ジオメディアサミット大阪2015〜時空間メディアの可能性について考えてみよう〜

Code for Nara 大塚恒平

ジオメディアサミット 2014 古地図・古写真メディア〜過去・現在・未来、 4 次元を繋ぐということ〜

http://www.slideshare.net/kokogiko/ss-35792225

時空間メディアの勃興 古地図・古写真メディア（時空間メディア）が勃興している

時層地図シリーズ© 一般財団法人　日本地図センター

ちずぶらりシリーズ© ATR Creative

timetours© Ovalgear Inc.

今昔写真シリーズ© KAMACON VALLEY LLP

メモハン© 国立情報学研究所　北本研究室

時空間メディアの役割？ 時空間メディアはマニアだけのためのものではない

現在もいずれは過去になる、その時は突然訪れる（東日本大震災等） 過去の地図や写真を呼び水に、現在を残し、未来に伝える 定点観測のために、共通のメタデータも残していく必要性

現在はいつか失われる

引用元： timetours © Ovalgear Inc.

過去は現在の呼び水になる 古写真を元に現在写真を撮っている方

引用元： Facebook グループ「奈良の秘密教えてちょ！　誰も知らない自分の秘密の　奈良をどんどん教えて　ください！」

過去はより古い過去を繋ぐ

和泉国岸和田城図 国立公文書館蔵 現代地図： © Zenrin, Microsoft Inc.

岸和田マッピングでの現代地図と江戸地図の比較で、江戸期海岸線の特定に非常に苦労した＆あってるか自信ない => 明治期の地図があれば助かったかも

共通の仕様やノウハウ検討 古地図や風景画など、歪みのある座標系の共通変換フォーマット 写真の固定位置を再現するための拡張メタデータ（拡張 EXIF ？） 地図も写真も 3 次元の 2 次元への射影、時間経過による重ね合わせ => 共通に扱う技術 地域の人々を巻き込み、自律的に地域をアーカイブしてもらうための仕組み作り

　　 => みんなの知恵を集めて最適化できたら

将来の理想像

この会を取っ掛かりに 時空間メディアの第１人者の方々に集まっていただきました それぞれの思いと技術を持って時空間メディアに取り組む人々 これらの方々や会場の方々の出会いと化学変化で、時空間メディアにまた新しい展開や共通化技術への止揚が生まれたら

=> そして、過去と現在を未来へ引き継ぐ我々世代の責務に貢献できれば、との思いでこのテーマを選びました