44
平成27年2月20日 総務省自治財政局地方債課長 滝川 伸輔 地方債計画と地方財政計画

地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

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平成27年2月20日

総務省自治財政局地方債課長 滝川 伸輔

地方債計画と地方財政計画

Page 2: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

(2) 一般財源総額を1.2兆円増額、その質も改善

一般財源総額 61.5兆円(+1.2兆円、前年度 60.4兆円)

・ 地方税

・ 地方譲与税・地方特例交付金

・ 地方交付税

37.5兆円

2.8兆円

16.8兆円

(+2.5兆円、前年度

(▲0.1兆円、 同

(▲0.1兆円、 同

35.0兆円)

2.9兆円)

16.9兆円)

1.通常収支分

(1)地方創生に必要な歳出を1兆円計上

・ 地方創生に取り組むために必要な経費を地方財政計画の歳出に計上 ・ 新規分の財源は、地方の努力により捻出し、財政健全化と地方創生の両立に配慮

・ 既存の歳出の振替え 0.5兆円

「まち・ひと・しごと創生事業費」 1.0兆円

(地域の元気創造事業費(㉖0.35兆円)の全額、歳出特別枠(㉖1.2兆円)の一部(0.15兆円))

・ 新規の財源確保 0.5兆円

・ 臨時財政対策債 4.5兆円 (▲1.1兆円、 同 5.6兆円)

法人住民税法人税割の交付税原資化に伴う偏在是正効果 地方公共団体金融機構の公庫債権金利変動準備金の活用 過去の投資抑制による公債費減に伴い生じる一般財源の活用

0.1兆円 0.3兆円 0.1兆円

※ 今後、偏在是正を更に進めること等により恒久財源を確保する方針

・ 一般財源総額について、地方創生のための財源等を上乗せして、平成26年度の水準から1.2兆円増額 ・ 地方税が増収となる中で、地方交付税の減少を最小限にとどめ、赤字地方債である臨時財政対策債の発行を大幅に抑制することにより、一般財源の質も改善

一般財源総額(水準超経費除き) 60.2兆円(+0.7兆円、 同 59.4兆円)

地方財政計画は、地方交付税法第7条の規定に基づき作成される地方団体の歳入歳出総額の見込額に関する書類であり、国会に提出するとともに、一般に公表するものである。

平成27年度地方財政計画のポイント①

1

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2.東日本大震災分

(3) 歳出特別枠を実質的に維持

○ 震災復興特別交付税

復旧・復興事業の地方負担分、地方税の減収分等を全額措置するため0.6兆円確保

(5) 公共施設の老朽化対策のための経費を充実

所得税 法人税 消費税 酒税 たばこ税 地方法人税

現 行 32% 34% 22.3% 32% 25% 100%

改正案 33.1% 33.1% 22.3% 50% - 100%

<参考> 見直しによる法定率分の増 900億円程度

・ 公共施設等総合管理計画に基づき実施する公共施設の集約化・複合化、転用、除却のために必要な経費として地方財政計画の投資的経費に「公共施設等最適化事業費」を計上(㉗0.1兆円)

・ 公共施設等の維持補修費(㉖1.0兆円)を増額(㉗1.2兆円(+0.1兆円))

・ 歳出特別枠や交付税の別枠加算について経済再生に合わせて危機対応モードから平時モードへの切替えを進める

・ 地方の喫緊の課題であるまち・ひと・しごと創生及び公共施設の老朽化対策のための経費に係る歳出を重点的に確保(0.35兆円)した上で、同額を歳出特別枠(㉖1.2兆円)から減額(㉗0.85兆円)(実質的に前年度水準を確保)

・ 交付税の別枠加算(㉖0.61兆円)については、地方税収の状況を踏まえて、一部を縮小しつつ、必要な額を確保(㉗0.23兆円)

平成27年度地方財政計画のポイント②

2

(4) 地方交付税原資の安定性の向上・充実を図るため法定率を見直し※

※地方交付税法(昭和25年法律第211号)第6条の3第2項の規定による見直し

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主な歳入歳出の概要

区 分 27年度

A

26年度

B

増減額

C=A-B

増減率

C/B

地方税・地方譲与税等

地方交付税

国庫支出金

地方債

臨時財政対策債

臨時財政対策債以外

その他

40.3

16.8

13.1

9.5

4.5

5.0

5.6

37.9

16.9

12.4

10.6

5.6

5.0

5.6

2.4

▲0.1

0.6

▲1.1

▲1.1

0.0

0.1

6.4

▲0.8

5.0

▲10.0

▲19.1

0.3

1.2

計 85.3 83.4 1.9 2.3

一般財源総額 61.5 60.4 1.2 2.0

(水準超経費除き)

「一般財源」 60.2 59.4 0.7 1.2

区 分 27年度

A

26年度

B

増減額

C=A-B

増減率

C/B

給与関係経費

一般行政経費

うち 補助分

うち 単独分

うち 地域の元気創造事業費

うち まち・ひと・しごと創生

事業費

地域経済基盤強化・雇用等対策費

公債費

維持補修費

投資的経費

うち 緊急防災・減災事業費

うち 公共施設等最適化事業費

その他

20.3

35.1

18.5

14.0

1.0

0.8

13.0

1.2

11.0

0.5

0.1

3.9

20.3

33.2

17.4

14.0

0.35

1.2

13.1

1.0

11.0

0.5

3.5

▲0.0

1.8

1.2

0.0

▲0.35

1.0

▲0.4

▲0.1

0.1

▲0.0

0.0

0.1

0.4

▲0.0

5.5

6.6

0.3

皆減

皆増

▲29.3

▲0.9

12.0

▲0.0

0.0

皆増

12.3

計 85.3 83.4 1.9 2.3

※ 表示単位未満四捨五入の関係で積上げと合計が一致しない箇所がある。

(単位:兆円、%) 通常収支分

平成27年度地方財政計画のポイント③

3

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地方公共団体金融機構の準備金の活用

1.公庫債権金利変動準備金

○ 地方公共団体金融機構(平成20年設立。以下「機構」)は、旧公営企業金融公庫(以下「公庫」)から承継した資産・債務に

係る金利変動リスクに備えて「公庫債権金利変動準備金(以下「準備金」)」(注)を確保している。

(注)機構は、資金調達を短期で、貸付を長期で行っている。このため、今後の資金調達コストが上昇するリスクに備えて一定の準備金が必要。

○ 機構が公庫から承継した業務を将来にわたり円滑に運営するために必要な額を上回る準備金は、国に帰属させることが

法定されている(地方公共団体金融機構法(平成19年法律第64号)附則第14条)

【過去の国への帰属実績】20年度:3,000億円(経済活性化・生活対策臨時交付金(⑳補正。6,000億円)の財源に活用)

24年度:3,500億円、25年度:6,500億円(全額を交付税特会に繰り入れ、交付税の財源として活用)

○ 機構の資金収支面から試算すると、現時点で、準備金(H25末:2.1兆円)のうち、6,000億円の国への帰属を実施しても、

将来の金利変動リスクに対応した機構の必要な財務基盤及び円滑な資金収支が確保される見通し。

2.準備金の活用

地方公共団体 金融機構 財投特会 交付税特会

準備金

国へ帰属

繰入れ

○ 29年度までの3年間で6,000億円以内を目途に国に帰属。

○ その全額を交付税特会に繰り入れ、「まち・ひと・しごと創生事業費(仮称)」に活用。

(国の財政に迷惑をかけないでまち・ひと・しごと創生事業費(仮称)の財源を確保)

4

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地方交付税率の変遷 (単位:%)

改正年度 所得税 法人税 酒税 消費税 たばこ税 地方法人税 備考

昭和29 昭和30

昭和31

昭和32

昭和33

昭和34

昭和35

昭和37

昭和40

昭和41 平成 元 平成 9 平成11 平成12 平成19 平成26

平成27

19.874

32

33.1

19.874

22

25

26

27.5

28.5

28.5+0.3※

28.9

29.5

32

32.5

35.8

34

34

33.1

20

32

50

24

29.5

29.5

22.3

25

25

除外

全額

・地方財政の財源不足に対処するため、順次引上げ

・昭和63年度の税制の抜本改革(消費税の創設等)

法定3税の減税に伴う交付税の減等への対応として消費税を対象税目化 ・国庫補助負担率の恒久化

国庫補助負担率の恒久化(経常経費)への対応としてたばこ税を対象税目化

・平成6年度の税制改革(地方消費税の創設・消費税率の引上げ等)

所得税の減税に伴う交付税の減等への対応として消費税の法定率を引上げ

・平成11年度の税制改正(恒久的な減税)

法人事業税の減税への対応として法人税の法定率を引上げ ・平成18年度の税制改正

恒久化される法人事業税の減税への対応として法人税の法定率を変更 ・社会保障・税一体改革(消費税率の引上げ等)

社会保障四経費に則った範囲の社会保障給付における国・地方の役割分担等を勘案して消費税の法定率を変更

・平成26年度の税制改正 地域間の税源の偏在性を是正するため地方法人税を創設

・交付税原資の安定性の向上・充実を図るための法定率の見直し

※ 0.3は臨時地方特例交付金

5

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平成27年度地方債計画の概要

6

国庫支出金14.6

地方債9.8

その他5.7

地方特例交付金 0.1

40.2

地方税・地方譲与税

地方交付税

17.3

地方財政計画

87.8兆円

歳入

87.8兆円

地方債計画

12.2兆円

銀行等引受資金3.0

地方公共団体金融機構資金2.0

財政融資資金3.3

普通会計分9.8

資金区分

12.2兆円

市場公募資金

4.0

2.4

公営企業会計等分

総 額

12.2兆円

その他1.5

財政投融資計画

14.6兆円

地域活性化支援

6.3

海外投融資等支援1.4

教育・福祉・医療1.4

地方公共団体3.3

地方公共団体金融機構 0.7

地方4.0

○ 地方債計画とは、総務大臣又は都道府県知事が同意又は許可をする地方債の予定額の総額その他政令で定 める事項に関する書類である(地方財政法第5条の3第11項)。 ○ 地方債計画は、下図のとおり、地方財政計画や国の予算の一部である財政投融資計画と相互に関連している。

※ 表示単位未満四捨五入の関係で積上げと合計が一致しない箇所がある。

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・ 地方公共団体が、公共施設等総合管理計画に基づき、既存の公共施設の集約化・複合化に積極的に取り組んでいけるよう、公共施設最適化事業を創設するとともに、既存の公共施設等の転用に係る事業を地域活性化事業の対象とすることとし、所要額を計上している。

また、公共施設等総合管理計画に基づく公共施設等の除却に係る地方債についても、引き続き所要額を計上している。

(1)臨時財政対策債の発行

(3)過疎対策事業の推進

(5)公営企業会計の適用の推進

・ 地方公営企業への公営企業会計の適用が円滑に実施されるよう、公営企業会計の適用に要する経費について、公営企業債の対象とすることとし、所要額を計上している。

・ 地方財源の不足に対処するため、地方財政法第5条の特例として臨時財政対策債4兆5,250億円(前年度に比べて1兆702億円、19.1%の減)を計上している。

平成27年度地方債計画のポイント

(2)公共施設等の老朽化対策の推進

・ 公共施設の老朽化対策への対応や地方創生(特に「しごと」づくり)に寄与する事業等を推進するため、過疎対策事業を充実することとし、4,100億円を計上している。

(4)地方公営企業による生活関連社会資本の整備の推進

・ 上・下水道、交通、病院等住民生活に密接に関連した社会資本の整備を着実に推進することとし、事業の実施状況等を踏まえ、所要額を計上している。

(6)公営企業債の償還年限の延長

・ 地方公営企業が、長期的な収支見通しに基づき安定的な経営を行うことができるよう、財政融資資金に係る公営企業債のうち上下水道事業等について、施設の耐用年数等を踏まえて償還年限を延長することとしている。 7

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平成27年度地方債計画①

(単位:億円、%)

1 16,389 16,473 △ 84 △ 0.5

2 1,126 1,132 △ 6 △ 0.5

3 647 502 145 28.9

4 3,359 3,487 △ 128 △ 3.7

1,232 1,240 △ 8 △ 0.6

376 379 △ 3 △ 0.8

649 653 △ 4 △ 0.6

562 665 △ 103 △ 15.5

540 550 △ 10 △ 1.8

5 20,543 20,047 496 2.5

4,351 4,355 △ 4 △ 0.1

490 400 90 22.5

871 871 0 0.0

3,221 3,221 0 0.0

6,200 6,200 0 0.0

5,000 5,000 0 0.0

410 - 410 皆増

6 4,565 4,010 555 13.8

465 410 55 13.4

4,100 3,600 500 13.9

7 345 430 △ 85 △ 19.8

8 1,000 1,700 △ 700 △ 41.2

9 100 100 0 0.0

48,074 47,881 193 0.4

1 4,334 3,987 347 8.7

2 178 210 △ 32 △ 15.2

3 1,786 1,789 △ 3 △ 0.2

4 164 228 △ 64 △ 28.1

5 544 596 △ 52 △ 8.7

6 4,116 4,123 △ 7 △ 0.2

7 2,096 449 1,647 366.8

8 805 1,083 △ 278 △ 25.7

9 10,981 11,093 △ 112 △ 1.0

10 114 110 4 3.6

25,118 23,668 1,450 6.1

73,192 71,549 1,643 2.3

項 目平成27年度 平成26年度 差 引 増 減 率

計 画 額 (A) (A)-(B) (C)

平成27年度地方債計画

(C)/(B)×100

一 一 般 会 計 債

公 共 事 業 等

公 営 住 宅 建 設 事 業

( 通 常 収 支 分 )

一 般 廃 棄 物 処 理

計 画 額 (B)

教 育 ・ 福 祉 施 設 等 整 備 事 業

(1) 学 校 教 育 施 設 等

(2) 社 会 福 祉 施 設

災 害 復 旧 事 業

(3)

(4) 一 般 補 助 施 設 等

(5) 施 設 ( 一 般 財 源 化 分 )

一 般 単 独 事 業

(1) 一 般

(2) 地 域 活 性 化

(3) 防 災 対 策

(4) 地 方 道 路 等

(5) 旧 合 併 特 例

辺 地 及 び 過 疎 対 策 事 業

(1) 辺 地 対 策

(7) 公 共 施 設 最 適 化

(6) 緊 急 防 災 ・ 減 災

(2) 過 疎 対 策

公 共 用 地 先 行 取 得 等 事 業

行 政 改 革 推 進

調 整

観 光 そ の 他 事 業

二 公 営 企 業 債

水 道 事 業

工 業 用 水 道 事 業

交 通 事 業

電 気 事 業 ・ ガ ス 事 業

港 湾 整 備 事 業

病院事業・介護サービス事業

市 場 事 業 ・ と 畜 場 事 業

地 域 開 発 事 業

下 水 道 事 業

合 計

(単位:億円、%)

三 45,250 55,952 △ 10,702 △ 19.1

800 800 0 0.0

( 345 ) ( 740 ) (△ 395 ) ( △ 53.4 )

( 345 ) ( 740 ) (△ 395 ) ( △ 53.4 )

119,242 128,301 △ 9,059 △ 7.1

95,009 105,570 △ 10,561 △ 10.0

24,233 22,731 1,502 6.6

資 金 区 分

49,578 53,504 △ 3,926 △ 7.3

30,381 33,333 △ 2,952 △ 8.9

19,197 20,171 △ 974 △ 4.8

( ) ( 345 ) ( 740 ) (△ 395 ) ( △ 53.4 )

69,664 74,797 △ 5,133 △ 6.9

40,000 42,600 △ 2,600 △ 6.1

29,664 32,197 △ 2,533 △ 7.9

(備 考)

増 減 率

計 画 額 (A) 計 画 額 (B) (A)-(B) (C) (C)/(B)×100

項 目平成27年度 平成26年度 差 引

財 政 融 資 資 金

訳 公 営 企 業 会 計 等 分

臨 時 財 政 対 策 債

四 退 職 手 当 債

地 方 公 共 団 体 金 融 機 構 資 金

国 の 予 算 等 貸 付 金

民 間 等 資 金

市 場 公 募

国 の 予 算 等 貸 付 金 債

総 計

内 普 通 会 計 分

公 的 資 金

 財政再生団体が発行する再生振替特例債

 国の予算等貸付金債の( )書は、災害援護資金貸付金などの国の予算等に基づく貸付金を財源とするものであって外書である。

銀 行 等 引 受

 資金区分の変更等を行う場合において発行する借換債

 地方税等の減収が生じることとなる場合において発行する減収補塡債

その他同意等の見込まれる項目

8

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平成27年度地方債計画②

9

(1) 復旧・復興事業 (単位:億円、%)

一般会計債

  公営住宅建設事業 345 440 △ 95 △ 21.6

  災害復旧事業 33 42 △ 9 △ 21.4

  一般単独事業 10 15 △ 5 △ 33.3

公営企業債

  水道事業 2 2 0 0.0

  病院事業・介護サービス事業 1 5 △ 4 △ 80.0

  市場事業・と畜場事業 2 4 △ 2 △ 50.0

  下水道事業 17 20 △ 3 △ 15.0

被災施設借換債 15 15 0 0.0

国の予算等貸付金債 ( 20 ) ( 30 ) ( △ 10 ) ( △ 33.3 )

( 20 ) ( 30 ) ( △ 10 ) ( △ 33.3 )

425 543 △ 118 △ 21.7

355 455 △ 100 △ 22.0

70 88 △ 18 △ 20.5

290 369 △ 79 △ 21.4

135 174 △ 39 △ 22.4

( 20 ) ( 30 ) ( △ 10 ) ( △ 33.3 )

(2) 全国防災事業

(単位:億円、%)

一般会計債

  全国防災事業 2,397 983 1,414 143.8

2,397 983 1,414 143.8

2,397 983 1,414 143.8

2,019 828 1,191 143.8

378 155 223 143.9

 

差 引平 成 26 年 度

(A)-(B) (C) (C)/(B)×100

   東日本大震災復興特別会計予算に係る国庫支出金を受けて事業を実施する場合に発行する公営企業債

計 画 額 (A)

資金区分

公 的 資 金

  その他同意等の見込まれる項目

地方公共団体金融機構資金

平 成 27 年 度

財 政 融 資 資 金

内訳

普 通 会 計 分

総 計

資金区分

 1 上記以外の公営企業の事業区分において東日本大震災復興特別会計予算に係る復興交付金等を受けて事  業を実施する場合に発行する公営企業債

計 画 額 (B)

増 減 率

(備 考)  国の予算等貸付金債の( )書は、国の予算等に基づく貸付金を財源とするものであって外書である。

 2 上記以外の公営企業の事業区分において発行する震災減収対策企業債

項 目

  その他同意等の見込まれる項目

平成27年度地方債計画

( 東 日 本 大 震 災 分 )

差 引 増 減 率

(A)-(B) (C)

総 計

計 画 額 (A)

平 成 27 年 度 平 成 26 年 度

計 画 額 (B) (C)/(B)×100項 目

( 国 の 予 算 等 貸 付 金 )

財 政 融 資 資 金

普 通 会 計 分内訳

公 的 資 金

公 営 企 業 会 計 等 分

地方公共団体金融機構資金

Page 11: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

平成27年度地方債計画③

(単位:億円、%)

1 16,389 16,473 △ 84 △ 0.5

2 1,471 1,572 △ 101 △ 6.4

3 680 544 136 25.0

4 2,397 983 1,414 143.8

5 3,359 3,487 △ 128 △ 3.7

1,232 1,240 △ 8 △ 0.6

376 379 △ 3 △ 0.8

649 653 △ 4 △ 0.6

562 665 △ 103 △ 15.5

540 550 △ 10 △ 1.8

6 20,553 20,062 491 2.4

4,361 4,370 △ 9 △ 0.2

490 400 90 22.5

871 871 0 0.0

3,221 3,221 0 0.0

6,200 6,200 0 0.0

5,000 5,000 0 0.0

410 - 410 皆増

7 4,565 4,010 555 13.8

465 410 55 13.4

4,100 3,600 500 13.9

8 345 430 △ 85 △ 19.8

9 1,000 1,700 △ 700 △ 41.2

10 100 100 0 0.0

50,859 49,361 1,498 3.0

1 4,336 3,989 347 8.7

2 178 210 △ 32 △ 15.2

3 1,786 1,789 △ 3 △ 0.2

4 164 228 △ 64 △ 28.1

5 544 596 △ 52 △ 8.7

6 4,117 4,128 △ 11 △ 0.3

7 2,098 453 1,645 363.1

8 805 1,083 △ 278 △ 25.7

9 10,998 11,113 △ 115 △ 1.0

10 114 110 4 3.6

25,140 23,699 1,441 6.1

75,999 73,060 2,939 4.0

(6) 緊 急 防 災 ・ 減 災

合 計

市 場 事 業 ・ と 畜 場 事 業

地 域 開 発 事 業

水 道 事 業

工 業 用 水 道 事 業

交 通 事 業

電 気 事 業 ・ ガ ス 事 業

下 水 道 事 業

観 光 そ の 他 事 業

港 湾 整 備 事 業

病院事業・介護サービス事業

公 共 用 地 先 行 取 得 等 事 業

行 政 改 革 推 進

調 整

二 公 営 企 業 債

(3) 防 災 対 策

(5) 旧 合 併 特 例

(4) 地 方 道 路 等

(1) 一 般

学 校 教 育 施 設 等

全 国 防 災 事 業

(2) 地 域 活 性 化

(5)

平成27年度地方債計画

項 目平成27年度 平成26年度 差 引 増 減 率

(C)/(B)×100

(通常収支分と東日本大震災分の合計)

計 画 額 (B) (A)-(B) (C)

教 育 ・ 福 祉 施 設 等 整 備 事 業

(4)

(1)

一 一 般 会 計 債

公 共 事 業 等

公 営 住 宅 建 設 事 業

一 般 廃 棄 物 処 理

災 害 復 旧 事 業

一 般 単 独 事 業

(2) 社 会 福 祉 施 設

(3)

計 画 額 (A)

一 般 補 助 施 設 等

施 設 ( 一 般 財 源 化 分 )

(7) 公 共 施 設 最 適 化 事 業

辺 地 及 び 過 疎 対 策 事 業

(1) 辺 地 対 策

(2) 過 疎 対 策

(単位:億円、%)

三 15 15 0 0.0

四 45,250 55,952 △ 10,702 △ 19.1

800 800 0 0.0

( 365 ) ( 770 ) (△ 405 ) ( △ 52.6 )

( 365 ) ( 770 ) (△ 405 ) ( △ 52.6 )

122,064 129,827 △ 7,763 △ 6.0

97,761 107,008 △ 9,247 △ 8.6

24,303 22,819 1,484 6.5

資 金 区 分

52,400 55,030 △ 2,630 △ 4.8

32,690 34,530 △ 1,840 △ 5.3

19,710 20,500 △ 790 △ 3.9

( ) ( 365 ) ( 770 ) (△ 405 ) ( △ 52.6 )

69,664 74,797 △ 5,133 △ 6.9

40,000 42,600 △ 2,600 △ 6.1

29,664 32,197 △ 2,533 △ 7.9

(備 考)

 資金区分の変更等を行う場合において発行する借換債

 地方税等の減収が生じることとなる場合において発行する減収補塡債

 財政再生団体が発行する再生振替特例債

 国の予算等貸付金債の( )書は、災害援護資金貸付金などの国の予算等に基づく貸付金を財源とするものであって外書である。

銀 行 等 引 受

その他同意等の見込まれる項目

公 営 企 業 会 計 等 分

民 間 等 資 金

市 場 公 募

財 政 融 資 資 金

地 方 公 共 団 体 金 融 機 構 資 金

国 の 予 算 等 貸 付 金

計 画 額 (B) (C)/(B)×100

公 的 資 金

六 国 の 予 算 等 貸 付 金 債

総 計

内 普 通 会 計 分

項 目平成27年度 平成26年度 差 引

臨 時 財 政 対 策 債

五 退 職 手 当 債

被 災 施 設 借 換 債

増 減 率

計 画 額 (A) (A)-(B) (C)

(参 考)

10

Page 12: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

平成27年度地方債計画④

11

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◯地方財政措置

(1)集約化・複合化事業に係る地方債措置(公共施設最適化事業債(仮称))の創設

【対象】 公共施設等総合管理計画に基づいて実施される既存の公共施設の集約化・複合化事業であって、全体と

して延床面積が減少するもの(庁舎等の公用施設や公営住宅、公営企業施設等は対象外)

【充当率等】 ・充当率:90%、交付税算入率:50% ・期間:平成29年度まで ・平成27年度地方債計画計上額:410億円(事業費ベース:450億円)

(2)転用事業に係る地方債措置の創設(地域活性化事業債の拡充)

【対象】 公共施設等総合管理計画に基づいて実施される既存の公共施設等の転用事業(転用後の施設が庁舎等の

公用施設、公営住宅、公営企業施設等である場合は対象外)

【充当率等】 ・充当率:90%、交付税算入率:30% ・期間:平成29年度まで ・平成27年度地方債計画計上額:90億円(事業費ベース:100億円)

(3)公共施設等の除却についての地方債の特例措置(平成26年度創設、継続) ・充当率:75%(資金手当) ・平成27年度地方債計画計上額:340億円(事業費ベース:450億円)

公共施設等の老朽化対策に要する経費について、地方財政計画に所要の歳出を計上するとともに、集約化・複合化等に対する地方財政措置を充実。

公共施設の老朽化対策の推進

12

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過疎対策事業債について

過疎地域における公共施設の老朽化対策等に対応するため、地方債計画額を500億円増額するとともに、地方創生(特に「しごと」づくり)に寄与する事業を推進するための「地方創生特別分」を創設。

1.過疎対策事業債の増額

公共施設の老朽化対策への対応や地方創生に寄与する事業等を推進するため、過疎対策事業を充実することとし、地方債計画を500億円増額し、4,100億円を計上

平成26年度計画 平成27年度計画

3,600億円 → 4,100億円(+500億円、+13.9%)

(参考)財政措置

充当率:100%、交付税算入率70%

2.地方創生特別分の創設

ハード対象事業のうち、民間雇用の創出や産業振興に資する次の事業を「地方創生特別分」として位置付け、同意等予定額を定める際に他の事業に優先した取扱いとする

【特別分対象事業】

・法人に対する出資 ・地場産業振興施設 ・観光・レクリエーション施設 ・農林漁業経営近代化施設 ・商店街振興施設 ・貸工場・貸事務所 ・民間雇用につながる高齢者福祉施設や保育所等の新規整備への補助等 ※都道府県において、該当するか否かの判断、見込まれる雇用創出を精査 平成27年度所要見込額 500億円程度

13

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公営企業会計の適用に要する経費に係る財政措置について

1.発行対象事業

地方公営企業法非適用企業 2.発行対象経費

公営企業会計の適用に直接必要な経費(基礎調査・基本計画等策定経費、資産評価・資産台帳作成経費、財務会計システム導入経費等をいう。ただし、公営企業会計の適用に係る事務に従事する職員の給料等は原則として含まれない。)

3.発行対象期間

平成27年度~平成31年度(公営企業会計の適用拡大に係る集中取組期間)

4.充当率等

地方債の充当率100%、民間等資金、償還年限10年以内 5.地方債計画計上額

60億円(公営企業各事業債の内数) 6.地方債の元利償還に係る財政措置

下水道事業及び簡易水道事業に対する公営企業会計の適用にあっては、当該公営企業債の元利償還金に対し、建設改良費に係る下水道事業債及び簡易水道事業債に準じた普通交付税措置を講じる。

例 下水道事業(処理区域内人口密度25人/ha未満で分流式下水道):49% 簡易水道事業:50%

○ 公営企業をめぐる経営環境が厳しさを増しつつある中で、中長期的な視点に立った計画的な経営基盤の強化

と財政マネジメントの向上等に的確に取り組むためには、公営企業会計を適用し、財務諸表の作成等を通じて、

自らの経営・資産等を正確に把握することが必要である。

○ 公営企業会計の適用が企業の将来の経営基盤の強化に資する点を踏まえ、公営企業会計の適用が円滑に実施

されるよう、これに要する経費について公営企業債の対象とする。

※ なお、従前の特別交付税による財政措置は廃止するが、下水道事業について、公営企業会計の適用に係る事務に平成26年度までに着手している団体にあっては、引き続き当該財政措置の対象とする経過措置を設ける。 14

Page 16: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

公営企業債の償還年限の延長について(財政融資資金) ○ 地方公営企業においては、施設等の建設又は改良時に発行した企業債の償還期間と耐用年数との間に差があ

ることにより、構造的に資金不足が発生

○ 地方公営企業が、長期的な収支見通しに基づき安定的な経営を行うためには、企業債の償還期間と施設等の

耐用年数とのギャップを縮小することが必要

○ 以上のことから、平成27年度以降に同意等を受けて発行する公営企業債のうち、財政融資資金を充当する

ものについて、施設の耐用年数等を踏まえて償還年限を延長

○ この改正は、長期的な視点に立った健全な企業経営に資するもの

【対象事業等】

建設改良費の財源とするため、平成27年度以降に同意等を受けて発行する公営企業債のうち、財政融資資

金を充当するものであって、以下の事業等に係るもの

水 道 事 業 30 ( 30 ) 40 ( 40 )

交 通 事 業 都 市 高 速 鉄 道 事 業 30 ( 30 ) 40 ( 40 )

埠 頭 用 地 20 ( 30 ) 40 ( 40 )

上 屋 20 ( 25 ) 31 ( 31 )

荷 役 機 械 15 ( 15 ) 17 ( 17 )

病院事業・介護サービス事業 医療・看護用機械器具 5 ( - ) 10 ( 10 )

下 水 道 事 業 30 ( 30 ) 40 ( 40 )

事  業  等平成26年度償還年限

平成27年度以降償還年限

港 湾 整 備 事 業

※ ( )内は利率見直し方式における償還年限

※ 据置期間については、現行どおりとする

※ 左記は最長の償還年限であり、各地方公共団

体においては、地方債を財源として整備する施

設等の耐用年数の範囲内で適切な償還年限を設定

15

Page 17: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

・ 公営企業で耐用年数が非常に長期にわたる事業について、現行最長30年の償還期限を 最長40年に延長 ・ 償還期限が30年超の貸付については、利率見直し方式を適用

公営企業債の償還年限の延長について(地方公共団体金融機構資金)

16

平成27年度同意等債から

償還期限の延長を行う事業

固定金利 利率見直し 固定金利 利率見直し

水 道 事 業 30年 30年 30年 40年

交 通 事 業 高 速 鉄 道 30年 30年 30年 40年

下 水 道 事 業 30年 30年 30年 40年

工 業 用 水 道 事 業 30年 30年 30年 40年

埋 立 20年 30年 30年 40年

上 屋 ・ 倉 庫 ・ 貯 木 場 20年 25年 30年 31年

荷 役 機 械 ・ 引 船 15年 15年 17年 17年

市 場 事 業 25年 25年 30年 40年

と 畜 場 事 業 20年 20年 30年 30年

※網掛けは償還期限を延長する箇所

現行 改定案

港 湾 整 備 事 業

償還期限(据置期間含む)

事 業

<40年償還・30年目見直しのイメージ> 見直し

貸付 30年目 40年目

30年固定 10年固定

Page 18: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

〈参考1〉平成27年度市場公募地方債発行予定額(借換分を含む)

合計 7.3兆円程度(㉖ 7.6兆円程度)

全国型市場公募地方債 7.1兆円程度(㉖ 7.3兆円程度)

10年債 4.9兆円程度(㉖ 5.1兆円程度) 共同発行分 1.4兆円程度(㉖ 1.5兆円程度)

個別発行分 3.5兆円程度(㉖ 3.6兆円程度)

2年債、3年債、5年債及び7年債 1.5兆円程度(㉖ 1.6兆円程度)

超長期債(20年債及び30年債) 0.7兆円程度(㉖ 0.6兆円程度)

住民参加型市場公募地方債 0.2兆円程度(㉖ 0.3兆円程度)

(注1)上記数値は、表示数値未満を四捨五入したものであるので、合計と一致しない場合がある。 (注2)上記の発行予定額は変更される可能性がある。 (注3)平成26年度の数値は平成26年度計画ベースの数値。

〈参考2〉市場公募地方債の地方債計画(当初)計上額推移 (単位:兆円)

平成27年度市場公募地方債について

市場公募地方債の発行を引き続き推進する。

[地方債計画計上額]

市場公募地方債 4兆円

(地方債計画総額に占める構成比 H㉖ 32.8% → H㉗ 32.8% )

(1)全国型市場公募地方債 3兆8,000億円( 前年度 4兆 100億円)

(2)住民参加型市場公募地方債 2,000億円( 前年度 2,500億円)

H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

市場公募地方債 3.4 3.4 3.7 4.3 4.2 4.4 4.4 4.3 4.0

地方債計画総額に占める構成比

27.2% 27.2% 25.9% 27.0% 30.6% 31.6% 32.4% 32.8% 32.8% 17

Page 19: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

77,400 76,500 78,100 76,000 76,900

56,000 47,200

38,500 32,800 32,400

39,340 43,390 37,310 38,870 36,810 34,530 32,690

19,700 20,200 19,600 19,000 17,800

16,140

15,330

14,060 13,500

2,100 11,230

18,330 21,590

18,930 21,740 21,720

20,500 19,710

15,100 16,100 16,900 19,400 24,000

31,600

33,000

35,000 34,000 34,000

36,700

43,000

42,000 44,400 44,400

42,600 40,000

51,770 50,306 50,398 50,839

66,145

71,103

59,836

51,906

44,808 45,046

47,474

50,996

39,100 35,291 33,948

32,197 29,664

163,970 163,106 164,998 165,239

184,845

174,843

155,366

139,466

125,108 124,776

141,844

158,976

137,340 140,301

136,878

129,827

122,064

0

50,000

100,000

150,000

200,000

H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

政府資金 公庫資金 機構資金 市場公募資金 その他民間等資金

公的資金 民間等資金

(億円)

(年度)

過去最大

地方債計画額(当初)の推移(資金別)

18

Page 20: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

47.2% 46.9% 47.3% 46.0% 41.6%

32.0% 30.4% 27.6% 26.2% 26.0% 27.7% 27.3% 27.2% 27.7% 26.9% 26.6% 26.8%

12.0% 12.4% 11.9% 11.5%

9.6%

9.2% 9.9% 10.1% 10.8%

1.7%

9.0% 12.9% 13.6% 13.8% 15.5% 15.9% 15.8% 16.1%

9.2% 9.9% 10.2% 11.7%

13.0%

18.1% 21.2% 25.1% 27.2% 27.2% 25.9% 27.0%

30.6% 31.6% 32.4% 32.8% 32.8%

31.6% 30.8% 30.6% 30.8% 35.8%

40.7% 38.5% 37.2% 35.8% 36.1% 33.5% 32.1% 28.5% 25.2% 24.8% 24.8% 24.3%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

政府資金 公庫資金 機構資金 市場公募資金 その他民間等資金

(年度)

公的資金 民間等資金

初めて民間等資金の割合(58.8%)が公的資金の割合(41.2%)を上回る

初めて市場公募資金が最も高い割合を占める(30.6%)

共同発行市場公募地方債の発行開始

過去最大(32.8%)

地方債計画額(当初)における資金別構成比の推移

19

Page 21: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

地方財政の借入金残高の状況

○ 地方財政は、27年度末見込で約200兆円の借入金残高となっている。

(参考)公営企業債残高(企業会計負担分)の状況

年度 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

公営企業

債残高 19 20 21 22 24 25 26 28 29 30 31 32 33 33 33 33 32 32 31 30 30 29 28 27 26 25 24

(単位:兆円)

※1 地方の借入金残高は、平成25年度は決算ベース、平成26年度は実績見込み、平成27年度は年度末見込み。 ※2 GDPは、平成25年度は実績値、平成26年度は実績見込み、平成27年度は政府見通しによる。 ※3 表示未満は四捨五入をしている。

50

94

21

33

66 67 70

79

91

106

125

139

150

163

174 181

188 193

198 201 201 200 199 197 199 200 200 201 201 201 199

14.8%

39.3%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

0

50

100

150

200

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27

交付税特会借入金残高(地方負担分) 公営企業債残高(普通会計負担分) 臨財債除く地方債残高 臨財債 地方の借入金残高(企業会計負担分を除く)/GDP

兆円

年度

20

Page 22: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

全国型市場公募地方債発行団体の推移

都道府県 政令指定都市 団体数(累計)

昭和 27 年度 東京都、大阪府、兵庫県 横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市 8

昭和 48 年度 北海道、神奈川県、静岡県、愛知県、広島県、福岡県 札幌市、川崎市、北九州市、福岡市 18

昭和 50 年度 宮城県、埼玉県、千葉県、京都府 22

昭和 57 年度 広島市 23

平成 元 年度 茨城県、新潟県、長野県 仙台市 27

平成 6 年度 千葉市 28

平成 15 年度 さいたま市 29

平成 16 年度 福島県、群馬県、岐阜県、熊本県 33

平成 17 年度 鹿児島県 静岡市 35

平成 18 年度 島根県、大分県 堺市 38

平成 19 年度 山梨県、岡山県 新潟市、浜松市 42

平成 20 年度 栃木県、徳島県 44

平成 21 年度 福井県、奈良県 岡山市 47

平成 22 年度 三重県 相模原市 49

平成 23 年度 滋賀県、長崎県 51

平成 24 年度 熊本市 52

平成 25 年度 高知県、佐賀県 54

21

Page 23: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

2.1 2.3 2.2 2.7

4.4

5.3 5.8 5.5 5.4

6.1

7.1 7.2

6.4 6.4 6.9

7.3 7.1

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

7.0

8.0

H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

(注)平成25年度までは実績値。平成26年度および平成27年度は計画値。 (出所)地方債統計年報、総務省

(年度)

全国型市場公募地方債発行実績額

(兆円)

22

Page 24: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

(注)地方債計画額(当初)による比較であり、発行実績とは異なる。

(兆円)

平成27年度全国型市場公募地方債発行計画額(年限別)

7.3兆円程度 7.1兆円程度

23

Page 25: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

17,540 20,610 19,390 17,940 20,580

32,180 39,200 42,180 39,741

36,540 38,850 46,000 47,450

41,540 41,310 43,900 41,290 3,300 4,300 6,150

10,450

12,320 13,020

10,950 10,850

12,330

15,160 16,320

14,260 13,900 14,940

13,080

900

1,800

3,250

4,400 6,740

9,630

9,960 8,610

8,690 8,530

9,990

5,900

9,700

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 (予定)

償還年限未定分

12・15・20・30年債

2・3・5・6・7年債

10年債

単位:億円

17,540

5年債

20・30年債

7年債 15年債

3年債

2年債

6年債・12年債

20,610 22,690 22,240

26,730

43,530

53,320

58,450

55,091 54,130

60,810

71,120

64,490 63,740

72,380

68,830 69,970

出所:総務省資料より地方債協会作成

全国型市場公募債の償還年限別発行額推移

24

Page 26: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

(注1)平成25年度の20年債発行額には、定時償還方式の350億円を含む。 (注2)平成26年度の数値は、平成26年4月報道発表資料ベースの数値。

(単位:億円)

年度

全 国 型 市 場 公 募 地 方 債 住民参加型市場公募地方債

外 貨 地方債

10 年債 2年債 3 年債 5 年債 6 年債 7 年債

超 長 期 債 合計

個別発行 共同発行 12 年債 15 年債 20 年債 30 年債 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額 団体数

発行額

H11 28 20,610 28 20,610 2 257

H12 28 19,390 12 3,300 28 22,690 1 197

H13 28 17,940 15 4,300 28 22,240 1 10

H14 28 20,580 17 6,150 28 26,730 34 1,636

H15 20 23,710 27 8,470 19 10,450 3 700 1 200 29 43,530 79 2,682

H16 25 26,770 27 12,430 22 12,320 1 150 5 1,350 2 300 33 53,320 94 3,276 1 217

H17 29 29,100 27 13,080 24 13,020 1 200 9 2,350 4 700 35 58,450 106 3,445 1 608

H18 32 26,501 29 13,240 25 10,550 1 400 1 100 15 3,600 5 700 38 55,091 124 3,513 1 499

H19 34 24,400 28 12,140 26 10,650 1 200 19 4,950 10 1,790 42 54,130 123 3,083 1 499

H20 37 26,550 30 12,300 2 750 25 11,580 19 7,780 10 1,850 44 60,810 102 2,650

H21 39 32,100 33 13,900 1 280 2 800 27 14,080 20 8,260 9 1,700 47 71,120 88 2,488

H22 43 31,250 35 16,200 1 200 4 700 31 14,920 1 500 1 400 22 6,590 11 1,620 49 72,380 91 2,441

H23 45 26,180 35 15,360 2 500 2 200 32 13,260 2 300 6 1,200 22 6,090 10 1,400 51 64,490 80 2,137 1 499

H24 46 26,160 36 15,150 2 700 33 12,300 2 300 4 600 1 280 5 1,270 24 6,060 6 920 52 63,740 78 2,028 1 698

H25 49 28,730 36 15,170 1 900 2 450 32 12,580 2 200 6 810 2 370 6 1,420 23 6,300 8 1,900 54 68,830 75 1,864 1 1,016

H26 (計画)

49 26,550 36 14,740 1 900 32 12,180 1 300 20 5,300 2 300 54 69,970 66 1,596 1 500

25

市場公募債の発行実績の推移

Page 27: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

26

市場公募地方債(個別(10年)債及び共同債)の月別発行実績

(単位:億円) (単位:億円)

H23年度(届出制度導入前) H26年度(届出制度導入後)

○届出制度導入(H24年度)により、年間の平準発行が進捗している。

Page 28: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

(参考)

届出実績・協議不要対象団体数の推移について

平成24年度届出実績・協議不要対象団体

都道府県 指定都市 市区町村 合計

協議不要対象団体数

16/47(34.0%)

15/20(75.0%)

1,258/1,722(73.1%)

1,289/1,789(72.1%)

うち届出実施団体数

11/16(68.8%)

8/15(53.3%)

256/1,258(20.3%)

286/1,289(22.2%)

届出額 15,454億円 3,627億円 3,229億円22,310億円(26.3%)※

※平成24年度地方債計画における民間等資金の額に占める割合

※市区町村の届出額には一部事務組合等分を含むが、団体数には含まない。

平成25年度届出実績・協議不要対象団体

都道府県 指定都市 市区町村 合計

協議不要対象団体数

33/47(70.2%)

19/20(95.0%)

1,564/1,722(90.8%)

1,616/1,789(90.3%)

うち届出実施団体数

22/33(66.7%)

14/19(73.7%)

263/1,564(16.8%)

311/1,616(19.2%)

届出額 27,460億円 5,418億円 2,822億円35,701億円(43.3%)※

※平成25年度地方債計画における民間等資金の額に占める割合

※市区町村の届出額には一部事務組合等分を含むが、団体数には含まない。

27

Page 29: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

【発行団体(平成26年度)】 北海道、宮城県、福島県、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、福井県、長野県、岐阜県、 静岡県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、奈良県、兵庫県、岡山県、広島県、徳島県、熊本県、 大分県、鹿児島県、札幌市、仙台市、千葉市、川崎市、新潟市、静岡市、京都市、大阪市、神戸市、 広島市、北九州市、福岡市

36の地方団体が共同して発行する債券 (平成15年4月から毎月発行)

平成27年度発行予定:1.4兆円程度

10年満期一括償還

1 連帯債務方式 共同発行市場公募地方債は、地方財政法第5条の7※に基づき36団体が毎月 連名で連帯債務を負う方式により発行

※地方財政法第 5 条の 7 証券を発行する方法によつて地方債を起こす場合においては、二以上の地方公共団体は、議会の議決を経て共同して証券を発行することができる。この場合においては、これらの地方公共団体は、連帯して当該地方債の償還及び利息の支払の責めに任ずるものとする。

2 ファンド(流動性補完措置)

発行団体に万一の災害等に伴う不測の事態があっても、遅滞なく元利金償還が行えるよう、連帯債務とは別に各団体の減債基金の一部を募集受託銀行に預け入れる形で流動性補完を目的とするファンドを設置

共同発行市場公募地方債

28

Page 30: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

(単位:億円)

共同発行市場公募地方債発行団体の推移

年度 新規参加団体 脱退団体 団体数 発行額

H15

北海道、宮城県、茨城県、埼玉県、千葉県、 神奈川県、新潟県、長野県、静岡県、愛知県、 京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、 札幌市、仙台市、千葉市、川崎市、横浜市、 名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、 北九州市、福岡市

27 8,470

H16 27 12,430

H17 27 13,080

H18 熊本県、鹿児島県 29 13,240

H19 大分県、静岡市 福岡県、横浜市、名古屋市 28 12,140

H20 岐阜県、新潟市 30 12,300

H21 福島県、岡山県、徳島県 33 13,900

H22 三重県、奈良県 35 16,200

H23 35 15,360

H24 福井県 36 15,150

H25 36 15,170

H26 (予定) 36 14,740

29

Page 31: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

30

(億円)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計

H15年度 700 720 710 720 700 700 700 700 710 700 710 700 8,470

H16年度 1,030 1,090 1,030 1,030 1,040 1,060 1,010 1,010 1,030 1,020 1,030 1,050 12,430

H17年度 1,080 1,080 1,090 1,100 1,100 1,090 1,090 1,100 1,080 1,090 1,090 1,090 13,080

H18年度 1,110 1,110 1,090 1,110 1,100 1,110 1,110 1,090 1,090 1,100 1,110 1,110 13,240

H19年度 1,000 1,000 1,000 1,040 1,020 1,000 1,000 1,050 1,000 1,000 1,030 1,000 12,140

H20年度 1,050 1,000 1,000 1,000 1,050 1,050 1,000 1,050 1,000 1,050 1,050 1,000 12,300

H21年度 1,150 1,200 1,150 1,150 1,150 1,150 1,150 1,200 1,150 1,150 1,150 1,150 13,900

H22年度 1,350 1,350 1,350 1,350 1,350 1,350 1,350 1,350 1,350 1,350 1,350 1,350 16,200

H23年度 1,360 1,250 1,250 1,250 1,200 1,250 1,200 1,200 1,200 1,400 1,400 1,400 15,360

H24年度 1,250 1,250 1,250 1,200 1,200 1,200 1,200 1,200 1,200 1,400 1,400 1,400 15,150

H25年度 1,300 1,300 1,250 1,250 1,260 1,250 1,250 1,250 1,250 1,260 1,250 1,300 15,170

H26年度 (計画)

1,300 1,240 1,240 1,240 1,240 1,240 1,170 1,170 1,170 1,240 1,240 1,250 14,740

(注)H26年度は発行計画額。

共同発行市場公募地方債の月別発行額

Page 32: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

共同発行市場公募地方債等の対国債スプレッドの推移

平成 27年 31

Page 33: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

長期金利(10年新発国債利回り)の推移

平成 27年

32

Page 34: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

33 ※ 公募地方債は、平成18年8月までは統一条件交渉方式により決定。平成18年9月以降は、個別条件交渉方式により決定されているため、ここでは、各月の最初の条件決定がされた個別地方債を用いて対国債カーブスプレッドを算出している。

(暦年)

H18.6 夕張ショック

H19.8 サブプライム・ローン 問題顕在化

H20.9 リーマン・ショック

H23.3 東日本大震災発生

協議制度導入 健全化法全面施行 届出制度導入

10年新発国債利回りと10年地方債の対国債カーブスプレッドの推移について

Page 35: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

▽海外における地方債IR

▽市場公募地方債発行団体合同IR説明会

▽共同発行市場公募地方債のIR(今後開催予定)

▽個別団体のIR活動

平成26年度実績及び予定

団体名 開催日 開催地 備考

横浜市 4月21日(月) 東京都 市長が説明

神戸市 7月3日(木) 東京都 市長が説明

埼玉県 7月23日(水) 東京都 知事が説明

福岡県 9月3日(水) 東京都 知事が説明

大阪府 9月4日(木) 東京都 副知事が説明

静岡県 9月24日(水) 東京都 知事が説明

堺市 10月3日(金) 東京都 市長が説明

※静岡市 10月6日(月) 東京都 市長が説明

東京都 10月9日(木) 東京都 財務局長が説明

千葉市 10月14日(火) 東京都 市長が説明

新潟市 10月23日(木) 東京都 市長が説明

川崎市 10月29日(水) 川崎市 市長が説明

共催 市場公募地方債発行54団体 ・ 総務省・ 地方公共団体金融機構・(一財)地方債協会

開催日 10月27日(月)

開催地 東京

参加人数 356人

<総務省、川崎市、地方公共団体金融機構、(一財)地方債協会実施分>

<個別団体実施分>

主催 総務省・共同発行市場公募地方債発行団体・ (一財)地方債協会

開催予定日 3月17日(火)

開催地 東京

団体名 開催月 開催都市

東京都 4・5月 ヘルシンキ、オスロ、フランクフルト、ロンドン

愛知県 10月 香港

東京都 11月 マレーシア、シンガポール

静岡県 11月 香港、シンガポール

10月13日(月)~17日(金)にかけ欧州(ジュネーブ、チューリッヒ、フラ

ンクフルト及びロンドン)にて、投資家訪問等を実施した。 (出所)地方債協会HP ※10月6日実施予定の静岡市IRについては、台風18号の影響で中止

地方債の投資家層拡大に向けた取組み(IR活動)

34

Page 36: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

35

1.趣 旨 地方財政の健全化については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律(平成19年法律第94号)の全面施行から5年が経過している中、

現状について分析を行うとともに、課題について検討する必要がある。また、公共施設等の老朽化対策の必要性が生じるなど、新たな課題が生

じていることから、継続的に財政健全化の取組を進められるよう、財政分析手法についても検討する必要がある。 地方債制度については、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(平成23年法律第

105号)附則第123条の規定により、届出制度の開始から3年経過した場合において、地方債の発行に関する国の関与の在り方について見直し

を行う必要がある。 このことから、「地方財政の健全化及び地方債制度の見直しに関する研究会」を開催することとする。

2.名 称 本研究会は、「地方財政の健全化及び地方債制度の見直しに関する研究会」(以下「研究会」という。)と称する。

3.構成員 別紙のとおりとする。

(別紙) 地方財政の健全化及び地方債制度の見直しに関する研究会 名簿 (五十音順、敬称略)

4.運 営 (略)

5.開催期間 平成26年11月から開催する。

6.庶 務 (略)

井手 英策 (慶應義塾大学経済学部教授) 稲垣 敦子 (東京都財務局主計部公債課長) 今井 太志 (北海道大学高等教育推進機構特任教授) 江夏 あかね (株式会社野村資本市場研究所研究部主任研究員 大塚 成男 (千葉大学大学院人文社会科学研究科長 小西 砂千夫 (関西学院大学大学院経済学研究科・人間福祉学部教授)

小室 将雄 (有限責任監査法人トーマツパートナー) 齊藤 由里恵 (徳山大学経済学部准教授) 迫田 昌寛 (株式会社みずほ銀行証券部次長) 関口 智 (立教大学経済学部教授) 南里 明日香 (滋賀県総務部市町振興課長) 平野 徹 (京都市行財政局財政部財政課担当課長)

「地方財政の健全化及び地方債制度の見直しに関する研究会」開催要綱(抄)

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36

○第2次一括法 抄

附 則

(検討)

第123条 政府は、第15条の規定の施行※後3年を経過した場合において、同条の規定による改正後の地方財政法の規定の

施行の状況を勘案し、地方財政の健全性の確保に留意しつつ、地方公共団体の自主性及び自立性を高める観点から、同法

第5条の3第1項に規定する協議その他の地方公共団体の地方債の発行に関する国の関与の在り方について抜本的な見直

しを行い、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。 ※平成24年2月1日施行

○地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案に対する附帯決議 (平成23年8月11日衆議院総務委員会) 抄

地方債の発行に係る総務大臣・知事協議の一部見直しによる事前届出制の導入に当たっては、現下の欧米における国債

や地方債を巡る厳しい情勢を十分に踏まえ、いやしくも金融市場の混乱を招くことのないよう、慎重な配慮を行うこと。特に、

リスク・ウェイトを零とする現行の地方債の取扱いを堅持するとともに、財政基盤が脆弱な市町村に対しては、地方公共団体金

融機構の機動的な活用を含め、公的資金の確保と適切な配分に最大限の配慮を行うこと。

○地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案に対する附帯決議 (平成23年8月26日参議院総務委員会) 抄

地方債の発行に係る総務大臣・知事協議の一部見直しによる事前届出制の導入に当たっては、現下の欧米における国債

や地方債を巡る厳しい情勢を十分に踏まえ、いやしくも金融市場の混乱を招くことのないよう、慎重な配慮を行うこと。特に、

リスク・ウェイトを零とする現行の地方債の取扱いを堅持するとともに、引き続き、市場関係者等に対して、本改正の内容につい

て十分な説明を行うこと。また、財政基盤が脆弱な市町村に対しては、地方公共団体金融機構の機動的な活用を含め、公的

資金の確保と適切な配分に最大限の配慮を行うこと。

(参考)第2次一括法附則の検討規定等について

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目標:地域経済再生と財政健全化の両立

○地方の再生なくして日本の再生はない。日本列島の隅々まで活発な経済活動が行き渡り、一人一人が暮ら しの中で景気回復を実感できるように地方創生に取り組み、「美しく豊かな地方」、「安心して暮らせて学べ て働ける社会」の実現を目指す。 ○地域経済再生が財政健全化を促し、財政健全化の進展が地域経済再生の一段の進展に寄与する姿を 目指し、「地域経済再生と財政健全化の両立」に向けた努力を継続。

地方財政における3つの対応

2 歳出改革 ・メリハリを効かせた歳出の重点化・効 率化を国の取組と基調を合わせて実施 ・一般行政経費(単独)の役割の発揮 ・地方財政の透明性・予見可能性を高め 財政のマネジメントを強化 ・PPP/PFIの推進支援 ・公営企業、第三セクター等の経営健全化

3 チャレンジする地方の支援 ・「地域の元気創造事業費」による 地方交付税の算定 ・「地方創生」への対応

1 歳入改革 ・地方創生のための一般財源総額の確保 ・地方税収の増収のための取組の推進 ・地方法人課税改革の推進等

地方財政の改革に向けた今後の取組方針 平成26年12月22日 経済財政諮問会議 高市大臣提出資料(抄)

37

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歳 入 改 革

3.地方法人課税改革の推進等 1.地方創生のための一般財源総額の確保

○地方中枢拠点都市が成長のエンジンとなることで、産学

金官民が連携して地方の経済をけん引 ・現在、盛岡市、姫路市、倉敷市等9市がモデル事業を実施中 ※圏域概念(地方中枢拠点都市圏、都市雇用圏、高次地方都市連合) について、統一する方向で関係省庁と調整中

○産・学・金・官の連携による「ローカル10,000プロジェクト」

等により、地域全体の所得の向上を図り、税収増に直結

する地域の経済構造改革に着手。

○税収が安定的で、税源の偏在性の小さい地方税体系

を構築することが必要。法人課税を成長指向型に変

革していく法人税改革の観点も踏まえ、法人事業税の

外形標準課税の拡充等を推進。

○地方税収の見積もりを的確に行うよう更に努力。そ のためには地方税収の見積もりの基礎となる国税の 見積もりや経済見通しが的確になされることが必要。

○ふるさと納税の一層の拡充に向けて、手続の簡素化

など、地方公共団体と協力して取組を推進。

1.5

3.8

5.1 3.2

▲ 2.4

▲ 9.3

▲ 7.4

4.1

1.9 1.6

0.0 0.7 0.9 0.9 ▲ 0.8

▲ 1.6 ▲ 2.2

1.1 0.1 0.1

▲ 12 ▲ 10 ▲ 8 ▲ 6 ▲ 4 ▲ 2

0246

H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24

国税収の決算額-当初予算額

地方税収の 決算額-計画額

(兆円)

<国税と地方税の決算額と予算額(計画額)の乖離>

2.地方税収の増収のための取組の推進

○こうした重要課題に取り組みつつ、地方が安定的に財政運営 を行えるよう、地方が自由に使える一般財源総額をしっかり確保。

○地方が自主性・主体性を発揮して地方創生に取り組むために は、地方交付税を含む地方の一般財源を充実することが必要。

年度 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

金額 57.4 58.7 59.2 59.9 59.1 59.4 59.5 59.6 59.8 60.4

(兆円) <一般財源総額の推移>

※地域経済循環創造事業交付金による事業立ち上げの初期 投資支援(H24補正~H26当初) ⇒交付決定額:66.8億円、交付対象:197事業

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平成26年12月22日 経済財政諮問会議 高市大臣提出資料(抄)

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歳 出 改 革 ①

1.メリハリを効かせた歳出の重点化・効率化を国の取組と基調を合わせて実施

(5.5)

(10.8) (7.6) (7.7) (7.2)

(5.3)

4.4 5.2

10.5

18.2

14.2 13.7 13.3

10.6

41.1 41.2 37.6

34.4

35.6

35.9 36.4 37.3 38.0

0

10

20

30

40

50

0

5

10

15

20

25

H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

地方税・地方譲与税

(年度)

(財源不足額 兆円)

※ ( )は折半対象財源不足額。

(地方税・地方譲与税 兆円)

(仮試算)

<地方の財源不足額と地方税収(地方財政計画ベース)>

リーマンショック以前の地方税収の水準 41.1兆円

リーマンショック 以前の平時

リーマンショック以前は折半対象財源不足がない状態

※ 地方税収は、地方消費税引上げによる増収分(26年度:0.5兆円、27年度(仮試算):1.9兆円)を除く。 ※ 27年度(仮試算)の地方税収は、概算要求時点において「中長期の経済財政に関する試算」(平成26年7月

25日内閣府)による名目成長率等を用いて機械的に積算した仮置きのもの。

70

80

90

100

H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

<国の予算総額(一般会計)と地方財政計画歳出総額>

地方財政計画歳出総額

国の予算総額(一般会計)

(兆円)

○中期財政計画に定められた方針に基づき、必要な地方の一般財源総額を確保しつつ、経済再生に合わせ、リーマン

ショック後の危機対応モードから平時モードへの切替えを進めていく。「いまだ日本の隅々にまで行き渡っているとは言え

ません。(略)景気回復の実感を、必ずや全国津々浦々にまで届けることが、次なる安倍内閣の使命であります。」(内閣

総理大臣談話、平成26年9月3日閣議決定)を踏まえ、景気回復の実感を全国津々浦々にまで届けることが現下の最重要

課題。

○メリハリを効かせた歳出の重点化・効率化を、国の取組と基調を合わせて実施。防災対策や地方創生等の財源は重点

的に確保。

39

平成26年12月22日 経済財政諮問会議 高市大臣提出資料(抄)

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3.地方財政の透明性・予見可能性を高め財政の マネジメントを強化

歳 出 改 革 ②

○公共施設等総合管理計画の策定促進 ・全地方団体に計画策定を要請。指針を発出(H26.4.22)。 ・説明会の開催(60回以上)。計画策定に係る特別交付税 措置(H26年度より)等により計画策定を支援。 ※全都道府県、全指定都市、99.7%の市町村が計画を策定予定

○地方公会計の整備促進

・地方公会計の統一的な基準を策定(H26.4.30)。固定資産 台帳の整備等に係る特別交付税措置(H26年度より)等に

より整備を促進。 ○公営企業会計の適用拡大の推進 ・現在、公営企業会計を適用していない簡易水道事業、下 水道事業等について同会計の適用を促進(H26.8.29ロー ドマップを提示)。公営企業会計を適用するためのマニュ アルの策定(H27.1月頃予定)等により支援。 ○公共事業等の施行状況の公表 ・公共事業等の施行状況を四半期毎に公表(H26年度より)。

2.一般行政経費(単独)の役割の発揮

○地方財政計画上の一般行政経費(単独)は、少子化等の

課題が地域ごとに様々であることから、地方が地域の実

情に応じ、自主性・主体性を発揮して課題解決に取り組む

ための必要経費。

○なお、単独事業は横ばいだが、国の予算に伴う補助事業

が大きく増加。歳出改革には、その改革が重要。

○平成25年度決算より団体ごとの決算情報の開示を充実

する予定(都道府県分:平成27年2月、市町村分:平成27年3月)。

○地方財政計画には枠として計上。国の予算の動向を踏

まえつつ地方団体の自主性を最大限尊重する趣旨。

9.3 9.6 9.8 10.1 10.9

11.7 12.2 12.7 13.4

15.6 17.0 17.3 17.8

18.9

11.3 11.2 11.2 11.8 12.2

13.5 14.0 13.8 13.8

13.8 13.9 13.8 14.0 14.3

5

10

15

20

H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

一般行政経費(補助)

(兆円)

一般行政経費(単独)

<地方財政計画の一般行政経費>

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平成26年12月22日 経済財政諮問会議 高市大臣提出資料(抄)

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○地方創生は、国と地方が適切に役割分担を行った上で、

地域の取組については地方の創意と責任で推進されること

が重要。 ○地方団体が自主性・主体性を最大限に発揮できるようにす

るため、地方創生の取組に要する経費を地方財政計画の

歳出に計上し、地方交付税を充実すること等を検討。

1.「地域の元気創造事業費」による交付税の算定

2.地方創生への対応

チャレンジする地方の支援

○財源の確保 ・平成26年度地方財政計画に、「地域の元気創造事業費」

(3,500億円)を新たに計上し、財源を確保。 ○交付税における算定 ・人口を基本とした上で、行革努力や地域経済活性化の成

果指標を反映。地方の再生を息長く支援。

歳 出 改 革 ③

平成26年度の指標

(ⅰ)行革努力分(3,000億円) (ⅱ)地域経済活性化分(500億円) ・職員数削減率 ・ラスパイレス指数 ・人件費削減率 ・経常的経費削減率 ・地方債残高削減率

・第一次産業(農業)産出額 ・製造品出荷額 ・小売業年間商品販売額 ・延べ宿泊者数 ・一人当たり県民所得(地方税収)

・若年者就業率 ・従業者数 ・事業所数 ・転入者人口比率

4.PPP/PFIの推進支援

5.公営企業・第三セクター等の経営健全化

○新たなガイドライン等の策定とさらなる経営健全化の支援

・公営企業について、中長期的な視点に立った経営戦略の

策定を要請(H26.8.29) 。

・新たな公立病院改革ガイドラインの策定(H26年度中予定)。

・第三セクター等のさらなる経営健全化等への取組を要請。経

営改革等に関する新たなガイドライン(指針)を策定(H26.8.5)。

<平成21~25年度までの「集中改革期間」の実績>

・事業規模に占める資金不足額の割合が経営健全化計

画の策定を要する基準以上である会計

H20:61会計→H25:18会計(▲70.5%)

・黒字病院の割合

H20:29.7%→H25:46.4%

・地方団体が第三セクター等に行う損失補償、債務保証

H20:7.5兆円→H24:5.0兆円(▲33.6%)

・地方団体が第三セクター等に交付する補助金等

H20:4,380億円→H24:3,000億円(▲31.4%)

○公共施設等総合管理計画の策定や固定資産台帳の整備

の促進により民間事業者のPPP/PFI事業への参入を促進。

41

平成26年12月22日 経済財政諮問会議 高市大臣提出資料(抄)

Page 43: 地方債計画と地方財政計画 - JFM16.8 兆円 (+ 2.5 兆円、前年度 ( 0.1兆円、 同 ( 0.1 兆円、 同 35.0 兆円) 2.9 兆円) 16.9 兆円) 1.通常収支分

統一的な基準による地方公会計の整備促進について

統一的な基準の公表

H26.4.30 H27.1.23 H30.3月末 H32.3月末

統一的な基準の周知

財務書類等の マニュアルの作成

統一的な基準による財務書類等の作成 (地方公共団体)

今後の新地方 公会計の推進

に関する研究会

現 状 今 後

地方公共団体における財務書類等の作成に係る統一的な基準を設定することで、①発生主義・複式簿記の導入、 ②固定資産台帳の整備、③比較可能性の確保 を促進する。

地方公共団体に要請

※ 移行期間は概ね3年間 (やむを得ない理由がある場合に限り概ね5年間)

基準モデルや総務省方式改訂モデル、その他の方式(東京都方式等)といった複数の方式が存在

統一的な基準による財務書類等によって団体間での比較可能性を確保

③比較可能性 の確保

総務省方式改訂モデルでは決算統計データを 活用して財務書類を作成

発生の都度又は期末一括で複式仕訳 (決算統計データの活用からの脱却)

①発生主義・ 複式簿記 の導入

総務省方式改訂モデルでは固定資産台帳の 整備が必ずしも前提とされていない

固定資産台帳の整備を前提とすることで公共施設等のマネジメントにも活用可能

②ICTを活用した 固定資産台帳の

整備

統一的な基準の設定

42

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将来にわたる キャッシュフロー の確保見通し

①地域金融機関 による融資可能額

(地域の資金)

事業立ち上げの 初期投資支援

地域経済循環

創造事業交付金

事業者の 自己資金

産学金官地域ラウンドテーブル ~それぞれの強みを活かして連携~

「産」 事業者 「学」 大学等 「金」 地域金融 機関 「官」 自治体 (国)

ビジネスモデル (イノベーション)

= 企業家精神 柔軟性 = ノウハウの蓄積 (理論化・ケース メソッド化) = 事業の目利き、 事業継続のリスク マネジメント = 立ち上げの 初期投資支援 1回限り(呼び水)

地域の資源

大学等のノウハウ

初期投資 地域での事業立ち上げ

②地域の雇用 ③地域の原材料

地域経済への 波及効果

④税収等の創出

(財政健全化)

地域金融機関の 資金回収

地域の資金 の有効活用

相当程度の税引前営業利益

地域経済循環 創造事業交付金

先行モデルにみる効果実証 ローカル10,000プロジェクトの推進 (地域経済循環創造事業交付金) [交付予定額66.8億円 交付対象197事業] ① 投資効果 2.1倍 (初期投資見込額 139.2億円) ② 地元雇用創出効果 4.2倍 (地元人材雇用見込額(想定7年)280.4億円) ③ 地元産業直接効果 8.8倍 (地元原材料費見込額(想定7年)586.3億円) ④ 課税対象利益等創出効果 3.5倍 (課税対象利益等見込額(税引前営業利益+減価償却費相当)(想定7年)236.6億円) ⑤ 地域課題解決効果 廃棄物等の商品化、一次産品等高付加価値化、地元資源活用にぎわい創出、流出資金域内還元

地域への貢献

地域経済イノベーションサイクルの仕組み(地域経済循環創造事業交付金)

43