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2016年8月24日 1 @shoe116 黄色いゾウさんと 愉快な仲間たちの 近況報告

黄色いゾウさんと愉快な仲間たちの近況報告 #hadoopreading

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2016年8月24日

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@shoe116

黄色いゾウさんと

愉快な仲間たちの

近況報告

0. 本日の内容

1. 自己紹介

2. 注目キーワード紹介

3. 黄色いゾウさんと愉快な仲間たちの近況

4. 個人的な所感

注) 内容は筆者の個人的見解であり、筆者の所属組織とは無関係です

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1. 自己紹介:@shoe116

なまえ:しゅう (@shoe116)

お仕事:データプラットフォーム部データフィード

- いろんなデータをETLしてHDFSに置いておく

これまで:広告システム→Qubitalデータサイエンス

言語:Python, Java > JavaScript > Scala, C++

興味:No music, no life. No idol, no life.

課外活動:お歌を歌ったり、戯言を並べたり

- https://shoe116.tumblr.com/3

2. 注目キーワード紹介

#HS16SJの注目キーワード

独断と偏見で選んだ、Hadoop界隈注目キーワード。

1. data in motion, data at rest

2. Stream Processing

3. Enterprise

5

[1]

Data in Motion, Data at Rest

• data in motion = 今まさに生まれているデータ

• data at rest = 蓄積済みのデータ

• 今までは“at rest”、つまりデータレイクメイン

• 今後は“in motion”と“at rest”を組み合わせる

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[1]

Stream Processing

• 生まれ続けるデータ(“data in motion”)から、いかに速く価値をだすか?

• 全セッションの1/4はデータの継続的な逐次処理、いわゆるストリーム処理がテーマ

• 今までbatchでしか処理出来なかったことを、どうやってStreamで処理するか

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Enterprise

• 簡単に言うと、HAとセキュリテイ(ACL)のこと。keynoteでは大人気(ある意味当たり前)

• HAは、各社具体的な取り組み報告あり

• セキュリティは「Enterpriseにはセキュリティ大事だよね!」「うんうん!」という感じ

• ACLの話を始めると、HDFSが結局“ファイルシステム”であるという問題が顕在化する

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3. 黄色いゾウさんと

愉快な仲間たちの

近況報告

Hadoopとエコシステムの現状

独断と偏見で選んだ、最近のエコシステムのあり方。

1. Kafkaはデファクトスタンダード

2. Stream処理エンジンは群雄割拠

3. HDFSへのSQLはHiveへ収束

4. Sparkは分析ツール

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[1]

Kafkaはデファクトスタンダード

• 流行りというより、常識になった

• データはKafkaから流れてきて、最終的にHDFSに置かれる

• Stream処理の入り口はほぼKafka一択な感じ

11

[2]

Stream処理エンジンは群雄割拠

• Storm, Spark Streaming, Flink, Flume, Kafka Streams, Heron, and etc

• プロダクションの実績ではStromが一歩リード。

• 注力領域だけあってポジショントークがすごい• Hortonworks 「Strom1.0がでたよ!2系も来るよ!」

• Cloudera 「Stormは直に歴史の1ページ」

• “Ingest and Stream Processing - What will you choose?”[3]にまとまっている

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HDFSへのSQLはHiveへ収束

• HDFSへのSQL(いわゆるSQL on Hadoop)はHiveに落ち着いた。特にメモリに載り切らないSQLはHive一択

• Presto, Drill, Impala等はmassively-parallel processing (MPP)でインタラクティブ、かつデータソースを跨ぐ部分で競争中

• “Apache Hive 2.0: SQL, Speed, Scale”[4]に一通りまとまっている

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Sparkは分析ツール

• パフォーマンスというより、多機能でプログラミングしやすいインターフェースが売り

• Hiveやprestoと同じ、データから価値を出すツール

14

[5]

4. 個人的な所感

#HS16SJの個人的な感想

Hadoop Summit 2016に行った個人的な感想。

1. セキュリティ、特にACLについて

2. オンプレとクラウドの使い分け

3. アメリカすごい、日本ヤバい

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[1]

セキュリティ、特にACLについて

• file systemであるHDFSに直接アクセスされると、schemaでのACLは当然かけられない

• 列指向フォーマットファイル(ORC等)に、抽象化したアクセスを提供するレイヤが待たれる

• つまりそれがLLAP(+Renger)で、目下開発中

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オンプレとクラウドの使い分け

• ちょっと前までは「とりあえずデータはクラウド」って言う感じ

• “data in motion”の処理は当然プロダクションから近いほど有利

• クラウドとオンプレを組み合わせる• “data at rest”はクラウド• “data in motion”はプロダクション環境

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アメリカすごい、日本ヤバい

• HDFS+kafkaをmongoDB+rabbitMQくらいの感じでみんな自然に使ってる

• 日本のビッグデータはまだ目的な気がする、アメリカではすでに手段になっている

• 抱えている課題は日米同レベル、違うのは解決力

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参考資料等

[1] Hortonworks Modern Architecture

http://www.slideshare.net/MatsJohansson4/data-in-motion-data-at-rest-hortonworks-a-modern-architecture

[2][3] Ingest and Stream Processing - What will you choose?

http://www.slideshare.net/HadoopSummit/ingest-and-stream-processing-what-will-you-choose?qid=bcf794fa-e2eb-4eb9-9478-67d42c5a790c&v=&b=&from_search=2

[4] Apache Hive 2.0: SQL, Speed, Scale

http://www.slideshare.net/HadoopSummit/apache-hive-20-sql-speed-scale-63920205

[5] Producing Spark on YARN for ETL

http://www.slideshare.net/HadoopSummit/producing-spark-on-yarn-for-etl

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