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がん研有明病院 Cancer Institute Hospital 特定機能病院 都道府県がん診療連携拠点病院 公益財団法人 日本医療機能評価機構認定病院 (6.0) めざす分野の知識と技術を磨き上げながら、臨床のプロへ がん専門病院の臨床研修プログラム 後期臨床研修医 [募集のご案内]

後期臨床研修医[募集のご案内]extsvr3.jfcr.or.jp/hospital/recruit/doctor/pdf/ariake_kouki_201403.pdf内科系ローテーションプログラム (3年間) 外科系ローテーションプログラム

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が ん 研 有 明 病 院C a n c e r I n s t i t u t e H o s p i t a l

特定機能病院都道府県がん診療連携拠点病院公益財団法人 日本医療機能評価機構認定病院 (6.0)

めざす分野の知識と技術を磨き上げながら、臨床のプロへがん専門病院の臨床研修プログラム

後期臨床研修医[募集のご案内]

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[がん研有明病院 後期臨床研修プログラム]

がん専門病院ならではの最先端の環境が、臨床医としてのさらなる能力の開発を促します。がん研有明病院は、日本で最初に誕生したがん専門病院です。

がんの最先端医療に携わる当院には、最新の医療技術や情報が集結。

また、現場では、高度なチーム医療体制が敷かれ、

トップレベルの医師による専門的な医療が、日々、行われています。

臨床研修に最良の環境で、あなたのめざす専門領域の知識と技術を磨き上げてください。

医師としての誇りと人間性、そして医療の未来を担うという気概を存分に育んでください。

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使 命Mission

がん克服をもって人類の福祉に貢献する

価 値 観Core Values

創造・革新・高質・親切・協調

将来展望Vision

がん診療・研究において世界に誇るがん研となる

1. 新しいがん医療の創造に努めます

2. 安全かつ質の高いがん医療を提供します

3. 患者さん中心の親切ながん医療を行います

4. 臓器別診療に基づくチーム医療を実践します

5. 人間性豊かな医療人の育成に努めます

シンボルマーク蟹はギリシャ語でKarkinos、英語でCancer。いずれも、がんを意味する言葉として使われています。この図案は、1966年、東京で第9回国際がん会議のシンボルマークとして使用されたもので、のちに学会の許可を得て、がん研究会のシンボルマークとなりました。

▎開設年月 1908年(2005年、有明地区に移転)

▎職員数 1,585名

▎医師数 常勤医279名、非常勤医128名、 研修医40名(初期8名・後期32名)

▎病床数 700床

▎診療科目 専門診療部門 呼吸器センター、消化器センター、乳腺センター、 婦人科、頭頸科、整形外科、泌尿器科、血液腫瘍科、 総合腫瘍科、サルコーマセンター、免疫遺伝子治療科、 緩和治療科

一般診療部門 総合内科、歯科、腫瘍精神科、感染症科、 漢方サポート科、眼科、形成外科、皮膚科、 麻酔科(ペインクリニック)

中央診療部門 放射線治療部、画像診断センター、内視鏡診療部、臨床病理センター、化学療法部

2014年1月1日現在

病 院 概 要

がん 研 究 会 の 理 念 および 病 院 の 基 本 方 針

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優秀な指導者と他に比肩なき症例数のもと、 将来にわたって意義深い研修生活が送れます病院長

門田 守人

当院では、平成24年度より新たに臨床教育研修センターを院内に設置し、その管理のもと、がん専門医を目指す人のための新レジテント研修制度への改定を実施しました。充実した各ローテーションプログラムを擁したコースを設定いたしましたので、がん専門医を目指す意欲ある方々が数多くこれらの研修に参加されることを強く期待いたします。

ご存知のように、大塚の地より2005年に有明へ移転、700床の病院として生まれ変わり、「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」という使命のもと、全職員一丸となってここまでやってきました。その成果として、現在当院を受診する各臓器別の患者の数は、他病院と比してゆるぎのないものとなっております。このような状況下、当院の研修では非常に豊富な症例の経験を積むことができ、かつ非常に優秀なスタッフが多数存在しますので、その指導を十分に受けることが可能です。おそらくは他院では経験できないような研修生活を送ることができ、各先生方にとって将来に大変意義のあるキャリアアップの機会をもてると思います。

当院の診療体制であるキャンサーボード中心の診療の中で、高い目標を掲げ、情熱を注いだ研修を行えば、自信をもったがん専門医になれることは間違いありません。是非とも当院でレジデント生活を送り、第一線で十分に働けるがん専門医になるべく、多くの皆様に参集していただけることを、切に希望し、スタッフ一同歓迎いたします。

キャンサーボードの一員となり、 最新の集学的治療や チーム治療のあり方を学んで いただきます

臨床教育研修センター長/総合内科

関根 今生 先生

現在、がん研有明病院は、各臓器別にトップクラスの患者数を有します。そんな当院での臨床研修では、多数の優秀なスタッフの下、豊富な症例を受け持つことが可能です。

がん診療においては、各臓器別に組織されたキャンサーボード(CB)での検討に基づく集学的医療を実践しています。いまや、多くの医療施設で日常的に行われているCBですが、じつはこの言葉自体、日本の医療現場に最初に導入したのが当院でした。

CBにはもちろん、研修医のみなさんにも参加していただきます。各専門分野の医師、看護師、薬剤師などのコメディカルで構成されるCBは、まさにチーム医療の実践の場であり、臨床研修の中でもとりわけ多くの知識を習得できる場になるはずです。

なお、当院には、基礎的ながん研究を行う『がん研究所』が併設されています。専門の研究者の先生方と交流する機会も数多く、他院にはない最先端の学びの場をもてることも魅力です。

自分なりの目標をもつ医師、 そして、がんと戦う情熱をもつ 医師を同志として迎えたいと 思っています

レジデント小委員会 委員長/乳腺内科

伊藤 良則 先生

いまや「がん」は国民病であり、がん診療なしに医療を考えることはできません。その「がん」に正面から取り組み、国内のがん診療をリードしてきたのが、がん研有明病院です。ここには、がんと戦う情熱をもった多くの医師が集結しています。

医師として研鑽するためにまず重要なのは、できるだけ高レベルの医療現場に身をおくということでしょう。また、つねに問題意識をもち、自分の将来の目標を明確にすることが大切です。そして、がん診療には多方面からのアプローチが必要ですが、臨床での研修を積み上げてこそ、現在、第一線で行われている集学的治療のあり方があなた自身の中にも形成されていくはずです。

あなたが努力して獲得した技術に情熱が融合することによって、新たな誕生が起こり、道が開けると信じます。われわれはあなたを同志として迎えたいと思っています。ともに戦い、明日の理想のがん診療を実現しましょう。

Messageメッセージ

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専門研修について当院では、各分野の研修を通してがんの臨床および基礎に関する知識、ならびに技術の習得を図り、優れたがん診療の専門医を育成するため、別途、専門研修を行うことができます。

プログラムの特長当院では、2年以上の臨床経験を有する者を対象に、平成25年度より3年間のコースプログラムを新たに設けることとしました。各コースプログラムのローテーションでは、選択したコースプログラムに関連する診療科部門を3ヶ月から最大12ヶ月の期間で研修することが可能となっています。

▎教育指導体制各コースとも、教育責任者1名と指導医を複数名配置し、指導は学会専門医や認定医などの資格を有する者が中心となり、チーム全体での指導が受けられる体制となっています。

▎学術講演会、グランドカンファレンス・臨床病理検討会(CPC)臨床教育の一環として専門家を招き、学術講演会を月1回実施しています。また、コメディカルも含めたMDT(multi-disciplinary team) meetingとして、毎月1回グランドカンファレンスを行っています。診断-病理所見-治療-病理所見-結果(予後)といった流れを重視し、各診療科が輪番にて症例を選択しています。

▎研修プログラム一覧 ※短期プログラムをご希望の場合は、別途相談に応じます。内科系・外科系を合わせて19の診療科があり、外来や病棟の診療を行っています。一人ひとりが描くキャリアパスに合わせ、専門の領域を巡ることができます。

総合腫瘍外科コース ....................................................................................16

消化器外科コース ............................................................................................17

呼吸器腫瘍外科コース .............................................................................18

乳腺腫瘍外科コース ....................................................................................19

頭頸部腫瘍外科コース .............................................................................20

泌尿器腫瘍外科コース .............................................................................21

婦人科腫瘍外科コース .............................................................................22

腫瘍整形外科コース ....................................................................................23

形成再建外科コース ....................................................................................24

がん病理診断コース ....................................................................................25

麻酔科コース ..........................................................................................................26

総合腫瘍内科コース .........................................................................................6

消化器内科コース .................................................................................................7

呼吸器腫瘍内科コース ..................................................................................8

乳腺腫瘍内科コース .........................................................................................9

血液腫瘍科コース ............................................................................................10

消化器内視鏡コース ....................................................................................11

放射線治療コース ............................................................................................12

画像診断コース ...................................................................................................13

緩和治療科(緩和腫瘍学)コース ...........................................14

感染症科コース ...................................................................................................15

内科系ローテーションプログラム(3年間) 外科系ローテーションプログラム(3年間)

後期臨床研修プログラム

内科認定医の申請に必要な良性疾患の症例数を 経験しておくことが望ましいです。

外科認定医、専門医等の申請に必要な良性疾患の症例数を 経験しておくことが望ましいです。

医員研修(がんスペシャリスト養成)コース

対象 当院のレジデント修了(見込)または同等と認められた者

コース 内科系 消化器内科(上部消化管コース、下部消化管コース、肝胆膵コース)、呼吸器内科、乳腺内科、 血液腫瘍、総合腫瘍科(頭頸部化療コース、泌尿器化療コース、肉腫化学療法コース)、 腫瘍内科専攻コース、放射線治療、画像診断、緩和治療科、内視鏡(上部コース、下部コース)

外科系 消化器外科(上部消化管コース、下部消化管コース、肝胆膵コース)、呼吸器外科、乳腺外科、頭頸部、泌尿器科、整形外科、婦人科、形成外科

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がん研化学療法部(総合腫瘍内科)では、各臓器で日本有数の患者数を治療してきました。多種多様な薬物療法を看護師、薬剤師等とのチーム医療の中で豊富に経験していることから、臨床腫瘍学会の薬物療法専門医となるために必要十分な臨床経験を積むことができます。さらにさまざまな臨床研究、治験にも関わることが可能で、多施設共同臨床試験、トランスレーショナルリサーチにも参加することができ、将来の腫瘍内科エキスパートとなる土台を積み上げていくことができます。

総合腫瘍内科 コース

01 内科系ローテーションプログラム

緩和治療3ヶ月

整形外科・肉腫化療3ヶ月

泌尿器化療・第Ⅰ相試験3ヶ月

頭頸科化療3ヶ月

血液腫瘍科3〜6ヶ月

乳腺内科6ヶ月

呼吸器内科6ヶ月

消化器内科(消化管化療、

肝胆膵、内視鏡)6〜9ヶ月

化学療法部と各科との関わり

◎ オプションとして、婦人科化療3ヶ月、病理3ヶ月、画像診断3ヶ月、放射線治療3ヶ月など、その他のローテーションの相談にも応じます。

◎日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門試験の受験資格を取得します。

化学療法部入院体制 外来体制

11F  西病棟血液腫瘍科 血液腫瘍外来

10F 西、6F 東、5F 西、東病棟 総合腫瘍科

総合腫瘍科外来

11F 東、8F 東病棟消化器内科

消化器センター化療外来

9F 東病棟乳腺科

乳腺センター化療外来

8F 東、西病棟呼吸器内科

呼吸器センター内科外来

血液腫瘍

乳がん

肺がん

頭頸部、肉腫原発不明がん泌尿器第Ⅰ相試験

大腸がん、胃がん食道がん、肝胆膵

佐藤 靖祥先生

所属:総合腫瘍科/化学療法部

他院の何年分にも匹敵する症例や臨床試験を短期間で経験できます

私は2年間の一般内科研修後に、腫瘍内科を志してがん研のレジデ

ントに応募しました。がん薬物療法専門医取得のために必要な血液、

呼吸器、消化器、乳腺の各領域をローテーションできる、臓器横断的

な枠組み(現在の化学療法部)があり、専門臓器に捉われない総合力

をつけることができる点を魅力に感じたからでした。

研修が始まって2年となりますが、毎日充実した研修生活を送ってい

ます。がん研には各分野のオピニオンリーダーが揃っており、指導医も

実力が高く、そうした先生方に日常的な臨床の疑問から自身の将来に

ついてまで気軽に相談できます。また、他院の何年分に匹敵する症例

や臨床試験を経験できます。充実した新人オリエンテーションをはじめ

院内外での勉強会も多く、国内・国外の学会での発表の機会も数多く

あります。がん研での研修を選んで本当に良かったと感じています。

レジデントからの

メッセージ

❖ 診療実績

外来患者数 消化器 50~80人/日

血液 30~50人/日

乳腺 50~80人/日

呼吸器 30~40人/日

総合腫瘍(頭頸部・肉腫・原発不明がん・泌尿器・第Ⅰ相試験)

20~40人/日

外来治療室(ATC) 約2,000人/月

病棟 消化器 約50床、血液 約30床、 乳腺 約12床、呼吸器 約40床、 総合腫瘍 約25床

治験2012年度

新規治験契約数49 件治験症例数 240 件

❖ 目標

日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医

❖ ローテーションプログラム例

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 高橋俊二(総合腫瘍科部長)

指導医(臓器別責任者)

畠清彦(血液腫瘍科部長)、 伊藤良則(乳腺内科部長)、 水沼信之(消化器内科化学療法担当部長)、 西尾誠人(呼吸器内科部長)

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消化器内科は、消化管グループ、肝胆膵グループ、消化管化学療法グループの3分野から成り立っています。消化管グループは主に内視鏡を主とした診断・治療を担当し、肝胆膵グループは肝胆道膵の腫瘍の診断と治療(化学療法、ラジオ波、動注療法など)、ERCP関連手技、EUS-FNAなどを積極的に行っています。消化管化学療法グループは食道、胃、大腸悪性腫瘍の化学療法を担当し、全国トップレベルの症例数を誇り成果を上げております。当院は、日本でも有数のがん治療・研究施設であり、最先端の治験なども多く、悪性腫瘍に対する先端医療を学ぶことができます。このコースでは、消化器腫瘍の全般を学ぶことができるようプログラムされています。

消化器内科コース

02 内科系ローテーションプログラム

❖ 診療実績▎消化管グループ上部消化管内視鏡件数: 11,555件食道がんの内視鏡治療: 158件胃がんの内視鏡治療: 385件下部消化管内視鏡検査件数: 7,344件ポリペクトミー・EMR 症例: 2,580 例        ESD症例: 150 例

▎肝胆膵グループ膵がん・胆道がん・肝がん化学療法症例 180 例肝IVR例 22 例ERCP 316例EUS 256例EUS-FNA 43例ステント留置、ドレナージ例: 多数(外科との併診例もあり)

▎消化管化学療法グループ消化器化学療法 新患患者数

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 五十嵐正広(消化器内科部長)

指導医 [消化管グループ] 藤崎順子、為我井芳郎、土田知宏、山本頼正、千野晶子、平澤俊明、石山晃世志、岸原輝仁

[肝胆膵グループ] 石井浩、高野浩一、松山眞人、 尾阪将人

水沼信之、陳勁松、篠崎英司、 末永光邦、松阪諭

◎ オプションとして、病理3ヶ月、緩和治療3ヶ月など、その他のローテーションが可能です。

菅沼 孝紀先生

所属:消化器内科

ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国での学会発表も大きな経験になりました

日本一の胃がん、大腸がんの治療件数を誇る病院の内視鏡手技、

EDS治療に憧れてがん研を選びました。

内視鏡での自身の範囲診断、深達度診断、質的診断、術前マーキ

ング、生検が手術方法や治療方針の大きな要因となり、チーム医療の

中で重要な役割を占めます。外科医、病理医とのカンファレンスでプレ

ゼンを行い、診断能力を高めていくことができます。日本のオピニオン

リーダーを目指す病院で、多くの学会発表があり、国内だけでなく、

海外(ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国)発表も大きな経験となりま

した。肝胆膵、上部、下部、化学療法と分野毎の研修となり、各分

野のエキスパートに短期集中的に指導が受けられます。希望があれば、

病理部や放射線部での研修も可能です。

レジデント修了者からの

メッセージ

❖ 目標

日本消化器病学会専門医

日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医

❖ ローテーションプログラム例消化器内科の

専攻科(後期)

15ヶ月

オプション

3ヶ月

内視鏡

6ヶ月

肝胆膵

6ヶ月

消化管化学療法

6ヶ月

年度別内視鏡検査総数の推移

年度別 肝胆膵内科・新規治療導入数の推移

05,00010,00015,00020,00025,000(例)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

11,815 13,08816,100 17,631

18,470 18,839 19,861 20,01121,441

05,00010,00015,00020,00025,000(例)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

11,815 13,08816,100 17,631

18,470 18,839 19,861 20,01121,441

2008膵化療 胆化療 肝化療 肝 IVR

2009201020112012

120

80

40

0

2008

大腸

食道

2009 2010 2011 20120

200

400

600

197197

435435

566566

200200

428428

467467

199199

396396

526526

151151

389389

562562

188188

409409

596596

[消化管化学療法グループ]

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呼吸器腫瘍内科コースでは、呼吸器疾患(とくに肺がん)を中心に、診断、治療(化学療法)、緩和ケアの臨床研修を行います。また、外科や放射線科と連携し、総括的に症例をマネージメントできる幅広い知識と技術を身につけることができます。とくに化学療法については、標準治療のほかにも治験や臨床試験など最先端の治療を行い、国内外の学会での発表も行うことができます。チーム医療体制をとっており、細やかな指導が受けられます。

呼吸器腫瘍内科コース

03 内科系ローテーションプログラム

呼吸器内科診療および臨床研究の現状

肺がんの実地診療

診 断

気管支鏡 CT 細胞診断 化学療法

臨床研究

標準的治療法の確立

JCOG 第Ⅲ相試験 バイオマーカー研究

WJOG 第Ⅰb -Ⅱ相試験 耐性化機序

自主臨床試験 第Ⅰ相試験 PK/PD 研究

新規抗癌剤の早期導入

基礎との橋渡し研究

集学的治療 緩和治療

治 療

❖ 診療実績

新規入院患者数 268人

新規化学療法導入患者数 213人

新規治験受託数 17件

気管支鏡症例数 412例

病棟 46床(呼吸器センター病棟内)

❖ 目標肺がんの診断から治療までを統括的に行える呼吸器内科医を目指します。

日本呼吸器学会専門医

日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医

❖ ローテーションプログラム例

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 西尾誠人(呼吸器内科部長)

指導医 大柳文義、堀池篤、栁谷典子、丹保裕一、北園聡

西澤 弘成先生

所属:呼吸器内科

豊富なカンファレンスを通じ、専門病院ならではの質の高さを実感しました

がん研に来ないか―、初期研修病院の先輩からそう誘われたこと

が、私が「がん研呼吸器内科」のレジデントになったきっかけです。前々

から日本を代表するがん専門病院で、肺がんの臨床、研究をしてみた

いという思いがあり、誘われたときは非常に嬉しかった覚えがあります。

実際にがん研呼吸器内科へ来てみますと、部長の西尾先生を中心

に科全体がまとまっており、雰囲気がよくて安心しました。豊富なカン

ファレンスを通して、科全体で一人ひとりの患者さんの治療方針をじっ

くりと決めていくプロセスでは、他の先生の考え方から多くのことを学

ぶことができるうえ、専門病院の医療の質の高さを感じました。

一般臨床のみならず、治験や臨床試験に参加して、新薬や既存の薬

剤の新たな使用法を体験できるのも大きな魅力です。一般臨床とは異な

る、治験や臨床試験の考え方を学ぶことで非常にいい経験になっています。

他にASCO、肺癌学会をはじめとした海外、国内の学会への参加

の機会も多くあります。

肺がんに興味がある皆さん、当院での研修は必ずいい経験になりま

す。是非、見学に来てください。

レジデントからの

メッセージ◎ 希望科とは、画像診断、放射線治療、その他の腫瘍内科(消化器、乳腺、血液)です。ローテーションプログラムは個別に相談に応じます。

専攻科9〜12ヶ月

希望科(2)3ヶ月

希望科(1)3ヶ月

緩和治療3ヶ月

   (希望者のみ)

病理3ヶ月

   (希望者のみ)

呼吸器外科

3ヶ月(希望者のみ)

専攻科12ヶ月

2013年度

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乳腺内科では日本一多い乳がん患者数を有し、全身的薬物療法を整ったチーム医療の中で豊富に経験することができます。術前術後、再発転移乳がんの標準的薬物療法を無理なく習得できます。症例数が多いので、稀な副作用についても経験が可能であり、多様な対応能力を短期間のうちに培うことができます。さらには、さまざまな臨床研究、治験などを通じて、将来の乳腺腫瘍内科医としての夢を実現する準備を整えます。

乳腺腫瘍内科コース

04 内科系ローテーションプログラム

❖ 診療実績

初診患者数 499人(2013年度)

外来患者数 約50~80人/日

◎ 4つの診察室を使用して、チーム医療で診療するので、外来診療のコツがスムーズに学習できます。

外来治療室(ATC) 約1,000人/月

病棟 10~15床(乳腺センター病棟内)

乳腺外科における乳がん手術件数

約1,000人/年

❖ 目標

日本乳癌学会専門医

日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医

❖ ローテーションプログラム例

乳腺内科の診療と研究

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 伊藤良則(乳腺内科部長)

指導医 高橋俊二、荒木和浩、小林隆之、小林心、深田一平

◎ 希望科とは、画像診断、放射線治療、その他の腫瘍内科(消化器、呼吸器、血液)です。

専攻科(後期)6〜9ヶ月

希望科(2)3ヶ月

希望科(1)3ヶ月

緩和治療3ヶ月

病理3ヶ月

放射線治療3ヶ月

乳腺外科3〜6ヶ月

専攻科(前期)12ヶ月

小林 心先生

所属:乳腺内科

まさか自分が新薬の臨床試験に携わることができるとは思ってもみませんでした

当科は乳がんの薬物治療を専門に行う科です。術前術後の化学療法

と転移再発乳がんの治療を担当しますが、当院は世界有数の乳がん症

例数を誇り、稀な転移や副作用も他院の10年分を1年で経験するとい

われています。内科なので医師としての経験年数が少なくても勉強次第

ですぐ戦力となりますし、チーム制をとっていますのでバックアップは万

全です。また、がん薬物療法専門医も多く、指導も細やかで、他科へ

のロ-テーションで専門医取得も可能です。

乳がんは薬物療法の効果が高く、新薬の開発も盛んです。当科は海

外臨床試験にも数多く参加しており、私も以前は自分が臨床試験に携

わるとは思ってもみませんでしたが、治験段階の薬がよく効いたりすると、

これがいつか世にでるのか、とワクワクします。医師主導型臨床試験

も盛んで、日々の疑問を臨床試験として解決し、エビデンスを発信す

る側に立つ経験を得られるのも特長です。あなたも一緒に乳がん薬物

療法を勉強してみませんか?

レジデント修了者からの

メッセージ

標準治療による実地臨床

治験・臨床試験基礎橋渡し研究

術前薬物療法

術後薬物療法

再発転移に対する薬物療法

主な標準治療薬◦ 分子標的薬剤:トラスツズマブ、ペルツズマブ、

トラスツズマブ・エムタンシン、ラパチニブ◦ アンスラサイクリン系抗癌剤: CEF100 療法、 AC療法◦ タキサン系抗癌剤:ドセタキセル、パクリタキセル◦ その他の経静脈抗癌剤:エリブリン、ビノレルビン、

ゲムシタビン、マイトマイシン◦ 経口抗癌剤:カペシタビン、S-1◦ 内分泌療法:タモキシフェン、アナストロゾール、

レトロゾール、エキセメスタン、 フルベストラント、 MPA

◦ 骨転移治療薬:デノスマブ、ゾレドロン酸

主な副作用管理、対策◦ 発熱性好中球減少、骨髄抑制◦ 悪心嘔吐、下痢◦ 心機能低下◦ 肺炎、間質性肺炎◦ アナフィラキシー、アレルギー◦ B型肝炎再活性化予防◦ 皮膚障害◦ 末梢神経障害 など

{

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血液疾患 年別新患患者数(人)

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

160 148 133

209

273

353327 343

364 348393 383

410

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

●臨床腫瘍学会におけるがん薬物療法専門医試験のために抗がん剤による有害事象管理、好中球減少性発熱、敗血症などの感染対策、制吐剤の使用、消

化管および粘膜障害の対策などに精通できるようにします。カンファレンスでは議論とプレゼンテーション能力を学び、口頭試問に十分たえられる能力を身につけます。余裕がある場合は、適切な学会などにおいて発表も行います。通常は3ヶ月間でリンパ腫10 例以上、骨髄腫数例、白血病数例以上を経験できます。6ヶ月間の場合は、末梢血幹細胞移植や治験症例などを受け持ちます。●血液学会認定医試験のために

2年間で十分な数の症例、学会発表などを経験します。B細胞性悪性リンパ腫は国内最大の症例数、外来治療例も国内最高数を誇ります。Tリンパ腫、骨髄腫、白血病などの症例数が増加しています。積極的にチームでの診療を行っており、週2回のカンファレンスで、薬剤師、看護師、CRCらと意思の統一、情報の共有をはかっています。また、新薬導入時のチーム形成ではリーダーシップを学びます。

血液腫瘍科コース

05 内科系ローテーションプログラム

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 畠清彦(血液腫瘍科部長)

指導医 照井康仁、横山雅大、西村倫子

❖ 診療実績

❖ 目標

日本血液学会専門医

日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医

❖ ローテーションプログラム例

イニシエーションが重要と考える当科の臨床研修では、もっとも強力な抗がん剤治療、抗体治療を学びます。1) 最低3ヶ月間で、入院患者の有害事象の評価および管理、対策

ができるようになり、看護師と協調しながらの患者管理ができるようになります。

2) 6ヶ月間では、まれな血液疾患、セカンドライン以降の治療戦略を学びます。また、さらに積極的に取り組みたい場合は治験を学ぶこともできます。

専攻科として、血液腫瘍内科に2年以上所属する場合:1) ASH(米国血液学会年次総会)や血液学会などに参加します。2) 将来、後輩の教育ができるように、数多くの症例を経験し、自分

で治療計画を立て、実行できるようにします。3)治験では、分担医師として担当します。4) DFCI(ボストン・Dana-Farber Cancer Institute)や韓国での短

期見学を行うこともあります。

その他、余裕のある方へ:1) 当科では、臨床研究が行いやすいようにData Manager(DM)を

雇用しているため、後方視的研究や、製薬企業との新薬の基礎研究およびtranslational research(TR)、イメージング機器による基礎研究も可能です。英語で発表できる指導者を目指してください。

2) 治験受託数は院内で最高を誇ります(第Ⅰ相試験 2本、第Ⅰ/Ⅱ相試験5本、第Ⅱ相試験4本、第Ⅲ相試験5本)。

High reproducible ADCC analysis revealed a competitive relation between ADCC and CDC and differences between Fc γ Rllla polymorphism. Int Immunol. 2012 Aug;24(8):477-83.

上田 響子先生

所属:血液腫瘍科

貴重な症例を経験し、がん薬物療法専門医資格を取得することもできました

医師になって4年目の春に、血液悪性疾患を中心に研修することを

希望して、がん研の門をたたきました。

化学療法科で研修をさせていただくうちに、様々な領域の抗がん剤

治療についての情報に触れ、臓器を越えて抗がん剤をはじめ、がん治

療について広い知識を必要とする「腫瘍内科」の重要性に気づき、強

い興味を持つようになりました。研修では原発不明がんや頭頸部がん、

泌尿器がんなど貴重な症例を経験させていただき、がん薬物療法専門

医を取得することができました。

現在は血液腫瘍の診療を行っておりますが、固形がんの診療を経験

したことは、私にとって大きな財産となっています。日々の診療やカンファ

レンスの中で、多様ながん腫の情報に自然と触れることができた環境

そのものが、私にとっての幸運であったと思います。現在は化学療法

部で様々ながん腫の化学療法について研修できるローテーションのシ

ステムがあります。今後、ますます各科の垣根を越えた交流が生まれ

るような体制に発展することができればと願っております。

レジデント修了者からの

メッセージ

◎ 希望科とは、画像診断、放射線治療、その他の腫瘍内科(消化器、呼吸器、乳腺)です。

◎病理は3年間以上在籍する方と、要相談となります。

専攻科(後期)

15ヶ月

希望科(3)

2ヶ月

希望科(2)

2ヶ月

希望科(1)

2ヶ月

専攻科(前期)

15ヶ月

10

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消化器内視鏡コースは、主に上部消化管、下部消化管の2つのグループからなっています。肝胆膵系のERCPや超音波内視鏡などは、消化器内科の肝胆膵グループで行っています。一方、消化器内視鏡コースでは、上部消化管と下部消化管の内視鏡診断と治療を習得します。[グラフ1〜4]に示すように、当施設の検査件数は年間2万件を超え、短期間に多

数の症例を経験できることから、スキルアップには最適の施設です。また、内視鏡専門医としての資格、経験はもちろんのこと、指導医を目指すことも可能な施設です。病院の特徴から、腫瘍を中心とした診断・治療が主となりますが、内視鏡医を専門として将来を考えている医師には絶好の研修の場であると自負しています。

消化器内視鏡コース

06 内科系ローテーションプログラム

0

2,000

4,000

6,000

10,000

8,000

12,000

14,000

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,000

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

0

100

200

300

400

500

600

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

食道癌胃癌

入院治療外来治療

(例)

(例)

(例)

(例)

8,041

3,7744,397

5,1186,012

6,7117,251 7,133 7,241

7,709

1,2021,202 1,3721,372 1,6151,615 1,8921,892 1,9801,980 1,8981,898 1,8861,8862,2482,248

991991

131138

260

241

96

250

96

274

90

264

77

287

123

327

115

381

134

294

153

360

173

362393 395 315 440

429

8,1569,475 10,117

11,230 11,588 11,705 11,84812,143

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 五十嵐正広(内視鏡診療部長)

指導医 藤崎順子、為我井芳郎、土田知宏、山本頼正、 千野晶子、平澤俊明、石山晃世志、岸原輝仁

[グラフ1]年度別上部内視鏡検査件数

[グラフ3]年度別大腸鏡検査件数

[グラフ2]年度別上部内視鏡治療件数

[グラフ4]年度別下部内視鏡治療件数

❖ 診療実績

岸原 輝仁先生

所属:内視鏡診療部

がん治療の最前線を肌で感じ、同僚たちと切磋琢磨しながら学ぶことができます

がんの専門知識と内視鏡技術を身につけたいと思い、がん研有明

病院での研修を選びました。実際の研修では、毎日多くのカンファレ

ンスがあり、症例によっては他科の先生達ともディスカッションを行う

ので、科の枠を越えた専門知識を習得できます。また、実務に関して

は私自身、大腸班での研修中には年間1,000 件以上(全体は7,000

件)の大腸内視鏡検査・治療を経験することができ、忙しい業務の中

でも国内外多数の学会での発表する機会を頂きました。

これから研修を考えている皆さんにお伝えしたい当院でのPRポイン

トは、(1)全国から患者さんが集まることから、症例が豊富であること、

(2)カンファレンスが多く、「がん」に対する幅広い視野と専門知識を

身につけられること、(3)国内外の学会発表活動が豊富であることの

3つです。

さらに、日本のがん医療における最前線を肌で感じ、良き同僚たち

と切磋琢磨しながら多くのがん治療研修ができることが、がん研有明

病院ならではの大きな経験になるはずです。

レジデント修了者からの

メッセージ

❖ 目標

日本消化器内視鏡学会専門医、指導医など

❖ ローテーションプログラム例

専攻する

内視鏡(後期)

15ヶ月

病理

(オプション

3ヶ月)

下部内視鏡

12ヶ月

上部内視鏡

12ヶ月

▎主な研修内容上部内視鏡検査

・ 中咽頭、下咽頭がんの診断、治療(ESD)、食道がんの診断・治療(EMR・ESD:年間約170 件)

・ 胃がんの診断・治療(主にESD:年間約370 件)・ 十二指腸腫瘍の診断・治療

下部内視鏡検査・ 小腸鏡(シングルバルーン)による小腸の診断・治療・ 大腸ポリープ・がんの診断・治療(ポリペクトミー、EMR・ESD)の入院治療

は10mm以上のEMR、20mm以上のESD(年間約150 件)

11

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放射線治療部では、日本最多の放射線治療患者数を扱っており、豊富な臨床経験を積むことが可能です。放射線腫瘍医・医学物理士・診療放射線技師・専任看護師・事務員によるチーム医療に支えられて、短期間に体系的な臨床研修ができます。

研修では、頭頸部がん・乳がん・肺がん・食道がん・前立腺がん・子宮がん・直腸がんに対する標準的放射線療法を無理なく習得できます。放射線治療内容は、疾患や予後因子別にプロトコール化されており、系統的な研修ができます。まれな病態に対する放射線治療の経験も可能であり、多様な対応能力を培うことができます。疾患ごとの cancer board に参加することにより、それぞれのがんに対する診断や治療法に関する深い知識を得ることができます。

放射線治療コース

07 内科系ローテーションプログラム

❖ 設備現在、整備されている装置は、以下の通りです。リニアック 3台・RALS 1台・放射線治療計画用CT 1台・リニアック附属CT 1台・放射線治療計画装置 10台また、今後2~3年の間に新放射線治療棟が増設され、下記のような陣容に整備されます。リニアック 6台、画像誘導小線源システム 1台(RALS・CT・透視装置他)、四次元放射線治療計画CT 1台・位置決め装置一式・高速放射線治療計画装置 16台

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 小口正彦(放射線治療部長)

指導医 小塚拓洋、室伏景子、利安隆史、浅利崇生

その他

頭頸部がん・肺がん・

食道がん6ヶ月

婦人科がん・直腸がん

6ヶ月

前立腺がん・肺がん

6ヶ月

頭頸部がん・肉腫

6ヶ月

乳がん・悪性リンパ腫

6ヶ月

原田 亜里咲先生

所属:放射線治療科

他科と連携を取りながら、全身のあらゆる臓器の治療に携わることができます

私は放射線治療科2年目のレジデントです。学生の頃からがん治療

に興味があり、中でも臓器や機能の温存が可能な放射線治療に魅力

を感じていました。初期研修を修了し、後期研修病院を選択するうえで、

症例数が多く、幅広く勉強できる当院を希望しました。

放射線治療では全身のあらゆる臓器の治療に携わることができ、他

科と連携を取りながら日々の診療を行っています。幅広い知識が要求さ

れますが、指導体制は充実しており、上級医のバックアップのもと診察、

診断、治療に携わっています。難しい症例もありますが、患者さんが治っ

たときはとても嬉しく、やり甲斐を感じます。

放射線治療に少しでも興味をお持ちであれば、ぜひ一度見学にいら

してください。

レジデントからの

メッセージ

❖ 診療実績年間放射線治療新規患者数: 約1,800人1日の放射線治療患者数:  約150人/日

過去3年間の診療実績  2010年 2011年 2012年

頭頸部のがん 198 219 213

  IMRT (21) (34) (42)

  IMRT以外 (177) (185) (171)

食道がん 95 77 69

肺がん・縦隔腫瘍 74 75 93

肺定位照射(ピンポイント照射) 53 44 38

乳がん 365 353 360

  温存術後 (256) (259) (264)

  乳房切除後 (109) (94) (96)

肝臓・胆嚢・膵臓のがん 4 5 9

直腸がん・肛門管がん 38 61 97

子宮頸がん 70 76 80

その他の婦人科がん 14 12 27

前立腺がん 180 178 149

  外照射(IMRT)(小線源併用を含む) (125) (124) (110)

  外照射(IMRT以外) (31) (32) (26)

  小線源治療(外照射併用を含む) (24) (22) (18)

泌尿器科がん(前立腺がんを除く) 5 8 8

悪性リンパ腫 80 85 95

骨軟部腫瘍 27 34 31

その他(骨転移、脳転移など) 506 582 481

合計 1,709 1,819 1,750

❖ 目標

日本放射線腫瘍学会専門医

がん治療認定医

❖ ローテーションプログラム例

◎指導医チーム別にローテーションします。◎その他に東京大学医学部大学院との連携があります。

(人)

12

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画像診断部門では、「がん診療のための最良の画像診断を行う」ために、まずは総合的な画像診断能力を備えた放射線科専門医を目指します。そして、放射線診断専門医、さらには臓器あるいは領域の専門性をもった画像診断医にもつながる研修を行います。また、抗がん剤治療からの治療支援、そして、積極的緩和医療に関するさまざまなInterventional Radiologyを経験し、必要な技能を修得します。

当科の最大の特徴は、日々、豊富な症例を経験できることにあり、これは優れた放射線科医になるために必須の環境だと考えられます。画像診断の研修では、できるだけ多くの症例の画像診断に現在進行形で関わり、その結果を自ら確認していくことが大切なのです。

画像診断コース

08 内科系ローテーションプログラム

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 松枝清(画像診断部長)

指導医 叶篤浩、植野映子、小山眞道、田中宏子、五味直哉、小泉満(核医学部長)、山田恵子(超音波検査部長)、河野敦(画像診断センター長)

❖ 診療実績主な検査の件数

CT 約150 件/日

MRI 約50 件/日

PET/CT 約30 件/日

超音波 (腹部) 100 件以上/日

画像診断検査機器

MRI 3台(3.0T 2台、1.5T 1台)

MDCT 3台(80列 1台、64列 2台)

PET/CT 2台ほか

❖ 目標

日本医学放射線学会 放射線科専門医の認定の取得

❖ ローテーションプログラム例

◎ 研修期間はおよその目安で、1週間のなかでそれぞれを横断的に研修することもできます。

◎選択希望研修については別途相談に応じます。◎聖路加国際病院放射線科との連携があります。

▎専門資格について現在の日本医学放射線学会における専門医制度では、3年間の専門医研修後に「放射線科専門医」を取得し、さらに2年間の研修を経て「放射線診断専門医」あるいは「放射線治療専門医」を受験するといった二階建制がとられています。本研修プログラムは、修了時には放射線科専門医を取得することを目的としており、さらに放射線診断専門医の取得にもつながるように企図されています。 加えて、日本IVR学会IVR専門医、日本核医学会専門医( PET核医学認定医)、日本超音波医学会超音波専門医の取得につながる研修が可能です。聖路加国際病院放射線科とのレジデント交流の実現により、画像診断&IVRをより全般的に研修できるようになりました。◎ 施設認定:日本医学放射線学会 専門医修練機関、日本IVR学会

専門医研修施設、日本超音波学会 専門医研修施設、日本核医学会 認定医研修施設

選択希望

6ヶ月

超音波

6ヶ月

核医学

6ヶ月

画像診断

18ヶ月

叶 篤浩先生

所属:画像診断部

IVRの手技中などにも、専門の先生方からていねいな指導・助言を受けられます

指導医の先生方はそれぞれの専門分野をお持ちで、診断についての

相談に気軽に応じていただいています。IVRでも、手技中に困ったと

きには検査室に足を運んでいただき、細かい指導、助言をいただいて

います。

読影した症例については、ほとんどが当院で手術や生検が施行され

るため、病理と対比する機会に恵まれます。他科のカンファレンスも

多数あり、興味のある分野に参加することによって知識を深めること

ができます。原稿依頼も多く、執筆する機会も多くあります。

以上のように、腫瘍に関係する画像診断について研鑽を積むにはよ

い環境が整えられていると思います。

レジデント修了者からの

メッセージ

13

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緩和治療科は、緩和医療学会指導医のみならず、がん薬物療法専門医、精神保健指定医から構成され、緩和医療のみならず、がん患者の「こころとからだ」に関する基本的な知識やアプローチ(化学療法、向精神薬の使用方法など)についても習得できます。開院以来、がん治療支援緩和ケアチーム、放射線治療科など、各診療科・部署との連携で、がんに伴う身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、spiritual painに対する治療・ケアを早期から外来と病棟で行っています。年間の診療患者総数は国内一であり、細やかな指導の下、さまざまな症状に対処できる適正な治療・ケアを習得できます。また、集学的がん疼痛治療法の確立、がん悪液質の病態解析と治療法の開発、病態に応じた抗精神薬適正使用の探索的研究など、当科独自の臨床研究に取り組める体制を整備しています。

緩和治療科(緩和腫瘍学)コース

09 内科系ローテーションプログラム

❖ 診療実績

0

100

200

300

400

500

600

700

800

2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年

(人)

( )内は延べ数

430(1,625)

453(1,994)

633(2,627)

633(2,726)495

(1,978)460

(2,029)

501(2,242)

[グラフ2]緩和治療外来(PCC)実患者数

0

50

100

150

200

250

300

350

400

2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年

(人)

212(5,227)

279(6,993)

290(7,979)

285(8,379)

274(8,132)

269(8,011) 221

(8,110)

( )内は延べ数

[グラフ1]緩和治療(ケア)病棟(PCU)実患者数

臨床研究◎集学的がん疼痛治療◎がん悪液質◎ 精神腫瘍学・栄養・リハビリテーション・

アロマセラピーなど

院内各診療科・各部署との連携病病・病診連携など

「がん緩和治療・ケアファースト」

ーがん緩和医療の連続性ー

緩和治療外来(PCC)

がん治療支援緩和ケアチーム(PCT)

緩和治療(ケア)病棟(PCU)

❖ 目標

日本緩和医療学会専門医

日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医

❖ ローテーションプログラム例

専攻科6ヶ月

放射線治療

3ヶ月

画像診断

(IVRを含む)

3ヶ月

がん治療支援緩和

ケアチーム

(麻酔・ペイン

クリニック科)

3ヶ月

腫瘍精神科

3ヶ月

専攻科(前期)

18ヶ月

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 向山雄人(緩和治療科部長)

指導医 星野奈月、佐伯吉規、佐藤里央子、中山博文

日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医試験資格を取得する場合

通常

緩和治療12ヶ月

化学療法

ローテーション

(乳腺、消化器、

呼吸器、血液など

各3ヶ月以上、

その他臓器に対する

化学療法、

及び、病理、

放射線治療も可

能)

緩和治療6ヶ月

モーニングカンファレンス

緩和治療病棟デイルーム

緩和治療科医師

14

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■■系ローテーションプログラム

感染症科は2012年4月に新設された診療科で、各科からの依頼に基づいた感染症科コンサルテーション業務を診療の軸とし、その他に血液培養陽性例への適時介入など、幅広い感染症適正診療の促進活動を行っています。

感染症科コースでは、コンサルテーション症例を指導医とともに臨床状態が安定するまで継続的に診療し、ベッドサイドトレーニングを受けることで、感染症の診断・治療の経験を積みます。院内のすべての科から幅広い症例の相談を受けており、米国感染症学会が専門医取得の条件として要求している年間250 例を超えるコンサルト経験を研修期間中に積むことが可能です。また、カンファレンス・ジャーナルクラブを通じた、系統的な知識の習得の機会も提供致します。当院で経験することが困難な感染症(HIV感染症など)の研修や、微生物学研究の機会も研修者の要望に応じた院外研修の形で準備しています。院内の細菌検査室との連携により感染症科医に要求される臨床微生物学の知識・経験を積むことが可能です。また、感染症科の医師は院内感染対策部のメンバーとなるので、本邦で感染症科医として独立する際に必要となる院内感染対策についても経験を積むことができます。

❖ 診療実績▎感染症科コンサルテーション件数2012年度 280 件

2013年度 337件(12月末現在)

この他に、血液培養陽性例、多剤耐性菌検出例は全例を把握のうえで必要時は担当医との連携診療を行っています。

❖ 目標

日本感染症学会 感染症専門医

ICD制度協議会 ICD(インフェクションコントロールドクター)

❖ ローテーションプログラム例

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 原田壮平(感染症科部長)

指導医 羽山ブライアン

感染症科コース

10

専攻科(後期)

12ヶ月

希望科・院外研修

(3)

3ヶ月

希望科・院外研修

(2)

2ヶ月

希望科・院外研修

(1)

2ヶ月

微生物検査室

2ヶ月

専攻科(前期)

15ヶ月

◎ 希望科は総合腫瘍科、血液腫瘍科、画像診断部、病理部などから本人の要望に応じて選択できます。

◎ 院外研修は東京大学医学部感染症内科、東邦大学医学部 微生物・感染症学講座、聖路加国際病院 内科感染症科、国際医療研究センター 国際感染症センターおよびエイズ治療・研究開発センターなどとの連携を準備しています。

内科系ローテーションプログラム

15

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

総合腫瘍外科コースは、消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科の3分野より成り立っています。当院は日本でも有数のがん治療施設であり、悪性腫瘍に対する最先端の外科治療を学ぶことができます。さらに、手術、術前評価、術後管理方法も習得できます。各臓器とも症例数が多いのでさまざまな経験が可能であり、特に鏡視下手術をはじめ、多様な症例に対する経験とその対応能力を得ることができます。

消化器外科では、上部消化管、下部消化管、肝胆膵外科領域の症例をチーム医療の中で豊富に経験することができます。また内科・外科といった従来の枠組みにとらわれず、患者さんに最適の治療を提供できるように、各臓器の専門医が協力して診療にあたります。

呼吸器外科では、呼吸器内科、放射線治療部、病理部、細胞診断部と強力なタッグを組んで診療にあたっています。外科診療だけでなく、胸部CTや気管支鏡検査なども担当しています。多忙な毎日ですが、チーム医療で乗り切っています。

乳腺外科では、微細石灰化、異常乳頭分泌などの症例の乳がんの早期診断も行っており、臨床研修では精度の高い診断能力を身につけるとともに、的確な切除手技を習熟させることを目指します。また、乳腺内科、放射線治療部、病理部、形成外科などと協力して、適切な治療ばかりでなくQOLも考慮した診療を行っています。

総合腫瘍外科コース

01 外科系ローテーションプログラム

❖ 診療実績

病棟 110~120床(消化器センター病棟内)

約20床(呼吸器センター病棟内)

46床(乳腺センター病棟内)

手術件数 消化器外科 2,065件(2012年)

呼吸器外科 447件(2012年) 355件(2011年)

乳腺外科 1,232件(2012年)

手術の内訳(総数/うち鏡視下手術の数)

食道 148/36件

胃 609/272件

大腸 878/641件

肝胆膵 431/56件

呼吸器 447/263件

❖ 目標

日本外科学会専門医

❖ ローテーションプログラム例

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 佐野武(消化器外科部長)、 奥村栄(呼吸器外科部長)、 岩瀬拓士(乳腺外科部長)

指導医 [上 部] 山口俊晴、佐野武、比企直樹、渡邊雅之、大橋学、布部創也、峯真司

[下 部] 上野雅資、福長洋介、長山聡、藤本佳也、小西毅、秋吉高志

[肝胆膵] 齋浦明夫、有田淳一、高橋祐、井上陽介[呼吸器] 文敏景、上原浩文、中尾将之、[乳 腺] 蒔田益次郎、宮城由美、飯島耕太郎、

森園英智、木村聖美、坂井威彦、 荻谷朗子、中島絵里

◎ 希望科(1)(2)(3)はその他の科の他、消化器、呼吸器、乳腺の再希望も可能です。

希望科(3)3〜6ヶ月

希望科(2)3ヶ月

希望科(1)3ヶ月

乳腺外科3ヶ月

ICU3ヶ月

病理3ヶ月

呼吸器外科6ヶ月

消化器外科

(上部、下部、

肝胆膵)

6〜9ヶ月

16

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

消化器センターでは、内科・外科といった従来の枠組にとらわれず、患者さんに最適の治療を提供できるように、消化器内科医、消化器外科医、化学療法専門医、放射線治療専門医が協力して診療にあたります。診断・治療、そして、フォローアップまで継続性ある医療や新しいがん診療技術の開発・創造、研修医、レジデントなどの教育に力を入れています。

消化器外科では上部、下部消化管、肝胆膵外科領域の症例をチーム医療の中で豊富に経験することができます。さらに、手術、術前評価、術後管理方法を習得できます。各臓器の症例数が多いのでさまざまな経験が可能であり、とくに鏡視下手術をはじめ、多様な症例に対する経験とその対応能力を得ることができます。

消化器外科コース

02 外科系ローテーションプログラム

❖ 診療実績

病棟 110~120床(消化器センター病棟内)

手術件数 2,065件(2012年)

手術の内訳(総数/うち鏡視下手術の数)

食道 148/36件

胃 609/272件

大腸 878/641件

肝胆膵 431/56件

❖ 目標

日本外科学会専門医

❖ ローテーションプログラム例

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 佐野武(消化器外科部長)

指導医 [上 部] 山口俊晴、比企直樹、渡邊雅之、大橋学、 布部創也、峯真司

[下 部] 上野雅資、福長洋介、長山聡、藤本佳也、小西毅、秋吉高志

[肝胆膵] 齋浦明夫、有田淳一、高橋祐、井上陽介

本多 通孝先生

所属:消化器外科

外科の仕事に専念できる環境で、毎日、手術に参加することができます

卒後10年目にがん研で勉強する道を選びました。当院を選んだ理

由は2つあります。手術手技を中心に、より深く勉強したいという希

望が叶うことと、自分の研究テーマを継続できることでした。

これまで所属していた病院では、外科診療と並行して化学療法や検

査を担当することも多く、手術に関われる時間が制限されてしまいが

ちだったので、一度手術に特化して集中的に勉強してみたいと思って

いました。実際、当院では外科医は外科の仕事に専念できる環境があ

り、毎日手術に参加できますし、時間があるときには、ほかの臓器の

手術を見学することもできます。若い学年の医師が少ないこともあって

か、病棟ナースをはじめコメディカルの方々がかなりの部分をサポート

してくださるので、日中は手術に専念できることも大きいと思います。

また専門病院としては意外なほど、内科や麻酔科との垣根が低く、

レジデントの立場でも気軽に個々の症例について相談できますし、カ

ンファレンスでも質問、発言の機会が十分にあり、日々充実した研修

を受けていると実感しています。

レジデント修了者からの

メッセージ

希望臓器6ヶ月

肝胆膵6ヶ月

下部消化管6ヶ月

上部消化管6ヶ月

化学療法3ヶ月

病理3ヶ月

内視鏡6ヶ月

17

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

呼吸器外科では、胸部悪性腫瘍(肺がん・転移性肺腫瘍・縦隔腫瘍など)の外科治療を中心とした診療を行っています。外科診療だけでなく、胸部CT検査や気管支鏡検査(EBUS検査含む)も担当しています。

毎週木曜日に開催されるCancer Boardは、呼吸器内科・呼吸器外科・放射線治療部だけでなく病理部・細胞診断部や看護部(病棟)も参加する症例検討会で、がん研有明病院としての治療方針を決定します。

月・水・金曜が手術日で、1週間で約10 例の手術症例(2012年は447例)をこなしています。小型肺がんの増加に伴い胸腔鏡手術の症例も増加しており、肺がんの標準手術である肺葉切除+リンパ節郭清術では、その4割以上を胸腔鏡手術が占めています。したがって、当院の伝統的な開胸による肺がん手術だけでなく、胸腔鏡手術のトレーニングも十分に行うことができます。

水曜日には1週間分の術前検討会を行い、手術のプランを十分に検討します。そして、月・火・木曜日の朝に行う術後検討会では、研修医が手術のプレゼンを担当し、全員で手技的な議論を行います。

呼吸器腫瘍外科コース

03 外科系ローテーションプログラム

❖ 診療実績

2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年

500

400

300

200

100

0

転移性肺腫瘍肺がん 肺良性腫瘍肺非腫瘍性結節 胸膜腫瘍縦膜腫瘍 その他

159187 196

231 231 292238

238274

302

355 345

447

370

年度別手術件数とその内訳

※2005年3月、大塚から臨海副都心(有明)に移転

❖ 目標◎ 肺がんを中心とした胸部疾患の診断から外科治療までを統括的に

行える呼吸器外科医となること。◎ プランニングから手技(胸腔鏡手術・開胸手術)まで、手術に関す

る総合的な技術・ノウハウの取得

呼吸器外科専門医の取得

❖ ローテーションプログラム例

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 奧村栄(呼吸器センター長・呼吸器外科部長)

指導医 文敏景(副部長)、上原浩文、中尾将之

専攻科

12ヶ月

呼吸器

化学療法

3ヶ月

病理

3ヶ月

専攻科

18ヶ月

松浦 陽介先生

所属:呼吸器外科

学会のビデオ講演で観たすばらしい手術をいま、目の前で学んでいます

私はもともと、心臓血管外科を専攻すべく外科医となりましたが、

医局の事情で卒後 6年目より呼吸器外科を専攻することとなりました。

当初はOncologyに興味が持てず、悶々とした日々を過ごしておりまし

た。しかし、その年に参加した呼吸器外科学会で、偶然当院のビデ

オ講演を拝聴しました。そのきれいな手術に、外科医として純粋に感

銘を受け、当院へ研修の応募をいたしました。

当院呼吸器外科の最大の特徴は、High Qualityな開胸手術・胸腔

鏡手術を、同じ施設で研修できる点にあるといえます。また、研修段

階に応じた必要十分な執刀機会を与えていただけます。

当院で得た技術を地元へ還元することが、当院への最高の恩返しに

なると考え、日々の研修に奮闘しています。

レジデント修了者からの

メッセージ

◎その他のローテーションの相談にも応じます。

2012年4月、毎年恒例、年度初めの 呼吸器外科団結式

18

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

専攻科3ヶ月

形成外科3ヶ月

乳がん治療の基本は外科です。乳腺外科では、梶谷鐶先生、深見敦夫先生、霞富士雄先生といったわが国有数の外科医によって、伝統的に培われ、発展してきた乳がん手術と精神を踏襲しています。先達のあくなき探究心によって築き上げられた乳腺疾患の診断学により、微細石灰化、異常乳頭分泌などの症例の乳がんの早期診断も行っています。

一例一例の治療において重要なことは、局所制御と遺残する微小転移巣の制御です。そこで、臨床研修では精度の高い診断能力を身につけるとともに、的確な切除手技を習熟させることを目指します。また、乳腺内科による補助化学療法、術後放射線治療とともに、乳がんの集学的治療について、短期間で豊富な症例数を体験できます。

乳腺腫瘍外科コース

04 外科系ローテーションプログラム

❖ 診療実績

病棟 25~30床(乳腺センター病棟内)

乳がん手術例数 約1,000 例/年

乳房部分切除症例の比率 全手術症例の約半分

腋窩郭清省略(センチネルリンパ節生検で転移陰性)症例の比率

約70%

乳房切除症例に対する同時再建症例

202例(2013年/増加傾向にあります)

0

200

400

600

800

1,000

1,200

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

731

960

1,0751,030 1,051 1,045 1,075

1,135

1,010

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 岩瀬拓士(乳腺センター長、乳腺外科部長)

指導医 蒔田益次郎、宮城由美、飯島耕太郎、森園英智、 坂井威彦、荻谷朗子、中島絵里

年度別原発乳がんの手術数

❖ 目標

日本乳癌学会認定医

日本乳癌学会専門医

日本乳癌検診学会マンモグラフィ読影試験成績評価A

❖ ローテーションプログラム例

照屋 なつき先生

所属:乳腺センター 乳腺外科

週4件の手術の副主治医として術前サマリーの作成から術後早期管理まですべてに関わっています

私が当院を研修先に選んだのは、年間1,000 例と手術件数が豊富

であることはもちろんのこと、診断から手術(乳腺外科、形成外科)、

病理診断、薬物療法、放射線療法までを一つの施設で学ぶことがで

きるという点が最大の理由でした。実際、週4件の手術患者の副主治

医となり、術前サマリーの作成、カンファレンスでのプレゼンテーション、

手術、術後早期管理、病理結果をふまえた術後検討を行う中で、乳が

んの診療について広く学ぶとともに、外来では良性疾患の診断から治療、

経過観察に至るまで、あらゆる経験ができたことは非常に大きなメリッ

トであったと考えます。

また,カンファレンスが充実しており、複数のチームがありながらも、

乳腺センター全体として治療方針を決定していくこと、乳腺診療に関

わる各専門領域の先生方のご意見を直接聞けることも当院の大きな特

徴だと思います。

レジデント修了者からの

メッセージ

◎ローテーションには、状況により変更が生じることがあります。◎その他のローテーションの相談にも応じます。

病理3ヶ月

放射線治療3ヶ月

乳腺内科6ヶ月

専攻科18ヶ月

19

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

頭頸科では、頭頸部のがんの診断と治療を行います。頭頸部がんの頭頸部とは、脳より下方で、鎖骨より上方の領域をさし、顔面頭部から頸部全体がここに含まれます。解剖学的には、頭頸部とは口腔、咽頭、喉頭、鼻腔、副鼻腔、甲状腺、唾液腺、頸部食道などが主な領域となります。がん研有明病院頭頸科では、発生頻度がけっして高いとはいえない頭頸部がんを各部門の専門医集団によるチーム医療の中で豊富に経験することができます。

頭頸部腫瘍外科コース

05 外科系ローテーションプログラム

❖ 診療実績

頭頸科におけるのべ手術件数

約750~800 例/年

頭頸部がんに対するのべ放射線治療件数

約 220 例/年

頭頸部がんに対する化学療法によるのべ治療件数

約130 例/年(うち約半数が化学療法併用放射線治療)

頭頸科関連入院患者数 約60~70人

❖ 目標

日本がん治療認定医機構がん治療認定医

日本耳鼻咽喉科学会専門医

日本頭頸部外科学会頭頸部癌専門医など

❖ ローテーションプログラム例

蛯名 彩先生

所属:頭頸科

特殊かつ繊細な頭頸部という領域で、全国一の経験・技術に触れることができます

私は頭頸科 6年目のレジデントです。初期臨床研修からがん研に在

籍し、研修時代にローテーションした頭頸科に興味を持ち入局しました。

頭頸部は特殊で、機能(嚥下発声)のみならず形態(顔貌)にかかわ

る繊細な領域です。近年では化学療法併用放射線治療が増えています

が、当科は全国一の手術件数を誇り、この手術手技を習得するために

全国から14名のレジデントが集まっています。

頭頸科には定められた教育カリキュラムがあり、これに沿って技術習

得していくことが可能です。さらに、指導医の先生方は時間を惜しむこ

となく丁寧に教えてくださるので、日常診療や治療方針・手術手技す

べてにおいて安心して患者さんに対応することができます。

頭頸部に興味がある、もしくは技術と知識の研鑽を探求される方は

見学にいらしてください。頭頸科一同、お待ちしております。

レジデントからの

メッセージ

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 川端一嘉(頭頸科部長)

指導医 三谷浩樹、米川博之、福島啓文、 佐々木徹、新橋渉、戸田和寿

◎ 頭頸科を専攻科として研修を行った場合、頭頸部手術への参加や周術期管理、頭頸部cancer boardに参加していただきます。また、画像診断(CTなどの読影、頸部超音波の実践・読影)・病理カンファレンスなどにも参加することができます。頭頸部手術の実践は、各自の技量・経験などに応じ、順次行っていくこととなります。

◎ ほかには、がん治療以外の一般耳鼻咽喉科を学習するため、当院のレジデントとして、他院耳鼻咽喉科に短期研修した例もあります。

専攻科15ヶ月

頭頸部化学療法3ヶ月

専攻科18ヶ月

20

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

泌尿器科は、泌尿器がん(前立腺がん、腎がん、膀胱がん、上部尿路がん、精巣がん)において、国内屈指の治療実績を有しており、短期間で非常に多くの経験を積むことができます。手術治療が中心ではありますが、早期例から局所進行例まで広く扱っており、低侵襲手術から拡大切除まで、チームの一員として参加していただきます。有転移症例であっても、術前治療(主に化学療法・放射線療法)後に積極的に手術治療を行っており、日本全国から患者さんが紹介されてきます。

また、最近、進歩がめざましい腎がん、精巣がんの化学療法も、外科的治療と集学的に行う観点から、化学療法科と連携を図りながら当科で行っております。

泌尿器科は放射線科との連携が深く、画像診断医の指導のもと、泌尿器がんの画像診断の技術の習得もできます。前立腺のほか内照射も積極的に行っており、放射線治療医との密接な連携を通して、放射線治療についての知識も習得することができます。つまり、泌尿器がんを通して、がん治療の3大柱である、手術、化学療法、放射線療法を系統的に学べるのが当科の最大の特徴ともいえます。

教育スタッフもベテランが多く、泌尿器がんに関する多くのノウハウを効率よく身につけることができます。また、臨床研究、治験も積極的に行っており、多数の臨床論文を発表しております。多忙ではありますが、非常に有意義な期間を提供できると考えております。

泌尿器腫瘍外科コース 

06 外科系ローテーションプログラム

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 米瀬淳二(泌尿器科部長)

指導医 山本真也、増田均、湯浅健、砂倉瑞明

❖ 診療実績

病棟 35~45床

外来 外来患者数:約 60~100人/日

手術件数 800~900 件/年

手術の内訳 前立腺全摘 150~200 件

腎摘・腎部分切除 50~70 件

膀胱全摘 30~40 件

腎・尿管全摘 20~30 件

そのほか内視鏡手術・前立腺小手術など多数

◎ 病棟・外来では、膀胱鏡、尿管ステントや腎瘻の挿入、交換など、さまざまな内視鏡操作、処置を経験、習得できます。また、定期的に画像診断医の指導のもと、画像診断を習得することができます。

◎ 内視鏡手術、前立腺小手術は、術者として多数経験していただきます。他の手術は2~3名で行い、最初から第1・第2助手として参加していただきます。

❖ 目標

日本泌尿器科学会専門医

❖ ローテーションプログラム例

◎ 当科は、外科的治療を根幹とした集学的治療を行う科です。最初は病棟のチームに所属し、包括的に研修していただきます。その後、化学療法をより深く習得するためのローテーションを組むことができます。

◎ 全研修期間を通じて、臨床研究、治験にも参加していただき、より高度な診療技術を研讃、習得する準備をします。

専攻科15ヶ月

泌尿器化学療法

3ヶ月

専攻科18ヶ月

助川 玄先生

所属:泌尿器科

検査から手術、緩和治療まで一貫して受け持つなかで、各科との連携のよさを実感します

泌尿器科では検査・診断から治療(化学療法や手術)、さらには緩

和治療に至るまでを自科で受け持つことが多く、他科との連携や助言

が大変重要です。その点において、当院では、細分化された各科から

の助言や支援を依頼しやすいシステムが構築されており、スムーズに治

療にあたることができると感じました。

がん専門病院という特殊な環境であることにより、多くの症例を経

験し、また、稀な症例にも携わることができる点が他院とは異なるす

ばらしい点だと思います。

手術を行う外科医として必要な経験を、的確な指導により一歩一歩

学んでいける当院のレジデント教育システムを継続し、多くの泌尿器科

医の育成に貢献して欲しいです。

レジデント修了者からの

メッセージ

21

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

婦人科は、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんのすべてに日本一の症例数を誇っています。手術を中心に、婦人科がん治療を3年間のコース内で無理なく習得できるようにプログラムを組んでおり、婦人科腫瘍専門医に必要な広汎子宮全摘術執刀15症例も余裕をもって達成できます。化学療法や放射線治療など手術以外の治療においても、数多くの優秀な専門医の指導のもと、知識や技術を習得することができます。またさまざまな臨床研究や治験への積極的な参加や、基礎部門との共同研究など最先端のテーマに触れることで、臨床を科学する力も養っていきます。

婦人科腫瘍外科コース

07 外科系ローテーションプログラム

宇佐美 知香先生

所属:婦人科

毎日が手術日。これほど多彩な手術の経験が積める病院はないと思います

産科婦人科専門医を取得後は、婦人科腫瘍を学びたい、特にしっか

り手術ができるようになりたい、と以前から考えていました。スタッフ

の先生の層が厚い、また手術をはじめ治療数が多い、というのががん

研で働きたいと思った理由です。

当科は婦人科手術数が全国で最も多く、毎日が手術日なので、多彩

な手術を学ぶことができます。私たちレジデントには婦人科腫瘍専門

医になりたいという目標がありますが、受験資格にある子宮頸がん広

汎子宮全摘術の経験がこれほどに積める病院はないと思います。また

カンファレンスは、放射線科、病理、細胞診等、多種の専門の先生と

合同で行われるため、さまざまな視点から検討することができ、バラン

スのとれた診療につながっています。ここは、経験豊富で個性豊かな

指導医のもと、全国から来ているレジデントと一緒に婦人科がん治療

を深く学べるところです。

レジデント修了者からの

メッセージ

❖ 診療実績新規症例数(2012年度)

子宮頸がん 257症例(CIS 129 症例を含む)

子宮体がん 169 症例

卵巣がん 123 症例(卵管がん8 症例・腹膜がん13 症例を含む)

悪性腫瘍手術件数 約650 症例/年

❖ 目標

日本婦人科腫瘍専門医

日本がん治療専門医

細胞診専門医

◎ 当院では、産科の研修はできません。コース終了後に婦人科腫瘍専門医の認定を取得するためにも、日本産科婦人科専門医の資格を取得していることが望まれます。

❖ ローテーションプログラム例

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 竹島信宏(婦人科部長)

指導医 馬屋原健司、加藤一喜、宇津木久仁子、川又靖貴、尾松公平、近藤英司、岡本三四郎、的田眞紀、 野村秀高

専攻科9ヶ月

婦人科化学療法3ヶ月

画像診断3ヶ月

細胞診3ヶ月(希望)

専攻科18ヶ月

◎その他のローテーションの相談にも応じます。

22

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

◦概要 腫瘍整形外科コースは、日本国内でも“数少ない”骨軟部腫瘍を専門に治療を行う診療科・整形外科です。これまでに6,553例の治療実績を有しており、年間平均350 件以上、2010年度は369 例に対して手術を行っています。また、現在では標準的な治療となった広範切除の概念を提唱し、患肢温存術に大きな貢献を果たしてきた部門でもあります。国内のみならずアジアにおいての治療実績もNo.1であり、現在もさまざまな先進的な手法を用いた診断法、より革新的な手術方法を開発しており、世界的に見ても最先端の診療部門といえます。◦診療科横断的な治療体制 治療計画は、整形外科に加え、画像診断部、形成外科、その他の診療科スタッフが参加したCancer Boardによって詳細に計画が吟味され、決定されます。すなわち、当科では診療科を横断した治療体制をとっており、かつ、オリジナリティの高い新しい診断、治療をつねに実践に供することを使命としています。◦迅速かつ正確な即日診断 診断には、『迅速細胞診』という技術を駆使しています。これは、9割以上の患者さんについて、受診したその日に良性か悪性かの診断をつけ、治療スケジュールの素早い決定を可能にするものです。このような迅速な対応を行いうるシステムは、国内外を問わず他に例がありません。◦豊富な治療実績 これまでに6,553症例の治療実績を有し、年間130 件以上の悪性腫瘍の治療を行っています。手術の実績は世界的にも多いといえ、当科のこれまでの治療経験から、適切な切除範囲が徐々に解明されつつあります。その解析結果を生かして、現在95%の患者さんで患肢を温存することを可能にしています。

腫瘍整形外科コース

08 外科系ローテーションプログラム

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 松本誠一(副院長・整形外科部長)

指導医 下地尚、阿江啓介、谷澤泰介

❖ 診療実績

病棟 43床(5東病棟サルコーマセンター専用)

手術件数 約 500 件/年

◎骨軟部腫瘍手術手技研究会を25年間にわたり年1回継続開催◎整形外科学会、骨軟部腫瘍学術集会で主幹を担当(2回)

❖ 目標

日本整形外科学会認定医

日本臨床腫瘍学会専門医

早川 景子先生

所属:整形外科

他院で切断術しかないと言われた患者さんに温存手術ができたときは最も嬉しかったです

骨軟部腫瘍領域は非常に稀なため、症例をなかなか経験ができな

いのが現状です。がん研有明病院整形外科を選んだ理由は、骨軟部

腫瘍の症例が全国で最も多いことにありました。他院で(四肢)切断

術しかないとされ、セカンドオピニオンを求めてやって来た患者さんに

がん研で患肢温存手術を行い、患者さんに『ここに来てよかった!』と

言っていただけたときが最も嬉しかったですし、やりがいにも繋がりま

した。他の病院では味わう事のできない経験がたくさんできます。

昨年の7月からは、サルコーマセンターとなり、がん研を求めてさら

に多くの患者さんがやってきます。患者さんは今まで以上に全国からやっ

てきますので、入院病棟は色々な方言が飛び交い、「ここは東京かな?」

と思えるのもがん研ならではだと思います。また、全国からレジデント

もやってきますので、同じ目標をもった仲間ができましたし、学会など

を通じて海外の先生とも知り合えたのも、この病院で研修させていた

だいたおかげです。

症例が豊富なので、学べる事はたくさんあります。毎日があっという

間に過ぎ、充実した研修生活を送れることは間違いないと思います。

是非、がん研有明病院で研修してみてください。

レジデント修了者からの

メッセージ

専攻科15ヶ月

整形外科

化学療法

3ヶ月

専攻科18ヶ月

❖ ローテーションプログラム例

23

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

形成外科は、2005年の病院の有明移転時に新設となり、それまでの非常勤体制から常勤専門医1名の体制で新たにスタートしました。その後は手術治療実績が年々増加し、それに対応する形で現在では常勤医9名を含む体制で診療を行っています。

がん研有明病院には腫瘍患者の治療を第一義とするという特殊性があり、形成外科においても取り扱う症例は各科の腫瘍の切除に伴う再建手術が大多数を占めます。このため、研修の目的は、各分野におけるがん治療の基本的事項、手術術式を理解し、その上で各科の手術治療により生じた組織欠損や機能脱落に対する修復法を学ぶことが第一となります。

当科で扱う領域は、乳がん切除後の乳房再建、整形外科による骨軟部悪性腫瘍切除後の再建、頭頸部外科領域における顔面形態の修復を主とし、そのほかには、がん治療後の四肢リンパ浮腫や婦人科における外陰がん切除後の再建、消化器外科における腹壁修復や会陰部骨盤底再建、またがん手術後の瘢痕拘縮に対する治療なども含まれます。とくに乳房再建では、日本有数の症例数を誇ります。

必要に応じて外科系各科との連携に応じ、共同手術を行うシステムが確立されており、指導専門医の下で、全科の腫瘍再建に対応できる形成外科の修練を積むことができます。また、関連各科への短期研修や他院への研修も希望により組み込むことが可能です。

形成再建外科コース 

09 外科系ローテーションプログラム

乳房再建508 例

骨・軟部腫瘍再建 43 例

頭頸部再建・修正術 26 例

外科、婦人科ほか再建手術 30 例

その他 41 例

手術の内訳(2013年)❖ 診療実績

2012年の総手術件数 648件

❖ 目標

日本形成外科学会認定医

❖ ローテーションプログラム例

梁 太一先生

所属:形成外科

志の高い指導医のもとで学ぶと、私自身の志も変わってきます

形成外科とは、身体外表の形状の変化や醜状を外科的手技により

機能的あるいは形態的に正常に戻すことにより、個人を社会に適応さ

せることを目的とした診療科です。がん研有明病院では、主に各種腫

瘍の切除により失ってしまった体の一部を、形成外科的な手技により

できるだけ正常に近い状態に造りなおすということを行っています。そ

の「美しい再建外科」を学びたく、私はがん研有明病院での研修を希

望しました。

ただし、自分ががん研での研修を希望した最大の理由は“ヒト”に

あります。誰を師と仰ぐか、誰を先輩とし、誰を同僚とするかで、何を

やるかも、そして志も変わってきます。形成外科は他科の先生と協働

することが多いのですが、がん研の先生はどなたも志が高く、がん治

療の日本のリーダーとしての自覚を持ち、日々の診療を行っています。

どんなに優れた種でも畑が痩せていては、きちんと育ちません。自

分が将来、花開くための畑選びはとても大事なことです。これからレ

ジデントになられる皆さん、是非一度見学にいらしてください。

レジデントからの

メッセージ❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 澤泉雅之(形成外科部長)

指導医 前田拓摩、棚倉健太、宮下宏紀

専攻科12ヶ月

麻酔科3ヶ月

専攻臓器の

外科3ヶ月

専攻科18ヶ月

24

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

◦概要公益財団法人がん研究会の病理部は、組織上、「がん研有明病院臨床病理センター病理部」

と「がん研究所病理部」に分かれていますが、現在は一体となって運営されています。つまり、病理診断を中心とする人から研究を主とする病理医まで、幅広い病理関係者が活動しているのです。

病理部では、各臓器の専門家を擁し、質の高い病理診断をしています。たとえば、乳がんや肺がんの分野では、日本における各種がんのガイドラインである『癌取扱い規約』で組織分類を決める責任者がいます。また、消化管でも、がん研究会で作成された分類と図などが『癌取扱い規約』に収載されています。また、骨軟部腫瘍では、日本一の症例数を有し、世界的に著名なコンサルタントも指導に来ています。

さらに、1日に数十検体出される迅速診断により、通常の病院ではまったく経験のできないvividな病理診断を経験できます。がん研病理部はまさに日本の腫瘍病理のメッカといえます。◦剖検について

病理学自体は広い視野とバックグラウンドをもって行われる学問です。したがって、入門時期には全身の病理学を研鑽することが大切であり、剖検についても腫瘍に偏らない幅広い疾患を経験する必要があります。その点では、がん研有明病院の症例だけでは不十分であるため、都内の総合病院とタイアップして剖検の研修を行っています。具体的には、日本赤十字社医療センター、東京都済生会中央病院などと連携し、剖検の腕を磨いています。

また、研究に力を入れて学位を取りたい場合は、東京大学・東京医科歯科大学の研究生や社会人大学院生となり、取得を目指すことができます。

がん病理診断コース

10 外科系ローテーションプログラム

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 石川雄一(臨床病理センター長・病理部長、 がん研究所副所長・病理部長)

指導医 秋山太(臨床病理担当部長、乳腺、婦人科)、 山本智理子(主任研究員、消化器、頭頸部)、 神田浩明(主任研究員、肝臓、骨軟部)、高澤豊(主任研究員、婦人科、消化器、剖検)、 竹内賢吾(主任研究員、血液・リンパ節、融合遺伝子検索)、 元井紀子(研究員、呼吸器、甲状腺、骨軟部)、 堀井理絵(副医長、乳腺)、 稲村健太郎(研究員、留学中)、 佐藤由紀子(特任研究員、口腔腫瘍、唾液腺)、 二宮浩範(医員、呼吸器、中皮腫) 遠藤太嘉志(医員、骨軟部腫瘍)

❖ 診療実績

手術症例数 5,305件(2012年)

生検症例数 22,231件(2012年)

迅速症例数 3,816件(検体数は約15,000 件、2012年)

剖検数 16件(2012年)

❖ 目標

日本病理学会認定病理専門医

博士(医学)

国際学会発表

英文論文1報

◎ 当部に応募するには、初期研修において、他施設で病理学の基礎、とくに剖検の基礎を習得していることが必要です。

◎ 後期研修医は、レジデントのdutyとしての切り出し(消化器、婦人科、泌尿器、骨軟部、その他)を担当しながら、1~2種の臓器を選んで指導者につき、臓器腫瘍病理学の診断・研究に取り組みます。

◎ 病理診断医は臨床的指向性とともに研究心をもつことが重要であるため、つねに幅広くかつ焦点を絞った深い病理学を探究することが望まれます。当部では、腫瘍診断病理学からゲノム病理学・システム病理学までの、広汎なテーマの研究を展開しています。

専攻科12ヶ月

専攻臓器の

内科または外科

3ヶ月

細胞診3ヶ月

専攻科18ヶ月

❖ ローテーションプログラム例

この3つの画像は、HE像、免疫染色、ALKのsplit FISHです。この疾患は何でしょう?

HE2 ALK2 FISH

病理診断 ク ズイ

病理は60人以上!

25

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■■■■■■■コース

00 ■■系ローテーションプログラム

1. 各科との連携は勿論、看護師、技師、薬剤師など、コメディカルとの連携も非常に良好であり、円滑で高質なチーム医療を実践しています。

2. 麻酔科のcore value(価値観)は「高質・安全」、「寛・和」であり、臨床研修と共に医療人としての修養もできます。

3. 麻酔科指導医・専門医20名を揃え、多彩な研修コースを準備しています。4. 手術件数は年間7,000 件を超えており、全身麻酔、硬膜外・脊髄くも膜下麻酔

の全てを麻酔科医の管理下に実施しています。5. 局所麻酔下に行われる手術の場合も、合併症のある症例については麻酔科医が

管理し、安全性を確保しています。6. 手術室以外での放射線治療・内視鏡などで苦痛を伴う治療についても、麻酔科

医が管理することで安全なチーム医療を提供しています。7. 当院は日本麻酔科学会認定施設であり、豊富な症例数と他施設との良好な連携

を利用して、麻酔科専門医・指導医の資格取得が可能です。8. 当院は日本ペインクリニック学会指定研修施設であり、がん疼痛の治療を中心とし

たペインクリニックを実践しているため、ペインクリニック専門医資格の取得が可能です。

9. ペインクリニックの技能を生かしたがん疼痛緩和ケアチームの活動にも、研修中に参加することができます。

10. 集中治療部での研修も可能です。

麻酔科コース

11 外科系ローテーションプログラム

◎ プログラムを通じ、手術室での全身麻酔管理、術前麻酔科診療(外来)、術前麻酔科評価(病棟)、ペインクリニック、緩和ケアチーム、連携施設研修(小児・周産期麻酔、心臓麻酔)を経験・習得します。

◎その他のローテーションの希望も相談に応じます。

年度別外来患者数[麻酔科ペインクリニック(術前症例を含む)]

8,000

7,000

6,000

5,000

4,000

3,000

2,000

1,000

0

3,000

2,500

2,000

1,500

1,000

500

0

局所麻酔全身麻酔

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

有明移転

有明移転

8,000

7,000

6,000

5,000

4,000

3,000

2,000

1,000

0

3,000

2,500

2,000

1,500

1,000

500

0

局所麻酔全身麻酔

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

有明移転

有明移転

❖ 診療実績年度別麻酔症例数の推移

❖ 目標医療人としての修養を積むことおよび以下の資格の取得。

麻酔科標榜医

日本麻酔科学会認定医

日本麻酔科学会専門医

ペインクリニック学会専門医

❖ ローテーションプログラム例

❖ 教育責任者/指導医

教育責任者 横田美幸(麻酔科部長)

指導医 田中清高、関誠、大島勉、服部政治、長田理、 佐野博美、平島潤子、七松恭子、森野良蔵

専攻科

12ヶ月

ICU

3ヶ月

他部門

3ヶ月

専攻科

18ヶ月

世界麻酔科学会(アルゼンチン) 発表の後で

修養と「寛・和」

そして多彩な人材

26

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▎身分・手当研修期間中は、がん研有明病院の常勤の嘱託職員として、規定により報酬手当が支給されます。

平成 25 年実績

研修手当

1年次: 月額350,000円

2年次: 月額370,000円

3年次: 月額390,000円

賞与なし

時間外手当・休日手当 あり

勤務時間 8:50~17:25(ただし、状況により時間外勤務あり)

有給休暇

1年次: 10日

2年次: 13日

3年次: 13日

夏季休暇 5日(7~9月中の取得に限る)

年末年始:12月29日~1月3日

創立記念日振替休日:1日

宿直・当直 月約2~3回程度(1回あたりの手当:平日:14,400円、祝休日:28,800円)

体験プログラム見学会、短期研修などを開催します。

期間 随時 毎週月~金曜日

申込方法 希望診療科や希望期間を記載のうえ、下記連絡先までご連絡ください。日程など調整のうえ、ご連絡いたします。

連絡先 [email protected]

合同説明会レジナビフェア 2014 に参加。

日時 2014年6月15日(日)

会場 東京ビッグサイト

▎サポート環境院内には、コンビニ、コーヒーショップ、レストラン、職員食堂、図書館などがあり、研修生活をサポートします。

▎社会保険雇用保険、健康保険、厚生年金保険の被保険者とします。

▎健康管理年1回の職員健康診断の受診が可能です。

▎医師賠償保険病院の施設としての加入のほか、個人での任意加入が可能です。

▎外部研修活動に関する事項症例検討会、学会などへの参加が病院の費用負担により可能です。

申込方法出願に必要な下記書類を所定の期日までに人事部教育・研究課宛にご郵送ください。

1. 採用願書(当院所定様式)※

2. 医師免許証の写し3. 業績目録4. 指導者の推薦書(様式自由)5. 大学(医学課程)卒業証明書6. 在職証明書または臨床医学系大学院の在籍証明書7. 健康診断書(内定後受診していただきます)※採用願書に関しては当院ホームページよりダウンロード可能ですので、印刷の上ご使用ください。

出願締切日  順次受付、最終締切は9月30日

選考方法 一次 書類選考

二次 面接、口頭試問(一次選考結果により連絡します)

面接日・会場 書類選考合格者へ追って連絡します。

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がん研有明病院国際展示場正門国際展示場正門

市場前市場前

新豊洲新豊洲

豊洲豊洲

辰巳辰巳

国際展示場国際展示場

有明有明

東雲東雲

新木場新木場

有明テニスの森有明テニスの森

青海青海

船の科学館船の科学館

台場台場

お台場海浜公園お台場

海浜公園

テレコムセンターテレコムセンター

東京テレポート東京テレポート

芝浦ふ頭芝浦ふ頭

天王洲アイル天王洲アイル

りんかい線りんかい線

首都高速湾岸線

首都高速湾岸線

首都高速11号台場線

首都高速11号台場線

ゆりかもめ

ゆりかもめ

東京メトロ

有楽町線東京メトロ

有楽町線山手線山手線

レインボーブリッジ

レインボーブリッジ

日の出日の出

田 町田 町

竹芝竹芝

浜松町

浜松町

品 川

品 川

東雲JCT

有明JCT

辰巳JCT

有明有明

首都高速1号羽田線

東京港

↑新橋

渋谷↓

◦りんかい線 国際展示場駅から徒歩4分

◦ゆりかもめ 有明駅から徒歩2分

がん研有明病院C a n c e r I n s t i t u t e H o s p i t a l

公益財団法人がん研究会 人事部 教育・研修課〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31

TEL: 03-3570-0122(ダイヤルイン) FAX: 03-3520-0141e-mail: [email protected]

▪お問い合わせ先

http://www.jfcr.or.jp/hospital