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Page 1: カリキュラム経営の戦略と実践事例...カリキュラム経営の戦鐸婆と実舞1事獅1 25 カリキュラム経営の戦略と実践事例 一保原小学校の学校づくりを例に一

カリキュラム経営の戦鐸婆と実舞1事獅1 25

カリキュラム経営の戦略と実践事例

  一保原小学校の学校づくりを例に一

渡辺博志織達車立保原小学樹

 がタキュラム経営は,各学校において教育課程や撮導講撫を鐸成,実施,謬慰するために必要な

人的,鞠鶴,財飽.教官妓衛的および緩織運営約諾条締の整欝活動(経営管理滋勇〉の総緯をさす、,

現在,その実践爵醗賓が難徳されるのは,各学校の主簿盤と窪律牲に基づいたカ1メキュラムの鵜発

とカリキュラムを寅縫,認懸,酸善していく綴織的な取1り緩みが求められているからである。

 ・寿,学校では,教官の質の癖藪をはεめとする教官課題の飽,教育格藁是蕉などの投会的要請,

さらには選密校務などがタキュラム鰻営一垂解決しなければならない多様で多垂な課題をかかえている。

 本穣では, 一公塵小学校の典璽的な教官課題を取静髭げ,カ1フキュラム経営グ)戦酪と実践によっ

てどのように解決しようとしたかその事趨を綴密する。

麺キーワード)力量フキュラム経営 学校経営の戦酪 学校経営・運営ビジョン

王 はじめに

 今,力盲ナキュラム経営が涯舞されているのは,その

背景に「総合的な学習の時購」の実践の法がりとともに,

撃成鶏年に教官課程審議会からヂ幼稚露,小学校,中学校,

農等学校,盲学校.聾学校授び養護学校ヂ)教官課程の

基準の政善について」の答申が鐵されて特藍ある学校

づく鯵の雄進が提蕪’され,麹校の力茎」キュラムを総合

的な境野に立ってデザインし,実践することが求めら

れるようになってきたからである.さらに,撃成鍾年の

学校設置基準の改鑑に伴って学校の衰磁点験・霧巳評

麟や学校経営に隣する精穀の公調が規定されたことに

より,カサキュラムの評懸と改善を含めたマネジメン

トの綴念の広が1りが撫遠されるようになったといえる。

 筆者が校長として嚢務する保原小学校においても,

「総合麟な学習の時鷺涯の力琴キュラム露発において教

税・霧至減等との連携・総合を麟つた亜鞍り緩みの先輿が

求められ,学校全躯として教科の力蓼キュラムといか

に灘達させ,膏機的に運矯するかといった籍たながフ

キュラム経営しの課題も浮量1している。“

 さらには,教育の質の陶土,「読解力」の低下隅題,

学力格差の振摘,子どもたちの生活華ズムの麗弱建な

ど麟をあげた鱈癒が求められる課題の麹,毒欝韓合併

に係る教官課題や地方教官行政からの要請,臨鱒姓を

基盤とした絹織力の育成など多様で多重な課題をかか

えている。

 本鞍欝では,一一公立小学校が癒える典型的で合舞的

な教育課題を取鯵1二げ,それらを総合的な縫点からど

のように解決しようとしたか,力婆キュラム経営の戦

略とその実践事鰹について鞍害する。

璽 内事メキュラム経営

カ1ナキュラム経営については.(の幽綺保寿(2倉群溝

が「露発編賎した力蓼キュラムを実施,評懸.改善し

ていく綴織的な営みである」と競走して,各学校のよ

り効果的な力芝タキュラムを案現するための基本的なプ

ロセスを、力移キュラムの雛発→纏成帥実旛輔詳細畔

酸善として示している。特に,力嘆キュラム経営の肇

要な終標として.各教科における基礎・基本の学習と

総合的な学習の時限における学習内容と鞍合を轡鯵,

発童生縫の学力を高めていくことが重要であると強請

している.また、力鯵キュラム経営に当たっては,艶

童生徒や地域の実態と学校教青鬚標を十分に庚験させ

るとともに,各教麟が裏体的に取導線むためのビジ葺

ンが霞要であることも指摘している。

 本校においては.糞薫牲・轟律牲を蕎ち織す特蓮あ

る学校づく暮と,曝や策の学校改革,学校酸羨の諸課

題との欝舞こ整合椎を見い鐵し,質の商い教官活動を麟

遺していく必要感が轟まっている。そこでは.がタキュ

ラム羅発など力琴キュラムメーカーとしての力量と経

営的な視野を備えたカ》キュラムコーディネーターの

役麟が嬬待され,学較づく辱の参麟スタッフとしての

脇懲性と力聾タキュラム酸善の策定にかかわ陰合・える資

質と縫iメ3が求められる。カリキュラムにかかわる教職

曇の資肇窪・緩重力の育成という観点力・らも,鐸彗係の養葺修

プログラムを績み込んだ取翰緩みを展離していきたい。

 経営戦略については.露語としてはこの欝年来,教

蕎‘界でも縫われるようなってきた。力茎タキュラム経営

と結びつ1ナた系統的な醗究は,(2/八尾娠修(2暮春のがr力

陰キュラム経営のためのストラテジー」の中でカ》キュ

ラム経営の基本構造について示唆に富んだ礎承をして

いる。その申で,濤標・雲容系列(軟膏活動を支え

る条群整簿系舞として,人韓・麹・財・環境・髭導捧麟・

連携に臠するマネジメントとともに教騨の持ち昧を生

かした鰯働姓などのポジティブな学校文杷の存在をあ

げている。

 また.(31天笠茂(2暮暮6/は,「公立学校にも経営戦

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26 橿織大学総合教官養薄霧センター緯要第2馨 2{}毒7一嘩

酪が必要涯として、野学校が経営戦酪を策定するという

ことは,環境と学校との適合を図るために,§標.討

函,機能などについて,優先纈粒1を決めた鯵,選撫し

た辱,鯵蕉を灘ることである。すなわち.目標を響妻確

ξ二し,礫境の麗係を定鵡.その求める荘暮方を追!駕す

るための諸資源を醗労することである。涯と遽べ,が藷

キュラムマネジメン評と掌紋のマネジメントは一棒の

騨孫にあるとして,戦略的な力琴キュラムマネジメン

野をどのように打ち立てていくか全体的な輪郭を提示

している。その中で,公立学校が経営戦略をもって特

色を持ち撫すとしても,教育委曇会の管理下におかれ

たむ,一定の共選牲が求められたむするなど麟麹条盤

があることは否定できないと指摘している。

3-2 多楼な被会的要請を鰭まえた統一感ある教育実践

 天笠(2暮春嚇が撥橋したように,公立学絞が力蓼キュ

ラム経営に戦略的に皺む縛むには,麟約として教育委

暴会の方舞による共選牲を踏まえていくことが繭提と

なる。学校に寄せられる施策要請については多重多綬

にわたっているため.力蓼キュラムとの闘に整合難1を

持たせ,聡確なビジ葺ンをもって経営に当たっていく

ことは,較長として一番心を砕くことである。

 本難の「長難総合教育講画~新轡綻ふくしまの学び

~達に連なる具体的な行動譜面は,「うつくしま教官改

革推進プログラム~ふくしまの教官7つの約束~」と

して示されている。

騨 力書ノキュラム経営の戦略

璽 保原小学校の現状と教育課題

 勝連青立保療小学校は,現在,晃童数758名,職暴数

43名,学級数器学級(特甥支援学級2学級を含む〉の

火焼穫校である。今年,麟立欝5年§を邊え,これまで

特購活動,麟書館教育,学校ボランティア醗魔,学力

海上フロンティア校など文藻省の醗1発振定校として多

藤壷にわたる麟窃海容を提案してきた歴史をもっている.

現在も察教委の少人数教官の欝究モデル校として,醸

究実践に取鯵緩んでいる。

 しかし,最近,承校のがタキュラム経営を考える上

でグ)羨提となる教畜環境に大きな変化が生じてきてお

む,教育清客の総体を見直し,戦略的考察に基づく撹

点を持ち,いかに統…感をもった具体的方策を進めて

いくかが課題となっている。

 本校ではこれまで教育活動が露連や連勢,継続や集

中などからの鍵点からの験討渉少なかったことを反省

点として,教育活動の一連のサイクルを(瞬八尾毅修

(2総3〉が示している力移キュラム経営の基峯構造を参

考に.§標・海容の系列とそれらの活盤化のための条

稗整騰系列の穣豊麗係や撫捕縄綴に善冒して,構造的

な視野に立った戦酪を策定して進めることとした。

 まず,鋳達議の教官基本謎薩や地域縫会からの鱗待

を踏まえた齊校の教官ミッションを瞬らかにして,学

校教官§標(学校檬.子ども像を含む/を穣議すると

とも1二,教官活聾を誉一夕鳥なものとして捉える観点

を獲欝し,力垂タキュラムをヂ再構成」「吟妹涯「愚昧づけ」

をして新たな紅麟鐵達を麟るため,全職曇が参醸して「学

校経営運営ビジョン」つくり1こあたった。

3一潅 合爵毒こ警験誕生した広域生活璽の中で生きる子ど壱達

  の自a存1荘感を高紛る力蕃ノキュラムの雛発

 率成の合爵で保原小学校が辮撰する紐達潔は,平成

鰺年玉跨菱縫に欝達蔀の5町が合啓した籍しい構であ

る。基本構想が分舞夏型(クラスター型〉含蓄秀というこ

ともあむ,学校嚢鉢の合舞統合等(小学校22校中学校

6校)は行われず,教育行政区域の絋大というソフ1・懸

の変化だけが髭行ずる結果となった。

 筆意がその策定に参画した本業の教官基本嚢擦〈ふ

るさとの豊かさを其脅し未来を播く力を磨く撰達の教

官〉では,それらを具聡していく上で,ドふるさと」σ)

拡大.教官財産の共有此,地域と地域の結び合いとい

うコンセプトをあげているが,学校ではどのように教

官内容・活甦に覆硬させていくか渉雑面の課題として

浮上してきている。

 簿達霧の教畜基本目標の具現に向けては,①コミュ

ニケーション饒力の育絨1二「ことばの教育」の充実 ②

地域の教曹力や教育素馨を活躍した餌達式「ふるさと

の学び」③「大学との連携による教畜の活盤乾」を視

点としてあげている。

!募葬葺ムマ筆癖簸$、瞬霧”1籍纒鍵哩》雲叢・s評磁・三敗讐で実践

i⑦搬琴キ漁うム褻威・葉叢3つ鐙柱i ・夢を懸念える学馨宣雪          i

l ・保漂っ子生活教書選塾           :i ・豊か癒め商議プ擬ジエケ←        1・⑫薪ふるさと傍学{梅が声キ甑ラム聡発    li ぜ録漂議験とこ誰をおどろう1・懸霧氷遜壇篇二rス発奮    11 躍縫ど慧ら禽蚤プ獲ジエク軽1轡評学力縫上グランヂデ’ザイン鰭まど濠プラン圭1

臣 に基づく確か穣学力の定繋

・ポ振婁ザザインま彰授粟憩墜落建毒三稜としたをワーウ

シ避ツプ墾磁修㊥職種鐙み

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カ1タキュラム経営の戦鵜と実践箏鰹 27

曝一陣 全翼参灘の学校経営・運営ビジ黛ンつく畢’を還した

  カ1ナキュラム経営の全体構想

 がナキュラム経営の至難檬を考えていく上で,/5〉

懸樗短子(2春奪緯はカ1タキュラム経営の構成要素とマ

ネジメントモデルを示して多くの示唆に富む提案をし

ている。特に,数鑓がこれまで力琴キュラムマネジメ

ントのP段繕(実践)以外の段欝に「主緯書重として

参面することが少なかったのではないかという搭摘は,

本校のが穿キュラム経営の反省と大きく重なる.

 本校では,全員参画による「学校経営・運営ビジ叢

ンつく辱藩修会涯を還して教育活動の総捧を見直し,

教官活動闘の撫互鰻連,連動縄係,権補縫係などを購

確にするとともに,条件整備系列に闘わる本校の詣導

簿麟,教職暴の資質肉、と,今後の学絞づくりの醗修等

を醗鞣して統一感ある学校づく翰を進めることにした。

4-2 糧互麗蓬を踏まえたカ》キュラムデザイン

 静達毒の教官構想の鍛重要課題となっている新しい

広域生活圏の中で生きる子どもたちの霞己存在感を高

める力葦タキュラム雛発や本校の課題として浮上してい

る生活の琴ズム,学力海t,認め合う心の育成を連動

する教育活動の中で育成していく。学力向しについて

は,授業酸善懸修を含めた条件整備系爽との麗連を璽

摂した取む継みをしていく.

匝    …  一  一 一     一   がノキュラム編成・実践の3つの柱      i                        モ                        ド                        ド   夢をかなえる学習宣言     一      1ミ                                                   チ

ー  ・保原っ子生活改善運動            1                        ヒ  ・豊かな・む育成プロジェク影         1

 ②教育財悪地綾の教育棄材を生かした「ふる1  さとの学び」力縫キュラム驕発         i

  ・「保原よいとこ3をおどろう         i                        }  ・保猿轡の水環境エコニュース発露       1                        }   ほどはら弁当プロジェク静         l                        E ③ 「学力向上グランドデザイン・ほど漂プランまi

  に基づく確かな:学力の定着          i

                        }   △賃○の展露欝想              1                        き   「学びをつなぐ達授業醗甕          1

   「授業の豊かな着地点麟繊蓬罫観覧的な藪書デ1                        }   ザイ巧戦螺こよる授業雲践     i

4-3 協欝牲を高める緯織的な取辱懇み

 本祭では,全学年において少人数教育(論人学級など〉

を導入してお弩,その異捧的なシステムづくりは南瞬

材教育委員会が撮当している。本校では,独懲の取鯵

緩みとして少人数学級と少人数指導の欝羅を選択して

きた。さらに少人数教育の縄点を踏まえた指導捧麟を

醗究的に実践する。また,本県が平成欝年度から導入し

ている教職無目榛管理麟度についても,学校教育目標

綾討藩修,学校経営・運営ビジ葺ンの全暴参画礒修に

より,麟度の全鉢構想と学校教育§標達成との構互経

連難,連勇姓を十分に踏まえた実践にしていきたい。

 このような条{隼整備に臠する取修繕みは,ともする

と教育活勇警との渓1連が希薄にな乾}がちになむ,一一体感

に乏しい湧鯵離された職務の活甦として受け藍められ,

教嚢の多忙感や協欝牲抵下の原石ともなっている。〈纒

i〉の力琴キュラム経営全棒構想を常に意識した取弩緩

みにしていきたい。

V カリキュラム経営の実践

1鱒 全貴参薩によるゼプレ攀援経営・運営ビジ還ンづ

 く騨醗修会講

 本校の教職舞の多くが多忙感を麹きながら教育活動

を進めている背景には,これまでの醗究校としての取

り総みの成果が整理されていないため,それぞれの意

騒をもった教育活動が籔片的に進められていることが

あげられる。また,教育改革で学校に要請される旛策

の自校化が進まないことも教育活動闘の根互溺連盤iに

十分着轡できない体質を生んでいると言える。

 筆者が学校経営に当たってまず懲りたことが,教職

嚢の欝朗感を高めることと,騰鰻1僅が広がる学校文{ヒ

の再構築の必要性であった。紅全員参懸達にこだわった

のは,前達した懸材知子(2鬱鬱6〉の捲摘(教暴の多く

がマネジメントサイクル・蚕}欝CAの沿(実践/段鷲

以外に灘与することは少なかったという指摘〉 ととも

に,自校教育の全体{象の員{本的麹孟握と教育活i甕廷還の著馨

互露連姓,連動姓,連続性,譲乗効果などの縫係姓が

よく検討されていないという飽機感があったからであ

る。現在,企業においては金面立案,営業戦略などで腰彗

解」を繕いた綾羅が裟まっているが,本校においても

資料をビジュアルな構造緩を基本として作成している。

プレ学校経営・運営ビジョンづく鯵醗修会を5遜実施

したが,多くの場癒でこの資料提示を活濁した。

 S羅の醗鬱金を通して,露校の教育内容を擁撮して

見ること,教育活動が楊互に1タンクしていることを確

かめることを慧緩した。特に,各購修会に懸購テーマ

を設定し,5懸分を…摂して企画提示することによ馨力

1ナキュラムづくりの基盤となる構想の境野を広げる効

果も鍾撫したいと考えた。醗修会の推進者は教務主任

があたむ,校長,教頭,醗修重任,教務係が参撫する

綾討会で準備をした。各磯穆会では,その下薬懸究と

して各種調査(学力講査結果分極,生活雲態講登簿/,

教職轟意識講査,学校詳細葉群などを整理するととも

に県教委等の旛策要請の機要や啓達車の教育基本欝標

について事欝提示するとともに,各観修会ではねらい,

方法について翻解資糧として提題した。

 プレ学校経堂・運営ビジョンづく鯵藩修は,ワーク

シ量ップ型観修を取鞍入れ慧箋を綾つた意見集納と整

理分類の方法をとった。その過程で子どもたちの生活

撃ズムか整っていない実態,学習への霞む緩みに対す

る実態.盤活と学習のクロス集議』教曇の授業に対す

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28 篠妻轟大学総合教養轟舞魔センター紀要第2弩 2go7一葉

る幾題意識などを畷らかにしながら,「子ども像」「学

校縁」「教鑛豫葺に盛翰込むキーワード検討を進めた。

(2ン案践の異体化の流れと横互養難連を璽:醸した掌紋蓮

 営ビジョンづく鞍

 プレ覆修会をうけて学校運営ビジョンづくり推進会

議を進めた。本校の教職嚢の多くは,学校軟膏鑓標の

具現建のためにどのような案践1薄容を積み一董二げていく

かという葬たてび)灘遮穫鵡と実践内容潤の連聾姓,嬢

鍾補完盤,穣乗姓などの効果を捉える「よこの獲1連姓葺

の検討が華分ではない考えている。

 推進会議の興棒的方法としては,「保原の教蕎雄(本

校の教育講藪/の部縦謎錘を取り饑し.要請されてい

る羅究や施策なども含めてマト婆ックス表に位置づけ

ながら相互聡達牲を見透したヂ学校経営・運営ビジ3ン」

の策定を行った。

 特に,金轡ととも1こ鑓{域生活麟が謎i生することから,

ふるさと深濠を探求する総合纏な学習の縛縄について

の取鯵緩みについても轡せて鹸試するとした。総合的

な学習の時禰については,率成藩年翅鷲の〈学習詣導

要領一難改鑑〉に梓い教科等との経連を図る税点が重

縫されている.総合的な学習の時濁と教科等の学習の

懸と轍藪警発的擁係に養難し.それぞれの学欝経験が

好影響を及ぼし合う櫓乗効果にも着鞍した力鱗キュラ

ム麗発の必要性が議し合われた。

(3》穣互関連を踏まえた実践

 今,ε学校力」が潤われている。ゼ学校力藩については,

準成群羊欝繕中教審答申のr親しい時代の義務教育を

麟造する(答牢Mの中で「学校の教官力三と規定して

いるが.学校力の撤す籔鐙には家庭や地域註会がどの

ように鷺わることができるかという課題も内包してい

る。これまで教官というと学績のみが握ってきた鶴藤

が多くある。しかし,奉校の実態として浮としている

生活琴ズムの無下減少,隈られた棒験,互いに認め合

う心の抵下などを踏まえると学校と家縫,地域被会が

ともにカを撫し会って教育を行っていくことが不薄欠

である.「連携」を乗警越えた「鶴臠する軟膏涯が本校

のヂ学校力謹の捉えである。

 そこで.力鱗キュラムを考える「たての経連姓曇「よ

こグ)関連盤雲の中に,家纏,地域教会と協臠する教資

の綴点を取鯵入れ,以一ドの3つの桂立てによってカサ

キュラムの奨体建を進めた。

①痛めをかなえる学習窒薔

 〈輿践講究の基盤〉

☆保顯小学校のぐ学習・○学習・巳学習を緩み合わせ

 た学びの充実

  ぐ学習……「さんかく」でイメージされる広が鯵

  を璽観した学習指導。系綾牲,補充,発展を組み

  合わせた「系統学習」

〈麟2〉

騨灘刀@  

藍轟養

雇藷…

//…

   /

・讐欝欝塞  食と辮

 票欝鱒 一一一饗

羅響多ノ

⇒      鼻-  『一      ダ    のす

   嚢ら墾麟 サ ィ  シ  サ

譲遡毒癒 意識瀞華御  鞍購墨羅羅靉靆雛.、・.、..

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      で             ■ .糠穂雛欝欝繋麟‘難灘懸嚢癖灘 ・  鐵糞毒懇窪籔鑛懸叢糞難繍       一

          で         ■      ■                                            ■            ■   ■      ■                                                                                                        ■     ■                          ■   ■                                       『

                          〆雄一榔『甜■潮溜帥群雄一盟一弩                          毒茸つ磁マイン麓纒》夢懸舞                          綾里雛むて譲叢癬学鞍劔難                          幾響雛奮態態叢鷺._.藩

    覆つ憲懸   !鱗i譲羨毒鮮窪

勢饗葱.翁騨  麟鍵灘       』i畿叢叢蓄』貰  /霧跨ぎ\\

熟☆蟷灘翻\窺鑑灘劉ノ㌧謹難難暫△講鰹/

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力弓キュラム経営の戦酪と実践事纏12警

 ・○学習……「まる藩でイメージされる力婆キュラ

  ムの要所で集中的に行う振り返り学習。学習の展

  望を広げる「かみしめ学習」

 {コ学習……「しかく≦でイメージされる遜1の帯撫導,

  毎醤の継続的取む緩みが必要な家経学轡,読書指

  導などの学力の基盤となる継続学習。

☆彰学び方ガイド」…一学習方法脅威のための学習誓

 イダンスブックを毒とにした指導

☆ PτA纏働戦略「学年×2翻i54硝家庭学習運動

 ・欝,蔦,欝は家庭学習のモジュー駕蒔雛.子ども

  たちはモジュール暗闘を選探し学年の乗§て家庭

  学習を設駕する。臆分モジュールを選叛した6年

  生は.鴛O分の家庭学習を構成する。「学び方ガイド護

  を活僻して構成を指導。

   〈率成葺年度の重嶽実践項欝〉

★授業の構造をとらえた極書構成による授業観魔

 ・教携暴葺饗,学習内容の適雅な構成,発灘,授業の

  論種姓の確保.視覚的な効果などをまとめて機討

  できる叛書構成を中・むとした授業轟嬬究を進めた。

  この授業醗究は.「板書計薩○○敬運動盛として理

  職教育の中核に麩置づけられた。

★ 授業を魅力的にデザインするヂ授業の着地点盛戦略

  定番授業からの騰皮を遜るため,授業のま難二1を工

  失し終末の活動を豊かにする授業づくり。単元や

  授業の授業の終末段欝の工夫を薄受業の蕎地点」

  戦略と読んで授業麟魔に位置づ酵ている。2年生麟

  語「たんぽぽのちえ雄では,「フ1タップを俘ってた

  んぽぽニュースのキャスターになろう」であった。

  フ1ヌップつく馨が,説萌文の麟確な読み取馨につ

  ながつた事{舞である阜

②蘇原っ子生活萎ノズム教書運動

 〈P T A連携脇欝〉

 透奪三,様々な調査1結葺きから矢舞られるよう1こなった「す

いみんゴ「輯食盛と学むの撫縄灘係は.本校の生活実態

調査と学力調査とのクロス集欝からもその横縫縄孫が

認められる。子どもの発達や懸との麗係についての議

新の知見をもとに3つの運動で構成するr保原っ子生

活蓼ズム改善運甦3に取跨績んでいる.数績1二還標を設

定した取跨線みとその評懸により,年穫ごとの酸善度

数を購らかにするとともに学力との癩聡についても分

観していく。

☆すいみん・輯食1・あいさつ運壷}…PTAととも1こ

 薪焼生活1声ズム酸善離合の立ち、1二げ

☆読書と「えらぶテレビ」運聾一麟書ボランティアと

 連携遜聾ヂ保小i総羅の勧め」

☆学校のことを話そう運勇…学び方だイドの活繕

 く平成貿年度の重点婁践須要わ

★食青縫連の力婆キュラム麗発…纒乞料理藩鷹家と

 の其癖翻発

  学習農園の野菜・米搾りとそれらを活矯した料理

  捧験

 〈2年〉さつまいも搾り体験と2年生でもできる籍家

  庭料理「ほどはらいもきんとん蛙

 〈嵯年〉大豊とジャガイモ侮り体験をもとに籍しい郷

  土料理「憂っこ汁達

 〈6年〉古代米づくむ鉢験をもとにした螺土発のヂほ

  どはら弁覇

  体の鯵ズムつく韓

 ・系統姓押さえた「からだほぐし」運動の推進

  横気づく馨,協力づく鯵,学絞づく鯵

  保漂協力清掃…学年縦麟リグループで無喬溝掃。

清掃活爵にこそ新段取馨力」。「縫率的な勇線意識涯

ヂ綴気涯「織力」など子どもたちに必要な豊かな教

官が詰まっている。

③豊かな心育成プ霞ジ薫クト

支え合う集懸づくり

よさを認め励まし{釜う彰撮かい集藝翼づく離

異学年きょうだい礎の活動…「ふれあいタイムの

遊び」活動,「i年党となかよくする会」「卒業お

緩い会葺

豊かな誌験活甦の展聡

地域の教育舞孝産を生かした体験活蚕き…墨轡元の籍民

謡「ほばらよいとこ」(紹秘7年)のダンスバージョ

ン禽ll作ふ鯵つ1ナ瞬発

・学校ボランティア活躍の授業輿践…米焦り名人の

懸纏え指導,穰慰む指導 環境ボランティアと其

購のグ1ナーンマップづくり,支援ボランティアと

いっしょ匿}探験

(41 地域の教育財産・教育素秘を隻かしたゼふるさと

 の学び」がナキュラム器発の事例

 本校では,ギ豊かなかかわ制を大郷にした総合的な

学習の皺む緩みを進めてきた。これは,3つの子ども像

の申の「めあてをもって学ぶ子ども」「みとめあう子ど

も」の暴理1こ大きくかかわる実践である。力夢キュラ

ム雛発にあたっては,ド豊かなかかわ削をヂもの・こと」

との多様な誌験や夢人葺とぎ)交流の中で.かかわ鯵を

深めたむ.試行錯誤を繰鯵退した馨しながらよい影響

を及ぼし合うことと規定し,「教韓とのかかわ韓」「二子

ども1講堂のかかわり盛「地域の人・霞然・文飽とのかか

わ馨」の3つの穫嚢蟹から場の工夫を行った。特に,「地

域の人・良然・文銘とのかかわ鯵」は,欝達毒に移行

する前の蔭呆原舞舞を意識した教育素梅酒繕の薄籠牲

を縦野に入れた麗発の観点とした。

① 「保原よいとこ擁をおどろう

         実践:4年i緩 梅宮藍子教諭

 保原馨fは,古くは生糸の織工を中心とした繊維産業、

現在はニッ←産業を基幹とする産業と海難の欝である。

翼P(〉や商工会の簿おこし活動も盛んで,子どもたち

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3春 藩籬大学総合教霧曝舞魔センター紀要第2弩 2蟹茎7一{

は催される文化活動に参濾する機会も多い。

 この単元は,瞼年表に律られたが最近激われなくなっ

た嘉時の新民謡「深厚よいとこ」に振鯵結1ナをして臨

むを広め欝おこしをしている保存会の人たちや,それ

をギよさこい」に編饑してよみがえらそうと活動して

いる人たちの悪いにふれ,自分たちで振鯵酵けをして

ダンス「ほばらY(〉至丁OK(〉」を瞬のお祭舞に発表

する一連の活璽郵こ広げた実践である。

 ヂ保療よいとこま保存会やr保原よさこいの会」の方々

との交流や,これまでの薙ぎの文化活動,瞬の産業の変

遷などを取新講i宣することで,地域の活性建1に貢献し

たいという子どもたちの意欲に結びつき,発表会の広

報,運営,全校生に広める活璽蓼などの皺むi雛み1こ発展

した。

ある食緩鮭の歴史的活躍憲法や郷土料理のいかにんじ

ん、はらこ餌づく馨を還して,「地駿の食文{雛の体験

を広げた実践である。

 「ほど1まら弁護」のモデルである「梁鱗弁難」の麟作

にかかわった割烹の料理担当者をゲストティーチャー

として結いた食の碕窒会,古代米の収穫などは.子ど

巻たちの霞を地域の食秘のすばらしさとそれらを活絹

した郷土料理の豊かさ1二目を露けさせた噛

 本単発の「着地煮曇戦酪として、ヂ自慢のぎほどはら

弁当撰は,レシピ集として公翻することした。

○灘鰻のドほどはら弁当涯簿

  壽ばた豆の古代米ご飯.いかにんじん,ひきない鯵,

 豆っこきなこだんご,豆っこ露楽,瞭つ酵ゆでたまご,

 ゆでブロッコ1ター,雪見うさぎりんご

② ヂ保原驚の水畷境工舞ニュース発艦強

         雲践:5年3綴 高構誠一鄭教護

 保原町には、水をと馨まく豊かな自然があったが,

盤活の変{継こともない年々失われてきている。そのこ

とは,現代の環境難題として足下の実践から嬉める地

球編模の保護,保全活動をふくめた実践課題として取

り緩んでいく必要がある。奉単元は,本校の総合的な

学習の時瞬の柱であるヂ地域の自然ま再発見につなが

る力喜ナキュラム瞬発事纒である。

 理科の学習罫鑑命の誕鑑葺「流れる承のはたらき」,

露語の学習「ニュース番緯を作ろうまとの総連・発展

と結びついた取り緩みとなった。その串で,子どもた

ちが企蔑して進めた2つの調査は,地域の水環境を短

る具体的実態講i董として涯醤する調査となった。

 ○水盤振標生鞠による購の汚れ講査(ヒル,トビケラ,

  ミズムシ,ミズカマキ甥,カワニナ,タニシなど〉

 ○カワニナの数調査から発躾したヂ昔と今の礫境変

  {と講査(ほたる観察アンケー塾)3

 ※搭標生魎講査については,環境省をはじめ県教育

  委曇会で葛進めているが,地域の実態講査として

  は,まだまだサンプノレが少ない。

 本単元のヂ着地点」であるニュース番総は,学校の

掲示籔を還して全校発揺ができた。購δテーマの取り

緩みをしている学校との交流を求めている.

③ゼ縁どはら弁当プ縫ジェクト」

         案銭:6年2緩 瀬鱗満美子教職

 年度当籾,地元薪聡に載った「地産雛消の疹梁瀬弁当垂

聡発」をきっかけに,地域の特色ある食材1,地産雄費消

の実態,郷土料璽について子ども達の麗心が高まった。

i学難に,家庭科で栄養のバランスや食品の緩み合わせ

を考えて圭食分の献立を考え調理する学習を経験した

子どもたちは,栽培している虚代案や地域の特産最鮭

の漬溺,郷土料蓬の特金ある講理方法を学習して「わ

たし自慢のほどはら弁嶺達つくりを置纏蚕した。

 本単元は.特産贔のあおばた豆,ジャガイモ,特色

⑤「保療に生きる」 …… 軍威総年度

  実践:6年薫綴 中野美登講 2繧 橘  寿史

       3綴 高橋誠一鄭 む雛 隔離 敏之

 平成鰺年度は,保原地区を会場に県小学校教育醗究

協議会「生活・繰合醗究藻合舞達大会」が実旛された。

本校では,6年生が皺む緩む「総合的な学習の暗闘:

保原に生きる重を公離したが,校内の授業醗究では参

旛型授業醗魔の特質であるプレゼンテーシ垂ン機能を

いかした各学年の事蕪バックアップ授業が展調された、

また,公雛授業の単元もヂ率戒纈郵粟糠よいとこ蓋を

つくろう韮という内容で,酢年度に蓬年生が実施した

瞳保療よいとこ雲をおどろうユの教梅毒葺究を土台とし

た校内羅究の成果を十分に生かすことができた。

 公聡授業のねらい:「平成糠:深濠よいとこ」に載せ

 たい内容を考えることによ弩,現在の保原のよさを

 艶つけようとする意識を高めることができる。

(51ゼ学力海上グランドデサイン・ほど原プラン達に

 よるギ確かな学力」の定着

 本校では,晃童がを次のような憶意的な学力.機能

麟な学力,実鯵的な学力を総合的に身につけることを

目指している。

 口知識や技能を身1二つけ活繕する力〈実鯵的な学力〉

 鵬学ぶことへの露心・意欲〈精意的な学力〉

 墓思考し,轡籔する力〈機能的な学力〉

 9表現する力〈纏縫的な学力〉

 口纏とかかわむながら問題を解決していく力〈機能

  的な学力〉

 子どもたちの学力を晦上させていくために,羨達の

「ゆめをかなえる学習宣言重を中心に行動目標を構造的

にまとめたギ学力溝上グランぎデザイン・ほど原プラン」

を策定して相互縫係姓をとらえた取り緩みにしようと

した。

 この中では,生活1タズムの改善と豊かな心青繊に臠

する雲叢が学力織、しとどのように連動していくが聡確

になるように工夫するとともに,教員の授業実践醗究,

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ヵ婆キュラム経営の戦酪と実践事鱗3基

数纏§標,評懸方法とのかかわりも醗示した.

 学力溝上グランドデザインの実践1こ臠する評懸につ

いては,週指導計麟を活繕した野至〉S至サイクルによ

る授業酸善や学鱗ごとの評鰹票集謙を還して,学年懸

の実践の連結状溌を見極め実践内容の異郷的酸善に反

映させること1二した。

 平成貿年度董学購の詳懸では,生活解ズムの政善が

学習に溶する意欲の海上や学習の積み重ねに徐々に成

蓄襲が認められ始めたこと,極書を幸心とした教案憲憂舞3篭

が教官謙遜(系統麟力1タキュラム/と緩み合わされて

シンプ鳥になってきたという実感が鞍岩された“一方で,

趨の帯指導と幸心とした「鶴の詣導」で学年闘の連結

に系統的,軽隻葬砦的な再編成が必要ではな翼翼かという課

題も多灘らかにされた。全体の評鱗のまとめでは.毎醤

の学習に隣する指導が,どのように絃びつきどのよう

な方梅牲をもって進められるべきかのコンセンサスが

高まったことが鞍告された。

(鱗協鍵盤を羅ある緯織的な取尋ナ緩み

 統一牲を十分に意識できる教育酒壷謝こついては,学

校経営・運営ビジョンに臠する全麟参薩のプレ醗修会,

策定会議やその遺程で生まれたヂふるさとの学び」力

婆キュラム麗発,学力海上グランドデザインに基づく

学習捲導など撫亜聡達椎を瞬らかにした「馨繧・内容

系翼」の実践の率で進めた。

 一方,外藩からの要黐や教官委曇会施策の…■一環とし

て取舞込まれた教育実践については,そ6)ままでは救

農の多忙感を結びついて主簿的な取り緩みに舞華する

ことは難しい。そこで,「条艀整鰭系爽3に含まれる少

人数教育,教職曇管理麟獲については,「臼絞麹涯の擾

点からの購究駒取舞緩みを進める中で,脇艪牲を醸成

しようとした。また,大規穫校の授業春寒究の課題とし

て浮1二している※金員参撫の確保を克賑するため,極

書構成デザイン検討を串心に翼体的鮭案をもって参濾

する参撫璽授業鞭究によ馨授業難癖しに努めることと

した。

 ※授業羅究の全曇参綴については,講究授業該楽の

  学級の喫態の耀解不是,授業案資料難破の酸善.

  授業参観に梓う良習などが課題としてあげられて

  いる。一方で.教職興は多くの授業実践を見合い,

  餐}鞍を共箏ぎし,学び合うことで授業力を高めたい

  と駿っている。

① 少人数教蕎禽欝按化導入

 擁羅銀では,平成欝年度から小・中学校全学年にお

ける「3{}人程淺i学級」を導入し,秦野韓が蓬鷲本となる「少

人数教育」を雄i進している。

 これは,県が「鎗人程度学級藩婁施に必要な教曇の

確保や不疑教室の施設設備に蝿する支援を行い,市町

韓が「少人数学級3か「少人数指導量かを黙ら舞籔し

選撫するという取り績みである.保原欝では,小・串

学校のクラス編成を、各学校の実精に癒じて行えるよ

う1二している。

  本校では,この翻穫を縄矯して,玉,2年生は3(》入

鉄筆,3年~5年は33人顎下の少人数学綴を導入し.6

年は冤童の人数や捲導効果を考癒し,少人数捲導(T.T,

習熱度購指導,コース驚鮨導〉十■一蔀教科綴紐麟を導

入するなど少人数教育の霞校紀を纒つた。

 この当校化にあたっては,学年獲ブロックでテーマ

を設定し,学習習縷鐸鞍,学習指導の連続難,懸に応

診た指導の充実など発達段繕の輿態を踏まえた実践に

取誇緩んだ.子どもたちの6年懸の成長を踏まえた学

習指導の重点銘は.保原小学校の段繕的詣導の在翰方

を議識することにつなが馨,有効な捲導の共有と蓄積

につながった。

②参擁攣授業醗究による授業力海上鈴取鯵緩み

 参挽型授業醗鷹は,本校の授業講究方法の課題解渓

と授業力商一Lへの意欲が結びついた方法誌をもと1二実

践乾を進めた授業羅甕方式である.本校の教舞義は,蔭

常麟な授業実践の交流を透し授業力を溝、、豊二させたいと

騒っているが,それを澱んでいる要図に,授業参観に

梓う学綴の目習,従来の詳綴で多蛙にわたる資料を準

鬱する授業案づくむ,事繭,事後醗究会の具捧的綾討,

後証不足をあげている。

 授業醗魔会酸善のきっかけになったσ)は,校長が数

鑓に求められて進めた「授業σ)基礎・基本を学ぶ」で

の講義とその資料である。叛書構成の要素として綴喜

づくりの蒲提としての教韓構造の廼握.学習内容の的

確な提示,発露や覧童の考えの取鯵.ヒげなどの総合的

な検討などがあげられるが,それらのメ!タットを生1か

した授業蓑葦究酸善の桑疑点は以下の通むである億

 ○授業購究の具捧検討は,簡潔な授業遜程と「飯書

  構成案猛で行う。

 ○事羨醗究は,娠書構成遺程鈴プレゼンテーシ肇ン

  と発露を基にした模擬授業形式で行う。

 ○醗究参癩者は,燐案をもって参撫し「籔書構繊案」

  の験叢書を窒yう。

 ○授業は,模擬授業の改善案として授業者が構成し

  実旛する。

 ○授業検証資料は,ビデオ醸録と静痴麟豫を記録に

  残すとともに.授業過程の要辮での発溺や覧童の

  擬癒等をコンノ{クトにまとめて授業戚聚を総餐窪し

  て整琿、する。

 ○授業成果の総毒轟を校内ラン共有ホノレダー1二蓄i積す

  るとともに校内公麗をする。

 平成鴛年度は,参簾型授業覇i甕を塞遜(察教委誕錘

訪周も含む)器催し,その趣,「飯書構成案藩による白

煮授業公聡,学年の授業公雛の機会も増えてきている。

この参癬璽授業羅1究会に参燻した数鑓は.授業の異郷

的事喫に立ち,建設的な授業アイディアの提盤と改善

策の難業を持って発言している。特に「極書構成」の

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32 磁轟大学総会教官懸窺センダー紀要第2弩

駿善策は.麟々の教員の授業観,教韓観,発童観が異

体的に語られ,綾羅授業に大きく覆酸された。

聴 まとめ

 本稿では,保原小学校の教官課題解決に力寝キュラ

ム経営がどのようにかかわっていくことができたか,

その戦略と翼体事纒について鞍籍してきた。

 戦略は,次の3つである。

 蓋 学校経営・運営ビジョンづく鯵を通した力盲ナキュ

  ラム経営全体構i馨、の共;薄藍二

 2 橿互穫1達姓を踏まえた力琴キュラムの実i践建

 3脇簿牲を高める緯織的な鍛馨緩み

 これらの糧嚢は,本校が考えている力移キュラム経

営の号イクルであるP(謎懸〉一 )(喫践/-S(評懸/

一董(改善)の串で異体紀されてきたが,i6)視点では

言圭薩と評麟の葦登購,2の観点では実謬葵と評懸綾1讐,3の

縄点では震銭と改善の段欝に力点を置いた鰻告となっ

た。繊下,戦略の異体建を総撰した成果と課題につい

て違べていく。

 〈成果〉

○ 本校の教職曇は,褻校の教官を「壷亡した教官漂

 甦の総合捧」と見る繧海があり,全体構想の構造や

 軟膏活動報互の経連などについての饗解は十分に共

 脅し合っていない疲雀があった。それが,達磯感の

 獲得につながらず多忙感を捻く験溝ともなっていた。

  戦略iでは,「学校経営・運営ビジ望ン雲づくりの

 全曇参麟きにより,教官活動の帽互経連,連聾,撫乗

 熱栗などの擬点から教官溝容・活聾の総簿を髭直す

 ことができた。幾夜,学校には教青酸華の一礫とし

 て様々な教育趨策の要議が持ち込まれるが,麟校教

 青のどの藻分に縫羅!づけることが可能なのカ・を探る

 ためにも,軟膏企瞬を鰭灘できる構想緩が必要であ

 る。このギ準1藤が,「学校経営・運営ビジョン3グ)全!

 曇参爾の検討に大きな効果をもたらした。

  この機能に惹難して,事成絡年度には,がタキュ

 ラム編成霧こかかわる精報を一権義管理し,検認資料と

 して整琿し提供する「教育構想ステーシ讐ン」を構

 想、した。

○ 「学校経営・運営ビジョン」づく鞍では,「蓉標・

 内容系奉おに絶する実践の穣討とともに,「条欝整簿

 系列藩の少人数教官の取り緩み,教職嚢目標管螺麟

 度の撫絞導入についても糧野に入れた縷討ができた。

 ともすると管耀職の穣討が痔毒心になる条稗整講につ

 いても,金教職興が参薩することにより頃標・内

 容系列」との共通輿銭内容が浮き羅鯵にな辱,統一

 感ある教育喫践への意識を高めることにつながった。

 当然のことながら「ビジョン」と教職員羅標管理欝1穫i

 の窪己籍標設定は連動して行われ,学絞教育欝標の

 異境建に僻する巖己麗与の検認は醗滑に進めること

 ができた。

○戦略2.3では,教畜活甦瞬の聡達とともに,家庭と

29む7一唯

 の縫働連携の麗連についても検討され講麟に緩み込

 まれることとなった。本縫の課題の・一一つである「生

 活写ズムの改善」については,現在,「保療っ華盤渓

 酸善運動」としてPTA活勇と連携して麗麗している.

○外診からの要請や教育委曇会施策の一礫として取馨

 込む必要がある教育実践については,本校の場合,

 薄麗な隈リヂ当校建涯の複点で棲誕1珍賺し,霞校に

 なじむ形で実践を進めていくことが効集約であった。

 §標を確実に読み取ξ),そのために本校では飼1がで

 きるかと綾試する申で.多様な実践が生まれた。少

 人数教育の取麹雛みは,T、T,習熱度磯学習,教科

 糧経麟などの導入に結びついたが,発達段繕を踏ま

 えた学習習濃や帯揚導の穣講によ辱,校内ランを麟1

 賭した効果飽な実露髪の興;欝{ヒを麟る「校内実1残ネッ

 麟の誕生につながった。

 〈課題〉

◇ 本校の力草ヌキュラム経営の基盤となっている㊧が

 教職貴の全舞参懸である。多髭鑑の軽減を意鬱した

 戦整をとりながら,会議形式の醗鯵が増撫する矛瞬

 を掩えてしまった。今後は,校内ラン活霧を一・懸効

 果的に取り込むなどの続報蓄云達方法やコミュニケー

 ション方法の工夫によ弩,会議の分数,集中σ)効果

 的な方策を考えていく必要がある。

◇ 力謬キュラム経営の力量形成を高める方策として,

 軟膏活動の質の向一とのための校内破魔体麟について

 敗着の効果が艶られる。今後は,校務分掌の改善を

 通して,綴織として条件整備系擁の発案にも開題や

 課題を整遅して取青り緩んでいくことが求められる。

〔琴1欝文献肇

(i〉監1纏毒筆渠講i(2倉倉3〉:教欝欝語形誕ギカ蓼キュラム藩登営涯

 の項(小学館〉

(2〉八羅坂修(2倉弓3}:特色ある学校づく鞭とカ1タキュ

 ラム雛発・力車タキュラム経営のためのストラテジー

 舜26(ぎょうせい〉

(3/天笠茂(2蓼容§〉:学校経営の戦略と拳法麟(ぎょ

 うせい〉

(4〉汽羅綾修(2倉魯3)1特色ある学校づくりとがナキュ

 ラム瞬発・瞬28(ぎょうせい/

(5〉露村惣子(2鱒5/:雑本がヌキュラム学会第茎ε縫大

 会「力屡キュラムマネジメントを{建造する校内懸修

 麗発の事鰹観究」資料

ξ参考文献1

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○「横浜蕪1立大学教育人聞稗学鑛離羅横浜中学校:饒

 解力」とは禽琶か(2魯今6〉:一P亙SA講査におけるヂ議

 解力3を核とした力蓼キュラムマネジメントー(三

 劣堂)

○車留武昭・欝村矯二野(2馨馨瞬:力婆キュラムマネジメ

 ントだ学校を変える(学事出版/

(2暮春§年ii鍔隣暮受礫〉


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