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札幌市議会議場制御機器更新及び大型モニター設置業務仕様書
1 総則
⑴ 委託業務名
札幌市議会議場制御機器更新及び大型モニター設置業務
⑵ 目的
本業務は、札幌市議会(以下「委託者」という。)の議場及び調音室等に設置して
いる音響・映像機器等から成る議場運営システムの制御機器を更新するとともに、
新たに議場内に発言者名等を表示する大型モニター等を設置し、議会運営の円滑化
及び効率化を図ることを目的とする。
なお、本仕様書は、業務の実施内容について示すものであるが、業務の性質上当
然実施しなければならないもの、また、この仕様書に記載のない事項であっても、
本業務を遂行するため必要な事項は全て実施するとともに、従事者に周知徹底し、
業務遂行に当たらなければならない。
⑶ 履行場所
ア 札幌市役所本庁舎 17 階 議場
イ 札幌市役所本庁舎 18 階 調音室
⑷ 業務内容
本業務の内容は以下のとおりであり、制御機器等の調達・設置及びソフトウェア
の構築これらに付随する設定・調整・試験・運用サポートの全般とする。
ア 制御機器等の調達・設置
イ 音響・映像機器、大型モニター等を制御するソフトウェアの構築及び制御機器
へのインストール
ウ 既存音響・映像機器等との連携
エ 庁内 TV 設備及びインターネット中継配信設備との連携
オ 操作研修及び会議当日の立ち会い
カ その他、上記業務に付随する業務
詳細は、別紙「札幌市議会議場制御機器更新及び大型モニター設置業務 実施要
領」のとおり。
⑸ 特記事項
ア 本業務の実施に当たり、契約締結後、直ちに委託者と本仕様書に基づく詳細な
打ち合わせを行い、以下の書類を委託者が指定する期日までに各一部提出するこ
と。
(ア) 工程表
(イ) 連絡体制表
(ウ) 機器承諾図
(エ) 物品明細書
(オ) 現地試験計画及び要領書
(カ) 議場運営システム概要書
(キ) その他、委託者より指示のあったもの
イ 制御機器等設置後、以下の完成図書を紙媒体及び委託者が指定するファイル形
式で作成したデータを電子媒体(CD-R 等)で各一部納品すること。
(ア) 竣工図(配置図・平面図・系統図・機器姿図・配線図・機器設置図)
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(イ) 機器仕様書・機器取扱説明書
(ウ) 試験結果報告書(工場出荷時及び現地試験)
(エ) 業務写真
(オ) 操作運用マニュアル
(カ) その他、委託者より指示のあったもの
ウ 制御機器等の調整・保証
(ア) 受託者は、作業中の過失により委託者の機器等に損害を与えた場合、ただち
に委託者に申し出るとともに、受託者の責任において速やかに補償復旧するも
のとする。受託者の申し出がなく、後日この事実が認められた場合も同様とす
る。
(イ) 機器の各部品の供給保証期間は、原則として当該機器の保証対応年数と同等
とすること。なお、本条件を満足できない部品については、あらかじめ供給制約
部品リストを委託者に提出し承認を得ること。
(ウ) 検査後 1 年間は保証期間とし、以下について対応すること。また、その後に
おいても、受託者の施工上の不備により当該機器に障害が発生したことが明ら
かになった場合は、委託者と協議し、対処すること。
a 議場運営システムの不具合、調整不良及び故障等が生じた場合は、速やか
に現地確認及び応急処置を行うこと。また、これらの対応のため、緊急時の
初動体制を確保すること。なお、受託者が札幌市外の会社である場合、札幌
市内にある支店若しくは札幌市内の提携会社が緊急時の対応ができるよう体
制を整えることとし、この場合、その旨を任意の様式により委託者に提出し
なければならない。
b 現地確認の結果、制御機器等の交換又はソフトウェアのプログラム修正が
必要な場合は、速やかに対応すること。
c 各定例会の前には委託者が指定する時期に、議場運営システムの点検を行
うこと。また、委託者が別途時期を指定した場合も同様とする。
エ 機器等の撤去
制御機器等の更新に伴う既存機器等の撤去処分は、受託者の負担で行うこと。
なお、受託者は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」及び「資源の有効な利
用の促進に関する法律」並びに「建設副産物適正処理推進要綱」を厳守して、業務
の円滑な履行の確保及び生活環境の保全に努めるものとする。産業廃棄物として
処分するものについては、廃棄物管理票(マニフェスト)を適正に保管するもの
とし、その写しを提出するものとする。
2 一般仕様
⑴ 法令、規定、基準の遵守
業務の実施に伴い、適用を受ける法令、規定、基準、指針等については、これを遵
守し、遺漏のないようにすること。
⑵ 一般管理
受託者は、業務の実施に当たってデータの漏えい、データの滅失、事故等の予防
に十分留意し、業務の信頼性、安全性の確保に努めなければならない。
⑶ 業務責任者
受託者は、業務を実施するに当たり、受託業務の業務責任者及び代行する者を選
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任し、その旨を任意の様式により委託者に提出しなければならない。
業務責任者は、業務実施中に業務従事者を指揮し、委託者の担当者と連絡を密に
し、遺漏のないように努めること。また、業務責任者及び業務従事者は、業務を遂
行するために要求される十分な知識及び技能を備えていること。
3 履行期間等
⑴ 履行期間
契約締結日から令和3年3月 31 日まで
⑵ 上記1.⑷(オを除く。)に係る設置期限
令和2年8月 24 日
4 注意事項
⑴ 入札参加者は、本仕様書を熟読の上、入札に参加すること。また、落札者は、本仕
様書の全ての事項に対し、責任を持って完全に契約を履行すること。
⑵ 本業務にかかる一切の経費は、委託料に含むこと。
⑶ 受託者は業務上知り得た秘密を第三者に開示又は漏えいしてはならない。
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札幌市議会議場制御機器更新及び大型モニター設置業務 実施要領
1 基本要件
⑴ 議場にあるカメラ及び調音室にある制御機器等を更新し、別紙1の既存音響・映
像機器等との連携を行うこと。
⑵ 制御機器等の選定に当たっては、十分な稼働実績を有しているなど高い信頼性・
安全性を有する製品を使用し、それらを構成した状態でシステムとして不具合なく
作動するとともに、障害が発生した場合は迅速に対応できるものであること。また、
省電力、省スペース化を考慮するとともに、容易にメンテナンスが可能なものであ
ること。
⑶ 議場運営システムの操作に当たっては、専門的知識のない職員であっても容易に
操作ができるシステム構成であること。
2 設置機器の要件
⑴ 本業務の機器構成は、音響・映像等の品質及び操作性を確保するための十分な機
能を備えていること。
⑵ 使用する機器は開発メーカーの製品サポート期間内であること。
⑶ 本業務で設置する機器のうち下記のものについては、次に掲げる各仕様を満たす
ものであること。
ア 議場運営システム用タッチパネル(調音室)
【参考機器:èlo ET2794L-2UWC-O-MT-ZB-NPB-G】
(ア) 1台設置すること。
(イ) ボディ色は黒とすること。
(ウ) タッチパネルモニターのサイズは 27 インチ程度であること。
(エ) モニターはデスクトップ型とするが、組込み型モニターである場合は、スタ
ンドを付けること。なお、スタンドは、モニターを付けた状態で前方・後方に可
動できるとともに、モニターの高さ調整が可能であること。
イ HDD レコーダー(調音室)
【参考機器:Panasonic DMR-T4000R】
(ア) 1台設置すること。
(イ) 1TB 以上の HDD が内蔵されていること。
(ウ) 録画メディアは DVD-R、DVD-RW、BD-R、BD-RE が対応できること。
(エ) 映像音声入力端子は HD-SDI 対応であること。
(オ) レコーダーの操作状況を把握するため、モニターを設置すること。モニター
はデスクトップ型又はテーブルトップ型で、サイズは7インチ程度であること。
ウ デジタルミキシングエンジン(調音室)
【参考機器:YAMAHA MTX5-D】
(ア) 最大入力チャンネル数及び最大出力チャンネル数をそれぞれ 16ch 有するこ
と。
(イ) コントロール入出力は USB、MIDI、Ethernet 対応であること。
(ウ ) 既存の収納ラックに設置できること。
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エ デジタル受信器(調音室)
【参考機器:audio-technica ATW-DR3120HH1 又は TOA WT-D1802】
(ア) 1台設置すること。
(イ) 下記クのデジタルハンド型マイクに対応できること。
オ 卓上型アナウンスマイクロホン(調音室)
【参考機器:マイクロホン audio-technica AT808G、スタンド audio-technica
AT8655-TS1a】
(ア) 既存の音響機器と接続し、調音室の操作部で使用でき、かつ、議場内のスピ
ーカーから拡声できるマイクロホンを1本設置すること。
(イ) 卓上型マイクスタンドを有すること。
(ウ ) マイク ON 時にマイクロホン又はスタンドに赤色ライトが点灯すること。
カ その他、議場運営システム用タッチパネル周辺(調音室)
以下の部品を上記アのタッチパネルモニター周辺に設置することとし、設置に
当たっては、下記⑻の操作卓に組み込むこと。
(ア) マイク(有線、ワイヤレス及び赤外線マイク)の音量メーター(針式)を1台
設置すること。
(イ) 調音室のスピーカーの音量を調整するため、音量調整器を1個設置すること。
(ウ ) 特別傍聴室及び記者控室のスピーカーの ON/OFF ボタンを設置すること。
キ デジタルアンテナ(議場)
【参考機器:audio-technica ATW-A82b 又は TOA YW560】
(ア) アンテナを2個、天井に設置すること。
(イ) 下記クのデジタルハンド型マイクに対応できること。
ク デジタルハンド型マイク(議場)
【参考機器:audio-technica ATW-DT3102/SHH1+ATW-C510 又は TOA WM-D1250】
(ア) 800MHz 帯デジタルワイヤレスマイクを2本設置すること。
ケ カメラ(議場)
【参考機器:Panasonic AW-HE75K 又は SONY SRG-X400B】
(ア) 4台設置すること。
(イ) ボディ色は黒とすること。
(ウ ) 旋回型であること。
(エ ) 設置個所は壁面とし、議場平面図(別紙2)のとおりとすること。なお、高さ
については別途協議する。
(オ ) 解像度はフル HD 以上であること。
(カ ) 映像素子 1/2.5 型 CMOS 以上であること。
(キ ) ズームは、光学 20 倍以上であること。
(ク ) 回転範囲は、水平 340 度(-170~+170 度)、垂直 110 度(-20~+90 度)以上
であること。
(ケ ) 最大回転速度は、水平 90 度/秒、垂直 90 度/秒以上であること。
(コ ) フォーカスは、フルタイムオートフォーカスであること。
(サ ) 映像出力は、HD/SD-SDI 方式又は 3G-SDI 方式であること。また、RS422 ケー
ブルや 100BASE-TX によりカメラ制御が可能なこと。
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コ 大型モニター用タッチパネル(議場)
【参考機器:AMX MT-1002 又は ADTECHNO LCD1015T】
(ア) 1台設置すること。
(イ) ボディ色は黒とすること。
(ウ ) 設置個所は議場平面図(別紙2)のとおりとすること。なお、詳細な設置場
所については別途協議する。
(エ ) タッチパネルモニターはデスクトップ型又はテーブルトップ型で、サイズは
10.1 インチから 15.6 インチであること。
サ 大型モニター(議場)
【参考機器:Panasonic TH-65EQ1J】
(ア) 液晶ディスプレイを2台設置すること。
(イ) ボディ色は黒とすること。
(ウ ) 画面サイズは 65V 型とし、視野角は上下左右 178 度、輝度 350cd/㎡以上であ
ること。
(エ ) 設置個所は壁面とし、議場平面図(別紙2)のとおりとすること。なお、高さ
については別途協議する。
⑷ 設置する機器類を含む議場運営システムの電源は一括管理できること。
⑸ その他、本業務を実施するために必要な機器等を設置すること。
⑹ 接続配線を敷設の際は各配線に識別タグを貼り付けること。
⑺ 配線は極力目立たないよう、壁面、天井裏等に敷設すること。また、必要に応じ
プロテクタにより保護すること。
⑻ 調音室に設置する機器等については、機器等が収納できるよう既存操作卓を加工
すること。なお、既存操作卓を廃棄し、新たに機器等を収納できる操作卓を設置す
ることも可能とするが、その場合、委託者が指示する既存機器を新たな操作卓に移
設すること。
⑼ 機器等の収納は、必要に応じてキャビネットを設置する等適切に行うこと。なお、
キャビネット等の規格及び設置場所については、委託者と協議の上決定すること。
⑽ 機器等を設置する際は、転落・落下防止処理を施すこと。なお、卓上に設置され
るものについては、ストッパー程度の対応でも可とする。
3 議場運営システムの要件
⑴ OS の要件
議場の音響及び映像機器をタッチパネルから制御を行うための OS は汎用 OS では
なく、専用 OS 又は組み込み OS である Windows10 IoT であること。なお、Windows10
IoT を使用する場合は、今後想定される OS のバージョンアップを考慮し、低廉な経
費で対応が出来るよう工夫すること。
⑵ ソフトウェアの要件
システムに搭載するソフトウェアは以下の要件を満たすものであること。
なお、ソフトウェアは事前に委託者と十分に協議を行い、画面展開及び操作方法
等を提示し、委託者の承諾を得た上で構築すること。また、障害発生時の原因を明
確にするため、ソフトウェアの制御対象機器すべてに対し、「いつ」「どのような操
作をしたのか」のログ管理とログ取得ができること。
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ア 議場運営システム用タッチパネル(調音室)
(ア) 基本事項
a 上記2.⑶.アのタッチパネル(以下「タッチパネル」という。)を使用し、
ワンマンオペレーションによる議会中継が可能であり、既存マイク(以下「マ
イク」という。)、上記2.⑶.ケのカメラ(以下「カメラ」という。)、スイッチ
ャー、テロッパーを統合的に制御し、視覚的に分かり易く簡単なワンタッチ
オペレーションで操作ができること。
b タッチパネル上の一つの画面で、マイクの ON/OFF 及び音量調整、カメラ操
作、テロップ挿入、録音、録画等一連の操作ができること。
c タッチパネル上の座席レイアウトは、議場の座席位置に沿ったものである
こと。また、座席レイアウトは5パターン以上登録可能であること。
d タッチパネルにカメラ台数分の映像及びオンエア映像の表示が可能である
こと。なお、ソフトウェアの構成上、オンエア映像を表示できない場合は、タ
ッチパネルの他に1台のみ、オンエア映像確認用モニターを設置することが
できる。この場合のモニターはデスクトップ型で、サイズは 10 インチ程度で
あること。
e タッチパネルの座席のボタンを押下することで、マイクが ON となり、カメ
ラがあらかじめプリセットしたフォーカスポイントに向け作動するとともに、
テロップが表示されること。また、手動でも一連の操作ができること。
f 議長席のマイクは開会に合わせて ON になり、閉会に合わせて OFF となるこ
と。なお、休憩中はマイクを OFF とし、再開と同時に ON とすること。また、
議長席はカメラとマイクは連動しないこと。
g カメラ切り替え時にカメラ移動中の映像をオンエア表示しないこと。ただ
し、設定変更により、カメラ移動中の映像をオンエア表示することもできる
仕組みを整えること。
h テロップ消去ボタンを有すること。
l 会議の開会前、休憩中、閉会後は静止画映像とテロップのみとし、音声は
流さないこと。
j 開会、休憩及び閉会ボタンを有し、これらを押下することによって、議長
席のマイクの ON/OFF、静止画映像の放映、録音・録画の開始終了等が可能で
あること。
k デジタル録音機器(既存機器)は、会議の開会に合わせて自動的に録音が
開始され、閉会に合わせて録音が停止すること。なお、休憩中は録音を停止
させ、再開と同時に録音が開始されること。
l 上記2.⑶.イの HDD レコーダーに、フル HD 画質にて会議の開会に合わせて
自動的に録画が開始され、閉会に合わせて録画が停止すること。なお、休憩
中は録画を停止させ、再開と同時に録画が開始されること。
m カメラ機能を OFF にする機能を有し、その場合でもマイク機能及び録音機
器の使用が可能であること。
n システムに障害が生じた場合でも、マイクの使用及び録音が可能であり、
議会運営に支障をきたさないこと。
o 操作のログ情報を収集し、発言順序が分かるタイムシートをテキスト(CSV)
形式にて自動生成し、簡単に取り出せること。タイムシートには日付、時間
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及び発言者の情報を出力すること。
p 専用のメンテナンスモードを有し、別途パソコン等を使用することなく、
タッチパネル上から制御に関わる各種設定変更ができること。
q 操作はタッチパネルを基本とするが、物理キーボード及びマウスでの操作
も可能であること。
r 日本語入力はローマ字入力(キーボード配列)が可能なこと。
s ソフトウェアのライセンスは、将来ハードウェアを更新した場合において
も有効なものであること。
( イ ) カメラ操作
a 座席レイアウトパターンごとにフォーカスポイントはあらかじめ 130 以上
のプリセットができ、タッチパネルにより制御できること。なお、プリセッ
ト位置情報は、座席レイアウトパターンごとに保存され、各座席レイアウト
を呼び出すとパターンごとに保存されたプリセット位置情報がセットされて
いること。
b カメラ位置はあらかじめプリセットができること。
c カメラの移動速度は、設定変更により任意に設定できること。
d タッチパネルに表示されているカメラの各映像を直接触ることで、パン、
チルト及びズーム操作ができること。また、送出の状態に関わらず、複数の
カメラ映像を操作できること。
e カメラのフォーカスポイントを変更した場合は、議会開会中であっても登
録ボタンを押下することによりプリセット登録ができること。
f 開会及び休憩明けのカメラ開始位置は委託者が選択できること。
g カメラのプリセットはシステムをシャットダウンしても消えないこと。
(ウ) テロップ操作
a テロップは、上段に2段、下段に2段表示することが可能で、会議名・議員
名・会派名・市長名等を事前に登録でき、それらをタッチパネルで、簡単な操
作で表示できること。また、表示する文字のサイズは任意に変更でき、文字
数が多いテロップは、上段・下段同時に横書きでスクロールして表示するこ
とが可能であること。
b 事前に登録できるテロップ数は、会議名 10、議員名 71、会派名 10、市長名
等 39 以上であること。
c 別紙3「テロップ例」の表示が可能であること。
d 会議名は固定表示ができること。
e タッチパネルの座席を押下すると、あらかじめ登録された議員名、会派名、
市長名等のテロップが自動的に表示可能であること。
f 議会開会中でもソフトウェアキーボード又は物理キーボードにより直接入
力可能であり、即座に訂正等が行えること。
g 英、数、かな、カナ、JIS 第 1・第 2 水準漢字が表示可能であること。
h 辞書機能として自動学習、予測変換、単語登録、外字入力に対応している
こと。例えば、 "ぎ"と押すだけで今まで変換した文字 "議会 ""議員"等が予測
され候補として表示、選択出来ること。
i 1度に8文字まで変換可能であること。例えば、札幌市議会"さっぽろしぎ
かい"などの語句が一度に変換可能であること。
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j パソコンで作成したテキストをテロップとして利用できること。
(エ) マイク操作(有線、ワイヤレス及び赤外線マイク)
a タッチパネルの座席のボタンを押下することでマイクの ON/OFF ができる
こと。
b タッチパネルで、座席ごとに個別の音量調整登録が可能であり、登録した
音量は登壇した際の演壇マイクにも引き継ぐこと。
c 議会開会中でも座席ごとのマイクの音量調整及び登録ができること。
d システム起動時にマイクのエラーチェック機能を持ち、エラーがあった場
合はタッチパネルで視認できるようにすること。また、ノイズによる自動マ
イク録音チェック機能も有すること。
イ 大型モニター用タッチパネル(議場)
(ア) 上記2.⑶.コの大型モニター用タッチパネル(以下「大型モニター用タッチ
パネル」という。)と上記2.⑶.サの大型モニター(以下「大型モニター」とい
う。)を連動させ、大型モニター用タッチパネルからの操作により、発言者名、
会派名、開会時刻、再開時刻、発言残時間、休憩表示を大型モニターに表示でき
ること(別紙4「大型モニター表示例」を参照。)。
(イ) 大型モニターは、大型モニター用タッチパネルの操作により任意に画面を分
割して表示することが可能であり、3分割表示まで対応できること。
(ウ) 大型モニターの背景色、文字色は変更できること。
(エ) 上記 (ア)に示す項目のうち、どの項目を表示するかは委託者が選択できること。
(オ) 大型モニターの左上に会議名が表示できること。
(カ) 発言者名及び会派名はリスト化し、大型モニター用タッチパネルで選択でき
ること。また、これらが入力できる仕組みを整えること。
(キ) 開会時刻、再開時刻及び休憩表示は任意に設定できること。
(ク) 発言残時間は、大型モニターには「分」までを表示し、大型モニター用タッ
チパネルには「秒」までを表示できること。ただし、いずれも表示内容(「○分」、
「○分○秒」)の切り替えができること。
(ケ) 発言残時間によって、大型モニターの文字色や背景色を変更できることとし、
その色については、委託者が選択できること。
(コ) 発言時間終了後は0分と表示すること。なお、大型モニター用タッチパネル
には経過時間を表示すること。
(サ) 発言残時間は、設定した時間にチャイム音又はブザー音が鳴ること。
(シ) 発言残時間は、修正及び一時停止ができること。
4 セキュリティに関する要件
⑴ 業務の遂行に当たって、受託者は、委託者の指示のもと、札幌市情報セキュリテ
ィポリシーに定める内容を遵守すること。
⑵ 議場運営システムを保護するウイルス対策が講じられ、かつ迅速に最新の対策に
更新されるものであること。
⑶ 機器を交換する場合、保存されているデータは専用ソフトウェア等により消去す
ること。
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5 他の設備との連携
⑴ 既存庁内 TV 共聴設備、イントラネット用配信設備及び本会議中継配信システムに
適切な映像音声信号が出力できることとし、そのために必要な機器の設置及び配線
等を行うこと。なお、各設備には、SDI 又はアナログ入力が必要なことから、既存の
「SDI to Analog コンバータ」を使用するか又は新たに機器等を設置して対応する
こと。
⑵ イントラ用配信設備は、19 階記者会見室と設備を共用しているため、機器等の設
置の際は委託者の指示を受けること。また、現在はイントラ用配信設備の電源は議
場運営システムから供給しているが、本業務に伴い、設備単独で電源供給が得られ
るよう配線を敷設すること。
6 工事
⑴ 機器等の設置に係る工事実施可能期間は令和2年6月 22 日から令和2年8月 24
日までの予定であるが、施工計画の検討に当たっては委託者と十分協議すること。
⑵ 機器等の設置位置については、他機器との取り合い等を考慮し、委託者の承認を
得て行うこと。
⑶ 現地作業は事前に現場の実情を十分に把握した上で、施工に当たること。また、
業務責任者は委託者との連絡を密に行い、工程調整、作業調整等を十分に行うこと。
⑷ 作業終了後、対象機器の動作試験を行い、異常のないことを確認すること。
⑸ 作業時間は原則 9:00~17:00 までとする。
⑹ 各機器等の搬入に当たっては、あらかじめ搬入経路等、現場の状況を十分に調査
し、作業計画、工程、人員及び搬入経路等の必要事項を記載した搬入計画書を作成、
提出するとともに、委託者と打ち合わせの上行うこと。なお、既存のものに損害を
与えた場合は、受託者の責任において、修復すること。
7 操作研修等
⑴ システムの安定的な運用を行うため、職員に対し操作方法等について一連の研修
を実施すること。
⑵ 設置後も令和3年3月 31 日までは責任をもって調整し、開催される会議には立ち
会うこと。
8 環境への配慮
本業務においては、本市の環境マネジメントシステムに準じ、環境負荷低減に努め
ること。
⑴ 電気、水道、油、ガス等の使用に当たっては、極力節約に努めること。
⑵ ごみ減量及びリサイクルに努めること。
⑶ 両面コピーの徹底やミスコピーを減らすことで、紙の使用量を減らすよう努める
こと。
⑷ 自動車等を使用する場合は、できるだけ環境負荷の少ない車両を使用し、アイド
リングストップの実施など環境に配慮した運転を心がけること。
⑸ 業務に係る用品等は、札幌市グリーン購入ガイドラインに従い、極力ガイドライ
ン指定品を使用すること。
⑹ 業務に関わる従業員に対し、札幌市環境方針の理解及び業務と環境の関連につい
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て自覚を持つよう周知すること。
⑺ 特定業務(設備機器の運転管理、毒物又は劇物の取扱い、特別管理産業廃棄物の
保管又は処理業務)に従事する者は、それを遂行するために要求される十分な知識
及び技能を備えていること。
9 その他
業務の履行において不明な点が発生した場合、又は仕様書に定めのない事項につい
ては委託者、受託者間で別途協議を行い決定する。
(別紙1)既存音響・映像機器等一覧
型番 数量
1 調音室
機器操作卓 特型 1
DC電源部 オムロン S82J-30024 2
電源制御部 特型 2
ネットワークスイッチングHUB I・O DATA ETG2-SHV16N 1
マスターコントロールユニット audio-technica ATCS-C60 1
インターホン アイホン TD-3H/B 1
モニタースピーカー YAMAHA MS101-Ⅲ 1
入出力端子部 特型 1
映像音声分配器 MASPRO VSP4 1
AVセレクター MASPRO VSW41 1
15型液晶モニター SONY LMD-1510W 1
変換器 Blackmagicdesign Mini Converter SDI to Analog 1
カラービデオ受像機 Panasonic WV-CM1020 1
ビデオテロッパー Victor JX-T1000 1
パソコン(イントラ配信用) Panasonic CF-LV7RDCVS 1
音響機器架 特型 1
モニターユニット TOA MP-1216 1
リレーボックス 特型 1
音声分配機 APHEX 120A 3
デジタルボイスコントローラー audio-technica AT-VC22 1
スピーカコントローラー BOSE PSDC2 2
パワーアンプA YAMAHA XP3500 1
パワーアンプB YAMAHA XH200 1
パワーアンプC YAMAHA XM4180 1
録音用ミキサー audio-technica AT-MX51 1
録音パネル 特型 1
フラットループアンプ RION GH-73 1
無停電電源装置 NTTファシリティーズ FU-10α2-009-H 1
電源制御部 特型 2
入出力端子部 特型 1
BOSE 201V 1
特型 1
5 オーディオレコーダー DENON DN-500R 2
6 無停電電源装置 APC BE550G-JP 1
7 中継システム卓
エンコードPC HP 600G2 1
ディスプレイ SHARP LC-19K30 1
BDレコーダー Panasonic DMR-BRW510 1
音声マルチミキサー Audio-Technica AT-PMX5P 1
映像音声分配器 IMAGENICS DA-144 1
ダウンコンバータ grass valley ADVC G2 1
ルーター YAMAHA RTX810 2
光回線終端装置 GE-ONU 2
無停電電源装置 OMRON BN75T 1
無停電電源装置 APC BE325JP 1
設置場所 機器名
1 操作卓
2 音響機器架
3 モニタースピーカー
4 調音室時計表示ボックス
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(別紙1)既存音響・映像機器等一覧
型番 数量設置場所 機器名
2 議場
会議ロングマイク audio-technica ATCS-L60 112
会議ユニット audio-technica ATCS-M60 124
audio-technica ATCS-A60 6
audio-technica ATCS-A60改 10
アンテナ中継盤 日東工業 B12-57 2
アンテナ分配器 audio-technica ATCS-D60 12
特型 36
audio-technica PRO49QL/LED AT8655改 2
audio-technica AT857DL/UL AT8655 2
8 メインスピーカー
ラインアレイスピーカー BOSE MA12 2
フルレンジスピーカー BOSE 402Ⅱ 2
9 天井スピーカー
天井スピーカーA (ATT付) Panasonic WS-6500A WZ-572 1
天井スピーカーA Panasonic WS-6500A 1
アイホン TH-3H/B-L$02 1
audio-technica PRO49QL 4
12 出席議員数表示
出席議員数表示器A.、B 特型 2
出席議員数表示器 手動操作卓 特型 1
出席議員数表示器 制御器 特型 1
議員名板スイッチ 特型 67
3 傍聴席 Panasonic WS-6600A 6
9
3 傍聴席イヤホンプレート 4
1
4 特別傍聴席 SBX-801B B-723 1
5 記者控室 SBX-801B B-723 1
※付属品も含む。※一覧に記載がない機器があった場合は、委託者に確認すること。
4 アンテナ中継盤
3 送受光ユニットB(天井設置)
1 会議ユニット
2 送受光ユニットA(天井設置)
2 記者席録音パネル
4 ループアンテナ
天井スピーカ
天井スピーカ
5 DC電源端子箱
6 議長マイク
7 演壇ロングマイク
10 インターホン LED付
11 議場録音マイク(天井埋込型)
1 天井スピーカーB
- 14 -
(別紙2)議場平面図
- 15 -
【17階】
【18階】
カメラ
大型モニター
大型モニター用タッチパネル
(別紙3)テロップ例
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【開会前の表示】
議場の映像を流す(静止画)。音声は流さない。
【開会5分前の表示】
議場の映像を流す。音声は流さない。
【開会中 議長】
議長は、氏名の下に役職名を加える。
【開会中 局長】
局長は、氏名を表示しない。
【開会中 代表質問・質疑・討論・動議】
議員は、氏名の下に会派名を加える。
【開会中 委員長報告】
委員長名の下に議員名を加える。
令和元年第1回定例会
会議は 13時 00分開会予定です
令和元年第1回定例会
○川×子
(議 長)
令和元年第1回定例会
○山×男
(●●党)
令和元年第1回定例会
議会事務局長
令和元年第1回定例会
会議は 13時 00分開会予定です
令和元年第1回定例会
●●委員長
○山×男
(別紙3)テロップ例
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【開会中 答弁】
答弁者は、氏名を表示しない。
【開会中 あいさつ】
あいさつは、氏名を表示しない。
【開会中 選挙】
選挙の時は、会議名のみを表示する。
【休憩中①】
議場の映像を流す(静止画)。音声は流さない。
【休憩中②】
議場の映像を流す(静止画)。再開時間決定後再
開時刻を表示する。音声は流さない。
【閉会後】
議場の映像を流す(静止画)。音声は流さない。
令和元年第1回定例会
市長答弁
(ただいま休憩中です)
本日の会議は終了しました
令和元年第1回定例会
副市長
○時〇分から再開いたします
(ただいま休憩中です)
令和元年第1回定例会
(別紙4)大型モニター表示例
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【開会前】
【開会中】基本
【開会中】提案説明
【開会中】代表質問(答弁・再質問含む)①
残時間3分:「発言残時間 XX分」の文字色変更
残時間1分:「発言残時間 XX分」の背景色変更
残時間0分:チャイム音又はブザー音が鳴る。
答弁に入ったら「発言残時間 XX分」は表示しない。
【開会中】代表質問(答弁・再質問含む)②
残時間3分:「発言残時間 XX分」の文字色変更
残時間1分:「発言残時間 XX分」の背景色変更
残時間0分:チャイム音又はブザー音が鳴る。
【開会中】討論
令和元年第1回定例会
会議は 13時 00分
開会予定です
令和元年第1回定例会
令和元年第1回定例会
提案説明
〇川市長
令和元年第1回定例会
代表質問 〇山×男議員 (〇〇党)
発言残時間 3分
令和元年第1回定例会
代表質問 〇山×男議員 (〇〇党)
本質問発言残時間 再質問発言残時間
1分 XX分
令和元年第1回定例会
討論
〇山×男議員 (〇〇党)
本質問発言残時間
1分 再質問発言残時間
3分
(別紙4)大型モニター表示例
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【開会中】委員長報告
【休憩中】
【閉会後】
令和元年第1回定例会
委員長報告 第一部予算特別委員会
委員長 〇山×男議員
〇山×男議員
(〇〇党)
令和元年第1回定例会
会議は〇時〇分
再開予定です
(ただいま休憩中)
令和元年第1回定例会
本日の会議は
終了しました