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第89巻 第10号(第 1033 号)令和2年度(第62回)水道週間の実施状況-各水道事業体水道週間実施報告から-
( )25
1. はじめに本協会では、令和2年度(第62回)水道週間を
迎えるにあたり、厚生労働省大臣官房生活衛生・食品安全審議官(令和2年3月3日付生食発0303第3号)による『第62回 「水道週間」(6月1日(月)~6月7日(日))実施要綱』に基づき、協賛のための実施細目を定め、全正会員に通知するとともに、報道機関、関係友好団体に対し協力を依頼した。我が国の水道は、今やほとんどの国民が利用で
きるまでに普及しており、健康で文化的な国民生活や様々な社会経済活動を支える必要不可欠な生活基盤施設となっている。一方、総人口が減少に転じ、給水収益は減少の
一途をたどるとともに、水道事業体職員数も減少しており、水道事業の運営、経営はますます厳しくなっている。その反面、老朽化施設の更新・再構築、地震等の災害対策の推進、安全・安心な水の供給の確保等、持続可能な水道事業の構築に向け、水道の基盤強化のための各種取組の推進が求められている。特に、防災・減災、国土強靭化に即した強い水
道づくりや全国の水道事業者による被災地への応急給水・復旧体制整備等の災害対策及び危機管理面は抜本的な強化が必要である。こうした状況を踏まえ、国民各層に対して、水
道の現状や課題について理解を深め、今後の水道事業の取組について協力を得るために、水道週間期間中、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から例年通りの開催に制約がある中、全国各地で独自の工夫を凝らした水道に関するイベントが展開された。なお、今年度の水道週間のスローガンは 「飲み
水を 未来につなごう ぼくたちで」 であり、厚生労働省より示された広報活動等の主な目標は次のとおりである。⑴災害に強い水道づくりのため、水道施設・管路の耐震化の促進について、国民の理解と協力を求めること。⑵渇水や水需要の増大に対処するため、水源開発の必要性や節水の重要性について、国民の理解を求めること。⑶感染性微生物問題等の新たな水質問題への対応を含めて、安全で良質な水道水の供給を確保するため、水道水源の水質保全や高度浄水施設の整備について、国民の理解と協力を求めること。⑷給水装置に関する制度の円滑な実施を図るとともに、維持管理の重要性について理解と協力を求めること。⑸水道事業経営の仕組みや水道料金等について、正しい知識を提供し、理解を得ること。⑹簡易専用水道や小規模貯水槽の管理について、正しい知識を提供し、管理の重要性について理解を得ること。⑺地域水道ビジョンについて、公表により需要者への情報提供と理解の向上を図ること。2. 各水道事業体の活動状況本協会では、水道週間等の活動を通じて水道に関する広報活動を効果的に推進するための基礎資料を得ることを目的として、令和2年4月1日現在の全正会員1,339団体に対して、水道週間の実施状況についてアンケート調査を実施した。その結果、866団体より回答があり(表 -1、表
-2)、回答のあった正会員のうち、79.1%が水道週間期間中に広報活動を実施した(表 -3)。これ
「資 料」
令和2年度(第62回)水道週間の実施状況-各水道事業体水道週間実施報告から-
日本水道協会調査部調査課
第89巻 第10号(第 1033 号) 水 道 協 会 雑 誌 令和2.10
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は、昨年度と比べて6.1ポイント減の結果となるが、新型コロナウイルス感染症により参集によるイベントの開催が困難となり、顕著な減少が見られたことによる(広報活動を実施していない正会員のうち、新型コロナウイルス感染症対策を理由とする割合は32.0%であった(表 -4))。以下、各地の実施報告を中心にその概要を紹介
する。
水道週間に係る広報活動については、89.5%が「ポスター」を利用して実施している。また、45.7%が「広報誌(紙)」を利用して実施しており、各戸配布による公的行事のお知らせができることから利便性は高いと考えられるものの、昨年度と比べて10.0ポイントの減となった。ポスター及び広報誌(紙)以外に活用した広報手段としては、「小・中学校などへの文書の配布」や「ホームページ」等の活用、「懸垂幕」や「のぼり旗」の設置も見受けられる。そのほかの広報手段としては「マスメディア」や「SNS」の利用等が見られた(表 -5)。また、水道週間期間中に実施したイベントや行
表 -1 アンケート回答結果
項 目 今年度 昨年度
調査対象数 1,339 1,335
有効回答数 866 913
無回答、不明 473 422
回答率 64.7% 68.4%
表 -2 地方支部回答数
各地方支部 正会員数 回答数 割合 昨年度
北海道 133 62 46.6% 50.8%
東北 163 109 66.9% 63.8%
関東 235 171 72.8% 75.3%
中部 258 175 67.8% 70.9%
関西 177 124 70.1% 76.8%
中国四国 153 106 69.3% 68.9%
九州 220 119 54.1% 64.8%
合 計 1,339 866 64.7% 68.4%
表 -3 水道週間中の広報活動の実施状況
回答数 割合 昨年度
実施した 685 79.1% 85.2%
実施していない 181 20.9% 14.8%
合 計 866 100.0% 100.0%
表 -4 水道週間中の広報活動を実施しない理由
回答数 割合
新型コロナウイルス感染症対策のため
58 32.0%
その他(例年実施していない場合も含む)
123 68.0%
合 計 181 100.0%
表 -5 水道週間の実施にあたり活用した広報媒体(複数回答)
項 目
①広報誌(紙)(地方公共団体及び水道事業体作成を含む)
②ポスター ③チラシ④ホームページ
⑤ SNS⑥メールマガジン
⑦検針票のお知らせ欄
⑧小・中学校などへの文書配布
⑨庁内広報掲示板
⑩懸垂幕
実施数 313 613 31 209 43 1 12 212 116 164
実施率 45.7% 89.5% 4.5% 30.5% 6.3% 0.1% 1.8% 30.9% 16.9% 23.9%
昨年度 実施率
55.7% 85.5% 13.0% 38.0% 8.7% 0.9% 2.6% 37.8% 21.2% 24.0%
項 目 ⑪のぼり旗 ⑫横断幕 ⑬立て看板⑭電光掲示板
⑮広報車⑯防災無線
⑰広報グッズ
⑱マスメディア
⑲その他
実施数 147 105 27 18 10 6 85 122 30
実施率 21.5% 15.3% 3.9% 2.6% 1.5% 0.9% 12.4% 17.8% 4.4%
昨年度 実施率
29.3% 17.1% 6.9% 4.8% 2.2% 1.3% 29.8% 24.2% 6.0%
第89巻 第10号(第 1033 号)令和2年度(第62回)水道週間の実施状況-各水道事業体水道週間実施報告から-
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事の内容については、新型コロナウイルス感染症対策の影響により、特に参集によるイベントの実施数が非常に少ないことが見受けられる。後述する水道施設の見学会・一般開放以外では、水道相談所の設置が0.9%、奉仕活動が4.7%であり、昨年度の5.7%及び13.2%と比較して、それぞれ4.8ポイント及び8.5ポイントの減となった(表 -6)。広報・広聴の内容としては、「水道週間の趣旨・
標語の掲載」をした団体が80.6%と最も多かった。続いて「水道週間行事の紹介・参加募集」が15.0%となっており、そのほかにも水道水の水質や漏水
等についても取り上げ、水道事業全体に係るお客様の理解に役立つものと考えられる(表 -7)。水道週間期間中のイベント等の際に「広報グッズ」の配布を行った団体は12.4%の85団体であり(表 -5)、昨年度の232団体と比べて実施数は約6割の減となっている。配布したグッズは、「ティッシュ」が23.5%と最も多かった。続いて、水道事業を紹介した「パンフレット」が22.4%、水道事業体で作製した「ボトルウォーター」が18.8%となっている(表 -8)。また、その他の事例としては、マスコットキャラクターのコースター、マイ
表 -6 実施したイベント・行事(複数回答)
項 目①水道施設の見学会・一般開放
②作品募集(図画、標語、作文、写真、書写など)
③水道相談所の設置
④アンケート調査
⑤街頭啓発⑥奉仕活動(清掃、植樹、無料点検など)
実施数 14 59 6 5 16 32
実施率 2.0% 8.6% 0.9% 0.7% 2.3% 4.7%
昨年度 実施率
25.7% 12.3% 5.7% 10.2% 9.5% 13.2%
項 目⑦広報ビデオの上映
⑧水道出前授業 ⑨講演会⑩
①~⑨に含まれないイベント・行事
⑪その他
実施数 2 7 0 18 80
実施率 0.3% 1.0% 0.0% 2.6% 11.7%
昨年度 実施率
4.0% 3.3% 0.5% 7.7% 12.6%
表 -7 広報・広聴の内容(複数回答)
項 目
①水道週間 の 趣旨・標語の掲載
②水道週間行事の紹介・参加募集
③水道施設見学会開催案内・参加募集
④水道水の水質(飲用・安 全 性 など)
⑤水道水の使用状況
⑥ 給 水 装置・給水管の維持管理
⑦水道料金⑧水道工事(水道施設の耐震化含む)
⑨防災・災害の備え
⑩ 水 道メーターの検針
実施数 552 103 9 95 12 43 31 34 42 27
実施率 80.6% 15.0% 1.3% 13.9% 1.8% 6.3% 4.5% 5.0% 6.1% 3.9%
昨年度 実施率
78.1% 24.9% 18.6% 19.3% 3.5% 9.8% 6.6% 7.1% 12.7% 5.3%
項 目⑪水道事業の経営
⑫水源開発・節水の重要性
⑬水道水源の水質保全
⑭水道の加入促進
⑮給水区域⑯漏水に関するお知らせ
⑰水質検査などを装った悪質商法への注意喚起
⑱貯水槽水道の管理・点検
⑲地域水道ビジョン
⑳その他
実施数 21 20 24 8 8 62 13 17 7 38
実施率 3.1% 2.9% 3.5% 1.2% 1.2% 9.1% 1.9% 2.5% 1.0% 5.5%
昨年度 実施率
4.2% 3.9% 6.4% 2.3% 3.5% 9.4% 2.6% 3.2% 1.4% 5.9%
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タンブラー等が配布されている。マスメディアを活用した広報活動を実施した団
体の割合は17.8%であり、昨年度に比べて6.4ポイントの減となっている(表 -5)。媒体別に見ると、「新聞」を利用した広報活動が68.9%と最も多く、続いて「ラジオ」、「テレビ・CATV」となっている(表 -9)。「ラジオ」、「テレビ・CATV」の活用は、話題
性、影響力等からみて、最も効果の大きい方法の一つであると考えられる。単独スポットあるいは企画物の番組は費用面で難しいこともあるが、水道週間イベントの告知、水道週間期間中の浄水場見学会の模様やイベントの様子の取材を受け、水道施設の紹介や水道の大切さの PRに繋げるといった水道事業体もある。水道施設の見学会・一般開放については2.0%
が実施したが、新型コロナウイルス感染症の影響
より昨年度の25.7%と比較して大幅に減少している(表 -6)。実施対象施設については、「浄水場」を対象としたものが92.9%となっている(表 -10)。見学会及び一般開放の対象者としては、「小学生」を対象としたものが64.3%と最も多く、「参加者は限定しない」としたものが28.6%と続いている(表 -11)。図画や標語等の作品募集は水道について考えるきっかけとなり、水道への関心を高めるうえでも効果が大きいと考えられるが、今年度は、8.6%の59団体による実施に留まった(表 -6)。募集した作品については、「図画」が88.1%と最も多く、「標語」、「書写」が共に50.8%、「作文」が45.8%と続いている(表 -12)。作品の募集対象としては、「小学生」が86.4%、
「中学生」が57.6%と続いている(表 -13)。
表 -8 広報グッズの配布内容(複数回答)
項 目①パンフレット
②筆記用具
③ノート・メモ帳・付箋
④下敷き⑤クリアファイル
⑥定規 ⑦ティッシュ⑧ハンドタオル・ハンカチ
⑨トートバッグ(エコバッグ)
⑩ ボト ルウォーター(ペットボトル・缶)
⑪飲料用水袋
⑫防災・防犯グッズ
実施数 19 8 0 10 8 1 20 1 1 16 2 0
実施率 22.4% 9.4% 0.0% 11.8% 9.4% 1.2% 23.5% 1.2% 1.2% 18.8% 2.4% 0.0%
昨年度 実施率
36.2% 25.0% 4.3% 11.6% 18.1% 5.6% 29.3% 5.6% 8.6% 33.6% 10.3% 3.0%
項 目⑬キッチングッズ
⑭バス・洗面グッズ
⑮救急・応急グッズ
⑯うちわ⑰ パソコン・スマホ周辺グッズ
⑱シール ⑲風船
⑳玩具(缶バッジ・キーホルダー・ストラップ)
㉑花・観葉植物・種
㉒修繕セット(パッキン・節水コマ)
㉓その他
実施数 1 0 3 9 0 0 1 0 2 9 6
実施率 1.2% 0.0% 3.5% 10.6% 0.0% 0.0% 1.2% 0.0% 2.4% 10.6% 7.1%
昨年度 実施率
6.5% 2.6% 3.0% 13.8% 0.4% 7.8% 7.3% 7.8% 6.9% 6.9% 15.9%
表 -9 広報で活用したマスメディア(複数回答)
項 目 ①ラジオ②テレビ・CATV
③新聞④雑誌・タウン誌(紙)
⑤その他
実施数 30 20 84 9 1
実施率 24.6% 16.4% 68.9% 7.4% 0.8%
昨年度 実施率
34.0% 28.2% 72.3% 8.0% 4.8%
※地方公共団体作成の広報紙を除く
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作品募集を実施した59団体のうち、28.8%の17団体が「募集した作品の展示会・表彰式」を開催しており、昨年度に比べて28.5ポイントの減となっている(表 -14)。水道相談所の設置状況については、0.9%の6
団体のみが「設置した」と回答しており、昨年度の
44団体(5.7%)から大幅に減少している(表 -6)。設置場所は、全て「庁舎内」であり、100%となっている(表 -15)。相談内容としては、「水道料金」に関する相談が50.0%であり、昨年度と比べて13.6ポイント上昇している。続いて、「水道水の使用状況」、「給
表 -10 水道施設の見学会及び一般開放で対象となった水道施設(複数回答)
項 目 ①浄水場 ②水源地 ③配水池 ④水質検査施設 ⑤中央監視室 ⑥その他
実施数 13 4 1 2 2 0
実施率 92.9% 28.6% 7.1% 14.3% 14.3% 0.0%
昨年度 実施率
90.0% 17.0% 20.0% 14.0% 34.0% 12.0%
表 -11 見学会及び一般開放の対象者(複数回答)
項 目 ①小学生 ②中学生 ③給水区域内の住民 ④自治会等 ⑤参加者は限定しない ⑥その他
実施数 9 0 0 0 4 1
実施率 64.3% 0.0% 0.0% 0.0% 28.6% 7.1%
昨年度 実施率
42.0% 2.5% 7.5% 1.0% 49.0% 9.0%
表 -12 募集作品の内容(複数回答)
項 目 ①図画 ②標語 ③作文 ④写真 ⑤書写 ⑥その他
実施数 52 30 27 9 30 2
実施率 88.1% 50.8% 45.8% 15.3% 50.8% 3.4%
昨年度 実施率
83.3% 44.8% 37.5% 10.4% 49.0% 4.2%
表 -13 作品募集の対象者(複数回答)
項 目 ①小学生 ②中学生 ③給水区域内の住民 ④自治会等 ⑤参加者は限定しない ⑥その他
実施数 51 34 3 0 5 6
実施率 86.4% 57.6% 5.1% 0.0% 8.5% 10.2%
昨年度 実施率
85.4% 44.8% 8.3% 1.0% 10.4% 7.3%
表 -14 募集した作品の展示会・表彰式
回答数 割合 昨年度
実施した 17 28.8% 57.3%
実施していない 42 71.2% 39.6%
無回答 0 0.0% 3.1%
合計 59 100.0% 100.0%
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水装置・給水管の維持管理」、「水道メーターの検針」が共に16.7%となっている(表 -16)。水道に関するアンケート調査の実施状況につい
ては、0.7%の5団体のみが「実施した」と回答しており、昨年度の79団体(10.2%)から大幅に減少している(表 -6)。アンケートの実施方法は、「イベント等会場での調査」、「インターネット調査」が共に40.0%と最も多かった(表 -17)。また、アンケートの内容としては、「水道水の
水質」、「水道水の使用状況」、「水道料金」、「防災・災害の備え」が8割となっている(表 -18)。街頭啓発の実施状況については、2.3%の16団体が「実施した」と回答しており、昨年度の74団体(9.5%)から大幅に減少している(表 -6)。実施場所は、「庁舎内」が62.5%と最も多かった(表 -19)。奉仕活動の実施状況については、4.7%の32団体が「実施した」と回答しており、昨年度の103
表 -15 水道相談所の開設場所(複数回答)
項 目 ①イベント会場 ②街頭 ③庁舎内 ④商業施設 ⑤その他
実施数 0 0 6 0 0
実施率 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 0.0%
昨年度 実施率
54.5% 6.8% 43.2% 15.9% 6.8%
表 -16 水道相談所の相談内容(複数回答)
項 目①水道水の水質(飲用・安全性など)
②水道水の使用状況
③給水装置・給水管の維持管理
④水道料金⑤水道工事(水道施設の耐震化含む)
⑥防災・災害の備え
⑦水道メーターの検針
⑧その他
実施数 0 1 1 3 0 0 1 2
実施率 0.0% 16.7% 16.7% 50.0% 0.0% 0.0% 16.7% 33.3%
昨年度 実施率
36.4% 13.6% 34.1% 36.4% 15.9% 15.9% 13.6% 27.3%
表 -17 アンケートの実施方法(複数回答)
項 目①イベント等会場での調査
②街頭調査 ③郵送調査④インターネット調査(メール・SNS含む)
⑤電話調査 ⑥訪問調査 ⑦その他
実施数 2 0 1 2 0 0 1
実施率 40.0% 0.0% 20.0% 40.0% 0.0% 0.0% 20.0%
昨年度 実施率
87.3% 2.5% 1.3% 3.8% 0.0% 0.0% 10.1%
表 -18 アンケートの内容(複数回答)
項 目
①水道水の 水 質(飲用・安全性など)
②水道水の使用状況
③ 給 水 装置・給水管の維持管理
④水道料金
⑤水道工事(水道施設の耐震化含む)
⑥防災・災害の備え
⑦水道メーターの検針
⑧水道事業の経営
⑨広報活動
⑩その他
実施数 4 4 2 4 2 4 0 1 1 0
実施率 80.0% 80.0% 40.0% 80.0% 40.0% 80.0% 0.0% 20.0% 20.0% 0.0%
昨年度 実施率
65.8% 51.9% 2.5% 35.4% 15.2% 30.4% 0.0% 13.9% 31.6% 38.0%
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団体(13.2%)から大幅に減少している(表 -6)。活動内容としては、「無料点検(パッキン交換
等)」が56.3%と最も多かった(表 -20)。また、無料点検を実施した団体のうち、「学校・
福祉施設」での実施が38.9%と最も多かった(表-21)。施設見学会等のイベント開催に併せて、小学生
から一般市民まで様々な年齢層を対象に、水道水が作られるまでの過程や、その地域の水道の歴史・取組等を紹介した広報 DVDを上映したという報告があった(別紙-1)。また、主に小学生を対象として水道に関する出
前講座を実施し、水道の歴史や水道水ができるまでについて説明するほか、水に関する実験等を実施したという報告もあった(別紙-2)。他にも水道について PRを図ることや地域住民
を対象としてパネル展示等のイベントを実施し、水道施設や給水車の紹介を行う等、楽しく親しみの持てる企画が多く報告された(別紙-3)。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、例年より実施数の減少や実施規模の縮小等が見受けられたものの、一方で施設見学会の代わりに施設の紹介動画をホームページに掲載するなど、創意工夫による取り組みも見受けられた。3. 本協会の活動状況⑴ 正会員等の水道週間実施細目の決定厚生労働省大臣官房生活衛生・食品安全審議官による『第62回「水道週間」実施要綱』に基づき、実施細目を作成し、全正会員に通知した。⑵ 水道週間ポスターの作成配布今年度のポスターは、令和元年度水道週間協賛企画懸賞募集の図画コンクール小学生高学年の部特選作品を採用し、同じく標語特選 「飲み水を 未来につなごう ぼくたちで」 をスローガンとし、安全で良質な水道水の安定的な供給を目指し、水道事業に親しみを持ってもらい、水道水をより身近なものに感じてもらえるようにと約40,000枚を作成した。同ポスターは正会員をはじめ、関係友好団体等に配布した((株)日本水道新聞社との共編による「水道壁新聞」も併せて配布した)。⑶ 水道週間各種広報資料の作成及び配布本協会が作成する主な広報資料は次のとおりである。①みんなの水道2020(B5判:8頁)注文:50冊単位 @2,200円(税込)日本の水道事業の現状とこれからの水道について、イラスト、写真、水道統計等のデータを中心にグラフや図を用いて解説したパンフレットで、一般向けや水道施設見学等の参考資料として利用されている。②水道の話シリーズ第54集-私の暮らしと世界の水-(B5判変形:8頁)注文:50冊単位 @1,650円(税込)水の大切さをはじめ、水道の役割、施設の働き等について、イラストを用いて絵本風にまとめたパンフレットで、小学生を対象とした水道施設見学等の広報資料として利用されている。
表 -19 街頭啓発の実施場所(複数回答)
項 目 ①駅 ②庁舎内 ③商業施設 ④その他
実施数 2 10 0 2
実施率 12.5% 62.5% 0.0% 12.5%
昨年度 実施率
32.4% 25.7% 32.4% 25.7%
表 -21 奉仕活動における無料点検の方法・施設 (複数回答)
項 目 ①希望者宅
②学校・福祉施設(保育園・児童館・老人ホームなど)
③公園 ④その他
実施数 4 7 4 3
実施率 22.2% 38.9% 22.2% 16.7%
昨年度 実施率
46.2% 55.8% 15.4% 32.7%
表 -20 奉仕活動の内容(複数回答)
項 目①河川などの清掃
②水源林の植樹
③ 無 料 点 検(パッキン交換など)
④その他
実施数 5 1 18 9
実施率 15.6% 3.1% 56.3% 28.1%
昨年度 実施率
18.4% 4.9% 50.5% 20.4%
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( )32
別紙-1 広報ビデオの上映について事業体名 媒体の種類 題名 制作者 映写の機会 対象者
青森市 データファイル 青い森の水辺から 青森市企業局水道部青森市役所本庁舎による事業紹介展示時
市役所来庁者(対象の限定なし)
丹波篠山市データファイル、DVD
「水が家庭に届くまで~大切に使おう~」
上下水道部上水道課及び経営企画課(企画)、企画総務部視聴覚ライブラリー(撮影・編集)
丹波篠山市役所1階ロビー、丹波篠山市中央図書館、市内病院等
市民
別紙-2 水道出前授業の実施について
事業体名 名称 内容・時間講師
(職種・職務名、人数)対象者
静岡市水道水のおいしさに関する講座
内容:静岡市の水道水が家に届くまで、静岡市の水道水の特徴、水道水をおいしく飲む方法
事務職2名、薬剤師1名、化学職1名
代表小学校の4年生約130名
半田市 水道出前講座内容:水道水ができるまで、浄水場の仕組み、水の大切さ、浄水模型を使った実験。
上水道課職員10名市内の全小学校の4年生
近江八幡市上下水道講座・ワークショップ
内容:①日常生活と水道、②これからの水道、③その他(参加者の個別ニーズで実施可能なもの)時間:参加者と調整
水道事業所職員概ね5名以上で申込まれた市民(個別調整)
愛知郡広域行政組合
講師派遣内容:水の循環から水道(浄水場)のしくみ、利き水体験など時間:90分
係長 外1名給水区域の小学校4年生(希望小学校のみ)
松原市 水道出前講座
内容:水に関するクイズやビデオ上映、簡単な実験などを通じて、水道水についての理解を深めてもらう。時間:2時間程度
上下水道部職員3名程度
市内の小学4年生。例年5校程度を募集するが、コロナウィルスの影響で今年度は3校を対象に時期を6月下旬から7月にずらして実施
田辺市私たちの水道について
内容:例年行っている施設見学会に代わり小学校に出向いて、取水から浄水、そして給水に至るまでの過程や水道の利用について、スライドを用いて行う。時間:約1時間
技能・事務職等の職員(2~3名)
小学生
鹿屋市 水道出前教室内容:水の大切さ、浄水場のしくみ、給水に係る機器の説明など
事務職3名市内小学4年生を対象
第89巻 第10号(第 1033 号)令和2年度(第62回)水道週間の実施状況-各水道事業体水道週間実施報告から-
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別紙-3 その他イベント・行事の開催について
事業体名イベント名行事名
内容 ターゲット 開催場所
小樽市 水道週間パネル展 水道施設を紹介するパネルの展示 市民 市役所渡り廊下
北見市 デジタル展示北見市のホームページ上で水道水ができるまでの過程や正しい手の洗い方、暮らしや遊びに役立つ水道の豆知識などを紹介。
限定しない 北見市ホームページ
十勝中部広域水道企業団
山女(ヤマメ)放流原水が流れる前庭にヤマメを放流し、原水の安全性をアピールする
来場者 なかとかち浄水場
青森市 青い森の水辺から広報ビデオの上映、水道事業紹介パネルの設置、水道部保有の水源地等の写真を用いた写真展
市役所来庁者(特に対象を限定しない。)
青森市役所本庁舎
宮城県 パネルの展示 水道水の水質や、浄水施設の紹介 合同庁舎来庁者 県合同庁舎
高崎市 水道啓発市内の小学校にパンフレット「水の話シリーズ」・壁新聞、ポスターを配布し、水の大切さを考えるきっかけとして活用していただく。
市内小学4年生 市内各小学校
四街道市 ポスター掲示 庁舎内入口付近ポスター掲示 市民等 四街道市企業庁舎内
諏訪市 給水袋の配布 給水袋の配布 市民 市役所
佐久水道企業団
一日企業長水道モニターの代表として佐久水道女性水の会の会長に一日企業長をやっていただき、水道事業への関心と理解を深めてもらった
利用者 事務所・水道施設
土岐市新庁舎のオープニングイベント
給水車の紹介 土岐市民庁舎前の駐車場(土岐フォーラム)
掛川市 水道感謝のつどい
6月4日に実施。先人の水道事業に対する功績や水の恵みに感謝し、水道事業の安全・安心・安定供給を祈願するとともに、今年度工事の安全かつ円滑な執行を祈願するイベント。
掛川市民十九首水源地公園隣(掛川市大池1445番地の1)
西伊豆町 無料巡回サービス 検定満期水道メーター交換作業当年度交換対象メーター器使用者
町内各所
岩国市 図書贈呈
市内の各小学校へ図書の贈呈を平成10年度から毎年実施してきており、今年度も32冊を贈呈し、HPに掲載した。寄贈図書名「私の文化を発見する2~水とくらす日本のわざ」
市内の各小学校(32校)
市役所
壱岐市小学生の社会科見学の一環として
浄水場・貯水池の見学 浄水場・貯水池
熊本市①パネル展②水の飲み比べ
①熊本市上水道関連、水道水源である地下水保全、災害時の蓄えなどについてのパネル展の開催。②水道水を安定的に供給する水道事業について啓発を行い、飲み比べをしていただくよう「熊本水物語(熊本市のペットボトル)」を配布。
来館者全員 熊本市水の科学館
嘉手納町 ミニ展示会
嘉手納町の水道(水道事業の普及)、水道週間他関連ポスター等の掲示※新型コロナウイルス感染症防止対策の為、規模を縮小
町民(来庁者)庁舎内 上下水道課前
沖縄県浄水場施設紹介動画の掲載(沖縄県企業局ホームページ)
例年開催している、浄水場一般公開を中止したため、代替的取り組みとして、企業局ホームページに、浄水場施設紹介動画を掲載した。
沖縄県民沖縄県企業局ホームページ