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RTシステム開発における 設計支援ツールZIPC運用連係に関する評価 ○関山守(産総研) 穴田啓樹(キャッツ株式会社) 鍛冶良作(産総研) 谷川民生(産総研) 梶谷勇(産総研) 阪口健(産総研) 神徳徹雄(産総研) 1

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Page 1: Rsj2013 sekiyama 3

RTシステム開発における

設計支援ツールZIPCの

運用連係に関する評価

○関山守(産総研) 穴田啓樹(キャッツ株式会社)

鍛冶良作(産総研) 谷川民生(産総研) 梶谷勇(産総研)

阪口健(産総研) 神徳徹雄(産総研)

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Page 2: Rsj2013 sekiyama 3

目次

• 設計支援ツールZIPC

• RTミドルウェアとZIPCの連係を評価 – 設計ツールとしての活用

– ZIPCシミュレータと連係するRTコンポーネント

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Page 3: Rsj2013 sekiyama 3

なぜZIPCが必要なのか?

答:RTルーム 目的:RTミドルウェアの利用、RTコンポーネントの作成教育・評価・開発

過去研究の資産であるRTコンポーネントが利用可能

ネットワークを介してデモの状態が確認可能

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簡単にシナリオを作る

「仕組み」が欲しい

Page 4: Rsj2013 sekiyama 3

設計支援ツールZIPC

http://www.zipc.com/product/zipc/

• C言語のコードジェネレータ

• シナリオベース:状態遷移モデルで簡単に実現

• Windows環境下で動作

• 組込み機器分野での状態遷移モデルをベースとしたソフトウェアモジュール開発ツールのデファクトスタンダード

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Page 5: Rsj2013 sekiyama 3

ZIPC特徴

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状態遷移図、状態遷移表から

「状態遷移にかかる条件判断についてのコード」をジェネレート

入力データに応じた

状態遷移のデータ収集

入力データを用いた

シミュレート実行

状態遷移のエミュレーション実行

アニメーション表示

実際に動作しているモジュールの

内部状態を表示可能

同一インターフェイスで表示

Page 6: Rsj2013 sekiyama 3

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記述の際に日本語を使用可能

可読性向上

Page 7: Rsj2013 sekiyama 3

RTミドルウェアのコンポーネント開発と

ZIPC連係の実際 • Periodicに動作するRTコンポーネントへの導入

– ZIPCが生成するコードはPeriodic実行をメインターゲットとしている

• ZIPCで生成する状態遷移コード RTコンポーネント内の各状態に実装

• RTコンポーネント内状態そのものをZIPCで生成 実例無し

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onExecute

ZIPCが生成する状態遷移モデル

Page 8: Rsj2013 sekiyama 3

RTコンポーネント開発とZIPC連係の評価(1)

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センサコンポーネントからデータを受け取る

現状態とデータを用いて

状態遷移

状態遷移に応じてデータを出力

onExecute

ZIPCが生成する状態遷移モデル

プログラミング効率の向上

デバグ効率向上

日本語使用による負担増

ZIPCコードの再利用(Windows→Linux)可能

日本語を多用:可読性確保

ZIPCで生成するコード部分と

環境依存コードを切り分ける

実例: 2012産総研オープンラボ

開発1日

デバグ1週間

Page 9: Rsj2013 sekiyama 3

RTコンポーネント開発とZIPC連係の評価(2)

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onExecute

ZIPCプロトタイ

プインターフェイスへのフック

複数センサコンポーネントからデータを受け取る

現状態とデータを用いて

状態遷移

状態遷移に応じてデータを出力

状態遷移を修正・変更

RTコンポーネント内の状態遷移を

動的に変更可能

ZIPCのインターフェイス内

状態遷移表を変更するだけで

新しいユーザー参加型開発プロセスの提示

実機を用いての状態遷移モデル変化の確認

動的な状態遷移変化が必要となる設計への対応

実例: 2012産総研オープンラボ

開発1日

デバグ2日

Page 10: Rsj2013 sekiyama 3

状態遷移モデルをベースとした設計支援ツールZIPCを RTコンポーネント開発に用いることで効果的な開発が行えるかを評価

まとめ

ZIPCの利用によるシナリオのモジュール化開発効率上昇

RTコンポーネント開発に有効

ZIPCの新しい使用法の開発

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状態遷移表を用いることで

エラー混入が減少

シミュレータ使用でデバグ効率上昇

日本語使用で可読性上昇

※手間は増えた

ZIPC利用により

RTコンポーネント開発期間が短縮化!

開発工程のさらなる「見える化」 開発工程へのユーザー参加

実環境を用いたモジュールテスト

※手間は増えた

ZIPC利用での

動的に状態が変化する

RTコンポーネントが開発可能

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第18回ZIPCユーザーカンファレンス

9月20日 東京コンファレンスセンター・品川

14:35~

家まるごとZIPC

~ユーザー満足度を向上するためのサービス記述と検証環境の構築~

詳細:http://www.zipc.com/event/uc/

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ご清聴ありがとうございました

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