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男女共同参画週間の記念イベントとして、
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意外と知らない産後の本音
家族がHappyになる秘訣
2014-6-28 Sat
加古川市男女共同参画センター
NPO法人マドレボニータ吉岡マコ
2
MadreBonitaマドレボニータとは
スペイン語で
「美しい母」
美しい母がふえれば、世界はもっとよくなる
出産後の女性の心と体のヘルスケアプログラムを
開発・研究・普及
paradox
出産をとりまくパラドックス
出産はお祝い事とされている
新生児死亡率
0 10 20 30 40 50 60 70
Somalia(61)
Congo(56)
Pakistan(53)
Japan(1)
per1000
日本は最も安全に赤ちゃんが生まれる国
Not so simple
「おめでとう」
8
しかし実際は…
9
産後の産まれた後
3つの
クライシス
4/12/14
1)母体の危機
2)乳児の危機
3)夫婦の危機4/12/14
産後うつ10万人/年(10人に1人)
12
自分は産後うつだった
と思う(マドレボニータ調べ)
10人に8人
13
幼児虐待
60%
0歳児
14
•産後クライシス• 妻→夫への愛情
• 妊娠期74.3⇒0歳期45.5
• 夫→妻への愛情
• 妊娠期74.3⇒0歳期62.2
• 第一回 妊娠出産子育て基本調査
• ベネッセ次世代育成研究所(2011年発行)
産後クライシス
産後2年以内の離婚3万9000件/年
全体の3割
産後うつ、
0歳児の虐待、
夫婦間の不和、
すべて「出産」の後の問題。
すべて「出産」の後の問題。
母親だけを責めても解決しない。
すべて「出産」の後の問題。
母親だけを責めても解決しない。
そもそもシステムに問題があるのでは?
日本の母子保健のシステム
母親
妊娠
出産
乳児妊婦、出産、乳児へのケアは手厚いが、産んだ後の母親へのケアは皆無である。
ボロボロの産後1998年5月
友人に支えられた産褥期
今、16歳の息子。
いまから16年前に体験したことがマドレボニータの土台となっています。
この活動を、息子の成長とともに育ててきました。
産後うつアンケートどんな症状があった?
• なにをするのもかったるかった。いらいらして物をこわしたりした。
• 子どもはもちろんかわいいけど、毎晩の夜泣きが続いた時にこの子を、今ベランダや階段からポイッて投げたら?・・・ってよく思っていました。(このことは今まで誰にも言った事はありません。)
• 授乳中とはいえ、食べても食べても満たされな期間がありました
• イライラすると下唇をかむくせがあって、けっこう怪我してました。かなり噛み切りたかった。
夫は気付いていない!?産後うつアンケートより
• 気付いておりませんでした
• 「時が来れば解決するはず」と放置でした。
• 正直覚えていません。
• ほっておかれた。夫は嵐が去るのを待つタイプ。
• 優しかったが、なんでイライラしているかわか
らず、困惑気味。
• 帰宅時間が遅くなっていった。
• 診断などをされていなかったので、説明しても
あまりわかってもらえていなかった。
夫は言われるまで気付かない?産後うつアンケートより
産後うつまでにはなっておらず、手前...とまでもいかないかもしれないけれど、精神的にギリギリな状態だったとおもう。
赤ちゃん可愛いだけの感情だけではなく、「もうなんで!」という想いが出てくる度に、自分は母親失格だ...と思っていた。
その感情が溜まってでもどこにもぶつけることができずに子ども用の小さなイスを叩き付けてしまったときは、限界かも...とおもい、その気持ちをやっと夫に話せた。
一番苦しいときに理解し支えてくれたことは、忘れない(産後うつアンケートより)
• 仕事との両立にかなり苦しみながら、最大限家族をサポートしてくれた。そのときの「仕事より家族の心身の健康が優先」という夫の態度は一度もブレることがなかったので、それはその後の信頼関係につながっていると思う。
• 初めは「どうしたんだ!?」って戸惑ってました。でも、私が感情的になった時や自信喪失で自暴自棄になったときでも話を聞いて受けとめてくれ理解しようとしてくれてました。
• 里帰り中は、どうにもできなかったと言う。ただ、メールには良く答えてくれ、私の実家での対応が彼にとって良くないにもかかわらず、毎日来て、私の手伝いという名目で、不眠の私の為に泊って行ってくれた。とても感謝している。
社会への再デビュー&子離れ準備期産後7カ月~1年
社会性を発揮しはじめる時期
母子密着の世界だけでなく、子どもの世界、大人の世界
を尊重する。
子持ちの一人の女性として、職場で、地域で、家庭で、新たな関係を築いていく。
産後リハビリ期産後2ヶ月目~満6カ月
心身をリハビリし、アイデンティティを立直す時期
動いて、体と向き合う。出不精にならないよう注意。
心身ともに自分と向き合うことを学ぶ。
人生、仕事、パートナーシップ
読める?↓この漢字
産褥期産後1ヶ月間
出産でダメージを受けた体を休めて回復させる時期
とにかく安静に。
家事はしない。
人にゆだね、感謝することを学ぶ。
産後の3つの時期
教室
29
産後のボディケア&フィットネス教室
全国約50か所で開催(12都道府県)
昨年度年間受講者数5,000人
出産は女性のからだに大きなダメージを与える。まずはそのダメージからの回復のためのリハビリが必要。
体だけでなく…
心にも働きかける
つらいのは、からだだけではない。自分の内面に向き合う必要もある。母という属性が加わることで、アイデンティティの再統合が必要になる。
自分に向き合い、自分の言葉をつむぐ大人の姿を、子どもたちは見ている。ママトークではなく、大人の言葉で、大人の話をする時間が必要。
120分×4回のコースを終えた産後女性たちの笑顔。
この笑顔を「元気なおかあさん」の「当たり前の笑顔」だと思わないでほしい。必死にリハビリした末の、やっと出た、この笑顔なのだ。
①有酸素運動
②コミュニケーション
③セルフケア
産後の心と体に必要な3つの柱
アイスブレイク
Good&New
24時間以内にあった
「よかったこと」
を
10コ書きだす。
どんな人でもプンプンおばさんになりうる
12都道府県22人の認定インストラクター
マドレボニータの3つの事業
1.プログラム実施●産後のボディケア&フィットネス教室
(毎月開催、全国50カ所)
2.指導者の養成・認定
●産後セルフケアインストラクター
3.産前・産後ケアの研究・開発
会員制度・正会員 25,000円/年
・賛助会員5,000円/2年
10人の事務局スタッフ日々しのぎを削るインストラクター
活動の成果「広く知らせる」新聞・雑誌に「産後」の文字
読売新聞夕刊
読売新聞朝刊毎日新聞朝刊
北海道新聞朝刊
Domani(小学館)
書籍、DVDで産後ケアを広める
講談社初版2006年7月現在、第6刷
講談社初版2008年4月
白夜書房DVDつきムック初版2006年6月
DVDブック初版2008年10月アーススターエンターテイメント
青春出版社初版2007年4月
通販で産後ケアを広める
ベネッセbefa!
マドレボニータが産前産後ケアの冊子とDVDの
コンテンツを開発
テレビで産後ケアを広める
Eテレ すくすく子育て2009年1月~3月
ごきげんエクササイズコーナーにレギュラー出演
2009年3月2009年8月2010年6月
帯番組まいにちスクスクに1週間出演
課題
●産後の心身の健康回復
●外にでるためのきっかけ
この両方を満たすマドレボニータのプログラムを
格差なく届けたい
本来ならば、
公が、
責任をもつべきでは?
手作りの
公(おおやけ)
をつくる
産後ケアバトン制度マドレ基金
ひとり親、多胎児の母、
障がいのある児の母など
社会的に孤立しやすい
境遇にある母親を
サポートする。
産後ケアのプロとして早期の予防に取り組む
対象者ひとり親
多胎の母
障がいをもつ児の母
低体重出生児や早産児の母
10代の母
東日本大震災で被災した母
マドレ基金の取り組み
取り組み産後ケアバトン対象者に対して
受講料の全額または一部を補助
目的「心身の健康」と「仲間」を得ること
肩こりのセルフケア
ポイントは肩甲骨
①ひじを前後に動かす
②ひじを曲げたまま肩を回す
③ひじを伸ばして大きく回す
☆肩のラインがなだらかに
ありがとうございました。