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第5版 Pro/ENGINEER 入門 東海大学総合情報センター

Pro/ENGINEER 入門5 ⑦ 履歴関連 ⑧ メッセージ表示 2)精度 絶対精度:いかなるモデルでも最小認識距離が固定 相対精度:モデルのサイズによって最小認識距離が変動

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第5版

Pro/ENGINEER

入門

東海大学総合情報センター

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Pro/ENGNEER 入門

目 次

第1章 基礎事項 2 1)画面の構成 3 2)精度 5 3)単位系 6 4)マウスを使ったモデルのビュー変更操作 7 メモ知識コーナー その1 8

第2章 基本的なモデリング 8 1)新規プロジェクトを作成する 9 2)モデリングする 9 3)ファイルの保存をする 11 4)寸法の修正・再定義をする 12 メモ知識コーナー その2 13

第3章 基本的なモデリング機能 16 1)突起フィーチャーの作成 17 2)シェルフィーチャーの作成 18 3)カットフィーチャーの作成とパターン機能の利用 18 4)突起フィーチャーの作成2(新たなデータム平面を利用する)と パターンの利用2 20

5)ラウンドフィーチャーの作成 23 6)ラウンドフィーチャーの作成2と参照パターンの利用 23 7)ラウンドフィーチャーの作成3 23

メモ知識コーナー その3 25 第4章 アセンブリモデル 26

1)暫定形状のモデリング 27 2)アセンブリの組み込み 28 3)それぞれのパートを作成 30

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第1章 基礎事項

1)画面の構成

2)精度

3)単位系

4)マウスを使ったモデルのビュー変更操作

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第1章 基礎事項 1)画面の構成 ① ファイル関連操作

保存 コピーを保存 バックアップ ファイル名 オープン時 任意 オープン時 ドライブ 任意 任意 任意 ファイルタイプ prt 任意 prt

新規ファイルのオープン ファイルを開く

ファイルを保存 印刷

① ②

③ ⑦

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② 表示関連 ③ データム作成関連

④ エンジニアリングフィーチャー関連

⑤ ベースフィーチャー関連

⑥ フィーチャー編集関連

再描画 スピンオン・オフ

再フィット ビューリスト

ワイヤーフレーム

陰線

陰線消去 シェード

データム平面表示・非表示 データム軸表示・非表示

データム点表示・非表示 データム座標系表示・非表示

参照系フィーチャー作成

データム作成アイコン群

シェルフィーチャー作成

面取りフィーチャー作成

ラウンドフィーチャー作成

押し出し 回転

可変断面スイープ

パターン作成

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⑦ 履歴関連

⑧ メッセージ表示

2)精度 絶対精度:いかなるモデルでも最小認識距離が固定 相対精度:モデルのサイズによって最小認識距離が変動

3)単位系

モデルツリー

デフォルトの精度は相対精度で「0.0012」となっています。

世界各国が扱うさまざまな単位に合わせて利用することができます。 当大学ではデフォルトでmm,g,秒,℃に設定してあります。

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4)マウスを使ったモデルのビュー変更操作 マウスの中ボタンとキーボードのキーを押すことで、モデルの拡大・縮小・回転・移

動などができる。

マウスのみの操作の場合

キーボードを使った場合

移動

拡大・縮小

中心を指定して回転

押しっぱなしでマウスを移動

スクロールボタンの上下

拡大・縮小

押しっぱなしでマウスを移動

回転

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マップキー機能を使うと非常に便利!

マップキー機能とは? あらかじめユーザーが定義することにより、よく使われる操作をワンタッチで行うことが

できるようにする機能のこと。

※ コンピュータ室の PCは、せっかく設定しても電源オフで消えてしまうので、Zドライブなどに保存しておくとことが必要。

例えば「F10」キーで参照物非表示の設定をすると・・・

F10 キーをポン!

一瞬にしてモデル

のみの表示に!

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第2章 基本的なモデリング

1)新規プロジェクトを作成する。

2)モデリングする。

3)ファイルの保存をする

4)寸法の修正・再定義をする

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第2章 基本的なモデリング(ブロックのモデリング) 主な学習内容 ・基本的なモデリングの流れをつかむ

1) 新規プロジェクトを作成する ① 上段メニューから「ファイル」→「新規」を選択する。 ② 「部品」のラジオボタンが選択されていることを確認し、

名前を「block」にして OKボタンを押す。 2)モデリングする。 ① を押すと下記のような押し出しメニューが開く。

② 左下に押し出し定義のメニューが表示され

るので、「配置」→「定義」と選択する。 ③ スケッチダイアログボックスが開くので、グラフィ

ックウィンドウから Frontデータム平面を選択し、「スケッチ」ボタンを押す。

断面関連 奥行き関連 フィーチャー情報

ソリッド or サーフェスの選択

押し出し方向の選択 薄板の設定 実行・中止

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④ スケッチ画面が表示されるので、参照ダイアログボックスの「閉じる」ボタンを押

してスケッチを開始する。

⑤ をクリックし、適当に四角を描く

クリック

適当な四角を描く

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⑥ スケッチアイコン中の ボタンを押してスケッチを終了する ⑦ 押し出しメニューの ボタンを押して突起フィーチャーを完成させる

3)ファイルの保存をする ① アイコン群の中から「保存」アイコンをクリックする。

② 「オブジェクトを保存」のダイアログボックスが開く

ので、そのまま OKボタンを押す。

保存先がデフォルトで「c:¥user」になっていますが、この場所は当大学のシステム上シャットダウンによりデータが消えます。最終的に Zドライブ、あるいは他メディアに保存する必要がありますが、その手段として「バックアップで保存」、あるい

は Windows 上の操作によるものがあります。どちらの手段でもかまわないので、必要なものは必ず半永久的に消えない場所へ保存する習慣をつけてください。

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4)寸法の修正・定義の編集をする A) 寸法の修正をする ① モデルツリーより今作成した「押し出し 1」を右クリックし、表示されたポップア

ップメニューから「編集」を選択する。 ② モデルに寸法が表示されるので、変更する寸法をダブルクリックして寸法値を入

力する。 ③ プレビュー表示後、 ボタンを押すと修正後のモデルが表示される

クリック

数値を入力して

Enterキーを押す

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B) 定義の編集をする ① モデルツリーより再定義したいリスト(この場合は

「押し出し1」)を右クリックする。ポップアップメ

ニューが開くので「定義を編集」を選択する。 ② 再び押し出しメニュー(9ページ参照)が表示される

ので、修正したい箇所をダブルクリックで選択する

寸法以外を修正する場合等には「定義を編集」という機能を使います。これ

により細かな修正が可能になります。

クリック

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モデルに色をつけてみよう

クリック

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第3章 基本的なモデリング機能

1)突起フィーチャーの作成。

2)シェルフィーチャーの作成

3)カットフィーチャーの作成とパターン機能の利用

4)突起フィーチャーの作成2(新たなデータム平面を

利用する)とパターンの利用2

5)ラウンドフィーチャーの作成

6)ラウンドフィーチャーの作成2と参照パターンの利用

7)ラウンドフィーチャーの作成3

~石鹸箱のモデリング~

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第3章 基本的なモデリング機能(石鹸箱のモデリング) 主な学習 • よく使われるフィーチャーの説明とやり方 1)突起フィーチャーの作成 新規で「soap_box」というファイル名でプロジェクトを作成する 前章のように「押し出し」アイコンを押して押し出しメニューを表示する 【断面を設定する】 ① 左下に押し出し定義のメニュー

から「配置」→「定義」と選択

し、右図のようにスケッチ面・

スケッチビューを設定する。設

定したら「スケッチ」ボタンを

押す。参照ダイアログボックス

はそのまま閉じる。 ② 参照線のうち、Rightデータム平面軸に沿って中心線を引き、それに対し左右対称になるように、四角を描く。底辺は Topデータム平面と接する。

③ アイコンを押した後、寸法の数値をダブルクリックし、横:200、縦:80と寸

法を修正する。 【奥行きを設定する】 ① スケッチの終了後、左下メニューから「オプショ

ン」を選択し、表示された深さ(奥行き設定)中

のサイド1から「対称」を選択し、寸法を130

と指定する。 ② 終了して右図のようになっていれば OK。データム平面との関係等がおかしければ「定義を編集」

で修正する。

Frontを選択

スケッチビュー:奥に

参照:Top 回転方向:上面

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2)シェルフィーチャーの作成 ① 「シェル」アイコン を押してシェル定義メニューを表示する ② 左下メニューで、厚みを「2」(mm)と入力する。 ③ モデルの上面を選択後、 を押す。

3)カットフィーチャーの作成とパターン機能の利用 【カットフィーチャーの作成】 「押し出し」アイコンを押して押し出し定義メニューを表示する ① 右図のようにスケッチ面・スケ

ッチビューを設定する。設定し

たら「スケッチ」ボタンを押す。

参照ダイアログボックスはその

まま閉じる。 ② 図のように中心線を2本引き、上下左右対称となるような四角を描く。 ③ のアイコンをクリックし、下図のように寸法を修正する。

TOPを選択

スケッチビュー:奥に

参照:FRONT 回転方向:底面

中心線

中心線

70

70

5

をクリックし、RIGHT データム軸と縦の中心線を選ぶ(クリッ

クする)

マウスの真ん中ボタンを押して確定する

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④ スケッチを終了し、左下メニューの「オプション」で開き、サイド1の押し出しタイ

プを「全貫通」にする。 ⑤ 突起・押し出しを選択するアイコンで「カット」を選択する ⑥ グラフィックウィンドウ上でカット方向を確認し、上向きになっていなければカット

方向を選択するアイコンで修正する

⑦ 全ての定義を終えたら終了する 【パターン機能の利用】 ⑧ モデルツリーで今作成したカットフィーチャーを選択(シングル

クリック)し、パターンアイコン を押す

突起・カット

選択アイコン

カット方向を決定

するアイコン

上向きになっ

ていれば OK

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⑨ グラフィックウィンドウ上のモデルから

図に示すように寸法を選択(シングルクリ

ック)し、表示された入力欄に「-10」

と入力する ⑩ 左下メニューから図に示す値をを選択し、

「15」と入力する ⑪ 全てを定義後、終了する 4)突起フィーチャーの作成2(新たなデータム平面を利用する)とパターンの利用2 ① 「押し出し」アイコンを押して押し出しメニューを表示

する。 ② 左下に押し出し定義のメニューから「配置」→「定義」

と選択後、画面上部のメニューから「挿入」→「モデル

データム」→「平面」を選択する。 ③ データム平面ダイアログボックスが表示されるので、グラフィッ

クウィンドウ上の TOPデータム平面をクリック後、「オフセット直線移動」の入力欄に「-3」と入力し、「OK」ボタンを押す。

「70.00」を選択し、「-10」と入力する

「15」と入力

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④ 右図のようにスケッチビューを設定する。設定したら「スケッチ」ボタンを押す。

参照ダイアログボックスはそ

のまま閉じる。 ⑤ アイコンをクリックし、図に示すよ

うに円を描く。 ⑥ 図のように寸法を修正し、スケッチを終

了する。 ⑦ 押し出し方向を上向きにし、深さのタイプを「次へ」に指定する。

⑧ 全てを定義後、終了する。

スケッチビュー:上に

参照:FRONT 回転方向:上面

上向きにする 「次へ」を指定

80

45

10

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【パターンの利用2】 ⑨ 右図のように作成した履歴が「グループ」とされているので、これ

を展開し「押し出し」を選択してパターンアイコンを押す。 ⑩ 溝のパターンを作成したよ

うに、まず「80.00」をクリックし、「-160」と入力、その後下図に示すような定義

メニューの第2方向指定欄

をクリックし「45.00」を選択、入力欄に「-90」と入力する。

⑪ 全てを定義後、終了する。

グループを展開し、作成した突起フィーチャー

を選択する。ここでは「押し出し3」を選択

80.00

45.00

第1方向

第2方向

第1方向を定義後、ここをクリ

ックして第2方向を指定する

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5)ラウンドの作成 ① モデルツリーで右図のよう

に履歴をさかのぼる。 ② アイコンを押してラウンド定義メニュ

ーを表示する。 ③ モデルの側面・底面のエッジを、ctrl キーを押しながら全て選択する。

④ Rの大きさを「30」に変更する。 ⑤ 全てを定義後、終了し、履歴を元に戻す

6)ラウンドの作成2と参照パターンの利用 ① アイコンを押してラウンド定義メニューを表示する。 ② 作成した 4 本の足のうち、パターンの元になった一本のエッジ部分を選択し、R 値を「3」に変更し、定義を終了する。

「ここに挿入」をドラッグ

させ、この部分まで履歴を

さかのぼる

R 数値をシングルクリックし、「30」に変更する

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③ モデルツリーから今作成したラウンドフィーチャーを選択し アイコンを押す。 7)ラウンドの作成3 ① アイコンを押してラウンド定義メニューを表示する。 ② 作成した溝のうち、パターン元となった溝の内側のエッジ2つを ctrl キーを押しながら選択し、マウスの右クリックで表示されるメニューから「フルラウンド」を選

択する。 ③ 同様に同じ溝のもう 2つのエッジにもフルラウンドを指定し、定義を終了する。 ④ 参照パターンで溝全域にラウンドを反映する

完成図

すでにパターンで作成された 4 本足すべてに追従し作成される。

フルラウンドを選択

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シェルフィーチャーを使った板金の設計

シェルフィーチャーは右図のような金型部品を設計

する上でも役立ちます。 このようなモデリングをすることにより、修正も楽になります。

ブロックを作成 上面・左側面を除いた全て

の面をシェル化で取り除く

モデルツリーでシェル前

に戻り、強化溝等を作成 モデルツリーで履歴を最後

に戻し、角の部分にフルラ

ウンドをかければ完成

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第4章 アセンブリのモデリング

1)暫定形状のモデリング

2)アセンブリの組み込み

3)それぞれのパートを作成

~シャーペンの芯ケース~

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第4章 アセンブリモデル(シャーペンの芯ケースをモデリングする) 主な学習 ・ アセンブリの概要と考え方 ・ 実務観点からのモデリング順

1) 暫定形状のモデリング ① ケースの胴体部分、蓋部分、底部分の prtファイルを、表に記載されているファイル名にて暫定の形状で用意する。

胴体 (body.prt )

蓋 (cap.prt)

底 (bottom.prt)

7

7

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2) アセンブリモデルの組み込み ① 「ファイル」→「新規」で開いたダイアログボ

ックス中の「アセンブリ」のラジオボタンをオ

ンにし、下記のファイル名をつけて OK ボタンを押す。

② を選択し、表示された「オープンダイアログ

ボックス」から body.prtファイルを開く。 ③ 構成部品配置ダイアログボックスが開く(次ページ参照)ので、 を押し「OK」を押す。(これにより部品の座標系がアセンブリ座標系と整列する。)

④ モデルツリーに表示された「BODY.PRT」を右クリックし、表示されたポップアップメニューから「非表示」を選択する。

⑤ 同様に cap.prtを開き、同じく開いた「構成部品配置」ダイアログボックス(次ページ参照)により 3 方向の拘束をつける。同様に bottom.prt ファイルにも拘束をつけ、最後にすべての非表示を同じポップアップメニューの「非表示を解除」をクリックして解

除する。

cap.prt 拘束場所 タイプ オフセット FRONT 整列 一致または 0.0000 RIGHT 整列 一致または 0.0000 TOP 整列 一致または 0.0000

bottom.prt 拘束場所 タイプ オフセット FRONT 整列 一致または 0.0000 RIGHT 整列 一致または 0.0000 TOP 整列 -68.0000

ここのラジオボ

タンをオン!

ファイル名は

sin_case.asm

拘束はアセンブリの座標系とモデルの座標系を合わせるようにする。 部品の FRONTは ASM_FRONTと、RIGHTは ASM_RIGHTと・・・。

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※構成部品配置ダイアログボックスの説明

図はそれぞれの部品を色づけしたもの 「ビュー」→「カラーおよび概観」よ

り・・・

別のウィンドウに

表示

拘束のリストを表示

拘束の追加と削除

拘束をつけようとし

ているジオメトリ

メッセージ表示

アセンブリ座標系

との一括整列

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3) それぞれのパートを形成 3つの部品をそれぞれ形成することにより、アセンブリモデルもそれに追従し、

自動的に形成される。

body.prt

シェル

カット

ラウンド

cap.prt

修正

ラウンド

bottom.prt

修正

ラウンド

1.5

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できあがり

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その他の有効な機能

1.ブレンド

2.スイープ

3.スイープブレンド

4.可変断面スイープ

複数の断面を用意して押し出す

断面を軌道に沿って押し出す

複数の異なった形状・大きさの断

面を自由な軌道に沿って押し出

複数の軌道を使って断面を押し出す