10
1

JANOG36 - BoF - ガールズトーク in JANOG36

Embed Size (px)

Citation preview

1  

Who  am  I?  

•  吉村 知夏  /  Chika  Yoshimura    •  NTT  Communica6ons  &  NTT  America  •  previously  a  network  architect  of  OCN/AS4713  •  now  a  network  engineer  of  GIN/AS2914  •  JANOG  steering  commiKee    –  2  women  in  13  people  

•  a  minority  as  a  Japanese  and  also  as  a  tech  woman!    

2  

OCNでは…  

•  チーム  (Mail/DNSサーバ保守、その後OCNバックボーンネットワーク開発)  20人中、女性は私一人だった  

•  他の女性と仕事した経験は正直数えるほど  •  性別的にはマイノリティ(意識してなかったけ

ど)    

3  

NTT    

3.48%  

17.1%  

28.2%  

hKp://www.nK.co.jp/csr_e/2013report/pdf/en_94-­‐99.pdf  

 •  そもそも女性は多くない  •  テクニカル系はさらに少ないと思う  

4  

GIN  in  the  US  

•  依然としてマイノリティ人材  •  唯一の日本人  •  チーム25人中女性は5人  •  語学/文化の壁  •  おまけに、同僚は全員リモートワーク  – 会うのは年3-­‐4回程度  

•  さらに、テキサス(ダラス)で史上初の赴任者  – 生活立ち上げは全て一から  – 全米にいる赴任者全体でも女性は私一人(当時)  – 相談できる人が身近にあまりいない環境  

5  

閑話休題:(私個人の環境から見た)日米の違い  

•  働き方  日本:オフィスで決まった時間に働く。残業は申請式。  米国:在宅ワークOK。決まった労働時間はない。  

   裏を返すと、夜中でも働く。いわゆる裁量労働制。      途中で抜けて子供の送り迎えに行ったりもする。      (私は基本的にオフィスで働いてますが、相手との時差のため

に、夜中に働くこともあり、在宅ワークOKは助かってます)  二つの働き方は、それぞれのメリットデメリットがある。  

•  休暇  日本:病欠、産休、育休(女性)、子供の通院など  米国:病欠、産休、育休(男女共に)、家族の介護、子供の通院、子供の学校の説明会、子供の学校のボランティア参加、結婚記念日、配偶者の誕生日… 家族のプライオリティが高いのが当たり前。このような理由で休みを取っても、周りは「なめた理由で休みやがって」とかは思わない。  

6  

JANOG  

•  年2回のミーティング  •  JANOG36の女性参加者は(少なくとも)4.65%  – もう少し増えるといいな  – ちなみにNANOG64は8.5%程度  

•  運営委員会13名中、女性は2名  – 女性以外にも、いろんなバックグラウンドを持つ

人がいる  – メンバーの多様性が、チームに好影響をもたらし

ていると感じる  

7  

8  

働く上で気をつけてること(抜粋)  

•  ロールモデルを見つける  –  「見習いたい」と思う人を、複数人見つけておく  –  女性はそもそもの絶対数が少なく、モデル例は比較的少ない。  –  女性として相談できる相手が限られているので、何事も自分で切り開

かなきゃという感じはある。「巨人の肩の上」に登れない!  

•  人生のプライオリティを、心の中で持っておく  –  仕事、家族、子供、恋人、趣味 etc  –  どれが一番重要かは、年代によっても変わってくる(私は、30代にな

るにつれて自然と考え方が変わってきた)  

•  「可愛さ」で仕事を切り抜けようとしない  –  出す可愛さも無いけどw  –  女性の価値が「可愛さ」で判断されるのは、日本だけ。  –  年齢が上がるにつれて、よりプロフェッショナルな人間関係が求めら

れる。     9  

働く上で気をつけてること(抜粋)  

•  本当に必要な時以外は、女性の権利を主張しすぎない  –  他のことにも通じる(「自分」、「日本人」 etc)。  –  マイノリティの権利を声高に主張するには、高度なテクニックがいる。    

•  チームの多様性を大事にする  –  色んなバックグラウンドを持つ人がいるチームは、変化に強い  –  女性というバックグランドを持つ人だけではなく、外国人、色んな家庭の

事情がある人など、相手のバックグラウンドを価値と思って大事にする  –  似たような属性の人でチームを固めない  

•  心をいつも柔かく、でも芯を持っておく  –  他人を受け入れる心を持っておく  –  頭ではわかっていたけど、少しずつできるようになったのはごくごく最近  –  文化・言葉・性差の違いを受け入れて楽しむ。  –  「男性/女性」「アメリカ人/日本人」じゃなくて、人間として相手を意識する。  

 

10