92
地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか? 平成27613日本医療経営学会第7回夏季セミナー 厚生労働省医政局 福島 靖正

地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

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地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか

平成27年6月13日 日本医療経営学会第7回夏季セミナー

厚生労働省医政局 福島 靖正

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

213

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

313

413

413

13 医療費は急速な高齢化や医療の高度化等によって今後GDPの伸びを大きく上回って増大13  13 これに伴い保険料公費自己負担の規模もGDPの伸びを大きく上回って増大する見込み13

13 13 13 特に公費の増大は著しい13

医療費の将来推計13

2012年度13 2015年度13 2025年度13

医療費の13 伸び(右軸)13

GDPの伸び13 (右軸)13

(兆円)13

自己負担13

公費13

保険料13

注) 医療費の伸びGDPの伸びは対2012年度比13

社会保障税一体改革試算13

513

「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値13

認知症の人の将来推計について13

⃝  長期の縦断的な認知症の有病率調査を行っている久山町研究のデータから新たに推計した認知症の有病率(2025年)13

 各年齢層の認知症有病率が2012年以降一定と仮定した場合1913 各年齢層の認知症有病率が2012年以降も糖尿病有病率の増加により上昇すると仮定した場合20613

    久山町研究からモデルを作成すると年齢性別生活習慣病(糖尿病)の有病率が認知症の有病率に影響することがわかった13

本推計では2060年までに糖尿病有病率が20増加すると仮定した13

⃝  本推計の結果を平成25年筑波大学発表の研究報告による2012年における認知症の有病者数462万人にあてはめた場合2025年の認知症の

有病者数は約700万人となる13

年13 平成24年13 (2012)13

平成27年13 (2015)13

平成32年13 (2020)13

平成37年13 (2025)13

平成42年13 (2030)13

平成52年13 (2040)13

平成62年13 (2050)13

平成72年13 (2060)13

各年齢の認知症有病率が一定の場合の将来推計 13

人数(率)13 462万人13

15013

517万人13

15713

602万人17213

675万人19013

744万人20813

802万人21413

797万人21813

850万人25313

各年齢の認知症有病率が上昇する場合の将来推計 13

人数(率)13

525万人16013

631万人18013

730万人20613

830万人23213

953万人25413

1016万人27813

1154万人34313

【参考】13

613

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

713

平成24年社会保障税一体改革 = 社会保障制度改革推進法(自民公明民主の3党合意に基づく議員立法)  13

社会保障制度改革国民会議(会長=清家篤 慶応義塾塾長)報告書とりまとめ(H2586)13

いわゆる社会保障改革プログラム法(H251213公布施行)13

社会保障制度改革推進法に基づく改革の流れ13

 社会保障改革の「基本的な考え方」年金医療介護少子化対策の4分野の「改革の基本方針」を明記13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律13

  (いわゆる「医療介護総合確保推進法」H26625公布) 13

 改革推進法により設置され「少子化」「医療介護」「年金」の各分野の改革の方向性を提言13

 医療介護制度改革については医療介護提供体制の改革と地域包括ケアシステムの構築国民健康保険

の財政運営の責任を都道府県が担うことなど医療保険制度の改革難病対策の法制化などを提言13

 社会保障4分野の講ずべき改革の措置等についてスケジュール等を規定13

 社会保障制度改革推進会議の設置13

813

社会保障国民会議(H2011中間報告最終報告)                      13

1新基金創設と医療介護連携の基本方針策定 <医療介護総合確保促進法>13

2医療機関の機能分化と連携 病床機能報告制度の創設都道府県地域医療構想(ビジョン)の策定<医療法>13

3地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化 地域支援事業の見直し<介護保険法>13

 社会保障の「機能強化」に向けて医療介護福祉サービス分野では病床機能分化とネットワーク化13   地域包括ケアなどについて具体的な将来シミュレーションとともに提言13

 国民会議報告書「医療介護分野」(H2586)のポイント13

913

1) 医療から介護まで一貫した提供体制改革を主眼13

  rarr 「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療介護へ13   rarr 地域包括ケアシステムは介護保険制度の枠内では完結しない13

2) 地域に根差しまちづくりまで視野にいれる13

  rarr 地域の関係者によるネットワーク化連携を通じた改革13

  rarr 地域づくり(まちづくり)としての医療介護福祉子育て13

3) 「データに基づくシステム制御」を提唱 13

   rarr 地域サービスの「データ」を充実課題は使い方使い手13

4) 改革推進手法としての報酬財政支援13

   rarr 診療報酬介護報酬と都道府県基金の組合せ13

5) 医療の在り方  13

6) 「都道府県」の役割の強化  13

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 2: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

213

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

313

413

413

13 医療費は急速な高齢化や医療の高度化等によって今後GDPの伸びを大きく上回って増大13  13 これに伴い保険料公費自己負担の規模もGDPの伸びを大きく上回って増大する見込み13

13 13 13 特に公費の増大は著しい13

医療費の将来推計13

2012年度13 2015年度13 2025年度13

医療費の13 伸び(右軸)13

GDPの伸び13 (右軸)13

(兆円)13

自己負担13

公費13

保険料13

注) 医療費の伸びGDPの伸びは対2012年度比13

社会保障税一体改革試算13

513

「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値13

認知症の人の将来推計について13

⃝  長期の縦断的な認知症の有病率調査を行っている久山町研究のデータから新たに推計した認知症の有病率(2025年)13

 各年齢層の認知症有病率が2012年以降一定と仮定した場合1913 各年齢層の認知症有病率が2012年以降も糖尿病有病率の増加により上昇すると仮定した場合20613

    久山町研究からモデルを作成すると年齢性別生活習慣病(糖尿病)の有病率が認知症の有病率に影響することがわかった13

本推計では2060年までに糖尿病有病率が20増加すると仮定した13

⃝  本推計の結果を平成25年筑波大学発表の研究報告による2012年における認知症の有病者数462万人にあてはめた場合2025年の認知症の

有病者数は約700万人となる13

年13 平成24年13 (2012)13

平成27年13 (2015)13

平成32年13 (2020)13

平成37年13 (2025)13

平成42年13 (2030)13

平成52年13 (2040)13

平成62年13 (2050)13

平成72年13 (2060)13

各年齢の認知症有病率が一定の場合の将来推計 13

人数(率)13 462万人13

15013

517万人13

15713

602万人17213

675万人19013

744万人20813

802万人21413

797万人21813

850万人25313

各年齢の認知症有病率が上昇する場合の将来推計 13

人数(率)13

525万人16013

631万人18013

730万人20613

830万人23213

953万人25413

1016万人27813

1154万人34313

【参考】13

613

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

713

平成24年社会保障税一体改革 = 社会保障制度改革推進法(自民公明民主の3党合意に基づく議員立法)  13

社会保障制度改革国民会議(会長=清家篤 慶応義塾塾長)報告書とりまとめ(H2586)13

いわゆる社会保障改革プログラム法(H251213公布施行)13

社会保障制度改革推進法に基づく改革の流れ13

 社会保障改革の「基本的な考え方」年金医療介護少子化対策の4分野の「改革の基本方針」を明記13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律13

  (いわゆる「医療介護総合確保推進法」H26625公布) 13

 改革推進法により設置され「少子化」「医療介護」「年金」の各分野の改革の方向性を提言13

 医療介護制度改革については医療介護提供体制の改革と地域包括ケアシステムの構築国民健康保険

の財政運営の責任を都道府県が担うことなど医療保険制度の改革難病対策の法制化などを提言13

 社会保障4分野の講ずべき改革の措置等についてスケジュール等を規定13

 社会保障制度改革推進会議の設置13

813

社会保障国民会議(H2011中間報告最終報告)                      13

1新基金創設と医療介護連携の基本方針策定 <医療介護総合確保促進法>13

2医療機関の機能分化と連携 病床機能報告制度の創設都道府県地域医療構想(ビジョン)の策定<医療法>13

3地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化 地域支援事業の見直し<介護保険法>13

 社会保障の「機能強化」に向けて医療介護福祉サービス分野では病床機能分化とネットワーク化13   地域包括ケアなどについて具体的な将来シミュレーションとともに提言13

 国民会議報告書「医療介護分野」(H2586)のポイント13

913

1) 医療から介護まで一貫した提供体制改革を主眼13

  rarr 「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療介護へ13   rarr 地域包括ケアシステムは介護保険制度の枠内では完結しない13

2) 地域に根差しまちづくりまで視野にいれる13

  rarr 地域の関係者によるネットワーク化連携を通じた改革13

  rarr 地域づくり(まちづくり)としての医療介護福祉子育て13

3) 「データに基づくシステム制御」を提唱 13

   rarr 地域サービスの「データ」を充実課題は使い方使い手13

4) 改革推進手法としての報酬財政支援13

   rarr 診療報酬介護報酬と都道府県基金の組合せ13

5) 医療の在り方  13

6) 「都道府県」の役割の強化  13

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 3: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

313

413

413

13 医療費は急速な高齢化や医療の高度化等によって今後GDPの伸びを大きく上回って増大13  13 これに伴い保険料公費自己負担の規模もGDPの伸びを大きく上回って増大する見込み13

13 13 13 特に公費の増大は著しい13

医療費の将来推計13

2012年度13 2015年度13 2025年度13

医療費の13 伸び(右軸)13

GDPの伸び13 (右軸)13

(兆円)13

自己負担13

公費13

保険料13

注) 医療費の伸びGDPの伸びは対2012年度比13

社会保障税一体改革試算13

513

「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値13

認知症の人の将来推計について13

⃝  長期の縦断的な認知症の有病率調査を行っている久山町研究のデータから新たに推計した認知症の有病率(2025年)13

 各年齢層の認知症有病率が2012年以降一定と仮定した場合1913 各年齢層の認知症有病率が2012年以降も糖尿病有病率の増加により上昇すると仮定した場合20613

    久山町研究からモデルを作成すると年齢性別生活習慣病(糖尿病)の有病率が認知症の有病率に影響することがわかった13

本推計では2060年までに糖尿病有病率が20増加すると仮定した13

⃝  本推計の結果を平成25年筑波大学発表の研究報告による2012年における認知症の有病者数462万人にあてはめた場合2025年の認知症の

有病者数は約700万人となる13

年13 平成24年13 (2012)13

平成27年13 (2015)13

平成32年13 (2020)13

平成37年13 (2025)13

平成42年13 (2030)13

平成52年13 (2040)13

平成62年13 (2050)13

平成72年13 (2060)13

各年齢の認知症有病率が一定の場合の将来推計 13

人数(率)13 462万人13

15013

517万人13

15713

602万人17213

675万人19013

744万人20813

802万人21413

797万人21813

850万人25313

各年齢の認知症有病率が上昇する場合の将来推計 13

人数(率)13

525万人16013

631万人18013

730万人20613

830万人23213

953万人25413

1016万人27813

1154万人34313

【参考】13

613

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

713

平成24年社会保障税一体改革 = 社会保障制度改革推進法(自民公明民主の3党合意に基づく議員立法)  13

社会保障制度改革国民会議(会長=清家篤 慶応義塾塾長)報告書とりまとめ(H2586)13

いわゆる社会保障改革プログラム法(H251213公布施行)13

社会保障制度改革推進法に基づく改革の流れ13

 社会保障改革の「基本的な考え方」年金医療介護少子化対策の4分野の「改革の基本方針」を明記13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律13

  (いわゆる「医療介護総合確保推進法」H26625公布) 13

 改革推進法により設置され「少子化」「医療介護」「年金」の各分野の改革の方向性を提言13

 医療介護制度改革については医療介護提供体制の改革と地域包括ケアシステムの構築国民健康保険

の財政運営の責任を都道府県が担うことなど医療保険制度の改革難病対策の法制化などを提言13

 社会保障4分野の講ずべき改革の措置等についてスケジュール等を規定13

 社会保障制度改革推進会議の設置13

813

社会保障国民会議(H2011中間報告最終報告)                      13

1新基金創設と医療介護連携の基本方針策定 <医療介護総合確保促進法>13

2医療機関の機能分化と連携 病床機能報告制度の創設都道府県地域医療構想(ビジョン)の策定<医療法>13

3地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化 地域支援事業の見直し<介護保険法>13

 社会保障の「機能強化」に向けて医療介護福祉サービス分野では病床機能分化とネットワーク化13   地域包括ケアなどについて具体的な将来シミュレーションとともに提言13

 国民会議報告書「医療介護分野」(H2586)のポイント13

913

1) 医療から介護まで一貫した提供体制改革を主眼13

  rarr 「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療介護へ13   rarr 地域包括ケアシステムは介護保険制度の枠内では完結しない13

2) 地域に根差しまちづくりまで視野にいれる13

  rarr 地域の関係者によるネットワーク化連携を通じた改革13

  rarr 地域づくり(まちづくり)としての医療介護福祉子育て13

3) 「データに基づくシステム制御」を提唱 13

   rarr 地域サービスの「データ」を充実課題は使い方使い手13

4) 改革推進手法としての報酬財政支援13

   rarr 診療報酬介護報酬と都道府県基金の組合せ13

5) 医療の在り方  13

6) 「都道府県」の役割の強化  13

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 4: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

413

413

13 医療費は急速な高齢化や医療の高度化等によって今後GDPの伸びを大きく上回って増大13  13 これに伴い保険料公費自己負担の規模もGDPの伸びを大きく上回って増大する見込み13

13 13 13 特に公費の増大は著しい13

医療費の将来推計13

2012年度13 2015年度13 2025年度13

医療費の13 伸び(右軸)13

GDPの伸び13 (右軸)13

(兆円)13

自己負担13

公費13

保険料13

注) 医療費の伸びGDPの伸びは対2012年度比13

社会保障税一体改革試算13

513

「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値13

認知症の人の将来推計について13

⃝  長期の縦断的な認知症の有病率調査を行っている久山町研究のデータから新たに推計した認知症の有病率(2025年)13

 各年齢層の認知症有病率が2012年以降一定と仮定した場合1913 各年齢層の認知症有病率が2012年以降も糖尿病有病率の増加により上昇すると仮定した場合20613

    久山町研究からモデルを作成すると年齢性別生活習慣病(糖尿病)の有病率が認知症の有病率に影響することがわかった13

本推計では2060年までに糖尿病有病率が20増加すると仮定した13

⃝  本推計の結果を平成25年筑波大学発表の研究報告による2012年における認知症の有病者数462万人にあてはめた場合2025年の認知症の

有病者数は約700万人となる13

年13 平成24年13 (2012)13

平成27年13 (2015)13

平成32年13 (2020)13

平成37年13 (2025)13

平成42年13 (2030)13

平成52年13 (2040)13

平成62年13 (2050)13

平成72年13 (2060)13

各年齢の認知症有病率が一定の場合の将来推計 13

人数(率)13 462万人13

15013

517万人13

15713

602万人17213

675万人19013

744万人20813

802万人21413

797万人21813

850万人25313

各年齢の認知症有病率が上昇する場合の将来推計 13

人数(率)13

525万人16013

631万人18013

730万人20613

830万人23213

953万人25413

1016万人27813

1154万人34313

【参考】13

613

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

713

平成24年社会保障税一体改革 = 社会保障制度改革推進法(自民公明民主の3党合意に基づく議員立法)  13

社会保障制度改革国民会議(会長=清家篤 慶応義塾塾長)報告書とりまとめ(H2586)13

いわゆる社会保障改革プログラム法(H251213公布施行)13

社会保障制度改革推進法に基づく改革の流れ13

 社会保障改革の「基本的な考え方」年金医療介護少子化対策の4分野の「改革の基本方針」を明記13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律13

  (いわゆる「医療介護総合確保推進法」H26625公布) 13

 改革推進法により設置され「少子化」「医療介護」「年金」の各分野の改革の方向性を提言13

 医療介護制度改革については医療介護提供体制の改革と地域包括ケアシステムの構築国民健康保険

の財政運営の責任を都道府県が担うことなど医療保険制度の改革難病対策の法制化などを提言13

 社会保障4分野の講ずべき改革の措置等についてスケジュール等を規定13

 社会保障制度改革推進会議の設置13

813

社会保障国民会議(H2011中間報告最終報告)                      13

1新基金創設と医療介護連携の基本方針策定 <医療介護総合確保促進法>13

2医療機関の機能分化と連携 病床機能報告制度の創設都道府県地域医療構想(ビジョン)の策定<医療法>13

3地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化 地域支援事業の見直し<介護保険法>13

 社会保障の「機能強化」に向けて医療介護福祉サービス分野では病床機能分化とネットワーク化13   地域包括ケアなどについて具体的な将来シミュレーションとともに提言13

 国民会議報告書「医療介護分野」(H2586)のポイント13

913

1) 医療から介護まで一貫した提供体制改革を主眼13

  rarr 「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療介護へ13   rarr 地域包括ケアシステムは介護保険制度の枠内では完結しない13

2) 地域に根差しまちづくりまで視野にいれる13

  rarr 地域の関係者によるネットワーク化連携を通じた改革13

  rarr 地域づくり(まちづくり)としての医療介護福祉子育て13

3) 「データに基づくシステム制御」を提唱 13

   rarr 地域サービスの「データ」を充実課題は使い方使い手13

4) 改革推進手法としての報酬財政支援13

   rarr 診療報酬介護報酬と都道府県基金の組合せ13

5) 医療の在り方  13

6) 「都道府県」の役割の強化  13

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 5: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

13 医療費は急速な高齢化や医療の高度化等によって今後GDPの伸びを大きく上回って増大13  13 これに伴い保険料公費自己負担の規模もGDPの伸びを大きく上回って増大する見込み13

13 13 13 特に公費の増大は著しい13

医療費の将来推計13

2012年度13 2015年度13 2025年度13

医療費の13 伸び(右軸)13

GDPの伸び13 (右軸)13

(兆円)13

自己負担13

公費13

保険料13

注) 医療費の伸びGDPの伸びは対2012年度比13

社会保障税一体改革試算13

513

「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値13

認知症の人の将来推計について13

⃝  長期の縦断的な認知症の有病率調査を行っている久山町研究のデータから新たに推計した認知症の有病率(2025年)13

 各年齢層の認知症有病率が2012年以降一定と仮定した場合1913 各年齢層の認知症有病率が2012年以降も糖尿病有病率の増加により上昇すると仮定した場合20613

    久山町研究からモデルを作成すると年齢性別生活習慣病(糖尿病)の有病率が認知症の有病率に影響することがわかった13

本推計では2060年までに糖尿病有病率が20増加すると仮定した13

⃝  本推計の結果を平成25年筑波大学発表の研究報告による2012年における認知症の有病者数462万人にあてはめた場合2025年の認知症の

有病者数は約700万人となる13

年13 平成24年13 (2012)13

平成27年13 (2015)13

平成32年13 (2020)13

平成37年13 (2025)13

平成42年13 (2030)13

平成52年13 (2040)13

平成62年13 (2050)13

平成72年13 (2060)13

各年齢の認知症有病率が一定の場合の将来推計 13

人数(率)13 462万人13

15013

517万人13

15713

602万人17213

675万人19013

744万人20813

802万人21413

797万人21813

850万人25313

各年齢の認知症有病率が上昇する場合の将来推計 13

人数(率)13

525万人16013

631万人18013

730万人20613

830万人23213

953万人25413

1016万人27813

1154万人34313

【参考】13

613

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

713

平成24年社会保障税一体改革 = 社会保障制度改革推進法(自民公明民主の3党合意に基づく議員立法)  13

社会保障制度改革国民会議(会長=清家篤 慶応義塾塾長)報告書とりまとめ(H2586)13

いわゆる社会保障改革プログラム法(H251213公布施行)13

社会保障制度改革推進法に基づく改革の流れ13

 社会保障改革の「基本的な考え方」年金医療介護少子化対策の4分野の「改革の基本方針」を明記13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律13

  (いわゆる「医療介護総合確保推進法」H26625公布) 13

 改革推進法により設置され「少子化」「医療介護」「年金」の各分野の改革の方向性を提言13

 医療介護制度改革については医療介護提供体制の改革と地域包括ケアシステムの構築国民健康保険

の財政運営の責任を都道府県が担うことなど医療保険制度の改革難病対策の法制化などを提言13

 社会保障4分野の講ずべき改革の措置等についてスケジュール等を規定13

 社会保障制度改革推進会議の設置13

813

社会保障国民会議(H2011中間報告最終報告)                      13

1新基金創設と医療介護連携の基本方針策定 <医療介護総合確保促進法>13

2医療機関の機能分化と連携 病床機能報告制度の創設都道府県地域医療構想(ビジョン)の策定<医療法>13

3地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化 地域支援事業の見直し<介護保険法>13

 社会保障の「機能強化」に向けて医療介護福祉サービス分野では病床機能分化とネットワーク化13   地域包括ケアなどについて具体的な将来シミュレーションとともに提言13

 国民会議報告書「医療介護分野」(H2586)のポイント13

913

1) 医療から介護まで一貫した提供体制改革を主眼13

  rarr 「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療介護へ13   rarr 地域包括ケアシステムは介護保険制度の枠内では完結しない13

2) 地域に根差しまちづくりまで視野にいれる13

  rarr 地域の関係者によるネットワーク化連携を通じた改革13

  rarr 地域づくり(まちづくり)としての医療介護福祉子育て13

3) 「データに基づくシステム制御」を提唱 13

   rarr 地域サービスの「データ」を充実課題は使い方使い手13

4) 改革推進手法としての報酬財政支援13

   rarr 診療報酬介護報酬と都道府県基金の組合せ13

5) 医療の在り方  13

6) 「都道府県」の役割の強化  13

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 6: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値13

認知症の人の将来推計について13

⃝  長期の縦断的な認知症の有病率調査を行っている久山町研究のデータから新たに推計した認知症の有病率(2025年)13

 各年齢層の認知症有病率が2012年以降一定と仮定した場合1913 各年齢層の認知症有病率が2012年以降も糖尿病有病率の増加により上昇すると仮定した場合20613

    久山町研究からモデルを作成すると年齢性別生活習慣病(糖尿病)の有病率が認知症の有病率に影響することがわかった13

本推計では2060年までに糖尿病有病率が20増加すると仮定した13

⃝  本推計の結果を平成25年筑波大学発表の研究報告による2012年における認知症の有病者数462万人にあてはめた場合2025年の認知症の

有病者数は約700万人となる13

年13 平成24年13 (2012)13

平成27年13 (2015)13

平成32年13 (2020)13

平成37年13 (2025)13

平成42年13 (2030)13

平成52年13 (2040)13

平成62年13 (2050)13

平成72年13 (2060)13

各年齢の認知症有病率が一定の場合の将来推計 13

人数(率)13 462万人13

15013

517万人13

15713

602万人17213

675万人19013

744万人20813

802万人21413

797万人21813

850万人25313

各年齢の認知症有病率が上昇する場合の将来推計 13

人数(率)13

525万人16013

631万人18013

730万人20613

830万人23213

953万人25413

1016万人27813

1154万人34313

【参考】13

613

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

713

平成24年社会保障税一体改革 = 社会保障制度改革推進法(自民公明民主の3党合意に基づく議員立法)  13

社会保障制度改革国民会議(会長=清家篤 慶応義塾塾長)報告書とりまとめ(H2586)13

いわゆる社会保障改革プログラム法(H251213公布施行)13

社会保障制度改革推進法に基づく改革の流れ13

 社会保障改革の「基本的な考え方」年金医療介護少子化対策の4分野の「改革の基本方針」を明記13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律13

  (いわゆる「医療介護総合確保推進法」H26625公布) 13

 改革推進法により設置され「少子化」「医療介護」「年金」の各分野の改革の方向性を提言13

 医療介護制度改革については医療介護提供体制の改革と地域包括ケアシステムの構築国民健康保険

の財政運営の責任を都道府県が担うことなど医療保険制度の改革難病対策の法制化などを提言13

 社会保障4分野の講ずべき改革の措置等についてスケジュール等を規定13

 社会保障制度改革推進会議の設置13

813

社会保障国民会議(H2011中間報告最終報告)                      13

1新基金創設と医療介護連携の基本方針策定 <医療介護総合確保促進法>13

2医療機関の機能分化と連携 病床機能報告制度の創設都道府県地域医療構想(ビジョン)の策定<医療法>13

3地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化 地域支援事業の見直し<介護保険法>13

 社会保障の「機能強化」に向けて医療介護福祉サービス分野では病床機能分化とネットワーク化13   地域包括ケアなどについて具体的な将来シミュレーションとともに提言13

 国民会議報告書「医療介護分野」(H2586)のポイント13

913

1) 医療から介護まで一貫した提供体制改革を主眼13

  rarr 「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療介護へ13   rarr 地域包括ケアシステムは介護保険制度の枠内では完結しない13

2) 地域に根差しまちづくりまで視野にいれる13

  rarr 地域の関係者によるネットワーク化連携を通じた改革13

  rarr 地域づくり(まちづくり)としての医療介護福祉子育て13

3) 「データに基づくシステム制御」を提唱 13

   rarr 地域サービスの「データ」を充実課題は使い方使い手13

4) 改革推進手法としての報酬財政支援13

   rarr 診療報酬介護報酬と都道府県基金の組合せ13

5) 医療の在り方  13

6) 「都道府県」の役割の強化  13

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 7: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

713

平成24年社会保障税一体改革 = 社会保障制度改革推進法(自民公明民主の3党合意に基づく議員立法)  13

社会保障制度改革国民会議(会長=清家篤 慶応義塾塾長)報告書とりまとめ(H2586)13

いわゆる社会保障改革プログラム法(H251213公布施行)13

社会保障制度改革推進法に基づく改革の流れ13

 社会保障改革の「基本的な考え方」年金医療介護少子化対策の4分野の「改革の基本方針」を明記13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律13

  (いわゆる「医療介護総合確保推進法」H26625公布) 13

 改革推進法により設置され「少子化」「医療介護」「年金」の各分野の改革の方向性を提言13

 医療介護制度改革については医療介護提供体制の改革と地域包括ケアシステムの構築国民健康保険

の財政運営の責任を都道府県が担うことなど医療保険制度の改革難病対策の法制化などを提言13

 社会保障4分野の講ずべき改革の措置等についてスケジュール等を規定13

 社会保障制度改革推進会議の設置13

813

社会保障国民会議(H2011中間報告最終報告)                      13

1新基金創設と医療介護連携の基本方針策定 <医療介護総合確保促進法>13

2医療機関の機能分化と連携 病床機能報告制度の創設都道府県地域医療構想(ビジョン)の策定<医療法>13

3地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化 地域支援事業の見直し<介護保険法>13

 社会保障の「機能強化」に向けて医療介護福祉サービス分野では病床機能分化とネットワーク化13   地域包括ケアなどについて具体的な将来シミュレーションとともに提言13

 国民会議報告書「医療介護分野」(H2586)のポイント13

913

1) 医療から介護まで一貫した提供体制改革を主眼13

  rarr 「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療介護へ13   rarr 地域包括ケアシステムは介護保険制度の枠内では完結しない13

2) 地域に根差しまちづくりまで視野にいれる13

  rarr 地域の関係者によるネットワーク化連携を通じた改革13

  rarr 地域づくり(まちづくり)としての医療介護福祉子育て13

3) 「データに基づくシステム制御」を提唱 13

   rarr 地域サービスの「データ」を充実課題は使い方使い手13

4) 改革推進手法としての報酬財政支援13

   rarr 診療報酬介護報酬と都道府県基金の組合せ13

5) 医療の在り方  13

6) 「都道府県」の役割の強化  13

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 8: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

平成24年社会保障税一体改革 = 社会保障制度改革推進法(自民公明民主の3党合意に基づく議員立法)  13

社会保障制度改革国民会議(会長=清家篤 慶応義塾塾長)報告書とりまとめ(H2586)13

いわゆる社会保障改革プログラム法(H251213公布施行)13

社会保障制度改革推進法に基づく改革の流れ13

 社会保障改革の「基本的な考え方」年金医療介護少子化対策の4分野の「改革の基本方針」を明記13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律13

  (いわゆる「医療介護総合確保推進法」H26625公布) 13

 改革推進法により設置され「少子化」「医療介護」「年金」の各分野の改革の方向性を提言13

 医療介護制度改革については医療介護提供体制の改革と地域包括ケアシステムの構築国民健康保険

の財政運営の責任を都道府県が担うことなど医療保険制度の改革難病対策の法制化などを提言13

 社会保障4分野の講ずべき改革の措置等についてスケジュール等を規定13

 社会保障制度改革推進会議の設置13

813

社会保障国民会議(H2011中間報告最終報告)                      13

1新基金創設と医療介護連携の基本方針策定 <医療介護総合確保促進法>13

2医療機関の機能分化と連携 病床機能報告制度の創設都道府県地域医療構想(ビジョン)の策定<医療法>13

3地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化 地域支援事業の見直し<介護保険法>13

 社会保障の「機能強化」に向けて医療介護福祉サービス分野では病床機能分化とネットワーク化13   地域包括ケアなどについて具体的な将来シミュレーションとともに提言13

 国民会議報告書「医療介護分野」(H2586)のポイント13

913

1) 医療から介護まで一貫した提供体制改革を主眼13

  rarr 「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療介護へ13   rarr 地域包括ケアシステムは介護保険制度の枠内では完結しない13

2) 地域に根差しまちづくりまで視野にいれる13

  rarr 地域の関係者によるネットワーク化連携を通じた改革13

  rarr 地域づくり(まちづくり)としての医療介護福祉子育て13

3) 「データに基づくシステム制御」を提唱 13

   rarr 地域サービスの「データ」を充実課題は使い方使い手13

4) 改革推進手法としての報酬財政支援13

   rarr 診療報酬介護報酬と都道府県基金の組合せ13

5) 医療の在り方  13

6) 「都道府県」の役割の強化  13

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 9: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

 国民会議報告書「医療介護分野」(H2586)のポイント13

913

1) 医療から介護まで一貫した提供体制改革を主眼13

  rarr 「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療介護へ13   rarr 地域包括ケアシステムは介護保険制度の枠内では完結しない13

2) 地域に根差しまちづくりまで視野にいれる13

  rarr 地域の関係者によるネットワーク化連携を通じた改革13

  rarr 地域づくり(まちづくり)としての医療介護福祉子育て13

3) 「データに基づくシステム制御」を提唱 13

   rarr 地域サービスの「データ」を充実課題は使い方使い手13

4) 改革推進手法としての報酬財政支援13

   rarr 診療報酬介護報酬と都道府県基金の組合せ13

5) 医療の在り方  13

6) 「都道府県」の役割の強化  13

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 10: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

(参考1) 一体改革全体の枠組み13

1) 社会保障税一体改革として「社会保障の機能強化13  のための安定財源としての消費税」を前提13  rarr 福田~麻生内閣当時からの議論を踏まえかつ社会保障制度改革推進法13   (H24年法律64号)に結実した自公民3党合意を実質的出発点として時々の政治13   状況にかかわらず持続可能な社会保障制度の確立を志向 13

2) 消費税引上げ(負担増)分をすべて社会保障財源と13  することと一体で社会保障の姿改革の方向性を明13  確にしさらに政府の改革スケジュールを法定化する13  ことで負担給付に対する納得感を高める13  rarr 『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律』13    (いわゆるプログラム法)の背景として有識者が示した「国民会議報告書」13  rarr プログラム法に基づく進捗を政府全体(改革推進本部総理+関係大臣)でフォ13    ローアップさらに「中長期的な改革」については新たな「改革推進会議(有識13    者)」で2025年を展望しつつ議論13

1013

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 11: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

(参考2) 社会保障制度改革全体の財政フレーム13

1113

1) 社会保障給付費110兆円は①保険料60兆円強②国庫負担30兆円強13   ③地方負担10兆円強 と ④年金積立金からの資産収入で賄っている13       社会保障のための国の税金30兆円強13        = 一般会計歳出の3割一般会計歳出(国債費と地方交付税を除く)の5割強13

   国の歳入全体の4割強(公債金43)を「将来世代の負担」で賄っている13   ことと併せて考えると「現世代に必要な社会保障給付」は「現世代の負担」13   のみならず「将来世代の負担」と両方あわせて賄われている状況13

  rarr 消費税引上げ財源により「社会保障が生み出す将来負担」を圧縮する    13    = 「社会保障の安定化」13

2) 社会保障の機能強化とりわけ喫緊の課題である少子化対策などに必13   要な新たな財源として消費税引上げ分を充当 = 「社会保障の充実」13

3) 消費税引上げ分は全て社会保障財源に充当13     消費税10(5引上げ時) 1)=引上げ4分 + 2)=引上げ1分13

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 12: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

【特別養護老人ホーム13 老人保健施設】13

【在宅介護サービス】13

【急性期病院】13

【高度急性期13 病院】13

【回復期病院】13

医師看護師を多く配置13 質の高い医療と手厚い看護により早期に「急性

期後の病院」や「リハビリ病院」に転院可能13

いつでも必要な場合に往診してくれる医師が近くにいて必要な訪問看護サービスを受けることができる13

在宅13 医療13

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど高齢者が安心して暮らせる多

様な住まい13

老老人クラブ自治会ボランティアNPOemsp 等13

【生活支援介護予防】13

ボランティアNPO等の多様な主体による見守り配食買い物支援等の生活支援サービスが充実13 社会参加が推進され地域での介護予防活動が充実13

24時間対応の訪問介護看護サービス小規模多機能型居宅介護等により高齢者の

在宅生活を支援13

入院医療13 介護13

「地域包括ケアシステムの整備」13 医療介護住まい予防生活支援サービスが身近な地域で包括的に確保される体制を構築13

連携強化13

病院の退院調整スタッフが連携先の身近な病院を紹介13 自分で転院先を探す必要がない13

【慢性期病院】13

身近なところで集中的なリ

ハビリを受けることができる13

早期の在宅復帰社会復帰が可能13

発症13住まい13

(患者さん家族)13

地域の拠点として在宅介護サービス等も積極的に展開13

外来13 医療13

歯科13 医療13

薬局13

有床13 診療所13

  保健師助産師診療放射線技師臨床検査技師理学療法士作業療法士視能訓練士臨床工学技士義肢装具士救急救命士13      言語聴覚士歯科衛生士歯科技工士あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師柔道整復師栄養士社会福祉士介護福祉士等13

1213

1213

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 13: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

いつまでも元気に暮らすために 13

生活支援介護予防

住まい

地域包括ケアシステムの姿13

 地域包括ケアシステムはおおむね30分以内に必要なサービスが提供さ

れる日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定13

在宅系サービス13訪問介護 訪問看護 通所介護 13小規模多機能型居宅介護13短期入所生活介護13 24時間対応の訪問サービス13 複合型サービス13 13 13  (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等13

 自宅13  サービス付き高齢者向け住宅 等13相談業務やサービスの13

コーディネートを行います13

施設居住系サービス13介護老人福祉施設13 介護老人保健施設13 認知症共同生活介護 特定施設入所者生活介護                 等13

日常の医療13  かかりつけ医有床診療所13  地域の連携病院13  歯科医療薬局13

老人クラブ自治会ボランティアNPO 等

地域包括支援センター13ケアマネジャー13

通院入院 通所入所

病院13  急性期回復期慢性期13

病気になったら 13

医 療 介護が必要になったら 13

   介 護

介護予防サービス13

1313

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 14: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

1413

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 15: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

なぜ地域医療構想が必要なのか13 医療における2025年問題13

bull  2025年とは団塊の世代が75才になる年13 ndash 医療介護需要の最大化13

bull  高齢者人口の増加には大きな地域差13 ndash 地域によっては高齢者人口の減少が既に開始13

bull  医療の機能に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を促し急性期から回復期慢性期まで患者が状態に見合った病床で状態にふさわしいより良質な医療サービスを受けられる体制を作ることが必要13

1513

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 16: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

医療介護の基盤整備再編のための集中的計画的な投資13

療養病床13 (23万床)13

一般病床13 (107万床)13

【2011(H23)年】13

介護療養病床13

介護施設13 (92万人分)13

居住系サービス13(31万人分)13

在宅サービス13

高度急性期

  急性期

 回復期

 慢性期

 介護施設

居住系サービス

在宅サービス

【2025(H37)年】13

地域双密着厹叀病床又叏対応13

相 

互 

叏 

連 

携 

深 

化13

施設」

厭只「

地域」

叙呍「

医療」

厭只「

介護」

叙13

【取組の方向性】13 入院医療の機能分化強化と連携13   急性期への医療資源集中投入13   亜急性期慢性期医療の機能強化  等13 地域包括ケア体制の整備13   在宅医療の充実13     看取りを含め在宅医療を担う診療所等13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 13 の機能強化13    訪問看護等の計画的整備  等13   在宅介護の充実13     居住系サービスの充実施設ユニット化13    ケアマネジメント機能の強化  等13

【患者利用者の方々】13 病気になっても職場や地域生活へ早期復帰13 医療や介護が必要になっても住み慣れた地13  域での暮らしを継続13

医療介護機能の再編(将来像)13 患者ニーズに応じた病院病床機能の役割分担や医療機関間医療と介護の間の連携強化を13 通じてより効果的効率的な医療介護サービス提供体制を構築します13

医療法等関連法を順次改正13

2012年診療報酬介護報酬の同時13 改定を第一歩として取り組む13

1613

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 17: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築すること13

1新たな基金の創設と医療介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係)13

 ①都道府県の事業計画に記載した医療介護の事業(病床の機能分化連携在宅医療介護の推進等)のため13

  消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 13

 ②医療と介護の連携を強化するため厚生労働大臣が基本的な方針を策定 13

2地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係)13 ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期急性期回復期慢性期)等を報告し都道府県はそれをもとに地域医療構想(ビジョン)(地域の医療提供体制の将来のあるべき姿)を医療計画において策定 13

 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 13

3その他 13

 ①診療の補助のうちの特定行為を明確化しそれを手順書により行う看護師の研修制度を新設13

 公布日(平成26年6月25日)ただし医療法関係は平成26年10月以降介護保険法関係は平成27年4月以降など順次施行13

 概 要13

 趣 旨13

 施行期日13

17 13

地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための13関係法律の整備等に関する法律(抜粋)13

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 18: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

1813

地域医療構想の医療法での規定ぶり13

医療法13 医療介護総合確保推進法による改正後の医療法13 第30条の4(略)13   2 医療計画においては次に掲げる事項を定めるものとする13    一~六 (略)13    七 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準とし  13     て厚生労働省令で定める基準に従い定める区域(以下「構想区域」と13     いう)における次に掲げる事項を含む将来の医療提供体制に関する  13     構想(以下「地域医療構想」という)に関する事項13     イ 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定された  13      第三十条の十三第一項に規定する病床の機能区分ごとの将来の病床  13      数の必要量(以下単に「将来の病床数の必要量」という)13     ロ イに掲げるもののほか構想区域における病床の機能の分化及び13      連携の推進のために必要なものとして厚生労働省令で定める事項13    八~十四 (略)13   3~15 (略)13

都道府県は医療計画の中で「地域医療構想」を定める13

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 19: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

 市町村計画13 (医療介護総合確保促進法第5条)13

都道府県計画13 (医療介護総合確保促進法第4条)13

1913

医療計画13 (医療法第30条の4)13

6年を1期とする医療提供体制の確保を図るための計画13

介護保険事業計画13 (介護保険法第117条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画13

市町村13

都道府県13

国 医療法の基本方針13

地域医療構想13 (医療法第30条の4第2項第7号)13

将来のあるべき医療体制の実現に向け地域の機能分化連携を適切に推進するビジョン13

介護保険法の13 基本指針13

介護保険13 事業支援計画13

(介護保険法第118条)13

3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施の支援に

関する計画13

地域医療における計画13

1年を1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13 (医療介護総合確保基金を設置する場合は国が32を負担)13

1年1期とする地域の実情に応じて作成する医療および介護の総合的な確保のための事業計画13

提出

提出

 整合性の確保13

整合性の確保13

整合性の確保

総合確保方針13

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 20: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

2013

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 21: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

病床機能報告制度(H261013 施行)13

bull  各医療機関(有床診療所を含む)がその有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し病棟単位で都道府県に報告する制度13

bull  医療機能を選択する際の判断基準13 ndash 病棟単位の医療の情報が不足している現段階では定量的基準を示すことは困難13

ndash 報告制度導入当初は医療機関が定性的基準を参考に医療機能を選択13

2113

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 22: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

医療機能の名称と内容13

bull  高度急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて診療密度が特に高い医療を提供する機能13

bull  急性期機能13ndash  急性期の患者に対し状態の早期安定化に向けて医療を提供する機能13

bull  回復期機能13ndash  急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能13ndash  特に急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対しADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)13

bull  慢性期機能13ndash  長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能13ndash  長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能13

2213

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 23: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

病床機能報告制度における主な報告項目13

病床数呍人員配置呍機器等13

医療機能(現在今後の方向)13

 任意で2025年時点の医療機13 能の予定13

許可病床数稼働病床数13

一般病床療養病床の別13

医療法上の経過措置に該当する病床数13

看護師数准看護師数看護補助者数

助産師数13

理学療法士数作業療法士数言語聴覚士数薬剤師数臨床工学士数13

主とする診療科13

算定する入院基本料特定入院料13

DPC群13

在宅療養支援病院診療所在宅療養

後方支援病院の届出の有無(有の場合医療機関以外医療機関での看取り数)13

二次救急医療施設救急告示病院の有無13

高額医療機器の保有状況13

(CTMRI血管連続撮影装置13SPECTPET強度変調放射線治療器

遠隔操作式密封小線源治療装置等)13

退院調整部門の設置勤務人数13

入院患者叏状況13

新規入棟患者数13

在棟患者延べ数13

退棟患者数13

入棟前の場所別患者数13

予定入院緊急入院の患者数13

退棟先の場所別患者数13

退院後に在宅医療を必要とする患者数13

急性期後呍在宅復帰

叙叏支援13

退院調整加算救急在宅等支援(療養)病床初期加算13

救急搬送患者地域連携受入加算13

地域連携診療計画退院時指導料退院時共同指導料13

介護支援連携指導料退院時リハビリテーション指導料13

退院前訪問指導料13

全身管理13

中心静脈注射呼吸心拍監視酸素吸入13

観血的動脈圧測定 1日につき13

ドレーン法胸腔若しくは腹腔洗浄13

人工呼吸 1日につき人工腎臓腹膜灌流13

経管栄養カテーテル交換法13

疾患双応厺叀早期厭只

叏呁否吪呁吝ー后吾呉13

疾患別リハ料早期リハ加算初期加算摂食機能療法13

リハ充実加算体制強化加算休日リハ提供体制加算13

入院時訪問指導加算リハを要する患者の割合13

平均リハ単位数患者日1年間の総退院患者数13

1年間の総退院患者数のうち入棟時の日常生活機能評価が10点以上であった患者数退棟時の日常生活機能評価が入院時に比較して4点以上改善していた

患者数13

長期療養患者呍13

重度叏障害者等叏受入13

療養病棟入院基本料褥瘡評価実施加算13

重度褥瘡処置重傷皮膚潰瘍管理加算13

難病等特別入院診療加算特殊疾患入院施設管理加算13

超重症児(者)入院診療加算準超重症児(者)入院診療加算13

強度行動障害入院医療管理加算13

有床診療所叏多様友機能13

往診患者数訪問診療数在宅院内看取り件数13

有床診療所入院基本料有床診療所療養病床入院基本料13

急変時の入院件数有床診療所の病床の役割13

過去1年間の新規入院患者のうち他の急性期医療を担う病院の一般

病棟からの受入割合13

有床診療所の多様な役割13(①病院からの早期退院患者の在宅介護施設への受け渡しとしての機能②専門医療を担って病院を役割を補完する機能③緊急時に対応する機能④在宅医療の拠点としての機能⑤終末期医療を担う機能)13

幅広厦手術

叏実施 

13

(全身麻酔の)手術件数(臓器別)13

胸腔鏡下手術件数腹腔鏡下手術件数13

内視鏡手術用支援機器加算13

厮台呍脳卒中呍心筋梗塞等叙

叏治療13

悪性腫瘍手術件数13

病理組織標本作製術中迅速病理組織標本作製13

放射線治療件数化学療法件数13

がん患者指導管理料13

抗悪性腫瘍剤局所持続注入肝動脈塞栓を伴う抗悪性腫瘍剤肝動脈

内注入13

分娩件数13

超急性期脳卒中加算経皮的冠動脈形成術13

入院精神療法精神科リエゾンチーム加算13

重症患者叙叏対応13

ハイリスク分娩管理加算妊産婦共同管理料13

救急搬送診療料観血的肺動脈圧測定13

持続緩徐式血液濾過大動脈バルーンパンピング法13

経皮的心肺補助法補助人工心臓植込型補助人工心臓13

頭蓋内圧測定1日につき人工心肺13

血漿交換療法吸着式血液浄化法血球成分除去療法13

一般病棟用の重症度医療看護必要度を満たす患者割合13

救急医療叏実施13

院内トリアージ実施料13

夜間休日救急搬送医学管理料13

精神科疾患患者等受入加算13

救急医療管理加算13

在宅患者緊急入院診療加算13

救急搬送患者地域連携紹介加算地域連携診療計画管理料13

救命のための気管内挿管13

体表面食道ペーシング法13

非開胸的心マッサージカウンターショック13

心膜穿刺食道圧迫止血チューブ挿入法13

休日又は夜間に受診した患者の数(うち診察後直ちに入院となった

患者数)13

救急車の受入件数13

構造設備人員配置等に13関する項目13

具体的な医療の内容に関する項目13

23 13

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 24: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19084913 57872313 5960513 8635413 91553113

 療養病床13 33113 245613 5001213 26559913 31839813

 合計13 19118013 58117913 10961713 35195313 123392913

 構成比13 15513 47113 8913 28513 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 15613 47213 9113 28113 100013

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2413

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

(床)13 ≪2014(平成26)年7月1日時点の病床の機能区分別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 25: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

高度急性期13 急性期13 回復期13 慢性期13 計13

 一般病床13 19949213 54930613 8270613 8767613 91918013

 療養病床13 14213 365813 5872213 25618813 31871013

 合計13 19963413 55296413 14142813 34386413 123789013

 構成比13 16113 44713 11413 27813 100013

前回速報(H2712613時点)の構成比 13 16313 44713 11713 27313 100013

病床機能報告制度における病床の機能区分の報告状況 【速報値(第3報)】13

(注)集計対象1247363床のうち現時点の病床の機能区分について未選択の病床が13434床分あり上表には含めていない13 2513

第 9 回 地 域 医 療 構 想 策 定13ガイドライン等に関する検討会13平 成 2 7 年 3 月 1 8 日13

参考資料13213

許可病床数ベース13 ≪6年が経過した日における病床の機能区分の予定別の病床数(許可病床)≫13

(床)13

(床)13

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 26: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

昨年の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」により平成27年4月より都道府県が「地域医療構想」を策定(法律上は平成30年3月までであるが平成28年半ば頃までの策定が望ましい)13

「地域医療構想」は2次医療圏単位での策定が原則13

「地域医療構想」は2025年に向け病床の機能分化連携を進めるために医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し定めるもの13

地域医療構想について13

医療機能の現状と今後の方向を報告13

都道府県13

医療機能の報告等を活用し「地域医療構想」を策定し更なる機能分化を推進13

(機能が13 見えにくい)13

医療機能13 を自主的に選択13

医療機関13

(B病棟)13 急性期機能13

(D病棟)13 慢性期機能13

(C病棟)13 回復期機能13

(A病棟)13 高度急性期機

能13

2613

厚生労働省で推計方法を含む「ガイドライン」を作成平成27年3月に発出13

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 27: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想が実現すると13 どのような医療供給体制になるか13

2713

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 28: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想の策定(平成27年度~)13

bull  都道府県は地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して構想区域ごとの各医療機能の将来必要量を含めた地域医療構想を策定し医療計画に新たに盛り込み医療機関のさらなる機能分化を推進13

bull  国は都道府県における地域医療構想(ビジョン)策定のためのガイドラインを平成26年度に策定13

2813

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 29: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

2913

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 30: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3013

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 31: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

1地域医療構想の策定を行う体制等の整備13

bull  案の策定段階で医師会等の診療又は調剤に関する学識経験者の団体の意見を聴く13

bull  策定段階から地域の医療関係者保険者及び住民の意見を聴くことが望ましい13

bull  在宅医療の課題や目指すべき姿については市町村介護保険事業計画 との整合性に留意する必要があることから地域医療構想の策定段階から市町村の意見を聴取することが必要13 ndash  既存の圏域連携会議等を活用することが望ましい13

bull  案の決定段階で都道府県医療審議会市町村及び保険者協議会の意見を聴く13

3113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 32: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3213

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 33: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

2地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

bull  病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況13

bull  各医療機能別の医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別医療需要に対する医療提供の状況13

bull  疾病別アクセスマップと人口カバー率13

bull  介護保険関係サービスの整備状況13

bull  2025年の性年齢階級別推計人口133313

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 34: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3413

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 35: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

3構想区域の設定13

bull  現行の二次医療圏を原則としつつあらかじめ2025年における下記の要素を勘案して設定13 ndash 人口規模13

ndash 患者の受療動向13 ndash 疾病構造の変化13 ndash 基幹病院までのアクセス時間の変化 等13

3513

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 36: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

老人福祉圏域13 (介護保険法第118条第2項)13

(343ヶ所)13

3次医療圏13 (55ヶ所)13

医療における区域13

介護における区域13

地域医療における区域の概念13

 2次医療圏及び老人福祉圏域数については平成25年12月現在日常生活圏域数については平成24年4月1日現在13

 2次医療圏と老人福祉圏域が完全に一致している区域は41都道府県(平成25年12月現在)13

医療介護13 総合確保区域13

都道府県確保区域13 (医療介護総合確保促進法 13

第4条第2項)13

市町村確保区域13  (医療介護総合確保促進

法第5条第2項)13

日常生活圏域13 (介護保険法第11713 条第213 項)13

(5712ヶ所)13

2次医療圏13 (医療法第30条の4第2項第9号)13

(344ヶ所)13 地理的条件等の自然条件や交通事情等の社会的条件患者の受療動向を考慮して一体の区域として入院等に係る医療を提供する体制の確保を図るための区域13

構想区域13

都道府県が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

おおむね中学校区を基本とし必要なサービスが適用される地域包括13 ケアシステムの単位13

市町村が地理的条件13 人口交通事情医療機関の施設介護施設等の整備状況等から設定13

介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを定める区域として設定13

地域医療構想区域13 (医療法第30条の4第2項13

第7号)13

地域医療構想の実現のために設定するものであり13 二次医療圏を原則としつつ人口規模患者の受療動向等将来における要素を勘案して検討13

3613

医療圏13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 37: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

3713

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 38: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

4構想区域ごとの医療需要の推計13

bull  推計方法の基本的考え方13bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

bull  地域の実情に応じた慢性期機能と在宅医療等の需要推計の考え方13

3813

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 39: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

4-shy‐1推計方法の基本的考え方13

bull  2025年における医療需要(推計入院患者数)は患者住所地を基にした基礎データを厚生労働省が提示しこれを基に都道府県が構想区域ごとに推計13

bull  高度急性期機能急性期機能回復期機能及び慢性期機能別に算出13

3913

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 40: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の推計の考え方13

bull  高度急性期急性期及び回復期については13ndash 構想区域における2025年の医療需要=当該構想区域の2013年度性年齢階級別医療機能別入院受療率times当該構想区域の2025年の性年齢階級別推計人口13

bull  推計に当たりできる限り患者の状態や診療実態を勘案できるようDPC病院の医療行為に関するDPCデータやNDBのレセプトデータを分析13

bull  具体的には患者に対して行われた診療行為を診療報酬の出来高点数で換算したもの(医療資源投入量)の多寡を観察    13

4013

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 41: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

4-shy‐2高度急性期機能急性期機能回復期機能の医療需要の考え方13

4113

 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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 医療資源投入量(中央値)の推移13 (入院患者数上位255のDPCの推移を重ね合わせたもの)13

600013

500013

400013

300013

200013

100013

013(入院後経過日数)13

医療資源投入量(点)13

 推計入院患者数の多い傷病小分類上位255の疾患を選びDPCにおいて対応する255の疾患について入院後桂花実施(当該255疾患の入院患者の合計入院数(人日)が全疾患の入院患者の合計入院数(人日)に対して占める割合は631であった)13

入院初日から2~3日は医療資源投入量が特に高い状態がある13 その後一定の水準で医療資源投入量が落ち着き安定している13

3513

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 43: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

医療資源投入量13 基本的考え方13

高度急性期13

急性期13

回復期13

13

救命救急病棟やICUHCUで実施するような重症者に対する診療密度が特に高い医療(一般病棟等で実施する医療も含む)から一般的な標準治療へ移行する段階における医療

資源投入量13

急性期における医療が終了し医療資源投入量が一定程度落ち着いた段階における医療資源投入量13

在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度に おける医療資源投入量13

ただし境界点に達してから在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で推計する13

C1133000点13

C213600点13

C313225点13

 在宅復帰に向けた調整を要する幅を見込み175点で区分して推計するなお175点未満の患者数については慢性期機能及び在宅医療等の13患者数として一体的に推計する13

病床の機能別分類の境界点(C1~C3)の考え方13

4313

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 44: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

bull  慢性期については13ndash 入院受療率の地域差を一定の幅の中で縮小させる目標を設定することとするこのため上記の他医療機能の算定方法を基に目標設定を加味することにより慢性期の医療需要を推計13

4413

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 45: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

注113 )13 都道府県の推計入院患者数は患者住所別に算出したものである13   213 )13 福島県の数値については東日本大震災の影響で平成23年患者調査実施しなかったため平成24年福島県患者調査の結果を用いている13   313 )13 宮城県については石巻医療圏気仙沼医療圏を除いた数値である13

都道府県別にみた療養病床の年齢調整入院受療率(間接法で年齢調整)13

34713

17413

14513 12713 15113 12713 12913

15713

20013 18713 18513

16313 19013

15413 15913

39513

34013

22013

17013

12213

15513

24413

20113 20213 20213 23313 25013

22313 21013 23713 21313 21813

19813

29713

48913

40513

22613

30213

61413

39113 38913 38413

42413

19013

29813

41313

29913

013

10013

20013

30013

40013

50013

60013

70013

北海道13

青森13

岩手13

宮城13

秋田13

山形13

福島13

茨城13

栃木13

群馬13

埼玉13

千葉13

東京13

神奈川13

新潟13

富山13

石川13

福井13

山梨13

長野13

岐阜13

静岡13

愛知13

三重13

滋賀13

京都13

大阪13

兵庫13

奈良13

和歌山13

鳥取13

島根13

岡山13

広島13

山口13

徳島13

香川13

愛媛13

高知13

福岡13

佐賀13

長崎13

熊本13

大分13

宮崎13

鹿児島13

沖縄13

中央値13

21313

4213

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 46: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

医療区分113

医療区分213

医療区分313

7013

障害者等13 障害者等13 障害者等13 障害者等13

<現状>13 <2025年>13

療養病床13

一般病床13

療養病床に入院する患者のうち回復期リハビリの全てと医療

区分1の70を外す13

当該医療圏の受療率と目標とする都道府県値を比較するこ

とで算出される補正率を乗じて地域差を13 縮小する13

現在の医療需要に性年齢階級別の人口比を乗じて将来投影する13

障害者等の病床については地域差の補正の対象外13

回リハ13

3013

慢性期機能の医療需要の推計について13

慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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慢性期機能および在宅医療等の需要の将来推計の考え方について13

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13 地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4713

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 48: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域の実情に応じた13 慢性期機能及び在宅医療等の需要推計の考え方13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

全ての構想区域が13全国最小値(県単位)まで入院受療率を低下する13

構想区域ごとに入院受療率と全国最小値(県単位)との差を一定割合解消させることとするがその割合については全国最大値(県単位)が 

全国中央値(県単位)にまで低下する割合を 一律に用いる13

中央値(県)13

現在13

2025年13

最小13 (構想区域)13

最大13 (構想区域)13

入院受療率13

最小(県)13

最小13 (県)13

最大13 (県)13

パターンA13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

ただし受療率が全国最小値(県単位)未満の構想区域については平成25年(2013年)の受療率を用いて推計することとする13

パターンB13 4813

最小13 (県)13

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 49: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

2016年13 2025年13 2030年13

    地域の実情に配慮した慢性期病床の推計の特例について13  (一定の地域は2030年に目標達成を延長可能)13  以下の要件に該当する構想区域は目標達成年次を2025年から2030年とすることができることとする13    その際2025年においては2030年から比例的に逆算した入院受療率を目標とし当該目標と2030年の目標の両方を地域医療構想に定めることとする13

 【要件】 以下の①かつ②に該当する構想区域13   ① 当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値(34)よりも大きい13   ② 高齢者単身世帯割合が全国平均よりも大きい13

 1 2030年に延長した場合でも2025年時点で減少率が中央値の34を下回らないようにする13   2 高齢者単身世帯の割合と入院受療率との相関については弱い相関が見られる (相関係数 062)13

現状の受療率13

調整案により13 目標とする13 受療率13

パターンB13

上記要件に該当する地域は目標達成年次を2030年とすることができる13

その場合2030年から比例的に逆算した2025年の入院受療率の目標も地域医療構想に定める13

4913

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 50: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5013

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 51: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

⑤現時点の老健施

設の入所者数13

現 

状】13

①障害者難病患者

数13

③一般病床でC3基準未満の患者数13

④現時点で訪問診療を受けている患者数13

将 

来】13

慢性期機能 及び 在宅医療等13回復期機能13

②療養病床の13 入院患者数13

地域差

の解消13

医療区

分1の7013

回復期リハ病棟の患者数13

 このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる13

慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図13

4-shy‐3慢性期機能および在宅医療等の13 医療需要の考え方について13

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 52: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域の実情に応じた慢性期及び在宅医療等の需要推計の考え方13

bull 地域によって療養病床数や在宅医療の充実介護施設の整備状況等は異なっている13

bull 地域が療養病床の患者をどの程度慢性期機能の病床で対応するか在宅医療介護施設で対応するかについて目標を定めることとして患者数を推計する13

bull その際現在療養病床の入院受療率に地域差があることを踏まえこの地域差を一定の目標まで縮小させる13

bull 療養病床の受け皿となる介護施設や高齢者住宅を含めた在宅医療等への移行が着実に図られるよう一定の要件に該当する地域についての配慮は要検討13

5213

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 53: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

5313

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 54: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

5-shy‐0医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県は構想区域ごとの医療需要を推計13

bull  この医療需要を当該構想区域内で対応するのかそれとも他の構想区域で対応するか(すなわち患者の流入流出をどこまで認めるか)について検討その際同一都道府県内だけでなく他の都道府県との間での医療需要のやりとりを考えることも必要13

bull  13 増減を見込む構想区域双方の供給数の合計が一致することを原則に供給数の増減を調整13

5413

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 55: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

5-shy‐1医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  各都道府県の構想区域ごとに下記の2つを 比較する13 ndash  ①患者住所地に基づき推計した医療需要と13 ndash  ②現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数(他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの)13

ndash  現在の医療供給体制の状況についてはDPCデータ患者調査救急搬送件数等を用いて把握13

5513

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 56: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

5-shy‐2医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間の①と②の乖離が大きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合にはまず関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する必要がある13

bull  この際地域医療の連携の観点からはすべての場合について行うことが望ましい少なくとも平成37年(2025年)の医療需要に対する増減のいずれかが概ね20又は千人を超える場合は調整のための協議を行う13

5613

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 57: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

bull  首都圏(1都3県)間の入院患者の流出入量は日あたり2千~5千人と大規模13

bull  関東地方で500人以上の県間流出入を持つペアとしては1都3県以外に茨城-栃木茨城-千葉群馬-埼玉神奈川-静岡13

関東地方の入院患者流出入量13

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より13   精神結核感染症療養一般病床の全病床を含む13

5713

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 58: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

 平成23年患者調査(平成23年10月18~20日(指定された1日)に実施)より   13

関東地方以外で千人以上の県間流出入を持つペアとしては岐阜‐愛知大阪‐兵庫大阪‐奈良福岡‐佐賀13

関東地方以外の入院患者流出入量13

(千人日)13

医療機関13 所在地13 福岡13 佐賀13 長崎13 熊本13 大分13 宮崎13 鹿児島13 その他13 流出率13

患者住所地13 総数13 808 13 140 13 260 13 341 13 194 13 174 13 326 13 11167 13

福岡13 790 13 766 13 10 13 01 13 04 13 05 13 00 13 00 13 04 13 3013

佐賀13 136 13 10 13 124 13 02 13 00 13 00 13-13 -13 00 13 8813

長崎13 264 13 05 13 04 13 254 13 00 13 00 13-13 00 13 01 13 3813

熊本13 337 13 07 13 00 13 00 13 328 13 00 13 00 13 01 13 01 13 2713

大分13 195 13 07 13 00 13 00 13 01 13 186 13 00 13 00 13 01 13 4613

宮崎13 174 13 01 13 00 13 00 13 02 13 00 13 167 13 03 13 01 13 4013

鹿児島13 332 13 01 13-13 00 13 03 13 00 13 06 13 320 13 02 13 3613

その他13 11182 13 11 13 02 13 03 13 03 13 03 13 01 13 02 13 11157 13

流入率13 5213 11413 97713 3813 4113 4013 1813

医療機関所在地13 岐阜13 静岡13 愛知13 三重13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 178 13 325 13 585 13 169 1312153 13

岐阜13 185 13 170 13 00 13 11 13 01 13 03 138113

静岡13 320 13 00 13 308 13 04 13 00 13 08 133813

愛知13 574 13 05 13 03 13 558 13 03 13 05 132813

三重13 173 13 00 13 00 13 04 13 160 13 09 137513

その他13 12158 13 03 13 14 13 08 13 05 1312128 13

流入率13 4513 5213 4613 5313

医療機関所在地13 滋賀13 京都13 大阪13 兵庫13 奈良13和歌山13その他13流出率13

患者住所地13 総数13 125 13 299 13 920 13 531 13 129 13 124 1311282 13

滋賀13 129 13 118 13 06 13 01 13 00 13 00 13 00 13 04 138513

京都13 298 13 02 13 276 13 09 13 04 13 04 13 00 13 03 137413

大阪13 880 13 01 13 06 13 843 13 13 13 06 13 04 13 07 134213

兵庫13 543 13 00 13 02 13 27 13 504 13 01 13 00 13 09 137213

奈良13 130 13 00 13 01 13 11 13 00 13 114 13 01 13 03 1312313

和歌山13 124 13 00 13 00 13 06 13 00 13 00 13 116 13 02 136513

その他13 11306 13 04 13 08 13 23 13 10 13 04 13 03 1311254 13

流入率13 5613 7713 8413 5113 11613 6513

5813

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 59: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

5-shy‐3医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  都道府県間で供給数の増減を調整する場合には都道府県の企画部局(地方自治法の総合計画を所管)や介護部局(介護保険事業支援計画を所管)医療関係者の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

bull  また自都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する場合も同様に医療関係者や市町村の意見を踏まえ自都道府県の考え方をまとめる13

5913

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 60: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

5-shy‐4医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  医療計画において二次医療圏における医療提供体制が定められているがん脳卒中及び急性心筋梗塞については医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認検討13

bull  認知症疾患医療センターや難病医療拠点病院(予定)等についても構想区域ごとに確認検討することが望ましい13

bull  これら以外の疾病(例えば発生頻度の高い肺炎や骨折等)についても適宜地域の実情に応じて構想区域における医療提供体制に関して検討13

6013

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 61: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

5-shy‐5医療需要に対する医療提供体制の検討13

bull  以上の考え方を踏まえ各都道府県は関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数を確定する13

6113

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 62: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6213

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 63: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

6医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

bull  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数は当該構想区域で対応することになる病床機能別患者数をそれぞれの病床稼働率で割り戻して計算13

6313

医療機能13 2025年の医療需要13

高度急性期機能13 人日13

急性期機能13 人日13

回復期機能13 人日13

慢性期機能13 人日13

2025年の病床数の必要量13

床13

床13

床13

床13

病床稼働率で割り戻して病床数に変換13

都道府県が構想区域ごとに推計13

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 64: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6413

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 65: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

7構想区域の確認13

bull  人口規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ構想区域の設定の妥当性について確認する13

6513

地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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地域医療構想の策定プロセス13

1  地域医療構想の策定を行う体制等の整備 13 2  地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集分析及び共有13

3  構想区域の設定13 4  構想区域ごとの医療需要の推計13 5  医療需要に対する医療提供体制の検討13 6  医療需要に対する医療供給を踏まえた必要病床数の推計13

7  構想区域の確認13 8  将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討13

6613

8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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8将来のあるべき医療提供体制を13 実現するための施策の検討13

bull  施策の基本的考え方13bull  必要病床数と病床機能報告制度による集計数との比較13

bull  病床の機能の分化及び連携の推進13

bull  在宅医療の充実13

bull  医療従事者の確保養成13

6713

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 68: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6813

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 69: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

6913

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 70: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

Ⅱ-shy‐1地域医療構想の策定後の13 実現に向けた取組13

1  基本的な事項132  各医療機関での取組133  都道府県の取組13 ア 病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との比較13 イ 各医療機能における構想区域内の医療機関の状況の把握13

ウ 地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討13 エ 平成37年(2025年)までのPDCA13

7013

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7113

Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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Ⅱ-shy‐2地域医療構想調整会議の設置運営13

1  議事132  開催時期133  設置区域等134  参加者の範囲選定参加の求めに応じない関係者への対応13

5  合意の方法及び履行担保13

7213

地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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地域医療構想の策定とその実現に向けたプロセス13

地域医療構想の実現に向けて都道府県は構想区域ごとに13 「地域医療構想調整会議」を開催  13  「地域医療構想調整会議」には医師会歯科医師会病院団体医療保険者等が参加13

  病床機能報告制度の報告結果等を基に現在の医療提供体制13   と将来の病床の必要量を比較してどの機能の病床が不足して13   いるか等を検討13

  医療機関相互の協議により機能分化連携について議論調整13

都道府県は地域医療介護総合確保基金等を活用し医療機関による自主的な機能分化連携を推進 13

病床機能報告13 制度(集計)13

地域医療構想13 (推計)13

比較13

地域医療構想13 調整会議13

協議13

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 74: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域医療における会議13

圏域連携会議13 (医療計画作成指針 13 平成24年3月30日付)13 必要に応じて圏域ごとに関係者が具体的な連携等について協議する場13

地域医療構想調整会議13 (医療法第30条の14)13

医療機関が担うべき病床機能に関する協議13 病床機能報告制度による情報の共有13 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議13 地域医療構想の達成の推進 13

地域医療構想の策定段階から設置し策定に関与することが望ましい13 協議が調わない場合は都道府県が必要に応じ措置を講じる13

都道府県13

二次医療圏13

構想区域13

下部組織13 特定の議題に関する協議を継続的に実施する場

合に専門部会等を設置13

圏域連携

会議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療対策13 協議会13 (医療法第30条の17)13

救急医療等確保事業に係る医療従事者の確保 等必要とされる医療の確保について協議13都道府県は参加者として関係者と共に協議し施策を策定公表13

都道府県医療審議会13 (医療法第71条の2)13

都道府県知事の諮問に応じ当該都道府県における医療を提供する体制の確保に関する重要事項を調査審議13

地域医療

構想調整会議13

地域医療

構想調整会議13

医療計画13

圏域連携

会議13

圏域連携

会議13

地域医療構想13

7413

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7513

Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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Ⅱ-shy‐3都道府県知事による対応13

1  病院有床診療所の開設増床等への対応132  既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応13

3  地域医療構想調整会議における協議が調わない等自主的な取組だけでは病床の機能分化連携が進まない場合の対応13

4  稼働していない病床への対応13

7613

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 77: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

都道府県知事が講ずることができる措置 ① 病院の新規開設増床への対応13 都道府県知事は開設許可の際に不足している医療機能を担うという条件を付けることができることとする13

② 既存医療機関による医療機能の転換への対応13

 [医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合]13 都道府県知事は医療機関に対して医療審議会での説明等を求めることができることとし転換にやむを得ない事情がないと認める時は医療審議会の意見を聴いて転換の中止を要請(公的医療機関等には命令)することができることとする13

 [「協議の場」の協議が調わず自主的な取組みだけでは機能分化連携が進まない場合]13 都道府県知事は医療審議会の意見を聴いて不足している医療機能に係る医療を提供すること等を要請(公的医療機関等には指示)することができることとする

③ 稼働していない病床の削減の要請  医療計画の達成の推進のため特に必要がある場合において都道府県知事は公的医療機関等以外の医療機関に対して医療審議会の意見を聴いて稼働していない病床の削減を要請することができることとする     現行の医療法上公的医療機関等に対しては都道府県知事が稼働していない病床の削減を命令することができることとなっている

  【医療機関が上記の要請又は命令指示に従わない場合の措置】  医療機関が上記の要請に従わない場合は都道府県知事が勧告を行う当該勧告にも従わない場合や公的医療機関が上記の命令指示に従わない場合には現行の医療法上の措置(管理者の変更命令や公的医療機関への運営の指示等)に加えて以下の措置を講ずることができることとする13  イ 医療機関名の公表13  ロ 地域医療支援病院特定機能病院の不承認承認の取消し13

地域医療構想(ビジョン)を実現する仕組み13

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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Ⅱ 地域医療構想策定後の取組13

1  地域医療構想の策定後の実現に向けた取組13 2  地域医療構想調整会議の設置運営133  都道府県知事による対応13

4  地域医療構想の実現に向けたPDCA13

7813

医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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医療機能の分化連携に係る取組みの流れ13

医療機関による13 自主的な機能分化連携の推進13

病床機能報告制度の運用開始(H2610~)13

地域医療構想の策定13 (平成27年度~)13

診療報酬と新たな財政支援の仕組み13 による機能分化連携の支援13

 「協議の場」での協議13 機能分化連携を13 実効的に推進13

案の作成時に診療又は調剤の学識経験者の団体の意見を聴く13

策定時に医療審議会及び市町村保険者協議会等の意見を聴く13

7913

 報告の基準は当初は「定性的な基準」であるが13  報告内容を分析して今後「定量的な基準」を定める13

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 80: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

政省令等の整備

平成25年度13 平成27年度13 平成28年度13 平成29年度13平成26年度13 平成30年度13

医療介護提供体制の見直し等に係る今後予想されるスケジュール13

同時改定13 (予定)13

基金(医療分のみ)13 基金(介護分を追加)13 基金13 基金13

総合確保方針13

医療計画13基本方針13

地域医療構想の13ガイドライン(年度末)13

病床機能報告13

国13

地方自治体13

保健医

療部局13

介護福

祉部局13

連携13

医療介護総合確保促進法13

改正医療法13

改正介護保険法13

総合確保方針13

介護保険事業13(支援)計画策定13

医療計画13

策定13

介護保険事業13

支援)

計画策定13

介護保険事業13計画基本指針13

介護保険事業13計画基本指針13

2025年度までの将来見通しの策定13

介護報酬改定(予定)13 診療報酬改定(予定)13

基金造成執行13

地域医療構想(ビジョン)の策定13

第6期介護保険事業(支援)計画13に位置付けた施策の実施13

2025年の医療需要と目指すべき医療提供体制13目指すべき医療提供体制を実現するための施策13

介護サービスの拡充13地域支援事業による在宅医療介護連携地域ケア13 会議認知症施策生活支援介護予防等の推進13

第6次医療計画13 第7次医療計画13第7期介護保険13事業計画13第5期介護保険事業計画13 第6期介護保険事業計画13

病床機能分化連携の13影響を両計画に反映13

マイナンバー制度13

法人番号の 通知公表

個人番号 の通知

申告書法定調書等への法人番号の記載 個人番号カードの交付

順次個人番号の利用開始 (例社会保障分野においては年金に関する相談照会) 25年5月13番号関連13

四法公布13

平成27年10月13 平成28年1月13 平成29年1月13

情報提供ネットワークシステムマイポータルの運用開始 平成29年1月より国の機関間の連携から開始し

平成29年7月を目途に地方公共団体医療保険者等との連携も開始

8013

本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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本日お話しすること13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

8113

地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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地域ごとに高齢化の進展に差13

bull  足下の状況にも大きな違い13 bull  将来推計の状況も様々13

ndash ピークを迎える時期にずれがある13 ndash 既に減少し始めている地域もある13 ndash 疾病別患者数にも地域差がある13

8213

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 83: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

地域によって疾病別患者数の変化に差13

8313

bull  増えるもの13 ndash 脳卒中心筋梗塞がん13 ndash 肺炎骨折13

bull  減るもの13 ndash 分娩13

将来の需要=性年齢階級別将来推計人口13       times性年齢階級別受療率13

全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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全国の将来推計人口の推移13

8413

013 13

1000013 13

2000013 13

3000013 13

4000013 13

5000013 13

6000013 13

7000013 13

8000013 13

0~19歳13

20~64歳13

65~74歳13

75歳以上13

(千人)13

将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

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将来人口動向「3つの減少段階」13

我が国の人口動向は大きく「3つの減少段階」を経て人口減少に至る13

(備考)131国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より作成13

22010年の人口を100とし各年の人口を指数化した13

6413 13

4713 13

3113 13

7113 13

5413 13

3513 13

10013 13

13113 13 11713 13

8013 13 8413 13

6813 13

4513 13

0 13

20 13

40 13

60 13

80 13

100 13

120 13

140 13

201013 202013 203013 204013 205013 206013 207013 208013 209013

0~14歳13 15~64歳13

65歳以上13 総数13

【第1段階】13老年人口増加13

生産年少人口減少13

【第2段階】13老年人口維持微減

生産年少人口減少13【第3段階】13老年人口減少13

生産年少人口減少13(大都市部)13 (地方の中核市等)13 (他の地域)13

8513

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

8613

100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 86: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

 75歳以上人口は多くの都道府県で202513 年頃までは急速に上昇するがその後の上昇は緩やかで 13  203013 年頃をピークに減少する13      2030年2035年2040年でみた場合2030年にピークを迎えるのが34道府県2035年にピークを迎えるのが9県13       東京都神奈川県滋賀県沖縄県では2040年に向けてさらに上昇13

 2015年から10年間の伸びの全国計は132倍であるが埼玉県千葉県では15倍を超える一方13  山形県秋田県では11倍を下回るなど地域間で大きな差がある13

75歳以上人口の将来推計(平成27年の人口を100としたときの指数)13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

全国13

埼玉県13 (2025年の指数が全国で最も高い)13

東京都13 (2040年に向けて上昇)13

山形県13 (2025年の指数が全国で最も低い)13

島根県13 (2030年以降の指数が全国で最も低い)13

2015年~2025年~2040年の各地域の高齢化の状況13

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100013 13

110013 13

120013 13

130013 13

140013 13

150013 13

160013 13

170013 13

平成27年13(2015)13

平成32年13(2020)13

平成37年13(2025)13

平成42年13(2030)13

平成47年13(2035)13

平成52年13(2040)13

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

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熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

Page 87: 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?world-meeting.co.jp/jaha/seminar/fukushima-2015.6.13.pdf · 地域医療構想と地域包括ケア をどう進めるか?

75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びは全国計で132倍だが13 市町村間の差は大きく15倍を超える市町村が113ある一方13 減少する市町村が169ある13

75歳以上人口の伸び指数別にみた市町村割合13平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数13

70以上~100未満1328013 (169)13

100以上~110未満1331113 (187)13

110以上~120未満1330013 (181)13

120以上~130未満1326613 (160)13

13813

013 1013 2013 3013 4013 5013 6013 7013 8013 9013 10013

指数13市町村数13(割合)13

150以上~160未満13      10213     (61)13

170以上~13   2213  (13)13

160以上~170未満13       6313     (38)13

130以上~13  140未満13   17813  (107)13

140以上~13 150未満13   13813

全国計(1324)13

注)市町村数には福島県内の市町村は含まれていない13

国立社会保障人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)」より作成13

8713

静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

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熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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静岡県の年齢区分別将来推計人口13

8813

376500713 348033313

303535913

51200313

39426313 31782813

235605613

198478613

159436713

89694813 110128413 112316413

43193513

65459813 65665113

013

50000013

100000013

150000013

200000013

250000013

300000013

350000013

400000013

2010年13 2015年13 2020年13 2025年13 2030年13 2035年13 2040年13

総数13

0~14歳13

15~64歳13

65歳以上13

75歳以上(再掲)13

静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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静岡県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

静岡県13 376500713348033313303535913 43193613 65459813 65665113

加茂13 7371313 5795413 4279513 1345213 1673313 1316113

熱海伊東13 11104813 9227213 7074613 1814913 2689513 2115113

駿東田方13 67345413 62311613 54485313 7168813 11129013 11055713

富士13 38602813 36264313 32094513 3852313 6246813 6428313

静岡13 71619713 65251413 55893113 8365213 12617613 12061213

志太榛原13 47258413 43872713 38424113 5689213 8422813 8481713

中東遠13 47101013 44288013 39380913 5316313 7863013 8654513

西部13 86097313 81022713 71903913 9641713 14817813 15552513

8913

熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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熊本県の2次医療圏別推計人口13医療圏 総数13 (再掲)75才以上13

2010年13 2025年13 2040年13 2010年13 2025年13 2040年13

熊本13 181695713 166601713 146714213 8020913 11706113 13358313

宇城13 11099313 9903013 8476413 1725213 2081613 2150613

有明13 16882113 14826913 12523013 2685713 3190113 3054713

鹿本13 5539113 4721613 3889813 1001613 1122413 1062813

菊池13 17416413 17883113 17499713 1980613 2767613 3224013

阿蘇13 6783613 5880813 4912613 1252313 1418613 1412813

上益城13 8740213 7802613 6707713 1434613 1718813 1742513

八代13 14498113 12409413 10158513 2276313 2692113 2576813

芦北13 5135613 4037813 3054113 1001713 1058413 947713

球磨13 9472713 7763213 6161713 1709313 1824213 1737313

天草13 12728113 9897213 7417413 2509613 2525413 2364113 9013

2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213

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2025年問題の後に来ること13

bull  2040年そしてその後を見据えて今からの方向性を考えなければなりません13

bull  子どもだけでなく高齢者も減っていく時代がやってきます13

bull  その時に困らないようにみんなで話し合いましょう13

9113

本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

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本日お話ししたこと13

bull 高齢化の進展の状況13

bull 社会保障改革の流れ13 bull 地域医療構想13

bull 高齢化の地域差13

9213