平 成 ２８ 年 度

市原市公営企業会計決算審査意見書

市 原 市 監 査 委 員

市 監 第 ５ ９ １ 号

平成２９年８月２５日

㊢ 市原市長 小 出 譲 治 様

市原市監査委員 安 藤 秀 一

市原市監査委員 藤 井 一

市原市監査委員 山 本 茂 雄

市原市監査委員 鈴 木 友 成

平成２８年度市原市公営企業会計決算審査意見書の提出について

地方公営企業法第３０条第２項の規定により、審査に付された平成２８年度水道事

業会計決算及び証書類その他政令で定める書類を審査したので、その結果について、

次のとおり意見書を提出します。

目 次

平成２８年度市原市公営企業会計決算審査意見

第１ 審査の対象 ···················································· 1

第２ 審査の期間 ···················································· 1

第３ 審査の方法 ···················································· 1

第４ 審査の結果 ···················································· 1

市原市水道事業会計

１ 業 務 実 績 ················································ 2

２ 予算の執行状況 ············································ 3

⑴ 収益的収入及び支出（税込み） ······························ 3

⑵ 資本的収入及び支出（税込み） ······························ 4

３ 建設改良工事の概況 ········································ 5

４ 経営成績 ·················································· 6

⑴ 損益計算書（税抜き）による事業収支状況 ·················· 6

⑵ 営業損益 ················································· 7

⑶ 経常損益及び当年度純利益 ································· 7

⑷ キャッシュ・フロー計算書 ································· 8

５ 財務状況 ················································· 10

⑴ 貸借対照表（税抜き）による資産等の状況 ················· 10

６ 経営成績及び財務状況の分析 ······························· 12

⑴ 経営比率分析 ··········································· 12

⑵ 給水原価及び供給単価 ··································· 13

⑶ 費用構成分析 ··········································· 14

⑷ 資産分析 ··············································· 16

７ 水道料金の収納状況 ······································· 17

む す び ················································· 18

決算審査資料 ··············································· 19

別表 1 収益・費用年度別の推移 （税抜き） ················ 20

別表 2 貸借対照表年度別の推移（資産の部）（税抜き） ········ 22

別表 3 貸借対照表年度別の推移（負債・資本の部）（税抜き） ·· 24

別表 4 経営分析比率の年度別推移 ··························· 26

（別紙）経営分析に係る指標の変更点 ··················· 28

別表 5 建設改良工事の概況 ································· 29

凡 例

１ 表等の数値については、原則として単位未満を四捨五入して計数整理をしたので、総計

と内訳の合計とが一致しない場合がある。

２ 比率（％）は、小数点第２位または第３位を四捨五入した。

３ 各表中の「0.0」は、該当数値はあるが、単位未満のもの。

４ 各表中の「－」は、該当数値のないもの及び算出不能のもの。

５ 同規模平均と全国平均の数値は、総務省「水道事業経営指標（平成２７年度版）」 に掲

載されているものである。なお、 ｢同規模平均｣とは給水人口３万～５万人の事業体の平

均を指す。

- 1 -

平成２８年度市原市公営企業会計決算審査意見

第１ 審査の対象

平成 28年度 市原市水道事業会計決算

平成 28年度 市原市水道事業会計決算に関する証書類、事業報告及びその他の書類

第２ 審査の期間

平成 29年 5月 16日から平成 29年 8月 8日まで

第３ 審査の方法

審査に当たっては、市原市水道事業会計各決算書、証書類、事業報告書及び政令で定め

るその他の書類について、法令に準拠し適正に作成されているか、企業の経営成績及び財

政状態が適正に表示されているかに着眼し、試査を基礎として、関係諸帳簿その他証書類

との照合及び必要に応じて関係職員からの聴取を実施した。

第４ 審査の結果

審査に付された水道事業会計決算書、証書類、事業報告書及び政令で定めるその他の書

類は、関係法令に準拠して作成されており、その計数は関係諸帳簿その他証書類と照合し

た結果、適正なものと認められた。また、経営成績及び財政状態も適正に表示されている

と認められた。

なお、決算の概要及び審査意見は次のとおりである。

- 2 -

市 原 市 水 道 事 業 会 計

１ 業務実績

平成 28年度における水道事業は、損益勘定職員 34名、資本勘定職員 13名、合計 47名

をもって行われた。

給水戸数は 19,755戸で、前年度に比べ 56戸（0.3％）増加、給水人口は 46,223人で前

年度に比べ 679 人（1.4％）減少となっている。また、給水区域内人口 58,869 人に対する

給水普及率は 78.5％（対前年度比 0.1ポイント増）である。

年間総配水量 5,649,207 ㎥（対前年度比 1.2％減）に対し、料金として収入のあった水

量である年間有収水量は 4,729,591㎥（対前年度比 1.1％減）で、有収率は 83.7％(対前年

度比 0.1ポイント増) である。

業 務 実 績 対 前 年 度 比 較 表

給水区域内人口 （人） 58,869 59,808 △ 939 -

現在給水人口 （人） 46,223 46,902 △ 679 -

現在給水戸数 （戸） 19,755 19,699 56 -

現 在 給 水 人 口給 水 区 域 内 人 口

導・送・配水管延長（ｍ） 651,245 649,931 1,314 -

配 水 能 力 （㎥／日） 34,146 34,146 0 -

一日平均配水量 （㎥） 15,477 15,628 △ 151 -

一日最大配水量 （㎥） 19,761 20,897 △ 1,136 -

年間総配水量 （㎥） 5,649,207 5,720,018 △ 70,811 -

年間有収水量 （㎥） 4,729,591 4,784,283 △ 54,692 -

年 間 有 収 水 量年 間 総 配 水 量一 日 平 均 配 水 量一 日 最 大 配 水 量一 日 平 均 配 水 量一 日 配 水 能 力一 日 最 大 配 水 量一 日 配 水 能 力年 間 総 配 水 量導・送・配水管延長給 水 収 益年 間 有 収 水 量経常費用－長期前受金戻入額

年 間 有 収 水 量

職 員 数 （人） 47 47 0 -

△ 9.68

比較増減平成27年度平成28年度

給 水 原 価 （円／㎥）

給 水 普 及 率（％）

有 収 率 （％）

負 荷 率 （％）

施 設 利 用 率 （％） ×100

最 大 稼 働 率 （％）

配水管使用効率 （㎥／ｍ）

供 給 単 価 （円／㎥）

×100

×100

×100

算 式

×100

531.92

74.8

83.7

78.3

45.3

57.9

8.7

196.14

83.6

8.8

45.8

61.2

197.31

541.60

　　　　 区　分項　目

△ 1.17

3.5

△ 0.5

△ 3.3

△ 0.1

78.5 78.4 0.1

0.1

171.15

同規模平均

-

85.3

79.6

58.5

73.5

14.0

171.14

同規模平均：27年度

- 3 -

２ 予算の執行状況

⑴ 収益的収入及び支出(税込み)

予算・決算の内容は次のとおりである。

① 収入（税込み）

翌年度繰越額

（円） （円） （円） （円） （％）

営業収益 1,013,939,000 1,018,531,135 0 4,592,135 100.5

営 業 外収 益

1,677,365,000 1,650,212,751 0 △ 27,152,249 98.4

合 計 2,691,304,000 2,668,743,886 0 △ 22,560,114 99.2

予 算 現 額区 分

決 算 額 収 入 率予算現額から決算への増減

営業収益 1,018,531,135 円の内訳は、水道料金収入 1,001,418,210 円、臨時給水収益

478,649円、手数料 8,019,548円、消火栓修理負担金 8,614,728円である。

営業外収益 1,650,212,751円の内訳は、給水申込納付金 44,571,600円、受取利息及び配

当金 815,961円、他会計負担金 1,045,152,000円、他会計補助金 313,220,000円、県補助

金 166,349,000円、長期前受金戻入 53,190,031円、その他雑収益 26,914,159円である。

県補助金は経営の健全化、水道料金の地域格差を是正するための助成金であり、27年度に

引き続き補助対象となったことから計上されたものである。

② 支出（税込み）

翌年度繰越額

（円） （円） （円） （円） （％）

営業費用 2,304,914,000 2,251,291,791 0 53,622,209 97.7

営 業 外費 用

363,238,000 363,237,419 0 581 99.9

予 備 費 10,000,000 0 0 10,000,000 0.0

合 計 2,678,152,000 2,614,529,210 0 63,622,790 97.6

予 算 現 額区 分

決 算 額 執 行 率不 用 額

地方公営企業法第 26 条第 2 項ただし書きによる繰越額はなく、63,622,790 円が不用額

となっている。

営業費用 2,251,291,791円の内訳は、原水及び浄水費 530,974,277円、配水及び給水費

227,931,462円、総係費 373,238,672円、減価償却費 1,108,583,939円、資産減耗費

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10,563,441円である。

営業外費用 363,237,419円は、企業債利息に係る費用計上である。

⑵ 資本的収入及び支出（税込み）

予算・決算の内容は次のとおりである。

① 収入（税込み）

翌年度繰越額

（円） （円） （円） （円） （％）

企 業 債 608,200,000 608,200,000 0 0 100.0

工 事負 担 金

20,871,000 16,996,290 0 △ 3,874,710 81.4

合 計 629,071,000 625,196,290 0 △ 3,874,710 99.4

予 算 現 額区 分

決 算 額 収 入 率予算現額から決算への増減

② 支出（税込み）

翌年度繰越額

（円） （円） （円） （円） （％）建 設改 良 費

890,486,000 861,740,288 0 28,745,712 96.8

企 業 債償 還 金

1,093,791,000 1,093,790,692 0 308 99.9

合 計 1,984,277,000 1,955,530,980 0 28,746,020 98.6

予 算 現 額区 分

決 算 額 執 行 率不 用 額

地方公営企業法第 26 条第 1 項による建設改良費の繰越額はなく、不用額は

28,746,020円となっている。

建設改良費 861,740,288 円の内訳は、給与費 118,275,641 円、拡張事業費 38,656,291

円、配水設備費 702,920,492円及び営業設備費 1,887,864円である。

資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額 1,330,334,690円は、当年度分消費税及

び地方消費税資本的収支調整額 18,089,687円、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支

調整額 18,440,897円、過年度分損益勘定留保資金 1,293,804,106円で補てんされた。

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３ 建設改良工事の概況

平成 28 年度における建設改良費は、予算額 890,486,000 円に対し、決算額は

861,740,288 円である。各地区における既設石綿配水管等の布設替工事のほか、栢橋地区

配水管布設工事、新井浄水場中央監視制御装置更新工事、米原加圧所及び鶴舞浄水場設備

改良工事等が実施された。主な建設改良工事の概況は決算審査資料別表 5のとおりである。

平成 28 年度末管延長（導水管、送水管、配水管）

28年度除却 28年度布設 28年度末

導 水 管 （ ｍ ） － － 8,896.0

送 水 管 （ ｍ ） － － 44,654.2

配 水 管 （ ｍ ） 2,911.0 4,225.3 597,695.0 (構成比)

管

種

内

訳

ダクタイル鋳鉄管 9.0 867.6 431,460.4 72.2％

鋼管(ｽﾃﾝﾚｽ管含む) 104.8 17.2 35,770.3 6.0％

石綿セメント管 2,569.0 － 42,953.8 7.1％

硬質塩化ビニル管 228.2 － 56,610.7 9.5％

ポリエチレン管 － 3,340.5 30,899.8 5.2％

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４ 経営成績

⑴ 損益計算書（税抜き）による事業収支状況

平成28年度（円） 平成27年度（円） 比較増減（円） 増減比率

営業収益 943,190,866 959,754,615 △ 16,563,749 △ 1.7%

⑴ 給水収益 927,682,277 943,997,465 △ 16,315,188 △ 1.7%

⑵ その他の営業収益 15,508,589 15,757,150 △ 248,561 △ 1.6%

営業費用 2,190,899,060 2,233,762,255 △ 42,863,195 △ 1.9%

⑴ 原水及び浄水費 491,674,600 504,106,044 △ 12,431,444 △ 2.5%

⑵ 配水及び給水費 211,387,088 227,153,942 △ 15,766,854 △ 6.9%

⑶ 総係費 368,689,992 365,744,604 2,945,388 0.8%

⑷ 減価償却費 1,108,583,939 1,128,998,005 △ 20,414,066 △ 1.8%

⑸ 資産減耗費 10,563,441 7,759,660 2,803,781 36.1%

営業利益 △ 1,247,708,194 △ 1,274,007,640 26,299,446 2.1%

営業外収益 1,626,082,829 1,685,746,941 △ 59,664,112 △ 3.5%

⑴ 給水申込納付金 41,270,000 42,590,000 △ 1,320,000 △ 3.1%

⑵ 受取利息及び配当金 815,961 1,373,590 △ 557,629 △ 40.6%

⑶ 他会計負担金 1,045,152,000 994,392,000 50,760,000 5.1%

⑷ 他会計補助金 313,220,000 438,600,000 △ 125,380,000 △ 28.6%

⑸ 県補助金 166,349,000 152,141,000 14,208,000 9.3%

⑹ 長期前受金戻入 53,190,031 54,020,714 △ 830,683 △ 1.5%

⑺ 雑収益 6,085,837 2,629,637 3,456,200 131.4%

営業外費用 378,072,988 411,407,037 △ 33,334,049 △ 8.1%

⑴支払利息及び企業債取扱諸費

363,237,419 398,613,497 △ 35,376,078 △ 8.9%

⑵ 雑支出 14,835,569 12,793,540 2,042,029 16.0%

経常利益 301,647 332,264 △ 30,617 △ 9.2%

特別損失 - - - -

当年度純利益 301,647 332,264 △ 30,617 △ 9.2%

区分

主な科目の増減理由は次のとおりである。

① 収益

営業収益では、給水収益 927,682,277円が、前年度に比べ 16,315,188円（1.7％）

の減少となった。

営業外収益では、他会計補助金 313,220,000円が、前年度と比べて 125,380,000円

（28.6％）の減少となっている。減少の理由として、収支不足額の縮小により、経営

健全化補助金が減少したことが挙げられる。

② 費用

営業費用 2,190,899,060円は、前年度に比べ 42,863,195円（1.9％）の減少となっ

た。これは、総係費 2,945,388円、資産減耗費 2,803,781円の増加があったものの、

原水及び浄水費 12,431,444円、配水及び給水費 15,766,854円、減価償却費 20,414,066

円の減少があったことによるものである。

営業外費用は、支払利息及び企業債取扱諸費の減少により、前年度に比べ

33,334,049円（8.1％）の減少となった。

- 7 -

なお、収益・費用年度別の推移は決算審査資料別表 1のとおりである。

⑵ 営業損益

営業収益と営業費用の差し引きは、1,247,708,194 円の営業損失となり、前年度の

営業損失 1,274,007,640円と比較し、26,299,446円（2.1％）、損失額が減少した。給

水収益が微減傾向にあるが、原水及び浄水費における動力費・薬品費の減少や、減価

償却費の減少等が大きいことが要因となっている。

⑶ 経常損益及び当年度純利益

営業損益に営業外収益及び営業外費用を含めた経常損益は、301,647 円の経常利益

となっている。また、本年度は特別損失が発生していないため、当年度純利益は、経

常利益と同様の 301,647円となっている。

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⑷ キャッシュ・フロー計算書

キャッシュ・フロー計算書による資金の状況は次のとおりである。

（単位：円）1　業務活動によるキャッシュ・フロー

当年度純利益 301,647減価償却費 1,108,583,939固定資産除却費 10,563,441貸倒引当金の増減額（△は減少） △ 799,710賞与引当金の増減額（△は減少） 3,976,000長期前受金戻入 △ 53,190,031その他雑支出 6,944支払利息 363,237,419受取利息 △ 815,961未収金の増減額（△は増加） 77,972,428貯蔵品の増減額（△は増加） △ 190,820前受金の増減額（△は減少） △ 5,846,580未払金の増減額（△は減少） △ 141,409,999その他流動負債の増減額（△は減少） △ 233,203小計 1,362,155,514利息の受取額 815,961利息の支払額 △ 363,237,419業務活動によるキャッシュ・フロー 999,734,056

2　投資活動によるキャッシュ・フロー固定資産の取得による支出 △ 809,487,487国庫補助金等による収入 18,377,306投資活動によるキャッシュ・フロー △ 791,110,181

3　財務活動によるキャッシュ・フロー企業債による収入 608,200,000企業債の償還による支出 △ 1,093,790,692財務活動によるキャッシュ・フロー △ 485,590,692

資金に係る換算差額資金増加額（又は減少額） △ 276,966,817資金期首残高 1,978,884,858資金期末残高 1,701,918,041

業務活動によるキャッシュ・フローは 999,734,056 円のプラスを確保しているが、減価

償却費等の非現金性費用の占める割合が大きいことが伺える。減価償却費は過去の投資に

おける回収額であり、収益力を表しているわけではないことに留意する必要がある。

投資活動によるキャッシュ・フローが 791,110,181 円のマイナスになった要因は、主に

既設石綿配水管等の布設替工事や水需要に対応するための配水管布設工事など、設備投資

による支出が主である。今後の事業維持のために必要な投資であり、問題はないものと考

- 9 -

えられる。

財務活動によるキャッシュ・フローは 485,590,692 円のマイナスになっているが、企業

債の償還による支出が企業債による資金調達額を上回ったことによるものである。

前期末からの資金減少額は 276,966,817円であり、資金期末残高は 1,701,918,041 円と

なった。資金期末残高は、貸借対照表上の現金預金の額と一致している。

- 10 -

５ 財務状況

⑴ 貸借対照表（税抜き）による資産、負債・資本の内容

資産（＝負債・資本総額）は、31,834,816,709円で、前年度に比べて 663,615,552円減

少（前年度比 2.0％減）した。

減少の主な理由としては、建物・構築物等の減価償却による資産価値の減少、一般会計

繰入金（他会計負担金及び他会計補助金）の減による未収金の減少が挙げられる。なお、

一般会計繰入金は次年度 4月以降に収入となるため、未収金として計上される。

金額（ 円） 金額（ 円）

1 28,659,228,890 1 12,029,088,729

⑴ 28,656,471,390 ⑴ 12,028,441,289

ア 土 地 996,129,540 ア建設改良費等の財源

に充てるための企業債12,028,441,289

イ 建 物 2,779,753,069 ⑵ 647,440

1,303,417,548 ア 修繕引当金 647,440

（純額） 1,476,335,521 2 1,427,921,445

ウ 構 築 物 38,915,487,716 ⑴ 1,094,604,040

16,111,612,703 ア建設改良費等の財源

に充てるための企業債 1,094,604,040

（純額） 22,803,875,013 ⑵ 303,373,963エ 機械及び装置 10,272,594,163 ⑶ 1,634,580

7,973,720,205 ⑷ 24,930,000

（純額） 2,298,873,958 ア 賞与引当金 24,930,000オ車両及び運搬具 27,535,750 ⑸ 3,378,862

25,387,232 3 9,819,479,259

（純額） 2,148,518 ⑴ 13,832,360,215

カ工具・器具及び備品 170,293,026長期前受金収益化

累 計 額4,035,861,120

157,367,062 （純額） 9,796,499,095（純額） 12,925,964 ⑵ 22,980,164

キ 建設仮勘定 1,066,182,876 23,276,489,433⑵ 2,757,500

ア 電話加入権 2,757,500 1 8,037,885,2802 3,175,587,819 ⑴ 8,037,885,280

⑴ 1,701,918,041 2 520,441,996⑵ 1,471,583,148 ⑴ 141,216,617

貸倒引当金 △ 569,050 ア 工事負担金 20,267,165（純額） 1,471,014,098 イ受贈財産評価額 120,589,872

⑶ 2,055,680 ウ 寄 附 金 260,580⑷ 600,000 エ 国・県補助金 99,000

⑵ 379,225,37931,834,816,709 ア 減債積立金 377,709,762

イ 利益積立金 1,213,970

ウ当年度未処分

利 益 剰 余 金301,647

8,558,327,276

31 ,834 ,816 ,709

借 方科 目

流 動 負 債

資 産 の 部

固 定 資 産 固 定 負 債

引 当 金

有形固定資産

資 本 の 部無形固定資産

長 期 前 受 金

企 業 債

繰 延 収 益

引 当 金

減価償却累計額

減価償却累計額

建設 仮勘 定長 期前 受金

企 業 債

貸 方科 目

資 本 金

未 収 金

流 動 資 産現 金 預 金

未 払 金

減価償却累計額

負 債 の 部

減価償却累計額

減価償却累計額

剰 余 金資 本 剰 余 金

資 本 金

負債の部合計

負 債 ・ 資 本 合 計

貯 蔵 品

その他流動負債

利 益 剰 余 金

資本の部合計

前 受 金

資 産 合 計

その他流動資産

- 11 -

主な科目ごとの増減理由は次のとおりである。

① 資産の部

ア 固定資産（前年度比 309,666,837円減）

有形固定資産は、前年度と比較して建設仮勘定が 182,376,546円増加したが、減価償

却累計額控除後の純額における建物、構築物、機械及び装置、工具・器具及び備品の各

科目で合わせて 492,478,377円の減少があったことによる。

イ 流動資産（前年度比 353,948,715円減）

現金預金が前年度と比較して 276,966,817 円の減少となったこと、また、主として一

般会計繰入金（他会計負担金及び他会計補助金）の減少により、未収金（純額）が前年

度比 77,172,718円の減少となったことによる。

② 負債の部

ア 固定負債（前年度比 486,404,040円減）

返済期日まで1年を超える平成30年度以降に償還予定の企業債を固定負債として計上

しており、毎年の償還により徐々に減少し、本年度は 486,404,040円が減少した。

イ 流動負債（前年度比 142,700,434円減）

年度末における工事等の完了払いが次年度での支払いとなったことでの未払金が前年

度と比べ減少したことによる。

ウ 繰延収益（前年度比 34,812,725円減）

長期前受金が前年度比 26,200,475円増加したが、そこから収益化累計額を差し引いた

純額は 23,662,809 円の減少となった。また、建設仮勘定長期前受金が前年度比

11,149,916円の減少となった。

③ 資本の部

ア 資本金（前年度比 増減なし）

資本金は企業の規模、体力を表し、一定の財産を維持することが求められる。本年度

において増減はなかったが、経営判断で減額する場合は議会の議決が必要となる。

イ 剰余金（前年度比 301,647円増）

前年度に発生した未処分利益剰余金を、本年度において減債積立金として計上し、さ

らに本年度の活動によって生じた利益を当年度未処分利益剰余金として 301,647 円積み

立てた。

なお、貸借対照表年度別の推移は、決算審査資料別表 2・3のとおりである。

- 12 -

６ 経営成績及び財務状況の分析

⑴ 経営比率分析

収益性及び財務状況等に関する比率分析の前年度比較は以下のとおりである。

① 収益比率

理想値 28年度 27年度 前年度比

増減

同規模

平均

全国

平均

総収支比率 100％以上 100.0 ％ 100.0 ％ － 109.4 ％ 113.1 ％

営業収支比率 100％以上 43.1 ％ 43.0 ％ 0.1 99.0 ％ 107.9 ％

総収支比率は理想とされる 100％以上を維持しているが、一般会計からの繰入金によ

り収支不足相当額を補填し、収支を均衡させている点に留意する必要がある。

営業収支比率は前年度から 0.1 ポイント増加しているが、水道事業の収益性は依然と

して低い状況が続いている。当指標が 100％を下回る場合、営業損失が発生しているこ

とを示している。

② 財務・構成比率

理想値 28年度 27年度

前年度比

増減

同規模

平均

全国

平均

自己資本構成

比率 高いほど良 57.7％ 56.7％ 1.0 68.7％ 69.6 ％

流動比率 200％以上 222.4％ 224.7％ △2.3 371.3％ 262.7％

酸性試験比率

（当座比率） 100％以上 222.2％ 224.6％ △2.4 357.8％ 246.1％

固 定 資 産 対 長期資本比率 （長期資金適合率）

少なくとも

100％以下 94.3％ 93.7％ 0.6 90.0％ 92.7 ％

自己資本構成比率は、前年度と比較してやや増加しているが、全国平均及び同規模平

均との比較では依然として低い水準にある。

流動比率、酸性試験比率及び固定資産対長期資本比率については、安全とされる水準

を維持している。流動比率の前年度からの減少理由は、一般会計からの繰入金の減少が

主な要因となっている。

その他の経営分析比率の年度別推移は決算審査資料別表 4のとおりである。

同規模平均・全国平均：27 年度

同規模平均・全国平均：27 年度

- 13 -

⑵ 給水原価及び供給単価

供 給 単 価 及 び 給 水 原 価 の 推 移

（単位 円・銭）

※制度改正により、平成 26年度決算から給水原価の算出方法が変更となった。

平成 25年度まで 給水原価＝ 経常費用÷有収水量

平成 26年度以降 給水原価＝（経常費用－長期前受金戻入額）÷有収水量

供給単価から給水原価を差し引いた差益損の推移は次表のとおりである。

本市水道は県水道に準じた料金体系を採用しているが、県と市では給水原価に大きな開き

があることから、多額の費用超過が生じている。

（単位 円・銭）

年 度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度

１㎥当たりの差損益 △ 348.06 △ 340.39 △ 347.41 △ 344.29 △ 335.78

〔参考〕千葉県水道 1立方メートル当り供給単価・給水原価

（出典：平成 27年度版千葉県水道事業年報）

（単位 円・銭）

24年度 25年度 26年度 27年度

供給単価 202.17 202.39 201.43 201.01

給水原価 197.60 196.80 181.85 181.39

１㎥当たりの差損益 4.57 5.59 19.58 19.62

546.66 538.78 544.95 541.60 531.92

198.60 198.39 197.54 197.31 196.14

0

100

200

300

400

500

600

700

24年度 25年度 26年度 27年度 28年度

給水原価

供給単価

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⑶ 費用構成分析

① 総費用における費用構成比率

総費用（営業費用と営業外費用の合計）における費用構成比率の推移は次表のとおりで

ある。

総費用中、最も割合の高い費用は減価償却費であり、40％以上を占めている。

支払利息については、企業債の未償還残高が減少していること、また、企業債の発行時

期が新しいものほど利率が低い傾向があることから、総費用に占める割合は年々低下して

いるが、その一方で、人件費の割合が漸増傾向にある。

費 用 構 成 比 率 （ 税 抜 き ）

（単位 ％）

10.6 10.9 11.4 11.7 12.2

3.8 4.6 4.8 4.2 3.7

7.6 9.0 7.5 7.3 7.5

41.8 40.6 41.9 42.7 43.2

18.2 17.5 16.1 15.1 14.1

18.0 17.4 18.3 19.0 19.3

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

24年度 25年度 26年度 27年度 28年度

その他の経費

支払利息

減価償却費

修繕費

動力費

人件費

- 15 -

② 費用構成比率による同規模事業体との比較

平成 28年度地方公営企業決算状況調査調査表を用いた、項目別の費用構成比率による同

規模平均との比較は次表のとおりである。

なお、費用・資産構成等の傾向は、水道事業体の主な水源別区分（ダム、受水、表流水、

その他）により異なるため、以降の比較表においては、市原市と同様にダムを主な水源と

する同規模事業体の全国平均（以下「同規模平均（ダム）」）も掲載する。

項 目（ 税 抜 き ）

費用（千円） 市原市同規模平均（全体）

同規模平均（ダム）

① 職 員 給 与 費 275,873 10.7% 9.6% 10.0%② 支 払 利 息 363,237 14.1% 7.4% 9.3%③ 減 価 償 却 費 1,108,584 43.2% 39.3% 47.6%④ 動 力 費 95,237 3.7% 4.8% 4.5%⑤ 光 熱 水 費 677 0.0% 0.2% 0.1%⑥ 通 信 運 搬 費 3,190 0.1% 0.5% 0.5%⑦ 修 繕 費 192,143 7.5% 4.3% 5.5%⑧ 材 料 費 - - 0.2% 0.2%⑨ 薬 品 費 65,186 2.5% 0.5% 1.4%⑩ 路 面 復 旧 費 - - 0.3% 0.1%⑪ 委 託 料 289,881 11.3% 8.7% 10.2%⑫ 負 担 金 52,801 2.1% 0.5% 1.5%⑬ 受 水 費 - - 18.5% 3.9%⑭ そ の 他 122,163 4.8% 5.2% 5.3%

（ 費 用 合 計 ※ ） 2,568,972 100.0% 100.0% 100.0%※営業費用と営業外費用の合計 同規模平均：27年度

構成比率の内訳としては、同規模平均（ダム）と同様の傾向を示しているが、支払利息

及び修繕費の比率が同規模平均（ダム）より高くなっている。今後、設備等の老朽化によ

る修繕費負担の増加が懸念される。

また、固定的な費用（①～③の合計）が費用全体の 68.0％を占めており、同規模平均（ダ

ム）の 66.9％をやや上回っている。

③ 費用が給水収益(料金収入)に占める割合による同規模事業体との比較

次表は、平成 28年度地方公営企業決算状況調査調査表をもとに、水道事業に関する費

用のうち、固定的な費用であり大きな割合を占める職員給与費、企業債利息、減価償却

費及び企業債償還元金について、給水収益(料金収入)に対する比率を示したものである。

費 用 項 目 市原市 同規模平均同規模平均（ダム）

① 職 員 給 与 費 29.7% 10.9% 14.6%

② 企 業 債 利 息 39.2% 8.3% 13.4%

③ 減 価 償 却 費 119.5% 44.3% 69.1%

④ 企 業 債 償 還 元 金 117.9% 23.8% 37.6%収益、費用は千円単位により計算平成28年度給水収益（税抜き）927,682千円 同規模平均：27年度

- 16 -

各費用とも、給水収益（料金収入）に占める割合が同規模平均（ダム）を大きく上回

っており、特に減価償却費及び企業債償還元金は 100％を超え、給水収益（料金収入）

を超過する状態となっている。また、企業債利息も同規模平均（ダム）と比較し、重い

費用負担となっていることが伺える。

⑷ 資産分析

次表は、平成 28年度地方公営企業決算状況調査調査表をもとに、本市の固定資産の額

を年間総有収水量（4,729.59千㎥）で除し、1㎥あたりの金額を示したものである。

資産額（千円）

市原市（円）

同規模平均（円）

同規模平均（ダム）（円）

28,656,471 6,059.0 1,867.4 3,417.4

有形固定資産(取水導水部門)

1,854,988 392.2 132.4 479.0

有形固定資産(浄水送水部門)

11,436,420 2,418.1 341.6 1,253.2

有形固定資産(配水給水部門)

15,272,741 3,229.2 1,299.4 1,610.6

有形固定資産　　(その他)

92,322 19.5 94.0 74.6

2,758 0.6 25.7 240.3

同規模平均：27年度

有形固定資産

無形固定資産

取水導水部門では同規模平均（ダム）を下回っているが、浄水送水部門及び配水給水

部門においては同規模平均（ダム）を大きく上回っており、固定資産が有収水量に対し

て過大であることがわかる。

本市水道は広大な市域の約 77％を給水区域とする一方で、給水区域内人口は行政区域

内人口の約 21％にとどまる。地理的な事情から、地下水から表流水に移行できない地域

もあり、自ずと人口の張り付きが少ない小規模な水系が点在することとなるため、浄水

送水・配水給水に必要な設備も相対的に大規模にならざるを得ないと考えられる。

以上のことから、本市の状況は、過去の設備投資により形成された固定資産の規模が

給水収益に対して相対的に大きく、多額の減価償却費等の負担の原因となり、給水コス

トを押し上げ、収益性を低下させる要因になっていることが推察される。

- 17 -

７ 水道料金の収納状況

⑴ 当年度調定分水道料金収納状況

（3月末時点）

件数 金額(円) 件数 金額(円) 件数 金額(円)27 117,964 1,018,783,320 108,047 940,710,930 92.34 9,917 78,072,39028 118,406 1,001,418,210 108,487 924,230,230 92.29 9,919 77,187,980

※ 翌年度4月収納分は含まれていない。※ 収納率は（収納額÷調定額）×100により算出している。

年度調定額 収納額 年度末未収現在高収納率

(%)

調定件数 118,406件、調定額 1,001,418,210円に対して収納件数は 108,487件、収納

額 924,230,230円で、収納率は 92.29％であり、前年度より 0.05ポイント低下している。

平成 28 年度末の未収現在高は 9,919 件、77,187,980 円となっているが、これは、29

年 3月調定分の納入期限が 3月 31日となっているところ、収納取扱金融機関は振替日の

3 営業日後までに出納取扱金融機関に払い込むこととされているため、利用者が 3 月末

付近に納入した料金の出納取扱機関への払い込み日が 4 月にずれこむことから、それま

での間、未収金として取り扱われることが影響している。

⑵ 過年度調定分水道料金収納状況

平成 27 年度末時点での過年度滞納件数 10,188 件、80,544,150 円に対し、平成 28 年

度中に収納があった件数は 9,838件、収納額は 77,362,170円であった。また、時効等を

原因として不納欠損が行われた件数は、64件、1,357,710円である。

その結果、平成 28年度末時点での過年度滞納分は、286件、1,824,270円となった。

⑶ 不納欠損処理

水道料金債権については、民法第 173 条第 1 号により、2 年間の短期消滅時効が適用

される。時効の完成等により債権の回収可能性が消滅した債権については、貸借対照表

における流動資産の未収金の中に残り続けることにより、見かけ上の資産が財政実態よ

り大きく表示されてしまう不都合があるため、市原市債権管理条例第 8 条各号により、

債権の放棄及び不納欠損処理が行われた。

平成 28年度における不納欠損処理の状況は次表のとおりである。

事 由 件 数 金 額

時効消滅によるもの 63件 180,040円

債権放棄（破産宣告）によるもの 1件 1,177,670円

合 計 64件 1,357,710円

なお、新会計基準の適用に伴い、将来の回収不能債権の発生に備えて貸倒引当金が計

上されており、平成 28年度において 1,357,710円を取り崩している。

- 18 -

む す び

平成 28 年度の水道事業における給水戸数は 19,755 戸（前年度比 0.3％増）、給水人口は

46,223 人（前年度比 1.4％減）である。また、年間総配水量 5,649,207 ㎥（前年度比 1.2％

減）に対し、料金として収入のあった水量である年間有収水量は 4,729,591㎥（前年度比 1.1％

減）であり、有収率は 83.7％（前年度比 0.1ポイント増） であった。本市においては給水区

域内人口の減少が続き、年間総配水量が減少傾向にあり、水需要が年々低下している状況である。

そのため、給水収益の増加の見込みが少ない中で、経営状況の改善に向けた取組を進める必要が

ある。

老朽化した既設配水管の布設替工事が進んでおり、有収率はわずかに改善が見られたが、同

規模事業体全国平均（平成 27年度）の 85.3％と比較すると、やや低い数値となっている。平

成 29 年 3 月に策定された市原市水道事業経営計画において有収率の向上を掲げていることから、

計画にそった事業の推進により、有収率の向上に努められたい。

当年度の事業収支は、総収益 25 億 6,927 万円（前年度比 2.9％減）に対し、総費用 25 億

6,897万円（前年度比 2.9％減）であり、当年度純利益 30万円を計上している。その一方で、

営業収支では 12億 4,771万円の営業損失が発生しており、営業外収益である一般会計からの

繰入金により事業収支が保たれている。

事業収支の内容についてみると、給水収益は前年度に比べ減少しているものの、原水及び

浄水費における動力費や薬品費の減少等により、営業費用が抑制された。一般会計からの繰

入金については前年度より減少しているが、当年度の営業収支比率は 43.1％であり、依然と

して収益性が低い状況が続いているため、一般会計に対する依存を軽減すべく、今後も継続

した収支改善を進められたい。

当年度の給水原価は 531 円 92 銭であり、前年度に比べ 9 円 68 銭減少している。また、給

水原価から供給単価を差し引いた費用超過は 335 円 78 銭と、前年度より 8 円 51 銭減少して

おり、改善は見られるものの、依然として費用超過は多額である。

また、有収水量に対する固定資産の額は同規模事業体と比較すると過大であり、その要因

としては本市の給水区域が広大であることから、人口の張り付きが少ない水系が点在してお

り、水道施設の総量が大きくならざるを得ないことが考えられる。そのため、固定資産にか

かる減価償却費や維持管理費が過大となり、給水原価を押し上げ、給水損益を悪化させてい

る状況となっている。さらに、施設の効率的な運営状況を示す施設利用率や最大稼働率につ

いては同規模事業体と比較すると低い数値であり、施設の効率的な活用が図られているとは

言えない状況であると推察される。

固定資産にかかる経費の削減や、施設の効率的な活用のための対応策として、水需要を考

慮した施設規模の適正化が挙げられるが、市原市水道事業経営計画において、表流水系への

転換等の整備を進めるため、施設の統廃合が掲げられているところである。事業の推進に当

たっては、将来にわたり安定した水の供給が可能となるよう留意した上で、本市の水道事業

経営の改善に効果的な事業を精査し、実施されたい。

- 19 -

決 算 審 査 資 料

収益・費用年度別の推移（税抜き）

決 算 額 構成比趨勢比率

決 算 額 構成比趨勢比率

2,708,856,486 100.0% 100.0 2,654,019,026 100.0% 98.0

1 994,412,158 36.7% 100.0 987,914,994 37.2% 99.3

⑴ 給 水 収 益 984,022,629 36.3% 100.0 977,140,365 36.8% 99.3

⑵ その他の営業収益 10,389,529 0.4% 100.0 10,774,629 0.4% 103.7

2 1,714,444,328 63.3% 100.0 1,666,104,032 62.8% 97.2

⑴ 給 水 申 込 納 付 金 46,920,000 1.7% 100.0 54,770,000 2.1% 116.7

⑵ 受取利息及び配当金 953,365 0.0% 100.0 1,108,438 0.0% 116.3

⑶ 他 会 計 負 担 金 1,366,467,000 50.4% 100.0 1,192,228,000 44.9% 87.2

⑷ 他 会 計 補 助 金 294,430,000 10.9% 100.0 406,222,000 15.3% 138.0

⑸ 県 補 助 金 － － － － － －

⑹ 長 期 前 受 金 戻 入 － － － － － －

⑺ 雑 収 益 5,673,963 0.2% 100.0 11,775,594 0.4% 207.5

3 － － － － － －

　　その他特別利益⑴ そ の 他 特 別 利 益 － － － － － －

2,708,542,767 100.0% 100.0 2,653,708,261 100.0% 98.0

1 2,214,158,270 81.7% 100.0 2,185,659,085 82.4% 98.7

⑴ 原 水 及 び 浄 水 費 513,395,022 19.0% 100.0 524,475,573 19.8% 102.2

⑵ 配 水 及 び 給 水 費 217,946,588 8.0% 100.0 240,094,694 9.0% 110.2

⑶ 総 係 費 330,004,032 12.2% 100.0 333,747,847 12.6% 101.1

⑷ 減 価 償 却 費 1,131,917,410 41.8% 100.0 1,077,543,027 40.6% 95.2

⑸ 資 産 減 耗 費 20,895,218 0.8% 100.0 9,797,944 0.4% 46.9

2 494,384,497 18.3% 100.0 468,049,176 17.6% 94.7

⑴支 払 利 息 及 び企 業 債 取 扱 諸 費

494,117,477 18.2% 100.0 464,287,166 17.5% 94.0

⑵ 雑 支 出 267,020 0.0% 100.0 3,762,010 0.1% 1408.9

3 － － － － － －

　　その他特別利益⑴ そ の 他 特 別 損 失 － － － － － －

　　※平成26年度から新地方公営企業会計基準が適用され、財務諸表の構成に変更が生じている。

営 業 費 用

特 別 利 益

営 業 外 収 益

水 道 事 業 費費

用

の

部

「決算審査資料」

別　表　１

年　　度

営 業 外 費 用

特 別 損 失

項　　目

収

益

の

部

水 道 事 業 収 益

営 業 収 益

平 成 ２ ５ 年 度平 成 ２ ４ 年 度

- 20 -

趨勢比率は平成２４年度を１００．０とした。

決 算 額 構成比趨勢比率

決 算 額 構成比趨勢比率

決 算 額 構成比趨勢比率

2,700,189,396 100.0% 99.7 2,645,501,556 100.0% 97.7 2,569,273,695 100.0% 94.8

966,421,898 35.8% 97.2 959,754,615 36.3% 96.5 943,190,866 36.7% 94.8

953,510,241 35.3% 96.9 943,997,465 35.7% 95.9 927,682,277 36.1% 94.3

12,911,657 0.5% 124.3 15,757,150 0.6% 151.7 15,508,589 0.6% 149.3

1,733,767,498 64.2% 101.1 1,685,746,941 63.7% 98.3 1,626,082,829 63.3% 94.8

49,305,000 1.8% 105.1 42,590,000 1.6% 90.8 41,270,000 1.6% 88.0

1,468,163 0.1% 154.0 1,373,590 0.1% 144.1 815,961 0.0% 85.6

1,096,227,000 40.6% 80.2 994,392,000 37.6% 72.8 1,045,152,000 40.7% 76.5

533,820,000 19.8% 181.3 438,600,000 16.6% 149.0 313,220,000 12.2% 106.4

－ － － 152,141,000 5.7% 皆増 166,349,000 6.5% 皆増

49,763,750 1.8% 皆増 54,020,714 2.0% 皆増 53,190,031 2.1% 皆増

3,183,585 0.1% 56.1 2,629,637 0.1% 46.3 6,085,837 0.2% 107.3

－ － － － － － － － －

－ － － － － － － － －

2,699,882,916 100.0% 99.7 2,645,169,292 100.0% 97.7 2,568,972,048 100.0% 94.8

2,242,564,176 83.1% 101.3 2,233,762,255 84.4% 100.9 2,190,899,060 85.3% 98.9

505,413,611 18.7% 98.4 504,106,044 19.0% 98.2 491,674,600 19.1% 95.8

239,423,271 8.9% 109.9 227,153,942 8.6% 104.2 211,387,088 8.2% 97.0

369,156,298 13.7% 111.9 365,744,604 13.8% 110.8 368,689,992 14.4% 111.7

1,123,478,021 41.6% 99.3 1,128,998,005 42.7% 99.7 1,108,583,939 43.2% 97.9

5,092,975 0.2% 24.4 7,759,660 0.3% 37.1 10,563,441 0.4% 50.6

437,597,740 16.2% 88.5 411,407,037 15.6% 83.2 378,072,988 14.7% 76.5

430,753,240 16.0% 87.2 398,613,497 15.1% 80.7 363,237,419 14.1% 73.5

6,844,500 0.2% 2563.3 12,793,540 0.5% 4791.2 14,835,569 0.6% 5556.0

19,721,000 0.7% 皆増 － － － － － －

19,721,000 0.7% 皆増 － － － － － －

（単位　円）

平 成 ２ ７ 年 度 平 成 ２ ８ 年 度平 成 ２ ６ 年 度

- 21 -

貸借対照表年度別の推移(資産の部）（税抜き）

決 算 額 構成比 趨勢比率 決 算 額 構成比 趨勢比率

1 33,542,588,181 89.0% 100.0 33,460,139,363 89.5% 99.8

⑴ 30,669,518,798 81.4% 100.0 30,596,023,863 81.9% 99.8

ア 土 地 970,084,418 2.6% 100.0 970,084,418 2.6% 100.0

イ 建 物 1,714,260,227 4.6% 100.0 1,661,985,411 4.4% 97.0

ウ 構 築 物 23,835,680,941 63.3% 100.0 23,782,713,531 63.6% 99.8

エ 機 械 及 び 装 置 3,051,989,319 8.1% 100.0 2,988,578,116 8.0% 97.9

オ 車 両 及 び 運 搬 具 3,882,805 0.0% 100.0 2,787,150 0.0% 71.8

カ 工具・器具及び備品 27,764,083 0.1% 100.0 22,193,083 0.1% 79.9

キ 建 設 仮 勘 定 1,065,857,005 2.8% 100.0 1,167,682,154 3.1% 109.6

⑵ 2,873,069,383 7.6% 100.0 2,864,115,500 7.7% 99.7

ア 水 利 権 2,870,311,883 7.6% 100.0 2,861,358,000 7.7% 99.7

イ 電 話 加 入 権 2,757,500 0.0% 100.0 2,757,500 0.0% 100.0

2 4,125,498,397 11.0% 100.0 3,907,969,589 10.5% 94.7

⑴ 1,871,483,344 5.0% 100.0 1,817,460,246 4.9% 97.1

⑵ 1,800,175,753 4.8% 100.0 1,881,183,583 5.0% 104.5

⑶ 399,944,000 1.1% 100.0 199,995,400 0.5% 50.0

⑷ 2,075,300 0.0% 100.0 2,930,360 0.0% 141.2

⑸ 51,220,000 0.1% 100.0 5,800,000 0.0% 11.3

⑹ 600,000 0.0% 100.0 600,000 0.0% 100.0

37,668,086,578 100.0% 100.0 37,368,108,952 100.0% 99.2

　※平成26年度から新地方公営企業会計基準が適用され、財務諸表の構成に変更が生じている。

前 払 金

そ の 他 流 動 資 産

平成25年度平成24年度

項　　目

固 定 資 産

有 形 固 定 資 産

無 形 固 定 資 産

流 動 資 産

合 計

現 金 預 金

未 収 金

有 価 証 券

貯 蔵 品

「決算審査資料」

別　表　２

年　　度

- 22 -

趨勢比率は平成２４年度を１００．０とした。

決 算 額 構成比趨勢比率

決 算 額 構成比趨勢比率

決 算 額 構成比趨勢比率

29,347,589,342 89.0% 87.5 28,968,895,727 89.1% 86.4 28,659,228,890 90.0% 85.4

29,344,831,842 89.0% 95.7 28,966,138,227 89.1% 94.4 28,656,471,390 90.0% 93.4

990,959,996 3.0% 102.2 996,129,540 3.1% 102.7 996,129,540 3.1% 102.7

1,575,660,146 4.8% 91.9 1,525,208,155 4.7% 89.0 1,476,335,521 4.6% 86.1

23,199,853,237 70.4% 97.3 23,085,262,391 71.0% 96.9 22,803,875,013 71.6% 95.7

2,565,411,932 7.8% 84.1 2,458,592,761 7.6% 80.6 2,298,873,958 7.2% 75.3

2,166,002 0.0% 55.8 1,713,524 0.0% 44.1 2,148,518 0.0% 55.3

18,173,674 0.1% 65.5 15,425,526 0.0% 55.6 12,925,964 0.0% 46.6

992,606,855 3.0% 93.1 883,806,330 2.7% 82.9 1,066,182,876 3.3% 100.0

2,757,500 0.0% 0.1 2,757,500 0.0% 0.1 2,757,500 0.0% 0.1

－ － 皆減 － － 皆減 － － 皆減

2,757,500 0.0% 100.0 2,757,500 0.0% 100.0 2,757,500 0.0% 100.0

3,617,695,043 11.0% 87.7 3,529,536,534 10.9% 85.6 3,175,587,819 10.0% 77.0

1,841,576,640 5.6% 98.4 1,978,884,858 6.1% 105.7 1,701,918,041 5.3% 90.9

1,773,665,813 5.4% 98.5 1,548,186,816 4.8% 86.0 1,471,014,098 4.6% 81.7

－ － 皆減 － － 皆減 － － 皆減

1,852,590 0.0% 89.3 1,864,860 0.0% 89.9 2,055,680 0.0% 99.1

－ － 皆減 － － 皆減 － － 皆減

600,000 0.0% 100.0 600,000 0.0% 100.0 600,000 0.0% 100.0

32,965,284,385 100.0% 87.5 32,498,432,261 100.0% 86.3 31,834,816,709 100.0% 84.5

平成28年度平成27年度

（単位　円）

平成26年度

- 23 -

貸借対照表年度別の推移（負債・資本の部）（税抜き）

決 算 額 構成比趨勢比率

決 算 額 構成比趨勢比率

1 647,440 0.0% 100.0 647,440 0.0% 100.0

⑴ － － － － － －

⑵ 647,440 0.0% 100.0 647,440 0.0% 100.0

2 424,031,229 1.1% 100.0 425,188,359 1.1% 100.3

⑴ － － － － － －

⑵ 419,114,041 1.1% 100.0 422,081,413 1.1% 100.7

⑶ 661,030 0.0% 100.0 1,030,410 0.0% 155.9

⑷ － － － － － －

ア 賞 与 引 当 金 － － － － － －

⑸ 4,256,158 0.0% 100.0 2,076,536 0.0% 48.8

3 － － － － － －

⑴ － － － － － －

長期前受金収益化累 計 額

－ － － － － －

⑵ － － － － － －

4 23,378,637,945 62.1% 100.0 22,744,307,566 60.9% 97.3

⑴ 8,037,885,280 21.3% 100.0 8,037,885,280 21.5% 100.0

⑵ 15,340,752,665 40.7% 100.0 14,706,422,286 39.4% 95.9

5 13,864,769,964 36.8% 100.0 14,197,965,587 38.0% 102.4

⑴ 13,486,795,741 35.8% 100.0 13,819,680,599 37.0% 102.5

⑵ 377,974,223 1.0% 100.0 378,284,988 1.0% 100.1

37,668,086,578 100.0% 100.0 37,368,108,952 100.0% 99.2

　※平成26年度から新地方公営企業会計基準が適用され、財務諸表の構成に変更が生じている。

平成24年度 平成25年度

「決算審査資料」

別　表　３

年　　度

繰 延 収 益

項　　目

固 定 負 債

引 当 金

未 払 金

資 本 金

自 己 資 本 金

資 本 剰 余 金

利 益 剰 余 金

剰 余 金

合 計

前 受 金

流 動 負 債

借 入 資 本 金

企 業 債

企 業 債

引 当 金

長期前受金（純額）

建 設 仮 勘 定長 期 前 受 金

その他流動負債

- 24 -

趨勢比率は平成２４年度を１００．０とした。

決 算 額 構成比趨勢比率

決 算 額 構成比趨勢比率

決 算 額 構成比趨勢比率

13,117,283,461 39.8% 2026023.0 12,515,492,769 38.5% 1933073.8 12,029,088,729 37.8% 1857946.5

13,116,636,021 39.8% 皆増 12,514,845,329 38.5% 皆増 12,028,441,289 37.8% 皆増

647,440 0.0% 100.0 647,440 0.0% 100.0 647,440 0.0% 100.0

1,412,212,083 4.3% 333.0 1,570,621,879 4.8% 370.4 1,427,921,445 4.5% 336.7

1,056,725,900 3.2% 皆増 1,093,790,692 3.4% 皆増 1,094,604,040 3.4% 皆増

331,818,892 1.0% 79.2 444,783,962 1.4% 106.1 303,373,963 1.0% 72.4

777,590 0.0% 117.6 7,481,160 0.0% 1131.7 1,634,580 0.0% 247.3

20,005,000 0.1% 皆増 20,954,000 0.0% 皆増 24,930,000 0.1% 皆増

20,005,000 0.1% 皆増 20,954,000 0.0% 皆増 24,930,000 0.1% 皆増

2,884,701 0.0% 67.8 3,612,065 0.0% 84.9 3,378,862 0.0% 79.4

9,878,095,476 30.0% 皆増 9,854,291,984 30.3% 皆増 9,819,479,259 30.8% 皆増

9,748,078,383 29.6% 皆増 9,820,161,904 30.2% 皆増 9,796,499,095 30.8% 皆増

3,941,652,807 － － 3,985,997,836 － － 4,035,861,120 － －

130,017,093 0.4% 皆増 34,130,080 0.1% 皆増 22,980,164 0.1% 皆増

8,037,885,280 24.4% 34.4 8,037,885,280 24.7% 34.4 8,037,885,280 25.2% 34.4

8,037,885,280 24.4% 100.0 8,037,885,280 24.7% 100.0 8,037,885,280 25.2% 100.0

－ － 皆減 － － 皆減 － － 皆減

519,808,085 1.6% 3.7 520,140,349 1.6% 3.8 520,441,996 1.6% 3.8

141,216,617 0.4% 1.0 141,216,617 0.4% 1.0 141,216,617 0.4% 1.0

378,591,468 1.1% 100.2 378,923,732 1.2% 100.3 379,225,379 1.2% 100.3

32,965,284,385 100.0% 87.5 32,498,432,261 100.0% 86.3 31,834,816,709 100.0% 84.5

平成28年度

（単位　円）

平成27年度平成26年度

- 25 -

区分 22年度24年度 25年度

固 定 資 産

固 定 資 産 ＋ 流 動 資 産＋ 繰 延 資 産

流 動 資 産

固 定 資 産 ＋ 流 動 資 産＋ 繰 延 資 産

固 定 負 債

負 債 資 本 合 計

資 本 金 ＋ 剰 余 金 ＋評価差額等＋繰延収益

負 債 資 本 合 計

流 動 負 債

負 債 資 本 合 計

固 定 資 産

資 本 金 ＋ 剰 余 金 ＋評価差額等＋繰延収益

流 動 資 産

流 動 負 債

固 定 資 産

資本金＋剰余金＋評価差額等＋固定負債＋繰延収益

現 金 預 金 ＋（未収金－貸倒引当金）

流 動 負 債

総 収 益

総 費 用

営業収益－受託工事収益

営業費用－受託工事費用

企 業 債 元 金 償 還 金 対建 設 改 良 の た め の企 業 債 元 金 償 還 金

減 価 償 却 額 比 率 減 価 償 却 費

　※新地方公営企業会計基準の適用に伴い、平成26年度から算出方法が変更された項目がある。

　※平成26年度から新地方公営企業会計基準が適用され、財務諸表の構成に変更が生じている。

153.1

90.1 90.6

89.589.0

10.5

「決算審査資料」

別　表　４　経営分析比率の年度別推移

分 析 項 目 比 率 公 式

構

成

比

率

固 定 資 産 構 成 比 率 (％) ×100

流 動 資 産 構 成 比 率 (％) ×100 11.0

自 己 資 本 構 成 比 率 (％) ×100 59.558.1

流 動 負 債 構 成 比 率 (％) ×100 1.11.1

財

務

比

率

固 定 比 率 (％) ×100 150.5

流 動 比 率 (％) ×100 919.1972.9

869.9865.9酸 性 試 験 比 率（ 当 座 比 率 ）

(％) ×100

固定資産対長期資本比率（ 長 期 資 金 適 合 率 ）

(％) ×100

収

益

比

率

総 収 支 比 率 (％) ×100

(％) ×100営 業 収 支 比 率 44.9

(％) ×100 86.2

40.7

45.2

92.9

100.0

39.4

100.0

固 定 負 債 構 成 比 率 (％) ×100

- 26 -

同規模平均・全国平均：27年度

26年度 27年度 28年度同規模平均

全国平均 備 考

（別紙参照）

98.7

10.0

37.8

57.7

4.5

155.9

222.4

126.4

262.7

92.7

246.1

99.0

371.3

113.1

107.9

90.0

357.8224.6

93.0 94.3

222.2

69.6

-

89.1 86.8

-

27.8

68.7

-

26.2

90.089.0

11.0

総資産中に占める固定資産の割合を示すもので、100％に近いほど資本が固定化の傾向にある。指数が低いほど良い。流動資産構成比率と足し合わせると100％となる。

10.9

88.7

-

この比率は、総資産に対する流動資産の占める割合であり、比率の高いほど短期債務に対応すべき現金、預金等流動性資産の豊富さを示す。固定資産構成比率と足し合わせると100％となる。

56.755.9総資本中の自己資本金の割合を示すもので、自己資本構成比率が高く、固定負債構成比率が低いほど経営の安全性が高い。

4.84.3この比率は、自己資本金とともに総資本額を構成する流動負債の割合を示すもので、総資本額に対し短期の債務を示したものである。

157.3159.2

224.7短期債務に対応すべき流動資産が十分にあるかを示す指標で、200％以上が望ましいとされる。

256.2

93.7

256.0

自己資本がどの程度固定資産に投下されているかを見る指標であり、100％以下であれば固定資産への投資が自己資本の枠内におさまっていることになる。

127.5

固定資産が、返済期限のない自己資本や長期に活用可能な固定負債等により調達されている程度を示す。この比率は常に100％以下で、かつ低いことが望ましい。

短期債務に対応すべき現金預金及び容易に現金化しうる未収金が十分にあるかを示す指標で、100％以上が望ましいとされる。

109.4

43.043.1

100.0100.0総費用に対する総収益の割合で、比率が高いほど良い。

100.0

43.1

収益性を見るための指標の１つであり、営業費用が営業収益によってどの程度賄われているかを示す。比率が高いほど営業利益率が良いことを表し、100％未満であることは営業損失が生じていることを意味する。

93.689.9 75.5 71.3

総資本に対する固定負債の割合を示すものであり、事業体の他人資本依存度を示す指標である。

企業債元金の償還は損益勘定留保資金によるところ、その源泉は主に減価償却費であることから、投下資本の回収と再投資との間のバランスを見る指標である。この比率が低いほど内部留保資金が大きいことを示す。

39.8 38.5

- 27 -

経営分析に係る指標の変更点（会計基準の見直しによる変更）

経営指標 会計基準見直し前 会計基準見直し後

構成比率

固定資産構成比率

（％）

固定資産 ×100

固定資産 ×100

固定負債＋流動資産＋繰延勘定 固定資産＋流動資産＋繰延資産

固定負債構成比率

（％）

固定負債＋借入資本金 ×100

固定負債 ×100

負債資本合計 負債資本合計

自己資本構成比率

（％）

自己資本金＋剰余金 ×100

資本金＋剰余金＋評価差額等＋繰延収益 ×100

負債資本合計 負債資本合計

財務比率

固定資産対長期資本比率

（長期資金適合率）（％）

固定資産 ×100

固定負債 ×100

資本金＋剰余金＋固定負債 資本金＋剰余金＋評価差額等＋固定負債＋繰延収益

流動比率（％） 流動資産

×100

変更なし 流動負債

酸性試験比率

（当座比率）（％）

現金預金＋未収金 ×100

現金預金＋（未収金－貸倒引当金） ×100

流動負債 流動負債

収益比率

総収支比率（％） 総収益

×100

変更なし 総費用

営業収支比率（％） 営業収益－受託工事収益

×100

変更なし 営業費用－受託工事費用

企業債元金償還金対

減価償却額比率（％）

建設改良のための企業債元金償還金 ×100

変更なし

当年度減価償却費

出典：「『地方公営企業年鑑』等で公表している経営分析に係る指標について」（平成 27 年 7 月 8 日付総務省自治財政局公営企業課通知）

- 28 -

平成２８年度　建設改良工事の概況

NS.DIP　 φ 150 L=311.8ｍ

SSP　 150A L=17.2ｍ

HPPE　 φ 75 L=4.5ｍ

HPPE　 φ 50　 L=262.9ｍ

GX.DIP　 φ 200 L=342.5ｍ

GX.DIP 　φ 100　 L=1.4ｍ

HPPE φ 75 L=18.2ｍ

HPPE　 φ 75 L=237.9ｍ

HPPE　 φ 50　 L=16.1ｍ

HPPE　 φ 75 L=490.0ｍ

HPPE　 φ 50　 L=41.2ｍ

凡　　　例

「決算審査資料」

別　表　５

工　事　名

NS.DIP ： NS形ダクタイル鋳鉄管　　GX.DIP : GX形ダクタイル鋳鉄管HPPE ： 配水用ポリエチレン管　　SSP ： ステンレス鋼管

工　事　内　容本年度

工事費(円)着工年月日 竣工年月日 備　考

栢橋地区配水管布設工事（H28） 27,862,920 H28.5.17 H28.10.13

万田野地先配水管布設替工事（H28） 13,808,880 H28.5.17 H28.9.23

高滝取水場インバーター盤更新工事（H28）

取水ポンプインバーター盤更新　一式 58,922,640 H28.5.17 H28.12.13

永吉地先配水管布設替工事（H28） GX.DIP　 φ 200 L=113.8ｍ 15,870,600 H28.5.19 H28.7.29

L=491.2ｍ 36,487,800 H28.7.25 H29.1.20

L=371.7ｍ 23,050,440 H28.8.2 H29.2.28

新井浄水場急速ろ過池設備他空気作動開閉機更新工事（H28）

急速ろ過池設備及び活性炭ろ過池設備の開閉機更新　一式

15,984,000 H28.7.22 H29.2.28

海士有木地先配水管布設替工事（H28）

HPPE　 φ 75　

南岩崎地先配水管布設替工事（H28） 32,351,400 H28.8.2 H29.1.18

神崎地先配水管布設替工事（H28） HPPE　 φ 75 　　　　　　　

大久保地先配水管布設替工事（H28） 25,091,640 H28.8.5 H29.2.28

磯ヶ谷地先配水管布設替工事（H28） 50,332,320 H28.8.9 H29.2.17

鶴舞浄水場設備改良工事(H28) 次亜注入機・制御盤　一式 14,040,000 H28.8.15 H29.1.17

米原加圧所設備改良工事(H28) 加圧ポンプ・制御盤　一式 19,656,000 H28.9.2 H29.2.3

勝間地先配水管布設替工事（H28） HPPE　 φ 75 L=321.1ｍ 24,163,920 H28.9.5 H29.2.1

21,470,400 H28.9.5 H29.1.20

土宇地先配水管布設替工事（H28） HPPE　 φ 75　 L=464.4ｍ 27,251,640 H28.9.5 H29.2.1

光風台浄水場他次亜注入機交換工事(H28)

次亜注入機設備　一式 15,768,000 H28.11.7 H29.2.24

平蔵地先配水管布設替工事（H28） HPPE　 φ 75　 L=263.1ｍ

新井浄水場中央監視制御装置更新工事（1期）

中央監視制御装置更新　一式 249,626,960 H27.7.22 H29.3.10継続事業(H27・28)

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