Upload
virtualtech-japan-inc
View
4.332
Download
5
Embed Size (px)
DESCRIPTION
イベント名:書籍出版記念 仮想化技術最新動向セミナー 講師:日本仮想化技術 宮原 日時:2013/4/23 アジェンダ: ー複数台による構成設計のポイント ー導入時の注意点 ーvMotionの設定 ーvSphere HAの設定
Citation preview
複数台を利用したVMware vSphere 5.1の導入
日本仮想化技術株式会社VirtualTech.jp
アジェンダ
• 複数台による構成設計のポイント• 導入時の注意点• vMotionの設定• vSphere HAの設定
2
参考書籍
• 『 VMware設計・構築・運用プロフェッショナルガイド』– 秀和システム刊– ¥3,780– ISBNコード: 978-4798037479– 試用版の入手からインストール、設定など基本的な手順を簡単に解説してくれている
3
複数台構成による設計のポイント
4
設計時に検討すべき項目
• ホストマシン–できるだけ同じもので揃える–できるだけ CPUの種類を揃える
• ネットワーク– VMware HAは物理ネットワークを最低 2系統
• ストレージ– FC SANや iSCSI、 NFSなどの共有可能なストレージを用意
5
ホストマシンの検討
• できるだけ同じマシンを揃える– 構成管理が楽になる
• できるだけ同じ種類の CPUを揃える– Intel-AMD間の vMotion(ライブマイグレーション)は可能ではあるが、できるだけ同じ種類の方が望ましい
• ネットワークとストレージの物理インターフェースを用意しておく–ネットワークは少なくとも 2系統( 4口)
6
ESXiのネットワーク構成• 考慮すべきネットワークは 4種類
–サービス用(仮想マシン用ポート)– 管理用( VMkernel)– vMotion用( VMkernelポート)– iSCSI/NFS用(もし使うなら・ VMkernelポート)
• ネットワーク構成のベストプラクティス– 安定性を高めるなら NICチーミング–それぞれセグメントを別々に分ける– 最低でもサービス用とそれ以外に分ける
7
ネットワーク構成の例(複数ポート)
8
仮想マシンホスト 仮想マシンホスト
ストレージ
ストレージ用
管理用
ライブマイグレーション用
管理端末
クライアントネットワーク
ネットワーク構成の例(最小構成)
9
仮想マシンホスト 仮想マシンホスト
ストレージ管理端末
クライアントネットワーク
管理・ vMotion・ストレージ用ネットワークを兼用
ネットワーク決定事項
• ホスト名– DNSもあると尚良い
• ホスト用 IPアドレス– VMkernel用アドレスを 1つ以上– VMkernelポート 1つでも運用可能だが、トラフィック分散や冗長化のため複数用意するのが理想的
• ESXi管理用/ vMotion用/ストレージ用/ HA用
• vCenter Serverに固定 IPアドレス10
ストレージの検討
• FC SAN– 高速だが、ストレージ装置、 FCスイッチ、
FC HBAのコストが高い• iSCSI、 NFS
– 比較的低コスト– 汎用的な Ethernetスイッチが使える– 操作のし易さからすると NFSか– iSCSIの場合、 VMFSでフォーマットが必要
11
導入時の注意点
インストールするもの
• VMware ESXi Server 5.1.0
• vCenter Server 5.1.0– Windows環境にインストール– 小規模であれば SQL Server Expressが使える
– 大規模な場合は Oracleか SQL Serverを用意
• vSphere Client 5.1.0– Windows環境にインストール
13
インストール先の選択• 基本はローカルディスクへのインストール– 同時に VMFS領域も作られる
• USBメモリや SDカードなどにもインストール可能– USB/SD起動対応ハードウェアが必要– 2GB以上のデバイスを用意– 仮想マシンは共有ストレージを使用– マシンコスト、消費電力を抑えられる– トラブル時のインストールし直しが楽
14
デモ: ESXiのネットワーク初期設定
• インストール時はネットワーク設定は不要– 再起動後、 DHCPで IPアドレスが設定される
• NICが複数ある場合、まず 1つ選択する– ローカルコンソールから設定– 管理用に使用される– 固定 IPアドレスを設定すること
• DNSがある場合は DNSも設定• ホスト名も FQDNで設定しておくこと
15
vCenter Serverのインストール
• Windows Server環境へのインストール• アプライアンス版 vCenter Serverも提供
– 内部は Linuxで動作している• バックエンドに DBが必要
– 5ホストまでなら SQL Server Express• 実際にはログ量で調整可能
–それ以上は Oracleか SQL Serverが必要• 別途 vSphere Clientのインストールも行う
16
vCenter Serverインストール時の注意点
• vCenter Single Sign Onのインストールが必要
• VMware vCenter Simple Installで一括インストール可能
• パスワードの事前チェックがなく、エラーも出ないので要注意– vCenter Server Sign Onの管理者パスワードは大文字小文字記号を混在させて 8文字以上
– データベース SQL ユーザーのパスワードは記号の使用に注意(%などは使えない)
17
vCenter SSO管理者の PW設定
18
SQL Serverの PW設定
19
データセンターの作成
1. vSphere Clientで VCに接続–インストール時に設定したユーザー名 /パスワードを使用して認証
2. データセンターを作成3. ホストを追加
– ESXiホスト 2台を追加• IPアドレスで対象ホストを指定• 管理者認証は root/パスワード
20
vMotionによるライブマイグレーション
仮想マシンを止めずに稼働ホストを変更する
vMotionの条件• ネットワーク設定
– vMotionの VMkernelポートで通信可能– VMkernelポート設定で vMotionをチェック– vMotion先のホストで同一ネットワークラベルの仮想マシンポートが存在
• ストレージ設定– 共有ストレージが vMotion先のホストで参
照可能• FC SAN/iSCSI/NFS
22
ネットワークの設定
1. 設定済みネットワークはサービス用および管理用に使用– vmnic0を使用
2. ストレージ用ネットワークを別途用意– VMkernelポートを追加
3. vMotion用ネットワークを別途用意– VMkernelポートを追加– 「 vMotion:有効」をチェック
23
デモ: ESXiのストレージ設定
• ローカルストレージに ESXiをインストールした場合には VMFS領域が作成済み
• 共有ストレージ利用は接続と領域作成が必要• NFSを使用する場合には、以下のオプションで NFS共有を作成– rw,no_root_squash,sync
• iSCSIを使用する場合には、ソフトウェアiSCSIイニシエーターの設定が必要– iSCSIは色々と大変なので、まずはWindowsなどで iSCSIの接続設定方法の勉強を推奨
24
vMotionの実行
1. 共有ストレージ上に仮想マシンを配置2. 仮想マシンを起動3. vMotionを実行
– 移行したい仮想マシンを選択– 「移行」を実行– 動作ホストが変更されたことを確認
25
vSphere HA
ホスト障害からの VM 自動起動
デモ: vSphere HAの構成1. VMkernelポートを追加
– ノード間相互での死活監視の信頼性向上のため– 物理的な経路を冗長化するため、別 NIC
2. クラスタの作成– vSphere HAを有効にする– その他の設定はとりあえずデフォルトで OK
3. ホストをクラスタへ追加– ドラッグ&ドロップで移動– ホストを vSphere HA対応に設定する時間がかかる
27
ファイルオーバーのテスト1. 仮想マシンの起動
– ファイルオーバーするには仮想マシンが共有ストレージを使用しており、 vMotion可能であることが必要
2. 動作ホストの確認– 仮想マシンがどちらの ESXiホストで動いているか確認すること
3. 動作ホストの電源断4. 仮想マシンの自動起動の確認
– 検知から再起動までに結構時間がかかる28