コンピュテーショナルデザイン
第三回
2016.10.0420161004 2Computational Design
20161004 3Computational Design
先週のおさらい
ライノの基本要素• 点、線、面、立体• オブジェクトの選択方法
正確に作図する方法• オブジェクトスナップ• 垂直と方向ロック• 2.5D (投影)
トランスフォーム系Command• 移動、コピー、回転、スケール、ミラー
20161004 4Computational Design
ライノの基本要素
1. Point 点2. Curve 線 (LineもCurveの一種)3. Polycurve(Polyline) 複数の線がつながった線4. Surface 面5. Polysurface 複数の面で構成される形
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オブジェクトの選択方法
Computational Design
Shift +
Shiftを押しながらオブジェクトの線上をクリックすると追加されて選択します
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オブジェクトの選択方法
Computational Design
Control +
もしも選択を解除したいオブジェクトがある場合、Controlを押しながらクリックします
20161004 7Computational Design
オブジェクトの選択方法
たくさんのオブジェクトを一度に選ぶ場合は選択範囲を指定します。この場合、選択範囲の指定の仕方によって、二種類の選択方法があります。
• 右下から選択囲をドラッグ(点線)選択範囲に一部でも含まれているオブジェクトが選択される。
• 左上から選択範囲をドラッグ(実線)選択範囲に全体が含まれているオブジェクトが選択される。
オブジェクトが増えるに従って、これらの選択方法を使い分ける必要があります。
20161004 8Computational Design
オブジェクトスナップ
新たなオブジェクトを、すでに作成されているオブジェクトにスナップさせて描くことができます。このことを「Osnap(オブジェクトスナップ)」と呼びます。
移動や変形をする時にも、オブジェクトスナップは使用します。ライノにはたくさんの種類のオブジェクトスナップがありますが、以下の基本スナップは常時オンにして作業するのが便利です。
端点、点、中点、中心点、垂直点、四半円点、頂点
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オブジェクトスナップ
Computational Design
端点、点、中点、中心点、垂直点、四半円点、頂点にチェックが入っていることを確認します
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垂直と方向ロック
Computational Design
Shiftを押したままでマウスを移動させます水平・垂直に方向が限定されます
Shift +
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垂直と方向ロック
Computational Design
Shift +
水平・垂直となっている状態で上方向にマウスを動かし、Tabを一度おして方向をロックします一度方向をロックしてしまえば、Shiftを離しても構いません
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垂直と方向ロック
Computational Design
方向がロックされた状態でコマンドラインに「10」と入力します原点から上に伸びる長さ10mmの線が描けました
20161004 13Computational Design
トランスフォーム系 Command
Move m 移動
Copy co コピー
Rotate ro 回転
Scale sc スケール(全方向)
Scale1D sc1 スケール(x、y、zのどれか一つ)
Scale2D sc2 スケール(x、y、zのどれか二つ)
Mirror mi ミラー
SetPt sp 選んだオブジェクトのxyz値を統一させる
20161004 14Computational Design
先週の練習の提出
先週みんなが描いたキャラクターを以下の手順で画像として保存し、Lドライブの提出フォルダーに入れてください。
1. TOPビューの名前を右クリック、キャプチャー>ファイルに2. ファイル名を「学籍番号.jpg」としてデスクトップに保存3. 保存されたファイルを以下のフォルダーに移動
L:¥2016コンピュテーショナルデザイン¥提出¥練習
20161004 15Computational Design
今日の流れ
サーフェース系Command (30分)• 線から面を作る方法• 開いたポリサーフェイスと閉じたポリサーフェース
表示系Command (15分)• オブジェクトの表示と非表示• オブジェクトのロックとロック解除• 全体表示と選択オブジェクト表示
グループ系Command (15分)• 複数のオブジェクトをグループにする方法
20161004 16Computational Design
hiroshima-d-lab.com/classroom/computational-design-2016
20161004 17Computational Design
【重要】これから多くのCommandを学ぶ前に知っておく事
20161004 18Computational Design
ライノ習得のための近道
1. 使いやすいAliases(ショートカット)を打ち込んでコマンドを実行する2. しっているコマンドをとにかく使い倒す3. 慣れるまではCommand Helpに頼る
Rhinoで重要なのは、どんなコマンドを使って効率よくモデリングするかです。
言語を学ぶ上で、たくさんの言葉をしっていると、直感的に明確な表現ができるのと同じで、沢山のコマンドを知っていることが後々重要になってきます。毎週厳選した20 ~25個のコマンドを教えますが、まずはその内容をしっかりと理解して、使えるようになってください。
20161004 19
「自動更新」にチェックを入れておくと、自分が実行しているコマンドに関する詳細が表示されますある程度操作に慣れるまではこ、のコマンドヘルプを頼ってください
Computational Design
コマンドヘルプ
実際にコマンドを実行している
様子の動画や、コマンドの手順を
細かく説明している
20161004 20Computational Design
ライノでの作業をスピードアップさせるテクニック
1. ある画面での作業が中心の時には、一画面表示にして広く使う2. 同じコマンドを繰り返す場合は、右クリックまたはスペースバーを使う3. コマンドの最中にもコマンドラインのオプションをよく見る
たくさんのコマンドは準備されていますが、いつも使うコマンドは限られており、実際は繰り返しの作業が多くなります。そういった繰り返しの作業を効率よくすることで、全体のスピードアップにつながります。
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一画面表示 画面いっぱいに広げたいビューの名前をダブルクリックします
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20161004 22
一画面表示 ダブルクリックされたビューの一画面表示に切り替わりますこれでより大きく(細かく)表示されるので見やすくなります
ふたたび名前をダブルクリックすると元の四画面表示に戻ります
Computational Design
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コマンドの繰り返し ポリラインコマンド[pl]を使って30x70の長方形を描きました
Computational Design
20161004 24
コマンドの繰り返し ポリラインコマンドが完了した後、マウスの左クリックかキーボードのスペースキーを押します
Computational Design
又は Space
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コマンドの繰り返し 再びポリラインコマンド[pl]が始まりましたなにかのコマンドを繰り返し使うときは、どのつどエイリアスを入力するよりも
この方法のほうが簡単にコマンドを実行できます
Computational Design
又は Shift
20161004 26Computational Design
サーフェース系Command
20161004 27Computational Design
サーフェース系 Command
Loft l 二つまたは複数の線から面を作る
ExtrudeCrv ext 押し出し(一つの線を立ち上げる)
PlanarSrf ps 閉じた線の内側に面をつくる
ExtrudeSrf exts 押し出し(一つの面を立ち上げる)
SrfPt spt 三点または4点から面を作る
Join j 線をつなげる(ポリライン)、面をつなげる(ポリサーフェース)
Cap cap 開いている面を埋めて、閉じたポリサーフェースにする
Explode exp ポリラインやポリサーフェースをばらばらにする
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Loft(ロフト) ポリラインコマンド[pl]で30x70の長方形を描きその上部3000mmのところににコピーを作ります
Shift+Tabで方向のロックを忘れないこと!
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Shift +
20161004 29
Loft(ロフト) ズームを引いて、全体を表示させると最初に書いた長方形とコピーした長方形があることが確認できます
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20161004 30
Loft(ロフト) ロフト[l]を実行します面を作るベースとなるカーブを選択するように言われるので
①最初の長方形、②コピーした長方形の順に選びます
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Loft(ロフト) すべてのカーブが選択した段階で、右クリックを押して次に進みますカーブの方向を確認する矢印が表示されますが、そのまま右クリックを押し
「ロフトオプション」が表示されるところまで進みます
Computational Design
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Loft(ロフト) 「ロフトオプション」の設定もそのままで良いので、「OK」をクリックしてロフトを完了します断面が30mmx70mmで長さが3000mmの角材ができました
ロフトはサーフェースを作るコマンドの中ではもっとも使うコマンドです
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Loft(ロフト) ここですこしコマンドヘルプをみてみましょう今のロフトの手順が映像も使って細かに説明してあります
今回は簡単な箱を作っただけでしたが、より複雑な曲面も作れることを説明しています
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ExtrudeCrv(エクストルード)<押し出し> 角材のようにシンプルな形を作るのに便利なのがExtrudeCrv[ext]です先ほどの長方形のように、ポリラインで35x35の正方形を描きます原点からx+100の位置(x=100, y=0)にこの正方形を移動させます
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ExtrudeCrv(エクストルード)<押し出し> ExtrudeCrv[ext]を実行します押し出しする底面のカーブを選択するように言われるので先ほど描いた正方形を選びます
今回はこれ一つだけなので、その後右クリックして進みます
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ExtrudeCrv(エクストルード)<押し出し> 今度は押し出し距離を聞いてきます部材の長さになるので、3000を入力して右クリックします
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ExtrudeCrv(エクストルード)<押し出し> 断面が35mmx35mmで長さが3000mmの角材ができました
Computational Design
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ExtrudeCrv(エクストルード)<押し出し> ここでももう一度コマンドヘルプをみてみましょうロフトの時同様、エクストルードの手順が詳しく説明されています
ここから先は各自でコマンドヘルプの解説を中心にコマンドを学んでいきます
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PlanerSrf(プレイナーサーフ) 今度はPlanerSrf[ps]で平面サーフェースを作ります先ほどの正方形が残っているので、x+100の位置(x=200, y=0)の移動させPlanerSrfを実行します
コマンドヘルプの内容をよく見てください
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ExtrudeSrf(エクストルード)<押し出し> 今度はExtrudeSrf[exts]です。 ExtrudeCrv[ext]との違いは面から押し出すという点です先ほどの平面サーフェースをx+100の位置(x=300, y=0)の位置にコピーします
コピーした平面サーフェースを選び、ExtrudeSrf[exts]を実行します
Computational Design
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SrfPt(サーフポイント) Perspectiveの表示を変えます。現在のワイヤーフレームからシェーディングにします角材の上部を表示させます。今つくったオブジェクトが側面だけ作られていることがわかります
SrfPt[spt]を使って上部を蓋します
Computational Design
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SrfPt(サーフポイント) Perspectiveの表示を変えます。現在のワイヤーフレームからシェーディングにします角材の上部を表示させます。今つくったオブジェクトが側面だけ作られていることがわかります
SrfPt[spt]を使って上部を蓋します
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SrfPt(サーフポイント) 同様にSrfPt[spt]を使って底面も作りますこれで6面すべてがつくられましたが、それぞれがばらばらのポリサーフェースです
また今の段階ではまだ「開いたポリサーフェース」の状態です
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