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横浜市中小企業振興基本条例に基づく 平成 30 年度 令和元年9月

横浜市中小企業振興基本条例に基づく 取 組 状 況 報 …...2019/09/17  · 3 平成 30 年度の中小企業振興施策等の実施状況 (1) 中小企業振興施策の実施状況

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横浜市中小企業振興基本条例に基づく

取 組 状 況 報 告 書

平成 30 年度

令和元年9月

横 浜 市

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-目 次-

平成 30 年度中小企業振興の取組概要 ................................... 2

Ⅰ 市内経済の現状と中小企業の状況 .................................. 6

Ⅱ 平成 30 年度の基本的な取組 ....................................... 8

Ⅲ 平成 30 年度の中小企業振興施策等の実施状況 ...................... 10

1 中小企業振興施策の実施状況 .................................... 10

(1) 経営基盤の強化 ............................................. 14

(2) 経営の革新 ................................................. 37

(3) 地域特性を踏まえた区における主な取組 ....................... 55

2 市内中小企業者への本市からの発注状況等 ........................ 64

(1) 工事、物品及び委託契約における市内中小企業者の受注機会

増大に向けた取組 ........................................... 64

(2) PFI事業における市内中小企業者等の参画状況 ............... 74

(3) 指定管理者制度における市内中小企業者等の参画状況 ........... 76

<参考>

1 本市補助事業における市内事業者への発注状況 .................. 78

2 横浜市内公共事業発注者連絡会等の取組状況 .................... 79

3 本市外郭団体における市内中小企業者の受注機会の増大に向けた取組 ....... 81

Ⅳ 参考資料 ....................................................... 82

○横浜市中小企業振興基本条例 ...................................... 82

コラム

①小規模事業者への支援の強化 .................................................... 16

②デザインセミナーの取組 ........................................................ 18

③横浜型地域貢献企業支援事業 .................................................... 19

④中小企業の人手不足・事業承継に対する取組 ...................................... 24

⑤市内中小企業の地域貢献(よこはまグッドバランス賞) .............................. 30

⑥市内中小企業の健康経営の取組と支援 ............................................ 32

⑦子育てにやさしいまちヨコハマを目指して ........................................ 34

⑧横浜ビジネスグランプリ 2019 の開催 ............................................. 39

⑨イノベーション・エコシステムの構築(次世代産業創出事業) ........................ 43

⑩IoT オープンイノベーション・パートナーズ(I・TOP 横浜)の取組 .................. 44

⑪横浜ライフイノベーションプラットフォーム(LIP.横浜)の取組 .................... 45

⑫横浜市プレミアム付商品券 ...................................................... 46

⑬商店街振興の新たな取組 ........................................................ 47

⑭企業立地促進条例による中小企業支援を通じた横浜経済の活性化 .................... 49

⑮中小企業の海外展開事例(Y-PORT 事業) ............................................ 52

⑯公共工事の発注・施工時期の平準化の取組 ........................................ 73

(注)本報告書内の表中の数値については、各項目で四捨五入をしているため、合計値と合わない場合があります。

(注)本報告書内の「本条例」とは、横浜市中小企業振興基本条例を指します。

1

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※ BSI(Business Survey Index):BSIは、「良い」と回答した割合から「悪い」と回答した割合を減じた値です。

1 市内経済の現状と中小企業の状況 (P6~7)

市内中小企業の景況感について、直近の令和元年度6月調査(第 109回横浜市景況・経営動向調

査)時点では、自社業況 BSI※は低下傾向にありますが、先行きについて横ばいの見通しにありま

す。 自社業況 BSI(規模別)の推移

2 平成 30年度の基本的な取組 (P8~9)

(1) 全庁的、継続的推進体制による取組の推進

○「横浜市中小企業振興推進会議」を軸として、「取組方針の策定」「予算・事業執行」

「取組状況報告」「次年度予算策定」といった中小企業振興の取組を着実に推進しました。

(2) 取組状況報告書の作成・公表

○平成 30年第3回市会定例会において市会へ報告・公表しました。

○市内中小企業者、各種経済団体等に対して配布・意見交換を行いました。

○30年度報告書に小規模事業者に対する事業実績等を記載することとしました。

(3) 令和元年度予算編成における中小企業振興施策の充実

○令和元年度予算編成にあたり、各区局の予算に条例の趣旨を反映させることを周知・徹底し、

市会からいただいた御指摘や経済団体からの御意見をできる限り反映しました。

○基礎的な支援機能の根幹となる相談対応やコンサルティングなどの支援、人材確保や事業承

継の取組を拡充しました。とりわけ、市内中小企業の8割を超える小規模事業者を対象とし

た支援を強化し、経済基盤の安定と成長発展につなげていきます。

平成 30 年 平成 31 年 ・ 令和元年

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12 月期 1-3月期 4-6月期 7-9月期 (見通し)

全規模 ▲3.3 ▲1.6 ▲8.5 ▲0.8 ▲12.5 ▲16.7 ▲15.3

大企業 2.0 ▲2.3 ▲10.4 ▲11.1 ▲6.8 ▲11.6 2.3

中小企業 ▲5.1 ▲1.6 ▲8.6 1.5 ▲15.4 ▲19.2 ▲19.0

うち小規模企業 - - ▲11.8 ▲6.8 ▲23.5 ▲29.1 ▲27.3

平成 30 年度中小企業振興の取組概要

出典:横浜市景況・経営動向調査

▲ 90

▲ 80

▲ 70

▲ 60

▲ 50

▲ 40

▲ 30

▲ 20

▲ 10

0

10

20

30

10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12

来期(R元年7-9月):▲15.3

今期よりも上回る見通し

H21年1-3月期:▲69.7(リーマンショック後最も低い値)

今期(H31年4-6月):▲16.7

前期を下回る

全規模

うち大企業

H19年10-12月期:▲5.2(リーマンショック直前で最も高い数値)

H26年4-6月期:▲26.2(消費税率引き上げ直後の数値)

H23年4月:▲48.5(震災直後の数値)

うち中小企業

H29年10-12月:▲0.2

リーマンショック後最も高い数値

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度平成19年度

今期

2

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3 平成 30年度の中小企業振興施策等の実施状況

(1) 中小企業振興施策の実施状況 (P10~13)

ア 経営基盤の強化(42事業 決算額 約 1,647百万円)

経営基盤の強化や企業の成長・発展の促進に向け、(公財)横浜企業経営支援財団と連携し

た中小製造業等への現場訪問や、制度融資の実施、人材確保の支援など、中小企業に対する

基礎的支援を行いました。

イ 経営の革新(30事業 決算額 約 996百万円)

中小製造業の競争力強化に向けた支援や、オープンイノベーションによる新たなビジネス創

出を推進しました。また、企業や大学等が集積する本市の強みを生かした新たなイノベーシ

ョンの仕組みの構築や、商店街の新たな集客につながる取組等を進めました。

ウ 地域特性を踏まえた区における主な取組(46事業 決算額 約 76百万円)

各区において、地域特性を踏まえた中小企業振興に取り組みました。

※ 小規模事業者への実施状況

売上の減少や経営層の高齢化など厳しい状況にある小規模事業者に寄り添って、(公財)横

浜企業経営支援財団と連携し、各種支援施策を紹介しました。また、製造業、商店街、市場

の仲卸業者等の現場を訪問するとともに、小規模事業者が抱える課題を庁内で共有しました。

さらに、小規模事業者を対象とする資金メニューの融資限度額の引き上げを行い、資金繰り

支援についても強化しました。

(2) 市内中小企業者への本市からの発注状況等 (P64~73)

ア 工事、物品及び委託契約における市内中小企業者の受注機会増大に向けた取組

市内中小企業者の受注機会増大に向けて、全庁的な会議等における意識啓発や、庁内での

情報共有、各区局における研修等を実施しました。

また、30年度の市内中小企業契約実績は、件数については、前年度から大きな変動はあり

ませんでしたが、金額については、新市庁舎関連工事や市民病院再整備関連工事などの発注

があったことから、前年度から約 58億円増加し、約 1,604億円となり、構成比率も前年度か

ら 1.2%増加し 77.9%となりました。

市内中小企業者への発注状況(全市分)

※ 契約実績金額については、変更契約に伴う増減を含みます。 ※ 「構成比率」は、それぞれの数値(件数又は金額)が契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)に占める割合です。 ※ 「契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)」は、経済産業省が行っている「官公需契約実績額等の調査」と同様に

競争の余地がない「単独随意契約」及び中小企業者の参入の余地が少なく入札参加者を市内事業者に限定できない「大規模契 約(政府調達協定(WTO)対象契約)」を除いたものです。

※ 指定管理者制度は行政処分であり、委託契約とは性質が異なることから、市内中小企業者等の参画状況は、P76 に記載してい

ます。

件 % 百万円 % 件 % 百万円 % 件 百万円 件 百万円

工事 2,349 94.5 ▲ 0.3 120,184 85.7 5.2 2,368 95.3 122,650 87.5 2,486 140,179 383 32,451

物品 44,746 93.7 0.2 8,987 40.5 ▲ 19.1 45,379 95.1 9,296 41.9 47,734 22,164 8,161 25,465

委託 10,379 89.7 0.3 31,211 71.6 1.8 10,649 92.0 32,822 75.3 11,570 43,576 14,379 100,944

合計 57,474 93.0 0.2 160,382 77.9 1.2 58,396 94.5 164,768 80.0 61,790 205,919 22,923 158,860

29年度 合計 58,907 92.8 ▲ 0.1 154,556 76.7 1.4 60,027 94.6 161,116 80.0 63,454 201,464 23,034 155,703

30年度

単独随意契約及び大規模契約の合計

               市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

件数(A)構成比率

(B÷F)金額(B)

件数(E)

年度 区分

                      契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)

件数(C)構成比率

(C÷E)

構成比率

(A÷E)

前年度構成比

率からの増減

前年度構成比

率からの増減

金額(D)構成比率

(D÷F)

金額(F)

件数 金額

3

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イ PFI事業における市内中小企業者等の参画状況 (P74~75)

本条例を特に留意すべき条例の一つとして、要求水準書等に明記することとしています。ま

た、政府調達協定(WTO)適用対象外の事業では、市内企業者の参画を資格要件としました。

市内中小企業者の参画状況(31年3月 31日現在)

コンソーシアムに参画した市内中小企業者(実施中13事業)15社/79社・19.0%【+2.3】)

コンソーシアム参画企業から市内中小企業者への発注状況(工事段階)(31年3月 31日現在)

市内中小企業者への発注件数 43件、発注金額総額 約 45億 9,600 万円

市内中小企業者への発注割合 件数ベース 28.9%、金額ベース 18.1%

ウ 指定管理者制度における市内中小企業者等の参画状況 (P76~77)

選定にあたり市内中小企業者等が指定管理者に応募した際には評価に加点するとともに、地

域に密着した施設(地区センター等)については、施設の地域特性への配慮や地域活性化への

貢献等を評価するなど、地域の状況をよく知る市内団体の参画機会の拡大を図っています。

また、制度に関する相談窓口や関連団体との意見交換等を通した情報提供を図りました。

市内中小企業者の参画状況(31年4月1日現在)

市内中小企業者が選定されている施設 70施設/936施設・7.5%【+2.1】

<参考>市内の社会福祉法人、NPO法人等 595 施設・63.6%、市外企業 2施設・0.2%

指定管理者における市内中小企業者への発注状況(30年度)

市内中小企業者への発注件数 329 件、発注金額総額 約 23億 1,300 万円

市内中小企業者への発注割合 件数ベース 62.0%【+1.1】、金額ベース 37.5%【+6.0】

(調査対象:1件100万円以上、単独随意契約を除く)

<参考>

1 本市補助事業における市内事業者への発注状況 (P78)

「横浜市補助金等の交付に関する規則」に基づき、本市補助金を活用して行う100 万円以上

の発注は、原則として市内事業者に行っています。

本市補助事業における市内事業者への発注状況(30年度)

市内事業者への発注件数 1,853 件、発注金額総額 約 195 億 1,600 万円

市内事業者への発注割合 件数ベース 76.1%【▲1.7】、金額ベース 67.4%【▲9.3】※

(調査対象:1件100万円以上)

※鉄道施設内の工事に対する補助事業により、市外事業者等への発注金額が約40億円増加

し、全体に占める市内事業者への発注率が減少

2 横浜市内公共事業発注者連絡会等の取組状況 (P79~80)

引き続き本市及び国等の関係機関で構成する連絡会を開催し、市内国等関係機関に市内中小

企業者の受注機会増大の要請や情報共有等を行うとともに、29年度発注額調査の実施や、国の

機関と市内建設業団体との意見交換会を開催しました。さらに、「国の制度及び予算に関する

提案・要望」で、国及び国の関係機関が実施する公共事業における市内中小企業者の受注機会

増大の要望を行っています。

また、30年度は、横浜国道事務所、京浜港湾事務所及び首都高速道路(株)神奈川管理局で、

市内中小企業受注拡大のための入札方式を53件実施し、うち21件を市内企業が受注しました。

4

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3 本市外郭団体における市内中小企業者の受注機会の増大に向けた取組(P81)

本市の外郭団体における市内中小企業者への受注機会の増大に向けては、本条例の趣旨を踏

まえ、22年度以降毎年、各団体に対して市内中小企業者への優先発注を要請してきました。

市内中小企業者への発注状況(30年度)

市内中小企業者への発注件数 1,863 件、発注金額総額 約 235億 6,500 万円

市内中小企業者への発注割合 件数ベース 82.5%【▲1.6】 金額ベース 65.8%【+1.3】

(調査対象:1件100万円以上)

※【 】内は、前年度からの増減比率です。

5

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※BSI(Business Survey Index):BSIは、「良い」と回答した割合から「悪い」と回答した割合を減じた値です。

-20.0

-15.0

-10.0

-5.0

0.0

5.0

10.0

15.0

4~6 H25年

7~9 10~12 1~3H26年

4~6 7~9 10~12 1~3H27年

4~6 7~9 10~12 1~3H28年

4~6 7~9 10~12 1~3H29年

4~6 7~9 10~12 1~3H30年

4~6 7~9 10~12 1~3H31年R元年

4~6 7~9

全規模 大企業 中小企業

Ⅰ 市内経済の現状と中小企業の状況 1 企業の景況感

2 資金繰り

平成 30 年 平成 31 年 ・ 令和元年

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12 月期 1-3月期 4-6月期 7-9月期 (見通し)

全規模 ▲3.3 ▲1.6 ▲8.5 ▲0.8 ▲12.5 ▲16.7 ▲15.3

大企業 2.0 ▲2.3 ▲10.4 ▲11.1 ▲6.8 ▲11.6 2.3

中小企業 ▲5.1 ▲1.6 ▲8.6 1.5 ▲15.4 ▲19.2 ▲19.0

うち小規模企業 - - ▲11.8 ▲6.8 ▲23.5 ▲29.1 ▲27.3

○市内中小企業の景況感について、直近の令和元年度6月調査(第 109回横浜市景況・経営動向調査)時点では、自社業況 BSI※は低下傾向にありますが、先行きについて横ばいの見通しにあります。

○30 年度の市内中小企業の資金繰り BSI は、上期(H30年 4-6月期、H30年 7-9月期)はやや上昇したものの、下期(H30年 10-12月期、H31 年 1-3月期)は低下しました。

資金繰り BSI(規模別)の推移

出典:横浜市景況・経営動向調査

出典:横浜市景況・経営動向調査

自社業況 BSI(規模別)の推移

平成 30年度

▲ 90

▲ 80

▲ 70

▲ 60

▲ 50

▲ 40

▲ 30

▲ 20

▲ 10

0

10

20

30

10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12

来期(R元年7-9月):▲15.3

今期よりも上回る見通し

H21年1-3月期:▲69.7(リーマンショック後最も低い値)

今期(H31年4-6月):▲16.7

前期を下回る

全規模

うち大企業

H19年10-12月期:▲5.2(リーマンショック直前で最も高い数値)

H26年4-6月期:▲26.2(消費税率引き上げ直後の数値)

H23年4月:▲48.5(震災直後の数値)

うち中小企業

H29年10-12月:▲0.2

リーマンショック後最も高い数値

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度平成19年度

今期

※令和元年 7-9月期は見通し

※令和元年 7-9月期は見通し

6

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3 雇用情勢

0.3

0.5

0.7

0.9

1.1

1.3

1.5

1.7

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

1

平成25年

3 5 7 9 11 1

平成26年

3 5 7 9 11 1

平成27年

3 5 7 9 11 1

平成28年

3 5 7 9 11 1

平成29年

3 5 7 9 11 1

平成30年

3 5 7 9 11 1

平成31年

令和元年

3 5

有効求人倍率(倍)失業率(%)

失業率(%)総務省(季調済) 有効求人倍率(倍)横浜市(季調なし)

4 倒産状況

○全国の完全失業率は、改善傾向が続いています。 ○30 年度の市内の有効求人倍率は、30年4月に 1.34 倍で、その後 12月には 1.63倍に上昇しました。

○30 年度の市内における企業の倒産件数は 219件(前年度比-1件)、倒産企業の負債額は 264億円(前年度比+51億円)です。

完全失業率と有効求人倍率

出典:(株)東京商工リサーチ横浜支店調べ

[市内に本店を有し、負債総額 1,000万円以上の企業の合計]

出典:総務省統計局 労働力調査、経済局資料

平成 30 年度

負債金額と倒産件数

367

264 249

389

213264

273 285

220244

220 219

0

50

100

150

200

250

300

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

負債金額(億円)左軸 倒産件数(件)右軸

完全失業率(%) 全国(季調済)

7

Page 10: 横浜市中小企業振興基本条例に基づく 取 組 状 況 報 …...2019/09/17  · 3 平成 30 年度の中小企業振興施策等の実施状況 (1) 中小企業振興施策の実施状況

Ⅱ 平成 30 年度の基本的な取組

1 全庁的、継続的推進体制による取組の推進 「横浜市中小企業振興推進会議」を軸として、中小企業振興の1年間の取組サイクル(①取組

方針の策定 ②予算・事業執行 ③取組状況報告 ④次年度予算策定)に沿って、全庁的に中小

企業振興の取組を着実に推進しました。

2 取組状況報告書の作成・公表

(1) 市会への報告

条例第8条に基づき、本市の中小企業振興に関する施策の取組状況を全庁的に取りまとめ

て報告書を作成し、平成 30年第3回市会定例会において市会へ報告・公表し、あわせて各局

が所管する内容について、それぞれの常任委員会で説明を行いました。

(2) 各種経済団体との意見交換等

報告書については、各種経済関連メールマガジンやホームページへの掲載等により公表す

るとともに、市内中小企業者や各種経済団体等に対して配布・意見交換を実施しました。

(3) 30年度報告書作成に向けた取組

30年度報告書に小規模事業者に対する事業実績等を記載することとしました。

3 令和元年度予算編成 令和元年度予算編成にあたり、全庁的な中小企業振興の取組を進めるため、各区局の予算に

条例の趣旨を反映させることを周知・徹底し、市会からいただいた御指摘や経済団体からの御

意見をできる限り反映するなど、中小企業振興施策の充実を図りました。具体的には、基礎的

な支援機能の根幹となる相談対応やコンサルティングなどの支援、人材確保や事業承継の取組

を拡充しました。

とりわけ、市内中小企業の8割を超える小規模事業者を対象とした支援を強化し、経済基盤

の安定と成長発展につなげていきます。

そのほか、市内中小企業への発注が中心である公園や道路の維持・修繕、学校施設の営繕な

どについて、事業費を最大限確保しました。

<参考> 横浜市中小企業振興推進会議の構成(30年度末時点)

会議

会長 中小企業振興を担当する副市長

副会長 会長以外の副市長

委員 技監、危機管理監、全区局統括本部長

幹事会

幹事長 経済局副局長

会員

政策局政策部データ活用推進等シニアディレクター

政策局共創推進室長

総務局しごと改革室長

財政局副局長

財政局契約部長、財政局公共施設・事業調整課担当課長

市民局区政支援部長

事務局 経済局政策調整部企画調整課

<30年度開催実績> 横浜市中小企業振興推進会議:2回、幹事会:2回

8

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<参考>経年の取組サイクル

①取組方針の策定(4~5月)

・施策・事務事業の執行について通知

・取組方針の策定と共有

・情報共有推進会議での周知

②予算・事業執行(通年)

・予算・事業執行における中小企業振

興の視点からの工夫

・市内中小企業への優先発注

※ 四半期進捗管理に併せた

進捗把握の実施と取組事例の共有

④次年度予算策定(9~2月)

・予算編成に向けた通知

・予算編成方針への反映

・予算編成検討への活用

・予算編成状況の把握と調整

※ 下半期への反映状況を把握・共有

③取組状況報告(9月)

・取組状況報告書の作成・公表

・区局統括本部の取組を網羅

・前年度の実績・成果を基本に、

次年度の取組の方向性を加味

・常任委員会において説明

・経済関係団体への説明及び

意見交換

横浜市中小企業

振興推進会議

9

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Ⅲ 平成 30 年度の中小企業振興施策等の実施状況

条例第7条の「経営基盤の強化と経営の革新に関する事業」「市内中小企業者の受注等に関す

る取組」など、30 年度の中小企業振興に向けた取組の実施状況は、次のとおりです。

1 中小企業振興施策の実施状況

(1) 経営基盤の強化(42 事業:P11 の一覧のとおり、決算額 約 1,647 百万円) ○(公財)横浜企業経営支援財団と連携し、中小製造業等の現場を訪問し、各種施策を紹

介するとともに、現場の声の把握に努めました。

○(公財)横浜企業経営支援財団による市内中小企業のワンストップ経営相談窓口や、横

浜市信用保証協会等と連携した制度融資の実施等を行いました。

○生産年齢人口の減少により、人手不足の厳しさが増す中、求人サイトの開設や、企業と

求職者とのマッチング交流会を開催するなど、中小企業の人材確保を支援しました。

(2) 経営の革新(30 事業:P12 の一覧のとおり、決算額 約 996 百万円) ○健康・医療分野のイノベーションを持続的に創出していくことを目的とし、産学官金が

連携して取り組むためのプラットフォーム「LIP.横浜」を推進しました。

○横浜経済の強みである「ものづくり・IT産業の集積」を活かし、「I・TOP横浜」

により、参画企業の交流・連携、プロジェクト推進、人材育成、IoT等を活用した新

たなビジネス創出やチャレンジ支援に取り組みました。

○新たな取組として、企業や大学等が集積する本市の強みを生かして、「イノベーション都

市・横浜」を宣言し、次世代産業を生み出すビジネスエリアの構築を進めました。

○インバウンド効果獲得に向けて、商店街の情報を多言語で発信するなど、新たな集客に

つなげる取組を行いました。

(3) 地域特性を踏まえた区における主な取組(46 事業:P13 に主な取組掲載、決算額 約 76 百万円) 区内の商店街振興や中小企業支援など、各区において、地域特性を踏まえた中小企業振

興に取り組みました。

※ 小規模事業者への実施状況

売上の減少や経営層の高齢化など厳しい状況にある小規模事業者に寄り添って、(公財)横

浜企業経営支援財団と連携し、各種支援施策を紹介しました。また、製造業、商店街、市場の

仲卸業者等の現場を訪問するとともに、小規模事業者が抱える課題を庁内で共有しました。

さらに、小規模事業者を対象とする資金メニューの融資限度額の引き上げを行い、資金繰り

支援についても強化しました。

※ 決算額は、融資事業及び資源集団回収事業を除き、区配額を含む。

区 分

30 年度 29 年度

事業数 決算額

(単位:百万円) 事業数

決算額

(単位:百万円)

(1)経営基盤の強化 中小企業の経営安定・強化のための支援 42 1,647※ 42 1,016※

(2)経 営 の 革 新 中小企業の競争力強化のための支援 30 996 33 1,041

(1)+(2) 小 計 72 2,643※ 75 2.057※

(3)地域特性を踏まえた区における主な取組 46 76 46 75

中小企業振興施策の実施状況

10

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【経営基盤の強化 : 42事業】

● 経済局事業 ( 29事業 )

● 経済局以外の事業 ( 13事業 )

209 経済局商業振興課

25

22

28

27

26

経済局商業振興課

地域まちづくり推進事業、まちづくり誘導調整事業

市民局人権課

23

26

番号

経済局中央卸売市場食肉市場運営課

32

掲載頁

41

40

商店街環境整備支援事業

市場再編・機能強化仲卸業者等支援事業

政策局男女共同参画推進課

市内工事事業者の技術力向上支援

港湾局客船事業推進課

水道局給水維持課

12

13

14

仲卸業者等経営基盤強化事業

25

経済局雇用労働課

商店街ソフト支援事業

多様な資金調達推進事業

横浜経済活性化推進事業(景況・経営動向調査)

21

掲載頁

15経済局ものづくり支援課

所管局課

経済局経営・創業支援課

経済局ものづくり支援課

14

経済局金融課 14

17

現場訪問支援事業

経済局経営・創業支援課

20

18

15

  経済局工業技術支援センター 17

経済局ものづくり支援課

経済局経営・創業支援課

番号 事業名

中小企業融資事業

5

技術相談事業

1 中小企業経営総合支援事業

2

4

3

経済局ものづくり支援課

経済局ものづくり支援課

10

中小企業の経営強化のための事業承継・人材育成支援事業8

16

商店街販売促進支援事業

工業集積確保・活性化事業

経済局雇用労働課

「横浜で働こう!」推進事業

工業技術支援センター事業

ものづくり人材育成支援事業

15

18 横浜商工会議所中小企業相談事業補助金

商業経営支援事業

技能職振興事業

11

横浜型地域貢献企業支援事業7

金沢臨海部産業活性化推進事業

客船寄港促進事業

42

6

27

33

建築局営繕企画課

36

都市整備局地域まちづくり課

横浜市場プロモーション事業(食肉市場)

35

33

35

子育て家庭応援事業(ハマハグ)

29

経済局商業振興課

27

産業活性化資金融資事業

事業名

26

政策局男女共同参画推進課

所管局課

経済局企画調整課

28

33

こども青少年局子育て支援課

27

経済局中央卸売市場本場経営支援課経済局南部市場活用課

25

29

28

経済局中央卸売市場本場経営支援課

26

26

21

資源循環局業務課

交通局プロジェクト推進課

35

経済局経営・創業支援課

21

経済局商業振興課

25

沿線商店街の魅力発信

38

資源集団回収促進事業

人権施策推進事業(企業向け人権啓発講演会)

地域限定主婦層就労支援事業

35

36

37

水道局技術監理課 35

港湾局物流運営課

建設関連産業活性化支援事業

33

34

31

よこはまグッドバランス賞

横浜市指定給水装置工事事業者を対象とした講習会の開催

39

国際コンテナ戦略港湾推進事業

29

19

28

経済局金融課

横浜市場プロモーション事業(本場)

30

中小企業経営安定事業

27

24

経済局ものづくり支援課

20

シニアパワーの発揮による地域包括ケアシステム推進事業

経済局中央卸売市場本場経営支援課

経済局金融課

17

経済局経営・創業支援課

経済局ものづくり支援課

25

経済局雇用労働課 22

22

23

住工共生活動支援事業

経済局金融課

31

横浜ワークスタイルイノベーション推進事業

中小企業人材確保支援事業

31

33

横浜健康経営認証制度 健康福祉局保健事業課経済局ライフイノベーション推進課

11

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【経営の革新 : 30事業】

 ● 経済局事業 ( 23事業 )

 ● 経済局以外の事業 ( 7事業 )

60

知的財産戦略推進事業

40

66 共創フロント事業 政策局共創推進課 51

62

経済局企業誘致・立地課 48

48

経済局国際ビジネス課

創業・発展支援事業

所管局課

経済局ものづくり支援課

事業名

海外展示商談会出展支援事業

海外展開支援助成事業

45

46

横浜ものづくりコーディネート事業

中小企業女性活躍推進事業

中小製造業の連携と共創力強化への支援(チームdeものづくり応援事業、コマ大戦への支援)

47

番号

MICE関連産業強化事業

医工連携推進事業

44 中小製造業設備投資等助成事業

SBIR 中小企業新事業・新製品開発促進事業43

54

企業立地促進条例による助成事業(中小企業分)

48

49

女性起業家支援事業

横浜ライフイノベーションプラットフォーム推進事業

53

52

大学発ベンチャー促進支援58

54横浜水ビジネス協議会の運営による市内企業の海外展開支援

67

環境創造局農業振興課

70

72

71

公民連携による国際技術協力事業(Y-PORT事業)

文化観光局MICE振興課

創造的ビジネス・コーディネート事業

53

52

環境創造局下水道事業マネジメント課水道局国際事業課

MICE誘致・開催支援事業(MICE開催応援プラン)

ヨコハマ・グッズ「横濱001」育成支援事業 文化観光局観光振興課 53

54地産地消ビジネス創出支援事業

文化観光局創造都市推進課

  経済局ライフイノベーション推進課

48

  経済局ライフイノベーション推進課

所管局課

38

45

50

50

  経済局ライフイノベーション推進課

44

69

43

番号

51

61

50

42

39

38

37

  経済局新産業創造課

経済局新産業創造課

経済局ものづくり支援課

42

掲載頁

経済局ものづくり支援課

経済局経営・創業支援課

37

経済局国際ビジネス課

経済局ものづくり支援課

経済局ものづくり支援課

41

経済局ものづくり支援課

40

経済局国際ビジネス課

41

経済局ものづくり支援課

50

バイオ産業活性化事業

55

次世代産業創出事業

国際ビジネス支援事業

経済局ものづくり支援課

経済局経営・創業支援課

64

掲載頁事業名

国際局国際協力課 51

地域商業魅力向上支援事業   経済局商業振興課 46

65

  経済局新産業創造課

57

IoT推進産業活性化事業

63

情報発信・受発注支援事業59

56

健康経営・ヘルスケアビジネス推進事業

50

68

  経済局国際ビジネス課地域間経済交流事業

  経済局ライフイノベーション推進課 48

経済局経営・創業支援課

12

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【地域特性を踏まえた区における主な取組の報告】

18 瀬谷区○商工業元気アップ事業○瀬谷の魅力発信・名所づくり事業

63

16 栄区○ほっとイルミネーション○にぎわい振興事業○商店街活性化イベント助成事業

62

17 泉区 ○商店街活性化支援事業 63

14 都筑区○メイドインつづき推進事業○商店街魅力発信事業

61

15 戸塚区○とつかものづくり支援事業○活気あるとつか商店街支援事業○商店街活性化イベント助成事業

62

12 緑区○足を運んでみよう!商店街事業○緑区商店街活性化イベント助成事業○スマートイルミネーションみどり

60

13 青葉区○商店街・中小企業地域貢献支援事業○青葉ブランド認定事業○商店街活性化イベント助成事業

61

10 金沢区 ○金沢発!「地元企業活性化」大学連携プロジェクト事業 59

11 港北区○港北魅力発見事業○港北区商店街活性化事業○港北区商店街一日体験事業

60

8 旭区

 ○商店街活性化イベント助成事業○あさひの逸品事業

58

9 磯子区○商店街にぎわいづくり事業○商店街活性化イベント助成事業

59

6 港南区○港南区まちゼミ支援○商店街活性化イベント助成事業

57

7 保土ケ谷区○ほどがや商店街元気市○横浜西部工業会加盟企業の紹介

58

4 中区 ○中区商店街魅力アップ事業 56

5 南区○みなみ商店街いきいき事業○魅力ある商店街づくり事業

57

2 神奈川区 ○神奈川区商店街スタンプラリー 55

3 西区○商店街を核とした賑わい創出事業○商店街活性化イベント助成事業

56

 

番号 区名 主な取組 掲載頁

1 鶴見区○商店街魅力発信支援事業○商店街活性化イベント助成事業

55

13

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経営基盤の強化-経済局事業

<窓口相談> <起業チャレンジセミナー>

<事業・取組のねらいと概要> (経済局経営・創業支援課)

市内中小企業のワンストップ経営相談窓口や各種専門家の派遣等の総合的支援、創業相談や創業セミナーの

実施を始め、「横浜ビジネスグランプリ」の開催などによる起業家の成長・発展支援を、(公財)横浜企業経営支援財

団(中小企業支援法第7条第1項に基づき「中小企業支援センター」に指定)により実施しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

中小企業が抱える人手不足、事業承継、

生産性向上等の課題を掘り起こし、企業の実

状に即した課題解決が求められています。

ワンストップ経営相談等の基礎的支援に加

え、IoTの導入支援や海外市場開拓を含め

た販路拡大支援などを行いながら、企業訪問

や地域での相談会等の開催を増やし、地域

に密着したきめ細かい支援を行います。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

(事業主体:(公財)横浜企業経営支援財団)

主な指標・実績 件数等

窓口相談件数 3,338 件 専門相談(法律・労務・税務・IT等) 1,067 件 経営コンサルティング事業 83 件 販売戦略コンサルティング事業 32 件 ビジネス人材育成セミナー 19 回延べ 639 人 メールマガジン 24 回 地域密着型支援による企業訪問件数 1,692 件(※)

※小規模事業者 666 件 企業訪問件数全体に占める割合 39.4%

<改善の取組>

より一層市内中小企業に寄り添い、顔の見える信頼関係を築く

ため、(公財)横浜企業経営支援財団の職員が直接企業へ訪問

する機会を増やすなど、地域密着型支援機能を強化しました。

30決算額 343,863

29決算額 186,202

<事業・取組のねらいと概要> (経済局金融課)

市内中小企業が事業資金を円滑に調達できるよう、横浜市信用保証協会や取扱金融機関と連携し、融資原資の

一部を預託して制度融資を実施するとともに、企業の負担軽減を図るため、一部資金で保証料助成を行いました。

2 中⼩企業融資事業 (単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

経済情勢や企業の資金ニーズに対応する

ため、資金メニューの見直しを行っており、令

和元年度は次の創設・拡充等を行いました。

○「設備投資おうえん資金」を創設し、中小

企業の設備投資を支援

○小規模事業者の小口で短期の資金需要

に対応するため、「小口おうえん特例」を創設

○「創業おうえん資金」等の融資期間を延長

(運転資金7年→10年)

○「事業承継資金」における保証料負担ゼロ

(本市の保証料助成と横浜市信用保証協会

の保証料割引により実現)

【30 年度の具体的な実績・成果】

○中小企業制度融資事業 <実績 5,618 件、798 億円>

(うち小規模事業者の実績 4,628 件、564 億円)

○信用保証料助成等事業 <実績 3,547 件、4 億 4,575 万円>

(うち小規模事業者の実績 3,272 件、3 億 7,163 万円)

一部資金で保証料を助成し借入時の負担軽減を図りました。

○信用保証促進事業 <実績 1 億 8,334 万円>

信用保証促進のため、信用保証協会に対し、本市制度融資分

の代位弁済について、その一部を補填しました。

<改善の取組>

中小企業の経営基盤の強化や成長・発展を促進するため、資

金の創設や拡充を行うとともに、一部資金で横浜市信用保証協会

との協調による保証料負担ゼロを実現しました。

30決算額 35,151,271

29決算額 36,093,967

1 中⼩企業経営総合⽀援事業

14

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経営基盤の強化-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ものづくり支援課)

中小企業の技術基盤の強化と経営の効率化を図るため、技術アドバイザー(※)が中小企業を訪問し、企業が抱

える技術課題や省エネに関する技術アドバイスを行いました。

(※)技術アドバイザーとは技術士などの資格を持つ外部専門家のことです。(30 年度:49 人)

3 技術相談事業

<課題と令和元年度以降の対応>

日進月歩で進む技術革新や、時代に即

した企業ニーズに応じて相談体制を強化し

ていくことが重要です。

そのため、令和元年度は、中小企業の注

目度が高い IT・IoT の相談に対応するべく、

専門分野を新設し、アドバイザーを増員す

るなど相談体制を強化していきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

(事業主体:(公財)横浜企業経営支援財団)

30 年度 29 年度

相談件数(社数) 108 件(58 社) 124 件(62 社)

環境技術・省エネルギー分野 51 件(22 社) 35 件(13 社)

バイオ・食品分野 13 件(8社) 15 件(6社)

化学・樹脂分野 11 件(8社) 4件(3社)

その他(7分野) 33 件(20 社) 70 件(40 社)

○利用企業の声

・問題の特定と課題の割り出しに役立った。

・専門知識に精通しており、インターネットや書籍では得られな

い具体的なアドバイスをいただけた。

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ものづくり支援課)

市職員と(公財)横浜企業経営支援財団の職員などが連携し、中小製造業等の現場を訪問します。訪問の際に

は、企業の要望に沿った支援施策を紹介するとともに、現場の声を庁内で共有し、施策の検討などに活用しました。

4 現場訪問⽀援事業 (単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

自社だけで情報収集が難しい中小企業

などに幅広く市の支援制度を周知し、活用

につなげていく必要があります。

そのため、金融機関や地域工業会、メデ

ィア、工業系展示会などを通じて情報収集

を行い、年間 140 社を目標に、積極的に中

小企業を訪問し、信頼関係の構築や支援制

度の利用につなげます。

また、現場訪問で得た企業の意見や要望

を庁内で共有し、施策展開に活用していき

ます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

(事業主体:(公財)横浜企業経営支援財団)

30 年度 29 年度

訪問社数 140 社 140 社

訪問した市職員数(延べ) 137 人 147 人

○小規模事業者への訪問実績

81 社・訪問企業全体に占める割合 57.9%

○訪問企業のうち、30 年度に支援制度を活用した主な件数

・横浜ものづくりコーディネート事業 88 件

・技術相談事業 24 件

・中小製造業設備投資等助成事業の申請 8件

<改善の取組>

製造業の IoT 等先端技術の活用による経営革新を促すため、29

年度より、ソフトウェア関連企業を新たに訪問対象に加え、製造業

とのマッチングや I・TOP横浜などの施策活用を促進しました。

30決算額 5,397

29決算額 5,002

30決算額 1,670

29決算額 1,514

(単位:千円)

15

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経営基盤の強化-経済局事業

市内企業のうち中⼩企業数は9割を超え、そのうち⼩規模企業数は8割を超えています。 これまでも、⼩規模事業者を含む中⼩企業への様々な⽀援を⾏ってきましたが、横浜経済を⽀える中⼩企業、とりわけ⼩規模事業者を対象とした⽀援を強化し、横浜の経済基盤の安定と成⻑発展につなげます。

・⼩規模事業者︓⼩規模事業者とは、⼩規模企業者に個⼈事業者や⼩企業者が含まれることをわかりやすくするための表現です。なお、⼩規模企業者とは、中⼩企業基本法に定めるもので、資本⾦の定めはなく、製造業、建設業、運輸業では、おおむね常時使⽤する従業員の数が 20⼈以下。商業⼜はサービス業に属する事業を主たる事業として営む者については、5⼈以下の事業者と定義されています。

<経営相談窓⼝について> 中⼩企業⽀援センターである(公財)横浜企業経営⽀援財団(以下 IDEC 横浜)のワンストップ経営相談窓⼝では、市内中⼩企業者等の皆様から、ビジネスプランの策定やマーケティング戦略、また、融資や助成⾦等の資⾦調達などの幅広い分野での経営相談について、IDEC 横浜の職員及び中⼩企業診断⼠による「経営相談員」が、無料で総合的な対応を⾏いました。

【実績】 相談件数 3,338 件

経営全般 ビジネス プラン 資⾦ マーケ

ティング IT 会社設⽴ 税務 法律

947 560 510 366 112 151 137 120

労務 特許 取引適正化 事業提携 技術 その他 合計

118 23 12 12 12 258 3,338

※上記の表は、⼩規模事業者を含む市内中⼩企業者等からの相談件数を集計したものです。 令和元年度は⼩規模事業者からの相談件数について、別途集計を実施します。

<現場訪問⽀援事業> 市職員と IDEC 横浜の職員、企業 OB の「横浜ものづくりコーディネーター」がチームを組み、⼩規模事

業者をはじめとした中⼩製造業等について、こちらから積極的に現場を訪問しています。訪問の際には、企業の課題等を伺いながら、要望に沿って本市の中⼩企業⽀援策など各種施策を紹介し、課題解決に向けた⽀援につなげています。30 年度は、訪問企業 140 社のうち約 6 割にあたる 81 社が⼩規模事業者であり、経営課題を把握しながら、⽀援を⾏ってきました。

現場訪問で把握した⼩規模事業者の経営課題としては、国内の販路開拓、⼈材確保、設備投資の新設・更新が多くを占めています。

把握した課題は関係部署で共有し、今後の施策展開の検討に活⽤しています。

コラム① ~小規模事業者への支援の強化~

~小規模事業者 出張相談~

令和元年度は、IDEC 横浜に、小規模事業者を支援するチームの新設と専用ダイヤルの開設を行い、小

規模事業者の現場へ出向き、課題の整理と解決に向け、横浜市信用保証協会や金融機関とも連携しなが

ら支援を行います。

16

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経営基盤の強化-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ものづくり支援課) ※【 】は区配額

金沢産業団地エリアは、本市における生産、物流、卸売等の一大集積拠点です。本事業は当該地域の横浜を代

表する産業拠点としてより一層の発展を図ることを目的としており、28 年度に策定した「金沢臨海部産業活性化プラ

ン」を基に、30 年度は「職住近接」、「健康経営」、「企業間連携」の3つのテーマによる活性化の取組及びプロモー

ションビデオの製作などによるプロモーションを行いました。

5 ⾦沢臨海部産業活性化推進事業 (単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

令和元年度は、引き続き地域ネーミング

を活用したブランディング展開を図り、活性

化の取組を検討・推進していきます。活性化

プランでは、人材不足や企業が集積してい

るメリットが活かされていないことが課題とし

て挙げられているため、課題解決に向けて

「企業間連携」を主なテーマとして掲げ、地

域企業、金沢区と協働して年6回の検討委

員会等で検討を行います。

<具体的取組の案>

(1) 検討委員会・推進会議の運営

(2) 「企業間連携」に関する施策の具体化

検討・推進

(3) LINKAI 横浜金沢のプロモーション

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

・横浜市金沢団地協同組合、一般社団法人横浜金沢産業連絡協

議会の地元産業2団体、金沢区、経済局によるLINKAI横浜金沢

えがくみらい検討委員会(6回)、LINKAI横浜金沢活性化推進会

議(2回)の実施

・「職住近接」、「健康経営」、「企業間連携」をテーマとした活性化

の取組を実施

・地域の魅力を発信するプロモーション動画等の制作

<改善の取組>

金沢臨海部の地域の知名度を向上させるため、29 年度に決定

した地域新名称「LINKAI 横浜金沢」・新ロゴを使用してプロモーシ

ョン動画などを製作しました。

また、28 年度に策定した「金沢臨海部産業活性化プラン」で掲

げた「働く魅力のある、人が集まる産業団地」を目指して、「職住近

接」、「健康経営」、「企業間連携」の取組を検討・実施しました。

30決算額 5,731【 400】

29決算額 7,789【2,939】

<事業・取組のねらいと概要> (経済局工業技術支援センター)

市内ものづくり産業の技術支援拠点として、中小企業の技術力の向上をサポートするため、各種産業を支える基

盤技術である「表面処理技術」を中心とした依頼試験や技術相談、産業デザイン支援、技術者育成支援などを実施

しました。

6 ⼯業技術⽀援センター事業 (単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

30 年4月から開始した、IoTセンサーモジ

ュール開発における加工や作成部品の観察

に利用する試験分析機器の有効活用を進め

ます。

さらに、様々なイベントを通じて、横浜市工

業技術支援センターの事業を広報・PRし、中

小企業の利用を促進します。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

○依頼分析 【依頼試験・相談件数 6,573 件】

表面処理技術を中心に、試験分析や技術相談の実施、効果的

なアドバイスを行いました。(うち依頼試験における小規模事業者367件)

○産業デザイン支援 【相談・調整 204 回 産学6件】

デザインにかかる相談や調整、セミナー、デザインの産学官連

携に取り組みました。

○技術者育成支援 【セミナー等参加者 延べ 359 人】

めっき技能士の育成・技術の向上を目的として、関係機関と連

携して検定試験と各種講習会を同会場で実施しました。

<改善の取組>

近隣都県の公設試験研究機関と連携した支援体制を強化しま

す。

30決算額 105,781

29決算額 105,117

<試験分析機器>

17

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経営基盤の強化-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局経営・創業支援課)

社会や地域との共生を意識し、本業及びその他の活動を通じて、積極的に社会・地域貢献活動を行う企業等を

「横浜型地域貢献企業」として認定し、企業PR、各種メリットの付与等を通じ、認定企業の成長発展を支援しました。

7 横浜型地域貢献企業⽀援事業 (単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

本事業は制度開始 10 年を超え、30 年度

末で認定企業数が 471 社となりました。今後

も多くの企業を認定していく中で、本制度を

企業にとって更に魅力あるものにしていく必

要があると同時に、認定・運用に係る事務や

経費が増大するなどの課題があります。

そこで、今後も認定企業数を更に拡大し、

本制度を発展させていくため、経費の一部を

認定企業の皆様に負担いただくことで、継続

的に制度を運用できるよう、来年度に向けて

検討を進めます。

また、このタイミングを捉えて、制度の魅力

向上・発信により認定企業の皆様に役立つ

取組を企画していくことで、ともに制度を発展

させていきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

○横浜型地域貢献企業認定

新規 27 社(うち小規模事業者 14 社)

更新 221 社(うち小規模事業者 104 社)

※31 年3月 31日現在の認定企業数 471 社

(うち小規模事業者 229 社)

○認定企業交流会の開催

3回(講演、意見交換会、パネルディスカッション)

○実施効果に関する市内企業の声

「認定により信用度が向上した」との声をいただいています。

<改善の取組>

29 年度から認定しているプレミアム企業を中心に、メディアへの

記事掲載等により企業の優れた取組事例を紹介し、制度の認知度

向上に取り組みました。

30決算額 14,131

29決算額 13,095

横浜市⼯業技術⽀援センターでは試験分析や技術相談だけでなく、デザインの分野においても中⼩企業の

⽀援を⾏っています。 30 年9⽉ 14 ⽇に都筑区役所において開催した「デザインセミナー&デザイン相談会」では、デザインの

コツや写真の撮り⽅のコツについてセミナーを⾏い、併せて相談会を実施しました。 相談会では製品のチラシや カタログの作り⽅についての 相談や、ホームページのレイ アウトについての相談等、中 ⼩企業が抱える様々なデザイ ンの課題について対応しまし た。 デザイン相談については、 デザインセミナーの機会だけ でなく、企業を直接訪問して 様々なアドバイスを⾏ってい ます。横浜市内に事業所を有 する中⼩企業を対象に無料で 5回まで相談を受け付けてい ます。 <デザインセミナーの様子>

コラム② ~デザインセミナーの取組~

18

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経営基盤の強化-経済局事業

企業の成⻑・発展と活⼒ある横浜経済、豊かな地域社会・市⺠⽣活の実現を⽬指し、地域とともに永続的に成⻑・発展していく企業を「地域貢献企業」と認定し応援しています。

30 年度は、横浜を代表する取組を⾏う認定企業としてプレミアム表彰が2社、10 年間取組を継続されている認定企業として 10 年表彰が 26 社決定しました。 <30 年度 プレミアム表彰企業(2社)> プレミアム表彰企業とは…⾃社のCSR活動が、それぞれのステークホルダー(顧客・従業員・仕⼊先・

地域・株主など)の期待やニーズに沿っており、かつ経営の持続可能性や 成⻑性を⽣み出す経営戦略的観点を持った取組を実践する企業を表彰

横浜型地域貢献企業 平成30年度

企業

企業名

株式会社協きょう

進し ん

印刷い ん さ つ

(http://www.kyoshin-print.co.jp)

株式会社太陽た い よ う

住建じゅうけん

(https://www.taiyojyuken.jp)

代表者 江森

え も り 克

こう治じ

河原かわはら

勇ゆう

輝き

所在地 横浜市神奈川区⼤⼝仲町 108 番地 横浜市南区井⼟ケ⾕下町 6-1

主な事業内容

印刷業 ・⾼品質オフセット印刷 ・広報誌の企画・編集・製造 ・ソーシャル・マーケティング企画提案

建設業 ・リフォーム事業 ・エネルギー事業

主なCSRの

取組

幼児向け防災教材「いのちをまもろう ぼうさいえほん」を制作。幼稚園・保育園等へ配布し、防災教育に取り組んでいる。

福祉施設等の屋上へ太陽光パネルを設置する「屋根借りプロジェクト」を通じ、屋上活⽤と障害者就労⽀援を実現している。

<認定証授与式・表彰式の様子>

コラム③ ~横浜型地域貢献企業支援事業~

PREMIUM

19

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経営基盤の強化-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局経営・創業支援課)

市内中小企業の高い技術力や貴重な経営資源を将来に継続させるとともに、事業承継を機とした経営力の強化

につなげるために、事業継続に課題を抱える市内中小企業を対象に、啓発セミナーや専門家相談、後継者向けの

連続講座を実施しました。また、事業承継に係る取組を進めようとする場合の費用の一部を助成しました。

加えて、建設業を営む中小企業の従業員が専門資格を取得する際、その取得にかかる費用を助成しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

事業承継は企業ごとに様々な課題があ

り、法律や税制などの相談が多岐に渡って

いることから、きめ細かい支援を行う必要が

あります。専門相談窓口の開設や現場訪問

の強化に伴い、潜在ニーズの更なる掘りお

こしを行うとともに、金融機関や経済団体等

と連携を密にし、効率的かつ効果的な事業

を推進していきます。

また、株式会社ビズリーチとの協定により

開設した事業承継M&Aプラットフォーム

「ビズリーチ・サクシード」における横浜市特

集ページ等を活用し、事業承継の選択肢を

広げる取組を推進していきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

○事業承継・M&A支援事業助成

助成金交付件数 7件(小規模事業者支援割合:70%)

○事業承継支援セミナー、専門家相談

金融機関と連携し、セミナーを実施(5回、延べ 121 人参加)

専門家相談の実績(延べ 88 件、66 社)

○連続講座よこはま後継者塾の実施

全5回、24 人参加

<改善の取組>

多くの企業が対策の必要性を感じていながらも先送りしがちな

傾向にある事業承継という課題について、市営地下鉄の構内及

び車内、バスの車内等において啓発ポスターを掲示し、課題へ

の意識啓発と(公財)横浜企業経営支援財団の相談窓口の広報

を実施しました。

30決算額 7,482

29決算額 6,2428 中⼩企業の経営強化のための事業承継・⼈材育成⽀援事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局商業振興課)

商店街の空き店舗対策として、店舗誘致のためのコンサルティングを実施するとともに、空き店舗の物件所有者

等に対する改修費等の補助や、商店街の空き店舗で開業する方への初期費用の補助を行いました。また、商店街

の店舗が行う活力向上及び事業継続につながる事業に対する支援や、百貨店等の大型店等と商店街店舗との連

携による新たなファンづくりの支援を行いました。

9 商業経営⽀援事業 (単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

商店街の空き店舗の増加を防ぐことは、商

店街の賑わい創出や活性化につながること

から、空き店舗を解消するための支援を継続

して実施する必要があります。引き続き店舗

誘致のためのコンサルティング事業、空き店

舗改修事業、店舗誘致事業を連携して推進

し、空き店舗対策を行っていきます。

また、個々の店舗が事業継続していくため

の支援を対象事業や経費について見直しを

図りながら強化していくほか、販路拡大や繁

盛店を目指す意欲のある商店街の店舗を対

象とした百貨店等での販売会等も引き続き実

施します。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

〇ベストマッチング事業(コンサルティング、空き店舗改修、店舗誘致)

30 年度 29 年度

ベストマッチング事業活用件数 48 件 35 件

〇個店の活力向上事業

30 年度 29 年度

補助金交付件数 13 件 16 件

〇繁盛店づくり支援事業

30 年度 29 年度

販売会等実施件数 3件 3件

<改善の取組>

開業希望者向けに、街歩き空き店舗ツアーを実施することで、

商店街の魅力を伝えるとともに、効果的に商店街の空き店舗を解

消し、賑わい創出や活性化につなげる支援を行いました。

30決算額 60,316

29決算額 50,156

20

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経営基盤の強化-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局商業振興課)

商店街への集客効果及び商店街の知名度向上、再来街者(リピーター)の確保を

目的として、横浜市商店街総連合会(市商連)と連携し、販売促進事業(「ガチ!」シリ

ーズ)の展開を支援しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

回を重ねるごとに事業の知名度は向上し、

市民に浸透してきています。小さなお子様か

ら高齢者の方まで、全世代の方が楽しめる企

画にするため、令和元年度は、素材やソー

ス、トッピングなど様々な工夫が可能で、全世

代に愛される「ハンバーグ」をテーマとし、前

回を上回るエントリー店数及び参加商店街数

で実施しています。

また、事業が一過性のものとならないよう、こ

れまでの金賞受賞店と所属商店街をまとめて

紹介する映像等を作成し、アフタープロモー

ションを強化します。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

○「ガチチャーハン!」開催支援

市商連と連携して「ガチチャーハン!」の展開を支援し、消費者

への話題提供と参加店舗への来店行動につなげました。

エントリー店数 参加商店街数 投票総数

40 店舗 18 区 31 商店街 8,344 票

<ガチチャーハン!エントリー店の声(アンケートより)>

客層の違う方にも店を知ってもらえて、新しいお客様獲得につな

がった。

<改善の取組>

インターネット番組「ガチ TV」の配信やよこはまウォーキングポイ

ントとの連携により、ガチシリーズの魅力アップを図りました。

10 商店街販売促進⽀援事業 30決算額 8,497

29決算額 8,000

<事業・取組のねらいと概要> (経済局雇用労働課)

労働関係機関や地元経済団体等と連携しながら、求職者の就労や市内中小企業等の人材確保を支援していくこ

とを目的に、市民向け総合案内窓口である「横浜市就職サポートセンター」を運営し、各種就労支援を行うとともに、

合同就職面接会などにより求職者と企業の採用担当者との面談の場を提供しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

雇用情勢の改善に伴い、本市における有

効求人倍率も上昇傾向にある中で、依然とし

て雇用のミスマッチが生じています。引き続き

令和元年度も、市民の雇用の確保等につな

がるよう、実効性のある対策を継続しながら

実施していきます。

更なる多様な人材の活躍及び企業におけ

る人手不足解消に向けて、外国人材就労支

援事業を新たに実施します。また、横浜市就

職サポートセンター事業において、市内在住

の横浜市内で就職を希望する 40 歳から 59

歳までの方を対象とした、ミドルエイジ向け就

職支援プログラムを新たに実施します。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

〇横浜市就職サポートセンター事業

就職者数 158 人

個別相談 1,442 件

セミナー 回数 68 回 参加者数 1,462 人

〇合同就職面接会・合同企業説明会

就職者数 95 人

参加者数/参加企業数 1,563 人/435 社

<改善の取組>

横浜市就職サポートセンター事業において、55 歳以上の方を

対象とした「シニア向け就職支援プログラム」を新たに実施しまし

た。シニアの再就職に役立つ実践的なセミナーと企業交流会を同

日に開催し、シニアに対する就労支援を強化しました。

30決算額 47,699

29決算額 45,362

11 「横浜で働こう︕」推進事業

21

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経営基盤の強化-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局雇用労働課)

市民生活に身近な技能職(手仕事・手作業を主体とした職業)の振興及び貴重な技能の継承などを目的に、卓越

した技能を持つ横浜マイスターを選定し、小・中学校等への派遣を行ったほか、商業施設等でイベントを開催しまし

た。また、永年1つの職業に携わってきた優秀な職人や全国レベルの競技大会で優秀な成績を残した若手職人等

の表彰や、技能職団体等が行う育成事業等への支援を行いました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

技能職全体で、職人の高齢化や後継者不

足など、技能職を取り巻く環境は厳しさを増し

ています。引き続き、後継者育成・確保や優

れた技能の継承を含む技能職の振興に積極

的に取り組みます。

また、技能職者が自ら課題解決をするため

の支援に加え、今後見込まれるインバウンド

客を含む来街者の更なる増加を好機として、

販路拡大などにつながるブランド力向上等に

向け、技能の魅力を積極的に発信する取組

に一層力を入れていきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

〇横浜マイスター事業

選 定 数 1 人

派遣延べ人数 102 人

〇技能職表彰人数・育成事業表彰

技能功労者表彰 18 職種 42 人

優秀技能者表彰 17 職種 43 人

技能奨励賞表彰 1人

技能職育成事業助成 6件

<改善の取組>

マイスターの活動や技能振興イベント等を通じた技能の魅力

PR、表彰や助成を継続するとともに、技能職者の経営サポートを

強化するため、技能職者向け経営講座等を実施しました。

<事業・取組のねらいと概要> (経済局雇用労働課)

人手不足の解消や労働生産性の向上等を目指す、市内中小企業の経営者や人事・労務担当者等を対象に多様

で柔軟な働き方の創出を支援する、専門の相談窓口を開設しました。また、普及・啓発セミナー・研修会の開催や多

様で柔軟な働き方に取り組んでいる企業等を紹介する冊子の作成・配布をしました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

働き方改革関連法の施行に伴い、令和2

年4月より中小企業では残業時間の上限が

定められるなど、市内中小企業にとって喫緊

の対応が求められる場面が増加していく中

で、必要な情報の周知や、これまで以上に相

談事業を活用していただくため、積極的な広

報活動を展開していきます。

広報冊子に関しては、多様で柔軟な働き

方の導入をより身近に考えてもらえるよう、分

かりやすい導入事例を掲載する等効果的な

内容を検討していきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

〇ワークスタイル相談窓口の運営(29 年7月開設)

〇企業向けセミナー:2回開催(参加企業社数延べ 50 社)

〇市民向けセミナー:1回開催(参加者数:72 人)

〇市民向け研修会:1回開催(参加者数:28 人)

〇 冊 子 「 YOKOHAMA NEW WORK STYLE MAGAZINE

Vol.2」の発行:31 年2月発行

<改善の取組>

相談事業に関しては、働き方改革関連法等関心の高いテーマ

を設定したミニセミナーを開催することで、相談事業への誘客につ

なげることができ、また、企業向けセミナーに相談事業を活用した

企業に登壇いただくことで、より具体的な取組内容について紹介

することができました。

30決算額 15,388

29決算額 13,385

30決算額 13,914

29決算額 13,331

12 技能職振興事業

13 横浜ワークスタイルイノベーション推進事業

22

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経営基盤の強化-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ものづくり支援課)

生産年齢人口の減少により、中小企業の人材不足の厳しさが増す中、30 年度から市内中小企業を対象にした利

用料が無料の求人サイトの開設及び企業と求職者のマッチング交流会を開催し、中小企業の人材確保を支援しま

した。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

30 年度に開設した市内中小企業を対象に

した求人サイトについて、掲載企業数を増や

し、本サイトの魅力を高めていくことが必要で

す。それにより、閲覧数を増やして企業と求

職者とのマッチングの機会をより多く創出して

いきます。

令和元年度は、求人サイトの掲載企業数を

増やすため、ダイレクトメールやハローワーク

での配架等、周知を図ります。

また、引き続き、企業と求職者のマッチング

交流会を開催するほか、新たに、中小企業の

外国人材の受入や、

学生のインターン

シップ受入に向け

た支援を行います。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

(1)市内中小企業を対象とした、利用料無料の求人サイトの開設

・掲載企業数:180 社(うち小規模事業者 49 社)

・応募者数:56 人 ・採用者数:8人

(2)企業と求職者のマッチング交流会の開催

・開催実績:4回 ・延べ参加企業数:32 社

・延べ参加者数:72 人 ・採用者数:3人

<改善の取組>

市内中小企業の採用活動を後押ししていくことを目的として、

30 年度から開始しました。

30決算額 9,658

29決算額 -

14 中⼩企業⼈材確保⽀援事業

<特集ページトップ画面>

23

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経営基盤の強化-経済局事業

少⼦⾼齢化や⼈⼝減少に伴い、労働⼒⼈⼝が減少する中、市内中⼩企業の持続的な成⻑と発展を後押しするため、⼈⼿不⾜や円滑な事業承継への⽀援を⾏っています。

さらに、多様で柔軟な働き⽅・健康経営の推進等働きやすい環境整備への取組を進めるとともに、外国⼈の就労⽀援についても実施しています。

<中⼩企業の⼈材確保の⽀援> 中⼩企業の皆様に、求職者とのマッチングの機会をより多く創出するため、“無料”の求⼈サイト開設し、

30 年度末時点で 180 社の求⼈が掲載されています。このほか 30 年度は、⾃社の魅⼒や就労条件等を直接伝えるための交流の場として、企業と求職者のマッチング交流会を開催しました。これらにより、11 ⼈の採⽤につながりました。

令和元年度はより⼀層、求⼈サイトの掲載企業を増やし、求⼈サイトの魅⼒を⾼めていきます。また、新たに、中⼩企業の外国⼈材の受⼊や、⼤学⽣のインターンシップの受⼊に向けた⽀援など、多様な視点から中⼩企業の⼈材確保を⽀援していきます。

<求職者への就労⽀援・多様で柔軟な働き⽅の推進> 「多様な就業形態を整え雇⽤を確保したい」「育児・介護による離職を防ぎたい」「若年層にも魅⼒ある職

場環境にしたい」「テレワーク等の活⽤により時間や場所に捉われない働き⽅を推進したい」等、多様で柔軟な働き⽅を通じた、⼈材の確保・⽣産性の向上を⽬指す市内中⼩企業等を⽀援するために「横浜ワークスタイルイノベーション推進事業」を展開しています。

また、外国⼈の就労を⽀援するための取組として、令和元年度から新たに「外国⼈材就労⽀援事業」を実施しています。この事業では、外国⼈向けの就職活動応援セミナーと、横浜で就職を希望する外国⼈とその受⼊れに意欲的な市内中⼩企業が直接交流できる合同企業説明会を実施します。

<市内中⼩企業への事業承継⽀援> 事業承継に課題を抱える市内中⼩企業が気軽に利⽤できる無料相談窓⼝の設置のほか、事業承継計画の策定等に取り組むための費⽤の⼀部助成や、事業承継全般に関するセミナーの開催、更には次世代を担う後継者を対象とした育成講座など、事業承継に関する幅広い⽀援を実施しています。また、株式会社ビズリーチが運営する事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」に横浜市特集ページを開設し、事業承継の選択肢の⼀つとして提供しています。

<健康経営の推進> 「健康経営」は、従業員の健康保持・増進の取組が、将来的に収益性を⾼める投資であるとの考えのもと、健康増進等を経営的視点から考え戦略的に実施することです。健康経営を⾏うことによって、⽣産性の向上、イメージアップはもちろんのこと、リクルート効果など、様々な効果が期待できます。横浜市では、健康経営の取組の状況に応じて認証を⾏う「横浜健康経営認証制度」を設けて、取組を推進しています。

コラム④ ~中小企業の人手不足・事業承継に対する取組~

・相談件数︓延べ 88 件(66 社)(うちM&Aに関する相談 延べ 47 件)

・事業承継セミナー︓5回、延べ 121 ⼈参加 ・横浜次世代経営者塾︓24 ⼈参加(5回連続講座)

・事業承継・M&A⽀援事業助成︓7件(事業承継計画策定3件、M&A仲介4件)

健康経営⽀援拠点 市内中⼩企業のより⾝近な場所で、健康経営の取組を⽀援するた めに、企業集積地に設置し、セミナーや相談会等を開催しています。

24

Page 27: 横浜市中小企業振興基本条例に基づく 取 組 状 況 報 …...2019/09/17  · 3 平成 30 年度の中小企業振興施策等の実施状況 (1) 中小企業振興施策の実施状況

経営基盤の強化-経済局事業

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

30決算額

 住工混在エリアにおいて、小学生を対象に製品づくり体験型のオープンファクトリー、納涼祭及び餅つき大会を実施しました。多くの参加者に来場いただき、工場を含む地域の活性化や信頼関係の向上が図られ、工場の操業に関して一定の理解が得られました。 30年度は3社に対し交付しました。<改善の取組>

【事業内容】

ものづくり⼈材育成⽀援事業

209

7,306【2,088】

(経済局ものづくり支援課)【事業内容】

17

 市内中小製造業における後継者確保や技術者育成を目的に、(一社)横浜市工業会連合会主催の人材育成事業に補助を行いました。・企業と学校担当者による就職懇談会・工業系高校生等への出前講座・ものづくり企業紹介フェア(テクニカルショウヨコハマへの高校生招待)・技能検定の受験費用助成

また、地元中小企業の人材確保・育成に係る事業に取り組む区役所等との連携を推進しました。【30年度連携区】金沢区、港北区、都筑区、戸塚区

住⼯共⽣活動⽀援事業

 住工混在の地域において、ものづくり企業が主体となって行う近隣の住民等を対象としたオープンファクトリーやものづくり体験講座等の取組を支援し、相互理解を図り、共生関係を築くことを目的として事業を実施しました。

【課題と令和元年度以降の対応】

(経済局ものづくり支援課)

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 住工混在が進むエリアにおいて、良好な相隣関係の維持・創出を目的に製造業者等が主体となり、近隣地域住民を対象に実施するオープンファクトリー等の取組にかかる経費の一部を助成します。

 住工混在が進むエリアにおいて、良好な相隣関係の維持・創出を目的に30年度から事業を開始しました。

30決算額 421

 工業関連団体への表彰制度は、受賞者や他の会員企業及び従業員にとって、日々の団体活動や業務上の励みになることなどから、今後も引き続き実施します。住工混在の状況について、現状把握を行うとともに地域工業会との意見交換を引き続き実施します。

 住工混在エリアにおいて近隣の住民との良好な関係作りを目的の一つとしていますが、今後は市内全域でものづくりの魅力を発信し、かつ、児童・生徒など将来のものづくり人材育成につながる事業を後押しするため、新たな制度へ移行していきます。

・就職懇談会 参加企業50社、参加学校16校・出前講座 協力企業等3社、実施校1校、参加生徒数延べ91人・工場見学 協力企業1社、参加学校1校、対象者49人・ものづくり企業紹介フェア 協力企業等2社、参加学校1校、参加生徒数228人・技能検定の受験費用助成 8社

<改善の取組> 中小製造業の人材確保・育成にあたり、地域に根差した事業展開が求められる中、地域工業会・市工連・区・局との連携を推進しました。

 各種工業振興関連事業を実施するなど、重要な役割を担っている工業関連団体の活動を支援しました。 また、工業地域等における生産環境の保全と、市民の快適で安全な生活環境の整備を目的に、「横浜市工業地域等共同住宅建築指導基準」に基づく指導を行いました。

【課題と令和元年度以降の対応】

・団体役員表彰:10 人、優良工業従事者等表彰:27 人優良事業所表彰:7社

・建築計画にかかる指導件数 申出書 13件、報告書 10件

<改善の取組>

15

29決算額

7,930【2,057】29決算額

【課題と令和元年度以降の対応】 引き続き、関係区と協力して、地域のものづくり企業の魅力をPRします。

【事業内容】

 横浜商工会議所と横浜市との施策の情報提供、連携の強化を図るために、相談内容を共有する場を設けました。

【課題と令和元年度以降の対応】

※【 】は区配額

(経済局ものづくり支援課)【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

相談員による巡回や相談窓口での対応・主な内容:経営や金融に対する指導等・相談件数:23,487件(うち小規模事業者の相談実績:13,291件)

<改善の取組>

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

30決算額 13,34829決算額 12,749⼯業集積確保・活性化事業

(経済局経営・創業支援課)

18

16

 横浜商工会議所と情報を共有し、引き続き中小企業の振興に関する施策を効果的・効率的に実施していきます。

30決算額 30,000

横浜商⼯会議所中⼩企業相談事業補助⾦ 29決算額 30,000

【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 横浜商工会議所は、地域密着の経営支援を行っており、本市中小企業支援施策の補完的役割を担うとともに、地域の中小企業の活性化に寄与していることから、横浜商工会議所が実施する経営相談等の事業について補助を実施しました。

25

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経営基盤の強化-経済局事業

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

<改善の取組> 取扱金融機関を通じた周知活動を一層推進するとともに、引き続きテクニカルショウヨコハマへの出展やセミナーの開催など、事業の周知に努めました。

【課題と令和元年度以降の対応】 各種制度の利用が促進されるよう、取扱金融機関等と連携して、引き続き事業の周知を行っていきます。

 (事業主体:(公財)横浜企業経営支援財団) 横浜経済の持続的発展を目的に、中小・中堅企業の高度化のための施設整備や、市が定める重点産業支援、企業誘致推進に伴うインフラ整備などに対する政策的融資を実施してきましたが、制度見直しにより、23年度に新規貸付を廃止しました。 現在は、返済に伴い減少傾向にある過年度融資分の残高に対する預託資金を、事業主体である(公財)横浜企業経営支援財団に寄託をしています。

【課題と令和元年度以降の対応】 引き続き、(公財)横浜企業経営支援財団を通じて、過年度融資分の管理及び金融機関への預託を適切に行っていきます。

 23年度に新規貸付を廃止しているため、金融機関の過年度融資分の残高について、事業主体の(公財)横浜企業経営支援財団に対して、金融機関に預託するための資金の寄託を行いました。新規貸付の廃止に加え、融資先からの返済に伴い、融資残高は順次減少しています。

<改善の取組>

(経済局金融課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 市内企業の成長・発展のため、研究開発等により創業や新たな事業展開を目指す市内ベンチャー企業等が日本政策金融公庫の「資本性借入金」を利用した際の金利の一部を補助しました。また、直接金融の導入支援として、取扱金融機関と連携し、中小・中堅企業の私募債発行にかかる手数料等の一部を補助するなど、多様な資金調達を推進しました。

30決算額 22,538

〇資本性借入金促進事業 利子補給を行いました。 実績:18件(うち小規模事業者の実績7件)〇私募債発行支援事業 初回の銀行保証付私募債の発行手数料等の一部を補助しました。実績:17件(うち小規模事業者の実績4件)○その他 協定先と連携して、経営者講演会の開催等を行いました。

多様な資⾦調達推進事業

(経済局金融課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

【課題と令和元年度以降の対応】 引き続き、中小企業の経営の安定のため経営相談・診断等を実施するとともに、セーフティネット保証等の認定業務においては、指定業種の変更の都度、ホームページ等を通じ迅速に周知を行うなど適切に対応していきます。

<改善の取組>

中⼩企業経営安定事業

29決算額 20,567

21

産業活性化資⾦融資事業 29決算額 1,294,000

20

 過年度融資分の管理及び金融機関への預託を適切に行いました。

19

30決算額

【事業内容】(経済局金融課)

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

 セーフティネット保証等の認定に関する指定業種の変更について、ホームページ等で迅速に周知を図りながら適切に対応しました。

30決算額 20,950

960,000

 経営状況の厳しい中小企業の経営の安定を図るため、経営に関する相談・診断、金融相談等を行うとともに、中小企業の資金繰り支援のため、中小企業信用保険法に基づくセーフティネット保証の認定を行いました。

29決算額 23,649

<実績>・経営相談件数 2,603件・経営診断件数   332件(うち小規模事業者は125件)・セーフティネット保証の認定事業者数 183者(うち小規模事業者は115者)

30決算額 4,539

横浜経済活性化推進事業(景況・経営動向調査) 29決算額 5,038

22

(経済局企画調整課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 市内の景況感や企業動向・ニーズを迅速かつ的確に把握するため、市内の企業に対し、アンケート及びヒアリング方式による調査を実施しました。

(調査概要)・調査対象:市内企業約1,000社・実施時期:6月、9月、12月、3月・調査項目: ①業況、雇用人員、資金繰りなど(通常調査) ②特定のテーマを設定(特別調査)

・調査対象企業の約7割を中小企業とし、その景況感や動向を把握しました。・特別調査では、「人材確保の状況」「設備投資動向」「働き方改革・健康経営」について、調査を実施しました。

<改善の取組> 市内中小企業のうち、小規模企業の景況感についても記載するよう見直しました。

【課題と令和元年度以降の対応】 引き続き市内企業の景況感や声の把握に努め、施策へつなげていきます。

26

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経営基盤の強化-経済局事業   

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

30決算額 3,400

 青葉区との連携事業として、地域課題解決の担い手となるシニア人材の発掘や起業支援の取組を行いました。

1 セカンドキャリア地域起業セミナー2 実施報告会

29決算額 4,446

1 セカンドキャリア地域起業セミナー(全8回 参加者数:58人)2 実施報告会(参加者数:80人)

<改善の取組>

【課題と令和元年度以降の対応】 令和元年度に向け新たに発掘した人材が交流できるコミュニティ活動の支援等を青葉区独自で検討しています。今後は経済局や(公財)横浜企業経営支援財団の支援事業により連携していきます。

シニアパワーの発揮による地域包括ケアシステム推進事業23

【事業内容】(経済局経営・創業支援課)

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

 担い手となるシニア人材の発掘と地域の社会課題解決を目的とした起業支援の取組として29年度から開始しました。

30決算額 66,760【30,906】

 商店街ソフト⽀援事業 29決算額 65,474【31,498】

24 ※【 】は区配額

(経済局商業振興課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 商店街等が自ら立案した計画に基づいて実施する賑わいづくりのための事業、認知度向上・新規顧客開拓のためのソフト事業(イベントを除く)について支援しました。 また、防犯パトロールを実施する商店街に対して、街路灯等の電気代の一部を支援しました。

 ソフト支援事業では商店街情報を発信するガイドマップや情報誌、HP作成等の費用の一部について支援しました。

主な実績 30年度 29年度ソフト支援等実施件数 28件 29件

街路灯等の電気代支援件数 161件 160件<改善の取組> 商店街が行う魅力アップに向けた継続的な取組を支援できるよう補助対象を拡充しました。

【課題と令和元年度以降の対応】 商店会活動支援の基本メニューとして、情勢の変化に対応した効果的な支援を今後も継続して実施していく必要があります。

30決算額 27,917

 大規模な自然災害に対する事前対策の重要性がますます高まっているため、アーケード等の安全点検(調査)に対する補助を新たに設け、また、複数年度に渡る改修計画に対しても補助を行っていきます。

商店街環境整備⽀援事業 29決算額 30,951

25

 個別事業者へ専門家を派遣し、販路開拓による売上向上や助成金を活用した設備投資への取組を継続的に支援しました。

【課題と令和元年度以降の対応】

(経済局商業振興課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 商店街の活性化及び集客力の向上を図るため、商店街が自主的に行う、共同施設等の環境整備や、省エネ化推進のための整備、また、来街者が安心して買い物できる環境づくりに対して支援しました。

 街路灯や防犯カメラの新設及びアーチや街路灯の撤去、また街路灯等のランプ交換に要する費用の一部について支援しました。○商店街環境整備支援事業:15商店街○商店街省エネ型ランプ交換事業:3商店街(街路灯 75基、アーチ 12灯)

<改善の取組> 商店街環境整備支援事業については、一部の施設の整備について、商店会が制度を利用しやすいように補助要件を変更しました。

【課題と令和元年度以降の対応】

<改善の取組>

仲卸業者等経営基盤強化事業26

【事業内容】(経済局中央卸売市場本場経営支援課)

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

30決算額 893

 市場取扱高の減少等で仲卸業者が厳しい経営環境にある中、市場を取り巻く様々な問題に対処するため、必要な施策を推進しています。 提出された事業報告をもとに、各仲卸業者の経営状況を把握し、詳細をヒアリングしながら重点支援先を決めています。必要に応じて公認会計士や中小企業診断士等の専門家を派遣し、個別の経営アドバイスを実施しました。 全体向けには話題性のあるテーマで研修会を開催し、各社で対策が必要となる課題について動機付けを行いました。

29決算額 642

○研修会の開催:テーマ「事業承継はじめの一歩」、「消費税軽減税率(基礎編1回 実務編2回)」○経営支援アドバイザー派遣による改善支援:20回(うち小規模事業者 20回)○事業者要望によるアドバイザーへの相談派遣:2回(うち小規模事業者 2回)

 市場取扱高の減少が顕著化し、仲卸業者の廃業も後を絶たない状況です。過年度の業績と比較して経営悪化の傾向がみられる事業者を捕捉し、積極的な改善支援を行っていきます。

27

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経営基盤の強化-経済局事業    

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

【課題と今後の対応】 今後は、一般消費者だけでなく、事業者(飲食店、小売店等)に対するプロモーション活動にも取り組んでいきます。また、当市場が扱う生鮮食料品の消費量が比較的少ない40歳以下の世代へPRを進めていきます。

※うち小規模事業者 1件 

【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 市場関連団体とともに、料理教室、出前授業、各種イベント参加等の事業を実施し、市場ならではの食育活動、市場取扱品の消費促進、市場の知名度向上を図りました。 また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用者が増える中、ウェブサイトでの情報発信のほかにフェイスブックを活用することで、市場の生鮮食材情報や市場内外で開催する催事情報などを発信し、市民に市場の存在・役割や食の安全・安心への取組を広く周知しました。

<改善の取組>

28

(経済局中央卸売市場本場経営支援課)

3,220

○横浜市場食育事業:料理教室11回、出前授業12回、市場見学受入6回 等○情報発信事業:フェイスブック「いいね!」件数 2,852件(31年3月末時点)○横浜市場活性化協議会助成事業: 区民まつりなどのイベント出展 5回 等

食育や地産地消などをテーマとした企画において、市場関係者だけでなく外部団体や他区局と連携することで、より効果的・効率的に事業を実施しました。

横浜市場プロモーション事業(本場) 29決算額30決算額

1,542

30決算額 6,074

6793,459

27

移転費助成※ 2件【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】(単位:千円)

 26年度末に中央卸売市場としては廃止された南部市場の仲卸業者が本場への移転や業態転換等の対応のために支出する経費に対し、事業者の負担を軽減するため、助成による支援を行いました。 また、27年度末に本場水産物部が温度管理閉鎖型の低温売場へ転換され、場内で使用されている原動機式フォークリフト及びターレット式構内運搬自動車を電動車等へ転換する必要があり、その為に支出する経費に対し、事業者の負担を軽減するため、助成による支援を行いました。

【課題と令和元年度以降の対応】

フォーク等買換え助成

1,666

12件

<改善の取組>

(経済局中央卸売市場本場経営支援課・南部市場活用課)

市場再編・機能強化仲卸業者等⽀援事業 29決算額 4,469

【事業内容】

(経済局中央卸売市場食肉市場運営課)

1,620

29

 横浜食肉市場PR館において、市場の取組や市場取扱ブランドの紹介等を行う「横浜肉まつり」を初開催しました。また、市内イベントへの参加による生産者及びブランド食肉等のPRを実施しました。市場の卸・仲卸・買参者及び市場から仕入れている市内小売店の販売促進を支援するため、ウェブサイトにおける食肉小売店の掲載や小学校での食育教室の実施、産学官連携による食肉レシピ開発等のPRを行いました。

■「横浜肉まつり」の開催:来場者数 約5,000人■小学校食育教室:横浜市立小机小学校 113人対象に実施■イベント参加等による食肉市場のPR:参加等の回数 12回■産学官連携のレシピ開発:開発数 14点、リーフレット配布部数 4,000部

横浜市場プロモーション事業(⾷⾁市場) 29決算額

【課題と令和元年度以降の対応】

 移転費補助等は、27年度中に申請受付が終了したため、事業者への周知等、きめ細かな対応を図ることで、適切な事業移行が完了しました。

 リース分の対象経費の助成は、年度毎に申請が必要になるため、事業者へ周知徹底を図ります。

30決算額

 引き続き市内小売店等の販売促進のため、食育事業や市内で開催されるイベントへの参加、インターネットを活用した市場PR等に取り組むとともに、「横浜肉まつり」を皮切りとしたPR館イベントの内容充実に努めていきます。

<改善の取組> 市場の取組や取扱ブランド食肉の魅力を市民に伝える機会として、PR館にて「横浜肉まつり」を初開催し、来場した約5,000人の市民にPRしました。

【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

28

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経営基盤の強化-経済局以外の事業

<事業・取組のねらいと概要> (政策局男女共同参画推進課)

女性の活躍やワーク・ライフ・バランスの推進を図るために、男女がともに働きやすい職場環境づくりを積極的に進

める市内中小事業所を認定するとともに、顕著な取組に対して特別賞、通算認定回数によって継続賞として表彰し

ました。また、中小企業の人材確保支援として、認定企業と市内大学生等との交流会を実施しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

○制度の認知度向上による認定事業所の

横浜健康経営認証制度や横浜型地域貢

献企業認定制度等の他制度と連携して周知

を行うことや、業界団体等を通じた広報、中

小企業向けセミナーでの広報等により、応募

事業所のさらなる増加を図ります。

○交流会開催時期の調整

より多くの学生に参加してもらえるよう、開催

時期を早めるなどの改善を行い、引き続き大

学等と連携して取り組みます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

30 年度 29 年度

応募事業所数 166 109

認定事業所数 139 99

中小企業数 123 88

小規模事業者数 37 17

過去最多となる 139 社を認定し、その取組を事例集や広報紙、

ホームページ等で PR しました。また、認定企業と市内大学生等と

の交流会を 10 回開催しました。

<改善の取組>

中小企業における女性活躍や働き方改革等をさらに後押しす

るために、審査項目の見直しなどを行い、認定期間を2年間に変

更しました。他の模範となるような顕著な取組をしている事業所を

表彰する「特別賞」を新設しました。

30決算額 9,096

29決算額 8,841

<事業・取組のねらいと概要> (政策局男女共同参画推進課)

企業の人材確保や女性の継続就業・再就職支援の一つとして、「職住近接」に向けた取組を行いました。「職住

近接」のモデル地域として、金沢臨海部を対象に、地域の主婦層と産業団地企業が交流する機会の創出や、相互

の情報共有を活発にする取組を実施しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

○職住近接モデルを他地域へ展開

職住近接のまちづくりを進めるため、市内の

地域交流拠点(コミュニティカフェなど)の運

営者等を対象としたセミナーや、個別のコー

ディネートを行い、モデル地域の取組成果を

広く紹介・共有していきます。

○主婦層の就労ニーズを企業に情報提供

市内企業を対象に、業務切り出しによる短

時間勤務の導入など、主婦層の就労ニーズ

に合った求人を生み出すことの有効性を伝え

るセミナーを実施します。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

・金沢臨海部の企業(小規模事業者を含む)と地域住民の交流イ

ベントを実施(計4日間、延べ 140 組の地域住民が参加)

・地域交流拠点(並木ラボ)での求人情報発信の試行実施

・モデル地域の取組を企業や参加住民の声とともに紹介した冊子

「地域人材の雇用を考えてみませんか?」を作成

<改善の取組>

企業及び地域住民向けにアンケートを実施した結果、企業の

求人ニーズ(フルタイム)と地域住民の求職ニーズ(パート・アルバ

イト)のギャップが課題として把握できたため、企業に向けて短時

間勤務等の環境づくりを働きかけました。

モデル地域の取組の成果を他の地域へ紹介するツールとして

冊子を作成・配布しました。

30決算額 1,423

29決算額 3,899

30 よこはまグッドバランス賞

31 地域限定主婦層就労⽀援事業

29

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経営基盤の強化-経済局以外の事業

○よこはまグッドバランス賞<30 年度認定事業所︓139 社うち中⼩企業 123 社> 横浜市は、⼥性の活躍やワーク・ライフ・バランスを推進するために、男⼥がともに働きやすい職場環境づくりを積極的に進める中⼩事業所を「よこはまグッドバランス賞」と認定し応援しています。

30 年度は 166 社から御応募いただき、前年度⽐ 1.4 倍の 139 社を認定しました。 < 特別賞(2社) > 認定事業所の中から、ほかの模範となる優れた取組を実施している事業所に授与される特別賞を 30 年度から新設しました。

<認定・表彰式> ⽇時 31 年1⽉ 18 ⽇(⾦)13 時 30 分〜15 時 会場 関内ホール⼤ホール 内容 ⼩林副市⻑による認定証・表彰状の授与、祝辞、講評等 <特別賞> <継続賞>

コラム⑤ ~市内中小企業の地域貢献~

<取組事例> ・ワーク・ライフ・バランス検討会、⼥性活躍部会、ダイバーシティ委員会等の推進体制を設け、そう

した推進体制と、経営者の理念表明の両輪で取組を進める。 ・時間外労働削減のため、ノー残業デーや全社⼀⻫早帰り⽉間を設定。管理職の⼈事考課の評価項⽬に

⻑時間労働の是正を取り込む。 ・年次有給休暇の確実な取得のために、年間⽬標を⽴て、リーダーが毎⽉ミーティングで状況を確認、

フォローする。 ・男性の育児休業取得率の⽬標を設定し、取得促進に取り組む。 ・延⻑保育やベビーシッター等の費⽤を補助する。 ・上司・同僚・部下など、対象者との関係性が異なる複数の評価者による360°評価制度を実施する。 ・資格取得のための受講料・受験料の補助や社外研修受講費⽤の補助により、⼈材育成に取り組む。

向洋電機土木株式会社 全従業員が活躍できる職場の実現に向けて、徹底した働き⽅改⾰に取り組んでいる。先駆的なテレワークの導⼊により、⽣産効率を⼤幅に改善。時間外労働や移動コスト等の削減分を教育や環境整備に充てるとともに、社員のワーク・ライフ・バランスを推進。優秀な⼈材の確保、定着率向上、社員と会社の成⻑という好循環を⽣み出している。

ボッシュエンジニアリング株式会社 「ワーク・ライフ・バランスは最も経済効果の⾼い施策」の理念のもと、多様な働き⽅を実現している。コアタイムなしで利⽤率 100%のフレックスタイムと、事由を問わない在宅勤務制度により残業時間を削減。⼥性メンタリング制度、充実した研修環境など⼈材育成にも熱⼼に取り組む。社員の成⻑を⽀援し、働きやすい環境整備を常に追求している。

30

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経営基盤の強化-経済局以外の事業

<事業・取組のねらいと概要> (建築局営繕企画課)

厳しい経営環境にある市内建設事業者を支援するため、建設関連の団体や企業にアドバイザー(経営専門家

等)を派遣し、経営効率化による経営改善や本業強化を支援するとともに、担い手不足の解消を図るため、若年者

の雇用確保に向けた支援を行いました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

建設関連産業は、東京 2020 オリンピック・

パラリンピックに向けて建設需要が増加する

など、本来業務が活性化していますが、オリ

ンピック以降の建設需要の減少や、技術者や

専門工などの担い手不足が深刻な問題とな

っています。引き続きアドバイザー派遣の充

実を図り、市内事業者の経営改善や本業強

化に向けた支援を行います。また、企業の採

用担当者を対象とした雇用スキル向上セミナ

ーや建設関連企業による就職面接会を実施

するなど、引き続き若年者雇用の促進を支援

していきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

30 年度 29 年度

アドバイザー団体派遣 14 件 17 件

アドバイザー企業派遣 10 件 25 件

就職フェア来場者 118 人 125 人

就職フェア参加企業 40 社 43 社

○アドバイザー派遣:主なテーマ

・経営セミナー・マーケティング、人材育成、安全衛生など

○若年者雇用対策

・人材確保の専門企業と協働した雇用スキル向上セミナー

・建設関連就職フェア(面接会・会社説明会)の実施

<改善の取組>

・就職フェアの来場者を増やすため、市営地下鉄への中吊り広告

の掲出を行うなどの取組を行いました。

30決算額 2,243

29決算額 2,444

32 建設関連産業活性化⽀援事業

<事業・取組のねらいと概要> (健康福祉局保健事業課、経済局ライフイノベーション推進課)

健康経営とは、従業員等の健康保持・増進の取組を企業の収益性等を高める投資として捉え、従業員等の健康

づくりを経営的な視点から考え、戦略的に実践することです。健康経営の概念を幅広く普及させるため、健康経営に

取り組む事業所を、横浜健康経営認証事業所として認証します。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

○健康経営に取り組む機運は高まりつつある

ものの、健康経営はまだ新しい概念であるた

め、市内企業、特に中小企業に向けて、普及

啓発を継続していく必要があります。

〇協定を締結した民間事業者等と連携し、健

康経営の概念を幅広く普及させ、健康経営

に積極的に取り組む企業等を増やしていきま

す。

○セミナーなどを通し、健康経営の取組の継

続やステップアップのためのポイントを周知

し、市内企業の健康経営を後押ししていきま

す。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

横浜健康経営認証制度は、健康経営に取り組む事業所を後押

しするため、28 年度に創設した制度です。

〇認証事業所数

30 年度 29 年度

応募事業所数 202 63

認証事業所数 199 57

中小企業数 137 33

小規模事業者数 64 13

〇健康経営セミナー等の開催、専門家派遣

よこはま健康経営会議等を開催し、具体的な健康経営の取組

事例などを紹介しました。

また、横浜健康経営認証事業所に専門家派遣を行うなどし、市

内事業所の健康経営の取組を支援しました。

30決算額 2,801

29決算額 868

※健康経営は、NPO 法人健康経営研究会

の登録商標です。

33 横浜健康経営認証制度

31

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経営基盤の強化-経済局以外の事業

○横浜健康経営認証制度 <30 年度の横浜健康経営認証事業所(199 事業所)>

うち中⼩企業基本法の中⼩企業の定義にあてはまる市内事業所 137 事業所

<認証事業所における健康経営の取組⽀援>

認証事業所における健康経営の取組を⽀援するため、保健師、栄養⼠等の専⾨家を派遣し、従業員向けの⾷⽣活、運動、禁煙⽀援等の講座を実施しています。 (30 年度派遣実績 51 回)

コラム⑥ ~市内中小企業の健康経営の取組と支援~

<認証事業所の取組事例>

・建設現場での社員の安全を確保するため、⾎圧計を購⼊し、定期的に社員の⾎圧を測定している。

・社内全員で話し合って、みんなで取り組み、全社禁煙とした。 ・業務時間中は着席していることが多いため、運動のきっかけに、社員

でチームを作り、スポーツ⼤会に参加した。運動だけでなく、コミュニケーションの形成にもつながっている。

・健康課題を解決する⽬標を⽴て、健康機器の導⼊、環境に適した制服の導⼊、セミナーの開催や社内報での健康情報の発信等を実施した。また、取組の結果を振り返り、次の取組に向け検討している。

<よこはま健康経営会議について>

市内事業所の⽅々が「健康経営」に積極的に取り組むことができるよう、よこはま健康経営会議を開催しました。認証事業所による健康経営の具体的な実践事例の発表や、健康経営を⽀援する企業に御協⼒いただいて健康経営等に関するサービス・製品を紹介し、具体的な取組を⽀援しています。

<展示コーナーの様子> <展示コーナーの会場> <事例発表の様子>

32

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経営基盤の強化-経済局以外の事業

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(都市整備局地域まちづくり課)

【課題と令和元年度以降の対応】

34

⼦育て家庭応援事業 (ハマハグ) 29決算額 8,396

35

5,82530決算額

【課題と令和元年度以降の対応】

【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

<改善の取組>

⼈権施策推進事業(企業向け⼈権啓発講演会)30決算額 822

 企業の人事・労務担当者等を対象に、人権意識の向上を図り、働きやすい職場環境づくりや人材確保・活用につなげることを目的に、企業向け人権啓発講演会を開催しました。

日 時:31年1月29日(火)14:00~16:40会 場:横浜情報文化センターテーマ:「誰もがいきいきと働ける職場づくり~経営戦略から見た人権 異文化や性の多様性を認め合う~」内容:外国人労働者、性的少数者、ダイバーシティについて

29決算額 359

参加者:120人(90社) 参加者から「外国人雇用の背景や諸外国との違い、今後の展望等が明確で、今後の事業計画に活用したい」「誰もが働きやすい職場環境を整えることの重要性が理解できた」「企業の社会的責任というより、企業の存続に関わることだと理解できた」等の意見が寄せられました。

【事業内容】(市民局人権課)

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

  人材不足の解消や経営改善につながるような、より関心の高いテーマを設定し、集客増を図りました。

テーマ設定にあたっては、企業の関心事を事前に調査し、人材確保や経営改善にもつながるよう、事業内容の更なる充実を図ります。

(こども青少年局子育て支援課)

資源集団回収促進事業 29決算額

 更なる利用促進を図るためには、事業周知や関係団体との連携、協賛店舗・施設の拡大が必要です。地域子育て支援拠点との連携を広げるとともに、様々な広報媒体を活用した周知に取り組んでいきます。

30決算額 545,597

 小学生以下の子どものいる家庭の方や妊娠中の方が、ハマハグに協賛している店舗・施設で登録証(ハマハグカード)を提示すると、入店の際のちょっとした心配りや、授乳室などの安心・便利な設備や備品の提供、お得な割引など、子育てを応援するさまざまなサービスが受けられます。 協賛店舗・施設が自らのアイデアで子育てを応援するサービスを提案いただくことにより、「まち全体で子育てを見守る」という社会的気運の醸成や、「子育てにやさしいまちヨコハマ」という新たな横浜の魅力づくりを目指しています。

30年度末の協賛登録数は4,544件です。企業規模の大小を問わず登録があり、事業者からは、「お子様連れに喜んでいただき、イメージアップにつながった」などの声が寄せられています。また、地域子育て支援拠点(4区)と連携した働きかけにより、地域に根付いた協賛店拡大に取り組みました。

<改善の取組> 地域子育て支援拠点との連携強化や、29年度末に開発したアプリの周知・広報活動を実施した結果、アプリからの利用登録が10,644件あり、web登録全体としても前年度比約1.7倍の16,782件と大幅に増やすことができました。

【課題と令和元年度以降の対応】

550,117

36

(資源循環局業務課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 自治会・町内会などの登録団体と資源回収業者の自主的な減量・リサイクル活動である資源集団回収を促進しており、現在、家庭から回収場所に出される古紙・古布については、全て資源集団回収によって回収業者が回収しています。 登録団体の活動を通じた地域コミュニティの活性化はもとより、回収システムの安定化のため市況価格の変動を勘案した奨励金を交付することで、市内中小企業である資源回収業者の経営基盤の安定に寄与しています。

〇実施団体数:4,291団体、 回収量:159,064t 回収業者奨励金交付額:29,218千円〇交付対象回収業者数:146社

<改善の取組> 回収業者が効率的に回収を行えるよう、登録団体に分別・排出方法についての啓発を実施しました。

【課題と令和元年度以降の対応】 より効率化が図れるよう、登録団体に排出方法等について引き続き啓発を実施します。

30決算額 56,325【6,195】

地域まちづくり推進事業、まちづくり誘導調整事業 29決算額 55,637【7,909】

37 ※【 】は区配額

【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 地域まちづくり推進条例に基づき、商店街の賑わい形成や工業団地における中小企業の操業環境の維持等を目的とした地区計画、建築協定、地域まちづくりルールの策定等の支援をしています。

 建築物の用途規制等のルールづくりやルールの運用支援等により、当該地区の商店街としての賑わいを形成し、又は工場の操業環境を維持することで、中小企業の事業活動の円滑化、活性化を推進しました。

<改善の取組> 引き続き、ルールの運用等、継続的なまちづくりの取組を支援していきます。

マンション等の立地による商店街の賑わいの欠如や工場の操業環境の悪化等といった課題に対応するため、引き続き商店街や工業団地等におけるまちのルールづくり等を支援していきます。

33

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経営基盤の強化-経済局以外の事業

⼦育て中の⽅(⼩学⽣以下の⼦どものいる家庭の⽅)、妊娠中の⽅が、ハマハグに協賛しているお店・施設で登録証を⾒せると、ちょっとした⼼配りから、安⼼・便利な設備・備品の提供、お得な割引・優待まで、⼦育てを応援するさまざまなサービスを受けられる仕組みです。ハマハグでは、 3種類のスポット情報を登録してもらっています。

○モットスポット⽴ち寄り⼤歓迎など、ちょっとした⼼配りで、「モッ」と⾏きたくなるお店︕

○ホットスポット授乳スペース提供など、⼦育てにやさしい設備・備品の提供で「ホッ」とするお店︕

○グットスポット通常料⾦から○%引きなど、お得な割引・優待で「グッ」とくるお店︕

<アプリ> 29年度末に導⼊したアプリにより、協賛店舗の検索が利⽤者の現在地から探せるよう

になり、ホームページへアクセスして検索する⼿間を省くことができました。また、登録証を持ち歩かずに済むようになり、スマートフォンを活⽤する⼦育て世代の登録数が増加していき、1万⼈を超える新規利⽤者の登録につなげることができました。

<利⽤者の声> ・「意外な店が⼦育て家庭に利⽤しやすい店であることを知った」 ・「ハマハグをきっかけに協賛店舗・施設を使うようになった」

≪アプリトップページ≫

コラム⑦ ~子育てにやさしいまちヨコハマを目指して~

34

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経営基盤の強化-経済局以外の事業

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(水道局技術監理課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 「公共工事の品質確保の促進に関する法律」や「横浜市中小企業振興基本条例」などの趣旨を踏まえ、市内工事事業者と連携し、次世代の担い手育成や技術力向上に向けた取組を実施します。

 「工事安全研修」や「工事安全大会」のほか、「東京ガス体験型事故防止研修」を開催しました。また、(一社)横浜建設業協会主催の「横浜市土木工事技術・安全講習会」や横浜ウォーター(株)主催の「水道工事施工監理研修」などに講師を派遣し、関係機関と協力した取組を実施しました。

<改善の取組> 災害時における協定を締結している(一社)横浜市建設コンサルタント協会ほか3団体を対象に水道局の管路研修施設の見学会を開催しました。

【課題と令和元年度以降の対応】 水道局の重要なパートナーである市内工事事業者においては、経験豊富な技術者が定年退職し、技術力の維持が難しい状況であるため、今後も連携し、工事事業者の担い手の更なる育成や技術力向上の支援をしていきます。

30決算額 97

市内⼯事事業者の技術⼒向上⽀援 29決算額 0

41

(水道局給水維持課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 毎年、指定給水装置工事事業者を対象に関係法令や設計・施工技術、お客さま対応等に関する講習会を開催します。

 横浜市指定給水装置工事事業者数(30年10月31日現在):2,288者、うち市内中小企業者1,212者

 講習会には、新たに横浜市の指定を受けた指定給水装置工事事業者91者のうち37者(うち市内中小企業者19者)の受講がありました。

<改善の取組> 事故防止に関する事例や、水道法改正に伴う更新制度の説明、また、更なるサービス向上を促進させるため、お客さま対応の講習内容の充実を図りました。【課題と令和元年度以降の対応】 水道法改正に伴い、令和元年10月から指定給水装置工事事業者の更新制度が導入されるため、従来の指定事業者講習会に加え、更新手続きの際に講習会を開催し、事業者の資質の向上を図ります。

30決算額 22

横浜市指定給⽔装置⼯事事業者を対象とした講習会の開催 29決算額 0

40

149,969国際コンテナ戦略港湾推進事業38

【事業内容】(港湾局物流運営課)

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 航路補助制度の実施により、30年は北米1航路、中南米2航路の開設もあり、コンテナ取扱個数が304万個となり、6年ぶりに300万個を上回りました。

<改善の取組> 30年度のコンテナ貨物集貨支援事業は、横浜川崎国際港湾株式会社に一元化することで、より効果的な集貨体制を整えるとともに、利用者の利便性向上を図りました。本市は、国の補助事業への一部負担や東日本各港湾等との連携に向けた協定締結など、集貨活動への支援を行いました。

30決算額 419,295

客船寄港促進事業 29決算額

30決算額 300,000

 国際コンテナ戦略港湾として、横浜港への貨物集約を促進するため、基幹航路である北米・欧州航路の維持拡大や、国際フィーダー航路網の拡充などに対する支援を実施しました。 こうした取組を通じ、横浜港へ輸出入貨物を集貨することで、物流に携わる市内中小企業に広く経済波及効果をもたらしました。

29決算額

【課題と令和元年度以降の対応】 国内企業の海外生産の進展やアジア主要港の躍進など、横浜港を取り巻く環境は厳しさを増していますが、横浜川崎国際港湾株式会社を中心に貨物集貨策を実施し、横浜港及び市内経済の活性化を進めていきます。

116,448

39

(港湾局客船事業推進課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 客船の寄港は、給油・船用品等の需要を発生させるとともに、乗船客による消費や客船を見に集まった観光客などの消費を喚起させるなど、地域経済に様々な効果をもたらします。 そこで横浜港では客船寄港を促進するため、各種インセンティブを活用し客船運航会社等に誘致活動を行うとともに、寄港した客船に対する歓迎事業の実施やシャトルバスの運行等のサービスを提供しています。

これらの取組により、市内中小企業の事業活動の活性化につなげています。

30年の客船寄港数は合計168回でした。そのうち横浜港を発着とするクルーズは108回で、発着港としては日本一(アジアで4位)となりました(クルーズライン国際協会調べ)。

<改善の取組> 増加するベイブリッジを通過できない超大型客船を大黒ふ頭で安定的に受け入れるため、客船ターミナルを31年4月に供用しました。また、地元企業を中心とする企業グループが整備を進める新港ふ頭客船ターミナルが令和元年秋に完成する予定です。山下ふ頭では引き続き既存上屋を活用し、客船を受入れていきます。

ターミナルの整備が進み、ふ頭の受入機能が強化される中、クルーズ旅客を市内経済の活性化につなげることが重要です。庁内横断的なプロジェクト等により、市内事業者と連携し、クルーズ旅客を対象としたサービスを提供することなどについて取組を進めています。

【課題と令和元年度以降の対応】

35

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経営基盤の強化-経済局以外の事業

(単位:千円)30決算額 0

2,857

 市営交通沿線地域の活性化を目指して、商店街イベントとのタイアップ等や、交通局が持つ様々な広報媒体による商店街の魅力発信、横浜市商店街総連合会主催の「ガチシリーズ」をPRしています。

29決算額

〇イベントタイアップ等:商店街イベントでのミニバス・ミニ地下鉄の運行などの連携、駅構内や中吊り広告等でのイベント告知ポスターの掲出。〇商店街の魅力発信:沿線情報誌「ぐるっと」、局Facebook等での商店街の紹介。〇「ガチチャーハン!」のPR: 地下鉄の中吊り広告・バス車内の窓上広告・沿線情報誌等を活用したPR。

<改善の取組>

沿線商店街の魅⼒発信42

【事業内容】(交通局プロジェクト推進課)

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

 一方通行の商店街情報の発信で効果が見えにくかったCATVによる商店街紹介を見直し、実際に商店街に足を運んでいただけるイベントとのタイアップなどの取組を実施しました。

【課題と令和元年度以降の対応】ラグビーW杯やオリ・パラなどの大規模イベントや共通のテーマを活用した

取組を進めることで、商店街をつなぎ回遊性を高め、市営交通沿線地域の更なる活性化を目指します。

36

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経営の革新-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ものづくり支援課)

市内の中小製造業の方が経営改善や競争力強化のために行う、高効率な生産設備の導入や工場の新築・増築

などに対し、経費の一部を助成しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

令和元年度は、生産性向上特別措

置法(30 年6月施行)の成立を受けて実

施している先端設備等導入計画の認定

を継続するとともに、これと本補助金を

連動させることで、設備投資による中小

企業の計画的な生産性向上を支援しま

す。

昨年度までは、中小企業の製造業の

みを助成対象としていましたが、令和元

年度からは個人事業主も含めた全業種

に助成対象を広げ、利用しやすい制度

とします。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

30 年度 29 年度

中小製造業設備 投資等助成 34 件

187,620 千円

30 件 147,230

千円

うち、CO2 削減に資する設備投資への助成

22 件 128,380

千円 20 件

101,302 千円

〇小規模事業者の利用実績

18 件・利用企業全体に占める割合 52.9%

○利用企業の声

・設計から組立まで高付加価値の提案営業が可能となった。

・納期短縮、外注費削減により売上・利益とも向上した。

・品質向上と生産能力の向上につながった。

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ものづくり支援課)

中小企業における付加価値の高い技術・製品の開発や、市場規模の拡大が見込まれる新たな事業分野への取組を

促進し、成長力、競争力の強化につなげるため、研究開発経費への助成や販路開拓に向けた支援を実施しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

中小企業の中には、研究開発に割く

人員や資金が限られているところが多

く、日々の業務に追われ研究開発が後

回しにされやすい現状にあります。

中小企業がより効果的に付加価値の

高い技術や製品づくりが行えるよう、制

度の見直しを進めます。また、交付対象

外となった企業を含め、企業サポートの

充実や他事業との連携に努めます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

30 年度 29 年度

中小企業新技術・新製品開発促進助成 11 件 13 件

販路開拓支援事業認定 15 件 12 件

トライアル発注型 1件 3件

販促活動支援型 14 件 9件

〇小規模事業者の利用実績

【助成金】4件・助成企業全体に占める割合 36.4%

【販路開拓】8件・認定企業全体に占める割合 53.3%

〇利用企業の声

・研究開発に挑むきっかけになり開発の幅が広がった。

・取引先からの信頼度が増した。

<改善の取組>

申請区分を調査・研究・開発の各段階に分けるなど、中小企業にと

って、更に使いやすい制度としました。また、販路開拓支援事業で行

政現場での試用と導入実績として企業の販促活動につなげるトライ

アル発注型では、効果的なマッチングを進めることにより5区局で認

定商品の導入が実現しました。

43 SBIR 中⼩企業新事業・新製品開発促進事業 30決算額 86,358

29決算額 98,713

30決算額 188,507

29決算額 148,033

<開発事例>

44 中⼩製造業設備投資等助成事業

37

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経営の革新-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ものづくり支援課)

市内中小企業の製品開発や販路開拓を支援するため、ものづくりコーディネーターが中小企業を訪問し、技術力

などの把握を通して、大手企業や大学等との技術連携や技術移転等の促進を図りました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

中小企業の多くは、資金や専門人材

などの経営資源に限りがあるため、自社

だけで新たに大手企業等の連携先を探

すことは困難な状況にあります。

令和元年度は、コーディネーターを増

員するとともに情報共有の体制を強化し

ます。IoT、健康・医療、環境・エネルギー

などの成長分野も

含めて、引き続き

マッチングにより

ビジネスチャンスに

つなげていきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

(事業主体:(公財)横浜企業経営支援財団)

主な指標・実績 30 年度 29 年度

コーディネーター派遣件数 905 件 812 件

マッチング件数 288 件 243 件

○事例

・IT 企業とのマッチングによる工場での目視検査の自動化

・大手企業と中小企業とのマッチング(1×N)

・中小企業同士のマッチングによる新製品開発

<改善の取組>

29 年度より開始したIoT 等分野のマッチングについて、コーディネー

ターの体制を強化することで、近年関心の高まっている IoT 等の分野

への対応の充実を図りました。

30決算額 30,887

29決算額 33,330

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ものづくり支援課)

企業間の連携を促進し、市内中小製造業の共創力強化につなげるため、市内の中小製造業を中心とするグルー

プが行う、販路拡大及び新分野進出等のために必要な技術力向上や人材育成等の取組を支援しました。

また、横浜発祥の全日本製造業コマ大戦は、中小製造業を元気にする取組として中小製造業の技術力等を発信

しています。ものづくり人材の育成や地域の活性化にも寄与することから、この取組を支援しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

チーム de ものづくり応援事業では、

申請要件を見直し、更に制度利用者

の拡大を図る制度へ移行します。

コマ大戦への支援では、次世代を担

う高校生や子どもたちへものづくりの楽

しさを伝える取組として、引き続き高校

生コマ大戦や、子どもコマ大戦などの

支援を行っていきます。

また、世界コマ大戦を通じてものづく

りの素晴らしさ

を世界に発信

していきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

・チーム de ものづくり応援事業 補助金交付実績

30 年度 29 年度

3件 600 千円 2件 337 千円

・子どもアドベンチャー「コマを作って対戦しよう」を実施

(参加者:小学生 115 人)

・神奈川県高校生コマ大戦を実施(参加者:9校 31 チーム、来場者:

1,000 人)

○利用企業の声

・互いの製造技術、販売手法などを研鑽し、家具の共同開発・製作・販

売を行うことができた。

・企業間連携の促進や人材育成、人材採用の足掛かりとなった。

<改善の取組>

神奈川県内初となる高校生コマ大戦を、市内中小企業等と開催し、

高校生にものづくりの楽しさを伝えるとともに、地元ものづくり企業の技

術者や他校との交流を通じて、将来のキャリア・進路を思い描くきっか

けを提供しました。

46 中⼩製造業の連携と共創⼒強化への⽀援 (チーム de ものづくり応援事業、コマ⼤戦への⽀援) 30決算額 900

29決算額 871

<事業案内パンフレット>

<世界コマ大戦の様子>

45 横浜ものづくりコーディネート事業

38

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経営の革新-経済局事業

写真右︓横浜バイオテクノロジー株式会社 取締役研究開発部⻑ ⼩倉 ⾥江⼦⽒

横浜ビジネスグランプリは、2003 年より開催している、国内最

⼤級のビジネスプランのコンテストです。書類審査、プレゼン審査を勝ち残った起業家は、横浜ランドマークホールで⾏われるファイナルイベントで、プレゼンテーションを⾏う権利を獲得できます。

横浜ビジネスグランプリ 2019 は、117 件の応募の中から、⼀般部⾨・学⽣部⾨合わせて 10 ⼈がファイナルへ進出しました。その中で、横浜バイオテクノロジー株式会社 取締役研究開発部⻑ ⼩倉 ⾥江⼦⽒が「次世代型植物活性化剤の探索・評価サービス」を発表し、グランプリ開始以降初めて、⼥性で最優秀賞を受賞しました。さらに、⼀般部⾨優秀賞、⼥性起業家賞、学⽣部⾨優秀賞、オーディエンス賞の全てを⼥性が受賞し、⼥性の活躍を感じさせる内容となりました。

横浜ビジネスグランプリ 2020 は、2020 年2⽉に開催を予定しています。これからの横浜経済を盛り上げていく新たな担い⼿の発掘と起業家たちの優れたビジネスプランの発表に⼤いに期待しています。

<事業・取組のねらいと概要> (経済局経営・創業支援課)

事業拡大を目指すベンチャー企業に対し、ビジネスパートナーとのマッチング機会を提供する「横浜ベンチャーピ

ッチ」の開催や、成長段階におけるベンチャー企業に対し、豊富な経験・知識を有する支援人材が企業の個別課

題解決やアドバイス等の伴走型支援を行うなど、ベンチャー企業の成長・発展を支援しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

ベンチャー企業への成長・発展に向けた

支援を実施する中で、支援後の企業のフォロ

ーや状況把握が課題であったため、「横浜ア

クセラレーションプログラム」において、過去

支援実績のある企業の現状等のヒアリングを

実施します。

また、起業を目指す方や成長・発展を目指

すベンチャー企業に、より多く支援策を活用

していただくため、成長ステージに合わせた

様々な支援メニューについて、Web サイトや

紙媒体等で幅広く情報発信を行っていきま

す。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

○ベンチャー企業ビジネスパートナー発掘支援事業

「横浜ベンチャーピッチ」の開催

・登壇企業数:19 社(うち市内企業 13 社)

・開催回数:4 回

○ベンチャー企業成長支援プログラム事業

ベンチャー企業への伴走型支援

・支援数:8社

○創業促進助成金

・交付数:11 件(すべて小規模事業者)

<改善の取組>

横浜ベンチャーピッチについて、ベンチャー企業のビジネスパー

トナーとのマッチング機会の創出を更に促進するため、開催回数

を年2回から4回に増やしました。

30決算額 15,019

29決算額 13,707

47 創業・発展⽀援事業

コラム⑧ ~横浜ビジネスグランプリ 2019 の開催~

39

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経営の革新-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局経営・創業支援課)

女性の視点を活かした新たな需要の創出につなげるため、起業に関する相談対応や先輩女性起業家のアドバイ

スが受けられるメンター事業等を実施しました。また、スタートアップオフィス「F-SUS よこはま」を運営するとともに、

「横浜ウーマンビジネスフェスタ」の開催や市内百貨店等との連携により、学び・つながり・発信の場を提供しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

スタートアップオフィス「F-SUS よこはま」

について、入会時から事業計画書の提出を

促し、入会後事業進捗報告会や契約更新時

の面談等で、インキュベーションマネージャ

ーや女性起業家支援チームのアドバイスを

受けながら、その事業計画書を更新していく

ことで、事業の推進のための継続的な支援を

行います。

また、市内の百貨店等と連携した「輝く女性

起業家プロモーション事業」については、連

携店舗を増やすことで、更なるビジネスチャン

スの創出につなげます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

※(1)~(3)の支援主体は、(公財)横浜企業経営支援財団

(1)女性起業家相談件数:1,016 件 新規創業件数:25 件

(2)スタートアップオフィス「F-SUS よこはま」の運営

30 年度末会員数:38 人(定員 38 人)

(3)女性起業家メンター事業:支援者数 4人

(4)横浜ウーマンビジネスフェスタ開催:来場者数約 350 人

※横浜女性ネットワーク会議と合同開催

(5)輝く女性起業家プロモーション事業

市内百貨店及び大型商業施設6店舗で実施

<改善の取組>

「輝く女性起業家プロモーション事業」にて、マッチングの機会を

増やすためバイヤーが商品等を見られる展示会を開催しました。

30決算額 26,350

29決算額 36,39748 ⼥性起業家⽀援事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局経営・創業支援課)

中小企業で働く女性の活躍を推進するため、経営者層の意識啓発につながるセミナーを実施したほか、指導的

な役割を担う女性社員を育成する女性活躍チャレンジ実践講座を開催しました。また、女性活躍推進について社内

環境等の改善に係る費用の一部助成や、課題を抱える企業への専門家派遣なども実施しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

本事業により、女性活躍を推進すること

が、人材確保につながる重要な経営戦略で

あることを、中小企業に認識していただき、女

性活躍推進の普及に努めています。今後

は、女性活躍推進法の法改正を踏まえ、普

及啓発に留まらず、「一般事業主行動計画」

の策定や実践するまでの支援を行っていきま

す。

また、助成金事業については、支援対象を

拡充し、女性に限らず、多様な人材の確保・

定着に向けた柔軟な働き方への環境整備を

支援することで、人手不足の解消につなげて

いきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

○女性活躍推進セミナー・チャレンジ実践講座等

・公開セミナー 参加者数:80 人

・業界別セミナー 参加者数:102 人 (建設、介護・福祉、製造)

・女性活躍チャレンジ実践講座(全4回) 参加者数:延べ 65 人

・女性活躍推進フォーラム 参加者数:71 人

○女性活躍推進助成金:件数 18 社(小規模事業者割合:17%)

○専門家派遣事業:支援数 12 社

○女性が輝く企業情報発信事業:「Career小町」掲載社数8社

<改善の取組>

公開セミナーでは、先進的な取組を行う市内中小企業に、取り

組んだきっかけや効果を講話いただき、参加者が女性活躍推進

を始める上での実践的な学びにつなげることが出来ました。

30決算額 15,232

29決算額 16,470

49 中⼩企業⼥性活躍推進事業

40

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経営の革新-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ものづくり支援課)

独自の技術やノウハウ等の知的財産を活かし経営に取り組み、成長を志向する企業を「横浜知財みらい企業」と

して認定するとともに、知財コンサルティングや展示商談会出展等の販路開拓、資金調達などを通じ、知的財産を

切り口とした経営を支援しました。

(単位:千円)

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

○横浜知財みらい企業支援事業(事業主体:(公財)横浜企業

経営支援財団)

・認定企業:105 社

・横浜知財みらい企業交流会:2回

○横浜知財みらい企業知的財産活動助成金:27 社

○知財セミナー等開催:2回

〇小規模事業者の利用実績

53 件・認定企業全体に占める割合 50.5%

<改善の取組>

企業の知的財産活動の要望に応じて柔軟に対応できるように

するため、知的財産活用促進助成金と販路開拓支援事業助成

金を「知的財産活動助成金」として一本化し、新たに知的財産

権の取得への助成も対象に追加しました。

<課題と令和元年度以降の対応>

横浜知財みらい企業支援事業については、

(公財)横浜企業経営支援財団を事業主体と

し、認定企業相互の交流に加え、市内へ誘致し

た企業との交流の場を設けるなど、ビジネスマッ

チングを促進しました。

令和元年度は、横浜ものづくりコーディネート

事業と連携し、知的財産を活用したマッチング

を支援し、ビジネスチャンスにつなげていきま

す。また、経営における知的財産の有効性を

普及啓発するため、

新たに、市内中小企業

に対してセミナーを開催

します。

30決算額 11,811

29決算額 13,654

50 知的財産戦略推進事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局国際ビジネス課)

海外市場の新規開拓や拡大を目指す市内中小企業を対象に、外国企業との商談の機会をより多く創出すること

を通じて海外市場の開拓につなげることを目的に、海外展示商談会の出展経費の一部を助成しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

(公財)横浜企業経営支援財団、ジェトロ横

浜、横浜商工会議所等と連携して、広く市内

企業へのPRを実施し、幅広い広報を実施し

ます。

事業利用企業を

対象としたアンケートや

他団体の類似事業を

参考にするなど、一層

ニーズに沿った事業

としていきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

〇実績・成果

支援企業数 14 社

(うち小規模事業者は5社、全体に占める割合 35.7%)

平均助成額 16.7 万円/1社

〇企業の声

・自社製品のPRや認知度向上に役立った。

・次年度以降もこの制度を活用して、海外展開を図りたい。

<改善の取組>

経済局の他事業関係企業などを含め、本事業を積極的に周知

したことで、幅広い企業の事業展開や過年度からの継続した展示

会出展等につなげることができました。

30決算額 2,347

29決算額 3,98351 海外展⽰商談会出展⽀援事業

<事業チラシ>

41

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経営の革新-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局国際ビジネス課)

海外進出を目指す市内中小企業に対して、専門家によるアドバイスの実施や、海外進出事業化可能性調査経費

への助成により、海外市場への展開を支援しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

多くの市内中小企業の海外展開を支援で

きるよう、事業のチラシを活用するなど、制度

を更に広く周知します。

今後も、より効率的に多くの企業に対して

支援を行ってまいります。

〇30 年度の具体的な実績

・海外進出支援事業:支援対象企業数3社

・海外市場開拓支援事業:支援対象企業数 13 社

(うち小規模事業者は7社、全体に占める割合 53.8%)

〇企業の声

・輸出の基礎を教えていただいた。

・国別規制や税制等幅広い知識をアドバイスいただける。

<改善の取組>

海外市場開拓支援事業の実施主体を(公財)横浜企業経営支

援財団へ移管し、他事業も含めて対応することで、ワンストップで

企業の海外展開を支援しました。

30決算額 5,425

29決算額 -

52 海外展開⽀援助成事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局国際ビジネス課)

横浜グローバルビジネス相談窓口等による相談、新興国等の企業ニーズと市内企業のニーズのマッチング等によ

り、市内企業の海外ビジネスを支援しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

横浜グローバルビジネス相談窓口におい

て、海外展開に関する相談を広くワンストップ

で受け付けます。相談窓口では、経済局だけ

でなくジェトロ横浜等関係機関の支援メニュ

ーも紹介するなど、より個別企業の状況に寄

りそった支援を目指します。

また市内企業と海外企業ニーズとのビジネ

スマッチングにおいては、マッチング件数を

増加させるだけでなく、市内中小企業の実利

に結びつくよう、質を意識したマッチングを実

施していきます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

〇30 年度の具体的な実績

横浜グローバルビジネス相談窓口相談件数:557 件

海外企業ニーズ収集件数:101 件

市内中小企業と海外企業ニーズのマッチング(※)件数:56 件

※具体的に商談が行われている状態

<改善の取組>

海外ビジネスマッチングサポートデスクによる海外企業ニーズ

収集のほか、(公財)横浜企業経営支援財団の上海事務所や独

立行政法人中小企業基盤整備機構等とのネットワークを活かした

連携による事例創出に注力しました。

30決算額 14,176

29決算額 -

53 国際ビジネス⽀援事業

<事業チラシ>

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経営の革新-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局新産業創造課)

企業や大学等が集積する本市の強みを生かして、研究開発型の企業・人材を更に呼び込み、次世代産業を創出

する独自の仕組みを構築します。また、この取組を本市の魅力として国内外にアピールし、企業誘致・立地につなが

るビジネスエリアとなることを目指します。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

30 年度の調査等から、次世代産業創出を

目指すベンチャー企業や起業家等を支援す

る仕組みが求められている事が明らかになり

ました。

令和元年度は、業務委託により関内地区

でベンチャー企業成長支援のプログラム及び

拠点の運営を開始します。本取組を通じて、

企業や大学、専門家や投資家等の支援によ

り、次世代産業創出を支援する仕組み(エコ

システム)を創出し、国内外に横浜ビジネスエ

リアの魅力を発信し、更なる企業や人材の集

積を目指します。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

「イノベーション都市・横浜」を宣言し、企業・大学等と連

携して、技術者・研究者、起業家等の人材の交流やオープン

イノベーションなどにより次世代産業を生み出すビジネスエ

リアの構築を目指した取組を進めました。

(1)イノベーション人材交流イベント等の実施

主催イベント(4回)・共催イベント(1回)(計5回)

(2)ベンチャー企業支援者に関する調査(アンケート調査)

(3)参加者(社)拡大に向けた発信(WEB サイト、リーフレット作成)

30決算額 6,058

29決算額 ‐

54 次世代産業創出事業

〇「イノベーション都市・横浜」宣⾔ 近年、みなとみらい 21 地区を中⼼に、企業の研究

開発拠点が集積し、また隣接する関内地区にはベンチャー企業や起業家が集まりつつあります。

組織を越えて⾰新的なビジネスを創出するオープンイノベーションが求められる中で、市内に⽴地する⼤学、研究機関等も含めた交流・連携の機運が⾼まっています。 こうした状況を受けて、31 年 1 ⽉、林市⻑は、起業家、企業のエンジニア、新規事業担当者などのイノベーション⼈材 250 ⼈とともに、市内企業や⼤学等との連携により、街ぐるみで⼈材交流やビジネス創出などに取り組む「イノベーション都市・横浜」を宣⾔しました。

〇今後の主な取組 <ベンチャー企業成⻑⽀援拠点の開設>

イノベーションや経済成⻑の担い⼿となるベンチャー企業・起業家を国内外から集め、成⻑を⽀援する拠点を関内地区に開設します。国内外のベンチャー企業⽀援者や市内企業・経営者等によるサポートにより、横浜発の新ビジネス創出を促し、企業や投資の呼び込み、雇⽤の創出、ビジネスエリアの活性化につなげます。 <横浜のイノベーション環境の魅⼒発信事業>

企業の「研究開発拠点」や、「MICE 主催者」などと連携し、来街者が横浜のイノベーションやテクノロジー、さらには伝統の技能等を楽しみながら体感できるイベントや、プロモーション、テクニカルビジットを、ラグビーワールドカップ2019™開催期間を中⼼に連続的に実施します。

<「イノベーション都市・横浜」宣言> <横浜ガジェットまつり>

コラム⑨ ~イノベーション・エコシステムの構築~

43

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経営の革新-経済局事業

<事業・取組のねらいと概要> (経済局新産業創造課、ものづくり支援課)

横浜経済の強みである「ものづくり・IT産業の集積」を活かし、29 年4月に立ち上げた「IoT オープンイノベーショ

ン・ パートナーズ(I・TOP横浜)」を本格稼働させ、参画企業の交流・連携、プロジェクト推進、人材育成、IoT 等を

活用した新たなビジネス創出、中小企業のチャレンジ支援や社会課題の解決に取り組みました。

(会員数 401 社・団体 30 年度末時点)

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

中小企業の人手不足や生産性の問題は

依然として課題となっており、IoT に関する取

組を更に促進していく必要があります。令和

元年度は補助制度を拡充し、IoT 導入の補

助に加えて、生産性向上に寄与する IT 導入

も補助対象とし、中小企業の生産性向上を更

に後押しします。

また、企業の新たなビジネス展開支援につ

ながる企業間の交流連携を促進するため、

新たにプロジェクト創出を目的としたマッチン

グイベントを実施します。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

中小企業の IoT 活用に向け、製造業と IT 系企業の交流連携

を目的としたマッチングイベント等を実施するとともに、IoT

導入の補助制度や展示会出展等の支援を行いました。

(1) 中小企業とIoT関連企業との交流・連携促進

マッチングイベント(2回)・IoT 導入企業視察会(2回)

(2)補助金による支援

・IoT導入スタートアップ補助金 (14 件)

・I・TOP横浜プロジェクト支援補助金 (2件)

<改善の取組>

中小企業のIoT活用や新規プロジェクト創出を促進するため、

新たに2つの補助金制度を創設しました。

30決算額 35,887

29決算額 43,250

55 IoT推進産業活性化事業

○事業概要 横浜経済の強みである「ものづくり・IT 産業の集積」を活かし、29 年4⽉に⽴ち上げた「IoTオープンイノベーション・ パートナーズ(I・TOP 横浜)」を推進し、参画企業の交流・連携、プロジェクト推進、⼈材育成に取り組み、IoT 等を活⽤した新たなビジネス創出、中⼩企業のチャレンジ⽀援や社会課題の解決を⽬指しています。 ○今後の取組について (1) 企業、団体間における交流・連携促進(ビジネスマッチングやプロジェクト創出イベント等) (2) ラグビーワールドカップ 2019™・TICAD7に合わせたプロモーション (3) 個別プロジェクト⽀援(中⼩企業の⽣産性向上や先端的技術を活⽤した個別プロジェクト創出への⽀援) (4) 中⼩企業セキュリティ対策・⼈材育成⽀援 (5) ビジネス展開⽀援(展⽰会にて市内企業のIoT 製品・サービスの販路開拓⽀援等)

○中⼩企業⽀援の具体的取組 中⼩企業の IoT 活⽤を促進するため、中⼩企

業の IoT 導⼊現場の視察や実践者へのヒアリング等を⾏い、市内中⼩企業へ⾝近な導⼊事例に触れる機会を提供しました。

また、中⼩企業の⽣産性向上につながる IT・IoT 製品やサービスの事例紹介を⾏う、マッチングイベントを開催しました。

<導入事例視察会> <マッチングイベント>

コラム⑩ ~IoT オープンイノベーション・パートナーズ(I・TOP 横浜)の取組~

44

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経営の革新-経済局事業

○中⼩・ベンチャー企業向けイベント事例

○海外バイオクラスター連携推進事例

<事業・取組のねらいと概要> (経済局ライフイノベーション推進課)

横浜から、健康・医療分野のイノベーションを持続的に創出していくことを目的とし、産学官金が連携して取り組む

ためのプラットフォームである横浜ライフイノベーションプラットフォーム(LIP.横浜)を推進しました。企業・大学・研究

機関で構成するネットワークから革新的なプロジェクトを生み出すとともに、中小・ベンチャー企業等に対する製品化

に向けた支援を行い、新技術・新製品の開発を促進しました。(会員数 227 社・団体 30 年度末時点)

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

横浜から健康・医療分野の革新的なプロジ

ェクトを創出し、製品化につなげていくために

は、企業のニーズを的確に捉えた支援策を

講じることが必要です。

このため、支援の場づくり、大手企業等と

のマッチングや資金調達の機会創出、国内

外の展示会出展・販路開拓など、中小・ベン

チャー企業の状況に応じた支援を行います。

また、ニーズの高い研究開発初期におけ

る助成に注力し、他支援策との相乗効果を高

めるため、支援機関と一層連携を図ります。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

〇大手企業ニーズ説明会(約 30 人)、横浜市内大学シーズ発表

会(約 110 人)、医療機関の臨床ニーズマッチング会(約 35

人)、事業計画策定支援セミナー(約 130 人)、異分野大手企業

とのマッチング会(約 220 人)の開催

〇マッチング支援(302 件)、プロジェクト創出(43 件)

〇米国サンディエゴの起業家支援組織との連携プログラム実施

に関する基本協定の締結

<改善の取組>

中小・ベンチャー企業向けのセミナーやイベント開催等、きめ細

かな個別支援を行うとともに、BioJapan や海外でのイベント、ミーテ

ィングの機会を活用し効果的なプロモーションを実施しました。

56 横浜ライフイノベーションプラットフォーム推進事業 30決算額 145,369

29決算額 71,484

○今後の取組について

コラム⑪ ~横浜ライフイノベーションプラットフォーム(LIP.横浜)の取組~

異分野⼤⼿企業とのマッチング会「オープンイノベーションカンファレンスⅣ」(31 年2⽉8⽇)を開催。 ⼤⼿企業からニーズ等の発表を⾏ったほか、パネル展⽰を⾏い、中⼩・ベンチャー企業やアカデミアとのマッチングにつなげました。

31 年4⽉、みなとみらいに健康・医 療 関 連 ベ ン チ ャ ー ⽀ 援 拠 点「LIP.YOKOHAMA BIBLIO(ビブリオ)」を開設しました。

健康・医療分野の研究開発やビジネスに携わる中⼩・ベンチャー企業、研究機関、⼤学等の⽅々に御利⽤いただけます。今後、アクセスの良さや拠点の特性を⽣かし、積極的にセミナーや交流会などを開催します。

ライフサイエンス産業の先進地域サンディエゴの起業家⽀援組織 CONNECT と連携プログラムの実施に関する基本協定を締結。(31 年 2 ⽉ 25⽇)

本協定に基づきメンタリングプログラムを実施し、中⼩・ベンチャー企業の海外との連携を⽀援します。

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経営の革新-経済局事業

<事業概要> 令和元年 10 ⽉の消費税率引上げが、住⺠税⾮課税者や⼦育て世帯の消費に与える

影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起・下⽀えすることを⽬的に、 横浜市プレミアム付商品券を発⾏します。 ●購⼊対象者 ・令和元年度住⺠税⾮課税者(約 51 万5千⼈) ・28 年4⽉2⽇〜令和元年9⽉ 30 ⽇までに⽣まれた⼦が属する

世帯の世帯主(⼦の数︓約 10 万⼈) ●発⾏単位 1冊当たり使⽤可能額 5,000 円(500 円券 10 枚綴り、購⼊額 4,000 円)

※最⼤5冊まで購⼊可能 ●発⾏総額 約 154 億円(最⼤)(うち、プレミアム分約 31 億円) ●使⽤可能期間 令和元年 10 ⽉1⽇(⽕)〜令和2年3⽉ 31 ⽇(⽕) ●使⽤可能店舗 市内に事業所を有する⼩売店、飲⾷店、サービス業、医療・介護サービス業など ●発⾏者 横浜市プレミアム付商品券実⾏委員会 ((⼀社)横浜市商店街総連合会・横浜商⼯会議所・横浜市町内会連合会 ・(福)横浜市福祉サービス協会・⾦沢区地域⼦育て⽀援拠点・横浜市で構成)

<事業・取組のねらいと概要> (経済局商業振興課) ※【 】は区配額

商店街のインバウンド効果獲得に向けて、ウェブサイト・リーフレットにより、商店街の情報を多言語で発信するととも

に、海外インフルエンサー等を招へいし、SNS 等を通じて、商店街の魅力を発信してもらうなど、新たな集客につなげ

る取組を行いました。

また、消費者が商店街に期待するサービスである宅配・出張販売・送迎により、消費者の利便性を向上させ、新た

な顧客の獲得や商店街の活性化のための取組を支援しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

商店街セールスプロモーション事業では、

ラグビーワールドカップ 2019™などの国際的

大規模イベントを通じて、ウェブサイトやリー

フレット等により、商店街の魅力を訪日外国

人に発信します。

商店街宅配・出張販売・送迎支援モデル

事業では、各商店街が抱える課題・地域ニー

ズに対応し、地域、行政が一体となってきめ

細かな支援をしていく必要があります。

商店街活性化のための区・局・事業者等

連携事業では、先進的な技術やアイデアで

商店街を一緒に盛り上げていく多様なパート

ナーとの連携を図り、更なる商店街の魅力向

上に取り組みます。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

〇商店街セールスプロモーション事業

29 年度に開設した訪日外国人向けウェブサイトの内容の拡充、

多言語リーフレット(日本語・英語・フランス語・中国語(繁体字)・

中国語(簡体字)・韓国語)の配布、海外インフルエンサー等によ

る商店街ツアー(計3回)を実施しました。

〇商店街宅配・出張販売・送迎支援モデル事業

高齢者施設等への宅配・出張販売や近隣住宅地と商店街等と

の間を往復する送迎バスの運行などの取組への支援(計4件)を

新たに実施しました。

<改善の取組>

〇商店街活性化のための区・局・事業者等連携事業

民間企業や専門学校と連携し、IT技術を活用した商店街の魅

力を発信するなど、商店街の活性化に取り組みました。

30決算額 44,170【4,667】

29決算額 49,195【3,757】

57 地域商業魅⼒向上⽀援事業

コラム⑫ ~横浜市プレミアム付商品券~

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経営の革新-経済局事業

1 商店街ベストマッチング事業 空き店舗コンサルティング事業により、 2年で 10 店舗開業︕ <事業概要>

商店街の現状分析や商店街との意⾒交換を踏まえ、コンサルティング事業者等のノウハウを活⽤しながら、店舗所有者への働きかけや空き店舗へのテナント誘致などを⾏いました。 ⻄区の藤棚⼀番街(協)では、「街歩き空き店舗ツアー」を開催しました。空き店舗の内覧、開業希望者と商店街の⽅々との意⾒交換、商店街で開業した⽅との座談会を実施し、商店街の魅⼒を伝えました。 <事業の効果>

「街歩き空き店舗ツアー」を実施した藤棚⼀番街(協)では、当ツアー開催後に3店舗が開業するなど、空き店舗コンサルティング事業を実施した3商店街で計 10 店舗が開業しました(29 年度・30 年度)。

2 商店街宅配・出張販売・送迎⽀援モデル事業 商店街の新たなファンづくり︕ <事業概要> 消費者が商店街に期待するサービスである宅配・出張販売・送迎により、消費者の利便性を向上させ、新たな顧客の獲得や商店街の活性化のための取組を⽀援しました。 30 年度においては、⾼齢者施設等に出向き商店街の店舗の商品(和菓⼦、洋菓⼦、パン、惣菜、⾐類等)を販売する出張販売や、商店街近隣の事業者へのランチ宅配サービスなど4つの取組を⽀援しました。 <利⽤者の声> 各商店街の取組を利⽤された⽅々からは、「商店街を知る良い機会になった」「初めてのお店に出会えてよかった」「また実施してほしい」などの声をいただきました。

また、実施した商店街からは、「普段商店街を利⽤されることが少ない⽅々に対し、商店街の魅⼒のPRや買い物の場が提供できたことで、地域貢献としても成果を感じることができた」との声をいただきました。

コラム⑬ ~商店街振興の新たな取組~

<ツアー当日の様子>

横浜市では、市内の商店街の実態や、市⺠の購買⾏動及び商店街に対する意識を把握する調査を定期的に実施しています。 【商店街実態調査及び消費者購買⾏動意識調査(30 年度実施)より】

<商店街が抱える悩み> ・売上、来街者の減少 ・経営者の⾼齢化 ・魅⼒ある店舗の不⾜ など

<商店街に期待するサービス> ・宅配 ・地域の交流施設 ・低運賃バスの運⾏ など

本市では、こうした資料を踏まえ、様々な商店街の取組を⽀援しており、30 年度は次のような事業を⾏いました。

<出張販売当日の様子>

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経営の革新-経済局事業

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

<改善の取組>

16,525

【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】○BioJapan2018出展

神奈川県・川崎市・(公財)木原記念横浜生命科学振興財団等と共同でパシフィコ横浜で開催されたBioJapan2018へ出展し、市内中小企業等の販路開拓 等に向けた支援を行うとともに、本市の支援施策や取組を紹介しました。

29決算額

 ビジネスマッチングを推進するため、商談を効率的に設定できるシステムの活用方法に関するセミナーを実施しました。(商談件数前年比:158%)

【課題と令和元年度以降の対応】 BioJapanの機会をとらえて、海外の事業者から横浜をパートナーとして選んでもらえるよう、他事業とも連携しながら市内企業のプロモーションを強化し、ビジネスマッチングにつなげていきます。

60

30決算額 17,172

バイオ産業活性化事業61

企業⽴地促進条例による助成事業(中⼩企業分)

【課題と令和元年度以降の対応】 市内中小企業の拡張移転や設備投資を促すため、様々な機会やネットワークを通じて、支援制度の周知に努め、引き続き、設備投資等への支援を行うことにより、市内中小企業の事業機会の拡大につなげていきます。

29決算額

(経済局ライフイノベーション推進課)

125,518

【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

【課題と令和元年度以降の対応】 会場全体の更なる充実を図るとともに、「横浜ものづくりゾーン」の出展者レイアウトの工夫を行い出展者・来場者にとって満足度の高い展示会としていきます。また主催者セミナー等の拡充を図り来場者数の増加に努めます。

・BioJapan2018出展 全体来場者 16,309人神奈川・横浜・川崎パビリオン出展企業等 27社・団体(市内13社、うち小規模事業者出展者数8社)

(経済局企業誘致・立地課)

30決算額 132,876

企業立地等促進特定地域等において、助成金の交付並びに市税の特例等を講ずることにより、企業立地等の促進を図り、併せて、雇用機会の増大及び市内企業の事業機会の拡大を図ることにより、横浜経済の活性化を促進しました。特定地域等(市内13地域、それ以外の市域)【業務系】①みなとみらい21地域②横浜駅周辺地域③関内周辺地域④新横浜都心地域⑤港北ニュータウン地域【工業系】⑥京浜臨海部地域⑦臨海南部工業地域⑧内陸南部工業地域⑨内陸北部工業地域ほか、4地域

 市内中小企業への助成金の交付:10件、市税の軽減措置:7件  [参考] 市内中小企業の認定事業計画の件数:40件 (31年3月現在)

(内訳) 業務系:12件、工業系:28件

<改善の取組> 市内中小企業への個別訪問に加え、不動産事業者や金融機関等を通じて支援制度の情報提供を行い、一層の制度の利用促進に努めました。

(経済局ものづくり支援課)【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

 新技術・新製品の情報発信や新規顧客獲得など、ビジネスチャンス創出の場としてテクニカルショウヨコハマ(工業技術見本市)を神奈川県、公益財団法人神奈川産業振興センター、一般社団法人横浜市工業会連合会と共同で開催しました。同展示会において「横浜ものづくりゾーン」を設置し、付加価値の高いものづくりを志向し実践する市内中小企業の出展を支援しました。

30決算額 24,791

○テクニカルショウヨコハマ2019会期:31年2月6日から8日まで  会場:パシフィコ横浜展示ホールA・B・C出展者数:806社・団体、来場者数:35,354人

<改善の取組> 「横浜ものづくりゾーン」と「I・TOPゾーン」を有機的につなげ、より効果的な展示を行いました。また会場全体のレイアウトを工夫するなど更なる充実を図りました。

・東工大横浜ベンチャープラザ賃料補助  2社・知財専門家及び中小企業診断士を派遣しました。

【事業内容】

<改善の取組>

情報発信・受発注⽀援事業59

各種専門家の活用により、機動的な支援が可能となり、知財セミナー、入居者セミナーの開催や、交流会を通じて、入居者同士の横のつながりの構築を進めました。

【課題と令和元年度以降の対応】 本事業については中小機構、神奈川県、横浜市との間で平成17年6月7日に締結した覚書により実施しています。本事業は、施設運営開始から15年を経過した時点を目途に、事業の継続もしくは終了について検討することとしており、運営開始の平成18年度から15年が経過する令和3年を見据え、事業効果の検証及び今後の展望について検討を行っていきます。

4,885

58

【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】(経済局ものづくり支援課)

30決算額 5,611

29決算額 31,954

 東工大横浜ベンチャープラザ(緑区)の入居企業に対して、インキュベーションマネージャーの派遣や賃料の補助を行い、大学発ベンチャーなどの成長発展に向けた支援を行いました。

⼤学発ベンチャー促進⽀援 29決算額

48

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経営の革新-経済局事業

<横浜経済活性化への協⼒の要請> 認定先企業に対しては、市内企業の事業機会

や雇⽤の場の拡⼤に向けた取組を要請しています。

今回は、後継者となるお嬢さまご夫妻にも ご出席いただき、経済局⻑から株式会社サンユー機⼯の⼩泉社⻑へ、認定通知書を交付するとともに、横浜経済活性化に向けた協⼒を要請しました。

今後も、市内企業の持続的な成⻑・発展を⽀えるべく、まちづくり施策と連動しながら戦略的な企業誘致を進めていきます。

<事業の概要> 横浜市では、⼀定の要件を満たす企業⽴地等事業計画に対し、助成⾦の交付等の⽀援を通じて、企業⽴地等を促進し、市内企業の事業機会や雇⽤の場の拡⼤を図っています。

30 年度は新たに中⼩企業3社の事業計画を認定しました。

<具体的⽀援について〜株式会社サンユー機⼯の例〜> 株式会社サンユー機⼯は、平成2年に東京都⼤⽥区で創業、平成 13 年に都筑区東⼭⽥へ移転してからは、半導体を製造する機械に使う配管部品や、特殊⾦属の製造・販売を営み、従業員9⼈の中⼩企業でありながらも⾼度な技術⼒を有し、この横浜の地で売上を順調に伸ばしてきました。

この度、来年で創業 30 周年を迎えるにあたり、同都筑区内の佐江⼾町にて、部品のみならず 装置製造まで⾏えるクリーンルームを設置した⼯場を、今までの約2倍規模で新設する事業計画を認定しました。(総投資額約4億円、⽀援予定額約 3,300 万円)

<認定通知書交付式での様子>

コラム⑭ ~企業立地促進条例による中小企業支援を通じた横浜経済の活性化~

49

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    経営の革新-経済局事業

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

63

医⼯連携推進事業 29決算額 12,000

62

 市内中小企業にとって課題である新製品開発、販路拡大を支援するため、LIP.横浜の一環として、医療機器メーカー等との商談機会の確保や、展示会等への出展により、臨床現場や研究機関とのマッチング等を行います。

29決算額 5,131

 市内の医療機器分野参入済み企業を中心とした医療機器ビジネス研究会の運営、セミナー開催2回、各種学会出展支援3回、商談会参加支援1回。「Medtec Japan」「COMPAMED」、「中国国際輸入博覧会」に出展し、延べ20社の販路開拓を支援(うち小規模事業者出展者数延べ8社)。

<改善の取組> 「第1回中国国際輸入博覧会」へ横浜パビリオンを初出展し、市内企業の海外販路開拓を支援しました。

10,80030決算額

(経済局ライフイノベーション推進課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 市内事業所の健康経営の取組を推進します。また、健康経営の推進や、超高齢社会の進行により、健康関連産業等の市場規模の拡大が予見されるため、市内企業の当該分野への参入を支援しました。

※「よこはまウェルネスパートナーズ」健康経営の推進や、健康関連ビジネスの創出に向けたオープンなネットワークです。

30決算額 10,283

・市内2か所目の健康経営支援拠点の設置。・「よこはまウェルネスパートナーズ」総会の開催。・介護現場のニーズを基にした市内事業者のビジネス創出等を支援。・市内中小事業者のヘルスケアビジネス参入を支援。

健康経営・ヘルスケアビジネス推進事業

<改善の取組> 現場から把握したニーズを、記者発表や市HPへの掲載によって、広く周知公開し、オープンイノベーションにつなげました。

【課題と令和元年度以降の対応】 「LIP.横浜」の一環として、把握した課題・ニーズと市内企業とのマッチングを進め、ヘルスケアビジネス創出を目指します。また、「よこはまウェルネスパートナーズ」の活動を活性化させ、企業間ネットワークの拡大を目指します。

(経済局ライフイノベーション推進課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 医療・健康分野等において医療機器開発等に取り組む「ものづくり・IT関連企業」に対し、研究開発の推進・販路の拡大等を支援しました。具体的には、医療現場のニーズ収集や大学のシーズなどを紹介するセミナー、商談会・展示会への出展などの支援を行いました。

【課題と令和元年度以降の対応】

30決算額 3,973

MICE関連産業強化事業 29決算額 3,920

64

(経済局新産業創造課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 横浜における事業者のMICE開催力を強化するため、市内で開催される国際会議の実務に対して、具体的な役務やサービスを提供する「モデル事業」に取り組みました。

サステナブル・ブランド国際会議2019横浜シンポジウム実施に関する現場運営を市内事業者により実施する「モデル事業」を行いました。〇モデル事業実施:1回  会議名:サステナブル・ブランド国際会議2019 横浜シンポジウム  参加事業者:34事業者参加者からは「業務を通じて気づきを得られた」「事業を継続してほしい」などの声をいただきました。

<改善の取組> 前年度までの研究会やネットワーク構築の実績を生かし、具体的なモデル事業を実施しました。

【課題と令和元年度以降の対応】 MICE開催の実践の場づくりを引き続き設けるとともに、MICE主催者からの事業者への受注機会の拡大に向けた取組を進めます。

30決算額 10,369

地域間経済交流事業 29決算額 -

65

(経済局国際ビジネス課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 外国政府機関や経済団体等との経済交流を推進することで、市内中小企業のビジネスチャンス拡大を支援しました。また(一社)横浜インドセンターによるセミナー開催や相談対応などの支援を実施しました。

・上海市で経済セミナー実施(横浜・上海友好都市提携45周年記念事業)・第36回横浜上海経済技術交流会議の開催・横浜インドセンターによるセミナー等の開催・横浜インドセンター事業によるインドビジネス支援

<改善の取組> 上海市で実施した経済セミナーでは、横浜市の経済環境の魅力を伝えるなど、投資促進のための交流を強化しました。

【課題と令和元年度以降の対応】 上海市をはじめとした海外との経済交流を今後も推進することで、市内中小企業の海外展開を支援します。

50

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経営の革新-経済局以外の事業

<事業・取組のねらいと概要> (政策局共創推進課)

民間企業等から、公民連携に関する相談・提案を受ける窓口として、共創推進室に「共創フロント」を設置・運用

し、市内の中小企業をはじめ、様々な民間の皆様との公民連携を推進しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

今後も様々な御提案を頂けるよう、市内中

小企業が参加できるフォーラム・ラボ・研究会

等の対話・交流の場を活用し、引き続き事業

周知に努めていきます。

また、民間主体の企業間交流の場とも連

携し、情報の拡散を図ります。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

共創フロントへの提案・実現の実績

30 年度 29 年度 20~28 年度 提案件数 95 件 101 件 624 件

市内中小企業(内数) 11 件 13 件 125 件

実現件数 47 件 39 件 272 件

市内中小企業(内数) 7 件 5 件 55 件

○市内中小企業との主な公民連携事例

・SDGs 貢献型 太陽光発電設置事業 [(株)太陽住建]「横浜発!太陽光発電普及キャンペーン 2020」の一環として

実施する屋上スペースへの太陽光パネル設置事業で、設置作業を通じた障害者等の就労の場づくりや、施設の非常用電源の確保にもつながるため、SDGs(持続可能な開発目標)の複数の目標達成に寄与する取組です。(事業スキームは右図参照)

<改善の取組>

包括連携協定企業・民間のネットワーク組織との連携や、リビングラボなどの対話の場を通じて、案件形成につなげました。また、共創フォーラムや各種業界の会合等、市内中小企業が参加する様々な機会を捉えて共創フロントの周知に取り組みました。

30決算額 -

29決算額 -

施設オーナー 太陽住建 屋上スペース貸出

<メリット>

・維持管理費用の削減

・一定期間後にパネル

無償譲受

<SDGs 貢献型 太陽光発電設置事業スキーム図>

<メリット>

・太陽光パネルの設置場所

の確保、売電

・障害者就労の場づくりに

よる地域貢献

太陽光パネルの設置

横浜市地球温暖化対策

推進協議会・横浜市

マッチング・事業 PR

66 共創フロント事業

<事業・取組のねらいと概要> (国際局国際協力課)

新興国諸都市の都市課題の解決支援と市内企業のビジネス機会の拡大をねらいとして、公民連携による国際技

術協力に取り組んでいます。30 年度は、Y-PORT センター公民連携オフィスを拠点にして、企業の海外展開を促進

するためのワークショップや新興国諸都市での市内企業との都市開発フォーラム、国際会議などを実施しました。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

市内企業が海外インフラビジネスの形成に

取り組む際には、海外都市・企業とのビジネ

スマッチングの機会や、本市が持つ行政ノウ

ハウとの連携が必要です。

今後は、国際会議等を活用したビジネスマ

ッチング機会の拡大や海外インフラに関する

市内企業との合同勉強会を行います。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

30 年度には市内企業が、6件の調査・実証事業に着手したほ

か、次の2件が事業化の段階に進展しました。

・ベトナム・ハノイ市エンサ下水処理場建設事業(JFE エンジニ

アリング株式会社)

・タイ・スマート工業団地開発計画支援コンサルティング事

業((一社)YOKOHAMA URBAN SOLUTION ALLIANCE

(YUSA))

市内企業の実績 23~29 年度 30 年度 計

調査・実証事業の件数 49 6 55

事業化件数 6 2 8

<改善の取組>

海外諸都市との都市開発フォーラムを開催するとともに、外部

専門家が海外で協議に参加するなど、市内企業と海外都市との

インフラビジネスに関する協議を促進しました。

30決算額 68,975

29決算額 64,421

<ベトナム・ダナン市における都市開発

フォーラム(市内企業を含む 22 社が参加)>

67 公⺠連携による国際技術協⼒事業(Y-PORT 事業)

51

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経営の革新-経済局以外の事業

(単位:千円)

30決算額 29,427

29決算額 28,998

Y-PORT 事業では、新興国の都市課題の解決⽀援と市内企業のビジネス機会の拡⼤を⽬的として、 海外都市が抱えるインフラニーズと市内企業が有する技術のビジネスマッチングを進めています。

⾦沢区で産業廃棄物のリサイクル業を営む(株)グーンは、フィリピン中部の都市圏メトロセブでのビジネスマッチングに参加し、現地での廃プラスチックによる環境汚染への対策について模索してきました。その後、横浜市、国際協⼒機構(JICA)や環境省及び(公財)地球環境センター等の⽀援のもと、29 年から現地⼯場の操業をしています。

これまでの実績が評価され、このたびフィリピン国内のセメント製造⼤⼿企業とのリサイクル燃料使⽤に関する契約に⾄りました。この契約により当社⼯場で製造された燃料が、現地で安定的に利⽤されることになりました。

市内中⼩企業の海外事業が、セブにおける循環経済を構築し、埋⽴量削減による持続可能な廃棄物処理の確⽴、廃プラスチックによる海洋汚染の防⽌、さらに地球温暖化対策に貢献しています。また、現地でのリサイクル産業における雇⽤創出にもつながっています。

<ごみが⼭積みの最終処分場> <分別によるリサイクル促進>

<リサイクル燃料使⽤に関する契約> <現地⼯場とリサイクル燃料>

コラム⑮ ~中小企業の海外展開事例 (Y-PORT 事業)~

68 創造的ビジネス・コーディネート事業

<事業・取組のねらいと概要> (文化観光局創造都市推進課)

創造的産業の振興を図るため、市内中小企業の技術力とクリエーターのアイディアをかけあわせた商品の開発や

販路開拓などを進めています。専門的知識を有する「コーディネートチーム」による生産現場での商品開発支援や、

販路開拓機会を拡充するための売場の設置などの中小企業支援に取り組みました。

<課題と令和元年度以降の対応>

創造的産業の振興をより効果的に進めるた

め、経済局との連携を図るとともに、様々な産業

とクリエーターの創造性をかけあわせた付加価

値の高い商品開発・販路開拓等の支援や活動

に対する助成を行います。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

市内中小企業の技術力とクリエーターのアイディアをかけあわ

せた商品開発・販路開拓のコーディネートを行いました。

・市内中小企業への訪問(8社)

・メールマガジンの発行

・展示会(アンビエンテ 2019)への出展(12 商品)

<改善の取組>

開発した商品の販路開拓機会を拡充するため、30 年度から新

たにクリエーターの創造性を生かした商品を販売する売り場「クリ

エーターグッズ・ショップ」を設置しました。

設置場所 : 赤レンガ1号館 ほか4か所

設置期間 : 30 年8月8日から 31 年3月 31 日まで 商品開発例

Blister Clock

クリエーター

グッズ・ショップ

52

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経営の革新-経済局以外の事業

<事業・取組のねらいと概要> (文化観光局観光振興課)

横浜ならではのおみやげ等の認定をしている“ヨコハマ・グッズ「横濱001」”のブランド育成を支援しています。

“ヨコハマ・グッズ「横濱001」”の会員の多くは市内中小企業であり、企業単独では困難な販路拡大への支援や商

品PRの機会を創出することで、中小企業支援に取り組んでいます。

(単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

横浜のおみやげブランドである“ヨコハマ・

グッズ「横濱001」”の認知度やブランド価値

を向上することが課題です。

30年度の第18期(令和元年度~2年度)認

定審査会で認定した特色ある189商品につい

て、その魅力をPRしていくとともに、販売促

進や販路拡大を支援していきます。

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

○会員企業数

主な指標・実績 18期(R元~2年度) 17期(29~30年度)

会員企業数

(うち中小企業数)

95社

(85社)

100社

(84社)

○販路拡大支援及びPRの実施状況

・新聞、フリーペーパー、WEB、TVK「ハマナビ」等でのPR(通年)

・グッズ紹介入り「あかいくつ」バスマップの配布 (6万部)

・市営「ぶらり赤レンガBUS」の全広告枠にポスター掲出 (2両)

<改善の取組>

・第18期認定審査会における認定商品の絞り込み

・事業者連携(大手スーパー等)での取扱い開始 (2店舗)

・会員企業同士の商品開発連携 (1件)

30決算額 2,763

29決算額 3,251

<事業・取組のねらいと概要> (文化観光局 MICE 振興課)

MICEの誘致・開催支援及びMICE関連産業の育成を目的とした事業です。

国際会議等のMICE開催に伴う支援メニューを市内関連事業者から調達することで、市内経済の振興に寄与す

るとともに、横浜の特色を活かしたMICE拠点都市の確立に向けた施策の一つとして推進しました。

70 MICE 誘致・開催⽀援事業(MICE 開催応援プラン) (単位:千円)

<課題と令和元年度以降の対応>

市内MICE関連産業の育成をより一層推

進していくためには、MICE開催応援プラン

の物品、サービスの調達について、市内中小

企業からの割合を高めることが必要です。今

後、市内中小企業から更に調達できるよう、

支援制度の見直しを図ります。

【30 年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

市内で開催されるMICEに対して、市内中小企業等から調達し

た物品やサービスを現物で支給し、MICE開催を支援しました。

(支援件数:54 件)

<改善の取組>

市内外の大学や研究機関における説明会やPR・セールス活

動、MICE主催者等を対象とした説明会を開催し、MICE開催応

援プランの周知を行いました。

・大学説明会・PR活動(25 回)

・研究機関訪問(14 回)

・横濱山下MICE招待会(30 年5月 17 日、10 社 33 名)

・横浜 MICE 説明会(31 年3月 20 日、41 社 86 名)

30決算額 21,319

29決算額 22,382

69 ヨコハマ・グッズ「横濱001」育成⽀援事業

53

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経営の革新-経済局以外の事業

(単位:千円)

(単位:千円)

30決算額 2,532

 市内産農畜産物を活用し、地産地消に貢献するビジネスへ取り組む意欲のある市内中小企業や新規創業者等を対象に2か年にわたって支援を行いました。1年目は育成講座によるビジネスプランの策定を、2年目には事業化に向けた補助金交付や事業の実施に向けた専門家による相談対応等の支援を行いました。

29決算額 4,219

 30年度は、29年度に選定した5事業者に対し、事業開始にかかる補助や、専門家の相談対応により支援を実施しました。■小規模事業者への支援状況等

実績:5事業者

【課題と令和元年度以降の対応】 市内中小企業等が関心を持ち、育成講座への応募につながるよう、事業のPRをより効果的に進めるとともに、意欲の高い市内中小企業等による市内産農畜産物の付加価値の向上につながる新たな地産地消ビジネスの創出を支援します。

<改善の取組>

地産地消ビジネス創出⽀援事業71

【事業内容】(環境創造局農業振興課)

【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】

 令和元年度から1件あたりの補助金上限額を増額(60万円から100万円)し、これまでよりも多種多様な事業に支援できるよう見直しを行いました。

30決算額 26,458

横浜⽔ビジネス協議会の運営による市内企業の海外展開⽀援 29決算額 19,172

72

(環境創造局下水道事業マネジメント課・水道局国際事業課)【事業内容】 【30年度の具体的な実績・成果、市内企業の声等】 協議会の運営を通じて市内企業の水環境に関する多様な技術や、横浜市の上下水道の運営実績などを海外の水ビジネス展開に生かすため、情報共有、意見交換、プロモーションなどを行い、中小企業を含む市内企業の海外展開の支援を行いました。

 横浜水ビジネス協議会会員数(31年3月31日現在):171会員、うち市内中小企業55社

 海外研修員受入等の機会を捉えたビジネスマッチングや情報提供などを実施(30回)したほか、国際展示会等に出展(5回)しました。このうち、会員企業の水ビジネス展開のために海外で実施したセミナーでは、ベトナムのホーチミン市で1社、ハノイ市で5社が技術をPRしました。

<改善の取組> 会員企業にヒアリングやアンケートを実施して、求められている支援について再検討し、プレゼンテーション等の機会を増やしたほか、企業の海外展開支援に資する情報提供の充実を図りました。

【課題と令和元年度以降の対応】 会員企業が海外水ビジネスの案件を受注できるよう、国やJICA等と更に連携を図り、海外への現地調査や現地でのセミナーの開催、横浜への視察団に対するプレゼンテーション等の機会を提供し、より一層海外展開を支援します。

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地域特性を踏まえた区における主な取組

(単位:千円)

(単位:千円)

○神奈川区商店街スタンプラリー(30年10月~12月)(地域振興課)<事業の目的・概要>  区内商店街と店舗への来街機会創出を目的としたスタンプラリーを実施。区内商店街推薦の46店舗をはじめとする全加盟店の3か所で買物や食事をして応募した方に、市・区ゆかりの企業からの協賛グッズを抽選でプレゼントしました。  また、区内を4つのエリアに分けて、加盟店・商店街の利用券等の協賛品が当たるエリア賞や、区のキャラクターである「かめ太郎」のグッズが当たるかめ太郎賞を設け、より多くの方が参加したくなる内容としました。

<30年度実績> 区内ほぼすべての商店街に参加していただいたことで、普段あまり周知されていない商店街・個店の存在や魅力について、一定の認知を図ることができました。 応募総数:854人 商店街マップ配布部数:14,000部

【市内企業等の声】<参加店舗・応募者からの声>・ラリーがきっかけでお客様と話す機会が増えてよかった。・商店街を訪れるきっかけになった。・知らないお店を知ることができて良い。

29決算額 3,369【1,753】

【主な事業と取組内容】

神奈川区2

・イベントでは課外授業の一環として地元小学校による模擬店も出店し、ステージ、コンサートも大盛況で活気ある商店街のイメージづくりができました。

・商店街と地域の人々が協力して活動することを通じて、街への愛情ももちろんですが、商店街会員同士の付き合いもより深まるきっかけになりました。

※【 】は区配額

30決算額

○商店街魅力発信支援事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 商店会と周辺地域団体等が連携して実施するイベントに対して助成金を交付し、支援しました。また、この助成金は、イベントを通して地域コミュニティを醸成し、商店会・地域の活性化を図ることを目的としています。 <30年度実績>

①つくの商店街協同組合「秋の交通安全 自転車マナーアップ運動」

②尻手銀座親交会「尻手銀座商店街 夜店」③小野町通り共栄会「ハロウィン・スタンプラリー」

○商店街活性化イベント助成事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 商店会が中心となり、地域とのふれあいを深め、にぎわいを創出するイベントに対して、助成金を交付し、支援しました。 <30年度実績> 6商店会に利用していただきました。①鶴見銀座商店街(協)  ④豊岡商店街(協)②尻手銀座親交会 ⑤つくの商店街(協)③生麦南仲通り商栄会 ⑥本町通商店街(協)

1,436【1,136】

<つくの商店街(協)>つくの盆踊り大会

<尻手銀座親交会>

3,401【1,657】

【市内企業等の声】

※【 】は区配額

【主な事業と取組内容】

ハロウィン仮装イベント

30決算額 1,950【1,133】29決算額

1鶴⾒区

<『商店街かめ太郎ラリー ガイドマップ』区内23商店街とスタンプラリー協力店舗を紹介>

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地域特性を踏まえた区における主な取組

(単位:千円)

(単位:千円)

〇中区商店街魅力アップ事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 現在の商店街を取り巻く環境は、店主の高齢化や後継者不足等のほか、大型商業施設の進出による顧客の減少など、厳しい状況が続いています。このような現状を受け、地域社会の発展に貢献してきた中区の商店街が、さらに魅力を増し賑わうことを目指し、商店街活性化に向けた支援を行いました。<30年度実績>(1)商店街広報活動事業(地域振興課・区政推進課)・商店街HP随時更新・商店街PR動画の作成・放映(本牧・山手エリア10商店街)・広報よこはま・なか区版における商店街PR(各月77,000部発行) 特集「春 桜と楽しむ商店街」(31年3月) 商店街うんちくツアー(30年8月、11月)(2)商店街連携モデル事業 商店街と子どもをキーワードに、商店街と区内小学校が連携したイベント「小学生の商店街お仕事体験」を開催しました。(30年11月、小学生約90人、商店街12店舗)(3)中区民祭り「ハローよこはま」への商店街ブース出店 30年10月7日、「Hello商店街」の名称で8商店会から8ブース出店。 ガチ!シリーズ金賞店の参加など、区内商店会が様々な趣向を凝らしたブースを展開しました。

【市内企業等の声】・商店街PR動画により、商店街の新たな一面を知ってもらうことができた。・「ハローよこはま」の商店街ブースに出店することにより、多くの人に商品を見てもらい、商店街の魅力を伝えることができた。

6,263【5,386】29決算額 8,732【7,337】

※【 】は区配額

【主な事業と取組内容】

中区4

30決算額

〇商店街を核とした賑わい創出事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 西区には、横浜駅及びみなとみらい21地区等の横浜最大の商業施設のほか、開港以来保土ケ谷道や横浜道沿いに発展してきた地域の商店街があり、閉店等により規模が縮小する等、活性化が課題となっています。 大規模イベント開催時など来街者が増加する機会を捉え、商店街と地域、また企業と連携した次の事業等を実施することで、新旧市街地の交流を促し、まちの賑わいを創出しました。<30年度実績>・西区サイクルマップの発行  発行時期:31年3月、発行部数:5,000部・西区商店街バレンタインスタンプラリー  参加店舗等:8商店街118店舗、参加人数:757人  協賛等企業:17団体・アフリカ学校(NPO法人アフリカヘリテイジコミティー)  実施時期:30年7月22日及び8月19日、参加人数:18組36人・キッズスクール(日本KFCホールディングス株式会社)  実施時期:30年9月16日(午前低学年、午後高学年) 参加人数:30人

○商店街活性化イベント助成事業(地域振興課) 西区は25の商店街で構成されています。商店街振興の一環として「横浜市商店街活性化イベント事業補助金」として、次のとおり支援を行いました。<30年度実績>・イベント数 :6・商店街数 :9商店街・補助金額 :1,697千円

・(スタンプラリー)幅広い年齢層の方に御来店いただき、商店街を知ってもらういい機会となった。・(サイクルマップ)「ポケットサイズ」が持ち運びに便利で、区内や商店街のPRにつながっている。・(キッズスクール)実際に調理することで、お店が気を付けていることや、食を提供することの大切さを体験出来て良かった。

30決算額 4,274【1,697】29決算額 2,816【1,438】

※【 】は区配額

3⻄区

【主な事業と取組内容】

【市内企業等の声】

<スタンプラリー冊子等>

<サイクルマップ(表面)>

<商店街PR動画>

<「ハローよこはま」への商店街ブース出店>

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地域特性を踏まえた区における主な取組

(単位:千円)

(単位:千円)

○港南区まちゼミ支援(地域振興課)<事業の目的・概要>  区内商店街の活性化と地域とのつながり創出を実現するため、港南区まちゼミ実行委員会が主催する「港南区まちゼミ」を後援し、研修会の開催や広報ちらし作成、広報活動などを支援しました。<30年度実績>事前研修:区役所会議室にて実施(30年8月)まちゼミ: 港南区内 4商店街及び2大型店舗にて実施(30年11月) 商店主等が講師となり、お客様に役立つ専門知識、情報を伝える少人数制のゼミナールを、57店舗74講座実施し、473人の受講がありました。 ○商店街活性化イベント助成事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 区内商店街の活性化と地域とのつながり創出を実現するため、商店街が中心となって実施しているイベントを支援しました。<30年度実績> 商店街等が開催する9件のイベントに助成金を交付しました。(主なイベント)・港南区ひまわりの花絵画コンクール:港南区商店街連合会と区役所が共催(30年7~9月) 区内及び近隣区在住の小学生及びひまわりを介して交流のある宮城県大崎市の小学生を対象に、区の花「ひまわり」を題材にした絵を募集し、優秀作品(30点)を表彰しました。(応募総数:948点)  また、入賞作品を区内の商店街(会)と市営地下鉄上大岡駅構内等に掲示しました。

【市内企業等の声】<まちゼミ参加店舗アンケートから>・まちゼミによって新たなお客様とつながりを持てた。・普段御来店されていないお客様も多く、まちゼミが来店のきっかけや店舗の周知につながったと思う。・初めて子どもゼミをやってみて、子どもに商店街に対する親しみを持ってもらえたと思う。・お客様との距離が近くなった。・地域の方とふれあえたことが良かった。・参加したほかの店舗の店主と知り合え、次回のコラボのお話をすることもできた。

2,870【2,453】29決算額 2,828【2,464】

※【 】は区配額

【主な事業と取組内容】

港南区6

30決算額

5南区

【主な事業と取組内容】<商店街朝市の様子>

 

【市内企業等の声】

〇みなみ商店街いきいき事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 厳しい経営環境にある区内の商店街の活性化と地域のつながり創出を実現するため、商店街の魅力を高める事業として、商店街と協働で商店主が講師となり、実際の店舗においてプロならではのコツや知識を提供し、お店のファンを増やす「まちゼミ」を開催しました。 また、南区の商店街が一同に集結し、商店街の魅力を発信し、活性化させるため「商店街朝市」を開催しました。 このほか、商店街を応援するボランティア「商店街サポーター」を募集し、イベント時などにサポートをいただきました。<30年度実績>・南区商店街朝市 30年6月9日 1,000人 31年2月23日 3,000人(同時開催:防災フェスタ) ※30年10月の商店街朝市は強風のため中止・まちゼミ 31年2月10日~2月28日 参加:22店舗 23講座 156人・商店街サポーター 登録者数 弘明寺商店街8人 横浜橋通商店街3人・商店街活性化イベント助成 4商店街6イベント

〇魅力ある商店街づくり事業(地域振興課) 南区の商店街の魅力を市民等にPRするため、商店街プロモーションビデオを製作しました。弘明寺商店街、横浜橋通商店街ほか6商店街を紹介しています。賑わいあふれる商店街の様子から、隠れた名店まで、MCの軽快なトークとともに楽しむことができます。

<商店街朝市>・とても賑わっているので、他の商店主も誘いたい(商店)。・定期的に開催してほしい(来場者)。<まちゼミ>・問合せが多く、すぐに予約が埋まった(参加店舗)。・入りづらかった店に入る機会になった(参加者)。・プロのポイントを教えてもらえた(参加者)。・とてもためになった。友達も誘えばよかった(参加者)。

30決算額 3,379【1,818】29決算額 3,106【 889】

※【 】は区配額

<

まちゼミ講座の様子>

<プロモーションビデオ>

57

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地域特性を踏まえた区における主な取組

(単位:千円)

(単位:千円)

 5,230【2,603】

【主な事業と取組内容】○商店街活性化イベント助成事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 旭区内の商店街が地域の賑わいを創出するために実施するイベントを支援します。魅力ある商店街づくりや商店街の活性化を促進することを目的とする事業で、各商店街が地域の特性を生かしたイベントを実施しました。<30年度実績> 区内商店街が事業を実施(以下、実施月順に記載)・希望が丘商店会「希望が丘商店会フェスティバル」(30年4月)・左近山ショッピングセンター「夏まつり」(30年7月)・ショッピングタウンわかば わかば会「第38回若葉台夏まつり」(30年7月)・二俣川銀座商店会 「二俣川フォルテ祭」(30年8月)・左近山商店連合会「夏まつりPART2」(30年8月)・二俣川商栄会・二俣川銀座商店会・二俣川相鉄ライフ商店会 「第4回よこはま旭区落語・演芸祭り」(30年9月)・白根通り商店会「満月まつり」(30年9月)・鶴ヶ峰商店街協同組合・鶴ヶ峰商栄会 「イルミネーション SNOW ISLAND」(30年11~31年2月)○あさひの逸品事業(区政推進課、地域振興課)<事業の目的・概要> 地域経済及び地域コミュニティの発展を目的として、旭区内で販売されている食べもの、飲みものの中で、特においしいと推薦のあったものや、旭区ならではの特徴のあるものを「あさひの逸品」として認定し、PRしました。<30年度実績>・「あさひの逸品」を追加認定(4品)・取扱店舗を巡るスタンプラリーを実施(30年11~31年2月)・「あさひの逸品」及び商店街冊子を作成(30年10月)

【市内企業等の声】○商店街活性化イベント助成事業・イベントの賑わいをいかに普段の商店街の賑わいにつなげていくかが今後の課題です。

○あさひの逸品事業・スタンプラリーによって、行ったことのない場所へ足を運び、普段購入しないものも購入して、新しい発見がありました。・あさひの名品を知るきっかけとなり、旭区愛が深まりました。

※【 】は区配額

旭区8

30決算額 3,476【2,236】29決算額

○ほどがや商店街元気市(地域振興課)<事業の目的・概要> 地域コミュニティーの担い手である商店街の活性化を図るため、区商店街連合会に加盟する商店が一堂に会して商店街をPRする場を提供し、活性化に取り組む商店街を支援しました。<30年度実績> 区商店街連合会に加盟する商店が、区民まつりや区内商店街のイベントで、ほどがや商店街元気市を開催しました。

<ほどがや商店街元気市>

【市内企業等の声】・身近な商店街だけでなく、区内には様々な商店街があることを知ってもらう機会となった。・広報よこはまや自治会町内会掲示板の商店街イベント情報を見て、わざわざ商品を買いにきてくれた方がいて、賑わいの創出につながった。・区内企業を広くPRすることで、区民に各企業をより身近に感じてもらうことができた。

参加店舗数

30年5月19日

30決算額 1,691【1,370】29決算額 3,324【2,877】

7保⼟ケ⾕区

【主な事業と取組内容】

区民まつり30年10月20日 県立保土ケ谷公園 9

開催日 開催イベント 開催場所

※【 】は区配額

30年11月10日べっぴん

マーケット和田町商店街 3

○横浜西部工業会加盟企業の紹介(地域振興課)<事業の目的・概要> 相鉄線沿線に位置する保土ケ谷、旭、瀬谷区内に製造業建設業等の事業所を有する企業が中心となり結成された西部工業会の保土ケ谷区加盟企業をPRするため、区役所展示スペースでパネル展を実施しました。<30年度実績> 31年1月8日~1月14日に、区役所1階展示スペースにて、事業紹介パネル展を開催しました。加盟企業のうち5社について、製造物等と共に展示し、区内企業の技術力をPRすることができました。

30年8月26日 西谷フェスティバル 西谷商栄会 2

ほどがや花フェスタ 星川中央公園

<「あさひの逸品」及び商店街冊子>

<第38回若葉台夏まつり>

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地域特性を踏まえた区における主な取組

(単位:千円)

【市内企業等の声】

(単位:千円)

【市内企業等の声】

○金沢発!「地元企業活性化」大学連携プロジェクト事業(区政推進課)<事業の目的・概要>(1)LINKAI横浜金沢の認知度向上及び「職住近接」の促進  地元企業と区内大学生との相互理解を促進するための交流会「kanazawa cross meeting」や、大学生や区民の皆様が実際に働く現場を訪れる機会として、地元企業見学会「プレミアム探検ツアー」を実施しました。<30年度実績>・kanazawa cross meeting:30年11月9日開催 参加企業6社(12人)、参加学生20人(関東学院大学、横浜市立大学)・プレミアム探検ツアー:31年2月14日開催 参加企業4社、参加人数16人(大学生、大学教職員、主婦等)(2)工業技術見本市テクニカルショウヨコハマでのPR  テクニカルショウヨコハマにおいて、「横浜市ブース」を所管する経済局と連携し、「LINKAI横浜金沢」とLINKAI横浜金沢に集積している多様な企業のPRを行うとともに、特設ブースにおいて、「AozoraFactory」の活動内容の紹介(ものづくり体験イベント)や地元企業製品等の展示を行いました。(3)Aozora Factoryを通じた魅力発信【経済局からの区配予算により実施】 LINKAI横浜金沢に集積している多様な企業が、自社製品を活用して、ものづくりを体験できるブース等を出展し、「作る・楽しむ・共有する」ことをコンセプトとした企業・大学・行政が連携したワークショップイベントを、30年6月と10月に開催しました。<30年度実績>※第1回目:30年6月2日開催(三井アウトレットパーク横浜ベイサイド)参加団体数33団体、ワークショップ数6、来場者数約750人※第2回目:30年10月20日開催(海の公園なぎさ広場)参加団体数45団体、ワークショップ数22、来場者数約1,700人

○Kanazawa Cross Meeting・会社説明会などを今後開催するとき、今回の学生さんの言葉等活かせそうだなと思った。○プレミアム探検ツアー(参加者)・オンリーワンの技術がたくさんあることがわかった。もっともっと子どもたちなどにも見てもらって、このすごさを知ってもらいたい。○Aozora Factory・各メディアで取り上げられ、「LINKAI横浜金沢」を代表する地域イベントとして認知されている。・準備期間を通じて多様な事業者が協働し、「つながり」を創る場として機能している。

5,106【4,740】29決算額 4,045【3,752】

※【 】は区配額

【主な事業と取組内容】

⾦沢区10

30決算額

9磯⼦区

<商店街朝市の様子>       <いそご商店街MAP>

<レシートラリー(チラシ)>  <商店街活性化事例集>

【主な事業と取組内容】○商店街にぎわいづくり事業(地域振興課) 商店街の魅力の紹介、来街のきっかけ作りを目的に、区役所屋外駐車場等を利用した「商店街朝市」の実施や「いそご商店街MAP」の配布、商店街で買い物をしたレシートを集めるとプレゼントに応募できる「いそご商店街レシートラリー」の実施などを行いました。また、商店街活性化のための取組事例を冊子にまとめて商店会に配布し、各会の施策を考える上で参考としていただきました。

<30年度実績>【商店街朝市の実施(全9回)】 ・延べ来場者数:約62,580人(同時開催イベント来場者含む)  開催チラシは商店街や自治会町内会などで配布し、区商店街 連合会の恒例イベントとして浸透するよう周知を行いました。【いそご商店街MAPの更新・増刷】 ・印刷部数:12,000部【いそご商店街レシートラリーの実施(30年7月1日~9月30日)】 ・応募総数:約3,500通  磯子区が舞台の映画「未来のミライ」とタイアップしたことで、話題 性の向上や応募数の増につながりました。【商店街活性化事例集の作成】 ・配布先:区内15商店会

○商店街活性化イベント助成事業(地域振興課) 地域とのふれあいや賑わいを創出することを目的に、商店街が実施するイベントに対し補助金を交付しました。

<30年度実績> 区商連及び区内7商店会が実施するイベントに対し補助金を交付

商店街朝市の開催やいそご商店街MAPなどの広報が、商店街を知っていただく機会となっています。商店街朝市は区民の方に浸透してきており、今後も継続したいと考えています。レシートラリーは予想を超える応募数となり、買い物のきっかけとなったのではないかと考えています。

※【 】は区配額

30決算額 7,576【4,672】29決算額 4,625【1,646】

<Aozora Factory>

<プレミアム探検ツアー>

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地域特性を踏まえた区における主な取組

(単位:千円)

(単位:千円)

【市内企業等の声】

○足を運んでみよう!商店街事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 区役所と区内の7商店街が一体となって、消費者が区内の商店街を巡り買い物することで地元商店街の魅力を「再発見」してもらい、また、新たな消費者を呼び込むことで地元商店街の活性化につなげていくことを目的とした「緑区商店街ポイントラリー」を開催しました。<30年度実績>・「緑区商店街ポイントラリー」の実施 30年11月10日(土)~16日(金)参加者287人

○緑区商店街活性化イベント助成事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 商店会等が実施するイベント事業に補助金を交付することで、地域とのふれあいや賑わいを創出し、魅力ある商店街づくりと商店街活性化を図ることを目的に実施しました。<30年度実績> 4商店街で実施

○スマートイルミネーションみどり(区政推進課)<事業の目的・概要> LED等によるアート作品の展示を行う「スマートイルミネーションみどり」を、中山駅近隣の商店街、緑新栄会と連携して実施し、商店街のPR、活性化を図りました。<30年度実績> 30年9月28日(金)・29日(土) 来場者約3,500人 ※29日は雨天中止

○足を運んでみよう!商店街事業・近くにこんな店がという発見があって楽しい。・遊び方や賞品など、毎年のバージョンアップを楽しみにしている。・買い物してくれる参加者が増えているので、やりがいがある。

○スマートイルミネーションみどり・アートを通じて、緑新栄会の魅力を発信できた。・緑新栄会を知らない・来たことがない人たちに、足を運んでもらうことができた。

7,262【1,000】29決算額 7,291【1,202】

※【 】は区配額

【主な事業と取組内容】

緑区12

30決算額

【市内企業等の声】

○港北魅力発見事業(区政推進課)<事業の目的・概要> 製造業の事業所数が市内で最も多い区である港北区では、製造業と区民との良好な関係づくりを醸成するため、普段は見ることができない工場を巡る「第7回港北オープンファクトリー」を開催しました。また、同イベントの参加企業とともに工業技術見本市「テクニカルショウヨコハマ2019」に出展することで、「ものづくりのまち港北」としてのPRを行いました。<30年度実績>・第7回港北オープンファクトリー(31年2・3月) 見学先:区内の工場(11か所)、参加者数:267人・テクニカルショウヨコハマ2019出展(31年2月、3企業・団体出展)・広報よこはま港北区版での紹介 1回(31年1月)〇港北区商店街活性化事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 商店街の利用者を増やし活性化を図ること、及び区民の健康づくりの取組として、ウォーキングポイントと連携したイベント「こうほくの商店街 ちょいつまみウォーク」を開催しました。<30年度実績>30年11月24日開催、参加店舗60店舗、参加者727人〇港北区商店街一日体験事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 普段商店街の店舗を利用する機会が少ないとみられる小学生とその保護者を対象に、商店街を知るきっかけづくりとして、商店街の店舗で仕事体験ができるイベント「こうほくの商店街 親子で商店街を楽しもう」を開催しました。<30年度実績>30年7月23日(月)~25日(水)開催参加店舗:7店舗、参加者数:117人

○港北魅力発見事業・参加企業からは「地域の方に会社のことを知ってもらう良い機会。今後も参加したい」などの感想が寄せられました。〇港北区商店街活性化事業参加店舗より「お客様に大変喜んでいただけてよかった」などの感想が寄せられました。〇港北区商店街一日体験事業参加店舗より「今後商店街単位で小学生が主役のイベントを考えたい」などの感想が寄せられました。

30決算額 3,114【 821】29決算額 3,735【1,548】

※【 】は区配額

11港北区

【主な事業と取組内容】

<オープンファクトリーの様子> <テクニカルショウの様子>

<商店街一日体験事業><商店街活性化事業>

<足を運んでみよう!商店街事業「緑区商店街ポイントラリー」>

<スマートイルミネーションみどり>

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地域特性を踏まえた区における主な取組

(単位:千円)

(単位:千円)

○メイドインつづき推進事業(区内中小製造業支援)(区政推進課)<事業の目的・概要> 区内中小製造事業所の優れた技術力、独創的な製品のPR等、販路拡大につながる支援を実施しました。<30年度実績>・テクニカルショウヨコハマ2019への出展支援 31年2月6日~8日 メイドインつづきブース出展 (33社の各社ブースに加え、企業連携による共同製作品の展示を  行う「特別展示スペース」を展開)・企業紹介冊子の発行 39社掲載 2,400部発行・ものづくり体験イベントの開催(区内商業施設) 30年8月18日 子供向けものづくりを体験イベントを開催・企業紹介パネル展の開催(都筑区総合庁舎1階区民ホール) 30年7月26日~8月2日 35社を紹介○商店街魅力発信事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 商店街振興及び魅力の発信により、地域のにぎわいづくりを図る取組を実施しました。また、地元プロスポーツチームと連携することで、事業周知効果が高まりました。<30年度実績>・商店街からのラブレター事業 商店街と区民との交流促進及び商店街利用のきっかけづくりとして利用店舗にメッセージを送ると抽選でプレゼントが当たる企画を実施。プレゼント抽選:年間5回・都筑区商店街連合会と横浜ビー・コルセアーズとのコラボ企画 センター北まつりで買い物をした方に抽選券を配り、抽選で横浜ビー・コルセアーズのグッズが当たる企画を開催。・パネル展示、広報よこはまでの魅力発信 区役所での商店街紹介パネル展示や広報よこはまでのガチシリーズ参加店舗紹介により広報支援を行いました。

【市内企業等の声】○メイドインつづき推進事業・展示会出展企業から「引き合いがあった」「参加企業同士で共同製作に取り組み、展示した製品が商品化につながった」などの声が聞かれました。○商店街魅力発信事業・「商店街のお店を知っていただくきっかけとなっている」などの声が聞かれました。

5,197【1,137】29決算額 3,998【1,325】

※【 】は区配額

【主な事業と取組内容】

都筑区14

30決算額

13⻘葉区

【主な事業と取組内容】

【市内企業等の声】

○商店街・中小企業地域貢献支援事業(地域振興課) 区内中小企業の優れた技術、商店の名品などの認知度向上と、企業・商店が取り組む地域貢献活動が活発に行われるよう、PRを行うとともに、女性起業家向けのセミナーを実施しました。<30年度実績>1 広報よこはま青葉区版でのPR  ガチチャーハン!エントリー店舗紹介・商店街主催夏祭り紹介・冬の商店街イベント紹介2 女性起業支援セミナーの実施  これから青葉区を中心に何かチャレンジしたい女性やすでに活動している女性起業家向けのトークセッション&意見交換会を開催しました。 (1) 開催日:31年3月15日(金) (2) 内容:女性起業家向けのトークセッション・金融機関による「安定経営のポイント」の説明・参加者による意見交換会3 中小企業紹介パネル展の実施 区内の優良企業などを紹介するパネル展を実施しました。 開催日程、場所:31年2月9日~12日、青葉区役所1F展示スペース ○青葉ブランド認定事業(地域振興課) 区民の皆様に御推薦いただいた区内の美味しいお店の中から、認定委員会が「青葉ブランド」を選定し、青葉区の魅力の一つとして発信しています。<30年度実績>推薦店舗募集 :30年 8月1日~9月14日、認定委員会開催 :30年11月8日、認定式開催 : 31年1月27日(東急百貨店たまプラーザ店) ○商店街活性化イベント助成事業(地域振興課) 各商店会が実施するイベントへの支援を行います。<30年度実績> 12商店会に補助金を交付しました。

(女性起業支援セミナー)・良い仲間と知り合えてとても有意義な時間でした。次回も参加したいと思います。・いろんな方のお話しにヒントを頂くことができました。・人脈づくりを頑張ろう!を再認識できてよかった。(青葉ブランド)・青葉ブランドに認定されたことで、お客様からおめでとうなどの声をかけられることが多くなった。

30決算額 4,847【2,572】29決算額 4,928【2,284】

※【 】は区配額

<女性起業支援セミナー>

<青葉ブランド認定式>

<テクニカルショウヨコハマ2019出展>

<商店街からのラブレター事業チラシ> <商店街とプロスポーツチームと

のコラボチラシ>

<中小製造業企業紹介冊子>

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地域特性を踏まえた区における主な取組

(単位:千円)

(単位:千円)

○ほっとイルミネーション(地域振興課) 栄区の玄関口である本郷台駅前の樹木や動物のオブジェに、区内の商店街や企業と協働して、約26,000灯のイルミネーションで彩りました。 [開催期間・会場] 30年12月1日~31年1月31日 本郷台駅前広場 [イベント] ・イルミネーション点灯式:30年12月7日(金) [来場者数]1,500人   栄区商店街連合会による「さかえ汁」の無償配布、模擬店による  飲食物の物販、ミニライブ等 [主催・共催]  本郷台駅前広場活性化推進委員会、栄区商店街連合会、栄区役所 [協力企業]  (株)信光社、石井造園(株)

○にぎわい振興事業(地域振興課) 栄区内の商店街を知っていただき、商店街ににぎわいをもたらすことを目的に「栄区商店街MAP」を作成しました。区内イベントや店舗で配布することで、商店街の認知度が高まるよう取り組みました。 <30年度実績>  栄区商店街MAPの作成(4,000部)

○商店街活性化イベント助成事業(地域振興課) 魅力ある商店街づくり及び商店街の活性化を図ることを目的に、商店会等が実施するイベントに対して補助金を交付しました。 <30年度実績> 3つの商店街のイベントに対し、補助金を交付

【市内企業等の声】・区民の方々だけでなく、イベントに足を運んでいただいた市民の方々に、栄区の商店街の存在を知っていただく良いきっかけとなった。・商店街MAPを配布したことにより、商店街の位置やお店のことを市民の方々に知っていただくことができ、商店街に足を運んでもらうきっかけとなった。

3,047【762】29決算額 2,785【755】

※【 】は区配額

【主な事業と取組内容】

栄区16

30決算額

15⼾塚区

【主な事業と取組内容】

【市内企業等の声】

○とつかものづくり支援事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 中小製造業の振興(販路開拓や雇用維持等)の観点から、地域の高度なものづくり技術や独創的な製品を持つ中小製造業者を知ってもらうため、真摯かつ熱心な事業活動を行う戸塚区内の中小製造業者を紹介しました。<30年度実績>・工場見学会「とつか工場さんぽ」を実施(延べ5社見学、36人参加)・戸塚ものづくり自慢展を開催し、区内中小製造業者13社が出展して技術や製品を広く区民に紹介(約2,000人来場)

○活気あるとつか商店街支援事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 活気に満ちた魅力あふれるまちづくりを目的に、商店街のPRなどにより活気ある商店街づくりを支援しました。<30年度実績>・ビジネススキルや働き方改革に伴う法改正をテーマに、商店街セミナーを開催(26人参加)・戸塚ふれあい区民まつりにおいて、商店街イベントと連携してスタンプラリーを実施

○商店街活性化イベント助成事業(地域振興課)<事業の目的・概要> 地域とのふれあいや賑わいを創出し、商店街の活性化を図ることを目的として、各商店会主催のイベントを支援しました。<30年度実績>・区商連及び8商店会の10イベントに対し、助成金を交付

・地域の身近な事業所が持つ「ものづくり」の技術や理念などを広く知ってもらうには、有意義な取組だと思う。・普段なかなか見ていただく機会の少ない自分たちの仕事を区民の皆さんに見ていただくことができ、また直接話をすることでより興味を持っていただけた。・区民まつりと商店街イベントを連携して盛り上げたことにより、近隣店舗のPRにもつながった。

30決算額 6,040【2,647】29決算額 7,644【2,705】

※【 】は区配額

<戸塚ものづくり自慢展>

<とつか工場さんぽ>

<ほっとイルミネーション>

<栄区商店街MAP>

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地域特性を踏まえた区における主な取組

(単位:千円)

(単位:千円)

○商工業元気アップ事業(地域振興課)<事業の目的・概要>・経済局、地域等との連携を図りながら商店街元気づくりに向けた意見交換を行い、活性化イベントを実施しました。(30年7月 灯篭祭り、30年8月打ち水イベント)・商店街の自主企画事業に対して補助金を交付しました。・商店主が講師となり、専門知識を紹介する「商店街 匠の技講座」を実施しました。・瀬谷区内の中小製造業等を紹介するパネル展を、瀬谷フェスティバル会場で開催しました。<30年度実績>・灯篭祭り(30年7月)  浴衣特典配布、ガチチャーハン!うちわを作成・配布 800枚・打ち水イベント(30年8月) 参加者 100人・イベント補助金の交付 589,000円・商店街匠の技講座 開催数 4講座・区内中小製造業等PRパネル展 参加社数 17社

○瀬谷の魅力発信・名所づくり事業(区政推進課) 「瀬谷の逸品」取扱店舗等を巡るスタンプラリーを実施し、区民に広く瀬谷の魅力のPRを行いました。<30年度実績>スタンプラリーマップ配布 8,000部あわせて広報よこはま瀬谷区版に掲載

【市内企業等の声】・地域や区役所と連携してイベントを実施することで、来街者の増加につながった。・広報よこはま瀬谷区版にも記事が掲載されて、お店を知ってもらうことができ、来客の増加につながった。・商店街 匠の技講座の参加者が、その後もお店に足を運んでくれるようになった。・中小製造業等PRパネル展を開催し、区内の工業について広く区民に知っていただく機会を設けることができた。・今後も瀬谷区全体を盛り上げるような企画を行政と協働で実施していきたい。

5,216【1,244】29決算額 4,817【1,250】

※【 】は区配額

【主な事業と取組内容】

瀬⾕区18

30決算額

17泉区

【主な事業と取組内容】<ウォーキングラリー開催案内と                  商店街紹介(区民ギャラリー)>

【市内企業等の声】

○商店街活性化支援事業(地域振興課) 商店街加盟店舗を増やすための活動及び各商店会が行うプロモーション活動に係る事業で、次のことに取り組みました。【商店街振興・賑わいづくり事業】・商店街の賑わいづくりのため、商店街フラッグの掲出のほか、エコバッグやティッシュを作成し、各種イベントで配布しました。・商店街を知ってもらい、身近に感じてもらうためウォーキングイベントを実施しました。<30年度実績>・ウォーキングラリー(30年9月29日) 参加者約30人

【商店街情報発信支援事業】・商店街マップを作成し、区民ギャラリーへの掲出、イベント時や各商店会で配布しました。

【商店街活性化イベント助成事業】・商店街イベントの広報活動等を支援するため、イベント助成金を支出しました。<30年度実績>・立場フェス(30年10月21日)・にぎわい創出スタンプラリー(30年10月1日~31日)

・商店街の実施している事業を行政が積極的に宣伝してくれている。 ・イベント助成金の補助があるため、広報費を多くかける事ができる。・商店街マップの配布や区民ギャラリーの展示で、商店街周知につながった。・商店街フラッグを掲出することで商店街が明るくなり、活気が出たと感じる。

30決算額 1,197【285】29決算額 961【379】

※【 】は区配額

<打ち水イベントの様子>

<商店街匠の技講座の様子>

63

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2 市内中⼩企業者への本市からの発注状況等 (1) 工事、物品及び委託契約における市内中小企業者の受注機会増大に向けた取組

工事、物品及び委託契約の発注に当たっては、市内経済の活性化の観点から、従来より市

内事業者への優先発注を基本方針とし、市内事業者の入札参加機会の確保のため、専門事業者

への分離発注やコスト面を考慮した上での分割発注を進めてきました。

さらに、22年度に条例が施行されてからは、工事発注における市内事業者への技術移転を

目的とした技術修得型共同企業体の積極的な活用や、工事、物品及び委託契約における参加資

格を市内中小企業者に限定する入札等の対象範囲の拡大など、市内中小企業者の受注機会増大

に取り組んできました。

ア 30年度までの取組

市内中小企業者の受注機会増大に対する意識は各区局において定着していますが、市内中

小企業者との契約実績については、その年度に実施する事業内容に左右される面もあります。

このような中、次のとおり受注機会の増大に取り組みました。

(ア) 工事

分離・分割発注の事例を庁内で共有することや、各工事の設計段階において分離・分割

発注や技術修得型共同企業体への発注の検討を義務付けることなどにより、取組は相当程

度に徹底されています。また、技術修得型共同企業体を適用可能な工事に積極的に活用す

るとともに、小規模な工事については、参加資格を市内中小企業者に限定した入札を実施

しました。

30年度は29年度と比較して、市内中小企業者との契約件数の構成比率について、大きな

変動はありませんでした。金額では、新市庁舎関連工事や市民病院再整備関連工事の発注

があったこと等により、約39億円増加し、構成比率も増加となりました。

(イ) 物品及び委託

各区局で契約事務が行われていることを踏まえ、全庁的な会議等における意識啓発や、

庁内での情報共有、各区局における研修等を通じて、引き続き意識の向上を図っています。

発注に際しては、一定金額以下の一般競争入札において参加資格を市内中小企業者に限

定しているほか、事業者選定において市内中小企業者の選定状況を必ず確認するなどの取

組を進めました。

30年度は29年度と比較して、市内中小企業者との契約件数の構成比率について、大きな

変動はありませんでしたが、物品において、市内中小企業者では製造が困難である「市営

地下鉄車両製造」の発注約69億円があったこと等により、金額の構成比率が大幅に減少し

ました。また、委託においては、学校の機械警備18件(いずれも5年契約)を市内中小企

業者が受注したこと等により、約21億円増加し、構成比率も増加となりました。

イ 今後の取組の方向性

(ア) 工事

分離・分割発注について、効果的な取組を行う事例を各設計担当者が参考にできるよう、

庁内Webサイトを活用し、庁内の情報共有を推進します。また、技術修得型共同企業体の

継続的な活用を進めるとともに、市内事業者への技術移転状況に応じ、市内事業者向け発

注への転換の検討を行います。さらに、大規模工事については、より一層の分離・分割発

注を進め、小規模工事については、参加資格を市内中小企業者に限定した入札を実施する

ことにより市内中小企業者の受注機会確保に取り組みます。

(イ) 物品及び委託

研修など様々な機会を通じて市内中小企業者の受注機会増大に向けた意識の徹底を図り、

各区局における効果的な取組について他区局でも参考にできるよう庁内Webサイトに取組

事例を掲載するなど情報共有を推進するとともに、一定金額以下の一般競争入札において

参加資格を市内中小企業者に限定することなどにより市内中小企業者の受注機会確保に取

り組みます。

64

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市内中小企業者への発注状況(全市分)

※ 契約実績金額については、変更契約に伴う増減を含みます。 ※ 「構成比率」は、それぞれの数値(件数又は金額)が契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)に占める割合です。 ※ 「契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)」は、経済産業省が行っている「官公需契約実績額等の調査」と同様に、

競争の余地がない「単独随意契約」及び中小企業者の参入の余地が少なく入札参加者を市内事業者に限定できない「大規模契

約(政府調達協定(WTO)対象契約)」を除いたものです。 ※ 指定管理者制度は行政処分であり、委託契約とは性質が異なることから、市内中小企業者等の参画状況は、P76 に記載してい

ます。

件 % 百万円 % 件 % 百万円 % 件 百万円 件 百万円

工事 2,349 94.5 ▲ 0.3 120,184 85.7 5.2 2,368 95.3 122,650 87.5 2,486 140,179 383 32,451

物品 44,746 93.7 0.2 8,987 40.5 ▲ 19.1 45,379 95.1 9,296 41.9 47,734 22,164 8,161 25,465

委託 10,379 89.7 0.3 31,211 71.6 1.8 10,649 92.0 32,822 75.3 11,570 43,576 14,379 100,944

合計 57,474 93.0 0.2 160,382 77.9 1.2 58,396 94.5 164,768 80.0 61,790 205,919 22,923 158,860

工事 2,488 94.8 0.6 116,307 80.5 0.7 2,505 95.5 120,948 83.7 2,624 144,469 352 42,789

物品 46,015 93.5 ▲ 0.3 9,117 59.6 9.1 46,811 95.2 9,443 61.8 49,197 15,286 7,969 26,433

委託 10,404 89.4 0.8 29,132 69.8 ▲ 0.2 10,711 92.1 30,725 73.7 11,633 41,709 14,713 86,481

合計 58,907 92.8 ▲ 0.1 154,556 76.7 1.4 60,027 94.6 161,116 80.0 63,454 201,464 23,034 155,703

構成比率

(A÷E)

前年度構成比

率からの増減

年度 区分

                      契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)

29年度

構成比率

(D÷F)件数(A)

構成比率

(C÷E)金額(D)

30年度

金額件数(E)

金額(B)構成比率

(B÷F)

前年度構成比

率からの増減

単独随意契約及び大規模契約の合計

               市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

件数(C)金額(F)

件数

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平成30年度 工事 契約担当区局別実績 金額単位:千円

件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 金額 件数 金額

鶴見区 2 7,176

神奈川区

西区

中区 2 20,563

南区 2 11,858

港南区

保土ケ谷区 2 5,735

旭区

磯子区 4 8,294

金沢区

港北区 2 1,021

緑区

青葉区 1 8,025

都筑区

戸塚区

栄区 1 9,221

泉区

瀬谷区

温暖化対策統括本部

政策局

総務局

財政局(契約部を除く)

国際局

市民局

文化観光局

経済局

こども青少年局 1 1,436

健康福祉局

医療局

医療局病院経営本部 6 85.7 1,912,395 67.3 7 100.0 2,842,275 100.0 7 2,842,275 3 111,564

環境創造局 10 101,903

資源循環局 1 1,944

建築局

都市整備局

道路局 2 6,305

港湾局 3 25,942

消防局

会計室

水道局 17 100.0 943,513 100.0 17 100.0 943,513 100.0 17 943,513 9 307,022

交通局

教育委員会事務局 35 163,451

選挙管理委員会事務局

人事委員会事務局

監査事務局

議会局

計 23 95.8 2,855,908 75.4 24 100.0 3,785,788 100.0 24 3,785,788 80 791,462

財政局契約部 2,326 94.5 117,327,627 86.0 2,344 95.2 118,863,878 87.1 2,462 136,392,974 303 31,659,499

合計 2,349 94.5 120,183,535 85.7 2,368 95.3 122,649,666 87.5 2,486 140,178,762 383 32,450,961

※ 「構成比率」は、それぞれの数値(件数又は金額)が契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)に占める割合です。※ 「契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)」は、経済産業省が行っている「官公需契約実績額等の調査」と同様に、競争の余地がない「単独随意契約」及び中小企業者の参入の余地が少なく入札参加者を市内事業者に限定できない「大規模契約(政府調達協定(WTO)対象契約)」を除いたものです。

契約担当区局名

契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)単独随意契約及び大規模契約の合計

市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

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平成30年度 工事 発注担当区局別実績(左表の財政局契約部の内訳) 金額単位:千円

件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 金額 件数 金額

鶴見区 57 98.3 1,349,647 98.8 58 100.0 1,365,438 100.0 58 1,365,438

神奈川区 57 100.0 940,461 100.0 57 100.0 940,461 100.0 57 940,461 1 5,940

西区 41 100.0 553,718 100.0 41 100.0 553,718 100.0 41 553,718

中区 47 100.0 892,998 100.0 47 100.0 892,998 100.0 47 892,998

南区 43 100.0 708,077 100.0 43 100.0 708,077 100.0 43 708,077

港南区 54 100.0 1,008,821 100.0 54 100.0 1,008,821 100.0 54 1,008,821

保土ケ谷区 65 100.0 933,374 100.0 65 100.0 933,374 100.0 65 933,374

旭区 66 100.0 1,177,939 100.0 66 100.0 1,177,939 100.0 66 1,177,939

磯子区 41 100.0 699,547 100.0 41 100.0 699,547 100.0 41 699,547

金沢区 62 100.0 1,063,799 100.0 62 100.0 1,063,799 100.0 62 1,063,799 2 6,537

港北区 66 100.0 1,338,371 100.0 66 100.0 1,338,371 100.0 66 1,338,371

緑区 52 100.0 899,663 100.0 52 100.0 899,663 100.0 52 899,663

青葉区 70 100.0 1,431,856 100.0 70 100.0 1,431,856 100.0 70 1,431,856 1 25,423

都筑区 61 100.0 1,192,829 100.0 61 100.0 1,192,829 100.0 61 1,192,829

戸塚区 69 100.0 1,263,982 100.0 69 100.0 1,263,982 100.0 69 1,263,982 280

栄区 45 100.0 731,602 100.0 45 100.0 731,602 100.0 45 731,602

泉区 48 100.0 936,055 100.0 48 100.0 936,055 100.0 48 936,055

瀬谷区 40 100.0 623,207 100.0 40 100.0 623,207 100.0 40 623,207

温暖化対策統括本部

政策局

総務局 1 100.0 20,656 100.0 1 100.0 20,656 100.0 1 20,656

財政局

国際局

市民局 2 100.0 48,611 100.0 2 100.0 48,611 100.0 2 48,611

文化観光局

経済局 2 100.0 48,468 100.0 2 100.0 48,468 100.0 2 48,468

こども青少年局

健康福祉局

医療局

医療局病院経営本部

環境創造局 381 92.3 23,050,361 79.1 386 93.5 23,241,599 79.8 413 29,142,370 130 12,847,044

資源循環局 79 90.8 1,710,646 92.7 81 93.1 1,719,718 93.1 87 1,846,305 35 1,687,635

建築局 340 90.7 25,356,048 91.3 341 90.9 25,393,438 91.5 375 27,761,262 27 7,798,451

都市整備局 22 88.0 1,306,351 91.7 23 92.0 1,309,783 91.9 25 1,424,543 3 61,051

道路局 104 91.2 8,285,752 76.1 105 92.1 8,296,836 76.2 114 10,881,585 17 5,829,124

港湾局 86 92.5 5,127,756 84.2 87 93.5 5,167,284 84.8 93 6,091,428 15 1,249,175

消防局

会計室

水道局 274 92.6 29,127,431 87.4 279 94.3 30,295,314 90.9 296 33,323,113 62 1,522,186

交通局 51 73.9 5,499,601 68.4 52 75.4 5,560,434 69.1 69 8,042,896 10 626,653

教育委員会事務局

選挙管理委員会事務局

人事委員会事務局

監査事務局

議会局

合計 2,326 94.5 117,327,627 86.0 2,344 95.2 118,863,878 87.1 2,462 136,392,974 303 31,659,499

発注担当区局名

契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)単独随意契約及び大規模契約の合計

市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

※ 「構成比率」は、それぞれの数値(件数又は金額)が契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)に占める割合です。※ 「契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)」は、経済産業省が行っている「官公需契約実績額等の調査」と同様に、競争の余地がない「単独随意  契約」及び中小企業者の参入の余地が少なく入札参加者を市内事業者に限定できない「大規模契約(政府調達協定(WTO)対象契約)」を除いたものです。※ 工事の発注担当区局とは予算を所管する区局ではなく、工事の設計を行う区局です。

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平成30年度 物品 契約担当区局別実績 金額単位:千円

件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 金額 件数 金額

鶴見区 1,140 94.2 81,144 72.3 1,160 95.9 83,987 74.9 1,210 112,176 31 6,289

神奈川区 744 96.2 66,124 71.0 753 97.4 68,734 73.8 773 93,156 85 6,979

西区 834 98.3 65,338 87.6 838 98.8 65,889 88.3 848 74,606 112 11,230

中区 908 97.7 98,773 98.2 913 98.3 98,888 98.3 929 100,633 121 8,319

南区 1,052 94.6 103,310 95.4 1,083 97.4 104,255 96.3 1,112 108,281 88 12,096

港南区 1,396 97.8 108,175 93.4 1,400 98.1 113,071 97.7 1,427 115,758 114 6,213

保土ケ谷区 1,048 98.4 73,940 86.8 1,056 99.2 78,697 92.4 1,065 85,210 109 30,472

旭区 1,110 99.3 102,032 98.4 1,113 99.6 102,163 98.5 1,118 103,688 118 11,273

磯子区 1,009 95.8 69,297 94.3 1,021 97.0 69,535 94.7 1,053 73,450 100 47,287

金沢区 1,065 98.2 109,555 83.4 1,069 98.5 109,835 83.6 1,085 131,333 71 11,781

港北区 1,142 97.9 86,310 79.3 1,160 99.5 87,847 80.7 1,166 108,874 87 13,435

緑区 1,227 98.6 94,708 80.6 1,232 99.0 94,932 80.8 1,244 117,527 67 24,546

青葉区 972 100.0 75,553 100.0 972 100.0 75,553 100.0 972 75,553 97 45,280

都筑区 1,172 99.7 83,575 94.1 1,174 99.8 83,717 94.2 1,176 88,850 104 51,005

戸塚区 1,414 97.8 118,078 95.8 1,440 99.6 121,697 98.7 1,446 123,273 195 66,735

栄区 1,060 99.0 72,403 90.7 1,065 99.4 76,999 96.4 1,071 79,856 120 9,275

泉区 1,000 98.7 68,169 98.2 1,001 98.8 68,216 98.2 1,013 69,450 98 36,618

瀬谷区 941 96.1 60,479 97.0 957 97.8 61,425 98.5 979 62,352 57 41,450

温暖化対策統括本部 72 100.0 3,117 100.0 72 100.0 3,117 100.0 72 3,117 7 439

政策局 225 91.1 12,214 90.4 225 91.1 12,214 90.4 247 13,509 33 7,830

総務局 290 97.0 18,919 91.3 291 97.3 19,000 91.7 299 20,711 75 59,588

財政局(契約部を除く) 192 97.0 8,475 96.4 192 97.0 8,475 96.4 198 8,790 125 6,832

国際局 135 97.8 7,463 99.0 135 97.8 7,463 99.0 138 7,541 11 664

市民局 428 96.4 25,312 92.0 431 97.1 25,447 92.5 444 27,517 157 18,145

文化観光局 90 98.9 3,651 98.7 90 98.9 3,651 98.7 91 3,701 16 2,168,582

経済局 426 99.3 21,842 99.2 427 99.5 21,888 99.4 429 22,021 112 341,614

こども青少年局 1,661 91.3 94,353 93.1 1,668 91.6 95,398 94.2 1,820 101,323 27 4,004

健康福祉局 2,747 92.3 177,123 69.5 2,944 98.9 251,754 98.7 2,976 254,975 456 234,913

医療局 61 95.3 3,665 96.0 61 95.3 3,665 96.0 64 3,816 7 157

医療局病院経営本部 1,426 57.5 378,095 7.5 1,478 59.6 437,501 8.6 2,481 5,067,853 1,436 1,671,320

環境創造局 2,397 97.6 158,479 95.1 2,397 97.6 158,479 95.1 2,455 166,574 347 3,392,520

資源循環局 2,239 97.0 166,005 77.9 2,253 97.6 167,797 78.7 2,309 213,109 327 488,612

建築局 300 97.7 14,947 93.5 300 97.7 14,947 93.5 307 15,992 132 9,459

都市整備局 257 99.6 13,974 99.9 257 99.6 13,974 99.9 258 13,987 114 7,832

道路局 238 100.0 15,752 100.0 238 100.0 15,752 100.0 238 15,752 101 8,567

港湾局 293 98.3 24,432 99.1 296 99.3 24,484 99.3 298 24,649 136 10,629

消防局 4,602 92.1 900,255 90.7 4,738 94.9 936,378 94.4 4,995 992,227 1,345 479,516

会計室 27 100.0 797 100.0 27 100.0 797 100.0 27 797 15 2,852

水道局 1,428 92.5 156,740 70.3 1,429 92.6 156,837 70.4 1,543 222,906 32 2,550,908

交通局 1,171 92.4 119,694 1.7 1,175 92.7 119,827 1.7 1,268 7,129,254 630 3,962,013

教育委員会事務局 1,760 94.5 246,267 96.2 1,768 95.0 246,382 96.2 1,862 256,034 250 2,040,567

選挙管理委員会事務局 46 93.9 2,176 94.0 46 93.9 2,176 94.0 49 2,315 17 2,612

人事委員会事務局 39 97.5 1,806 95.9 39 97.5 1,806 95.9 40 1,883 14 433

監査事務局 13 100.0 550 100.0 13 100.0 550 100.0 13 550 43 926

議会局 137 100.0 6,772 100.0 137 100.0 6,772 100.0 137 6,772 27 708

計 41,934 93.7 4,119,839 25.2 42,534 95.1 4,321,972 26.5 44,745 16,321,701 7,766 17,912,522

財政局契約部 2,812 94.1 4,867,323 83.3 2,845 95.2 4,974,310 85.1 2,989 5,842,024 395 7,552,221

合計 44,746 93.7 8,987,162 40.5 45,379 95.1 9,296,282 41.9 47,734 22,163,725 8,161 25,464,743

※ 「構成比率」はそれぞれの数値(件数又は金額)が契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)に占める割合※ 「契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)」は、中小企業庁が行っている「官公需契約実績額等の調査」と同様に、中小企業者の参入の余地がない  単独随意契約及び大規模契約(政府調達協定(WTO)対象契約)を除いたもの。

契約担当区局名

契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)単独随意契約及び大規模契約の合計

市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

68

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平成30年度 物品 発注担当区局別実績(左表の財政局契約部の内訳) 金額単位:千円

件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 金額 件数 金額

鶴見区

神奈川区

西区

中区

南区

港南区

保土ケ谷区

旭区

磯子区 1 100.0 3,030 100.0 1 100.0 3,030 100.0 1 3,030

金沢区 2 66.7 3,340 25.6 2 66.7 3,340 25.6 3 13,060

港北区 1 100.0 3,946 100.0 1 100.0 3,946 100.0 1 3,946

緑区

青葉区

都筑区

戸塚区

栄区

泉区

瀬谷区

温暖化対策統括本部 9 100.0 13,994 100.0 9 100.0 13,994 100.0 9 13,994 2 2,333

政策局 18 100.0 11,245 100.0 18 100.0 11,245 100.0 18 11,245

総務局 113 88.3 359,345 84.0 119 93.0 379,494 88.7 128 427,656 29 1,362,812

財政局 86 95.6 223,177 89.2 86 95.6 223,177 89.2 90 250,221 5 38,275

国際局 9 100.0 2,514 100.0 9 100.0 2,514 100.0 9 2,514

市民局 39 92.9 33,080 44.4 39 92.9 33,080 44.4 42 74,559 4 366,198

文化観光局 11 73.3 13,536 44.3 11 73.3 13,536 44.3 15 30,557 2 1,458

経済局 33 97.1 16,229 69.8 33 97.1 16,229 69.8 34 23,253 6 3,393

こども青少年局 81 92.0 79,485 92.1 82 93.2 80,362 93.1 88 86,305 3 4,995

健康福祉局 292 96.4 540,862 84.2 293 96.7 541,093 84.2 303 642,448 31 350,322

医療局 19 100.0 26,975 100.0 19 100.0 26,975 100.0 19 26,975

医療局病院経営本部

環境創造局 425 92.8 588,880 86.9 433 94.5 605,170 89.3 458 677,460 34 168,463

資源循環局 514 97.9 728,408 94.4 515 98.1 729,900 94.6 525 771,477 99 1,805,443

建築局 22 91.7 8,947 42.2 22 91.7 8,947 42.2 24 21,211 1 2,515

都市整備局 9 90.0 3,014 76.0 9 90.0 3,014 76.0 10 3,963

道路局 73 93.6 82,533 95.7 75 96.2 83,288 96.5 78 86,282 2 81,033

港湾局 35 97.2 81,806 89.3 35 97.2 81,806 89.3 36 91,616 5 292,401

消防局 10 83.3 165,755 82.2 10 83.3 165,755 82.2 12 201,726 18 868,089

会計室 18 100.0 72,790 100.0 18 100.0 72,790 100.0 18 72,790 6 97,968

水道局 297 92.5 409,305 84.4 306 95.3 422,165 87.0 321 485,135 39 748,575

交通局 250 88.0 471,528 59.9 254 89.4 525,526 66.7 284 787,575 81 449,719

教育委員会事務局 391 97.0 851,631 89.0 392 97.3 851,966 89.0 403 956,849 27 906,264

選挙管理委員会事務局 31 91.2 34,386 91.5 31 91.2 34,386 91.5 34 37,589 1 1,964

人事委員会事務局 10 76.9 9,301 90.2 10 76.9 9,301 90.2 13 10,307

監査事務局 1 100.0 386 100.0 1 100.0 386 100.0 1 386

議会局 12 100.0 27,895 100.0 12 100.0 27,895 100.0 12 27,895

合計 2,812 94.1 4,867,323 83.3 2,845 95.2 4,974,310 85.1 2,989 5,842,024 395 7,552,221

発注担当区局名

契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)単独随意契約及び大規模契約の合計

市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

※ 「構成比率」はそれぞれの数値(件数又は金額)が契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)に占める割合※ 「契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)」は、中小企業庁が行っている「官公需契約実績額等の調査」と同様に、中小企業者の参入の余地がない  単独随意契約及び大規模契約(政府調達協定(WTO)対象契約)を除いたもの。

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平成30年度 委託 契約担当区局別実績 金額単位:千円

件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 金額 件数 金額

鶴見区 173 85.6 148,000 65.2 191 94.6 201,169 88.6 202 227,161 605 167,278

神奈川区 130 88.4 110,707 93.8 141 95.9 115,284 97.6 147 118,085 592 141,134

西区 97 93.3 65,757 97.0 100 96.2 65,864 97.1 104 67,800 406 140,497

中区 148 89.2 110,588 72.1 158 95.2 149,461 97.5 166 153,354 274 172,386

南区 163 92.6 134,132 96.6 171 97.2 136,845 98.5 176 138,922 897 117,485

港南区 221 94.8 92,649 97.4 227 97.4 92,886 97.6 233 95,141 418 155,460

保土ケ谷区 159 95.8 102,143 93.5 160 96.4 102,553 93.9 166 109,247 666 215,357

旭区 132 96.4 159,714 92.7 134 97.8 168,389 97.7 137 172,297 232 94,972

磯子区 147 91.3 110,353 96.8 151 93.8 110,729 97.1 161 114,020 489 155,258

金沢区 112 83.0 110,342 96.0 126 93.3 110,675 96.3 135 114,931 524 57,404

港北区 184 91.1 216,562 98.4 191 94.6 216,819 98.5 202 220,116 856 204,888

緑区 117 94.4 104,310 92.0 119 96.0 106,366 93.8 124 113,373 75 59,741

青葉区 134 98.5 132,759 99.7 135 99.3 132,921 99.8 136 133,159 768 374,129

都筑区 196 97.0 123,116 91.7 198 98.0 123,173 91.7 202 134,295 439 239,553

戸塚区 135 95.1 189,755 99.3 137 96.5 189,875 99.3 142 191,186 313 245,954

栄区 175 96.7 77,764 81.8 180 99.4 92,905 97.7 181 95,065 319 128,731

泉区 132 86.3 64,296 22.9 145 94.8 147,342 52.5 153 280,751 366 38,690

瀬谷区 139 94.6 74,321 98.9 145 98.6 74,733 99.5 147 75,132 328 152,266

温暖化対策統括本部 48 84.2 28,184 52.2 48 84.2 28,184 52.2 57 54,019 15 25,285

政策局 71 80.7 40,792 34.0 71 80.7 40,792 34.0 88 119,856 23 26,297

総務局 114 75.5 103,378 23.8 118 78.1 124,119 28.6 151 433,914 237 4,062,780

財政局(契約部を除く) 71 81.6 65,664 7.4 73 83.9 77,751 8.8 87 882,590 129 561,175

国際局 64 95.5 25,831 78.6 65 97.0 26,069 79.3 67 32,864 44 157,054

市民局 275 90.8 272,240 83.3 285 94.1 275,405 84.3 303 326,811 209 1,328,273

文化観光局 59 89.4 31,569 68.7 59 89.4 31,569 68.7 66 45,924 79 280,411

経済局 151 89.3 67,896 73.1 152 89.9 68,863 74.1 169 92,904 146 991,734

こども青少年局 225 95.3 151,121 77.3 228 96.6 165,380 84.6 236 195,428 116 595,921

健康福祉局 463 79.3 421,981 44.2 522 89.4 576,628 60.4 584 955,465 1,026 21,451,431

医療局 33 91.7 21,542 73.1 33 91.7 21,542 73.1 36 29,472 55 431,537

医療局病院経営本部 45 54.9 223,876 51.2 51 62.2 258,417 59.1 82 437,616 340 3,606,463

環境創造局 984 92.3 3,464,984 83.4 988 92.7 3,471,005 83.6 1,066 4,153,736 466 3,643,362

資源循環局 444 94.3 4,642,253 86.2 450 95.5 5,041,225 93.6 471 5,385,887 89 4,348,372

建築局 201 91.0 890,637 85.1 202 91.4 891,573 85.2 221 1,046,054 346 2,125,112

都市整備局 144 81.8 256,412 58.1 145 82.4 257,076 58.3 176 441,306 165 1,133,012

道路局 259 82.0 1,467,312 72.9 263 83.2 1,569,664 78.0 316 2,011,824 287 4,857,496

港湾局 171 84.2 623,560 53.0 171 84.2 623,560 53.0 203 1,177,481 125 5,766,663

消防局 227 90.1 277,401 53.6 235 93.3 401,405 77.5 252 517,739 124 428,084

会計室 5 100.0 366 100.0 5 100.0 366 100.0 5 366 18 262,419

水道局 688 83.9 1,751,352 34.8 696 84.9 1,813,803 36.0 820 5,034,378 294 7,797,541

交通局 167 78.4 1,008,487 51.0 172 80.8 1,060,953 53.6 213 1,978,253 182 9,247,063

教育委員会事務局 1,480 92.6 1,355,909 45.7 1,495 93.6 1,494,981 50.3 1,598 2,970,135 745 15,817,721

選挙管理委員会事務局 14 93.3 23,681 36.3 14 93.3 23,681 36.3 15 65,286 20 210,658

人事委員会事務局 3 30.0 160 4.0 4 40.0 219 5.5 10 3,984 6 9,864

監査事務局 1 100.0 64 100.0 1 100.0 64 100.0 1 64

議会局 15 100.0 8,244 100.0 15 100.0 8,244 100.0 15 8,244 23 43,623

計 9,116 89.2 19,352,163 62.5 9,370 91.7 20,690,524 66.8 10,222 30,955,635 13,876 92,070,533

財政局契約部 1,263 93.7 11,858,659 94.0 1,279 94.9 12,131,010 96.1 1,348 12,619,888 503 8,873,167

合計 10,379 89.7 31,210,822 71.6 10,649 92.0 32,821,535 75.3 11,570 43,575,523 14,379 100,943,701

※ 「構成比率」はそれぞれの数値(件数又は金額)が契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)に占める割合※ 「契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)」は、中小企業庁が行っている「官公需契約実績額等の調査」と同様に、中小企業者の参入の余地がない  単独随意契約及び大規模契約(政府調達協定(WTO)対象契約)を除いたもの。

契約担当区局名

契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)単独随意契約及び大規模契約の合計

市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

70

Page 73: 横浜市中小企業振興基本条例に基づく 取 組 状 況 報 …...2019/09/17  · 3 平成 30 年度の中小企業振興施策等の実施状況 (1) 中小企業振興施策の実施状況

平成30年度 委託 発注担当区局別実績(左表の財政局契約部の内訳) 金額単位:千円

件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 割合(%) 金額 割合(%) 件数 金額 件数 金額

鶴見区 18 94.7 150,980 99.3 19 100.0 152,090 100.0 19 152,090 2 3,370

神奈川区 24 100.0 189,264 100.0 24 100.0 189,264 100.0 24 189,264 2 8,193

西区 14 100.0 142,100 100.0 14 100.0 142,100 100.0 14 142,100 3 20,849

中区 28 96.6 366,583 98.4 29 100.0 372,537 100.0 29 372,537 3 30,282

南区 19 100.0 120,861 100.0 19 100.0 120,861 100.0 19 120,861 3 12,222

港南区 25 100.0 255,856 100.0 25 100.0 255,856 100.0 25 255,856 3 9,608

保土ケ谷区 22 95.7 172,806 99.6 22 95.7 172,806 99.6 23 173,454 5 15,291

旭区 28 100.0 218,768 100.0 28 100.0 218,768 100.0 28 218,768 3 5,925

磯子区 20 100.0 156,385 100.0 20 100.0 156,385 100.0 20 156,385 4 24,443

金沢区 30 100.0 302,527 100.0 30 100.0 302,527 100.0 30 302,527 3 13,111

港北区 23 100.0 216,054 100.0 23 100.0 216,054 100.0 23 216,054 3 6,026

緑区 22 100.0 196,527 100.0 22 100.0 196,527 100.0 22 196,527 2 5,213

青葉区 32 97.0 355,167 99.8 32 97.0 355,167 99.8 33 356,052 4 9,845

都筑区 31 96.9 452,959 99.7 31 96.9 452,959 99.7 32 454,114 3 15,019

戸塚区 21 100.0 206,300 100.0 21 100.0 206,300 100.0 21 206,300 1 3,524

栄区 19 100.0 160,262 100.0 19 100.0 160,262 100.0 19 160,262 1 2,095

泉区 21 100.0 140,396 100.0 21 100.0 140,396 100.0 21 140,396 3 14,947

瀬谷区 16 94.1 114,329 96.6 17 100.0 118,377 100.0 17 118,377

温暖化対策統括本部

政策局 1 100.0 7,076 100.0 1 100.0 7,076 100.0 1 7,076

総務局 8 80.0 49,922 82.9 10 100.0 60,223 100.0 10 60,223 12 133,256

財政局 7 100.0 54,506 100.0 7 100.0 54,506 100.0 7 54,506 1 11,740

国際局

市民局 5 100.0 16,597 100.0 5 100.0 16,597 100.0 5 16,597 8 77,334

文化観光局 2 100.0 10,907 100.0 2 100.0 10,907 100.0 2 10,907 1 1,490

経済局 19 90.5 139,594 88.7 19 90.5 139,594 88.7 21 157,305 19 242,092

こども青少年局 16 94.1 116,571 99.2 16 94.1 116,571 99.2 17 117,569 2 2,229

健康福祉局 61 98.4 396,538 99.0 61 98.4 396,538 99.0 62 400,626 43 529,598

医療局

医療局病院経営本部

環境創造局 244 96.1 1,592,555 96.4 246 96.9 1,599,670 96.8 254 1,652,125 93 3,964,407

資源循環局 90 81.8 433,650 64.0 93 84.5 524,316 77.4 110 677,092 52 911,493

建築局 6 100.0 44,032 100.0 6 100.0 44,032 100.0 6 44,032

都市整備局 9 100.0 40,015 100.0 9 100.0 40,015 100.0 9 40,015 1 9,152

道路局 33 97.1 457,955 96.3 33 97.1 457,955 96.3 34 475,505 35 226,113

港湾局 27 96.4 198,953 90.0 27 96.4 198,953 90.0 28 221,093 8 54,624

消防局 16 100.0 66,352 100.0 16 100.0 66,352 100.0 16 66,352 20 416,197

会計室 1 2,869

水道局 65 85.5 374,947 78.5 66 86.8 376,438 78.8 76 477,480 79 646,140

交通局 82 90.1 682,839 93.8 82 90.1 682,839 93.8 91 728,204 48 912,274

教育委員会事務局 157 88.2 3,241,597 93.5 162 91.0 3,393,264 97.9 178 3,465,328 29 528,020

選挙管理委員会事務局 2 100.0 15,930 100.0 2 100.0 15,930 100.0 2 15,930 1 1,325

人事委員会事務局

監査事務局

議会局 2 2,851

合計 1,263 93.7 11,858,659 94.0 1,279 94.9 12,131,010 96.1 1,348 12,619,888 503 8,873,167

※ 「構成比率」はそれぞれの数値(件数又は金額)が契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)に占める割合※ 「契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)」は、中小企業庁が行っている「官公需契約実績額等の調査」と同様に、中小企業者の参入の余地がない  単独随意契約及び大規模契約(政府調達協定(WTO)対象契約)を除いたもの。

発注担当区局名

契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)単独随意契約及び大規模契約の合計

市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

71

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【資料1】 市内中小企業者への発注状況の推移 (財政局契約部契約締結分)

※ 「契約実績(単独随意契約及び大規模契約を除く)」は、経済産業省が行っている「官公需契約実績額等の調査」と同様に、競争の

余地がない「単独随意契約」及び中小企業者の参入の余地が少なく入札参加者を市内事業者に限定できない「大規模契約(政府調達協

定(WTO)対象契約)」を除いたもの

【資料2】 工事における技術修得型共同企業体の適用実績の推移

年度

契約実績

備考 件数

金額(百万円)

うち市内企業

26年度 8件 8,208 3,283 土木7件、港湾1件

27年度 5件 2,068 869 土木1件、舗装2件、港湾2件

28年度 5件 2,977 1,191 土木2件、港湾3件

29年度 3件 3,203 1,281 土木2件、港湾1件

30年度 2件 1,763 705 土木2件

【資料3】 一般競争入札(条件付)における市内中小企業限定入札の実施状況の推移

工 事 物 品 委 託

一般競争入札(条件付) 一般競争入札(条件付) 一般競争入札(条件付)

市内中小企業限定入札 市内中小企業限定入札 市内中小企業限定入札

件数(A) 比率(A/B) 件数(B) 件数(A) 比率(A/B) 件数(B) 件数(A) 比率(A/B) 件数(B)

26年度 1,079件 40.9% 2,637件 618件 64.1% 964件 1,052件 80.4% 1,309件

27年度 975件 38.1% 2,559件 579件 61.1% 947件 1,076件 81.5% 1,319件

28年度 1,016件 40.5% 2,507件 569件 64.0% 889件 1,037件 81.0% 1,281件

29年度 1,064件 41.9% 2,537件 603件 66.6% 906件 1,030件 79.7% 1,293件

30年度 1,053件 44.2% 2,385件 564件 65.1% 867件 1,017件 75.7% 1,344件

<対象契約>

財政局契約部で行う一般競争入札(条件付)のうち、次のものが対象

(1)工事 ・土木、舗装、建築、電気、管 2,500万円未満

・造園 2,000万円未満

・上水道 1億3,000万円未満

(2)物品 1,000万円未満

(3)委託 2,000万円未満

※ 入札参加者を市内中小企業者に限定すると競争性を確保できない場合は除きます。

上段:件数(件)・金額(百万円) 下段:構成比率(%)

件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額

2,530 97,825 2,701 128,344 2,991 4,578 3,280 5,947 1,231 8,793 1,323 10,969

93.7% 76.2% - - 91.2% 77.0% - - 93.0% 80.2% - -

2,493 104,732 2,630 124,322 2,955 4,833 3,227 6,127 1,250 9,047 1,323 9,586

94.8% 84.2% - - 91.6% 78.9% - - 94.5% 94.4% - -

2,431 109,328 2,577 136,943 2,901 4,816 3,143 5,842 1,209 9,221 1,288 9,901

94.3% 79.8% - - 92.3% 82.4% - - 93.9% 93.1% - -

2,471 115,473 2,605 141,391 2,900 5,136 3,089 6,043 1,244 9,534 1,307 11,363

94.9% 81.7% - - 93.9% 85.0% - - 95.2% 83.9% - -

2,326 117,328 2,462 136,393 2,812 4,867 2,989 5,842 1,263 11,859 1,348 12,620

94.5% 86.0% - - 94.1% 83.3% - - 93.7% 94.0% - -

28年度

29年度

30年度

大規模契約を除く)

27年度

26年度

大規模契約を除く) 大規模契約を除く)

契約実績

契約実績 (単独随意契約及び 契約実績 (単独随意契約及び 契約実績 (単独随意契約及び

工   事 物   品 委   託

市内中小企業 契約実績 市内中小企業 契約実績 市内中小企業

72

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【参考】 契約事務の各区局長等への委任について

本市においては、契約事務における権限と責任の明確化及び事務処理の効率化を図るため、横

浜市契約事務委任規則(平成11年4月横浜市規則第37号)により、一定の契約事務について、市

長から副市長又は各区局長等にその権限を委任しています。

1 工事

原則、医療局病院経営本部の工事を除く全ての契約事務を財政局契約部において行います。

※ 災害の発生等により緊急に契約する必要がある工事は各区局で契約事務を行います。

2 物品

金額により、財政局契約部で契約事務を行うものと各区局で契約事務を行うものに区分して

います。

原則、区においては300万円未満、局においては10万円未満について契約事務を行い、それ以

外については財政局契約部において契約事務を行います。

※ 消防局及び事務所事業所等については一部例外があります。

3 委託

金額及び委託業務の内容により、財政局契約部で契約事務を行うものと各区局で契約事務を

行うものに区分しています。

原則、一般的で定型的な業務である第1類の委託契約のうち100万円以上の契約については財

政局契約部において、専門的で特殊性の高い第2類の委託契約及び第1類の委託契約のうち100

万円未満の契約については各区局において契約事務を行います。

※ 事務所事業所等については一部例外があります。

第1類の委託 第2類の委託

1 庁舎等の維持管理委託

機械器具類の保守点検業務、清掃業務、警備業

務、樹木保護管理業務等

2 その他の委託

廃棄物の運搬・処理業務、クリーニング業務(寝

具乾燥を含む。)、会場設営、検査・測定業務(大

気、水質等の測定、分析に限る。)等

1 工事(製造を含む。)の施行に係る委託

設計及び監理監督業務、地質調査業務、測量業

務、その他の工事関係委託(コンサルタント業務を

含む。)等

2 その他の委託

コンピュータ関係業務、統計・調査・研究業務、

デザイン関連業務、写真撮影、映画・ビデオ等の制

作業務、広告業務、不動産鑑定業務等

地域のインフラ維持・災害対応を担う建設企業が、担い手の育成・確保に必要な適正な利潤を

確保するための取組として、公共工事の発注・施工時期の平準化に努めることとなっており、

次の施策を進めています。

・早期の発注等、年度当初からの予算執行の徹底

・年度末の工期を減らし発注時期が分散するような、予算執行上の工夫

・債務負担行為等の積極的な活用による年度を跨ぐ工事の発注

30 年度については、一般会計において、令和元年度債務負担額 28.3 億円の設定により、104

件の年度を跨ぐ工事を発注し、市内中小企業の安定的な経営に寄与しています。

また、令和元年6月の国会において、「建設業法」「公共工事の入札及び契約の適正化の促

進に関する法律」「公共工事の品質確保の促進に関する法律」が改正されました。改正の柱と

しては、「働き方改革の推進」「生産性の向上」「災害への対応」があげられています。

今回の改正では「働き方改革の推進」の観点から「公共工事の発注・施工時期の平準化」が

「発注者の責務」と明示されており、本市では引き続き、施策を推進します。

コラム⑯ ~公共工事の発注・施工時期の平準化の取組~

73

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(2)PFI事業における市内中小企業者等の参画状況

ア 30 年度までの取組

・「横浜市中小企業振興基本条例」を特に留意すべき条例の一つとして、要求水準

書等に明記することとしています。

・事業者選定にあたり、「地域活性化」の提案を評価することとしています。

・事業者選定の最終審査において、次点及び次々点となった者に奨励金を交付する

「公民協働事業応募促進報奨金制度」を適用しています。

・落札者に対して、市内中小企業者の受注機会増大を図るなど、市内中小企業者と

の連携・協力に努めるよう依頼しています。

・26 年度以降の新規 PFI 案件では、工事段階における発注件数に加え、発注金額も

PFI 事業者から市へ報告するよう、要求水準書に明記しています。

・政府調達協定(WTO)適用対象外の事業(上郷・森の家改修運営事業)では、市内企

業者の参画を資格要件としました。

イ 市内中小企業者の参画状況

・コンソーシアム(PFI 事業に参加するために構成した企業の共同体)への参画企

業 79 社のうち、市内中小企業者の参画数は 15 社(19.0%)となっています。

コンソーシアム参画企業(契約時点)の内訳平成 31 年3月 31 日現在

※表中( )内に、昨年度報告の数値(終了事業は除く)を参考として記載しています。

企業数 企業数 % 企業数 % 企業数 % 企業数 % 企業数 % 企業数 %

約16年

(H15.6~H31.3)

約15年

(H17.9~R2.3)

約15年

(H18.2~R3.3)

約22年

(H20.8~R12.3)

約17年

(H20.12~R8.3)

約25年

(H21.2~R16.3)

約17年

(H22.6~R9.3)

(72) (12) (16.7) (7) (9.7) (2) (2.8) (20) (27.8) (15) (20.8) (16) (22.2)

北部汚泥資源化センター消化ガス発電設備整備事業

瀬谷区総合庁舎及び二ツ橋公園整備事業

川井浄水場再整備事業

戸塚駅西口再開発事業公益施設整備事業

南部汚泥資源化センター下水汚泥燃料化事業

MM21中央地区20街区MICE施設整備事業

北部汚泥資源化センター汚泥処理・有効利用事業

MM21中央地区20街区MICE施設運営事業

上郷・森の家改修運営事業

所管

期間 段階

コンソーシアム参画企業(契約時点)

大企業

①環創

管理運営

3 0 0.0 2 66.7 0 0.0

事業名

(実施中事業のみ記載)

改良土プラント増設・運営事業

合計市内企業 準市内企業 市外企業

中小企業 大企業 中小企業 大企業 中小企業

0.0 1 33.3 0 0.0 0

0 0.0 2 50.01 25.0

③教育

管理運営

6 2

0 0.0 0 0.0②教育

管理運営

4 1 25.0十日市場小学校整備事業

サイエンスフロンティア高校整備事業 16.7 0 0.0 2 33.333.3 1 16.7 0 0.0 1

0 0.0 0 0.0

⑤市民

管理運営

7 0

1 50.0 0 0.0 1 50.0④環創

管理運営

2 0 0.0

28.6 2 28.6 2 28.60.0 1 14.3 0 0.0 2

2 22.2 5 55.6

⑦市民

管理運営

7 0

0 0.0 0 0.0 2 22.2⑥水道

管理運営

9 0 0.0

42.9 2 28.6 1 14.30.0 1 14.3 0 0.0 3

1 20.00.0 0 0.0 1 20.0 2

⑨文化

約25年(H27.12~R22.3)

建設 5 1

40.0 1 20.0⑧環創

約24年(H24.7~R18.3)

管理運営

5 0

40.0 1 20.0 1 20.020.0 0 0.0 0 0.0 2

0 0.016.7 0 0.0 1 16.7 1

⑪文化

約23年(H29.3~R22.3)

開業準備

1 1

16.7 3 50.0⑩環創

約23年(H28.8~R21.3)

建設 6 1

0.0 0 0.0 0 0.0100.0 0 0.0 0 0.0 0

0 0.042.9 2 28.6 0 0.0 0

全事業合計(※)79 15 19.0 9 11.4

0.0 2 28.6⑬市民

約17年(H30.6~R17.3)

改修工事

7 3

16 20.32 2.5 20 25.3 17 21.5

⑫ 横浜文化体育館再整備事業市民

約21年(H29.12~R21.3)

建設 17 6 35.3 2 11.8 0 0.0 5 29.4 2 11.8 2 11.8

74

Page 77: 横浜市中小企業振興基本条例に基づく 取 組 状 況 報 …...2019/09/17  · 3 平成 30 年度の中小企業振興施策等の実施状況 (1) 中小企業振興施策の実施状況

・30 年度末で工事段階にある PFI 事業は4件あり、これらのコンソーシアム参画企

業から市内中小企業者への発注状況は、件数は 43 件(28.9%)、金額は約 45 億

9,600 万円(18.1%)となっています。

コンソーシアム参画企業から市内中小企業者への発注状況(工事段階)

平成 31 年3月 31 日現在

※建設工事等がある事業のうち、30 年度中に工事段階にあった事業のみを記載しています。

※工事期間中における累積値です。

※表中( )内に、昨年度報告の数値を参考として記載しています。

ウ 参画機会増大に向けた今後の取組

PFI 事業の実施にあたっては、建設、維持管理等の各段階において市内中小企業

者の受注機会の拡大が図られるよう、入札公告時や契約締結時をはじめ事業期間を

通じた様々な機会を捉え、各事業所管局と連携しながら、事業者に対して、「横浜市

中小企業振興基本条例」の遵守や市内中小企業者との連携・協力の推進を引き続き

働きかけていきます。

件数

(A)

   件

構成比率

(A/E)

   %

金額

(B)

 百万円

構成比率

(B/F)

   %

件数

(C)

   件

構成比率

(C/E)

   %

金額

(D)

 百万円

構成比率

(D/F)

   %

件数

(E)

   件

金額

(F)

 百万円

19 23.2 2,670 13.7 19 23.2 2,670 13.7 82 19,460

(15) (32.6) (1,737) (18.8) (15) (32.6) (1,737) (18.8) (46) (9,237)

3 12.0 301 13.8 7 28.0 771 35.2 25 2,188

(0) (0.0) (0) (0.0) (2) (22.2) (424) (29.2) (9) (1,452)

8 57.1 1,362 43.0 8 57.1 1,362 43.0 14 3,164

(-) (-) (-) (-) (-) (-) (-) (-) (-) (-)

13 46.4 263 47.8 13 46.4 263 47.8 28 552

(-) (-) (-) (-) (-) (-) (-) (-) (-) (-)

43 28.9 4,596 18.1 47 31.5 5,065 20.0 149 25,363

(15) (27.3) (1,737) (16.2) (17) (30.9) (2,160) (20,2) (55) (10,689)合計

横浜文化体育館再整備事業

⑫市民

サブアリーナ:H30.8~R2.6メインアリーナ:R4.1~R6.1

H30.6~R1.8市民

上郷・森の家改修運営事業

事業名

(建設段階の事業のみ記載)

所管

工事期間

契約実績

市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

MM21中央地区20街区MICE施設整備事業

⑨文化

H29.4~R2.3

H29.4~H31.3(第一期)R2.4~R4.3(第二期)

環創

北部汚泥資源化センター汚泥処理・有効利用事業

75

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(3) 指定管理者制度における市内中小企業者等の参画状況

ア 30年度までの取組

○指定管理者制度運用ガイドラインの適切な運用

「指定管理者制度運用ガイドライン」で、選定にあたり市内中小企業者等が指定管理者に応募

した際には評価に加点するとともに、地域に密着した施設(地区センター等)については、施

設の地域特性への配慮や地域活性化への貢献等を評価するなど、地域の状況をよく知る市内団

体の参画機会の拡大を図りました。

○指定管理者制度に関する相談窓口の運営

市内の団体等を主な対象として、制度に関する相談窓口を運営し、本市の制度運用に関する相

談や公募予定の施設に関する情報提供などを行いました。

○指定管理者制度への参画に向けた取組

横浜商工会議所に御協力をいただき、会議所のホームページへの指定管理者制度関連情報の掲

載を行っています。

また、指定管理業務に関連する団体と意見交換を行うとともに、業務内容の特徴や応募方法に

ついて分かりやすく説明するなど、市内中小企業者の参画に向けた働きかけを行いました。

○指定管理業務における市内中小企業者の活用

全指定管理者に対して、指定管理業務における修繕等の工事発注、物品や役務の調達にあたっ

て、市内中小企業者への優先発注について協力を依頼しています。

イ 市内中小企業者の参画状況

指定管理者が指定されている 936 施設の内訳は、市内中小企業者が 70 施設

(7.5%)、市内 大企業者が8施 設(0.9%)、社会福祉法人 等の企業以外の市内その 他団体(※

1)が 595 施設(63.6%)となっています。

市内中小企業者の参画状況 31 年 4月 1日現在

施 設 種 別 合計

企 業 その他団体(※1)

市内企業 準市内企業 市外企業 市内 市外

中小 大 中小 大 中小 大

区民利用施設 (※2) 360

(360) 19

(13) 2

(8) 0

(0) 17

(19) 1

(0) 0

(0) 309

(308) 12

(12)

市民利用施設 (※3) 225

(218) 51

(38) 6

(7) 1

(3) 52

(52) 1

(1) 0

(0) 111

(114) 3

(3)

その他施設(※4) 351

(359) 0

(0) 0

(0) 0

(0) 176

(123) 0

(0) 0

(0) 175

(236) 0

(0)

全 施 設

合 計

31

年度

936 100%

70 7.5%

8 0.9%

1 0.1%

245 26.2%

2 0.2%

0 0.0%

595 63.6%

15 1.6%

30

年度 (937) (100%)

(51) (5.4%)

(15) (1.6%)

(3) (0.3%)

(194) (20.7%)

(1) (0.1%)

(0) (0.0%)

(658) (70.2%)

(15) (1.6%)

※1 その他団体とは、社会福祉法人、NPO法人、外郭団体、区民利用施設協会などです。

※2 区民利用施設とは、1区1館以上設置されている施設(地区センター、地域ケアプラザ、スポーツセンター等)

です。

※3 市民利用施設とは、全市域を対象とした大規模で専門的な施設(横浜みなとみらいホール、横浜美術館、

動物園等)です。

※4 その他施設とは、区民利用施設及び市民利用施設以外の、市営住宅、港湾物流施設などです。

※5 ( ) 内は 30 年4月1日実績です。

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ウ 指定管理者における市内中小企業者への発注状況

指定管理者における市内中小企業者への発注状況は、30年度は 329件(62.0%)、約 23億 1,300

万円(37.5%)となっています。

指定管理者における市内中小企業者への発注状況(1件100万円以上)

区分 年度

契約実績(単独随意契約を除く)

単独随意契約 市内企業契約実績

市内中小企業契約実績

件数

(A)

構成比率

(A/E)

金額

(B)

構成比率

(B/F)

件数

(C)

構成比率

(C/E)

金額

(D)

構成比率

(D/F)

件数

(E)

金額

(F)

件数 金額

件 % 百万円 % 件 % 百万円 % 件 百万円 件 百万円

工事 30 年度 21 67.7 184 82.5 21 67.7 184 82.5 31 223 63 192

29 年度 42 80.8 126 76.8 42 80.8 126 76.8 52 164 44 146

物品 30 年度 79 51.0 139 5.6 85 54.8 154 6.2 155 2,471 77 406

29 年度 44 38.9 132 4.9 50 44.2 150 5.6 113 2,685 55 329

委託 30 年度 229 66.4 1,990 57.3 252 73.0 2,192 63.1 345 3,472 741 6,302

29 年度 179 66.3 1,552 53.5 196 72.6 1,724 59.4 270 2,901 608 5,232

全区分

合 計

30 年度 329 62.0 2,313 37.5 358 67.4 2,530 41.0 531 6,166 881 6,900

29 年度 265 60.9 1,810 31.5 288 66.2 2,000 34.8 435 5,750 707 5,707

※ 「構成比率」はそれぞれの数値(件数又は金額)が契約実績(単独随意契約を除く)に占める割合

エ 参画機会増大に向けた今後の取組

「横浜市中小企業振興基本条例」の趣旨を踏まえ、市内中小企業者の参画増大に向け、引き続

き「相談窓口」等を活用して、指定管理者制度のPRを進めます。

また、関連団体の御協力をいただきながら、ホームページへの指定管理者制度関連情報の掲載

や各種会議等での情報提供の充実に努めます。

さらに、すべての指定管理者に対して、指定管理業務における市内中小企業者への優先発注に

努めるよう働きかけていきます。

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<参考> 1 本市補助事業における市内事業者への発注状況

本市では、「横浜市補助金等の交付に関する規則」に基づき、本市補助金を活用して行う 100

万円以上の発注は、原則として市内事業者に行っています。

30 年度における市内事業者への発注については、発注件数が 29 年度と比較して 93 件増加し

た一方で、発注金額は 29 年度と比較して約1億 5,400 万円減少しております。

また、発注全体に占める市内発注の割合は、発注件数で 76.1%、発注金額で 67.4%と、前

年度よりそれぞれ 1.7 ポイント、9.3 ポイント減少しました。

今後も引き続き、補助金交付団体に対して、可能な限り市内事業者への発注を確保するよう

指導、要請に努めてまいります。

<市内事業者への発注率(金額)が、9.3ポイント減少した理由>

鉄道施設内の工事に対する補助事業について、列車運行や旅客公衆安全確保のため鉄道工事の経験

がある市外事業者等へ発注する必要があったため、市外事業者等への発注金額が約40億円増加し、全

体に占める市内事業者への発注率が減少しました。

本市補助事業における市内事業者への発注状況(1 件 100 万円以上)

平成30年度(①) 平成29年度(②) 差分(①-②)

区分 総数 総数 総数

市内 市内 市内

工事

件数

(件)1,307(79.6%) 1,641 1,219(78.9%) 1,545 88(0.7) 96

金額

(百万円)16,825(67.6%) 24,895 16,149(80.2%) 20,146 676(▲12.6) 4,749

物品

件数

(件)251(71.3%) 352 227(78.3%) 290 24(▲7.0) 62

金額

(百万円)1,534(62.5%) 2,455 2,225(65.8%) 3,382 ▲691(▲3.3) ▲927

委託

件数

(件)295(66.6%) 443 314(73.7%) 426 ▲19(▲7.1) 17

金額

(百万円)1,157(71.2%) 1,625 1,296(61.3%) 2,113 ▲139(9.9) ▲488

合計

件数

(件)1,853(76.1%) 2,436 1,760(77.8%) 2,261 93(▲1.7) 175

金額

(百万円)19,516(67.4%) 28,975 19,670(76.7%) 25,641 ▲154(▲9.3) 3,334

※ 市内数値欄のカッコ内は、発注総数に占める市内発注数の割合を表します。

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2 横浜市内公共事業発注者連絡会等の取組状況 (1) 横浜市内公共事業発注者連絡会等の開催

ア 横浜市内公共事業発注者連絡会(※1)の開催(30年9月)

○23年から市内国等関係機関に市内中小企業者の受注機会増大を要請する連絡会を開催

○各機関の中小企業者受注機会の増大に向けた取組状況の報告

(自治体実績を評価する総合評価落札方式の発注状況の説明)

○各機関が所管する大規模事業の進捗状況の報告

イ 国の機関と市内建設業団体との意見交換会の開催(29年10月)

○本市の要請に応え、国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所、川崎国道事務所、京浜河川事

務所が23年から実施(横浜市はオブザーバーとして参加)

○地元業者の受注機会の拡大について意見交換

(2) 国及び国の関係機関への要望

「国の制度及び予算に関する提案・要望」の実施(30年6月)

国及び国の関係機関が実施する公共事業における市内中小企業者の受注機会の増大を要望

(3) 国等関係機関における取組実績

ア 29年度発注額(30年10月調査)

(横浜市内公共事業発注者連絡会の国等関係機関の管内発注額*注1と市内企業者受注額)

・発注額総計 約 905 億円 (28 年度:約 1,791 億円)

[約 609 億円] [約 617 億円]*注2

・上記のうち市内企業者受注額 約 120 億円 (28 年度:約 125 億円)

*注1 集計は、国土交通省関東地方整備局の横浜国道事務所・京浜港湾事務所・京浜河川事務所・横浜営繕事務所・川崎国道

事務所、東日本高速道路㈱の横浜工事事務所・京浜管理事務所及び首都高速道路㈱の神奈川建設局・神奈川管理局の合計値。

各機関の管内は横浜市域外も含む。

*注2[ ]内は WTO 案件や緊急随意契約案件を除いた金額。

イ 30年度 市内中小企業者受注拡大のための入札制度の取組

(計53件うち市内企業者受注21件)

○横浜国道事務所

地域密着型総合評価落札方式(※2)など 38 件(うち市内企業者受注 18 件)の工事の発

○京浜港湾事務所

施工能力評価型(1)型総合評価落札方式(※3)など8件(うち市内企業者受注2件)

の工事の発注

○首都高速道路(株)神奈川管理局

施工能力確認方式(※4)7件(うち市内企業者受注1件)の工事の発注

79

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(4) 本市外郭団体における取組実績

(横浜市内公共事業発注者連絡会の本市外郭団体の市内発注額*注3と市内企業者受注額)

ア 29年度発注額(30年10月調査)

・発注額総計 約135億円 (28年度:約157億円)

・上記のうち市内企業者受注額 約111億円 (28年度:約135億円)

*注3 集計は横浜市住宅供給公社及び(公財)横浜市建築保全公社の合計値。

【参考】

※1 横浜市内公共事業発注者連絡会

横浜市中小企業振興基本条例第3条の趣旨に基づき、市内中小企業の振興に関する施策のよ

り一層の推進を図るため、本市が負担金等を支出し市内で公共事業を発注する、国や関係機

関、外郭団体等との連携を強化することを目的に平成23年9月発足。

この連絡会を通じて各機関との情報共有等を行い、市内中小企業者の受注機会の増大を働き

かけている。

○連絡会メンバー

・国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所長

・同 京浜港湾事務所長

・東日本高速道路㈱ 関東支社 横浜工事事務所長

・同 京浜管理事務所長

・首都高速道路㈱ 神奈川建設局長

・同 神奈川管理局長

・本市外郭団体(横浜市住宅供給公社理事長、(公財)横浜市建築保全公社理事長)

・横浜市(技監、財政局公共施設・事業調整室長)

※2 地域密着型総合評価落札方式

地域精通度・地域貢献度を重視する制度

※3 施工能力評価型(1)型総合評価落札方式 同種工事の施工実績や工事成績等のほか、標準的な施工計画(可否を判断)を評価する制度

※4 施工能力確認方式

競争入札により、価格と施工実績等の要素を総合評価して落札者を決定する制度

80

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3 本市外郭団体における市内中⼩企業者の受注機会の増⼤に向けた取組 (1) 30 年度までの取組

本市の外郭団体における市内中小企業者への受注機会の増大に向けては、本条例の趣旨を踏ま

え、22年度以降毎年、各団体に対して市内中小企業者への優先発注を要請してきました。

30 年度も、引き続き、各団体での修繕等の工事の発注や物品及び役務の調達等を行う際には、

本市の「有資格者名簿」を活用するなど、市内中小企業者への優先発注に協力するよう要請しま

した。

(2) 市内中小企業者への発注状況(30年度)

工事・物品・委託それぞれの契約(1件100万円以上)に関する30年度の発注状況は、下表の

とおりです。

今後も、市内中小企業者の受注機会の増大に向けて要請等を進めていきます。

本市外郭団体における市内中小企業者への発注状況 <1件100万円以上の契約>

契約実績(単独随意契約を除く)

市内企業契約実績 単独随意契約

市内中小企業者契約実績

件 % 百万円 % 件 % 百万円 % 件 百万円 件 百万円

455 88.3 12,990 62.2 463 89.9 13,632 65.3 515 20,880 626 13,418

29年度 426 88.4 12,678 64.5 440 91.3 13,545 69.0 482 19,642 508 6,309

30年度 1,148 84.2 5,422 72.0 1,185 86.9 5,732 76.1 1,364 7,532 242 2,395

29年度 1,142 86.5 5,112 72.5 1,177 89.2 5,399 76.5 1,320 7,055 227 2,178

30年度 260 68.6 5,153 69.7 280 73.9 5,344 72.3 379 7,393 982 11,870

29年度 204 67.1 2,782 53.3 218 71.7 3,172 60.8 304 5,219 891 10,225

30年度 1,863 82.5 23,565 65.8 1,928 85.4 24,708 69.0 2,258 35,805 1,850 27,683

29年度 1,772 84.1 20,571 64.5 1,835 87.1 22,116 69.3 2,106 31,916 1,626 18,712

金額件数(A)

構成比率

(A/E)

金額(B)

構成比率

(B/F)

件数(C)

構成比率

(C/E)

金額(D)

構成比率

(D/F)

件数(E)

金額(F)

件数

区分 年度

合計

委託

物品

工事30年度

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Ⅳ 参考資料

○横浜市中小企業振興基本条例

平成22年3月29日

条例第9号

横浜市中小企業振興基本条例をここに公布する。

横浜市中小企業振興基本条例

近年の国境を越えたグローバル経済の進展とそれに伴う競争の激化、社会構造を変える急速な少子

高齢化の進行など経済を取り巻く環境は極めて厳しい状態が続いている。横浜市においても同様の状

況であり、このような状態を放置しておくわけにはいかない。

市内に立地する企業の大多数を占める中小企業は、それぞれの業種・職種において市内経済を根幹

から支え、地域のまちづくりや雇用、災害時の助け合いなど、地域社会へ貢献するとともに、大企業

を様々な面から補完する存在として横浜市の発展に大きく寄与してきた。地域経済の活性化が、企業

の利益や所得の増加を産み出し、横浜市の税収の増加につながり、市民への多様な行政施策が実現で

きるという好循環を生み出してきた。

横浜は開港以来、進取の起業家精神が宿る人々が日本各地から集まって、ビールや新聞、石けん、

牛鍋など多くの西洋からの文化を独自の工夫で事業として成立させてきた。多くの人々が新しいふる

さとを横浜に求め、切磋琢磨しつつも助け合いながら成長・発展してきたのが横浜という都市である。

市内経済の持続可能な発展のためには、中小企業の意欲的で創造的な活動を支援することが不可欠

である。この基本的な考え方を推進するための基本方針等を明らかにし、市内経済の中核をなす中小

企業が生き生きと躍動する横浜を築くため、この条例を制定する。

(目的)

第1条 この条例は、中小企業の振興について、横浜市(以下「市」という。)の責務、市内中小企業

者の努力、大企業者等の役割等を明らかにするとともに、市の施策の基本となる事項等を定めるこ

とにより、中小企業の振興に関する施策を総合的に推進し、もって市内経済の発展及び市民生活の

向上に寄与することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによ

る。

(1) 市内中小企業者 中小企業基本法(昭和38年法律第154号)第2条第1項各号のいずれかに該当

する者で、市内に主たる事務所又は事業所を有するものをいう。

(2) 大企業者等 市内中小企業者以外の事業者で、市内に事務所又は事業所を有するものをいう。

(市の責務)

第3条 市は、この条例の趣旨にのっとり、中小企業の振興に関する施策を総合的に策定し、及び実

施しなければならない。

2 市は、中小企業の振興に関する施策を策定し、及び実施するに当たっては、国、関係地方公共団

体、市内中小企業者、中小企業に関する団体、大企業者等及び市民と協力して、効果的に実施する

82

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よう努めるものとする。

(市内中小企業者の努力)

第4条 市内中小企業者は、経営の革新(中小企業基本法第2条第2項に規定する経営の革新をいう。以

下同じ。)、経営基盤の強化及び経済的社会的環境の変化への即応のために、自主的に取り組むよ

う努めなければならない。

2 市内中小企業者は、市が実施する中小企業の振興に関する施策に協力するよう努めるものとする。

3 市内中小企業者は、地域社会を構成する一員としての社会的責任を自覚し、地域社会との調和を

図り、緊急災害への対応をはじめとして暮らしやすい地域社会の実現に貢献するよう努めるものと

する。

(大企業者等の役割)

第5条 大企業者等は、事業活動を行うに当たっては、地域社会を構成する一員としての社会的責任

を自覚することはもとより、市内中小企業者が自らの事業活動の維持及び発展に欠くことのできな

い重要な存在であることを認識し、市内中小企業者との連携・協力に努めるものとする。

2 大企業者等は、中小企業の振興が市内経済の発展において果たす役割の重要性を理解し、市が実

施する中小企業の振興に関する施策に協力するよう努めるものとする。

(市民の理解と協力)

第6条 市民は、中小企業の振興が市民生活の向上において果たす役割の重要性を理解し、中小企業

の健全な発展に協力するよう努めるものとする。

(施策の基本方針)

第7条 市は、中小企業の振興に関する施策の策定及び実施に当たっては、この条例の趣旨にのっと

り、次に掲げる事項を基本として行わなければならない。

(1) 市内中小企業者の経営の革新及び経営基盤の強化を促進するための施策を推進すること。

(2) 市が行う工事の発注、物品及び役務の調達等に当たっては、予算の適正な執行並びに透明か

つ公正な競争及び契約の適正な履行の確保に留意しつつ、発注、調達等の対象を適切に分離し、

又は分割すること等により、市内中小企業者の受注機会の増大に努めること。

(3) 地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第3項に規定する指定管理者の選定に当たって

は、予算の適正な執行並びに透明かつ公正な選定手続及び当該公の施設の効果的な管理の確保に

留意しつつ、市内中小企業者の参入機会の増大に努めること。

(4) 市内中小企業者の経営の革新等のための自主的な取組、市の施策への協力、地域社会への貢

献の状況等を適切に評価し、積極的な活用に努めること。

(5) 市内中小企業者相互及び市内中小企業者と大企業者等の連携・協力を促進するための施策を

推進すること。

(6) 中小企業の振興に関する市民の理解を深め、協力を促進するための施策を推進すること。

(7) 前各号に掲げる事項を基本とする施策を推進するために必要な財政上の措置を講ずること。

(市会への報告)

第8条 市長は、毎年、市会に中小企業の振興に関する施策の実施状況を報告しなければならない。

附 則

この条例は、平成22年4月1日から施行する。

83