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「手袋とエプロン、いつ、はずすの?」の巻
NEW!「ICPの部屋へようこそ」
2008.5. Vol.10
ときどき、みかけませんか?防護具をず~っとつけているスタッフ。
防護具は装着も大事ですが、細菌・ウイルスを広げないためには、
防護具をはずすタイミングも非常に大事です!あなたはいかが?
HPに関する疑問・ご質問・ご意見等ございましたら、下記メールアドレスまで(三浦宛)ご連絡下さい。
また、絵の転載などに関しましてもご連絡頂きますようお願い申し上げます。
久留米大学病院ICT E-mail:[email protected]
絵・文:三浦美穂
「報告、ありがとう!!!」の巻
NEW!「ICPの部屋へようこそ」
2008.5. Vol.9
当院では「針刺し・切創」報告書を感染制御部で管理・分析しています。 2007 年度の針刺し・切創件数は前年度に比べ発生件数が増えています(報告数が多かった?)。 しかしながら、報告してくださったスタッフのおかげで、針刺し切創発生時の状況を把握でき、今
後の対策を講じる手立てとなっています。 今年度はこの報告を生かし、針捨て容器・針刺し切創対応マニュアルを大幅に変更する予定です。
「1件でも針刺し切創が減り、安全に安心して仕事ができる環境を整えたい・・・」 感染制御部スタッフはその思いで日々頑張っています!
★★★ 今後とも針刺し切創報告書の記入・提出のご協力、よろしくお願いいたします ★★★
※佐世保中央病院 セイフティマネジャ朝倉先生、アドバイスありがとうございました!
HPに関する疑問・ご質問・ご意見等ございましたら、下記まで(三浦宛)ご連絡下さい。
久留米大学病院ICT E-mail:[email protected]
絵・文:三浦美穂
「これ、いつ開けたの???」の巻
NEW!「ICPの部屋へようこそ」
2008.5. Vol.8 こんにちは。久留米大学病院感染制御部・感染管理認定看護師(ICN)の三浦です。皆様の病院で
は「誰がどのように消毒薬・外用薬を管理」されていますか?当院では 2007 年度のLN(リンク
ナース)の消毒薬グループが消毒薬・外用薬マ管理ニュアルを作成いたしましたのでご紹介いたし
ます。
絵・文:三浦美穂
NEW!「ICPの部屋へようこそ」
2008.4. Vol.7
こんにちは。久留米大学病院感染制御部・感染管理認定看護師(ICN)の三浦です。
2008 年度がスタートしました!心機一転、今年度より「ICN の部屋」改め「ICP の部屋」
として、当院の ICT メンバーによる情報発信の場とさせていただきました。今月は薬剤部
の酒井義朗先生です!
初めまして、薬剤部で ICT を担当しております酒井義朗です。今回は薬剤部より抗菌薬使
用量を報告します。抗菌薬使用量 9 年間の推移を下記に示します。
抗菌薬使用量は 2003 年届出制度導入により減少傾向で、医療費削減効果も示しています。
届出制度以外にもクリニカルパスによる術後抗菌薬や投与期間の見直し等、様々な取り組み
を行っています。その結果が使用量減少につながっています。これからも抗菌薬の適正使用
に病院全体で取り組み、よりよい病院環境を作っていきましょう。
ま た 、 4 月 か ら は ザ イ ボ ッ ク ス ® が 届 出 制 か ら 許 可 制 へ と 移 行 し ま し た 。
(病院内の方へ)ザイボックス®を処方する際には感染制御部の医師に許可を得てオーダー
して下さい。詳しくは通達文書をご参照下さい。
抗菌薬に関する疑問・質問等ございましたら、下記メール薬剤部(酒井宛)にご連絡下さい。
久留米大学病院ICT E-mail: [email protected]
届出制度導入
抗菌薬使用量推移
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000
1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
年
本数
オキサゾリジノン薬
ニューキノロン薬
ホスホマイシン薬
グリコペプチド薬
クロラムフェニコール薬
テトラサイクリン薬
リンコマイシン薬
マクロライド薬
アミノグリコシド薬
カルバペネム薬
モノバクタム薬
オキサセフェム薬
セファマイシン薬
4世代セフェム薬
3世代セフェム薬
2世代セフェム薬
1世代セフェム薬
ペニシリン薬
NEW!「ICNの部屋ようこそ」
2008.3. Vol.6
こんにちは。久留米大学病院感染制御部・感染管理認定看護師(ICN)の三浦です。
年度末になりました。1 年の総括とともに来年度の目標を設定しているところです。
今年度はLN会のメンバーが 3 分の2ほど変更になりましたが、前年度より引き継いだLN
がリーダーシップをとりグイグイと会を引っ張ってくれました。LNの活躍により感染対策が
左右されるといっても過言ではない当院では、毎年以下のような年間計画(2006 年版)に沿
ってLN会を進めています。皆様の病院ではどのようにLN会を進めてらっしゃいますか?
皆様からのご意見・アドバイスお待ちしております。是非、教えてください!
2008 年 2 月 22 日・23 日に長崎で開催された第 23 回日本環境感染学会へ、LNとともに参加しました。今回は当院
LN会(リンクナース委員会)より 6 題、他病棟・部より9題と過去最高の発表数となり、1年間の締め括りとして、どれも
素晴らしい発表だったと自負しています。他施設の御発表は参考になるものが多く、今後の活動のヒントになりました。
ありがとうございました。発表者、研究者の皆様お疲れ様でした。来年は横浜でお会いしましょう!
NEW!「ICNの部屋ようこそ」
2007.10. Vol.5
こ ん に ち は 。 久 留 米 大 学 病 院 感 染 制 御 部 ・ 感 染 管 理 認 定 看 護 師 ( ICN ) の 三 宅 で す 。
今 回 は 当 院 の L N 会 ( リ ン ク ナ ー ス 委 員 会 ) の 活 動 状 況 を ご 紹 介 い た し ま す 。
当院では、各病棟より 1 名選出された看護師が月一回会議を行い、またその中でグループ活動や学
会報告を行っております。身内ながら「うちのLN活動は世界一!」と思っている今日この頃です。
皆様の病院のLNはどのような活動をされていますか?
毎月、各グループ(6 グループ)が活発に活動しています。 。
今年は当院の感染対策に関する問題分析を行い、
グループで計画・実施・評価を行い、その成果を日本環境感染学会(2008.2月)で発表する予定です。
(演題が通れば・・・)
【LNによる演題登録内容】
①� 一般病室環境整備の統一へ向けての取り組み
②� 当院における気管内吸引マニュルの見直し ~気管内吸引回数の現状把握とコスト試算における単回
使用カテーテルの導入~
③� 喀痰培養検体の取り扱いが品質管理に及ぼす影響 ~マニュアル作成を試みて~
④� 速乾性擦式アルコール製剤使用向上への取り組み ~実態調査を通して~
⑤� 清拭車の一般細菌検査に基づく清拭タオルのディスポーザブル導入検討について
⑥� 消毒薬・軟膏の使用に関する実態調査 ~マニュアル作成を試みて~
当院はLNの活躍で「感染対策が実施できている」と言っても過言ではありません。
今後もLNと一緒にがんばるぞ!
NEW!「ICNの部屋ようこそ」
2007.10 Vol.4
こんにちは。久留米大学病院感染制御部・感染管理認定看護師(ICN)の三宅です。
先週の 9 月 30 日(日)に久留米大医学部看護学科にて「鳥インフルエンザなどの感染症から身を守る予防
策」というテーマで中高生を対象に体験講座を開きました。実施者として参加したのでその様子をご紹介し
ます!
この企画の目的は・・・・独立行政法人日本学術振興会の科学研究費補助金による研究成果の社会還元・普及を目的
としたものです。 今回このプログラムの内容は医学部・准教授の三橋睦子先生の企画で、中学生・高校生の方々が
研究者の講演を聴いたり、実験、実習による体験、研究者との対話をとおして、大学の最先端の研究を体験していた
だくものです。
実施者 三橋(久留米大学医学部)、津村(久留米大学病院小児科)、大坪(福岡教育大学)
毛利(久留米大学病院看護部)、佐藤(久留米大学医学部)、田中(久留米大学医学部)、
三宅(久留米大学病院感染制御部)
講義:感染症と環境について、粘膜の防御作用とケアのポイント:水の不思議実験、感染症の捉え方(確率のゲーム)
実習:N95 マスクフィットテスト、手洗いトレーニングボックス、速乾式手指消毒、感染防護具着用後の発語明瞭度、酸素
飽和度、表面深部温湿度測定 、隔離されるってどういうこと:寸劇など
今回は2回目の実施です。
皆さんのご協力感謝します
参加者はご父兄・先生を合わせて25名。遠く大阪・兵庫からの参加
もあり、最後まで熱心に受講してくださいました。「感染症や感染対
策に日頃から関心を持つことが大切」など、受講者の方々から様々な
意見をいただきました。今後も地域のために活動したいと思います。
NEW!「ICNの部屋ようこそ」
2007.10 Vol.3
こんにちは。久留米大学病院感染制御部・感染管理認定看護師(ICN)の三宅です。
今回は当院のA病棟で行った「おむつ交換時の標準予防策」勉強会の様子をご紹介いたします。
一方的な講義ではなく、演習を加えながら現場のスタッフとともに考えるよう工夫しています。
皆様が日頃オムツ交換をされる際、その最中にプラスチック 手袋を何回交換するか、数えたこ
とがありますか?手袋を 1度も変えずにオムツ交換が終了する・・・ということがないように、
排泄物が手袋についた際には小まめに手袋を交換しましょう(陰部洗浄後は必ず交換)。
排泄物に多く含まれるウイルスや細菌をベット周囲の環境に拡大させないためには、
皆様の手袋交換とケア前後の手洗い(流水+消毒)、清掃が重要です!
お人形のさくらさん、おむつ交換の準備を始めます、洗ってきれいにしますね、はい、終わりです、さて、どうかな?
おむつ交換の実施後、蛍光ライトで照らしてみると・・・・
人形と蛍光塗料を使用して、おむつ交換の実施をしました。ここでは便の代わりに蛍
光塗料を使用しましたが、おむつ交換後、思いもかけない場所に蛍光塗料が付着して
いることが分かりました。
腕
ベット柵
寝具類
NEW!「ICNの部屋ようこそ」
2007.9 Vol.2
こんにちは。久留米大学病院感染制御部・感染管理認定看護師(ICN)の三宅です。
ICN は病院内だけでなく地域病院や住民の方々へ「感染対策」を広める役割も担っています。
今日は最近行った院外活動をご紹介いたします。
↓2007 年 9 月 5 日、田主丸中央病院にて主に「手洗いと清掃」のお話をさせていただきました。
↓2007 年 9 月 21 日、国立東佐賀病院にて主に「標準予防策」のお話をさせていただきました。
↑2007 年 9 月 30 日、久留米大学看護学科において実施担当者として活動予定。
皆様の病院にお伺いすることも可能です。
感染管理や当 HP に関するご質問・その他講義依頼などは下記までご連絡ください。
〒830-0011 福岡県久留米市旭町 67
久留米大学病院 感染制御部 TEL: 0942-35-3311(内線 5023) FAX: 0942-31-7826
E-mail: [email protected]
鳥インフルエンザなどの感染症から身を守る予防策
担当 三橋・津村・大坪・毛利・佐藤・田中・三宅
開 催 日 平成 19 年 9 月 30 日(日曜)9 時 30~16 時まで
開 催 場 所 久留米大学医学部看護学科・実習室・模擬病室・プロジェクト研究室
主な募集対象
目的・内容
中学生・高校生 40名。マスクや効果的な手洗い法などの基本的な正しい技術を身につけるために、手洗いトレーニングボック
スやマスクフィットテストにより、自分の技術を評価し、目的を達成するコツをつかみさらに、発語明瞭度検査・酸素飽和度
測定・深部温表面温測定・寸劇などをとおして、感染防護対策により発生する身体・心理的影響を体験します。
これは独立行政法人日本学術振興会の科学研究費補助金による研究成果の社会還元・普及を目的に行っています
今回は 3 回目の講義です。演習を
加え、より現場の対応が分かりや
すいよう試みました。演習後は
次々に鋭い質問が噴出し、私自身
とても勉強になった講義となり
ました。
コメント:講義後には御質問も頂
き、田主丸中央病院、また関連病
院スタッフ皆様の「やる気」を感
じました。今後も地域で連携して
感染対策をお互い進めていければ
いいなと思います。
NEW!「ICNの部屋ようこそ」
2007.8 Vol.1
はじめまして。久留米大学病院感染制御部のICN三宅です。
この度、ホームページが新しくなりました。今後、病院内外での疑問・質問にお答えしながら、
新しい情報も交え、皆様と「感染対策」について考えていきたいと思います。宜しくお願いします!
今日のテーマは「病棟清掃は感染対策?」
※1大久保憲、小林刊寛伊:APIC TEXT ケア環境編,第 1版,8-10,(株)メディカ出版,大阪,2006
久留米大学病院のリンクナース会では今年「清掃」に力を入れて業務に取り組んでします。
病院内で多くみられる接触感染は「定期的な清掃」によってリスクを減らすことができると考
えます。どんなに強い抗菌薬も消毒薬も「清掃」には敵わないかもしれません!
私は看護学生時代に「患者さんの環境整備」を頑張って行っていたことを振り返り「感染対策の
基本をしていたのだな~」と再認識しています。
当院のLNは病棟ごとに清掃チェックリストを作成し頑張っています。(LNの皆さん、感謝!!)
以下、当院における清掃チェックシートの 1 部です。
皆様の病院・病棟でも「清掃」を見直してみませんか?
絵・文:三浦美穂