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Oracle 11g (11.2)でのデータベースの作成方法
PDS, SmartPlant 3D (GWC, Global Workshare Configuration 機能を利用しない場合)で使用す
る Oracle データベースの作成例を示します。下記の例では、新たなデータベース名として
NEWDB を作成します。ユーザが作成するデータの格納に使用可能なテーブルスペース名は
USERS、一時的なデータに使用可能なテーブルスペース名は TEMP となり、これらのテーブル
スペースの容量は自動拡張に設定されます。Oracle ソフトウェアが D:\Oracle フォルダにインス
トールされている場合、データベースを構成するファイルは D:\Oracle\oradata フォルダに作成
されます。なお、各項目の設定値は、データ量やクライアント数等に合わせて調整が必要な場合
があります。
1) Start -> All Programs -> Oracle – OraDb11g_home1 -> Configuration and Migration Tools -> Database Configuration Assistant を起動します。Next ボタンを選択します。
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4) Global Database Name に対して作成するデータベースの名前を入力します。SID は Global Database Name を基に自動的に入力されます。Next ボタンを選択します。
5) Configure Enterprise Manager オプションを無効に変更し、Next ボタンを選択します。な
お、このオプションを有効として複数のデータベースを作成すると、OracleDBConsole サー
ビスの起動を行うことができなくなります。
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6) SYS および SYSTEM ユーザのパスワードを指定し、Next ボタンを選択します。
入力したパスワードが 8 文字以下、大文字/小文字/数字の組み合わせになっていない等の場合
には以下のようなダイアログボックスが表示されます。Yes ボタンを選択、またはパスワー
ドの再指定を行います。Oracle 11g では、パスワード中の大文字と小文字の区別が行われま
す。
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7) Storage Type として File System、Storage Locations として Use Database File Locations from Template が選択された状態(デフォルト)のまま、Next ボタンを選択します。
8) Specify Flash Recovery Area オプションを無効に変更し、Next ボタンを選択します。
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9) 各データベース機能のオプションを全て無効に変更し、Standard Database Components ボ
タンを選択します。
各オプションを無効に変更し、OK ボタンを選択します。
上記 Step 8 of 12 : Database Content へ戻り、Next ボタンを選択します。
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10) Step 9 of 11 : Initialization Parameters の Memory タブでは、デフォルトの設定(Typical, Percentage: 40%)を使用します。Sizing タブへ切り替えます。
11) Processes に対して(PDS, SmartPlant 3D の最大同時使用ユーザ数 x 10) + 50 程度の値を指
定し、Character Sets タブへ切り替えます。なお、この値が小さいと、運用時に ORA-00020: maximum number of processes exceeded エラーが発生することがあります。その場合、alter
system set processes = プロセス数 scope = spfile;により変更を行うことが可能です。
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12) Use Unicode (AL32UTF8)オプションを選択します。また、National Character Set, Default Language, Default TerritoryとしてAL16UTF16, American, United Statesが選択されてい
る状態で、Connection Mode タブへ切り替えます。
13) Dedicated Server Mode が選択されていることを確認し、All Initialization Parameters ボタ
ンを選択します。
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14) Show Advanced Parameters ボタンを選択します。db_files に 200、open_cursors に 3000、os_authent_prefix にシングルクオーテーションマーク 2 つ('')を指定します。Close ボタンを
選択します。なお、os_authent_prefix の変更を行わなかった場合、SmartPlant 3D からデ
ータベースサーバへアクセスすることができなくなります。
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15) Step 9 of 11 : Initialization Parameters へ戻り、Next ボタンを選択します。
16) テーブルスペース、データファイル等の各設定値を確認し、Next ボタンを選択します。
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17) Save as a Database Template オプションを選択すると、次回以降のデータベース作成の際
に利用可能なテンプレートを作成することができます。Finish ボタンを選択します。
18) 作成されるデータベースの設定値が表示されます。内容を確認し、OK ボタンを選択します。
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19) データベース作成処理が開始されます。なお、処理終了まで数十分必要となる場合もありま
す。
20) データベース作成処理が終了すると、以下のようなダイアログボックスが表示されます。 Exit ボタンを選択します。
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上 記 手 順 に よ り デ ー タ ベ ー ス の 作 成 を 行 う と 、 Oracle Database 11g (Oracle – OraDb11g_home1)に含まれるツールで使用する Local Net Service Name が作成され、レジスト
リ ORACLE_SID に指定が行われます。なお、Oracle Client 11g 32 ビット版の追加インストー
ルを行っている場合には、Start -> All Programs -> Oracle – OraClient11g_home1 -> Configuration and Migration Tools -> Net Configuration Assistant により、同名の Local Net Service Name を作成する必要があります。通常のインストールでは、コマンドプロンプト上で
sqlplus コマンドを実行した場合、Oracle Client 11g に含まれる SQL*Plus が起動されます。 Oracle 10.2 以降では CONNECT ロールに含まれる権限が CREATE SESSION のみとなってい
ます。また、Oracle 11g ではパスワードに有効期限が設定されています。以前のバージョンと同
様に利用を行うためには、下記の SQL 文を実行します。 SQL*Plus を起動します。Enter user-name に対して sys@NEWDB as sysdba と入力し、管理者
として connect を行います。上記ユーザ名の@文字以降には接続文字列として Local Net Service Name を指定します。下記の 2 つの SQL 文を実行します。
grant alter session, create cluster, create database link, create sequence,
create synonym, create table, create view to connect;
alter profile default limit password_life_time unlimited;
なお、CONNECT ロールへの権限の追加を行わなかった場合、通常のユーザでのオブジェクト作
成時に ORA- 01031: insufficient privileges エラーが発生します。