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www.ITpreneurs.com Copyright © 2014 ITpreneurs. All rights reserved. ~ITプレナーズ パートナー 谷戸信幸 ITIL Expert Prince2 Practitioner PMP-PMI PMS-PMAJ 英国発のプロジェクト管理手法 PRINCE2 ® ~ ITIL ® /PMBOK ® との関わり~

第41回itsmf japanセミナ

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クラウド化やITサービス化が進むにつれ、ITに携わるすべての方が今まで以上に事業観点を持つことが重要なのではないでしょうか。本講演はITIL®と同じく英国発祥であり、国連でも採用されている、事業観点の強いプロジェクト管理手法であるPRINCE2の概要を、PMBOKとの比較なども交えて語ります。

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~ITプレナーズ パートナー 谷戸信幸

ITIL Expert Prince2 Practitioner

PMP-PMI PMS-PMAJ

英国発のプロジェクト管理手法 PRINCE2®

~ ITIL®/PMBOK®との関わり~

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アジェンダ

• プロジェクトとは~ITIL®でのプロジェクトマネジメント~ • PRINCE2®の歴史と特徴

• 4つの要素とパフォーマンス成果物 • PRINCE2®とPMBOK®の比較

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プロジェクトとは ~ITIL®でのプロジェクトマネジメント~

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Project and Program Management

プロジェクト管理を使用する事の利点: • プロジェクトの利点が明確に示され、合意される • 何が行われているか、それがどのように管理されているかがより明確に目に見えるようにな

るため、他のITグループと事業は運用チームによる貢献を定量化することが容易になる • そしてこれによって、従来コストの正当化が困難であったプロジェクトに対して資金を獲得す

ることが容易になる • 一貫性が増し、品質が改善される • 達成目標を実現する事によって、運用グループの信用度が上がる

プロジェクトを用いる事の利点

4

正式なプロジェクト管理を使用する事によって、コントロールを改善し、コスト/リスクを管理する事ができる。

通常のビジネス(オペレーションなど): • 定義済みの手順を標準的な方法で実行する • 反復的、継続的

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Project and Program Management

通常のビジネス

プロジェクト • 変化を引き起こす • 一時的である • 独自性を持つ • 不確実性を伴う

プロジェクトとは

5

プロジェクトとは一時的な組織であり、合意されたビジネス・ケースに従って一つまたは複数のビジネス成果物をもたらす目的で構築される。※1

プロジェクト 成果物

ビジネスに 成果を与える

ベネフィットを 生み出す

コーポレート

プログラム プロジェクト ビジネス

プロジェクト プロジェクト

※1 出典:Managing Successful Projects with PRINCE2®

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Project and Program Management

新サービス導入プログラム

サービス・ライフサイクルとプロジェクト

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サービス企画 サービス提案

運用 (通常業務)

設計プロジェクト

開発プロジェクト 移行プロジェクト

改善プロジェクト

業務の進め方から見ると

サービス・ライフサイクル

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Project and Program Management

• 複数のリリースと展開を1つのプログラムとして管理し、それぞれの重要な展開をプロジェクトとして実施することは、ベストプラクティスである。これは通常、PRINCE2®またはPMBOK ®に基づく

• プロジェクトでは、サービストランジションの活動とタスクを、適切なサービストランジションの標準、方針、および手順に従って実施すべきである

サービストランジションでのプロジェクト

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組織

プログラム管理 プロジェクト管理

プロジェクト1

プロジェクト2

ITサービス組織

リリース管理 および展開管理

サービスの妥当性確認およびテスト

変更管理 RFC、CIの引継

トランジション標準、方針

サービストランジション組織とそのインタフェース例

プログラム管理とプロジェクト管理のベストプラクティスの採用

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PRINCE2®の歴史と特徴

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Project and Program Management

• 歴史 – 1989年に英国政府のITプロジェクト管理基準としてPRINCE®を公表 – 1996年に改定が行われ、PRINCE2®として公表 – 2014年から英国政府と民間企業とのジョイントベンチャーであるAXELOSがPRINCE2®

のIPを管理 • PRINCE2®とは

– 幾多のプロジェクトに参加した人々、組織の経験に基づくプロジェクトマネジメント手法として世界中で幅広く使われている

– 6つのパフォーマンスを計画、権限委任、モニター、コントロールするためのテーマとプロセスの統合されたフレームワークである

• PRINCE2®のメリット – プロジェクトが正当性を持って実施されているかをプロジェクト期間中だけでなく、開始時

や終了後にも追跡するメカニズムを提供 – プロジェクトマネジメントに使用する管理文書(計画書、報告書、登録簿など)を詳細に規

定し、実務への適応が容易 – 規模、種類、組織、地域、文化に係わりなく全てのプロジェクトに適用できる

PRINCE2®とは① (PRojects IN Controlled Environments)

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Project and Program Management

• プロジェクトマネージャーの実際の経験に基づいた管理手法

• イギリスや国連を中心に世界中の公的機関、民間企業で採用

• プロセスベースのプロジェクト管理手法 • あらゆる規模のプロジェクトに適用可能

(参考)PRINCE2®とは② (PRojects IN Controlled Environments)

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70,000

80,000

90,000

100,000

2009 2010 2011 2012

ファンデーション

プラクティショナ

PRINCE2®認定資格取得者数 (年間取得者数)※2

※2 出典:APM-Group 「Quarterly AO Marketing Report」

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Project and Program Management

プロジェクトにより生み出される価値(投資効果)を追跡 • プロジェクト開始、継続、終結の判断 • プロジェクト終了後の価値の追跡

PRINCE2®の特徴

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プロジェクト・マネージャに対する指揮 • マネジメント段階によるコントロール • 役割と責任の明確な定義 • 権限委任によるコントロール

PRINCE2®が提供しないもの • 専門家の視点: プロジェクト・ライフサイクルや特定の技術は専門家によるプロジェクト

作業として、PRINCE2®には含まれていない • 詳細な手法: PRINCE2®アプローチである成果物重視の計画策定や品質レビュー技法

を説明し、クリティカル・パス法やアーンドバリュー法などは他の文書を参照されたい • リーダシップ能力: プロジェクトマネジメントには重要なスキルであるが、

多様過ぎて技法としてまとめるには難しい

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4つの要素とパフォーマンス成果物

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Project and Program Management

PRINCE2®の構成(4つの要素)

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ビジネス・ ケース

進捗

変更

リスク 計画

品質

組織

プロジェクト環境

プロセス

テーマ

原則 プロジェクトがPRINCE2®に基づいて実施されているかを判定する7つの守るべき責務とグッド・プラクティスのガイド

原則を実現するために、プロジェクトを通して継続して実施されるべき、7つのプロジェクトマネジメント上の概念と活動

プロジェクトの始動からクローズまでの段階的な実行について記述する。誰が、どの活動を行い、成果物は何かを7つのプロセスで定義している

プロジェクト環境: 規模、複雑さ、重要性などのプロジェクト状況に応じてPRINCE2®を適合させる

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Project and Program Management

(参考)原則、テーマ、およびプロセス 原則 テーマ

ビジネスの正当性 ビジネス・ケース

経験からの学習 組織

役割と責任 計画

段階によるマネジメント 品質

例外によるマネジメント リスク

成果物重視 変更

プロジェクト環境に合わせたテーラリング 進捗

プロセス 指揮(プロジェクト委員会) プロジェクトの指揮

マネジメント (プロジェクト・マネージャ)

プロジェクトの始動

プロジェクトの立上げ

段階のコントロール

段階境界のマネジメント

プロジェクトのクローズ

提供(チーム・マネージャ) 成果物提供のマネジメント

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Project and Program Management

パフォーマンス 目的 許容度の範囲

時間 何時完了するか 完了期日の範囲

コスト 予算超過、または余っているか 予算の範囲

スコープ プロジェクトは何を作ろうとしているか

許容される差異

リスク リスクをどこまで許容できるか 全体または個別の脅威の限界

品質 プロジェクト成果物は目的に適合しているか

品質基準に対する許容度

ベネフィット 投資効果はあるのか ベースラインからの一定の幅

PRINCE2®のパフォーマンス測定

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プロジェクトマネジメント上で追跡するパフォーマンス、許容度と共に設定される。

計画

モニタ

権限移譲 コントロール

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Project and Program Management

PRINCE2®の成果物(Product)

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プロジェクト成果物 マネジメント成果物

プロジェクトが作成し、提供する プロジェクトマネジメントの過程で 作成される定義された文書

PBS(Product Breakdown Structure)で 成果物に分解

成果物

ベースライン プロジェクト要約書、立上文書 プロジェクト/段階計画書、ビジネス・ケース、ベネフィット・レビュー計画書 ワーク・パッケージ、プロジェクト成果物記述書、成果物記述書等

報告書 ハイライト報告書、プロジェクトや段階終了報告書、例外報告書 成果物ステータス報告書 教訓内容報告書など

レコード 課題/リスク/品質登録簿 構成アイテム・レコード、教訓ログなど

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Project and Program Management

(参考)計画と進捗に関わる原則の一例

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指揮

マネジ メント

提供

コーポレート、プログラム

プロジェクト委員会

プロジェクト・マネージャ

チーム・マネージャ

例外によるエスカレーション

プロジェクト権限委譲

段階 計画書

ワーク・ パッケージ

プロジェクト計画書

段階計画書

チーム計画書

権限移譲および割り当て

例外によるマネジメント

割り当てられた許容度内で作業を完了出来ない場合、速やかに例外によるエスカレーションを行ない、上位による解決を図る。

プロジェクト委員会

マネジメント 段階1

マネジメント 段階2 ・・・n

プロジェクト・マネージャ

段階終了報告書

段階 計画書

段階終了報告書

段階によるマネジメント

マネジメント段階:プロジェクトの区分、プロジェクト・マネージャは一時点で一つの段階のマネジメントをプロジェクト委員会より権限委任される。

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Project and Program Management

プロセスマップ

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指揮

提供

マネジメント

プロジェクト前 立上げ段階 中間段階 最終段階

プロジェクトの指揮

プロジェクトの始動

プロジェクトの 立上げ

段階の コントロール

段階の コントロール

立上げ段階 計画書

プロジェクト 立上げ文書

(PID)

ベネフィット・ レビュー 計画書

ハイライト 報告書

例外 レポート

課題報告書 段階境界の マネジメント

段階境界の マネジメント

プロジェクトのクローズ

段階計画書

段階終了 報告書

段階終了 報告書

段階 計画書

例外 計画書

クローズ 勧告

プロジェクト終了 報告書

成果物提供の マネジメント

成果物提供の マネジメント

チェック・ ポイント 報告書

プロジェクト 権限委任

クローズ通知

ワーク パッケージ

チーム 計画書

チェック・ ポイント 報告書

ワーク パッケージ

チーム 計画書

プロジェクト要約書

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PRINCE2®とPMBOK®の比較

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Project and Program Management

PRINCE2®とPMBOK®

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PRINCE2® PMBOK®

構成 プロジェクトを成功させる7つの原則を実現するために実施すべき活動を7つのテーマとしてまとめ、活動を何時、誰が実施するかを7つのプロセスで定義する

10の知識体系を実現する47個のプロセスを、立上から終結までの5つのプロセス群の中にマッピングし記述する

追跡するパフォーマンス

時間、コスト、スコープ、品質、リスク ベネフィット

時間、コスト、スコープ、品質、リスク

プロジェクトの成功

プロジェクトの正当性が、プロジェクト期間中継続し、プロジェクト終了後には予定されたベネフィットが実現されること

上記制約がプロジェクト・マネジャーと上級管理者との間で合意された範囲内にあることで判断

プロジェクト・マネージャの位置づけ

プロジェクト・チームの説明責任者はエグゼクティブであり、PMはエグゼクティブからの権限委任を受け、日々のプロジェクトマネジメントを実施する

スポンサー、イニシエータからの権限委任を受け、プロジェクト目標達成の説明責任者としてプロジェクトマネジメントを実施する

技法、手法 詳細な技法、手法は記述していない。各テーマの中での活動を手順として紹介している

各プロセスの中で、「ツールと技法」としてプロジェクトマネジメントに用いられている技法、手法を紹介している

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Project and Program Management

PRINCE2®テーマ と PMBOK®プロセスとのマッピング

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知識 エリア

(プロジェクト前) 立上げ 計画 実施 監視・

コントロール 終結

統合

スコープ

タイム

コスト

品質

人的資源

コミュニケーション

ステーク ホルダ

リスク

調達

(正当性)

計画

組織

リスク

ビジネス・ケース

変更・ 進捗

品質

PMBOK ®のカバーエリア PRINCE2®のカバーエリア

7つのプロセス

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Project and Program Management

PRINCE2®とPMBOK ®:考察

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PRINCE2®とPMBOK®は、お互いに補完関係にあると言えます。そのため、PMBOK®をすでに学習された方にもPRINCE2®は役立ちます。またプロジェクト・マネージャを指揮する立場の方の手引きとして最適です。

3つの マネジメント

レベル

プロジェクトの 主要目標を追跡

マネジメントの 観点での区分け

プロジェクト・マネージャのための知識体系

プロジェクトの 正当性を追跡

プロジェクト ライフサイクル

より最適な プロジェクト

管理 PRINCE2® PMBOK ®

プロジェクト委員会、 プロジェクト・マネージャ、チーム・マネージャ

マネジメント段階と テクニカル段階

スコープ、時間、コスト、品質、リスク、ベネフィット

統合マネジメントを含む10の知識エリア

フェーズによる区分け

スコープ、時間、コスト、品質、リスク

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• 世界規模で展開する通信インフラ企業の子会社(海外子会社):E社 • 1950年代から本国でビジネスを展開し、1964年に子会社(現地法人)設立 • 現在2,000名以上の従業員を保有 • 現地での固定電話、携帯電話、およびデータネットワークやサービス・ソリューションを担当 • 親会社の携帯電話システムおよびネットワーク管理ソリューションのためのソフトウェア開発も担当

PRINCE2®導入事例:課題

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会社概要

課題

• 既存の管理手法がグループ内のプロジェクトに対して柔軟性の欠如 • 既存の管理手法が下請け管理に不適合 • プロジェクト内で重複や繰り返し行われる段階への対応が硬直的 • 既存の管理手法が要求する基準がプロジェクト納期の遅延を誘発 • 既存の管理手法を改善することで発生する時間がE社のコアビジネスを圧迫 • E社のビジネスにとって不適切なマイルストーンでのビジネス判断

E社はこれまで世界中で数千ものプロジェクトを実施してきましたが、地理的、言語、商習慣、および文化の違いにより課題を抱えていました。そのためプロジェクト管理手法をいくつも内製しましたが、その多くが大規模で複雑な通信インフラ整備向けに設計されていました。 E社にとっての課題は、既存の手法がグループ企業などの組織外の人材への採用が困難だったということです。(特に繰り返し実施されるソフトウェア開発を担当する顧客管理事業ユニットが該当)

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Project and Program Management

PRINCE2®導入事例:導入効果

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効果

• リスクの低減と顧客満足度の向上 • ソフトウェア開発プロジェクトの指標(品質、価格、納期)が改善 • PRINCE2 ®がソフトウェア開発品質プロセスに適合することの理解 • 既存のプロジェクト管理手法と柔軟に併用可能 • プロジェクト立ち上げがスムーズになり、ビジネス判断(プロジェクトの中止の判断も含め)が適切なポイ

ントで可能 • 社外が関連する業務への有用性の理解の浸透

PRINCE2®はプロジェクト管理ツールとしてE社にうまく適合しました。具体的には、関係者が、より目標の達成を重視し、リスクを適切にコントロールし、結果顧客満足度の向上させることの重要性を意識させる役に立ちました。 その結果、市場へのリリース期間、コスト削減、および製品品質の改善につながり、スタッフやマネジメント、顧客の間で役割と責任が明確になりました。

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Project and Program Management

各フレームワークのまとめ

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事業

事業 オペレーション

事業戦術

事業戦略

コーポレート

プロジェクト プロジェクト プロジェクト

プログラム

PRINCE2®

MSP®

プログラム 成果物

プロジェクト 成果物

価値

組織・部門・チーム

段階・プロセス・活動

価値・成果 対応する フレームワーク・研修

ITサービス 組織

ストラテジ

トランジション

デザイン

オペレーション

継続的サービス改善

SOA

RCV

OSA

PPO MALC

売上/利益

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Project and Program Management

• ITIL®とプログラム・プロジェクトマネジメントとは – プログラムは一つまたは複数のプロジェクトで通常構成される。 – ITIL®のサービスライフサイクルの中で、プログラム、プロジェクトによる成果

物提供とプロセスでの活動を組み合わせて効率的なサービスの提供が可能となる。

– PRINCE2®は上位プログラムでのサービス提供を確認しながら、プロジェクトを進めて行くこと、構成管理手順はITIL®と同じ手順が使われていることなど、PRINCE2 ®とITIL®の親和性は高い。

• PRINCE2®とは – プロジェクトのベネフィットを重視し、規模を問わず柔軟なマネジメントを実現 – 777(7つの原則、7つのテーマ、7つのプロセス) – 各段階と各プロセス毎の成果物が詳細に定義されている。

• PRINCE2®とPMBOK® – 相互に補完が出来るフレームワークである。 – PRINCE2®のテーマとPMBOK®のプロセスのカバーエリアは類似している。 – PRINCE2®はより事業への価値やビジネスケースを重視している。(ユーザ

からの視点を重視)

まとめ

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Project and Program Management

プログラム・プロジェクトマネジメント ポートフォリオ

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プログラムマネジメント

プロジェクトマネジメント

ファンデーション

プラクティショナ

シャークワールド 基礎

応用

実践

認定コース 認定資格試験

プロジェクト管理 シミュレーション

認定コース 認定資格試験

ファンデーション

プラクティショナ 基礎 応用

認定コース 認定資格試験

認定コース 認定資格試験

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