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災害ソリューション実践 活動報告 東京工業大学機械宇宙システム専攻 小宮悠太 現地での復興支援を通じて将来を構想する

120303災害ソリューション発表 小宮

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災害ソリューション実践活動報告

東京工業大学機械宇宙システム専攻 小宮悠太

現地での復興支援を通じて将来を構想する

自己紹介にかえて…普段は?

→宇宙工学を勉強する理系大学院生。この春から社会人。

あの時どこにいた?

→大学生協にいた。その後研究室に戻り、BBCのネットニュースを見て驚愕する。その後一週間ほど大阪に滞在するが、大阪についた時の雰囲気の違いはこれまた衝撃。

ボランティア参加動機は?

→上記ニュースを見た瞬間から、現地を見なければならないと感じていた。しかし研究室は忙しい。そうこうして震災後数ヶ月が経ったとき、大学の授業としても申請できる本プログラムを知り、迷わず応募。

自己紹介にかえて…普段は?

→宇宙工学を勉強する理系大学院生。この春から社会人。

あの時どこにいた?

→大学生協にいた。その後研究室に戻り、BBCのネットニュースを見て驚愕する。その後一週間ほど大阪に滞在するが、大阪についた時の雰囲気の違いはこれまた衝撃。

ボランティア参加動機は?

→上記ニュースを見た瞬間から、現地を見なければならないと感じていた。しかし研究室は忙しい。そうこうして震災後数ヶ月が経ったとき、大学の授業としても申請できる本プログラムを知り、迷わず応募。

災害ソリューション実践とは?

• 震災の復興プロセスを検討・体験すること

• プロジェクトを通じて復興支援を行うこと

目的

内容

成果•予定枚数以上の資料のデジタル化を達成した•約20本の短編動画を作成、Webで公開した•各自の考察をレポートにまとめた

•デジタルアーカイブ…被災情報の知識化

•短編動画作成…現地からの情報発信

防災科学技術研究所

NTTドコモモバイル社会

研究所

「災害ソリューション実践」東工大 社会理工学研究科

組織構成

災害ソリューション実践とは?

現地の生活準備、情報収集その他もろもろの手配まるごとアーカイブプロジェクト

学生の取りまとめ、派遣

災害ソリューション実践とは?

東工大生にとって…

◆授業である→単位が来る

◆企業との連携プロジェクトである→旅費が出る

非常によく準備されているため、“忙しい理系学生”にとっ

て参加するきっかけとなりやすい

◆様々な専攻の学生が参加する

→学内の良いつながりができる

→理系の様々な専攻の学生と議論をする機会が持てる

◆東工大のプロジェクトである

→東工大生ならではのスキルの発揮が期待される

活動詳細

活動場所

B1

B2

B3

遠野市役所

大船渡市日頃市町

陸前高田市

活動拠点:岩手県遠野市上郷町細越「細越地区コミュニティ消防センター」

実際に行った作業

活動① デジタルアーカイブとは?震災関連情報の電子化

スキャンによるPDF化

Wordによる打ち込み

50㎞

内陸と沿岸部の、情報・物資輸送の均衡点である遠野市震災発生直後も刻一刻と被災情報が入ってくるこの際手書きで処理された情報の電子化を行い、知識を後世に残す

デジタルアーカイブ 活動の成果

• 3日間による作業の結果:約2000枚の作業終了

– スキャン:3月~7月まですべて終了

– Wordによる手入力:3月,4月を除いて完了

デジタルアーカイブ 参加者の声

• 3日間で約2000枚の処理を行い、ひとり1日50枚ほどの作業ができた。今後、アーカイブに必要な人数の参考になるのではないか

• 災害発生時の行政の対応を生々しく感じることができた。他のボランティアと違い、マクロな視点で震災を把握できた。

• アーカイブ化の際の手法に疑問を持った。提案された手法では使い物にならず、データベース構築など効率の良い方法で行うべき。また、このことを提案するきっかけも作れなかった。

活動② 短編映画製作とは?

目的:• 現地の視点で、現地の人が情報発信を行う• 現地の人が楽しむ→精神的ケア

現地の人々

報道陣

被災地以外の人々

取材

現地の人々

被災地以外の人々

直接情報発信

東工大NTTドコモ

支援

背景

報道

震災後の報道の流れ

自分たちの姿がどのように編集・報道

されているかわからない。

目指すもの

短編動画 活動場所活動拠点

B1

B2

B3

大船渡市日頃市町

陸前高田市

中学生からシニアまで、のべ約30名に参加いただいた

Galaxyによる撮影法はどの年齢層にも易しかった

中には震災直後から撮り貯めた写真を持ってきてくれた人も

短編動画 雑感• 撮影までは易しかったが、編集用PCの操作が難しく、学生

のフォローが求められた

• 参加者のコメント:「大人の遊び場が欲しかった」

→今までは子供には遊び場が提供されても、大人には息の

つける場所がなかった

→今後はこのように、精神面のケアも含めた多様な支援活

動が望まれるのではないか

• その他にも、参加者と行動を共にし、話す中で、震災後5ヶ月経ったその時でも様々なことが足りていないことを実感した

その後の活動• 活動報告・動画配信用ウェブ制作

→参加学生のレポート、活動詳細、動画制作法など掲載

感じたこと、将来のこと

私が活動を行った意義動画制作という共同作業を通じて、安藤さんの置かれた状況を理解できたこと

災害ソリューション実践というプロジェクト立案者の話を聞き、大きな組織に属しながら目的意識を持って行動している人を目の当たりにできたこと。今後の行動の指針に加えられたこと。

良い議論ができるメンバーに会えたこと

その後の行動のきっかけとなったこと

災害ソリューション実践とは?

来年度の 現地のどこにどんなニーズがあるのか?

学生のモチベーションは?

何を目的とするのか?

災害ソリューション実践とは?

来年度の

例えば…

ー 4月からニーズ調査、ないしは東京で情報収集

ー 準備を経て夏休みに長期活動

ー 今年の参加者の学生がアドバイザーとして参加

災害ソリューション実践の特徴

ー 東工大の看板を背負った活動である

ー 様々な学生が集まる

ー 半年間授業として活動できる

ご清聴ありがとうございました。

考えてほしいこと

• 東工大生として、震災に対して何ができるか

• 震災から1年が経ったあと、何ができるか