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これからの医療情報システムと SS-MIX 平成19年9月11日 豊田 SS-MIX普及推進コンソーシアム副会長 株式会社HCI

これからの医療情報システムと SS-MIX...これからの医療情報システムと SS-MIX 平成19年9月11日 豊田建 SS-MIX普及推進コンソーシアム副会長

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  • これからの医療情報システムとSS-MIX

    平成19年9月11日

    豊田 建

    SS-MIX普及推進コンソーシアム副会長株式会社HCI

    http://www.med.jrc.or.jp/cgi-bin/med/index.html

  • © 2007HCI, Inc. 1

    新しいグランドデザイン

    「医療・健康・介護・福祉分野の情報化グランドデザイン」

    2007年3月発表

    重点施策

    1. 自身の生涯にわたる検診情報・診療情報を入手・活用できる環境の構築

    2. 大規模な臨床データの収集による臨床研究環境の構築

    3. 医療・介護施設が質の高いサービスを効率的に提供することを可能にするIT環境の整備

    4. レセプトオンライン化

  • © 2007HCI, Inc. 2

  • © 2007HCI, Inc. 3

    日本版EHRを目指して

    将来の姿(P.7)

    『個人が希望すれば、生涯にわたる健診情報・診療情報等を電子的に入手・管

    理できる仕組みが構築され、個人がこれらの情報を日常の健康管理に役立てるとともに、必要に応じて医療機関に提供して適切な医療を受けることができる。』

    EHR(Electronic Health Record)とは『患者の健康状態に関する情報がコンピュータ処理可能な形態で蓄積されたも

    ので、保管及び転送が安全で、複数の許可された者がアクセスできるもの。夫々のEHRシステムとは独立した、標準的または一般的に合意された論理モデル構造を有していること。継続的に、医療の効率および品質を支援することを主な目的とし、過去、現在、未来にわたる情報を含むもの。』(ISO/TR20514 )

  • © 2007HCI, Inc. 4

  • © 2007HCI, Inc. 5

    これからの保健医療サービス

    特定機能病院等

    老人福祉サービス 地域医療機関

    在宅医療/訪問看護介護サービス機関

    保健医療情報

    (サマリー)

    の共用

    シームレスな保健医療サービス

  • © 2007HCI, Inc. 6

    これからの保健医療システム

    電子カルテ等

    ・医療機関

    ・健診施設

    ・介護福祉施設

    標準化された

    サマリー情報

    ・医療専門職や

    患者が共用

    匿名化

    特定項目

    ・健康政策

    ・疾病対策など

    EMR EHR

  • © 2007HCI, Inc. 7

    HL7CDA作業グループ:作業範囲

    「病院情報システム等から出力され、主として対外的に使用される電子的診療情報(診療関連情報を含む)について、それらの情報内容が正しく共有されることが可能になるような標準規格を制定する。

    対象出力情報としては次のものがある。

    診療情報提供書、セカンドオピニオンを得ることなどを目的として患者に渡される診療情報、患者自身の健康管理などを目的として患者に渡される診療情報、退院時要約、診断書、入院計画書、看護計画書、患者に渡されるクリティカルパス、官公庁等に提出される資料、保険会社等に提出される資料、その他

    なお、文書自体の構造化が必要な場合には関係諸団体と協調しておこなう。

    標準規格の制定に当たっては、HL7CDArelease2を基本とし、ISO/TC215などの標準化機構や、IHEなどの標準普及活動との連携も視野に入れておこなう。

    将来的にシステム化の範囲が拡大することを考慮し、HL7CDAに必要な日本の医療提供環境に適したClinical Statementについても、標準化の対象とする。

    なお、すでに稼動している関連規格については、当該規格への移行が可能になるようなガイドラインの作成を行い、当該規格の普及に努める。」

  • © 2007HCI, Inc. 8

    SS-MIX:厚生労働省電子的診療情報交換事業

    重点計画2007

    2.1 国民の健康情報を大切に活用する情報基盤の実現(P.14)

    【具体的施策】

    (2) 医療機関等の情報基盤整備の推進

    (ア) 標準的な診療情報提供書作成の促進(厚生労働省)

    診療情報連携に必要な情報を標準的情報交換規約に則した診療情報提供書を作成できるソフトウェアの無償提供を進める。また、より広範な医療文書について電磁的記録による作成、交付及び署名を認めることの検討を進める。

    標準的情報交換規約 = HL7 CDA rel.2.0に基づく日本版規格

  • © 2007HCI, Inc. 9

    保健医療情報(サマリー)の標準化

    HL7CDA

    米国、カナダなど各国で、HL7CDAに基づくサマリーの標準化が進められている。

    日本においては、「HL7CDA作業グループ」が組織され、日本版規格を作成中。

    SS-MIX

    厚生労働省電子的診療情報交換推進事業。

    「HL7CDA作業グループ」の規格に準拠。

    ISO/TC215

    国際標準としてEHRの情報交換における内容の標準化を検討中。

    サマリー標準化研究班(厚生労働科学研究)

    各種サマリーを体系的に整理し、構造化を行い、標準化を検討する研究班。

  • © 2007HCI, Inc. 10

    診療情報提供書の種類

    医療機関

    医療機関

    患者

    医療機関

    診療情報提供書

    (紹介状)

    診療情報提供書

    診療情報提供書

    (セカンドオピニオン)

    「患者診療情報提供書規格Ver 1.00」

    「診療情報提供書規格Ver 1.00」

  • © 2007HCI, Inc. 11

    おわりに

    SSSS--MIXMIX:厚生労働省電子的診療情報交換事業は、患者・医療機関・その他:厚生労働省電子的診療情報交換事業は、患者・医療機関・その他関連施設等の相互の間で、診療情報が標準化された形で交換される環境を関連施設等の相互の間で、診療情報が標準化された形で交換される環境を構築する事業である。構築する事業である。

    新しいグランドデザイン日本版EHRを目指してこれからの保健医療サービスこれからの保健医療システムHL7CDA作業グループ:作業範囲SS-MIX:厚生労働省電子的診療情報交換事業保健医療情報(サマリー)の標準化診療情報提供書の種類