守状況は良好であると判断する。

③不適合管理、是正処置及び予防処置に係る原因分析等の実施状況

本検査項目では、不適合管理・是正処置・予防処置実施要則等に基づく不適合管理の実施状

況を確認するとともに、発生した不適合事象の是正処置及び予防処置に係る原因分析や対策の実

施状況を確認する観点から、検査を実施した。

検査の結果、異常事象（設備・業務があるべき状態にない場合）が発見された場合、不適合に該

当するか否かの判断を行い、、不適合と判断された事象については、不適合報告書、不適合管理台

帳及び是正処置管理票により、不適合の修正、原因分析及び再発防止策が適切に実施され、管

理されていることを確認した。また、起こり得る不適合の事象についても、トラブル情報管理台帳、不

適合管理台帳及び予防処置管理票により、適切に処置が実施され、管理されていることを確認した。

なお、不適合のグレードなどにより客観的な判断基準のもとで仕分けされ、根本原因分析、ヒューマン

ファクター分析などが適用されていることも併せて確認した。

平成２１年度の不適合管理台帳から区分Ｃ以上の不適合を８件抽出し、原因分析等の実施内

容、進捗状況などについて確認した。いずれも、基本的には原因分析や対策の実施などが適切に処

- 3 -

理されており、理由もなく放置されたりしているものは見受けられなかった。なお、この８件に含まれる２

号機非常用ディーゼル発電設備に係る不適合については、対策が適切に実施されていることを記録

等により確認するとともに現場の状況確認も実施して確認を行った。

以上のことから、当該検査項目に係る保安規定の遵守状況は良好であると判断する。

④原子炉施設保安規定の変更に伴う対応状況

本検査項目では、志賀原子力発電所原子炉施設保安規定について、「原子力発電所における

安全のための品質保証規程（ＪＥＡＣ４１１１）」の改訂及び非常用炉心冷却系検査の判定基準見

直しに伴う変更を反映するため、平成２１年１２月２４日付けで保安規定変更の申請を行っていたが、

平成２２年２月３日付けで変更の認可が行われたことから、変更された内容に対応する関係要領類

の整備等の対応状況を確認する観点から、検査を実施した。

検査の結果、保安規定の変更が原子力発電保安委員会での審議、社長による承認といった所

定の手続により行われていることを確認した。また、変更の内容が社内の関係部署へ周知されている

ことを確認した。

品質保証規程（ＪＥＡＣ４１１１）の改訂に伴う変更については、当該規程の変更箇所に対応した

名称・用語の変更が行われていること、及びそれらの解釈が当該規程の意図の沿ったものとなっており、

運用に支障のないことを確認した。

非常用炉心冷却系検査の判定基準見直しに伴う変更については、技術的な検討が所定のプロ

セスにより行われていることを確認した。また、変更された判定基準が関係する要領書に反映されてい

ることを記録及び抜き打ちによる定例試験立会（１号機高圧炉心スプレイポンプ手動起動試験、１号

機低圧炉心スプレイポンプ手動起動試験）により確認した。

以上のことから、当該検査項目に係る保安規定の遵守状況は良好であると判断する。

⑤定例試験（１号機高圧炉心スプレイポンプ手動起動試験、１号機低圧炉心スプレイポンプ手動起

動試験、２号機非常用ディーゼル発電設備 ディーゼル発電機手動始動試験（Ｃ系））の実施状況

（立会）（抜き打ち検査）

保安検査期間中に、１号機高圧炉心スプレイポンプ手動起動試験、１号機低圧炉心スプレイポン

プ手動起動試験、２号機非常用ディーゼル発電設備 ディーゼル発電機手動始動試験（Ｃ系）が

予定されていたことから、当該定例試験の要領書の確認、中央制御室・現場での立会を抜き打ち検

査として実施した。

検査の結果、試験要領書の不備は認められず、かつ試験は要領書に従い実施されていることを確

認したことから、当該検査項目に係る保安規定の遵守状況は良好であると判断する。

⑥保安活動に係る会議体の運営状況（ヒューマンパフォーマンス向上推進委員会）（立会）（抜き打ち

検査）

保安検査期間中に、ヒューマンパフォーマンス向上推進委員会が予定されていたことから、当該

会議体への立会を抜き打ち検査として実施した。当該会議体は、２号機第２回定期検査期間中に

ヒューマンエラーに関連する６件の地元自治体への連絡対象事象が続発したこと等を受け、既存の委

員会の体制を見直したものであり、発電所長を委員長とし、委員に所長代理、室部長・関係課長の

他、協力会社所長を選任し、発電所全体として共通的に取り組むヒューマンエラー低減・防止に係る

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継続的改善活動（ＰＤＣＡ）の基本方針を決定し、これに基づく各課の改善活動の状況を確認・評

価するとしている。

検査の結果、発電所長以下、発電所幹部、協力会社所長を交えて活動計画及び活動状況に

ついて議論が行われていた他、外部の専門家も参加し意見交換がなされており、会議体の運営上特

に支障は認められず、当該検査項目に係る保安規定の遵守状況は良好であると判断する。

2)追加検査結果

なし

(3)違反事項（違反１/違反２/違反３)

なし

５．特記事項

なし

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（別添１：１/２）保安検査日程

月 日 号 機 ３月１日(月) ３月２日(火) ３月３日(水) ３月４日(木) ３月５日(金) ３月６日(土) ３月７日(日)

午 前 （１，２号) ●初回会議 ●検査前会議 ●検査前会議 ●検査前会議 ●検査前会議●運転管理状況 ●運転管理状況 ◇定例試験の実 ●運転管理状況 ●運転管理状況

の聴取及び記録 の聴取及び記録 施状況（１号機 の聴取及び記録 の聴取及び記録確認 確認 低圧炉心スプレイ 確認 確認

◎発電設備の総 ポンプ手動起動 ○不適合管理、是 ○安全文化を醸成点検の結果に係 試験） 正処置及び予防 するための活動状る再発防止対策 ○不適合管理、是 処置に係る原因 況の実施状況 正処置及び予防 分析等の実施状

処置に係る原因 況分析等の実施状況

午 後 （１，２号) ●中央制御室の ●中央制御室の ●運転管理状況 ●中央制御室の ●中央制御室の ◇中央制御室の巡視及び１号原 巡視及び１号ター の聴取及び記 巡視 巡視及び２号ター 巡視子炉建屋の巡 ビン建屋の巡視 録確認 ○不適合管理、是 ビン建屋の巡視視） ◎発電設備の総 ●中央制御室の 正処置及び予防 ○安全文化を醸成

◇定例試験の実 点検の結果に係 巡視 処置に係る原因 するための活動状施状況（１号機 る再発防止対策 ○不適合管理、是 分析等の実施状 況高圧炉心スプレイ の実施状況 正処置及び予防 況 ●チーム会議ポンプ手動起動 ●チーム会議 処置に係る原因 ●チーム会議 ●まとめ会議試験） ●まとめ会議 分析等の実施状 ●まとめ会議

●チーム会議 況●まとめ会議 ●チーム会議

●まとめ会議

勤務 （１，２号)

時間外

○：基本検査項目 ◎：重点検査項目 ◇：抜き打ち検査項目 ●：会議/記録確認/巡視等

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（別添１：２/２）保安検査日程

月 日 号 機 ３月８日(月) ３月９日(火) ３月１０日(水) ３月１１日(木) ３月１２日(金) ３月１３日(土) ３月１４日(日)

午 前 （１，２号) ●検査前会議 ●検査前会議 ●検査前会議 ●検査前会議 ●検査前会議●運転管理状況 ●運転管理状況 ●運転管理状況 ●運転管理状況 ●中央制御室のの聴取及び記録 の聴取及び記録 の聴取及び記録 の聴取及び記録 巡視確認 確認 確認 確認 ●運転管理状況

の聴取及び記録（原子力本部） （北陸電力本店） （北陸電力本店） 確認○原子炉施設保 ◎発電設備の総 ◎発電設備の総安規定の変更に伴 点検の結果に係 点検の結果に係う対応状況 る再発防止対策 る再発防止対策

の実施状況 の実施状況

午 後 （１，２号) ●中央制御室の ●中央制御室の ●中央制御室の ●中央制御室の ◇保安活動に係る巡視 巡視及び２号原 巡視 巡視 会議体の運営状

●チーム会議 子炉建屋の巡視 ◇定例試験の実 ○原子炉施設保 況（ヒューマンパフ●まとめ会議 ●チーム会議 施状況（２号機非 安規定の変更に ォーマンス向上推

●まとめ会議 常用ディーゼル発 伴う対応状況 進委員会）電設備 ディーゼ ●チーム会議 ●チーム会議

（北陸電力本店） ル発電機手動始 ●まとめ会議 ●まとめ会議◎発電設備の総 動試験（Ｃ系） ●最終会議点検の結果に係 ●チーム会議

（原子力本部） る再発防止対策 ●まとめ会議◎発電設備の総 の実施状況点検の結果に係る再発防止対策の実施状況

（北陸電力本店）◎発電設備の総点検の結果に係る再発防止対策の実施状況

勤務 （１，２号) ●中央制御室の時間外 巡視

○：基本検査項目 ◎：重点検査項目 ◇：抜き打ち検査項目 ●：会議/記録確認/巡視等

（別添２）

北陸電力株式会社志賀原子力発電所２号機第２回定期検査における

安全確保上重要な行為の保安検査報告書（平成２１年度第４四半期）

平成２２年２月原子力安全・保安院

目 次

１．実施概要 1

２．志賀原子力発電所の設備及び運転概要 1

３．保安検査内容 1

４．保安検査結果 1

(1)検査結果 1

(2)違反事項（違反１/違反２/違反３) 3

５．特記事項 3

１．実施概要

（１）原子炉の起動時の保安検査

①保安検査実施期間（詳細日程は別添１参照）

自 平成２２年１月２６日（火）

至 平成２２年２月９日（火）

②保安検査実施者

西湖 忠史

川岸 隆之

権田 純虎

山元 智成

堂本 悦朗

２．志賀原子力発電所の設備及び運転概要

号 機 出力（万 kW ） 運転開始年月 過去1年間の運転状況運転期間

（～平成２１年７月９日、平成２１年１０月２５日

２号機 １２０．６ 平成１８年３月 ～平成２１年１１月１３日、、平成２２年１月３１

日～）

停止期間

（平成２１年７月１０日～平成２１年１０月２４日、

平成２１年１１月１４日～平成２２年１月３０日）

定期事業者検査期間

（平成２１年７月１０日～）

３．保安検査内容

２号機に対する定期検査における安全確保上重要な行為の保安検査では、下記に示す検査

項目について、立入り、物件検査、関係者質問により、保安規定の遵守状況を確認するとともに、

日々実施している運転管理状況の聴取、記録確認、原子炉施設の巡視等についても保安検査

として実施した。

（１）原子炉の起動時の保安検査

・原子炉の起動操作に係る準備の実施状況

・原子炉の起動操作の実施状況

４．保安検査結果

(1)検査結果

- 1 -

①原子炉の起動時の保安検査

平成２２年１月２６日から２月８日にかけて、原子炉の起動操作が予定されていたことから、「原

子炉の起動操作に係る準備の実施状況（不適合管理・是正処置、社内規定文書の維持・管理

等）」及び「原子炉の起動操作の実施状況」について確認することとし、検査を実施した。なお、今

回の検査は、平成２１年１０月２５日に原子炉の運転が開始されるものの、非常用ディーゼル発電

設備の不具合による運転上の制限からの逸脱に伴い平成２１年１１月１３日から停止し、その対策

が施された後の再起動に対するものであり、原子炉の起動操作に係る準備の実施状況については、

特に非常用ディーゼル発電設備に係る対策の実施状況を主体に検査を実施した。

検査の結果、「原子炉の起動操作に係る準備の実施状況（不適合管理・是正処置、社内規

定文書の維持・管理等）」については、非常用ディーゼル発電設備で発生した不適合が所内の会

議による検討及び不適合管理システムにより適切に管理され、確実に是正処置が行われていること

を記録※１により確認した。

系統統構成の確認状況については、「運転管理業務要領」等の要領に従い、原子炉起動前の

系統、弁、電源に関する点検、保守及び機能確認が実施され、復旧を確実にするための状態管

理が行われていること等、原子炉起動前に必要な確認が行われていることを記録※１により再確認し

た。また、「原子炉の起動操作」に関する社内規定は、「文書・記録管理要則」に従い、適切に制

定・改正・承認され、社内規定が適切に維持・管理されていることを記録※１により再確認した。さら

に、原子炉の起動に係る手順書に従い制御棒引き抜き開始から定格出力上昇までの一連の操作

が当直長の指揮の下、適切な業務分担により行われていることを立会※２及び記録※１により確認した。

保安検査実施期間中の日々の運転管理状況については、原子炉設置者からの運転管理状況

の聴取、運転記録の確認、原子炉施設の巡視等を行った結果、特段問題がないことを確認した。

保安検査期間中に、対策が施された非常用ディーゼル発電設備のうちＡ号機及びＢ号機の

定例試験が予定されていたことから、当該試験要領書の確認、試験要領書に基づく非常用ディー

ゼル発電設備の定例試験の実施状況を中央制御室及び現場で立会※２を実施した。いずれの定

例試験も当直長の指揮の下、中央制御室及び現場とも適切に人員が配置されており、手順書に

従って適切に実施されていることを確認し、特に問題は認められなかったことから、当該定例試験に

係る保安規定の遵守状況は良好であると判断する。

以上のことから、原子炉の再起動時に係る保安活動は、良好なものであったと判断する。

※１確認した記録

・起動・停止操作要領

・原子炉起動承認書（計画外停止後含む）

・原子炉起動前点検表

・起動曲線（計画）第３サイクル

・出力上昇実施計画（第３サイクル再起動）

・是正処置・予防処置検討会議事録

・当直 引継日誌

・運転記録日誌

・臨界時データシート

・プラント起動時データ確認結果（第３サイクル再起動時）他

- 2 -

※２立会した内容

・起動時プラント健全性評価会議（原子炉起動前）

・原子炉起動

・原子炉臨界

・タービン起動・昇速・定格速度

・ドライウェルインスペクション（Ｄ／Ｗ点検）評価会議

・発電機並列

・起動時プラント健全性評価会議（２０％出力時）

・起動時プラント健全性評価会議（定格電気出力時）

・（７．０７ＭＰa）時原子炉隔離時冷却系（ＲＣＩＣ）電動弁手動全開全閉試験、原子炉隔離

時冷却系手動起動試験

・非常用ディーゼル発電設備ディーゼル発電機手動始動試験（Ａ号機）

・非常用ディーゼル発電設備ディーゼル発電機手動始動試験（Ｂ号機）

・パラメータ（炉水温度、原子炉圧力、気体廃棄物処理系水素濃度等）の確認

他

(2)違反事項（違反１/違反２/違反３）

なし

５．特記事項

なし

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（別添１：１／３）原子炉の起動時の保安検査日程

月 日 １月２５日(月) １月２６日(火) １月２７日(水) １月２８日(木) １月２９日(金) １月３０日(土) １月３１日(日)

午 前 ●運転管理状況の聴 ●検査前会議 ●検査前会議 ●検査前会議 ○原子炉の起動操作 ○原子炉の起動操作

取・記録確認 ●運転管理状況の聴 ●運転管理状況の聴 ●運転管理状況の聴 の実施状況（Ｄ／Ｗ点 の実施状況（発電機並

●中央制御室の巡視 取・記録確認 取・記録確認 取・記録確認 検評価会議） 列）

●中央制御室の巡視 ◇原子力保安運営委

員会への立会

○原子炉の起動操作

の実施状況（起動時プ

ラント健全性評価会議

議（２０％出力時））

午 後 ●初回会議 ●チーム会議 ●中央制御室及び原 ●中央制御室及び原 ○原子炉の起動操作

○原子炉の起動操作 ●まとめ会議 子炉施設（２号原子炉 子炉施設（２号タービン の実施状況（原子炉モ

に係る準備の実施状況 建屋）の巡視 建屋）の巡視 ードＳＷ 起動→運

●チーム会議 ○原子炉の起動操作 ●チーム会議 転、タービン起動）

●まとめ会議 の実施状況（起動時プ ●まとめ会議

ラント健全性評価会議 ○原子炉の起動操作

議（原子炉起動前）） の実施状況（ＲＣＩＣ手

●チーム会議 動起動試験他）

●まとめ会議

勤務

時間外

○：基本検査項目 ◇：抜き打ち検査項目 ●：会議/記録確認/巡視等

- 4 -

（別添１：２／３）原子炉の起動時の保安検査日程

月 日 ２月１日(月) ２月２日(火) ２月３日(水) ２月４日(木) ２月５日(金) ２月６日(土) ２月７日(日）

午 前 ●検査前会議 ●検査前会議 ●検査前会議 ●検査前会議 ●検査前会議

●運転管理状況の聴 ●運転管理状況の聴 ●運転管理状況の聴 ●運転管理状況の聴 ●運転管理状況の聴

取・記録確認 取・記録確認 取・記録確認 取・記録確認 取・記録確認

午 後 ●中央制御室及び原 ●中央制御室及び原 ●中央制御室及び原 ●中央制御室の巡視 ●中央制御室及び原

子炉施設（２号原子炉 子炉施設（２号原子炉 子炉施設（２号廃棄物 ○定例試験（非常用デ 子炉施設（２号タービン

建屋）の巡視 建屋）の巡視 処理建屋）の巡視 ィーゼル発電機（Ｂ）手 建屋）の巡視

●チーム会議 ●チーム会議 ●チーム会議 動始動試験）の立会 ●チーム会議

●まとめ会議 ●まとめ会議 ●まとめ会議 ●チーム会議 ●まとめ会議

●まとめ会議

勤務

時間外

○：基本検査項目 ◇：抜き打ち検査項目 ●：会議/記録確認/巡視等

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（別添１：３／３）原子炉の起動時の保安検査日程

月 日 ２月８日(月) ２月９日(火) ２月１０日(水) ２月１１日(木) ２月１２日(金) ２月１３日(土) ２月１４日(日）

午 前 ●検査前会議 ●チーム会議

○原子炉の起動操作 ●最終会議

の実施状況（起動時プ

ラント健全性評価会議

（定格電気出力時））

●運転管理状況の聴

取・記録確認

午 後 ●中央制御室の巡視

○定例試験（非常用

ディーゼル発電機（Ａ）

手動始動試験）の立

会

●チーム会議

●まとめ会議

勤務

時間外

○ ： 基 本 検 査 項 目 ◇ ： 抜 き 打 ち 検 査 項 目 ● ： 会 議 / 記 録 確 認 / 巡 視 等

資料Ｎｏ．７: 資料No.7-1