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ブロケード Webinar シリーズ 第1 古くて新しい Fibre Channel

ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

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Page 1: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

ブロケード Webinar シリーズ第1回

古くて新しい Fibre Channel の “今”

Page 2: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

Brocade Webinar シリーズ

• 最近のブロケード

‒情報発信しています

‒そんななかの Webinar です!

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Page 3: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

講師のご紹介

• 小宮崇博 こみやたかひろ

• Cloud Technology Officer

• @kommy_brcd (twitter)

• 2001年に入社

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Page 4: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

本日のテーマ

• テーマ

‒古くて新しい Fibre Channel の”今”

• どうして?

‒ Software-Defined Infrastructure/Datacenter 時代

‒ストレージも使い方(ClusterFS/Object Storage/NewSQL)にフォーカス

‒接続はTCP/IPでいいじゃない

‒ Fibre Channelってメインフレームと同じで進化してないんでしょ?

ということで、Ceph/SheepdogやHDFS等の話はしません

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Page 5: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

プラットフォームの変遷

Source: IDC

数百万メーカ独自の専用機能

メインフレーム SNA

数億一部個別機能

標準化ハードウェア

クラサバ

PCLAN/WAN

アーキテクチャコンピュート

数十億

オープン仮想化

ソフトウェア駆動

モバイルクラウドベース

The New IPThe 3rd Platform

ネットワークユーザー数

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Page 6: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

本日のテーマ古くて新しい Fibre Channel の”今“

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Page 7: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

ストレージ

• ストレージもずいぶん進化してきました

読み書き

読み書き、

スナップショット、

レプリケーション、

マイグレーション、

ファイル

豊富な機能性

RAMAC

(Wikipedia)

250 IOPs 500,000 IOPs

2000倍

SSD

(Samsung)

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Page 8: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

Fibre Channel 開発の背景

• なぜFCが必要となったのか?

‒取り回しがしやすく、メトロエリアまで延長できる高速なケーブルが欲しかった

• なぜ延長ケーブルが欲しかったのか?

‒当時のストレージは 1億円@1TB だったので、共有するしかなかった

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Page 9: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

開発当時のFCとその他のメリット

• ネットワークの自動化、シンプル化の実現

‒ 1999年当時に”2011年に実用化した Ethernet Fabric”と同じこと(自動構成、マルチパス、任意トポロジ)ができた

• DC 内の Ethernet に比較して高スループット

‒ Gigabit Ethernet がまだない時(1996)に Gen1 FC(100MB/s)ができた

• Gigabit Ethernet の要素技術はFCがベース

‒ Gigabit Ethernet がまだ高い時(2001)に Gen2 FC(200MB/s)ができた

• IP over FC を使って LAN/SAN で2Gbps を共有!という応用もあった

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Page 10: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

Fibre Channel の歴史

http://fibrechannel.org/images/FibreChannelSpeedmapV20.pdf

わたしがBRCDに入社

来年!!

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Page 11: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

Fibre Channel の進化

• ストレージネットワークは?

1Gbps 16Gbps

16倍

(来年

ようやく

128倍)

Fabric Watch

Webtool

Extended Fabrics

MAPS

Flow Vision

ClearLink

Virtual Fabric

QoS

Traffic Isolation

PeerZoning/TDZ

REST API

Analytic and Monitoring Platform

豊富すぎる機能性

でも知られていない

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Page 12: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

当時のストレージ・ソリューション

• 共有ストレージによるサーバクラスタリング

• 共有ストレージによるコストダウン

• 高速バックアップ

• 災害対策

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高性能 中性能大容量

バックアップ レプリカ今でも意義はゼロではないが…

Page 13: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

2nd Platform 時代の課題

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課題1設定はデバイスごとに行っている。そもそもシステム全体のオーケストレーションが行われていない

課題2爆発する仮想マシンの数に対応するストレージになっていない

課題3サーバだけを仮想化していて、ストレージサービス等の要素はハードウェアやベンダに依存

業務を構成する仮想マシン

File/Obj

Page 14: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

課題1への答えシステムレベルでの設定

• FCストレージ環境の設定

‒ネットワーク

• ゾーン(アクセス制御)

‒ストレージ

• ボリューム構成

• ボリュームマッピング

‒サーバ

• 論理ボリューム構成

• マウントポイントの設定

• ファイルシステムの構成

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Zone設定

多層に渡る

設定があり、

難しそう

でもFCかiSCSI

で違うのって

ゾーンだけZoneは各スイッチで設定する必要がなく、簡単

Page 15: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

宣伝!FCスイッチオペレーション基礎講座をはじめました

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http://www.brocadejapan.com/event-training/seminar

Page 16: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

課題2への答え性能

• 10G iSCSI vs 8G FC

‒同じストレージ構成で +30% -100% 以上の差

• 8G FC vs 16G FC

‒同じストレージ構成で +30% 以上の差

• 実は価格も…

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THIRD I/O Inc.

An Analysis of 8 Gigabit Fibre Channel & 10 Gigabit iSCSI

30% 〜 100%

30%

Page 17: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

課題3への回答ストレージの仮想化、ストレージサービスの仮想化

• ストレージ仮想化により、ベンダを超えたストレージ機能の提供を実現

• ストレージサービスのソフトウェア化(仮想化)により、即時にストレージサービスのデプロイを実現

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NFS

VM

SMB

VM

クライアント群

A社

RAID

B社

RAID

ストレージ仮想化

ソフト・ハード

Page 18: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

2001年当時と現在での技術の差

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ムーアの法則不揮発メモリ

仮想化技術とその応用 分散アプリケーション パブリッククラウド

BIGDATA Realtime

Software Defined Infrastructure/Shared Nothing

Page 19: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

現在のストレージをとりまく環境

• 大規模

‒サーバ1000台以上

‒サーバ、ストレージからは冗長性も含め5000ポート以上のSANが構成されている

‒複数の AZ/Region

• 分散データ処理

‒非トランザクション系は分散環境

‒トランザクション系は In-Memory クラスタへ

• ソフトウェア化、仮想化

‒ソフトウェアアプライアンス化

• 自動化、自律化

‒ソフトウェアコントロール

‒予測、予防

‒リアルタイム検知

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こういった環境にFCが最適なんです

Page 20: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

大規模クラウドの運用でFCが役に立つ!設計編

• 大規模環境の設計の肝はHA・DR

‒複数の Availability zone/region

‒複数のプロトコル(とりわけストレージ系が重要)がある

• Brocade 7840 により HA/DR の設計をシンプルに!

‒ FCIP+先進機能でデータ保護

‒ IP traffic 最適化機能で IP storage, Oracle Data Guard を最適化

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ビジネスデータだけでなくワークロードの移動も実現

Brocade7840FC・IP trafficoptimization,

extension

Page 21: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

大規模クラウドの運用でFCが役に立つ!構築編

• 大規模環境の構築における頭痛

‒ 初期導入時に発生する問題をすぐに解決するのが難しい

• Brocade ClearLink D_Port が初期導入や保守工数を削減!

‒ コマンド一個で光モジュール、ケーブル、スイッチの問題を切り分け

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RX

TX TX

RXTX

RX TX

RX

RX

TX

RX

TX

スイッチ 光モジュール 光モジュール スイッチ

事例(米国のクラウド事業者)初期デプロイで300ポートそのうち20本のリンクが見えない

D_Portの効果1日で障害箇所を同定(ケーブル/SFP/パッチ)翌日には全リンクが稼働

サポート会社や自営保守しているユーザのデプロイメントコストを削減

光ファイバー① ② ④

Page 22: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

大規模クラウドの運用でFCが役に立つ!運用編その①

• 大規模環境の困ったこと

‒ 月に1台程度のサーバ(もしくはアダプタ)は壊れる

‒ アダプタを変えるとストレージの設定、SANの設定が全て変わる

• Fabric assigned port WWN+SANブートが故障交換をシンプルにする

‒ FabricからサーバのアダプタにWWNをプッシュ

‒ サーバはWWNに紐づくブートボリュームから起動

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10:00:xx:yy:zz:00:00:01 10:00:xx:yy:zz:00:00:02

サーバのステートレス化

SANboot

ボリューム

Page 23: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

大規模クラウドの運用でFCが役に立つ!運用編その②

• 大規模環境の困ったこと

‒ パフォーマンスが悪化した場合、どこが悪いのかわからない

‒ SANなのか、ストレージなのか切り分けたい(少なくともアプリは変えていないという前提)

• Bottleneck Detection、解析エンジンが解決!

‒ bottleneckmon コマンドで遅延、輻輳、エラーなどが切り分け可能

‒ モニタリング&解析エンジンによりリアルタイムにファブリックの事象を把握&通知

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Analytic

Monitoring

Platform

(AMP)

この ITL が遅い!

(もっというと

ストレージが遅い)

Page 24: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

AMPの宣伝!2015/8/25 出荷開始

Analytic

Monitoring

Platform

(AMP)

ファブリック中の全スイッチで全フローについて、下記の情報を取得し、関連付けを行うことで、何がおかしいかを抽出する(自動で!)

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Page 25: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

大規模クラウドの運用でFCが役に立つ!運用編その③

• 大規模環境の困ったこと

‒ 変更は日常茶飯事

‒ 新規オーダからデプロイまで分単位を要求される

‒ サーバ、ストレージ、SANとレイヤが多い

• APIにより自動化を実現

‒ OpenStack cinder 連携

‒ Brocade Network Advisor REST API 連携

‒ Target Driven Zone 連携

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OpenStackcinder

FC SAN zone mgr

Block Volume mgr

Zone をオーケストレータから自動設定

ストレージボリュームも自動設定

OpenStack 連携

Brocade Network Advisor

REST API

ユーザスクリプト

管理ソフト(BNA)経由で各種設定を実現

(REST/SMI-S/その他)

BNA 連携

SMI-S

Zone をストレージ

側からFC inbandで

自動設定

TDZ連携

Page 26: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

最新FC-SANの適用イメージ

• クラウド、仮想化+DR

‒ VDIなどを含む、高密度仮想化基盤

‒ワークロードを予想できないIaaS

‒ベアメタルクラウド

• トランザクションシステム+DR

‒大規模RDBMS

‒ In-memory + backend storage

• テクニカルワークロード

‒ CAD/CAE

‒ Render Farm/Modeling/ポスプロ

‒ 4K/8K メディア

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BR7840を利用したハイブリッド型によく適合

Gen5 FC/Analytic Monitoring Platformを利用した FC システムが適合

Page 27: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

FABRIC!!!ブロケードが主張し続けていること

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VirtualizedResources

Programmable

Convergence Fabrics

Open

SoftwareFunctions

Visualized,Automonous

Bandwidth,Latency

重要なコンピュート基盤

ストレージ仮想化ソフト

ソフト・アプライアンス

リソース仮想化

オーケストレータ連携

BIGDATA利用

FC/IP データ最適化

標準準拠

デファクトスタンダード採用

標準準拠

ヘテロベンダ

Fibre Channel

Ethernet

Page 28: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

まとめ

• Fibre Channel は今も進化し続けている

‒性能だけではなく、大規模環境に最適な機能性を提供

28Fibre Channel SAN

Brocade 7840Extension

Brocade 7800 Extension

Brocade 6510

Brocade 300

Brocade DCX 8510

Brocade 6505各社ブレードサーバ組み込みスイッチ

Brocade 6520

Brocade Network Advisor

Gen4 FC

(8GFC)

Page 29: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

FCファブリックで作る高付加価値ビジネスシステム

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ビジネスの創出 リアルタイム経営

営業力/顧客満足度向上

業務の効率化

本来あるべきビジネスシステム像

“大規模かつ即時にスクラップ&ビルドができるシステム“を支える基盤

性能も容量も Software-Defined

高付加価値ビジネスを支える高スループット

自律、自動

ヘテロかつオープン

Page 30: ストレージ・ネットワークがわかるwebセミナー『古くて新しいファイバーチャネルの “今”』

Q&A

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次回のテーマは?

• ご希望、ご要望は下記まで

‒ twitter @brocadejapan

‒ FaceBook ブロケード/BrocadeJapan

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Thank you