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User’s Manual UP550 プログラム調節計 単ループ制御 ユーザーズマニュアル IM 05E01C02-41 IM 05E01C02-41 3版

User’s Manual UP550 プログラム調節計 単ループ制 …1 通信, 補助アナログ入力(注), Di 1点追加 (注) 補助アナログ入力は,単ループ制御では使用しません。

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User’sManual UP550

プログラム調節計単ループ制御ユーザーズマニュアル

IM 05E01C02-41

IM 05E01C02-413版

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<目次> <改訂情報> i

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

はじめにこのたびは,UP550プログラム調節計をお買い上げまことにありがとうございます。

■マニュアルの読み方

目  的� タイトル� 内     容�

セットアップ� 調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,�配線など)について説明しています。�

1. 設置�

操作概略� パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップを記�載しています。�

6.1 パラメータマップ�

基本操作� 測定入力種類,制御出力種類の設定例を説明しています。�ここの設定を行い,「3. プログラム設定」でプログラムを�作成すれば基本的な制御が行えます。�

2. 初期設定�

プログラム�作成�

基本的なプログラム作成を説明しています。�「3.7 プログラムパターン設定表」にプログラムパターン�設定表を記載してありますのでご利用ください。�

3. プログラム設定�

運転操作・�トラブル対策�

運転時のキー操作について説明しています。�外部接点入力による運転操作については,「1.5 端子配線図」�外部接点入力をご覧ください。�

4. 運転�

機能解説と�設定値記録�

パラメータの持つ機能を簡単に解説しています。またお客様�設定値欄を設けてありますので, 調節計に設定すると同時に�記録するようにしてください。�

6.2 パラメータ一覧表�

プログラム作�成の操作概略�

プログラム設定時の道しるべとなるパラメータマップを記�載しています。またプログラムパラメータの持つ機能を簡�単に説明しています。�

3.5 プログラムパラメータマップ�3.6 プログラムパラメータ一覧表�

■ご使用可能な調節計 単ループ制御は,下記仕様コードの調節計でご使用になれます。

UP550-00�UP550-01��

UP550-10�UP550-11��

UP550-20�UP550-21��

■本書に対する注意(1) 本書は,最終ユーザまでお届けいただきますようお願いいたします。また,本書は大切に保管していただきますようお願いいたします。

(2) 本製品の操作は,本書をよく読んで内容をよく理解したのちに行ってください。(3) 本書は,本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり,お客様の特定目的に適合することを保証するものではありません。

(4) 本書の一部または全部を,無断で転載,複製することは固くお断りします。(5) 本書の内容については,将来予告なしに変更することがあります。(6) 本書の内容について,もしご不審な点や誤り,記載もれなどお気付きのことがありましたら,当社営業部または,お買い求めの代理店まで,ご連絡ください。

Media No. IM 05E01C02-41 (CD) 3rd Edition : May 2006 (YK)All Rights Reserved. Copyright © 2000, Yokogawa Electric Corporation

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<目次> <改訂情報>

IM 05E01C02-41

ii

3rd Edition : 2006.05.31-00

■本器を安全にご使用いただくために本器には,安全にご使用していただくために次のようなシンボルマークを使用しています。

取扱注意�

製品においては,人体および機器を保護するためにユーザーズマニュアルを参照する必要がある場合についています。またユーザーズマニュアルにおいては,感電事故など,取扱者の生命や身体に危険がおよぶ恐れがある場合に,その危険を避けるための注意事項を記述してあります。

以下のシンボルマークは,ユーザーズマニュアルおよびユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版)に使用しています。

注 意�

「ソフトウェア,ハードウェアの損傷およびシステムトラブルを引起こす可能性が想定される場合に注意すべきことがら」を記述してあります。

重 要�

「製品を取扱う上で重要な情報や,操作や機能を知る上で注意すべきことがら」を記載してあります。

■本製品の免責についてと取扱い上の注意(1) 本製品の使用によりお客様または第三者が損害を被った場合,あるいは当社の予測できない本製品の欠陥などのため,お客様または第三者が被った損害およびいかなる間接的損害に対しても当社は責任を負いかねますのでご了承ください。

(2) 本製品は,当社の事前の承認なしにその全部または一部を譲渡,交換,転貸などによって第三者に使用させることは,固くお断りいたします。

(3) 本製品の部品や消耗品を交換する場合は,必ず当社の指定品を使用してください。(4) 本製品は,特定された1台のコンピュータでご使用ください。別のコンピュータに対してご使用になる場合は,別途ご購入ください。

(5) 本製品をバックアップの目的以外でコピーすることは,固くお断りいたします。(6) 本製品の収められているフロッピーディスク(オリジナルメディア)は,大切に保管してください。

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<目次> <改訂情報> iii

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■本製品の保護・安全および改造に関する注意(1) 本製品および本製品で制御するシステムの保護・安全のため,本書の安全に関する指示事項にしたがって本製品をご使用ください。なお,これらの指示事項に反する扱いをされた場合,当社は安全性を保証いたしません。

(2) 本製品を改造することは固くお断りいたします。(3) 本製品の逆コンパイル,逆アセンブルなど(リバースエンジニアリング)を行うことは,固くお断りします。

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IM 05E01C02-41

<はじめに> <改訂情報>

3rd Edition : 2006.05.31-00

目次-i

UP550プログラム調節計単ループ制御ユーザーズマニュアル IM 05E01C02-41 3版

目 次はじめに ........................................................................................................... i

1. 設置 .................................................................................................... 1-11.1 形名・仕様コード........................................................................................... 1-11.2 取付方法 ........................................................................................................ 1-21.3 配線方法 ........................................................................................................ 1-41.4 ハードウェア仕様........................................................................................... 1-61.5 端子配線図................................................................................................... 1-11

2. 初期設定.............................................................................................. 2-12.1 フロントパネルの名称と機能 ......................................................................... 2-22.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)......................................... 2-32.3 測定入力種類を変更する ................................................................................ 2-72.4 制御出力種類を設定する(位置比例形の調節計以外)......................................... 2-92.5 バルブ位置を自動校正する(位置比例形の調節計のみ) ................................... 2-122.6 パラメータを初期化する .............................................................................. 2-14

3. プログラム設定 ................................................................................... 3-13.1 プログラムパターンの概要............................................................................. 3-13.2 プログラムパターン設定表について ............................................................... 3-23.3 プログラムパターンを作成する ...................................................................... 3-43.4 プログラムパターンを変更する .................................................................... 3-113.5 プログラムパラメータマップ ....................................................................... 3-143.6 プログラムパラメータ一覧表 ....................................................................... 3-163.7 プログラムパターン設定表........................................................................... 3-213.8 プログラム機能の解説.................................................................................. 3-24

4. 運転 .................................................................................................... 4-14.1 運転中の監視画面........................................................................................... 4-14.2 オートチューニングを実行/中止する............................................................ 4-44.3 手動でPIDを設定する..................................................................................... 4-54.4 プログラムパターン番号(PT.No)を選択する ................................................... 4-74.5 運転開始(RUN)/停止(RESET)の切替えを行う ............................................... 4-84.6 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う ....................................................... 4-94.7 手動時に制御出力を操作する ....................................................................... 4-104.8 プログラム運転のホールド(HOLD)/ホールド解除を行う............................. 4-134.9 ホールド時にプログラム設定値を変更する................................................... 4-144.10 アドバンスを実行する.................................................................................. 4-154.11 ローカル運転(LOCAL)への切替えを行う ...................................................... 4-164.12 ローカル運転時に設定値変更を行う ............................................................. 4-17

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<はじめに> <改訂情報>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

目次-ii

5. トラブルシューティング・保守 ........................................................... 5-15.1 トラブルシューティング ................................................................................ 5-15.2 保守 ............................................................................................................... 5-5

5.2.1 清掃時の注意事項..................................................................................................... 5-55.2.2 ブラケットの交換..................................................................................................... 5-55.2.3 端子カバーの取付け................................................................................................. 5-55.2.4 有寿命部品の交換..................................................................................................... 5-75.2.5 制御出力用リレーの交換 ......................................................................................... 5-7

6. パラメータ .......................................................................................... 6-16.1 パラメータマップ........................................................................................... 6-16.2 パラメータ一覧表........................................................................................... 6-6

7. 機能ブロック図と解説 ......................................................................... 7-1

ユーザーズマニュアル 改訂情報 ..................................................................... i

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<目次> <1. 設置> 1-1

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

1. 設置本章は,調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,配線など)について説明しています。

1.1 形名・仕様コード製品をご使用になる前に,ご注文の形名コードと一致した製品が納入されていることをご確認ください。

形 名� 仕様コード� 内 容�

UP550 プログラム調節計 (伝送出力, 15VDCセンサ用供給電源標準装備)

-0 一般形�-1 位置比例形�-2 加熱冷却形�

種類�

0 なし�1 通信, 補助アナログ入力(注), Di 1点追加�

(注) 補助アナログ入力は,単ループ制御では使用しません。�

付加機能�

次のものが揃っていることをご確認ください。・プログラム調節計本体 (ご注文の形名のもの)....................... 1台・ブラケット (取付け具) ............................................................. 1組・単位シール ............................................................................... 1枚・単ループ制御ユーザーズマニュアル (A2サイズ) ................. 7枚・ユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版) ........................... 1枚

■形名・仕様コードと接点入出力端子の対応表ご注文の形名と接点入出力の有無を下表でご確認ください。

接点入力端子� 接点出力端子�形名・仕様コード�

DI1 DI2 DI3 DI4 DI5 DI6 DI8 DO1 DO2 DO3 DO7

UP550-□1

UP550-□0

○�

�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

○�

DI7

○�

○�

DO6

○�

○�

DO5

○�

○�

DO4

○�

○�

○:有り,×:無し�

※接点入力と接点出力の機能については,「1.5 端子配線図」をご覧ください。

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1-2<目次> <1. 設置>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

1.2 取付方法

注 意�

取付場所は,次のような場所を選んでください。

150mm150mm

150mm

150mm

1. 人が端子にうかつに触れない場所2. 機械的振度の少ない場所3. 腐食性ガスの少ない場所4. 温度変化が少なく常温(23℃)に近い場所5. 高いふく射熱を直接うけない場所6. 電磁界の影響のない場所7. 端子板面(基準接点補償素子)に風があたらない場所8. 水がかからない場所9. 燃えやすいものから離れた場所

特に燃えやすいものの上に直接置くことは止めてください。やむを得ず,燃えやすいもののそばに設置する場合は計器の上・下・左・右の側面から少なくとも150mm離れたところに,厚さ1.43mmのメッキした鉄板,あるいは厚さ1.6mmのコーディングしていない鉄板を使用してカバーを用意してください。

●取付姿勢:

左右水平,上向き最大30度,下向き不可

計器前面�30度以内に�取付けてください�

30度� 計器背面�

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<目次> <1. 設置> 1-3

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■外形寸法・パネルカット寸法

(25)

(53)

[(N-1)×96+92]最小117

最小�145

+0.8�0

+0.8�

092

+0.8�092

+0.8�092

Nは取付け台数�ただし,N≧5の時は実測値による。�

10011UP550

1~10mm (パネル厚)ブラケット小�

ブラケット大�

91.8

112

単位:mm96

96● 一般取付時パネルカット寸法� ● 密着計装時パネルカット寸法�

PVE2

PVE1

■取付方法

取扱注意�

感電の恐れがありますので,パネルへの取付作業時は,計器に供給する電源をオフにしてください。

パネルに調節計を取付ける穴をあけた後,以下の手順で取付けてください。1. 調節計を背面端子板の方からパネル前面から挿入します。2. 調節計の上・下にブラケット(取付け具)を下図のようにセットし,ブラケットのネジを締めます。このとき締めすぎないようにご注意ください。

ブラケット大�(上部取付具)

端子板�

ブラケット小�(下部取付具)

パネル�

ブラケットは,ドライバー�を挿入して締めて固定して�ください。�

パネルへの挿入方向�調節計の端子板の方�から挿入してくださ�い。�

推奨締付トルク�0.4N・m

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1-4<目次> <1. 設置>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

1.3 配線方法

取扱注意�

1) 感電の恐れがありますので,配線作業時は,計器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてください。

2) 安全のため本機器近傍の簡単に操作できる場所に,必ずサーキットブレーカ(IEC60947 適合品,5A 100Vまたは220VAC)を設置してください。また,このスイッチが本機器電源の切断装置であることを明示してください。

3) 配線作業は,電気関係の基礎知識があり,かつ実務経験がある方が行ってください。 

注 意�

1) 電源は,単相の計器用電源から取ってください。電源ノイズが多い場合は,1次側に絶縁トランスを挿入し,2次側にラインフィルタ(推奨品:ZAC2205-00U,TDK製)を使用してください。ノイズ対策時は,1次側と2次側の電源ケーブルを近接しないでください。

2) 熱電対入力の場合は,シールド付補償導線で配線してください。また,測温抵抗体入力の場合は,導線抵抗が低く,3線間の抵抗差のないシールド線を使用してください。配線に使用するケーブルおよび端子の仕様と推奨品は下記の通りです。

3) 制御出力リレーは交換できます。ただし出力リレーには寿命(抵抗負荷10万回)があるため,補助リレーを使って負荷のオン/オフを行ってください。

4) 補助リレー,モーターやソレノイドバルブのようなインダクタンス(L)負荷を使用する場合は誤作動や,リレーの故障の原因になりますので,必ずスパーク消去用のサージサプレッサ回路としてCRフィルタ(AC使用時)またはダイオード(DC使用時)を並列に挿入してください。

5) 外部からの雷サージ混入の恐れがある場合には,避雷器などを使用してください。

●CRフィルタ

メーカ� 松尾電機(株) (株)指月電機製作所� 信英通信工業(株)

形 名� CR UNIT 953, 955 その他�SKV, SKVB その他� CR-CFS, CR-U その他�

■DCリレー配線の場合 ■ACリレー配線の場合

UP550

UPの接点�

ダイオード�(リレーコイル端子�(ソケット)に直接�取付けてください)�

リレー�(リレーコイル定格が�

UPの接点容量以下になる�ものを使用してください)�

R

外部直流電源�リレー�O.C

R

UP550

UPの接点�CRフィルタ�(リレーコイル端子�(ソケット)に直接�取付けてください)�

外部交流電源�

リレー�(リレーコイル定格が�

UPの接点容量以下になる�ものを使用してください)�

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<目次> <1. 設置> 1-5

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●ケーブル仕様と推奨品

部 品� 品名およびメーカ�

電源/接地/リレー接点出力�600Vビニル絶縁電線 JISC3307 0.9~2.0mm2

熱電対� シールド付補償導線 JISC1610,□X-□-□-□『横河電機 GS 6B1U1参照』�

測温抵抗体� シールド線(3心) UL2482(日立電線)

その他信号線� シールド線�

●端子推奨品

3.7mmφ�

7mm以下�

3 .7mmφ�

7mm以下�

または�

日本圧着端子� 1.25-YS3A

日本端子� YD1.25-3.50.3~1.65mm2 0.8N・m以下�

メーカ� 型 式� 適合電線サイズ� 締付トルク�

●端子カバー部品

対象機種� 部品No. 販売単位� 価格�

UP550用� T9115YD 1枚� ¥1,000

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1-6<目次> <1. 設置>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

1.4 ハードウェア仕様

測定入力信号

○入力点数 : 1点 ( 11 - 12 -13端子)○入力種類 : ユニバーサル入力方式(入力種類をソフト選択可能)○サンプリング周期 : 100,200,500ミリ秒(選択可能) 初期値 : 200ミリ秒○バーンアウト検出 : 熱電対,測温抵抗体,統一信号0.4~2V,1~5Vで機能アップスケール,ダウンスケール,オフ指定可統一信号は0.1V以下でバーンアウトと判断

○入力バイアス電流 : 0.05μA(熱電対,測温抵抗体b端子の場合)○測定電流(RTD) : 約0.13mA○入力抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 1MΩ以上直流電圧入力の場合 約1MΩ

○許容信号源抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 250Ω以下信号源抵抗の影響 0.1μV/Ω以下直流電圧入力の場合 2kΩ以下信号源抵抗の影響 約0.01%/100Ω

○許容配線抵抗 : 測温抵抗体入力の場合最大150Ω/1線(3線間の導線抵抗は等しい事)但し,-150.0~150.0℃レンジは最大10Ω/1線配線抵抗の影響 ±0.1℃/10Ω

○許容入力電圧 : 熱電対/mV/測温抵抗体入力の場合±10VDC直流電圧入力の場合 ±20VDC

○ノイズ除去比 : ノーマルモード 40dB(50/60Hz)以上コモンモード 120dB(50/60Hz)以上

○基準接点補償誤差 : ±1.0℃(15~35℃),±1.5℃(0~15℃,35~50℃)○適応規格 : 熱電対,測温抵抗体 JIS/IEC/DIN(ITS-90)

補助アナログ入力信号

補助アナログ入力付きの調節計のみ装備。ただし,単ループ制御では使用しません。

○入力点数 : 1点( 21- 22端子)○入力種類 : 0-2VDC,0-10VDC,0.4-2.0VDCまたは1-5VDCの範囲で設定可○サンプリング周期 : 100,200,500ミリ秒測定入力のサンプリング周期と連動しています。

○入力抵抗 : 約1MΩ○入力精度 : 0-2VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit0-10VDC入力の場合 入力スパンの±0.2%±1digit0.4-2.0VDC入力の場合 入力スパンの±0.375%±1digit1-5VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能

フィードバック抵抗入力

位置比例形のみ装備。( 45 - 46 - 47端子)スライド抵抗値 : 全抵抗の100Ω-2.5kΩ(擦動線の断線検出有り)測定分解能 : 全抵抗の±0.1%

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<目次> <1. 設置> 1-7

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

センサ用供給電源

2線式伝送器に電源を供給。(15VDC: 14 - 15端子)調節計と伝送器の間に抵抗器(10-250Ω任意)を置き,電流信号を電圧信号に変換して,測定入力部から読み込む。供給電源 14.5-18.0VDC,最大供給電流 約21mA(フィールド短絡時の保護回路付き)

伝送出力

測定値,プログラム設定値,制御出力値のいずれかを出力。15VDCセンサ用供給電源のどちらか一方を使用。

○出力点数 : 1点または2点 ( 14 - 15端子,16 - 17端子)○出力信号 : 4-20mADC,0-20mADC,20-4mADCまたは20-0mADC (但し,0mA以下は出力不可)

○負荷抵抗 : 600Ω以下○出力精度 : スパンの±0.1%(但し,1mA以下はスパンの±5%)基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能

制御出力

ユニバーサル出力方式(出力種類をソフト選択可能)位置比例形はリレー接点出力。

○電流出力(一般形: 16 - 17端子,加熱冷却形: 加熱側: 16 -17端子,冷却側: 46 - 47端子)

出力点数� 1点または2点(加熱冷却形)�(電圧パルス出力と切替え)

出力信号�4-20mADC,0-20mADC,20-4mADC�または20-0mADC

負荷抵抗� 600Ω以下�出力精度� スパンの±0.1%�

(但し,1mA以下はスパンの±5%)�基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,�電源周波数50/60Hz]における性能�

○電圧パルス出力(一般形: 16 - 17端子,加熱冷却形: 加熱側: 16 -17端子,冷却側: 46 - 47端子)

出力点数� 1点または2点(加熱冷却形)�(電流出力と切替え)

出力信号�オン電圧=12V以上(負荷抵抗600Ω以上)�オフ電圧=0.1VDC以下�

分解能�10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方�

○リレー接点出力(一般形: 1 - 2 - 3端子,加熱冷却形: 加熱側: 1 - 2 - 3端子,冷却側: 48 - 49 - 50端子,位置比例形: 48 - 49 - 50端子)

出力点数� 1点または2点(加熱冷却形)出力信号� NC,NO,コモンの3端子�接点定格�250VAC 3Aまたは30VDC 3A(抵抗負荷)分解能�10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方�

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1-8<目次> <1. 設置>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

接点入力

○用途 : プログラムパターン切替,運転/停止切替など○入力点数 : 形名・仕様コードにより異なる(以下の通り)

形名・仕様コード� 入力点数�UP550-□0UP550-□1

78

○入力形式 : 無電圧接点またはトランジスタ接点入力○入力接点容量 : 12VDC,10mA以上○オン/オフ判定 : 無電圧接点入力の場合オン時 接点抵抗1kΩ以下,オフ時接点抵抗20kΩ以上トランジスタ接点入力の場合オン時 2V以下,オフ時漏れ電流100μA以下

○状態検知最小保持時間 : 測定入力サンプリング周期×3

接点出力

○用途 : イベント出力,FAIL出力など○出力点数 : 7点○リレー接点定格 : 240VAC 1Aまたは30VDC 1A○トランジスタ接点定格 : 24VDC 50mA

表示部仕様

○測定値表示器 : 5桁 7セグメント赤色発光ダイオード字高 20mm

○設定値表示器 : 32×128ドットバックライト付き液晶表示器○状態表示ランプ : 発光ダイオード

安全およびEMC適合規格

○安全 : IEC/EN61010-1適合(CE)。C22.2 No.61010-1認定(CSA)。UL508認定。設置カテゴリ : CAT.2 汚染度 : 2(IEC/EN61010-1, C22.2 No.61010-1)測定分類 : 1 (CAT.1 : IEC/EN61010-1)定格測定入力電圧 : 10VDC max.(端子間),300VAC max.(対地間)定格過渡過電圧 : 1500V(注)注 : IEC/EN61010-1で測定分類1の場合に想定される安全規格上の値であり,機器性能を保証する値ではありません。

取扱注意�

本機器は,測定分類1(CAT.1)に適合した機器ですので,測定分類2,3および4の計測に使用しないでください。

測定分類�

1

2

3

4

測定分類表示

CAT.1

CAT.2

CAT.3

CAT.4

備考�

家電機器,携帯工具など�

配電盤,回路遮断器など�

架空線,ケーブル系統など�

説   明�

主電源に直接接続しない回路上で実施する測定のためのものです。�

低電圧設備に直接接続された回路上で実施する測定のためのものです。�

建造物設備内で実施する測定のためのものです。�

低電圧設備への供給源で実施する測定のためのものです。�

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<目次> <1. 設置> 1-9

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

屋内配線�

コンセント�

引込み線�43 T

1

2

○EMC適合規格 : EN61326,EN61000-3-2,EN61000-3-3,EN55011に適合(CE)。AS/NZS 2064に適合(C-Tick)。Class A Group 1試験中,計器はレンジの±20%以内の測定精度で動作し続けます。

構造・取付・配線○構造 : 前面防塵防滴構造(IP55準拠)密着計装時は防塵防滴不可

○材質 : ABS樹脂およびポリカーボネート○ケース色 : 黒○質量 : 約1kg以下○外形寸法 : 96(幅)×96(高さ)×100(パネル面からの奥行き) mm○取付 : パネル埋込み取付け。取付け具上下各1個○パネルカット寸法 :920

+0.8 (幅)×920+0.8 (高さ)mm

○取付姿勢 : 上向き最大30度,下向き不可○配線方式 : M3.5ネジ端子 (信号配線,電源/接地線とも)

電源部仕様

○電源 : 定格電圧 100-240V AC(±10%),50/60Hz○消費電力 : 最大20VA(最大8.0W)○内部ヒューズ定格 : 250VAC,1.6A 遅断形○記憶保持 : リチューム電池,寿命約10年○耐電圧 : 1次端子 ←→ 2次端子 1500V AC 1分間

1次端子 ←→ 接地端子 1500V AC 1分間接地端子 ←→ 2次端子 1500V AC 1分間2次端子 ←→ 2次端子 500V AC 1分間

1次端子= 電源端子,リレー出力端子2次端子= アナログ入出力信号端子,電圧パルス出力端子,接点入力端子

○絶縁抵抗 : 電源端子と接地端子間 500V DC 20MΩ以上○接地 : 第D種接地

アイソレーション

○測定入力端子 : 他の入出力端子とは絶縁。内部回路とは非絶縁。○補助アナログ入力端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。○15VDCセンサ用供給電源端子 : 電流アナログ出力,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○電流アナログ出力端子(制御,伝送) : 電流出力相互間,15VDCセンサ用供給電源,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○電圧パルス制御出力端子 : 電流出力,15VDCセンサ用供給電源とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○リレー接点制御出力端子 : 接点出力端子相互間,他の入出力端子,内部回路とは絶縁。○接点入力端子 : 接点入力端子相互間,通信端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

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1-10<目次> <1. 設置>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

○リレー接点出力端子 : リレー接点出力相互間は非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○トランジスタ接点出力端子 : トランジスタ接点出力相互間は非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○RS-485通信端子 : 接点入力端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。○フィードバックスライド抵抗入力端子 : 電流アナログ出力端子(制御,伝送),15VDCセンサ用供給電源,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○電源端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。○接地端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

環境条件

○正常動作条件 :周囲温度 : 0~50℃(密着計装時40℃以下)温度変化率 : 10℃/h以下周囲湿度 : 20~90%RH(結露しないこと)磁界 : 400A/m以下連続振動(5~14Hz) : 全振幅1.2mm以下連続振動(14~150Hz) : 4.9m/s2 以下短時間振動 : 14.7 m/s2 15秒以下衝撃 : 147m/s2 以下 11ミリ秒設置高度 : 標高2,000m以下ウォームアップ時間 : 電源オン後30分以上

○輸送・保管条件 :温度 : -25~70℃温度変化率 : 20℃/h以下湿度 : 5~95%RH(結露しないこと)

○動作条件の影響周囲温度の影響 :電圧・熱電対入力の場合 ±1μV/℃または±0.01% of F.S./℃いずれか大きい方補助アナログ入力の場合 ±0.02% of F.S./℃測温抵抗体入力の場合 ±0.05℃/℃(周囲温度)以下アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./℃以下

電源変動に対する影響(定格電圧範囲内)アナログ入力の場合 ±1μV/10Vまたは±0.01% of F.S. /10Vいずれか大きい方アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./10V以下

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<目次> <1. 設置> 1-11

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

1.5 端子配線図

注 意�

空き端子を中継端子として使用しないでください。

端子配線図は次ページ以降に記載してあります。

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1-12<目次>

<1. 設

置>

IM 05E

01C02-41

3rd Edition : 2006.05.31-00

■UP550 一般形(形式UP550-0□またはUP550-2□) 単ループ制御 端子配線図

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

41

42

43

44

45

46

47

48

49

50

31

32

33

34

35

36

37

38

39

40

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

16

17

電流/電圧パルス出力�

0-20mADC,�4-20mADC,�電圧パルス(12V)

8

9

電源�

10

L

N

許容範囲 : 100-240VAC (�10%)� (フリー電源)� 50/60Hz共用�

電源�

12

13

熱電対(TC)入力�

11

12

測温抵抗体(RTD)入力�

測定入力�

13

12

13

電圧(mV, V)入力�

※工場出荷時は未設定です。�「2. 初期設定」をご覧ください。�

21

22

補助アナログ入力�

※補助アナログ入力付きの�調節計のみ配線できます。�但し,単ループ制御では�使用しません。�

1-5VDC, 0-2VDC,�0-10V範囲内で指定�

初期値:1-5VDC

23

24

RS-485通信� ※通信付きの調節計のみ�配線できます。�最大通信速度9600bps

25

26

27

SDB(+)

SDA(-)

RDB(+)

RDA(-)

SG

19

18

外部接点入力�

40

39

38

37

20

28

30

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

DI8

コモン�

コモン�

19

18

40

39

38

37

20

28

30

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

DI8

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

36DI7 36DI7

+5V

+5V

接点� トランジスタ接点�

※接点入力登録パラメータの設定値を変更する�ことにより接点入力の機能を変更できます。�

※接点出力登録パラメータの設定値を変更する�ことにより接点出力の機能を変更できます。�

接点容量 : 12VDC, 10mA以上�

6

5

外部接点出力�

4

7

34

33

DO1

DO2

DO3

COM

DO4

DO5

リレー接点容量 : 240VAC, 1A� 30VDC, 1A (抵抗負荷)�トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA

14

15

伝送出力1

4-20mADCまたは�0-20mADC

14

15

15VDCセンサ用供給電源�

14.5-18.0VDC�(最大21mADC)

※工場出荷時は測定値伝送に�設定されています。�

負荷抵抗600Ω以下�

※15VDCセンサ用供給電源�を使用する場合は伝送出力1�は使用できません。�

1

2

リレー接点出力�

3

制御出力�

NC

NO

COM

接点容量 : 250VAC, 3A� 30VDC, 3A (抵抗負荷)

※OT1で選択�※工場出荷時は�時間比例PIDリレー接点出力です。�

取扱注意�

感電の恐れがありますので,配線作業時は,計�器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ�ルに通電されていないことをテスタなどで確認�してから作業を始めてください。�

リレー�

トランジスタ�

+�

-�

+�

-�

A

b

B

+�

-�

+�

-�

+�

-�

+�

-�

タイムイベント2�出力�

PVイベント 1 出力�

PVイベント 2 出力�

計器警報 1 出力�

コモン�

タイムイベント1�出力�

32DO6

31DO7

35COM

タイムイベント3�出力�

タイムイベント4�出力�

コモン�

OT1=0(工場出荷時値)

時間比例リレー出力�( - - 端子)

OT1=1

OT1パラメータと制御出力種類の対応�

時間比例電圧�パルス出力( - 端子)

OT1=2

電流出力( - 端子)

OT1=3

オンオフリレー出力�( - - 端子)

※OT1はセットアップパラメータです。�OT1の設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。�「2. 初期設定」をご覧ください。�

DI7=OFF→ONでローカル運転開始�

DI6=OFF→ONでプログラム運転停止�

DI5=OFF→ONでプログラム運転開始�

初期値:4-20mADC

UP UP

プログラムパターンを16以上使用するときON

制御出力�

※OT1で選択�※伝送出力2は制御出力を�リレーにした場合に使用可能�

16

17

伝送出力2

+�

-�

初期値:4-20mADC

初期値:伝送種類未設定�

0-20mADC,�4-20mADC

2 31 2 3116 1716 17

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。�形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

※ 4-20mADC信号を受信する場合,測定入力�種類を1-5VDC(設定値"41")に設定します。�

■ 4-20mADC電流信号を調節計�に受信する場合�

12

13

+�

-�

4-20mA250Ω�

DI1

DI2

1 2 3 4

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

5 6 7 8

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

DI3

DI4

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

9 10 11 12

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

13 14 15

ONONOFFOFF

ONON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

DI1~DI4のオンオフ切替えによりプログラムパターン番号�1~15を選択します。(運転停止時選択)

※リレー制御出力として� 使用しない場合は,� タイムイベント5が� 出力されます。�

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<目次>

<1. 設

置>

1-13

IM 05E

01C02-41

3rd Edition : 2006.05.31-00

■UP550 加熱冷却形(形式UP550-2□) 単ループ加熱冷却制御 端子配線図

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

41

42

43

44

45

46

47

48

49

50

31

32

33

34

35

36

37

38

39

40

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

※通信付きの調節計のみ配線できます。�最大通信速度9600bps

加熱側制御出力�

冷却側制御出力�リレー接点出力�

冷却側制御出力�

接点容量 : 250VAC, 3A� 30VDC, 3A (抵抗負荷)

※OT1で選択�※工場出荷時は�時間比例PIDリレー�接点出力です。�

16

17

電流/電圧パルス出力�

+�

-�

23

24

RS-485通信�

25

26

27

SDB(+)

SDA(-)

RDB(+)

RDA(-)

SG

8

9

電源�

10

L

N

許容範囲 : 100-240VAC (�10%)� (フリー電源)� 50/60Hz共用�

電源�

1

2

リレー接点出力�

3

NC

NO

COM

接点容量 : 250VAC, 3A� 30VDC, 3A (抵抗負荷)

48

49

50

NC

NO

COM

※OT1で選択�※工場出荷時は�時間比例PIDリレー接点出力です。�

取扱注意�

感電の恐れがありますので,配線作業時は,計�器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ�ルに通電されていないことをテスタなどで確認�してから作業を始めてください。�

※OT1はセットアップパラメータです。�OT1の設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。「2. 初期設定」をご覧ください。�

0-20mADC,�4-20mADC,�電圧パルス(12V)

+�-� 12

13

熱電対(TC)入力�

11

12

測温抵抗体(RTD)入力�

測定入力�

13

12

13

電圧(mV, V)入力�

※工場出荷時は未設定です。�「2. 初期設定」をご覧ください。�

14

15

伝送出力1

4-20mADCまたは�0-20mADC

14

15

15VDCセンサ用供給電源�

14.5-18.0VDC�(最大21mADC)

※工場出荷時は測定値伝送に�設定されています。�

※15VDCセンサ用供給電源�を使用する場合は伝送出力1�は使用できません。�

左記表中の「リレー出力」と「電圧パルス�出力」は,時間比例の出力です。オンオフ�のリレー出力にするには,「リレー端子」�を選び,比例帯の設定値を“0”にします。�

+�

-�

A

b

B

+�

-�

+�

-�

+�

-�

初期値:4-20mADC

19

18

外部接点入力�

40

39

38

37

20

28

30

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

DI8

コモン�

コモン�

19

18

40

39

38

37

20

28

30

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

DI8

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

36DI7 36DI7

+5V

+5V

接点� トランジスタ接点�

※接点入力登録パラメータの設定値を変更する�ことにより接点入力の機能を変更できます。�

※接点出力登録パラメータの設定値を変更する�ことにより接点出力の機能を変更できます。�

接点容量 : 12VDC, 10mA以上�

6

5

外部接点出力�

4

7

34

33

DO1

DO2

DO3

COM

DO4

DO5

リレー接点容量 : 240VAC, 1A� 30VDC, 1A (抵抗負荷)�トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA

リレー�

トランジスタ�

タイムイベント2�出力�

PVイベント 1 出力�

PVイベント 2 出力�

計器警報 1 出力�

コモン�

タイムイベント1�出力�

32DO6

31DO7

35COM

タイムイベント3�出力�

タイムイベント4�出力�

コモン�

DI7=OFF→ONでローカル運転開始�

DI6=OFF→ONでプログラム運転停止�

DI5=OFF→ONでプログラム運転開始�

UP UP

プログラムパターンを16以上使用するときON

21

22

補助アナログ入力�

※補助アナログ入力付きの�調節計のみ配線できます。�但し,単ループ制御では�使用しません。�

1-5VDC, 0-2VDC,�0-10V範囲内で指定�

初期値:1-5VDC

+�

-�

加熱側制御出力�

負荷抵抗600Ω以下�

46

47

0-20mADC,�4-20mADC,�

電圧パルス(12V)

電流/電圧パルス出力�

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。�形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

※ 4-20mADC信号を受信する場合,測定入力�種類を1-5VDC(設定値"41")に設定します。�

■ 4-20mADC電流信号を調節計�に受信する場合�

12

13

+�

-�

4-20mA250Ω�

DI1

DI2

1 2 3 4

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

5 6 7 8

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

DI3

DI4

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

9 10 11 12

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

13 14 15

ONONOFFOFF

ONON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

DI1~DI4のオンオフ切替えによりプログラムパターン番号�1~15を選択します。(運転停止時選択)

※OT1で選択�※伝送出力2は制御出力を�リレーにした場合に使用可能�

16

17

伝送出力2

+�

-�

初期値:4-20mADC

0-20mADC,�4-20mADC

初期値:伝送種類未設定�

OT1=4(工場出荷時値)�

加熱側: リレー出力�  - - 端子�

冷却側: リレー出力�  - - 端子�

OT1=5

加熱側: 電圧パルス出力�  - 端子�

冷却側: リレー出力�  - - 端子�

OT1=6 OT1=7

加熱側: リレー出力�  - - 端子�

冷却側: 電圧パルス出力�  - 端子�

OT1=8

加熱側: 電圧パルス出力�  - 端子�

冷却側: 電圧パルス出力�  - 端子�

OT1=9

加熱側: 電流出力�  - 端子�

冷却側: 電圧パルス出力�  - 端子�

OT1=10

加熱側: リレー出力�  - - 端子�

冷却側: 電流出力�  - 端子�

OT1=11

加熱側: 電圧パルス出力�  - 端子�

冷却側:電流出力�  - 端子�

OT1=12

加熱側: 電流出力�  - 端子�

冷却側: 電流出力�  - 端子�

OT1パラメータと加熱側出力種類/冷却側出力種類の対応�

加熱側: 電流出力�  - 端子�

冷却側: リレー出力�  - - 端子�

2 31

5048 49

2 31

46 47

1716

46 47

1716

46 47

1716

46 47

1716

46 47

16 17

5048 49

16 17

5048 49

2 31

46 47

※冷却側リレー� 制御出力として� 使用しない場合は,� タイムイベント6が� 出力されます。� ただし,� OT1=10~12� のときは使用� できません。�

※加熱側リレー� 制御出力として� 使用しない場合は,� タイムイベント5が� 出力されます。��

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1-14<目次>

<1. 設

置>

IM 05E

01C02-41

3rd Edition : 2006.05.31-00

■UP550 位置比例形(形式UP550-1□) 単ループ位置比例制御 端子配線図

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

41

42

43

44

45

46

47

48

49

50

31

32

33

34

35

36

37

38

39

40

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

抵抗値 : 100Ω~2.5kΩ�

位置比例制御出力�

48

49

リレー接点出力�

50

H�(正転)

L�(逆転)

COM

接点容量 : 250VAC, 3A� 30VDC, 3A (抵抗負荷)

■ UP550と以下のモーターを組合せるときの�接続端子の対応�

(株)山武製モジュトロールモーター�

調節計�モジュトロールモーター�454647

484950

YTG

213

日章計器(株)製コントロールモーター�

調節計�コントロールモーター�454647

484950

123

MLMH

MC8

9

電源�

10

L

N

許容範囲 : 100-240VAC (�10%)� (フリー電源)� 50/60Hz共用�

電源�取扱注意�

感電の恐れがありますので,配線作業時は,計�器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ�ルに通電されていないことをテスタなどで確認�してから作業を始めてください。�

23

24

RS-485通信� ※通信付きの調節計のみ�配線できます。�最大通信速度9600bps

25

26

27

SDB(+)

SDA(-)

RDB(+)

RDA(-)

SG

21

22

補助アナログ入力�

※補助アナログ入力付きの�調節計のみ配線できます。�但し,単ループ制御では�使用しません。�

1-5VDC, 0-2VDC,�0-10V範囲内で指定�

初期値:1-5VDC

+�

-�

12

13

熱電対(TC)入力�

11

12

測温抵抗体(RTD)入力�

13

12

13

電圧(mV, V)入力�

14

15

伝送出力1

4-20mADCまたは�0-20mADC

14

15

15VDCセンサ用供給電源�

14.5-18.0VDC�(最大21mADC)

※工場出荷時は測定値伝送に�設定されています。�

※15VDCセンサ用供給電源�を使用する場合は伝送出力1�は使用できません。�

+�

-�

A

b

B

+�

-�

+�

-�

+�

-�

初期値:4-20mADC

測定入力�※工場出荷時は未設定です。�「2. 初期設定」をご覧ください。�

12

13

14

15

2線式伝送器�

測定入力�0.4~2.0VDC信号�

センサ用�供給電源�14.5~�18.0VDC

外付抵抗� (注)

4-20mADC

(注) 端子に取付ける100Ω抵抗は別売です。�形名 : X010-100-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

■ 2線式のセンサへの15VDC電源供給配線�

100Ω�

19

18

外部接点入力�

40

39

38

37

20

28

30

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

DI8

コモン�

コモン�

19

18

40

39

38

37

20

28

30

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

COM

DI8

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

36DI7 36DI7

+5V

+5V

接点� トランジスタ接点�

※接点入力登録パラメータの設定値を変更する�ことにより接点入力の機能を変更できます。�

※接点出力登録パラメータの設定値を変更する�ことにより接点出力の機能を変更できます。�

接点容量 : 12VDC, 10mA以上�

6

5

外部接点出力�

4

7

34

33

DO1

DO2

DO3

COM

DO4

DO5

リレー接点容量 : 240VAC, 1A� 30VDC, 1A (抵抗負荷)�トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA

タイムイベント2�出力�

PVイベント 1 出力�

PVイベント 2 出力�

計器警報 1 出力�

コモン�

タイムイベント1�出力�

32DO6

31DO7

35COM

タイムイベント3�出力�

タイムイベント4�出力�

コモン�

DI7=OFF→ONでローカル運転開始�

DI6=OFF→ONでプログラム運転停止�

DI5=OFF→ONでプログラム運転開始�

UP UP

プログラムパターンを16以上使用するときON

リレー�

トランジスタ�

16

17

伝送出力2

+�

-�

初期値:4-20mADC

0-20mADC,�4-20mADC

負荷抵抗600Ω以下�

フィードバック入力�

0%

100%

47

46

45

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。�形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

※ 4-20mADC信号を受信する場合,測定入力�種類を1-5VDC(設定値"41")に設定します。�

■ 4-20mADC電流信号を調節計�に受信する場合�

12

13

+�

-�

4-20mA250Ω�

DI1

DI2

1 2 3 4

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

5 6 7 8

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

DI3

DI4

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

9 10 11 12

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

13 14 15

ONONOFFOFF

ONON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

DI1~DI4のオンオフ切替えによりプログラムパターン番号�1~15を選択します。(運転停止時選択)

初期値:伝送種類未設定�

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<目次> <2. 初期設定> 2-1

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. 初期設定本章は,測定入力種類,制御出力種類の設定例を説明しています。とくに各種設定例を参照し,必要なパラメータの設定方法をご理解いただけますようお願いいたします。「6.1パラメータマップ」を活用していただくと操作がわかりやすくなります。設定中,操作が

わからなくなったときは, DISP キーを最大4回押していただくと電源オン時の表示画面(運転画面)に戻れます。本章の設定を終えたら,「3. プログラム設定」で運転プログラムを作成してください。

電源オン�

セットアップ�パラメータの設定�

「2.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)」� または「2.3 測定入力種類を変更する」をご覧ください。�

バルブ位置の校正� 制御出力の設定� (工場出荷時値:時間比例リレー出力)

パラメータの初期化�

:必ず設定してください。�

:必要に応じて設定してください。�

設定手順フロー�

位置比例形の�調節計ですか?�

Yes

運転パラメータの設定�

運転へ�

「2.4 制御出力種類を設定する」をご覧ください。�「2.5 バルブ位置を自動校正する」を� ご覧ください。�

「2.6 パラメータを初期化する」� をご覧ください。�

「3. プログラム設定」をご覧ください。�

測定入力の設定� (工場出荷時値:未設定)

No

測定入力種類を設定/変更�したら必ず行ってください。�

プログラムパターンの設定�

パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,�セットアップパラメータが初期化されます。�設定したパラメータが適切な値となっていることを�ご確認ください。初期値に変更された場合は,�必要な値を再設定してください。�

注 意�

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2-2<目次> <2. 初期設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.1 フロントパネルの名称と機能

PVE2

PVE1

(6) 測定値(PV)� 表示器�(7) 設定値� 表示器�

(8) 計器警報表示� ランプ�

(3) イベント表示� ランプ�

(4) 状態表示� ランプ�

(1) PV2表示の� 指示ランプ�

(2) プログラム� モニタランプ�

(5) ライトローダ� 光通信部�

(12) ▽キー,� △キー�

(11) DISPキー�

(15) RESETキー�(14) RUNキー�

(9) SET/ENTキー�(13) PT. Noキー�

(10) MODEキー�

各部の名称� 機能�

(1) PV2表示時の指示ランプ� 測定値(PV)表示器に2次側の測定値が表示されると点灯します。�なお,単ループ制御では,このランプは使用しません。�

(4) 状態表示ランプ�

(3) イベント表示ランプ�

(5) ライトローダ光通信部�

(7) 設定値表示器(液晶)

(8) 計器警報表示ランプ�

(9) SET/ENTキー�SET/ENT パラメータの表示切替えやパラメータの登録を行うためのキーです。3秒以上押し続けると,�

運転画面と運転パラメータ設定画面のメインメニューを交互に切替えることができます。�

(12) ▽キー,△キー�

数値変更を行うためのキーです。各種パラメータの設定画面では,設定値,パラメータ,お�よび出力値(手動運転時)の表示数値を変更します。▽キーを押すと数値が減少し,△キーを�押すと増加します。キーを押し続けると,変化のスピードが段階的に増加します。�各種パラメータ設定画面のメインメニューおよびサブメニューでは,メニュー画面を切替え�られます。�

PVイベント, タイムイベント, 計器警報の状態が点灯表示されます。(橙色)�PVE1, 2:PVイベント1, 2がオンのとき点灯します。�TME1, 2, 3, 4:タイムイベント1~4がオンのとき点灯します。�AL1:計器警報1がオンのとき点灯します。�

運転,制御の状態が点灯表示されます(緑色)�PRG:プログラム運転時点灯します。�RST:プログラム運転停止時点灯します。�HLD:ホールド運転時点灯します。�LOC:ローカル運転時点灯します。�MAN:手動運転時点灯します。�CAS:単ループ制御では使用しません。�

パソコンからパラメータの設定・保存を行うときのアダプタケーブルとの通信インタフェース�です。別売のパラメータ設定ツールが必要です。�

測定値(PV)が表示されます。�エラー発生時にはエラーコードが表示されます(赤色)。�

プログラム設定値(SP), 出力値(OUT), 偏差トレンド, バルブ開度, およびパラメータなどの�設定項目名と設定値が表示されます。�エラー発生時にはエラーコードが表示されます。�

計器警報1の発生時に,AL1が点灯します(橙色)。�

(13) PT. Noキー�

(10) MODEキー�ホールド, アドバンス, ローカル運転, 手動運転/自動運転の各モードを切替えるための画面を�表示します。�

(14) RUNキー�

(15) RESETキー�

運転停止時,運転画面でプログラムパターン番号を選択します。�

運転画面で2秒以上押すと,運転を開始します。�

運転画面で2秒以上押すと,運転を停止します。�

(11) DISPキー�画面を切替えるためのキーです。運転画面で押すと用意された種類の運転画面を切替える�ことができます。運転画面以外の画面で押すと, 1つ前の画面に戻れます。(押す回数は運転�状態で異なりますが, 1~4回以内で運転画面に戻れます。)

(6) 測定値(PV)表示器�

MODE

DISP

(2) プログラムモニタランプ�:プログラム設定値が上昇しているとき点灯します。�:プログラム設定値が一定しているとき点灯します。�:プログラム設定値が下降しているとき点灯します。�

RESET

RUN

PT.No

(緑色)

■主なパラメータの工場出荷時の設定

一般形調節計の�工場出荷時値�

加熱冷却形調節計の�工場出荷時値�

位置比例形調節計の�工場出荷時値�

制御出力� リレー出力(固定)

制御動作� 逆動作(可変) 指定なし�PIDパラメータ� P=5.0%,I=240秒,D=60秒�

項目�

時間比例PIDリレー出力�(可変)

加熱側 : 時間比例PIDリレー出力(可変)冷却側 : 時間比例PIDリレー出力(可変)

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<目次> <2. 初期設定> 2-3

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)

注 意�

●調節計は通電すると運転画面を表示しますが,測定入力種類が未設定になっている場合はサブメニュー“IN”が表示されます。 この場合,まず SET/ENT キーを1回押して測定入力種類パラメータ“IN1”を表示させます。 キーでご利用になる入力レンジコードを表示させ, SET/ENT キーを押して登録してください。その後,測定入力レンジの最大値(RH1)と最小値(RL1)を設定してください(電圧入力時は測定入力スケールの最大値(SH1)と最小値(SL1)を設定してください)。下記操作手順をご覧ください。

●調節計は工場出荷時に各パラメータの初期値を設定してあります。まず「6.2 パラメータ一覧表」に記載の初期値を確認し,特に変更の必要がある場合はパラメータ値を変更してください。

測定入力レンジ�最小値(RL1)

計器入力レンジ�

-270.0℃� 1370.0℃�

0.0℃� 800.0℃�測定入力レンジ�最大値(RH1)

測定入力スケール�最小値(SL1)

1V 5V (入力信号)�

0.0m3/h 50.0m3/h測定入力スケール�

最大値(SH1)

2V 4V

RL1 RH1

温度入力の場合に設定するパラメータ�(1)測定入力種類(IN1):センサに合わせて設定。�(2)測定入力レンジ最大値(RH1):制御する範囲の最大値を設定。�(3)測定入力レンジ最小値(RL1):制御する範囲の最小値を設定。�

電圧入力の場合に設定するパラメータ�(1)測定入力種類(IN1):入力信号に合わせて設定。�(2)測定入力レンジ最大値(RH1):入力信号の最大値を設定。�(3)測定入力レンジ最小値(RL1):入力信号の最小値を設定。�(4)測定入力小数点位置(SDP1):測定入力値表示の小数点位置を設定。�(5)測定入力スケール最大値(SH1):制御する範囲の最大値を設定。�

(入力信号最大値のときの表示値�を設定)�

(6)測定入力スケール最小値(SL1):制御する範囲の最小値を設定。�(入力信号最小値のときの表示値�を設定)

実際に制御する�範囲を設定しま�す。�

実際に制御する�範囲を設定しま�す。�

計器入力レンジ�

測定入力レンジ�測定入力レンジ�

測定入力スケール�

温度入力の場合の例� 電圧入力の場合の例�

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2-4<目次> <2. 初期設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下の操作手順は,K熱電対(-200.0~500.0℃),測定レンジ0.0~200.0℃に設定する例です。

1. 電源投入時の表示画面測定入力の配線を行っていない場合,測定値(PV)表示器には,入力断線のエラー表示( )が表示されます。適切な配線を行えばエラー表示は消えます。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

input setSETUP sub menu

IN

サブメニュー�“IN”を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

5. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“UNI1”を表示させます。《測定入力単位》

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #2input 1 unit select

UNI1 = °C

6. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RH1”を表示させます。《測定入力レンジ最大値》

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #3input 1 range high

RH1 = 500.0

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最大値に200.0℃を設定した例です。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #3

changing!input 1 range high

RH1 = 200.0 変更中は�changing�が点滅�

2. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“IN1”を表示させます。《測定入力種類》

MENU:UPMD/IN #1

SETUPinput 1 type select

IN1 = OFF

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

3. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,K熱電対(-200.0~500.0℃)に設定した例です。計器入力レンジコード表をご覧ください。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #1

changing!input 1 type select

IN1 = typeK3 変更中は�changing�が点滅�

4. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:UPMD/IN #1input 1 type select

IN1 = typeK3SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

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<目次> <2. 初期設定> 2-5

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #3input 1 range high

RH1 = 200.0

9. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RL1”を表示させます。《測定入力レンジ最小値》

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #4input 1 range low

RL1 = -200.0

10. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最小値に0.0℃を設定した例です。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #4

changing!input 1 range low

RL1 = 0.0 変更中は�changing�が点滅�

11. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #4input 1 range low

RL1 = 0.0

電圧入力の場合,この後に表示される測定入力小数点位置(SDP1),測定入力スケール最大値(SH1),測定入力スケール最小値(SL1)も設定してください。

12. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

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2-6<目次> <2. 初期設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■計器入力レンジコード

入力� 種類�計器入力�

レンジコード�計器入力レンジ� 測定精度�

typeK1(1)OFF(0)

-270.0~1370.0℃�測定入力種類“IN1”にOFFを設定すると,測定入力を未設定にできます。�

typeK2(2) -270.0~1000.0℃�K-200.0~500.0℃�

J typeJ(4) -200.0~1200.0℃�typeT1(5) -270.0~400.0℃�

TtypeT2(6) 0.0~400.0℃�

0℃以上では計器レンジの±0.1%±1digit�0℃未満では計器レンジの±0.2%±1digit�ただし,熱電対Kの-200.0℃未満は,�計器レンジの±2%±1digit�熱電対Tの-200.0℃未満は,�計器レンジの±1%±1digit

B typeB(7) 0.0~1800.0℃�400℃以上では計器レンジの±0.15%±1digit�400℃未満では計器レンジの±5%±1digit

S typeS(8) 0.0~1700.0℃�R typeR(9) 0.0~1700.0℃�

計器レンジの±0.15%±1digit

N typeN(10) -200.0~1300.0℃�計器レンジの±0.1%±1digit�0℃未満では計器レンジの±0.25%±1digit

E typeE(11) -270.0~1000.0℃�L(DIN) typeL(12) -200.0~900.0℃�

-200.0~400.0℃�typeU1(13)U(DIN)

typeU2(14) 0.0~400.0℃�

0℃以上では計器レンジの±0.1%±1digit�0℃未満では計器レンジの±0.2%±1digit�ただし,熱電対Eの-200.0未満は,�計器レンジの±1.5%±1digit

W typeW(15) 0.0~2300.0℃�計器レンジの±0.2%±1digitプラチネル2 Plati2(16) 0.0~1390.0℃�計器レンジの±0.1%±1digit

PR20-40 PR2040(17) 0.0~1900.0℃�800℃以上では計器レンジの±0.5%±1digit�800℃未満では精度保証なし�

熱電対�

未設定�

W97Re3-�W75Re25

W97Re3(18) 0.0~2000.0℃�計器レンジの±0.2%±1digit

JPt1(30) -200.0~500.0℃�計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)�JPt100

JPt2(31) -150.00~150.00℃�計器レンジの±0.2%±1digit(注1)�Pt1(35) -200.0~850.0℃�Pt2(36) -200.0~500.0℃�

計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)�測温抵抗体�

Pt100Pt3(37) -150.00~150.00℃�計器レンジの±0.2%±1digit(注1)�

0.4~2V 0.4~2V(40)統一信号�

1~5V 1~5V(41)0~2V 0~2V(50)0~10V 0~10V(51)

0.400~2.000V1.000~5.000V0.000~2.000V0.00~10.00V

-10~20mV mV1(55) -10.00~20.00mV直流電圧�

0~100mV mV2(56) 0.0~100.0mV

計器レンジの±0.1%±1digit�表示範囲は-19999~30000の範囲でスケーリング可能�表示スパンは30000以下�

typeK3(3)

( )内数値は通信使用時の設定値�

基準動作状態[23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能(注1) 0~100℃範囲は±0.3℃±1digitとなります。(注2) -100~200℃範囲は±0.5℃±1digitとなります。※ 4~20mADC信号を受信する場合は,統一信号1~5VDCを選択し,250Ω抵抗をつなげます。250Ω抵抗

は別売です。形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

注 意�

測定入力種類(IN1),測定入力レンジ最大値(RH1),測定入力レンジ最小値(RL1),測定入力小数点位置(SDP1),測定入力スケール最大値(SH1),測定入力スケール最小値(SL1)を変更すると,運転パラメータの登録値を自動的に初期化する場合があります。このためこれらのパラメータ変更後は,必ず運転パラメータの登録値を確認し適切な値となっていることをご確認ください。初期値に変更された場合は,必要な値を再設定してください。

メニューに戻るには!

パラメータ設定中に DISP キーを1回押すと,設定パラメータのメニューに戻れます。

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<目次> <2. 初期設定> 2-7

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.3 測定入力種類を変更する以下の操作手順は,熱電対タイプK(-200.0~500.0℃)を測温抵抗体Pt100(-200.0~500.0℃),測定レンジ0.0~200.0℃に変更する例です。

測定入力端子 熱電対/mV/V入力 ……………�測温抵抗体入力 …………………�

 - � - - �

12 13

11 12 13

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“PROG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingmain menu

PROG

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

password inputmain menu

STUP

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“PARA”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

setup parameterSETUP main menu

PARA

5. キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“UPMD”を表示させます。

SETUP main menu

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

UP550 configurationUPMD

6. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“MD”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

UP mode setSETUP sub menu

MD

7. キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“IN”を表示させます。

SETUP sub menu

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

input setIN

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2-8<目次> <2. 初期設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

8. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“IN1”を表示させます。《測定入力種類》

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #1input 1 type select

IN1 = typeK3

9. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させてください。下図は,測温抵抗体Pt100(-200.0℃~500.0℃)に設定した例です。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #1

changing!input 1 type select

IN1 = Pt2 変更中は�changing�が点滅�

10. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #1input 1 type select

IN1 = Pt2

11. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“UNI1”を表示させます。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #2input 1 unit select

UNI1 = °C

12. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RH1”を表示させます。《測定入力レンジ最大値》

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #3input 1 range high

RH1 = 500.0

13. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最大値に200.0℃を設定した例です。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #3

changing!input 1 range high

RH1 = 200.0 変更中は�changing�が点滅�

14. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #3input 1 range high

RH1 = 200.0

15. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RL1”を表示させます。《測定入力レンジ最小値》

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #4input 1 range low

RL1 = -200.0

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<目次> <2. 初期設定> 2-9

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

16. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最小値に0.0℃を設定した例です。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #4

changing!input 1 range low

RL1 = 0.0 変更中は�changing�が点滅�

18. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

2.4 制御出力種類を設定する(位置比例形の調節計以外)

以下の操作手順は,時間比例PIDリレー出力(0:工場出荷時)を電流出力(2)に変更する例です。

制御出力端子 (  )内は設定値�

時間比例PIDリレー(0)/オンオフ(3)出力 ……………�電流(2)/時間比例PID電圧パルス(1)出力 ……………�

加熱冷却制御の出力端子については,「1.5 端子配線図」をご覧�ください。�

 - - � - �1 2 3

16 17

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

17. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/IN #4input 1 range low

RL1 = 0.0

電圧入力の場合,この後に表示される測定入力小数点位置(SDP1),測定入力スケール最大値(SH1),測定入力スケール最小値(SL1)も設定してください。

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2-10<目次> <2. 初期設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“PROG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingmain menu

PROG

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

password inputmain menu

STUP

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“PARA”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

setup parameterSETUP main menu

PARA

5. キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“UPMD”を表示させます。

SETUP main menu

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

UP550 configurationUPMD

6. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“MD”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

UP mode setSETUP sub menu

MD

7. キーを2回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“OUT”を表示させます。

SETUP sub menu

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

output setOUT

8. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“OT1”を表示させます。《制御出力種類》

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/OUT #1output 1 select

OT1 = 0

9. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させてください。下図は,電流出力(4-20mADC)に設定した例です。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/OUT #1

changing!output 1 select

OT1 = 2 変更中は�changing�が点滅�

10. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/OUT #1output 1 select

OT1 = 2

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<目次> <2. 初期設定> 2-11

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

11. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

●制御出力種類一覧

制御出力種類�

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定値� 制御出力種類�

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

OT1

以下の4~12は加熱冷却形の調節計のみ表示�

時間比例PID電圧パルス出力(端子 - )16 17

時間比例PIDリレー接点出力(端子 - - )1 2 3

オンオフ制御リレー接点出力(端子 - - )1 2 3

電流出力(端子 - )16 17

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - - )48 49 5016 17

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - - )48 49 5016 17

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側リレー出力(端子 - - )48 49 501 2 3

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側パルス出力(端子 - )46 471 2 3

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側パルス出力(端子 - )46 4716 17

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )46 4716 17

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側パルス出力(端子 - )46 4716 17

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )46 4716 17

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側電流出力(端子 - )46 471 2 3

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2-12<目次> <2. 初期設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.5 バルブ位置を自動校正する(位置比例形の調節計のみ)

以下の操作は,コントロールバルブからのフィードバック信号を入力し,コントロールバルブの全閉と全開の位置を自動校正する手順です。バルブ位置を校正するときは,結線を行い,手動モードにする必要があります。結線は,「1.5 端子配線図」を,手動モードにする方法は,「4.6 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」をご覧ください。運転停止状態(RESET)になっている場合は,プログラム運転(RUN)またはローカル運転(LOCAL)にしてください。プログラム運転にするには,「4.5 運転開始(RUN)/停止(RESET)の切替えを行う」を,ローカル運転にするには,「4.11 ローカル運転(LOCAL)への切替えを行う」をご覧ください。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

PRGランプ�またはLOCランプ�

点灯�

MANランプ�点灯�

L.

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“PROG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingmain menu

PROG

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

password inputmain menu

STUP

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“PARA”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

setup parameterSETUP main menu

PARA

5. キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“UPMD”を表示させます。

SETUP main menu

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

UP550 configurationUPMD

6. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“MD”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

UP mode setSETUP sub menu

MD

7. キーを3回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“VALV”を表示させます。

SETUP sub menu

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

valve controlVALV

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<目次> <2. 初期設定> 2-13

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

8. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“V.AT”を表示させます。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/VALV #1valve auto tuning.

V.AT = OFF

9. キーを押して,“ON”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/VALV #1

changing!valve auto tuning.

V.AT = ON 変更中は�changing�が点滅�

10. SET/ENT キーを1回押すと,バルブ位置(全閉と全開)を自動校正します。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/VALV #1valve auto tuning.

V.AT = ON

11. 表示が“ON”から“OFF”に変わったら正常終了です。

SETUP

MENU:UPMD/VALV #1valve auto tuning.

V.AT = OFF

正常終了したら,手順13へ。

12. 表示が“ON”から“ERR”に変わったらエラーです。フィードバック入力の配線を確認し,再度自動校正を行ってください。

SETUP

MENU:UPMD/VALV #1valve auto tuning.

V.AT = ERR

13. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

PRGランプ�またはLOCランプ�

点灯�

L.

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2-14<目次> <2. 初期設定>

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2.6 パラメータを初期化する測定入力種類,測定入力レンジまたは測定入力スケールを設定/変更したら,必ず以下の操作を行ってください。

注 意�

パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,セットアップパラメータを初期化します。設定したパラメータが適切な値となっていることをご確認ください。初期値に変更された場合は,必要な値を再設定してください。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“PROG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingmain menu

PROG

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

password inputmain menu

STUP

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“PARA”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

setup parameterSETUP main menu

PARA

5. キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“UPMD”を表示させます。

SETUP main menu

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

UP550 configurationUPMD

6. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“MD”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

UP mode setSETUP sub menu

MD

7. キーを2回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“INIT”を表示させます。

SETUP sub menu

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

parameter initializeINIT

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<目次> <2. 初期設定> 2-15

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8. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“INI”を表示させます。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/INIT #1parameter initialize

INI = OFF

9. キーを押して,“ON”を表示させてください。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/INIT #1

changing!parameter initialize

INI = ON 変更中は�changing�が点滅�

10. SET/ENT キーを1回押してください。表示が一瞬消えます(正常です)。これでパラメータが初期化されました。

SETUP

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:UPMD/INIT #1parameter initialize

INI = ON

11. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

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<目次> <3. プログラム設定> 3-1

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

3. プログラム設定本章は,プログラム作成の操作について具体例を示し説明しています。プログラム例を参考にお客様のプログラムを作成してください。「3.5 プログラムパラメータマップ」を活用していただくと操作がわかりやすくなります。本章の操作を行う前に必ず「2. 初期設定」の操作を行ってください。

3.1 プログラムパターンの概要

■プログラムの概要(1) プログラム運転開始を25℃とし,80℃まで20分かけて昇温させます。(2) 80℃まで昇温したら80分間この温度を一定させます。(3) 最後に10分かけて温度を0℃まで下げます。

イベント出力○設定値より上下に5℃の偏差設定値を設け,この範囲から外れたらイベントを出力させます。

○80℃で一定のときイベントを出力させます。

セグメント1のセグメントタイム�20分�

セグメント2のセグメントタイム�80分�

セグメント3のセグメントタイム�10分�

時間�

温度�

プログラム設定値±5℃を超えたら警報を出力する。�

プログラム運転開始時から20分経過後,出力がオンします。�プログラム運転開始時から100分経過後,出力がオフします。�

プログラムパターン 1 作成例�

PVイベント1

タイムイベント1

80℃�

25℃�

0℃�

オン� オフ�

プログラム運転開始�

スタート目標設定値�(SSP1)

セグメント1の�到達目標設定値(TSP1)

セグメント2の�到達目標設定値(TSP1)

セグメント3の�到達目標設定値(TSP1)

(1)

(2)

(3)

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3-2<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.2 プログラムパターン設定表についてプログラムを調節計に設定する前に下表の設定表を作成してください。この設定表を作成することで,調節計にプログラムデータを入力しやすくなります。「3.7 プログラムパターン設定表」をご覧ください。下表の太枠を設定してください。

(1) 測定入力レンジ最大値 : セットアップパラメータの測定入力レンジ最大値(RH1)の設定値

(2) 測定入力レンジ最小値 : セットアップパラメータの測定入力レンジ最小値(RL1)の設定値

(3) 測定入力の単位 : セットアップパラメータの測定入力単位(UNI1)の設定値(4) プログラム時間単位 : セットアップパラメータのプログラム時間単位(TMU)の設定値(5) セグメント設定方法 : セットアップパラメータのセグメント設定方法(SEG.T)の設定値

(6) スタート目標設定値 : プログラムパラメータのスタート目標設定値(SSP1)の設定値(7) スタートコード :プログラムパラメータのスタートコード(STC)の設定値(8) 到達目標設定値,セグメント時間,イベント(PVイベント,タイムイベント),ジャンクションコード : 各プログラムパラメータの設定値

(9) プログラムパターンを描きます。

(4)

(5)

リピート回数(RCY)プログラム時間単位(TMU)

セグメント設定方法(SEG.T)

時.分�

時間設定�

(6)

(7)

スタート目標設定値1(SSP1) 25℃�

0

リピートスタートセグメント番号(RST)

リピートエンドセグメント番号(REN)

スタート目標設定値2(SSP2)

スタートコード(STC)

ウェイトゾーン5組目(5.WZ1)

ウェイトタイム5組目(5.WTM)

ウェイトゾーン4組目(4.WZ1)

ウェイトタイム4組目(4.WTM)

ウェイトゾーン3組目(3.WZ1)

ウェイトタイム3組目(3.WTM)

ウェイトゾーン2組目(2.WZ1)

ウェイトタイム2組目(2.WTM)

ウェイトゾーン1組目(1.WZ1)

ウェイトタイム1組目(1.WTM)

詳しくは,ユーザーズマニュ�アル応用編(CD-ROM版)を�ご覧ください。�

プログラムパターン発生器�として使用する場合に設定�します。�詳しくは,ユーザーズマニュ�アル応用編(CD-ROM版)を�ご覧ください。�

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<目次> <3. プログラム設定> 3-3

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

100 %

0 %

測定入力レンジ最大値(RH1)

測定入力レンジ最小値(RL1)

プログラムパターン発生器として�使用する場合に設定します。詳し�くは,ユーザーズマニュアル応用�編(CD-ROM版)をご覧ください。�

単位� (9)

(8)

セグメントNo.→�

到達目標設定値1(TSP1)

到達目標設定値2(TSP2)

セグメント時間(TIME/TM.RT)

PID番号(PID) (注)

イベント番号(EV8)

PVイベント種類(TY8)/タイムイベントオン時間(ON8)

PVイベント設定値(PE8)/タイムイベントオフ時間(OFF8)

ジャンクションコード(JC)

℃�(3)

100

0

(1)

(2)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1

イベント番号(EV1)

PVイベント種類(TY1)/タイムイベントオン時間(ON1)

PVイベント設定値(PE1)/タイムイベントオフ時間(OFF1)

イベント番号(EV2)

PVイベント種類(TY2)/タイムイベントオン時間(ON2)

PVイベント設定値(PE2)/タイムイベントオフ時間(OFF2)

イベント番号(EV3)

PVイベント種類(TY3)/タイムイベントオン時間(ON3)

PVイベント設定値(PE3)/タイムイベントオフ時間(OFF3)

イベント番号(EV4)

PVイベント種類(TY4)/タイムイベントオン時間(ON4)

PVイベント設定値(PE4)/タイムイベントオフ時間(OFF4)

イベント番号(EV5)

PVイベント種類(TY5)/タイムイベントオン時間(ON5)

PVイベント設定値(PE5)/タイムイベントオフ時間(OFF5)

イベント番号(EV6)

PVイベント種類(TY6)/タイムイベントオン時間(ON6)

PVイベント設定値(PE6)/タイムイベントオフ時間(OFF6)

イベント番号(EV7)

PVイベント種類(TY7)/タイムイベントオン時間(ON7)

PVイベント設定値(PE7)/タイムイベントオフ時間(OFF7)

80℃�

25℃�

80℃�80℃�0℃�

20分�80分�

21 1

7 0分�

5℃�80分�

10分�

0 0 0

本章の例では使用しません。�

本章の例では使用しません。�

(注) PID番号(PID)は,セグメントPIDのときに表示されます。セットアップパラメータ“ZON=0”で表示します。

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3-4<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.3 プログラムパターンを作成する以下の操作は,「3.1 プログラムパターンの概要」に記載のプログラム例を作成する手順です。

注 意�

プログラムパターンを作成する前に測定入力レンジの最大値(RH1),最小値(RL1)とプログラム時間単位(TMU),セグメント設定方法(SEG.T)を再確認してください。セグメント設定方法(SEG.T)を変更すると,すべてのプログラムが消去されますのでご注意ください。

本節のプログラム作成例は,以下のようになっています。手順5は,プログラムパターン番号(PTN)を指定手順7から手順9は,スタート目標設定値(SSP1)の設定手順(25℃からプログラムスタートさせる設定手順)手順11から手順13は,セグメント1の到達目標設定値(TSP1)の設定手順手順14から手順16は,セグメント1のセグメントタイム(TIME)の設定手順手順17から手順25は,PVイベント(EV1,TY1,PE1)の設定手順手順28は,セグメント2の到達目標設定値(TSP1)の設定手順(変更しません)手順29から手順31は,セグメント2のセグメントタイム(TIME)の設定手順手順32から手順40は,タイムイベント(EV1,ON1,OFF1)の設定手順手順43から手順45は,セグメント3の到達目標設定値(TSP1)の設定手順手順46から手順48は,セグメント3のセグメントタイム(TIME)の設定手順

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

測定値(PV)�を表示� 現在の設定値�

(SP)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“PROG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingmain menu

PROG

3. SET/ENT キーを1回押して,プログラムパラメータのサブメニュー“LOC”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

local mode setsub menu

LOC

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<目次> <3. プログラム設定> 3-5

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4. キーを1回押して,プログラムパラメータのサブメニュー“PRG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingsub menu

PRG

5. SET/ENT キーを1回押して,パターン番号パラメータ“PTN”を表示させます。このときPV表示器には,“01.00”が表示されます。(左2桁:パターン番号,右2桁:セグメント番号)

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #1PTno.input

PTN = 1

PV表示器�

6. SET/ENT キーを1回押して,セグメント番号パラメータ“SEG”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #2SEGno. input

SEG = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

7. SET/ENT キーを1回押して,スタート目標設定値パラメータ“SSP1”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #3start set point 1

SSP1 = 0.0°C

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

8. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,25.0℃に設定した例です。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #3

changing!start set point 1

SSP1 = 25.0°C

9. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #3start set point 1

SSP1 = 25.0°C

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

10. SET/ENT キーを1回押して,スタートコードパラメータ“STC”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #5start code select

STC = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

11. SET/ENT キーを1回押して,セグメント1の到達目標設定値パラメータ“TSP1”を表示させます。このときPV表示器には,“01.01”が表示されます。(左2桁:パターン番号,右2桁:セグメント番号)

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 25.0°C

PV表示器�

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3-6<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

12. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させてください。下図は,80.0℃に設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 80.0°C

13. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 80.0°C

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

14. SET/ENT キーを1回押して,セグメント1のセグメントタイムパラメータ“TIME”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #26segment time

TIME = -

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

15. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させてください。下図は,20分(設定値“0h20”)に設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #26segment time

TIME = 0h20

16. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #26segment time

TIME = 0h20

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

17. SET/ENT キーを1回押して,イベント番号パラメータ“EV1”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #29event 1 no. select

EV1 = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

18. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,PVイベント1(“設定値21”)を設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #29event 1 no. select

EV1 = 21

19. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #29event 1 no. select

EV1 = 21

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

20. SET/ENT キーを1回押して,PVイベント種類パラメータ“TY1”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #30PV event 1 type

TY1 = OFF

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

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<目次> <3. プログラム設定> 3-7

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21. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させてください。下図は,上下限偏差警報(“設定値7”)を設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #30PV event 1 type

TY1 = 7

22. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #30PV event 1 type

TY1 = 7

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

23. SET/ENT キーを1回押して,PVイベント設定値パラメータ“PE1”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #31PV event 1 set point

PE1 = 0.0°C

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

24. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,5.0℃を設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #31PV event 1 set point

PE1 = 5.0°C

25. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #31PV event 1 set point

PE1 = 5.0°C

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

26. SET/ENT キーを1回押して,イベント番号パラメータ“EV2”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #32event 2 no. select

EV2 = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

27. SET/ENT キーを1回押して,セグメント1のジャンクションコードパラメータ“JC”を表示させます。本章の例では,設定値を変更しません。

MENU:PROG/PRG #53junction code select

JC = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

28. SET/ENT キーを1回押して,セグメント2の到達目標設定値パラメータ“TSP1”を表示させます。本章の例では,設定値を変更しません。このときPV表示器には,“01.02”が表示されます。(左2桁:パターン番号,右2桁:セグメント番号)

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 80.0°C

PV表示器�

29. SET/ENT キーを1回押して,セグメント2のセグメントタイムパラメータ“TIME”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #26segment time

TIME = -

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

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3-8<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

30. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,1時間20分(“設定値1h20”)に設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #26segment time

TIME = 1h20

31. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #26segment time

TIME = 1h20

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

32. SET/ENT キーを1回押して,イベント番号パラメータ“EV1”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #29event 1 no. select

EV1 = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

33. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,タイムイベント1(“設定値1”)を設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #29event 1 no. select

EV1 = 1

34. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #29event 1 no. select

EV1 = 1

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

35. SET/ENT キーを1回押して,タイムイベントオン時間パラメータ“ON1”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #30time event 1 ON time

ON1 = OFF

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

36. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,0分(“設定値0h00”)に設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #30time event 1 ON time

ON1 = 0h00

37. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #30time event 1 ON time

ON1 = 0h00

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

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<目次> <3. プログラム設定> 3-9

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

38. SET/ENT キーを1回押して,タイムイベントオフ時間パラメータ“OFF1”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #31time event 1 OFF time

OFF1 = OFF

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

39. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,1時間20分(“設定値1h20”)に設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #31time event 1 OFF time

OFF1 = 1h20

40. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #31time event 1 OFF time

OFF1 = 1h20

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

41. SET/ENT キーを1回押して,イベント番号パラメータ“EV2”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #32event 2 no. select

EV2 = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

42. SET/ENT キーを1回押して,セグメント2のジャンクションコードパラメータ“JC”を表示させます。本章の例では,設定値を変更しません。

MENU:PROG/PRG #53junction code select

JC = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

43. SET/ENT キーを1回押して,セグメント3の到達目標設定値パラメータを表示させます。このときPV表示器には,“01.03”が表示されます。(左2桁:パターン番号,右2桁:セグメント番号)

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 80.0°C

PV表示器�

44. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,0.0℃に設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 0.0°C

45. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 0.0°C

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

46. SET/ENT キーを1回押して,セグメント3のセグメントタイムパラメータ“TIME”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #26segment time

TIME = -

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

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3-10<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

47. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,10分(設定値“0h10”)に設定した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #26segment time

TIME = 0h10

48. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #26segment time

TIME = 0h10

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

49. 以上でプログラム設定を終えます。 SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

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<目次> <3. プログラム設定> 3-11

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.4 プログラムパターンを変更する以下の操作は,「3.3 プログラムパターンを作成する」で作成したプログラムパターンを下図のように変更する手順を説明します。

20分� 80分� 10分� 時間�

温度�

80℃�

25℃�

0℃�

プログラム運転開始�

90℃�

■ 変更内容�

変更前 : スタート目標設定値(SSP1)からプログラム運転を開始�

変更後 : 現在の測定値からプログラム運転を開始�セグメント1の時間を優先させる�

変更前 : セグメント2の到達目標設定値(TSP1)を80.0℃�

変更後 : セグメント2の到達目標設定値(TSP1)を90.0℃�

プログラムパラメータ�スタートコード(STC)の設定値�を“2”に変更します。�

プログラムパラメータ�セグメント2の到達目標設定値�(TSP1)の設定値を“90.0”に�変更します。�

プログラムパターン 1 変更例�

スタート目標設定値�(SSP1)

セグメント2の到達�目標設定値(TSP1)を80.0℃�

から90.0℃に変更�

現在の�測定値�

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3-12<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

測定値(PV)�を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“PROG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingmain menu

PROG

3. SET/ENT キーを1回押して,プログラムパラメータのサブメニュー“LOC”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

local mode setsub menu

LOC

4. キーを1回押して,プログラムパラメータのサブメニュー“PRG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingsub menu

PRG

5. SET/ENT キーを1回押して,パターン番号パラメータ“PTN”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #1PTno. input

PTN = 1

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

6. SET/ENT キーを1回押して,セグメント番号パラメータ“SEG”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #2SEGno. input

SEG = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

7. SET/ENT キーを2回押して,スタートコードパラメータ“STC”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #5start code select

STC = 0

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

8. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,時間優先PVスタート(“設定値2”)に設定した例です。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #5

changing!start code select

STC = 2

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<目次> <3. プログラム設定> 3-13

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

9. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #5start code select

STC = 2

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

10. SET/ENT キーを1回押して,セグメント1の到達目標設定値パラメータ“TSP1”を表示させます。

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 80.0°C

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

11. SET/ENT キーを7回押して,セグメント2の到達目標設定値パラメータ“TSP1”を表示させます。このときPV表示器には,“01.02”が表示されます。(左2桁:パターン番号,右2桁:セグメント番号)

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 80.0°C

PV表示器�

12. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させてください。下図は,90.0℃に変更した例です。

changing!

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 90.0°C

13. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

MENU:PROG/PRG #24target set point 1

TSP1 = 90.0°C

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

14. 以上でプログラム変更を終えます。 SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0TM=-------

SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°C

RSTランプ�点灯�

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3-14<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.5 プログラムパラメータマップ

を3秒以上押して�運転画面�に移行�

運転画面�

キー�

SET/ENT

キー�

セグメント 1

プログラムパターン 1

キー� キー�SET/ENT

SET/ENTSET/ENT

プログラムパラメータ設定画面�

LSP1

E28A

E28B

E27A

E27B

E26A

E26B

E25A

E25B

E24A

E24B

E23A

E23B

E22A

E22B

E21A

E21B

1.WZ1

1.WTM

2.WZ1

2.WTM

3.WZ1

3.WTM

4.WZ1

4.WTM

5.WZ1

5.WTM

RCY

RST

REN

EVn

ONn

OFFn

TYn

PEn

TSP1

TIME

TR.RT

PID

JC

セグメント 2

EVn

ONn

OFFn

TYn

PEn

TSP1

TIME

TR.RT

PID

JC

PID

STC

SSP1

キー�キー3秒�SET/ENT

LOClocal mode set

sub menu

PROGprogramming

main menu

PRG

A

programmingsub menu

MENU:PROG/PRG #2SEGno. input

SEG = 0

MENU:PROG/PRG #2SEGno. input

SEG = 1

MENU:PROG/PRG #2SEGno. input

SEG = 2

MENU:PROG/PRG #1PTno. input

PTN = 1

キー�SET/ENT

キーまたは� キー�

キーまたは� キー�

キーまたは� キー�

キーまたは� キー� キーまたは� キー�

1 組目の�ウェイトゾーン�

1 組目の�ウェイトタイム�

2 組目の�ウェイトゾーン�

2 組目の�ウェイトタイム�

3 組目の�ウェイトゾーン�

3 組目の�ウェイトタイム�

4 組目の�ウェイトゾーン�

4 組目の�ウェイトタイム�

5 組目の�ウェイトゾーン�

5 組目の�ウェイトタイム�

リピート回数�

リピートスタート�セグメント番号�

リピートエンド�セグメント回数�

キー�SET/ENT

ローカル運転時の�設定値�

ローカルイベント28�種類�

ローカルイベント28�設定値�

キー�SET/ENT

キー�SET/ENT

DISP キー�DISP キー�

DISP

キー�SET/ENT

イベント番号�

タイムイベント�オン時間�

タイムイベント�オフ時間�

PVイベント種類�

PVイベント設定値�

到達目標設定値�

時間設定�セグメントタイム�

勾配設定�セグメントタイム�

PIDグループ番号�

ジャンクションコード�

キー�SET/ENT

キー�

または�

キー�

キー�SET/ENT

イベント番号�

タイムイベント�オン時間�

タイムイベント�オフ時間�

PVイベント種類�

PVイベント設定値�

到達目標設定値�

時間設定�セグメントタイム�

勾配設定�セグメントタイム�

PIDグループ番号�

ジャンクションコード�

キー�SET/ENT

キー�SET/ENT

ローカルイベント27�種類�

ローカルイベント28�設定値�

ローカルイベント26�種類�

ローカルイベント26�設定値�

ローカルイベント25�種類�

ローカルイベント25�設定値�

ローカルイベント24�種類�

ローカルイベント24�設定値�

ローカルイベント23�種類�

ローカルイベント23�設定値�

ローカルイベント22�種類�

ローカルイベント22�設定値�

ローカルイベント21�種類�

ローカルイベント21�設定値�

ローカル運転時の�PIDグループ番号�

スタートコード�

スタート目標設定値�

STC= —1

STC› —1セグメントPIDのとき表示�セットアップパラメータ"ZON=0"

n=1~8�EVn=1~16のとき,�タイムイベント1~16となります。�EVn=21~28のとき,�PVイベント1~8となります。���

セグメント設定方法(SEG.T)で�時間設定のとき"TIME"を表示�勾配設定のとき"TM.RT"を表示�工場出荷時は,"TIME"を表示�

パラメータPIDは,セグメントPIDのとき�表示されます。�セットアップパラメータ˚"ZON=0"��

プログラムパターン1のパラメータ�

キーまたは� キー�

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<目次> <3. プログラム設定> 3-15

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

ALL.S

PTN.S

ALL.E

COPY

CLEAR

セグメント 3

EVn

ONn

OFFn

TYn

PEn

TSP1

TIME

TR.RT

PID

JC

セグメント 99

EVn

ONn

OFFn

TYn

PEn

TSP1

TIME

TR.RT

PID

JC

プログラムパターン 2~30

EDITprogram edit

sub menu

MENU:PROG/PRG #2SEGno. input

SEG = 3

MENU:PROG/PRG #2SEGno. input

SEG = 99

MENU:PROG/PRG #2SEGno. input

MENU:PROG/PRG #1PTno. input

PTN = 2

SEG = 0

キー�SET/ENT

未使用の�残りセグメント数�

パターン内の�セグメント数�

プログラム�パターンのコピー�

プログラム�パターンの消去�

キー�

または�

キー�

キー�SET/ENT

イベント番号�

タイムイベント�オン時間�

タイムイベント�オフ時間�

PVイベント種類�

PVイベント設定値�

到達目標設定値�

時間設定�セグメントタイム�

勾配設定�セグメントタイム�

PIDグループ番号�

ジャンクションコード�

キー�SET/ENT

キー�

または�

キー�

キー�

または�

キー�

キー�SET/ENT

イベント番号�

タイムイベント�オン時間�

タイムイベント�オフ時間�

PVイベント種類�

PVイベント設定値�

到達目標設定値�

時間設定�セグメントタイム�

勾配設定�セグメントタイム�

PIDグループ番号�

ジャンクションコード�

キー�SET/ENT

DISP キー�

左記記号は,�調節計のPV表示器�に表示されます。�

プログラム設定中に,   キー1回を押すと,� A の表示に戻ります。��

DISP

未使用の�残りイベント数�

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3-16<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.6 プログラムパラメータ一覧表※測定値/プログラム設定値に関するパラメータはすべて実数値で設定します。例えば,温度入力のとき,プログラム設定値やPVイベント設定値は温度設定となります。

※表の中の「お客様設定値欄」は,お客様が設定値を記録しておくための欄です。※表の中の「CD-ROM参照先」は,本マニュアルに記載されていない詳細説明をユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版)で詳しく説明してありますので,そちらを参照していただくためにあります。

※( )内数値は,通信使用時の設定値。例:OFF(0) 

●ローカル設定値パラメータ

[表示位置] メインメニュー : PROG,サブメニュー : LOC

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

ローカル運転時の設�定値�

測定入力レンジの0.0~100.0 % 測定入力レンジ�の0.0 %

ローカル運転時の�PIDグループ番号�

セグメントPIDのときに表示されます。�セットアップパラメータ“ZON=0”で表示。�工場出荷時は,表示されません。�1 : 1組目のPIDパラメータを使用�2 : 2組目のPIDパラメータを使用�3 : 3組目のPIDパラメータを使用�4 : 4組目のPIDパラメータを使用�5~8 : 同様に5組目から8組目のPIDパラ�メータを使用�注意:セグメントPIDのとき,PIDグループ�番号(PID)にPID組数(セットアップパラメー�タGRP)より大きい値を設定した場合,運転�時は,1組目のPIDが使用されます。�

1

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

PIDLSP1

ローカルイベント21�種類�

OFF(0)E21A

ローカルイベント21�設定値�

測定値警報 / 設定値警報 : 測定入力レンジ�の-100.0~100.0 %�偏差警報 : 測定入力レンジスパンの-100.0~�100.0 %�出力値警報 : -5.0~105.0 %

測定値上限 / 設定値上限警報 : �測定入力レンジの100.0 %�偏差警報 : 測定入力レンジスパン�の0.0 %�その他測定値 / 設定値下限警報 : �測定入力レンジの0.0 %�出力値上限警報 : 100.0 %�出力値下限警報 : 0.0 %

E21B

OFF(0), 1~10, 28~31�1 : 測定値上限(励磁,待機動作なし)�2 : 測定値下限(励磁,待機動作なし)�3 : 偏差上限(励磁,待機動作なし)�4 : 偏差下限(励磁,待機動作なし)�5 : 偏差上限(非励磁,待機動作なし)�6 : 偏差下限(非励磁,待機動作なし)�7 : 偏差上下限(励磁,待機動作なし)�8 : 上下限偏差内(励磁,待機動作なし)�9 : 測定値上限(非励磁,待機動作なし)�10 : 測定値下限(非励磁,待機動作なし)

応用5.2(9)

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<目次> <3. プログラム設定> 3-17

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�ローカルイベント22�種類�

E21Aパラメータと同じ�E22Aローカルイベント22�設定値�

E21Bパラメータと同じ�E22Bローカルイベント23�種類�

E21Aパラメータと同じ�E23Aローカルイベント23�設定値�

E21Bパラメータと同じ�E23Bローカルイベント24�種類�

E21Aパラメータと同じ�E24Aローカルイベント24�設定値�

E21Bパラメータと同じ�E24Bローカルイベント25�種類�

E21Aパラメータと同じ�E25Aローカルイベント25�設定値�

E21Bパラメータと同じ�E25Bローカルイベント26�種類�

E21Aパラメータと同じ�E26Aローカルイベント26�設定値�

E21Bパラメータと同じ�E26Bローカルイベント27�種類�

E21Aパラメータと同じ�E27Aローカルイベント27�設定値�

E21Bパラメータと同じ�E27Bローカルイベント28�種類�

E21Aパラメータと同じ�E28Aローカルイベント28�設定値�

E21Bパラメータと同じ�E28B

●プログラムパラメータ (プログラム運転開始条件の設定パラメータ)

プログラムパラメータの設定値記録は,「3.2 プログラムパターン設定表について」を利用してください。

[表示位置] メインメニュー : PROG,サブメニュー : PRG

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

パターン番号指定� 1 : プログラムパターン 1�2 : プログラムパターン 2�3 : プログラムパターン 3�4~30 : 同様にパターン番号を設定します。�

セグメント番号指定� 0 : スタート目標設定値, スタートコード等を設定するパラ�メータを表示します。�1~99 : セグメント番号を指定します。�はじめてプログラムを作成する場合は, “0”を指定してください。�

0

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

SEG

PTN

スタート目標設定値� 測定入力レンジの0.0~100.0 % 測定入力レンジ�の0.0 %SSP1

スタートコード� -1 : ウェイト動作とリピート動作を設定するパラメータを表示します。�0 : スタート目標設定値からプログラム運転開始�1 : 勾配優先PVスタート(セグメント1の勾配を優先してPVからプロ�グラム運転開始)�2 : 時間優先PVスタート(セグメント1の時間を優先してPVからプロ�グラム運転開始)�補足 : “-1”は, 設定値ではありません。�

0STC

応用5.2(1)

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3-18<目次> <3. プログラム設定>

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●プログラムパラメータ (ウェイト動作とリピート動作を設定するパラメータ)

以下のパラメータは,スタートコード(STC)に“-1”を指定したときに表示されます。

[表示位置] メインメニュー : PROG,サブメニュー : PRG

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

1組目のウェイトゾーン� OFF(0) : 機能なし�測定入力レンジスパンの0.0~10.0 %

OFF(0)

1組目のウェイトタイム� OFF(0) : 機能なし�0.01~99.59(“時.分”または“分.秒”)�時間単位は,プログラム時間単位(セットアップパラメータ : �TMU)で設定します。�

OFF(0)

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

1.WTM1.WZ1

2組目のウェイトタイム� 1組目のウェイトタイムと同じ�2.WTM

リピート回数� 0~999 : RSTとRENで設定したセグメントをリピート回数分�繰り返します。�CONT : RSTとRENで設定したセグメントを無限界繰り返し�ます。��

0RCY

2組目のウェイトゾーン� 1組目のウェイトゾーンと同じ�2.WZ1

3組目のウェイトタイム� 1組目のウェイトタイムと同じ�3.WTM

3組目のウェイトゾーン� 1組目のウェイトゾーンと同じ�3.WZ1

4組目のウェイトタイム� 1組目のウェイトタイムと同じ�4.WTM

4組目のウェイトゾーン� 1組目のウェイトゾーンと同じ�4.WZ1

5組目のウェイトタイム� 1組目のウェイトタイムと同じ�5.WTM

5組目のウェイトゾーン� 1組目のウェイトゾーンと同じ�5.WZ1

リピートスタートセ�グメント番号�

1≦RST≦REN≦99 1

リピートエンドセグ�メント番号�

1RENRST

応用5.2(4)

応用5.2(6)

応用5.2(6)

●プログラムパラメータ (到達目標設定値,セグメントタイムパラメータ)

[表示位置] メインメニュー : PROG,サブメニュー : PRG

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

到達目標設定値� 各セグメントの到達目標設定値です。�

時間設定�セグメントタイム�

時間設定値 : - (未登録)�0.00~99.59(“時.分”または“分.秒”)�時間を設定しなければ,プログラムを作成できません。�

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

TIMETSP1

勾配設定�セグメントタイム�

ランプ時(勾配設定値) : - (未登録),1時間または1分間あたり測定入力レンジ�スパンの0.0~100.0 %�ソーク時(時間設定値) : 0.00~99.59(“時.分”または“分.秒”)�時間または勾配を設定しなければ,プログラムを作成できません。�

TM.RT

セグメントPIDの�グループ番号�

セグメントPIDのときに表示されます。�セットアップパラメータ“ZON=0”�工場出荷時は表示されません。�1~8�注意:PIDのグループ番号(PID)にPID組数(セットアップ�パラメータGRP)より大きい値を設定した場合,運転時は,�1組目のPIDが使用されます。�

1PID

応用5.1(1)

応用5.1(2)

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<目次> <3. プログラム設定> 3-19

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●プログラムパラメータ (イベント動作の設定パラメータ)

以下のパラメータは,セグメントごとに最大8つまで設定できます。

[表示位置] メインメニュー : PROG,サブメニュー : PRG

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

イベント番号� 0 : 未登録�1 : タイムイベント1(端子番号 - )�2 : タイムイベント2(端子番号 - )�3 : タイムイベント3(端子番号 - )�4 : タイムイベント4(端子番号 - )�5~16 : タイムイベント5~16(端子番号に�ついてはCD-ROMを参照)�21 : PVイベント1(端子番号 - )�22 : PVイベント2(端子番号 - )�23~28 : PVイベント3~8(端子番号につ�いてはCD-ROMを参照)

タイムイベントオン�時間�

OFF(0) : 未使用�0.00~99.59(“時.分”または“分.秒”)

OFF(0)

0

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

ONn

EVn

タイムイベントオフ�時間�

OFF(0) : 未使用�0.00~99.59(“時.分”または“分.秒”)

OFF(0)OFFn

PVイベント設定値� 測定値警報 / 設定値警報 : 測定入力レンジ�の-100.0~100.0 %�偏差警報 : 測定入力レンジスパンの-100.0~�100.0 %�出力値警報 : -5.0~105.0 %

測定値上限 / 設定値上限警報 : �測定入力レンジの100.0 %�偏差警報 : 測定入力レンジスパン�の0.0 %�その他測定値 / 設定値下限警報 : �測定入力レンジの0.0 %�出力値上限警報 : 100.0 %�出力値下限警報 : 0.0 %

PEn

PVイベント種類� OFF(0)TYn OFF(0),1~10,28~31�1 : 測定値上限(励磁,待機動作なし)�2 : 測定値下限(励磁,待機動作なし)�3 : 偏差上限(励磁,待機動作なし)�4 : 偏差下限(励磁,待機動作なし)�5 : 偏差上限(非励磁,待機動作なし)�6 : 偏差下限(非励磁,待機動作なし)�7 : 偏差上下限(励磁,待機動作なし)�8 : 上下限偏差内(励磁,待機動作なし)�9 : 測定値上限(非励磁,待機動作なし)�10 : 測定値下限(非励磁,待機動作なし)�その他の警報種類については,次ページを�参照�

3534

3533

3532

3531

76

75

応用3.4(5)��応用3.4(6)

応用3.4(6)

応用3.4(5)

●プログラムパラメータ (ジャンクションパラメータ)

[表示位置] メインメニュー : PROG,サブメニュー : PRG

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

ジャンクションコード� 00:継続切替�1:ホールド切替(セグメント終了後, セグメント終了時の設�定値をホールドして制御します。)�2:ローカル終了(セグメント終了後,ローカル設定値に切替�わります。)�11~15:セグメント切替時のウェイト(CD-ROMを参照)�21~25:セグメント区間内のウェイト(CD-ROMを参照)�INSERT:指定したセグメントの後にセグメントが追加でき�ます。�DELETE:指定したセグメントを削除できます。�101~130:パターン1~30にリンク�例えば,最終セグメントのJCに“102”を設定すると,�パターン1終了後,パターン2の運転を開始します。�<パターンリンク時の注意>�・パラメータSTCは有効となります。�・PVイベント,タイムイベントはリセットとなります。�・パラメータSSTは無効となります。�

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

JC

応用5.2(3)��応用5.2(4)��応用5.3(6)

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3-20<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

PVイベント,ローカルイベントの種類一覧

PVイベント,ローカルイベントの種類と動作を以下に示します。

警報動作� 警報動作�警報の�

種類コード�

警報の�

種類コード�警報の種類�

開閉はリレー接点の状態を,(点)�

(滅)はランプの状態を示す。�

警報時�

接点閉�

警報時�

接点開�

警報時�

接点閉�

警報時�

接点開�

警報の種類�

警報なし� OFF

測 定 値 上 限 �

測 定 値 下 限 �

警報設定点�

閉(点)

ヒステリシス�

測定値�

(滅)開�

(滅)開�

偏 差 下 限 �

警 報 時 �

非 励 磁 �偏差設定値�目標設定値�

開(点)

ヒステリシス�

測定値�

閉(滅)

閉(点)

ヒステリシス�

開(滅)

警報設定点� 測定値�

偏 差 上 下 限 �

目標設定値�

測定値�

ヒステリシス�ヒステリシス�

偏差設定値�

閉�(点)

開�(滅)

閉�(点)

偏 差 上 限 �

ヒステリシス�

測定値�

開(滅)

目標設定値�偏差設定値�

閉(点)

閉(点)

上 下 限 �

偏 差 内 �偏差設定値�

目標設定値�

測定値�

ヒステリシス� ヒステリシス�

開(滅)開(滅)

閉(点)

偏 差 下 限 �

測定値�目標設定値�

偏差設定値�

開(滅)

開(滅)

ヒステリシス�

閉(点)

閉(点)

測 定 値 上 限 �

非 励 磁 �

測 定 値 下 限 �

非 励 磁 �

測定値�

開(点)

警報設定点�

ヒステリシス�

閉(滅)

偏 差 上 限 �

警 報 時 �

非 励 磁 � 測定値�

開(点)

目標設定値�

偏差設定値�

ヒステリシス�

閉(滅)

警報設定点�

ヒステリシス�

測定値�

開(点) 閉(滅)

開閉はリレー接点の状態を,(点)�

(滅)はランプの状態を示す。�

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

設 定 値 上 限 � 28

29

警報設定値�設定値�

ヒステリシス�

開(滅)

閉(点)ヒステリシス�

設 定 値 下 限 �

ヒステリシス�

(滅)開�

閉(点)ヒステリシス�

警報設定値� 設定値�

出 力 値 上 限 �

警報設定値�出力値�

出 力 値 下 限 �

警報設定値� 出力値�

30

31

●プログラムパラメータ (プログラム編集パラメータ)

[表示位置] メインメニュー : PROG,サブメニュー : EDIT

PV表示記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

未使用の残りセグメント数� 読出し専用�

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

(ALL.S)�パターン内のセグメント数�

(PTN.S)�未使用の残りイベント数�

(ALL.E)�プログラムパターンの�コピー�

コピー元のプログラムパターン番号およびコピー�先のプログラムパターン番号を指定します。�(1~30)(COPY)�

プログラムパターンの消去� 消去するプログラムパターンの番号を指定しま�す。(1~30)

(CLEAR)�

応用5.3(1)

応用5.3(2)

応用5.3(3)

応用5.3(4)

応用5.3(5)

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<目次> <3. プログラム設定> 3-21

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.7 プログラムパターン設定表以下の設定表の使い方については,「3.1 プログラムパターンの概要」と「3.2 プログラムパターン設定表について」をご覧ください。UP550には30個のプログラムパターンを登録できますが,設定表を必要数分コピーして使用してください。(1)から(9)の順番で,設定表の太枠を記入してください。その後で,UP550に設定データを設定してください。

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3-22<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

100 %

0 %

測定入力レンジ最大値(RH1)

測定入力レンジ最小値(RL1)プログラムパターン発生器と�して使用する場合に設定しま�す。詳しくは,ユーザーズマ�ニュアル応用編(CD-ROM版)�をご覧ください。�

セグメント設定方法(SEG.T)�SEG.T=0で時間設定(TIME)�SEG.T=1で勾配設定(TM.RT)�工場出荷時は,時間設定です。�

単位�

(4)

(5)

(8)

装置名�

(1) 測定入力レンジ最大値:セットアップパラメータの測定入力レンジ最大値(RH1)の設定値�(2) 測定入力レンジ最小値:セットアップパラメータの測定入力レンジ最小値(RL1)の設定値�(3) 測定入力の単位:セットアップパラメータの測定入力単位(UNI1)の設定値�(4) プログラム時間単位:セットアップパラメータのプログラム時間単位(TMU)の設定値�(5) セグメント設定方法:セットアップパラメータのセグメント設定方法(SEG.T)の設定値�(6) スタート目標設定値:プログラムパラメータのスタート目標設定値(SSP1)の設定値�(7) スタートコード:プログラムパラメータのスタートコード(STC)の設定値�(8) 到達目標設定値,セグメント時間,イベント(PVイベント,タイムイベント),ジャンクションコード:プログラムパラメータの設定値�(9) プログラムパターンを描きます。�

プログラムNo.

プログラム名称�

形名�

シリアルNo.

UP550 -

セグメントNo.→�

到達目標設定値1(TSP1)

到達目標設定値2(TSP2)

セグメント時間(TIME/TM.RT)

PID番号(PID)

イベント番号(EV8)

PVイベント種類(TY8)/タイムイベントオン時間(ON8)

PVイベント設定値(PE8)/タイムイベントオフ時間(OFF8)

ジャンクションコード(JC)

プログラム時間単位(TMU)

セグメント設定方法(SEG.T)

(3)

(1)

(2)

1 2 3 4 5 6

イベント番号(EV1)

PVイベント種類(TY1)/タイムイベントオン時間(ON1)

PVイベント設定値(PE1)/タイムイベントオフ時間(OFF1)

イベント番号(EV2)

PVイベント種類(TY2)/タイムイベントオン時間(ON2)

PVイベント設定値(PE2)/タイムイベントオフ時間(OFF2)

イベント番号(EV3)

PVイベント種類(TY3)/タイムイベントオン時間(ON3)

PVイベント設定値(PE3)/タイムイベントオフ時間(OFF3)

イベント番号(EV4)

PVイベント種類(TY4)/タイムイベントオン時間(ON4)

PVイベント設定値(PE4)/タイムイベントオフ時間(OFF4)

イベント番号(EV5)

PVイベント種類(TY5)/タイムイベントオン時間(ON5)

PVイベント設定値(PE5)/タイムイベントオフ時間(OFF5)

イベント番号(EV6)

PVイベント種類(TY6)/タイムイベントオン時間(ON6)

PVイベント設定値(PE6)/タイムイベントオフ時間(OFF6)

イベント番号(EV7)

PVイベント種類(TY7)/タイムイベントオン時間(ON7)

PVイベント設定値(PE7)/タイムイベントオフ時間(OFF7)

セグメントPIDのときに表示され�ます。セットアップパラメータ�“ZON=0”で表示。�

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<目次> <3. プログラム設定> 3-23

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

(9)

リピート回数(RCY)

(6)

(7)

スタート目標設定値1(SSP1)

リピートスタートセグメント(RST)

リピートエンドセグメント(REN)

7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

スタート目標設定値2(SSP2)

スタートコード(STC)

ウェイトゾーン5組目(5.WZ1)

ウェイトタイム5組目(5.WTM)

ウェイトゾーン4組目(4.WZ1)

ウェイトタイム4組目(4.WTM)

ウェイトゾーン3組目(3.WZ1)

ウェイトタイム3組目(3.WTM)

ウェイトゾーン2組目(2.WZ1)

ウェイトタイム2組目(2.WTM)

ウェイトゾーン1組目(1.WZ1)

ウェイトタイム1組目(1.WTM)

詳しくは,ユーザーズマニュアル応用編�(CD-ROM版)をご覧ください。�

プログラムパターン発生器として使用する場合に設定します。�詳しくは,ユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版)をご覧ください。�

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3-24<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.8 プログラム機能の解説

■プログラム作成についてプログラムを作成する方法として,次の2つがあります。以下の(1)または(2)の方法でプログラムを作成します。工場出荷時は,(1)の設定となっています。(2)の方法でプログラムを作成する場合は,セットアップパラメータのSEG.T(セグメント設定方法)を“1”に変更します。プログラムを作成する前に,“時.分”で作成するか,または“分.秒”で作成するかを設定します。工場出荷時は,“時.分”で設定するようになっています。プログラムを“分.秒”で作成する場合は,セットアップパラメータのTMU(プログラム時間単位)を“mm:ss”に変更します。

<設定内容>

セットアップパラメータのSEG.T(セグメント設定方法)の設定値�時間設定 ((1)の方法) 0(工場出荷時値) 勾配設定 ((2)の方法) 1

上記,作成方法と時間単位はそれぞれどちらかを選択し,選択した方でプログラムを作成します。

(1)到達目標設定値と時間を設定して作成する方法

下図のように1つ1つのセグメントで,セグメントタイムと到達目標設定値を設定することでプログラムを作成できます。

到達目標�設定値�

時間�

設定値�

1つ前のセグメントの�到達目標設定値�

プログラム運転開始点では�スタート目標設定値�

セグメントタイム�

この1つ折線をセグメント�といいます。�

(2)到達目標設定値と勾配を設定して作成する方法

下図のように1つ1つのセグメントで,勾配と到達目標設定値を設定することでプログラムを作成できます。勾配は,1時間あたりまたは1分間あたりに設定値をどれだけ変化させるかを設定します。

1つ前のセグメントの�到達目標設定値�

プログラム運転開始点では�スタート目標設定値�

到達目標設定値�

時間�

設定値�

勾配�

勾配には,1時間あたりまたは�1分間あたりに設定値をどれだけ�変化させるかを設定します。�

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<目次> <3. プログラム設定> 3-25

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

<設定内容>

セットアップパラメータのTMU(プログラム時間単位)の設定値�1時間 あたりに設定値を一定に変化させたい場合� hh:mm(工場出荷時値)1分間 あたりに設定値を一定に変化させたい場合� mm:ss

注意 : プログラム時間単位(TMU)は,調節計のプログラムを作成するときの時間単位と同じになります。

プログラム作成時,ソークセグメントを作成する場合,勾配ではなく時間(“時.分”または“分.秒”)を設定します。

到達目標�設定値�

時間�

設定値�

1つ前のセグメントの�到達目標設定値�

プログラム運転開始点では�スタート目標設定値� セグメントタイム�

“時.分”または“分.秒”�で設定します�

例えば,下図のようにセグメント1で,50℃から100℃まで1分間あたり5℃づつ温度を上昇させます。

到達目標設定値�

時間�

設定値�

100℃�

50℃�

1分間に5℃づつ上昇�

セグメント1

1分間あたりに温度を一定に変化させたい場合,プログラム作成前にプログラム時間単位(TMU)を“mm:ss(分.秒)”に変更します。プログラム作成するとき,セグメント1のセグメントタイム(TM.RT)に“5℃”を設定します。これでセグメント1では,1分間あたり5℃ずつ設定値を上昇させ運転できます。

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3-26<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■プログラム運転開始時の動作についてプログラム運転を開始するときの動作を設定できます。

(1)スタート目標設定値から運転させる

スタート目標設定値とは,プログラム運転開始時の設定値です。測定値に関係なくセグメント1で設定したセグメントタイムで到達目標設定値まで設定値を変化させて運転します。

セグメント1 セグメント2

プログラム設定値�

時間�

設定値�

セグメントタイム�

到達目標設定値�

スタート目標設定値�

プログラム運転開始�

<設定内容>

プログラムパラメータSTC(スタートコード)に“0”を設定�

(2)現在の測定値からセグメント1で設定した時間どおりに運転させる

セットアップパラメータSEG.T(セグメント設定方法)が勾配設定の場合使用できません。

運転開始ポイント�動作�a� aポイントからセグメント1で設定した時間どおりに運転�b� bポイントからセグメント1で設定した時間どおりに運転�c� cポイントからセグメント1で設定した時間どおりに運転�d� dポイントからセグメント1で設定した時間どおりに運転�e� eポイントからセグメント1で設定した時間どおりに運転�

セグメント�1

セグメント�2

セグメント�3

セグメント�4

セグメント�5

プログラム設定値�

到達目標設定値�

e

d

b

a

時間�

設定値�

c

プログラム�運転開始�

<設定内容>

プログラムパラメータSTC(スタートコード)に“2”を設定�

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<目次> <3. プログラム設定> 3-27

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

(3)現在の測定値から作成したプログラムのセグメント1の勾配で運転させる

動作�a� C1ポイントから運転(セグメント1で設定した時間はスキップされます)b� C1ポイントから運転(セグメント1で設定した時間はスキップされます)c� C1ポイントから運転(セグメント1で設定した時間はスキップされます)d� D1ポイントから設定した勾配どおりに運転�

(セグメント1で設定した時間は短縮されます)e� E1ポイントから設定した勾配どおりに運転�

運転開始ポイント�

セグメント�1

セグメント�2

セグメント�3

セグメント�4

セグメント�5

プログラム設定値�

e

d

b

a

時間�

設定値�

c

プログラム�運転開始�

A1

B1

C1

D1

E1

<設定内容>

プログラムパラメータSTC(スタートコード)を“1”に設定�

■PIDの切替え(ゾーンPID)UP550には,温度帯によりPID定数を自動的に切替える方法とセグメントごとにPID定数を自動的に切替える方法があります。ここでは,温度帯によりPID定数を切替える方法を説明します。最大7ゾーンまで設定できます。工場出荷時は,ゾーン1のみで1組のPID定数で運転することになります。

●PID定数を1組使用する場合(工場出荷時)

下図のように測定入力値が測定入力レンジ最小値から測定入力レンジ最大値の範囲で1組のPID定数を使用します。

1組目の�PID

測定入力レンジ最大値(RH1)

測定入力レンジ最小値(RL1)

プログラム設定値�

セグメント1 セグメント2

測定入力値�

<設定内容>・1組目のPID定数を設定します。(1.P,1.I,1.D:運転パラメータ)

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3-28<目次> <3. プログラム設定>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●ゾーンを3つに分割した場合のPID定数の選択

下図のように3つのゾーンを設け,PID定数を自動的に切替えます。また,2つのゾーンを設け,PID定数を切り替えることもできます。

(1) 測定入力値が測定入力レンジ最小値からリファレンスポイント1の範囲に入っているとき1組目のPID定数を使用します。

(2) 測定入力値がリファレンスポイント1からリファレンスポイント2の範囲に入っているとき2組目のPID定数を使用します。

(3) 測定入力値がリファレンスポイント2から測定入力レンジ最大値の範囲に入っているとき3組目のPID定数を使用します。

3組目の�PID

2組目の�PID

1組目の�PID

測定入力レンジ最大値(RH1)

測定入力レンジ最小値(RL1)

セグメント1 セグメント2

リファレンスポイント2(2.RP1)

リファレンスポイント1(1.RP1)

セグメント3

(1)

(2)

(3)

測定入力値�

プログラム設定値�

<設定内容>○ゾーンを2つに分割する場合・ゾーンを2つに分割する場合は,リファレンスポイント1(1.RP1)を設定します。(1.RP1:セットアップパラメータ)

・1組目のPID定数と2組目のPID定数を設定します。(1組目の1.P,1.I,1.D,2組目の2.P,2.I,2.D:運転パラメータ)

○ゾーンを3つに分割する場合・ゾーンを3つに分割する場合は,リファレンスポイント1(1.RP1)とリファレンスポイント2(2.RP1)を設定します。(1.RP1,2.RP1:セットアップパラメータ)

・1組目のPID定数,2組目のPID定数および3組目のPID定数を設定します。(1組目の1.P,1.I,1.D,2組目の2.P,2.I,2.D,3組目の3.P,3.I,3.D:運転パラメータ)

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<目次> <3. プログラム設定> 3-29

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●偏差によるPID定数の選択

偏差によりPID定数の選択を行う場合,2つの方法があります。1つは,プログラム設定値との偏差のみでPID定数を切替えます。もう1つの方法は,前述のリファレンスポイントによるPID定数の切替えを行い,かつプログラム設定値との偏差でPID定数を切替えます。

[方法1]下図のようにプログラム設定値との偏差から外れたときPID組数(GRP)で設定した番号のPID定数を選択します。(1) 1組目のPID定数を使用します。(2) PID組数(GRP)で設定した番号のPID定数を使用します。

リファレンス偏差(RDV1)

測定入力レンジ�最大値(RH1)

測定入力レンジ�最小値(RL1)

プログラム設定値�

セグメント1 セグメント2

測定入力値�

リファレンス偏差(RDV1)

(1)

(2)

(2)

(1)

(1)

(2)

[方法2]下図のようにゾーンごとにPID定数を選択し,かつプログラム設定値との偏差から外れたときPID組数(GRP)で設定した番号のPID定数を選択します。(1) 測定入力値が測定入力レンジ最小値からリファレンスポイント1の範囲かつリファレンス偏差内に入っているとき,1組目のPID定数を使用します。

(2) 測定入力値がリファレンスポイント1から測定入力レンジ最大値の範囲かつリファレンス偏差内に入っているとき,2組目のPID定数を使用します。

(3) PID組数(GRP)で設定した番号のPID定数を使用します。

リファレンス�ポイント1(1.RP1)

リファレンス偏差(RDV1)

測定入力レンジ�最大値(RH1)

測定入力レンジ�最小値(RL1)

プログラム設定値�

セグメント1 セグメント2

測定入力値�

リファレンス偏差(RDV1)

(1)

(2)

(3)

(3)

(2)

(1)

(3)

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3-30<目次> <3. プログラム設定>

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■プログラム終了時の状態を保持する(ホールド終了)運転中のセグメントが終了したら,終了時点の運転状態を保持します。ホールド運転中は,制御出力とイベント出力は保持されます。ホールド運転を解除したい場合は,キー操作または外部接点入力によるホールド運転の解除を行います。ホールド運転を解除すると,制御出力0%またはOFF,イベント出力OFFとなります。該当するセグメントのジャンクションコードに“1”を設定します。

時間�

設定値�

プログラム終了�

■プログラムパターン進行の遅延(ウェイト機能)ウェイト機能とは,セグメント切替のとき,ウェイトゾーンとウェイトタイムによって,偏差を解消するまでプログラムの進行にウェイト(待機)をかける機能です。ウェイトゾーンは,測定入力の追従程度を判定する偏差幅です。ウェイトタイムは,測定入力がウェイトゾーンに入るまでの待ち時間です。ウェイトタイム内にウェイトゾーンに戻ってこない場合は,プログラムは進行します。ウェイト中は,セグメントタイムとタイムイベントの時間は一時停止します。このとき,タイムイベントによる出力は保持されます。

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<目次> <4. 運転> 4-1

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4. 運転本章は,運転時の操作について説明しています。外部接点入力による運転操作については,「1.5 端子配線図」の外部接点入力をご覧ください。設定中,操作がわからなくなったと

きは, DISP キーを最大4回押していただくと,電源オン時の表示画面(運転画面)に戻れます。

4.1 運転中の監視画面運転中の監視画面は,単ループ制御と単ループ位置比例制御の運転画面と単ループ加熱冷却制御の運転画面があります。測定値表示器には,常に測定入力値を表示します。

■単ループ制御と単ループ位置比例制御の運転画面

●SP表示画面

設定値表示器(液晶)に,現在の設定値(SP),選択しているプログラムパターン番号(PTNO),運転中のセグメント番号(SEGNO)/選択しているプログラムパターンのセグメント数,運転中のセグメントの残り時間(TM),現在のリピート回数(RCY)/全リピート回数

を表示します。

●到達SP表示画面

設定値表示器(液晶)に,現在の設定値(SP)/到達目標設定値,選択しているプログラムパターン番号(PTNO),運転中のセグメント番号(SEGNO)/選択しているプログラムパターンのセグメント数,プログラムパターンの名称(別売のLL100パラメータ設定ツールで設定したときのみ表示)

を表示します。

●OUT表示画面

設定値表示器(液晶)に,現在の設定値(SP),使用しているPID番号(PID),プログラムパターン番号(PTNO),運転中のセグメント番号(SEGNO)/選択しているプログラムパターンのセグメント数,制御出力値(OUT)ただし,位置比例制御時は,バルブの開度(0~100%)

を表示します。

●偏差トレンド画面

設定値表示器(液晶)に,偏差のトレンドを表示します。

●パターン表示画面

設定値表示器(液晶)に,選択しているプログラムパターンを表示します。

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4-2<目次> <4. 運転>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●イベント表示画面

設定値表示器(液晶)に,事象が発生したイベント番号を表示します。

到達SP表示画面�

パターン表示画面�

イベント表示画面�

SP表示画面�

DISP キー�

DISP キー�

DISP キー�

DISP キー�

TME 1

213

PVEALM

DV-trend /scan=+

20sec

0

-

PTNO: 1TM= 0h20

SEGNO: 1/ 3RCY: 0/ 0

SP: 25.0°C

OUT表示画面�

※ 位置比例制御時は,バルブの開度(0~100%)を示します。�

DISP キー�

PTNO: 1 SEGNO: 1/ 3 SP= 25.0°C PID: 1

OUT: 35.0%

PTNO= 1 SEGNO: 1/ 3

SP= 25.0 / 80.0°C

PTN1

SEG1

偏差トレンド画面�

DISP キー�

監視のみ�ただし,ホールド運転(ソークセグメント)時,�設定値とセグメントタイムを変更できます。�

監視のみ�

手動運転時,制御出力値を変更できます。�

監視のみ�

監視のみ�

監視のみ�

■単ループ加熱冷却制御の運転画面

●SP表示画面

設定値表示器(液晶)に,現在の設定値(SP),選択しているプログラムパターン番号(PTNO),運転中のセグメント番号(SEGNO)/選択しているプログラムパターンのセグメント数,運転中のセグメントの残り時間(TM),現在のリピート回数(RCY)/全リピート回数

を表示します。

●到達SP表示画面

設定値表示器(液晶)に,現在の設定値(SP)/到達目標設定値,選択しているプログラムパターン番号(PTNO),運転中のセグメント番号(SEGNO)/選択しているプログラムパターンのセグメント数,プログラムパターンの名称(別売のLL100パラメータ設定ツールで設定したときのみ表示)

を表示します。

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<目次> <4. 運転> 4-3

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●加熱冷却OUT表示画面

設定値表示器(液晶)に,現在の設定値(SP),使用しているPID番号(PID),加熱側(HEAT)と冷却側(COOL)の制御出力値

を表示します。

●偏差トレンド画面

設定値表示器(液晶)に,偏差のトレンドを表示します。

●パターン表示画面

設定値表示器(液晶)に,選択しているプログラムパターンを表示します。

●イベント表示画面

設定値表示器(液晶)に,事象が発生したイベント番号を表示します。

加熱冷却OUT表示画面�

パターン表示画面�

イベント表示画面�

SP表示画面�

DISP キー�

DISP キー�

DISP キー�

DISP キー�

偏差トレンド画面�

DISP キー�

DV-trend /scan=+

20sec

0

-

DISP キー�

TME 1

213

PVEALM

PTN1

SEG1

CooLC= 10.0% H= 0.0% SP= 25.0°C PID: 1

到達SP表示画面�PTNO= 1 SEGNO: 1/ 3

SP= 25.0 / 80.0°C

監視のみ�ただし,ホールド運転(ソークセグメント)時,�設定値とセグメントタイムを変更できます。�

監視のみ�

手動運転時,制御出力値を変更できます。�

監視のみ�

監視のみ�

監視のみ�

PTNO: 1TM= 0h20

SEGNO: 1/ 3RCY: 0/ 0

SP: 25.0°C

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4-4<目次> <4. 運転>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.2 オートチューニングを実行/中止するプログラムパターンを作成した後にオートチューニングを実行してください。なお,オートチューニングを行うときは,自動運転(AUTO)および運転開始状態(RUN)にしてください。自動運転(AUTO)にするには,「4.6 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」を,運転開始状態(RUN)にするには,「4.5 運転開始(RUN)/停止(RESET)の切替えを行う」をご覧ください。PID定数は,オートチューニングを実行したときの設定値で求められます。

注 意�

オンオフ制御を使用している場合,オートチューニングを実行することができません。また,次のようなプロセスを制御する場合には,オートチューニングを実行しないでください。・流量制御や圧力制御のように応答が速い制御プロセス・一時的にせよ,出力をオンオフさせると不都合が生じるプロセス・操作端に大きな出力変化を加えると不都合が生じるプロセス・測定値の変動が許容幅を超え,製品の品質に悪影響が生じる恐れのあるプロセス

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1TM= 0h20

SEGNO: 1/ 3RCY: 0/ 0

SP: 10.0°C

PRGランプ�点灯�

現在の設定値�(SP)を表示�

MANランプ�消灯�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“PROG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingmain menu

PROG

3. キーを2回押して,運転パラメータのメインメニュー“LP1”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

loop 1 parametermain menu

LP1

4. SET/ENT キーを1回押して,運転パラメータのサブメニュー“PAR”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

parametersub menu

PAR

5. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“AT”を表示させます。

MENU:LP1/PAR #1auto tuning switch

AT = OFF

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

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<目次> <4. 運転> 4-5

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

6. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。1組目のPIDのチューニングはAT=1です。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:LP1/PAR #1

changing!auto tuning switch

AT = 1

変更中は�changingが点滅�

オートチューニングを中止する場合は,AT=OFFに設定してください。

7. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。(オートチューニングを実行します。)AT=OFFで SET/ENT キーを押した場合,オートチューニングを中止します。中止した場合,PIDはオートチューニング以前の値が残ります。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:LP1/PAR #1auto tuning switch

AT = 1

8. オートチューニング実行中は下図のようになります。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

SP = 10.0°CPTNO: 1

PID: 1SEGNO: 1/ 3

OUT: 100.0%

PRGランプ�点灯�

MANランプ�点滅�

MANランプが消灯したら終了です。

4.3 手動でPIDを設定するあらかじめ設定する値がわかっているときやオートチューニングで適切なPID定数が求められないときは,下記手順で設定してください。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1TM= 0h20

SEGNO: 1/ 3RCY: 0/ 0

SP: 10.0°C

PRGランプ�点灯�

現在の設定値�(SP)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

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4-6<目次> <4. 運転>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“PROG”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

programmingmain menu

PROG

3. キーを2回押して,運転パラメータのメインメニュー“LP1”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

loop 1 parametermain menu

LP1

4. SET/ENT キーを1回押して,運転パラメータのサブメニュー“PAR”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

parametersub menu

PAR

5. キーを1回押して,運転パラメータのサブメニュー“1.PID”を表示させます。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PID parameter SPno.1sub menu

1.PID

6. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“1.P”を表示させます。

MENU:LP1/1.PID #1proportional band

1.P = 5.0%

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させてください。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:LP1/1.PID #1

changing!proportional band

1.P = 18.0%

変更中は�changingが点滅�

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

MENU:LP1/1.PID #1proportional band

1.P = 18.0%

この後に表示される積分時間(1.l)と微分時間(1.D)は,比例帯(1.P)と同様に設定できます。

9. 以上で設定を終えます。 SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1TM= 0h20

SEGNO: 1/ 3RCY: 0/ 0

SP: 10.0°C

PRGランプ�点灯�

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<目次> <4. 運転> 4-7

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.4 プログラムパターン番号(PT.No)を選択する以下の操作は,プログラムパターン1を選択する手順です。プログラムパターン番号は運転停止時に選択できます。

注 意�

プログラムパターン番号を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作によりプログラムパターン番号を選択することはできません。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 0 SEGNO: 0/ 0RCY: 0/ 0

SP: 0.0°CTM=-------

RSTランプ�点灯�

2. PT.No キーを押すと,プログラムパターン番号が選択されます。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 0/ 3RCY: 0/ 0

SP: 25.0°CTM= 0h20

RSTランプ�点灯�

運転させるプログラム�パターン番号を選択�

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4-8<目次> <4. 運転>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.5 運転開始(RUN)/停止(RESET)の切替えを行う以下の操作は,運転開始状態(RUN)と運転停止状態(RESET)を切替える手順です。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 0/ 3RCY: 0/ 0

SP: 25.0°CTM=-------

RSTランプ�点灯�

運転させるプログラム�パターン番号を選択�

2. RUN キーを2秒押すと,選択したプログラムパターンの運転を開始します。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 1/ 3RCY: 0/ 0

SP: 25.0°CTM= 0h20

PRGランプ�点灯�

運転開始� セグメント1の時間が�表示されます。�

3. RESET キーを2秒押すと,運転中のプログラムが停止します。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 0/ 3RCY: 0/ 0

SP: 25.0°CTM=-------

RSTランプ�点灯�

時間表示が“-------”�となります。�

運転停止�

調節計が運転停止状態(RESET)は次の通りです。

測定入力� 測定値を表示�

制御出力� プリセット出力値(工場出荷時は0%)

イベント出力�イベント発生時はオフ�

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<目次> <4. 運転> 4-9

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.6 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う

注 意�

自動/手動を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作による自動/手動の切替えはできません。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 1/ 3RCY: 0/ 0

SP: 30.0°CTM= 0h18

現在の設定値�(SP)を表示�

PRGランプまたは�LOCランプ点灯�

2. 【自動運転を手動運転に切替える場合】MODE キーを数回押して,モードパラメータ“MODE:MAN1”を表示させます。

【手動運転を自動運転に切替える場合】MODE キーを数回押して,モードパラメータ“MODE:AUTO1”を表示させます。

下図は,自動運転を手動運転に切替える例です。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

MODE DISPLAY #4

changing!AUTO/MAN1 select

MODE : MAN1

3. SET/ENT キーを1回押すと,手動運転または自動運転に切替わります。下図は,自動運転を手動運転に切替えた後の画面です。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

SP = 30.0°CPTNO: 1

PID: 1SEGNO: 1/ 3

OUT: 40.0%

手動運転時�MANランプ点灯�

※自動運転時は,MANランプが消灯します。

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4-10<目次> <4. 運転>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.7 手動時に制御出力を操作する

注 意�

運転停止(RESET)時は,制御出力を変えることはできません。プリセット出力値(運転パラメータ“PO”)が出力されます。

制御出力値は, キーまたは キーで変更した表示値と連動しています。 SET/ENT キーを押す必要なく表示値通りに変化しますのでご注意ください。

1. 手動運転時の表示にしてください。手動運転にするには,「4.6 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」をご覧ください。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

SP = 30.0°CPTNO: 1

PID: 1SEGNO: 1/ 3

OUT: 30.0%

MANランプ�点灯�

2. キーまたは キーを押して,制御出力値を変更できます。 SET/ENT キーを押す必要はありません。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

SP = 30.0°CPTNO: 1

PID: 1SEGNO: 1/ 3

OUT: 40.0%

MANランプ�点灯�

■加熱冷却制御時,制御出力を操作する加熱冷却OUT表示画面を表示させます。

加熱冷却OUT表示画面�

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

CooL

SP PID: 1= 30.0C = 40.0 % H = 0.0 %

°C

MANランプ�点灯�

冷却側�出力値�

加熱側�出力値�

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<目次> <4. 運転> 4-11

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●不感帯が正(+)の場合の動作と操作

例として,不感帯“DB”に12.4%を設定した場合について説明します。加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C=0.0%の場合)で キーを押し続けると,加熱側出力値(H=)が減少し,加熱側出力値(H=)および冷却側出力値(C=)の両方とも0.0%になります。さらに キーを押し続けると,冷却側の出力値を操作する状態となり,冷却側出力値(C=)が増加していきます。逆に,冷却側の出力値を操作している状態(加熱側出力値H=0.0%の場合)で キーを押し続けると,冷却側出力値(C=)が減少し,加熱側出力値(H=)および冷却側出力値(C=)の両方とも0.0%の状態となります。さらに キーを押し続けると,加熱側の出力値を操作する状態となり,加熱側出力値(H=)が増加していきます。

冷却側操作出力� 加熱側操作出力�

出力(%)

DB=12.4

不感帯:運転パラメータDB

12.40-12.4

不感帯が正(+)の場合の操作出力値の変化�

●不感帯が負(ー)の場合の動作と操作

例として,不感帯“DB”に-12.4%を設定した場合について説明します。加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C=0.0%の場合)で キーを押し続けると,加熱側出力値(H=)が減少し,H=24.8%を下まわると冷却側出力値(C=)が0.0%から増加を始めます。さらに キーを押し続けてC=24.8%を超えるとH=0.0%となり,冷却側の出力値を操作する状態となります。

冷却側操作出力� 加熱側操作出力�

出力(%)

24.8

DB= -12.4

12.40-12.4

不感帯が負(-)の場合の操作出力値の変化�

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4-12<目次> <4. 運転>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■位置比例制御時,制御出力を操作するキーまたは キーを押している間だけ出力されます。

キー:バルブを閉じる操作キーキー:バルブを開く操作キー

OUT表示画面�

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

SP = 30.0°CPTNO: 1

PID: 1SEGNO: 1/ 3

OUT: 35.0%

MANランプ�点灯�

バルブの開度�(0-100%)を表示�

※位置比例制御の手動操作は,出力リミット上限値(OH),下限値(OL)の制限を受けません。

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<目次> <4. 運転> 4-13

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.8 プログラム運転のホールド(HOLD)/ホールド解除を行うプログラム運転のホールド(HOLD)/ホールド解除は,運転中に行う操作です。以下の操作は,プログラム運転とホールド運転を切替える手順です。

1. プログラム運転中の画面を表示させてください。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 2/ 3RCY: 0/ 0

SP: 80.0°CTM= 1h20

PRGランプ�点灯�

現在の設定値�(SP)を表示�

2. 【プログラム運転をホールド状態にする場合】MODE キーを1回押して,モードパラメータ“HOLD:ON”を表示させます。

【ホールド状態を解除する場合】MODE キーを1回押して,モードパラメータ“HOLD:OFF”を表示させます。

下図は,プログラム運転をホールド状態にする例です。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

MODE DISPLAY #1

changing!PROG-hold switch

HOLD : ON

変更中は�changing�が点滅�

3. SET/ENT キーを1回押すと,ホールド状態またはホールド状態解除に切替わります。

PTNO: 1 SEGNO: 2/ 3RCY: 0/ 0

SP: 80.0°CTM= 0h20

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

ホールド時HLDランプ点灯�ホールド解除時HLDランプ消灯�

※その他の「ホールド解除」操作(1) ホールド運転中, RUN キーを2秒押すと,ホールド解除になります。この場合,プログラム運転を再開します。

(2) ホールド運転中,アドバンスを実行すると,ホールド解除になります。この場合,運転中のセグメントはアドバンスします。

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4-14<目次> <4. 運転>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.9 ホールド時にプログラム設定値を変更する以下の操作は,プログラム運転(プログラムソーク時)をホールド状態にして設定値を変更する手順です。設定値を変更した後は,「4.8 プログラム運転のホールド(HOLD)/ホールド解除を行う」でホールド解除を行ってください。ホールド解除後はプログラム運転を再開します。

1. プログラム運転をホールド状態にしてください。ホールド状態にするには,「4.8 プログラム運転のホールド(HOLD)/ホールド解除を行う」をご覧ください。

PTNO: 1 SEGNO: 2/ 3RCY: 0/ 0

SP: 80.0°CTM= 0h20

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

ソークセグメントで�のみ表示されます�HLDランプ�

点灯�

2. SET/ENT キーを1回押して,“ ”を表示させてください。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 2/ 3RCY: 0/ 0

SP: 80.0°CTM= 0h20

“  ”表示を確認�してください。�

3. キーまたは キーを押して,設定値を変更します。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 2/ 3RCY: 0/ 0

SP: 85.0 ?TM= 0h20

変更中は,“?”が�点滅します。�

4. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 2/ 3RCY: 0/ 0

SP: 85.0°CTM= 0h20

“°C”表示に�変わります。�

現在,運転中のセグメントの到達目標設定値を変更するには�

1. プログラム運転をホールドにする。�2. プログラムパラメータ設定が面で,運転プログラムの該当セグメントの到達目標設定値を変更する。�3. ホールド解除にすると,変更した到達目標設定値に向かって制御を開始します。��注意:セグメント設定方法(セットアップパラメータSEG.T)が”セグメント時間設定方式”�   であること,およびホールド時運転画面でホールドSPとホールド時間を変更しないことが�   条件となります。�

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<目次> <4. 運転> 4-15

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.10 アドバンスを実行する以下の操作は,セグメント1からセグメント2にアドバンスする手順です。ホールド運転中にアドバンスを実行するとホールド解除となります。

1. プログラム運転中の運転画面を表示させてください。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 1/ 3RCY: 0/ 0

SP: 30.0°CTM= 0h17

セグメント1を運転中�PRGランプ�

点灯�

2. MODE キーを2回押して,モードパラメータ“ADV:ON”を表示させます。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

MODE DISPLAY #2

changing!PROG-advance switch

ADV : ON

変更中は�changing�が点滅�

3. SET/ENT キーを1回押すと,セグメント1の到達目標設定値から運転を継続します。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 2/ 3RCY: 0/ 0

SP: 80.0°CTM= 1h20

セグメント2を運転中�

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4-16<目次> <4. 運転>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.11 ローカル運転(LOCAL)への切替えを行うローカル運転への切替えは,プログラム運転時または運転停止時から行えます。以下の操作は,プログラム運転時にローカル運転に切替える手順です。

1. プログラム運転中の画面を表示させます。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 1/ 3RCY: 0/ 0

SP: 40.0°CTM= 0h14

セグメント1を運転中�PRGランプ点灯�または�

RSTランプ点灯�

2. MODE キーを数回押して,モードパラメータ“LOC:ON”を表示させます。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

MODE DISPLAY #3

changing!local drive switch

LOC : ON

変更中は�changing�が点滅�

3. SET/ENT キーを1回押すと,ローカル設定値(L.SP)で運転を開始します。下図は,ローカル設定値50.0℃で運転する例です。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 0/ 3RCY: 0/ 0

SP: 50.0°CTM=-------

“L.”表示はローカル�設定値を示します。�

L.

LOCランプ�点灯�

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<目次> <4. 運転> 4-17

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.12 ローカル運転時に設定値変更を行う以下の操作は,ローカル運転時に設定値を変更する手順です。

1. ローカル運転にしてください。ローカル運転にするには,「4.11 ローカル運転(LOCAL)への切替えを行う」をご覧ください。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 0/ 3RCY: 0/ 0

SP: 50.0°CTM=-------

“L.”表示はローカル�設定値を示します。�

L.

LOCランプ�点灯�

2. キーまたは キーを押して,ローカル設定値を変更します。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 0/ 3RCY: 0/ 0

SP: 60.0 ?TM=-------

変更中は,“?”が�点滅します。�

L.

3. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

PV

SET/ENT

PT.No RUN RESET

DISPMODE

PVE2

PVE1

PRG

PV2

TME

AL

RSTHLDLOC

1

1

234

MANCAS

PTNO: 1 SEGNO: 0/ 3RCY: 0/ 0

SP: 60.0°CTM=-------

“°C”表示に�変わります。�

L.

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<目次> <5. トラブルシューティング・保守> 5-1

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

5. トラブルシューティング・保守

5.1 トラブルシューティング

■トラブルシューティングフロー調節計に通電しても運転画面が表示されない場合は,以下のフローにしたがって処置してください。複雑な故障と思われましたら,お買い求め先へご連絡ください。

計器の故障?�

修理依頼して下さい� 原因確認�

通信機能なし�

全く作動しない�

Yes

Yes

Yes

No

No

No

キー操作不良�

Yes

No

Yes

電源端子の接続を�確認�

キーロックの設定�を確認�

表示不良�

Yes

No

電源をオフ/オン�にする�

入出力信号不良�

Yes

No

計器の入出力仕様�を確認�

電源の供給電圧を�確認�

入出力先の仕様と�極性を確認�

通信関連�パラメータを確認�

通信相手の仕様を�確認�

通信配線を確認�

通信不良�

No通信付�

Yes

良好�

設定�

仕様コードを確認�

Yes

No正常�

手直し�

設定解除�

重 要�

修理依頼する場合は,パラメータの設定値を記録してください。

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5-2<目次> <5. トラブルシューティング・保守>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■電源投入時のエラー電源投入時の自己診断時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。

エラー表示� 異常の内容� 対処�

RAM異常�

ROM異常�

システムデータ異常�

PV小数点点滅�校正値異常�

測定値� 制御出力� 警報出力�伝送出力� 通信�

なし� OFF 0%以下�停止�

不定�

0%以下�または�OFF

不定� 不定�

通常動作�

故障です。�修理を依頼してくだ�さい�

設定パラメータが初�期化されているため,�確認と再設定を行っ�てください�

通常動作�(精度外)

通常動作�(精度外)

通常動作�(精度外)

通常動作�(精度外)

エラーコード�(以下の説明を参照)

パラメータ異常� 通常動作� 通常動作� 通常動作�通常動作�

E000

E001

E002

表示�位置�(注)

2

1

(注) 1:測定値(PV)表示器,2:設定値表示器

エラーコードは,パラメータ異常時に,異常の種類に応じて表示されます。エラーコードは,6ビットのオン/オフの組合せを10進数に変換した2桁の数値です。各ビットと異常監視対象パラメータの関係を以下に示します。

ビットNo. 6 5 4 3 2 0対象パラメータ�運転モード/出力�運転パラメータ� セットアップパラメータ� レンジデータ� 校正データ�

1UPモード� -�

例えば,運転パラメータと校正データに異常が発生した場合のエラーコードは以下のようになります。

2

設定値表示器�

エラーコード21が表示されます。�

ビットNo. -� 6 5 4 3 2 1 0

エラーコード� -� 22

21

20

23

22

21

20

1

12

■運転時のエラー運転時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。

エラー表示� 異常の内容� 測定値� 制御出力� 警報�出力�

伝送�出力�通信� 対処�

RJC異常� 補償なしで測定� 通常動作�

ADC異常� 105%�

故障です。�修理を依頼してください�

PVバーンアウト�異常�

パラメータBSLによる�アップスケール:105%�ダウンスケール:-5%�

AUTO時:�プリセット値出力�MAN時:�通常動作�

配線とセンサをチェック�してください�

PVオーバー�-5~105%以外�

-5%または105%� 通常動作� プロセスをチェック�してください�

オート�チューニング�異常�(タイムアウト)

オート�チューニング前�のPIDで動作�

設定値表示器の�左隅点滅� 通信回線異常�

配線および通信パラメータを�確認し,再設定してください。�正常受信で復帰します�

プロセスをチェック�してください。任意キーの�押下でエラー表示が消えます�

通常動作�

通常動作�

通常�動作�

通常�動作�

通常�動作�

通常�動作�

右端の小数点点灯� 暴走(電源異常�またはノイズ�による暴走)

不定�電源オフ/オンでリセット�スタートしない場合は故障です。�修理を依頼してください�

全表示消灯� 電源オフ� なし�

0%以下�またはOFF OFF 0%�以下�停止�

電源に異常がないかチェック�してください�

E200

E300

OVERまたは-OVER

フィードバック�抵抗断線� 停止� フィードバック抵抗をチェック�

してください�停止�- - - - -

B.OUT

“RJC”とPV値を�交互に表示�

表示�位置�(注)

表示�なし�

2�

2�

1�

3�

3�

3�

3�

3�

(注) 1:測定値(PV)表示器,2:設定値表示器,3:該当ループの測定値(PV)を表示している表示器

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<目次> <5. トラブルシューティング・保守> 5-3

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■運転中に停電となった場合の対処方法停電後の動作状態と対処は,停電時間の長さによって異なります。

●20ミリ秒以内の瞬時停電

停電を検知しません。正常動作を継続します。

●約2秒以内の停電

「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。

警報動作� 継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。�

設定パラメータ� 各パラメータの設定内容は保持されます。�

オートチューニング�解除されます。�

制御動作� 停電前の動作を継続します。�

●約2秒以上の停電

「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。

警報動作� 継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。�

設定パラメータ� 各パラメータの設定内容は保持されます。�

オートチューニング�解除されます。�

制御動作� セットアップパラメータ“R.MD”(リスタートモード)の設定により異なります。�

R.MD設定値�停電復帰後の制御動作�

CONT 停電前の動作を継続(工場出荷時)

MAN 制御出力としてプリセット出力値(PO) (注)を出力し,手動モードで停電前の動作を継続�

RESET�制御出力としてプリセット出力値(PO) (注)を出力し,自動モードで停電前の動作を継続�運転モードはリセットになります。�

(注)加熱冷却制御時は,制御演算出力の50%となります。�

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5-4<目次> <5. トラブルシューティング・保守>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■運転がうまくいかないとき 運転に際して,「どうも制御がうまくいかない」と感じられたら,故障とお考えになる前に設定したパラメータや配線状況を調査していただくことをお願いします。以下に例を示しますが,これ以外にも同様の処置で不都合を回避できる場合がありますので,参考にしてください。

●測定値(PV)が正しく表示されないとき

・UP550はユニバーサル入力方式を採用しています。測定入力の種類は,パラメータ“IN1”で設定/変更できます。このとき,選択した入力種類に合わせて,配線も正しく行っていただく必要がありますので,測定値(PV)表示が正しく表示されないときは,まずこの点を調査してください。「2. 初期設定」をご覧ください。また,入力信号は,パラメータ“RH1”,“RL1”,“SDP1”,“SH1”,“SL1”でスケーリングおよび小数点以下桁数の変更ができます。これらのパラメータが正しく設定されているかについても調査してください。

●制御出力が出ない,変化しないとき

・UP550はユニバーサル出力方式を採用しています。制御出力の種類はパラメータ“OT1”で設定/変更できます。このとき選択した出力方式に合わせて,配線も正しく行っていただく必要がありますので,制御出力が出ない場合はまずこの点を調査してください。「1. 設置」をご覧ください。また,制御出力値は,パラメータ“OH”,“OL”で上限・下限値を設定/変更できます。これらのパラメータ値の制限によって,出力値が変化しない場合がありますので,この点も調査してください。

・キー操作で出力値を変更できるのは,手動(MAN)モードのときです。MANランプが点灯していないときは,{自動(AUTO)モードですので}キーによる出力値変更はできません。

●目標設定値(SP)を変更してもすぐに制御出力値が変化しないとき

・この場合は,パラメータ“MOD1”の設定値を調査してください。“MOD1”によってPID制御モードが定値制御(MOD1=1)となっている場合は,目標設定値(SP)を変更しても出力値の急変を防止するように積分項のトラッキングが機能します。このため,一見制御出力がうまく動作しないように見えますが,次第に変更後の目標設定値に対する制御出力値となります。

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<目次> <5. トラブルシューティング・保守> 5-5

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

5.2 保守ここでは,調節計の清掃および保守について説明します。

5.2.1 清掃時の注意事項本器の前面パネル,キースイッチなどの清掃は,乾布でかるく拭く程度にしてください。

注 意�

アルコール,ベンジンなどの溶剤は使用しないでください。

5.2.2 ブラケットの交換ブラケットの破損および紛失の際には,以下の部品をご購入の上,交換してください。

対象機種� 部品No.

UP550 T9115NL 1組(上・下ブラケット) ¥1,000

販売単位� 価格�

参照

ブラケットの交換方法:「1.2 取付方法」

5.2.3 端子カバーの取付け端子カバーが必要な場合には,以下の部品をご購入の上,取付けてください。端子カバーには以下の部品を使用してください。

対象機種� 部品No.

UP550 T9115YD 1枚� ¥1,000

販売単位� 価格�

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5-6<目次> <5. トラブルシューティング・保守>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■端子カバーを取付ける端子カバーを取付ける手順を次に示します。

取扱注意�

通電中は端子に絶対に触れないでください。感電する恐れがあります。端子カバーの取付けを行う場合には,調節計の電源をオフにして,テスタなどで端子に通電されていないことを確認してから作業を行ってください。

1. 端子カバーは,取付けの前に, (アラートシンボル)のある面が外側になるように1,2回折りまげてください。

折りまげる�

溝があります�

折りまげる�

裏面にあります�

溝があります�

端子カバーの折りまげ方向

注 意�

端子カバーを反対方向に折りまげると取付強度が低下したり,ヒンジ部分に割れが生じて取付けできなくなります。

2. 折りまげた状態で,端子カバーの上下の穴をブラケットの突起部にはめて固定してください。

端子カバーの穴を取付�金具(ブラケット)の�突起部にはめる�

端子カバーの取付け

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<目次> <5. トラブルシューティング・保守> 5-7

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

5.2.4 有寿命部品の交換調節計本体に使用されている有寿命部品には,主に以下のものがあります。部品寿命は,基準動作条件下で使用した場合のものです。

部品�

アルミ電解コンデンサ�

バックアップ用電池�

約10年(公称)

本体電源オフの状態で約10年(公称)

寿命�

警報出力用リレー� 約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)

制御出力用リレー� 約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)

制御出力用リレー以外の部品の寿命劣化によって,調節計本体に支障が生じた場合は,引取り交換サービス(有償)にて対応させていただきます。

参照

制御出力用リレーの交換方法:「5.2.5 制御出力用リレーの交換」

5.2.5 制御出力用リレーの交換制御出力用リレーの交換手順について示します。部品を交換する際は検査が必要となりますので,YOKOGAWAの技術者またはYOKOGAWA認定の技術者が行います。交換が必要なときは,お買い求め先か,最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

取扱注意�

作業開始の際には必ず電源をオフにしてください。感電の危険があります。制御出力用リレーを交換する目的以外では不用意に内器を抜出さないでください。

1. マイナスドライバ(推奨JIS B4609呼び6×100(先端幅6mm))を上下部の溝(4箇所)にパネル面と平行に差し込み,ゆっくり回してください。ベゼルがケースから僅かにせり出します。

1

2

4

3

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5-8<目次> <5. トラブルシューティング・保守>

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2. 本器ベゼル下部中央のゴムを指で押し上げてラッチを解除してください。

中央のゴム�

パネル面�

本体を下から見た図�

ラッチ(パネルの中で見えない部分)

3. ドライバを上下部の溝に差し込み,手前に倒してベゼルをせり出してください。4. 手でベゼル部分をつかみ,手前に引いて,ベゼルと共に内器を抜出してください。(注) 内器を抜出したとき,RJCセンサ部分を折らないように十分気をつけてください。

5. 調節計の機種によって,制御出力用リレーの取付位置と数が異なります。リレーを引抜く前に,リレーの取付位置を確認してください。

UP550-0□の場合のリレー位置�

UP550-1□の場合のリレー位置�(2個:正・逆転用)�

上側�

下側�

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<目次> <5. トラブルシューティング・保守> 5-9

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6. 交換するリレーをつまんで引抜いてください。制御出力用リレーは,調節計本体内のプリント板とはソケットで接続されているため,簡単に着脱できます。

新しい制御出力用リレーをソケットに差込んでください。制御出力用リレーには以下の部品を使用してください。

メーカ� オムロン�

形式� G6B-2114P-FD-US-P6B

電圧� DC12V

7. 内器をケースに差込んでください。調節計に通電して運転画面が表示されることを確認してください。運転画面が正しく表示されない場合には,電源をオフにしてから内器を抜き,再度ケースに差込んでください。

以上で,制御出力用リレーの交換は終了です。

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<目次> <6. パラメータ> 6-1

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6. パラメータ

6.1 パラメータマップ本節は,パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップを記載しています。

UP550の「運転パラメータマップ」および「セットアップパラメータマップ」を示します。パラメータ設定時に画面の位置把握用としてご利用ください。また,全パラメータ画面の早見表としてもご利用ください。

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6-2<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

SET

SET

MODE

PROG AL

SET3S

運転画面�

UP550 運転パラメータマップ�

メニュー�メイン�

メニュー�サブ�

第1�運転画面�

第2�運転画面�

第3�運転画面�

第n�運転画面�

セレクト�画面1

セレクト�画面2

セレクト�画面3

※�

セレクト�画面4

セレクト�画面5

1.I1.P

1.OH1.D

1.MR1.OL

1.H

1.Pc1.DR

1.Ic

1.Hc1.Dc

1.DB

1.Oc1.PO

7.I7.P

7.OH7.D

7.MR7.OL

7.H

7.Pc7.DR

7.Ic

7.Hc7.Dc

7.DB

7.Oc7.PO

7.PID1.PID 8.PID

SET

8.I8.P

8.OH8.D

8.MR8.OL

8.H

8.Pc8.DR

8.Ic

8.Hc8.Dc

8.DB

8.Oc8.PO

SETSET

BSSCAT

FL

S.TM

ORBORHORL

SET

A3A2A1

A4

SET

PAR

HOLD

LOC

SST

ADV

MODE�(A/M1)MODE�(LSP/�CAS)

または�

DISP

DISP

SET1S

DISP DISP

MODE SET3S

プログラム�パラメータ�設定画面�

サブメニュー�[LOC]へ�プログラム�パラメータ�マップへ�

「3.5 プログラムパラメータマップ」�をご覧ください。�

*2

*4

*6

*3

*1

*5

*5

LP1

SET DISP

*1 LOCALまたはPROGかつ自動運転のとき表示�*2 オンオフ制御時非表示�*3 積分時間がOFFのとき表示�*4 加熱冷却制御時非表示�*5 加熱冷却制御時表示�*6 加熱冷却制御または位置比例制御時表示�

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<目次> <6. パラメータ> 6-3

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

PYS1USRLP2 PYS2PYS1 STUP

セットアップ�パラメータ�設定画面�

メインメニュー�[PARA]へ�セットアップ�パラメータ�マップへ�

パスワード�照会画面�

SET SET

OK

SET

U2U1

U3

SET

LP1�と同様�

SET

MODE

: キーを1回押す�

: キーを1回押す�

: キーを1回押す�

: キーを1秒間押す�

: キーを3秒間押す�

: キーまたは キーを1回押す�

SET1S

DISP

SET3S

各パラメータ設定画面において キーを1回押すと,そのパラメータの�

上位にあるメニュー画面に戻ります。�

例:サブメニュー[PAR]で キーを1回押すとメインメニュー[LP1]�

が表示されます。また,サブメニュー[PAR]の下位に表示されるパ�

ラメータ“FL”で キーを1回押すとサブメニュー[PAR]が表示�

されます。�

※ セレクト画面1~5は登録された画面のみ表示されます。�

1.b21.a21.b11.a1

1.a41.b31.a3

1.a51.b4

1.a61.b5

1.b6

1.b71.a7

1.a8

1.a91.b8

1.b9

1.b101.a10

1.a11

1.PMD1.b11

2.b22.a22.b12.a1

2.a42.b32.a3

2.a52.b4

2.a62.b5

2.b6

2.b72.a7

2.a8

2.a92.b8

2.b9

2.b102.a10

2.a11

2.PMD2.b11

*5 *6 *7

*5 メインメニューLP2は,UPモードが“カスケード制御”のときに表示されます。�*6 メインメニューUSRは,UPモードが“2入力切替制御”,“2入力選択制御”のときに表示されます。�*7 メインメニューPYS2は,UPモードが“カスケード制御”,“2入力切替制御”のときに表示されます。�

DISP

MODE

SET/ENT

SET/ENT

SET/ENT

DISP

DISP

DISP

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6-4<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

UP550 セットアップパラメータマップ�

メニュー�メイン�

メニュー�サブ�

PEH4PEH3PEH2PEH1

PEH7PEH6PEH5

AL1AL2AL3AL4HY1HY2

PEH8

HY4HY3

AMD

ALM CTL

SET

OPR1

SET

PT2.GSEG.TTMUSPT

SPL2

PNC

SPL1SPH1

SPH2

SET

SP

RET2RTL1RTH1RET1

RTL2RTH2

RET LOCK

SET

LP1

MODEPROG

PTNoRUN

�/�

USRPIDLP2

PYS2PYS1

PWD

SET

A.LC1A.SR1A.FL1A.BS1

SET

AIN

パスワード�照会画面�

OK

運転パラメータ設定画面�メインメニュー[PROG]へ�

(前ページへ)

A.LC3A.SR3A.FL3A.BS3

TRND

TSC1

TTM

SET

各パラメータ設定画面において キーを1回押すと,そのパラメータの上位にあるサブメニュー画面に戻ります。�

DISP

DISP

CMLP

SET DISP

PARA

SET DISP

TSC2

ZONAR2AR1

MOD1MOD2

OPR2

GRPR.TMR.MD

2.RP21.RP2

4.RP23.RP2

5.RP2

RHY26.RP2

RDV2

2.RP11.RP1

4.RP13.RP1

5.RP1

RHY16.RP1

RDV1

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<目次> <6. パラメータ> 6-5

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

※ セットアップパラメータ設定画面のサブメニュー[TEST]の下位に表示されるパラメータは,当社サービス員が�

調節計機能を確認するための項目です。お客様では設定および変更を行わないでください。�

DO4DO3DO2DO1

DO7DO6DO5

DO

SET

C.S4C.S3C.S2C.S1

C.S5

SET

CSEL

RL1RH1UNI1IN1

P.RH1P.RL1

P.DP1P.UN1

RJC1BSL1SL1SH1SDP1

RL3RH3UNI3IN3

BSL3SL3SH3SDP3

IN VALV

SET

V.HV.L

V.AT

V.MODTR.T

SET

SMECSMPUPM

SET

MD OUT

OT2OT1

CTc1CT1

AO2AO1

AO3

SET

R485

STP1PRI1BPS1PSL1

RP.T1ADR1DLN1

SET

TEST

※�

INIT

INI

SET

SET : キーを1回押す�

: キーを1回押す�

: キーまたは キーを1回押す�

DISP

DI

PROG

A/M1ADV

R/L1RST

PTN.0L/CA/M2

PTN.2PTN.1

PTN.3DP1PTN.4MG1MG2MG3MG4

SET

HOLDLOC

*1 *2

*1 サブメニューR485は,通信付きの調節計のみ表示されます。�*2 サブメニューVALVは,位置比例形の調節計のみ表示されます。�

V.RS

DISP

SET/ENT

CONF

SET DISP

UPMD

SET DISP

A1HA1LA2HA2LA3HA3L

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6-6<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

6.2 パラメータ一覧表本節は,パラメータのもつ機能を簡単に解説しています。またお客さま設定値欄を設けてありますので,調節計に設定すると同時に記録するようにしてください。

※測定値/プログラム設定値に関するパラメータはすべて実数値で設定します。例えば,温度入力のとき,プログラム設定値やPVイベント設定値は温度設定となります。

※表の中の「お客様設定値欄」は,お客様が設定値を記録しておくための欄です。※表の中の「CD-ROM参照先」は,本マニュアルに記載されていない詳細説明をユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版)で詳しく説明してありますので,そちらを参照していただくためにあります。

※( )内数値は,通信使用時の設定値。例:AUTO1(0),MAN1(1)

■運転モードパラメータ

[表示位置] : MODEキー(計器前面の MODE キー)

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

プログラム運転の�一時停止�

プログラム運転をホールドさせたいとき, “HOLD=ON”します。�

セグメントのアドバンス�(スキップ)

現在運転中のセグメントから次のセグメントにアドバンス(スキップ)させたいとき, “ADV=ON”します。�

ローカル運転� プログラム運転時または運転停止時からローカル運転にしたいとき, “LOC=ON”します。�

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

HOLDADVLOC

1

自動/手動切替� 自動運転と手動運転を切替えたいとき, �自動運転にするには“MODE : AUTO1(0)”を表示させ,  キーを押します。�手動運転にするには“MODE : MAN1(1)”を表示させ,  キーを押します。�

プログラムスタート�セグメント番号�

1~99�設定したセグメント番号からプログラム運転を開始します。�調節計がプログラム運転停止状態(RESET)またはローカル運転状態�(LOCAL)になると,SSTは自動的に初期値“1”に戻ります。�

A/M1

SST

SET/ENT

SET/ENT

応用5.2(5)

応用5.2(7)

応用5.2(9)

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<目次> <6. パラメータ> 6-7

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■運転パラメータ

●計器警報設定値パラメータ

[表示位置] メインメニュー : AL

計器警報 1 設定値�

計器警報 2 設定値�

測定値上限 / 設定値�上限警報 : 測定入力�レンジの100.0 %�偏差警報 : 測定入力�レンジスパンの0.0 %�その他測定値 / 設定値�下限警報 : 測定入力レ�ンジの0.0 %�出力値上限警報 : �100.0 %�出力値下限警報 : 0.0 %

プログラムに関係なく警報動作を設定できます。��

測定値警報 / 設定値警報 : 測定入力レンジの�-100.0~100.0 %�偏差警報 : 測定入力レンジスパンの-100.0~�100.0 %�出力値警報 : -5.0~105.0 %

A1

A2

パラメータ記号�

設定値�

CD-ROMお客様�

参照先�

パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

計器警報 3 設定値�A3計器警報 4 設定値��A4

応用3.4(1)

●運転関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LP1,サブメニュー : PAR

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�オートチューニング� OFF(0) : オートチューニング中止, �

1 : 1組目のPIDに対するオートチューニング�2 : 2組目のPIDに対するオートチューニング�3 : 3組目のPIDに対するオートチューニング�4 : 4組目のPIDに対するオートチューニング�5~8 : 1~4と同様にグループ別に実行�9 : 1~8全ての組のPIDに対して自動的に実行。��

OFF(0)

測定入力フィルタ� 測定入力値がふらつくようなとき使用します。�OFF(0) : 機能しない�1~120 秒�

OFF(0)

測定入力バイアス� 測定入力値を補正するとき使用します。�測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %

測定入力レンジ�スパンの0.0 %

測定入力レンジ�スパンの1.0 %

オン/オフ率検出幅�

オン/オフ率上限�

オン/オフ率下限�

測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %

ORL + 1digit ~ 105.0 % 100.0 %

-5.0 % ~ ORH - 1digit 0.0 %

AT

FLBS

ORBORHORL

プログラムパターン�の運転開始時間�

0.00~99.59(“時.分”または“分.秒”)�電源オン後, 設定した時間後に制御を開始します。�

0.00S.TM

「スーパー」機能� OFF(0)SC OFF(0) : 機能なし�1 : 「オーバーシュート」抑制機能� 外乱などによるオーバーシュートを抑制します。�2 : 「ハンチング」抑制機能(安定性重視モード)� 安定性が優れています。応答性重視モードに比べて,広い�

特性変化に対応します。�3 : 「ハンチング」抑制機能(応答性重視モード)� 変更した目標設定値に対する測定値の追従/収束時間が早�

いモードです。�注意 : 「SC=2と3」は,必ずPID制御,PI制御で使用してくだ�

さい。�以下の場合は機能しません。�1) オンオフ制御�2) P制御(比例帯のみの制御)�3) PD制御(比例帯と微分項のみの制御)�4) 加熱冷却制御�

応答の早い制御(流量,圧力)では使用しないでください。�

応用2.1(5)��応用2.1(6)���

応用1.1(1)

応用3.4(4)

応用5.2(2)

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6-8<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●PID関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LP1,サブメニュー : 1.PID

積分時間�加熱側積分時間 (加熱冷�却制御時)

微分時間�加熱側微分時間 (加熱冷�却制御時)

出力リミット上限値�加熱側出力リミット上�限値 (加熱冷却制御時)

出力リミット下限値�冷却側出力リミット上�限値 (加熱冷却制御時)

マニュアルリセット�

オンオフ制御のヒステ�リシス�加熱側オンオフ制御の�ヒステリシス (加熱冷却�制御時)

1.I

1.D

1.OH

1.OL

1.MR

1.H

正逆動作切替�

冷却側比例帯�

冷却側積分時間�

冷却側微分時間�

冷却側オンオフ制御の�ヒステリシス�

不感帯�

プリセット出力値�加熱側プリセット出力値 �(加熱冷却制御時)

冷却側プリセット出力値�

1.DR

1.Pc1.Ic1.Dc1.Hc1.DB

1.PO

1.Oc

OFF(0), 1~6000 秒�

OFF(0), 1~6000 秒�

240 秒�

60 秒�

�-5.0~105.0 %�加熱冷却制御時加熱側リミッタ : 0.0~105.0 % �(1.OL<1.OH)

100.0 %�加熱冷却制御 : �100.0 %

0.0 %�加熱冷却制御 : �100.0 %

�-5.0~105.0 %�加熱冷却制御時冷却側リミッタ : 0.0~105.0 %� (1.OL<1.OH)�SD(シャットダウン) : 4-20mA制御出力で手動操作時�に働きます。出力は0mAとなります。�-5.0~105.0 % (積分時間"1.I"がOFFの場合に有効)�マニュアルリセット値はPV=SPのときの出力値とな�ります。例えば, マニュアルリセット値50%のとき, �PV=SPになると出力値は50%となります。�

50.0 %

オンオフ制御を行っているとき, プログラム設定値に�ヒステリシスを設定できます。�

オンオフ制御 : 測定�入力レンジスパンの�0.5 %�位置比例PID制御と�加熱冷却制御 : 0.5 %

オンオフ制御時 : 測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %�位置比例PID制御または加熱冷却制御時 : 0.0~100.0 %

REVERSE(0) : 逆動作, DIRECT(1) : 正動作� REVERSE(0)

測定入力レンジの0.0~999.9 % (0.0で冷却側オン/オ�フ制御となる)

5.0 %

OFF(0), 1~6000 秒� 240 秒�

60 秒�OFF(0), 1~6000 秒�

0.0~100.0 %

-加熱冷却制御の場合-�プラス設定のとき, 加熱出力と冷却出力を共に出さない領域があります。�マイナス設定のとき, 加熱出力と冷却出力を共に出す領域があります。�“0”設定のとき, 加熱出力または冷却出力を出す。�-位置比例制御の場合-�出力を共に出さない範囲を設定します。�  加熱冷却制御時 : -100.0~50.0 %�  位置比例PID制御時 : 1.0~10.0 %

3.0 %

0.5 %

運転停止時,固定制御出力値を出力できます。�加熱冷却制御時 : 加熱側0.0~105.0 %�  -5.0~105.0 %

0.0 %

運転停止時,冷却側固定制御出力値を出力できます。�  0.0~105.0 %

0.0 %��

偏差�(PV-SP)�

+�ー�

100 %

0 %

正動作�逆動作�

制御出力�

オン/オフ動作点�(プログラム設定値)�

ヒステリシス�

測定値�

出力�

オン�

オフ�

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

1.P 比例帯�加熱側比例帯 (加熱冷却�制御時)

測定入力レンジの0.1~999.9 %�加熱冷却制御時 : 0.0~999.9 % (0.0で加熱側オン/オ�フ制御となる)

5.0 %

応用2.1(3)

応用2.1(1)

応用2.1(8)

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<目次> <6. パラメータ> 6-9

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

下表は,PIDパラメータを2組以上使用する場合,設定値記録用としてご使用ください。

パラメータ�

n.P

n.I

n.D

n.OH

n.OL

n.MR

n.H

n.DR

n.Pc

n.Ic

n.Dc

n.Hc

n.DB

n.PO

n.Oc

n=2 n=3 n=4 n=5 n=6 n=7 n=8

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6-10<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●折線1パラメータ

[表示位置] メインメニュー : PYS1

○折線バイアス(工場出荷時)

折線入力�

実際の入力�

折線バイアス�

補正値�(実際の入力+折線バイアス)

折�線�出�力�

1.a1 1.a2 1.a3 1.a4 1.a5 1.a61.a7

1.a8

1.b3 1.b4

1.b5

1.b6

測定入力レンジの-66.7~105.0%

測定入力レンジスパンの-66.7~

105.0%

○折線近似

測定入力レンジの-66.7~105.0%

測定入力レンジの-66.7~

105.0%

1.b1

1.a1 1.a2 1.a3 1.a4 1.a11

1.a5~1.a11は,�1.a4と同じにする�

1.b2

1.b3

1.b4

1.b5~1.b11は,�1.b4と同じにする�

折線入力�

折線出力�

実際の測定入力範囲�

折線近似を�施した後の�測定入力範囲�

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<目次> <6. パラメータ> 6-11

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

折線 1 入力 1 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 1 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

1.b11.a1

折線 1 入力 2 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 2 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

1.b21.a2

折線 1 入力 3 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %1.a3

折線 1 入力 4 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 4 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

折線 1 入力 5 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 5 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

折線 1 入力 6 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 6 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

折線 1 入力 7 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 7 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

折線 1 入力 8 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 8 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

折線 1 入力 9 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 9 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

折線 1 入力 10 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 10 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

折線 1 入力 11 測定入力レンジの-66.7~105.0 % 測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 11 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

折線 1 モード� 0 : 折線バイアス�1 : 折線近似�

0

1.a41.b4

1.a51.b5

1.a61.b6

1.a71.b7

1.a81.b8

1.a91.b9

1.a101.b10

1.a111.b11

1.PMD

折線 1 出力 3 測定入力レンジスパンの-66.7~105.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7~�105.0 %

測定入力レンジスパンの0.0 %�折線近似のとき, 測定入力レンジ�の0.0 %

1.b3

応用1.1(2)

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6-12<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■セットアップパラメータ

●プログラム設定値関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : PARA,サブメニュー : SP

パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

SPトラッキング選択�

プログラム時間単位�

セグメント設定方法�

プログラム運転からローカル運転に切替わるときトラッキング�(ローカル設定値がプログラム設定値に追従)�

OFF(0) : 機能しない�ON(1) : 機能する�

OFF(0)

プログラムの時間単位を設定します。�hh:mm(0) : “時.分”�mm:ss(1) : “分.秒”�

hh:mm(0)

プログラムの作成方法を設定します。�(注) 設定を変更するとプログラムが消去されます。�

0 : セグメント時間設定方式�1 : セグメント勾配設定方式�

0

プログラムパターン�番号クリア指定�

プログラム運転終了後, 運転画面のプログラムパターン番号を�“0”にクリアします。�

OFF(0) : クリア無し(プログラムパターン番号をそのまま表示する)�ON(1) : クリア(プログラムパターン番号を“0”にする)

OFF(0)

プログラム設定値1�リミット上限値�

プログラム設定値1�リミット下限値�プログラム設定値2�リミット上限値�

プログラム設定値2�リミット下限値�

測定入力レン�ジの100.0 %

測定入力レン�ジの0.0 %測定入力レン�ジの100.0 %

測定入力レン�ジの0.0 %

プログラム動作時, プログラム設定値に制限をかけます。�測定入力レンジの0.0~100.0 %�但しSPL1<SPH1��

プログラムパターン2伝送時, プログラム設定値に制限をかけます。�測定入力レンジの0.0~100.0 %�但しSPL2<SPH2��

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

パラメータ記号�

SPT

TMU

SEG.T

PNC

SPH1SPL1SPH2SPL2

プログラムパターン2�伝送�

プログラムパターン発生器としての機能を備えています。�制御用のプログラムパターンとは別にもう一つプログラム�パターンを作成できます。なお, セグメントの時間は, 制御用�のプログラム時間と同じになります。�

OFF(0) : 使用しない�ON(1) : 使用する�

OFF(0)PT2.G

応用5.2(3)

応用5.1(1)

応用2.2(2)

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<目次> <6. パラメータ> 6-13

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●警報関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : PARA,サブメニュー : ALM

1

2

1

2

OFF(0), 1~20, 25~31�1 : 測定値上限(励磁, 待機動作なし)�2 : 測定値下限(励磁, 待機動作なし)�3 : 偏差上限(励磁, 待機動作なし)�4 : 偏差下限(励磁, 待機動作なし)�5 : 偏差上限(非励磁, 待機動作なし)�6 : 偏差下限(非励磁, 待機動作なし)�その他の警報種類については,次ページを参照�

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�PVイベント 1 ヒス�テリシス�

PVイベント 2 ヒス�テリシス�

PVイベント 3 ヒス�テリシス�

PVイベント 4 ヒス�テリシス�

PVイベント設定値に動作すきまを設定できます。�ヒステリシスを設定することによりリレーのチャタリングを防止できます。�

測定入力レンジスパンの0.0~100.0%

0運転状態により計器警報機能を動作させるか否かを設定できます。�0 : 常に動作�1 : 運転停止時動作しない�2 : 運転停止または手動運転時動作しない�

警報モード�

▼�

オン/オフ動作点�(PVイベント設定値)�

ヒステリシス�

測定値�

出力�

測定値上限警報の場合のヒステリシス�

オン�

オフ�

PEH1

PEH4

AMD

PEH2PEH3

計器警報 1 ヒステリ�シス�

計器警報 2 ヒステリ�シス�

計器警報 3 ヒステリ�シス�

計器警報 4 ヒステリ�シス�

警報設定値に動作すきまを設定できます。�ヒステリシスを設定することによりリレーのチャタリングを防止できます。�

測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %�出力値警報時 : 0.0~100.0%

測定入力レン�ジスパンの�0.5 %�出力値警報 :� 0.5 %

▼�

オン/オフ動作点�(警報設定値)�

ヒステリシス�

測定値�

出力�

測定値上限警報の場合のヒステリシス�

オン�

オフ�

HY1

HY4

HY2

HY3

PVイベント 5 ヒス�テリシス�

PVイベント 6 ヒス�テリシス�

PVイベント 7 ヒス�テリシス�

PVイベント 8 ヒス�テリシス�

PEH5

PEH8

PEH6PEH7

計器警報 1 種類�AL1

計器警報 4 種類�AL4

計器警報 3 種類�AL3

計器警報 2 種類�AL2

測定入力レンジ�スパンの0.5 %

応用3.4(3)��応用3.4(5)

応用3.4(1)

応用3.4(3)

応用3.4(2)

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6-14<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

計器警報の種類一覧

計器警報の種類と動作を以下に示します。表中の1~10は待機動作なし,11~20は待機動作付きです。

警報動作� 警報動作�警報の�

種類コード�

警報の�

種類コード�警報の種類�

開閉はリレー接点の状態を,(点)�

(滅)はランプの状態を示す。�

警報時�

接点閉�

警報時�

接点開�

警報時�

接点閉�

警報時�

接点開�

警報の種類�

警報なし� OFF

測 定 値 上 限 �

測 定 値 下 限 �

警報設定点�

閉(点)

ヒステリシス�

測定値�

(滅)開�

(滅)開�

偏 差 下 限 �

警 報 時 �

非 励 磁 �偏差設定値�目標設定値�

開(点)

ヒステリシス�

測定値�

閉(滅)

閉(点)

ヒステリシス�

開(滅)

警報設定点� 測定値�

偏 差 上 下 限 �

目標設定値�

測定値�

ヒステリシス�ヒステリシス�

偏差設定値�

閉�(点)

開�(滅)

閉�(点)

偏 差 上 限 �

ヒステリシス�

測定値�

開(滅)

目標設定値�偏差設定値�

閉(点)

閉(点)

上 下 限 �

偏 差 内 �偏差設定値�

目標設定値�

測定値�

ヒステリシス� ヒステリシス�

開(滅)開(滅)

閉(点)

偏 差 下 限 �

測定値�目標設定値�

偏差設定値�

開(滅)

開(滅)

ヒステリシス�

閉(点)

閉(点)

測 定 値 上 限 �

非 励 磁 �

測 定 値 下 限 �

非 励 磁 �

測定値�

開(点)

警報設定点�

ヒステリシス�

閉(滅)

偏 差 上 限 �

警 報 時 �

非 励 磁 � 測定値�

開(点)

目標設定値�

偏差設定値�

ヒステリシス�

閉(滅)

警報設定点�

ヒステリシス�

測定値�

開(点) 閉(滅)

開閉はリレー接点の状態を,(点)�

(滅)はランプの状態を示す。�

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

19

20�

設 定 値 上 限 � 28

29

警報設定値�設定値�

ヒステリシス�

開(滅)

閉(点)ヒステリシス�

設 定 値 下 限 �

ヒステリシス�

(滅)開�

閉(点)ヒステリシス�

警報設定値� 設定値�

出 力 値 上 限 �

警報設定値�出力値�

出 力 値 下 限 �

警報設定値� 出力値�

30

31

18

その他の警報種類25:センサ接地警報26:故障診断出力(注1)27:FAIL出力(注2)(注1) 故障診断出力は,入力バーンアウト,ADC異常,RJC不良のいずれかのとき出力されます。

入力バーンアウト,ADC異常のときの制御出力は,プリセット出力値PO(運転パラメータ)となります。(注2) FAIL出力は正常時オンで,異常時オフとなります。

正常の�あつかい�

℃�

電源投入� 時間�

ここでは測定値が�下限警報値以下でも�警報出力しない。�

下限警報�設定値�

正常� 異常�

警報出力ON

待機動作�

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<目次> <6. パラメータ> 6-15

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●制御動作関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : PARA,サブメニュー : CTL

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

ゾーンPID選択� セグメントPIDのとき, セグメントごとのPID定数を選択します。�ゾーンPIDのとき, リファレンスポイントで設定した温度範囲によ�り自動的にPID定数を選択します。�

0 : セグメントPID�1 : ゾーンPID��

1

リスタートモード�

リスタートタイマ�

2秒以上の停電が起きたとき, 調節計の復帰状態を決めることが�できます。�

CONT(0) : 停電前の動作を継続します。�MAN(1) : 手動運転状態から開始します。�RESET(2) : 停電前の動作を継続かつプリセット出力値から�

演算を開始します。�

CONT(0)

調節計が電源オン後,演算を開始する時間を設定できます。�  0~10 秒�

0 秒�

PID組数� PIDパラメータの表示組数を決定します。�  1 : 1組表示します。 2 : 2組表示します。�  3 : 3組表示します。 4 : 4組表示します。�  5~8 : 設定した数のパラメータ組を表示します。�

8

ゾーンPID�リファレンスポイント 1

ゾーンPID�リファレンスポイント 2

ゾーンPID�リファレンスポイント 3

ゾーンPID�リファレンスポイント 4

ゾーンPID�リファレンスポイント 5��

ゾーンPID�リファレンスポイント 6

温度帯によりPID定数を切替えるポイントを設定します。最大�6つまで設定できます。温度帯は最大7ゾーンまでです。�測定入力レンジの0.0~100.0 %�但し1.RP1≦2.RP1≦3.RP1≦4.RP1≦5.RP1≦6.RP1��以下の例は,リファレンスポイント1と2を設定し,3つのゾーン�を設けPID定数を自動的に切替えます。�

測定入力レン�ジの100.0 %

ZON

R.MD

R.TMGRP

1.RP1

2.RP1

3.RP1

4.RP1

5.RP1

6.RP1時間�

測定入力レンジ最大値�RH1

リファレンスポイント 2�2.RP1

測定入力レンジ最小値�RL1

リファレンスポイント 1�1.RP1

ゾーン3�3組目のPID定数で運転�

ゾーン2�2組目のPID定数で運転�

ゾーン1�1組目のPID定数で運転�

測定入力値�

設定値�

出力変化率リミッタ� 制御出力の変化率を制限できます。�OFF(0) : 機能しない�0.1~100.0% / 秒�

OFF(0)OPR1

AUTO(0)

PID制御モード� 0 : 追値制御(設定値変更時出力バンプ有り)�1 : 定値制御(設定値変更時出力バンプ無し)�圧力や流量制御する場合は, “定値制御”を選択してください。�

0

アンチリセット�ワインドアップ�(過積分抑制機能)

制御出力値が100%または0%にはりつくようなとき, 使用します。�設定値が大きいほどPID演算(積分演算)を早く停止します。�

AUTO(0), 50.0~200.0 %

MOD1

AR1

応用2.1(2)

応用2.1(4)

応用5.1(2)

応用5.1(2)

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6-16<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

ゾーン切替のヒス�テリシス�

リファレンスポイントでの切替時, ヒステリシスを設定できます。�測定入力レンジスパンの0.0~10.0 %

測定入力レン�ジスパンの�0.5 %

リファレンス偏差� プログラム設定値との偏差によりPIDを選択するとき使用します。�偏差を外れたとき, GRPの設定値のPIDを使用します。��下図の例は,リファレンスポイントを設定しないで, リファレンス偏差のみ�を設定したものです。選択するPID組は, 次の通りです。�(1) の領域は, 偏差範囲内ですので, 1組目のPIDパラメータが使用されます。�(2) の領域は, 偏差範囲外ですので, PID組数(GRP)で設定した番号のPID�

パラメータが使用されます。�

  OFF(0) : 機能しない�  測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %

OFF(0)

RHY1

RDV1

リファレンス偏差(RDV1)

測定入力レンジ最大値�(RH1)

測定入力レンジ最小値�(RL1)

目標設定値�

セグメント1 セグメント2

測定入力値�

リファレンス偏差(RDV1)

(1)

(2)

(2)

(1)

(1)

(2)

勾配を設けて目標値を�変化させています。�

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

●アナログ入力演算パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CMLP,サブメニュー : AIN

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

アナログ入力 1�バイアス�

予め測定入力値を補正したい場合に使用します。�通常運転時は, 運転パラメータの測定入力バイアス(BS)を使用します。�  測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %

測定入力レン�ジスパンの�0.0 %

アナログ入力 1 �フィルタ�

OFF(0) : 機能しない�1~120秒�

OFF(0)

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

A.BS1

A.FL1A.SR1

A.LC1

アナログ入力 1�開平演算の有無�

測定入力値に開平演算を施します。�OFF(0) : 開平演算しない�ON(1) : 開平演算する�

OFF(0)

アナログ入力 1 �ローカット�

0.0~5.0 %�ローカット点以下は, 傾き“1”となります。�

1.0 %

A.BS3 単ループ制御では使用しません。�

A.FL3 単ループ制御では使用しません。�

A.SR3 単ループ制御では使用しません。�

A.LC3 単ループ制御では使用しません。�

応用1.1(6)

応用1.1(3)

応用1.1(6)

応用1.1(3)

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<目次> <6. パラメータ> 6-17

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●伝送出力パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CMLP,サブメニュー : RET

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

伝送出力 1 種類� OFF(0) : 機能しない�1 : PV1, 2 : SP1, 3 : OUT1�4 : LPSセンサ用供給電源(15V)�5 : PV2, 6 : SP2, 7 : OUT2�設定値5~7は, 単ループ制御では使用できません。�伝送出力1は, 常に - 端子から出力されます。��位置比例制御を行っている場合, 設定値に“3”を設定したとき, �弁開度(0~100 %)が伝送されます。�加熱冷却制御を行っている場合, 設定値に“3”を設定したとき, �加熱と冷却に振り分ける前の出力値が伝送されます。�(0~50 % : 冷却側出力, 50~100 % : 加熱側出力)

1

伝送出力 1 スケール�最大値�

RET1=1, 2 : RTL1+1digit~測定入力レンジの100.0 % 測定入力レン�ジの100.0 %

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

RTH1

RET1

伝送出力 1 スケール�最小値�

RET1=1, 2 : 測定入力レンジの0.0 %~RTH1-1digit 測定入力レン�ジの0.0 %

伝送出力 2 種類� 伝送出力2は, 制御出力が電流または電圧パルス以外のとき�に使用できます。出力端子は - 端子です。�OFF(0) : 機能しない�1 : PV1, 2 : SP1, 3 : OUT1�4 : LPSセンサ用供給電源(15V)�5 : PV2, 6 : SP2, 7 : OUT2�設定値5~7は, 単ループ制御では使用できません。��位置比例制御を行っている場合, 設定値に“3”を設定したとき, �弁開度(0~100 %)が伝送されます。�加熱冷却制御を行っている場合, 設定値に“3”を設定したとき, �加熱と冷却に振り分ける前の出力値が伝送されます。�(0~50 % : 冷却側出力, 50~100 % : 加熱側出力)

OFF(0)

RTL1

伝送出力 2 スケール�最大値�

RET2=1, 2 : RTL2+1digit~測定入力レンジの100.0 %

伝送出力 2 スケール�最小値�

RET2=1, 2 : 測定入力レンジの0.0 %~RTH2-1digit

RTH2

RET2

RTL2

1514

1716

応用2.2(1)��応用2.2(3)

応用2.2(1)

応用2.2(1)��応用2.2(3)

応用2.2(1)

●偏差トレンドパラメータ

[表示位置] メインメニュー : CMLP,サブメニュー : TRND

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

偏差トレンド画面トレ�ンドスケール�

運転画面の偏差トレンド画面の偏差軸のスケールを変更で�きます。�  測定入力レンジスパンの0.1~100.0 %

測定入力レン�ジスパンの�5.0 %

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

TSC1偏差トレンド画面トレ�ンドタイム�

運転画面の偏差トレンド画面の時間軸のスケールを変更で�きます。�  1~600 秒�

5 秒�TTM応用6.1(2)

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6-18<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●セキュリティ関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CMLP,サブメニュー : LOCK

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

計器前面のデータ設定�(▲,▼)キーロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)��

計器前面のPT.Noキー�ロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

PT.No▼/▲

計器前面のRUNキー�ロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)

運転パラメータメイン�メニューのLP1画面を�ロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)LP1

RUN

パラメータは表示されますが, 単ループ制御では使用しません。�

パラメータは表示されますが, 単ループ制御では使用しません。�

運転パラメータサブ�メニューのPID画面を�ロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)PIDLP2

運転パラメータメイン�メニューのPYS1画面を�ロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)PYS1USR

パラメータは表示されますが, 単ループ制御では使用しません。�

パスワード登録� 0 : パスワード未設定�1~30000�(注)パスワードを設定した場合,次回SETUPを呼出した時�

にパスワードを入力しないとセットアップモードに入れ�ません。�

0PWDPYS2

運転パラメータメイン�メニューのPROG画面�をロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)PROG

計器前面のMODEキー�ロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)MODE

応用7.1(2)

応用7.1(1)

●セレクト画面パラメータ - 便利な運転画面 -

[表示位置] メインメニュー : CONF,サブメニュー : CSEL

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

セレクト画面 1 への登録�OFF(0), 101~1023��表示させたいパラメータを運転パラメータまたはセット�アップパラメータの中から選択し,そのパラメータに付�随する番号(Dレジスタ番号)を登録します。��例えば,C.S1に231を登録すると,運転画面で計器警報1�設定値を変更できるようになります。��計器警報設定値パラメータを運転画面に登録する番号� 計器警報 1 設定値 : 231� 計器警報 2 設定値 : 232� 計器警報 3 設定値 : 233� 計器警報 4 設定値 : 234

OFF(0)��

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

C.S1セレクト画面 2 への登録�C.S2セレクト画面 3 への登録�C.S3セレクト画面 4 への登録�C.S4セレクト画面 5 への登録�C.S5

応用6.1(1)

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<目次> <6. パラメータ> 6-19

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●接点出力登録パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CONF,サブメニュー : DO

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

DO1出力フラグ登録�(リレー)

下記の設定値は, 単ループ制御時のみの登録番号です。�5705 : PVイベント 1 出力 0 : 機能なし�5706 : PVイベント 2 出力�5689 : 計器警報 1 出力�5129 : タイムイベント 1 出力�5130 : タイムイベント 2 出力�5131 : タイムイベント 3 出力�5133 : タイムイベント 4 出力��「1.5 端子配線図」外部接点出力をご覧ください。�

5705

5706

5689

DO2出力フラグ登録�(リレー)

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

DO3出力フラグ登録�(リレー)

DO1DO2DO3DO4DO5DO6DO7

5129

5130

5131

5133�

DO4出力フラグ登録�(オープンコレクタ)

DO5出力フラグ登録�(オープンコレクタ)

DO6出力フラグ登録�(オープンコレクタ)

DO7出力フラグ登録�(オープンコレクタ)

応用3.2(2)

●接点入力登録パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CONF,サブメニュー : DI

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

左記の機能の切替をどの接点入力で行うかを設定します。�DI1 : 5161 機能なし : 0�DI2 : 5162�DI3 : 5163�DI4 : 5164�DI5 : 5165�DI6 : 5166�DI7 : 5167�DI8 : 5168��工場出荷時は, 次の通りに割付けられています。�接点入力1(DI1)~接点入力4(DI4) : プログラムパターン番号�

切替(下記)�接点入力5(DI5) : プログラム運転開始�接点入力6(DI6) : プログラム運転停止�接点入力7(DI7) : ローカル運転開始�接点入力8(DI8) : プログラムパターンを16以上使用するとき�

ON��プログラムパターン番号切替� ��������������「1.5 端子配線図」外部接点入力をご覧ください。��

5165

プログラム運転停止�(接点入力 : オフ→オン時)

プログラム運転開始�(接点入力 : オフ→オン時)

5166

5167��

0

5163

5164

5168

ローカル運転開始�(接点入力 : オフ→オン時)

0��

ホールド運転�(接点入力 : オフ→オン時)

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

アドバンス�(接点入力 : オフ→オン時)

プログラムパターン番�号指定時のビット2

プログラムパターン番�号指定時のビット3

PROGRSTLOCHOLDADV

PTN.2PTN.3PTN.4 プログラムパターン番�

号指定時のビット40MG1

MG2MG3MG4

メッセージ割込み表示 1

0メッセージ割込み表示 2

0メッセージ割込み表示 3

0メッセージ割込み表示 4

0

ループ2 自動/手動切替�

ループ1 自動/手動切替�(接点入力オン : 自動 / �接点入力オフ : 手動)

0

0

5162

ローカル/カスケード切替�単ループ制御では使用し�ません。�

5161��

プログラムパターン番�号指定時のビット0

プログラムパターン番�号指定時のビット1

A/M1

A/M2L/C

PTN.0PTN.1 DI1

DI2

1 2 3 4

ON

ONOFF

OFF

ON

ON OFF

OFF

5 6 7 8

ON

ONOFF

OFF

ON

ON OFF

OFF

DI3

DI4

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

������

DI1

DI2

9 10 11 12

ON

ONOFF

OFF

ON

ON OFF

OFF

13 14 15

ON

ONOFF

OFF

ON

ON

DI3

DI4

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

ON

������

応用3.1(7)

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6-20<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●UPモードパラメータ

[表示位置] メインメニュー : UPMD,サブメニュー : MD

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

調節計モード�(UPモード)

1 : 単ループ制御�他の調節計モードについては, ユーザーズマニュアル応用編�(CD-ROM版)をご覧下さい。�

1

測定入力サンプリ�ング周期設定��

100ms, 200ms, 500ms�測定入力サンプリング周期を変更すると, 調節計が再起動されま�すが, 他のパラメータの設定値には, 影響ありません。�

200ms

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

SMP

UPM

サンプリング周期�エラーカウンタ�(表示のみ)

0~30000 電源オン時0を�表示�SMEC

応用1.1(4)

応用1.1(5)

●入力関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : UPMD,サブメニュー : IN

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

測定入力種類�(INPUT1端子)� - - 端子�

測定入力の種類をレンジコードで設定します。�  「2. 初期設定」の■計器入力レンジコードを参照�

OFF(0)

測定入力単位� 測定入力の単位を設定します。�  %(0) : パーセント�  ℃(1) : 摂氏�  -(2) : 無単位�

お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

IN1

測定入力レンジ�最大値�

測定入力レンジの範囲を設定します(RL1<RH1)��-温度入力の場合-�実際に制御する温度範囲を設定します。�-電圧入力の場合-�電圧信号の範囲を設定します。�実際に制御するスケール値は, 測定入力スケール最大値(SH1)と�測定入力スケール最小値(SL1)で設定します。�

測定入力種類�による�

測定入力種類�による�UNI1

RH1測定入力レンジ�最小値�

測定入力小数点�位置(電圧入力時表�示)

電圧入力時の測定入力小数点位置を設定します。�  0~4�0 : 小数点なし, 1 : 小数点以下1桁, 2~4 : 各桁位置�

測定入力種類�による�

測定入力種類�による�

RL1

測定入力スケール�最大値(電圧入力時�表示)

電圧入力時の測定入力表示スケールを設定します。�  -19999~30000, 但しSL1<SH1,SH1-SL1<=30000

SDP1

SH1測定入力スケール�最小値(電圧入力時�表示)

測定入力バーン�アウト動作選択�

測定入力断線時の測定値を決めることができます。�アップスケールを設定したとき, 測定入力レンジの105 %,�ダウンスケールを設定したとき, 測定入力レンジの-5.0 %が�測定入力値となります。�  OFF(0) : オフ�  UP(1) : アップスケール�  DOWN(2) : ダウンスケール�

測定入力種類�による�

SL1

測定入力基準接点�補償の有無�

熱電対入力の入力補償を設定できます。� OFF(0) : なし� ON(1) : あり�

ON(1)

BSL1

RJC1

12 1311

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<目次> <6. パラメータ> 6-21

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

PV 単位� PVの単位を設定します。�%(0) : パーセント�℃(1) : 摂氏� -(2) : 無単位�

測定入力 単位�と同じ�P.UN1

PV 小数点位置� 通常は, 測定入力小数点位置(SDP1)と同じにします。�温度入力で小数点の表示位置を移動させたい場合, PV小数点�位置(P.DP1)を使用します。�例えば, 小数点1桁の温度表示を小数点なしの温度表示にした�い場合, “P.DP1=0”とします。�(注)この時は,必ずP.RH1,P.RL1も調整してください。�

0~4

-�

測定入力レン�ジ最大値また�は測定入力ス�ケール最大値�測定入力レン�ジ最小値また�は測定入力ス�ケール最小値�

PV レンジ最大値� 通常は, 測定入力レンジ最大値と最小値の範囲で使用します。�-19999~30000�P.RL1<P.RH1, 但しP.RH1-P.RL1≦30000

P.DP1

P.RH1

PV レンジ最小値�P.RL1

補助アナログ入力 �種類(INPUT3端子)� - 端子�

単ループ制御では使用しません。�

補助アナログ入力 �単位�

単ループ制御では使用しません。�

IN3

UNI3補助アナログ入力 �レンジ最大値��

単ループ制御では使用しません。�RH3補助アナログ入力 �レンジ最小値�

補助アナログ入力 �小数点位置�

単ループ制御では使用しません。�

RL3

補助アナログ入力 �スケール最大値�

単ループ制御では使用しません。�

単ループ制御では使用しません。�

単ループ制御では使用しません。�

SDP3SH3

補助アナログ入力 �スケール最小値�SL3補助アナログ入力 �バーンアウト動作�選択�

単ループ制御では使用しません。�BSL3

2221

応用1.1(8)

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6-22<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●出力関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : UPMD,サブメニュー : OUT

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�制御出力種類� 0�

加熱冷却�形 : 4

制御出力サイクルタ�イム�加熱冷却制御時は加�熱側制御出力サイク�ルタイム�

冷却側制御出力サイ�クルタイム�

1~1000 秒� 30 秒�

1~1000 秒� 30 秒�

OT1

CT1

CTc1AO1AO2AO3A1HA1LA2HA2LA3HA3L

設定値4~12は, 加熱冷却形の調節計のみ設定できます。��

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

アナログ出力 1 種類�(OUTPUT1 - 端子)

アナログ出力 3 種類�(OUTPUT3 - 端子)

0

0

制御出力または伝送出力を以下の電流信号で出力できます。� 0 : 4~20mA� 1 : 0~20mA� 2 : 20~4mA� 3 : 20~0mA 0

アナログ出力1�100%折れ点�

アナログ出力2�100%折れ点�

アナログ出力2�0%折れ点�

アナログ出力3�100%折れ点�

アナログ出力3�0%折れ点�

アナログ出力1�0%折れ点�

100.0 %OUTPUT1 - 端子に出力させる0%と100%の折れ点を設定します。�下記の「■ スプリット演算を行う」をご覧ください。� -5.0~105.0 %

OUTPUT3 - 端子に出力させる0%と100%の折れ点を設定します。�下記の「■ スプリット演算を行う」をご覧ください。� -5.0~105.0 %

0.0 %

100.0 %

0.0 %

100.0 %

0.0 %

OUTPUT2 - 端子に出力させる0%と100%の折れ点を設定します。�下記の「■ スプリット演算を行う」をご覧ください。� -5.0~105.0 %

アナログ出力 2 種類�(OUTPUT2 - 端子)

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側リレー出力(端子 - - )

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - - )��加熱側電流出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - - )��加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側パルス出力(端子 - )��加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側パルス出力(端子 - )��加熱側電流出力(端子 - )・冷却側パルス出力(端子 - )��加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側電流出力(端子 - )

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )��加熱側電流出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )��

オン�

オフ�

サイクルタイム�

オン�

オフ�

サイクルタイム�

サイクルタイム=10秒のときのリレーの動き�制御出力20%時� 制御出力50%時� 制御出力80%時�

10秒� 10秒� 10秒�

オン時間 2秒�オフ時間 8秒�

オン時間 5秒�オフ時間 5秒�

オン時間 8秒�オフ時間 2秒�

時間比例PIDリレー接点出力(端子 - - )2 31

時間比例PID電圧パルス出力(端子 - )1716

電流出力(端子 - )1716

オンオフ制御リレー接点出力(端子 - - )2 31

2 31 4948

2 31 4746

2 31 4746

49481716

49

50

50

50481716

47461716

47461716

1716

1716

1514

1514

4746

4746

47461716

47461716

応用2.1(7)

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<目次> <6. パラメータ> 6-23

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■スプリット演算を行う[ V特性出力 ]以下にアナログ出力1( 16 -17端子)とアナログ出力3(14 -15端子)にV特性のスプリット演算出力を出す例を説明します。(1) 制御出力種類(OT1)の設定値に“2”を設定します。制御出力を電流出力にします。

(2) 伝送出力1(RET1)の設定値に“3”を設定します。伝送出力を制御出力伝送にします。

(3) アナログ出力1 100%折れ点(A1H)に“100%”を設定します。(4) アナログ出力1 0%折れ点(A1L)に“25%”を設定します。(5) アナログ出力3 100%折れ点(A3H)に“0%”を設定します。(6) アナログ出力3 0%折れ点(A3L)に“75%”を設定します。

下図はともに出力信号4~20mADCの例です。それぞれに出力信号を決められます。下記3つのパラメータで出力信号を決めます。アナログ出力1 : アナログ出力1種類(AO1)アナログ出力2 : アナログ出力2種類(AO2)アナログ出力3 : アナログ出力3種類(AO3)

0 5025 75 100 %

%mA

スプリット演算前の出力値�

演算後の出力値�

アナログ出力1�100%折れ点�(A1H)

アナログ出力1�0%折れ点(A1L)

アナログ出力3�100%折れ点�(A3H)

アナログ出力3�0%折れ点�(A3L)

アナログ出力3

25

0

50

75

10020

4

12

8

16

アナログ出力1

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6-24<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

[ 平行特性出力 ]以下にアナログ出力1( 16 - 17端子)とアナログ出力3( 14 - 15端子)に平行特性のスプリット演算出力を出す例を説明します。(1) 制御出力種類(OT1)の設定値に“2”を設定します。制御出力を電流出力にします。

(2) 伝送出力1(RET1)の設定値に“3”を設定します。伝送出力を制御出力伝送にします。

(3) アナログ出力1 100%折れ点(A1H)に“100%”を設定します。(4) アナログ出力1 0%折れ点(A1L)に“25%”を設定します。(5) アナログ出力3 100%折れ点(A3H)に“75%”を設定します。(6) アナログ出力3 0%折れ点(A3L)に“0%”を設定します。

下図はともに出力信号20~0mADCの例です。それぞれに出力信号を決められます。下記3つのパラメータで出力信号を決めます。アナログ出力1 : アナログ出力1種類(AO1)アナログ出力2 : アナログ出力2種類(AO2)アナログ出力3 : アナログ出力3種類(AO3)

0 5025 75 100

25

50

75

100

%

%0

mA

20 0

10

15

5

スプリット演算前の出力値�

演算後の出力値�

アナログ出力1�100%折れ点�(A1H)

アナログ出力3�100%折れ点�

(A3H)

アナログ出力3�0%折れ点(A3L)

アナログ出力1�0%折れ点�(A1L)

アナログ出力1

アナログ出力3

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<目次> <6. パラメータ> 6-25

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●通信パラメータ

[表示位置] メインメニュー : UPMD,サブメニュー : R485

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�プロトコル選択� 0PSL1 0 : パソコンリンク通信�

1 : パソコンリンク通信(サムチェック付き)�2 : ラダー通信�3 : 協調親局�7 : MODBUS(ASCII)�8 : MODBUS(RTU)

通信速度� 600(0), 1200(1), 2400(2), 4800(3), 9600(4) (bps) 9600(4)

パリティ� NONE(0) : なし�EVEN(1) : 偶数�ODD(2) : 奇数�

EVEN(1)

ストップピット� 1, 2 1

BPS1PRI1

STP1

最小応答時間� 0~10 (×10ms.) 0RP.T1

データ長� 7, 8 ; �MODBUS(ASCII)のとき,7固定です。�MODBUS(RTU),ラダーのとき,8固定です。�

8

アドレス� 1~99, ただし最大31台まで接続可能� 1

DLN1

ADR1

通信機能�

●電動バルブ校正関連パラメータ(位置比例形の調節計のみ表示)

[表示位置] メインメニュー : UPMD,サブメニュー : VALV

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�

バルブ位置設定リセット� V.RS~V.Hは,手動でバルブ位置の調整を行います。�V.RS=1を設定すると,バルブ調整値がリセットされ�“V.RS”が点滅します。�

0

バルブ全閉位置セット� バルブ位置を全閉位置にしてSET/ENTキーを押すと,�調整値が記憶されます。�全閉の調整が終了すると,V.Lの点滅が停止します。�

バルブ位置を全開位置にしてSET/ENTキーを押すと,�調整値が記憶されます。�全開の調整が終了すると,V.Hの点滅が停止します。�

不定�

バルブ全開位置セット� 不定�

バルブ動作時間� 5~300 秒�バルブ動作時間(TR.T)は,バルブ位置を推測して動作させ�るためのパラメータです。�バルブの全閉から全開までの動作時間を設定してください。�動作時間は,接続するバルブの仕様でご確認ください。�バルブ動作時間(TR.T)は,バルブ調整モード(V.MD)を�“1”または“2”に設定したときのみ動作します。�

60 秒�

バルブ調整モード� 0 : バルブ位置フィードバック型�1 : バルブ位置フィードバック型(フィードバック入�力エラー発生時または断線時に推測型に移行)�2 : バルブ位置推測型�

0

バルブ自動調整� バルブの全閉と全開位置を自動で調整します。�この機能を使った場合,V.RS~V.Hによる調整を行う�必要はありません。�

OFF(0) : -�ON(1) : 自動調整開始�

OFF(0)

V.RS

V.L

V.H

TR.T

V.MOD

V.AT—

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6-26<目次> <6. パラメータ>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

●パラメータ初期化のパラメータ

[表示位置] メインメニュー : UPMD,サブメニュー : INIT

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

CD-ROM�

参照先�パラメータ初期化� OFF(0)�

ON(1) : パラメータ初期化実行�OFF(0)INI —

■加熱冷却制御について(加熱冷却形の調節計のみ)加熱冷却制御では,演算結果を加熱用と冷却用の2つの信号に振り分けて出力します。加熱側と冷却側それぞれPID制御またはオンオフ制御を行うことができます。オンオフ制御は,比例帯を"0"に設定します。調節計は,演算を施した結果(0~100%)を加熱側と冷却側に振り分けて制御します。演算結果の0~50%は,冷却側出力0~100%として出力します。演算結果の50~100%は,加熱側出力0~100%として出力します。

PID演算�

0~100%

加熱/冷却演算�

0~50%

冷却側出力リミッタ�

冷却側操作出力�0~100%

加熱側操作出力�0~100%

50~100%

加熱側出力リミッタ�

測定値� 目標設定値�

手動操作出力�

通信�

加熱冷却制御では,下図のように加熱側出力と冷却側出力をともに出力しない方法と,ともに出力する方法があります。

0

不感帯�

0

冷却側�出力�

冷却側�出力�

加熱側�出力�

加熱側�出力�

出力(%)�

100

出力(%)�

100

不感帯�

100(%) 100(%)50 500 0

加熱側出力と冷却側出力に振り分ける前の出力値� 加熱側出力と冷却側出力に振り分ける前の出力値�

加熱冷却制御時の注意点

・加熱側比例帯(P)と冷却側比例帯(Pc)の比を5対1以内にしてください。・加熱側と冷却側ともにオンオフ制御でないとき,いずれか一方の積分時間(IまたはIc)を0にすると,片方の積分時間に関わりなく,両方の積分時間がオフとなります。

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<目次> <6. パラメータ> 6-27

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■位置比例制御について(位置比例形の調節計のみ)位置比例制御には,フィードバック型と推測型による制御があります。フィードバック型は,バルブに取付けたフィードバックスライド抵抗(すべり抵抗)からバルブ位置信号を得て制御する方式です。また推測型は,バルブの全閉から全開までの動作時間を予め設定しておき,調節計がバルブ位置を推測して制御する方式です。推測型は,フィードバック入力配線は必要有りません。推測型よりフィードバック型の制御の方がより良い制御ができます。手動運転時は,調節計の出力端子を直接操作します。 キーを押すとバルブは開く方向に, キーを押すとバルブは閉じる方向に動作します。下図は,位置比例制御のループ図です。

正転�

反転�

制御演算�

M�

電動バルブ�

スライド抵抗�

制御出力�

弁位置信号�

フィードバック�入力�

調節計�

比較器�

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<目次> <7. 機能ブロック図と解説> 7-1

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7. 機能ブロック図と解説ここでは,「単ループ制御」,「単ループ加熱冷却制御」,「単ループ位置比例制御」の機能ブロック図を示します。この機能ブロック図の解説は,後述の説明をご覧ください。

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7-2<目次> <7. 機能ブロック図と解説>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■単ループ制御の機能ブロック図

制御演算部�

プリセット出力�

運転�停止�

測定入力�   端子�12 1311

INPUT1

入力種類選択�

単位選択�

アナログ入力レンジ変換�

アナログ入力バイアス�

開平演算�

アナログ入力フィルタ�

折線近似/折線バイアス�

測定入力バイアス�

測定入力フィルタ�

プログラム�パターン選択�

プログラム運転�

出力リミッタ�

ローカル�設定値1

ローカル�運転�

プログラム�運転�

手動操作�

自動�手動�

停止/運転切替�

DI1 DI2 DI3 DI4 DI8 DI7

接点入力�

ローカル運転OFF↓ON変化�

DI6

プログラム運転停止OFF↓ON変化�

プログラム運転OFF↓ON変化�

DI5

PVイベント出力�タイムイベント出力�

計器警報出力�

DO7

タイム�イベント4

タイム�イベント5

DO6

タイム�イベント3

DO5

タイム�イベント2

DO4

タイム�イベント1

DO3

計器�警報1

DO2

PV�イベント2

DO1

PV�イベント1

端子記号� パラメータ� 機能�

アナログ信号� 接点信号�凡例�

リレー*22 31   端子�

タイム�イベント6

リレー*349 5048   端子�

OUTPUT1 OUTPUT2

*1:制御出力が電流またはパルスの場合,使用不可能�

*2:制御出力がリレーの場合,使用不可能�

*3:UP550-2□でのみ使用可能�

OT1

制御出力�

OUTPUT1 OUTPUT1 OUTPUT1 OUTPUT3

15Vセンサ電源�伝送出力�

RET2 RET1

電流または�パルス�

1716  端子�リレー�2 31   端子�

電流*11716  端子�

電流�1514  端子�

A/M

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<目次> <7. 機能ブロック図と解説> 7-3

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■単ループ加熱冷却制御の機能ブロック図

制御演算部�

PVイベント出力�タイムイベント出力�

計器警報出力�

測定入力�   端子�12 1311

DO7

タイム�イベント4

タイム�イベント5

DO6

タイム�イベント3

DO5

タイム�イベント2

DO4

タイム�イベント1

DO3

計器�警報1

DO2

PV�イベント2

DO1

PV�イベント1

INPUT1

入力種類選択�

単位選択�

アナログ入力レンジ変換�

アナログ入力バイアス�

開平演算�

アナログ入力フィルタ�

折線近似/折線バイアス�

測定入力バイアス�

測定入力フィルタ�

端子記号� パラメータ� 機能�

アナログ信号� 接点信号�凡例�

プログラム�パターン選択�

プログラム運転�

ローカル�設定値1

ローカル�運転�

プログラム�運転�

手動操作�

自動�手動�

OT1

冷却側出力�

OUTPUT2 OUTPUT2 OUTPUT1 OUTPUT3

15Vセンサ電源�伝送出力�

RET2 RET1

電流または�パルス�

4746  端子�リレー�49 5048   端子�

OT1

加熱側出力�

OUTPUT1 OUTPUT1

電流または�パルス�

1716  端子�リレー�2 31   端子�

リレー*22 31   端子�

タイム�イベント6

リレー*349 5048   端子�

電流*11716  端子�

電流�1514  端子�

OUTPUT1 OUTPUT2

DI1 DI2 DI3 DI4 DI8 DI7

接点入力�

ローカル運転OFF↓ON変化�

DI6

プログラム運転停止OFF↓ON変化�

プログラム運転OFF↓ON変化�

DI5

加熱/冷却演算�

加熱側出力リミッタ� 冷却側出力リミッタ�

冷却側�プリセット出力�

加熱側�プリセット出力�

*1:加熱側出力が電流または�パルスの場合,使用不可能�

*2:加熱側出力がリレーの場合,使用不可能�

*3:冷却側出力がリレーの場合,使用不可能�

停止/運転切替�

A/M

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7-4<目次> <7. 機能ブロック図と解説>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■単ループ位置比例制御の機能ブロック図

制御演算部�

プリセット出力�

運転�停止�

測定入力�   端子�12 1311

INPUT1

入力種類選択�

単位選択�

アナログ入力レンジ変換�

アナログ入力バイアス�

開平演算�

アナログ入力フィルタ�

折線近似/折線バイアス�

測定入力バイアス�

測定入力フィルタ�

プログラム�パターン選択�

プログラム運転�

ローカル�設定値1

ローカル�運転�

プログラム�運転�

手動操作�

自動�手動�

停止/運転切替�

DI1 DI2 DI3 DI4 DI8 DI7

接点入力�

ローカル運転OFF↓ON変化�

DI6

プログラム運転停止OFF↓ON変化�

プログラム運転OFF↓ON変化�

DI5

PVイベント出力�タイムイベント出力�

計器警報出力�

DO7

タイム�イベント4

DO6

タイム�イベント3

DO5

タイム�イベント2

DO4

タイム�イベント1

DO3

計器�警報1

DO2

PV�イベント2

DO1

PV�イベント1

端子記号� パラメータ� 機能�

アナログ信号� 接点信号�凡例�

OUTPUT1 OUTPUT3

15Vセンサ電源�伝送出力�

RET2 RET1

電流�1716  端子�

電流�1514  端子�

出力リミッタ�

手動運転時の操作は,�  キーまたは  キー�を押している間だけ�リレーがオンします。�

信号比較機能�

フィードバック�入力�

Lリレー�(  キー)

Hリレー�(  キー)

正転/逆転信号�

バルブ位置�スライド抵抗�

電動バルブ�

リレー出力�

OUTPUT�   端子�49 5048

FEEDBACK�   端子�46 4745

M

A/M

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<目次> <7. 機能ブロック図と解説> 7-5

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「単ループ制御」の初期状態における機能とパラメータ(工場出荷時)

以下に初期状態における機能とパラメータを記載しています。それぞれのパラメータの解説については,「6.2 パラメータ一覧表」をご覧ください。

■測定入力測定入力(INPUT1)は,ユニバーサル入力であり,熱電対,測温抵抗体,直流電圧信号のいずれかを入力できます。入力に対して,バイアス,開平演算,一次遅れフィルタ,折線近似または折線バイアスなどの演算を行うことができます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

入力種類選択� IN1

単位選択� UNI1

アナログ入力レンジ変換� RH1とRL1(SDP1, SH1, SL1)

UPMD

UPMD

UPMD

IN

IN

IN

アナログ入力バイアス� A.BS1

開平演算� A.SR1とA.LC1

アナログ入力フィルタ� A.FL1

CMLP

CMLP

CMLP

AIN

AIN

AIN

メインメニュー� サブメニュー�

運転パラメータ

機能� パラメータ�

折線モード� 1.PMD

折線近似/折線バイアス� 1.a1~1.a11, 1.b1~1.b11

測定入力バイアス� BS

PYS1

PYS1

LP1

なし�

なし�

PAR

測定入力フィルタ� FL LP1 PAR

メインメニュー� サブメニュー�

注: バイアスとフィルタは,通常運転時は運転パラメータの測定入力バイアス(BS)と測定入力フィルタ(FL)を使用します。セットアップパラメータのアナログ入力バイアス(A.BS1)とアナログ入力フィルタ(A.FL1)は,予め補正値がわかっているときに設定します。

■接点入力によるプログラムパターンの選択DI1(接点入力1)からDI4(接点入力4)で,プログラムパターンの切替えが行えます。接点入力4点のオンオフの組合わせでプログラムパターンを切替えることができます。ただし,運転中は選択できません。運転停止時に選択できます。

接点入力�

8

DI1 OFF

DI2 OFF

DI3 OFF

DI4 ON

選択するプログラムパターン番号(PT.No)

7

ON

ON

ON

OFF

6

OFF

ON

ON

OFF

5

ON

OFF

ON

OFF

4

OFF

OFF

ON

OFF

3

ON

ON

OFF

OFF

2

OFF

ON

OFF

OFF

1

ON

OFF

OFF

OFF

15

ON

ON

ON

ON

14

OFF

ON

ON

ON

13

ON

OFF

ON

ON

12

OFF

OFF

ON

ON

11

ON

ON

OFF

ON

10

OFF

ON

OFF

ON

9

ON

OFF

OFF

ON

※ DI8をONすると,DI1~DI4のON/OFFで選択した番号に+16した番号のプログラムパターンが選択されます。

例えば,プログラムパターン1をプログラムパターン2に切替える場合,接点入力2(DI2)のみをONします。また,プログラムパターン3を選択する場合は,接点入力1(DI1)と接点入力2(DI2)をONします。

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7-6<目次> <7. 機能ブロック図と解説>

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

■接点入力による運転モードの切替えDI5(接点入力5)のOFF→ONの変化で選択したプログラムパターンの運転を開始します。DI6(接点入力6)のOFF→ONの変化で運転を停止します。運転停止にすると,予め設定した固定出力値(プリセット出力値)が出力されます。DI7(接点入力7)のOFF→ONの変化でローカル運転を開始します。

■PIDPIDは,最大8つまで使用できます。

運転パラメータ

機能� パラメータ�

比例帯(P) n.P LP1 n.PID

積分時間(I) n.I

微分時間(D) n.D

LP1

LP1

n.PID

n.PID

n.Pc LP1 n.PID

n.Ic

n.Dc

LP1

LP1

n.PID

n.PID

冷却側比例帯(P)

冷却側積分時間(I)

冷却側微分時間(D)

メインメニュー� サブメニュー�

■制御出力制御出力(OUTPUT1)は,電流出力,電圧パルス出力,リレー接点出力信号から選択します。キー操作または接点入力で運転停止にしたとき,固定出力値(プリセット出力値)が出力されます。手動操作より優先されます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

制御出力種類選択� OT1

制御出力サイクルタイム� CT1

冷却側制御出力サイクルタイム�CTc1

UPMD

UPMD

UPMD

OUT

OUT

OUT

アナログ出力2種類(冷却側) AO2 UPMD OUT

メインメニュー� サブメニュー�

アナログ出力1種類� AO1 UPMD OUT

運転パラメータ

機能� パラメータ�

プリセット出力� n.PO

冷却側プリセット出力� n.Oc

LP1

LP1

n.PID

n.PID

メインメニュー� サブメニュー�

出力リミッタ� n.OLとn.OH LP1 n.PID

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<目次> <7. 機能ブロック図と解説> 7-7

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■接点出力DO1(接点出力1)に,PVイベント1が出力されます。DO2(接点出力2)に,PVイベント2が出力されます。DO3(接点出力3)に,計器警報1が出力されます。DO4(接点出力4)に,タイムイベント1が出力されます。DO5(接点出力5)に,タイムイベント2が出力されます。DO6(接点出力6)に,タイムイベント3が出力されます。DO7(接点出力7)に,タイムイベント4が出力されます。

■伝送出力伝送出力1(OUTPUT3)は,測定入力値,プログラム設定値,制御出力値のいずれかを出力できます。制御出力がリレーの場合,伝送出力2(OUTPUT1)が使用できます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

伝送出力1種類選択� RET1

伝送出力1スケール� RTH1とRTL1

伝送出力2種類選択� RET2

CMLP

CMLP

CMLP

RET

RET

RET

伝送出力2スケール� RTH2とRTL2 CMLP RET

メインメニュー� サブメニュー�

■ 15VDCセンサ用電源15VDCセンサ用電源(OUTPUT3)は,伝送出力1または伝送出力2と同じ端子を使用します。伝送出力1または伝送出力2を使用する場合は,15VDCセンサ用電源は使用できません。15VDCセンサ用電源を使用するには,伝送出力1種類選択パラメータRET1または伝送出力2種類選択パラメータRET2を“4”に設定します。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

伝送出力1種類選択� RET1

伝送出力2種類選択� RET2

CMLP

CMLP

RET

RET

メインメニュー� サブメニュー�

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<はじめに> <目次> i

IM 05E01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00

ユーザーズマニュアル 改訂情報資料名称 : UP550 プログラム調節計 単ループ制御 ユーザーズマニュアル

資料番号 : IM 05E01C02-41

2000年5月/初版新規発行2004年6月/2版社名ロゴ変更2006年5月/3版安全規格表記変更による改訂

著作者 横河電機株式会社

発行者 横河電機株式会社

〒180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32

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�〒180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32�

中部支社�〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-27-2(日本生命笹島ビル12階)�

関西支社�〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-23-101(大同生命江坂ビル7階)�

中国支社�〒730-0037 広島市中区中町8-12(広島グリーンビル8階)�

九州支社�〒812-0037 福岡市博多区御供所町3-21(大博通りビジネスセンター7階)�

支   店�北海道 011-223-2821�東 北 022-243-4441�千 葉 0436-61-6751�豊 田 0565-33-1611�

北 陸 076-231-5301�岡 山 086-221-1411�四 国 087-821-0646�北九州 093-521-7234

営 業 所�新 潟 025-241-3511�水 戸 029-306-2520� 堺 072-224-2515�四日市 0593-52-4144�鹿 島 0299-93-3801�

川 崎 044-280-4161�水 島 086-427-5181�新居浜 0897-33-9374�沖 縄 098-862-2093

��052-586-1681��06-6368-7130��082-541-4488��092-272-1731

IA事業部プロダクト事業センター 国内営業部 0422-52-6765