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北見市総合計画・後期基本計画策定資料 <立地特性> 資料 1

北見市総合計画・後期基本計画策定資料 <立地特 …...-1- Ⅰ 北見市の地域概況 1.位置 広域的位置 (資料:電子地図より作製) 北見市は北海道の東部、オホーツク総合振興局管内のオホーツク海沿岸地域から北見盆

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北見市総合計画・後期基本計画策定資料

<立地特性>

資料 1

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目次

Ⅰ 北見市の地域概況........................................................ 1

1.位置.................................................................. 1

2.自然・土地条件........................................................ 2

3.沿革...................................................................5

4.人口...................................................................6

5.産業...................................................................9

6.生活圏の広がり....................................................... 21

7.交通..................................................................22

8.教育..................................................................23

9.観光..................................................................24

10.財政................................................................26

Ⅱ 類似都市比較............................................................27

1.全国レベルでの類似都市比較............................................27

2.類似都市比較(類似 43 都市を軸に).....................................30

Ⅲ 時代の潮流と北見市の対応方向............................................32

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Ⅰ 北見市の地域概況

1.位置

■ 広域的位置

(資料:電子地図より作製)

○ 北見市は北海道の東部、オホーツク総合振興局管内のオホーツク海沿岸地域から北見盆

地にかけて広がり、北緯 44 度 48 分、東経 143 度 53 分、標高 120.1mに位置し、西には大

雪山、東は網走、知床半島、北はサロマ湖、南は阿寒国立公園、西は大雪山と風光明媚な

景色に囲まれています。

○ 隣接市町村は、東は網走市、大空町、美幌町、南は津別町、訓子府町、置戸町、上士幌

町、西は上川町、遠軽町、佐呂間町、湧別町と接しています。

○ 半径 100km圏には旭川市、帯広市、釧路市があり、オホーツク総合振興局管内の中核

都市である北見市は上記都市と共に北海道東部の四角形の 1極をなす位置にあります。

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■ 北見市の周辺地域

2.自然・土地条件

○ 北見市は総面積 1,427.56km2で、留辺蘂自治区の石北峠から常呂自治区のオホーツク

海まで道路延長 110kmで日本一の長さの細長い地形となっています。

○ 地形は、オホーツク海沿岸から北見盆地にかけて位置し、北見盆地は中央部に南西から

北東にかけて流れる 1級河川常呂川と支流の訓子府川、無加川、仁頃川によって形成され

ています。

○ 昭和 56 年(1981 年)~平成 22 年(2010 年)の気象庁データでは気温は全年平均で 6.1℃、年

降水量は総量で 763.6mm となっていて北海道の平均 (9.8℃、1,118mm)より寒冷で、降雨

の少ない気象条件です。平成 14(2002 年)年からの最近 11 年の傾向をみると気温は全年

平均で 6.7℃で、若干の温暖化の傾向となっています。また、降水量は最近 11 年平均年総

降水量では 786.7mm で、平成 24年(2012 年)では 10月から 12月が特に多く総量で 929.5mm

となっていて近年は降水量が増加傾向にあります。

○ 日照率の高さは全国で有数で、快晴・晴れは 206 日、日照時間は 1,745 時間となってい

ます。

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■ 北見市周辺の自然 MAP

■石北峠からオホーツク海までの道路延長

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■ 北見市の気温と降水量

(昭和 56 年[1981 年]~平成 22 年[2010 年]の平均データ及び平成 24 年データ)

■ 北見市の気温と降水量

(平成 14 年[2002 年]~平成 24 年[2012 年]の全年平均データ)

(資料:北見市アメダスデータより作成)

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

25

0

20

40

60

80

100

120

140

160

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

平均降水量 平成24降水量 平均気温 平成24年平均気温

降水量mm 気温℃

0

1

2

3

4

5

6

7

8

300

400

500

600

700

800

900

1,000

1,100

1,200

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

年降水量総量 全年平均気温

降水量mm 気温℃

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3.沿革

(資料:市ホームページより)

○ 北見市の市名の由来は松浦武四郎が命名した「北見国」で、この地域の通称「北海岸」

から晴れた日に樺太が「見」えるから一字ずつとったものと言われています。

○ 明治 2 年(1869 年)に北方開拓のために開拓史が設置され、「北見国」8群の常呂郡と

され、明治 16 年(1883 年)、常呂村に常呂外六ヶ村戸長役場が置かれました。明治 28 年

(1895 年)頃より常呂村、端野村、野付牛村に屯田兵等が準じ入植し開拓の鍬がおろされ

ました。

○ 野付牛村は大正5年(1916 年)町制が施行され、野付牛町と改められ、昭和 17 年に市

制を施行し、「北見国」初の市となる北見市が制定されました。

○ 大正4(1912 年)年には常呂外六ヶ村戸長役場は、常呂村となり、昭和 25 年(1950 年)に

町制施行により常呂町と制定されました。

○ 大正 4 年に野付牛村から分村独立した武華村は、大正 10 年(1921 年)町制により留辺

蘂町と改称しました。

○ 大正 10 年(1921 年)に野付牛町から独立して端野村ができ、昭和 36 年(1961 年)に町制を施行

し、端野町となりました。

○ 平成 18 年(2006 年)3 月に、北見市、端野町、常呂町、留辺蘂町が合併し、新生「北見市」が

誕生しました。

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4.人口

■ 北見市の人口

(資料:国勢調査及び住民基本台帳)

109,701 112,306118,181

128,229 131,573 129,725 131,544 132,125 129,365125,689

126,708130,707

129,127130,942

128,499 128,907 125,512

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

昭和40年 昭和45年 昭和50年 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年

(人)

国勢 住基

○ 北見市の人口は、国勢調査でみると昭和 40 年 100,701 人から昭和 60 年 131,573 人と 20

年間一貫して増加傾向でしたが、昭和 60 年以降は 13 万人前後で横ばい傾向となりました。

しかし、昭和 60 年の 131,573 人をピークに、平成 22 年では 125,689 人となり減少傾向に

なっています。

(参考に住民基本台帳ベースで人口をみても、住民基本台帳ベースが若干人口規模が少な

いものの「平成 22 年 3 月末で 125,512 人」で、傾向は国勢調査と同じです)。

○ 年齢構造をみると、65 歳以上の高齢化の傾向が現れており、昭和 50 年以降一貫して高

齢化率が上昇し、15 歳未満の少子化率を平成 12 年に上回っており、平成 22 年には 25.4%

と、全国ベースで比較すると 5.2 ポイント上回っています。(北海道:21.8%、全国:20.2%)

○ 少子高齢化は平成 7 年に 65 歳以上が 15 歳未満の人数とほぼ同じで 65 歳以上 14.4%に

対し 15歳未満 16.3%となり、平成 12年では逆転し 17.9%、14.5%、平成 22年では 25.4%、

12.2%とその差は年々大きくなり少子化の傾向が顕著になっています。

○ 最近 10 年間の人口減少の要因を人口動態でみてみると、少子高齢化の影響により自然増

減(出生数と死亡数の差)はほぼ一貫して減少傾向で、平成 17 年には増加は止まり、平成

18年では減少に転じてその後も減少率が同じ傾向で減少幅が増大しています。社会動態(転

入と転出の差)は平成 13 年から平成 20 年までは 500 人から 900 人の間で減少していまし

たが、平成 21 年では減少幅が小さくなり、平成 21 年には減少数が 673 人から 156 人と1

/4に縮小しました。その後も微減傾向は続いていますが、減少幅は自然動態より小さい

減少幅になっていて、自然動態の減少が顕著になる傾向にあります。

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■ 北見市の年齢3区分別人口構成(上:実数値、下:構成比)

(資料:国勢調査)

■ 北見市の人口動態

(資料:住民基本台帳各年 12 月末現在)

31,329 26,795 29,668 30,458 29,12124,521

21,431

19,214 17,248 15,283

73,285 73,593

80,813

88,104 90,414 89,596 91,100 89,20784,113

78,202

5,08711,918

7,659 9,66712,019 14,758

18,984

23,640 27,983 31,872

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000

100,000

昭和40年 昭和45年 昭和50年 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年

0~14歳 15歳~64歳 65歳以上

(人)

28.623.9 25.1 23.8 22.1

19.016.3

14.5

13.312.2

66.8 65.568.4 68.7 68.7 69.5 69.3

67.5 65.0 62.4

4.6

10.6

6.5 7.5 9.1 11.514.4

17.9 21.6 25.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

昭和40年 昭和45年 昭和50年 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年

0~14歳 15歳~64歳 65歳以上

(%)

141192

37 610

-155 -164

-271

-199

-340-390

-439

-576

-518

-883

-696

-807 -800

-884

-673

-156

-236 -263 -291

-1,000

-800

-600

-400

-200

0

200

400

平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年

自然動態 社会動態

(人)

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■ 北見市の自治区別人口

■ 北見市の自治区別年齢人口構成

(資料:住民基本台帳平成 25 年 3月末現在)

○ 北見市の自治区別の最近5カ年の人口を住民基本台帳からみてみると、どの自治区も一様

に減少傾向ですが、減少率からは留辺蘂地区が減少率-14.1%で最も大きく、次いで常呂自

治区で-11.4%、端野自治区-5.6%、北見自治区-1.4%の順で低くなっています。

○ 各自治区の高齢化率では、留辺蘂自治区が 65 歳以上は 40.7%と非常に高く、次いで常呂

自治区 31.7%、端野自治区 30.1%、北見自治区 26.0%の順で高くなっていて、全国平均

(23.4%)、北海道平均(26.3%)に比べ北見自治区を除き非常に高くなっています。特に留辺

蘂自治区は 4 割を越えていて大きな課題として高齢化対策が求められます。(平成 25 年 3

月末現在)

注):全国平均は平成 24 年 3 月末現在

108,642

108,380108,184

107,903 107,781

107,102

104,500

105,000

105,500

106,000

106,500

107,000

107,500

108,000

108,500

109,000

2008 2009 2010 2011 2012 2013

北見自治区

(人 ) (年 ) 

5,334 5,316 5,266 5,193 5,128 5,053

4,705 4,654 4,582

4,449 4,327 4,222

8,155

7,943 7,8447,613

7,3717,148

4,000

4,500

5,000

5,500

6,000

6,500

7,000

7,500

8,000

8,500

2008 2009 2010 2011 2012 2013

端野自治区 常呂自治区 留辺蘂自治区

(人)(年)

12.1

11.9

10.6

7.5

61.9

57.9

57.7

51.8

26.0

30.1

31.7

40.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

北見自治区

端野自治区

常呂自治区

留辺蘂自治区

0~14歳 15~64歳 65歳以上

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5.産業

1)産業就業構造

■総就業人口と就業率

(資料:国勢調査)

(資料:国勢調査)

○ 北見市の総就業人口は昭和 60 年に 63,611 人あり以降 6万人台で安定していて、就業率も

昭和 60 年に 48.3%で平成 7 年に 51.0%と 50%前後となっていました。しかし、平成 17 年

には就業人口が 59,932 人と 6万人台を割り、平成 22 年では 54,406 人となり減少傾向となっ

ています。又、就業率も平成 17 年には 46.3%、平成 22 年では 43.3%に減少しています。

○ 産業別には、1次の減少、2次は横ばい、3次は増加というのが近年の全国的に一般的な

パターンとなっています。北見市も全国のパターンと似た傾向にありますが、2次産業は平

成 12 年までは横ばいでしたが、17 年以降は減少傾向となり、平成 12 年に 24.5%有ったも

のが、平成 17 年では 20.3%、平成 22 年では 18.8%と 2 割を割り込み、減少傾向が続いて

います。

○ 第 1 次産業は北見市の基幹産業ですが、昭和 60 年に 12.8%ありましたが、平成 12 年に

は 7.8%迄減少しました。しかし、以降は 7.6%程度で安定した就業状況となっています。

○ 3次産業は一貫して増加傾向が続き、昭和 60 年に 63.3%であったものが、平成 22 年に

は 73.6%に増加しています。

63,611 63,76267,077 65,259

59,93254,406

48.3 49.2 51.0 49.446.3

43.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年

就業人口 就業率

就業人口(人) 就業率(%)

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■産業別就業人口構成比率の推移

(資料:国勢調査)

12.8 11.08.7 7.8 7.6 7.6

23.8 24.5 24.7 24.520.3 18.8

63.3 64.266.4 67.7

72.1 73.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年

一次産業 二次産業 三次産業

(%)

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2)農業

■専・兼別農家数の構成比

(注:グラフ内の数字は農家数を示している)

(資料:農業センサス)

○ 農林業センサスによると総農家数(専業農家と兼業農家の総数)は減少していて、平成

12 年に 2,426 戸あった農家数が平成 22 年では半数以下の 1,017 戸となっています。

○ 専・兼別農家数の割合をみると、専業農家の割合は年々増えており、平成 22 年の専業農

家率は全国平均(27.7%)と比較して、北海道の割合は 60.6%と非常に高かいですが、北

見市では 74.0%と北海道平均より高い割合となっていて、我が国の一般的な傾向とは大き

な違いをみせています。

○ 耕作面積についても、10ha 以上の耕作地の割合が北海道平均(58.6%)と比べても大き

な割合(73.2%)になっており耕作地の大規模化が進んでいます。

○ 北見市の農業産出額は平成 8 年で 318.2 億円、平成 18 年では 308.4 億円で、300 億円前

後でほぼ横ばいとなっていますが、1 戸あたりの農業生産農業所得は平成 18 年では 11,157

千円と全国平均(1,102 千円)、北海道平均(6,333 千円)を大きく上回っています。

1,366

725

753

26,693

451,427

751

343

199

11,963

224,610

309

95

65

5,394

955,169

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

平成12年

平成17年

平成22年

平成22年北海道

平成22年全国

専業農家数 第1種兼業農家数 第2種兼業農家数

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■耕地規模別農家数

(資料:農業センサス)

(資料:農業センサス)

■農業産出額

(資料:生産農業所得統計)

1,294

383

273

19,272

1,629,542

661

303

249

9,387

452

321

300

5,866

180

143

170

6,425

40

37

53

5,599

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

平成12年

平成17年

平成22年

平成22年北海道

平成22年全国

10ha未満 10~20ha未満 20~30ha未満 30~50ha未満 50ha以上

3,182 3,1333,254

2,926 2,9092,640

2,8252,952

3,3363,137 3,084

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

平成8年 平成9年 平成10年平成11年平成12年平成13年平成14年平成15年平成16年平成17年平成18年

(千万円)

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-13-

3)林業

■所有形態別森林面積(ha)

(資料:北海道林業統計)

○ 北見市の林業は留辺蘂自治区に代表され、森林面積は平成 24 年では 94,873ha あり、総

面積の3分の2を占めていて、留辺蘂自治区が 52%と過半を占めています。

○ 国有林、道有林、市有林の森林面積は大きな変化はありません。

○ 植生では天然林が最も多く、4万9千haを超えていて 52%で過半数を超えていますが、

人工林も4万1千haを超えていて 43%あります。

○ 樹種別の森林蓄積は針葉樹が 12,693 千m3 で 7 割を占めています。森林蓄積量に大きな

変化はありませんが、若干の森林蓄積量の増加がみられます。

○ 北見市は木材を活かし、木材・木製品製造業や家具・装飾品製造業が成立しており、事

業所数も合わせて 62 件あり、従業員数も 623 人となっています。(平成 21 年 7 月 1 日現在

経済センサス)

○ 又、木材・木製品製造業及び家具・装飾品製造業の出荷額は平成 20 年度では 6,434 百万

円程度となっています。(工業統計調査)

58,864

58,864

58,864

59,310

59,310

1,904

1,904

1,904

1,904

1,904

3,734

3,731

3,743

3,727

3,730

30,109

30,082

30,025

30,007

29,930

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000

平成20年

平成21年

平成22年

平成23年

平成24年

国有林 道有林 市有林 私有林等

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-14-

■植生別森林面積(ha)

■樹種別森林蓄積(千m3)

(資料:北海道林業統計)

48,323

49,366

49,386

49,359

49,396

41,940

41,709

41,679

41,474

41,085

3,239

2,823

2,788

2,962

3,240

1,108

683

683

1,152

1,152

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000

平成20年

平成21年

平成22年

平成23年

平成24年

天然林 人工林 無立木地 その他

12,749

12,517

12,547

12,810

12,693

4,943

4,968

4,989

5,308

5,313

0 5,000 10,000 15,000 20,000

平成20年

平成21年

平成22年

平成23年

平成24年

針葉樹 広葉樹

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-15-

3)漁業

■経営団体数と就業者数

(資料:漁業センサス)

○ 漁業センサスによると経営団体数は、個人経営は減少傾向にあり、平成5年 164 個人経

営でしたが、平成 20 年では 118 個人経営になっています。団体経営は漁業組合が2団体、

平成5年にありましたが、平成 10 年以降は全て共同経営となり平成 20 年では 22 団体とな

っています。

○ 就業者数は経営団体数の減少と共に、平成 15 年では 265 人まで減少していましたが、平

成 20 年には 445 人と近年では最も多く、大幅に増加しています。

○ 漁船の規模別隻数は経営団体数の減少と同じように減少していますが、10 トンから 20

トン未満の隻数は増加しています。

○ 近年の漁獲量は平成 22 年には5万トンを超え豊漁でしたが、通年は4万2千トン~4万

5千トンで推移しています。

○ 生産高はホタテ、サケ、マス漁が多く、平成 21 年以降の生産額は大幅に増加し、平成 23

年では 90 億円を超えています。これは就業者の増加にも繋がっていると思われます。

164 156130 118

2217

2722

384 368

265

445

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

500

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

平成5年 平成10年 平成15年 平成20年

個人 団体 就業者数

(件) (人)

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■漁船規模別隻数

■漁獲量と生産高

(資料:漁業センサス)

45,34142,963

53,514

42,423

7,758

6,069

8,303

9,083

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

35,000

37,000

39,000

41,000

43,000

45,000

47,000

49,000

51,000

53,000

55,000

平成20年 平成21年 平成22年 平成23年

漁獲数量(ton) 生産額(百万円)

(ton) (百万円)

101

101

94

82

51

68

54

38

152

131

118

109

44

37

39

30

25

17

26

28

0 50 100 150 200 250 300 350 400

平成5年

平成10年

平成15年

平成20年

船外機付隻数 3トン未満 3~5トン未満

5~10トン未満 10~20トン未満

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3)全事業所数

■全事業所数と従業者数

(資料:事業所・企業統計調査)

4)製造業

○ 北見市の全事業所数は平成 8 年では 6,658 事業所で、以降横ばい傾向でしたが、平成 16

年には 6千台を大きく割り込み 5,171 事業所に大きく減少しました。しかし、平成 18 年で

は 6千台を回復し、平成 21 年では 6,178 事業所となっています。

○ 従業者数も概ね事業所数の動向と類似していて、平成 8 年 58,561 人が平成 16 年に 5 万

人台を割り込み 43,773 人と大きく減少しましたが、平成 18 年には 5 万人台を回復し、平

成 21 年では 57,614 人となっています。

○ 北見市の製造業の事業所数は減少傾向にあり、平成 11 年に 244 事業所だったものが、平

成 22 年では約半数の 124 事業所となっています。

○ 従業者数も事業所数と類似で、平成 11 年に 5,734 人から減少し、平成 22 年には 3,518

人となっています。

○ 製造品出荷額は平成 13 年までは 1,753 億円で増加傾向で、ここ 10 年で最高の出荷額で

したが、以降平成 17 年まで減少傾向となり 1,285 億円と大きく減少しました。平成 18 年

は増加傾向に転じましたが、平成 20 年は減少し、平成 21 年ではここ 10 年の最低の 1,135

億円の出荷額となっています。平成 22 年では少し持ち直し、1,563 億円となっています。

○ 従業者1人当たり製造品出荷額は平成 11 年から平成 17 年まで横ばい傾向で 3 千万円前

後でしたが、平成 18 年には増加し、平成 19 年では 4 千万円台に増加しました。その後、

平成 21 年まで減少し、3 千 5 百万円程度に減少しましたが、平成 22 年では 4 千万円台を

回復し、4千 4百万円となっています。

6,658 6,3756,721

5,171

6,107 6,178

58,561

54,577

62,580

43,773

55,850

57,614

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

平成8年 平成11年 平成13年 平成16年 平成18年 平成21年

事業所数 従業員数

従業員数(人)事業所数(所)

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■製造業の事業所数と従業者数

■製造品出荷額と従業者 1人当りの製造品出荷額

(資料:事業所・企業統計調査、工業統計)

154,566171,692 175,297

166,649157,429

144,458128,569

148,112162,337

136,321

113,540

156,330

27.029.2

32.6 32.0 31.4 30.8 30.3

37.840.1

37.334.9

44.4

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

35.0

40.0

45.0

50.0

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

200,000

平成11年平成12年平成13年平成14年平成15年平成16年平成17年平成18年平成19年平成20年平成21年平成22年

製造品出荷額 従業員1人当たり製造品出荷額

(年間製造品出荷額:百万円) (従業員1人当たり製造品出荷額:百万円)

244 240221

203214 

189  179165 155 150

132 124

5,7345,880

5,3805,113 5,062

4,694

4,247

3,922 4,045

3,657

3,2553,518

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

0

50

100

150

200

250

300

平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年

事業所数 従業員数

事業所数(所) 従業員数(人)

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4)商業

■卸・小売の事業所と従業者数

○ 北見市の卸・小売業の事業所数は平成6年では 1,890 事業所でしたが、平成 14 年以降減

少傾向にあり、平成 19 年では 1,469 事業所となっています。

○ 従業者数も概ね事業所数と同様な傾向にあり、平成6年には 14,135 人でしたが、平成

19 年では 11,874 人となっています。

○ 年間商品販売額は平成6年から平成 11 年まではほぼ横ばいで、平成 11 年では 6千 5百

億円を超えていましたが、以降一貫して減少傾向となり、平成 16 年には 6千億円を割り込

み、平成 19 年では 5,545 億円となっています。

○ 従業者1人当たり販売額でみると平成6年から平成9年まではほぼ横ばいで、4,700 万

円ありましたが、平成 11 年から平成 14 年までは減少し、4,200 万円に減少しました。しか

しながら、平成 16 年からは増加傾向となり、平成 19 年では 4,670 万円と平成9年の水準

に戻りつつあります。

○ 一事業者当たりの従業員数は 8.08 人前後で推移し横ばいとなっています。

1,890 1,779 1,803 1,699 1,6341,469

14,135 14,329 14,486 14,41513,375

11,874

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

平成6年 平成9年 平成11年 平成14年 平成16年 平成19年

(従業員数:人)(事業所数:所)

事業所数(卸・小売数) 従業員数

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■年間商品販売額と従業員 1人当り商品販売額

(資料:商業統計)

666,017 677,755 657,130

610,518

581,849 554,548

47.1 47.3

45.4

42.4

43.5

46.7

39.0

40.0

41.0

42.0

43.0

44.0

45.0

46.0

47.0

48.0

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

700,000

800,000

平成6年 平成9年 平成11年 平成14年 平成16年 平成19年

年間商品販売額 従業員1人当たり商品販売額

(年間商品販売額:百万円)

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6.生活圏の広がり

■ 通勤・通学状況

(資料:平成 22 年の国勢調査をもとに掲載)

○ 平成 22 年の国勢調査の通勤・通学状況(15 歳以上)をもとに、北見市の生活圏の広がり

をみてみると、北見市内々の動きが 58,740 人で最も多く、美幌町からの入りが 804 人、出

が 689 人、訓子府町からの入りが 673 人、出が 529 人、次いで網走市からの入りが 342 人、

出が 457 人となっており周辺地域との繋がりの中では美幌町、訓子府町及び網走市が最も多

くなっています。

○ その他の地域では、オホーツク総合振興局の周辺町との関係が強いですが、それを除く

と、札幌市は入りが 146 人、出が 57 人あり札幌市との関係も比較的強くなっています。

○ 北見市への入りより出の方が多い自治体は、網走市・津別町・佐呂間町・大空町と他道

内及び道外となっています。入りと出で6千人以上の動きがあり、市内常駐者に対して1割

以上の人の動きがあります。

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7.交通

■ 交通網図

(資料:電子地図より作製)

○ 北見市の広域交通幹線としては足寄から網走を結ぶ高規格幹線道路(北海道横断自動車

道路)が計画され、平成 25 年 3 月末にその一部である北見道路 10.3kmが供用開始され

ました。今後、平成 26 年度に訓子府 IC,平成 28 年度に陸別 IC が開通することとなってい

ますが、足寄までの区間は整備計画区間として事業決定がされていません。この道路の完

成はオホーツク圏の拠点都市北見と十勝圏の拠点都市帯広を結ぶこととなり、日常活動圏

中心都市へのアクセスを向上するとともに、農産品の流通向上、苫小牧への国際コンテナ

航路アクセス向上、三次医療施設のアクセス向上、緊急輸送道路等が望まれ、早期の事業

決定が望まれています。

○ 幹線道路としては北見中央部を東西に縦貫する旭川方面と網走方面を結ぶ国道 39 号線

と、紋別市方面と足寄・帯広市方面を結ぶ国道 242 号が南北に縦貫しています。又、常呂

自治区と端野自治区の間には道央自動車道に繋がる丸瀬布ICへ繋がる国道333号線が整備

されています。

○ 鉄道は旭川から網走を結ぶ石北本線が市中心部を縦貫し、金華駅から緋牛内駅までの間

に 11 駅があり地域交通の一定の役割を果たしています。中心の北見市の乗降客数は平成

23 年度では年間で 305,000 人あり、1 日当たり 830 人となっていますが、近年は減少傾向

にあります。

○ 空港は大空町に女満別空港があり、空港から市街中心地まで車で 40 分の距離にあり、札

幌や東京他道外客の重要なアクセス拠点となっています。

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8.教育

■ 幼稚園・小中高学校数と園児・小中高学生数

(資料:学校基本調査)

○ 北見市の幼稚園・小中高等学校の数は、小学校は平成 21 年度から2校減少し、高等学校

は1校減少しています。平成 24 年度では幼稚園 14 園、小学校 26 校、中学校 16 校、高等

学校 8校となっています。

○ 小学校は人口減少とともに小学生数が微減を続け、平成 20 年度に 6,721 人でしたが、平

成 24 年度では 6,027 人に減少しています。

○ また、中学生数も小学生の減少とともに減少を続け、平成 20 年度 3,522 人が平成 24 年

度は 3,265 人に減少しています。

○ 社会動態(転入・転出の差)は平成 17 年より減少になっていますが、幼稚園の園児の数

はほとんど横ばい状態で、平成 23 年度からは微増して平成 24 年度は 1,353 人に増加して

います。

○ 高等学校の生徒数は1校減少しましたが、減少した割には生徒数の大きな変化はありま

せん。

○ 北見市には国立の北見工業大学があり、産官学連携による重要な役割を果たしています

が、学生数は平成 23 年度 1,934 人でしたが、平成 24 年度は 1,881 人と微減しています。

○ 又、日本赤十字北海道看護大学(総数 442 人)、専修学校(5 校、613 人)があり、高等

教育の拠点としての重要な役割を担っています。

14 14 14 14 14

28 2827

26 26

16 16 16 16 16

9 9 98 8

1,349 1,309 1,269 1,299 1,353

6,721 6,5866,399

6,2476,027

3,522 3,561 3,483 3,398 3,265

3,773 3,702 3,652 3,553 3,561

0

5

10

15

20

25

30

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度

幼稚園数 小学校数 中学校数 高校数

幼稚園児数 小学生数 中学生数 高校生数

(人) (校)

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9.観光

■ 北見市の近年の観光客数の動き

■ 道内外別割合(平成 23 年度) ■ 日帰り・宿泊別割合(平成 23 年度)

○ 北見市の観光施設としては「ワッカ原生花園」、「ところ遺跡の森」、「ハッカ記念館」、「温

根湯温泉」、「道の駅おんねゆ温泉」等が整備され集客の中心となっていましたが、平成 24

年に「山の水族館」がリニューアルオープンし、オープン後 1年間で 30 万人を超える観光

客が訪れ、新たな観光拠点となっています。又、平成 25 年 11 月には常呂自治区に世界標

準のカーリング場がオープンし、新たな観光資源として期待されています。

○ しかしながら、近年の観光客数をみると減少傾向で、平成 15 年度 180 万人を超える観光

客が訪れていましたが、その後、減少傾向にあり平成 23 年度では 122 万人程度になってい

ます。

○ 観光客は道外からは 24.4%で、北海道全体の道外客の割合 30.7%に比べて若干少なく、

道内の客が中心となっています。宿泊客は 37.9%で北海道平均の 18.2%を大きく上回って

いますが、これは北見市街地に集中するホテル等の宿泊施設が多数あるため、ビジネス客

の利用やスポーツ合宿等のイベント誘致によるものが大きいと思われます。

1,834.1

1,730.41,766.1

1,543.21,516.1

1,362.0

1,422.71,445.6

1,224.7

1,000

1,100

1,200

1,300

1,400

1,500

1,600

1,700

1,800

1,900

平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度

(千人)

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■ 周辺地域の観光客の入り込み状況

(年間観光入込客数:千人/年)

○ 周辺地域の観光客の動向をみてみると、一様に観光客の減少傾向がみられますが、周辺市

町の中では北見市、網走市、斜里町が 100 万人を超える観光客があり、次いで大空町(83

万に)、美幌町(79 万人)となっていて、隣接する周辺地域の観光客をいかに誘導するかが

観光客を増加させる重要な要素となります。

○ その様な中で北見市の観光地としての魅力を増幅するためには、北見市単独の観光資源開

発だけではなく、広域圏での連携による観光ツアー等を誘致することにより、相乗効果によ

る観光客の増加を見込める可能性があります。

(単位:千人)平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度

北見市 1,834.1 1,730.4 1,766.1 1,543.2 1,516.1 1,362.0 1,422.7 1,445.6 1,224.7網走市 1,879.2 1,818.5 1,796.3 1,681.1 1,668.4 1,371.4 1,283.3 1,336.6 1,273.2紋別市 546.3 649.1 536.0 507.8 493.9 507.5 482.9 530.2 530.3美幌町 1,174.4 1,173.3 1,042.5 962.7 864.0 794.0 745.2 809.7 790.1津別町 224.1 208.0 206.3 177.1 139.7 123.4 104.0 103.3 101.7斜里町 1,550.4 1,577.5 1,693.4 1,623.8 1,437.4 1,299.5 1,209.2 1,201.5 1,182.4清里町 155.5 151.5 157.6 155.0 154.5 144.7 138.8 132.7 120.8小清水町 774.0 796.4 758.0 740.5 629.4 588.7 546.8 506.7 454.5訓子府町 98.9 73.9 77.0 76.3 68.7 61.5 70.3 72.3 64.9置戸町 242.2 223.2 202.2 147.2 103.4 118.1 101.4 96.4 91.5佐呂間町 247.9 239.0 252.9 236.8 237.3 199.5 211.4 223.8 204.7遠軽町 544.6 548.8 523.1 505.0 386.9 359.8 362.0 405.3 350.9湧別町 462.6 453.6 470.0 435.3 421.4 372.5 344.8 511.9 482.7滝上町 147.7 155.8 83.3 82.5 86.7 94.3 86.5 86.5 79.1興部町 3.8 19.7 45.2 46.4 43.0 42.4 46.2 78.9 39.3西興部村 48.3 49.6 49.9 48.9 44.2 38.5 41.0 41.3 37.9雄武町 124.7 126.8 123.5 117.6 110.6 106.3 109.8 131.8 125.3大空町 649.0 614.0 806.5 875.8 837.2 827.7 792.6 856.1 833.1

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10.財政

■財政力指数の推移

■経常収支比率の推移

■実質公債費比率の推移

(資料:市町村別決算状況調)

94.4

93.1

92.2

91.1

92.8

89.8

90.7

87.0

88.0

89.0

90.0

91.0

92.0

93.0

94.0

95.0

平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度

15.0

14.8 14.8

14.7

14.9

14.6

14.5

14.2

14.3

14.4

14.5

14.6

14.7

14.8

14.9

15.0

15.1

平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度

0.44

0.45

0.47

0.49

0.48

0.46

0.447

0.410

0.420

0.430

0.440

0.450

0.460

0.470

0.480

0.490

0.500

平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度

○ 本市の標準財政規模は平成 19 年度からは微増傾向にあり、平成 22 年度は 341.9 億円で

したが、平成 23 年度では約 339.8 億円となり微減しています。

○ 財政力指数は、自治体の財政力の強弱を示すもので、標準的な行政活動に必要な財源を

どれくらい自力で調達できるかを示す指標で、指数が高いほど裕福な団体ということにな

り「1」を越えると交付税が無くなります。本市の指数は低い値でしたが、平成 17 年度

0.44 から順じ改善し、平成 20 年度 0.49 迄上昇しましたが、以降指数改善がみられず平成

22 年度では 0.46、平成 23 年度 0.447 と指数が下がっています。

○ 経常収支比率は、税などの一般財源を人件費などの経常的支出にどれくらい充当してい

るかをみる指標で、75~80%を越えると財政運営が硬直化しているといわれます。本市の

場合は平成 17 年度は 80%を大きく越えて 94.4%でしたが、平成 18 年度以降は改善の方向

で平成 22 年度には 89.8%で 90%を下回りましたが、平成 23 年度には再び 90%を超え

90.7%となっています。全体としては改善の方向に進んでいますが、しかしながら、危険

ゾーンにあるのは変わらず、財政の効率化が求められます。

○ 実質公債比率は、地方債で借りたお金を返すための経費が一般財源に占める割合を示す

指標で、一般的には 10%を超さないことが望ましいとされています。本市の場合は平成 17

年度に 15.0%でその後、改善の方向にありますが、平成 23 年度でも 14.5%と、依然とし

て 10%を超えていて、効率的な財政運営が求められます。

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Ⅱ 類似都市比較

1.全国レベルでの類似都市比較

■ 全国の類似都市分類

■ 全国の類似 43 都市の一覧

○ 総務省の人口規模と産業構造による全国の都市分類でみると、北見市は「Ⅲ-1」とい

う分類に属し、全国には 43 の自治体が属しています。(但し、平成 21 年度現在)

○ 「Ⅲ-1」という分類は人口規模(縦軸)が 10 万人~15 万人の規模で、産業構造は 3

次産業のウェイトが相対的に高い自治体郡です。

○ 全国の分布でみると3市以上ある都・道・県は北海道・埼玉県・鹿児島県となっていて、

北海道では北見市と小樽市、江別市の3市がこの分類枠に該当しています。

産業構造人口 III次65%以上 III次65%未満 III次55%以上 III次55%未満

以上       未満 3 2 1 0I-3 I-2 I-1 I-0

(9団体) (19団体) (135団体) (89団体)II II-3 II-2 II-1 II-0

(53団体) (42団体) (121団体) (50団体)III-3 III-2 III-1 III-0

(36団体) (20団体) (43団体) (9団体)IV-3 IV-2 IV-1 IV-0

(30団体) (6団体) (21団体) (3団体)

II次、III次95%未満

IV

100,000 ~ 150,000

150,000 ~

類型

II次、III次95%以上

50,000 ~ 100,000

I~  50,000

III

小樽市 木更津市 防府市北見市 成田市 岩国市江別市 東京都 東久留米市 香川県 丸亀市

岩手県 花巻市 神奈川県 伊勢原市 愛媛県 西条市宮城県 大崎市 三条市 佐賀県 唐津市

鶴岡市 新発田市 長崎県 諫早市酒田市 静岡県 藤枝市 熊本県 八代市

福島県 会津若松市 愛知県 稲沢市 宮崎県 延岡市土浦市 滋賀県 長浜市 鹿屋市古河市 兵庫県 三田市 薩摩川内市栃木市 米子市 霧島市那須塩原市 出雲市 沖縄県 うるま市加須市 岡山県 津山市鴻巣市 三原市深谷市 尾道市三郷市

広島県

千葉県

新潟県

山口県

鹿児島県

鳥取県

北海道

山形県

茨城県

栃木県

埼玉県

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統計小項目 ランキング ランキング

(全国) (道内)

総人口(2010) 125,689[人] 229位 8位

昼夜間人口比(2010) 99.95[%] 545位 97位

人口増加率(2005-2010) -2.84[%] 742位 27位

15歳未満人口比(「人口総数」に対する「15歳未満人口」の割合)(2010)

12.16[%] 1034位 58位

15~64歳人口比(「人口総数」に対する「15歳から64歳人口」の割合)(2010)

62.22[%] 555位 26位

65歳以上人口比(「人口総数」に対する「65歳以上人口」の割合)(2010)

25.36[%] 1035位 146位

農業・産出総額(2006)3,084[千万

円]19位 2位

畜産産出額・小計(2006)

586[千万円] 106位 27位

製造品出荷額(2010)156,330[百

万円]414位 8位

卸売業・販売額(2007)382,474[百

万円]118位 6位

小売業・販売額(2007)382,474[百

万円]118位 6位

データ

(資料:総務省データより作成)

■ 経済力の各種指標比

○ 全国レベルでのランキング比較では、北見市の特徴としては農業産出額が非常に高く

1797 市町村中 19 位、道内では 2位であり、それに伴う第 1次産業の就業者数が非常に高く、

全国 145 位、道内では 3位で、農業のウェイトが高い地域となっています。

○ 卸・小売業販売額は人口規模に比べ高くなっていて、オホーツク総合振興局圏の中核的

な商業圏となっています。

○ 財政力指数は 1797 市町村中 862 位と低く、実質公債費比率 1331 位、起債制限比率 1223

位、将来負担比率は 1491 位、ラスパイレス指数 707 位と財政に関する項目が非常に低い自

治体となっており、財政運営は健全化の方向にはありますが、経常収支比率も高いことか

ら行政の効率化が求められます。

農業産出額は全国、道

内ともに非常に高い。

人口規模は道内 8 位

であるが、オホーツ

ク圏では最大の都市

である。

道東オホーツク総

合振興局圏の中核

として商業の街と

なっている。

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1 次産業の就業者数が

非常に高い。

規模が比較的大きい

都市としては、財政力が

低く、行財政改革が強く

求められる。

財政力指数(2011) 0.45 862位 15位

経常収支比率(2011) 90.7[%] 1261位 154位

実質公債費比率(2011) 14.5[%] 1331位 122位

起債制限比率(2007) 14.7[%] 1223位 104位

将来負担比率(2010) 117.9[%] 1491位 154位

ラスパイレス指数(2010) 97.5 707位 67位

一万人あたりの医師数(2008)

19.09[人] 395位 25位

一万人あたりの刑法犯認知件数(2009)

69.38[件] 980位 33位

一万人あたりの交通事故発生件数(2009)

31.90[件] 1245位 28位

可住地面積1k㎡あたりの道路実延長(総計)(2009)

4.98[km] 1565位 52位

保育所入所待機児童数(2010)

0[人] 356位 8位

就業者の中における「第1次産業就業者数」の占める割合(2005)

7.62[%] 1017位 155位

就業者の中における「第2次産業就業者数」の占める割合(2005)

20.26[%] 1405位 70位

就業者の中における「第3次産業就業者数」の占める割合(2005)

72.12[%] 241位 19位

第1次産業就業者数(2005)

4,569[人] 145位 3位

第2次産業就業者数(2005)

12,142[人] 339位 7位

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2.類似都市比較(類似 43 都市を軸に)

■ 全国類似 43 都市の平均的な水準と比較した北見市の各種指標(標準レベルを 50 と設定)

(資料:地域経済総覧 2013 より作成)

○ 類似 43 都市の中では人口規模は(平成 22 年国勢調査時点)、平均的な自治体ですが、最

近5カ年の人口増減率からは、減少率が高い自治体となっています。

○ 就業構造では、第1次産業の割合が平均より高く、農業産出額は類似都市と比較して突出

して高くなっています。

○ 第2次産業の就業率は他都市と比べて最も低くい方の自治体(北海道の類似都市は低く

い)で割合は 18.8%となっていて、製造品出荷額も非常に低くなっています。

○ 3次産業の就業割合は類似都市群では平均より高い方で 73.6%の就業率となっていて、

卸・小売業販売額、一人当たりの販売額、小売り吸引力は類似都市より高く、オホーツク総

合振興局圏の中核的な商圏となっていることがうかがえます。

○ 住宅地の平均価格は類似都市中で非常に低くなっていますが、住宅着工件数は平均より低

くなっています。

○ 財政力指数、実質収支比率等財政に関わる事項は類似都市と比較してかなり低くなってい

て、人口一人当たりの地方債残高も類似都市に比較して非常に多くなっています。

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

120.0

総人口

5カ年増減率

高齢化率

第一次産業

第二次産業

第三次産業

農業産出額

製造品出荷額

製造業従業者数

出荷額/従業者

小売業販売額

小売業従業者数

販売額/従業者

小売り吸引力

新築住宅着工件数

住宅地平均価格

一人当課税対象所得額(対納税義務者)

実質収支比率

人口一人当地方債残高

財政力指数

平均(%) 北見市(%)

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■ 類型 43 都市各種指標一覧

(資料:地域経済総覧 2013 より作成)

農業 所得

総人口 5カ年増減率 高齢化率 第一次産業 第二次産業 第三次産業 農業産出額 製造品出荷額製造業従業者

数出荷額/従業

者小売業販売額

小売業従業者数

販売額/従業者

小売り吸引力新築住宅着工

件数住宅地平均価

一人当課税対象所得額(対納税義務者)

実質収支比率人口一人当地

方債残高財政力指数

年 H24 H24 H24 H22 H22 H22 H18 H22 H22 H22 H19 H19 H19 H19 H24 H23 H22 H22 H22 H22単位 人 % % % % % 千万円 百万円 人 百万円 百万円 人 百万円 指数 戸 円/㎡ 千円 % 円 指数

小樽市 130,255 -6.8 32.4 1.4 18.2 80.4 263 185,329 8,674 21.37 141,031 9,165 15.39 0.96 357 20,900 2,487 3.6 416,804 0.46北見市 124,291 -2.6 26.3 7.6 18.8 73.6 3,084 156,330 3,518 44.44 172,074 8,428 20.42 1.23 510 17,500 2,697 1.3 667,205 0.46江別市 120,940 -1.7 23.5 3.0 18.7 78.3 614 97,689 3,554 27.49 91,847 6,199 14.82 0.68 477 30,300 2,828 2.1 315,283 0.53花巻市 101,530 -3.3 28.8 13.4 26.5 60.1 1,862 184,305 8,223 22.41 100,512 6,088 16.51 0.99 344 18,300 2,431 3.6 579,305 0.45大崎市 135,512 -1.6 24.2 9.4 29.3 61.3 2,428 195,512 10,476 18.66 151,065 9,539 15.84 1.01 808 20,300 2,563 6.9 485,450 0.50鶴岡市 136,146 -4.4 28.9 10.0 30.0 60.0 2,646 261,721 12,487 20.96 136,395 8,745 15.60 0.95 369 17,000 2,432 7.9 566,991 0.43酒田市 110,794 -4.7 29.1 8.5 26.2 65.3 2,018 204,585 8,316 24.60 125,537 7,217 17.39 1.08 371 21,900 2,477 5.4 548,298 0.48会津若松市 124,978 -3.4 25.3 5.7 25.7 68.7 1,020 235,650 8,805 26.76 161,788 9,608 16.84 1.26 516 38,800 2,652 4.7 422,457 0.65土浦市 142,993 0.0 23.2 3.4 24.0 72.6 968 604,570 12,570 48.10 201,606 9,378 21.50 1.41 924 36,300 3,192 3.7 301,766 0.94古河市 144,114 -1.3 21.9 4.3 38.0 57.7 1,404 498,203 16,818 29.62 142,528 8,572 16.63 0.99 976 42,500 2,842 3.3 362,823 0.81栃木市 145,609 -2.6 25.1 6.2 33.7 60.1 1,810 771,881 16,265 47.46 129,129 8,134 15.88 0.83 863 - 2,831 - 307,614 -那須塩原市 117,179 2.1 20.3 6.6 33.1 60.3 2,639 360,833 10,922 33.04 134,162 7,136 18.80 1.07 739 23,000 2,821 7.2 347,566 0.85加須市 115,512 -0.2 21.6 5.3 29.7 65.0 1,199 386,695 12,895 29.99 82,404 5,455 15.11 0.80 674 39,800 3,013 9.6 306,089 0.74鴻巣市 118,965 0.2 21.8 3.3 25.5 71.2 720 217,339 7,346 29.59 85,633 5,488 15.60 0.81 827 72,100 3,220 8.2 305,606 0.80深谷市 144,338 -0.8 22.2 9.2 31.9 58.9 3,564 1,203,300 15,935 75.51 145,033 8,172 17.75 1.13 999 46,500 2,994 9.2 218,111 0.79三郷市 130,701 2.2 21.0 1.3 28.6 70.2 118 115,888 6,728 17.22 111,646 6,110 18.27 0.96 1,475 122,100 3,079 4.4 294,331 0.97木更津市 129,617 4.2 23.1 3.5 25.5 71.0 517 178,901 3,560 50.25 130,223 7,140 18.24 1.07 1,415 28,100 3,177 5.8 209,210 0.85成田市 126,801 3.7 18.2 4.4 16.5 79.1 1,613 174,762 4,928 35.46 198,703 10,659 18.64 1.67 975 43,300 3,170 7.0 321,217 1.42東久留米市 114,355 0.2 24.2 1.3 19.4 79.3 75 145,158 3,682 39.42 95,587 5,059 18.89 0.61 756 182,200 3,490 5.2 226,915 0.85伊勢原市 98,175 0.7 20.9 2.7 25.5 71.8 403 240,870 6,655 36.19 97,860 5,717 17.12 1.04 910 122,100 3,385 1.3 266,057 1.09三条市 103,314 -3.2 26.1 4.3 36.3 59.4 997 259,490 13,243 19.59 103,026 6,258 16.46 0.92 411 30,100 2,614 7.0 529,365 0.65新発田市 102,012 -2.8 26.2 7.5 29.7 62.8 2,345 138,232 6,454 21.42 111,205 6,745 16.49 1.00 416 27,100 2,555 7.0 471,381 0.53藤枝市 143,925 0.3 24.1 4.3 33.4 62.3 859 387,077 12,304 31.46 145,106 8,121 17.87 0.93 1,082 69,700 3,028 10.7 382,880 1.09稲沢市 135,652 0.3 22.2 5.2 31.4 63.4 951 797,327 18,660 42.73 122,999 7,589 16.21 0.79 1,138 66,600 3,132 8.4 283,432 0.98長浜市 121,272 -1.4 24.2 3.7 39.4 57.0 734 569,170 14,656 38.84 126,881 8,613 14.73 1.07 621 26,300 2,877 1.4 466,894 0.59三田市 113,784 1.0 16.6 2.3 25.2 72.6 316 442,502 8,536 51.84 93,090 5,941 15.67 0.83 471 73,600 3,662 1.7 401,178 0.85米子市 148,866 -0.6 24.3 4.2 21.0 74.8 667 139,042 5,447 25.53 191,728 10,324 18.57 1.19 787 39,800 2,752 3.4 448,545 0.67出雲市 173,153 -0.9 26.0 6.8 27.5 65.7 1,426 381,793 14,573 26.20 185,053 11,152 16.59 1.04 792 2,617 819,635

津山市 106,140 -3.2 25.6 6.4 28.0 65.6 748 226,646 6,606 34.31 139,096 7,654 18.17 1.24 506 25,300 2,692 4.0 522,204 0.56三原市 99,636 -4.0 28.9 5.8 31.4 62.8 833 499,537 10,426 47.91 102,381 6,233 16.43 0.94 413 45,000 2,813 2.2 648,984 0.66尾道市 145,937 -3.9 30.8 5.8 33.1 61.1 1,084 562,245 13,619 41.28 138,623 9,226 15.03 0.87 540 47,700 2,830 1.8 494,965 0.62防府市 117,496 -0.8 25.8 3.0 31.8 65.1 261 1,003,475 12,489 80.35 121,738 7,473 16.29 1.01 528 31,200 2,792 8.1 301,853 0.87岩国市 143,801 -4.3 29.4 4.3 28.8 66.9 531 297,100 7,310 40.64 143,789 9,022 15.94 0.97 710 32,400 2,918 3.4 450,709 0.63丸亀市 112,173 0.6 23.1 4.3 30.7 65.0 429 242,243 7,162 33.82 109,202 6,336 17.24 0.88 791 39,300 2,856 4.8 345,327 0.72西条市 114,042 -1.5 26.7 8.4 33.3 58.3 1,500 811,371 9,868 82.22 95,449 6,048 15.78 0.88 683 35,100 2,752 7.7 372,120 0.74唐津市 129,544 -2.9 25.6 13.0 22.7 64.3 2,622 103,103 5,785 17.82 122,166 8,108 15.07 0.98 504 18,400 2,531 2.0 620,270 0.43諫早市 141,325 -1.8 23.5 6.9 23.1 70.0 1,309 368,581 9,699 38.00 136,234 8,568 15.90 0.99 400 29,300 2,708 2.8 513,099 0.53八代市 132,861 -3.4 28.5 14.2 23.0 62.7 2,843 216,419 6,911 31.32 120,697 8,835 13.66 0.94 643 18,100 2,473 3.8 485,174 0.49延岡市 131,868 -3.3 27.2 5.6 29.0 65.3 616 296,651 8,301 35.74 116,005 7,850 14.78 0.88 553 27,300 2,534 4.4 506,901 0.48鹿屋市 105,136 -1.2 24.6 13.1 18.4 68.5 4,486 77,696 3,460 22.46 121,324 7,279 16.67 1.23 699 9,800 2,622 6.2 403,166 0.46薩摩川内市 99,663 -2.7 27.0 7.5 28.9 63.6 1,083 200,292 8,498 23.57 87,101 6,004 14.51 0.93 573 13,600 2,627 6.1 549,881 0.47霧島市 127,454 -0.4 22.5 6.5 28.2 65.4 1,971 312,646 12,266 25.49 118,907 7,432 16.00 0.99 829 19,700 2,673 6.1 560,418 0.55うるま市 119,558 2.6 17.2 4.6 20.4 75.0 518 35,403 2,765 12.80 84,143 6,059 13.89 0.90 902 31,700 2,422 5.0 404,081 0.47

就業人口 製造業 小売業 住宅 財政人口指標

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Ⅲ 時代の潮流と北見市の対応方向

1) 時代の潮流とキーワード

時代の潮流としては、次の7つのキーワードがあげられます。

2) キーワードに対応した北見市の対応方向

国勢調査では、平成 22 年 10 月 1 日の我が国の総人口は、約 1 億 2,806 万

人ですが、少子高齢化の進行とともに人口減少期へと移行しており、国立社会保

障・人口問題研究所は、平成 42 年には 1 億 1,602 万人、平成 72 年には 8,674

万人と現在の 6 割台までに縮小すると推計しています。

高齢者の人口比率は、平成 22 年には 23.1%と世界最高水準になっており、今

後も上昇して、平成 42 年には 31.6%、平成 72 年には 39.9%へと拡大してい

くことが予測されています。

時代の

潮流を示す

キーワード

少子高齢化

の進行と

人口減少社会

社会経済の

グローバル化

省資源・

環境循環型

社会への動き

安心・安全への関心の

高まり

高度情報化

社会の進展

高速交通

社会の進展

地方分権と

協働による

まちづくり

の進展

少子高齢化の進行と人口減少社会

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世界の社会経済の動きをみると、先進諸国経済に行き詰まりがみられる一方、新

興国が経済力を高めつつあり、国内の企業活動にも大きな影響を与えています。特

に、アジアの近隣諸国との間では、資源・エネルギーの確保、地球環境の保全、国

防など、国レベルでの緊張の高まりがみられる一方、企業間の競争や連携、文化交

流や個人的なつながりの拡大など、民間レベルの交流が活発化しています。

人やモノの流動だけでなく、情報通信ネットワークの活用により、情報の受発信

や経済活動がいつでも、どこでもできるようになり、政府や大企業だけでなく、小

さな企業や地域、個人が世界の動きに直接つながっていることを意識する必要があ

り、国際競争力を持った産業の育成、国際感覚豊かな人材育成などが求められてい

ます。

社会経済のグローバル化

本市においては、国勢調査ベースでみると最近5か年で約 4,000 人の人口

が減少し、高齢化率も平成17年の 21.6%に対し、平成22年では 25.4%

と増加し、4 人に 1 人が高齢者となっており、この傾向はさらに進行してい

ます。

この動きは本市だけの傾向ではなく、一定の人口減が生じ、高齢化は高ま

るという現実は直視する必要があります。しかし、人口の増減を論じるので

はなく、そこに住む人々の幸せ感を高めていくことが重要であり、女性力の

活用や元気高齢者の社会参加を促進するとともに、若い世代が住みたくなる

まちづくりを進めることが求められています。そのことが、結果として人口

減少を抑制し、新たな市民の転入を促進させていくことに繋がります。

本市においては、グローバル化と国際競争の激化を踏まえ、平成 19 年に

「北見市産業振興ビジョン」を作成し、産・官・学が一体となって足腰の強

い産業振興に努めています。

また、国際的な姉妹都市交流やオホーツク国際フェスタといった民間を含

めた国際交流にも取り組んでいるところです。

しかしながら、TPPの動きを含めさらなるグローバル化の進展と国際競

争の激化は予想されるところであり、北海道あるいは北見市という地の利を

生かした国際的にも負けない産業の強化と、それを下支えする民間の日常的

な国際交流に取り組んでいく必要があります。

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資源やエネルギーを大量に消費し、廃棄物を大量に排出する時代は終焉を迎え、

資源・エネルギーを大切に使い、環境負荷の少ない社会経済を目指そうとする動き

が世界的に強まっています。我が国では、平成 23 年 3 月の東日本大震災に伴う原

発事故を機に、エネルギー需給のあり方を見直す機運が急速に高まり、各地で太陽

光、風波力、バイオ、水力、地熱といった再生可能エネルギーを取り入れるチャレ

ンジが加速しており、企業、地域、家庭での取り組みへの期待がますます高まって

いくと予想されます。

また、ごみのリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利

用)など環境負荷の少ないライフスタイルや企業行動が一層求められ、公共交通の

利用促進や環境負荷の少ない物流体系の構築などとともに、生活の豊かさを保ちな

がら環境循環型社会づくりに貢献するような製品やサービス、ライフスタイルの創

出をはじめ、生産者、消費者、地域など、様々な立場から新たな工夫や提案を出し

合うことが期待されます。

局地的な集中豪雨、大規模な地震などの自然災害や、原発事故が発生し、大規模

災害などへの不安が高まっており、国民の生命や財産を守る体制の強化が必要とさ

れています。また、自然災害だけでなく、ウィルス等による健康被害、あるいは子

どもや高齢者を狙った犯罪等、日常生活に潜む、安全や安心を阻害する要因の多さ

や大きさに改めて気付かされているところです。このため、住民や地域、行政が連

携・協働して防犯・防災の維持や衛生管理等に努め、誰もが安心して暮らせる安全

なまちづくりへの取り組みが必要です。

省資源・環境循環型社会への動き

安心・安全への関心の高まり

本市においては、これまで太陽エネルギーやバイオマスエネルギーを中心

とした再生可能エネルギーの分野について、全国的にも先駆的な技術開発を

進めてきました。

しかしながら、3.11 のショックはさらなるエネルギーの見直しを迫られる

ことになり、本市においても「北見市新エネルギー・省エネルギービジョン」

を策定し、太陽光発電や温度差熱利用とともに、新エネルギーとしての木質

バイオマス等への取り組みを検討しています。

今後、北見工業大学との共同研究をさらに推進するとともに、子どもたち

への環境教育の充実にも力を入れていく必要があります。

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情報通信技術(ICT)の飛躍的な発達と情報通信機器の普及・多様化は、社会活動・

経済活動に大きな影響をもたらしています。情報のデジタル化、ブロードバンド環

境の整備、インターネットの普及などにより、いつでも、どこでも、好きな時に様々

な情報の受発信、ウェブ上のコミュニティへの参加、商取引などが行えるようにな

ってきています。クラウドコンピューティング(情報処理をパソコン内ではなくネ

ットワークの中で行うシステム)の利用拡大、モバイルデバイス(スマートフォン

やタブレット型の携帯型端末)の普及とともに、企業や個人による情報交流や経済

活動は、ますますその可動域を広げつつあるといえます。

高度な情報処理技術の活用により、学術研究や企業の研究開発の可能性もますま

す広がっています。今後は、小さな事業の高度化や複合化など、地域におけるコラ

ボレーション機会の充実やサービスの向上とともに、防災や防犯、地域コミュニテ

ィの運営、医療・介護・教育など、個人のライフスタイルを支える様々なサービス

や助け合いにおいて ICT 活用をより有効に進めることが期待されます。

高度情報化社会の進展

本市においては平成 19 年に「北見市地域防災計画」を策定し、地震や風

水害対策を進めてきていますが、3.11 の教訓を踏まえ、津波対策等も含めた

防災計画の見直しが必要となっています。

また、日常的な安心・安全を確保していくために地縁的なつながりの重要

性が再認識されていますが、町内会組織が必ずしも十分に機能していない地

域もみられます。

今後は、自然災害に対するハード・ソフト両面からの対策とともに、地域

コミュニティーを軸とした見守りや支えあいの在り方について再検討してい

く必要があります。

本市においては、平成 23 年に各地の市街地部を中心に高速通信回線の整

備をおこない、一定の成果を挙げているところです。また、平成 24 年に「北

見市IT推進計画」を策定し、“未来につながる情報都市「きたみ」”を目標

に取り組んでいます。

しかしながら、情報処理技術や情報通信技術は日々進歩しており、未整備

地域への高速通信ネットワークの整備拡充とともに、ITによる市民生活の

向上・行政の効率化・地域の活性化を目標に、計画の随時見直しを含めた高

度情報化への対応を推進していく必要があります。

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新幹線や高速道路網の整備の進展、LCC(ローコストキャリィ:格安航空会社)

の出現などにより、遠距離をつなぐ高速交通ネットワークは、ますます進化してき

ています。

企業や個人の行動エリアの広がりは、地域間交流の活発化とともに、地域間競争

の激化、交通手段利用をめぐる格差、行動力の格差の拡大につながっていくことも

予想されます。

地域の均衡ある発展を考える上では、各地域・個人・企業の高速交通ネットワー

クへのアクセス条件の確保、地域内の公共交通手段の確保にますます留意していく

必要があります。また、ユニバーサルで人にやさしい交通、移動をゆっくり楽しむ

ような地域づくり、環境負荷の少ない交通・物流システムの導入などへの期待も高

まることが予想されます。

人口減少社会化、少子高齢化と相まって、国や自治体の財政をめぐる環境は依然

厳しい状況にあり、一方で、医療・福祉ニーズの拡大、循環型社会づくりへの要請

や防災体制の充実など、行政に対するニーズや期待は、ますます高まってきていま

す。

自治体への事務や権限の移譲など、地域の自主性・自立性を高めるための改革が

進められる中で、住民満足度の高い持続可能なまちづくりへの要請も一層進み、自

治体の政策形成能力がますます問われてきています。

地域の課題を解決し、快適で豊かな生活の持続・向上を実現していくためには、

行政だけでなく、市民、企業が、それぞれの力を出し合っていく必要があり、自治

会、経済団体、ボランティア・NPO 団体との連携をはじめ、参加・協働のベースと

なる体制、機会の充実が求められます。

高速交通社会の進展

地方分権と協働によるまちづくりの進展

本市においては、平成 25 年 3 月に北見道路が供用され、北見西IC~訓

子府間は平成 26 年度供用予定、訓子府~陸別町間についても順調に工事が

進められています。

しかしながら、高規格道路である北海道横断自動車道網走線や道東縦貫道

路等の整備については必ずしも見通しがたっているわけではありません。

今後とも関連地域と連携した早期実現化への取り組みを強化していくとと

もに、高速交通網を活かすための地域での商品開発とともに、高速交通網の

インパクトを市内で効果的に受け止めるための基盤整備について、さらに検

討を進めていく必要があります。

Page 41: 北見市総合計画・後期基本計画策定資料 <立地特 …...-1- Ⅰ 北見市の地域概況 1.位置 広域的位置 (資料:電子地図より作製) 北見市は北海道の東部、オホーツク総合振興局管内のオホーツク海沿岸地域から北見盆

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本市においては、平成 22 年に「北見市まちづくり基本条例」を制定し、

市民参加・協働・情報共有・自治区の連携をキーワードに市民主体のまちづ

くりに取り組んでいます。

また、安定した地域経営をおこなっていくためには健全な財政運営が求め

られますが、長引く地域経済の低迷により歳入が伸び悩み、歳出では社会保

障関係経費の増大や公共施設の更新需要など、今後とも財政需要の拡大が見

込まれます。

今後は、市民や企業との協働を進め、民間の積極的な参入を促進するとと

もに、行政内部の連携性を高め、市が一体となった取り組みが求められます。