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2014/4/12 第6回ZABBIX-JP勉強会での資料です。
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TIS株式会社 池田 大輔 (@ike_dai)
Zabbix徹底活用本に書いたこと、書けなかったこと
2014/4/12 第6回ZABBIX-JP勉強会
自己紹介
池田 大輔
TIS株式会社 戦略技術センター
@ike_dai https://www.facebook.com/ikedai Zabbix,AWS,fluentd,Chef,JobScheduler...
名前
所属
興味
@ITさんで連載「今さら聞けないfluentd~クラウド時代のログ管理入門」(http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1404/04/news004.html)
AWS、VMware監視用プラグイン『HyClops for Zabbix』開発(http://tech-sketch.github.io/hyclops/jp/)
2014/2/7 出版
あれ?
2013/9/18 @ITさんの記事にて
あれ?
2013/9/18 @ITさんの記事にて
2013/10/19 OSC 2013 Tokyo/Fallの発表にて
あれ?
2013/9/18 @ITさんの記事にて
2013/10/19 OSC 2013 Tokyo/Fallの発表にて
2013/11/22 Zabbix Conference Japan 2013の発表にて
謝罪
出る出る詐欺してすいません。。。
謝罪
出る出る詐欺してすいません。。。
その代わりギリギリまで2.2対応の内容を盛り込みました
Zabbix統合監視徹底活用
- Zabbix2.2対応- クラウド環境や仮想環境の監視を Zabbixで実施するための活用術集- Zabbixだけでなく外部ツール (fluentdやChef、GateOne等)との連携術
目次Part1物理・仮想・クラウド環境運用の基礎知識第1章 多様化するインフラ環境第2章 物理環境の監視・管理第3章 仮想環境の監視・管理 第4章 クラウド環境の監視・管理第5章 物理・仮想・クラウド混在環境の監視・管理
Part2 Zabbixによる物理・仮想・クラウド混在環境の統合管理第6章 Zabbixの監視のしくみ第7章 監視の効率性向上第8章 構成管理の効率性向上第9章 設定ファイル、ソフトウェアパッケージ管理の効率性向上第10章 ログ管理の効率性向上 第11章 環境操作の効率性向上第12章 HyClops for Zabbixの概要
ご購入はこちらから技術評論社HP : http://gihyo.jp/book/2014/978-4-7741-6288-1Amazon : http://www.amazon.co.jp/dp/4774162884
今日話すこと
● 書籍に書いたことの一部紹介○ その1 VMware監視機能○ その2 ログ監視機能
● 書籍に書けなかったこと○ Zabbixのインストール手順○ Zabbix2.2の新機能
■ ローダブルモジュール機能■ WMI監視機能
● 本を書いてみて
書籍に書いたこと一部紹介します
● Zabbix2.2.0から実装された機能● Zabbix Serverのシンプルチェック監視機能を拡張● vSphere API経由(vCenterもしくはESXi)でHVやVMの情報を取得● ホストマシン毎にホストグループを自動分類● ホストの自動登録にはZabbixのローレベルディスカバリを拡張
その1 -VMware監視-概要
アーキテクチャ
ZabbixServer
vCenterServer
VMwareESXi
VM VM VM
VMwareESXi
VM VM VM
VMwareESXi
VM VM VMVMwareCache
VMwareCollectors vSphereAPI
simple check (VMwareFrequencyの頻度で)
- クラスタ情報- ハイパーバイザ情報- データストア情報- 仮想マシン情報- イベントログ情報
追加&更新
1. zabbix_server.confの設定
StartVMwareCollectors=1以上に設定VMwareFrequency=vSphereAPIから情報収集する頻度を秒数指定VMwareCacheSize=vSphereAPIからの取得情報格納用キャッシュメモリサイズ指定
2. vCenter Server(もしくはVMwareESXi)用のホスト登録
3. テンプレート「Template Virt VMware」割り当て
4. マクロ登録
{$USERNAME}: vCenterServerへのログインユーザ名{$PASSWORD}: ログインパスワード{$URL}: vSphereAPIのURL (例: https://hostname/sdk)
その1 -VMware監視-利用方法
● ハイパーバイザや仮想マシンに対応したホスト登録は自動化される● が、インタフェース情報とは連携しない● 自動登録されたホストを利用してAgent監視等が実施できない。。● 寺島さんが報告されているIssueの対応を期待
○ https://support.zabbix.com/browse/ZBXNEXT-1990
その1 -VMware監視-
注意点
● 書籍に一覧まとめました
監視できること
その2 - ログ監視 -
● Zabbix Agentのアクティブ監視でログ監視可能● 標準で用意されているログ監視系アイテム
○ log 単一のログファイルの監視用○ logrt ログローテートするファイルの監視用○ eventlog Windowsのイベントログ監視用
● Zabbix2.2からはログ内容の抽出もできるようになった
概要
ログ抽出
sample.log
201310161001 Info Time: 123sec201310161015 Info Time: 100sec・・・
この部分のみ抽出して監視可能※ただし、Zabbixへの保存はLogタイプなので注意(グラフ化ができない)
2.0系: log[filepath, <pattern>, <encoding>, <maxlines>, <mode>]2.2系: log[filepath, <pattern>, <encoding>, <maxlines>, <mode>, <output>]
log[/path/sample.log,"Time: (.*)sec",,,skip,\1]
正規表現によるパターン指定でサブグループが取り込めるよう設定
抽出したいサブグループの番号を指定
その2 - ログ監視 -
● fluentdにはfluent-plugin-zabbix※というアウトプットプラグインがある
○ zabbix_senderを使ってトラッパーアイテムに結果を登録
● これを活用すれば先程のログの中の数値情報だけをZabbixに数値として取り込み、グラフ化も簡単に可能
fluentd
ログ監視機能も充実してきているがまだ弱いところもある
fluentdと組み合わせて・・ - 必要な情報を - 適切な形で - Zabbixに取り込み - 視覚化&アラート通知を
※ https://github.com/fujiwara/fluent-plugin-zabbix
書籍にけなかったこと補足します
Zabbixのインストール手順
Zabbixを使い始めるための基本インストール手順は書いてません
● パッケージインストールする場合は○ http://repo.zabbix.comのものを使うのがポイント
● よく「日本語が文字化けします」とか話を聞きますが○ zabbix-web-japaneseというパッケージを入れれば解決
● 公式ドキュメントをご覧下さい○ https://www.zabbix.com/documentation/2.2/manual/installation
Zabbixのインストール手順
公式ドキュメント
ポイント
● Cで処理を書けばどんな監視アイテムでも拡張可能に● Zabbixの共有メモリの機構を使って効率の良い監視の実現が可能に
○ これまでのzabbix_sender多用による負荷上昇を抑えられる● Cで書くことでZabbixの本体機能として取り込まれやすくなる?
Zabbix2.2の新機能
ローダブルモジュール機能
● Zabbix2.2.0から実装された機能● Zabbix Serverのシンプルチェック監視もしくは
Zabbix Agentの監視にカスタム監視アイテムが追加できる機能● Cで監視処理を書いて、共有ライブラリ(.soファイル)を作成し読み込むだけ
概要
メリット
Zabbix2.2の新機能
ローダブルモジュール機能
● ソースコード取得&展開● 展開したディレクトリ内で./configure実行
○ これを実施しないとconfig.hが見つからないとかエラーがでます● サンプルコード(src/dummy/dummy.c)をコンパイル
○ src/dummyディレクトリに移動してmake実行■ エラーが出る場合、gccのオプションに-fPICを追加
● dummy.soをzabbix_server.confもしくはzabbix_agentd.confのLoadModulePathに配置
● LoadModule=dummy.soと追記してZabbix ServerもしくはZabbix Agentを再起動● あとは、Zabbixの監視アイテムにdummy.pingとかdummy.echo[“hello”]といっ
たアイテムを登録すればdummy.cに書いた処理結果が監視可能
お試し方法
Zabbix2.2の新機能
ローダブルモジュール機能
モジュール作ってみました!公開しました!
と発表したかったところですが。。。
Zabbix2.2の新機能
ローダブルモジュール機能
間に合いませんでした・・・
構想
ZabbixServerAWS
CloudCache
cloud module DeltaCloud
APIOpenStack
CloudStack
- インスタンス情報 ※LLDに適用可能なJSON形式で- CloudWatch等の監視サービス情報
追加&更新
VMware監視機能と同じ感じできそう
クラウド監視モジュール
未完成ですが・・・ ローダブルモジュール開発の参考になれば
https://github.com/ike-dai/zabbix-modules
インスタンスリストの取得とかはできるようになってます・・CloudWatch連携を実装中・・
Zabbix2.2の新機能
WMI監視機能
● WMI(Windows Management Instrumentation)とは?○ OSの情報とか、プロセスの情報とか、デバイスの情報とか
Windowsサーバの情報を収集する仕組み● perf_counterやproc_infoよりも更に汎用的に多くの情報の取得が可能に
概要
● 監視対象のWindowsサーバにZabbix Agentを導入● WMIサービスが動いていることを確認(通常は有効になっているはず)● wmi.get[namespace,wql]というキーでZabbix Agent監視用アイテムを登録
例. zabbix_agentプロセスの仮想アドレス領域のサイズを監視する例
wmi.get[root\cimv2, select virtualsize from Win32_Process where Name like '%zabbix_agent%']
使い方
Zabbix2.2の新機能
WMI監視機能
● WMIで何が監視できるか?○ このあたりが参考になります
■ http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa394570(v=vs.85).aspx○ wmicコマンドが便利
参考情報
C:\>wmic process where (name like '%zabbix_agentd.exe%') get name,VirtualSizeName VirtualSizezabbix_agentd.exe 93048832
本を書いてみて
長期間かけて書くと バージョンアップへの対応とか大変・・
本を書いてみて
1人で書くとかなり孤独です・・・
本を書いてみて
でも・・・
自分の中で改めて情報が整理できたり
新たな発見が沢山得られたので
本を書いてみて
おすすめです!
まずはブログからいかがですか?
最後に
ZABBIX-JPコミュニティの掲示板とか
たくさんの活用情報とか
とても参考にさせていただきました
この場を借りてお礼申し上げます。
以上。