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J2X1-7517-01Z0(01) 20108Windows/Solaris/Linux Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書 (Systemwalker共通ユーザー管理/ Systemwalkerシングル・サインオン編)

Systemwalkerシングル・サインオン編 (Systemwalker共通ユー … · Systemwalker認証リポジトリおよびSystemwalker シングル・サインオン機能について説明しています。

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Page 1: Systemwalkerシングル・サインオン編 (Systemwalker共通ユー … · Systemwalker認証リポジトリおよびSystemwalker シングル・サインオン機能について説明しています。

J2X1-7517-01Z0(01)2010年8月

Windows/Solaris/Linux

Systemwalker Service Quality Coordinator

使用手引書(Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン編)

Page 2: Systemwalkerシングル・サインオン編 (Systemwalker共通ユー … · Systemwalker認証リポジトリおよびSystemwalker シングル・サインオン機能について説明しています。

まえがき

■本書の目的

本書は、Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン機能を使用してSystemwalker Service Quality CoordinatorV13.4.0を利用する場合の導入方法および使用方法について説明しています。

■本書の読者

本書は、Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン機能を使用してSystemwalker Service Quality Coordinatorを運用管理する方を対象としています。

また、本書を読む場合、OSやGUIの一般的な操作、およびTCP/IP、ディレクトリサービス(Active DirectoryまたはLDAP)などの一般的

な知識をご理解の上でお読みください。

■本製品のマニュアル体系

Systemwalker Service Quality Coordinator のマニュアル構成は以下です。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 解説書

機能の概要について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書

インストール、セットアップについて説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書

機能の使用方法について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(コンソール編)

機能の使用方法のうち、画面の使用に関する説明をしています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(ダッシュボード編)

ダッシュボード機能の使用方法を説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator リファレンスマニュアル

コマンド、データフォーマット、メッセージ等について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator トラブルシューティングガイド

トラブルの対処方法について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Web利用状況管理編

本製品の提供する機能のうち、Web 利用状況分析機能、Web コンテンツの改ざん監視機能について説明しています。

■本書の構成

本書は、以下の構成になっています。

・ 第1章 概要

Systemwalker認証リポジトリおよびSystemwalker シングル・サインオン機能について説明しています。

・ 第2章 設定

Systemwalker Service Quality CoordinatorでSystemwalker認証リポジトリ、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能を利用す

る場合の設定方法、および管理コンソール定義画面について説明しています。

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Page 3: Systemwalkerシングル・サインオン編 (Systemwalker共通ユー … · Systemwalker認証リポジトリおよびSystemwalker シングル・サインオン機能について説明しています。

・ 第3章 運用

Systemwalker Service Quality CoordinatorでSystemwalker認証リポジトリ、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能を利用す

る場合の運用について説明しています。

・ 第4章 設定解除

Systemwalker Service Quality CoordinatorでSystemwalker認証リポジトリ、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能の設定を

解除する方法について説明しています。

・ 第5章 リファレンス

Systemwalker Service Quality Coordinatorが提供する、Systemwalker認証リポジトリ、およびSystemwalkerシングル・サインオン機

能を利用するために必要なコマンド、および本機能使用時にSystemwalker Service Quality Coordinatorが出力するメッセージにつ

いて説明しています。

■本書の位置づけ

本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの共通マニュアルです。本書は、以下の製品に対応しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Windows版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Windows版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Windows for Itanium版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Windows for Itanium版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Linux版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Linux版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Linux for Itanium版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Linux for Itanium版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Solaris(TM) オペレーティングシステム版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition V13.4.0 Solaris(TM) オペレーティングシステム版

■略語表記について

・ Microsoft(R) Windows NT(R) Server network operating system Version 4.0およびMicrosoft(R) Windows NT(R) Workstationoperating system Version 4.0を"Windows NT(R)"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating systemおよび

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating systemを"Windows(R) 2000"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) 98 operating systemを"Windows(R) 98"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) XP Professionalを"Windows(R) XP"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Standard Edition、Microsoft(R)Windows Server(R) 2003 Web Editionを、 "Windows(R) 2003" と表記します。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise、Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standardを、 "Windows(R) 2008" と表記します。

・ Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate、Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium、Microsoft(R) Windows Vista(R) HomeBasic、Microsoft(R) Windows Vista(R) Business、Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterpriseを"Windows Vista(R)"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate、Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional、Microsoft(R) Windows(R) 7 Home Premium、

Microsoft(R) Windows(R) 7 Home Basicを"Windows(R) 7"と表記します。

・ Microsoft(R) SQL Server(TM) を、"SQL Server"と表記します。

・ Microsoft(R) Cluster Serverを"MSCS"と表記します。

- ii -

Page 4: Systemwalkerシングル・サインオン編 (Systemwalker共通ユー … · Systemwalker認証リポジトリおよびSystemwalker シングル・サインオン機能について説明しています。

・ Solaris(TM) オペレーティングシステムを"Solaris"と表記します。

・ Systemwalker Centric Managerを"Centric Manager"と表記します。

・ Symfoware Serverを"Symfoware"と表記します。

・ Interstage Application Serverを"Interstage"と表記します。

・ Oracle Databaseを"Oracle"と表記します。

・ Systemwalker Resource Coordinatorを"Resource Coordinator"と表記します。

・ Windows上、およびItaniumに対応したWindows上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorを"Windows版"と表記し

ます。

・ Itaniumに対応したWindows上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorの固有記事を"Windows for Itanium版"と表記します。

・ Solarisで動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorを"Solaris版"と表記します。

・ Linux上、Itaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorを"Linux版"と表記します。

・ Itaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorの固有記事を"Linux for Itanium版"と表記しま

す。

・ Solaris版、Linux版およびLinux for Itanium版のSystemwalker Service Quality Coordinatorを包括して、“UNIX版”と表記します。

・ Agent for Server/Agent for Businessの共通記事を"Agent"と表記します。

■記号について

コマンドで使用している記号について以下に説明します。

【記述例】

[PARA={a |b |c |… }]

【記号の意味】

記号 意味

[] この記号で囲まれた項目を省略できることを示します。

{} この記号で囲まれた項目の中から、どれか1つを選択することを示します。

__ 省略可能記号“[ ]”内の項目をすべて省略したときの省略値が、下線で示された項目であること

を示します。

| この記号を区切りとして並べられた項目の中から、どれか1つを選択することを示します。

… この記号の直前の項目を繰り返して指定できることを示します。

■商標について

・ MS-DOS、Microsoft、Windows、Windowsロゴ、Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商

標または登録商標です。

・ Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、Java(TM) およびすべてのJava(TM)に関連する商標およびロゴは、米国およびその他の国にお

ける米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。

・ UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

・ Solaris(TM) オペレーティングシステムおよびすべてのSolaris(TM) オペレーティングシステムに関連する商標およびロゴは、米国

およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。

・ Oracleは、米国Oracle Corporationの登録商標です。

- iii -

Page 5: Systemwalkerシングル・サインオン編 (Systemwalker共通ユー … · Systemwalker認証リポジトリおよびSystemwalker シングル・サインオン機能について説明しています。

・ Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

・ Red Hat、RPM、および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の商標また

は登録商標です。

・ Intel、Pentium、およびItaniumは、Intel Corporationの登録商標です。

・ Systemwalkerは、富士通株式会社の登録商標です。

・ Interstageは、富士通株式会社の登録商標です。

・ Symfowareは、富士通株式会社の登録商標です。

・ その他、本書に記載の会社名および製品名などは、該当する各社の商標または登録商標です。

■謝辞

This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit. (http://www.openssl.org/)

2010年4月

■お願い

・ 本書を無断で他に転載しないようお願いします。

・ 本書は予告なしに変更されることがあります。

■変更履歴

追加・変更内容 変更箇所 マニュアルコード

機能説明の誤りを修正しました。 5.1.1 J2X1-7517-01Z0(01)

Copyright FUJITSU LIMITED 2003-2010

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目 次

第1章 概要................................................................................................................................................................................1

第2章 設定................................................................................................................................................................................42.1 注意事項.............................................................................................................................................................................................42.2 設定手順.............................................................................................................................................................................................5

2.2.1 Systemwalkerシングル・サインオン機能のインストール..............................................................................................................52.2.2 Systemwalkerシングル・サインオン機能の有効化......................................................................................................................72.2.3 ユーザー登録...............................................................................................................................................................................7

2.2.3.1 管理コンソール使用ユーザーの登録..................................................................................................................................72.2.3.2 コンソール使用ユーザーの登録..........................................................................................................................................7

2.2.4 通信環境のセットアップ...............................................................................................................................................................72.2.4.1 仮想ディレクトリの作成..........................................................................................................................................................72.2.4.2 ハンドラマッピングの設定.....................................................................................................................................................72.2.4.3 ディレクトリ・セキュリティの設定.............................................................................................................................................7

2.2.5 Systemwalker Centric Managerからのコンソール画面呼び出し設定........................................................................................82.2.5.1 しきい値超えのイベントメッセージから呼び出す場合.........................................................................................................82.2.5.2 ノードから呼び出す場合.......................................................................................................................................................9

2.3 管理コンソール..................................................................................................................................................................................102.3.1 管理コンソール定義...................................................................................................................................................................10

第3章 運用..............................................................................................................................................................................133.1 ユーザーの管理................................................................................................................................................................................13

3.1.1 ユーザーの追加.........................................................................................................................................................................133.1.2 ユーザー情報の変更.................................................................................................................................................................133.1.3 ユーザーの削除.........................................................................................................................................................................13

3.2 バックアップ・リストア..........................................................................................................................................................................133.3 運用環境の変更................................................................................................................................................................................143.4 Systemwalkerシングル・サインオンサーバ停止時の運用...............................................................................................................143.5 Systemwalker認証リポジトリ停止時の運用......................................................................................................................................14

第4章 設定解除.......................................................................................................................................................................154.1 Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定解除.......................................................................................................................154.2 Systemwalkerシングル・サインオン機能のアンインストール............................................................................................................154.3 仮想ディレクトリの削除......................................................................................................................................................................16

第5章 リファレンス....................................................................................................................................................................175.1 コマンドリファレンス...........................................................................................................................................................................17

5.1.1 sqcSetSSOID(Systemwalkerシングル・サインオン機能設定コマンド)......................................................................................175.2 メッセージ..........................................................................................................................................................................................18

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第1章 概要

Systemwalker共通ユーザー管理機能およびSystemwalkerシングル・サインオン機能の概要について説明します。

詳細は、“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”を参照してください。

■Systemwalker共通ユーザー管理

Systemwalker共通ユーザー管理機能を使用すると、従来はSystemwalker製品ごとに管理していたユーザー情報を、一元管理するこ

とができます。

Systemwalker共通ユーザー管理機能は、Systemwalker製品を使用する利用者のユーザー情報を一元管理するディレクトリとして、

Systemwalker認証リポジトリを使用します。Systemwalker認証リポジトリは、Systemwalker Service Quality Coordinatorと他のSystemwalker製品とで共通して使用することができます。Interstageディレクトリサービス、またはActive Directoryを使用して構築します。詳細

は、“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”を参照してください。

Systemwalker共通ユーザー管理機能を利用すると、従来はSystemwalker製品ごとに管理していたユーザー情報を、以下の図のように

一元管理することができます。

Systemwalker認証リポジトリによって管理されたSystemwalkerユーザーIDを利用して、Systemwalker Centric Managerからダイレクトに

ユーザー専用のSystemwalker Service Quality Coordinatorのコンソールを呼び出し、該当ホストのサマリ画面を表示することができま

す。

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■Systemwalkerシングル・サインオン

Systemwalker共通ユーザー管理を使用したシステムでは、Systemwalker製品間でのSystemwalkerシングル・サインオンが実現できま

す。例えば、下図のようにSystemwalker Centric ManagerのWebコンソールにログインした後、Systemwalker Operation Managerおよび

Systemwalker Service Quality CoordinatorのWeb画面を呼び出す際、ユーザーIDとパスワードを入力する必要がなくなります。

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第2章 設定

Systemwalker Service Quality CoordinatorでSystemwalker共通ユーザー管理機能、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能を

利用する場合の注意事項、設定方法、および管理コンソール定義画面について説明します。

2.1 注意事項

Systemwalkerシングル・サインオン機能に関する注意事項について説明します。

以下のOS上で、複数のSystemwalker製品を同一サーバに導入し、Systemwalkerシングル・サインオン機能を利用するには、製品群

内の製品を組み合わせて利用してください。

・ OS

- Windows Server(R) 2008(64-bit)

- Windows Server(R) 2003 x64 Editions

・ 製品群1

- Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition メディアパック V13(13.4)

- Systemwalker Centric Manager Standard Edition メディアパック V13(13.4)

- Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition メディアパック V13(13.4)

- Systemwalker Operation Manager Standard Edition メディアパック V13(13.4)

- Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition メディアパック V13(13.4)(※1)

- Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition メディアパック V13(13.4)(※1)

※1)

Systemwalker Service Quality Coordinatorでは、Systemwalkerシングル・サインオン機能のインストール時に指定するパラメタでx86を指定してください。

・ 製品群2

- Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition メディアパック (64bit) V13(13.4)

- Systemwalker Centric Manager Standard Edition メディアパック (64bit) V13(13.4)

- Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition メディアパック (64bit) V13(13.4)

- Systemwalker Operation Manager Standard Edition メディアパック (64bit) V13(13.4)

- Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition メディアパック (64bit) V13(13.4)(※2)

- Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition メディアパック (64bit) V13(13.4)(※2)

※2)

Systemwalker Service Quality Coordinatorでは、Systemwalkerシングル・サインオン機能のインストール時に指定するパラメタでx64を指定してください。

例えば、Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition メディアパック V13(13.4)とSystemwalker Operation Manager EnterpriseEdition メディアパック (64bit) V13(13.4)を混在させた場合は、Systemwalkerシングル・サインオン機能を利用することはできません。

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2.2 設定手順

Systemwalker Service Quality CoordinatorでSystemwalker共通ユーザー管理機能、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能を

利用する場合、以下の手順で設定を行います。

Systemwalkerシングル・サインオンサーバの環境構築(注1)

2.2.1 Systemwalkerシングル・サインオン機能のインストール

接続先Systemwalker認証リポジトリの設定(注1)

Systemwalkerシングル・サインオンエージェントの環境構築(注1)(注2)

Systemwalker共通ユーザーの登録(注1)

Webブラウザの設定(注1)

2.2.2 Systemwalkerシングル・サインオン機能の有効化

2.2.3 ユーザー登録

2.2.4 通信環境のセットアップ(注3)

2.2.5 Systemwalker Centric Managerからのコンソール画面呼び出し設定(注3)

注1) 詳細は、“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”を参照してくださ

い。

注2) Systemwalkerシングル・サインオンエージェントの設定後、以下のディレクトリに“NETWORK SERVICE”がフルコントロールでア

クセスできるように設定してください。

・ %F4AM_INSTALL_PATH%\F4AMidmg\client

“%F4AM_INSTALL_PATH%”は、環境変数です。環境変数からパスを確認し設定を行ってください。

注3) Systemwalker Centric Managerから本製品のサマリ画面を呼び出す場合に必要です。

2.2.1 Systemwalkerシングル・サインオン機能のインストール

Systemwalker Service Quality CoordinatorでのSystemwalkerシングル・サインオン機能のインストールについて説明します。

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1. Systemwalkerシングル・サインオン機能を利用する前に、運用管理クライアントで以下の緊急修正を適用してください。

適用手順は、緊急修正のReadmeを参照してください。

- 修正番号:T004072WP-01以降

- 修正番号:T004175WP-01以降

2. Systemwalkerシングル・サインオン機能を利用するために必要なパッケージをインストールおよびセットアップするために、運用

管理クライアントで以下のコマンドを実行してください。

ポイント

Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、およびSystemwalker Operation Managerサー

バと同居する場合は実行しないでください。

■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

■実行環境

運用管理クライアントで実行可能です。

■記述形式

- 運用管理クライアントがWindows(x86)にインストールされている場合

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSSOIDsetup.bat -s x86

- 運用管理クライアントがWindows(x64)にインストールされている場合

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSSOIDsetup.bat -s x64

注意

ただし、Windows(x64)で、Systemwalkerシングル・サインオンを利用する他製品が、32bit互換モードでインストールされる場合

は、「-s x86」オプションで実行してください。

■復帰値

0 : 正常終了

0以外: 異常終了

■実行結果/出力形式

インストールおよびセットアップが成功した場合

F3FSSMEE Install start

Securecrypto Library R Install start

Systemwalker Auth IDM CL Install start

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(Success) : sqcSSOIDsetup succeeded.

2.2.2 Systemwalkerシングル・サインオン機能の有効化

Systemwalker Service Quality CoordinatorのSystemwalkerシングル・サインオン機能の有効化を行います。

「5.1.1 sqcSetSSOID(Systemwalkerシングル・サインオン機能設定コマンド)」を参照して、“-s”オプションでSystemwalkerシングル・サイ

ンオン機能の設定を行ってください。

2.2.3 ユーザー登録

Systemwalker Service Quality Coordinatorの管理コンソール使用ユーザーの登録、およびコンソール使用ユーザーの登録方法につ

いて説明します。

2.2.3.1 管理コンソール使用ユーザーの登録

Systemwalker Service Quality Coordinatorの管理コンソールを使用するユーザーを登録します。

「5.1.1 sqcSetSSOID(Systemwalkerシングル・サインオン機能設定コマンド)」を参照して、“-s”および“-a”オプションでSystemwalker共通ユーザーとして登録されたユーザーを登録してください。

2人目以降の管理コンソール使用ユーザーは、登録済みの管理コンソール使用ユーザーが[管理コンソール定義]画面を使用して登

録することができます。詳細は、「2.3.1 管理コンソール定義」を参照してください。

2.2.3.2 コンソール使用ユーザーの登録

Systemwalker Service Quality Coordinatorのコンソールを使用するユーザーを登録します。

運用管理クライアントで、Systemwalker共通ユーザーとして登録されたユーザーの登録、設定を行います。

管理コンソール使用ユーザーもすべて、コンソール使用ユーザーとして登録してください。

ユーザーの登録、設定方法については、使用手引書(コンソール編)「1.3 ユーザー定義」を参照してください。

2.2.4 通信環境のセットアップ

通信環境のセットアップは、Systemwalker共通ユーザー管理機能を使用してSystemwalker Centric Managerからダイレクトに本製品の

サマリ画面を呼び出す場合に設定します。

2.2.4.1 仮想ディレクトリの作成

仮想ディレクトリ(エイリアス)“SSQCS”を追加します。

仮想ディレクトリ(エイリアス)“SSQCS”の追加には運用管理クライアントで以下のコマンドを実行してください。

■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

■記述形式

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetIISreg.exe -e SSQCS -d <インストールディレクトリ>\www

2.2.4.2 ハンドラマッピングの設定

ハンドラマッピングの設定は、Microsoft(R) Internet Information Servicesのバージョンが7.0/7.5の場合に必要な設定です。

設定方法については、導入手引書「5.2.1.3 ハンドラマッピングの設定」を参照し、仮想ディレクトリ名“SSQC”を“SSQCS”に読み替えて

設定を行ってください。

2.2.4.3 ディレクトリ・セキュリティの設定

「2.2.4.1 仮想ディレクトリの作成」で作成した仮想ディレクトリ“SSQCS”に対してディレクトリ・セキュリティの設定を行います。

- 7 -

Page 14: Systemwalkerシングル・サインオン編 (Systemwalker共通ユー … · Systemwalker認証リポジトリおよびSystemwalker シングル・サインオン機能について説明しています。

設定方法については、導入手引書「5.2.1.4 ディレクトリ・セキュリティの設定」を参照し、仮想ディレクトリ名“SSQC”を“SSQCS”に読み

替えて設定を行ってください。

2.2.5 Systemwalker Centric Managerからのコンソール画面呼び出し設定

Systemwalkerシングル・サインオン機能を使用してSystemwalker Centric Managerからサマリ画面をダイレクトに呼び出すには、2つの

方法があります。

・ 2.2.5.1 しきい値超えのイベントメッセージから呼び出す場合

しきい値監視の定義を行い、アラームアクションとして“Systemwalker Centric Managerメッセージ連携”を設定していると、しきい値

超えのイベントメッセージがSystemwalkerコンソールに通知されます。ここで説明する設定を行うことで、しきい値超えのイベントメッ

セージから簡単に該当ホストの[ServerMonitor]を表示し、基本的なシステムリソースの状況を確認することができます。

・ 2.2.5.2 ノードから呼び出す場合

ここで説明する設定を行うことで、Systemwalkerコンソールで監視している特定のホストから多数のイベントが発生している場合な

どに、ノードを右クリックして表示されるポップアップメニューから簡単に該当ホストの[ServerMonitor]を表示し、基本的なシステムリ

ソースの状況を確認することができます。

Systemwalker Centric Manager 運用管理クライアントで以下の設定を行ってください。

2.2.5.1 しきい値超えのイベントメッセージから呼び出す場合

■監視イベント種別の追加

1. [スタート] - [プログラム] - [Systemwalker Centric Manager] - [環境設定] - [システム監視設定]メニューを選択して[システム監視

設定]画面を開きます。

2. [サーバ環境定義]ボタンをクリックして[サーバ環境定義]画面を起動します。

3. [詳細設定]ボタンを選択して[サーバ環境定義詳細]画面を開き、[監視イベント種別]タブを選択します。

4. [追加]ボタンをクリックして表示される、[監視イベント種別設定(追加)]画面で、[監視イベント種別]に任意の監視イベント種別名

(例:SQCしきい値監視)を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

5. [サーバ環境定義詳細]画面および[サーバ環境定義]画面で順に[OK]ボタンをクリックします。サービスの再起動を確認する画

面が表示された場合は、設定を有効にするために[はい]ボタンを選択してください。

[システム監視設定]画面で他の設定を行わない場合は[閉じる]ボタンをクリックします。

[監視イベント種別設定(追加)]画面についてはSystemwalker Centric Managerのヘルプを参照してください。

■連携のためのコマンドの登録

1. [Systemwalkerコンソール[監視]]の[表示] - [デザインの設定]メニューを選択して[デザインの設定]画面を起動し、[監視イベント

種別ウィンドウ]タブを選択します。

2. 追加した監視イベントが表示されているので選択し、[更新]ボタンをクリックして[カスタマイズ]画面を起動します。

3. [正常時]のアイコンとして、[参照]ボタンをクリックして表示される[アイコン選択]画面で[sqc_normal]を選択し、[OK]ボタンをクリッ

クします。

4. [イベント発生時]のアイコンとして、[参照]ボタンをクリックして表示される[アイコン選択]画面で[sqc_error]を選択し、[OK]ボタン

をクリックします。

5. [コマンド名]に、任意のコマンド名(例:SQC)を入力します。

6. [コマンドライン]に、以下の文字列を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

mpbcmcallIE -u "http://<運用管理クライアントのIPアドレス or ホスト名>:<ポート番号>/SSQCS/cgi-bin/Console.cgi?mode=monitor&type=Agent&name=%HOST&monitor=ServerMonitor" -p -h

7. [デザインの設定]画面で[OK]ボタンをクリックします。

[カスタマイズ]画面についてはSystemwalker Centric Managerのヘルプを参照してください。

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■イベント監視の条件定義

1. [スタート] - [プログラム] - [Systemwalker Centric Manager] - [環境設定] - [システム監視設定]メニューを選択して[システム監視

設定]画面を開きます。

2. [イベント監視の条件定義]ボタンをクリックして[イベント監視の条件定義]画面を起動します。

3. [イベント] - [イベントの追加]メニューを選択し、[イベント定義/アクション定義]画面を起動します。

4. [イベントの特定]タブの[詳細設定]ボタンをクリックし、[イベント定義(詳細)]画面を起動します。

5. Systemwalker Service Quality Coordinatorのしきい値監視のメッセージを特定するため、[メッセージの特定]欄の設定を行い

(例:[ラベル名]を「SSQC」と設定)、[OK]ボタンをクリックします。

6. [メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックし、[メッセージ監視(詳細)]画面を起動します。

7. [監視イベント種別の設定]の[監視イベント種別を設定する]ラジオボタンを選択し、追加した監視イベント種別を選択します。[OK]ボタンをクリックします。

8. [イベント定義/アクション定義]画面で[OK]ボタンをクリックして終了し、[イベント監視の条件定義]画面の[定義の保存]ボタンをク

リックして定義した内容を保存後、[イベント監視の条件定義]画面を終了します。簡易チェックツールは、必要に応じて使用して

ください。

[システム監視設定]画面で他の設定を行わない場合は[閉じる]ボタンをクリックします。

[イベント定義]画面についてはSystemwalker Centric Managerのヘルプを参照してください。

■Systemwalker Service Quality Coordinator画面の呼び出し

1. [Systemwalkerコンソール[監視]]の[監視イベント一覧]で、上記で特定したイベントを選択します。

2. 以下のいずれかを行います。

1. [操作]メニューの、上記で登録したコマンド名(例:SQC)を選択します。

2. イベントツールバーの連携製品を起動するボタンを選択します。

3. 右クリックしてポップアップメニューを表示し、上記で登録したコマンド名(例:SQC)を選択します。

4. 右クリックして表示されるポップアップメニューで[イベントの詳細]を選択するか、該当のイベントをダブルクリックすると[監視イベント詳細]画面が表示されるので、連携製品を起動するボタン(上記で登録したコマンド名(例:SQC)が反映されて

います)をクリックします。

3. Systemwalkerコンソールにログインしているユーザーに定義付けられたコンソール画面で、該当のホストの[ServerMonitor]が表

示されます。

注意

・ Systemwalker Centric Managerにログインしているユーザーが、Systemwalker Service Quality Coordinatorの[ユーザー定義]画面

で定義され、定義割り当てされていることが必要です。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator画面の呼び出しを行うイベントの発生元ホストが、該当のユーザーに割り当てられたコン

ソールに定義されていることが必要です。

・ Systemwalker Centric Managerのホスト名と、Systemwalker Service Quality CoordinatorのAgent名を一致させてください。

2.2.5.2 ノードから呼び出す場合

■操作メニューの登録

1. [Systemwalkerコンソール[監視]]の[操作] - [操作メニューの登録]メニューを選択して[操作メニュー登録]画面を起動し、[指定シ

ステム]タブを選択します。

2. [追加]ボタンをクリックして[指定システム設定(追加)]画面を起動します。

3. [メニュー項目]に、任意の項目名(例:SQC)を入力します。

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4. [コマンドライン]に、以下の文字列を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

mpbcmcallIE -u "http://<運用管理クライアントのIPアドレス or ホスト名>:<ポート番号>/SSQCS/cgi-bin/Console.cgi?mode=monitor&type=Agent&name=%HOST&monitor=ServerMonitor" -p -h

5. [操作メニュー登録]画面で[OK]ボタンをクリックします。監視ウィンドウの再起動を促す画面で[OK]ボタンをクリックしてください。

設定を有効にするためは[Systemwalkerコンソール[監視]]を再起動してください。

[操作メニュー登録]画面についてはSystemwalker Centric Managerのヘルプを参照してください。

■Systemwalker Service Quality Coordinator画面の呼び出し

1. [Systemwalkerコンソール[監視]]でノードを選択します。

2. 以下のいずれかを行います。

1. [操作]メニューの、[ユーザ登録メニュー]のサブメニューとして上記で登録したメニュー(例:SQC)が表示されるのでクリッ

クします。

2. 右クリックして表示される[操作] - [ユーザ登録メニュー]のサブメニューとして上記で登録したメニュー(例:SQC)が表示さ

れるのでクリックします。

3. Systemwalkerコンソールにログインしているユーザーに定義付けられたコンソール画面で、該当のホストの[ServerMonitor]が表

示されます。

注意

・ Systemwalker Centric Managerにログインしているユーザーが、Systemwalker Service Quality Coordinatorの[ユーザー定義]画面

で定義され、定義割り当てされていることが必要です。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator画面の呼び出しを行うノードが、該当のユーザーに割り当てられたコンソールに定義さ

れていることが必要です。

・ Systemwalker Centric Managerのホスト名と、Systemwalker Service Quality CoordinatorのAgent名を一致させてください。

2.3 管理コンソール

2.3.1 管理コンソール定義

管理コンソール定義画面について説明します。

管理コンソール定義画面では、管理コンソールを操作可能なユーザーの作成、修正、削除を行うことができます。

管理コンソール定義画面はSystemwalkerシングル・サインオン機能が有効化されている場合、「管理コンソール」のタブに「管理コン

ソール定義」が表れ、このタブをクリックすると表示されます。

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■画面

■基本的な操作方法

管理コンソール定義画面には、いくつかの操作ボタンが配置されています。

各ボタンの動作を以下に示します。

ボタン 動作

新規登録 ユーザーを新規に登録します。

ボタンをクリックした後、プロンプトが表示されますので新規作成するユーザー名を入力し、[OK]ボタンをク

リックしてください。

ユーザー名には、以下の文字が使用できます。

・半角英数字

・半角記号(“_”、“-”、“.”の3種類のみ使用可能)

ユーザー名の長さの制限は32バイト以内です。

修正 指定したユーザー名の修正を行います。

ボタンをクリックした後、プロンプトが表示されますのでユーザー名を修正し、[OK]ボタンをクリックしてくだ

さい。

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ボタン 動作

ユーザー名には、以下の文字が使用できます。

・半角英数字

・半角記号(“_”、“-”、“.”の3種類のみ使用可能)

ユーザー名の長さの制限は32バイト以内です。

削除 指定したユーザーを削除します。

再表示 新の情報で管理コンソール定義を表示します。

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第3章 運用

Systemwalker Service Quality CoordinatorでSystemwalker共通ユーザー管理機能、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能を

利用する場合の運用について説明します。

3.1 ユーザーの管理

Systemwalker Service Quality Coordinatorを利用するユーザーを管理する方法について説明します。

3.1.1 ユーザーの追加

Systemwalker共通ユーザーを追加し、本製品のユーザーとして登録を行う場合は以下の手順を実施してください。

1. Systemwalker共通ユーザーの追加

“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”「3.5 Systemwalker共通

ユーザーを登録する」を参照してSystemwalker共通ユーザーを追加してください。

2. 本製品のユーザーとしての登録

- 管理コンソール使用ユーザーの登録

管理コンソール使用ユーザーが、手順1で追加したSystemwalker共通ユーザーを、[管理コンソール定義]画面で登録しま

す。詳細は、「2.3.1 管理コンソール定義」を参照してください。

- コンソール使用ユーザーの登録

管理コンソール使用ユーザーが、手順1で追加したSystemwalker共通ユーザーを、[ユーザー定義]画面で登録します。管

理コンソール使用ユーザーもすべて、コンソール使用ユーザーとして登録してください。詳細は、使用手引書(コンソール

編)「1.3 ユーザー定義」を参照してください。

3.1.2 ユーザー情報の変更

・ Systemwalker共通ユーザーの以下の情報を変更する場合は、“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”「4.2.2 Systemwalker共通ユーザーを変更する」を参照してください。

- パスワード

- 所属組織名

- 所属グループ名

・ 運用管理クライアントにSystemwalker共通ユーザーとして登録されたユーザーの以下の情報を変更する場合は、管理コンソール

使用ユーザーが、[ユーザー定義]画面で行います。詳細は、使用手引書(コンソール編)「1.3 ユーザー定義」を参照してください。

- 使用するコンソール定義

3.1.3 ユーザーの削除

・ Systemwalker共通ユーザーを削除する場合は、“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サ

インオン使用手引書”「4.2.3 Systemwalker共通ユーザーを削除する」を参照してください。

・ 管理コンソール使用ユーザーを削除する場合は、管理コンソール使用ユーザーが、[管理コンソール定義]画面で行います。詳細

は、「2.3.1 管理コンソール定義」を参照してください。

・ コンソール使用ユーザーの削除を行う場合は、管理コンソール使用ユーザーが、[ユーザー定義]画面で行います。管理コンソー

ル使用ユーザーを削除した場合は、そのユーザーを、[ユーザー定義]画面からも削除してください。詳細は、使用手引書(コンソー

ル編)「1.3 ユーザー定義」を参照してください。

3.2 バックアップ・リストア

Systemwalker共通ユーザー管理機能、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能を使用したシステムのバックアップ・リストアを行

う場合は、“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”「4.3 バックアップ・リ

ストア」を参照してください。

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3.3 運用環境の変更

Systemwalker共通ユーザー管理機能、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能を使用したシステムの運用環境の変更を行う場

合は、“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”「4.4 運用環境の変更」を

参照してください。

3.4 Systemwalkerシングル・サインオンサーバ停止時の運用

Systemwalkerシングル・サインオンサーバが何らかの理由(障害によるサーバ停止、定期メンテナンスのためのサーバ停止等)で使用

できなくなった場合、一時的にシングル・サインオンの運用を停止する必要があります。

詳細については“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”「4.5 Systemwalkerシングル・サインオンサーバ停止時の運用」を参照してください。

3.5 Systemwalker認証リポジトリ停止時の運用

Systemwalker認証リポジトリが何らかの理由で使用できなくなった場合、Systemwallker共通ユーザー管理機能およびSystemwalkerシングル・サインオン機能の運用は行うことができません。

この場合は以下の手順で、接続先リポジトリの設定の無効化と本製品のSystemwalkerシングル・サインオン機能を無効化する必要が

あります。

1. Systemwalker認証リポジトリの設定の無効化

“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”「4.6 Systemwalker認証リ

ポジトリ停止時の運用」を参照してSystemwalker認証リポジトリの設定を無効化します。

2. Systemwalkerシングル・サインオン機能の無効化

Systemwalker Service Quality CoordinatorのSystemwalkerシングル・サインオン機能の無効化を行います。

「5.1.1 sqcSetSSOID(Systemwalkerシングル・サインオン機能設定コマンド)」を参照してSystemwalkerシングル・サインオン機能

の設定を行ってください。

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第4章 設定解除

Systemwalker Service Quality CoordinatorでSystemwalker共通ユーザー管理機能、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能の

設定を解除する方法について説明します。

Systemwalker共通ユーザー管理機能、およびSystemwalkerシングル・サインオンエージェント機能の削除(注1)

4.1 Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定解除

4.2 Systemwalkerシングル・サインオン機能のアンインストール

4.3 仮想ディレクトリの削除

注1) 詳細は、“Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”「第5章 削除」を

参照してください。

4.1 Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定解除

Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定を解除する方法について説明します。

「5.1.1 sqcSetSSOID(Systemwalkerシングル・サインオン機能設定コマンド)」を参照して、“-u”オプションでSystemwalkerシングル・サイ

ンオン機能の設定解除を行ってください。

4.2 Systemwalkerシングル・サインオン機能のアンインストール

Systemwalkerシングル・サインオン機能をアンインストールする方法について説明します。

Systemwalkerシングル・サインオン機能を利用するために必要な機能をアンインストールおよびアンセットアップするために、運用管理

クライアントで以下のコマンドを実行してください。

■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

■実行環境

運用管理クライアントで実行可能です。

■記述形式

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSSOIDsetup.bat -u

復帰値

0 : 正常終了

0以外: 異常終了

実行結果/出力形式

アンインストールおよびアンセットアップが成功した場合

Systemwalker Auth IDM CL Uninstall start

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Securecrypto Library R Uninstall start

F3FSSMEE Uninstall start

(Success) : sqcSSOIDsetup succeeded.

ポイント

Systemwalkerシングル・サインオンを他製品が利用している場合は、コマンドを実行しても、パッケージはアンインストールされません。

4.3 仮想ディレクトリの削除

仮想ディレクトリ(エイリアス)”SSQCS”を作成した場合は、Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定画面(インターネットイン

フォメーション サービス(IIS) マネージャ)で削除します。

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第5章 リファレンス

5.1 コマンドリファレンス

Systemwalker認証リポジトリ、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能を利用する上で使用する、Systemwalker Service QualityCoordinatorが提供するコマンドについて説明します。

5.1.1 sqcSetSSOID(Systemwalkerシングル・サインオン機能設定コマンド)sqcSetSSOID(Systemwalkerシングル・サインオン機能設定コマンド)について説明します。

■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

■実行環境

運用管理クライアントで実行可能です。

■記述形式

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetSSOID.exe { -s [ -a <ユーザーID> ] | -u | -d }

■機能説明

運用管理クライアントで、Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定および設定解除を行います。また、管理コンソールを使用す

るユーザーの追加を行います。

設定を行うと、管理コンソールの管理コンソール定義タブが表示されます。設定を解除すると管理コンソール定義タブが表示されなく

なります。

■オプション

-s

Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定を行います。単独で使用する場合は、Systemwalkerシングル・サインオン機能を有

効化します。本オプションは、-uおよび-dオプションと同時に指定することはできません。

-a < ユーザーID >

Systemwalkerシングル・サインオン機能を使用する場合に、管理コンソールを使用するユーザーを追加します。本オプション指定

時は、-sオプションの指定も必要です。本オプションは省略可能です。

ユーザーIDに使用可能な文字およびバイト数は以下になります。

- 1~32バイト

- 半角英数字および半角記号(“_”、“-”、“.”の3種類のみ使用可能)

-u

Systemwalkerシングル・サインオン機能を無効化します。本オプションは、-sおよび-dオプションと同時に指定することはできませ

ん。

-d

Systemwalkerシングル・サインオン機能の有効、無効の状態を表示します。本オプションは、-sおよび-uオプションと同時に指定す

ることはできません。

■復帰値

0 : 正常終了

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0以外: 異常終了

■使用例

Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定

>sqcSetSSOID.exe -s

管理コンソールを使用するユーザーの追加

>sqcSetSSOID.exe -s -a user1

Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定解除

>sqcSetSSOID.exe -u

Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定状態を表示

>sqcSetSSOID.exe -d

■実行結果/出力形式

Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定または解除が成功した場合

(Success) : sqcSetSSOID succeeded.

オプションの指定が誤っている場合

Usage : sqcSetSSOID.exe { -s [ -a <UserID> ] | -u | -d }

Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定状態の表示で、設定されている場合

SSO/ID : Set

Systemwalkerシングル・サインオン機能の設定状態の表示で、設定解除されている場合

SSO/ID : Unset

5.2 メッセージ

Systemwalker認証リポジトリ、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能を利用する上で、Systemwalker Service Quality Coordinatorが出力するメッセージについて説明します。

以下のメッセージは、「The error occurred in "CheckSSOID".」の後に表示されます。

It failed in loading of SSO/ID DLL.

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メッセージの意味

Systemwalkerシングル・サインオン機能が有効化され、かつ、Systemwalkerシングル・サインオン機能がインストールされていない

状態で、Systemwalker Service Quality Coordinatorの画面にアクセスしました。

対処方法

「2.2.1 Systemwalkerシングル・サインオン機能のインストール」を参照して、Systemwalkerシングル・サインオン機能をインストール

してください。

Your user account does not have the required permission. メッセージの意味

以下の場合に、Systemwalker Service Quality Coordinatorの画面にアクセスしました。

1. Systemwalkerシングル・サインオンエージェントの設定が正しく行われていない。

2. 管理コンソールの使用権限がないユーザーである。

3. ダイレクト呼び出しを行ったユーザーがコンソール使用ユーザーとして登録されていない、または、

Systemwalker Centric Managerからコンソール画面呼び出しを行う場合で、Systemwalker Centric Managerにログインしてい

るユーザーがコンソール使用ユーザーとして登録されていない。

対処方法

1. “Systemwalker共通 Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”「3.4.2 Systemwalkerシングル・サインオンエージェントを設定する」を参照して、Systemwalekrシングル・サインオンエージェントを設定してくださ

い。

2. 「2.2.3.1 管理コンソール使用ユーザーの登録」を参照して、ユーザーを管理コンソール使用ユーザーに登録してください。

3. 「2.2.3.2 コンソール使用ユーザーの登録」を参照して、ユーザーをコンソール使用ユーザーに登録してください。

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