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第二部 わたしたちが目指すべき環境・エネルギー社会つくり直しシナリオとは パネル討論1「環境・エネルギー分野の開発に社会的な手法を導入する」 「交流・連携によるソーシャル・キャピタルの醸成、 縁需の創出」 20131121一般社団法人 ロハス・ビジネス・アライアンス 共同代表 認定NPO法人JKSK(女子教育奨励会) 理事 立教大学 大学院 21世紀社会デザイン研究科 兼任講師 総務省 地域資源・事業化支援アドバイザー

「交流・連携によるソーシャル・キャピタルの醸成、 縁需の創出」 · ③温泉観光振興分野⇒ 温泉排熱利用システム、温泉熱ブランド、バイナリー発電事業、サスティナブ

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第二部 わたしたちが目指すべき環境・エネルギー社会つくり直しシナリオとは パネル討論1「環境・エネルギー分野の開発に社会的な手法を導入する」

「交流・連携によるソーシャル・キャピタルの醸成、縁需の創出」

大 和 田 順 子 2013年11月21日 一般社団法人 ロハス・ビジネス・アライアンス 共同代表 認定NPO法人JKSK(女子教育奨励会) 理事 立教大学 大学院 21世紀社会デザイン研究科 兼任講師 総務省 地域資源・事業化支援アドバイザー

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各地の地域資源と事業化 地域 資源・課題 取組(事業化)内容 時期

宮城県大崎市 (14万人)

・蕪栗沼・周辺水田 (ラムサール条約湿地) ・ふゆみずたんぼ ・ササニシキ ・蕪栗沼 ・葦 ・10万羽超の渡り鳥

・ふゆみずたんぼササニシキプロジェクト(震災復興) 物語:生きものと共生する農業、美しく豊かな農村・東北 ・活用事業・助成:総務省緑の分権改革調査事業、W-BRIDGE、味の素冷凍食品・東北を元気に、キリン絆プロジェクト他

2011年9月~

・地熱、メガソーラー、バイオマス・・・ ・おおさき再生可能エネルギーカレッジ 2013年

8月~

福島県いわき市 (33万人)

震災、特に原発事故に起因する地域課題 ・風評で増大が加速する耕作放棄地 ・壊滅的な観光業 一方で、高い再エネポテンシャル

物語:「いわきおてんとSUNプロジェクト」復興・地域の未来づくり。食、繊維、エネルギーを地域自給する暮らし・社会 ・オーガニックコットン栽培・製品化 ・コミュニティ電力(再エネ事業) ・被災地復興スタディツアー ・活用事業・助成:総務省緑の分権改革調査事業、W-BRIDGE、味の素冷凍食品・東北を元気に、キリン絆プロジェクト他

2011年12月~

富山県南砺市五箇山(1800人)

・世界遺産合掌の里 ・茅場 ・合掌の森

・合掌の森再生 ・企業CSR・CSV ・緑の分権、域学連携、農水共生対流

2012年9月~

長野県池田町(1万人)

・花とハーブの町 ・有機カモミール畑

・ハーバルヘルスツーリズム ・農水省共生対流

2013年8月~

岐阜県東白川村 (2300人)

・東濃ひのき、白川茶、有機農業、清流白川

・J-VERを活用したCSR ⇒ CSV ・総務省アドバイザー制度、農水省共生対流

2012年11月~

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豊かで美しい地域をつくる

【社会・ 環境面】 ・生物多様性 ・文化

【経済面】 ・農商工連携 ・6次産業化

縁 需

【自給】 地元

被災地間

都市農村交流

信頼関係の範囲の拡張→ ソーシャルキャピタル力

↑ 農山 漁村の 持続可能性

農山漁村力

【農山漁村力】 自給力をベースに、農商工連携や6次産業化など経済的側面、さらに社会・環境面を付加することによる農山村力の回復。 【ソーシャルキャピタル力】 家族、地域、そして都市と農山村の交流により形成されたコミュニティにおいて信頼関係(ソーシャル・キャピタル)が醸成され、新たな“公共(コモンズ)”、持続可能な地域コミュニティという新たな社会価値を共創する。

共 創

農 地・漁場 の 再 生

・食、エネル ギーの自給

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事例1.自治体の再生可能エネルギー利活用基本方針

および取組の実際(宮城県大崎市)

大崎市の豊かな自然は未来のエネルギー 再生可能エネルギーを地域の産業振興に活かす

基本理念

地域の産業活性化 地域資源の活用で温室効果ガス排出量が抑制される

非常時の防災拠点における予備的電力・熱供給体制が整っている

目指す将来像の視点

地域の特性を生かしたプロジェクトスキームに基づく推進

民間活力の活用と 行政支援の構築 地域の多様な主体の参画

基本方針

①農業振興分野⇒ エコブランド化、バイオマス資源の有効活用、BDF燃料の普及・拡大 ②林業振興分野⇒ 林地残材等の収集・運搬システム、需要サイド開拓、公共施設等の先導的導入、 木質ボイラー等設置に関する補助金創設、蕪栗沼「ヨシペレット」の活用 ③温泉観光振興分野⇒ 温泉排熱利用システム、温泉熱ブランド、バイナリー発電事業、サスティナブ ル・ツーリズム(エネ観光)による交流人口の増加 ④太陽光発電産業振興分野⇒ メガソーラー事業、公共施設屋根貸太陽光発電事業 ⑤地域防災分野⇒ 災害時電力・熱供給システム、電気自動車(EV・PHV)の電力活用、電力融通等

具体的なプロジェクトスキーム

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大崎市内の主な再エネ導入事例と ポテンシャルマップ

鳴子温泉地域

岩出山地域

古川地域田尻地域

鹿島台地域

三本木地域松山地域

【鳴子温泉地域】・地熱・温泉熱

【鳴子温泉・岩出山地域】・木質バイオマス(間伐材等)

【鳴子温泉地域】・風力発電

【岩出山・古川地域】・小水力発電(農業用水路)

【田尻地域】・木質バイオマス

【市全域】・太陽光発電・太陽光熱・バイオディーゼル燃料製造(BDF)

小水力発電(古川地域) (東京発電)6.5kw

メガソーラー(三本木)地域) (住まい工房アイム1.4Mw)

再生可能エネルギー主な導入事例

BDFプラント(古川地域) (千田清掃)

バイオマス研究プラント (鳴子温泉地域:東北大学 川渡フィールドセンター内)

・太陽光発電

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大崎市の産業振興に向けた 再生可能エネルギー導入方針

(平成25年3月作成)

5つのプロジェクトスキーム

農業振興分野 林業振興分野 温泉観光振興

分野 太陽光発電産業

振興分野 地域防災分野

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大崎市の再生可能エネルギー導入を地域産業で進めていくための方針とロードマップを作成

大崎市の再生可能エネルギー導入を地域産業で進めていくための方針

○農業分野への再生可能エネルギー導入・利用による生産・加工農産物のエコブランド化 ○農業における未利用バイオマス資源の活用

○BDF燃料等の普及・拡大 〇沼や河川の支障草木の活用

○林地残材等の収集運搬システム構築 ○木質燃料生産のための既存施設活用

○公共施設等への先導的導入(木質ボイラー等の導入)

○温泉旅館の冷暖房・給湯へヒートポンプ利用 ○温泉熱を利用した鳴子ブランドづくり ○バイナリー発電事業 ○エネツーリズムなどの観光連携

○メガソーラー事業に関する事業化支援等 ○公共施設屋根貸太陽光発電事業

○非常時の電源供給システムの構築 ○非常時の熱供給システム(薪,チップ利用) ○EV・PHVの活用 ○非常時の電力融通

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足 湯

乾燥施設

メタン発酵

源 泉

温泉卵工房

カフェ建設予定地

鳴子温泉地区では、源泉の地熱および、温泉水を活用し、着地型の観光プログラムのための設備を整備しつつある。 ・足湯 ・地熱を活用した果物等乾燥施設 ・温泉たまご工房 ・メタン発酵活用街灯 ・地熱カフェ (2013年度末竣工)

地熱観光活用 (鳴子まちづくり株式会社)

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【おおさき再生可能エネルギーカレッジが目指すもの】 太陽光、バイオマス、小水力、温泉熱など、本市には多種多様なエネルギー資源があります。

この身近で再生可能な地域資源を地域の人や企業が活用することでバイオマス等の資源生産からエネルギー生産・販売までの流れが生まれ,地域経済の循環を生み出すことができる分野です。 この「おおさき再生可能エネルギーカレッジ」では,再生可能エネルギーによる地域経済循環のステークホルダーである市民や企業(金融機関含む),行政等の各階層の方々に再生可能エネルギーと,そのビジネス展開に関する基本的な知識を習得していただくことで,当該分野のビジネスリーダー、実践者、再エネサポーターを育成することを目指しています。

平成25年度 再エネ研修の体系

「おおさき再生可能エネルギーカレッジ」

大崎市では、本年度、再生可能エネルギーの利活用をテーマに、今年度から「おおさき再生可能 エネルギーカレッジ」を開始

(1) 事業者向け : 「新ビジネス創造講座 ~再生可能エネルギーを活かして~」 (2) 森林関係者向け : 「大崎の森を元気にするキコリ育成塾」 (3) 市民向け :「これからのエネルギーを考える ~自然エネルギーのある暮らし・地域をつくろう!」

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「おおさき自然エネルギーカレッジ-市民コース-」

テーマ: これからのエネルギーを考える ~自然エネルギーのある暮らし・地域をつくろう! ~再生可能エネルギーについての理解を深め,環境に配慮した商品開発を行い,CSR

(企業の社会的責任)に貢献できる人材を育成します。 本市の「再生可能エネルギー利活用基本方針」の周知を図り,本市が注力する分野を広

く市民に理解いただくよう努めます。 本市に豊富に存在する再生可能エネルギー資源の活用に向けた市民意識を醸成します。

特に、女性や若者を対象に、参加者が自らの暮らしや地域のエネルギーについて、再生可能エネルギーや省エネルギーの観点から学んでいただきたいと考えます。

<実施内容(基本項目)> (1)身近にある再生可能エネルギーへの理解を深める(映画・講義・ワールドカフェ等) (2)「これからの大崎と再エネ」を考える(講義・ワークショップ等) (3)再生可能エネルギー商品の事例研究(講義・フィールドワーク等) (4)再生可能エネルギー商品企画の検討(講義・ワークショップ等)

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フィールドワーク 田尻 蕪栗沼ふゆみずたんぼプロジェクト(2011年9月~) 2011年度 総務省・緑の分権改革調査事業/2012年度 総務省・緑の分権改革・被災地復興モデル事業、W-BRIDGE研究調査助成/2013年度 キリン絆プロジェクト、新しい東北先導モデル事業等活用

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「蕪栗沼・周辺水田(ラムサール条約指定湿地)」は毎年10万羽超の渡り鳥が越冬する

地域の農家、NPO、研究機関、行政等が連携し、「ふゆみずたんぼ」を推進することが、渡り鳥との共存を支える

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【ラムサール条約湿地の ワイズユース】 蕪栗沼のヨシ焼き :「蕪栗沼」のヨ シの乾燥・堆積による陸地化防止を 目的に毎年実施。

ヨシの刈り取り

燃焼灰が沼に多く残るため 廃止 ヨシペレット燃料

ペレットボイラー ペレットストーブ

●葦が乾燥する12月に葦の刈取りを実施

●エネルギー効率の把握、熱量等による製造コストの把握 ● 温暖化ガス削減量の把握

●設置場所の検討 公共施設、民間施設 ●ペレット販路の確保

2011年度の実証調査(緑の分権改革)では、蕪栗沼の葦原1haの葦4トンとヤナギ150kgを伐採し、小規模ペレタイザーによって葦ペレット 4トン、ヤナギペレット150kgを製造し、効率的な製造プロセスを確立した。 ・葦原30haを単純な廃棄処分には年間約1500万円かかる。 ・また、陸地化を防ぐことにより、植生の回復 につながる。 ・葦は毎年生えることから、1haで年間15トン(30haで450トン)のCO2削減 にもつながることを実証した。 ⇒ 今後は年間50トン程度を市の施設に燃料として販売する。

バイオマス:蕪栗沼・葦ペレット

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事例2. 地域と企業の連携によるCSV:中小企業の場合

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業界唯一 エコファースト企業

・一泊朝食付き4.980円~ ・無駄を排除し、経営品質を上げ、低価格を実現したビ

ジネスホテルチェーン。2007年度 「関西経営品質イノベーション賞」受賞。「ハイサービス300選」選定

売り上げ197億円(2012年3月期)、全国106店舗 ・人の健康:安眠へのこだわり/セミダブルベッド/天

然温泉/無料朝食 ・地球の健康:ISO14000の取得/CO2削減/顧客参

加で「エコひいき活動」/“エコ泊” (カーボンオフセット)/天井に珪藻土

・朝食に有機JAS野菜を導入

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メガソーラー・立地地域への貢献

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伊賀川東メガソーラー(三重県伊賀市) 2メガ2013年9月~ 売電開始 9月:266,076kwh 11,175千円 10月:164,394kwh 6,905千円

お金と地域資源

の域内循環

<ホテル> ・地産地消 ・ホテルの 付加価値増大

<自治体・地域> ・有機農産物の需要増 (地域経済活性化) ・生物多様性の促進

発電収益

顧客の健康増進 <生産者> ・農家の収入向上 ・農業の担い手促進

地元の有機農産物を購入

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岐阜県東白川村 (岐阜県で二つしかない村) との連携

「お茶とヒノキと清流の里」として知られる東白川村は標高1,000m前後の山に囲まれ、村の90%を山林が占める人口およそ2,400人の村。「日本で最も美しい村連合」に加盟。 村の中央には清流が美しい白川貫流。アユ釣りのメッカ 林業が盛んな同村では、2003年より国際的な森林認証である「FSC認証」を取得。東濃ヒノキの産地。樹齢100年の「母樹林」 また、寒暖の差や朝霧が立ち込める地形を活かし、白川茶発祥の地であり、お茶の栽培も盛ん。 ・有機農業 :ひのきバーク+飛騨牛フン=有機堆肥 五加茶生産組合はお茶の有機化に挑戦 ・美濃白川茶:家庭対象のお茶の入れ方講習会の実施

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東白川村と共有価値を創造する

過疎高齢化、林業の低迷、農業者の高齢化など典型的な課題を抱える日本の農山村の一つと協働し、豊かで幸せな「日本で最も美しい村」づくりをめざし、新たな共有価値(CSV)を創造する。

※商品開発、地域資源事業化について総務省、 農水省・共生対流事業等を活用。

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1.J-VERの購入(県内2店舗分) 100トン購入

2.社員ボランティア研修ツアー:林業・茶畑・有

機農業体験、村の課題解決を一緒に考える

ワークショップ(2013年10/23)、エコプロダクツ

展での発表

3.お茶栽培の有機農業転換の応援:オリジナル

安眠茶の開発、店頭活用

4.木材の活用:オリジナル木工品

(家具、内装材等)活用

2013年8月~八重洲店の大浴場

ヒノキの椅子を採用

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各地での地域と企業による共通価値の創造(CSV) 地域 取組(事業化)内容 関連企業

「蕪栗沼ふゆみずたんぼプロジェクト」 (宮城県大崎市)

・ふゆみずたんぼササニシキプロジェクト 物語:生きものと共生する農業、美しく豊かな農村・東北

・一ノ蔵:ふゆみずたんぼの純米酒(2006年~)純米酒増産、甘酒、麹カフェ(新業態開発) ・MS&AD:被災水田再生(2011年8月~) ・三菱地所:新丸ビル「ムスムス」プロモーション(2012年11月)、「さえずり館」での企画展示(2013年11~12月)

「いわきおてんとSUNプロジェクト」 (福島県いわき市)

物語:「いわきおてんとSUNプロジェクト」復興・地域の未来づくり。 ・オーガニックコットン栽培、製品化 ・コミュニティ電力(再エネ事業) ・被災地復興スタディツアー

・アバンティ:コットン栽培ノウハウ、製品製造 ・ブリヂストン:企業ボランティア ・リボーン、JTB:ツアー ・コラボTシャツ:FIAT、一ノ蔵・・・

「合掌の森再生」 富山県南砺市五箇山

物語:合掌の森再生/日本の宝・世界の宝。生きた世界遺産の応援 ・企業CSR・CSV

・ネクスコ中日本、コカ・コーラ:茅場再生ボランティア ・花まつ:花木関連商品開発、茅入り堆肥販売

花とハーブの里づくり(長野県池田町) ・ハーバルヘルスツーリズム ・カミツレ研究所:カミツレ栽培、商品化

(工場、宿泊施設)

岐阜県東白川村 ・J-VERを活用したCSR、CSV

・サントリー:源流域保全 ・スーパーホテル:J-VER購入、社員研修ツアー、ヒノキ製品の活用、お茶の用