20
TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会 Japan Institute of Plant Maintenance

TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― i ―

TPM優秀賞TPM優秀商品賞TPM優秀論文賞

2017年度TPM賞.indd 1 2017/11/24 17:34:08

公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会Japan Institute of Plant Maintenance

Page 2: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― ii ―

◆日本プラントメンテナンス協会とは

当会は、生産活動において直面する安全、省資源、環境、効率性の追求等の諸課題の解決に必要な活動を推進・支援することにより、我が国産業の発展および国民生活の安定向上に寄与することを目的としております。

また、次の3つの理念を掲げ、モノづくりへの投入資源(人財、設備、材料、情報)を軸とした安心、安全、安定の生産活動を支援してまいります。

・モノづくりとの共栄 ・創造的経営の推進 ・環境保護への積極的参画

◆TPMとは

TPM(Total Productive Maintenance「全員参加の生産保全」)は、日本プラントメンテナンス協会によって1971年に提唱されました。

TPMは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくりを目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・故障ゼロ”などあらゆるロスを未然防止する仕組みを現場現物で構築し、生産部門をはじめ、開発・営業・管理などのあらゆる部門にわたってトップから第一線従業員にいたるまで全員が参加し、重複小集団活動により、ロス・ゼロを達成すること」と定義されています。

◆TPM賞とは

「設備管理の近代化と設備管理技術の開発を促進することにより、企業の体質改善・強化を図り産業界の発展に寄与する」ために制定(1964年)されました。現在、「TPM優秀賞」「TPM優秀エンジニアリング賞」「TPM優秀商品賞」「TPM優秀技術者賞」

「TPM優秀論文賞」の5つの賞が設けられています。その中心となるのは事業場のための「TPM優秀賞」です。近年では海外企業の受賞が増え、TPMが世界規模で普及していることを証明しています。

◆沿革1961年 社団法人 日本能率協会内に「設備管理部会」発足

1964年 「PM賞」(PM優秀事業場賞)審査・表彰制度を制定

1966年 「PM優秀技術者賞」を制定

1969年設備管理部会を発展的に解消し、日本プラントエンジニア協会(JIPE)創立(9月)

「PM優秀論文賞」を制定

1971年 全員参加のPM(TPM)を提唱、本年よりPM優秀事業場賞はTPM活動成果による達成が条件となる

1976年 PM優秀事業場賞に「特別賞」を制定

1981年 通産大臣より公益法人の許可を得て、社団法人 日本プラントメンテナンス協会(JIPM)発足(4月)

1983年 「PM優秀製品賞」を制定

1989年 TPMの定義を改訂、生産部門のTPMから全社的TPMへ

1992年 PM優秀事業場賞に「継続賞(1類、2類)」を制定

1994年

PM優秀事業場賞を「TPM優秀賞」に、PMサービス優秀企業賞を「PM優秀エンジニアリング賞」に改称

「TPMワールドクラス賞」を制定・初のワールドクラス賞受賞は1999年のVOLVO社

1998年 「TPMアドバンスト特別賞」を制定

2000年 自主保全士制度を制定TPMチャレンジ賞を制定

2008年 TPM優秀賞の審査・表彰制度を改訂、「TPM大賞」を制定

2011年 創立(社団法人化)30周年、TPM提唱40周年

2012年 新公益法人制度に基づく認定を受け、「公益社団法人」へ移行(4月)

2015年 国家検定「機械保全技能検定」の試験業務を開始

2017年度TPM賞.indd 2 2017/11/24 17:34:08

Page 3: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 1 ―― 1 ―

TPM優秀賞(1964年制定) 1964年にTPM賞が創設された当初は、米国流のPMすなわち設備管理部門中心で成果を

あげた事業場を表彰していましたが、設備管理技術の発展とともにその審査・表彰基準が改定され、1971年には日本で開発した「全員参加の PM(略称TPM)」によって成果をあげた事業場のみを審査・表彰の対象とすることになりました。

さらに、TPMも初期の段階では、生産部門の活動であったものが、企業の体質改善・体質強化のために生産部門のみの活動にとどまらず、あらゆる部門にわたりTPMが全社展開されるようになりました。1989年にはTPMの定義も「全社的TPM」に改定され、現在ではこの定義に基づいた全社的TPMによって成果をあげた事業場が審査・表彰の対象になっています。

TPM優秀賞は、事業場の規模、TPM活動の実績により次のように分かれています。

TPMワールドクラス賞 TPM特別賞を受賞し、かつ特徴のある創造的なTPM活動を展開し、成果をあげている事業場が対象

TPMアドバンスト特別賞 TPM特別賞を受賞し、TPM活動を展開するうえでの重点項目を設定した活動の成果が出ている事業場が対象

TPM特別賞TPM優秀継続賞を受賞し、受賞時の成果を維持・向上させるとともに、特徴ある画期的な活動をしている事業場が対象

TPM優秀継続賞TPM優秀賞(カテゴリー Aまたはカテゴリー B)を受賞し、受賞時の成果を維持・向上させるとともに、維持・継続していくための方策が整っている事業場が対象

TPM優秀賞カテゴリーA

TPM8本柱を基本とした活動を展開し、有形無形の効果をあげ、TPM活動の基盤整備が完了している事業場が対象。自主保全活動は第4ステップを完了していること

TPM優秀賞カテゴリーB

生産現場を中心にTPM5本柱を基本とした活動を展開し、有形無形の効果をあげ、TPM活動の基盤整備が完了している事業場が対象。自主保全活動は第4ステップを完了していること

*2008年度に審査制度を変更しました

TPM優秀エンジニアリング賞(1984年制定)

メンテナンス技術の向上とエンジニアリング、メンテナンスサービスの効率化を図り、製造プラントの信頼性と生産性向上に貢献するとともに、メンテナンスサービス業界の発展に寄与することを目的に制定され、次の3賞が設けられています。

TPM優秀エンジニアリング賞・特別賞

TPM優秀エンジニアリング賞を受賞し、かつTPM活動の内容が著しく向上し、画期的なTPM活動を展開して成果の出ている企業・事業場(部門)が対象

TPM優秀エンジニアリング賞・継続賞

TPM優秀エンジニアリング賞を受賞し、TPM活動を維持・継続し、さらに向上している企業・事業場(部門)が対象

TPM優秀エンジニアリング賞

メンテナンスサービス企業、エンジニアリング企業もしくはエンジニアリング部門において、TPM活動を導入し、顕著な成果が現れている企業・事業場(部門)が対象

TPM優秀商品賞(1983年制定、旧PM優秀製品賞)

メンテナンス機器に関する新技術の開発を奨励し、メンテナンス技術の進歩を促進することを目的として制定されています。TPM優秀商品賞には、開発賞と実効賞の2賞が設けられています。

開発賞 アイデアと先行性・独創性に優れている商品が対象

実効賞 市場において優れた実績がある商品が対象

2017年度TPM賞.indd 1 2017/11/24 17:34:08

Page 4: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 2 ―― 2 ―

TPM優秀技術者賞(1966年制定)

設備管理技術の発展ならびに設備技術者の地位向上を図るために、これらに貢献した優秀技術者を表彰しています。

TPM優秀技術者賞 社内での開発・改善実績および社外での論文実績などにより、推薦されたTPM技術者が対象

TPM優秀論文賞(1969年制定)

設備管理に関するシステムや固有技術の研究または改善実績などのTPM論文で、独創性、効果、汎用性に優れ、設備管理技術の向上に寄与するTPM優秀論文を表彰しています。

TPM優秀論文賞には、テクノロジー部門、プロダクション部門、マネジメント部門の3賞が設けられています。

テクノロジー部門

主に保全技術あるいは生産技術(設備診断、設備設計、生産ライン設計、製品設計など)の研究、開発に関わる業務につき、その経緯、経過、成果などについての実証、考察を含む論文が対象

プロダクション部門

主に設備管理、保全業務あるいは生産現場に関連の業務(自主保全、計画保全、個別改善、品質保全など)における革新、改善活動の経過、成果などについての論文あるいは事例紹介が対象 ① 当該生産部門での課題に対し、その経緯、経過、改善

手法、成果などについての実証、考察を含む論文 ② 生産現場で発生した「こまりごと」につき、その改善・

工夫を提示している事例紹介

マネジメント部門

設備および工場運営に関わるマネジメント(PM推進組織、現場運営、技能教育、管理技術、安全・環境管理など)に関する計画、統制、維持・継続、改善・向上などの経緯・手法・実績および考察等を含む論文が対象

2017年度TPM賞.indd 2 2017/11/24 17:34:08

Page 5: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 3 ―

2018年度 TPM優秀賞

【TPM特別賞】◦ リョービ株式会社 ダイカスト本部広島(広島県)

【TPM優秀継続賞】◦サントリープロダクツ株式会社 多摩川工場(東京都)

◦サントリープロダクツ株式会社 天然水南アルプス白州工場(山梨県)

◦リョービミツギ株式会社(広島県)

【TPM優秀賞カテゴリーA】◦山陽ドラム缶工業株式会社(岡山県)

◦敷島製パン株式会社 犬山工場(愛知県)

◦敷島製パン株式会社 大阪昭和工場(奈良県)

【TPM優秀賞カテゴリーB】◦株式会社イムラ封筒 相模原工場(神奈川県)

◦株式会社イムラ封筒 奈良新庄工場(奈良県)

◦冨士森永乳業株式会社(静岡県)

◦株式会社松田精機 川西工場、倉垣工場、久代工場、箕面事業所(兵庫県、大阪府)

◦友新精機株式会社(愛知県)

2018年度 TPM優秀エンジニアリング賞

【継続賞】◦株式会社マルヤスエンジニアリング(愛知県)

2018年度 TPM優秀商品賞【開発賞】◦ ニアライン設備診断システム MD-910

旭化成エンジニアリング株式会社・旭化成テクノシステム株式会社

◦ モータ状態監視機器オムロン株式会社

◦ コロナ放電ビューアー MK-760JFEアドバンテック株式会社

◦ 軸のバランス自動検査装置(ハイスピード・デジタル振動ベクトルフィルタ)新川センサテクノロジ株式会社

◦ 潤芯計(ベアリングオイルレベル測定器)新興プランテック株式会社

◦ 振動分析プログラム SX-A1VAリオン株式会社

◦ ノイズ低減中性子水分計搭載自走ロボットシステム株式会社日立パワーソリューションズ・三菱ケミカル株式会社 国立研究開発法人 産業技術総合研究所・国立大学法人 静岡大学

【実効賞】◦ 耐摩耗板テロプレートニュー

ユテクジャパン株式会社

2018年度 TPM優秀論文賞

【テクノロジー部門 第2席】◦ベベル冷間歯形成型のROVデファレンシャル部品への適用

仲田 武弘 氏(ヤマハ発動機株式会社)

◦配管外面腐食検査のデータに見える原因の推定戸田 勝彦 氏(住友化学株式会社)

【プロダクション部門 第2席】◦ IoT/ICT技術を活用した加工組立・製薬工程への予兆保全の提案

石野 昌裕 氏 (富士フイルムエンジニアリング株式会社)

【マネジメント部門 第1席】◦東レにおける設備トラブル・ゼロへの仕掛け

菅谷 廣幸 氏(東レ株式会社)

2018年度TPM賞受賞一覧.indd 2-3 2018/10/29 14:54

Page 6: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 4 ―

リョービ株式会社 ダイカスト本部広島

サントリープロダクツ株式会社 多摩川工場

「進化し続けるマザー工場」

「新創業」を成功させ、オンリーワンをフレキシブルに展開する工場を目指して

 当社が TPM 活動をキックオフしてから既に 13 年になります。人財育成を目的として、2005 年 4 月に活動をスタートしました。2009 年に『優秀賞』を受賞し、その後、それまでの活動を基盤として、当社独自の教科書づくりを行うことで、ロスを極小化し、経営指標に寄与する活動を行い、2012 年に『優秀継続賞』を受賞することができました。 ダイカスト本部広島は、量産工場であるとともに、マザー工場として製品開発・製品試作・金型製作・技術移転・教育訓練・各工場への人的支援などを行っています。全員参加による TPM 活動の実践で人財育成をすることで、圧倒的な SQCDのモノづくりを実現し、お客様の期待を超える製品を提供する『進化し続けるマザー工場』を目指しています。

【当工場の主な生産品目】 清涼飲料工場としてコーヒー、果汁飲料、炭酸飲料の缶・ペットボトル・瓶容器製品を製造し首都圏中心に供給している。 おもなブランド商品としては、BOSS、デカビタ C、オランジーナ、C.C. レモン、なっちゃんなどである。【TPM導入の背景と成果】 TPM は 1998 年から導入しており、パ-トⅠでは製造ロス低減、品質保証・設備安定稼動を重点に活動し 2003 年に優秀賞を受賞した。 2007 年からパートⅡを開始、『カテゴリー別で現場力 No1工場の実現』を挙げ、2008 年に優秀継続賞を受賞した。 今回の受賞は、2010 年から開始したパートⅢである。 都市型工場として、限られた敷地面積の中でその価値を高めるべく、各ラインの機能再編を行い、「新創業」と名付けた変革に取り組んできた。 従来1ラインずつで製造していた瓶ラインとペットラインを、1 ラインで製造可能な瓶・ペットハイブリッドラインへと再編、さらに、おいしさ品質の鍵となる中味エキスを製造する技術を獲得し、そのエキスを各飲料製造工場へ供給する拠点としての機能も確保した。 TPM パートⅢでは、安全、信頼、品質保証を磐石にした上で、都市型工場としての価値を高めることができるという考えで活動を進めてきた。全メンバーひとりひとりが連携して改善活動に取り組み、自ら課題を発掘し、PDCA をまわしていく自立自走が定着、成果へとつながった。

TPM特別賞

TPM優秀継続賞

Page 7: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 5 ―

サントリープロダクツ株式会社 天然水南アルプス白州工場

リョービミツギ株式会社

「人と環境に優しい圧倒的No.1 の天然水工場」をめざして

「TPMで築こう 収益性の高い企業体質」

 サントリープロダクツ株式会社天然水南アルプス白州工場は、2001 年に「全員参加の TPM 活動」を活動方針としてTPM パートⅠをキックオフし、2004 年に優秀賞受賞、その後「製品総原価削減」を狙いとしたパートⅡ活動の集大成として 2009 年に優秀継続賞を受賞した。 2010 年には更なる生産要求に対応するため、2010 年から 2011 年にかけては新ラインの垂直立上げに注力し、TPM 活動未経験者が多数増員されたことを受けて、2012 年に工場一体の TPM 活動推進をめざし、「TPM 活動の広がりと土台作り」を方針としてパートⅢをキックオフした。 一方で、2015 年には新カテゴリー市場の先取り、サントリー天然水ブランドの拡大という背景の下、更に新ラインの増設を行い、新技術の導入や新しい価値の創出を継続して実現することにより、生産数量最大化、コストミニマム化、環境負荷軽減、人材育成などの成果を創出してきた結果として、利益、コスト、環境指標、従業員満足度などの指標(KMI)をサントリープロダクツ株式会社の中でも上位を確保することができた。 今後、更に高い目標を掲げ、基本に忠実な TPM 活動を推進することで、工場の中期目標である「圧倒的 No.1 の天然水生産工場」を実現させるため、TPM 活動を継続していく。

 弊社はリョービ㈱ダイカスト事業本部に属し、2005 年 5 月 31 日に TPM 活動をキックオフし、2008 年 TPM 優秀賞カテゴリーA、2011 年 TPM 優秀継続賞、2014 年に 2 回目の優秀継続賞を受賞することが出来た。まだまだ体質強化が必要で、ロスの排除と再発防止をきっちり行う「基盤づくり」と後戻りしない「仕組み、仕掛け作り」を定着させるためにも、パートⅡ - 3と位置付けて優秀継続賞へ再挑戦することに決めた。そこでパートⅡ - 3TPM優秀継続賞に向けて 3 つの大きな課題を掲げ活動した。 ① 収益性改善活動(製品原価低減、収益性の向上、企業の体質強化) ② 受注活動の推進 ③ 自動車関連部品の売上高向上 以上の活動を行うことで、弊社のTPM活動のねらいである「TPM 活動を通して、収益性の高い企業体質を作りあげ健全で活力に満ちた企業にする」を実現させる。 パートⅡ - 3の TPM 活動のスローガンとして「TPMで築こう 収益性の高い企業体質」を掲げ継続的な活動を行っている。

TPM優秀継続賞

TPM優秀継続賞

Page 8: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 6 ―

山陽ドラム缶工業株式会社

敷島製パン株式会社 犬山工場

お客様に選んで頂ける品質・サービスを創造する

お客さまに愛される商品が供給できる安全・安心な工場

 当社は 1961 年 11 月、神奈川県鶴見区に山陽ドラム缶工業株式会社(本社)を設立。翌 1962 年 4 月、岡山県倉敷市に工場竣工(その後本社も倉敷市に移転)。1993 年 4 月、日鐵ドラム株式会社(現:日鉄住金ドラム株式会社)が当社株式を 100%取得し、同社の完全子会社となり現在に至っております。 足下、中四国市場は堅調な需要を維持しており、グループの同地域唯一の生産拠点として当社に求められるのは、品質を高位に維持しながら供給能力の最大化を追求することにあります。 そのため、『全社・全員参加』による Advanced-TPM(伝統的な TPM 活動による「徹底したロスの削減」と、プロセス・フロー・ダイアグラム(PFD)を用いた「ボトルネック改善」の融合)を導入し、「地域供給量の最大化」を第一目的とし、「設備と人の体質改善」を図ることを決心致しました。 当社は 2015 年 4 月に TPM 活動をキックオフし、当社グループ最大の特長である「自主保全ステップ 0 ~ 3 の 3 回繰り返し」を活動の基盤とし、「人と環境」づくりに注力してまいりました。結果 CIL が定着し、設備故障低減、品質不良の大幅削減に繋がっております。 今後も新たな課題に積極的に取組み、更なる改善に邁進する所存であります。

 パンライン 7 ライン、菓子ライン 1 ラインの合計 8 ライン体制で、超熟シリーズ、国産 小麦シリーズなどの当社主力製品をはじめ、焼成後冷凍製品「Panorama Collection」も 菓子の一部を生産している。 犬山工場は当社で初めて TPM 活動を導入した工場で、1993 年にキックオフして、 活動を展開してきたが、当初の活動メンバーの定年退職、異動等で、基盤活動を経験して いない世代が増加し、活動の継承が問題となりはじめ、2012 年に、基盤活動の再構築 と強化を目的としてパート V 活動をキックオフし、リスタートした。 全工場に先駆けて、2016 年 12 月より黄エフ活動を開始し、2018 年 3 月末には 安全道場を完成させ、新規雇用者の安全教育と、従業員の定期安全教育を充実させている。 さらに、安全に働ける工場内環境の改善を優先して実施している。 トップの思いを工場従業員全員に周知できる風土づくりと、「従業員が安全・安心に 働ける職場」、「安全・安心な商品の提供」、「多様な人財が活躍できる職場」を目指して 活動を継続している。

TPM優秀賞カテゴリーA

TPM優秀賞カテゴリーA

Page 9: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 7 ―

敷島製パン株式会社 大阪昭和工場お客さまに愛される商品が供給できる安全・安心な工場 当工場は関西地区のサービス拡大、充実とともに増大する需要に万全を期すため、関西 2 番目の工場として 1967 年に奈良県大和郡山市の昭和工業団地に誕生した。操業当初は和菓子部門、続いて翌年に食パン、菓子パン、洋菓子ライン等を設置し、平成元年に工場を増築。現在は 16 ラインの生産体制となっている。関西地区の標準卸金額の約 5 割を占めており、関西地区の主力工場として東は三重県の一部から西は山口県まで の広域に製品供給を行っている。 TPM 活動は 1995 年にスタートし、1999 年 TPM 優秀賞、2002 年には TPM 優秀継続賞を受賞した。2012 年には環境の変化に対応し、恒久的な歯止めが出来る基盤強化と自主保全体制の更なる強化を目的とし、 パート V 活動をスタートした。3 つの戦略活動と 5 つの基盤活動にて原点に立ち返った TPM 活動を進め、その両輪によりあるべき姿『安全な職 場で、安全・安心な製品を生産できる工場』の実現に向けて躍進する。

TPM優秀賞カテゴリーA

株式会社イムラ封筒 相模原工場「自らの責任で考え行動し、進化への第一歩を踏み出そう」「災害ゼロ、事故ゼロ、故障ゼロ」 ヨシッ!

 相模原工場は、1962 年(昭和 37 年)に操業を開始している。また、当社唯一の総合工場であり、全国の封筒工場 6工場の中でも、最大の生産量を有している。主に首都圏及び東日本のお客様のご注文を中心に製造している。主要製造製品は、JIS規格製品他、プラ窓、セロ窓等の各種窓付き製品、DM封筒等、オーダーメイド封筒が中心である。 当社を取巻く環境も大きく変化している。外部環境では、ネット社会での封筒需要減少、価格競争激化、原材料値上げ、通販の伸長など、内部環境では、封筒需要、価格低下による製造利益低下、技能育成の遅れ、生産性低下などが上げられる。様々な環境変化に対応し、更なる品質向上・生産性向上、徹底的な無駄削減を行い、継続的に利益を向上させていくことを目的に、TPMを導入し、2014 年 10 月にキックオフした。TPM活動を通じて、全員参加の意識が高まり、工場全体で一体感が醸成できいる。設備の安定稼働、品質の向上、5 Sの定着にも繋がり、利益体質の基盤が出来てきたと確信している。

TPM優秀賞カテゴリーB

Page 10: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 8 ―

株式会社イムラ封筒 奈良新庄工場

冨士森永乳業株式会社

新たな100年への挑戦 極めるぞ 人と設備の体質改善

アイスクリーム「パイオニア企業」として人と会社の成長を図る

 当社はお客さまのあらゆるニーズにお応えするため事業展開していますが、その中でも奈良新庄工場は西日本最大の封筒工場で、主な製品は、プラ窓封筒や各種セロ窓封筒、DM封筒に加えエンボス加工や点字加工などオーダーメイド封筒を製造しております。 2012 年 11 月厳しい企業環境を打破すべく、設備効率の極限追求と品質要求に応えるため、TPMを導入致しました。活動は自主保全・個別改善・計画保全・教育訓練・安全衛生 / 環境・品質保全の6本柱とし、全員参加の組織体としております。人と設備の体質改善から企業体質の改善を目指して活動を開始しました。製造原価低減を阻害する設備のロスを排除し、合わせて設備を管理する製造マンの体質改善に取り組みました。導入以降 6 年経過しましたが、全員参加を合言葉に取り組むことで、5Sによる職場環境の劇的な変化や、設備総合効率の上昇による数多くの有形効果と、当事業所の一体感の醸成が大きく進んだと確信しております。

 当社は、大正 9 年東京深川にて日本で最初にアイスクリームを工業的に製造販売した冨士食料品工業をスタート会社とし、旧鉄道弘済会の弘済食品を経て昭和 41 年に冨士乳業として設立された。昭和 42 年森永乳業の資本参加で森永 グループとなり、平成 17 年森永乳業アイスクリームの技術の粋を集めた新工場棟を建設し、現在に至る。 アイスクリーム工場としては、世界でもトップレベルの衛生環境・生産性が特徴で、バーアイスのPARM、カップ タイプのMOW、ケーキタイプのビエネッタなどの主力製品を製造し、森永アイスクリームの約 50%を製造する主力工場となった。  生産設備は最新鋭であるが、旧来の技術をベースにした人の努力に依存しており、担当により技術レベルがぶれる傾向がある。更に若年社員の増加により、基礎技術から特殊技術まで技術継承が問題となっていた。この様な背景から、更なる生産性改善、ロスの削減、技術教育、人材育成の柱としてTPMを導入することとした。  現在はTPMの手法の習得が進み、機構の理解から入り、原理原則に沿って物理的に分析する力が備わってきており、ロスを確実に減少させることが出来るようになった。 今後は、よりレベルの高いTPMの活動で人材育成を進めながら、アイスクリームパイオニア企業として人と会社の成長を目指し社会に貢献してゆく。

TPM優秀賞カテゴリーB

TPM優秀賞カテゴリーB

Page 11: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 9 ―

株式会社松田精機川西工場・倉垣工場・久代工場・箕面事業所いかなる変化にも対応出来る企業体質づくり 当社は 1951 年にスイス製小型精密自動旋盤を中軸とした精密小物部品加工を目的として、兵庫県川西市小花にて創業、現在は大阪府と兵庫県にて 4 工場体制で操業している。創業当初は部品加工に特化していたが、当時は部品加工に必要な加工設備も主流は海外製で非常に高価なものだった為、無いのなら自分達で造ってしまえとカム式自動旋盤を開発した経験から、精機部門が誕生した。また部品加工に必要な切削工具も社内で製作しており、部品加工だけでは無く、治工具設計から自社製専用機の活用など当社独自の強みを生み出している。 2010 年に TPM 活動をスタートし、導入当初は個別改善活動に特化しロス削減をメインに取り組んでまいりましたが、今後の更なる発展を目指し、6 本柱による分科会活動を基盤に「松田精機は設備が命!」を合言葉として全員参加で TPM 活動に取り組み、いかなる変化にも対応出来る企業体質づくりを実現します。

TPM優秀賞カテゴリーB

友新精機株式会社全員参加で生産体質を改革し、活力と働きがいある工場づくり 1968 年創業。自動車部品及び金型部品を製造。 主要製品は車のフライホイール等丸物の量産品。プレス等の金型部品の一品物。 環境志向で車の製品構成が変化、顧客等から値下げ要請で売上・利益減が予測。現行の生産体質では将来の事業継続が難しくなるため、新たな売上確保と原価低減のための体質改善と技術を備えることが必要で、TPM 活動を導入した。 2015 年にキックオフし、2020 年を展望し、2018 年を活動の区切りとした。職場毎に小集団グループ編成し、専門分科会として 5 本柱を置いた。「自主保全」は切粉モレ・こぼれの発生源調査から始まり、ステップ展開し、清掃時間の短縮、チョコ停低減、予防保全等で軽微な不具合を見つけ、復元・改善している。 「個別改善」はロス把握よりロス低減・生産性向上を。また工法改革で工程削減や付加価値創出を図った。 「計画保全」は保全システムを基に予防保全や予備品管理等を図り故障ロスを低減した。 「教育訓練」では設備に強い人、実務ができる人、改善できる人づくりを進め、「安全衛生・環境」では安全行動のできる人づくり、危険の抽出・対策及びエコアクション 21 を通じた負荷低減を図った。これらの活動で、設備指向でロス低減を図り、総合効率、生産性、品質、納期、安全、教育の指標を上げ、ものづくり企業としての体質を向上できた。

TPM優秀賞カテゴリーB

Page 12: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 10 ―

株式会社マルヤスエンジニアリングTPM優秀エンジニアリング賞 継続賞

ワークヘッド・ヘッドユニット・設備ユニットおよび必要による搬送にこだわった製造ラインづくり活動(特に3T活動の重要性にこだわったもの造りに、お客様と協働で取り組む)

 当社は、TPM活動を体質改善および体質強化をねらいとして設立以来継続し取組んできております。2010 年の パート 5,2015 年の日本品質奨励賞受賞に引き続き今回パート 7 と位置付け活動を進めてきました。 特に今回の活動につきましては、お客様でありますマルヤス・セキソーグループの「全員で良いものを造る」活動に「当社でないと出来ない・当社だから出来る」といった、良品 100%、正常稼働 100%を造りだすための、ワークからワークヘッド・ヘッドユニット化、そのメンテナンス・測定、また可視化による良品条件の確認ということに重点を置き取組んでまいりました。 また従来から 「し続ける活動」についても機器・機構・制御で継続し取組んでおります。結果としてお客様に喜ばれる設備・型造りが出来たと考えております。

Page 13: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 11 ―

Page 14: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 12 ―

Page 15: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 13 ―

Page 16: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 14 ―

Page 17: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 15 ―

2018年度TPM優秀論文賞

【テクノロジー部門 第2席】

ベベル冷間歯形成型のROVデファレンシャル部品への適用仲田 武弘 氏(ヤマハ発動機株式会社)

審査員講評: 歯車精鍛量産化の活動における、鍛造工程の作りこみおよび断面精度保証についての論文。 冷間鍛造の難しいベベルギヤの製造について、CAE 解析を活用して素材流れ性の改善を図り、安定的な製造技術を確立している。またその品質管理についても歯面精度を定量的に管理できる仕組みを構築するとともに、ばらつきの検証や金型交換時の精度変化に対する管理方法なども言及し、わかり易く非常に参考になる論文と評価した。

【プロダクション部門 第2席】

配管外面腐食検査のデータに見える原因の推定戸田 勝彦 氏(住友化学株式会社)

審査員講評: 日本プラントメンテナンス協会における外面腐食関連の委員会、ワーキンググループ活動から得られた、検査データに見える原因や知見をまとめた論文。 配管の外面腐食 CUI に対するケアすべきポイントを、検査管理、腐食管理、設計、施工管理の切り口別に考察を加えをまとめている。特にこれから配管の腐食管理に取り組む人にとっては、留意するべきポイントを理解する上で、参考となるものと評価した。

【プロダクション部門 第2席】

IoT/ICT技術を活用した加工組立・製薬工程への予兆保全の提案石野 昌裕 氏(富士フイルムエンジニアリング株式会社)

審査員講評: これまで社内設備の中心であった連続系生産設備と、近年増えつつある加工・組立て系生産設備の保全方式の違いを整理、分析し、これまでの保全技術、IoT/ICT 技術を改善する取り組みをまとめた論文。 従来の保全データーベースシステムを活用しつつ、オペレータの日報情報取り込みやタブ レットを活用した情報入力を簡易に行えようにした加工・組立て系独自の保全情報システムを構築して、人が分析、判断を行うことを前提にした保全方式を提案しており、IoT / ICT 化を進めて行く上で、考え方が非常に参考になる。

Page 18: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 16 ―

2018年度TPM優秀論文賞

【マネジメント部門 第1席】

東レにおける設備トラブル・ゼロへの仕掛け菅谷 廣幸 氏(東レ株式会社)

審査員講評: トラブルゼロという高い目標にむけた社内の活動や事例をまとめた論文。 従来の TPM活動に加え、IT活用によるあらたな取り組みや、横展開のための情報交換会、設備 KYマップといった様々な仕掛けを行っている。活動意欲の醸成にむけて保全総コスト管理による活動成果の見える化や、若手の OJT、OFF-JT 教育の仕掛けなど、活動のマネジメントを具体的にわかりやすく解説している。データの一元管理や故障損失の考え方など、大変参考となる。

Page 19: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 17 ―

本 部〒 101-0051東京都千代田区神田神保町 3-3 神保町 SFⅢビル 5 階TEL.03-6865-6081(代表) FAX.03-6865-6082URL:http://www.jipm.or.jpE-mail:[email protected]

中部事務所〒 450-0002愛知県名古屋市中村区名駅 4-23-13 名古屋大同生命ビル 3 階 010 号室TEL.052-561-5634 FAX.052-581-7811

※ 本資料の内容の一部または全部を無断で複写複製(コピー)することは、法律で定められた場合を除き、著作者および出版者の権利の侵害となりますので、あらかじめ承諾を求めてください

2017年度TPM賞.indd 17 2017/11/24 17:34:10

Page 20: TPM優秀賞 TPM優秀商品賞 TPM優秀論文賞 · tpmは、「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくり を目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・

― 18 ―

※TPMの商標、ロゴマークは、日本およびその他の国における当会の登録商標または商標です