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定量的プロジェクト管理ツール(IPF)概要

２０１１年7月30日

注） IPFは仮称であり、正式名称は追って決定されます。

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定量的プロジェクト管理ツールとは

ソフトウェア開発プロジェクト

定量的プロジェクト管理ツール

定量データ

対策

診断実施

計画

•基準値との比較による進捗診断

•ソース規模推移を示す統計

•不良発生原因・発生箇所などの分類統計

•工程別障害件数などの分類統計

分析・診断例

課題管理（障害情報）

版管理（ソースコード）

開発者

進捗管理（計画と実績）

•担当の重要バグ、残12件

プロジェクト・マネージャ（PM )

•特定モジュールにバグが頻発

プロジェクトの進捗を把握

プロジェクト計画値の更新

•現在計画より10% 遅れ

•現状では、課題解決が納期に間に合わない可能性がある

将来進捗を診断

課題の把握・分析

ユーザ

進捗レポートの作成

管理者

運用者

課題の把握・分析

バックアップの取得など

システムの管理

ユーザ

•今週の稼働40時間•担当部分50% 完成

ソースを登録

課題や進捗を更新

プロジェクト・タスクの進捗，課題・障害の解決状況，工数等の把握を定量的データにより行い、中小規模プロジェクトでの品質・信頼性・生産性の継続的向上をサポートするツール。

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本ツールの特徴

定量的データの自動収集 プロジェクト管理ツール（ベース）、構成管理ツール、課題管理ツール

日常使用ツールからの日次業務データの取り込み

Excel, MS Project, CSV等からのデータ収集

グラフ表示による視覚的・直観的な分析・診断機能の提供 ダッシュボード表示 ドリルダウン・ドリルスルー表示 利用者によるグラフ・カスタマイズ

ツールが簡易に利用できることを重視 基本測定量（規模、工数、工期、品質）に絞って提供 オープンソースとして提供 柔軟性・拡張性の確保

利用者による定量データの追加など

高度で複雑な利用方法は将来の拡張

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ツール実装の概要

RDBMS

データ収集機能

分析・診断結果の表示

IPFライブラリの操作

IPF追加機能(プラグイン)

IPFツール化実装

WEB/アプリケーションサーバ(Apache)

プロジェクト管理支援機能

IPFライブラリ(Java)定量的分析・診断機能（グラフ生成）

BIレポーティング・ツール(Eclipse BIRT/

BIRT Report Viewer)

サーブレットコンテナ(Tomcat)

外部形式ファイル

PDF

Excel CSV

MS Project

プロジェクト管理PFの操作

Webブラウザによる参照

一括インストーラ

設定管理機能

版管理ツール

ログファイル

グラフ履歴機能

定量的分析・診断機能

Subversion

Git

ユーザ開発のデータ収集プログラム

httpによる参照

ソース規模収集

プログラム(Subversion用)

ソース規模収集プログラム

(git用)

ETLツールプロジェクト管理ＰＦ

DB

RDBMS

IPF・DB

グラフ表示情報

工期

ソース規模 工数

IPF・DB

ETLツール

定量データ情報

サンプル・プロジェクト

サンプルデータ

ツール化実装版の範囲

プロジェクト管理PF

障害情報

(Redmine,Trac)

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表示グラフの種類

定量管理ダッシュボード 複数のグラフを縮小表示して、プロジェクト状況を俯瞰

プロジェクト俯瞰グラフ 複数プロジェクトの進捗確認、健全性確認

個別グラフ 試験計画項目密度 WBS進捗推移、WBS進捗変化、遅延タスク抽出 EVM評価（進捗、工数）、工数の予実 ソース規模推移、試験進捗率 障害件数変化、障害原因別件数、障害発生密度、障害滞留状況 負荷状況 課題解決予測、長期未解決課題抽出

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定量ダッシュボードのイメージ

注） 本グラフはイメージであり、正式公開時のグラフとは異なる場合があります。

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個別グラフのイメージ（負荷状況）

注） 本グラフはイメージであり、正式公開時のグラフとは異なる場合があります。

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個別グラフのイメージ（WBS進捗推移）

注） 本グラフはイメージであり、正式公開時のグラフとは異なる場合があります。

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本ツールの目標

インフラ基盤としての 高信頼性の要求

要求の多様化・高度化

開発の多様化・高機能化 開発の短期間化・低コスト化

市場競争の激化

法対応・リスク対策 などの社会的要請

課題管理．． 進捗管理．． 品質確保．．

レポーティング．．

高難易度となったプロジェクト・マネジメント作業をサポートする

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IPA（独立行政法人情報処理推進機構） http://www.ipa.go.jp/

SEC（ソフトウェア・エンジニアリング・センター） http://sec.ipa.go.jp/

研究員 大和田 裕 y-oowada@ipa.go.jp

ご清聴ありがとうございました

本年度末公開予定です。 ご意見や使ってみたい方は、下記にご連絡

頂ければ幸いです。

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バックアップ資料

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ツールの目的

[1] ISO/IEC 29155：Software and systems engineering -- Information technology project performance benchmarking framework（現在制定中）。 開発プロジェクトの評価（ベンチマーク）を行う取り組みのフレームワーク [2] ソース規模、バグ件数、工数、工期など。

重点施策

普及活動

ツールの一般提供

定量的なデータ［2］の収集 定量的分析・診断の支援 基準値・計画値との比較

ソフトウェア開発プロジェクトの定量的管理（ソフトウェア開発力の強化）

国際標準ISO/IEC 29155［1］への反映 定量的品質予測のススメ、ITプロジェクトの「見える化」等の出版とセミナー

中小規模プロジェクトでの定量的プロジェクト管理を可能とする

⇒品質・信頼性・生産性の継続的向上

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ツールの位置づけ

活動

活動

系統的なデータ格納

凡例

一般的なデータ格納

ツール

データの流れ

利用の流れ

データを提供する

実行状況を測定する

予実管理を実施する

ベンチマークを作成する

測定値

開発プロジェクト

社内基準値を作成する

①ベンチマーキングの中核活動

社内の蓄積データ

リポジトリ（蓄積データ）

結果を活用する

プロジェクトの改善

ソフトウェア開発企業

広く一般からデータを収集

業界の傾向を示す参照値

②支援活動

③情報源

⑤ベンチマークを支援する道具

④ベンチマーキングの際に参照される外部情報

⑥ベンチマーキングのノウハウを蓄積する経験データベース（ツール利用のノウハウに該当）

測定値

（進行中）（プロジェクト完了時）

リポジトリを管理する

定量データに

関するSECの活動

今回の取り組み将来の取り組み

プロジェクト計画に活用する

道具立てを整える

参照値の利用

データ白書など

ツール

手引き

手法

①～⑥はISO/IEC2 9155による

カテゴリ分け

社内基準値

結果を測定する

ベンチマーキングを実施する

ISO/IEC29155を基にした本ツールの位置づけ

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提供グラフの種類(1/2)

種類 種別 説明

定量管理ダッシュボード 複 自分の担当プロジェクトの詳細を俯瞰

プロジェクト進捗確認 複・棒 遅れ予測部分の（進捗、工数超過）一覧

プロジェクト健全性確認 表 遅れ予測部分の（工数超過、試験実施、障害解決遅れ）一覧

試験計画項目密度 棒 試験項目のカバレッジを確認

WBS進捗推移 折 過去ｎ週間もしくはプロジェクト期間のWBS進捗推移

WBS進捗変化 棒 過去ｎ週間もしくはプロジェクト期間の生産性変化

EVM評価（進捗、工数） 折 生産価値とコスト（工数）を元にEVMグラフを描画

ソース規模推移 折 ソースコードのファイル数・行数、進捗は（実績値/計画値）で算出

試験進捗推移 棒 試験実施項目数/試験項目数

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提供グラフの種類(2/2)

種類 種別 説明

工数の予実 棒 過去ｎ週間もしくはプロジェクト期間の工数の計画と実績と将来推定

障害件数変化 折 件数、未解決件数、の履歴的推移

障害原因別件数 円 障害属性ごとの発生件数割合

障害発生密度 棒 ソース規模に対する発生割合（モジュールごと）

障害滞留状況 Hist 工程ごとの滞留時間（工程を超えたものを明示）

負荷状況 棒 過去ｎ週の作業時間が一定値を超えるかを表示

課題解決予測 折 過去ｎ週平均解決生産性による解決完了日予測

長期未解決課題抽出 棒 長期間解決されていない障害を抽出

遅延タスク抽出 棒 優先度高のWBSの中で予想遅延が高いものを明示

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