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Cloud20150802

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クラウドサービスの作り方

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About me

• 名前 : 植村優一• Twitter_id: u1

• NTTcommunications でクラウド基盤の構成管理ソフトウェアの開発を実施

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今日、話す事

•データセンター構成の考え方•SDN の話

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データセンター構成の考え方

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サーバーとネットワークの接続

TOR Switch

Server Server Server Server

・利用するサーバーをラックに設置する・ 1 ラックの収容数次第だが、配線の都合上、 1 ラックに 1セットの L2Switch を設置するパターンが多い (Top of Rack Switch)

ラック

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ラックと POD

Server Server Server Server

Router

POD A

POD B

POD A

POD B

Router

・複数個のラックを束ねて、 1 つの塊としたものが POD・ POD 単位でネットワークを一定の単位に分割・設備の世代管理 / 増設等は POD 単位で実施する事が望ましい・ POD 間は最近は FabricSwitch を使って同一の L2 空間とするケースも最近は多い

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POD と Datacenter と Zone

POD

POD

POD

POD

POD

POD

POD

POD

Datacenter A

POD

POD

POD

POD

Datacenter B

Zone・複数の POD を 1Datacenter の中で構成

・ Datacenter の収容数も限界があるため、これらを 1 つの仮想的な枠組みにした Zone と呼ぶ単位にして束ねる

・ 1Zone に束ねて良いかどうかは通信レイテンシで縛る場合が多い ( 往復3msec 未満の遅延等。事業者毎 / サービス毎によって異なる)

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Zone と Region

・ Zone を束ねたものが Region

・ 1Region に複数 Zone があることが一般的 → Zone が異なる場合、物理・論理に共に分割されている事とし、冗長化をユーザーが取りたい場合の単位となる

・ Region の単位は国や地域などの単位が一般的(国や地域毎によって法律、条例等が異なってくる事も多い。データ保護法、パトリオット法など )

・事業者によっては Region 単位でサービスのバージョンの管理を行っており、本国な Region のほうが最新のサービスを提供している場合もある

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データセンター構成のまとめ• Rack

• 最小の構成単位• この範囲でまずケーブル配線は終端されるケースが多い

• DC(DataCenter)• Zone の中の分割単位• DC まで出している事業者と出していない事業者が存在している

• DC 名を出した場合、 DC の在庫が無くなった場合の増設が非常に難しい• Amazon/Microsoft/Google などのビッグプレイヤーは DC を隠す傾向にある

• Zone• Region の中の分割単位• Zone 単位障害までは発生しうるものとして考えるように各社推奨• Region 内よりも短いレイテンシ 数 msec

• Region• 1 地域、 1 国の範囲• 一定のレイテンシ ( 通信遅延 ) 5msec 〜 10msec

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SDN の話

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SDN とは?

• Software Defined Network の略語

• SDN が出てくる前• 求められる機能を達成するネットワーク機器の構成を都度、

設計し手動で設定

• SDN で提供したいもの• 1. API ベースでユーザーがネットワーク機器を操作• 2. トラフィックの中身を見てフローに応じて処理を分岐、

動的にネットワークを構成

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IaaS で SDN があると何が嬉しいのか?

•1. Region 間•拠点間ネットワーク流量の削減

•2. Region 内• 2−1: ユーザー毎のネットワーク分割• 2-2: 複雑なネットワーク機能の提供

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2-1: ユーザー毎のネットワーク分割

Per Tenant 、つまりユーザー毎に専用のネットワーク空間を用意する。

• before• VLAN でユーザー毎に分割

• after• SDN でユーザー毎に Tenant 空間を分割• VLAN 数の限界によるビジネススケールの限界への問題を解決

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2-2: ネットワーク機能( ServiceChaining )

• Before• 機能を追加するために L2,L3 ネット

ワークの再設計が必要になりサービス断も伴ってしまう

• after• ネットワーク構成は変わらないままに、

NetworkFunction(FW/LB/WAF などのネットワークの高機能なもの ) を入れる事が可能になる• NetworkFunction に関しても利用状況に応じた装置群を利用する事ができる

Router

VM VM VM

FW/LB/WAF