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自作教材教具集 第2集 平成 23 年度 石川県立明和特別支援学校 教材ライブラリー課

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自作教材教具集 第2集

平成 23年度

石川県立明和特別支援学校

教材ライブラリー課

目 次

日常生活の指導 コップホルダー 1

日常生活の指導 ストローホルダー 2

日常生活の指導 カード型ボイスレコーダー 3

日常生活の指導 壁スイッチストライカー 4

自立活動 光ってしゃべるプッシュスイッチ 5

音楽 ばち(マレット) 6

家庭科 調理実習用写真レシピ 7

保健体育・数学 得点君(とくてんくん) 8

音楽 手話付DVD「翼をください」 9

自立活動 かんたん パズル 10

自立活動 見比べプリント教材(動物シルエット) 11

自立活動 テレビ絵本 12

自立活動 見比べよう 13

自立活動 マトリックス -太い・細い- 14

自立活動 はみ出さないで点結び 15

自立活動 何が入っているかな? 16

自立活動 ちょう結びをしよう 17

自立活動・日常生活の指導 ちょう結びの大達人になろう! 18

自立活動・音楽 手作り楽器 ビーズギター 19

自立活動・作業学習 ビーズ通し 20

自立活動・作業学習 ペットボトルキャップ合わせ 21

自立活動・作業学習 ボールペン組み立て(1) 22

自立活動・作業学習 ボールペン組み立て(2) 23

自立活動・作業学習 キャップ袋詰め 24

自立活動・作業学習 ぱちん 25

自立活動・作業学習 よく見て入れよう 26

自立活動・作業学習 しょうゆさしマッチング 27

自立活動・作業学習 箸入れ 28

作業学習 注文通りに 29

自立活動・算数・数学・作業学習 一つに1個 30

自立活動・算数・数学 パズル合わせ 31

自立活動・算数・数学 色合わせ 32

算数 ドットカルタ 33

算数・国語 かたちといろ(プリント教材) 34

算数・国語 はめ込みカード 35

国語 2音のことばボックス 36

国語 ひらがなかるた 37

国語 なぞってみよう 38

国語 おてがる文字チップ 39

美術 スタンプでポン! 40

体育 起き上がりハードル 41

生活単元学習 はたらくくるま 42

生活単元学習 野菜を食べて元気になる「野菜太郎くん」 43

遊びの指導 お花が笑った 44

動きをサポート・使うとできる!一人でできる!

わかるをサポート・見たらわかる!わかると安心!わかるとできる!

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

【教 材 名】

コップホルダー

【教科・領域】

日常生活の指導

【対 象】

握る力が弱かったり指が曲げにくかっ

たりして、コップを持つのが難しい生徒

【ね ら い】

・コップや湯飲みを握らなくても、ホルダーの柄に手をかけることで、持ち

上げて飲むことができる。

○教材の概要

・使用方法は、(写真1)のとおり。

・白いバンドはマジックテープで、コップの大き

さが多少違っても対応できる。

・コップと中に入れる水分で全体的に重くなる場

合は、持ち手のコップ側のアクリル板を長くし、

コップの底部分でL(エル)字状に曲げること

で安定する。

写真1

○工夫点

・アクリル板はすべて面取りがしてあり、手など

を切ることはない。

・お好みのコップの円弧の程度に合わせて、スポ

ンジ型滑り止めを取りつけている。(写真2)

写真2

○効果・改善点

(効果)一人でできることが増え、生徒の自信につながった。

動きをサポート・使うとできる!一人でできる!

【教 材 名】

ストローホルダー

【教科・領域】

日常生活の指導

【対 象】

ストローを必要とし、かつ自分でス

トローを固定するのが難しい生徒

【ね ら い】

・コップの中に入れたストローがくるくる回るのを防ぐ。

○教材の概要

・コップの縁にアクリルの弾性

を利用して、クリップのよう

に挟んで固定する。(写真1)

・コップの形や大きさ、ストロ

ーの長さや太さに合わせて、

製作することが可能である。

写真1

○工夫点

・アクリル板はすべて面取りが

してあり、手などを切ること

はない。

ストローホルダーの写真 (真横から) (斜めから)

○効果・改善点

(効果)一人でできることが増え、生徒の自信につながった。

動きをサポート・使うとできる!一人でできる!

【教 材 名】

カード型ボイスレコーダー

【教科・領域】

日常生活の指導 等

【対 象】

話すことが難しい生徒

【ね ら い】

・支援者(家族・教師等)がその場でボタン一つですぐ「録音」することが

でき、利用者(生徒)もボタン一つで「再生」できることで、意思を表示

することができる。

○教材の概要

・「RECORD」を押しながら、●(小型マイク)のところで話すと、その声が

録音できる。この装置では、録

音時間は最大10秒。

「PLAY」で再生。

○工夫点

・製作する上で、材料費が安い。

・(写真1)左側のジャックは、

他機器のスイッチと組み合わ

せる時に用いる。

・他機器のスイッチを押すと、

「PLAY」状態となり、声が再

生できる。

写真1

○効果・改善点

(効 果)手軽に短い発話(例:「ありがとうございます」)が出る。

(改善点)この機器を覆っている(白い)部分は厚紙であるため、水等に

弱い。

動きをサポート・使うとできる!一人でできる!

【教 材 名】

壁スイッチストライカー

【教科・領域】

日常生活の指導

【対 象】

肢・児童生徒

【ね ら い】

・車椅子に乗ったまま室内灯のスイッチをON・OFFする。

○教材の概要

・手元のスイッチを押すとソレノイドの鉄芯が飛び出し、壁の照明スイッチ

を押してくれる。

○工夫点

・ドアチャイムから取り出したソレノイドに

より、強い力が得られる。

・ガイド板を当てることにより、最適の位置

で壁スイッチが押せる。

○使用方法

・教員が「どっちもクリップ」で壁スイッチ

ストライカーの位置を調整し、ジャックに

つないだスイッチを生徒が押して、照明を

つけたり消したりする。

・楽器を叩くためにも使える。

○効果・改善点

・車いすに乗っていて手が届かなかったり、指先の力が弱かったりして壁ス

イッチを押せなかった生徒が、電灯係をできるようになった。

・自分の力で教室を明るくしたり暗くしたりできるので生徒の自信がつく。

・部品がむき出しなので、ケースに入れて設置したい。

スイッチ接続用ジャック

ガイド板

ソレノイド 鉄芯 9V乾電池

アクリル定規

動きをサポート・使うとできる!一人でできる!

【教 材 名】

光ってしゃべるプッシュスイッチ

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

肢・高等部

【ね ら い】

・電気製品を自分で操作するスイッチに、音と光で興味を持たせる

○教材の概要

・100円プッシュライトを改造し、

色々な電気製品を軽いタッチで操

作する外部スイッチとしての機能

を持たせた上、ボイスレコーダー

を内蔵した。

・リレーとボイスレコーダーにもラ

イト用の単3電池から電源を供給

している。

参考にした書籍 『障がいのある子の力を生かす スイッチ製作とおもちゃの改造入門』

畠山卓朗 監修 / マジカルトイボックス 編著 明治図書 ボイスレコーダーの入手先

マイコンキットドットコム http://www.mycomkits.com/SHOP/MK-108.html

○工夫点

・スイッチ自体が光って音が出るため、スイッチ操作による因果関係を理解

していなくても子どもの注意を引くことができる。

・コードを取り外し式にして外部スイッチ機能を省略することにより、簡易

VOCAとして使える。

・取っ手をつけて扱いやすくした。

・感度がよくなるようねじを1本取り付けて力のかかりかたを調整した。

○使用方法

・録音ボタンを押しながら 10秒以内で音声を吹き込む。

・プラグを外部スイッチ端子のついたおもちゃなどにさしこむ。

・透明ドームを押すと音声が再生され、押している間だけドームが光って、

つないだおもちゃが動く。

○効果・改善点

・普通のスイッチよりも積極的にスイッチを押そうとする姿が見られる。

・似たような市販のスイッチや VOCAよりもはるかに低価格で自作できる。

・再生音が小さいので底面のスピーカーをふさがないような工夫がいる。

動きをサポート・使うとできる!一人でできる!

【教 材 名】

ばち(マレット)

【教科・領域】

音楽等

【対 象】

「ばち」等棒状のものを

握ることが難しい生徒

【ね ら い】

・コップ磨き部分の間に、指を入れて球のところで打つ。

○教材の概要

・ 写真にあるタイプのコッ

プ磨き(写真1)は、コ

ップを磨く表面部分(白

色のところ)が柔らかく、

またその中にあるやや硬

めの芯によって形状をコ

ップに合わせることがで

きる。

・これを利用して、生徒の

手や指の大きさに合わせ

て「挟む」ようにすること

で落とさずに上げたり下げ

たりすることができる。(写真2)

・ボールは、中が空洞でないものであれば、

固定型電気ドリルで穴をあけ、コップ磨

きの先端に取り付けることができる。

そのことで、打楽器の皮等を痛めることは

なくなる。

・ボールの柔らかさで、音質を変えることが

できる。

・今回は、和太鼓を叩く上で、音質的に硬めの

ボールが必要だったため、「サインボール」を

使った。(写真3)

○工夫点

・材料は、すべて百円ショップで調達できる。

○効果・改善点

(効 果)ばちを落とさなくなったので、打楽器を叩くのが容易になった。

(改善点)・ばちを自分で装着できない。

・ばち全体の重さが生徒によっては重すぎた場合が見られた。

動きをサポート・使うとできる!一人でできる!

写真3

写真2 写真1

【教 材 名】

調理実習用写真レシピ

【教科・領域】

家庭科

【対 象】

肢・高等部

【ね ら い】

・調理実習の道具や作業手順が視覚的に理解でき、一人で作業できる。

○教材の概要

・写真や短い説明をカードに

し、ひもで緩くつづった。

・実習内容に応じて数種類作

成した。

○工夫点

・一つ一つの作業を細かく区切って示した。

・使用する道具の数を少なくした。

○使用方法

・家庭科の調理の授業で生徒が自分でめくりながら作業し、レシピとして使用

する。

○効果・改善点

・調理の経験の少ない生徒が一人で料理を作ることができるようになった。

わかるをサポート・見たらわかる!わかると安心!わかるとできる!

【教 材 名】

得点君(とくてんくん)

【教科・領域】

保健体育、数学

【対 象】

知・中学部

【ね ら い】

・保健体育でのゲーム得点や、数学の数の学習等で、数(ボール)と数字で表

示することができる。

○教材の概要

透明アクリルパイプ

色の異なるボールを得点分

入れる

数字で得点を表記する

○工夫点

・生徒の理解力に応じて、量と数字で「多い」「少ない」、および勝敗を視覚的

に表示することができる。

・同色のビブスと併用することで、自分のチームの得点数が分かる。

○効果・改善点

・筒の内径とボールの隙間を狭くすることで、ボールのゆっくりとした落下速

度が興味を喚起し、支援の必要な生徒が意欲的に取り組む様子が見られるよ

うになった。

・作品の高さに対して、台座の面積が小さく不安定になりやすい。

わかるをサポート・見たらわかる!わかると安心!わかるとできる!

【教 材 名】

手話付DVD

「翼をください」

【教科・領域】

音楽

【対 象】

知・中学部

【ね ら い】

・手話表現を通して、歌詞の意味や歌に込められた思いを感じながら歌う。

○教材の概要

・歌の音源に合わせて手話表現をし、動画を作成した。

(教材ライブラリー室にDVDで保管してある。)

○工夫点

・聴こえる生徒が対象であることを考慮し、ろう者を含めた複数で手話表現を

決めた。

○使用方法

・歌唱活動の際に視聴する。

○効果・改善点

・特に視覚優位の生徒にとって見える言語の表現はイメージしやすいようで、

画面に注目して自ら手を動かす様子が多く見られた。

・前奏や間奏時にイメージ画像を入れるとより効果的だったと思われる。

わかるをサポート・見たらわかる!わかると安心!わかるとできる!

10

【教 材 名】

かんたん パズル

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

全児童生徒

【ね ら い】

・普通のパズルでは難しい子でも、1つから2つ操作するだけで完成できる。

○教材の概要

・ぞうの鼻、うさぎやパンダの耳、

オニのつの、車のタイヤなど、見

本と同じ形になるようにパーツを

置く。

○工夫点

・身近で親しみのあるものを選んだ。

・完成形の見本を作り、上にのせて

マッチングできるようにした。

・ずれないように、裏にはマグネッ

トをつけた。

・操作しやすいように大判にした。

○使用方法

・一人で机上で遊んだり、ボードに

貼って多人数で遊んだりする。

○効果・改善点

・小さいものをつまむことができない子でも操作して楽しむことができた。

・見本の上で合わせたり横に並べたりして楽しむ姿が見られた。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

11

【教 材 名】

見比べプリント教材

(動物シルエット)

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

眼の動きに課題をもつ

児童生徒

【ね ら い】

・楽しく間違い探しをしながら眼を左右に動かす練習をする。

○教材の概要

・視空間認知の力を高めるための教材。眼を左右に動かして左の絵と右の絵

を見比べ、同じか違うかを判断する。

○工夫点

・○△□などの図形でなく親しみのある動物を素材に用いた。

・図そのものに注目できるように、普通のイラストでなくシルエットを用い

た。

○使用方法 例

・左右の動物イラストを見比べ

同じなら○、違っていたら×

をつける。

×

○効果・改善点

・図形の時には気のりしなかったが、動物シルエットでは楽しそうに意欲的

に取り組み、見比べができた。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

12

【教 材 名】

テレビ絵本

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

肢・高等部

【ね ら い】

・自らの動作で画面が切り替わる因果関係を理解し、自発的に手を動かしなが

ら画面に注目する。

○教材の概要

○工夫点

・ボタンを押すと効果音が流れるので、画面の変化が聴覚を通じても分かる。

・身近な友達や先生を登場させることで、最後まで興味を持って取り組める。

・絵本の種類を増やし、選択カードを使って生徒にどの絵本を見たいか選ぶ場

面を設ける。

○使用方法

・マウスに差し込んである、外部端子のボタンスイッチを押す。

パワーポイントのページが切り替わっていき、動画が再生されるので、出て

くる人の名前を一緒に呼んだり、動画の内容について話したりしながら画面

に注目したりする。

○効果・改善点

・これまでは顔が下がっていて、何かに注目しながら手を動かすことが難しか

った生徒も、高めの位置にあるテレビ画面を見るため、顔を上げながらの活

動ができるようになった。

・興味のひく動画の準備が必要。シンプルで分かりやすく、取りやすい選択カ

ードの準備が必要。

先輩

先生

友達

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

13

【教 材 名】

見比べよう

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

上下、左右の目の動きを

練習する児童

【ね ら い】

・上下、左右に眼を動かす練習をする。

○教材の概要

① ②

○工夫点

①・カードにすることで見比べやすく、弱視の児童で

も目に近付けて見比べることができる。

②・台紙に貼ることで、行を順に追う練習ができる。

・貼る枚数を増やしたり、間隔を調整したりするこ

とができ、児童に合った難易度から始めることが

できる。

・慣れてきたら、市販のプリト使用につなげること

もできる。

○使用方法

①帯状カードの両端の図形を見比べ、同じ時は○のトレーに、異なる時は×

のトレーに入れて分類する。

②帯状カードの両端の図形を見比べ、同じ時は○を異なる時は×を記入する。

○効果・改善点

・上下、左右の目の動きがスムーズになり、市販プリントでも行とばしがな

くなってきた。

・カードの色を黒、台紙を白にすると更に見やすくなる。

・帯状カードの両端に図形を貼

り、ラミネートする。

・両端の図形が同じもの、異なる

物を作る。

ものを作る。

・①の帯状カードを台紙にマ

ジックテープで貼り、○×

を記入する欄を設ける。

・ホワイトボードマーカーで

行を区切る

市販プリント

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

14

【教 材 名】

マトリックス

-太い・細いー

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・比べるポイントを知る。

・違いを理解してカードを台紙に貼りながら、二語文で話す。

○教材の概要 及び 工夫点

・比べるポイントがわかりやすいように

高さや長さを同じにし、太さや細さを

強調するような絵にした。

・絵カードを分類する時、マトリックス

として分類することで『太い』『細い』

の概念がより理解しやすい。

・絵カードを変えれば、内容を変えて二語文を作ることができる。

○効果・改善点

・漠然と知っていた「太い・細い」の概念を理解し、具体物でも区別して言葉

で表すことができた。

・「長い・短い」「高い・低い」等の他の形容詞の学習にもスムーズに取り組め

た。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

15

【教 材 名】

はみ出さないで点結び

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

全児童生徒

【ね ら い】

・マグネットシートからはみ出さずに線を引き点結びができる。

○教材の概要

・黒い台紙はラミネートでパウチする。黒い台紙にいろいろな幅や長さのマグ

ネットシートを貼りつける。

・マグネットシートの両端にシール等を貼る。

・マグネットシートからはみ出さないようにホワイトボードマーカーで点結び

をする。

○工夫点

・マーカーがマグネットシートから落ちると段差の感覚ではみ出したことがわ

かる。

・何度でも消してやり直すことができる。

・見やすいように背景を黒くしコントラストをはっきりさせる。

○効果・改善点

・段差があることで、はみ出しを自分で意識できるようになる。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

16

【教 材 名】

何が入っているかな?

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

ボタンのとめはずしを

練習する児童

【ね ら い】

・楽しみながらボタンのとめはずしの練習をする。

○教材の概要

・フエルトでポケットを作りボタンをつける。ポケットの裏には

マジックテープをつけ、ベルクロの板に貼りつけられるようにする。

・ポケットの中入れる動物等もフエルトで作る。

○工夫点

・ポケットの中には汽車も入っており、動物をのせてボタンでつなぎ合わせ

ることができる。

・様々な色や形のポケット、ボタンの大きさ、数等変化をつけた。

・ボタンの留め外しの練習だけでなく、「どこに入っているかな」と尋ねて

「赤い小さいポケット」等形や色を表すことば、「右から3番目」等位置を

表すことばの指導にも使える。

○使用方法

・ポケットを「手元におく」「ベルクロの板に貼る」「ホルダーを取り付けて

首からぶらさげる」等位置をかえることによって、様々な方向でボタンの

とめはずしの練習ができる。

○効果・改善点

・動物、汽車の好きな児童はとても喜び意欲的にボタンの練習ができた。

表側 裏側

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

17

【教 材 名】

ちょう結びをしよう

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・ちょう結びができるようになる。(「輪を作る」ことができるようになる。)

○教材の概要 及び 工夫点

・空き箱に穴をあけ紐を通し、ずれないように裏で固定しておく。

○効果及び改善点

・文字が読めない生徒に写真で手順を示しても(右写真)

難しかったが、この方法はわかりやすく、

輪を作りちょう結びができるようになった。

・針金を入れた紐も扱いやすく効果的だった。

・左右の紐の色をかえる。

・輪を作る方の紐にだけ中に細い

針金を入れ、形状を保ちやすく

する。

・紐をもつ部分に目印をつける。

・マジックで輪の見本を書く。

・見本に合わせるようにすると

輪ができる。

・指でつまむ部分に目印のテ

ープを貼る

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

18

【教 材 名】

ちょう結びの大達人になろ

う!

【教科・領域】

自立活動

日常生活の指導

【対 象】

ちょう結びを練習する

児童生徒

【ね ら い】

・「エプロンの紐を後ろでちょう結びできる」ことを最終目標に、楽しみながら

ちょう結びの練習を行う。

○教材の概要

・徐々に難しくなる「ちょう結び」教材をクリアーできるごとに、認定書をも

らってランクアップする。最終的に「エプロンの紐を後ろでちょう結びでき

る」と大達人になり、卒業証書をもらって卒業する。

(修業中)

(名人) (練習用エプロン) (ランク表)

○工夫点

・紐の色を変えることで、どちらの紐を動かすか分かりやすくする。

・紐結びの歌を作り、歌いながら練習できるようにする。

・ランク表や認定書を作り、楽しみながら取り組むことができるようにする。

○効果・改善点

・ちょう結びが全くできなかった 2 人の生徒が、エプロン結びまでできるよう

になった。色の違う紐で繰り返し練習したことで紐の動かし方が分かり、そ

の後は達人までさっと行くことができた。エプロンの後ろ結びは、教師がゆ

っくり師範することで手の動かし方が分かるようになった。

・ランクアップを楽しみ取り組む生徒が多かった。

(初心者)ちょう結びができない(練習中)

(修業中)色の違う紐でちょう結びができる

(一人前)おなじ色の紐でちょう結びができる

(名人) いろいろな長さ、太さの紐でちょう結びができる

(達人) 目をつむって(目隠しをして)ちょう結びができる

(大達人)エプロンの紐を後ろでちょう結びできる

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

19

【教 材 名】

手作り楽器 ビーズギター

【教科・領域】

自立活動

音楽

【対 象】

全児童生徒

【ね ら い】

・ビーズの感覚を楽しみながら音をならす。

・手、指の動きを引き出す。

○教材の概要

・ビーズに触れる、ゴムを引っ張る、ゴムやビーズをはじく、板を叩く、板を

振る等いろいろな方法で音をならす。

○工夫点

・材料は小型洗濯板、ビーズ、ゴムひも。100円ショップで手に入り安価で

簡単に作れる。

・わずかな手の動き、弱い力で音を簡単に出せる。

○効果・改善点

・ビーズの色、大きさ、形がいろいろあり、興味をもって自ら触っていた。感

触遊びを楽しみながら音を出すことができた。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

20

【教 材 名】

ビーズ通し

【教科・領域】

自立活動

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・見本通りにビーズ通しができる。

○教材の概要

・穴の開いたビーズにひもを通し、見本と同じ色の配列のものを作る。

・ひもをビーズの穴に通すときの指先の力加減や集中力が身につく。

○工夫点

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓

しやすいようにした。

・経費節約のため市販品(100円ショップ)を利用した。

○効果・改善点

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

21

【教 材 名】

ペットボトルキャップ

合わせ

【教科・領域】

作業学習

自立活動

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・キャップの絵や文字をしっかり観察し写真と合わせることができる。

○教材の概要

・ペットボトルのキャップの絵や文字をよく観察し、板目紙に貼られたキャ

ップの写真と合わせて枠の中に入れることができる。

・同じような柄でも微妙に違っていることもあり注視する力が必要である。

○工夫点

・様々な絵や文字、色がついているペットボトルのキャップを利用した。

・同じような物でも微妙に違うところがある。

・ペットボトルは日常的によく利用されていて、生徒たちも関心がある。

・板目紙を仕切りに利用した。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・楽しみながらキャップの絵柄と写真を合わせ、小さな違いも見逃さずに枠

の中に入れることができた。

・達成感があり意欲的に取り組んでいた。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

22

【教 材 名】

ボールペン組み立て(1)

【教科・領域】

自立活動

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・組み立てを楽しみながら指の巧緻性の向上を図る。

・手順書を作成することで、作業学習の基礎練習を行う。

○教材の概要

・市販されているボールペンを組み立てる。

・本体、尾ネジ、芯、キャップなどそれぞれの名前を記入した組み立て手順

書を作成し組み立てをすることで、作業学習の基礎練習を行うことができ

る。

○工夫点

・板目紙を仕切りに利用し部品毎に仕分けができ、各部品の名称を覚えるこ

とができる。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・組み立ての一工程の時間もあまりかからず、全工程終了の時間も早いこと

から集中して取り組む様子が見られた。

・達成感もあり毎回意欲的に取り組み、組み立て時間も速くなった。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

23

【教 材 名】

ボールペン組み立て(2)

【教科・領域】

自立活動

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・指の巧緻性、色のマッチング、組み立てを楽しみながら行う。

・手順書を作成することで、作業学習の基礎練習を行う。

○教材の概要

・市販されているボールペンを利用し色別に組み立てる。

・本体、尾ネジ、芯、キャップなどそれぞれの名前を記入した組み立て手順

書を作成し組み立てをすることで、作業学習の基礎練習を行うことができ

る。

○工夫点

・板目紙を仕切りに利用し部品毎に仕分けができ、各部品の名称を覚えるこ

とができる。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・組み立ての一工程の時間もあまりかからず、全工程終了の時間も早いこと

から集中して取り組む様子が見られた。

・達成感もあり毎回意欲的に取り組み、組み立て時間も速くなった。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

24

【教 材 名】

キャップ袋詰め

【教科・領域】

自立活動

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・ペットボトルキャップと同じ絵柄の写真を貼った色画用紙とキャップをセ

ットにして袋に詰めることができる。

○教材の概要

・ペットボトルキャップの絵柄と同じ写真を貼った色画用紙を探し、セット

にして袋に入れる。

・キャップと色画用紙を丁寧に入れないと袋が破れてしまうので慎重にそれ

らを袋に入れる必要がある。

○工夫点

・色画用紙を袋の幅に合わせた。(丁寧に扱うために)

・写真を小さくし、注視できるようにした。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・作業の始めは無理に色画用紙とキャップを入れようとして袋が破れたこと

があったが、繰り返すうちに丁寧に作業できるようになり、袋の破れが減

った。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

25

【教 材 名】

ぱちん

【教科・領域】

自立活動

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・指先を使って洗濯ばさみを留めることで、洗濯ばさみのバネが負荷になり

指先の機能訓練を図ることができる。

・集中して作業に取り組むことにより作業学習の基礎練習ができる。

○教材の概要

・洗濯ばさみが留められた絵と同じ場所に実際の洗濯ばさみを留めていく。

・洗濯ばさみのバネが負荷となり指先の機能訓練にもなる。

・一つ一つ留めていくことで作業学習での集中力を養うことができる。

○工夫点

・視覚的に何をするか分かるように洗濯ばさみが留められた紙の絵を利用し

た。

・板目紙を仕切りに利用した。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・作業後の達成感があり、繰り返すことでわずかな時間ではあるが集中力が

身についた。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

26

【教 材 名】

よく見て入れよう

【教科・領域】

自立活動

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・A4321 A4231 A4132などよく似た数字の配列を間違えず

に枠に書かれた数字と同じ物を入れる。

・タイムを測定することにより集中力と正確さ、速さを身につける。

○教材の概要

・3種類の色分けされた板によく似た配列のアルファベットと数字を書き板

目紙で作った枠にその数字を入れていく。枠の中にも同じ数字が書かれて

いて集中して観察しないと間違えることがある。

○工夫点

・数字にはラミネートが貼られているため壊れにくい。

・板目紙を仕切りに利用した。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・レンタルビデオ店に就業体験実習に行く生徒など、返却の棚を間違えない

ようにアルファベットと数字の組み合わせは有効である。返却の時に瞬時

に判断するための集中力と正確さを養うことができる。

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27

【教 材 名】

しょうゆさしマッチング

【教科・領域】

自立活動

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・2種類の醤油差しのキャップを回して閉めたり外したりして指先の機能訓

練を図る。

・作業学習の基礎練習を行う。

○教材の概要

・市販されている2種類の醤油差しのキャップを回して閉じたり外したりし

ながら指先の機能訓練を行う。

・魚型10個、瓶型10個用意しそれぞれの口にあったキャップを選んで取

り付ける。

○工夫点

・板目紙を仕切りに利用し部品毎に仕分けしやすいようにした。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・繰り返し行うことでキャップの取り付け、外す時間が速くなった。

・形の違いに気づき正確に弁別できるようになった。

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28

【教 材 名】

箸入れ

【教科・領域】

自立活動

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・色がついた割り箸を同じ色のキャップにはめられる。

○教材の概要

・鉛筆の持ち手にはめるスポンジ状のキャップを割り箸の先にはめる。

・箸の上に色が付いているのでその色と同じキャップをはめる。

○工夫点

・最初は割り箸の袋を利用していたが、すぐに破れるためスポンジのキャッ

プを利用した。

・保管ケースとしてスパゲッティ用の物を利用した。

○効果・改善点

・箸の色とキャップの色を正確に合わせられるようになった。

・単純な作業であるが終わりが分かりため落ち着いて作業に取り組むことが

できた。

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29

【教 材 名】

注文どおりに

【教科・領域】

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・指示されたとおりに色画用紙を袋に入れる。

・手順書どおりに色画用紙を袋に入れる。

○教材の概要

・色画用紙を1枚ずつ袋に入れて袋の口を閉じる。

・指定された色や枚数を袋に入れて袋の口を閉じる。

・手順書を作成し手順書どおりに色画用紙を袋に入れる。

・作業学習の基礎練習、就業体験実習の事前練習のために利用する。

○工夫点

・板目紙を仕切りに利用し部品毎に仕分けをした。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・準備→作業→報告という作業の流れを練習することができ、作業終了後の

報告がしっかりできるようになった。

・色画用紙を袋にちょうど合わせたので袋を破らないように丁寧に作業する

様子が見られた。

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30

【教 材 名】

一つに1個

【教科・領域】

自立活動 算数・数学

作業学習

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・決められた枠の中にビーズを1つずつ入れる。

・枠の中に入れる数を指定すれば(1枠に2つずつ、3つずつ等)数の練習

にもなる

○教材の概要

・仕切られたケースにビーズを1つずつ入れる。

・ビーズを箸でつまみながら入れたら指先の機能訓練にもなる。

・枠に入れる数を指定すれば、数の練習にもなる。

○工夫点

・市販(100円ショップ)の物を使うことで経費削減を図る。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・1枠毎に色のついた紙を入れ、その色と同じビーズを入れることで色のマ

ッチングの学習にもなる。

・単純な動作であるが、枠をしっかり目で見てビーズをつまんで入れること

で目と手の協応動作の練習にもつながる。

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31

【教 材 名】

パズル合わせ

【教科・領域】

自立活動

算数・数学

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・提示するカードと同じ模様の形を作ることができる。

○教材の概要

・三角形の色板磁石を提示されたカードと同じ形に作る。

・枚数を増やせば複雑な形もできる。

○工夫点

・色板磁石は表裏色が付いているため提示するカードのバリエーションも増

やせる。

・磁石を利用しているためホワイトボードに貼れば形が壊れにくいこと。

・板目紙を利用した。

・クリアケース(B5)に合ったものを作成し、教材が増えても整理整頓し

やすいようにした。

○効果・改善点

・パズル好きな生徒は興味関心を示し意欲的に取り組んでいた。

・磁石を使ったためホワイトボードを立てても形が壊れることがなく提示で

きるので良かった。

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32

【教 材 名】

色合わせ

【教科・領域】

自立活動

算数・数学

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・提示したカードと同じ色の配列を作る。

・色の名前が分かる。

○教材の概要

・板目紙に貼った3色の色紙のカードを提示し、色紙を板に貼ったものを

カードと同じ配列にする。

・次々にカードを提示し、手際よく同じものを作る。

○工夫点

・ラミネート加工をしているため半永久的に使用できること。

・木の板を利用しているため壊れにくい。

○改善点

・色の名前と文字が一致するように板やカードの上に色の名前を文字で入れ

てもよかった。

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33

【教 材 名】

ドットカルタ

【教科・領域】

算数

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・ゲームをしながら10までの数の合成・分解を定着させる。

・神経衰弱(合わせて○になるカードを2枚えらぶ)をする。

○教材の概要

○工夫点

・視覚的にわかりやすいよう黒地に黄色・白色の大きいシールを貼った。

・ぱっと見てわかるようなサイコロ目のカード、5のかたまりを意識するため

のカード、合成・分解を意識できるカードの3種類を用意した。

○効果・改善点

・意欲的に取り組め、定着が進んだ。

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34

【教 材 名】

かたちといろ

(プリント教材)

【教科・領域】

算数・国語

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・形と色で分類する。

○教材の概要

○工夫点

・形(○△□)の分類、色の分類から始め、表の形式に近づくよう、段階的に

作成した。

○効果・改善点

・段階的にしたことによって、表でも分類ができるようになった。

・プリント教材なので、宿題にして家庭でも取り組んでもらうことができ、定

着できた。

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35

【教 材 名】

はめ込みカード

【教科・領域】

算数、国語等

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・国語、算数などの学習でマッチング学習をするときに使う。

○教材の概要

・発泡スチロールボードをくりぬき

その部分にカードをはめ込む。

・ カードの作成

厚さが5㎜程の発泡スチロールのボー

ドを、5㎝角の正方形、6㎝×8㎝に切

る。

イラストを貼ったり、文字を貼ったりす

る。

児童の操作性に応じて、大きさを調整する。

○工夫点

・型はめ式にすることで、終点を確認できる。

・児童が扱いやすいような厚みの木の板でできている。

・はめ込むところにも数字をかいてマッチングしやすくもした。

○効果・改善点

・終わりを自分で確認できることで安心して取り組むことができた。

・発泡スチロールボードで作成したため、曲げたりすると壊れやすい。材質を

検討する必要がある。

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36

【教 材 名】

2音のことばボックス

【教科・領域】

国語

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・イラストと言葉のマッチングをする。

・2音の言葉を構成する。

○教材の概要

① ②

① イラストに合わせて、ことばカードのマッチングを行う。

② それぞれのことばを見ながら、文字チップを差して構成する。

○工夫点

・手ごたえが感じられるよう、チップにヘラを付けて挿し込めるようにした。

・どこに挿すのかわかるように、穴の部分を高くして、2音ずつ色分けした。

○効果・改善点

・以前は文字チップにマグネットをつけて使用していたが、挿し込むという作業

が伴うことで、楽しんで取り組めるようになった。

・イラストやことばカードは、マジックテープでくっつくようにしていたが、す

ぐにはがれてしまったので、はめ込むことができる形にしたらよかった。

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37

【教 材 名】

ひらがなかるた

【教科・領域】

国語

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・ひらがなに興味をもち、文字の形に注目してマッチングをする。

○教材の概要

・カード 1枚ずつ児童が言いながら、並べる。

・10枚並んだカードの中から、1文字ずつマッチングしていく。

・マッチングがうまくいったら、「かさの○か 」と児童と言い、文字を意識するよ

うにする。

○工夫点

・児童が普段から使っている

言葉や知っている言葉の

カードにした。

・つまみやすいように、マッ

チングする文字はカラー

マグネットに貼った。

○効果・改善点

・児童が「ちがう」と文字の違いを意識するようになった。

・児童が教材の準備や後片付けを自分からすすんでするようになった。

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38

【教 材 名】

なぞってみよう

【教科・領域】

国語

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・指でなぞってひらがなの輪郭を覚える。

・視覚と触覚でひらがなを覚える。

○教材の概要

○工夫点

・ひらがなが浮き出るようにするとともに、撥ね、留めなどをボンドで表した。

・視覚障害はあるが視覚優位であるため、書き順は一画ずつ色違いにした。

○効果・改善点

・書き順を色で覚え、撥ね、留めなども意識するようになった。

・ひらがなを覚えた。

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39

【教 材 名】

おてがる文字チップ

【教科・領域】

国語

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・ひらがな、カタカナ文字の習得する。

・文字チップを使って単語を構成の練習をする。

○教材の概要

○工夫点

・100円ショップに売っているパネルを利用。安価で簡単に作ることができる。

・マジックテープでとり取り外しができる。児童にも扱いやすく、わかりやす

い。

・縦書き、横書きどちらでも対応できる。

○効果・改善点

・行をたどって目的の文字チップを探せるのがよかった。

・土台の文字と文字の間がもう少しあいていると、片付けの時などに迷わずに

できたと思う。

・文字が重なった時用に、もう一つボードが必要である。

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40

【教 材 名】

スタンプでポン!

【教科・領域】

美術

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・自分で押して模様を作ることや、偶然できた模様を楽しむ。

○教材の概要

・1つの単元の中で、切る、貼る、押す と3つの動作を行うことができる。

○使用方法

①さまざまな素材を切る(ちぎる)

②両面テープで張る

③色を決める

④画用紙にポン

○効果・改善点

・持ち手が大きいことで、誰にでも使いやすい。

・さまざまな模様のスタンプをつくることができる。

もち手は工業用

パイプ、押す部

分はベニヤ板を

使用。

左から毛糸・ボ

ード・エアパッ

キン

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41

【教 材 名】

起き上がりハードル

【教科・領域】

体育

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・室内でハードル走を行う際に、足が触れても自動的に起き上がることで、

一定の活動量の確保をする。(ハードルを立て直す時間がはぶける)

○教材の概要

長さが 64cmあり、床に置くと高さ 22cmの

ハードルになる

ダンボールを直径 24cmの円形の切断し、両

側面に取り付けてある。

ビニールテープで補強

裏側には輪転機のマスターが巻いてある芯等を 2本

つなげて側面の円形部分と前面の四角い部分にホッ

ボンドで貼り付けてある。

マスターの芯

○工夫点

・学校内で調達できる材料で製作した。

・ハードルをまたぎ越すとき、足が触れてもハードルの下部に取り付けてあ

るおもりによって自動的にもとの状態に起き上がる。

・とても軽く、小学生でも容易に持ち運ぶことができる。

○使用方法

・室内でハードル走をするときに練習用ハードルとしていくつかを連続で並

べて使用する。

○効果・改善点

・大幅にハードルを直す時間が節約でき、児童の活動時間を十分確保するこ

とができた。

・見た目にも目立つせいか、児童が積極的にまたぎ越す姿が見られた。

・ダンボールでできているため構造的に弱く、1単元での使い切りである。

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42

【教 材 名】

はたらくくるま

【教科・領域】

生活単元学習

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・パネルシアターを通して身近な車の名前を知る

・楽しい雰囲気でうたあそびをする。

○教材の概要

○工夫点

・フェルトの色を鮮明にし、見やすいようにした。

・児童の知っている歌を使うことで興味を持って取り組むことができる

・車を走らせて遊んだりできるようにカードを方式にし、不織布を貼りその上

にボンドでつけ固くした。

○効果・改善点

・誕生会で他の児童の前で上演した。知っている歌だったので、歌の輪が広が

り他の児童も一緒に合わせて歌ったり、出てくる車の名前を合わせていった

りした。

・他の人の前で上演する時はもう少し大きくしたほうがよい。

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

・「はたらくくるま」の歌に合

わせてパネルに貼る。

・サイズ

4.5㎝×5㎝

・材質

フェルト

不織布

43

【教 材 名】

野菜を食べて元気になる

「野菜太郎くん」

【教科・領域】

生活単元学習など

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・野菜を食べることに興味をもつ。

○教材の概要

○工夫点

・しかけ絵本のように、紙をスライドさっせると、目や頬の色、口の形が一

瞬にして変化することで、児童の興味をひくようにした。

・頬の色を、元気のない時は青色、野菜を食べ元気になると、キラキラピン

クにしたことで視覚的にわかりやすくした。

○使用方法

・野菜を食べると体にいいよ!ということを、児童にわかりやすく説明する

ために使用する。

○効果・改善点

・一瞬で変化する顔の表情で、児童の興味を引きことができた。

・児童を触って遊べるが、引っ張るところを、引きすぎると抜けてしまい、

児童にはすこし扱いにくい。

元気のない太郎くん。口をあけ

て、野菜を食べると・・・・

紙をスライドすると表情が、一

瞬にして変化する

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

44

【教 材 名】

お花が笑った

【教科・領域】

遊びの指導

【対 象】

訪問学級

【ね ら い】

・楽しい雰囲気で歌あそびをする。

○教材の概要

・カラー軍手の指先に花型にしたフェルトをつける。フェルトには刺繍糸で

目と口になるように縫いつけた。

○工夫点

・軍手やフェルトの色を鮮明にした。

・顔がやさしい表情になるようにした。

○使用方法

・「お花が笑った」の歌詞に合わせて指を一本ずつ伸ばしてお花が見えるよう

に出し、楽しい雰囲気で歌あそびをする。

♪お花が笑った ♪お花が笑った ♪一度に ♪笑った

指を一本伸ばす 指を二本伸ばす 指を全部曲げる 指を全部伸ばす

○効果・改善点

・繰り返し歌いながら児童の顔に近づけたり動かしたりすると、注視や追視す

るような様子も見られた。

顔の表情

わかるをサポート・楽しくまなぼう!

石川県立明和特別支援学校

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