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袋型根固め工法用袋材 平成 30 年 2 月 エコサンクネットR型・SR型 建技審証第 1006号 一般財団法人 土木研究センター PWRC 建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術) 概要書

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袋型根固め工法用袋材

平成30年2月

エコサンクネットR型・SR型

袋型根固め工法用袋材 エコサンクネットR型・SR型審査証明の結果

平成27年9月24日~平成32年9月23日(内容変更:平成30年2月5日)

審査証明有効期間

〒140-0004 東京都品川区南品川2丁目2番13号 TEL:03-6716-0887 FAX:03-6716-0826 URL:http://www.daika.co.jp

技術保有会社/お問合せ先

建技審証第1006号

落下試験 定荷重下状態の耐候性試験 燃焼試験 飼育試験

(2)強さ特性 (3)耐久性 (4)耐燃焼性 (5)生態系に対する安全性

(1)構造特性錆びない繊維材料を用いており、1t、2t、3t、4t程度の中詰め材(50mm~人頭大の粒径)を充填後、吊り上げることが可能な袋構造体である。また、数ヶ所破断した場合でも破断が広がらず、中詰め材が抜け出しにくい構造および目合いを形成している。

(2)強さ特性中詰め材を充填した後に、吊り上げ吊り降ろしの衝撃および落下衝撃に耐えられる強さ

を有し、また、小石などとの摩耗に耐えられる強さを有している。(3)耐久性

袋材として、十分な耐候性、耐薬品性、および耐腐植土性を有している。(4)耐燃焼性

燃焼時においても、袋材の燃焼が広がらず、人体に有害な量のガスを発生しない材料である。

(5)生態系に対する安全性河川における生態系の生育を阻害するような有害物質を水中に溶出しない。

(6)施工性中詰め材として、割栗石、コンクリート塊、および玉石(発生材)などを充填することができる網状袋材であり、河床面や海底面とのなじみが良く、重ね積みが可能で、地上より水中への設置が容易に行える。

大嘉産業株式会社産 業 資 材 事 業 部繊 維 土 木 開 発 部

一般財団法人 土木研究センター � �PWRC

建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)概要書

本概要書は、一般財団法人土木研究センター(PWRC)が行った「建設技術審査証明(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)」の結果を、広く関係各位に紹介する目的で作成したものであります。一般財団法人 土木研究センター(PWRC)企画・審査部 TEL03-3835-3609 http://www.pwrc.or.jp/shinsa.html

『エコサンクネットR型・SR型』は、強さ特性、耐摩耗性および耐候性などに優れたペットボトル再生樹脂を50%以上使用したポリエステル繊維および植物由来原料を使用したバイオポリエステル繊維を素材とした、ラッセル網で作製した袋材である。その中に中詰材(割栗石、コンクリート塊、および玉石など)を充填し、河川護岸や橋脚などの根固め工、法面保護工、天端保護工、海岸での波の影響が小さい箇所における根固め工、緊急時の水防資材などの袋材として使用可能である。

①R型は再生ポリエステルおよびバイオポリエステルラッセル網、SR型は再生ポリエステルラッセル網による形状で、1t~4tのタイプがある。②R型は、補強ロープを有していないため、袋体内の中詰め材が移動し易く、設置面とのなじみが良い。③SR型は胴部補強ロープを有しているため、形状が安定する。

『エコサンクネットR型・SR型』は下記に示す用途に適用可能である。

◆河川護岸の根固め工◆橋脚などの根固め工◆河川護岸の法面保護工◆河川護岸の天端保護工◆海岸での波の影響が小さい箇所における根固め工◆緊急対策用の水防資材

袋型根固め工法用袋材 エコサンクネットR型・SR型技術の概要 技術の特徴

施工手順

技術の適用範囲・用途

『エコサンクネットR型・SR型』の施工手順を以下に示す。

製品の仕様

製品の特徴

1t 用R 型

約0.63m3約 1t

約1.25m3約 2t

約1.90m3約 3t

約2.50m3約 4t

2t 用

袋(二重)ESN:再生ポリエステルラッセル網(黒原着)BSN:バイオポリエステルラッセル網(黒原着)

25mm目ポリプロピレン(黒原着)φ6mm再生ポリエステル(黒原着)

再生ポリエステル(黒原着)

割栗石、コンクリート塊、玉石(50mm~人頭大の粒径)など

16,700dtex(1,670dtex ×10)450以上

20,040dtex(1,670dtex ×12)500以上

21,710dtex(1,670dtex ×13)550以上

3t 用 4t 用

φ8mm

仕  

使用法

φ10mm φ12mm

規 格形 状

網 状

網 構 成網地引張強さ(N)網 目口 絞 り ロ ー プ

吊 り ロ ー プ

吊り補強ロープ

中 詰 材容 量質 量

φ6mm φ8mm

1t 用ESN-SR1

1,200×1,200×1,300(mm)

SR 型

約0.63m3約 1t

約1.25m3約 2t

約1.90m3約 3t

約2.50m3約 4t

2t 用ESN-SR2

1,200×1,200×1,750(mm)袋(二重)

再生ポリエステルラッセル網(黒原着)

25mm目ポリプロピレン(黒原着)φ6mmポリプロピレン(黒原着)

ポリプロピレン(黒原着)

割栗石、コンクリート塊、玉石(50mm~人頭大の粒径)など

16,700dtex(1,670dtex ×10)450以上

φ8mm φ10mm φ12mm

20,040dtex(1,670dtex ×12)500以上

21,710dtex(1,670dtex ×13)550以上

3t 用ESN-SR3

1,400×1,400×1,900(mm)

4t 用ESN-SR4

1,600×1,600×2,200(mm)

φ8mm

仕  

使用法

φ10mm φ12mm φ14mm

規 格形 状網 状網 構 成網地引張強さ(N)網 目口絞り・胴部補強ロープ

吊 り ロ ー プ

底 部 ロ ー プ

中 詰 材容 量質 量

W2,400×H2,000(mm) W2,400×H2,400(mm) W2,800×H2,800(mm) W3,200×H2,900(mm)

ESN-R1BSN-R1

ESN-R2BSN-R2

ESN-R3BSN-R3

ESN-R4BSN-R4

①袋材の設置 ②中詰め材の充填

④仮置き ⑤設置 ⑥完了

③袋材の口絞り

『エコサンクネットR型・SR型』形状図

客土も可能

吸出し防止シート基礎工

橋脚

護岸保護工 橋脚保護工

エコサンクネットR型・SR型

エコサンクネットSR型形状(重ね積み)施工例

H

SR型

中詰材投入後形状図中詰材投入前形状図

R型

中詰材投入後形状図中詰材投入前形状図

底縛りロープ

再生ポリエステルラッセル網

吊りロープ

口絞りロープ

胴部補強ロープ

底部ロープ

吊りロープ

口絞りロープ

再生ポリエステルラッセル網およびバイオポリエステルラッセル網

底縛りロープ

『エコサンクネットR型・SR型』は、強さ特性、耐摩耗性および耐候性などに優れたペットボトル再生樹脂を50%以上使用したポリエステル繊維および植物由来原料を使用したバイオポリエステル繊維を素材とした、ラッセル網で作製した袋材である。その中に中詰材(割栗石、コンクリート塊、および玉石など)を充填し、河川護岸や橋脚などの根固め工、法面保護工、天端保護工、海岸での波の影響が小さい箇所における根固め工、緊急時の水防資材などの袋材として使用可能である。

①R型は再生ポリエステルおよびバイオポリエステルラッセル網、SR型は再生ポリエステルラッセル網による形状で、1t~4tのタイプがある。②R型は、補強ロープを有していないため、袋体内の中詰め材が移動し易く、設置面とのなじみが良い。③SR型は胴部補強ロープを有しているため、形状が安定する。

『エコサンクネットR型・SR型』は下記に示す用途に適用可能である。

◆河川護岸の根固め工◆橋脚などの根固め工◆河川護岸の法面保護工◆河川護岸の天端保護工◆海岸での波の影響が小さい箇所における根固め工◆緊急対策用の水防資材

袋型根固め工法用袋材 エコサンクネットR型・SR型技術の概要 技術の特徴

施工手順

技術の適用範囲・用途

『エコサンクネットR型・SR型』の施工手順を以下に示す。

製品の仕様

製品の特徴

1t 用R 型

約0.63m3約 1t

約1.25m3約 2t

約1.90m3約 3t

約2.50m3約 4t

2t 用

袋(二重)ESN:再生ポリエステルラッセル網(黒原着)BSN:バイオポリエステルラッセル網(黒原着)

25mm目ポリプロピレン(黒原着)φ6mm再生ポリエステル(黒原着)

再生ポリエステル(黒原着)

割栗石、コンクリート塊、玉石(50mm~人頭大の粒径)など

16,700dtex(1,670dtex ×10)450以上

20,040dtex(1,670dtex ×12)500以上

21,710dtex(1,670dtex ×13)550以上

3t 用 4t 用

φ8mm

仕  

使用法

φ10mm φ12mm

規 格形 状

網 状

網 構 成網地引張強さ(N)網 目口 絞 り ロ ー プ

吊 り ロ ー プ

吊り補強ロープ

中 詰 材容 量質 量

φ6mm φ8mm

1t 用ESN-SR1

1,200×1,200×1,300(mm)

SR 型

約0.63m3約 1t

約1.25m3約 2t

約1.90m3約 3t

約2.50m3約 4t

2t 用ESN-SR2

1,200×1,200×1,750(mm)袋(二重)

再生ポリエステルラッセル網(黒原着)

25mm目ポリプロピレン(黒原着)φ6mmポリプロピレン(黒原着)

ポリプロピレン(黒原着)

割栗石、コンクリート塊、玉石(50mm~人頭大の粒径)など

16,700dtex(1,670dtex ×10)450以上

φ8mm φ10mm φ12mm

20,040dtex(1,670dtex ×12)500以上

21,710dtex(1,670dtex ×13)550以上

3t 用ESN-SR3

1,400×1,400×1,900(mm)

4t 用ESN-SR4

1,600×1,600×2,200(mm)

φ8mm

仕  

使用法

φ10mm φ12mm φ14mm

規 格形 状網 状網 構 成網地引張強さ(N)網 目口絞り・胴部補強ロープ

吊 り ロ ー プ

底 部 ロ ー プ

中 詰 材容 量質 量

W2,400×H2,000(mm) W2,400×H2,400(mm) W2,800×H2,800(mm) W3,200×H2,900(mm)

ESN-R1BSN-R1

ESN-R2BSN-R2

ESN-R3BSN-R3

ESN-R4BSN-R4

①袋材の設置 ②中詰め材の充填

④仮置き ⑤設置 ⑥完了

③袋材の口絞り

『エコサンクネットR型・SR型』形状図

客土も可能

吸出し防止シート基礎工

橋脚

護岸保護工 橋脚保護工

エコサンクネットR型・SR型

エコサンクネットSR型形状(重ね積み)施工例

H

SR型

中詰材投入後形状図中詰材投入前形状図

R型

中詰材投入後形状図中詰材投入前形状図

底縛りロープ

再生ポリエステルラッセル網

吊りロープ

口絞りロープ

胴部補強ロープ

底部ロープ

吊りロープ

口絞りロープ

再生ポリエステルラッセル網およびバイオポリエステルラッセル網

底縛りロープ

袋型根固め工法用袋材

平成30年2月

エコサンクネットR型・SR型

袋型根固め工法用袋材 エコサンクネットR型・SR型審査証明の結果

平成27年9月24日~平成32年9月23日(内容変更:平成30年2月5日)

審査証明有効期間

〒140-0004 東京都品川区南品川2丁目2番13号 TEL:03-6716-0887 FAX:03-6716-0826 URL:http://www.daika.co.jp

技術保有会社/お問合せ先

建技審証第1006号

落下試験 定荷重下状態の耐候性試験 燃焼試験 飼育試験

(2)強さ特性 (3)耐久性 (4)耐燃焼性 (5)生態系に対する安全性

(1)構造特性錆びない繊維材料を用いており、1t、2t、3t、4t程度の中詰め材(50mm~人頭大の粒径)を充填後、吊り上げることが可能な袋構造体である。また、数ヶ所破断した場合でも破断が広がらず、中詰め材が抜け出しにくい構造および目合いを形成している。

(2)強さ特性中詰め材を充填した後に、吊り上げ吊り降ろしの衝撃および落下衝撃に耐えられる強さ

を有し、また、小石などとの摩耗に耐えられる強さを有している。(3)耐久性

袋材として、十分な耐候性、耐薬品性、および耐腐植土性を有している。(4)耐燃焼性

燃焼時においても、袋材の燃焼が広がらず、人体に有害な量のガスを発生しない材料である。

(5)生態系に対する安全性河川における生態系の生育を阻害するような有害物質を水中に溶出しない。

(6)施工性中詰め材として、割栗石、コンクリート塊、および玉石(発生材)などを充填することができる網状袋材であり、河床面や海底面とのなじみが良く、重ね積みが可能で、地上より水中への設置が容易に行える。

大嘉産業株式会社産 業 資 材 事 業 部繊 維 土 木 開 発 部

一般財団法人 土木研究センター � �PWRC

建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)概要書

本概要書は、一般財団法人土木研究センター(PWRC)が行った「建設技術審査証明(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)」の結果を、広く関係各位に紹介する目的で作成したものであります。一般財団法人 土木研究センター(PWRC)企画・審査部 TEL03-3835-3609 http://www.pwrc.or.jp/shinsa.html