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W_1 Word Word 概要 Word は Microsoft 社の Office 製品のひとつで、文書作成のためのアプリです。 写真や表を挿入したレポート、議事録や案内状などのビジネス文書といった、勉強や仕事に不可欠な文書類を 効率よく作成することができます。 Word 2016 画面構成 Word を起動し、画面構成を確認しましょう。 また、❷❹❽の表示/非表示を確認しましょう。 タイトルバー 表示選択ショートカット 文書名とアプリ名が表示される。 作業に応じた表示モードを変更する。 ルーラー ズーム カーソルやタブ・インデントの位置を確認する目盛り。 表示倍率を変更できる。 選択領域 スクロールバー 段落や行を選択する領域。 表示されていない文書を表示させる。 ステータスバー 編集記号の表示/非表示 ページ数やカーソル位置などの情報を表示。 編集記号の表示と非表示を切り替える。

Word - 桃山学院大学 | St. Andrew's University 文書作成 ≫Lesson 1 「Word≫レッスンブック」から「Lesson1.docx」を開き、「完成Lesson1.docx」と前を付けて

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W_1

Word

Word 概要

Wordは Microsoft社の Office製品のひとつで、文書作成のためのアプリです。

写真や表を挿入したレポート、議事録や案内状などのビジネス文書といった、勉強や仕事に不可欠な文書類を

効率よく作成することができます。

Word 2016 画面構成

Word を起動し、画面構成を確認しましょう。

また、❷❹❽の表示/非表示を確認しましょう。

❶ タイトルバー ❺ 表示選択ショートカット

文書名とアプリ名が表示される。 作業に応じた表示モードを変更する。

❷ ルーラー ❻ ズーム

カーソルやタブ・インデントの位置を確認する目盛り。 表示倍率を変更できる。

❸ 選択領域 ❼ スクロールバー

段落や行を選択する領域。 表示されていない文書を表示させる。

❹ ステータスバー ❽ 編集記号の表示/非表示

ページ数やカーソル位置などの情報を表示。 編集記号の表示と非表示を切り替える。

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文書作成 ≫Lesson 1

「Word≫レッスンブック」から「Lesson1.docx」を開き、「完成 Lesson1.docx」と名前を付けて

保存しましょう。

効率の良い文書作成

▓█ 1. ページ設定

完成前に大幅な変更が生じてしまうと全体のバランスが大きく崩れてしまうため、文書の形式は作成前にある程度決

めておきます。

使用頻度の高いコマンドは、リボンの[レイアウト]タブから[ページ設定]グループに用意されています。❶(ダイアログボ

ックス起動ツール)をクリックすると、[ページ設定]ダイアログボックスが表示され、タブごとに詳細を設定することがで

きます。設定後は、 をクリックし確定します。

❷ 文字数と行数 ❹ 用紙

1行の文字数や 1ページの行数などを指定する。 用紙サイズを指定する。

❸ 余白 ❺ フォントの設定

上下左右の余白のサイズや印刷の向きなどを指定する。 文書のフォントを一括設定する。

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▓█ 2. 範囲選択

文字列や行などに書式を設定するには‘範囲選択’が必要です。

マウスポインタの形状に注意しながら、確実に設定しましょう。

文字列:

行:

複数行:

▓█ 3.段落の書式設定

(段落記号)から (段落記号)までの文字列のまとまりを‘段落’といいます。

段落に書式を設定するには、範囲選択するか段落内にカーソルを置き、リボンの[ホーム]タブの[段落]グ

ループから設定します。

❶ 箇条書き

「●」や「■」などの行頭記号を文字列の先頭に付ける。

❷ 段落番号

「①」や「1.」などの番号を文字列の先頭に付ける。

❸ インデントを減らす/増やす

クリックするごとに約 1文字分の字下げが増減する。

リボンの[レイアウト]タブの[段落]グループから行うと、数値で

指定することができる。

❹ 拡張書式

文字の拡大や縮小などを設定する。

❺ 左揃え/中央揃え/右揃え/両端揃え

文字列の配置を設定する。

❻ 均等割り付け

指定した数に文字列を均等に配置する。

❼ 行と段落の間隔

行や段落の間隔を設定する。

リボンの[レイアウト]タブの[段落]グループからも指定すること

ができる。

❽ 塗りつぶし

選択した文字列や段落、表のセルの背景を塗りつぶす。

❾ 罫線

選択した段落に罫線を引く。

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▓█ 4. タブとリーダー

文字と文字の間隔や文字列の始まりや終わりを揃えるには「タブ位置」を設定します。

また、「リーダー」を設定すると、タブ位置に点線や実線を設定することができます。

設定する段落を範囲選択後、リボンの[ホーム]タブから[段落]グループの❶[ダイアログボックス起動ツー

ル]をクリックし、[段落]ダイアログボックスを表示します。❷ [タブ設定]をクリックし、[タブとリ

ーダー]ダイアログボックスを表示します。

※タブとリーダーを設定する前に、[ルーラー]を表示しておきましょう。

※タブ位置の前には を押して (タブ)を入れておく必要があります。

❸ タブ位置

文字列を揃える位置を指定する。

❹ 配置

揃え方を指定する。

❺ リーダー

タブ位置までの間に表示する線を指定する。

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それぞれの指示に従って完成させましょう。

上書き保存

上書き保存を行いましょう。

解答例 W_11

解答例 W_11

解答例 W_12

解答例 W_11

解答例 W_12

解答例 W_11

解答例 W_11

解答例 W_12

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文書作成 ≫Lesson 2

「Word≫レッスンブック」から「Lesson2.docx」を開き、「完成 Lesson2.docx」と名前を付けて

保存しましょう。

見栄えの良い文書作成

▓█ 1. ヘッダーとフッターの挿入

作成日やページ番号など、共通する情報を各ページの同じ場所に表示するには、「ヘッダーとフッター」を挿入

します。文字列だけでなく、画像などのオブジェクトも挿入することができます。

リボンの[挿入]タブの[ヘッダーとフッター]グループから設定します。

ヘッダーとフッターを操作している間は‘ヘッダー/フッター ツール’の[デザイン]タブが表示されるため、設定後

は❹ (ヘッダーとフッターを閉じる)をクリックします。

❶ ヘッダー

[組み込み]からデザインを選択できる。手入力

する場合は、[ヘッダーの編集]を指定する。

❷ フッター

[組み込み]からデザインを選択できる。手入力

する場合は、[フッターの編集]を指定する。

❸ ページ番号

ページ番号を「上部」「下部」「ページの余白」

「現在の位置」から選択できる。また、書式や開

始番号を設定できる。

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▓█ 2. オブジェクトの挿入と文字列の折り返し

オブジェクトを挿入するには、リボンの[挿入]タブから行います。

Word では「レイアウトオプション」を使って、文書内にオブジェクトをどのようにレイアウトするか考える必要が

あります。

❶ 行内 ❺ 上下

文字列と同じように配置できる。 文字列がオブジェクトの上下に配置される。

❷ 四角 ❻ 背面

オブジェクトの周りを四角く文字列が折り返す。 オブジェクトが文字列の背面に配置される。

❸ 狭く ❼ 前面

オブジェクトの周りに沿って文字列が折り返す。 オブジェクトが文字列の前面に配置される。

❹ 内部

オブジェクトの周りに沿って文字列が折り返す。

‘折り返し点の編集’を行うと内部にも文字列が

表示される。

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▓█ 3. スタイルの設定と変更

使用頻度の高い複数の書式を、まとめて登録したものを「スタイル」といいます。

登録されているものを使用する場合は、リボンの[ホーム]タブの[スタイル]グループから設定します。(❶)

修正が発生した場合でも、設定したすべての個所を一度の操作で反映させることができます。(❷)

▓█ 4. 表の編集

表は縦横の項目名と内容で構成されており、縦方向を「列」、横方向を「行」、一つ一つのマス目を「セル」といいます。

操作する対象によって、マウスポインタの形状を確認する必要があります。

❶ 列の選択 ❹ 行の高さの調整

列が選択できる。左右にドラッグすると複数列が

選択できる。

上下にドラッグする。

❷ 行の選択 ❺ 行の追加

行を選択できる。上下にドラッグすると複数行が

選択できる。

行を追加する。列にも同様のことが行える。

❸ 列幅の調整 ❻ 表全体の選択

左右にドラッグする。ダブルクリックすると左セル

の最大文字数に自動調整する。

表全体を選択できる。

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▓█ 5. ページ罫線の設定

ページの周りに飾り罫線を設定することができます。

リボンの[デザイン]タブの[ページの背景]グループから設定します。❶ (ページ罫線)をクリックすると[線種とペ

ージ罫線と網掛けの設定]ダイアログボックスが表示されます。

❷ 囲む ❺ 線の太さ

ページの周りを囲む。 囲む罫線の線の太さを指定する。

❸ 種類 ❻ 絵柄

囲む罫線の種類を指定する。 ページの周りを絵柄で囲む際に指定する。

❹ 色

囲む罫線の色を指定する。

▓█ 6. 横書きテキストボックスの編集

[テキストボックス]は、文書内の任意の場所に文字列を表示することができます。

リボンの[挿入]タブの[テキスト]グループから❶ [テキストボックスの選択]をクリックします。

を選択し、文書内の目的の場所でクリックします。

テキストボックス内で文字列を上下に配置するには、❷ [文字の配置]から選択します。

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それぞれの指示に従って完成させましょう。

Less

上書き保存

上書き保存を行いましょう。

解答例 W_12

解答例 W_13

解答例 W_13

解答例 W_13

解答例 W_14

解答例 W_13

解答例 W_14

解答例 W_12

W_11

解答例

▓█ Lesson 1

1. ページ設定

① [レイアウト]タブの[ページ設定]から、[ページ設定]ダイアログボックスを

表示する。

② [用紙]タブをクリックし、[用紙サイズ]が「A4」に設定する。

③ [余白]タブをクリックし、[印刷の向き]が「縦」に設定する。

④ [余白]の[上][下][左][右]を「20mm」に設定する。

⑤ をクリックし、[日本語用のフォント]と[英数字用のフォ

ント]を「MS明朝」に設定する。

⑥ をクリックする。

⑦ をクリックする。

2. フォント書式の設定

① 5段落目を範囲選択する。

② [ホーム]タブの[フォント]から、 [フォント]の をクリック

し、「MS Pゴシック」を選択する。

③ [ホーム]タブの[フォント]から、 [フォント サイズ]の をクリック

し、「16」を選択する。

3. フォント書式の設定

① 7段落目を範囲選択する。

② [ホーム]タブの[フォント]から、 [フォント サイズ]の をクリック

し、「12」を選択する。

③ 11段落目を範囲選択する。

④ を押す。

⑤ 15段落目、27段落目にフォントサイズ「12」を設定する。

⑥ 7段落目を範囲選択する。

⑦ [ホーム]タブの[フォント]から、 [太字]をクリックする。

⑧ 11段落目を範囲選択する。

⑨ を押す。

⑩ 15段落目、27段落目に太字を設定する。

4. フォント書式の設定

① 18段落目を範囲選択する。

② [ホーム]タブの[フォント]から、 [下線]の をクリックし、「二重下

線」を選択する。

5. 段落書式の設定

① 2・3段落目を範囲選択する。

② [ホーム]タブの[段落]から、 [右揃え]をクリックする。

◤Point

操作を間違えた場合、以下の

方法で戻ったりやり直したりす

ることができます。

・元に戻す

コマンド :

ショートカットキー :

・やり直し

コマンド :

ショートカットキー :

◤Point

を使用すると、一つ前

の操作を繰り返すことができま

す。

◤Point

その他のフォント書式

・斜体:

・囲み線:

・網掛け:

・フォントの色:

・蛍光ペンの色:

・文字の効果:

◤Point

初期設定では (両端揃

え)になっています。

完成例

完成例

完成例

完成例

完成例

W-12

◤Point

その他の段落書式

・塗りつぶし:

・罫線:

・文字の拡大/縮小:

・行と段落の間隔:

◤Point

2 箇所目以降に段落番号を

設定すると、 [オートコレク

トのオプション]が表示されま

す。クリックすると番号を振り

直すことができます。また、段

落番号を設定した段落内で

右クリックすると、1から再開し

たり自動的に段落番号を振り

直したりすることができるショー

トカットメニューが表示されま

す。

6. 段落書式の設定

① 5段落目を範囲選択する。

② [ホーム]タブの[段落]から、 [中央揃え]をクリックする。

7. 段落書式の設定

① 7段落目にカーソルを置く。

② [ホーム]タブの[段落]から、 [段落番号]の をクリックし を

選択する。

③ 11・15・27段落目に同じ段落番号を設定する。

8. 段落書式の設定

① 19~25段落目を範囲選択する。

② [ホーム]タブの[段落]から、 [箇条書き]の をクリックし、「●」を

選択する。

③ [レイアウト]タブの[段落]から、 [左インデント]を「2字」

に設定する。

④ 19段落目の「ごぼう」を範囲選択する。

⑤ [ホーム]タブの[段落]から、 [均等割り付け]をクリックする。

⑥ [文字の均等割り付け]ダイアログボックスから、[新しい文字列の幅]を

「5字」に指定し、 をクリックする。

⑦ 20~25段落目に 5字の均等割り付けを設定する。

⑧ 19~25段落目を範囲選択する。

⑨ [ホーム]タブの[段落]から、[段落]ダイアログボックスを表示する。

⑩ をクリックし、[タブとリーダー]ダイアログボックスを表示す

る。

⑪ [タブ位置]を「16」、[配置]を「右揃え」、[リーダー]を「(5)」に設定す

る。

⑫ をクリックする。

▓█ Lesson 2

1. ヘッダーの挿入

① [挿入]タブの[ヘッダーとフッター]から、 [ヘッダーの追加]をクリッ

クし、[ヘッダーの編集]を選択する。

② 「~4月度・健康だより~」と入力し、 [右揃え]をクリックする。

③ [デザイン]タブの[閉じる]から、 [ヘッダーとフッターを閉じる]をクリ

ックする。

2. ページ番号の挿入

① [挿入]タブの[ヘッダーとフッター]から、 [ページ番号の追加]をクリ

ックする。

② [ページの下部]から、[太字の番号 2]を選択する。

③ [デザイン]タブの[閉じる]から、 [ヘッダーとフッターを閉じる]をクリ

ックする。

完成例

完成例

完成例

完成例

完成例

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3. 画像の挿入

① 1ページ 15段落目行頭にカーソルを置く。

② [挿入]タブの[図]から、 [画像ファイル]をクリックし、「Word»レッス

ンブック」の「野菜.png」を選択し、 をクリックする。

③ [書式]タブの[サイズ]から、 [図形の高さ]を約

「40mm」に設定する。

④ 画像をクリックし、 [レイアウト オプション]から、 [前面]をクリッ

クする。

⑤ 画像をドラッグし、完成例を参考に配置する。

4. スタイルの設定・変更

① 1ページ 4段落目を範囲選択する。

② [ホーム]タブの[スタイル]から、 [見出し 1]をクリックする。

③ 8・12・24段落目、2ページ 1・3段落目にスタイル[見出し 1]を設定す

る。

④ 1ページ 4段落目を範囲選択し、[ホーム]タブの[フォント]から、「HG丸

ゴシック M-PRO」「14」「太字」「箇条書き ■ 」を設定する。

⑤ [ホーム]タブの[スタイル]から、 [見出し 1]を右クリックし、[選択箇

所と一致するように 見出し 1 を更新する]を選択する。

5. 表の挿入

① 2ページ 2段落目にカーソルを置く。

② [挿入]タブの[表]から、 [表の追加]をクリックする。

③ マス目から「5行 3列」を指定し、クリックする。

④ 完成例を参考に、文字列を入力する。

6. 表の編集

① 1列目と2列目の境界線にマウスポインタを合わせ、ダブルクリックする。

② 2列目と3列目の境界線にマウスポインタを合わせ、ダブルクリックする。

③ 3列目の右端にマウスポインタを合わせ、右方向にドラッグする。

④ 1列 1行目~3行目を範囲選択し、[レイアウト]タブの[結合]から、

[セルの結合]をクリックする。

⑤ 4行 1~2列目、5行 1~2列目に[セルの結合]を設定する。

⑥ 1列~2列目を範囲選択し、[デザイン]タブの[表のスタイル]から、

[塗りつぶし]の をクリックし、色を選択する。

⑦ 表内をクリックし、[デザイン]タブの[飾り枠]から、[ペンのスタイル]を選

択する。

⑧ 2列目と 3列目の境界線をドラッグする。

⑨ を押す。

⑩ 1行 1列目を範囲選択し、[レイアウト]タブの[配置]から、 [中央揃

え]をクリックする。

⑪ 4~5行 1列目に[中央揃え]を設定する。

⑫ 表左上の [表の移動ハンドル]をクリックする。

⑬ [ホーム]タブの[段落]から、 [インデントを増やす]を 2 回クリックす

る。

◤Point

表を挿入するには、以下の方

法があります。

・マス目から行列を指定す

る。

・ から数値で

行列を指定する。

◤Point

セル間の移動に を

使用すると、効率良く文字列

を入力することができます。

最終セルで を押す

と、行が増えます。

完成例

完成例

完成例

完成例

W-14

◤Point

効率良くカーソルを移動する

には、以下の方法があります。

・文頭:

・文末:

・行頭:

・行末:

7. テキストボックスの挿入

① 文末にカーソルを置く。

② [挿入]タブの[テキスト]から、 [テキストボックスの選択]をクリック

し、 [テキストボックスの作成]を選択し、用紙の

下部辺りをクリックする。

③ 「いろいろな野菜でカラフルに食卓を飾って生活習慣病を予防しよう!」

と入力する。

④ テキストボックスの枠をクリックしてテキストボックスを選択し、[ホーム]タ

ブの[フォント]から、フォント書式を設定する。

⑤ [書式]タブの[図形のスタイル]から、図のスタイルを設定する。

⑥ [書式]タブの[テキスト]から、 をクリックし、[上下中央揃

え]を選択する。

8. ページ罫線の設定

① 文章中にカーソルを置き、画像や図形を選択していない状態にする。

② [デザイン]タブの[ページの背景]から、 [罫線と網掛け]をクリックす

る。

③ [線種とページ罫線と網掛けの設定]ダイアログボックスの、[ページ罫

線]タブの[種類]から「囲む」を選択する。

④ [種類][色][線の太さ][絵柄]を設定し、 をクリックする。

Skill Up

▓█ 1. インデントの設定

「インデント」を使用すると、段落の始まりや終わりの位置を字下げすることができます。

水平ルーラーのインデントマーカーをドラッグする方法と、[段落]ダイアログボックスを使用する方法があります。

《 左インデント 》 段落全体を字下げ

《 1行目のインデント 》 段落の1行目のみを字下げ

《 ぶら下げインデント 》 段落の 2行目以降を字下げ

《 右インデント 》 段落の右端の位置を決める

完成例

完成例

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▓█ 2. レポートの形式

課題などのレポートは、必要事項の記載と配置する場所を考えて作成します。

担当教員からの指示がある場合は、その指示に従いましょう。

課題名

指示された課題名を、左端に記載する。

学部・学科・学籍番号・氏名

段落を改めて、右端に記載する。

表題

レポートの表題(タイトル)を、中央に配置する。

フォントに対して修飾する。

図表番号

図や表には連続番号や説明を記載する。

脚注

本文内に注釈が必要な場合、それぞれのページや最終ページの下部に説明を記載する。

ページ番号

各ページにページ番号を記載する。

参考文献一覧

レポートを作成するにあたって、参考にした文献や Webページの情報を記載する。

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▓█ 3. ビジネス文書の形式

日常的にビジネス上で交わされる文書には「社内文書」と「社外文書」があり、紙に印刷されるものだけでな

く、電子メールも含まれます。

企業内で独自のルールがある場合は、それに従いましょう。

発信日付 本文

文書を発信する日付を右端に記載する。 要件を記載する。

受信者名・敬称 記書き(別記)

受信者に敬称を付けて左端に記載する。 重要な要件を箇条書きで記載する。

発信者名 担当者情報

文書を発信する責任者を右端に記載する。 担当者の情報を右端に記載する。

表題

件名を中央に配置する。

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発信番号 前文

企業内でのルールに従って右端に記載する。 適切な時候の挨拶や、安否の挨拶などを記載する。

発信日付 主文

文書を発信する日付を右端に記載する。 要件を記載する。

受信者名・敬称 末文

受信者に敬称を付けて左端に記載する。 締めくくりとしての挨拶を記載する。

発信者名 記書き(別記)

文書を発信する責任者を右端に記載する。 重要な要件を箇条書きで記載する。

表題 担当者情報

件名を中央に配置する。 担当者の情報を右端に記載する。

本文

適切な頭語から始まり、結語で締めくくる。

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▓█ 4. ビジネス文書の目的と種類

電話や口頭だけで連絡のやり取りや契約を交わすと、誤解が生じるおそれがあります。ビジネス上では

お互いが正確にきちんとした証拠を残すためにも、文書として明文化します。

また、さまざまなルールがありますので、相手に対して失礼がないように注意しましょう。

① 以下のビジネス文書を、「社内文書」と「社外文書」に分けましょう。

販売促進用に行ったアンケート結果を分析した「報告書」

役員の異動を知らせる「挨拶状」

定期健康診断の連絡を行う「通知書」

関係部署の所属長に提案の承認を得るための「稟議書」

催事への出席を促す「案内状」

新製品の発売を知らせる「通知状」

《 社内文書 》 《 社外文書 》

[ ]

[ ]

[ ]

[ ]

[ ]

[ ]

② 次の受信者に、適切な敬称をつけましょう。

人事部長 佐々木 健一 : 個人の場合

株式会社桃山物産 総務課長 : 役職の場合

お取引先 : 不特定多数の場合

東洋商事株式会社 : 官公庁や会社など団体の場合

③ 次の頭語と結語を、正しくつなぎましょう。

《 頭 語 》 《 結 語 》

前略 ・ ・ 敬具

謹啓 ・ ・ 草々

拝啓 ・ ・ 謹白

白紙の文書を起動し、あいさつ文の挿入方法を確認しましょう。

W_19

▓█ 5. コメント

文書をやり取りする上で、相手に対して申し添えておきたい内容を明記することができます。

《手順》

❶ コメントを追加したい個所を選択。

❷ [校閲]タブの[コメント]グループの [新しいコメント]をクリック。

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▓█ 6. 変更履歴

1 つのファイルを複数人で仕上げる場合、「変更履歴」を使用するといつ誰がどこを修正したか記録することがで

きます。修正した箇所を「承諾」すると変更が反映され、「元に戻す」と承諾されず元の状態に戻ります。

《被チェック者の手順》

❶ [校閲]タブの[変更履歴]グループから [変更履歴の記録]をクリック。

⇒ 記録の開始

❷ 修正開始。

❸ [校閲]タブの[変更履歴]グループから [変更履歴の記録]をクリック。

⇒ 記録の終了

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《チェック者の手順》

❶ [校閲]タブの[変更箇所]グループから [次へ]をクリック。

❷ 変更箇所を承諾する場合は [承諾して次へ進む]、承諾しない場合は

[元に戻して次へ進む]をクリックしながら、❸のウィンドウが表示されるまで

進める。